Cisco IOS XR セッション ボーダー コントローラ コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS XR Software Release 3.5
SBC ポリシーの実装
SBC ポリシーの実装
発行日;2013/09/18 | 英語版ドキュメント(2013/05/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

SBC ポリシーの実装

内容

ポリシーを実装するための前提条件

ポリシーの実装について

SBC ポリシー

ポリシー イベント

ポリシーの段階

ポリシー セット

ポリシー テーブル

番号分析ポリシー

番号検証

番号カテゴリ化

ディジット操作

ルーティング

ルーティング テーブルと隣接

番号操作

ハンティング

MultiARQ ハンティング

コール アドミッション制御

コール アドミッション制御

コール アドミッション制御におけるメディア バイパス

ポリシーの実装方法

番号分析テーブルの設定

番号検証の設定

番号カテゴリ化の設定

ルーティング テーブルの設定

宛先アドレス テーブルの設定

宛先ドメイン、送信元ドメイン、およびキャリア ID テーブルの設定

番号操作の設定

ハンティングおよび multiARQ ハンティングの設定

ルーティング ポリシー セットのアクティブ化

コール アドミッション制御ポリシー セットおよび CAC テーブルの設定

CAC ポリシー セットのアクティブ化

番号分析の実装の設定例

番号検証の設定:例

番号カテゴリ化の設定:例

コール ルーティングの実装の設定例

コール アドミッション制御ポリシー セットおよび CAC テーブルの実装の設定例

次の作業

その他の関連資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

関連コマンドのまとめ

SBC ポリシーの実装

SBC ポリシーは、SBC が異なる種類の Voice over IP(VoIP)イベントを処理する方法を定義する一連のルールです。SBC ポリシーを使用すると、SBC をパススルーする VoIP シグナリングおよびメディアをアプリケーション レベルで制御できます。


) この章で使用するコマンドの詳細な説明については、『Cisco IOS XR Session Border Controller Command Reference』を参照してください。この章で言及する他のコマンドについては、コマンド リファレンス マスター インデックス(オンライン検索)を使用して、該当するマニュアルを参照してください。


SBC ポリシーの実装機能の履歴

 

リリース
変更内容

リリース 3.3.0

この機能は、Cisco XR 12000 シリーズ ルータで導入されました。

リリース 3.4.0

変更なし。

リリース 3.5.0

変更なし。

ポリシーを実装するための前提条件

次に、SBC ポリシーを実装するための前提条件を示します。

使用される SBC コマンドの適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。ユーザ グループおよびタスク ID の詳細については、『 Cisco IOS XR System Security Configuration Guide 』の「 Configuring AAA Services on Cisco IOS XR Software 」モジュールを参照してください。

SBC ソフトウェアのパッケージ インストレーション エンベロープ(PIE)をインストールしてアクティブにする必要があります。

PIE のインストールに関する詳細については、『 Cisco IOS XR Getting Started Guide 』の「 Upgrading and Managing Cisco IOS XR Software 」モジュールを参照してください。

ポリシーの実装について

SBC ポリシーは、SBC が異なる種類の Voice over IP(VoIP)イベントを処理する方法を定義する一連のルールです。SBC ポリシーを使用すると、SBC をパススルーする VoIP シグナリングおよびメディアをアプリケーション レベルで制御できます。図 11 にポリシー コントロール フローの概要を示します。

図 11 ポリシー制御の概要

 

番号分析とルーティングは一連の設定作業で設定され、アドミッション制御は別の設定作業で設定されます。

Number Analysis(NA; 番号分析)は、一連の着信ディジットが有効な電話番号を表しているかどうかを(番号検証、番号カテゴリ化、またはディジット操作に基づいて)判断します。コール ルーティングは、シグナリング要求を送信すべき VoIP シグナリング エンティティを決定します。メッセージのさまざまな属性(たとえば、送信元アカウントまたは隣接)に基づいて、シグナリング メッセージに宛先隣接が選択されます。ルーティング ポリシーが新しいコール イベントと加入者登録イベントに適用されます。

Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)は、同時に発生するコールおよび登録の数を制限し、アクティブ コール専用のメディア帯域幅を限定します。これにより、レート制限による他のネットワーク エレメントの負荷制御が可能になります。ある特定のイベントは、ある属性に基づいて、完全にブロックされるか(ブラックリストを使用)自由に許可されます(ホワイトリストを使用)。

すべてのポリシーが必須というわけではありません。

加入者間のコールでは、エンドポイント ルーティング ポリシーだけが必要です。

電話番号間のコールでは、コール ルーティング ポリシーだけが必要です。

番号分析とアドミッション制御は任意ですが、ユーザによって要求される場合があります。

ポリシーは、アカウントおよび隣接を名前で参照します。したがって、ポリシーを設定する前に隣接を設定して命名しておくと役立つ場合があります。ただし、必須ではありません。

次に、SBC ポリシーの実装方法を理解するうえで重要な概念について説明します。

SBC ポリシー

番号分析ポリシー

ルーティング

SBC ポリシー

ここでは、SBC ポリシーの次の点について説明します。

ポリシー イベント

ポリシーの段階

ポリシー セット

ポリシー テーブル

ポリシー イベント

ポリシーは、次のイベントに適用されます。

新しいコール:新しいコールが SBC に送信されると、SBC はポリシーを適用し、新しいコール要求の処理方法、およびコールがそのライフタイムの間に満たす必要がある制約条件を決定します。

コール アップデート:コール内のエンドポイントの 1 つが新しいメディア パラメータに再ネゴシエーションを試みた場合、SBC はポリシーを適用してその試みを承認します。

加入者登録:加入者が SBC を通して登録を試みた場合、SBC はポリシーを適用して登録要求の処理方法を決定します。

ポリシーの段階

ポリシーには 3 つの異なる段階があり、これらの段階は厳密な順序でポリシー イベントに適用されます。ポリシーが適用される段階は、次のとおりです。

番号分析

ルーティング

アドミッション制御

これらのポリシーの段階の一部は、特定のタイプのイベントではスキップされます。図 12 に、各イベント タイプにおけるポリシーの段階のシーケンスを示します。

図 12 イベント タイプにおけるポリシーの段階

 

ポリシーの段階でエラーが発生した場合、コールは拒否され、このエラーが発信側デバイスに伝搬されます(必要に応じて、Session Initiation Protocol(SIP)または H.323 シグナリングのいずれかを使用します)。 表 9 に、エラー コードを示します。

 

表 9 ポリシーの段階のエラー

コンポーネント
発生する SIP エラー コード
発生する H.323 エラー

番号分析

604 "Does not exist anywhere"

Q.931 は H.225 の理由フィールド unreachableDestination により UUIE 解放完了

ルーティング

604 "Does not exist anywhere"

Q.931 は H.225 の理由フィールド unreachableDestination により UUIE 解放完了

コール アドミッション制御

503 "Service Unavailable"

Q.931 は H.225 の理由フィールド noPermission により UUIE 解放完了


) コールがルーティングまたはコール アドミッション制御の段階で失敗した場合、そのコールは解放されます。再試行は行われません。再試行を行うかどうかは、アップストリーム(発信側)デバイスにより決定されます。


次に、ポリシーの段階の詳細について説明します。

番号分析

ルーティング

アドミッション制御

番号分析

番号分析(NA)では、一連の着信ディジットが有効な電話番号を表しているかどうかを判断します。この判断は、形式が限定された正規表現の構文を使用して有効な着信ディジット ストリングのテーブルを 1 つ以上設定し、実際に着信したディジットをテーブル内のさまざまなストリングと照合することにより行われます。

NA ポリシーは、新しいコール イベントだけに適用されます。新しいコールに一連の有効な着信ディジットが含まれていないと NA が判断した場合、SBC は、「ポリシーの段階」で説明されているエラー コードを使用して、そのコールを拒否します。

NA のルールはコールの送信元アカウントおよび送信元隣接に応じた設定が可能なため、異なるダイヤル プランを異なるカスタマー組織(または、異なるエンドポイント)に設定できます。

NA ポリシーでは、着信番号の検証の他に、次のことも実行できます。

着信ディジットを標準形式(E.164 形式など)に再フォーマットする

コールにカテゴリのラベルを付ける(ポリシーのこの後の段階で使用される)

ルーティング

ルーティングは、シグナリング要求を送信すべきネクスト ホップ VoIP シグナリング エンティティを決定します。VoIP シグナリング メッセージのルーティングは、次の 2 つの段階で行われます。

ポリシーベース ルーティング:ルーティングの最初の段階。ポリシーベース ルーティングでは、メッセージのさまざまな属性(後述)に基づいてシグナリング メッセージに宛先隣接が選択されます。

プロトコルベース ルーティング:ポリシーベース ルーティングの後に行われる段階。プロトコルベース ルーティングでは、VoIP プロトコル特有のメカニズムを使用し、ポリシーベース ルーティングにより選択された宛先隣接に設定されたシグナリング ピアからネクスト ホップ IP アドレスを推定します。

たとえば、宛先隣接が SIP 隣接であり、シグナリング ピアが uk.globalisp.com である場合、SBC はドメイン ネーム サーバ(DNS)または IP 検索を使用してドメイン uk.globalisp.com の SIP サーバの IP アドレスとポートを判断し、その IP アドレスとポートに適切なシグナリング メッセージを転送します。

ルーティング ポリシーが 新しいコール イベントと 加入者登録 イベントに適用されます。

新しいコール イベントが既存のサブスクリプションに一致している場合、コールは当初の加入者登録の送信元 IP アドレスおよびポートに自動的にルーティングされます。これを実行する場合に設定済みポリシーは必要ありません。また、設定済みポリシーはこのようなコールのルーティングに影響を与えることはありません。

ルーティング ポリシーは コール アップデート イベントには適用されず、コール アップデート シグナリング メッセージは、コールを発信した 新しいコール イベントのために選択された宛先隣接に自動的にルーティングされます。

イベントの属性が設定された適切なルーティング ルールに一致しない場合、イベントをルーティングできない可能性があります。このような場合、SBC は適切なエラー コードを使用してイベントを拒否します。

アドミッション制御

コール アドミッション制御は、ネットワーク リソース利用率の制限に基づいて、イベントを認可すべきか拒否すべきかを決定します。アドミッション制御を実行する理由は、2 つあります。

負荷の影響を受けやすいネットワーク エレメント(ソフトスイッチなど)を、特異なイベント(DoS 攻撃、自然災害または人災、マスメディアによる電話参加など)によって発生する可能性のある有害なレベルの負荷から保護するため。

サービス レベル契約(SLA)で定義されたネットワーク利用率のレベルを超えないように、組織間での SLA をポリシングするため。

コール アドミッション制御ポリシーは、すべてのイベント タイプに適用されます。アドミッション制御ポリシーによってイベントが許可されない場合、SBC はこのイベントを適切なエラー コードにより拒否します。

ポリシー セット

ポリシー セットとは、SBC 上で一度にアクティブ化できるポリシーの集合のことです。ポリシー セットがアクティブな場合、SBC はポリシー セット内で定義されているルールを使用して、ポリシーをイベントに適用します。1 つの SBC には複数のポリシー セットを作成できます。この機能は、次の 2 つの用途に使用できます。

