Cisco Prime Network Analysis Module (NAM) for ISR G2 SRE インストレーション/コンフィギュレーション ガイド
インストール要件
インストール要件

インストール要件

Prime NAM をインストールする場合は、その前に必ず次の項をお読みください。

Cisco SRE NAM の仕様

次の項では、Cisco SRE NAM の仕様について説明します。

サポートされる外部ソフトウェア インターフェイス

Cisco SRE NAM では、次の外部ソフトウェア インターフェイスをサポートします。

  • router/IOS の Telnet、SSH、およびセッション上の CLI
  • SNMP
  • HTTP/HTTPS
  • NBI

サポートされるブランチ ルータ

Cisco SRE NAM は、次の表に示す Cisco ルータ プラットフォームの任意のネットワーク モジュール スロットに配置できます。 Cisco ブランチ ルータに取り付けることができる Prime NAM は 1 つだけです。

表 1 Cisco SRE NAM がサポートするルータ プラットフォーム

ルータ プラットフォーム

IOS バージョン(最小)

Cisco 3945E ISR

Cisco IOS 15.1(1T)

Cisco 3925E ISR

Cisco IOS 15.1(1T)

Cisco 3945 ISR

Cisco IOS 15.0(1)M

Cisco 3925 ISR

Cisco IOS 15.0(1)M

Cisco 2951 ISR

Cisco IOS 15.0(1)M

Cisco 2921 ISR

Cisco IOS 15.0(1)M

Cisco 2911 ISR

Cisco IOS 15.0(1)M

ルータで現在実行している IOS リリースを確認するには、show version コマンドの出力を参照します。

工場出荷時にハードウェア装着済みのすべての Cisco SM-SRE モデルは、次の表の一覧のとおりです。

表 2 Cisco SM-SRE ハードウェア

モデル

プロセッサ

ハード ディスク

メモリ

eUSB フラッシュ

SM-SRE-700-K9

1.86 GHz シングル コア

500 GB(SATA)

4 GB

2 GB

SM-SRE-900-K9

1.86 GHz デュアル コア

2 x 500 GB(SATA)

4 GB

2 GB

SM-SRE のネットワーク モジュールを取り付ける必要がある場合、詳細情報については、次のマニュアルを参照してください。

ハードウェア インターフェイス

ホスト ルータとネットワーク モジュールは、内部接続および外部接続にさまざまなインターフェイスを使用します。 それぞれのインターフェイスは、ルータから Cisco IOS CLI を使用して、またはモジュールからモジュールの CLI を使用して設定できます。

Cisco SRE NAM は、外部インターフェイスと内部インターフェイスの両方のトラフィックを同時にモニタリングできます。 ただし、管理トラフィックに使用できるのは、どちらか 1 つだけです。

ハードウェア インターフェイス 適用する設定 使用する設定方法
1 ルータ インターフェイス(例:Gig0/0) 標準のルータの設定 ルータの Cisco IOS CLI
2 SM-SRE へのルータ側インターフェイス。 これは、ルータの sm インターフェイスです。 モジュールの IP アドレスとデフォルト ゲートウェイのルータ
3 SM-SRE の内部インターフェイス。 ギガビット イーサネット(GE)インターフェイスです。 他のすべてのモジュールおよび SM-SRE アプリケーション設定 モジュールの SM-SRE CLI、GUI、Telnet、SSH インターフェイス、または SNMP
4 SM-SRE の外部インターフェイス。 ギガビット イーサネットインターフェイスです。 外部ソースからのデータ要求とデータ転送のサポート

はじめる前に

Prime NAM ソフトウェアのインストールを開始する前に、次を実行します。

  • ホスト ルータ内のネットワーク モジュールの場所を書き留めておきます。
    • slot:モジュールのルータ シャーシのスロットの数 モジュールのインストール後にこの情報を取得するには、ルータで show running-config コマンドを実行し、その出力で SM インターフェイスを確認します。
    • port:モジュール インターフェイスのポート番号。 この値は常に 0 です。

(注)  


この情報は、「ルータ上の SRE インターフェイスの設定」および「セッションの終了」で必要です。
  • ダウンロード用の FTP または TFTP ファイル サーバにアクセスできることを確認します。
    • FTP ファイル サーバ:インストール、バックアップ、および復元に使用します。
    • TFTP ファイル サーバ:(FTP ファイル サーバに使用するマシン上で)インストールが失敗した場合に、boothelper を実行して復旧を行うときに使用します。

