Cisco Prime Service Catalog 11.0 設計者ガイド
請求のレートとアカウントの設定
請求のレートとアカウントの設定

請求のレートとアカウントの設定

この章は次のトピックで構成されています。

請求のレートとアカウントの設定

はじめに

請求レートを設計でき、また、使用率に基づいてサービスを請求するアカウントと契約も設定できます。 Prime Service Catalog のデマンド管理モジュールを使用して、顧客のサービス項目の消費と請求/チャージバックを管理できます。

ポートレットにアクセスするには、Portal Designer モジュールの [アカウント(Accounts)]、[契約(Agreements)]、および [請求レート(Billing Rates)] ポートレットへの読み取り権限が付与されている必要があります。 ポートレット、ポータル ページ、およびポータル ページ グループを使用して Organization Designer モジュールの権限を付与することもできます。 詳細については、『Cisco Prime Service Catalog Administration and Operations Guide』の「Assigning Permissions」の項を参照してください。

デマンド管理における重要なコンセプトは次のとおりです。

  • 請求レート:これは、関連する操作のタイプによって特徴付けられる、サービス項目の消費に値段を付けるために使用されるレートまたはレート プランです。 請求レートは、社内の IT チャージバックのシナリオにも同様に適用できます。 これらは、デマンド管理の観点からチャージバック率と同意語として使用されます。
  • クォータ:クォータは顧客が消費することができるサービス項目リソースの最大量を制御します。 それらは、全項目数、または特定のサービス項目属性の値の合計の形式で指定されます。 クォータは、サービス項目で定義された対応するポリシーによって強制されます。
  • アカウント:各アカウントはサービス プロバイダーが処理する論理的または物理的な顧客を表します。 各アカウントは、請求/チャージバックおよびクォータ管理の目的で営業部門または 1 つにグループ化された複数の営業部門をカバーすることができます。
  • 契約:契約は、アカウントが消費する可能性があるサービス項目のタイプとクォータをカバーします。

請求可能レートの設定

サービス項目消費の請求データは、請求可能なイベントが発生するたびに記録されます。 サービス項目消費の請求レートは通常、操作タイプおよび/または消費した数量によって異なります。

はじめる前に:

請求レートの設計時は、次の要因を考慮する必要があります。

  • サービス項目のどんな状態変更またはアクションが請求イベントを構成しているか。
  • これらの請求イベントをモデル化するために定義する必要がある操作は何か。
  • 請求レートはどのように定められるか。 それらのレートは消費されたサービス項目リソースの量に応じて変化するか、または一定のレートか。 さまざまなタイプのカスタマーに対し異なる価格設定方式があるか。
  • 消費はどのように測定されるか。 サービス項目のどの属性が消費量を把握するか。
  • 請求イベントとともに取得する必要がある他の情報は何か。

    ステップ 1   Service Item Manager の [サービス項目の定義(Define Service Item)] ページで請求可能なイベントを操作として作成します。 [請求可能(Billable)] チェック ボックスが有効になっている操作のみに対し、請求レートを設定できます。
    ステップ 2   異なる会計期間および/または異なるアカウントの同じ請求可能な操作に対する異なる価格設定方式を分別するために、複数の請求レート グループを定義します。
    ステップ 3   請求レート グループが所定の位置に設定されたら、請求可能な操作に 1 つ以上の請求レート表を作成します。 [請求レート(Billing Rates)] ポートレットを使用して対応するレート表を作成します。
    ステップ 4   [請求レートの定義(Billing Rate Definition)] タブで、請求レートの検索に使用されるサービス項目属性と、メモ情報としてレートとともにキャプチャされるサービス項目属性を指定します。
    ステップ 5   [請求レート表(Billing Rate Table)] タブで、検索属性値の一意の組み合わせに対応するレートおよび/またはレート コードを入力します。
    (注)      請求レート グループは、アカウントがセットアップされたときに 1 つまたは複数のアカウントと関連付けられます。 請求レート グループの関連付けは、期間の間で請求レートの変更がある場合、会計期間の変わり目に更新する必要がある場合があります。
    ステップ 6   サービス項目の請求可能な操作が呼び出されると、サービス項目の請求レートは請求レート表で定義されている照合請求属性の値に基づいて導き出されます。
    ステップ 7   請求情報は、請求履歴テーブルで照合され記録されます。 請求履歴は、[請求履歴(Billing History)] ポートレットからアクセスできます。 また、サードパーティの請求エンジンに渡してさらに処理するために REST Web サービスからも取得できます。