現在アクティブなポリシー セットのコピーを作成し、すべての必要な変更を行い、修正されたポリシーを検討し、アクティブなポリシー セットを切り替えることにより、設定済みのポリシーをアトミックに修正できます。新しいポリシー セットがアクティブになったあとに問題が検出された場合、SBC ではコマンドを 1 つ入力するだけで、以前のポリシー セットを使用するように切り替えることができます。

異なるタイミングで使用する異なるポリシー セットを作成し、適切なタイミングでポリシー セットを切り替えることができます。

番号分析とルーティングは、コール ポリシー セットで設定されます。アドミッション制御は、CAC ポリシー セットで設定されます。

一度にアクティブにできるのは、各タイプのポリシー セット 1 つだけです。アクティブなポリシー セットは、いつでも切り替えることができます。現在アクティブなポリシー セットを修正できませんが、アクティブでないポリシー セットは修正できます。

新しいポリシー セットは、空の状態(ポリシーが設定されていない状態)で作成するか、または他のポリシー セットをコピーすることで作成できます。ポリシー セットは、アクティブでなければ削除できます。

SBC が初期化されると、アクティブ ポリシー セットはなくなります。初期化後、アクティブなポリシー セットは、いつでも未定義にすることができます。アクティブなルーティング ポリシーがない場合、ルーティングが必要な各イベントは拒否されます。

ポリシー テーブル

Signaling Border Element(SBE)のすべてのポリシーは、一連のテーブルで設定されます。ここでは、ポリシー テーブルの全体的な構造について説明します。内容は次のとおりです。

用語

ポリシーの適用

ポリシー テーブルの例

用語

ここでは、この後のポリシー テーブルの説明で使用するいくつかの用語を定義します。

ポリシー テーブルには、次のプロパティがあります。

1 つのポリシー セットの範囲内でテーブルを一意に識別する名前。異なるポリシー セット内のテーブルに、同じ名前を使用できます。

テーブルからエントリを選択するための基準を定義するタイプ。

テーブル エントリの集合。

ポリシー テーブル エントリは、ポリシー テーブルの構成要素です。次のプロパティがあります。

照合する値(照合値)。この値の意味は、テーブルのタイプによって決定されます。同じテーブル内に同じ照合値を持つ 2 つのエントリが存在してはなりません。

(任意)イベントに対して実行される アクション (このエントリに一致する場合)。

(任意)次にポリシーを検索するテーブルの名前(イベントがこのエントリに一致する場合)。

ポリシーの適用

イベントが発生すると常にポリシー テーブルが検索されます。イベントに適用されるポリシーは、テーブルが検索されるときに構築されます。

ポリシー セットには次のプロパティが含まれており、ポリシー計算の各段階で検索するポリシー テーブルを定義します。コール ポリシー セットには、次のものが含まれています。

最初に処理する NA ポリシー テーブル

コール発生時に最初に処理するルーティング ポリシー テーブル

エンドポイント登録時に最初に処理するルーティング ポリシー テーブル

CAC ポリシー セットには、次のものが含まれています。

最初のアドミッション制御ポリシー テーブル

イベントが発生した場合、ポリシー テーブルは次のようにして検索されます。この手順は、イベントにおけるポリシーのすべての段階で 1 回ずつ実行します。

ポリシー計算の特定の段階における最初のテーブルを、アクティブな設定セットから取得します。

ポリシー テーブルは、次のように処理されます。

テーブルのタイプによって、このテーブルで検査されるイベントの属性(たとえば、宛先番号または送信元隣接)を定義します。この属性は、テーブル内のすべてのエントリの照合値と比較されます。この結果、厳密に 1 つのエントリがイベントに一致するか、またはどのエントリもイベントに一致しません。

エントリがイベントに一致する場合、そのエントリに関連付けられたアクションが実行されます。アクションが実行された後、エントリに次のテーブルの名前が含まれている場合、そのテーブルが処理されます。次のテーブルがない場合、ポリシー計算が完了し、ポリシーのこの段階での処理は終了します。

イベントに一致するエントリがない場合、ポリシー計算が完了し、ポリシーのこの段階での処理は終了します。

ポリシー テーブルの例

次の例は、特定のイベントにおいてポリシーの特定の段階でポリシー テーブルが解析される場合のコントロール フローを示しています。この例のイベントは、送信元アカウントから受信した、宛先番号 129 を持つ新しいコールです。ここで取り上げるポリシーの段階は、ルーティングです。

この例は、説明だけを目的としています。ルーティング テーブルの詳細については、「ルーティング」モジュールを参照してください。

図 13 に、関連するルーティング テーブルを示します。

図 13 ポリシー テーブルの例

 

ポリシー計算は、ルーティング段階で最初に使用するポリシー テーブルを検索することにより開始します。このテーブルは RtgAnalyzeSourceAccount という名前です。このテーブルは、次のように処理されます。

テーブルの match-type は src-account であるため、新しいコール イベントの送信元アカウントが、このテーブル内の各エントリと比較されます。

この新しいコール イベントは、csi というテーブル エントリに一致します。このエントリに関連付けられているアクションはありませんが、エントリは RtgAnalyzeDestCSINumber という名前の次のテーブルを示しています。

次に、コントロール フローは、RtgAnalyzeDestCSINumber という名前のテーブルに移行します。このテーブルは、次のように処理されます。

テーブルの match-type は dst-number であるため、新しいコール イベントの宛先番号が、このテーブル内の各エントリと比較されます。

この新しいコール イベントは、1xx というテーブル エントリに一致します。このエントリに関連付けられているアクションが実行されます。つまり、新しいコール イベントの宛先隣接が csi-chester に設定されます。

このエントリは次のテーブルを示していないため、ルーティング段階でのポリシー計算は終了します。

ここでは、新しいコールのルーティングが成功した例を示しています。結果が成功となったのは、ポリシー計算が終了する前に新しいコールの宛先隣接が選択されたからです。ルーティング ポリシー テーブルによってコールの宛先隣接が割り当てられることなくルーティング ポリシー計算が終了すると、新しいコールのルーティング結果が不成功となる可能性も十分に考えられます。たとえば、上記のルーティング ポリシーでは、送信元アカウントが csi で、宛先番号が 911 の新しいコールのルーティングは成功しません。

この例では、計算中に中継される各テーブルから 1 つのエントリが選択されています。一般的に、任意のポリシー テーブル内の 1 つのエントリは、ポリシーが適用されるイベントに一致します。複数のエントリがイベントに一致する場合、最も一致するエントリが選択されます。

番号分析ポリシー

NA テーブル内では、3 つの異なるタイプの番号分析(NA)ポリシーが設定されます。これらのタイプの NA ポリシーは、新しいコールに同時に適用されます。次に詳しく説明します。

番号検証

番号カテゴリ化

ディジット操作

番号検証

番号検証は、番号分析ポリシー テーブルを中継するプロセスの基盤です。NA テーブルが中継され、検査した最後のエントリに accept アクションが含まれている場合、番号は有効です。NA テーブルが中継され、検査した最後のエントリに reject アクションが含まれている場合、番号は有効ではありません。NA テーブルを処理する任意の段階で、一致するエントリのないテーブルが発生した場合も、番号は有効ではありません。

番号分析テーブルは、次のいずれかのタイプに分類されます。

dst-number :このタイプのテーブルでは、完全な番号がエントリの照合値です。このようなテーブルでは、着信ディジット ストリング全体がエントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

dst-prefix :このタイプのテーブルでは、番号のプレフィックスがエントリの照合値です。このようなテーブルでは、着信ディジット ストリングのサブセット(着信ディジット ストリングの先頭部分から抽出された連続するディジットからなるサブセット)が、エントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

src-account :このタイプのテーブルでは、アカウントの名前がエントリの照合値です。このようなテーブルでは、イベントの送信元アカウントの名前がエントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

src-adjacency :このタイプのテーブルでは、隣接の名前がエントリの照合値です。このようなテーブルでは、イベントの送信元アカウントの名前がエントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

carrier-id :このタイプのテーブルには、キャリア ID と照合するエントリが含まれています。

ディジットと照合する NA テーブル

宛先番号または宛先番号プレフィックスで照合する NA テーブル エントリの照合値の形式は、着信ディジットのストリングを表す、形式が限定された正規表現のストリングです。 表 10 に、使用する構文を示します。

 

表 10 ディジットで照合する NA テーブル エントリの照合値の構文

X

0 ~ 9 の任意の数値。

( )

カッコ内のディジットはオプションです。たとえば、(0)XXXX は、0XXXX と XXXX を表します。

[ ]

角カッコ内のディジットのいずれかが使用されます。たとえば、[01]XXX は、0XXX と 1XXX を表します。値の範囲を角カッコ内で表すことができます。たとえば、[013-5]XXX は、0XXX、1XXX、3XXX、4XXX および 5XXX を表します。

*

電話の * キー。

#

電話の # キー。

このようなテーブルでは、テーブル内の複数のエントリが特定のディジット ストリングに一致する可能性が常に存在します。たとえば、1xx と 12x に一致するエントリは、どちらもディジット ストリング 129 に一致します。ただし、各テーブルから 1 つのエントリしか選択できないため、SBC は次に示す順序でルールを適用することにより、最も一致するエントリを選択します。


ステップ 1 明示的な最長一致を選択します。

NA テーブルが dst-prefix タイプの場合、複数のエントリが明示的な番号(X の文字または [ ] の構造を含まない番号)を指定し、イベントの着信番号に一致する可能性があります。この場合、最も長い番号を持つエントリが優先されます。

たとえば、着信番号が 011 で始まり、番号検証テーブルが dst-prefix タイプで、番号 01 および 011 を持つ 2 つの一致するエントリがあるとします。番号 011 を持つエントリの方が番号が長いため、このエントリが優先されます。

ステップ 2 明示的な一致がない場合、ワイルドカードの最長の一致を選択します。

テーブルにイベントの着信番号に一致する明示的なエントリが含まれていない場合、一致する最長のワイルドカード エントリが優先されます。

ステップ 3 同じ長さのワイルドカードが複数一致する場合、最も明示的な一致を選択します。

たとえば、着信番号が 02083661177、NA テーブルが dst-number タイプで、0208XXXXXXX と 0208366XXXX の照合値を持つ 2 つのエントリが一致するとします。1 つめのエントリでは、5 番めのディジットがワイルドカードで、2 つめのエントリでは、8 番めのディジットがワイルドカードです。そのため、2 つめのエントリが優先されます。

同じ番号を着信し、別の NA テーブルに一致するエントリ [01]208XXXXXXX および 0XXXXXXXXXX がある場合、1 つめのエントリの最初のディジットがワイルドカードであるため、2 つめのエントリが優先されます。


 

番号カテゴリ化

NA の処理中、イベントをユーザ定義のカテゴリに分類することができます。これは、NA テーブルのエントリでカテゴリ化のアクションを指定することにより実行されます。カテゴリは、アドミッション制御ポリシー段階の後半で参照される可能性があるため、便利です。