Cisco SRE モジュール インターフェイスの設定

ここでは、Cisco IOS CLI を使用した SRE サービス モジュールの基本的なネットワーク パラメータの設定方法について説明します。 ここでは、次のタスクについて説明します。


(注)  


以下のいずれかの手順を実行中に電源が切れるか接続が切れると、通常は割り込みが検出され、システムによって復旧が試行されます。 復旧に失敗した場合は、IOS コマンドを使用してシステムを最初から再インストールします。 IOS コマンドを使用した Cisco SRE NAM のインストールを参照してください。

ネットワークモジュールは、CLI または GUI を使用して設定できます。 このドキュメントでは、CLI による設定手順について説明します。 GUI による設定手順については、GUI のオンライン ヘルプを参照してください。


ルータ上の SRE インターフェイスの設定

最初の設定作業は、ホスト ルータおよび外部リンクへのネットワーク モジュール インターフェイスの設定です。 これを設定することにより、モジュールにアクセスして SRE サービス モジュールをインストールし設定できるようになります。


(注)  


最初のいくつかのステップでは、ホスト ルータの CLI を開いて、ルータのモジュールへのインターフェイスにアクセスします。 次のステップで、インターフェイスを設定します。

ホスト ルータの CLI より

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    interface sm slot/0

    4.    次のどちらかを実行します。

    • ip address router-side-ip-address subnet-mask
    • ip unnumbered type number

    5.    service-module ip address module-side-ip-address subnet-mask

    6.    service-module external ip address external-ip-address subnet-mask

    7.    service-module ip default-gateway gateway-ip-address

    8.    end

    9.    copy running-config startup-config

    10.    show running-config


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1enable


    例:
    Router> enable
     

    ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。

     
    ステップ 2configure terminal


    例:
    Router# configure terminal
     

    ホスト ルータでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3interface sm slot/0


    例:
    Router(config)# interface sm 1/0
     

    ネットワーク モジュールが常駐するスロットとポートのインターフェイス コンフィギュレーション モードを入力します。

     
    ステップ 4次のどちらかを実行します。
    • ip address router-side-ip-address subnet-mask
    • ip unnumbered type number


    例:
    Router(config-if)# ip address 10.0.0.20 255.255.255.0


    例:
    Router(config-if)# ip unnumbered ethernet 0/0
     

    モジュールへのルータ インターフェイスを指定します。 引数は次のとおりです。

    • router-side-ip-address subnet-mask:インターフェイスの IP アドレスとサブネット マスク。
    • type number:ルータに IP アドレスが指定された、もう 1 つのインターフェイスのタイプと番号。 番号付けされていない別のインターフェイスは指定できません。 ハイ レベル データ リンク(HDLC)、ポイントツーポイント プロトコル(PPP)、平衡型リンクアクセス手順(LAPB)、フレームリレー カプセル化、シリアル ライン インターネット プロトコル(SLIP)を使用しているシリアル インターフェイスおよびトンネル インターフェイスは、アンナンバードでもかまいません。
     
    ステップ 5service-module ip address module-side-ip-address subnet-mask


    例:
    Router(config-if)# service-module ip address 172.0.0.20 255.255.255.0
     

    ルータへのモジュール インターフェイスの IP アドレスを指定します。 引数は次のとおりです。

    • module-side-ip-address:インターフェイスの IP アドレス
    • subnet-mask:IP アドレスに追加するサブネット マスクで、ホスト ルータと同じサブネットにあることが必要

    このコマンドは、管理トラフィックの内部インターフェイスを選択して設定します。 このコマンドを使用すると、SRE サービス モジュール CLI で ip interface internal コマンドと ip address <address> <mask> コマンドを使用するのと同じ結果が得られます。

    (注)      管理トラフィック用の外部インターフェイスを使用する場合は、このステップの代わりにステップ 6 を使用します。 ステップ 5 またはステップ 6 のいずれかを実行する必要があります。 どちらも実行されていない場合、インストールは失敗します。
     
    ステップ 6service-module external ip address external-ip-address subnet-mask


    例:
    Router(config-if)# service-module external ip address 172.0.0.30 255.255.255.0
     

    モジュール上の外部 LAN インターフェイスの IP アドレスを指定します。 引数は次のとおりです。

    • external-ip-address:インターフェイスの IP アドレス
    • subnet-mask:IP アドレスに追加するサブネット マスク

    このコマンドは、管理トラフィックの外部インターフェイスを選択して設定します。 このコマンドを使用すると、SRE サービス モジュール CLI で ip interface external コマンドと ip address <address> <mask> コマンドを使用するのと同じ結果が得られます。

