Cisco IOS インターフェイスおよびハードウェア コ ンポーネント コンフィギュレーション ガイド
シリアル インターフェイスの設定
シリアル インターフェイスの設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/09/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

シリアル インターフェイスの設定

機能情報の確認

この章の構成

シリアル インターフェイスの設定の前提条件

シリアル インターフェイスの設定に関する注意事項

シリアル インターフェイスの設定に関する情報

Cisco HDLC カプセル化

PPP カプセル化

マルチリンク PPP

キープアライブ タイマー

フレームリレー カプセル化

フレームリレー インターフェイスでの LMI

フレームリレーでのレイヤ 2 トンネル プロトコル バージョン 3 ベースのレイヤ 2 VPN

高速シリアル インターフェイス

シリアル インターフェイスの設定方法

HSSI の設定

HSSI インターフェイスの指定

HSSI カプセル化の指定

HSSI 回線での ATM の呼び出し

HSSI のクロック マスターへの変換

同期シリアル インターフェイスの設定

同期シリアル設定作業の一覧

同期シリアル インターフェイスの指定

同期シリアル カプセル化の指定

PPP の設定

Cisco7200 シリーズ ルータの同期シリアル ポート アダプタでの半二重および Bisync の設定

Cisco7500 シリーズ ルータの圧縮サービス アダプタの設定

HDLC データの圧縮の設定

リアルタイム トランスポート プロトコル ヘッダー圧縮の設定

データ圧縮 AIM の設定

CRC の設定

NRZI ライン コーディング フォーマットの使用

内部クロックのイネーブル化

データの反転

送信クロック信号の反転

送信遅延の設定

DTR 信号パルシングの設定

回線アップ/ダウン インジケータとしての DCD の無視と DSR のモニタリング

シリアル ネットワーク インターフェイス モジュールのタイミングの指定

G.703 および E1-G.703/G.704 インターフェイスのオプションの指定

チャネル化 T3 インターフェイス プロセッサの設定

チャネル化 T3 設定作業の一覧

Cisco AS5800 の T3 コントローラ サポートの設定

T3 コントローラの設定

各 T1 チャネルの設定

外部 T1 チャネルの設定

CT3IP のモニタリングとメンテナンス

T3 設定の確認

メンテナンス データリンク メッセージの設定

パフォーマンス レポート モニタリングのイネーブル化

Cisco AS5300 の BERT の設定

Cisco AS5300 の BERT の確認

BERT テスト パターンのイネーブル化

リモート FDL ループバックのイネーブル化

T1 ケーブル長および T1/E1 回線終端の設定

PA-E3 および PA-2E3 シリアル ポート アダプタの設定

PA-E3 および PA-2E3 シリアル ポート アダプタ設定作業の一覧

PA-E3 ポート アダプタの設定

PA-E3 ポート アダプタのモニタリングとメンテナンス

PA-T3 および PA-2T3 シリアル ポート アダプタの設定

PA-T3 および PA-2T3 ポート アダプタ設定作業の一覧

PA-T3 ポート アダプタの設定

PA-T3 ポート アダプタのトラブルシューティング

PA-T3 ポート アダプタのモニタリングとメンテナンス

パケット OC-3 インターフェイスの設定

パケット OC-3 インターフェイス設定作業の一覧

パケット OC-3 インターフェイスの選択

MTU サイズの設定

フレーム構成の設定

内部ループバックのインターフェイスの設定

回線ループバックのインターフェイスの設定

送信クロックの発信元の設定

ペイロード スクランブリングのイネーブル化

アラーム表示信号の設定

DPT OC-12c インターフェイスの設定

OC-12c インターフェイス設定作業の一覧

ダイナミック パケット トランスポート インターフェイスの設定

インテリジェント保護スイッチングの設定

DPT トポロジの設定

Packet-over-SONET 回線の自動保護スイッチングの設定

APS 設定作業の一覧

APS 動作および保護インターフェイスの設定

その他の APS オプションの設定

APS のモニタリングとメンテナンス

SONET アラーム レポーティングの設定

保護スイッチの設定

CSU/DSU サービス モジュールのシリアル インターフェイスの設定

フラクショナル T1/FT/WIC CSU/DSU サービス モジュール設定作業の一覧

クロック ソースの指定

送信前のデータ反転のイネーブル化

FT/T1 回線のフレーム タイプの指定

CSU 回線ビルドアウトの指定

FT1/T1 ライン コード タイプの指定

リモート アラームのイネーブル化

リモート ループバックを開始するループ コードのイネーブル化

タイム スロットの指定

T1 CSU WIC のイネーブル化

2 線式および 4 線式 56/64 kbps CSU/DSU サービス モジュール設定作業の一覧

クロック ソースの設定

ネットワーク回線速度の設定

スクランブルド データ コーディングのイネーブル化

デジタル データ サービス モードとスイッチド ダイヤルアップ モードの切り替え

リモート ループバック要求の受け入れのイネーブル化

サービス プロバイダーの選択

低速シリアル インターフェイスの設定

半二重 DTE ステート マシンと半二重 DCE ステート マシンについて

半二重 DTE ステート マシン

半二重 DCE ステート マシン

制御キャリア モードと固定キャリア モードとの間の変更

低速シリアル インターフェイスを制御キャリア モードに設定

低速シリアル インターフェイスを固定キャリア モードに設定

半二重タイマーの調整

同期モードと非同期モードとの間の変更

tftp/ftp/rcp ソース インターフェイス設定の自動削除

シリアル インターフェイスのトラブルシューティング

チャネル化 T1 またはチャネル化 E1 のトラブルシューティング

コントローラ ループバック診断テストの実行

CT3IP 上の T3 チャネルと T1 チャネルのトラブルシューティング

テスト ポートのイネーブル化

PA-E3 ポート アダプタのトラブルシューティング

シリアル インターフェイスの設定例

インターフェイスイネーブル化の設定例

HSSI の設定例

Channelized T3 Interface Processor(CT3IP)の設定例

一般的な CT3IP コントローラの設定例

デフォルト値を使用した CT3IP の設定例

CT3IP 外部ポートの設定例

CT3IP メンテナンス データ リンクの設定例

CT3IP パフォーマンス モニタリングの設定例

BERT プロファイルの設定例

E2 クロック レートの設定例

CT3IP BERT テスト パターンの設定例

CT3IP リモート FDL VPN の設定例

PA-E3 シリアル ポート アダプタの設定例

PA-T3 と PA-2T3 の設定例

パケット OC-3 インターフェイスの設定例

Packet-Over-SONET OC-3 の設定例

デフォルト値を使用したパケット OC-3 の設定例

バックツーバック接続の 2 つのルータの設定例

DPT OC-12c インターフェイスの設定例

DPT ポート アダプタの設定例

DPT インターフェイス プロセッサの設定例

IPS オプションの設定例

DPT トポロジの設定例

APS の設定例

基本 APS の設定例

複数 APS インターフェイスの設定例

CSU/DSU サービス モジュールの設定例

FT1/T1 の設定例

2 線式と 4 線式の 56/64 kbps サービス モジュールの設定例

E1-G.703/G.704 シリアル ポート アダプタの設定例

低速シリアル インターフェイスの設定例

同期モードまたは非同期モードの設定例

制御キャリア モードと固定キャリア モードの設定例

半二重タイマーの設定例

2T16S シリアル ネットワーク プロセッサが使用された Cisco 4000 シリーズ ルータの設定例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