イベントに関連付けることができるカテゴリは 1 つだけです。NA テーブルの処理中、カテゴリがイベントに複数回割り当てられた場合、最後に割り当てられたカテゴリが使用されます。カテゴリがイベントに割り当てられると、そのカテゴリは削除できず、他のカテゴリに交換しなければなりません。

ディジット操作

NA の実行中は、多くの場合に番号を正規化する必要があります。つまり、特定の組織またはサービス プロバイダーにより使用されている内部形式から、インターネットおよび PSTN でグローバルに認識される標準形式に変換する必要があります。

これは、NA テーブルのエントリで、次の 1 つ以上のアクションを指定することにより実行されます。

debriefing n :このアクションは、着信ディジット ストリングから先頭の n ディジットを削除するか、またはストリング全体を削除します(長さが n 以下のディジットの場合)。

del_suffix n :このアクションは、着信ディジット ストリングから最後の n ディジットを削除するか、またはストリング全体を削除します(長さが n 以下のディジットの場合)。

add_prefix digit string :このアクションは、特定のディジット ストリングを着信ディジット ストリングの先頭に追加します。

replace digit string :着信ディジット ストリング全体を特定のディジット ストリングに置換します。

ルーティング

ここでは、ルーティング ポリシーの次の点について説明します。

ルーティング テーブルと隣接

番号操作

ハンティング

MultiARQ ハンティング

ルーティング テーブルと隣接

ここでは、ルーティング テーブルを SBC に設定する方法について説明します。

ポリシーベース ルーティング段階での入力は、次のとおりです。

NA 後の着信ディジット ストリングであるイベント宛先番号(当初の着信ディジット ストリングから修正された可能性がある)。この入力は、イベントが新しいコールである場合だけ存在します。

イベントの送信元番号。この入力は、イベントが新しいコールである場合だけ存在します。

イベントの送信元隣接。

イベントの送信元アカウント。

ルーティング ポリシー テーブルは、これらの入力の一部またはすべてを検査し、次のいずれかの出力を生成します。

1 つの宛先隣接。

ロード バランシングで使用される隣接のグループ。以前このグループ内の隣接に送信された負荷に応じて、これらのいずれかの隣接が選択されます。

ルーティング テーブルは、次のいずれかのタイプです。

dst-address このタイプのテーブルには、着信番号(番号分析後)と照合するエントリが含まれています。これらの値は、完全な番号または番号プレフィックスです( prefix パラメータの有無による)。 prefix パラメータがない場合、着信ディジット ストリングがエントリの照合値に正確に一致すると、エントリがイベントに一致します。 prefix パラメータがある場合、着信ディジット ストリングのサブセット(着信ディジット ストリングの先頭部分から抽出された連続するディジットからなるサブセット)が、エントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

src-address :このタイプのテーブルには、ダイヤラの番号または SIP ユーザ名と照合するエントリが含まれます。これらの値は、完全な番号または番号プレフィックスです( prefix パラメータの有無による)。 prefix パラメータがない場合、発番号を表すディジット ストリング全体がエントリの照合値に正確に一致すると、エントリがイベントに一致します。 prefix パラメータがある場合、発信者番号を表すディジット ストリングのサブセット(このストリングの先頭部分から抽出された連続するディジットからなるサブセット)が、エントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

src-account :このタイプのテーブルには、アカウントの名前と照合するエントリが含まれています。このようなテーブルでは、イベントの送信元アカウントの名前がエントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

src-adjacency :このタイプのテーブルには、隣接の名前と照合するエントリが含まれています。このようなテーブルでは、イベントの送信元アカウントの名前がエントリの照合値に正確に一致する場合、エントリがイベントに一致します。

src-domain :このタイプのテーブルには、送信元のドメイン名と照合するエントリが含まれています。

dst-domain :このタイプのテーブルには、宛先のドメイン名と照合するエントリが含まれています。

carrier-id :このタイプのテーブルには、キャリア ID と照合するエントリが含まれています。

round-robin-table :ルーティング テーブル内のエントリがイベントに一致し、next-table アクションでラウンドロビン隣接関係テーブルが指定されている場合、イベントに対して隣接のグループが選択されます。ラウンドロビン隣接関係テーブルは、特殊なタイプのポリシー テーブルで、そのイベントには、match-value パラメータも next-table アクションもありません。アクションは、宛先隣接の設定に限定されています。

「ディジットと照合する NA テーブル」の項に示されているルールは、タイプが dst-number、dst-prefix、src-number、および src-prefix のルーティング テーブルのエントリの match-value の形式および照合ルールに適用されます。

番号操作

番号操作機能により、宛先隣接が選択された後に着信番号に対して実行するさまざまな番号操作を指定できます。

この機能拡張により、SBC はコールの当初の着信番号と編集された着信番号の両方を表示できるため、課金機能に影響を及ぼします。次に例を示します。

<party ty”e="o”ig" pho”e="02083661177”/>
<party ty”e="t”rm" pho”e="02083671”31" editphone=”4402083671231”/>

 

番号操作機能では、ルーティング ポリシー エントリで編集アクションを許可する必要があります。編集アクションは、番号分析テーブルの編集アクションと同じパラメータを使用し、着信ストリングの先頭または終わりからいくつかの文字を削除したり、ストリングの先頭にディジットを追加したり、ストリング全体を他のストリングに交換したりすることができます。たとえば、次のテーブルが一致したとします。

call-policy-set 1
rtg-src-adjacency-table table1
entry 1
match SipAdj1
edit del-prefix 3
dst-adjacency SipAdj2
action complete
end
end

 

この場合、着信ストリングではディジットの 1 番目が削除されます。


) コールのカテゴリは、ルーティング テーブルでは変更できません。カテゴリは、番号分析中にだけ割り当てられます。


ハンティング

この機能拡張により、SBC は、障害が発生した場合に他のルートまたは宛先隣接をハントすることができます。とは、ルートを再試行することを意味します。次のような障害が発生する可能性があります。

CAC ポリシーがコールの許可を拒否する。

ルーティング ポリシー サービスがコールをルーティングできない。

コール セットアップの障害が SIP または H.323 経由で受信される。

CAC ポリシーがコールを許可しない場合、Routing Policy Service(RPS; ルーティング ポリシー サービス)を使用してコールの再ルーティングを試み、再びコール アドミッション ポリシーを試すことができます。SBC が SIP または H.323 からコール セットアップの障害を受信し、エラー コードが新規設定可能セットのいずれかである場合、SBC はルーティングをリトライします。

MultiARQ ハンティング

multiARQ ハンティングにより、SBC は非標準 H.323 メカニズムを使用して、他のルートまたは宛先隣接をハントすることができます。この非標準メカニズムでは、1 つのコールに対してゲートキーパーに複数の ARQ を発行します。

multiARQ ハンティングは、次のように機能します。

SBC の H.323 エンドポイントは、発信コール レッグの確立の一環として、ゲートキーパーに admissionRequest(ARQ)を送信します。

ゲートキーパーは他のネットワーク エンティティと通信し、1 つ以上の使用可能なエンドポイントを識別します。

ゲートキーパーは、1 つの destinationInfo を含み、alternateEndpoints を含まない admissionConfirm(ACF)を返します。

SBC は ACF で識別されたエンドポイントとの通信を試みます。エンドポイントがコールを拒否するか、またはエンドポイントが到達不能になり、ハンティング トリガーの設定はハンティングが可能であることを示します。

このコールを制御するハンティング モードが multiARQ である場合、SBC は 2 回めの ARQ をゲートキーパーに発行し、当初の ARQ と同じ conferenceID を示します。これは標準 H.323 の動作ではありません。SBC がこの 2 回めの ARQ を送信する前に DRQ を発行していないことに注意してください。

ゲートキーパーは、さらに適切なエンドポイント ID を識別するために、他のネットワーク エンティティと通信する場合があります。

ゲートキーパーは 1 つの destinationInfo を含む ACF を返し、コールの試行は最初に受信した ACF に従って継続されます。

上記のハンティング サイクルは、次のいずれかの条件が満たされるまで継続されます。

エンドポイントと通信し、コールが終了する。

ゲートキーパーの ARQ リトライが必要だが、許可されるリトライ ARQ 数に対するハード コードされた制限に達した。この制限は、現在 32 に設定されています。

ゲートキーパーが、適切なエンドポイント ID がこれ以上ないことを意味する admissionReject を返す。

エンドポイントがハンティング トリガーとして設定されていない rejectReason を返す。

エンドポイントと通信できず、connectFailed がハンティング トリガーとして設定されていない。

コールが失敗した場合、次の処理が実行されます。

ゲートキーパーが最初の ARQ に admissionReject を返した結果としてコールが失敗した場合、ゲートキーパーには disengageRequest が送信されず、コールが拒否され、ルーティング ポリシー サービス(RPS)によるハンティングはこれ以上実行できません。

ゲートキーパーが 2 回目以降の ARQ に対して admissionReject を返した結果としてコールが失敗した場合(multiARQ ハンティングがターゲットとなりうるリストを使い果たしたことを示す)、ゲートキーパーには disengageRequest が送信されず、コールが拒否されますが、ルーティング ポリシー サービス(RPS)によるハンティングがさらに実行される場合があります。

接続の失敗または拒否の結果としてコールが失敗した場合(ハンティング トリガーとして設定されていない)、ゲートキーパーに disengageRequest が送信され、コールが拒否され、ルーティング ポリシー サービス(RPS)によるハンティングはこれ以上実行できません。

許可される ARQ の最大数の制限は、サービス拒絶(DoS)タイプの問題または攻撃を回避するために必要です。multiARQ ハンティングがイネーブルで、ゲートキーパーが同じ destinationInfo を返し続ける(または一連の ARQ でエンドポイントのサイクルを繰り返す)場合、ハンティング フェーズを終了するトリガーがない可能性があります。ARQ の数を制限することにより、このような問題を回避できます。

コール アドミッション制御

ここでは、次の内容について説明します。

コール アドミッション制御

コール アドミッション制御におけるメディア バイパス

コール アドミッション制御

Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)は、同時に発生するコールおよび登録の数を制限し、アクティブ コール専用のメディア帯域幅を限定します。これにより、レート制限による他のネットワーク エレメントの負荷制御が可能になります。ある特定のイベントは、ある属性に基づいて、完全にブロックされるか(ブラックリストを使用)自由に許可されます(ホワイトリストを使用)。

コール アドミッション制御は、ネットワーク リソース利用率の制限に基づいて、イベントを認可すべきか拒否すべきかを決定します。アドミッション制御を実行する理由は、2 つあります。

負荷の影響を受けやすいネットワーク エレメント(ソフトスイッチなど)を、特異なイベント DoS 攻撃、自然災害または人災、マスメディアによる電話参加など)によって発生する可能性のある有害なレベルの負荷から保護するため。

サービス レベル契約(SLA)で定義されたネットワーク利用率のレベルを超えないように、組織間での SLA をポリシングするため。

コール アドミッション制御ポリシーは、すべてのイベント タイプに適用されます。アドミッション制御ポリシーによってイベントが許可されない場合、SBC はこのイベントを適切なエラー コードにより拒否します。

