Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム スタートアップ ガイド
Cisco IOS-XR ソフトウェアのトラブ ルシューティング
Cisco IOS-XR ソフトウェアのトラブルシューティング
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco IOS-XR ソフトウェアのトラブルシューティング

内容

その他の情報源

トラブルシューティングの基本コマンド

show コマンドを使用したシステムのステータスと設定の表示

ping コマンドの使用方法

traceroute コマンドの使用方法

debug コマンドの使用方法

デバッグ機能のリストの表示

機能に対するデバッグの有効化

デバッグの無効化

デバッグのステータスの表示

プロセスおよびスレッドの概要

プロセスおよびスレッドの詳細表示用コマンド

プロセスおよびスレッドの管理用コマンド

設定エラー メッセージ

コミット操作中の設定エラー

起動時の設定エラー

設定セッションでのメモリ不足警告

設定セッションにおけるメモリ不足警告の概要

WARNING! MEMORY IS IN MINOR STATE

ERROR! MEMORY IS IN SEVERE (または CRITICAL) STATE

システム メモリ情報の表示

設定の削除によるメモリ不足警告の解決

ターゲット設定の解除

コミットされた設定の削除によるシステム メモリの解放

以前にコミットした設定へのロール バック

設定セッションの解除

追加サポートに関する TAC へのアクセス

動作していないインターフェイス

システム インターフェイスの確認例

Cisco IOS-XR ソフトウェアのトラブルシューティング

ここでは、ハードウェアおよびソフトウェアの問題の原因を特定するために使用するツールおよび手順について説明します。 この情報は、問題解決に使用でき、特定の項目に関するより具体的なトラブルシューティング情報への参照も含まれています。 また、シスコのカスタマー サポート担当者による解析を依頼する際に必要となるデータの収集方法についても説明します。

その他の情報源

トラブルシューティングの追加情報については、次の情報源を参照してください。

Technical Assistance Center(TAC)のホーム ページ。30,000 ページに及ぶ検索可能なテクニカル コンテンツで、製品、技術、ソリューション、ヒントおよびツールへのリンクも含まれます。 Cisco.com 登録ユーザは、このページからログインしてさらに多くのコンテンツにアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml

付録 C「関連するシスコシステムズのマニュアル」

トラブルシューティングの基本コマンド

ここでは、他のデバイスへの接続の確認、およびルータの設定と動作に関する情報の表示に使用する一部の基本的な手法について説明します。

「show コマンドを使用したシステムのステータスと設定の表示」

「ping コマンドの使用方法」

「traceroute コマンドの使用方法」

「debug コマンドの使用方法」

show コマンドを使用したシステムのステータスと設定の表示

さまざまな Cisco IOS-XR ソフトウェアのサブシステムおよびサービスのステータスを確認するには、 show コマンドを使用します。 すべての show コマンド( show configuration を除く)は、EXEC モードで入力されます。 表 9-1 に、一般的な show コマンドの一部を示します。

使用可能な show コマンドの完全なリストを表示するには、 show ? コマンドを入力して画面上のヘルプ システムにアクセスします。

 

表 9-1 Cisco IOS-XR ソフトウェアの一般的な show コマンド

コマンド
説明

show bootvar

ブート変数を表示します。

show configuration

設定セッション中に行われた、コミットされていない設定の変更を表示します。 このコマンドは、すべての設定モードで入力できます。

show context(および show exception)

最近のクラッシュに関するコンテキスト情報をすべて表示します。

show controller

ハードウェアのコントローラ情報を表示します。

show debug

現在の端末から使用可能なデバッグ フラグを表示します。

show environment [all | fans | leds | power-supply | table | temperatures | voltages | l]

ファン、LED、電源装置の電圧と電流情報、および温度など、物理コンポーネントおよびシステムのハードウェア情報を表示します。

show exception

例外ダンプの設定をすべて表示します。

show install

インストールされたアクティブなソフトウェア パッケージを表示します。

show interfaces

インターフェイスのステータスおよび設定を表示します。

show logging

ロギング バッファのコンテンツを表示します。

show memory

メモリの統計情報を表示します。

show platform

ルータ上のノードのステータスに関する情報を表示します。

show process blocked

ブロックされたプロセスを表示します。

show redundancy

プライマリ(アクティブ) Route Processor(RP; ルート プロセッサ)およびスタンバイ(冗長)RP のステータスを表示します。

show running-config [ command ]

現在の実行時設定を表示します。 このコマンドは、設定モードまたは EXEC モードで入力できます。

show tech-support

トラブルシューティングを目的として、大量のシステム情報を収集します。 問題を報告する際には、出力をテクニカル サポートの担当者に提出します。 実行システムに影響を与える可能性があるため、cisco-support のタスク ID を割り当てられているユーザだけが使用できます。

show tracebacks

トレースバックのデコードに必要な dynamic link library(DLL; ダイナミック リンク ライブラリ)情報と一緒に、トレースバック情報(メッセージを生成したコードの行からさかのぼったプログラム カウンタのリスト)が含まれた、すべての割り込みデバッグ メッセージのダンプを取得することができます。

show user [group | tasks | all]

現在のログイン ユーザのユーザ名を表示します。 また、このコマンドを使用して、アカウントに割り当てられたグループおよび関連するタスク ID を表示します。

show version

基本システム情報を表示します。

ping コマンドの使用方法

ネットワーク接続を診断するには、 ping コマンドを使用します。 このコマンドの引数はホスト名または IP アドレスです。

ping コマンドは、エコー リクエスト パケットを宛先アドレスに送信して、応答を待ちます。 ping の出力は、ホストまでのパスの信頼性、パスの遅延、ホストへの接続の可否、またはホストが機能しているかどうかを評価するのに役立ちます。