    同様のレートに対する請求グループの作成

    各サービス項目に実行される操作は異なる場合があるので、各操作の請求レートもまた異なります。 レート表を論理的に関連付け、同様のレート表をグループ化するには、請求レート グループを作成します。 複数のレート グループを作成できます。

    手順


      ステップ 1   [デマンド管理(Demand Management)] > [請求レート(Billing Rates)] の順に選択します。
      ステップ 2   左側のリスト パネルで [+追加(+ Add)] をクリックし、[レートグループ(Rate Group)] を選択します。
      ステップ 3   [新しい請求レートグループの追加(Add New Billing Rate Group )] ウィンドウで、レート グループの名前説明を入力します。
      ステップ 4   [追加(Add)] をクリックします。
      ステップ 5   [請求レートグループ定義(Billing Rate Group Definition)] ページで [保存(Save)] をクリックし、作成したレート グループを保存します。

      レート グループが左のリスト パネルに表示されます。


      サービス項目のレートの設定

      請求属性と参照に使用できる属性を定義するための請求レート表を作成できます。 また、サービス項目のレートを設定するために、請求レート表を使用することもできます。


      (注)  


      Organization Designer モジュールで請求レートを管理する権限があることを確認します。

      請求レート表のコンテンツ パネルには、2 つのタブが含まれています。

      [請求レートの定義(Billing Rate Definition)]:請求属性と請求に使用できるサービス項目タスクの操作を定義できます。

      [請求レート表(Billing Rate Table)]:サービス項目のレートを設定できます。

      サービス項目操作に対して複数のレート表を作成できます。 サービス項目操作が開始されると、システムは請求レート表を参照し、レート コード、レート、およびメモ属性とともにエントリを請求履歴テーブルに挿入します。

      請求レート表を作成するには、次の手順を実行します。


        ステップ 1   [デマンド管理(Demand Management)] > [請求レート(Billing Rates)] の順に選択します。
        ステップ 2   左側のリスト パネルで [+追加(+ Add)] をクリックし、[レート表(Rate Table)] を選択します。
        ステップ 3   [新しい請求レート表の追加(Add New Billing Rate Table)] ウィンドウに必要な情報を入力します。 次の点を確認します。
        • [名前(Name)]:名前は英数字から成り、英字から始めます。
        • [サービス項目タイプ(Service Item Type)]:レート表に関連付けるサービス項目タイプ。 サービス項目にすでに定義されている属性は、[請求レート表(Billing Rate Table)] タブでレートを設定するために使用されます。
        • [レートグループ(Rate Group)]:ドロップダウンリストからレート グループを選択します。 レート グループはレート表に関連付けられます。
        • [単価(Unit Rate)]:サービスの価格を単価を使用して計算する場合は、チェック ボックスを選択します。 サービスの価格は、単価をサービス フォームの対応する属性値と掛けることによって計算されます。 計算されたレートは、単価フラグが設定されている場合、請求履歴テーブルに保存されます。 単価は、Catalog Deployer でのエクスポートおよびインポートの操作中にも考慮されます。 エクスポート/インポート中に考慮するエクスポート/インポートの請求レートとオプションの詳細については、『Cisco Prime Service Catalog Administration and Operations Guide』の「Managing Content Deployment」の章を参照してください。

        たとえば、単価が 10 ドルのハード ディスクを注文し、注文数量が 2 の場合、請求可能な金額は 10*2 つまり 20 ドルです。 サービス フォームに入力した数量、すなわち 20 ドルは、請求レート表と請求履歴に保存されます。

        単価ごとの請求では、段階レートや数量割引などのより複雑な請求レートの計算はサポートされません。 したがって、[単価(Unit Rate)] を選択するときは次の点を確認します。

