Cisco Prime Service Catalog 11.0 設計者ガイド
はじめに
はじめに

はじめに

この章は次のトピックで構成されています。

はじめに

Cisco Prime Service Catalog は次のことを可能にするセルフサービス ポータルです。

  • ユーザは、定義された IT ポリシーとガバナンスのコンプライアンスを確保しながら、新しい IT サービスをオーダーしたり、既存のサービスを変更できます。
  • 組織は、標準化されたサービスの導入を促進し、プライベート クラウド サービス、コラボレーション、モビリティ(BYOD)、デスクトップ コンピューティング、外部サービスなどの内部サービス全体のガバナンスによるライフサイクル管理を実行できます。
  • トラッキング機能を使用した従量制の計測ができ、また、簡単なショーバックやより複雑なチャージバック アプローチが可能になります。

Service Designer の概要

Service Designer モジュールは Prime Service Catalog モジュールの 1 つで、これを使用してサービス設計者はサービスを商品として設計およびパッケージ化し、ブラウジングおよびオーダーのためにエンド ユーザにこれらのサービスを提供できます。

Service Designer を使用して、次のことを行えます。

  • カスタマーが特定のサービスの検索に使用できるカテゴリとキーワードの作成
  • サービス フォームの外観/動作、インタラクティブな Web ページの設計。これを使用してサービス要求がオーダーされ、Service Catalog で追跡されます。
  • 要求またはサービス履行計画の構築
  • サービス提供の視点からの承認フローの設定
  • サービス オーダー許可の設定
  • 電子メール テンプレートと電子メール通知が必要なプロセスとのリンク

下の表で、Service Design モジュールのコンポーネントについて説明します。

表 1 Service Designer モジュールのコンポーネント

コンポーネント

コンポーネントの使用目的

サービス

  • サービス グループおよびサービス定義(提供(実施)計画やサービスの表示など)に加え、サービス フォームによって使用されるアクティブ フォーム コンポーネントを作成および修正します。
  • サービス オーダー許可を設定します。
  • サービス提供の視点から承認フローを設定します。
  • 電子メール テンプレートと電子メール通知が必要なプロセスとをリンクします。

ディクショナリ

個々のデータ エレメント(フィールド)のグループを含み、これらを使用してユーザやサービス実行者はサービス要求を実施するのに必要なデータの入力や表示を行うことができます。 ディクショナリはサービス フォームの基本となる構成要素です。 サービスに必要なデータ フィールドを指定するディクショナリを作成および修正します。

アクティブ フォーム コンポーネント

サービスの外観(以前に定義したディクショナリの設定を使用して指定)と使用感(フォームの外観と動作の両方を動的に調整できるルールの定義を使用して指定)の両方を指定する再利用可能なフォーム コンポーネントを作成および修正します。

サービス フォームの外観と動作は、ディクショナリとそれらのコンポーネント フィールドが、サービス定義に使用されているアクティブ フォーム コンポーネントの一部としてどのように設定されているかによって決まります。

アクティブ フォーム コンポーネントを使用することで、サービス フォーム全体を再利用可能にできます。 慎重によく考えて設計することで、設計者は一般的に使用されているディクショナリまたはディクショナリのセットからアクティブ フォーム コンポーネントを作成し、それらを 1 回設定するだけで済みます。 その後、追加設定を行わずに、このフォーム コンポーネントを必要に応じてさまざまなサービスに組み込むことができます。

スクリプト

JavaScript 関数を作成して、アクティブ フォーム コンポーネントに定義したルールを補足し、JavaScript ライブラリを維持します。

カテゴリ

サービスおよびサービス カテゴリが Service Catalog モジュールに表示される方法を指定します。 カスタマーは、特定のサービスの検索にカテゴリを使用できます。

キーワード

サービス カタログ検索エンジンで使用されるキーワードを定義および管理します。 カスタマーは、特定のサービスの検索にキーワードを使用できます。

目的

[サービス定義の提供(Service Definition Offer)] タブで定義された測定可能なサービス提供目標を定義および管理します。

内線番号(Extensions)

サービスとカテゴリのカスタム属性を定義し、Service Catalog モジュールのランディング ページでカテゴリのプレゼンテーションを管理します。

履歴(History)

エンティティ タイプまたはユーザ名によるフィルタに基づいて、サービス設計の変更履歴を追跡し、詳細を表示します。

上記のすべてのコンポーネントは、Service Designer のすべてのユーザに表示されるわけではありません。 Service Designer モジュールを選択したときに表示されるコンポーネントは、Organization Designer で付与されたロールに対応します。 詳細については、『Cisco Prime Service Catalog Administration and Operations Guide』の「Organization Design」の章を参照してください。

完全なサービスとは

完全なサービスでは、サービスの内容と、プロセスの各段階においてサービスの提供に関連して期待される事柄を明確に伝える必要があります。 通常、次のことに回答する必要があります。

  • このサービスでオーダーするもの
  • 含まれる内容
  • サービスの必要性 (または、自分に適したサービスであるかどうか)
  • サービスのオーダー方法
  • 提供までの所要時間
  • 費用

サービスには、次のような詳細情報がさらに含まれている場合もあります。

  • サービス提供プロバイダーに対する追加のタスク指示
  • サービス要求を実行するために完了する必要のある一連のタスクのチェックリスト
  • サービスの提供が遅れた場合の条件付きステートメントを使用した安全策

エンド ユーザは、Service Catalog に表示される情報を使用できる必要があります。 同様に、サービス要求を受け取り、サービスを提供するサービス チームに対しても同じようにサービス定義とサービスに対する期待を明確に示す必要があります。