    (注)      管理トラフィック用の内部インターフェイスを使用する場合は、このステップの代わりにステップ 5 を使用します。 ステップ 5 またはステップ 6 のいずれかを実行する必要があります。 どちらも実行されていない場合、インストールは失敗します。
     
    ステップ 7service-module ip default-gateway gateway-ip-address


    例:
    Router(config-if)# service-module ip default-gateway 10.0.0.40
     

    モジュールのデフォルト ゲートウェイ ルータの IP アドレスを指定します。 引数は以下のようになります。

    • gateway-ip-address:ゲートウェイ ルータの IP アドレス
    (注)      このステップは、ステップ 5 またはステップ 6 を使用した場合のみ実行します。
     
    ステップ 8end


    例:
    Router(config-if)# exit
     

    ホスト ルータのグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

     
    ステップ 9copy running-config startup-config


    例:
    Router# copy running-config startup-config
     

    ルータの新規実行コンフィギュレーションを保存します。

     
    ステップ 10show running-config


    例:
    Router# show running-config
     

    アドレス設定を検証できるようにルータの実行コンフィギュレーションを表示します。

     

    以下の show running-config コマンドからの出力の一部は、インターフェイスがどのように設定されているかを表しています。

    interface sm 1/0
    ip address 10.0.0.20 255.255.255.0
    service-module ip address 10.0.0.21  255.255.255.0
    service-module ip default-gateway 10.0.0.20
    

    セッションの開始

    ここでは、SRE サービス モジュールのセッションを開始する方法を説明します。


    (注)  


    アプリケーション ソフトウェアをインストールする前に、ブートローダを始動するセッションを開始します。 ソフトウェアのインストール後、アプリケーションを始動するセッションを開始します。 同時に実行できるセッションは、1 つだけです。
    手順の概要

      1.    enable

      2.    service-module sm slot/0 session clear

      3.    service-module sm slot/0 session


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1enable


      例:
      Router> enable
       

      ホスト ルータで特権 EXEC モードを開始します。 パスワードを入力します(要求された場合)。

       
      ステップ 2service-module sm slot/0 session clear


      例:
      Router# service-module sm 1/0 session clear


      例:
      [confirm]
       [OK]
      Router#
       

      このセッションのログインの障害となる既存のセッションが存在しないことを確認します。

       
      ステップ 3service-module sm slot/0 session


      例:
      Router# service-module sm 1/0 session
      Trying 172.20.98.151, 2066 ... Open
      Cisco Network Analysis Module (SM-SRE)
      NAM.domain.name login:
       

      指定したモジュールでセッションを開始します。

       

      セッションの終了

      ここでは、SRE サービス モジュール セッションを終了する方法を説明します。


      (注)  


      アプリケーション ソフトウェアをインストールする前に、ブートローダを始動するセッションを開始します。 ソフトウェアのインストール後、アプリケーションを始動するセッションを開始します。 同時に実行できるセッションは、1 つだけです。 CLI コマンド exit により、セッションが自動的に終了します。
      手順の概要

        1.    NAM CLI、NAM ログイン、NAM ヘルパー、または NAM ブートローダ プロンプトから、Control-Shift-6 x を押します。

        2.    ルータの CLI から、次のいずれかを実行します。

        • disconnect
        • service-module sm slot/0 session clear


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1NAM CLI、NAM ログイン、NAM ヘルパー、または NAM ブートローダ プロンプトから、Control-Shift-6 x を押します。  
        (注)      このキーシーケンスによって、ルータ プロンプトが表示されます。

        service-module セッションを閉じて、ルータの CLI に戻ります。

        (注)      service-module セッションは、次のステップでクリアするまで残ります。 起動中は、Enter を押すことで、ルータの CLI からこのセッションに戻ることができます。
         
        ステップ 2 ルータの CLI から、次のいずれかを実行します。
        • disconnect
        • service-module sm slot/0 session clear


        例:
        Router# service-module sm 1/0 session clear
        [confirm]
         [OK]
        Router#
         

        指定したモジュールのセッション接続を切断するか、サービスモジュール セッションをクリアします。

        このコマンドの実行を確認するプロンプトが表示されたら、Enter キーを押します。