ハイ アベイラビリティ コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE リリース 3E
稼働中ソフトウェア アップグレードの実行
稼働中ソフトウェア アップグレードの実行

目次

稼働中ソフトウェア アップグレードの実行

このモジュールは、In Service Software Upgrade(ISSU)プロセスの実行方法について説明します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

ISSU を実行するための前提条件

  • アクティブおよびスタンバイの両方のルート プロセッサ(RP)がシステムで使用可能である必要があります。

  • ISSU プロセスを開始する前に、既存と新規のシスコ ソフトウェア イメージを、アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のファイル システムにロードしておく必要があります。

  • ステートフル スイッチオーバー(SSO)が設定されており、正常に稼働している必要があります。

  • ノンストップ フォワーディング(NSF)が設定されており、正常に稼働している必要があります。

  • ISSU を実行する前に、アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のファイル システムに新しい ISSU 互換イメージが含まれている必要があります。 システム内で動作している現在のバージョンも ISSU をサポートしている必要があります。 各種コマンドを実行して、RP のバージョンと互換性を判別できます。または、Cisco Feature Navigator で ISSU アプリケーションを使用しても判別できます。

ISSU の実行に関する制約事項

全般的な制約事項

  • ISSU プロセスの実行中にハードウェアを変更しないでください。

  • アップグレードは、メンテナンス ウィンドウが表示されている間のみ実行します (推奨)。

  • ISSU プロセス中に設定の変更が必要な新しい機能をイネーブルにしないでください。

  • シスコ ソフトウェア イメージのダウングレードで機能が使用できない場合、ISSU プロセスを開始する前にその機能を無効にします。

  • IOS XE 3.6.0E 以前のリリースと IOS XE 3.6.0 リリースの間には、恒久的な「ISSU の境界」が存在します。境界の同じ側にあるバージョン間での ISSU はサポートされていますが、境界の反対側にあるバージョンとの ISSU はサポートされていません。


    (注)  


    この制約事項は、VSS の Catalyst 4500X、VSS または冗長シャーシの Supervisor Engine 7E、Supervisor Engine 7LE、および Supervisor Engine 8E に適用されます。 制約事項について次の 4 つのシナリオで具体的に説明します。
    • IOS XE 3.6.0E より前のリリース(3.5.1E など)を実行している場合、IOS XE 3.6.0E への ISSU アップグレードは実行できません。

    • IOS XE 3.6.0E を実行している場合、IOS XE 3.5.0E への ISSU ダウングレードは実行できません。

    • IOS XE 3.6.0E を実行している場合、(今後リリースされる)IOS XE 3.6.1E への ISSU アップグレードは実行できます。

    • IOS XE 3.6.0E より後のリリース(今後リリースされる 3.7.0 など)を実行している場合、IOS XE 3.5.0E への ISSU ダウングレードは実行できません。


ISSU 用の仮想テンプレート マネージャのサポート終了に関する制約事項

ISSU 用の仮想テンプレート マネージャは、Cisco IOS Release 12.2(31)SB および 12.2(33)SB ではサポートされていません。

Cisco 10000 シリーズ インターネット ルータ プラットフォームに関する制約事項

  • ISSU は、以降にリリースされた Cisco IOS 12.2(28)SB ソフトウェアでのみ使用できます。

  • 次のラインカードは、ISSU をサポートします。
    • 1 ポート チャネル化 OC-12/STM-4
    • 1 ポート ギガビット イーサネット
    • 1 ポート ハーフハイト ギガビット イーサネット
    • 1 ポート OC-12 ATM
    • 1 ポート OC-12 Packet over SONET(PoS)
    • 1 ポート OC-48 PoS
    • 4 ポート チャネル化 OC-3/STM-1
    • 4 ポート OC-3 ATM IR
    • 4 ポート OC-3 ATM LR
    • 4 ポート ハーフハイト チャネル化 T3
    • 6 ポート チャネル化 T3
    • 6 ポート OC-3 PoS
    • 8 ポート ATM E3/DS3
    • 8 ポート E3/DS3
    • 8 ポート ハーフハイト ファスト イーサネット
    • 24 ポート チャネル化 E1/T1
  • 次のインターフェイス カードは、ISSU をサポートします。
    • SPA インターフェイス プロセッサ(10000-SIP-600)
    • 2 ポート GE SPA
    • 5 ポート GE SPA
    • 8 ポート GE SPA
    • 1 ポート 10GE SPA

Cisco Catalyst 4500 に関する制約事項

  • 単一ステップの完全アップグレード プロセス サイクルは、Cisco IOS Release 12.2(47)SG の Cisco Catalyst 4500 シリーズ スイッチで使用可能です。

  • Cisco Catalyst 4500 シリーズ スイッチで使用可能な、以前のリリースから Cisco IOS XE Release 3.6E への ISSU アップグレード プロセスはサポートされません。 インストーラは ISSU の実行前に互換性のメタデータを使用し、非互換イメージの場合はアップグレードを終了します。

