Cisco IOS XR セッション ボーダー コントローラ コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS XR Software Release 3.5
SBC インターワーキング DTMF の実装
SBC インターワーキング DTMF の実装
発行日;2013/09/18 | 英語版ドキュメント(2013/05/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

SBC インターワーキング DTMF の実装

内容

インターワーキング DTMF の実装の前提条件

インターワーキング DTMF に関する情報

インターワーキング DTMF の実装方法

H.323 隣接に対する DTMF の設定

SIP 隣接に対する DTMF の設定

インターワーキング DTMF の実装の設定例

その他の関連資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

関連コマンドのまとめ

SBC インターワーキング DTMF の実装

SBC を利用すると、音声/電話イベント MIME タイプ(RFC 2833)を使用するチャネル内 RTP シグナリングと、SIP INFO または H.245 UserInputIndication メソッドを使用するアウトオブバンド シグナリングとの間のインターワーキングを実現できます。

SBC はコール内のエンドポイントの機能に基づいて、最適なシグナリング技術を自動的に選択します。Dual-Tone MultiFrequency(DTMF)インターワーキングが採用されるのは、コール元およびコール先でサポートされる DTMF イベント メカニズムが重複しない場合に限られます(たとえば、コール元が SIP INFO メソッドを使用した DTMF 送信だけをサポートし、コール先がチャネル内 RTP シグナリングを使用した DTMF 受信だけをサポートしている場合)。


) この章で使用するコマンドの詳細な説明については、『Cisco IOS XR Session Border Controller Command Reference』を参照してください。この章で言及する他のコマンドについては、コマンド リファレンス マスター インデックス(オンライン検索)を使用して、該当するマニュアルを参照してください。


SBC トランスコーディング実装の機能履歴

 

リリース
変更内容

リリース 3.3.0

この機能は、Cisco XR 12000 シリーズ ルータで導入されました。

リリース 3.4.0

変更なし。

リリース 3.5.0

変更なし。

インターワーキング DTMF の実装の前提条件

次に、インターワーキング DTMF を実装するための前提条件を示します。

使用される SBC コマンドの適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。ユーザ グループおよびタスク ID の詳細については、『 Cisco IOS XR System Security Configuration Guide 』の「 Configuring AAA Services on Cisco IOS XR Software 」モジュールを参照してください。

SBC ソフトウェアのパッケージ インストレーション エンベロープ(PIE)をインストールしてアクティブにする必要があります。

PIE のインストールに関する詳細については、『 Cisco IOS XR Getting Started Guide 』の「 Upgrading and Managing Cisco IOS XR Software 」モジュールを参照してください。

インターワーキング DTMF を実装する前に、SBC を作成しておく必要があります。手順については、「SBC 設定の前提条件」モジュールを参照してください。

リリース 3.5.0 の SBC は、メディア ストリームの一部として送信される RTP トーンとのインターワーキングは行いません。

インターワーキング DTMF に関する情報

すべての隣接は、DTMF を H.245 UserInputIndication(英数字)として、つまりインバンドで通過させることをサポートしています。デフォルトでは、H.323 は RFC 2833 RTP Named Telephone Event(rtp-nte)のサポートについてシグナリング ピアとネゴシエートします。rtp-nte オプションなしで dtmf-relay コマンドを実行すると、rtp-nte サポートがディセーブルになります。

コールが 2 つの隣接間でルーティングされるときに、1 つは rtp-nte をサポートし、1 つはサポートしないように設定されている場合は、DTMF インターワーキングがイネーブルになります。DTMF インターワーキングでは、H.245 UserInputIndication が RFC 2833 パケットに変換され、その逆も行われます。DTMF インターワーキングがコールに対してイネーブルのときは、rtp-nte 隣接で設定されているダイナミック RTP ペイロード タイプは、リモート エンドポイントが RFC 2833 に使用するものと同じであることが必要です。

最も単純な設定は、すべての H.323 隣接に対して同じ RTP ペイロード タイプ値を使用するというものです。H.323 隣接ごとに設定値が異なる場合は、次の要件がすべての rtp-nte 隣接に適用されます。

