Cisco Nexus 9336PQ ACI モード スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
シャーシの取り付け
シャーシの取り付け

シャーシの取り付け

スイッチの設置準備

システムの設置、操作、または保守を行う前に、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco Nexus 9000 Series』を参照し、安全に関する重要な情報を確認してください。


警告


安全上の重要事項

「危険」の意味です。 人身事故を予防するための注意事項が記述されています。 機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。 各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、装置に付属の安全についての警告を参照してください。

これらの注意事項を保管しておいてください。


本スイッチは、付属のラックマウント キットを使用して、次のタイプのラックに設置できます。

  • 開放型 EIA ラック

  • 穴あき型 EIA キャビネット

使用するラックまたはキャビネットは、ラックの仕様 に記載された要件を満たしている必要があります。

現時点では、ポート側吸気エアーフローを備えたスイッチ シャーシを発注できます。 このエアーフローは、シャーシのポート側(I/O モジュール側)から吸気され、シャーシの反対側にあるファン トレイおよび電源モジュールを通じて排気されます。 シャーシは、I/O モジュール ポートをコールド アイル側に配置して取り付ける必要があります。

スイッチ シャーシを持ち上げる際には、次の注意事項に従ってください。

  • スイッチを持ち上げる前に、電源コードと外部ケーブルをすべて外してください。

  • 足元を安定させ、スイッチの重量が両足に等しく分散されるようにしてください。

  • スイッチは、背筋を伸ばしてゆっくりと持ち上げてください。 背中ではなく足を伸ばして持ち上げます。 腰ではなくひざを曲げるようにしてください。

スイッチを設置する際には、次の注意事項に従ってください。

  • スイッチを設置して設定する際は、設置環境およびメンテナンス記録 にスイッチおよび設置に関する情報を記録します。

  • スイッチの保守作業に支障がないように、また適切なエアーフローが確保されるように、スイッチ周辺に十分なスペースを確保します(スイッチの仕様については を参照)。

  • スイッチを配置する際は、必ず、ポート(I/O モジュール)をホット アイル側に配置し、ファン トレイと電源モジュールをホット アイル側に配置します。 これによって、スイッチを適切に冷却することができます。 ポートをホット アイル側に配置すると、過熱状態になり、スイッチがシャットダウンする可能性があります。

  • キャビネットまたはラックが、ラックの仕様 に記載された要件を満たしていることを確認します。


    (注)  


    キャビネットでジャンパ電源コードが使用できます。


  • シャーシが適切にアースできることを確認してください。 スイッチを設置するラックがアースされていない場合は、シャーシのシステム アースと電源アースの両方を直接アースに接続することを推奨します。

  • 設置場所の電源が、 に記載された電源要件に適合していることを確認します。 使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。


    注意    


    鉄共振テクノロジーを使用する UPS タイプは使用しないでください。 このタイプの UPS は、データ トラフィック パターンの変動によって電流が大幅に変動するスイッチで使用すると、不安定になる可能性があります。


  • 回路の容量が、各国および地域の規格に準拠していることを確認します。 北米の場合、電源には 15 A 回路または 20 A 回路が必要です。


    注意    


    入力電力の損失を防ぐには、スイッチに電力を供給する回路上の合計最大負荷が、配線とブレーカーの定格電流の範囲内となるようにしてください。


  • スイッチを取り付ける場合、締め付けトルクを次のように調整してください。

    • 非脱落型ネジ:4 インチポンド(0.45 N·m)

    • M3 ネジ:4 インチポンド(0.45 N·m)

    • M4 ネジ:12 インチポンド(1.36 N·m)

    • M6 ネジ:40 インチポンド(4.5 N·m)

    • 10-32 ネジ:20 インチポンド(2.26 N·m)

    • 12-24 ネジ:30 インチポンド(3.39 N·m)

設置を開始する前に、スイッチとアクセサリ キットに加え、次のアイテムが揃っていることを確認してください。

  • 8 本の 12-24 または 10-32 ネジ(お客様側で用意。スライダ レールと取り付けブラケットを取り付けレールに取り付けるために必要)

  • トルク調整可能な #1 および #2 プラス ネジ用ドライバ

  • 3/16 インチ フラット ドライバ

  • メジャーおよび水準器

  • 静電気防止用リスト ストラップなどの静電気防止用器具

  • 静電気防止用シート

  • アース線(6 AWG を推奨します)。地域および各国の規定に適合するサイズを使用してください。アース線の長さは、スイッチから適切なアース場所までの距離に応じて異なります。