ISSU の実行に関する情報

ISSU プロセスの概要

ISSU を使用すると、システムによるパケット転送を続行しながら、ルータ レベルでシスコ ソフトウェアのアップグレードまたはダウングレードを実行できます。 ISSU では、シスコのハイ アベイラビリティ インフラストラクチャ(SSO およびハードウェア冗長性を備えた Cisco NSF)を活用して、更新時にもシステムが引き続きサービスを提供できるため、ソフトウェアのアップグレードやバージョン変更に伴うダウンタイムがなくなります。 シスコのハイ アベイラビリティ機能を組み合わせることで、予定された保守作業がネットワーク サービスのアベイラビリティに与える影響が軽減され、その結果、ダウンタイムが減少するとともに、不可欠なシステムへのアクセスが改善されます。

SSO モードは、コンフィギュレーションの同期をサポートします。 アクティブ RP とスタンバイ RP のイメージが異なる場合、この機能によって 2 つのルート プロセッサ(RP)が同期を保つことができますが、それぞれがサポートするコマンド セットは異なることがあります。

ISSU 対応ルータは、2 つの RP(アクティブおよびスタンバイ)および 1 つ以上のラインカードで構成されています。 ISSU プロセスを開始する前に、両方の RP のファイル システムに Cisco IOS ソフトウェアをコピーする必要があります。

両ファイル システムに Cisco IOS ソフトウェアをコピーした後、新しい Cisco IOS ソフトウェア バージョンをスタンバイ RP にロードします。

スイッチオーバーの後、スタンバイ RP が新しいアクティブ RP として処理を引き継ぎます。

その後、以前のアクティブ RP であって、現在は新しくスタンバイになった RP に、新しいソフトウェアがロードされます。

ISSU の間、システム内の 2 つの RP は、次の 3 つの異なる状態のいずれかになります。

  • アクティブ:1 つの RP が古いソフトウェアを使用してアクティブにパケットを転送します。 ISSU プロセスの実行後、元のアクティブ RP はスタンバイ RP となります。

  • スタンバイ:スタンバイ RP で ISSU を実行し、新しいソフトウェアをロードします。 ISSU プロセスの実行後、元のスタンバイ RP はアクティブ RP となります。

  • ホットスタンバイ:元のスタンバイ RP が新しいアクティブ RP となった後に、新しいスタンバイ RP に新しいソフトウェア イメージをロードします。 これにより、スタンバイ RP はホット スタンバイ RP となります。

次の図は、ISSU プロセス中の ISSU ステートを示します。

図 1. ISSU プロセス中の ISSU ステート

ISSU ロールバック タイマー

Cisco IOS ソフトウェアは ISSU ロールバック タイマーを保持しています。 ロールバック タイマーは、アップグレードの結果、新しいアクティブ RP との通信が切断されたままの状態になることを防止するための安全策となります。

ロールバック タイマーを 45 分(デフォルト)よりも短く設定すると、新しいソフトウェアがコミットされない場合、または runversion モード中にルータへの接続が切断されれた場合に、待機する必要がなくなります。 新しいイメージをコミットする前に新しい Cisco IOS ソフトウェアの動作を確認するための十分な時間が必要な場合は、ロールバック タイマーを 45 分以上に設定します。

高速ソフトウェア アップグレード

Cisco IOS ソフトウェア バージョンに互換性がなく、ISSU が可能でない場合、ISSU コマンド コンテキストの中で FSU 手順を実行することができます。 ISSU コマンドでオプションのパラメータを使用すると、システムは ISSU の使用に必要な SSO モードではなく、RPR モードに戻ります。

ISSU コマンド コンテキストを使用する FSU は、ISSU 認識シスコ ソフトウェア バージョンとのみ連動します。 ISSU よりも前のバージョンにダウングレードする場合は、手動で FSU を使用する必要があります。

Enhanced Fast Software Upgrade

Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)は FSU の改良版で、シスコ ソフトウェアのアップグレード時のダウンタイムを減少させます。

ラインカード レベルでは、Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)プロセスによりアップグレード時のラインカードのダウンタイムが 30 秒から 90 秒の間に最小化されます。これは、アクティブ ルート プロセッサからスタンバイ ルート プロセッサへの ISSU スイッチオーバーが発生する前に、新しいラインカード イメージをプリロードすることで実現しています。

詳細については、『Enhanced Fast Software Upgrade on the Cisco 7600 Series Router』を参照してください。

ISSU をサポートするシスコ ソフトウェアのバージョニング機能

ISSU 機能を導入する前に、SSO 動作モードでは、各 RP が同じバージョンのシスコ ソフトウェアを実行している必要があります。 冗長 HA コンフィギュレーションにおけるシステムの動作モードは、スタンバイ RP がアクティブ RP を認識する際に、バージョン文字列を交換することによって決定されます。

システムが SSO モードを開始するのは、両方の RP で実行されているバージョンが同じである場合だけです。 バージョンが同じでない場合は、互換性を確保するために冗長モードが使用されます。 ISSU 機能を使用した場合、この実装ではシスコ ソフトウェア イメージの 2 つの異なる、しかし互換性のあるリリース レベルを SSO モードで相互動作することで、ソフトウェア アップグレードを実行しながら、パケット転送を継続することができます。 ISSU 機能が導入される前に行われていたバージョン チェックでは、システムが動作モードを決定できなくなりました。