          • 請求可能な請求レート属性は 1 つだけか。
          • レート表のデータに存在するデータ レコードは 1 つだけか。
          • 単一の請求可能な属性は、「Number」データ型のみでなければいけません(Integer/Long/Double/Money)。
          • データ タブに複数のレコードがある場合は、単価フラグを選択しないでください。
        ステップ 4   [追加(Add)] をクリックします。 請求レートのコンテンツ パネルには、2 つのタブが含まれています。
        • [請求レートの定義(Billing Rate Definition)]:ステップ 3 ですでに定義した属性が表示されます。 このタブには、次のテーブルが含まれています。
          1. [請求レート属性(Billing Rate Attributes)] テーブルでは、請求を検討する属性を [請求(Billing)] チェック ボックスで選択し、参照用に保存する他の属性を [検索(Lookup)] チェック ボックスで選択します。

        [請求レート属性(Billing Rate Attributes)] テーブル内の情報は、[BiBillingHistory] テーブルに保存されます。 [BiBillingHistory] テーブルは、サービス項目タスクのレートを計算するために請求エンジンによって使用される場合があります。

        1. [請求レート操作(Billing Rate Operations)] テーブルで、請求レート表に関連付けるサービス項目操作の [適用しますか(Apply?)] チェック ボックスをオンにします。

        [請求レートの定義(Billing Rate Definition)] タブには、サービス項目操作の作成時に定義した請求可能な操作が表示されます。 3 ~ 10 ページの「サービス項目操作の設定」を参照してください。

        • [請求レート表(Billing Rate Table)]:サービス項目操作のレートを設定するには、[追加(Add)] をクリックします。 グリッドの最後に空白の行が表示されます。ここに属性の適切なレート情報を入力できます。 複数の請求レート コードを設定できます。

        たとえば、SanDisk などのサービス項目は、IBM や Cisco などの複数の企業に適用できます。 SanDisk を使用している会社名に基づいてレート コードを作成できます。

        レートは、測定単位によっても異なる場合があります。 SanDisk の使用率に対する請求レートに応じて複数のレート コードを定義できます。 SanDisk が使用される月数、日数、または時間数などの使用率ごとにレート コードを作成できます。

        請求レート表に表示される属性は、[請求レートの定義(Billing Rate Definition)] タブでサービス項目に定義された請求属性の one-one マッピングです

        ステップ 5   [保存(Save)] をクリックします。

        請求処理のためのアカウントの設定

        アカウントは、サービスを消費することができ、消費したものについて請求を受ける 1 つ以上の組織単位(OU)をカバーします。 そのため、ユーザがサービスをオーダーすると、アプリケーションはそのユーザがアカウントにマッピングされている OU に属しているかどうかを確認します。 アカウントを使用して、クォータを割り当てて追跡できます。

        アカウントには次の 2 種類あります。

        • テナント アカウント:テナント アカウントには OU との 1 対 1 の関係があります。

        リソース消費を個人のホーム OU メンバーシップに基づいて追跡する場合にテナント アカウントを作成します。 テナント アカウントは、単一の OU または階層組織(つまり、1 つまたは複数のレベルのサブユニットを含む OU)をカバーできます。 テナント アカウントは、階層の最上位の OU に関連付ける必要があります。 組織階層のメンバーが請求またはクォータの影響があるサービスをオーダーすると、個人のテナント アカウントのメンバーシップは、その人のホーム OU に関連付けられたアカウントを検索することによってシステムで自動的に判断されます。 関連付けられているテナント アカウントがない場合、システムは親 OU で検索を繰り返し、アカウントが特定されるまで組織階層全体を上向きに移動します。

        • プロジェクト アカウント:これは OU のグループです。 プロジェクト アカウントは複数の OU に関連付けることができます。

        相互に関係しているかしていないかに関わらず、OU のグループに対しクォータがまとめて追跡される必要がある場合に、プロジェクト アカウントを作成します。 プロジェクト アカウントのメンバーがアカウントに対し請求またはクォータの影響があるサービスをオーダーする場合は、プロジェクト アカウント情報は、テナント アカウントの検索を上書きするためにサービス項目操作に含まれる必要があります。 たとえば、サービス項目タスクで、関連付けられたサービスの項目ベースのディクショナリには [AccountID] フィールドを組み込み、消費について追跡されているプロジェクト アカウントの対応する値に設定する必要があります。

