IP マルチキャスト:IGMP コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE Release 3S
IGMP のスタティック グループ範囲サポート
IGMP のスタティック グループ範囲サポート
発行日;2013/06/14   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

IGMP のスタティック グループ範囲サポート

このモジュールでは、IGMP スタティック グループ範囲サポートを設定し、クラス マップでグループ範囲を指定し、マップをインターフェイスに適用することにより、多くのインターフェイスのスタティック グループ メンバーシップ エントリを必要とするデバイスを含むネットワークの管理を簡素化する方法について説明します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

IGMP スタティック グループ範囲サポートに関する情報

IGMP スタティック グループ範囲サポートの概要

IGMP スタティック グループ範囲サポート機能が導入される前は、スタティック グループ メンバーシップのグループ範囲を指定するオプションがありませんでした。 各スタティック グループを個別に設定しなければならなかったため、ネットワーク環境によっては、多くのインターフェイスのスタティック グループ メンバーシップ エントリが必要なデバイスの管理は困難でした 結果として生成される構成は非常に長く、管理が困難でした。

IGMP スタティック グループ範囲サポート機能は、クラス マップでグループ範囲を設定し、インターフェイスにクラス マップを適用する機能を導入します。

IGMP スタティック グループ範囲サポートのクラス マップ

クラスとは、内容に基づいてパケットのセットを識別する方法です。 クラスは、クラス マップを介して指定されます。 クラス マップは、通常、トラフィック ポリシーの作成に使用されます。 トラフィック ポリシーは、モジュラ Quality of Service(QoS)コマンドライン インターフェイス(CLI)(MQC)を使用して設定します。 トラフィック ポリシーを作成する通常の手順では、トラフィック クラスの定義、トラフィック ポリシーの作成、インターフェイスへのポリシーの適用を行います。

IGMP スタティック グループ範囲サポート機能によって、グループ範囲、グループ アドレス、SSM(Source Specific Multicast)チャネルおよび SSM チャネル範囲の定義に使用されるクラス マップ タイプが導入されました。 作成後、クラス マップをインターフェイスに適用できます。

IGMP スタティック グループ範囲サポート機能はマップを定義するために MQC を使用しますが、IGMP スタティック グループ クラス マップを設定する手順は、QoS トラフィック ポリシーを設定する場合にクラス マップの作成に使用される手順とは異なります。 IGMP スタティック グループ範囲サポート機能を設定するには、次の手順を実行する必要があります。
  1. IGMP スタティック グループ クラス マップを作成します。
  2. クラス マップに関連付けられるグループ エントリを定義します。
  3. マップをインターフェイスに適用します。

数多くの一致基準を指定することによって定義される QoS クラス マップと異なり、IGMP スタティック クラス マップは、マルチキャスト グループ エントリ(グループ アドレス、グループ範囲、SSM チャネル、および SSM チャネル範囲)を指定することによって定義されます。 また、IGMP スタティック グループ範囲クラス マップは、トラフィック ポリシーでは設定されません。 そうではなく、ip ignmp static-group コマンドが、IGMP スタティック グループ範囲をサポートするように拡張されました。

クラス マップがインターフェイスに適用されると、クラス マップで定義されているすべてのグループ エントリは、インターフェイス上に静的に接続されたメンバになり、IGMP キャッシュおよび IP マルチキャスト ルート(mroute)テーブルに追加されます。

IGMP スタティック グループ範囲サポートを設定する一般的な手順

IGMP スタティック グループ範囲サポート機能を設定するには、次の手順を完了する必要があります。

  1. IGMP スタティック グループ マップを作成する(class-map type multicast-flows コマンドを使用)。
  2. クラス マップに関連付けられるグループ エントリを定義する(group コマンドを使用)。
  3. クラス マップをインターフェイスに適用します(ip igmp static-group コマンドを使用)。

class-map type multicast-flows コマンドは、マルチキャスト フロー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始し、IGMP スタティック グループ クラス マップを作成または変更する場合に使用されます。

数多くの一致基準を指定することによって定義される QoS クラス マップと異なり、IGMP スタティック クラス マップは、マルチキャスト グループ エントリ(グループ アドレス、グループ範囲、SSM チャネル、および SSM チャネル範囲)を指定することによって定義されます。 マルチキャスト フロー クラス マップ コンフィギュレーション モードから、次の形式のグループ コマンドが入力され、グループ エントリが定義されて、クラス マップと関連付けられます。

