シャーシの取り付け
シャーシの取り付け

シャーシの取り付け

スイッチの設置準備

スイッチの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory, Compliance, and Safety Information for the Cisco Nexus 9000 Series』を参照し、安全に関する重要な情報を確認してください。


警告


ステートメント 1071:警告の定義

安全上の重要事項

「危険」の意味です。 人身事故を予防するための注意事項が記述されています。 機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。 各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。

これらの注意事項を保管しておいてください。


スイッチは、スイッチに付属のラックマウント キットを使用して、次のタイプのラックに設置できます。

  • 開放型 EIA ラック

  • 穴あき型 EIA キャビネット

使用するラックまたはキャビネットは、ラックの仕様に記載されている要件を満たす必要があります。

現在は、ポート側吸気エアーフローのスイッチ シャーシを発注できます。 このエアーフローは、シャーシのポート側(I/O モジュール側)からシャーシに入り、シャーシの反対側にあるファン トレイと電源モジュールから抜けます。 コールド アイル側に I/O モジュール ポートを配置した状態でシャーシを設置する必要があります。

シャーシを持ち上げる際には、次の注意事項に従ってください。

  • スイッチを持ち上げる前に、電源コードと外部ケーブルをすべて外してください。

  • 足元を安定させ、スイッチの重量が両足に等しく分散されるようにしてください。

  • スイッチは、背筋を伸ばしてゆっくりと持ち上げてください。 背中ではなく足を伸ばして持ち上げます。 腰ではなくひざを曲げるようにしてください。

スイッチを設置するときは、次のガイドラインに従ってください。

  • スイッチの設置と設定を行うときは、設置環境およびメンテナンス記録にスイッチおよびインストールの情報を記録します。

  • スイッチの周囲に、保守作業および適切な通気のための十分なスペースがあることを確認します(スイッチの仕様については、システムの仕様を参照)。

  • ポート(I/O モジュール)がコールド アイルに、ファン トレイと電源モジュールがホット アイルに配置された状態でスイッチが取り付けられることを確認します。 これにより、スイッチは適切に冷却されます。 ポートがホット アイルに配置されると、過熱状態になる可能性があり、スイッチがシャットダウンする場合があります。

  • ラックまたはキャビネットがラックの仕様に記載された要件を満たしていることを確認します。


    (注)  


    キャビネットでジャンパ電源コードが使用できます。


  • シャーシが適切にアースできることを確認してください。 スイッチを設置するラックがアースされていない場合は、シャーシのシステム アースと電源アースの両方を直接アースに接続することを推奨します。

  • 設置場所の電源が、システムの仕様に記載された電源要件に適合していることを確認します。 使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。


    注意    


    鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。 このタイプの UPS は、スイッチに使用すると、データ トラフィック パターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になることがあります。


  • 回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。 北米の場合、電源には 15 A 回路または 20 A 回路が必要です。


    注意    


    入力電力の損失を防ぐには、スイッチに電力を供給する回路上の合計最大負荷が、配線とブレーカーの定格電流の範囲内となるようにしてください。


  • スイッチを取り付ける場合、締め付けトルクを次のように調整してください。

    • 非脱落型ネジ:4 インチポンド(0.45 N·m)

    • M3 ネジ:4 インチポンド(0.45 N·m)

    • M4 ネジ:12 インチポンド(1.36 N·m)

    • M6 ネジ:40 インチポンド(4.5 N·m)

    • 10-32 ネジ:20 インチポンド(2.26 N·m)

    • 12-24 ネジ:30 インチポンド(3.39 N·m)

設置を開始する前に、スイッチとアクセサリ キットに加え、次の項目が揃っていることを確認してください。

  • お客様が準備した 8 本の 12-24 または 10-32 ネジ(スライダ レールと取り付けブラケットを取り付けレールに取り付けるために必要)

  • トルク調整可能な #1 および #2 プラス ネジ用ドライバ

  • 3/16 インチ幅のマイナス ドライバ

  • メジャーおよび水準器

  • 静電気防止用リスト ストラップなどの静電気防止用器具

  • 静電気防止用シート

  • アース線(6 AWG を推奨します)。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。アース線の長さは、スイッチから適切なアース場所までの距離に応じて異なります。