        ほとんどの場合、テナント アカウントは営業部門のモデル化に使用され、プロジェクト アカウントはプロジェクトに確立されるグループのモデル化に使用されます。

        アカウントの属性の定義

        属性は、すべてのアカウントに共通です。 サービス設計者の場合は、属性を使用してすべてのアカウントについて把握する必要がある追加の属性(Taxpayer ID など)を定義することができます。 ドメインに基づいて異なるようにカスタム属性を定義できます。 属性値は、ポリシーの電子メール通知で参照/公開される場合があります。 また、ポリシーによってトリガーされるサービス要求に対するパラメータとして渡すことができます。


          ステップ 1   [デマンド管理(Demand Management)] > [アカウント(Account)] > [アカウントの定義(Define Account)] の順に選択します。
          ステップ 2   [アカウントの定義(Define Account)] タブで、[追加(Add)] をクリックします。 グリッドの最後に空白の行が表示されます。ここにエントリを入力できます。
          ステップ 3   [保存(Save)] をクリックします。

          属性を削除するには、[デマンド管理(Demand Management)] > [アカウント(Account)] > [アカウントの定義(Define Account)] の順に選択し、属性を選択して [選択項目の削除(Remove Selected)] をクリックします。

          アカウントの作成


            ステップ 1   [デマンド管理(Demand Management)] > [アカウント(Account)] > [アカウントの管理(Manage Account)] の順に選択します。
            ステップ 2   [アカウントの管理(Manage Account)] タブで、[追加(Add)] をクリックします。
            ステップ 3   次の詳細を入力します。
            • [名前(Name)]
            • [アカウントタイプ(Account Type)]:作成するアカウントのタイプに応じて、オプション ボタンをクリックします。
            • 説明
            ステップ 4   [追加(Add)] をクリックします。

            入力した詳細は、[アカウント情報(Account Information)] パネルに表示されます。

            ステップ 5   [アカウント情報(Account Information)] パネルで、次の手順を実行します。

            表 1 アカウント情報

            フィールド

            操作

            説明

            請求レートグループ(Billing Rate Group)

            検索アイコンをクリックします。 レート グループを選択し、[追加(Add)] をクリックします。

            レート グループ ウィンドウに、すでに定義しているレート グループが表示されます。 同様のレートに対する請求グループの作成を参照してください。

            組織

            検索アイコンをクリックします。 OU を選択し、[追加(Add)] をクリックします。

            組織ウィンドウに、[組織(Organization)] で作成した組織が表示されます。

            役職(Functional Position)

            役職を選択し、[追加(Add)] をクリックします。

            役職ウィンドウに、[Organization Designer] > [役職(Functional Positions)] で作成した役職が表示されます。

            カスタム属性(Custom Attributes)

            カスタム属性テーブルには、請求処理のためのアカウントの設定で定義したサービス項目属性が表示されます。

            ステップ 6   [保存(Save)] をクリックします。

            アカウントに関連付けられている契約およびサービス項目サブスクリプションがない場合にのみ、アカウントを削除できます。 アカウントを削除するには、[デマンド管理(Demand Management)] > [アカウントの管理(Manage Account)] の順に選択し、アカウントを選択して [削除(Delete)] をクリックします。

            使用(契約)に基づく請求レートの設定

            契約を使用して、使用されたサービスに基づいてアカウントに請求することができます。 サービス項目の最大クォータを指定するために契約を設定できます。 したがって、クォータによって管理される属性のみを契約を作成するために使用できます。

            また、複数の契約およびサブ契約を作成し、OU またはアカウントに関連付けることができます。 たとえば、カスタマー(OU またはテナント アカウント)がサービス項目に対するクォータを自分のサブ OU に分散できるように契約のサブ契約を作成できます。

            契約は、テナントまたはプロジェクト アカウントがクォータ管理されているサービス項目を消費できるように作成されます。 「クォータによって管理される」というマークが付いた属性を持つサービス項目は、個々のアカウントによるオーバーサブスクリプションを防ぐために消費に対する規制が必要なリソースです。 したがって、契約は、特定の属性の「数」(サービス項目インスタンスの最大数)または「合計」(すべてのインスタンスに対する属性値の総数)のフォームに指定された、関連付けられたアカウントに対し定義されたサービス項目クォータのセットです。 使用される数は、契約でも追跡されます。