  • group group-address

IGMP スタティック グループ クラス マップに関連付けられるグループ アドレスを定義します。

  • group group-address to group-address

IGMP スタティック グループ クラス マップに関連付けられるグループ アドレスの範囲を定義します。

  • group group-address source source-address

IGMP スタティック グループ クラス マップに関連付けられる SSM チャネルを定義します。

  • group group-address to group-address source source-address

IGMP スタティック グループ クラス マップに関連付けられる SSM チャネルの範囲を定義します。

QoS クラス マップとは異なり、IGMP スタティック グループ範囲クラス マップは、トラフィック ポリシーには設定されません。 そうではなく、ip igmp static-group コマンドが、IGMP スタティック グループ範囲をサポートするように拡張されました。 IGMP スタティック グループ クラス マップを作成したあと、ip igmp static-group コマンドと class-map キーワードおよび class-map-name 引数を使用してクラス マップをインターフェイスに適用できます。 クラス マップがインターフェイスに適用されると、クラス マップで定義されているすべてのグループ エントリは、インターフェイス上に静的に接続されたメンバになり、IGMP キャッシュおよび IP マルチキャスト ルート(mroute)テーブルに追加されます。

IGMP スタティック グループ範囲サポートの設定に関する追加のガイドライン

  • 1 つの IGMP スタティック グループ クラス マップだけをインターフェイスに適用できます。
  • IGMP スタティック グループ クラス マップを変更する場合(つまり、group コマンドを使用して、クラス マップにグループ エントリを追加するか、または、クラス マップからグループ エントリを削除する場合)、IGMP スタティック グループ クラス マップに追加するグループ エントリ、または、IGMP スタティック グループ クラス マップから削除するグループ エントリは、それぞれ、IGMP キャッシュおよび mroute テーブルに追加されるか、または、IGMP キャッシュおよび mroute テーブルから削除されます。
  • IGMP スタティック グループ クラス マップを ip igmp static-group コマンドを使用してインターフェイスで別のクラス マップに置き換えると、古いクラス マップに関連付けられたグループ エントリが削除され、新しいクラス マップで定義されているグループ エントリが IGMP キャッシュおよび mroute テーブルに追加されます。
  • ip igmp static-group コマンドは、クラス マップの設定があるかどうかに関係なく、class-map-name 引数で IGMP スタティック グループ クラス マップを受け入れます。 インターフェイスに適用されているクラス マップが存在しない場合、クラス マップは非アクティブのままになります。 クラス マップが一度設定されると、そのクラス マップに関連付けられているすべてのグループ エントリが、IGMP キャッシュおよび mroute テーブルに追加されます。
  • ip igmp static-group コマンドの no 形式を使用して、インターフェイスからクラス マップが削除される場合、クラス マップに定義されているすべてのグループ エントリが、IGMP キャッシュおよび mroute テーブルから削除されます。

IGMP スタティック グループ範囲サポートの利点

IGMP スタティック グループ範囲サポート機能には、次の利点があります。

  • 多くの異なる ip igmp static-group コマンドで設定される多くのインターフェイスが必要なデバイスの管理を、クラス マップでグループ範囲を設定し、ip igmp static-group コマンドにクラス マップを適用する機能を導入することによって簡素化できる。
  • 多数の ip igmp static-group コマンド設定が必要なデバイスの管理に必要なコマンドの数が減る。

IGMP スタティック グループ範囲サポートの設定方法

IGMP のスタティック グループ範囲サポートの設定

IGMP スタティック グループ クラスを作成して定義し、インターフェイスにクラスを適用するには、次の作業を実行します。

手順の概要

    1.    enable

    2.    configure terminal

    3.    class-map type multicast-flows class-map-name

    4.    group group-address [to group-address] [source source-address]

    5.    exit

    6.    さらにクラス マップを作成する場合は、ステップ 3 ~ 5 を繰り返します。

    7.    interface type number

    8.    ip igmp static-group class-map class-map-name

    9.    ip igmp static-group *

    10.    end


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Device> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。
     
    ステップ 2 configure terminal


    例:
    Device# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3 class-map type multicast-flows class-map-name


    例:
    Device(config)# class-map type multicast-flows static1
     

    マルチキャスト フロー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始し、IGMP スタティック グループ クラス マップを作成または変更します。