  • アース ラグ端子の寸法に適した圧着工具

  • ワイヤ ストリッパ

ラックまたはキャビネットの設置

スイッチの設置前に、ラックおよびキャビネットの要件に記載された要件を満たす、標準的な 4 支柱の 19 インチ(48.3 cm)EIA データセンター ラック(またはこのようなラックを含むキャビネット)を設置する必要があります。


警告


安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。



警告


装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。



    ステップ 1   床にラックをボルトで固定してからシャーシを載せます。
    ステップ 2   接合された構造を持つラックの場合は、アースに接続します。 この処置により、スイッチおよびコンポーネントを容易にアースでき、取り付けの際にアースされていないコンポーネントを扱うときに静電破壊を防止するために、静電放電(ESD)リスト ストラップを簡単にアースできます。
    ステップ 3   ラックにある電源装置にアクセスする必要がある場合は、設置するスイッチで必要なアンペア数の AC 電源コンセントを含めます。
    (注)     

    複合電源モードまたは電源装置の冗長性モードを使用している場合、必要な電源は 1 つだけです。 入力電源の冗長性モードを使用している場合は、電源が 2 つ必要です。


    スイッチの開梱および確認

    スイッチは、厳密に検査した上で出荷されています。 輸送中の破損や内容品の不足がある場合には、ただちにカスタマー サービス担当者に連絡してください。


    (注)  


    シャーシの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。


    はじめる前に

    スイッチの電気コンポーネントを保護するために、静電気防止用ストラップを着用し、モジュールのハンドルとキャリアの端だけを持つようにしてください。 静電気防止用ストラップをアース接続するには、ストラップをアース線、アースされたシャーシ、またはアースされたラックに確実に接続します。


      ステップ 1   カスタマーサービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。次の品目を含め、すべての品目が揃っていることを確認してください。
      • アース ラグ キット

      • ラックマウント キット

      • 静電気防止用リスト ストラップ

      • コネクタ付きケーブル

      • 発注したオプションの品目

      ステップ 2   破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマー サービス担当者に連絡してください。 次の情報を用意しておきます。
      • 発送元の請求書番号(梱包明細を参照してください)

      • 破損している装置のモデルとシリアル番号

      • 破損状態の説明

      • 破損による設置への影響

      ステップ 3   すべての電源モジュールとファン トレイが、想定しているエアーフローの方向に対応していることを確認します。 このスイッチの場合は、ファン トレイの表面に赤紫色のストライプが付き、電源に赤紫色のラッチが付いていなければなりません。

      4 支柱ラックへのシャーシの設置

      設置するスイッチには調整可能な 2 組の下部支持レールが付属しており、これを 4 支柱ラックに取り付けてシャーシを支えることができます。 これらの下部支持レールはそれぞれ 2 つの部品から構成されおり、一方がもう一方の内側にスライドするようになっています。ラックに合わせてスライドを調節することにより、前後の取り付けポストの間隔(36 インチ(91 cm)未満)をラックに合わせることができます。 各下部支持レールの内側のスライド レールには、シャーシのモジュール側を固定するシャーシ留め具が付いています。 シャーシのポート側に吸気口がある場合は、シャーシ留め具が付いている下部支持レールをラックのホット アイル側に配置する必要があります。

      はじめる前に

      下部支持レールを取り付ける前に、以下の作業をすべて行う必要があります。

      • 4 支柱ラックまたはキャビネットが取り付けられていることを確認します。

      • ラックまたはキャビネット内に他のデバイスが格納されている場合は、より重いデバイスが軽いデバイスの下に設置されており、スイッチを設置するために少なくとも 2 RU の空きがあることを確認します。

      • 下部支持レール キットがスイッチに含まれていることを確認します。

      • ラックに下部支持レールを取り付けるための 8 本のネジが手元にあることを確認します(通常 M6 x 10 mm のネジ、またはラックの垂直取り付けレールに適したネジ)。