出力において、それぞれの感嘆符(!)は応答の受信を示します。 ピリオド(.)は、応答の待機中にネットワーク サーバがタイム アウトしたことを示します。 プロトコル タイプに応じて、他の記号が ping 出力に表示される場合があります。

ping 試行の成功例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# ping 233.233.233.233
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 233.233.233.233, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/2/7 ms
 

ping 試行の失敗例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# ping 1.1.1.1
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 1.1.1.1, timeout is 2 seconds:
.....
Success rate is 0 percent (0/5)

traceroute コマンドの使用方法

パケットが対象ホストに到達するまでに通過する経路を検出するには、 traceroute コマンドを使用します。 このコマンドの引数はホスト名または IP アドレスです。

このコマンドは、データグラムが time-to-live(TTL; 存続可能期間)の値を超えた場合にルータによって生成されるエラー メッセージを活用することにより機能します。

traceroute コマンドでは、まず、TTL を1としたプローブ データグラムを送出します。この場合、最初のルータでプローブ データグラムが破棄され、エラー メッセージが返されます。trace コマンドでは、各 TTL レベルで複数のプローブが送信され、それぞれのラウンドトリップ時間が表示されます。

traceroute コマンドで一度に送信されるプローブは 1 つです。各発信パケットに対して、1 つまたは 2 つのエラー メッセージが返されます。「time exceeded」エラー メッセージは、中継ルータがプローブを検出して廃棄したことを示します。エラー メッセージ「destination unreachable」は、宛先ノードがプローブを受信したにもかかわらず、そのパケットを戻せなかったためにそれが破棄されたことを示します。応答を受信する前にタイマーの時間が切れると、trace の実行結果としてアスタリスク(*)が表示されます。

traceroute は、宛先から応答が返ってきた場合、最大 TTL を超えた場合、またはユーザがエスケープ文字列を入力してトレースを中断した場合に終了します。

IP アドレスを指定してルータが表示される例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# traceroute 233.233.233.233
 
Type escape sequence to abort.
Tracing the route to 233.233.233.233
 
1 12.25.0.2 11 msec 2 msec 1 msec
2 223.255.254.254 1 msec * 2 msec

debug コマンドの使用方法

debug コマンドは、ネットワークの問題を診断し、解決するために使用されます。 特定の問題をトラブルシューティングする場合、またはトラブルシューティング セッション中は、 debug コマンドを使用します。

特定のサービスまたはサブシステムに対するデバッグのオン/オフを切り替えるには、 debug コマンドを使用します。 デバッグがサービスに対してオンになると、デバッグ コード セクションが入力される度にデバッグ メッセージが生成されます。ここでは、デバッグについて説明します。

「デバッグ機能のリストの表示」

「機能に対するデバッグの有効化」

「デバッグの無効化」

「デバッグのステータスの表示」


警告 debug コマンドでは、生成される出力が膨大な量になるため、システムが使用不可能な状態になる恐れがあります。 したがって debug コマンドは、現在使用されていないシステム上での特定の問題のトラブルシューティング、または特定のトラブルシューティング セッションにおいて使用してください。


デバッグ機能のリストの表示

使用可能なデバッグ機能のリストを表示するには、デバッグ モードに入り、「?」を入力してヘルプを画面に表示します。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router# debug
RP/0/RP0/CPU0:router(debug)# ?
aaa AAA Authentication, Authorization and Accounting
adjacency Adjacency debug
adjacency platform AIB information
aib AIB information
alarm-logger Turn on alarm debugging
arm IP Address Repository Manager
arp IP ARP transactions
asic-errors Debug ASIC erors
asic-scan Debug Asic Scan
--More--

機能に対するデバッグの有効化

機能に対するデバッグを有効にするには、 debug コマンド モードに入り、デバッグする機能を有効にします。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router# debug
RP/0/RP0/CPU0:router(debug)# aaa all
RP/0/RP0/CPU0:router(debug)# exit
 

また、次に示す例のように、EXEC モードでコマンドをまとめて入力することもできます。

RP/0/RP0/CPU0:router# debug aaa all

デバッグの無効化

サービスまたはサブシステムに対するデバッグをオフにするには、 debug コマンドの no 形式を使用します。

undebug all または no debug all コマンドは、システムでデバッグをすべてオフにする場合に使用されます。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router# undebug all
RP/0/RP0/CPU0:router# show debug
No matching debug flags set
 

「aaa」機能に対するデバッグの無効化に no debug コマンドを使用する例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# no debug aaa all
RP/0/RP0/CPU0:router# show debug
 
#### debug flags set from tty 'con0_RP1_CPU0' ####
ipv4 io icmp flag is ON
 

また、次に示す例のように、非デバッグ モードからデバッグをオフにすることもできます。

RP/0/RP0/CPU0:router# undebug
RP/0/RP0/CPU0:router(undebug)# aaa all
RP/0/RP0/CPU0:router(undebug)# exit

デバッグのステータスの表示

端末セッションに対して有効なデバッグ機能を表示するには、 show debug コマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show debug
 
#### debug flags set from tty 'con0_RP1_CPU0' ####
aaa all flag is ON
ipv4 io icmp flag is ON
 
RP/0/RP0/CPU0:router# no debug aaa all
RP/0/RP0/CPU0:router# show debug
 
#### debug flags set from tty 'con0_RP1_CPU0' ####
ipv4 io icmp flag is ON
 

条件付きデバッグのステータスを表示するには、 show debug conditions コマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show debug conditions
 
#### debug conditions set from tty 'con0_RP1_CPU0' ####
interface condition is ON for interface 'POS0/2/0/1'

プロセスおよびスレッドの概要

高い可用性とパフォーマンスを実現するには、Cisco IOS-XR ソフトウェアをプロセスのモジュラ システムに構築します。 各プロセスはシステムに対して特定の機能を提供し、保護メモリ領域内で実行して 1 つのプロセスに関連する問題がシステム全体に影響を与えることができないようにします。