     
    ステップ 4 group group-address [to group-address] [source source-address]


    例:
    Device(config-mcast-flows-cmap)# group 232.1.1.7 to 232.1.1.20
     

    クラス マップに関連付けられるグループ エントリを定義します。

    • 設定されたクラス マップに追加のグループ エントリを関連付けるには、この手順を繰り返します。
     
    ステップ 5 exit


    例:
    Device(config-mcast-flows-cmap)# exit
     

    マルチキャスト フロー クラス マップ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

     
    ステップ 6 さらにクラス マップを作成する場合は、ステップ 3 ~ 5 を繰り返します。  

    --

     
    ステップ 7 interface type number


    例:
    Device(config)# interface FastEthernet 0/1
     

    インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 8 ip igmp static-group class-map class-map-name


    例:
    Device(config-if)# ip igmp static-group class-map static1
     

    インターフェイスに IGMP スタティック グループ クラス マップを適用します。

     
    ステップ 9 ip igmp static-group *


    例:
    Device(config-if)# ip igmp static-group *
     

    (任意)作成したすべてのマルチキャスト ルート(mroute)エントリにインターフェイスを配置します。

    • Cisco ソフトウェアのリリースによっては、最終ホップのデバイスのインターフェイスに PIM ネイバーがなく、レシーバがない場合に、この手順が必要です。 『Cisco IOS IP Multicast Command Reference』の ip igmp static-group コマンドを参照してください。
     
    ステップ 10 end


    例:
    Device(config-if)# end
     

    インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードを開始します。

     

    IGMP スタティック グループ範囲サポートの確認

    IGMP スタティック グループ クラス マップの設定の内容を確認し、クラス マップをインターフェイスに適用した後でクラス マップに定義されているすべてのグループ エントリが IGMP キャッシュおよび mroute テーブルに追加されたことを確認するには、次のオプション作業を実行します。

    手順の概要

      1.    show ip igmp static-group class-map [interface [type number]]

      2.    show ip igmp groups [group-name | group-address| interface-type interface-number] [detail]

      3.    show ip mroute


    手順の詳細
      ステップ 1   show ip igmp static-group class-map [interface [type number]]

      IGMP スタティック グループ クラス マップの内容およびクラス マップを使用しているインターフェイスを表示します。

      次に、show ip igmp static-group class-map コマンドの出力例を示します。



      例:
      Device# show ip igmp static-group class-map
      
      Class-map static1
        Group address range 228.8.8.7 to 228.8.8.9
        Group address 232.8.8.7, source address 10.1.1.10
        Interfaces using the classmap:
          Loopback0
      Class-map static
        Group address range 232.7.7.7 to 232.7.7.9, source address 10.1.1.10
        Group address 227.7.7.7
        Group address range 227.7.7.7 to 227.7.7.9
        Group address 232.7.7.7, source address 10.1.1.10
        Interfaces using the classmap:
          FastEthernet3/1
      

      次に、キーワード interface を指定した show ip igmp static-group class-map コマンドの出力例を示します。



      例:
      Device# show ip igmp static-group class-map interface
       
      Loopback0
        Class-map attached: static1
      FastEthernet3/1
        Class-map attached: static
      

      次に、キーワード interface type number 引数を指定した show ip igmp static-group class-map コマンドの出力例を示します。



      例:
      Device# show ip igmp static-group class-map interface FastEthernet 3/1
      
      FastEthernet3/1
        Class-map attached: static
      
      ステップ 2   show ip igmp groups [group-name | group-address| interface-type interface-number] [detail]

      デバイスに直接接続されているレシーバと IGMP によって学習されたレシーバを持つマルチキャスト グループを表示します。

      次に、show ip igmp groups コマンドの出力例を示します。



      例:
      device# show ip igmp groups
      
      IGMP Connected Group Membership
      Group Address    Interface                Uptime    Expires   Last Reporter
      232.7.7.7        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      232.7.7.9        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      232.7.7.8        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      227.7.7.7        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      227.7.7.9        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      227.7.7.8        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      224.0.1.40       FastEthernet3/2          01:44:50  00:02:09  10.2.2.5
      224.0.1.40       Loopback0                01:45:22  00:02:32  10.3.3.4
      