  • アース ラグ端子の寸法に適した圧着工具

  • ワイヤ ストリッパ

ラックまたはキャビネットの設置

スイッチの設置前に、ラックおよびキャビネットの要件に記載された要件を満たす、標準的な 4 支柱の 19 インチ(48.3 cm)EIA データセンター ラック(またはこのようなラックを含むキャビネット)を設置する必要があります。


警告


ステートメント 1048:ラックの安定性

安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。



警告


ステートメント 1018:電源回路

装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。



    ステップ 1   床にラックをボルトで固定してからシャーシを載せます。
    ステップ 2   接合された構造を持つラックの場合は、アースに接続します。 この処置により、スイッチおよびコンポーネントを容易にアースでき、取り付けの際にアースされていないコンポーネントを扱うときに静電破壊を防止するために、静電放電(ESD)リスト ストラップを簡単にアースできます。
    ステップ 3   ラックにある電源装置にアクセスする必要がある場合は、設置するスイッチで必要なアンペア数の AC 電源コンセントを含めます。
    (注)     

    複合電源モードまたは電源装置の冗長性モードを使用している場合、必要な電源は 1 つだけです。 入力電源の冗長性モードを使用している場合は、電源が 2 つ必要です。


    スイッチの開梱および確認

    スイッチは、厳密に検査した上で出荷されています。 輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。


    (注)  


    シャーシの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。


    はじめる前に

    スイッチの電気コンポーネントを保護するために、接地済みの静電気防止用ストラップを着用し、モジュールはハンドルとフレームの端のみで扱います。 静電気防止用ストラップを接地するには、アース、接地済みシャーシ、または接地済みラックに確実に取り付けます。


      ステップ 1   カスタマーサービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。次の品目を含め、すべての品目が揃っていることを確認してください。
      • アース ラグ キット

      • ラックマウント キット

      • 静電気防止用リスト ストラップ

      • コネクタ付きケーブル

      • 発注したオプションの品目

      ステップ 2   破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。 次の情報を用意しておきます。
      • 発送元の請求書番号(梱包明細を参照してください)

      • 破損している装置のモデルとシリアル番号

      • 破損状態の説明

      • 破損による設置への影響

      ステップ 3   すべての電源モジュールとファン トレイが、予想されるエアーフローの方向になっているかどうかを確認します。 このスイッチでは、ファン トレイには表面に赤紫色のストライプが必要で、電源モジュールには赤紫色のラッチが必要です。

      4 支柱ラックへのシャーシの取り付け

      取り付けるスイッチには、調整可能な 2 本の下部支持レールが付属していて、シャーシを支えるために 4 支柱ラックに取り付けることができます。 これらの下部支持レールはそれぞれ 2 部品から成ります。一方はもう一方にスライドするので、36 インチ(91 cm)以下の間隔の前後のマウント支柱でそれらをラックに合わせて調節できます。 各下部支持レールでは、もう一方のレールにスライドするレールの半分にはシャーシのモジュール端に収まるシャーシ止め具が含まれます。 シャーシのポート側に空気取り入れ口がある場合は、シャーシ止め具付きの下部支持レール部品をラックのホット アイル側に配置する必要があります。

      はじめる前に

      下部支持レールを取り付ける前に次のことをすべて行う必要があります。

      • 4 支柱ラックまたはキャビネットが設置されていることを確認します。

      • 他のデバイスがラックまたはキャビネットに格納されている場合は、より重いデバイスが軽いデバイスの下に設置され、スイッチを設置するために少なくとも の空きがあることを確認します。

      • 下部支持レール キットがスイッチに付属していることを確認します。

      • ラックに下部支持レールを取り付けるためのネジが 8 本あることを確認します(通常 M6 X 10 mm のネジ、またはラックの垂直取り付けレールに適したネジ)。