ISSU では、ソフトウェア バージョン間の互換性を判別するための追加情報が必要になります。 そこで、対象のイメージに関して、他のイメージについての情報が含まれた互換性マトリクスが定義されています。 互換性マトリクスは、アクティブ RP で実行されているソフトウェア バージョンと、スタンバイ RP で実行されているソフトウェア バージョンの互換を表し、これによってシステムが実現できる最も高い動作モードを判定できます。 バージョンに互換性がないと、SSO 動作モードに進むことができません。

シスコ ソフトウェア インフラストラクチャが内部的に変更されて、ISSU とともにサブシステム バージョニングが行われるように再設計されました。 シスコ ソフトウェア サブシステムは、フィーチャ セットおよびソフトウェア コンポーネントのグループ化に対応しています。 RP 間で状態情報を維持する機能またはサブシステムは、HA 認識クライアントまたは SSO クライアントです。 ISSU フレームワークと呼ばれるメカニズム、つまり ISSU プロトコルによって、シスコ ソフトウェア内のサブシステムは、2 つの RP 間で通信を行い、RP 間の通信用のメッセージ バージョンをネゴシエーションすることができます。 内部では、HA を認識しているすべての NSF/SSO 対応アプリケーションまたはサブシステムが、このプロトコルに従って、異なるソフトウェア バージョンのピアとの通信を確立する必要があります

互換性マトリクス

アクティブ RP とスタンバイ RP の両方のシスコ ソフトウェアが ISSU に対応しており、古いイメージと新しいイメージに互換性がある場合に、ISSU プロセスを実行できます。 互換性マトリクス情報では、次のようにリリース間の互換性が示されます。

  • Compatible(互換性がある):ベースレベルのシステム インフラストラクチャとすべてのオプションの HA 認識サブシステムに互換性があります。 これらのバージョン間のインサービス アップグレードまたはダウングレードが行われても、サービスに対する影響は最小限ですみます。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Compatible(C)が指定されます。

  • Base-level compatible(ベースレベルで互換性がある):1 つまたは複数のオプションの HA 認識サブシステムに互換性がありません。 これらのバージョン 間のインサービス アップグレードまたはダウングレードは正常に実行できますが、中には、移行の間、ステート情報を保持できないサブシステムもあります。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Base-level compatible(B)が指定されます。

  • Incompatible(互換性がない):SSO が正常に機能するためには、存在するシステム インフラストラクチャのコア セットがステートフル方式で相互動作できる必要があります。 必要なこれらのいずれかの機能またはプロトコルが相互動作できないと、シスコ ソフトウェア イメージの 2 つのバージョンに互換性がないと判定されます。 これらのバージョン間でインサービス アップグレードまたはダウングレードを行うことはできません。 マトリクス エントリでは、このようなイメージに対して Incompatible(I)が指定されます。

ISSU をサポートしないピアで ISSU を実行しようとすると、システムは代わりに Fast Software Upgrade(FSU)を自動的に使用します。

互換性マトリクスは、あるシスコ ソフトウェア イメージと、指定されたサポート ウィンドウに含まれる他のすべてのシスコ ソフトウェア バージョン(たとえば、イメージが「認識」しているすべてのソフトウェア バージョン)との互換性の関係を示し、イメージごとに作成されてリリースされます。 マトリクスには、自身のリリースと以前のリリース間の互換性の情報が含まれています。 常に最新のリリースに、その分野の既存のリリースとの互換性に関する最新情報が含まれます。 互換性マトリクスはシスコ ソフトウェア イメージ内および Cisco.com で入手できるため、ISSU プロセスを使用してアップグレードを行えるかどうかを前もって判別できます。

ISSU に対する SNMP サポート

SSO 対応の ISSU - SNMP は、両方の RP が同じバージョンのシスコ ソフトウェアを実行していることを前提として、アクティブ RP からスタンバイ RP に、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)のコンフィギュレーションと、SSO をサポートする MIB を同期するメカニズムを提供します。 この前提は、ISSU には当てはまりません。

ISSU - SNMP は、MIB の ISSU 変換を処理できる SNMP クライアントを提供します。 SNMP クライアント(SIC)は、すべての MIB について ISSU を処理するとともに、ISSU に必要な送受信機能を処理します。 SNMP の実行時に、両方のシスコ ソフトウェア リリースの MIB バージョンが同じである場合にだけ、MIB がアクティブ RP からスタンバイ RP に完全に同期化されます。

ISSU 用の仮想テンプレート マネージャ

ISSU 用の仮想テンプレート マネージャ機能は、HA 対応でないセッションや、スタンバイ ルータに同期していないセッションへの仮想アクセス インターフェイスを提供します。 仮想テンプレート マネージャが冗長ファシリティ(RF)クライアントを使用することによって、仮想アクセス インターフェイスが作成されたときに、そのインターフェイスを同期できるようになります。

仮想データベースには、ラインカードについての分散 FIB エントリのインスタンスが保存されています。 ラインカードが誤転送を防ぐためには、すべてのインターフェイスの内容とタイミングをスタンバイ プロセッサと同期する必要があります。 スタンバイ プロセッサに仮想アクセス インターフェイスが作成されていない場合、スタンバイ ルータとラインカード上のインターフェイス インデックスが破損されて転送に問題が生じます。