        ステップ 1   次の手順で、下部支持レールをラックに取り付けます。
        1. それぞれが 2 本の下部支持レールから成る 2 組のスライダを分け、シャーシ留め具が付いたレールがラックのホットアイル側になるように下部支持レールを配置します。 下部支持レールの上部にシャーシ用の空きスペースとして少なくとも 2 RU を確保します。
        2. 2 本の M6 x 10 mm ネジ(または、ラックに適したその他のネジ)を使用して、シャーシ留め具が付いた下部支持レールをシャーシのホットアイル側に取り付けます。 ネジに適したトルクで各ネジを締めます(M6 ネジには 40 インチポンド(4.5 N·m)のトルクを使用)。
        3. 取り付けたレールに沿ってもう一方の下部支持レールをスライドさせ、2 本の M6 x 10 mm ネジ(または、ラックに適したのその他のネジ)を使用して、ラックのコールドアイル側に取り付けます。 ネジに適したトルクで各ネジを締めます(M6 ネジには 40 インチポンド(4.5 N·m)のトルクを使用)。
        4. 取り付け済みのレールと同じ高さになるように調整しながら、ステップ 2 ~ 3 を繰り返して、もう 1 組の伸縮式下部支持レールをラックの反対側に取り付けます。
          (注)     

          取り付けた 2 組の下部支持レールをチェックして、両方のレールが水平で互いに同じ高さであることを確認します。 これらが水平でない場合は、高い方のレールを低い方のレールに合わせて調整し、レールを 2 本のネジを推奨トルクで締めてラックに固定します。

        ステップ 2   次の手順で、シャーシの側面に 2 つのフロントマウント ブラケットを取り付けます。
        1. 次の図のように、フロントマウント ブラケットの 2 つの穴を、シャーシの左右どちらかの側の 2 つの穴に合わせます。 ブラケットのもう一方の面がシャーシのポート側と水平になるようにしてください。
          図 1. シャーシの側面に対するフロントマウント ブラケットの位置合わせと取り付け

          1

          フロントマウント ブラケットの 2 つのネジ穴をシャーシの 2 つのネジ穴に合わせ、ブラケットの 1 つのネジ穴がある面をシャーシの前面に合わせる。

          2

          ブラケットをシャーシに固定するための 2 本の M4 x 6 mm のネジ。

        2. 2 本の M4 x 6 mm のネジを使用してブラケットをシャーシに取り付けます。 11 ~ 15 インチポンド(1.2 ~ 1.7 Nm)のトルクで各ネジを締めます。
        3. シャーシのもう一方の側面に対して、ステップ 2a ~ 2b を繰り返します。
        ステップ 3   次の手順で、シャーシをラックに取り付けます。
        1. 次の図のように、ラックに取り付けた下部支持レール沿ってシャーシの電源モジュール側をスライドさせます。

          シャーシの電源モジュール クリップ付近の両側面が下部支持レールのシャーシ留め具に接し、シャーシの両側のフロントマウント ブラケットがラックの垂直取り付けレールに接するようにしてください。

          図 2. 下部支持レール上のシャーシのスライド

          1

          シャーシがレールの端のシャーシ留め具でロックされるように、シャーシの電源モジュール側を下部支持レールに沿ってスライドさせる。

          3

          シャーシの両側の受入穴(下部支持レールのシャーシ留め具に合致)

          2

          シャーシを固定するシャーシ留め具(ラックのホットアイル側に取り付け)。

          4

          シャーシの両側をラックに固定するための M6 × 10 mm ラックマウント ネジ(または、ラックに適したその他のネジ)。

        2. 各フロントマウントブラケットに M6 x 10 mm ラックマウント ネジ(または、ラックに適したその他のネジ)をあてがい、シャーシの両側をラックに固定します 使用するネジに適したトルクでネジを締めます(M6 ネジには 40 インチポンド(4.5 N·m)のトルクを使用)。

        次の作業

        シャーシをアース接続する準備が整いました。

        シャーシのアース接続

        次の方法で、シャーシと電源モジュールをアースに接続するとスイッチは接地されます。

        • データセンターのアースまたは完全に接合している接地したラックのどちらかにシャーシを接続します(アース パッド位置で)。


          (注)  


          シャーシのアース接続は、AC 電源ケーブルがシステムに接続されていなくても有効です。


        • AC 電源に AC 電源モジュールを接続すると AC 電源モジュールが自動的にアースに接続されます。


        警告


        装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。


        はじめる前に

        シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになっている必要があります。 データセンターのアースに接続している接合ラック(詳細についてはラック メーカーのマニュアルを参照)にスイッチ シャーシを設置した場合は、アース パッドをラックに接続してシャーシをアースできます。 接合ラックを使用していない場合は、シャーシのアース パッドをデータセンターのアースに直接接続する必要があります。