シリアル インターフェイスの設定に関する機能情報

シリアル インターフェイスの設定

このモジュールでは、シリアル インターフェイスを設定する手順について説明します。ハードウェアに関する技術的な説明およびインターフェイスのインストールに関する情報については、ご使用の製品のハードウェアのインストールおよび設定マニュアルを参照してください。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースによっては、このモジュールに記載されている機能の一部がサポートされていない場合があります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「シリアル インターフェイスの設定に関する機能情報」を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/jsp/index.jsp からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

シリアル インターフェイスの設定の前提条件

シリアル インターフェイスの設定の前提条件は、次のとおりです。

ハードウェアが T3/E3 コントローラおよびシリアル インターフェイスをサポートしている必要がある。次のハードウェアは、T3/E3 コントローラおよびシリアル インターフェイスをサポートしています。

2 ポートおよび 4 ポート クリア チャネル T3/E3 SPA

2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 SPA

設定するシリアル インターフェイスに関連するクリア チャネル T3/E3 コントローラまたはチャネル化 T3-to-T1/E1 コントローラがすでに設定されている。

シリアル インターフェイスの設定に関する注意事項

High-Level Data-Link Controller(HDLC; ハイレベル データリンク コントローラ)またはフレームリレーのいずれかを使用したシリアル インターフェイスでの自動インストレーションの場合、新しいデバイス(シリアル インターフェイス 0 またはシリアル インターフェイス x/0)上の最初のシリアル ポートでのみ行うことができます。

シリアル インターフェイスの設定に関する情報

シリアル インターフェイスを設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「Cisco HDLC カプセル化」

「PPP カプセル化」

「キープアライブ タイマー」

「フレームリレーでのレイヤ 2 トンネル プロトコル バージョン 3 ベースのレイヤ 2 VPN」

「高速シリアル インターフェイス」

Cisco HDLC カプセル化

Cisco HDLC は、HDLC を使用して、同期シリアル リンクでデータを送信するためのシスコ独自のプロトコルです。また、Cisco HDLC は、シリアル リンクのキープアライブを維持する Serial Line Address Resolution Protocol(SLARP; シリアル ライン アドレス解決プロトコル)と呼ばれる単純な制御プロトコルも提供します。Cisco HDLC は、効率的なパケットの説明およびエラー制御を行う、Open System Interconnection(OSI; オープン システム インターコネクション)スタックのレイヤ 2(データリンク)におけるデフォルトのデータ カプセル化のデフォルト プロトコルです。


) Cisco HDLC は、シリアル インターフェイスのデフォルトのカプセル化タイプです。


シリアル インターフェイスでのカプセル化が HDLC から他のカプセル化タイプに変更されると、主要なインターフェイスに設定されたシリアル サブインターフェイスは、新しく変更されたカプセル化を引き継ぎますが、削除されません。

Cisco HDLC は、キープアライブを使用してリンク ステートをモニタリングします(「キープアライブ タイマー」を参照)。

PPP カプセル化

PPP は、同期シリアル リンクでデータを送信するために使用される標準プロトコルです。また、PPP は、リンクのプロパティをネゴシエートする Link Control Protocol(LCP; リンク コントロール プロトコル)も提供します。LCP は、エコー要求および応答を使用して、リンクの継続的なアベイラビリティをモニタリングします。


) インターフェイスに PPP カプセル化が設定されている場合、リンクがダウンしたと宣言され、ECHOREP 応答を受信せずに 5 つの ECHOREQ パケットが送信された後、完全な LCP ネゴシエーションが再開されます。


PPP は、リンク上で動作するデータ プロトコルのプロパティをネゴシエートする、次の Network Control Protocols(NCP; ネットワーク コントロール プロトコル)を提供します。

IP のプロパティをネゴシエートする IP Control Protocol(IPCP; IP コントロール プロトコル)

MPLS のプロパティをネゴシエートする Multiprotocol Label Switching Control Processor(MPLSCP; マルチプロトコル ラベル スイッチング コントロール プロセッサ)

CDP のプロパティをネゴシエートする Cisco Discovery Protocol Control Processor(CDPCP; シスコ検出プロトコル コントロール プロセッサ)

IP バージョン 6(IPv6)のプロパティをネゴシエートする IPv6CP

OSI のプロパティをネゴシエートする Open Systems Interconnection Control Processor(OSIC; オープン システム インターコネクション コントロール プロセッサ)

PPP は、キープアライブを使用してリンク ステートをモニタリングします(「キープアライブ タイマー」を参照)。

PPP は次の認証プロトコルをサポートします。これらのプロトコルでは、接続によるデータ トラフィックのフローを許可する前にそのアイデンティティを証明するために、リモート デバイスが必要です。

Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP; チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル):CHAP は、リモート デバイスにチャレンジ メッセージを送信します。リモート デバイスは、共有秘密を使用してチャレンジの値を暗号化し、暗号化された値とその名前を応答メッセージでローカル ルータに戻します。ローカル ルータは、リモート デバイスの名前をローカル ユーザ名またはリモート セキュリティ サーバ データベース内に保存された関連秘密に一致させようとします。保存された秘密を使用して、元のチャレンジを暗号化し、暗号化された値が一致していることを確認します。

Microsoft Challenge Handshake Authentication Protocol(MS-CHAP; マイクロソフト チャレンジ ハンドシェイク認証プロトコル):MS-CHAP は CHAP の Microsoft バージョンです。CHAP の標準バージョンと同様に、MS-CHAP は PPP 認証に使用されます。この場合、認証は、Microsoft Windows NT または Microsoft Windows 95 を使用するパーソナル コンピュータとネットワーク アクセス サーバとして機能するシスコ ルータまたはアクセス サーバの間で行われます。

Password Authentication Protocol(PAP; パスワード認証プロトコル):PAP 認証では、ローカル ユーザ名データベース内またはリモート セキュリティ サーバ データベース内の一致するエントリに照らし合わせてチェックする名前とパスワードを送信するために、リモート デバイスが必要です。

シリアル インターフェイスで CHAP、MS-CHAP、および PAP をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ppp authentication コマンドを使用します。


) PPP をイネーブル化またはディセーブル化しても、リモート デバイスに対してローカル ルータ自身を識別させる機能は影響を受けません。


マルチリンク PPP

Multilink Point-to-Point Protocol(MLPPP; マルチリンク ポイントツーポイント プロトコル)は、1 ポート チャネル化 OC-12/DS0 SPA でサポートされています。MLPPP は、複数の物理リンクを 1 つの論理リンクに組み合わせる方式を提供します。MLPPP を実装することによって、複数の PPP シリアル インターフェイスを 1 つのマルチリンク インターフェイスに組み合わせます。MLPPP は、複数の PPP リンクでデータグラムの断片化、再編成、および配列を行います。MLPPP は 2 ポートおよび 4 ポート チャネル化 T3 SPA でサポートされています。

MLPPP は、QoS を除く PPP シリアル インターフェイスでサポートされる同じ機能を提供します。また、次の追加機能も提供します。

128 バイト、256 バイト、および 512 バイトのフラグメント サイズ

長いシーケンス番号(24 ビット)

失われたフラグメントの検出タイムアウト期間(80 ms)

