インターフェイスおよびハードウェア コンポーネント コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3S
IP トンネル:GRE キー エントロピー サポート
IP トンネル:GRE キー エントロピー サポート

目次

IP トンネル:GRE キー エントロピー サポート

IP トンネル:GRE キー エントロピー サポート機能によって、コア ネットワークの総称ルーティング カプセル化(GRE)モードでトンネル パケットのロード バランシングがイネーブルになります。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

IP トンネルの前提条件:GRE キー エントロピー サポート

  • トンネル インターフェイスの総称ルーティング カプセル化(GRE)モードでのみトンネル エントロピー計算をイネーブルにできます。

  • トンネル エントロピー計算をイネーブルにするには、トンネル キー値を設定する必要があります。

IP トンネルの制約事項:GRE キー エントロピー サポート

  • 24 ビットを超えるトンネル キー値を設定しないでください。 トンネル キー値が 24 ビットを超えると、トンネル エントロピー計算の設定に失敗します。

  • 設定されたトンネル キーを削除しない限り、トンネル エントロピー計算をディセーブルにできません。

IP トンネルに関する情報:GRE キー エントロピー サポート

IP トンネル:GRE キー エントロピー サポートの概要

IP トンネル:GRE キー エントロピー サポート機能によって、コア ネットワークの総称ルーティング カプセル化(GRE)モードでトンネル パケットのロード バランシングがイネーブルになります。 トンネル エントロピー計算機能は、トンネル インターフェイスの GRE モードでのみ設定できます。

トンネル エントロピー ラベルの特徴は以下のとおりです。
  • パケット転送にエントロピー ラベルを使用することができません。
  • シグナリングにエントロピー ラベルを使用することができません。
  • ネットワーク上でロード バランシングを改善するためにのみエントロピー ラベルが使用できます。

tunnel entropy コマンドを使用してトンネル エントロピー計算を設定するには、最初にインターフェイス コンフィギュレーション モードで tunnel key コマンドを使用して、トンネル キーを設定する必要があります。 トンネル キーの最大サイズは 32 ビットです。 トンネル エントロピー計算を設定した場合、GRE キー用に 24 ビット、エントロピー用に 8 ビットが予約されます。


(注)  


32 ビットの GRE トンネル キーを設定した場合、トンネル エントロピー計算を設定できません。 トンネル キーを削除し、24 ビット以下のサイズのキーを設定する必要があります。 すでに設定された GRE トンネル エントロピーをディセーブルにするには、最初に GRE トンネル キー値を削除します。

エントロピー ビットは、仮想ルーティングおよび転送(VRF) ID、送信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス、送信元ポート、宛先ポート、ネットワークのプライベート IPv4/IPv6 パケットのプロトコルの 6 つのタプルで計算されます。

IP トンネルの設定方法:GRE キー エントロピー サポート

IP トンネルの設定:GRE キー エントロピー サポート

GRE トンネル エントロピー計算を設定するには、この作業を実行します。

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    interface tunnel tunnel-number

    4.    tunnel source {ipv4-addr | ipv6-addr | interface-type interface-number | dynamic}

    5.    tunnel destination {ipv4-addr | ipv6-addr | hostname | dynamic}

    6.    tunnel mode gre ip

    7.    tunnel key key-number

    8.    tunnel entropy

    9.    end

    10.    show interfaces interface-type interface-number


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Device> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。

     
    ステップ 2 configure terminal


    例:
    Device# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 interface tunnel tunnel-number


    例:
    Device(config)# interface tunnel 21
     

    トンネル インターフェイスおよび番号を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 4 tunnel source {ipv4-addr | ipv6-addr | interface-type interface-number | dynamic}