      ステップ 3   show ip mroute

      mroute テーブルの内容を表示します。

      次に、show ip mroute コマンドの出力例を示します。



      例:
      Device# show ip mroute
      
      IP Multicast Routing Table
      Flags: D - Dense, S - Sparse, B - Bidir Group, s - SSM Group, C - Connected,
             L - Local, P - Pruned, R - RP-bit set, F - Register flag,
             T - SPT-bit set, J - Join SPT, M - MSDP created entry,
             X - Proxy Join Timer Running, A - Candidate for MSDP Advertisement,
             U - URD, I - Received Source Specific Host Report, Z - Multicast Tunnel
             Y - Joined MDT-data group, y - Sending to MDT-data group
      Outgoing interface flags: H - Hardware switched, A - Assert winner
       Timers: Uptime/Expires
       Interface state: Interface, Next-Hop or VCD, State/Mode
      (10.1.1.10, 232.7.7.7), 00:00:17/00:02:42, flags: sTI
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.5
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:17/00:02:42
      (10.1.1.10, 232.7.7.9), 00:00:17/00:02:42, flags: sTI
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.5
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:17/00:02:42
      (10.1.1.10, 232.7.7.8), 00:00:18/00:02:41, flags: sTI
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.5
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 227.7.7.7), 00:00:18/00:02:41, RP 10.2.2.6, flags: SJC
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 227.7.7.9), 00:00:18/00:02:41, RP 10.2.2.6, flags: SJC
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 227.7.7.8), 00:00:18/00:02:41, RP 10.2.2.6, flags: SJC
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 224.0.1.40), 00:01:40/00:02:23, RP 10.2.2.6, flags: SJCL
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          Loopback0, Forward/Sparse-Dense, 00:01:40/00:02:23

      IGMP スタティック グループ範囲サポートの設定例

      例:IGMP スタティック グループ サポートの設定

      次に、クラス マップを設定し、クラス マップをインターフェイスに適用する例を示します。 この例では、static というクラス マップが設定され、FastEthernet インターフェイス 3/1 に適用されます。

      class-map type multicast-flows static
       group 227.7.7.7
       group 232.7.7.7 to 232.7.7.9 source 10.1.1.10
       group 232.7.7.7 source 10.1.1.10
       group 227.7.7.7 to 227.7.7.9
      .
      .
      .
      !
      interface FastEthernet3/1
       ip address 192.168.1. 2 255.255.255.0
       ip pim sparse-dense-mode
       ip igmp static-group class-map static
      !

      例:IGMP スタティック グループ サポートの確認

      次に、show ip igmp static-group class-map コマンドの出力例を示します。 この例では、static という IGMP スタティック グループ クラス マップ(例:IGMP スタティック グループ サポートの設定の項で設定されるクラス マップ)の内容が表示されます。

      Device# show ip igmp static-group class-map
       
      Class-map static
        Group address range 227.7.7.7 to 227.7.7.9
        Group address 232.7.7.7, source address 10.1.1.10
        Group address range 232.7.7.7 to 232.7.7.9, source address 10.1.1.10
        Group address 227.7.7.7
        Interfaces using the classmap:
          FastEthernet3/1
      

      次に、show ip igmp groups コマンドの出力例を示します。 この例では、static というクラス マップ(例:IGMP スタティック グループ サポートの設定の項で設定されるクラス マップ)で定義されているグループ エントリが、IGMP キャッシュに追加されたことを確認するために、コマンドが実行されます。

      Device# show ip igmp groups
      IGMP Connected Group Membership
      Group Address    Interface                Uptime    Expires   Last Reporter
      232.7.7.7        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      232.7.7.9        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      232.7.7.8        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      227.7.7.7        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      227.7.7.9        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      227.7.7.8        FastEthernet3/1          00:00:09  stopped   0.0.0.0
      224.0.1.40       FastEthernet3/2          01:44:50  00:02:09  10.2.2.5
      224.0.1.40       Loopback0                01:45:22  00:02:32  10.3.3.4
      

      次に、show ip mrouteコマンドの出力例を示します。 この例では、クラス マップ名前付きスタティック(例:IGMP スタティック グループ サポートの設定の項で設定されるクラス マップ)で定義されているグループ エントリが、mroute テーブルに追加されたことを確認するために、コマンドが実行されます。