その隣接の、RFC 2833 をサポートするすべてのエンドポイントは、同じ受信 RTP ダイナミック ペイロード タイプを使用する必要があります。

このダイナミック ペイロード タイプは、コール セットアップの前に隣接において設定する必要があります。

インターワーキング DTMF の実装方法

冗長性の設定については、次の項を参照してください。

H.323 隣接に対する DTMF の設定

SIP 隣接に対する DTMF の設定

H.323 隣接に対する DTMF の設定

このタスクでは、H.323 隣接に対してインターワーキング DTMF を設定します。隣接の設定方法の詳細については、「SBC 隣接の実装」モジュールを参照してください。

手順の概要

1. configure

2. sbc service-name

3. sbe

4. adjacency h323 adjacency-name

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

configure

 

RP/0/0/CPU0:router# configure

グローバル コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

sbc service-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config)# sbc mysbc

SBC サービスのモードを開始します。

service-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

ステップ 3

sbe

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc)# sbe

SBC サービス内で SBE エンティティのモードを開始します。

ステップ 4

adjacency h323 adjacency-name

 

RP/0/0/CPU0:router(config-sbc-sbe)# adjacency h323 myh323adjacency

SBE H.323 隣接のモードを開始します。

adjacency-name 引数を使用して、サービスの名前を定義します。

SIP 隣接に対する DTMF の設定

SIP 隣接に対する DTMF を設定するには、特別な設定は不要です。DTMF の設定は透過的に行われます。隣接の設定方法の詳細については、「SBC 隣接の実装」モジュールを参照してください。

インターワーキング DTMF の実装の設定例

ここでは、インターワーキング DTMF の設定方法の例を示します。この例は、ある H.323 隣接のコンフィギュレーション全体を示しており、この中にインターワーキング DTMF が含まれています。

configure

sbc mysbc

sbe

adjacency h323 myh323adjacency

signaling-address ipv4 10.1.0.2

signaling-port 123

vrf vpn3

signaling-peer gk 10.10.10.10

signaling-peer-port 123

remote-address ipv4 1.2.3.0/24

dbe-location-id 1

alias foo

authentication endpoint

authentication-key FG56KJ

account isp42

media-bypass

dtmf-relay

rtp payload-type nte 111

description test adjacency

commit

attach

commit

show

 

sbc mysbc

sbe

adjacency h323 myh323adjacency

alias foo

vrf vpn3

authentication-key FG56KJ

signaling-address ipv4 10.1.0.2

signaling-port 123

remote-address ipv4 1.2.3.0/24

authentication endpoint

signaling-peer-port 123

dtmf-relay

description test h323adjacency

dbe-location-id 1

account isp42

media-bypass

rtp payload-type nte 111

!

!

!

 

その他の関連資料

次の各項では、SBC インターワーキング DTMF の実装に関連する参考資料を示します。

関連資料

 

関連項目
マニュアル タイトル

Cisco IOS XR マスター コマンド リファレンス

『Cisco IOS XR Master Commands List』

Cisco IOS XR SBC インターフェイス コンフィギュレーション コマンド

『Cisco IOS XR Session Border Controller Command Reference』

Cisco IOS XR ソフトウェアを使用するルータを初回に起動し設定するための情報

『Cisco IOS XR Getting Started Guide』

Cisco IOS XR コマンド モード

『Cisco IOS XR Command Mode Reference』

Cisco MGX 8880 マニュアル

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/gatecont/ps3869/index.html

標準

標準
タイトル

この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

--

MIB

 

MIB
MIB のリンク

--

Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB の場所を特定してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用して、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。

http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

RFC

 

RFC
タイトル

RFC 2833

『RTP Payload for DTMF Digits, Telephony Tones and Telephony Signals』

シスコのテクニカル サポート

 

説明
リンク

シスコのテクニカル サポート Web サイトでは、製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクなどの、数千ページに及ぶ技術情報が検索可能です。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

関連コマンドのまとめ

ここでは、Cisco XR 12000 シリーズ ルータでのインターワーキング DTMF の設定に関連するコマンドをアルファベット順に示します。コマンドの詳細については、『 Cisco IOS XR Session Border Controller Command Reference 』を参照してください。

 

コマンド
目的

adjacency h323 adjacency-name

SBE H.323 隣接のモードを開始します。

dtmf-relay [rtp-nte]

H.323 隣接の DTMF リレーを設定します。

rtp payload-type nte number

H.323 隣接において DTMF インターワーキングを行うときの、RFC 2833 Named Telephone Event(rtp-nte)パケットのダイナミック RTP ペイロード タイプを設定します。