最小アクティブ リンクの設定オプション

マルチリンク インターフェイスでの LCP エコー要求および応答のサポート

フル T1 および E1 フレームおよび非フレーム リンク

キープアライブ タイマー

シスコ キープアライブは、リンク ステートをモニタリングする場合に便利です。キープアライブは、キープアライブ タイマーの値によって決定される頻度で、定期的にピアに送信され、ピアから受信されます。受け入れ可能なキープアライブがピアから受信されない場合、リンクはダウン状態に移行します。ピアから受け入れ可能なキープアライブが受信されるか、キープアライブがディセーブルになると、リンクはすぐにアップ状態に移行します。


keepalive コマンドは、HDLC または PPP カプセル化を使用するシリアル インターフェイスに適用されます。フレームリレー カプセル化を使用するシリアル インターフェイスには適用されません。


各カプセル化タイプでは、ピアによって無視される特定の数のキープアライブがシリアル インターフェイスのダウン状態への移行をトリガーします。HDLC カプセル化の場合、無視されるキープアライブが 3 つあると、インターフェイスがダウン状態になります。PPP カプセル化の場合、無視されるキープアライブが 5 つあると、インターフェイスがダウン状態になります。ECHOREQ パケットは、LCP ネゴシエーションが完了した場合(LCP が開いている場合など)に限り、送信されます。

LCP が ECHOREQ パケットをピアに送信する頻度を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで keepalive コマンドを使用します。システムを 10 秒のデフォルト キープアライブ インターバルに戻すには、 keepalive コマンドを no 引数とともに使用します。キープアライブをディセーブルにするには、 keepalive disable コマンドを使用します。PPP と Cisco HDLC では、0 のキープアライブはキープアライブをディセーブルにし、 show running-config コマンド出力では、 keepalive disable として報告されます。

LCP がピアで動作していて、ECHOREQ パケットを受信すると、キープアライブがピアでイネーブルかどうかに関係なく、エコー応答(ECHOREP)パケットで応答します。

キープアライブは、2 つのピアの間で独立しています。一方のピアの端ではキープアライブをイネーブルにし、もう一方の端ではディセーブルにすることができます。キープアライブがローカルでディセーブルの場合でも、LCP は受信する ECHOREQ パケットに ECHOREP パケットで応答します。同様に、LCP は、それぞれの端のキープアライブの期間が異なる場合でも機能します。

フレームリレー カプセル化

シリアル インターフェイスでフレームリレー カプセル化がイネーブルの場合、インターフェイスの設定は階層型になっており、次の要素で構成されます。

シリアル メイン インターフェイスは、物理インターフェイスおよびポートで構成されます。Cisco HDLC および PPP カプセル化接続をサポートするシリアル インターフェイスを使用していない場合、シリアル メイン インターフェイスの下に Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)があるサブインターフェイスを設定する必要があります。フレームリレー接続は、PVC でのみサポートされます。

シリアル サブインターフェイスは、シリアル メイン インターフェイスの下に設定されます。シリアル サブインターフェイスは、シリアル サブインターフェイスの下に PVC を設定するまで、トラフィックをアクティブに伝送しません。レイヤ 3 の設定は、一般的にサブインターフェイス上で行われます。

シリアル インターフェイスでのカプセル化が HDLC から他のカプセル化タイプに変更されると、主要なインターフェイスに設定されたシリアル サブインターフェイスは、新しく変更されたカプセル化を引き継ぎますが、削除されません。

ポイントツーポイント PVC は、シリアル サブインターフェイスの下に設定されます。メイン インターフェイスの下に PVC を直接設定できません。1 つのサブインターフェイスに対して 1 つのポイントツーポイント PVC を設定できます。PVC はあらかじめ定義された回線パスを使用し、パスが中断されるとエラーが発生します。回線がいずれかの設定から除去されるまで、PVC はアクティブな状態です。シリアル PVC での接続は、フレームリレー カプセル化だけをサポートします。


) 親インターフェイスの管理状態は、サブインターフェイスとその PVC の状態を決定します。親インターフェイスまたはサブインターフェイスの管理状態が変わると、その親インターフェイスまたはサブインターフェイスの下に設定されたすべての子 PVC の管理状態も変わります。


シリアル インターフェイスにフレームリレー カプセル化を設定するには、 encapsulation (Frame Relay VC-bundle) コマンドを使用します。

フレームリレー インターフェイスは、次の 2 つのタイプのカプセル化フレームをサポートします。

Cisco(デフォルト)

IETF

PVC に Cisco または IETF カプセル化を設定するには、PVC コンフィギュレーション モードで encap コマンドを使用します。PVC にカプセル化のタイプが明示的に設定されていない場合、その PVC は、メイン シリアル インターフェイスからカプセル化のタイプを引き継ぎます。


) Cisco カプセル化は、MPLS に設定されたシリアル メイン インターフェイスで必要です。IETF カプセル化は、MPLS ではサポートされていません。


インターフェイスにフレームリレー カプセル化を設定する前に、そのインターフェイスから以前の
レイヤ 3 のすべての設定が除去されていることを確認する必要があります。たとえば、メイン インターフェイスの下に直接設定されている IP アドレスがないことを確認する必要があります。IP アドレスが直接設定されていると、メイン インターフェイスの下で行われたフレームリレー設定が実行できなくなります。

フレームリレー インターフェイスでの LMI

Local Management Interface(LMI; ローカル管理インターフェイス)プロトコルは、PVC の追加、削除、およびステータスをモニタリングします。また、LMI は、フレームリレー UNI インターフェイスを形成するリンクの完全性を確認します。デフォルトでは、 cisco LMI はすべての PVC でイネーブルです。

LMI のタイプが cisco (デフォルトの LMI タイプ)である場合、1 つのインターフェイスでサポートできる PVC の最大数は、メイン インターフェイスの MTU サイズに関連しています。カードまたは SPA でサポートされる PVC の最大数を計算するには、次の公式を使用します。

(MTU - 13)/8 = maximum number of PVCs


) シリアル インターフェイスでの mtu コマンドのデフォルト設定は、1504 バイトです。したがって、cisco LMI が設定されたシリアル インターフェイスでサポートされる PVC のデフォルト数は、186 です。


フレームリレーでのレイヤ 2 トンネル プロトコル バージョン 3 ベースのレイヤ 2 VPN

レイヤ 2 トンネル プロトコル バージョン 3(L2TPv3)機能は、レイヤ 2 Virtual Private Network(VPN; 仮想プライベート ネットワーク)を使用する IP コア ネットワークでレイヤ 2 ペイロードをトンネリングする L2TP プロトコルを定義します。

L2TPv3 は、レイヤ 2 プロトコルを転送するために使用するトンネリング プロトコルです。いくつかの異なる設定で動作し、パケット スイッチド ネットワークでいくつかの異なるレイヤ 2 プロトコルおよび接続をトンネリングできます。

L2TPv3 を設定する前に、L2TPv3 疑似回線を運用する 2 つの Attachment Circuit(AC; 接続回線)間に接続を設定する必要があります。このモジュールでは、フレームリレー カプセル化シリアル インターフェイスにレイヤ 2 AC を設定する方法について説明します。


) シリアル インターフェイスは、DLCI モードのレイヤ 2 AC だけをサポートします。レイヤ 2 ポート モードの AC は、シリアル インターフェイスではサポートされていません。