コール アドミッション制御におけるメディア バイパス

メディア バイパス機能によって、メディア パケットは SBC を迂回することができ、エンドポイント間での直接通信が可能となります。メディア パケットは、コール シグナリングの実行後、SBC の DBE コンポーネントを通過せずに直接送信されます。シグナリング パケットは、通常どおり SBC を通過します。この設定は隣接単位で行われ、異なる隣接間のメディア バイパスの設定が可能です。

SBC の 3.4.1 リリースでは、CAC は、メディア バイパスをオンにするかオフにするかを制御できます。メディア バイパスは、隣接単位でも CAC でも設定されます。ただし、デフォルトでは、隣接が同じ VPN にある場合にメディア バイパスを実行します。さらに、CAC は、宛先または送信元のプレフィックスおよびアカウントに基づいて、メディア バイパスをオフにすることができます。

この新しい機能の要件は、次のとおりです。

media-bypass-forbid オプションを CAC テーブルに設定する必要があります。

CAC の設定は、隣接での設定より優先されます。

2 つの隣接間でメディア バイパスを実行する場合、次の優先順位ルールが適用されます。

両方の隣接が同じ VPN 上にあること。

両方の隣接が CAC によってメディア バイパスの実行を許可されていること。

両方の隣接で、隣接単位のメディア バイパスがオンに設定されていること。

ポリシーの実装方法

ここでは、SBC ポリシーを設定してアクティブ化する方法について説明します。

番号検証の設定:例

番号カテゴリ化の設定:例

番号分析テーブルの設定

ルーティング テーブルの設定

番号操作の設定

ハンティングおよび multiARQ ハンティングの設定

コール アドミッション制御ポリシー セットおよび CAC テーブルの設定

CAC ポリシー セットのアクティブ化

番号分析テーブルの設定

このタスクでは、番号分析テーブルを設定します。次の番号分析設定タイプについて説明します。

番号検証の設定

番号カテゴリ化の設定

番号検証の設定

このタスクでは、番号分析テーブルの番号検証を設定します。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. call-policy-set policy-set-id

5. first-number-analysis-table table-name

6. na-dst-prefix-table table-name

7. comment number-analysis-table-comment

8. entry entry-id

9. match-prefix key

10. action [ next-table goto-table-name | accept | reject ]

11. category category-name

12. entry entry-id

13. edit action

14. edit-cic [ del-prefix pd ] | [ del suffix sd ] | [ add-prefix pa ] | [ replace ds ]

15. match-prefix key

16. action [ next-table goto-table-name | accept | reject ]

17. category category-name

18. entry entry-id

19. match-prefix key

20. action [ next-table goto-table-name | accept | reject ]

21. category category-name

22. exit

23. exit

24. show

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mySbc

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)#

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)#

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

call-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# call-policy-set 1

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)#

SBE エンティティ内でルーティング ポリシー セット コンフィギュレーション モードを開始して、必要に応じて新規ポリシー セットを作成します。

ステップ 5

first-number-analysis-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)#

first-number-analysis-table hotel_table

ポリシーの番号分析段階を実行するときに最初に処理するポリシー テーブルの名前を設定します。

ステップ 6

na-dst-prefix-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)#

na-dst-prefix-table hotel_table

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)#

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信番号のプレフィックス(先頭のいくつかのディジット)と照合するエントリを含んだ番号分析テーブルを設定するモードを開始します。

他の番号分析テーブルのコマンド

na-carrier-id-table :このテーブルでは、 match-cic コマンドおよび edit-cic コマンドを追加で指定する必要があります(以下を参照)。

na-dst-number-table

na-src-accoun-table

na-src-adjacency-table

ステップ 7

comment number-analysis-table-comment

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)# comment “My first number analysis table”

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)#

番号分析テーブルについて説明するコメントを設定します。

number-analysis-table-comment は、二重引用符により区切られる説明用のテキスト ストリングです。

このコマンドの no 形式を使用すると、コメントが削除されます。

ステップ 8

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)# entry 1

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)#

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 9

match-prefix key | match-cic cic

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-prefix XXX

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。

match-prefix key 引数は、着信番号のプレフィックス(先頭の部分)と照合するために使用するストリングです。

match-cic cic 引数は、 na-carrier-id-table コマンドとともに使用し、着信番号全体と照合するエントリを含むテーブルの照合キャリア ID コードを設定します。

ステップ 10

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action accept

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 11

category category-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# category external

番号分析テーブルでエントリのカテゴリを設定します。

ステップ 12

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# entry 2

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 13

edit [del-prefix pd ] | [del suffix sd ] | [add-prefix pa ] | [replace ds ]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# edit del-prefix 1

番号分析テーブルでダイヤル ストリング操作アクションを設定します。テーブルがアクティブなポリシー セットの一部である場合、この作業を行うことはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、ルーティング テーブルの特定のエントリの編集アクションが削除されます。

edit コマンドには、次の値を設定できます。

del-prefix pd :プレフィックス pd を削除します。 pd は、着信ストリングの先頭から削除するディジットの数を指定する正の整数です。

del-suffix sd :サフィックス sd を削除します。 sd は、着信ストリングの末尾から削除するディジットの数を指定する正の整数です。

add-prefix pa :プレフィックス pa を追加します。 pa は、着信ストリングの先頭に追加するディジットのストリングです。

replace ds ds に置換します。 ds は、着信ストリングを置換するディジットのストリングです。

左の例では、 edit コマンドは、番号分析テーブルの着信ストリングの先頭から 1 ディジット削除するようにエントリ 2 を設定しています。

ステップ 14

edit-cic [del-prefix pd ] | [del suffix sd ] | [add-prefix pa ] | [replace ds ]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# edit-cic del-prefix 1

任意の番号分析テーブル内の Carrier Identification Code(CIC; キャリア識別コード)操作アクションを設定します。

テーブルがアクティブなポリシー セットの一部である場合、この作業を行うことはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、照合値が破棄されます。

del-prefix pd :キャリア ID ストリングの先頭から削除するディジットの数を指定する正の整数

del-suffix sd :キャリア ID ストリングの末尾から削除するディジットの数を指定する正の整数

add-prefix pa :キャリア ID ストリングの先頭に追加するディジットのストリング

replace ds :キャリア ID ストリングを置換するディジットのストリング

次のコマンドは、現在の番号分析テーブルのキャリア ID の最初のディジットを削除するように、エントリ 2 を設定します。

発信メッセージからキャリア ID を完全に削除する場合は、置換ストリング 0 またはプレフィックス削除ストリング 4 を指定する必要があります。次に例を示します。

edit-cic del-prefix 4 OR
edit-cic replace 0

ステップ 15

match-prefix key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-prefix 9XXX

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。key 引数は、着信番号の先頭部分と照合するために使用するストリングです。

ステップ 16

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action accept

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 17

category category-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# category external

番号分析テーブルでエントリのカテゴリを設定します。

ステップ 18

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# entry 3

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 19

match-prefix key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-prefix 8XXX

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。key 引数は、着信番号の先頭部分と照合するために使用するストリングです。

ステップ 20

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action accept

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 21

category category-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# category bar

番号分析テーブルでエントリのカテゴリを設定します。

ステップ 22

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# exit

entry モードを終了し、 natable モードに移行します。

ステップ 23

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)# exit

natable モードを終了し、 callpolicy モードに移行します。

ステップ 24

show

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)#

現在の設定情報を表示します。

番号カテゴリ化の設定

このタスクでは、番号分析テーブルの番号カテゴリ化を設定します。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. call-policy-set policy-set-id

5. first-number-analysis-table table-name

6. na-src-account-table table-name

7. entry entry-id

8. match-account key

9. action [ next-table goto-table-name | accept | reject ]

10. entry entry-id

11. match-account key

12. action [next-table goto-table-name | accept | reject ]

13. entry entry-id

14. match-account key

15. action [ next-table goto-table-name | accept | reject ]

16. na-dst-prefix-table table-name

17. entry entry-id

18. match-prefix key

19. category category-name

20. action [ next-table goto-table-name | accept | reject ]

21. entry entry-id

22. match-prefix key

23. category category-name

24. action [next-table goto-table-name | accept | reject]

25. commit

26. exit

27. exit

28. show

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mySbc

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)#

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)#

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

call-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# call-policy-set 1

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)#

SBE エンティティ内でルーティング ポリシー セット コンフィギュレーション モードを開始して、必要に応じて新規ポリシー セットを作成します。

ステップ 5

first-number-analysis-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)#

first-number-analysis-table check_account

ポリシーの番号分析段階を実行するときに最初に処理するポリシー テーブルの名前を設定します。

ステップ 6

na-src-account-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)#

na-src-account-table check_account

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)#

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、送信元アカウントと照合するエントリを含んだ番号分析テーブルを設定するモードを開始します。

ステップ 7

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)# entry 1

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)#

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 8

match-account key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-account hotel_foo

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。key 引数は、送信元アカウントと照合するために使用するストリングです。

ステップ 9

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action next-table hotel_dialing_plan

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 10

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# entry 2

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 11

match-account key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-account hotel_bar

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。key 引数は、送信元アカウントと照合するために使用するストリングです。

ステップ 12

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action next-table hotel_dialing_plan

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 13

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# entry 3

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 14

match-account internal

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-account internal

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。key 引数は、送信元アカウントと照合するために使用するストリングです。

ステップ 15

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action accept

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 16

na-dst-prefix-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-natable-entry)#

na-dst-prefix-table hotel_dialing_plan

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信番号の先頭と照合するエントリを含んだ番号分析テーブルを設定するモードを開始します。

ステップ 17

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# entry 1

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 18

match-prefix key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-prefix XXX

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。key 引数は、着信番号の先頭部分と照合するために使用するストリングです。

ステップ 19

category category-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# category internal_call

番号分析テーブルでエントリのカテゴリを指定します

ステップ 20

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action accept

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 21

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# entry 2

番号分析テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 22

match-prefix key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# match-prefix 9XXX

番号分析テーブルにあるエントリの照合値を設定します。key 引数は、着信番号の先頭部分と照合するために使用するストリングです。

ステップ 23

category category-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# category external_call

番号分析テーブルでエントリのカテゴリを指定します

ステップ 24

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# action accept

番号分析テーブルでエントリのアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理する番号分析テーブルの名前を設定するには、next-table キーワードおよび goto-table-name 引数を使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを許可するように設定するには、accept キーワードを使用します。

コールがテーブル内のエントリに一致する場合に、このコールを拒否するように設定するには、reject キーワードを使用します。

ステップ 25

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# commit

設定変更を保存します。実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 26

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# exit

entry モードを終了し、 natable モードに移行します。

ステップ 27

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable)# exit

natable モードを終了し、 callpolicy モードに移行します。

ステップ 28

show

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# show

現在の設定情報を表示します。

ルーティング テーブルの設定

宛先アドレス テーブルの設定

このタスクでは、dst-address ルーティング テーブルを設定します。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. call-policy-set policy-set-id