プロセスのマルチ インスタンスはシングル ノードで実行可能で、実行のマルチ スレッドは各プロセスのインスタンスで実行可能です。 表 9-2 に、Cisco IOS-XR ソフトウェア内のプロセスおよびスレッドの概要を示します。

 

表 9-2 プロセスとスレッドの構文および説明

用語
CLI 構文
説明

プロセス

プロセス名

executable-name

「プロセス」は、保護メモリ領域を共有するスレッドのグループです。 プロセスは他のプロセスとは関係なく実行され、個別に起動、再起動、または停止できます。

command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)構文では、プロセス名(または executable-name)がノード上のプロセスのインスタンスをすべて識別します。

使用例: プロセスのすべてのインスタンスに対してコア ダンプ オプションを変更する場合は、プロセスの executable-name を指定します。

プロセス instance

JID

job-ID

プロセスのマルチ インスタンスは、ノードで同時に実行できます。

CLI では、プロセスのインスタンスがジョブ ID として表示されます。

使用例: プロセスの 1 つのシングル インスタンスだけに対してコア ダンプ オプションを変更する場合は、プロセスのインスタンスの job-ID を指定します。

スレッド

TID

thread-ID

「スレッド」は、プロセス内での実行単位です。

マルチ スレッドは、プロセスの各インスタンス内部で実行できます(「multithreading」とも呼ばれる)。 各スレッドは、スレッド ID 番号に割り当てられます。

通常の動作状況では、プロセスが Cisco IOS-XR ソフトウェアによって自動的に管理されます。 プロセスはルータの実行時設定に応じて起動、停止、または再起動されます。 さらに、プロセスの再起動およびフェールオーバー中にプロセスがチェックポイントされ、パフォーマンスを最適化します。

図 9-1 に、Cisco IOS-XR ソフトウェアが、プロセス間の相互作用を調整するために「バス」を通過して、プロセスの動作およびメッセージとしての動作を管理する方法を示します。 この方法では、プロセスは個別に実行できますが、他のプロセスと通信および連携します。 プロセスの停止または再起動が必要な場合は、プロセスおよび関連するプロセスとスレッドだけに有効となります。

図 9-1 Cisco IOS-XR ソフトウェアのモジュラ プロセスのアーキテクチャ

 

プロセスおよびスレッドの詳細表示用コマンド

表 9-3 に、ルータ上のプロセスおよびスレッドに関する情報の表示に使用するコマンドの一部を示します。

プロセスおよびスレッドの管理に関連するコマンドおよびオプションの完全な詳細については、『 Cisco IOS-XR System Management Command Reference 』の「Process and Memory Management Commands on Cisco IOS-XR Software」を参照してください。

 

表 9-3 プロセスおよびスレッド情報を表示するコマンド

コマンド
説明

monitor processes

10 個のもっともアクティブなプロセスと現在の CPU 使用率を表示します。 このコマンドからの出力は、停止するまでリフレッシュされ続けます。停止するには、 q キーを押します。

monitor threads

対話型の、自動更新プロセスおよびスレッドの統計情報を全画面モードで表示します。

show processes

アクティブなプロセスに関する情報を表示します。

show processes abort

プロセスの中断を表示します。

show processes blocked

応答/送信/ミューテックがブロックされたプロセスの詳細を表示します。

show processes boot

プロセスのブート情報を表示します。

show processes cpu

プロセスごとに使用する CPU を表示します。

show processes dynamic

ダイナミックに作成されたプロセスのプロセス データを表示します。

show processes failover

プロセスのフェールオーバー情報を表示します。

show processes log

プロセスのログを表示します。

show processes memory

プロセスごとに使用するメモリを表示します。

show processes startup

起動時に作成されたプロセスのプロセス データを表示します。

プロセスおよびプロセスのメモリ使用量に関する情報の表示で一般的に使用されるコマンドの出力と見出しの詳細の例を次に示します。

「show processes」

「show process <process-name>」

「show processes memory」

「monitor processes」

show processes

名前、ID 番号、およびプロセスの状況などの実行プロセスおよび情報を表示するには、EXEC モードで show processes コマンドを入力します。 表 9-4 に、出力されるカラム見出しを示します。

 

表 9-4 show processes で出力されるカラム見出しの詳細

出力される見出し
説明

JID

ジョブ ID ― プロセスの再起動後も変わらずに残ります。

TID

スレッド ID ― 1 つのプロセスは複数のスレッドを持つことができます。

Last CPU

プロセスが最後に実行した CPU 番号。 値は 0 または 1 です。シングル プロセッサ ノードの場合、値は 0 です。

Stack

プロセスのメモリ スタックのサイズ。

pri

プロセスのプライオリティ。

state

プロセスの状態。

HR:MM:SS:MSEC

プロセスの開始からの累積実行時間。

NAME

プロセスの名前。

show processes コマンドの出力例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show processes
JID TID LastCPU Stack pri state HR:MM:SS:MSEC NAME
1 1 0 0K 0 Ready 1:57:41:0542 procnto-600-smp-cisco-instr
1 2 1 0K 0 Running 1:57:37:0022 procnto-600-smp-cisco-instr
1 3 1 0K 10 Receive 0:00:05:0723 procnto-600-smp-cisco-instr
1 4 1 0K 10 Receive 0:00:00:0001 procnto-600-smp-cisco-instr
1 5 0 0K 63 Receive 0:00:00:0000 procnto-600-smp-cisco-instr
1 6 1 0K 63 Receive 0:00:00:0000 procnto-600-smp-cisco-instr
1 7 0 0K 63 Receive 0:00:00:0000 procnto-600-smp-cisco-instr
1 8 0 0K 10 Receive 0:00:01:0885 procnto-600-smp-cisco-instr
1 9 1 0K 10 Receive 0:00:03:0416 procnto-600-smp-cisco-instr
1 10 1 0K 10 Receive 0:00:00:0001 procnto-600-smp-cisco-instr
1 11 1 0K 10 Receive 0:00:04:0861 procnto-600-smp-cisco-instr
1 15 0 0K 10 Receive 0:00:02:0020 procnto-600-smp-cisco-instr
1 18 1 0K 10 Receive 0:00:03:0278 procnto-600-smp-cisco-instr
1 20 1 0K 10 Receive 0:00:00:0732 procnto-600-smp-cisco-instr
1 21 1 0K 10 Receive 0:00:02:0692 procnto-600-smp-cisco-instr
1 22 0 0K 10 Running 0:00:03:0788 procnto-600-smp-cisco-instr
1 23 1 0K 10 Receive 0:00:11:0785 procnto-600-smp-cisco-instr
1 25 0 0K 10 Receive 0:00:04:0037 procnto-600-smp-cisco-instr
--More--
 