ネットワークでの L2TPv3 の設定に関する詳細については、『 Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide を参照してください。L2VPN の設定に関する詳細については、『 Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide 』の「L2VPN Interworking」の章を参照してください。

高速シリアル インターフェイス

High-Speed Serial Interface(HSSI; 高速シリアル インターフェイス)Interface Processor(HIP; HSSI インターフェイス プロセッサ)は、1 つの HSSI ネットワーク インターフェイスを提供します。ネットワーク インターフェイスは、高速 CiscoBus と外部ネットワークの間を直接接続するモジュラ インターフェイス プロセッサにあります。

HSSI ポート アダプタ(PA-H と PA-2H)は、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7200 シリーズ ルータ

Cisco 7500 シリーズ ルータの Second-generation Versatile Interface Processor(VIP2)

7000 シリーズのルート スイッチ プロセッサ(RSP7000)および 7000 シリーズのシャーシ インターフェイス(RSP7000CI)を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータ

PA-H は 1 つの高速同期シリアル インターフェイスを提供し、PA-2H は、全二重方式と最大 52 Mbps のデータ レートをサポートする 2 つの高速同期シリアル インターフェイスを提供します。PA-H の詳細については、『 PA-H HSSI Port Adapter Installation and Configuration 』を参照してください。PA-2H の詳細については、『 PA-2H Dual-Port HSSI Port Adapter Installation and Configuration 』を参照してください。

Cisco 3600 シリーズの 1 ポート HSSI ネットワーク モジュールは、EIA/TIA-612 および EIA/TIA-613 の仕様に準拠した SONET OC-1/STS-1(51.840 MHz)、T3(44.736 MHz)、および E3(34.368 MHz)のレートで、全二重方式の接続を提供します。インターフェイスの実際のレートは、外部 Data Service Unit(DSU; データ サービス ユニット)と接続されるサービスのタイプによって異なります。この 1 ポート HSSI ネットワーク モジュールは、1548 バイトのパケットでの単一方向トラフィックで最大 52 Mbps、および 1 秒あたり 4250 パケットの速度に到達できます。ATM、High-Level Data Link Control(HDLC; 高レベル データ リンク制御)、PPP、および Switched Multimegabit Data Service(SMDS; スイッチド マルチメガビット データ サービス)WAN サービスは、すべてサポートされています。

1 ポート HSSI ネットワーク モジュールを設定する前に、前提となる次の作業を完了します。

シャーシのスロットに HSSI ネットワーク モジュールを取り付けます。このネットワーク モジュールを取り付ける方法については、『 1-Port HSSI Network Module Configuration Note 』の「Installing a 1-Port HSSI Network Module in a Chassis Slot」の項を参照してください。

ホスト名、ユーザ名、プロトコル、およびセキュリティ設定など、基本的なデバイス設定を完了します。基本的なデバイス設定の詳細については、『 Cisco 3620 Installation and Configuration Guide 』または『 Cisco 3640 Installation and Configuration Guide 』を参照してください。

シリアル インターフェイスの設定方法

ここでは、次の作業について説明します。

「HSSI の設定」

「同期シリアル インターフェイスの設定」

「チャネル化 T3 インターフェイス プロセッサの設定」

「PA-E3 および PA-2E3 シリアル ポート アダプタの設定」

「PA-T3 および PA-2T3 シリアル ポート アダプタの設定」

「パケット OC-3 インターフェイスの設定」

「DPT OC-12c インターフェイスの設定」

「Packet-over-SONET 回線の自動保護スイッチングの設定」

「CSU/DSU サービス モジュールのシリアル インターフェイスの設定」

「低速シリアル インターフェイスの設定」

「tftp/ftp/rcp ソース インターフェイス設定の自動削除」

HSSI の設定

HSSI を設定するには、以降の項で説明する作業を実行します。各作業は、必須と任意に分けられています。

「HSSI インターフェイスの指定」(必須)

「HSSI カプセル化の指定」(任意)

「HSSI 回線での ATM の呼び出し」(任意)

「HSSI のクロック マスターへの変換」(任意)

HSSI インターフェイスの指定

高速シリアル インターフェイス(HSSI)を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# interface hssi number

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config)# interface hssi slot / port

Cisco 7500 シリーズ ルータのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

HSSI カプセル化の指定

HSSI は、X.25 ベースのカプセル化を除くシリアル カプセル化方式をサポートします。デフォルト方式は HDLC です。カプセル化方式を定義するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# encapsulation { atm-dxi | hdlc | frame-relay | ppp | sdlc-primary | sdlc-secondary | smds }

HSSI カプセル化を設定します。

PPP の詳細については、『 Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide 』の「Configuring Asynchronous SLIP and PPP」および「Configuring Media-Independent PPP and Multilink PPP」の章を参照してください。

HSSI 回線での ATM の呼び出し

ATM データ サービス ユニットがある場合、HSSI 回線で ATM を呼び出すことができます。ATM Virtual Path Identifier(VPI; 仮想パス識別子)および Virtual Circuit Identifier(VCI; 仮想回線識別子)を Data Exchange Interface(DXI; データ交換インターフェイス)フレーム アドレスにマッピングすることによって、ATM を呼び出します。ATM-DXI カプセル化は、DTE(ルータなど)と DCE (ATM DSU など)が共同で ATM 網に User-Network Interface(UNI; ユーザ ネットワーク インターフェイス)を提供できるようにする DXI を定義します。

シリアル回線で ATM を呼び出すには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# encapsulation atm-dxi

カプセル化方式を指定します。

ステップ 2

Router(config-if)# dxi map protocol address vpi vci [ broadcast ]

特定の VPI および VCI を DXI フレーム アドレスにマッピングします。

また、シリアル インターフェイスに dxi map コマンドを設定できます。

ATM Interface Processor(AIP; ATM インターフェイス プロセッサ)を使用して ATM インターフェイスを設定するには、『 Cisco IOS Asynchronous Transfer Mode Configuration Guide 』の「Configuring ATM」の章を参照してください。

HSSI のクロック マスターへの変換

HSSI ネットワーク モジュールは、EIA/TIA-612 および EIA/TIA-613 の仕様に準拠した SONET OC-1/STS-1(51.840 MHz)、T3(44.736 MHz)、および E3(34.368 MHz)のレートで、全二重方式の接続を提供します。インターフェイスの実際のレートは、DSU と接続されるサービスのタイプによって異なります。HSSI インターフェイスをクロック マスターに変換するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# hssi internal-clock

HSSI インターフェイスを 51.84 MHz のクロック マスターに変換します。

同期シリアル インターフェイスの設定

同期シリアル インターフェイスは、さまざまなシリアル インターフェイス カードまたはシステムでサポートされています。これらのインターフェイスは、T1(1.544 Mbps)と E1(2.048 Mbps)の速度での全二重方式の動作をサポートします。プラットフォームとハードウェアの互換性の詳細については、『 Cisco Product Catalog 』を参照してください。

同期シリアル設定作業の一覧

同期シリアル インターフェイスを設定するには、次の項で説明する作業を実行します。一覧内の各作業は、必須と任意に分けられています。

「同期シリアル インターフェイスの指定」(必須)

「同期シリアル カプセル化の指定」(任意)

「PPP の設定」(任意)