    例:
    Device(config-if)# tunnel source 10.1.1.1
     

    トンネル インターフェイスの送信元 IP アドレスを指定します。

     
    ステップ 5 tunnel destination {ipv4-addr | ipv6-addr | hostname | dynamic}


    例:
    Device(config-if)# tunnel destination 172.168.2.1
     

    トンネル インターフェイスの宛先 IP アドレスを指定します。

     
    ステップ 6 tunnel mode gre ip


    例:
    Device(config-if)# tunnel mode gre ip
     

    トンネル インターフェイスのカプセル化モードを設定します。

     
    ステップ 7 tunnel key key-number


    例:
    Device(config-if)# tunnel key 4683
     

    トンネル インターフェイスの ID キーをイネーブルにします。

     
    ステップ 8 tunnel entropy


    例:
    Device(config-if)# tunnel entropy
     

    ネットワークのトンネル パケットのロード バランシングを実行します。

     
    ステップ 9 end


    例:
    Device(config-if)# end
     

    特権 EXEC モードに戻ります。

     
    ステップ 10 show interfaces interface-type interface-number


    例:
    Device# show interfaces tunnel 21
     

    デバイスまたはアクセス サーバ上に設定されているすべてのインターフェイスの統計情報を表示します。

     

    IP トンネルの設定例:GRE キー エントロピー サポート

    例:IP トンネルの設定:GRE キー エントロピー サポート

    次の例では、トンネル インターフェイスの GRE モードに対するトンネル エントロピー計算の設定方法を示します。

    Device> enable
    Device# configure terminal
    Device(config)# interface tunnel 21
    Device(config-if)# tunnel source 10.1.1.1
    Device(config-if)# tunnel destination 172.168.2.1
    Device(config-if)# tunnel mode gre ip
    Device(config-if)# tunnel key 4683
    Device(config-if)# tunnel entropy
    Device(config-if)# end
    

    次に、show interfaces tunnel コマンドの出力例を示します。トンネル エントロピー計算は、24 ビット キーでイネーブルになることを表示します。

    Device# show interfaces tunnel 21
    
    Tunnel21 is up, line protocol is up
    Hardware is Tunnel
    MTU 17864 bytes, BW 100 Kbit/sec, DLY 50000 usec,
    reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
    Encapsulation TUNNEL, loopback not set
    Keepalive not set
    Tunnel source 10.1.1.1, destination 172.168.2.1
    Tunnel protocol/transport GRE/IP
    Key 0x124B, sequencing disabled
    Checksumming of packets disabled
    Tunnel Entropy Calculation Enabled (24-bit Key)
    Tunnel TTL 255, Fast tunneling enabled
    Tunnel transport MTU 1472 bytes
    Tunnel transmit bandwidth 8000 (kbps)
    Tunnel receive bandwidth 8000 (kbps)
    Last input never, output never, output hang never
    Last clearing of "show interface" counters 00:03:07
    Input queue: 0/375/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
    Queueing strategy: fifo
    Output queue: 0/0 (size/max)
    5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
    5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
    0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
    Received 0 broadcasts (0 IP multicasts)
    0 runts, 0 giants, 0 throttles
    0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
    0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
    0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
    0 unknown protocol drops
    0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
    

    IP トンネルのその他の関連資料:GRE キー エントロピー サポート

    関連資料

    関連項目

    マニュアル タイトル

    Cisco IOS コマンド

    Cisco IOS Master Command List, All Releases

    トンネル コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、デフォルト設定、コマンド履歴、使用に関する注意事項および例

    『Cisco IOS Interface and Hardware Component Command Reference』

    Cisco IOS XE Interface and Hardware Component コンフィギュレーション モジュール

    『Cisco IOS XE Interface and Hardware Component Configuration Guide』

    標準および RFC

    RFC タイトル

    RFC6790

    MPLS フォワーディングのエントロピー ラベルの使用

    テクニカル サポート

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    IP トンネルの機能情報:GRE キー エントロピー サポート

    次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

    プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

    表 1 IP トンネルの機能情報:GRE キー エントロピー サポート

    機能名

    リリース

    機能情報

    IP トンネル:GRE キー エントロピー サポート

    Cisco IOS XE Release 3.11S

    IP トンネル:GRE キー エントロピー サポート機能によって、コア ネットワークの総称ルーティング カプセル化(GRE)モードでトンネル パケットのロード バランシングがイネーブルになります。

    次のコマンドが導入または変更されました。

    tunnel entropy

    tunnel key

    show interfaces