Cisco Feature Navigator を使用した互換性の検証

Cisco Feature Navigator の ISSU アプリケーションでは、次の内容を実行することができます。

  • ISSU 対応イメージを選択する

  • 対象のイメージと互換性を持つイメージを特定する

  • 2 つのイメージを比較し、それらのイメージの互換性レベル(互換性がある、ベースレベルで互換性がある、互換性がない)を把握する

  • 2 つのイメージを比較し、各 ISSU クライアントのクライアント互換性を確認する

  • イメージのリリース ノートに対するリンクを提供する

ISSU 対応プロトコルとアプリケーション

次のプロトコルとアプリケーションは ISSU をサポートします。

  • FHRP - HSRP グループ シャットダウン:FHRP - HSRP グループ シャットダウンは、ISSU でサポートされています。

  • ISSU - ARP:アドレス解決プロトコル(ARP)は、ISSU でサポートされています。

  • ISSU - ATM:非同期転送モード(ATM)は、ISSU でサポートされています。 ISSU のアプリケーション要件は次のとおりです。
    • ATM クライアントを nonbase として識別する
    • ATM HA イベント同期メッセージのメッセージ バージョン機能をサポートする
    • ピア間の機能を交換できる
  • ISSU - ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)On-Demand Address Pool(ODAP)クライアント/サーバ:この機能は ISSU をサポートします。

  • ISSU - DHCP プロキシ クライアント:DHCP プロキシ クライアント機能は ISSU をサポートします。

  • ISSU - 番号なしインターフェイス上の DHCP リレー:番号なしインターフェイス上の DHCP リレー機能は ISSU をサポートします。

  • ISSU - DHCP サーバ:DHCP サーバ機能は ISSU をサポートします。

  • ISSU - DHCP スヌーピング:DHCP スヌーピングは ISSU をサポートします。

  • ISSU - EtherChannel - PagP LACP:ポート集約プロトコル(PAgP)および Link Aggregate Control Protocol(LACP)は ISSU をサポートします。

  • ISSU - First Hop Routing Protocol(FHRP)/GLBP:Gateway Load Balancing Protocol(GLBP)は ISSU をサポートします。

  • ISSU - FHRP/HSRP:ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)は ISSU をサポートします。

  • ISSU - フレーム リレー:フレーム リレー プロトコルは ISSU をサポートします。

  • ISSU - HDLC:ハイレベル データリンク コントロール(HDLC)プロトコルは ISSU をサポートします。

  • ISSU - IEEE 802.1x:IEEE 802.1x プロトコルは ISSU をサポートします。

  • ISSU - IEEE 802.3af:IEEE 802.3af は ISSU をサポートします。

  • ISSU - インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピング:IGMP スヌーピングは ISSU をサポートします。

  • ISSU - IP ホスト:IP ホストは ISSU をサポートします。

  • ISSU - IPv4 マルチキャスト:IPv4 マルチキャストは ISSU をサポートします。

  • ISSU - IS-IS:Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルは ISSU をサポートします。

  • ISSU - MTR:マルチトポロジ ルーティング(MTR)は ISSU をサポートします。

  • ISSU - MPLS L3VPN:マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)は ISSU をサポートします。 ISSU による ISSU MPLS 関連アプリケーションのアップグレードに関する情報。

  • ISSU - ポート セキュリティ:ポート セキュリティは ISSU をサポートします。

  • ISSU - PPP/MLP:マルチリンク PPP(MLP)は ISSU をサポートします。

  • ISSU - PPP over ATM(PPPoA)および PPP over Ethernet(PPPoE)は ISSU をサポートします。

  • ISSU - QoS support:Quality of Service(QoS)機能は ISSU をサポートします。

  • ISSU - RIB/VRF:RIB/VRF 機能は ISSU をサポートします。

  • ISSU - SNMP:SNMP は ISSU をサポートします。

  • ISSU - スパニングツリー プロトコル(STP):STP は ISSU をサポートします。

ISSU の実行方法

ISSU 互換性マトリクス情報の表示

手順の概要

    1.    enable

    2.    show issu comp-matrix {negotiated | stored}


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 enable


    例:
    Router> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

    • パスワードを入力します(要求された場合)。

     
    ステップ 2 show issu comp-matrix {negotiated | stored}


    例:
    Router# show issu comp-matrix negotiated
     

    2 つのソフトウェア バージョン(アクティブ RP およびスタンバイ RP で動作するバージョン)の互換性に関する情報を表示します。

     

    スタンバイ RP での Cisco IOS ソフトウェアのロード

    手順の概要

      1.    enable

      2.    issu loadversion image-name

      3.    show issu state [detail]


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 enable


      例:
      Router> enable
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。

      • パスワードを入力します(要求された場合)。

       
      ステップ 2 issu loadversion image-name


      例:
      Router# issu loadversion a disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
       

      ISSU プロセスを開始します。

      (注)     

      このコマンドでは、アクティブおよびスタンバイ スロットはオプションです。 アクティブおよびスタンバイ スロットの両方に同じイメージ名を提供する必要があります。 このコマンドでは、アクティブ スロット番号は利用できません。

      issu loadversion コマンドを入力後、Cisco IOS ソフトウェアがスタンバイ RP にロードされ、スタンバイ RP が SSO モードに移行するまで数秒かかることがあります。