「Cisco 7200 シリーズ ルータの同期シリアル ポート アダプタでの半二重および Bisync の設定」(任意)

「Cisco 7500 シリーズ ルータの圧縮サービス アダプタの設定」(任意)

「HDLC データの圧縮の設定」(任意)

「リアルタイム トランスポート プロトコル ヘッダー圧縮の設定」(任意)

「データ圧縮 AIM の設定」(任意)

「CRC の設定」(任意)

「NRZI ライン コーディング フォーマットの使用」(任意)

「内部クロックのイネーブル化」(任意)

「データの反転」(任意)

「送信クロック信号の反転」(任意)

「送信遅延の設定」(任意)

「DTR 信号パルシングの設定」(任意)

「回線アップ/ダウン インジケータとしての DCD の無視と DSR のモニタリング」(任意)

「シリアル ネットワーク インターフェイス モジュールのタイミングの指定」(任意)

「G.703 および E1-G.703/G.704 インターフェイスのオプションの指定」(任意)

この章で説明する設定作業の例については、「シリアル インターフェイスの設定例」を参照してください。

同期シリアル インターフェイスの指定

同期シリアル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# interface serial number

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config)# interface serial slot / port

Cisco 7200 または Cisco 7500 シリーズ ルータのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config)# interface serial slot / port-adapter / port

Cisco 7500 シリーズ ルータのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config)# interface serial slot / port : channel-group

(Cisco 7000 シリーズ)

Router(config)# interface serial number : channel-group

(Cisco 4000 シリーズ)

チャネル化 T1 または E1 インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーションを開始します。

同期シリアル カプセル化の指定

デフォルトでは、同期シリアル回線は、ウィンドウイングまたは再送信を行わずに HDLC の同期フレーム構成およびエラー検出機能を提供する HDLC シリアル カプセル化方式を使用します。同期シリアル インターフェイスは、次のカプセル化方式をサポートします。

ATM-DXI

HDLC

フレームリレー

PPP

Synchronous Data Link Control(SDLC)

SMDS

Cisco Serial Tunnel(STUN)

X.25 ベースのカプセル化

カプセル化方式を定義するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# encapsulation { atm-dxi | hdlc | frame-relay | ppp | sdlc-primary | sdlc-secondary | smds | stun | x25 }

同期シリアル カプセル化を設定します。


) フレームリレー カプセル化には、physical-layer async コマンドを使用できません。


カプセル化の方式は、Cisco IOS ソフトウェアで設定するプロトコルまたはアプリケーションのタイプに応じて設定されます。

ATM-DXI については、「CRC の設定」 を参照してください。

PPP については、『 Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide 』の「 Configuring Media-Independent PPP and Multilink PPP 」の章を参照してください。

ATM、フレームリレー、および X.25 に関する情報および設定手順については、『 Cisco IOS Asynchronous Transfer Mode Configuration Guide 』および『 Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide 』を参照してください。

その他のカプセル化方式は、プロトコルまたはアプリケーションについて説明するそれぞれの文書および章で定義されています。また、シリアル カプセル化については、『 Cisco IOS Interface and Hardware Component Command Reference 』の encapsulation コマンドの箇所で説明しています。

デフォルトでは、同期インターフェイスは全二重方式で動作します。半二重モードの SDLC インターフェイスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# half-duplex

半二重モードの SDLC インターフェイスを設定します。

バイナリ同期通信(Bisync)は、半二重プロトコルです。各ブロックの送信は明示的に確認されます。同期送信に関連する問題を回避するには、プライマリおよびセカンダリ ステーションの暗黙のロールがあります。ブロック レシーブ タイムアウトの期間内にセカンダリからの応答がない場合、プライマリは最後のブロックを再び送信します。

全二重方式のシリアル インターフェイスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# full-duplex

スイッチド RTS 信号を使用して、インターフェイスが Bisync を実行できるように指定します。

PPP の設定

PPP を設定するには、『 Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide 』の「 Configuring Media-Independent PPP and Multilink PPP 」の章を参照してください。

Cisco 7200 シリーズ ルータの同期シリアル ポート アダプタでの半二重および Bisync の設定

Cisco 7200 シリーズ ルータの同期シリアル ポート アダプタ(PA-8T-V35、PA-8T-X21、PA-8T-232、および PA-4T+)は、半二重と Bisync をサポートします。Bisync は、半二重アプリケーションのための文字指向のデータリンク レイヤ プロトコルです。半二重モードでは、データは一度に 1 つの方向に送信されます。方向は Request to Send(RST; 送信要求)および Clear to Send(CTS; クリア ツー センド)制御回線のハンドシェイクによって制御されます。これらについては、次の項を参照してください。

「Bisync の設定」

「半二重キャリア モードおよびタイマーの設定」

PA-8T-V35、PA-8T-X21、PA-8T-232、および PA-4T+ 同期シリアル ポート アダプタに関する詳細については、次の文書を参照してください。

『PA-8T-V35 Synchronous Serial Port Adapter Installation and Configuration』

『PA-8T-X21 Synchronous Serial Port Adapter Installation and Configuration』

『PA-8T-232 Synchronous Serial Port Adapter Installation and Configuration』

『PA-4T+ Synchronous Serial Port Adapter Installation and Configuration』

Bisync の設定

Cisco 7200 シリーズ ルータの同期シリアル ポート アダプタ(PA-8T-V35、PA-8T-X21、PA-8T-232、および PA-4T+)に Bisync 機能を設定するには、『 Cisco IOS Bridging and IBM Networking Configuration Guide 』の「 Configuring Serial Tunnel and Block Serial Tunnel 」の章の「Block Serial Tunnelling (BSTUN)」の項を参照してください。「 Block Serial Tunnelling (BSTUN) Overview 」の項に示されたすべてのコマンドは、Cisco 7200 シリーズ ルータの同期シリアル ポート アダプタに適用されます。インターフェイス 番号 を指定するすべてのコマンド構文は、Cisco 7200 シリーズの スロット / ポート 構文をサポートします。

半二重キャリア モードおよびタイマーの設定

ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータの同期シリアル ポート アダプタ(PA-8T-V35、PA-8T-X21、PA-8T-232、および PA-4T+)を設定する方法について説明します。同期シリアル ポート アダプタで半二重機能を設定するには、以降の項で説明する作業を実行します。

「半二重 DTE ステート マシンと半二重 DCE ステート マシンについて」

「制御キャリア モードと固定キャリア モードとの間の変更」

「半二重タイマーの調整」

Cisco 7500 シリーズ ルータの圧縮サービス アダプタの設定

SA-Comp/1 および SA-Comp/4 データ Compression Service Adapter(CSA; 圧縮サービス アダプタ)は、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7200 シリーズ ルータ

Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP2(CSA では VIP2 モデル VIP2-40 が必要)

SA-Comp/1 は最大 64 の WAN インターフェイスをサポートし、SA-Comp/4 は最大 256 の WAN インターフェイスをサポートします。

Cisco 7200 シリーズ ルータでは、インターフェイスがハードウェア圧縮を行うために使用する CSA を任意で指定できます。

PPP カプセル化を使用するシリアル インターフェイスでは、ポイントツーポイント圧縮を設定できます。損失のないデータ圧縮によって、PPP フレームのサイズが減少します。PPP カプセル化は、プレディクタと Stacker の両方の圧縮アルゴリズムをサポートします。