5. first-call-routing-table table-name

6. rtg-dst-address-table table-name

7. entry entry-id

8. match-address key

9. prefix

10. dst-adjacency target-adjacency

11. action [next-table goto-table-name | complete | reject]

12. exit

13. entry entry-id

14. match-address key

15. prefix

16. dst-adjacency target-adjacency

17. action [next-table goto-table-name | complete | reject]

18. exit

19. entry entry-id

20. match-address key

21. prefix

22. dst-adjacency target-adjacency

23. action [next-table goto-table-name | complete | reject]

24. exit

25. entry entry-id

26. match-address key

27. prefix

28. dst-adjacency target-adjacency

29. action [next-table goto-table-name | complete | reject]

30. exit

31. complete

32. commit

33. show

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

call-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# call-policy-set 1

SBE エンティティ内でルーティング ポリシー セットのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

first-call-routing-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# first-call-routing-table ROUTE-ON-DEST-NUM

新しいコール イベントに対してポリシーのルーティング段階を実行するときに最初に処理するポリシー テーブルの名前を設定します。

ステップ 6

rtg-dst-address-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-dst-address-table MyRtgTable

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信番号(番号分析後)と照合するエントリを含んだルーティング テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable)# entry 1

ルーティング テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 8

match-address key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# match-address 334

ルーティング テーブルでエントリの照合値を設定します。

ユーザ名でルーティングするルーティング テーブルを作成するには、既存の rtg-dst-address-table または rtg-src-address-table を使用して、match-address フィールドにテキスト値を入力します。

SIP メッセージにユーザ名が含まれている場合、SBC は番号分析をスキップしてルーティングだけ実行します。SBC では、アドレスに \n\n0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F、プラス記号、ハイフン、ピリオド、開き丸カッコ、閉じ丸カッコ以外の文字が含まれている場合、そのアドレスは(電話番号ではなく)ユーザ名であると判断します。

アドレスがユーザ名であると SBC が判断した場合、ルーティング テーブル内の「X」は、ワイルドカード文字ではなく、文字の「X」として処理されます。たとえば、照合値「X」はユーザ名「X」に一致しますが、「A」には一致しません。

ステップ 9

prefix

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# prefix

このエントリの照合アドレスを宛先アドレスの先頭と照合するように設定します。

ステップ 10

dst-adjacency target-adjacency

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# dst-adjacency SIP-AS540-PSTN-GW2

ルーティング テーブル内のエントリの宛先隣接を設定します。

ステップ 11

action [next-table goto-table-name | complete | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# action complete

このルーティング エントリが選択された場合に実行するアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理するルーティング テーブルの名前を設定します。これには、 next-table キーワードと goto-table-name 引数を使用します。

complete キーワードを使用して、アクションを完了します。

reject キーワードを使用して、指定されたアクションを拒否します。

ステップ 12

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# exit

entry モードを終了し、 rtgtable モードに移行します。

ステップ 13

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable)# entry 2

ルーティング テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 14

match-address key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# match-address 434

ルーティング テーブルでエントリの照合値を設定します。

ユーザ名でルーティングするルーティング テーブルを作成するには、既存の rtg-dst-address-table または rtg-src-address-table を使用して、match-address フィールドにテキスト値を入力します。

SIP メッセージにユーザ名が含まれている場合、SBC は番号分析をスキップしてルーティングだけ実行します。SBC では、アドレスに \n\n0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F、プラス記号、ハイフン、ピリオド、開き丸カッコ、閉じ丸カッコ以外の文字が含まれている場合、そのアドレスは(電話番号ではなく)ユーザ名であると判断します。

アドレスがユーザ名であると SBC が判断した場合、ルーティング テーブル内の「X」は、ワイルドカード文字ではなく、文字の「X」として処理されます。たとえば、照合値「X」はユーザ名「X」に一致しますが、「A」には一致しません。

ステップ 15

prefix

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# prefix

このエントリの照合アドレスを宛先アドレスの先頭と照合するように設定します。

ステップ 16

dst-adjacency target-adjacency

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# dst-adjacency SIP-AS540-PSTN-GW1

ルーティング テーブル内のエントリの宛先隣接を設定します。

ステップ 17

action [next-table goto-table-name | complete | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# action complete

このルーティング エントリが選択された場合に実行するアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理するルーティング テーブルの名前を設定します。これには、 next-table キーワードと goto-table-name 引数を使用します。

complete キーワードを使用して、アクションを完了します。

reject キーワードを使用して、指定されたアクションを拒否します。

ステップ 18

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# exit

entry モードを終了し、 rtgtable モードに移行します。

ステップ 19

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable)# entry 3

ルーティング テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 20

match-address key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# match-address 354

ルーティング テーブルでエントリの照合値を設定します。

ユーザ名でルーティングするルーティング テーブルを作成するには、既存の rtg-dst-address-table または rtg-src-address-table を使用して、match-address フィールドにテキスト値を入力します。

SIP メッセージにユーザ名が含まれている場合、SBC は番号分析をスキップしてルーティングだけ実行します。SBC では、アドレスに \n\n0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F、プラス記号、ハイフン、ピリオド、開き丸カッコ、閉じ丸カッコ以外の文字が含まれている場合、そのアドレスは(電話番号ではなく)ユーザ名であると判断します。

アドレスがユーザ名であると SBC が判断した場合、ルーティング テーブル内の「X」は、ワイルドカード文字ではなく、文字の「X」として処理されます。たとえば、照合値「X」はユーザ名「X」に一致しますが、「A」には一致しません。

ステップ 21

prefix

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# prefix

このエントリの照合アドレスを宛先アドレスの先頭と照合するように設定します。

ステップ 22

dst-adjacency target-adjacency

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# dst-adjacency H323-AS540-PSTN-GW2

ルーティング テーブル内のエントリの宛先隣接を設定します。

ステップ 23

action [next-table goto-table-name | complete | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# action complete

このルーティング エントリが選択された場合に実行するアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理するルーティング テーブルの名前を設定します。これには、 next-table キーワードと goto-table-name 引数を使用します。

complete キーワードを使用して、アクションを完了します。

reject キーワードを使用して、指定されたアクションを拒否します。

ステップ 24

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# exit

entry モードを終了し、 rtgtable モードに移行します。

ステップ 25

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable)# entry 4

ルーティング テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 26

match-address key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# match-address 454

ルーティング テーブルでエントリの照合値を設定します。

ユーザ名でルーティングするルーティング テーブルを作成するには、既存の rtg-dst-address-table または rtg-src-address-table を使用して、match-address フィールドにテキスト値を入力します。

SIP メッセージにユーザ名が含まれている場合、SBC は番号分析をスキップしてルーティングだけ実行します。SBC では、アドレスに \n\n0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F、プラス記号、ハイフン、ピリオド、開き丸カッコ、閉じ丸カッコ以外の文字が含まれている場合、そのアドレスは(電話番号ではなく)ユーザ名であると判断します。

アドレスがユーザ名であると SBC が判断した場合、ルーティング テーブル内の「X」は、ワイルドカード文字ではなく、文字の「X」として処理されます。たとえば、照合値「X」はユーザ名「X」に一致しますが、「A」には一致しません。

ステップ 27

prefix

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# prefix

このエントリの照合アドレスを宛先アドレスの先頭と照合するように設定します。

ステップ 28

dst-adjacency target-adjacency

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# dst-adjacency H323-AS540-PSTN-GW1

ルーティング テーブル内のエントリの宛先隣接を設定します。

ステップ 29

action [next-table goto-table-name | complete | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# action complete

このルーティング エントリが選択された場合に実行するアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理するルーティング テーブルの名前を設定します。これには、 next-table キーワードと goto-table-name 引数を使用します。

complete キーワードを使用して、アクションを完了します。

reject キーワードを使用して、指定されたアクションを拒否します。

ステップ 30

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable-entry)# exit

entry モードを終了し、 rtgtable モードに移行します。

ステップ 31

complete name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable)# complete

ルーティング ポリシー セット全体を処理したら、このポリシー セット全体を終了します。

ステップ 32

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-rtgtable)# commit

実行中のコンフィギュレーション ファイルに設定の変更を保存し、引き続きコンフィギュレーション セッションを実行します。

ステップ 33

show

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# show

現在の設定情報を表示します。

宛先ドメイン、送信元ドメイン、およびキャリア ID テーブルの設定

このタスクでは、dst-domain、src-domain、およびキャリア ID ルーティング テーブルを設定します。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. call-policy-set policy-set-id

5. rtg-src-domain-table table-name | rtg-dst-domain-table table-name | rtg-carrier-id-table table-name

6. comment routing-table-comment

7. entry entry-id

8. match-domain key | match-cic cic

9. edit action

10. edit-cic [del-prefix pd ] | [del suffix sd ] | [add-prefix pa ] | [replace ds ]

11. action [ next-table goto-table-name | complete | reject ]

12. dst-adjacency target-adjacency

13. commit

14. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

call-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# call-policy-set 1

SBE エンティティ内でルーティング ポリシー セットのコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

rtg-src-domain-table table-name | rtg-dst-domain-table table-name |

rtg-carrier-id-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-src-domain-table MyRtgTable

それぞれ送信元ドメイン、宛先ドメイン、またはキャリア ID と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて新しいテーブルを作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

アクティブなポリシー セットのコンテキストでは、ルーティング テーブル設定のサブモードを開始できません。

このコマンドの no 形式を使用すると、ルーティング テーブルが破棄されます。アクティブなポリシー セットのコンテキスト内では、ルーティング テーブルは破棄されない場合があります。

ステップ 6

comment routing-table-comment

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable)# comment “My first routing table”

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、ルーティング テーブルについて説明するコメントを設定します。

ステップ 7

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable)# entry 1

ルーティング テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

entry-id は、新しく作成されたルーティング テーブル内のエントリを一意に識別する番号です。

ステップ 8

match-domain key | match-cic cic

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# match-domain ^cisco.com$

ルーティング テーブルのエントリの照合ドメインまたは Carrier Id Code(CIC)を作成または修正します。

key は、単なるストリングではなく、正規表現です。

cic は、ルーティング テーブルのエントリに一致するキャリア ID です。

ステップ 9

edit action

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# edit del-prefix 1

ルーティング テーブルでダイヤル ストリング操作アクションを設定します。テーブルがアクティブなポリシー セットの一部である場合、この作業を行うことはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、ルーティング テーブルの特定のエントリの編集アクションが削除されます。

edit コマンドには、次の値を設定できます。

del-prefix pd :プレフィックス pd を削除します。 pd は、着信ディジット ストリングの先頭から削除するディジットの数を指定する正の整数です。

del-suffix sd :サフィックス sd を削除します。 sd は、着信ディジット ストリングの末尾から削除するディジットの数を指定する正の整数です。

add-prefix pa :プレフィックス pa を追加します。 pa は、着信ストリングの先頭に追加するディジットのストリングです。

replace ds ds に置換します。 ds は、着信ストリングを置換するディジットのストリングです。

左の例の edit コマンドでは、ルーティング テーブル「MyRtgTable」内の着信ストリングの先頭から 1 ディジット削除するように、エントリ 1 を設定しています。