show process <process-name>

show process process-name コマンドは、プロセスに関する詳細情報を表示します。 表 9-5 に、出力される見出しを示します。

 

表 9-5 show process <process-name> で出力される見出しの詳細

出力される見出し
説明

JID

ジョブ ID ― プロセスの再起動後も変わらずに残ります。

PID

プロセス ID ― プロセスが再起動すると変更されます。

Executable path

プロセスを実行できるパス。

Instance

プロセスのインスタンス。 実行中のプロセスには 1 つ以上のインスタンスが存在する可能性があります(各インスタンスが複数のスレッドを持つ場合があります)。

Version ID

API のバージョン。

Respawn

オンまたはオフ ― このプロセスが失敗した場合、自動的に再起動するかどうかを指定します。

Respawn count

このプロセスが起動または再起動された回数(最初の起動は 1 とカウントされます)。

Max. spawns per minute

1 分以内の再起動の回数。 この回数に達したら、それ以上再起動しません。

Last started

プロセスが最後に起動された日付と時間。

Process state

プロセスの現在の状態。

Started on config

このプロセスを起動した(または起動する)設定コマンド。

core

コア ファイルに使用するメモリ セグメント。

Max. core

コア ファイルをダンプする回数。値 0 は無制限です。

show processes コマンドの出力例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show processes ospf
Job Id: 261
PID: 139453
Executable path: /hfr-rout-0.44.0/bin/ospf
Instance #: 1
Version ID: 00.00.0000
Respawn: ON
Respawn count: 1
Max. spawns per minute: 12
Last started: Wed Mar 17 07:46:26 2004
Process state: Run
Package state: Normal
Started on config: cfg/gl/ipv4-ospf/proc/100/ord_a/routerid
core: TEXT SHAREDMEM MAINMEM
Max. core: 0
Mandatory: ON
Placement: ON
startup_path: /pkg/startup/ospf.startup
Process cpu time: 0.410 user, 0.183 kernel, 0.593 total
JID TID LastCPU Stack pri state HR:MM:SS:MSEC NAME
261 1 0 40K 10 Receive 0:00:00:0397 ospf
261 2 1 40K 10 Receive 0:00:00:0003 ospf
261 3 0 40K 10 Receive 0:00:00:0007 ospf
261 4 1 40K 10 Condvar 0:00:00:0000 ospf
--More--

show processes memory

show processes memory コマンドは、次に示す例のように、所定のプロセスまたはすべてのプロセスのメモリ使用量の詳細を表示します。 表 9-6 に、出力されるカラム見出しを示します。

 

表 9-6 show process memory で出力されるカラム見出しの詳細

出力される見出し
説明

JID

ジョブ ID。

Text

テキスト領域のサイズ(プロセス実行可能)。

Data

データ領域のサイズ(初期化および非初期化された変数)。

Stack

プロセス スタックのサイズ。

Dynamic

ダイナミックに割り当てられたメモリのサイズ。

Process

プロセスの名前。

show processes memory コマンドの出力例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show processes memory
JID Text Data Stack Dynamic Process
55 28672 4096 69632 17072128 eth_server
164 143360 4096 20480 13238272 hfr_fgid_server
317 167936 4096 45056 10526720 syslogd
122 512000 4096 77824 9797632 bgp
265 57344 4096 57344 5877760 parser_server
254 40960 4096 143360 3084288 netio
63 8192 4096 24576 2314240 nvram
314 4096 4096 36864 1699840 sysdb_svr_local
341 495616 4096 40960 1576960 wdsysmon
259 53248 4096 28672 1490944 nvgen_server
189 32768 4096 32768 1425408 hd_drv
69 77824 4096 110592 1421312 qnet
348 323584 4096 40960 1392640 ospf
347 323584 4096 40960 1392640 ospf
346 323584 4096 40960 1392640 ospf
345 323584 4096 40960 1392640 ospf
344 323584 4096 40960 1392640 ospf
261 323584 4096 40960 1392640 ospf
--More--

monitor processes

このコマンドは、CPU 使用量の上位 10 個のプロセスを表示します。 表示は 10 秒ごとにリフレッシュされます。 表 9-7 に、出力される見出しを示します。 monitor processes コマンドを変更してパラメータを表示したり、表示を終了してシステム プロンプトに戻る方法については、 表 9-8 に示す対話型表示制御コマンドを参照してください。

 

表 9-7 monitor process で出力されるカラム見出しの詳細

出力される見出し
説明

JID

ジョブ ID。

TIDS

スレッド ID。

Chans

サーバへのチャネル(クライアント接続)。

FDs

開いているファイルの数。

Tmrs

プロセスに対するタイマーの数。

MEM

プロセスの総メモリ数。

HH:MM:SS

最後に再起動した後のプロセスの実行時間。

CPU

プロセスのスレッドで使用された CPU 使用率。

NAME

プロセスの名前。

monitor processes コマンドの出力例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# monitor processes
195 processes; 628 threads; 3300 channels, 4579 fds
CPU states: 47.6% idle, 1.2% user, 51.1% kernel
Memory: 2048M total, 1576M avail, page size 4K
 