        データセンター アースにスイッチ シャーシを接続するには、次の工具と部品が必要です。

        • アース ラグ:最大 6 AWG 線をサポートする、2 穴の標準的バレル ラグ。 このラグはアクセサリ キットに付属しています。

        • アース用ネジ:M4 x 8 mm(メトリック)なべネジ× 2。 これらのネジはアクセサリ キットに付属しています。

        • アース線:アクセサリ キットに付属していません。 アース線のサイズは、地域および国内の設置要件を満たす必要があります。 米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、6 ~ 12 AWG の銅の導体が 必要です。 一般に入手可能な 6 AWG 線の使用を推奨します。 アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。

        • No.1 プラス トルク ドライバ

        • アース線をアース ラグに取り付ける圧着工具。

        • アース線の絶縁体をはがすワイヤ ストリッパ。


          ステップ 1   ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。

          ステップ 2   アース線の被膜をはぎとった端をアース ラグの開放端に挿入し、圧着工具を使用してラグをアース線に圧着します(次の図の 2 を参照)。 アース線をアース ラグから引っ張り、アース線がアース ラグにしっかりと接続されていることを確認します。

          図 3. シャーシのアース接続



          1

          シャーシのアース パッド

          3

          アース ラグをシャーシに固定するために使用する 2 本の M4 ネジ

          2

          接地ケーブル、0.75 インチ (19 mm)の一方の端からはがされた絶縁体、アース ラグに挿入され、所定の位置に圧着されます。

          ステップ 3   アース ラグを 2 本の M4 ネジを使用してシャーシのアース パッドに固定し(前の図の 1 と 3 を参照)、11.5 ~ 15 インチ ポンド(1.3 ~ 1.7 N·m)のトルクでネジを締めます。
          ステップ 4   アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、スイッチに十分なアースが確保されるようにします。 ラックが完全に接合されてアースされている場合は、ラックのベンダーが提供するマニュアルで説明されているようにアース線を接続します。

          スイッチの電源投入

          スイッチに電源投入するには、AC 電源に 1 つまたは 2 つの電源モジュールを接続する必要があります。 使用する電源モジュールと電源の数は、次の条件によって異なります。

          • 複合電源を使用している(電源の冗長性を使用しない)場合は、1 つの AC 電源に 1 つの電源モジュールを接続します。

          • 電源モジュールに(n+1)の冗長性が必要な場合は、2 つの電源モジュールを同じ AC 電源に接続します。

          • 入力電源に(n+n)の冗長性が必要な場合は、各電源モジュールを異なる電源に接続します。

          はじめる前に

          スイッチに電源を投入する前に、以下を準備する必要があります。

          • ラックに設置された、アース接続が完了しているスイッチ

          • ご使用の国または地域向けの推奨電源ケーブル

          • 使用する電源ケーブルの範囲内にある必要なアンペア数の AC 電源


            ステップ 1   次のように、電源モジュールを AC 電源に接続します。
            1. ご使用の国または地域向けの推奨電源ケーブルを使用して(「Supported Power Plugs and Plugs(サポート対象の電源プラグおよびプラグ)」を参照)、電源ケーブルの C19 プラグを電源モジュールの電源コンセントに接続します。
            2. 電源ケーブルのもう一方の端を AC 電源に接続します。
            3. LEDが緑色に点灯していることを確認します。 LED が消灯している場合は、AC 電源の回路ブレーカーがオンになっているかを確認します。
            ステップ 2   次の手順で、2 番目の電源モジュールを接続します。
            1. ご使用の国または地域向けの推奨電源ケーブルを使用して(「Supported Power Cords(サポート対象の電源コード)」を参照)、電源ケーブルの C19 プラグを電源モジュールの電源コンセントに接続します。
            2. 電源ケーブルの反対側を同じ AC 電源(電源の冗長性が必要な場合)、または別の AC 電源(入力電源の冗長性が必要な場合)に接続します。
            3. LEDが緑色に点灯していることを確認します。 LED が消灯している場合は、AC 電源の回路ブレーカーがオンになっているかを確認します。

            次の作業

            スイッチをネットワークに接続する準備が整いました。