       
      ステップ 3 show issu state [detail]


      例:
      Router# show issu state
       

      ISSU プロセス中のデバイスのステートを表示します。

      • スタンバイ RP がロードされ、SSO モードになっていることを確認します。

       

      スタンバイ RP への切り替え

      手順の概要

        1.    enable

        2.    issu runversion


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 enable


        例:
        Router> enable
         

        特権 EXEC モードをイネーブルにします。

        • パスワードを入力します(要求された場合)。

         
        ステップ 2 issu runversion


        例:
        Router# issu runversion b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
         

        アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーを強制的に実行し、新しいアクティブ プロセッサで新しいイメージを実行します

        (注)      このコマンドでは、 slot image パラメータはオプションです。
         

        ISSU ロールバック タイマーの停止

        手順の概要

          1.    enable

          2.    show issu rollback-timer

          3.    issu acceptversion


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 enable


          例:
          Router> enable
           

          特権 EXEC モードをイネーブルにします。

          • パスワードを入力します(要求された場合)。

           
          ステップ 2 show issu rollback-timer


          例:
          Router# show issu rollback-timer 
           

          自動ロールバックが行われるまでの時間を表示します。

           
          ステップ 3 issu acceptversion


          例:
          Router# issu acceptversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 
           

          ロールバック タイマーを停止し、ISSU プロセス中に新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージが自動で中断されないようにします。

          • 前の手順で表示された、ロールバック タイマーによって指定された時間内に、このコマンドを入力する必要があります。

          • このコマンドでは、アクティブ スロット番号およびスロット名のパラメータはオプションです。

           

          ISSU ソフトウェア インストレーションの確認

          手順の概要

            1.    enable

            2.    show issu state [detail]

            3.    show redundancy [clients | counters | debug-log | handover | history | states | inter-device]


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 enable


            例:
            Router> enable
             

            特権 EXEC モードをイネーブルにします。

            • パスワードを入力します(要求された場合)。

             
            ステップ 2 show issu state [detail]


            例:
            Router# show issu state
             

            ISSU プロセス中の RP のステートを表示します。

             
            ステップ 3 show redundancy [clients | counters | debug-log | handover | history | states | inter-device]


            例:
            Router# show redundancy
             

            デバイスの現在または過去のステータス、モード、および関連する冗長情報を表示します。

             

            新しいスタンバイ RP のイネーブル化による、新しいソフトウェア バージョンの使用

            手順の概要

              1.    enable

              2.    issu commitversion


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 enable


              例:
              Router> enable
               

              特権 EXEC モードをイネーブルにします。

              • パスワードを入力します(要求された場合)。

               
              ステップ 2 issu commitversion


              例:
              Router# issu commitversion a stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
               

              新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージがスタンバイ RP にロードされるようにします。

              (注)      このコマンドでは、 slot active-image パラメータはオプションです。
               

              ISSU によるソフトウェア アップグレードの中断

              スタンバイ RP に新しいバージョンをロードした後、スタンバイ RP に切り替える前にプロセスを中断すると、スタンバイ RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。

              スタンバイ RP に切り替えた後、または自動ロールバックの停止後にプロセスを中断すると、元のソフトウェア バージョンが動作している新しいスタンバイ RP に再びスイッチオーバーされます。 新しいソフトウェアを実行していた RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。

              手順の概要

                1.    enable

                2.    issu abortversion slot image


              手順の詳細
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 enable


                例:
                Router> enable
                 

                特権 EXEC モードをイネーブルにします。

                • パスワードを入力します(要求された場合)。

                 
                ステップ 2 issu abortversion slot image


                例:
                Router# issu abortversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                 

                実行中の ISSU アップグレードまたはダウングレード プロセスを中断し、ルータをプロセス開始前の状態に戻します。

                 

                アップグレードに対する安全策としてのロールバック タイマーの設定

                はじめる前に

                ルート プロセッサ(RP)は初期状態である必要があります。

                手順の概要

                  1.    enable

                  2.    configure terminal

                  3.    configure issu set rollback timer seconds

                  4.    exit

                  5.    show issu rollback timer


                手順の詳細
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1 enable


                  例:
                  Router> enable
                   

                  特権 EXEC モードをイネーブルにします。

                  • パスワードを入力します(要求された場合)。

                   
                  ステップ 2 configure terminal


                  例:
                  Router# configure terminal
                   

                  グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                   
                  ステップ 3 configure issu set rollback timer seconds


                  例:
                  Router(config)# configure issu set rollback timer 3600
                   

                  ロールバック タイマー値を設定します。

                   
                  ステップ 4 exit


                  例:
                  Router(config)# exit
                   

                  特権 EXEC モードに戻ります。

                   
                  ステップ 5 show issu rollback timer


                  例:
                  Router# show issu rollback timer
                   

                  ISSU ロールバック タイマーの現在の設定を表示します。

                   