            たとえば、各アカウントにプロビジョニングされた仮想マシンの最大数と消費される vCPU の総数を制限する必要がある場合、サービス設計者は最初にサービス項目定義で vCPU 属性をクォータによって管理されるとマークし、その後に仮想マシンの数と割り当てられた vCPU の合計に対するカウント クォータが含まれる契約テンプレートを作成します。 新しいアカウントがセットアップされると、ファイナンス マネージャはテンプレートから契約を作成し、アカウントに割り当てられるクォータを指定し、適切なしきい値でクォータ チェックを実行するためのクォータ ポリシーを定義します(たとえば、80% の消費でアカウント マネージャに通知し、100% の消費でオーダーを停止するなど)。

            アカウント、契約およびクォータ ポリシーが整った後、アカウントに対し新しい仮想マシンを作成するためのサービス項目操作が処理されると、システムは次の手順を実行します。


              ステップ 1   操作に関与するアカウントの契約を検索します。
              ステップ 2   契約内の仮想マシンに対するクォータの合計と使用済みクォータを検索します。
              ステップ 3   契約が見つからなかったり、仮想マシンに対応するクォータがない場合は、エラーを返します。
              ステップ 4   関連するサービス項目とアカウントに対するクォータ ポリシーを所定の場所で検索します。 クォータ ポリシーの条件とアクションに基づいて、操作を差し止めるべきかどうかを判断します。
              ステップ 5   クォータ ポリシーによって操作の続行が許可されると、仮想マシンの使用済みクォータを 1 ずつ増やし、契約内のこの仮想マシンで消費される vCPU の合計を増分します。

              契約テンプレートの追加

              契約テンプレートは、契約書を効率的に作成できるようにするために作成されます。 契約の作成時は、契約テンプレートにサービス オファリングと属性を定義して、テンプレートを関連付けることができます。 ただし、契約テンプレートで定義されていない可能性がある契約に追加の属性を追加することもできます。 契約はその後、契約テンプレートから関連付け解除されます。


                ステップ 1   [デマンド管理(Demand Management)] > [同意(Agreement)] > [契約テンプレート(Agreement Templates)] を選択します。
                ステップ 2   契約テンプレートのリスト パネルの [追加(Add)] をクリックします。
                ステップ 3   [新しい契約テンプレートの追加(Add New Agreement Template)] ウィンドウで、名前説明を入力し、[追加(Add)] をクリックします。

                入力した詳細が、契約テンプレートの情報パネルに表示されます。

                ステップ 4   契約テンプレートの属性を定義するには、契約テンプレートの情報パネルの属性テーブルで、[追加(Add)] をクリックします。
                ステップ 5   [新しい契約属性の追加(Add New Agreement Attribute)] ウィンドウで次の情報を入力します。
                • サービス項目タイプ(Service Item Type)
                • 集約方式(Aggregate Method)
                • [サービス項目属性(Service Item Attribute)]:[サービス項目属性(Service Item Attribute)] フィールドのドロップダウンリストは、サービス項目を設計したときにクォータ属性によって管理されるように定義した場合にのみ有効になります。 サービス項目属性の管理を参照してください。
                • [クォータ(Quota)]:サービス項目の使用制限を定義します。 管理者の場合は、クォータ割り当てを増やしたり減らしたりできます。 これは、テンプレートで変更できる唯一の属性です。
                ステップ 6   [OK] をクリックし、[保存(Save)] をクリックします。


                (注)  


                [クォータ(Quota)] は、契約テンプレートの作成後に更新できる唯一の属性です。 他の属性を変更するには、更新する必要のある属性が含まれる行を選択し、[選択項目の削除(Remove Selected)] をクリックし、契約テンプレートを保存してから、新しい値で属性を再度追加します。