      Device# show ip mroute
      
      IP Multicast Routing Table
      Flags: D - Dense, S - Sparse, B - Bidir Group, s - SSM Group, C - Connected,
             L - Local, P - Pruned, R - RP-bit set, F - Register flag,
             T - SPT-bit set, J - Join SPT, M - MSDP created entry,
             X - Proxy Join Timer Running, A - Candidate for MSDP Advertisement,
             U - URD, I - Received Source Specific Host Report, Z - Multicast Tunnel
             Y - Joined MDT-data group, y - Sending to MDT-data group
      Outgoing interface flags: H - Hardware switched, A - Assert winner
       Timers: Uptime/Expires
       Interface state: Interface, Next-Hop or VCD, State/Mode
      (10.1.1.10, 232.7.7.7), 00:00:17/00:02:42, flags: sTI
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.5
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:17/00:02:42
      (10.1.1.10, 232.7.7.9), 00:00:17/00:02:42, flags: sTI
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.5
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:17/00:02:42
      (10.1.1.10, 232.7.7.8), 00:00:18/00:02:41, flags: sTI
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.5
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 227.7.7.7), 00:00:18/00:02:41, RP 10.2.2.6, flags: SJC
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 227.7.7.9), 00:00:18/00:02:41, RP 10.2.2.6, flags: SJC
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 227.7.7.8), 00:00:18/00:02:41, RP 10.2.2.6, flags: SJC
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          FastEthernet3/1, Forward/Sparse-Dense, 00:00:18/00:02:41
      (*, 224.0.1.40), 00:01:40/00:02:23, RP 10.2.2.6, flags: SJCL
        Incoming interface: FastEthernet3/2, RPF nbr 10.2.2.6
        Outgoing interface list:
          Loopback0, Forward/Sparse-Dense, 00:01:40/00:02:23

      その他の関連資料

      関連資料

      関連項目

      マニュアル タイトル

      Cisco IOS コマンド

      『Cisco IOS Master Commands List, All Releases』

      IP マルチキャスト コマンド

      『Cisco IOS IP Multicast Command Reference』

      標準および RFC

      標準/RFC

      タイトル

      RFC 2933

      『Internet Group Management Protocol MIB』

      MIB

      MIB

      MIB のリンク

      IGMP-MIB

      選択したプラットフォーム、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース、およびフィーチャ セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

      http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

      シスコのテクニカル サポート

      説明

      リンク

      シスコのサポートおよびドキュメンテーション Web サイトでは、ダウンロード可能なマニュアル、ソフトウェア、ツールなどのオンライン リソースを提供しています。 これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。 この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

      http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html

      IGMP スタティック グループ範囲サポートの機能に関する情報

      次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

      プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/​go/​cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

      表 1 IGMP スタティック グループ範囲サポートの機能に関する情報

      機能名

      リリース

      機能情報

      IGMP のスタティック グループ範囲サポート

      12.2(18)SXF5

      Cisco IOS XE Release 2.6

      15.0(1)M

      12.2(33)SRE

      15.1(1)SG

      Cisco IOS XE Release 3.3SG

      IGMP スタティック グループ範囲サポート機能は、クラス マップでグループ範囲を設定し、インターフェイスにクラス マップを適用する機能を導入します。 この機能は、多くのインターフェイスのスタティック グループ メンバーシップ エントリを必要とするデバイスを含むネットワークの管理を簡素化する拡張です。

      この機能により、class-map type multicast-flowsgroup(multicast-flows)、ip igmp static-groupshow ip igmp static-group class-map の各コマンドが導入または変更されました。

      SNMP の IGMP MIB サポート拡張機能

      12.2(11)T

      12.2(33)SRE

      Cisco IOS XE Release 2.1

      15.1(1)SG

      12.2(50)SY

      15.0(1)S

      インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)は、隣接するマルチキャスト ルータにマルチキャスト グループ メンバーシップを報告するために IP ホストによって使用されます。 IGMP MIB は、Simple Network Management Protocol(SNMP)を使用してユーザがリモートに IGMP を監視および設定できるようにするオブジェクトを記述したものです。 また、ユーザがリモートでマルチキャスト グループの登録および登録解除することができるようにもします。 SNMP 機能のための IGMP MIB サポート拡張機能は、Cisco IOS ソフトウェアの RFC 2933(インターネット グループ管理プロトコル MIB)のフル サポートを追加します。

      この機能により、新規追加または変更されたコマンドはありません。