ステップ 10

edit-cic [del-prefix pd ] | [del suffix sd ] | [add-prefix pa ] | [replace ds ]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# edit-cic del-prefix 1

任意のルーティング テーブルで Carrier Identification Code(CIC)操作アクションを設定します。

テーブルがアクティブなポリシー セットの一部である場合、この作業を行うことはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、照合値が破棄されます。

del-prefix pd :キャリア ID ストリングの先頭から削除するディジットの数を指定する正の整数

del-suffix sd :キャリア ID ストリングの末尾から削除するディジットの数を指定する正の整数

add-prefix pa :キャリア ID ストリングの先頭に追加するディジットのストリング

replace ds :キャリア ID ストリングを置換するディジットのストリング

次のコマンドは、現在のルーティング テーブルのキャリア ID の最初のディジットを削除するように、エントリ 2 を設定します。

発信メッセージからキャリア ID を完全に削除する場合は、置換ストリング 0 またはプレフィックス削除ストリング 4 を指定する必要があります。次に例を示します。

edit-cic del-prefix 4 OR
edit-cic replace 0

ステップ 11

action [next-table goto-table-name | complete | reject]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# action complete

このルーティング エントリが選択された場合に実行するアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

イベントがこのエントリに一致する場合に次に処理するルーティング テーブルの名前を設定します。これには、 next-table キーワードと goto-table-name 引数を使用します。

complete キーワードを使用して、アクションを完了します。

reject キーワードを使用して、指定されたアクションを拒否します。

ステップ 12

dst-adjacency target-adjacency

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# dst-adjacency SIP-AS540-PSTN-GW2

ルーティング テーブル内のエントリの宛先隣接を設定します。

ステップ 13

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# commit

実行中のコンフィギュレーション ファイルに設定の変更を保存し、引き続きコンフィギュレーション セッションを実行します。

ステップ 14

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# exit

現在のコンフィギュレーション モードを終了します。

番号操作の設定

このタスクでは、宛先隣接が選択された後に着信番号に対して実行するさまざまな番号操作を指定できます。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. call-policy-set policy-set-id

5. rtg-src-address-table table-id

6. rtg-src-adjacency-table table-id

7. rtg-src-account-table table-id

8. rtg-round-robin-table table-id

9. rtg-carrier-id-table table-id

10. rtg-dst-address-table table-id

11. entry entry-id

12. edit action

13. edit-cic [del-prefix pd ] | [del suffix sd ] | [add-prefix pa ] | [replace ds ]

14. commit

15. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

call-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# call-policy-set 1

SBE モードでルーティング ポリシー セット コンフィギュレーション モードを開始して、必要に応じて新規ポリシー セットを作成します。

ステップ 5

rtg-src-address-table table-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-src-address-table MySrcAddressTable

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、ダイヤラの番号または SIP ユーザ名と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

アクティブなポリシー セットのコンテキストでは、ルーティング テーブル設定のサブモードを開始できません。

このコマンドの no 形式を使用すると、ルーティング テーブルが破棄されます。アクティブなポリシー セットのコンテキスト内では、ルーティング テーブルは破棄されない場合があります。

ステップ 6

rtg-src-adjacency-table table-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-src-adjacency-table MySrcAdjTable

エントリが送信元隣接と一致する SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、ルーティング テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します(ルーティング テーブルは必要に応じて作成します)。

ステップ 7

rtg-src-account-table table-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-src-account-table MySrcAccTable

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、送信元アカウントと照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 8

rtg-round-robin-table table-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-round-robin-table MyRobinTable

イベントが match-value パラメータも next-table アクションも持たないポリシー テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します。アクションは、宛先隣接の設定に限定されています。ルーティング テーブル内のエントリがイベントに一致し、next-table アクションでラウンドロビン隣接関係テーブルが指定されている場合、イベントに対して隣接のグループが選択されます。

ステップ 9

rtg-carrier-id-table table-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-carrier-id-table MyCarrierIdTable

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、キャリア ID と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

アクティブなポリシー セットのコンテキストでは、ルーティング テーブル コンフィギュレーション モードを開始することはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、ルーティング テーブルが破棄されます。アクティブなポリシー セットのコンテキスト内では、ルーティング テーブルは破棄されない場合があります。

ステップ 10

rtg-dst-address-table table-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy)# rtg-dst-address-table MyRtgTable

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信番号(番号分析後)または SIP ユーザ名と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

アクティブなポリシー セットのコンテキストでは、ルーティング テーブル設定のサブモードを開始できません。

このコマンドの no 形式を使用すると、ルーティング テーブルが破棄されます。アクティブなポリシー セットのコンテキスト内では、ルーティング テーブルは破棄されない場合があります。

ステップ 11

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable)# entry 1

ルーティング テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

ステップ 12

edit action

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# edit del-prefix 1

ルーティング テーブルでダイヤル ストリング操作アクションを設定します。テーブルがアクティブなポリシー セットの一部である場合、この作業を行うことはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、ルーティング テーブルの特定のエントリの編集アクションが削除されます。

edit コマンドには、次の値を設定できます。

del-prefix pd :プレフィックス pd を削除します。 pd は、着信ディジット ストリングの先頭から削除するディジットの数を指定する正の整数です。

del-suffix sd :サフィックス sd を削除します。 sd は、着信ディジット ストリングの末尾から削除するディジットの数を指定する正の整数です。

add-prefix pa :プレフィックス pa を追加します。 pa は、着信ストリングの先頭に追加するディジットのストリングです。

replace ds ds に置換します。 ds は、着信ストリングを置換するディジットのストリングです。

左の例の edit コマンドでは、ルーティング テーブル「MyRtgTable」内の着信ストリングの先頭から 1 ディジット削除するように、エントリ 1 を設定しています。

ステップ 13

edit-cic [del-prefix pd ] | [del suffix sd ] | [add-prefix pa ] | [replace ds ]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
natable-entry)# edit-cic del-prefix 1

任意のルーティング テーブルで Carrier Identification Code(CIC)操作アクションを設定します。

テーブルがアクティブなポリシー セットの一部である場合、この作業を行うことはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、照合値が破棄されます。

del-prefix pd :キャリア ID ストリングの先頭から削除するディジットの数を指定する正の整数

del-suffix sd :キャリア ID ストリングの末尾から削除するディジットの数を指定する正の整数

add-prefix pa :キャリア ID ストリングの先頭に追加するディジットのストリング

replace ds :キャリア ID ストリングを置換するディジットのストリング

次のコマンドは、現在のルーティング テーブルのキャリア ID の最初のディジットを削除するように、エントリ 2 を設定します。

発信メッセージからキャリア ID を完全に削除する場合は、置換ストリング 0 またはプレフィックス削除ストリング 4 を指定する必要があります。次に例を示します。

edit-cic del-prefix 4 OR
edit-cic replace 0

ステップ 14

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# commit

実行中のコンフィギュレーション ファイルに設定の変更を保存し、引き続きコンフィギュレーション セッションを実行します。

ステップ 15

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-callpolicy-
rtgtable-entry)# exit

設定の entry モードを終了します。

ハンティングおよび multiARQ ハンティングの設定

このタスクにより、SBC は、障害が発生した場合に他のルートまたは宛先隣接をハントすることができます。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. sip | h323 | adjacency sip adjacency-name | adjacency h323 adjacency-name

5. hunting-trigger error-codes

6. hunting-mode mode

7. commit

8. exit

9. show services sbc service-name sbe h323|sip hunting-trigger

10. show services sbc service-name sbe h323 hunting-mode

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

sip | h323 | adjacency sip adjacency-name | adjacency h323 adjacency-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# sip

次の 4 つのモードのいずれかを開始します。

sip :設定されたエラー戻りコードによってハンティングが発生する SIP 隣接すべてを包含する SIP モード。

h323 :設定されたエラー戻りコードによってハンティングが発生する h323 隣接をすべて包含する H.323 モード。

adjacency sip :設定されたエラー戻りコードによってハンティングが発生する宛先 SIP 隣接。このコマンドによって、グローバルに設定された再試行エラー コードが無効になります。

adjacency h323 :設定されたエラー戻りコードによってハンティングが発生する宛先 H.323 隣接。このコマンドによって、グローバルに設定された再試行エラー コードが無効になります。

ステップ 5

hunting-trigger error-codes

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-sip)# hunting-trigger 415 480

次の 4 つのモードのいずれかで、どのエラー戻りコードによってハンティングを発生させるかを設定します。

sip(グローバル SIP スコープ)

h323(グローバル H.323 スコープ)

adjacency sip(宛先 SIP 隣接)

adjacency h323(宛先 H.323 隣接)

error-codes には、次の値を指定できます。

sip モードおよび adjacency sip モードの場合、 error-codes には SIP 数値エラー コードのリストをスペースで区切って指定します。左の例では、SIP が「415」(メディア非サポート)エラーまたは「480」(一時的に使用不可能)エラーを受信した場合、SIP がルーティングをリトライするように設定しています。

h323 モードおよび adjacency h323 モードの場合、 error-codes には次の H.323 テキスト エラー コードのリストをスペースで区切って指定します。

noBandwidth

unreachableDestination

destinationRejection

noPermission

gatewayResources

badFormatAddress

securityDenied

内部定義された値「connectFailed」

no hunting-trigger を入力すると、すべてのエラー コードがクリアされます。 no hunting-trigger x y を入力すると、設定されたリストからコード x および y だけが削除されます。

hunting-trigger x を入力したあとに hunting-trigger y を入力すると、 x y に置換されます。ハンティング トリガーとして x y の両方を設定するには、 hunting-trigger x y を入力します。

の値を入力して、どのようなエラー戻りコードを受信した場合でも、この隣接に対してルーティングを再試行しないように指定します。

ステップ 6

hunting-mode mode

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-h323)# hunting-trigger noBandwidth securityDenied

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-h323)# hunting-mode multiARQ

multiARQ コマンドは、 h323 および adjacency h323 モードでのみ使用されます。このタスクにより、SBC は非標準 H.323 メカニズムを使用して、障害が発生した場合に他のルートまたは宛先隣接をハントすることができます。この非標準 H.323 メカニズムでは、1 つのコールに対してゲートキーパーに複数の ARQ を発行します。

hunting-mode では、ハンティングがトリガーされた場合に実行するハンティングの形式を設定します。 mode に指定できる値は、次のとおりです。

alternateEndpoints

multiARQ

ハンティング モードが定義されていない場合、デフォルトは alternateEndpoints です。このコマンドの no 形式を使用すると、ハンティング モードがデフォルトの alternateEndpoints に戻ります。ハンティングは完全にディセーブルにはなりません。

左の例では、H.323 が「noBandwidth」または「securityDenied」エラー コードを受信した場合にルーティングを再試行し、multiARQ 機能を使用してハンティングを実行するように設定しています。

ステップ 7

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-h323)# commit

実行中のコンフィギュレーション ファイルに設定の変更を保存し、引き続きコンフィギュレーション セッションを実行します。

ステップ 8

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-h323)# exit

現在のコンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 9

show services sbc service-name sbe h323|sip hunting-trigger

 