                契約の追加

                契約を追加するには、次の手順を実行します。


                  ステップ 1   [デマンド管理(Demand Management)] > [同意(Agreement)] > [契約(Agreements)] を選択します。
                  ステップ 2   契約のリスト パネルで、[追加(Add)] をクリックします。
                  ステップ 3   [新しい契約( New Agreement)] ウィンドウで次の情報を入力します。
                  • [名前(Name)]
                  • [アカウントタイプ(Account Type)]:アカウントを関連付けるアカウント タイプを選択します。
                  • [アカウント(Account)]:アカウントは、選択したアカウント タイプに基づいてドロップダウンリストに表示されます。 アカウントに関連付けられた組織単位は、[組織単位の関連付け(Associate Organizational Unit)] タブに表示されます。
                  • [契約テンプレート(Agreement Template)]:契約テンプレートの追加の説明に従って契約テンプレートを作成した場合にのみ契約テンプレートが表示されます。
                  • 説明
                  ステップ 4   [追加(Add)] をクリックします。
                  ステップ 5   [契約(Agreements)] タブのコンテンツ パネルには、次のタブが表示されます。
                  • [契約情報(Agreement Information)]:契約を追加したときに提供した情報がこのパネルに表示されます。 また、その契約と関連付けた契約テンプレートからも情報がインポートされます。 属性テーブルに属性を追加するには、[追加(Add)] をクリックします。
                  • [組織単位の関連付け(Associate Organizational Unit)]:このタブには、アカウントに関連付けられている組織単位が表示されます。 マスター契約の場合は空白になります。

                  マスター契約(テナント アカウントのトップ契約)の場合、タブにはテナント アカウントにすでに関連付けられている OU が表示されます。 サブ契約(マスター契約から作成された契約)の場合、タブは編集可能で、1 つ以上の OU をここで追加できます。 ただし、OU はテナント アカウント OU のサブ OU のみに制限されます。 また、各サブ OU は 1 つのサブ契約とのみ関連付けることができます。

                  ステップ 6   [保存(Save)] をクリックします。

                  サブ契約の作成

                  マスター アカウントに限定されるクォータをサブ アカウントまたは会計期間と適切に共有できるように、親契約のサブ契約を作成できます。 また、アカウントが関連付けられているすべての OU の特定の OU にサブ契約を適用することもできます。

                  サブ契約を作成するには、次の手順を実行します。


                    ステップ 1   [デマンド管理(Demand Management)] > [同意(Agreement)] > [契約(Agreements)] の順に選択します。
                    ステップ 2   契約のリスト パネルで、[追加(Add)] をクリックします。
                    ステップ 3   [新しい契約(New Agreement)] ウィンドウのドロップダウンリストから、作成済みのアカウントを選択します。

                    [親契約(Parent Agreement)] フィールドが表示され、選択したアカウントに関連付けられている契約が一覧表示されます。

                    ステップ 4   ドロップダウンリストから親契約を選択します。
                    ステップ 5   [追加(Add)] をクリックします。

                    [追加(Add)] および [選択項目の削除(Remove Selected)] ボタンが無効になり、サブ契約のクォータ制限の更新のみ行えます。

                    ステップ 6   クォータを必要に応じて更新し、[保存(Save)] をクリックします。
                    ステップ 7   [組織単位の関連付け(Associate Organizational Unit)] タブで [追加(Add)] をクリックし、サブ契約に関連付けることができる組織単位を選択します。 [保存(Save)] をクリックします。

                    サービスの価格設定

                    [価格設定(Pricing)] サブタブを使用して、サービスの概略価格設定と詳細コスト情報を設定します。 サービス コストと価格は、サービスを提供するためのチャージバックの基盤として使用できます。

                    消費に基づいて、または関連する操作のタイプによってサービス項目の価格を設定する必要がある場合は、デマンド管理モジュールで価格設定を行うことができます。 詳細については、請求可能レートの設定の項を参照してください。

                    サービスの価格を定義するには、次の手順を実行します。


                      ステップ 1   [Service Designer] > [サービス(Services)] > [オファー(Offer)] > [価格設定(Pricing)] の順に選択します。
                      ステップ 2   [コストの詳細(Cost Details)] テーブルにコストの詳細を入力します。 コストの詳細情報を参照してください。
                      ステップ 3   [概算価格の設定(Pricing Summary)] テーブルに価格を入力します。 価格設定のサマリー情報を参照してください。
                      ステップ 4   [概算価格の設定の保存(Save Pricing Summary)] をクリックします。