JID TIDS Chans FDs Tmrs MEM HH:MM:SS CPU NAME
1 27 198 8 1 0 5:53:31 51.11% kernel
52 5 215 44 5 228K 0:00:02 0.52% devc-conaux
342 4 195 14 6 1M 0:00:08 0.34% wdsysmon
495806 1 1 10 0 648K 0:00:00 0.16% ptop
293 7 31 39 11 352K 0:00:09 0.07% shelfmgr
55 11 24 14 5 16M 0:00:29 0.06% eth_server
121 3 10 8 2 564K 0:00:05 0.02% bcm_process
311 4 7 18 4 216K 0:00:02 0.01% sysdb_medusa_s
138 4 14 40 5 240K 0:00:01 0.01% devc-vty
265 5 31 19 4 204K 0:00:09 0.01% packet
 

対話型表示制御コマンドを一覧表示するには、表示中に ? を入力します。 表 9-8 に、オプションを示します。

 

表 9-8 monitor processes コマンドに対する対話型表示制御コマンド

コマンド
説明

?

対話型コマンドを表示または印刷します。

q

monitor processes の表示を中止して、システム プロンプトに戻ります。

n

表示するプロセスの数を変更します。

d

アップデート間の遅延間隔を変更します。

k

プロセスを中止します。

l

画面をリフレッシュします。

t

時間順に表示します(デフォルト)。

m

メモリの使用量順に表示します。

c

開いているチャネルの数順に表示します。

f

開いているファイルの数順に表示します。

プロセスおよびスレッドの管理用コマンド

表 9-9 に、スレッドに対するオプションのリセット、または手動によるプロセスの停止、起動、および再起動に使用するコマンドを示します。

プロセスおよびスレッドの管理に関連するコマンドおよびオプションの完全な詳細については、『 Cisco IOS-XR System Management Command Reference 』の「Process and Memory Management Commands on Cisco IOS-XR Software」を参照してください。


警告 手動によるプロセスの停止、起動、または再起動は、ルータの動作に深刻な影響を与える可能性があります。 テクニカル サポートの担当者による指示があった場合に限り、これらのコマンドを使用してください。


 

表 9-9 プロセスを管理するコマンド

コマンド
説明

process { kill | restart | start }

手動でプロセスまたはプロセスのインスタンスを停止、起動、または再起動します。

process mandatory {on | off}

プロセスに対する必須設定を変更します。

process mandatory reboot {enable | disable}

低下している必須プロセスに対するシステムの反応を変更します。

設定エラー メッセージ

ここでは、設定に関するエラー メッセージについて説明します。

コミット操作中の設定エラー

起動時の設定エラー

コミット操作中の設定エラー

ターゲット設定は、 commit コマンドが入力されたときにルータの実行時設定に追加されます。 この操作中、変更はシステム内の他のコンポーネントによって自動的に検証されます。 検証に成功すると、設定は実行時設定の一部となります。 一部の設定項目が失敗すると、エラー メッセージが表示されます。

失敗した設定項目を表示して各エラーの原因を確認するには、 show configuration failed コマンドを入力します。


show configuration failed コマンドは、EXEC モードまたはすべての設定モードで入力できます。 いずれのモードでも、最新の commit 操作の設定エラーが表示されます。


1. 無効なコミット操作が試行された場合に発生する設定エラーの例を次に示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# configure
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# taskgroup bgp
RP/0/RP0/CPU0:router(config-tg)# description this is a test of an invalid taskgroup
RP/0/RP0/CPU0:router(config-tg)# commit
 
% Failed to commit one or more configuration items. Please use 'show configurati
on failed' to view the errors
 

2. エラーの詳細を含む失敗した設定項目を表示するには、 show configuration failed コマンドを入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router(config-tg)# show configuration failed
!! CONFIGURATION FAILED DUE TO SEMANTIC ERRORS
taskgroup bgp
!!% Usergroup/Taskgroup names cannot be taskid names
!
 

3. また、 show configuration failed noerror コマンドを入力することにより、エラーの詳細出力なしで失敗した設定項目を表示することもできます。

RP/0/RP0/CPU0:router(config-tg)# show configuration failed noerrors
!! CONFIGURATION FAILED DUE TO SEMANTIC ERRORS
taskgroup bgp

起動時の設定エラー

システム起動時に発生した設定エラーは、 show configuration failed startup コマンドを使用して表示できます。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show configuration failed startup
!! CONFIGURATION FAILED DUE TO SYNTAX ERRORS
ntp
xml agent corba
http server

設定セッションでのメモリ不足警告

Cisco IOS-XR ソフトウェアは、ルータのシステム リソースを自動的に監視および管理します。 通常の動作状況では、メモリの問題は起こりません。

メモリ不足の問題は、設定セッション中にメモリ不足の警告の表示という形で発生します。 メモリ不足状態は、突然大きな設定が一度にルータに追加された場合に起こります。 設定を削除することによって、この問題の原因を取り除くことができます。

ここでは、ルータでのメモリ使用量の表示に使用するコマンド、およびメモリ不足の警告が表示された場合の対処法について説明します。

「設定セッションにおけるメモリ不足警告の概要」

「システム メモリ情報の表示」

「設定の削除によるメモリ不足警告の解決」

「追加サポートに関する TAC へのアクセス」

設定セッションにおけるメモリ不足警告の概要

Cisco IOS-XR ソフトウェアは、Cisco CRS-1 シリーズ キャリア ルーティング システム ルータ(Cisco CRS-1 シリーズ ルータ) でのメモリ使用量を監視します。 システム メモリが不足している場合、設定モードに入るときにエラー メッセージが表示されます。