RP/0/0/CPU0:router# show services sbc mysbc sbe h323|sip hunting-trigger

H.323 または SIP ハンティング トリガーを表示します。

ステップ 10

show services sbc service-name sbe h323 hunting-mode

H.323 ハンティング モードを表示します。

ルーティング ポリシー セットのアクティブ化

このタスクでは、番号分析およびルーティング ポリシー セットをアクティブにします。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. active-call-policy-set policy-set-id

5. commit

6. show

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

active-call-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# active-call-policy-set 1

SBE エンティティ内でアクティブなルーティング ポリシー セットを設定します。

ステップ 5

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# commit

実行中のコンフィギュレーション ファイルに設定の変更を保存し、引き続きコンフィギュレーション セッションを実行します。

ステップ 6

show

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# show

現在の設定情報を表示します。

コール アドミッション制御ポリシー セットおよび CAC テーブルの設定

この任意のタスクでは、コール アドミッション制御ポリシー セットと CAC テーブルを設定します。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. cac-policy-set policy-set-id

5. first-cac-scope scope-name

6. first-cac-table table-name

7. cac-table table-name

8. match-type table-type

9. entry entry-id

10. force-limited-call-hold

11. media-bypass-forbid

12. match-value key

13. max-num-calls mnc

14. max-call-rate mcr

15. max-bandwidth mbw bwsize

16. callee-privacy callee-priv-setting

17. action [next-table goto-table-name | cac-complete]

18. exit

19. entry entry-id

20. match-value key

21. max-num-calls mnc

22. max-call-rate mcr

23. max-bandwidth mbw bwsize

24. transcode-deny

25. max-regs mr

26. action [next-table goto-table-name | cac-complete]

27. exit

28. exit

29. complete

30. commit

31. show

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

cac-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# cac-policy-set 1

SBE エンティティ内でコール アドミッション制御(CAC)ポリシー セット コンフィギュレーション モードを開始します。必要に応じて新しいポリシー セットを作成します。

ステップ 5

first-cac-scope scope-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy)# first-cac-scope global

ポリシーのアドミッション制御ステージを実行する際に制限の定義を開始する範囲を設定します。

scope-name 引数には制限が最初に定義されるべき範囲を設定します。値は次のとおりです。

global

call

また、次の 1 つまたは複数のスコープをカンマで区切って定義できます。

src-adjacency

dst-adjacency

src-number

dst-number

src-account

dst-account

機能は、個々の隣接ごとに行う場合と同じように、CAC 設定から隣接グループごとにイネーブルまたはディセーブルにできます。隣接グループの scope-name は次のとおりです。

adj-group

src-adj-group

dst-adj-group

ステップ 6

first-cac-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy)# first-cac-table StandardListByAccount

ポリシーのアドミッション制御ステージの実行時に処理する最初のポリシー テーブル名を設定します。

ステップ 7

cac-table table-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy)# cac-table StandardListByAccount

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、アドミッション制御テーブル(必要に応じて作成します)のコンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 8

match-type table-type

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable)# match-type dst-account

SBE ポリシー セットの中で、アドミッション制御テーブルの match-type を設定します。

table-type 引数は、テーブルに含まれるエントリの match-value フィールドの構文を制御します。設定可能な table-type は、次のとおりです。

policy-set

dst-prefix

src-prefix

src-adjacency

src-account

dst-adjacency

dst-account

category

event-type

all

機能は、個々の隣接ごとに行う場合と同じように、CAC 設定から隣接グループごとにイネーブルまたはディセーブルにできます。隣接グループの table-type は、次のとおりです。

adj-group

src-adj-group

dst-adj-group

match-type パラメータは、テーブルの作成時に指定する必要があります。adj-group の match-type は、送信元または宛先の隣接グループのいずれかに一致します。

ステップ 9

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable)# entry 1

アドミッション制御テーブル内のエントリを作成または変更するモードを開始します。

ステップ 10

force-limited-call-hold

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# force-limited-call-hold

コールが保留されている場合、SBC ではメディア形式の変更を抑制することにより、メディア アドレスまたはポートを変更します。その結果、コール内の SIP エンドポイントのエラーが発生する可能性があり、メディア アドレスやポートの変更に対処できません。このコマンドを使用して、コールが保留されている場合にメディア形式の変更を抑制することにより、SBC がメディア アドレスまたはポートを変更するのを防ぎます。


) このコマンドは、メディア アドレスまたはポートのコール途中での変更をサポートしないエンドポイントでのみ使用されます。このコマンドにより、このようなエンドポイントは無事に保持され、再開します。このコマンドがアドレスまたはポートの変更をサポートするエンドポイントに適用された場合、一部のアプリケーション機能(保留音など)でエラーが発生する可能性があります。


このコマンドの no 形式では、コールが保留されている場合に、SBC がメディア アドレスまたはポートを変更することを防ぎません。デフォルトでは、コマンドはイネーブルではありません。


) このコマンドは、Cisco XR 12000 シリーズ ルータでのみサポートされています。


ステップ 11

media-bypass-forbid

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# media-bypass-forbid

メディア バイパスがアドミッション制御テーブルのこのエントリで禁止されるかどうかを設定します。テーブルがアクティブなポリシー セットの一部である場合、この作業を行うことはできません。

このコマンドの no 形式を使用すると、アドミッション制御テーブルのこのエントリに対して、メディア バイパスを使用できるようになります。

ステップ 12

match-value key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# match-value SIP-CUSTOMER-1

アドミッション制御テーブルにエントリの照合値を設定します。

key 引数は、イベント照合に使用されるストリングです。key の形式は、そのテーブルの match-type によって決まります。

match-value は、定義した隣接の名前です 通常、すべての照合値は、隣接内で定義されます。match-type は、隣接内のこれらの定義されたパラメータのうち、どのパラメータを一致基準に使用するかを示します。たとえば、match-type は、一般的な隣接名、コールを発信する隣接(src-adjacency)、コールを終端させる隣接(dst-adjacency)などの名前になります。

別の方法として、隣接グループに対するポリシーを定義する場合に一般的に使用されるのがアカウント ID による照合です。たとえば、ゴールド、シルバー、およびデフォルトのカスタマー クラスがあるとします。ゴールド クラスのカスタマーに対しては、アカウント ID をゴールドとして定義し、ゴールド カスタマーに許可されるサービス クラスおよび他のパラメータをゴールド ポリシーとして設定します。

通常、first-cac-scope では、ポリシーがシステム全体に適用されるのか、または(要求される細かさに応じて)隣接やコールに適用されるのかというスコープを定義します。ただし、match-type を policy-set に設定する場合、ポリシーのスコープは match-value パラメータによって定義されます。

ステップ 13

max-num-calls mnc

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# max-num-calls 100

アドミッション制御テーブルのエントリの最大コール数を設定します。

ステップ 14

max-call-rate mcr

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# max-call-rate 20

アドミッション制御テーブルのエントリの 1 分あたりの最大コール数を設定します。

ステップ 15

max-bandwidth mbw bwsize

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# max-bandwidth 1000000 bps

アドミッション制御テーブルのエントリの最大双方向帯域幅を設定します。たとえば、max-bandwidth 値が設定されている場合、SBC では、各方向でこの値の半分が許可されます。

mbw 引数は、コール メディアが双方向で管理される合計最大レート(bps 単位)を指定する正の整数です。

bwsize 引数は、mbw が参照する転送サイズを指定します。値は次のとおりです。

bps

Kbps

Mbps

Gbps

ステップ 16

callee-privacy [ callee-priv-setting ]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# callee-privacy never

着信側から発信側に送信されるメッセージで実行されるプライバシー処理のレベルを設定します。

callee_priv_setting 引数は、特定の着信側プライバシー設定を示します。値は次のとおりです。

never:身元を隠しません。

account-boundary:発信側と着信側のアカウントが異なる場合だけ身元を隠します。

always:常に身元を隠します。

ステップ 17

action [next-table goto-table-name | cac-complete]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# action cac-complete

アドミッション制御テーブルのこのエントリの後で実行するアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

next-table キーワードおよび goto-table-name 引数 を使用して、処理する次の CAC テーブルを特定します。

cac-complete キーワードを使用して、このスコープの処理を停止します。

ステップ 18

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# exit

entry モードを終了して、 cactable モードに移行します。

ステップ 19

entry entry-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable)# entry 2

アドミッション制御テーブル内のエントリを作成または変更するモードを開始します。

ステップ 20

match-value key

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# match-value SIP-CUSTOMER-2

アドミッション制御テーブルにエントリの照合値を設定します。

key 引数は、イベント照合に使用されるストリングです。key の形式は、そのテーブルの match-type によって決まります。

ステップ 21

max-num-calls mnc

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# max-num-calls 110

アドミッション制御テーブルのエントリの最大コール数を設定します。

ステップ 22

max-call-rate mcr

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# max-call-rate 30

アドミッション制御テーブルのエントリの最大コール レートを設定します。

ステップ 23

max-bandwidth mbw bwsize

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# max-bandwidth 2000000 bps

アドミッション制御テーブルのエントリの最大双方向帯域幅を設定します。たとえば、max-bandwidth 値が設定されている場合、SBC では、各方向でこの値の半分が許可されます。

mbw 引数は、コール メディアが双方向で管理される合計最大レート(bps 単位)を指定する正の整数です。

bwsize 引数は、mbw が参照する転送サイズを指定します。値は次のとおりです。

bps

Kbps

Mbps

Gbps

ステップ 24

transcode-deny

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# transcode-deny

アドミッション制御テーブルのこのエントリのトランスコーディングを禁止します。

ステップ 25

max-regs mr

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# max-regs 500

アドミッション制御テーブルのエントリの加入者登録の最大コール数を設定します。

ステップ 26

action [ next-table goto-table-name | cac-complete]

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# action cac-complete

アドミッション制御テーブルのこのエントリの後で実行するアクションを設定します。設定できるアクションは次のとおりです。

next-table キーワードおよび goto-table-name 引数 を使用して、処理する次の CAC テーブルを特定します。

cac-complete キーワードを使用して、このスコープの処理を停止します。

ステップ 27

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# exit

entry モードを終了して、 cactable モードに移行します。

ステップ 28

exit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable)# exit

cactable モードを終了して、 cacpolicy モードに移行します。

ステップ 29

complete

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# complete

セット全体をコミットしたら、CAC ポリシー セットを完了します。

ステップ 30

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable-entry)# commit

設定変更を保存します。実行コンフィギュレーション ファイルに変更を保存し、コンフィギュレーション セッションを継続するには、 commit コマンドを使用します。

ステップ 31

show

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe-cacpolicy-
cactable)# show

現在の設定情報を表示します。

CAC ポリシー セットのアクティブ化

このタスクでは、CAC ポリシー セットをアクティブにします。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. active-cac-policy-set policy-set-id