                      価格設定オプションと動的価格設定

                      [概算価格の設定(Pricing Summary)] で指定されたオプションによって、[My Services] > [サービスの概要(Service Overview)] に価格情報がどのように表示されるかが決定します。 [Service Designer] > [オファー(Offer)] > [見積もり/固定(Estimated/Fixed)] からの [価格設定が必要(Pricing Required)] オプションのみが、要求が送信された後に価格設定の時点を挿入することでサービスのワークフローに影響します。 この動作は融通が利かないため、価格を動的に決定する必要のある大部分の状況には適さない可能性があります。

                      柔軟性をより高めるために、サービス設計者は、サービスの価格を動的に設定するアクティブ フォーム ルールを作成できます。 他のアクティブ フォーム ルールと同様、特定のサービス要求の価格を設定するルールは、承認、確認、提供サイクルの間のいつでも、条件付きで実行することができます。 サービス要求の更新された「取引価格」は、[Service Catalog] > [マイスタッフ(My Stuff)] > [オーダーまたは完了したオーダーを開く(Open Orders or Completed Orders)] に表示されます。

                      動的価格設定ルールはすべてのサービスに使用できますが、これは単に「動的に価格を設定する」だけのものではありません。 「固定」に対してこのオプションを使用する唯一の利点は、 カスタマーの期待をより効果的に設定できるということです。

                      サービスの価格を動的に設定するためのルールの使用方法についての詳細は、フォーム ルールを使用した動的なフォーム動作の設定を参照してください。

                      表 2 コストの詳細情報

                      フィールド

                      定義

                      アカウンティングコード(Accounting Code)

                      資本経費や労働費などの経費のカテゴリ。 [追加(Add)] をクリックして、コードを追加します。 [更新(Update)] をクリックして、情報を更新します。

                      説明

                      選択したコードの説明。

                      数量

                      含まれる選択した経費の数。

                      利率

                      サービス当たりのコスト。 [含める(Include)] オプションを選択すると、数量とレートが算出され、合計に反映されます。 [コピー(Copy)] を選択した場合、合計を [概算価格の設定(Pricing Summary)] にコピーすることもできます。

                      コストドライバ(Cost Driver)

                      BTU や CPU など、選択したサービスに適した単位。 使用可能なコスト ドライバのリストは、リスト内の管理モジュールで設定されます。

                      期間(Time Period)

                      [毎日(Daily)] や [1回(Once)] など、サービス経費が適用される期間。

                      小計(Subtotal)

                      所定の経費の数量とレートに基づく価格。

                      含める

                      価格合計に経費を含める場合に選択。

                      [コピー(Copy)] ボタン

                      クリックすると、[コストの詳細(Cost Details)] からの [合計(Total)] が [概算価格の設定(Pricing Summary)] 情報に組み込まれます。

                      表 3 概算価格設定の情報

                      フィールド

                      定義

                      価格

                      このサービスの概略価格。 概略価格を [コストの詳細(Cost Details)] の合計と同じにする場合は、[コピー(Copy)] をクリックします。

                      表示オプション(Display Options)

                      カスタマーは、サービス名をクリックして、オーダーする前にサービスの詳細を確認できます。 価格を表示するオプションが選択された場合、以下のサンプルに示されているように、価格の概略とコストの詳細が [概要(Overview)] ページに表示されます。

                      • [コストと価格の両方を表示する(Display both cost and price)]:[コストの詳細(Cost Details)] 領域に指定した個々の費用と、[概算価格の設定(Pricing Summary)] がカスタマーに表示されます。
                      • [価格のみを表示する(Display only price)]:[概算価格の設定(Pricing Summary)] のみがカスタマーに表示されます。
                      • [コストと価格を表示しない(Do not display cost and price)]:[コストの詳細(Cost Details)] と [概算価格の設定(Pricing Summary)] の両方がカスタマーに表示されません。
                      (注)      メイン メニューで Service Catalog モジュールを選択した場合は、サービスの価格が表示されます。 コストと価格の説明は、Service Catalog モジュールには適用されません。

                      見積もり/固定(Estimated/Fixed)