                  ISSU を実行する場合のコンフィギュレーション例

                  例:ISSU プロセスを開始する前の冗長モードの確認

                  ISSU プロセスを開始する前に、システムの冗長モードを確認します。 NSF および SSO は、ISSU を試行する前に設定する必要があります。 次に、システムが SSO モードで、スロット A(RP A)がアクティブ RP、スロット B(RP B)がスタンバイ RP であるという確認内容を表示する例を示します。 両方の RP は、同じシスコ ソフトウェア イメージを実行しています。

                  Router# show redundancy states
                          my state = 13 -ACTIVE 
                        peer state = 8  -STANDBY HOT 
                             Mode = Duplex
                             Unit = Primary
                          Unit ID = 0
                  Redundancy Mode (Operational) = SSO
                  Redundancy Mode (Configured)  = SSO
                       Split Mode = Disabled
                     Manual Swact = Enabled
                   Communications = Up
                     client count = 31
                   client_notification_TMR = 30000 milliseconds
                             RF debug mask = 0x0   
                  Router# show redundancy
                  Redundant System Information :
                  ------------------------------
                         Available system uptime = 9 minutes
                  Switchovers system experienced = 0
                                Standby failures = 0
                          Last switchover reason = none
                                   Hardware Mode = Duplex
                      Configured Redundancy Mode = SSO
                       Operating Redundancy Mode = SSO
                                Maintenance Mode = Disabled
                                  Communications = Up
                  Current Processor Information :
                  -------------------------------
                                 Active Location = slot A
                          Current Software state = ACTIVE
                         Uptime in current state = 9 minutes
                  Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp
                                            BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                     CONFIG_FILE = 
                                         BOOTLDR = 
                          Configuration register = 0x102
                  Peer Processor Information :
                  ----------------------------
                                Standby Location = slot B
                          Current Software state = STANDBY HOT
                         Uptime in current state = 8 minutes
                                   Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp
                                            BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                     CONFIG_FILE = 
                                         BOOTLDR = 
                          Configuration register = 0x102

                  例:ISSU ステートの検証

                  次に、ISSU ステートを表示して確認する出力例を示します。

                  Router# show issu state detail
                   
                                            Slot = A
                                        RP State = Active
                                      ISSU State = Init
                                   Boot Variable = N/A
                                  Operating Mode = SSO
                                 Primary Version = N/A
                               Secondary Version = N/A
                                 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
                                            Slot = B
                                        RP State = Standby
                                      ISSU State = Init
                                   Boot Variable = N/A
                                  Operating Mode = SSO
                                 Primary Version = N/A
                               Secondary Version = N/A
                                 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
                  

                  新しいバージョンの Cisco IOS ソフトウェアは、両方の RP に存在する必要があります。 両方の RP について表示されたディレクトリ情報は、新しいバージョンが存在することを示しています。

                  Router# directory disk0:
                  Directory of disk0:/
                      1  -rw-    16864340  Jul 16 2004 01:59:42 -04:00  c10k2-p11-mz.122-16.BX1.bin
                      2  -rw-     2530912  Jul 16 2004 02:00:04 -04:00  c10k2-eboot-mz.122-16.BX1.bin
                      3  -rw-    20172208  Aug 30 2004 16:25:56 -04:00  c10k2-p11-mz.1.20040830
                      4  -rw-    20171492  Aug 31 2004 12:25:34 -04:00  c10k2-p11-mz.2.20040830
                  64253952 bytes total (4509696 bytes free)
                  Router# directory stby-disk0:
                  Directory of stby-disk0:/

                  例:ISSU プロセスの実行

                  次に、show コマンドを入力し、ISSU プロセス中の のステート情報を表示することによって、ISSU ソフトウェア インストールを確認する例を説明します。

                  ISSU プロセスの開始

                  ISSU プロセスを開始するには、issu loadversion コマンドを入力します。次の例を参照してください。

                  Router# issu loadversion a disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                  

                  次に、ISSU プロセス開始後の ISSU ステートおよび冗長性状態を表示する例を 2 つ示します。

                  Router# show issu state
                                            Slot = A
                                        RP State = Active
                                      ISSU State = Load Version
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                            Slot = B
                                        RP State = Standby
                                      ISSU State = Load Version
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                  Router# show redundancy state
                         my state = 13 -ACTIVE 
                       peer state = 8  -STANDBY HOT 
                             Mode = Duplex
                             Unit = Primary
                          Unit ID = 0
                  Redundancy Mode (Operational) = SSO
                  Redundancy Mode (Configured)  = SSO
                       Split Mode = Disabled
                     Manual Swact = Enabled
                   Communications = Up
                     client count = 31
                   client_notification_TMR = 30000 milliseconds
                             RF debug mask = 0x0 

                  アクティブ RP からスタンバイ RP へのスイッチオーバーの強制実行

                  この時点までに、スイッチオーバー、およびスタンバイ RP にロードされた新しいバージョンのシスコ ソフトウェアを実行する準備が完了しています。 issu runversion コマンドを入力すると SSO のスイッチオーバーが実行され、設定されている場合は NSF プロシージャが起動します。

                  Router# issu runversion b stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                  

                  ISSU プロセスが終了すると、新しいバージョンのソフトウェアが実行され、以前のアクティブ RP がスタンバイ RP に切り替えられます。 スタンバイがリセットされたうえでリロードされますが、以前のソフトウェア バージョンのまま、STANDBY HOT ステータスでオンラインに戻ります。 次に、新しい アクティブ RP に接続し、これらの状況を確認する例を示します。