5. commit

6. show

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

active-cac-policy-set policy-set-id

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# active-cac-policy-set 1

SBE エンティティ内でアクティブな CAC ポリシー セットを設定します。

ステップ 5

commit

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# commit

実行中のコンフィギュレーション ファイルに設定の変更を保存し、引き続きコンフィギュレーション セッションを実行します。

ステップ 6

show

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# show

現在の設定情報を表示します。

番号分析の実装の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

番号検証の設定:例

番号カテゴリ化の設定:例

番号検証の設定:例

次に、番号分析テーブルに番号検証を設定する例を示します。

config
sbc mySbc
sbe
call-policy-set 1
first-number-analysis-table hotel_table
na-dst-prefix-table hotel_table
entry 1
match-prefix XXX
action accept
entry 2
match-prefix 9XXX
action accept

番号カテゴリ化の設定:例

次に、番号分析テーブルに番号カテゴリ化を設定する例を示します。

config
sbc mySbc
sbe
call-policy-set 1
first-number-analysis-table check-accounts
na-src-account-table check_accounts
entry 1
match-account hotel_foo
action next-table hotel_dialing_plan
entry 2
match-account hotel_bar
action next-table hotel_dialing_plan
entry 3
match-account internal
action accept
na-dst-prefix-table hotel_dialing_plan
entry 1
match-prefix XXX
category internal_call
action accept
entry 2
match-prefix 9XXX
category external_call
action accept
commit
exit

コール ルーティングの実装の設定例

次に、ロード バランシングのないコール ルーティングを設定する例を示します。

config
sbc_mySbc sbe
call-policy-set 1
first-call-routing-table start_routing
rtg-table start_routing match-type dst-prefix
entry 1
match XXX
next-table internal_routing
entry 2
match XXXX
next-table external_routing
routing-table internal_routing match-type src-adjacency
entry 1
match sip_to_foo
dst-adjacency sip_to_foo
entry 2
match sip_to_bar
dst-adjacency sip_to_bar
routing-table external_routing match-type dst-prefix
entry 1
match 208111
dst-adjacency sip_to_foo
entry 2
match 208222
dst-adjacency sip_to_bar
entry 3
match X
dst-adjacency sip_to_softswitch

コール アドミッション制御ポリシー セットおよび CAC テーブルの実装の設定例

次に、コール アドミッション制御ポリシー セットおよび CAC テーブルを設定する例を示します。

config
sbc SBE-NODE2-SBE1
sbe
cac-policy-set 1
first-cac-scope global
first-cac-table STANDARD-LIST-BY-ACCOUNT
cac-table STANDARD-LIST-BY-ACCOUNT match-type dst-account
entry 1
media-bypass-forbid
match-value SIP-CUSTOMER-1
max-num-calls 100
max-call-rate 20
max-bandwidth 1000000 bps
callee-privacy never
action cac-complete
commit
exit
entry 2
match-value SIP-CUSTOMER-2
max-num-calls 100
max-call-rate 20
max-bandwidth 1000000 bps
transcode deny
max-regs 500
action cac-complete
exit
exit
complete
commit
 

次の作業

設定のニーズを満たすポリシーを設定した後、課金を設定することができます。課金を設定するには、このマニュアルの「SBC 課金の実装」モジュールを参照してください。

その他の関連資料

ここでは、SBC ポリシーの実装に関する関連資料について説明します。

関連資料

 

関連項目
マニュアル タイトル

Cisco IOS XR マスター コマンド リファレンス

『Cisco IOS XR Master Commands List』

Cisco IOS XR SBC インターフェイス コンフィギュレーション コマンド

『Cisco IOS XR Session Border Controller Command Reference』

Cisco IOS XR ソフトウェアを使用するルータを初回に起動し設定するための情報

『Cisco IOS XR Getting Started Guide』

Cisco IOS XR コマンド モード

『Cisco IOS XR Command Mode Reference』

標準

標準
タイトル

この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

--

MIB

 

MIB
MIB のリンク

--

Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB の場所を特定してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用して、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。

http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

RFC

 

RFC
タイトル

この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

 

説明
リンク

シスコのテクニカル サポート Web サイトでは、製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクなどの、数千ページに及ぶ技術情報が検索可能です。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

関連コマンドのまとめ

ここでは、Cisco XR 12000 シリーズ ルータでのポリシー実装に関連するコマンドの一覧をアルファベット順に示します。コマンドの詳細については、『 Cisco IOS XR Session Border Controller Command Reference 』を参照してください。

 

コマンド
目的

action [next-table goto-table-name | accept | reject]

アドミッション制御テーブルのこのエントリの後で実行するアクションを設定します。

active-cac-policy-set policy-set-id

SBE エンティティ内でアクティブな CAC ポリシー セットを設定します。

call-policy-set policy-set-id

SBE エンティティ内でルーティング ポリシー セットのコンフィギュレーション モードを開始します。

category category-name

番号分析テーブルでエントリのカテゴリを設定します。

comment number-analysis-table-comment | routing-table-comment

番号分析テーブルまたはルーティング テーブルについて説明するコメントを設定します。

edit

番号分析テーブルでダイヤル ストリング操作アクションを設定します。

edit-cic

番号分析テーブルで Carrier Identification Code(CIC)編集アクションを設定します。

entry entry-id

番号分析テーブルまたはルーティング テーブルでエントリを設定するモードを開始し、必要に応じてエントリを作成します。

first-call-routing-table table-name

新しいコール イベントに対してポリシーのルーティング段階を実行するときに最初に処理するポリシー テーブルの名前を設定します。

first-number-analysis-table table-name

ポリシーの番号分析段階を実行するときに最初に処理するポリシー テーブルの名前を設定します。

first-reg-routing-table table-name

加入者登録イベントに対してポリシーのルーティング段階を実行するときに、最初に処理するポリシー テーブルの名前を設定します。

force-limited-call-hold

コールが保留されている場合にメディア形式の変更を抑圧することにより、SBC がメディア アドレスまたはポートを変更するのを防ぎます。

このコマンドは、メディア アドレスまたはポートのコール途中での変更をサポートしないエンドポイントでのみ使用されます。このコマンドにより、このようなエンドポイントは無事に保持され、再開します。

このコマンドがアドレスまたはポートの変更をサポートするエンドポイントに適用された場合、一部のアプリケーション機能(保留音など)でエラーが発生する可能性があります。

hunting-trigger error-codes

どのエラー戻りコードによって sip、h323、adjacency sip、および adjacency h323 モードでのハンティングを発生させるかを設定します。

hunting-mode mode

このタスクにより、SBC は非標準 H.323 メカニズムを使用して、障害が発生した場合に他のルートまたは宛先隣接をハントすることができます。この非標準 H.323 メカニズムでは、1 つのコールに対してゲートキーパーに複数の ARQ を発行します。multiARQ コマンドは、h323 および adjacency h323 モードでのみ使用されます。

match-account key

送信元アカウントと照合するエントリを含んだ番号分析テーブルで、エントリに一致するアカウントを設定します。

match-address key

宛先または送信元着信番号と照合するエントリを含んだルーティング テーブルで、エントリの照合値を設定します。

ユーザ名でルーティングするルーティング テーブルを作成するには、既存の rtg-dst-address-table または rtg-src-address-table を使用して、match-address フィールドにテキスト値を入力します。

SIP メッセージにユーザ名が含まれている場合、SBC は番号分析をスキップしてルーティングだけ実行します。SBC では、アドレスに \n\n0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、A、B、C、D、E、F、プラス記号、ハイフン、ピリオド、開き丸カッコ、閉じ丸カッコ以外の文字が含まれている場合、そのアドレスは(電話番号ではなく)ユーザ名であると判断します。

アドレスがユーザ名であると SBC が判断した場合、ルーティング テーブル内の「X」は、ワイルドカード文字ではなく、文字の「X」として処理されます。たとえば、照合値「X」はユーザ名「X」に一致しますが、「A」には一致しません。

match-cic key

キャリア ID と照合するエントリを含んだ番号分析テーブルで、照合 Carrier Identification Code(CIC)エントリを設定します。

match-prefix key

着信番号の送信元隣接と照合する値を持つ番号分析テーブルで、エントリの照合値を設定するモードを開始します。

match-type table-type

SBE ポリシー セットの中で、アドミッション制御テーブルの match-type を設定します。

使用可能な table-type は、次のとおりです。

policy-set

dst-prefix

src-prefix

src-adjacency

src-account

dst-adjacency

dst-account

category

event-type

all

機能は、個々の隣接ごとに行う場合と同じように、CAC 設定から隣接グループごとにイネーブルまたはディセーブルにできます。隣接グループの table-type は、次のとおりです。

adj-group

src-adj-group

dst-adj-group

match-type パラメータは、テーブルの作成時に指定する必要があります。adj-group の match-type は、送信元または宛先の隣接グループのいずれかに一致します。

match-value key

アドミッション制御テーブルにエントリの照合値を設定します。

match-value は、定義した隣接の名前です 通常、すべての照合値は、隣接内で定義されます。match-type は、隣接内のこれらの定義されたパラメータのうち、どのパラメータを一致基準に使用するかを示します。たとえば、match-type は、一般的な隣接名、コールを発信する隣接(src-adjacency)、コールを終端させる隣接(dst-adjacency)などの名前になります。

別の方法として、隣接グループに対するポリシーを定義する場合に一般的に使用されるのがアカウント ID による照合です。たとえば、ゴールド、シルバー、およびデフォルトのカスタマー クラスがあるとします。ゴールド クラスのカスタマーに対しては、アカウント ID をゴールドとして定義し、ゴールド カスタマーに許可されるサービス クラスおよび他のパラメータをゴールド ポリシーとして設定します。

通常、first-cac-scope では、ポリシーがシステム全体に適用されるのか、または(要求される細かさに応じて)隣接やコールに適用されるのかというスコープを定義します。ただし、match-type を policy-set に設定する場合、ポリシーのスコープは match-value パラメータによって定義されます。

na-carrier-id-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、キャリア ID と照合するエントリを含んだ番号分析テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

na-dst-number-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信番号全体と照合するエントリを含んだ番号分析テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します。

na-dst-prefix-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信番号の先頭と照合するエントリを含んだ番号分析テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します。

na-src-account-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、送信元アカウントと照合するエントリを含んだ番号分析テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します。

na-src-adjacency-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信番号の送信元隣接と照合するエントリを含んだ番号分析テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します。

rtg-carrier-id-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、キャリア ID と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

rtg-dst-address-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、着信(宛先)番号と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

rtg- dst-domain -table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、宛先のドメイン名と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

rtg-round-robin-table table-name

イベントが match-value パラメータも next-table アクションも持たないポリシー テーブルのコンフィギュレーション モードを開始します。アクションは、宛先隣接の設定に限定されています。ルーティング テーブル内のエントリがイベントに一致し、next-table アクションでラウンドロビン隣接関係テーブルが指定されている場合、イベントに対して隣接のグループが選択されます。

rtg-src-account-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、送信元アカウントと照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

rtg-src-address-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、ダイヤラ(送信元)の番号または SIP ユーザ名と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

rtg-src-adjacency-table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、送信元隣接と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。

rtg- src-domain -table table-name

SBE ポリシー セットのコンテキスト内で、送信元のドメイン名と照合するエントリを含んだルーティング テーブル(必要に応じて作成)のコンフィギュレーション モードを開始します。