) トラフィックの大部分がすでに圧縮されたファイルである場合、圧縮を使用しないでください。


Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータに Stacker 圧縮を設定する場合、ハードウェア圧縮、分散圧縮、およびソフトウェア圧縮の 3 つの圧縮方式があります。オプションなしで compress stac コマンドを指定すると、ルータは、ここで説明したように、使用できる最も速い圧縮方式を使用します。

ルータに CSA が含まれている場合、圧縮は CSA ハードウェアで行われます(ハードウェア圧縮)。

CSA が使用できない場合、圧縮は VIP2 にインストールされたソフトウェアで行われます(分散圧縮)。

VIP2 が使用できない場合、圧縮はルータのメイン プロセッサで行われます(ソフトウェア圧縮)。

CSA でハードウェア圧縮を使用すると、ルータのメイン プロセッサを他のタスクに解放します。また、 compress コマンドで distributed オプションを使用することによって、ルータが VIP2 を使用して圧縮を行うように設定するか、または compress コマンドで software オプションを使用することによって、ルータがルータのメイン プロセッサを使用するように設定できます。VIP2 が使用できない場合、圧縮はルータのメイン プロセッサで行われます。

圧縮がルータのメイン プロセッサにインストールされたソフトウェアで行われると、システム パフォーマンスに大いに影響を与える可能性があります。ルータの CPU ロードが 40% を超える場合、ルータのメイン プロセッサでの圧縮をディセーブルにする必要があります。CPU ロードを表示するには、 show process cpu EXEC コマンドを使用します。

PPP で圧縮を設定する手順については、『 Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide 』の「 Configuring Media-Independent PPP and Multilink PPP 」の章を参照してください。

HDLC データの圧縮の設定

HDLC カプセル化を使用するシリアル インターフェイスでは、ポイントツーポイント ソフトウェア圧縮を設定できます。損失のないデータ圧縮によって、HDLC フレームのサイズが減少します。使用される圧縮アルゴリズムは、Stacker(LZS)アルゴリズムです

圧縮はソフトウェアで行われ、システム パフォーマンスに大いに影響を与える可能性があります。CPU ロードが 65% を超える場合、圧縮をディセーブルにすることを推奨します。CPU ロードを表示するには、 show process cpu EXEC コマンドを使用します。

トラフィックの大部分がすでに圧縮されたファイルである場合、圧縮を使用しないでください。

HDLC で圧縮を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# encapsulation hdlc

シリアル回線の 1 つのプロトコルのカプセル化をイネーブルにします。

ステップ 2

Router(config-if)# compress stac

圧縮をイネーブルにします。

リアルタイム トランスポート プロトコル ヘッダー圧縮の設定

Real-time Transport Protocol(RTP; リアルタイム トランスポート プロトコル)は、パケット化された音声およびビデオ トラフィックを IP ネットワークで伝送するために使用されるプロトコルです。RTP については、RFC 1889「 RTP--A Transport Protocol for Real-Time Applications 」に説明されています。RTP は、TCP または UDP(User Datagram Protocol; ユーザ データグラム プロトコル)を使用するデータ トラフィック用ではありません。RTP は、マルチキャストまたはユニキャスト ネットワーク サービスにおける音声、ビデオ、シミュレーション データなど、リアルタイムの要件を持つアプリケーションのためのエンドツーエンドのネットワーク転送機能を提供します。

RTP ヘッダー圧縮の設定に関する情報と手順については、『 Cisco IOS IP Multicast Configuration Guide 』を参照してください。

データ圧縮 AIM の設定

データ圧縮 Advanced Interface Module(AIM)は、ポート モジュール スロット(占有されない場合、追加カスタマー ネットワーク ポートに使用されることがある)を占有せずに、Cisco 2600 シリーズ ルータのシリアル ネットワーク インターフェイスで送受信されるパケット データのハードウェア ベースの圧縮および復元を提供します。サポートされているのは、Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)またはフレームリレーでの標準 Lempel-Ziv Stac(LZS)および Microsoft Point-to-Point Compression(MPPC)圧縮アルゴリズムです。HDLC はサポートされていません。データ圧縮 AIM では、Cisco IOS Release 12.0(1)T 以降が必要です。

データ圧縮 AIM は、Cisco 2600 マザーボードに直接接続されるドーターカード アセンブリで、1 つのネットワーク モジュール スロットを他の目的でも使用できるようにします。データ圧縮 AIM は、STAC または MPPC 圧縮による PPP カプセル化、または STAC 圧縮によるフレームリレー カプセル化を使用するシリアル インターフェイスだけをサポートします。ルーティング、ブリッジング、またはスイッチングのパフォーマンスは、この機能による影響を受けません。データ圧縮 AIM モジュールには、LZS および MPPC データ圧縮アルゴリズムを実装する高性能データ圧縮コプロセッサが含まれています。モジュールは、最大 2 つの E1 回線の圧縮サポートを提供します。モジュールには、最小のホスト プロセッサの介入でホスト システム メモリにアクセスする PCI ターゲット/イニシエータ システム バス インターフェイスが含まれています。

データ圧縮 AIM ドーターカード アセンブリを設定するには、次の作業を行います。

「PPP 圧縮の設定」

「フレームリレー マップ圧縮の設定」

「フレームリレー ペイロード圧縮の設定」

「診断の設定」

PPP 圧縮の設定

Cisco 2600 アクセス サーバが PPP 圧縮を使用するように設定します。各シリアル インターフェイスに次の情報を指定します。

カプセル化のタイプ

圧縮アルゴリズム

このアルゴリズムの発信元として指定する CAIM ドーターカードとポート

PPP 形式の圧縮を設定するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# interface serial slot / port

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、ポート 0 にシリアル インターフェイス 0 を設定します。複数の WAN インターフェイス カードが取り付けられている場合、インターフェイス 0 および 1 があります。各 WAN インターフェイス カードには、ポート 0 および 1 のペアがあります。

ステップ 3

Router(config-if)# encapsulation ppp

PPP カプセル化タイプを指定します。1

ステップ 4

Router(config-if)# compress { mppc stac } caim element-number

ポート 0 の CAIM カードでいずれかのアルゴリズム(mppc、predictor、または stac)を指定します。2

ステップ 5

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再起動します。

ステップ 6

Router(config-if)# Ctrl-Z

EXEC モードに戻ります。

1.フレームリレーにカプセル化を設定するオプションもあります。

2.設定に応じて、別のシリアル ポートまたは別の CAIM カードにも圧縮を設定できます。

PPP 圧縮の確認

インターフェイスがアクティブになっているか確認するには、 show interfaces serial slot / port コマンドを使用します。次の例の強調表示されたフィールドに注意してください。

Router# show interfaces serial 0/0
 
Serial0/0 is up, line protocol is up
Hardware is PowerQUICC Serial
Internet address is 1.1.1.2/24
MTU 1500 bytes, BW 2000 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 255/255, txload 3/255, rxload 50/255
Encapsulation PPP, loopback not set, keepalive not set
LCP Open
Open: IPCP, CCP ==> If two routers have successfully negotiated compression.
Last input 00:00:04, output 00:00:00, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 1w1d
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/40, 80 drops; input queue 0/75, 0 drops
30 second input rate 397000 bits/sec, 40 packets/sec
30 second output rate 30000 bits/sec, 40 packets/sec
27859655 packets input, 4176659739 bytes, 0 no buffer
Received 175145 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
55309592 packets output, 1044865717 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 12 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
36 carrier transitions
DCD=up DSR=up DTR=up RTS=up CTS=up
 