                  Router# show redundancy
                  Redundant System Information :
                  ------------------------------
                         Available system uptime = 24 minutes
                  Switchovers system experienced = 1
                                Standby failures = 0
                          Last switchover reason = user initiated
                                   Hardware Mode = Duplex
                      Configured Redundancy Mode = SSO
                       Operating Redundancy Mode = SSO
                                Maintenance Mode = Disabled
                                  Communications = Up
                  Current Processor Information :
                  -------------------------------
                                 Active Location = slot B
                          Current Software state = ACTIVE
                         Uptime in current state = 8 minutes
                                   Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp
                                            BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                     CONFIG_FILE = 
                                         BOOTLDR = 
                          Configuration register = 0x102
                  Peer Processor Information :
                  ----------------------------
                                Standby Location = slot A
                          Current Software state = STANDBY HOT
                         Uptime in current state = 6 minutes
                                   Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 102] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 10:29 by wgrupp 
                                            BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                     CONFIG_FILE = 
                                         BOOTLDR = 
                          Configuration register = 0x102
                  Router# show issu state
                                            Slot = B
                                        RP State = Active
                                      ISSU State = Run Version
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                            Slot = A
                                        RP State = Standby
                                      ISSU State = Run Version
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                  Router# show issu state detail
                                             Slot = B
                                        RP State = Active
                                      ISSU State = Run Version
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                  Operating Mode = SSO
                                 Primary Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                               Secondary Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
                                 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                                            Slot = A
                                        RP State = Standby
                                      ISSU State = Run Version
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                  Operating Mode = SSO
                                 Primary Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                               Secondary Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
                                 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830
                  

                  新しくアクティブになった RP は現在新しいソフトウェア バージョンを実行し、スタンバイ RP は古いソフトウェア バージョンを実行し、STANDBY HOT ステートです。

                  ロールバック プロセスの停止

                  次の例では、「Automatic Rollback Time」情報に、自動ロールバックが行われるまでの時間が示されています。 ロールバック タイマーによって指定された時間内に issu acceptversion コマンドを入力して、RP が外部への接続を確立したことを確認します。そうしないと、ISSU プロセスが終了し、システムはスタンバイ RP に切り替えて、以前のシスコ ソフトウェア バージョンに戻ります。

                  Router# show issu rollback-timer
                   
                  Rollback Process State = In progress
                  Configured Rollback Time = 45:00
                  Automatic Rollback Time = 29:03
                  

                  issu acceptversion コマンドを入力すると、ロールバック タイマーが停止します。

                  Router# issu acceptversion b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                  

                  スタンバイ RP の新しいソフトウェアのコミット

                  次の例では、スタンバイ RP のファイル システムにある新しいシスコ ソフトウェア イメージをコミットし、アクティブ RP およびスタンバイ RP が Run Version(RV)ステートであることを確認する方法を示します。 スタンバイ RP はリセットされ、新しいシスコ ソフトウェアがリロードされ、STANDBY-HOT ステータスに戻ります。

                  Router# issu commitversion a stby-disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                  Router# show redundancy states
                         my state = 13 -ACTIVE 
                       peer state = 8  -STANDBY HOT 
                             Mode = Duplex
                             Unit = Secondary
                          Unit ID = 1
                  Redundancy Mode (Operational) = SSO
                  Redundancy Mode (Configured)  = SSO
                       Split Mode = Disabled
                     Manual Swact = Enabled
                   Communications = Up
                     client count = 31
                   client_notification_TMR = 30000 milliseconds
                             RF debug mask = 0x0   
                  Router# show redundancy
                  Redundant System Information :
                  ------------------------------
                         Available system uptime = 35 minutes
                  Switchovers system experienced = 1
                                Standby failures = 1
                          Last switchover reason = user initiated
                                   Hardware Mode = Duplex
                  Configured Redundancy Mode = SSO
                       Operating Redundancy Mode = SSO
                                Maintenance Mode = Disabled
                                  Communications = Up
                  Current Processor Information :
                  -------------------------------
                                 Active Location = slot B
                          Current Software state = ACTIVE
                         Uptime in current state = 18 minutes
                                   Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp
                                            BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                     CONFIG_FILE = 
                                         BOOTLDR = 
                          Configuration register = 0x102
                  Peer Processor Information :
                  ----------------------------
                                Standby Location = slot A
                          Current Software state = STANDBY HOT
                         Uptime in current state = 4 minutes
                                   Image Version = Cisco IOS Software, 10000 Software (C10K2-P11-M), Experimental Version 12.2(20040825:224856) [wgrupp-c10k_bba_122s_work 103] Copyright (c) 1986-2004 by Cisco Systems, Inc. Compiled Mon 30-Aug-04 11:50 by wgrupp
                                            BOOT = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                     CONFIG_FILE = 
                                         BOOTLDR = 
                          Configuration register = 0x102
                  Router# show issu state
                                            Slot = B
                                        RP State = Active
                                      ISSU State = Init
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                            Slot = A
                                        RP State = Standby
                                      ISSU State = Init
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                  Router# show issu state detail
                                            Slot = B
                                        RP State = Active
                                      ISSU State = Init
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                  Operating Mode = SSO
                                 Primary Version = N/A
                               Secondary Version = N/A
                                 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                                            Slot = A
                                        RP State = Standby
                                      ISSU State = Init
                                   Boot Variable = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830,12;disk0:c10k2-p11-mz.1.20040830,1;
                                  Operating Mode = SSO
                                 Primary Version = N/A
                               Secondary Version = N/A
                                 Current Version = disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830 
                  