次の状況のいずれかで、「out-of-memory」というエラー メッセージが表示されます。

ユーザが設定モードに入るとき。

メモリ不足が発生した場合の設定セッション中。

メモリ不足の原因となる大きなファイルからターゲット設定のロードを試行したとき。

メモリ不足の警告メッセージで原因となるコミット操作中。 コミット操作は拒否され、lr-root ユーザだけがコミット動作を実行して設定を削除できます。


注意 メモリ不足の警告を無視しないでください。 警告には、対処されなかった場合システム動作に影響を与える可能性のあるメモリ状態が表示されます。

WARNING! MEMORY IS IN MINOR STATE

システム メモリが不足しはじめた場合、新しい設定モードに入るときにメモリのマイナー警告が表示されます。

WARNING! MEMORY IS IN MINOR STATE
 

設定モードに入ることはできますが、「設定の削除によるメモリ不足警告の解決」に記載されているツールを使用して、ただちにメモリ使用量を減らす必要があります。

操作に失敗すると、状況が悪化したり、ルータの動作に影響が出る恐れがあります。

ERROR! MEMORY IS IN SEVERE (または CRITICAL) STATE

このメッセージが表示された場合、ルータの操作およびパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。 一般のユーザは設定モードに入ることができません。 lr-root の所有者だけが設定モードに入り、設定を削除してメモリを空けることができます。

一部の状況では、 commit コマンドが許可されない場合があります。 ただし、lr-root アクセスを持つユーザは commit force コマンドを使用して、メモリ使用量を減らす設定を適用できます。 メモリ使用量を減らすことは一般的に設定の削除を意味しますが、メモリ使用量を減らすために設定を追加することもできます。 たとえば、インターフェイスに「 shutdown 」を設定すると、多数のルートが Border Gateway Protocol(BGP)、Routing Information Base(RIB)、および Forwarding Information Base(FIB)設定から削除されます。


注意 commit force コマンドの使用は、メモリ使用量を減らす設定を適用する場合に限られます。 メモリ使用量を増やす設定の追加は、ルータの動作の深刻な障害の原因となる可能性があります。

システム メモリ情報の表示

システム メモリに関する高次の概要を表示するには、show memory summary コマンドを入力します。 表 9-9 に、各見出しの意味を示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show memory summary
Physical Memory: 2048M total
Application Memory : 1787M (1509M available)
Image: 132M (bootram: 132M)
Reserved: 128M, IOMem: 0, flashfsys: 0
Total shared window: 0
RP/0/RP1/CPU0:router#
 

デバイスに対する一般的なメモリの使用量を全体的にプロセスごとに表示するには、show memory コマンドを入力します。 表 9-9 に、各見出しの意味を示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show memory
Physical Memory: 2048M total
Application Memory : 1787M (1510M available)
Image: 132M (bootram: 132M)
Reserved: 128M, IOMem: 0, flashfsys: 0
Total shared window: 0
 
kernel: jid 1
Address Bytes What
000d2000 12288 Program Stack
00112000 12288 Program Stack
Total Allocated Memory: 0
Total Shared Memory: 0
 
pkg/bin/wd-mbi: jid 72
Address Bytes What
4817f000 4096 Program Stack (pages not allocated)
48180000 516096 Program Stack (pages not allocated)
481fe000 8192 Program Stack
48200000 8192 Program Text
--More--
 

 

表 9-10 show memory コマンドで出力される見出しの詳細

見出し
説明

Physical Memory

デバイスにインストールされた物理メモリの量。

Application Memory

使用するシステムに対して有効なメモリ(総メモリから、Image、Reserved、IOMem、および Flashfsys の容量を減算したもの)。

Image

ブータブル イメージのサイズ。

Reserved

パケット メモリ用に予約されるメモリ。

IOMem

IO Memory ― パケット メモリに対するバックアップとして現在使用されているメモリ。

Flashfsys

フラッシュ ファイルのシステム メモリ。

Process and JID

プロセスおよびジョブ ID。

Address

メモリ内の起動アドレス。

Bytes

メモリ ブロックのサイズ。

What

ブロックの詳細。

設定の削除によるメモリ不足警告の解決

ほとんどのメモリ不足の問題を解決するには、メモリの大半を消費しているルータから設定を削除する必要があります。 大きな新しい設定がシステムに追加されると、メモリの問題が発生する場合があります。 ここでは、メモリ不足の問題の解決について説明します。

「ターゲット設定の解除」

「コミットされた設定の削除によるシステム メモリの解放」

「以前にコミットした設定へのロール バック」

「設定セッションの解除」

ターゲット設定の解除

メモリ不足の警告は、大きなコンフィギュレーション ファイルがターゲット設定セッションにロードされたときに発生します。 設定を削除するには、 clear コマンドを入力して変更を破棄します。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router(config)# clear

注意 ターゲット設定のコミットは、メモリ不足の警告がシステムを不安定にする原因となります。 ターゲット設定の解除は、追加設定によりシステムでメモリの状態が悪化しないように防止する手段です。 また、他のアクティブな設定をすべて閉じて、チャーンを最小化することもできます。

コミットされた設定の削除によるシステム メモリの解放

次に示す例のように、ルータから設定を削除することにより、メモリ使用量を減らすことができます。


ステップ 1 EXEC モードで show memory summary コマンドを入力して、システム メモリ全体を表示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show memory summary
Physical Memory: 2048M total
Application Memory : 1787M (1511M available)
Image: 132M (bootram: 132M)
Reserved: 128M, IOMem: 0, flashfsys: 0
Total shared window: 0
 

ステップ 2 EXEC モードで show configuration history コマンドを入力し、大きな設定が制限を超えてルータに負荷をかけていないかどうかを調べます。