                      サービスの価格設定タイプ。

                      • [固定価格(Fixed price)]:このオプションは、価格が固定されていることを示します。
                      • [価格設定が必要(Pricing Required)]:これは記述フィールドであり、システムの動作に影響を及ぼすフィールドでもあります。 サービスの価格設定時点をアクティブ化し、[価格(Price)] フィールドに入力した価格を「価格設定の対象」として My Services に表示します。

                      価格設定時点は、承認時点の前に起こり、該当する場合は、提供時点の前にも起こります。 「価格設定が必要」タスクが作成されると、デフォルトのサービス提供キューに送信されます。 そのキューに関するキューへのアクセス権限を持つ Service Manager ユーザは、価格設定時点の間に最終価格を入力して、[価格の設定(Set Price)] をクリックし、サービス要求を前に進める必要があります。 価格設定時点はオプションです。

                      • [時間/実費払い(Time and Materials)]:このオプションは、価格が時間と材料に基づいていることを示します。
                      • [リース(Leased)]:このオプションは、価格がリースに基づいていることを示します。
                      • [見積もり(Estimated)]:このオプションは、価格が見積もられているものであることを示します。
                      • [動的に価格を設定する(Priced Dynamically)]:このオプションは、サービス価格が動的に決定されることを示します。

                      [価格を表示しない(Do not display price)] オプションを選択しない限り、価格タイプは My Services でカスタマーに表示されます。 承認者およびタスク実行者に対するコストまたは価格の表示は、この設定では影響を受けません。

                      説明

                      選択した価格設定の説明。

                      サービスの価格の計算

                      サービスの設計時に、エンド ユーザがオーダー前にサービスの価格を計算できるようにすることができます。 これにより、エンド ユーザはサービスのオーダー時に意識的な選択を行うことができます。

                      見積り価格によって、ディクショナリの請求可能金額が決まります。 ただし、価格の計算を有効にすると、サービス フォームのすべてのディクショナリの合計が計算されたり、各ディクショナリの価格が計算されます。

                      レート表がサービスの請求可能な属性に関連付けられていることを確認します。


                        ステップ 1   サービス項目を作成し、次を実行します。
                        1. 名前、タイプ、ストレージなど、サーバの属性を定義します。
                        2. 請求可能操作と請求不可能操作を定義します。 請求可能操作には、サーバの起動または再起動があります。 請求不可能操作には、サーバの停止があります。

                          詳細については、サービスのサービス項目の定義を参照してください。

                        ステップ 2   サービス項目のサービス項目ベースのディクショナリを作成します。
                        1. ディクショナリ属性として見積もり価格を有効にします。 詳細については、サービス項目ベースのディクショナリを参照してください。
                          (注)      サービス項目の作成時に定義された他の属性がすでに有効になっています。
                        ステップ 3   [アクティブフォームコンポーネント(Active Form Components)] でフォームを作成し、フォームにサービス項目ベースのディクショナリを追加します。 詳細については、サービス項目ベースのディクショナリを参照してください。
                        ステップ 4   サービスを作成し(サーバのオーダーとしてサービスを定義できます)、次を実行します。
                        1. 作成したフォームをサービスに追加します。 詳細については、アクティブ フォームの設定を参照してください。
                        2. タスクを作成します。 [Service Designer] > [タスク(Task)] タブで、サービス項目ワークフローを定義し、以前に作成した請求可能操作を選択します。 ワークフロー タイプは [サービス項目タスク(Service Item Task)] で、タスク名は [サーバの起動(Start Server)] にできます。 詳細については、提供計画でのサービス項目タスクの定義を参照してください。
                        3. [Service Designer] > [全般(General)] の [価格の計算を有効にする(Enable Compute Price)] オプション 詳細については、サービスの作成を参照してください。
                        ステップ 5   サービス項目に適用できる請求レート テーブルを作成します。 詳細については、請求可能レートの設定を参照してください。
                        ステップ 6   アカウントを作成し、サービス項目に適用できる請求レート グループにマッピングされるようにそのアカウントを設定します。 組織単位も追加します。 詳細については、請求処理のためのアカウントの設定を参照してください。

                        [My Services] からサービスをオーダーします。 [価格の計算(Compute Price)] をクリックして、オーダーしたサービスの見積もり価格を評価します。