                  ISSU プロセスが完了しました。 これ以降、シスコ ソフトウェア バージョンのアップグレードまたはダウングレードを行うには、新しい ISSU プロセスの起動が必要になります。

                  例:ISSU プロセスの中断

                  次の例では、ISSU プロセスを手動で中断する方法を示します。

                  Router# issu abortversion
                   b disk0:c10k2-p11-mz.2.20040830
                  

                  issu loadversion コマンドを入力した後にプロセスを中断すると、スタンバイ RP がリセットされ、元のソフトウェア バージョンがリロードされます。

                  例:ロールバック タイマー情報の確認

                  ロールバック タイマー情報を表示するには、show issu rollback-timer コマンドを入力します。

                  Router# show issu rollback-timer
                   
                          Rollback Process State = In progress
                        Configured Rollback Time = 45:00
                         Automatic Rollback Time = 29:03

                  その他の関連資料

                  関連資料

                  関連項目

                  マニュアル タイトル

                  Cisco IOS マスター コマンド リスト

                  Cisco IOS Master Command List, All Releases』

                  Cisco IOS ハイ アベイラビリティ コマンド

                  『Cisco IOS High Availability Command Reference』

                  DHCP ODAP クライアント/サーバ

                  Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP ODAP Client and Server」モジュール

                  DHCP プロキシ クライアント

                  Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Proxy Client」モジュール

                  DHCP 番号なしインターフェイス上の DHCP リレー

                  Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Relay on Unnumbered Interface」モジュール

                  DHCP サーバ

                  Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』の「ISSU - DHCP Server」モジュール

                  Enhanced Fast Software Upgrade(eFSU)

                  『Enhanced Fast Software Upgrade on the Cisco 7600 Series Router』

                  FHRP および HSRP グループ シャットダウン

                  Cisco IOS IP Application Services Configuration Guide』の「FHRP - HSRP Group Shutdown」モジュール

                  ISSU - 802.3ah OAM

                  Cisco IOS Carrier Ethernet Configuration Guide』の「Using Ethernet Operations, Administration, and Maintenance」モジュール

                  ISSU - AToM ATM 接続回線

                  Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「Any Transport over MPLS and AToM Graceful Restart」モジュール

                  Cisco 7600 シリーズ ルータでの ISSU および eFSU

                  Cisco 7600 Series Cisco IOS Software Configuration Guide』の「ISSU and eFSU on Cisco 7600 Series Routers」モジュール

                  ISSU- E-LMI サポート

                  Cisco IOS Carrier Ethernet Configuration Guide』の「Configuring Ethernet Local Management Interface at a Provider Edge」モジュール

                  ISSU - IPv4 マルチキャスト

                  Cisco IOS IP Multicast Configuration Guide』の「Monitoring and Maintaining Multicast HA Operations (NSF/SSO and ISSU)」モジュール

                  ISSU - PPoE

                  Cisco IOS Broadband Access Aggregation and DSL Configuration Guide』の「Cisco IOS Broadband High Availability In Service Software Upgrade」モジュール

                  ISSU - VRRP

                  Cisco IOS IP Application Services Configuration Guide』の「Configuring VRRP」モジュール

                  MPLS クライアント

                  Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「ISSU MPLS Clients」モジュール

                  MTR

                  『Cisco IOS Multi-Topology Routing Configuration Guide』

                  バーチャル プライベート LAN サービス

                  Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』の「NSF/SSO/ISSU Support for VPLS」モジュール

                  規格

                  規格

                  タイトル

                  新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。

                  --

                  MIB

                  MIB

                  MIB のリンク

                  新しい MIB または変更された MIB はサポートされていません。また、既存の MIB に対するサポートに変更はありません。

                  選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

                  http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

                  RFC

                  RFC

                  タイトル

                  新しい RFC または変更された RFC はサポートされていません。また、既存の RFC に対するサポートに変更はありません。

                  --

                  テクニカル サポート

                  説明

                  リンク

                  ★枠で囲まれた Technical Assistance の場合★右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。 これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。 この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

                  http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html

                  ISSU の実行に関する機能情報

                  次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

                  プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。

                  表 1 In Service Software Upgrade プロセスの実行に関する機能情報

                  機能名

                  リリース

                  機能情報

                  ISSU

                  Cisco IOS XE3.6E

                  In Service Software Upgrade(ISSU)により、パケット転送を続行しながら、Cisco IOS ソフトウェアをアップデートまたは修正することができます。そのため、ネットワークのアベイラビリティが向上し、予定されているソフトウェア アップグレードに伴うダウンタイムを短縮できます。

                  Cisco IOS XE Release 3.6E では、この機能は Catalyst 4500E Supervisor Engine 8-E プラットフォームでサポートされます。