このコマンドの出力にはエントリの詳細は表示されませんが、発生したコミット イベントのリストをより多く表示できます。 ロールバックできるコミット ID を表示するには、 show rollback points コマンドを使用します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show configuration history
SNo. Label/ID User Line Client Time Stamp
~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~ ~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~~~~~
1 1000000144 user vty0 CLI 00:16:51 UTC Thu Dec 11 2003
2 1000000143 user vty0 CLI 00:04:32 UTC Thu Dec 11 2003
3 1000000142 user 0.0.0.0 XMLAgent 21:58:36 UTC Wed Dec 10 2003
4 1000000141 user 0.0.0.0 XMLAgent 21:46:07 UTC Wed Dec 10 2003
5 1000000140 lab con0_RP1_C CLI 21:43:30 UTC Wed Dec 10 2003
6 1000000139 user 0.0.0.0 XMLAgent 21:40:13 UTC Wed Dec 10 2003
7 1000000138 user 0.0.0.0 XMLAgent 21:34:48 UTC Wed Dec 10 2003
8 1000000137 lab con0_RP1_C CLI 21:32:10 UTC Wed Dec 10 2003
9 1000000136 user 0.0.0.0 XMLAgent 21:30:13 UTC Wed Dec 10 2003
10 1000000135 lab con0_RP1_C CLI 19:45:04 UTC Wed Dec 10 2003
 

ステップ 3 show commit changes コマンドに続けてコミット ID 番号を指定すると、コミット セッション(コミット ID)に対する設定の変更が表示されます。たとえば、次のように入力します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show commit changes 1000000053
Building configuration...
interface preconfigure MgmtEth0/RP1/CPU0/0
ipv4 address 12.8.50.10 255.255.0.0
proxy-arp
!
route ipv4 223.255.254.254/32 12.8.0.1
end
 

ステップ 4 適切な設定コマンドを使用して、設定を削除します。 一部の状況では、 commit コマンドが許可されない場合があります。 lr-root アクセスを持つユーザは commit force コマンドを使用できますが、このコマンドの使用は設定を削除する場合に限るべきです。 新しい設定を追加すると、ルータの動作に重大な影響が与えられます。


 

詳細については、「設定の履歴およびロールバック」を参照してください。

以前にコミットした設定へのロール バック

次に示す例のように、以前にコミットされた設定にシステムをロール バックできます。


ステップ 1 show rollback points コマンドを入力して、ロール バック可能なコミット ID を表示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show rollback points
SNo. Label/ID User Line Client Time Stamp
~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~ ~~~~ ~~~~~~ ~~~~~~~~~~
1 1000000391 user_a con0_33_1 CLI 19:29:18 UTC Wed Dec 10 2003
2 1000000390 user_a con0_33_1 CLI 19:29:16 UTC Wed Dec 10 2003
3 1000000389 user_a con0_33_1 CLI 19:29:15 UTC Wed Dec 10 2003
4 1000000388 user_a con0_33_1 CLI 19:29:12 UTC Wed Dec 10 2003
5 1000000387 user_a con0_33_1 CLI 19:26:16 UTC Wed Dec 10 2003
6 1000000386 user_a con0_32_1 CLI 19:18:38 UTC Wed Dec 10 2003
7 1000000385 user_a con0_33_1 CLI 19:14:09 UTC Wed Dec 10 2003
8 1000000384 user_a con0_33_1 CLI 19:13:58 UTC Wed Dec 10 2003
9 1000000383 user_a con0_33_1 CLI 19:13:33 UTC Wed Dec 10 2003
10 1000000382 user_a con0_33_1 CLI 19:12:50 UTC Wed Dec 10 2003
 

ステップ 2 show rollback changes to commit-id コマンドを入力して、特定のコミット ID の詳細を表示します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show rollback changes to 1000000373
Building configuration...
interface Loopback2
no description
no ipv4 address 10.0.5.1 255.0.0.0
 

ステップ 3 rollback configuration to commitId コマンドを入力して、設定をロール バックします。

RP/0/RP0/CPU0:router# rollback configuration to 1000000325
Configuration successfully rolled back to ’1000000325’.
RP/0/RP0/CPU0:router#
 


 

詳細については、「設定の履歴およびロールバック」を参照してください。

設定セッションの解除

アクティブな設定セッションおよび関連するターゲット設定は、システム メモリも消費します。 適切なアクセス特権を持つユーザは、他のユーザの開いている設定セッションを表示して、必要に応じてこれらのセッションを終了させることができます( 表 9-11 を参照)。

 

表 9-11 セッション関連コマンド

コマンド
説明

show configuration sessions

アクティブな設定セッションを表示します。

clear configuration sessions session-id

設定セッションを解除します。

開いている設定セッションを show configuration sessions コマンドで表示する例を次に示します。 clear configuration sessions コマンドは、設定セッションの解除に使用されます。

RP/0/RP0/CPU0:router# show configuration sessions
 
Session Line User Date Lock
00000211-002c409b-00000000 con0_RP1_CPU0 UNKNOWN Mon Feb 2 01:02:09 2004
 
RP/0/RP0/CPU0:router# clear configuration sessions 00000211-002c409b-00000000
 
session ID '00000211-002cb09b-00000000' terminated

追加サポートに関する TAC へのアクセス

設定を削除してもメモリ不足状態のままの場合は、追加サポートに関して TAC にアクセスする必要があります。「その他の情報源」を参照してください。

動作していないインターフェイス

ルータのインターフェイスは、ネットワーク トラフィックの処理に直接使用されるため、デバイスがどのように機能しているかを理解するには、ステータス情報が重要となります。 ここでは、ルータのインターフェイスが作動していることを確認するために使用するコマンドについて説明します。 表 9-12 に、このプロセスで使用される基本コマンドの概要を示します。

 

表 9-12 show interface コマンド

コマンド
説明

show interface

デバイスにインストールまたは設定されたすべてのインターフェイスに関する詳細情報を表示して、作動しているかどうかを示します。

show interface type instance

すべてのインターフェイスに関する情報を表示するのではなく、特定のインターフェイスを指定するには、次に示す例のように入力します。

show interface POS0/1/0/0

show ipv4 interface

すべての有効なインターフェイスに関する基本的な IP 関連情報を表示します。

show ipv4 interface brief

インターフェイスのステータス(Up または Down)および IPv4 プロトコルのステータスなど、インターフェイスに関するほとんどの重要な情報を簡易表示します。