        ステップ 1   次のように下部支持レールをラックに接続します。
        1. 2 つの下部支持レールのそれぞれを構成する 2 本のスライダを切り離し、シャーシ止め具が付いているレールがラックのホットアイル端に接続されるように下部支持レールを配置します。 下部支持レールの上部にシャーシ用に少なくとも の空きスペースがあることを確認します。
        2. 2 本の M6 X 10 mm のネジ(またはラックに適切な他のネジ)を使用して、シャーシ止め具付きの下部支持レールをシャーシのホットアイル側に取り付けます。 ネジに適したトルクで各ネジを締めます(M6 ネジには 40 インチポンド(4.5 N·m)のトルクを使用)。
        3. 下部支持レールの残り半分を取り付けられたレール セットの半分にスライドさせ、2 本の M6 X 10 mm のネジ(またはラックに適切な他のネジ)を使用して、下部支持レールをラックのコールドアイル端に取り付けます。 ネジに適したトルクで各ネジを締めます(M6 ネジには 40 インチポンド(4.5 N·m)のトルクを使用)。
        4. ステップ 2 および 3 を繰り返し行って、拡張式下部支持レールを取り付けたレールと同じ高さでラックの反対側に取り付けます。
          (注)     

          設置した 2 本の下部支持レールをチェックして、両方のレールが水平で互いに同じ高さであることを確認します。 これらが同じ高さでない場合は、高い方のレールを低い方のレールに合わせて下げ、2 本のネジを使用してそのネジに推奨されるトルクでレールをラックに固定します。

        ステップ 2   2 つのフロントマウント ブラケットを次のようにシャーシの側面に取り付けます。
        1. 次の図に示すように、フロントマウント ブラケットの片側にある 2 つの穴をシャーシの左右どちらかの 2 つの穴に合わせます。 ブラケットの反対側がシャーシのポート側に合っていることを確認します。
          図 1. シャーシの側面へのフロントマウント ブラケットの位置合わせと取り付け

          1

          2 つのネジ穴がシャーシの 2 つのネジ穴に配置され、ネジ穴が 1 つあるブラケットの側面がシャーシ前面に配置しているフロントマウント ブラケット。

          2

          ブラケットをシャーシに固定するために使用する 2 つの M4 X 6 mm のネジ。

        2. 2 本の M4 X 6 mm のネジを使用してブラケットをシャーシに取り付けます。 11 ~ 15 インチポンド(1.2 ~ 1.7 Nm)のトルクで締めます。
        3. シャーシの反対側についても、ステップ 2a と 2b を繰り返します。
        ステップ 3   次の手順で、シャーシをラックに取り付けます。
        1. 次の図に示すように、ラックに取り付けた下部支持レールにシャーシの電源モジュールの端をスライドします。

          電源モジュールそばのシャーシの各側面が下部支持レールのシャーシ止め具で留められており、シャーシのどちらかの側面のフロントマウント ブラケットがラックの垂直取り付けレールに接触していることを確認します。

          図 2. 下部支持レールへのシャーシのスライド

          1

          シャーシがレールの端のシャーシ止め具でロックされるように、シャーシの電源モジュールの端を下部支持レールにスライドします。

          3

          下部支持レールのシャーシ止め具に対するシャーシの各側面にある受入穴

          2

          レール上でシャーシを保持するシャーシ止め具(ラックのホットアイル端に取り付けられます)

          4

          シャーシの各側面をラックに固定するために使用する M6 X 10 mm のラックマウント ネジ(またはラックに適切な他のネジ)

        2. 各フロントマウント ブラケットで、M6 X 10 mm のラックマウント ネジ(またはラックに適切な他のネジ)を使用して、シャーシの両側をそれぞれラックに固定します。 これらのネジをそれぞれそのネジに適したトルクで締めます(M6 ネジには 40 インチポンド(4.5 N·m)のトルクを使用)。

        次の作業

        これでシャーシを接地できます。

        シャーシのアース接続

        次の方法で、シャーシと電源モジュールをアースに接続するとスイッチは接地されます。

        • データセンターのアースまたは完全に接合している接地したラックのどちらかにシャーシを接続します(アース パッド位置で)。


          (注)  


          シャーシのアース接続は、AC 電源ケーブルがシステムに接続されていなくても有効です。


        • AC 電源に AC 電源モジュールを接続すると AC 電源モジュールが自動的にアースに接続されます。


        警告


        ステートメント 1046:装置の設置または交換

        装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。


        はじめる前に

        シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになっている必要があります。 データセンターのアースに接続している接合ラック(詳細についてはラック メーカーのマニュアルを参照)にスイッチ シャーシを設置した場合は、アース パッドをラックに接続してシャーシをアースできます。 接合ラックを使用していない場合は、シャーシのアース パッドをデータセンターのアースに直接接続する必要があります。