圧縮がアクティブになっているか表示するには、 show compress コマンドを使用します。次の例の強調表示されたフィールドに注意してください。

Router# show compress
 
Serial0/0
Hardware compression enabled
CSA in slot 0 in use
Compressed bytes sent: 317862131 bytes 61 Kbits/sec ratio: 12.870
Compressed bytes recv: 221975672 bytes 43 Kbits/sec ratio: 9.194
restarts: 1
last clearing of counters: 41252 seconds

ヒント • インターフェイスがアップの状態であることをレポートする必要があります。

エラーのレポートは不要です。

トラフィックが Cisco 2600 シリーズ ルータに到達し、[Compressed bytes recv] フィールドの値が変わったことを確認した後、このインターフェイスを再びチェックします。

フレームリレー マップ圧縮の設定

フレームリレーがこの Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)での圧縮をマッピングし、Cisco 2600 アクセス サーバで指定された AIM ハードウェア圧縮を使用するように設定します。各シリアル インターフェイスに次の情報を指定する必要があります。

プロトコル、プロトコル アドレス

DLCI

カプセル化のタイプ

FRF.9 stac 圧縮アルゴリズム

また、このアルゴリズムの発信元としての CAIM ドーターカードおよび CAIM エレメント番号も指定する必要があります。

動作にフレームリレー マップ圧縮コマンドを設定するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# interface serial slot / port

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、シリアル インターフェイスを設定します。複数の WAN インターフェイス カードが取り付けられている場合、インターフェイス 0 および 1 があります。各 WAN インターフェイス カードには、ポート 0 および 1 のペアがあります。

ステップ 3

Router(config-if)# encapsulation frame-relay

フレームリレー カプセル化を指定します。3

ステップ 4

Router(config-if)# frame-relay map ip ip-address dlci-number broadcast payload-compression frf9 stac caim element-number

ポートの CAIM カードで stac アルゴリズムを指定します。4

ステップ 5

Router(config-controller)# no shutdown

インターフェイスを再起動します。

ステップ 6

Router(config-if)# Ctrl-Z

EXEC モードに戻ります。

3.PPP にカプセル化を設定するオプションもあります。

4.設定に応じて、別のシリアル ポートまたは別の CAIM カードにも圧縮を設定できます。


) 上記の PPP 圧縮設定例に適用される compress ppp コマンドには、フレームリレーによる圧縮に相当するものがありません。


フレームリレー マップ圧縮の確認

インターフェイスが適切な圧縮とカプセル化でアクティブになっているか確認するには、 show interfaces serial slot / port コマンドを使用します。次の例の強調表示されたフィールドに注意してください。

Router# show interfaces serial 0/1
 
Serial0/1 is up, line protocol is up
Hardware is PowerQUICC Serial
Internet address is 1.1.1.2/24
MTU 1500 bytes, BW 2000 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation FRAME-RELAY, loopback not set, keepalive not set
FR SVC disabled, LAPF state down
Broadcast queue 0/64, broadcasts sent/dropped 2743/0, interface broadcasts 2742
Last input 03:05:57, output 00:00:03, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 1w1d
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/40, 80 drops; input queue 0/75, 0 drops
30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30800054 packets input, 3488155802 bytes, 0 no buffer
Received 199567 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
2 input errors, 0 CRC, 2 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
58246738 packets output, 1325052697 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 15 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
36 carrier transitions
DCD=up DSR=up DTR=up RTS=up CTS=up
 

圧縮がアクティブになっているか表示するには、 show controllers serial 1/0 コマンドを使用します。次の例の強調表示されたフィールドに注意してください。

Router# show controllers serial 1/0
 
CD2430 Slot 1, Port 0, Controller 0, Channel 0, Revision 14
Channel mode is synchronous serial
idb 0x811082E8, buffer size 1524, X.21 DTE cable
 
Global registers
rpilr 0x2, rir 0x0, risr 0x0, rfoc 0x0, rdr 0x30
tpilr 0x1, tir 0x0, tisr 0x60, tftc 0x0, tdr 0x41
mpilr 0x3, mir 0x2, misr 0x60
bercnt 0xFF, stk 0x0
 
Per-channel registers for channel 0
Option registers
0x02 0x00 0x42 0xE7 0xE0 0x00 0x00
Command and status registers
cmr 0xC0, ccr 0x00, csr 0xAC, msvr-rts 0xF1, msvr-dtr 0xF1
Clock option registers
rcor 0x06, rbpr 0x01, tcor 0xC8, tbpr 0x01
Interrupt registers
ier 0x89, livr 0x00, licr 0x00
DMA buffer status 0x27
DMA receive registers
arbaddr 0x2549D44, arbcnt 1548, arbsts 0x1
brbaddr 0x2548344, brbcnt 1548, brbsts 0x1
rcbaddr 0x2549D94
DMA transmit registers
atbaddr 0x257F93E, atbcnt 104, atbsts 0x43
btbaddr 0x25B25C2, btbcnt 1490, btbsts 0x43
tcbaddr 0x25B25D2
Special character registers
schr1 0x00, schr2 0x00, schr3 0x00, schr4 0x00
scrl 0x0, scrh 0x0, lnxt 0xF1
 
Driver context information
Context structure 0x8110D830, Register table 0x40800400
Serial Interface Control 5:1 Register (0x40800802) is 0x0
Adaptor Flags 0x0
Serial Modem Control Register (0x40800804) is 0x18
Receive static buffer 0x810E1274
Receive particle buffers 0x8110DE00, 0x8110DDC0
Transmit DMA buffers 0x8113E240, 0x810F2808, 0x810D4C00, 0x810EA0DC
Transmit packet with particles 0x0, first word is 0x0
Interrupt rates (per second) transmit 25, receive 139, modem 0
True fast-switched packets 41
Semi fast-switched packets 13449573
Transmitter hang count 0
Residual indication count 0
Bus error count 0
Aborted short frames count 0
CRC short frames count 0
Error counters
CTS deassertion failures 0
Nested interrupt errors transmit 0, receive 0, modem 0
 
Using Compression AIM 0
CompressionAim0
ds:0x8113FC04 idb:0x8113A6CC
5005867 uncomp paks in --> 5005867 comp paks out
38397501 comp paks in --> 38397502 uncomp paks out
2882277146 uncomp bytes in--> 497476655 comp bytes out
3500965085 comp bytes in --> 1211331227 uncomp bytes out
72 uncomp paks/sec in--> 72 comp paks/sec out
557 comp paks/sec in --> 557 uncomp paks/sec out
334959 uncomp bits/sec in--> 57812 comp bits/sec out
406855 comp bits/sec in --> 140827 uncomp bits/sec out
68841 seconds since last clear
holdq:0 hw_enable:1 src_limited:0 num cnxts:8
no data:0 drops:0 nobuffers:0 enc adj errs:0 fallbacks:
5322165
no Replace:0 num seq errs:0 num desc errs:0 cmds complete:
43403738
Bad reqs:0 Dead cnxts:0 No Paks:0 enq errs:0
rx pkt drops:0 tx pkt drops:0 dequeues:0 requeues:0
drops disabled:0 clears:0 ints:41973007 purges:203200
no cnxts:0 bad algos:0 no crams:0 bad paks:0
# opens:0 # closes:4 # hangs:0
# 9711 fatal:0 # poison pkts:0 cmd/res ovruns:0
# dma fatal:0
Jupiter DMA Controller Registers:(0x40200000
Cmd Ring:0x025BAE60 Src Ring:0x025BBB60
Res Ring:0x025BB4E8 Dst Ring:0x025BBDA8
Status/Cntl:present:0x8080989C last int:0x9898989C
Inten:0x30302021 config:0x00080003
Num DMA ints:41973355
Hifn9711 Data Compression Coprocessor Registers (0x40201000):
Config:0x000051D4 Inten:0x00000E00
Status:0x00004000 FIFO status:0x00004000
FIFO config:0x00000101