システム インターフェイスの確認例

システム インターフェイスを確認するには、次の手順に従います。


ステップ 1 show platform コマンドを入力して、次に示す例のように、すべてのノードが「IOS-XR RUN」状態であることを確認します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show platform
Node Type PLIM State Config State
-----------------------------------------------------------------------------
0/1/SP MSC(SP) N/A IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/1/CPU0 MSC 16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/2/SP MSC(SP) N/A IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/2/CPU0 MSC 16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/3/SP MSC(SP) N/A IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/3/CPU0 MSC 16OC48-POS/DPT IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/RP0/CPU0 RP(Active) N/A IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/RP1/CPU0 RP(Standby) N/A IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/SM0/SP FC/S(SP) N/A IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
0/SM1/SP FC/S(SP) N/A IOS-XR RUN PWR,NSHUT,MON
 

ステップ 2 show ipv4 interface brief コマンドを入力して、IP アドレスの設定およびプロトコルのステータスを確認します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show ipv4 interface brief
 
Interface IP-Address Status Protocol
POS0/1/0/0 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/1 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/2 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/3 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/4 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/5 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/6 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/7 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/8 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/9 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/10 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/11 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/12 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/13 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/14 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/15 unassigned Shutdown Down
POS0/2/0/0 10.10.1.101 Down Down
POS0/2/0/1 unassigned Shutdown Down
POS0/2/0/2 unassigned Shutdown Down
POS0/2/0/3 unassigned Shutdown Down
TenGigE0/3/0/0 unassigned Shutdown Down
TenGigE0/3/0/2 unassigned Shutdown Down
MgmtEth0/RP0/CPU0/0 unassigned Shutdown Down
 

ステップ 3 次に示す例のように、インターフェイスを設定します。


) 新しい設定をアクティブな実行時設定の一部にするには、commit コマンドを入力する必要があります。 次の 2 つ目の例のように、コミットせずに設定セッションを終了すると、変更に対するコミットを促すプロンプトが自動的に表示されます。


RP/0/RP0/CPU0:router# configure
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface pos0/2/0/1
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 1.1.1.1 255.0.0.0
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
RP/0/RP0/CPU0:router#
 
RP/0/RP0/CPU0:router# configure
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface pos0/2/0/2
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 1.1.1.2 255.255.0.0
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
Uncommitted changes found, commit them? [yes]: yes
RP/0/RP0/CPU0:router#
 

ステップ 4 show ipv4 interface brief コマンドを入力して、インターフェイスが Status カラムで「Up」であることを確認します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show ipv4 interface brief
 
Interface IP-Address Status Protocol
POS0/1/0/0 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/1 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/2 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/3 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/4 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/5 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/6 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/7 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/8 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/9 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/10 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/11 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/12 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/13 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/14 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/15 unassigned Shutdown Down
POS0/2/0/0 10.10.1.101 Up Up
POS0/2/0/1 1.1.1.1 Up Up
POS0/2/0/2 1.1.1.2 Shutdown Down
POS0/2/0/3 unassigned Shutdown Down
TenGigE0/3/0/0 unassigned Shutdown Down
TenGigE0/3/0/2 unassigned Shutdown Down
MgmtEth0/RP0/CPU0/0 unassigned Shutdown Down
 

ステップ 5 インターフェイスが前に示した例のように「Shutdown/Down」状態の場合は、次のタスクを実行します。

a. インターフェイスのステータスが「Shutdown」であることを確認します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show running interface POS0/2/0/2
interface pos0/2/0/2
shutdown
keepalive disable
!
 

b. 次のコマンドを入力して、インターフェイスを Up にします。

RP/0/RP0/CPU0:router(config)# controller pos 0/2/0/2
RP/0/RP0/CPU0:router(config-sonet)# no shut
RP/0/RP0/CPU0:router(config-sonet)# commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-sonet)# exit
RP/0/RP0/CPU0:router(config)# interface pos 0/2/0/2
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# no shut
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# commit
RP/0/RP0/CPU0:router(config-if)# end
RP/0/RP0/CPU0:router#
 

ステップ 6 それでもインターフェイスのステータスが「Down」と表示される場合は、物理ケーブルが正しく接続されていることを確認します。 次のメッセージは、インターフェイスが接続不良または接続されていないことを示しています。

LC/0/0/1:Sep 29 15:31:12.921 : plim_4p_oc192[183]: %SONET-4-
ALARM : SONET0_1_1_0: SLOS
 

ステップ 7 次に示す例のように、 show ipv4 interface brief コマンドを入力して、インターフェイスのステータスが Up であることを再度確認します。

RP/0/RP0/CPU0:router# show ipv4 interface brief
 
Interface IP-Address Status Protocol
POS0/1/0/0 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/1 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/2 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/3 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/4 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/5 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/6 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/7 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/8 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/9 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/10 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/11 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/12 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/13 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/14 unassigned Shutdown Down
POS0/1/0/15 unassigned Shutdown Down
POS0/2/0/0 10.10.1.101 Up Up
POS0/2/0/1 1.1.1.1 Up Up
POS0/2/0/2 1.1.1.2 Up Up
POS0/2/0/3 unassigned Shutdown Down
TenGigE0/3/0/0 unassigned Shutdown Down
TenGigE0/3/0/2 unassigned Shutdown Down
MgmtEth0/RP0/CPU0/0 unassigned Shutdown Down
 

ステップ 8 インターフェイスの Status および Protocol カラムの両方に「Up」と表示されるまで、すべてのインターフェイスに対してこれらのステップを繰り返します。