        データセンター アースにスイッチ シャーシを接続するには、次の工具と部品が必要です。

        • アース ラグ:最大 6 AWG 線をサポートする、2 穴の標準的バレル ラグ。 このラグはアクセサリ キットに付属しています。

        • アース用ネジ:M4 x 8 mm(メトリック)なべネジ× 2。 これらのネジはアクセサリ キットに付属しています。

        • アース線:アクセサリ キットに付属していません。 アース線のサイズは、地域および国内の設置要件を満たす必要があります。 米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、6 ~ 12 AWG の銅の導体が 必要です。 一般に入手可能な 6 AWG 線の使用を推奨します。 アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。

        • No.1 プラス トルク ドライバ

        • アース線をアース ラグに取り付ける圧着工具。

        • アース線の絶縁体をはがすワイヤ ストリッパ。


          ステップ 1   ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。

          ステップ 2   アース線の被膜をはぎとった端をアース ラグの開放端に挿入し、圧着工具を使用してラグをアース線に圧着します(次の図の 2 を参照)。 アース線をアース ラグから引っ張り、アース線がアース ラグにしっかりと接続されていることを確認します。
          図 3. シャーシのアース接続



          1

          シャーシのアース パッド

          3

          アース ラグをシャーシに固定するために使用する 2 本の M4 ネジ

          2

          接地ケーブル、0.75 インチ (19 mm)の一方の端からはがされた絶縁体、アース ラグに挿入され、所定の位置に圧着されます。

          ステップ 3   アース ラグを 2 本の M4 ネジを使用してシャーシのアース パッドに固定し(前の図の 1 と 3 を参照)、12 インチポンド(1.36 N·m)のトルクで各ネジを締めます。
          ステップ 4   アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、スイッチに十分なアースが確保されるようにします。 ラックが完全に接合されてアースされている場合は、ラックのベンダーが提供するマニュアルで説明されているようにアース線を接続します。

          スイッチの電源投入

          スイッチに電源投入するには、AC 電源に 1 個または 2 個の電源モジュールを接続する必要があります。 使用する電源モジュールと電源の数は、次の条件によって異なります。

          • 複合電源を使用している(電源の冗長性を使用しない)場合は、AC 電源 1 個に電源モジュール 1 つを接続します。

          • 電源モジュール(n+1)の冗長性が必要な場合は、両方の電源モジュールを同一の AC 電源に接続します。

          • 入力電源(n+n)の冗長性が必要な場合は、各電源モジュールを異なる電源に接続します。

          はじめる前に

          スイッチに電源投入する前に、以下をそろえる必要があります。

          • ラックに取り付けられ、アースに接続されているスイッチ

          • ご使用の国または地域に推奨される電源ケーブル

          • 使用する電源ケーブルの範囲内にある必要なアンペア数の AC 電源


            ステップ 1   次のように、電源モジュールを AC 電源に接続します。
            1. 使用する国または地域に推奨される電源ケーブルを使用して(サポート対象の電源プラグとプラグを参照)、電源ケーブルの C19 プラグを電源モジュールの電源コンセントに接続します。
            2. 電源ケーブルのもう一方の端を AC 電源に接続します。
            3. LED がグリーンに点灯しているかどうかを確認します。 LED が消灯している場合は、AC 電源の回路ブレーカーがオンになっているかを確認します。
            ステップ 2   2 つ目の電源モジュールを次のように接続します。
            1. 使用する国または地域に推奨される電源ケーブルを使用して(サポート対象の電源コードを参照)、電源ケーブルの C19 プラグを電源モジュールの電源コンセントに接続します。
            2. 電源ケーブルの反対側を同じ AC 電源(電源の冗長性の場合)または別の AC 電源装置(入力電源の冗長性の場合)に接続します。
            3. LED がグリーンに点灯しているかどうかを確認します。 LED が消灯している場合は、AC 電源の回路ブレーカーがオンになっているかを確認します。

            次の作業

            これでスイッチをネットワークに接続できます。