ヒント • インターフェイスがアップの状態であることをレポートする必要があります。

エラーのレポートは不要です。

トラフィックが Cisco 2600 シリーズ ルータに到達し、[Compressed bytes recv] フィールドの値が変わったことを確認した後、このインターフェイスを再びチェックします。


 

フレームリレー ペイロード圧縮の設定

フレームリレー ペイロード圧縮を設定するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config)# interface serial slot / port

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、指定されたシリアル インターフェイスとポートを設定します。

ステップ 3

Router(config-if)# encapsulation ppp

PPP カプセル化を指定します。5

ステップ 4

Router(config-if)# frame-relay payload-compression frf9 stac

caim element-number

指定されたポートの CAIM カードで stac アルゴリズムを指定します。6

ステップ 5

Router(config-if)# no shutdown

インターフェイスを再起動します。

ステップ 6

Router(config-if)# Ctrl-Z

EXEC モードに戻ります。

5.フレームリレーにカプセル化を設定するオプションもあります。

6.設定に応じて、任意のシリアル ポートまたは別の CAIM カードに圧縮を設定できます。

フレームリレー ペイロード圧縮の確認

インターフェイスが適切な圧縮とカプセル化でアクティブになっているか確認するには、 show interfaces serial slot / port コマンドを使用します。次の例の強調表示されたフィールドに注意してください。

Router# show interfaces serial 0/0
 
Serial0/0 is up, line protocol is up
Hardware is PowerQUICC Serial
Internet address is 1.1.1.2/24
MTU 1500 bytes, BW 2000 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation FRAME-RELAY, loopback not set, keepalive not set
FR SVC disabled, LAPF state down
Broadcast queue 0/64, broadcasts sent/dropped 2743/0, interface broadcasts 2742
Last input 03:05:57, output 00:00:03, output hang never
Last clearing of "show interface" counters 1w1d
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/40, 80 drops; input queue 0/75, 0 drops
30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30800054 packets input, 3488155802 bytes, 0 no buffer
Received 199567 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
2 input errors, 0 CRC, 2 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
58246738 packets output, 1325052697 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 15 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
36 carrier transitions
DCD=up DSR=up DTR=up RTS=up CTS=up

) [FRAME-RELAY] は、show compress コマンドを使用して表示されません。この情報を表示するには、debug compress コマンドを使用します。



ヒント • インターフェイスがアップの状態であることをレポートする必要があります。

エラーのレポートは不要です。


 

診断の設定

AIM ドーターカードが Cisco 2600 シリーズ ルータに圧縮を提供するように設定します。取り付けられた各ドーターカードに次の情報を指定する必要があります。

圧縮に PPP を設定するには、ユーザ EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router> enable

特権 EXEC モードなど、高位の権限レベルをイネーブルにします。

ステップ 2

Router# show pas caim stats element-number

CAIM の圧縮統計情報を表示します。

ステップ 3

Router# show compress

Cisco 2600 での圧縮の現在の設定を表示します。

ステップ 4

Router# clear compress

すべてのカウンタをクリアし、CAIM ハードウェアをリセットします。

ステップ 5

Router# show pas caim stats element-number

CAIM の圧縮統計情報を表示します。

ステップ 6

Router# Ctrl-Z

EXEC モードに戻ります。

診断の確認

データ圧縮 AIM が適切な圧縮を表す統計情報を収集しているか確認するには、 show pas caim stats element-number コマンドを使用します

Router# show pas caim stats 0
 
CompressionAim0
ds:0x80F56A44 idb:0x80F50DB8
422074 uncomp paks in --> 422076 comp paks out
422071 comp paks in --> 422075 uncomp paks out
633912308 uncomp bytes in--> 22791798 comp bytes out
27433911 comp bytes in --> 633911762 uncomp bytes out
974 uncomp paks/sec in--> 974 comp paks/sec out
974 comp paks/sec in --> 974 uncomp paks/sec out
11739116 uncomp bits/sec in--> 422070 comp bits/sec out
508035 comp bits/sec in --> 11739106 uncomp bits/sec out
433 seconds since last clear
holdq: 0 hw_enable: 1 src_limited: 0 num cnxts: 4
no data: 0 drops: 0 nobuffers: 0 enc adj errs: 0 fallbacks: 0
no Replace: 0 num seq errs: 0 num desc errs: 0 cmds complete: 844151
Bad reqs: 0 Dead cnxts: 0 No Paks: 0 enq errs: 0
rx pkt drops: 0 tx pkt drops: 0 dequeues: 0 requeues: 0
drops disabled: 0 clears: 0 ints: 844314 purges: 0
no cnxts: 0 bad algos: 0 no crams: 0 bad paks: 0
# opens: 0 # closes: 0 # hangs: 0
 

各ポートの圧縮特性を識別するには、 show compress コマンドを使用します。

Router# show compress
 
Serial0/0
Hardware compression enabled
CSA in slot 0 in use
Compressed bytes sent: 317862131 bytes 61 Kbits/sec ratio: 12.870
Compressed bytes recv: 221975672 bytes 43 Kbits/sec ratio: 9.194
restarts: 1
last clearing of counters: 41252 seconds
Serial0/1
Hardware compression enabled
CSA in slot 0 in use
Compressed bytes sent: 249720 bytes 0 Kbits/sec ratio: 5.923
Compressed bytes recv: 465843659 bytes 43 Kbits/sec ratio: 9.128
restarts: 1
last clearing of counters: 85525 seconds
 

CAIM ハードウェアを 0 にリセットするには、 clear compress コマンドを使用します。このコマンドの出力はありません。その代わりに、結果を確認するには、 show compress コマンドからの出力をチェックします。

Router# clear compress
Router# show compress
 
Serial0/0
Hardware compression enabled
CSA in slot 0 in use
Compressed bytes sent: 0 bytes 61 Kbits/sec ratio: 0
Compressed bytes recv: 0 bytes 43 Kbits/sec ratio: 0
restarts: 0
last clearing of counters: 0 seconds

ヒント • インターフェイスがアップの状態であることをレポートする必要があります。

エラーのレポートは不要です。


 

CRC の設定

シリアル インターフェイスの Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)は、デフォルトで 16 ビットの長さになります。Cisco 7500 シリーズの Fast Serial Interface Processor(FSIP; ファスト シリアル インターフェイス プロセッサ)または HSSI Interface Processor(HIP)に限り、CRC の長さを 32 ビットに変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router (config-if)# crc size

CRC の長さを設定します。

NRZI ライン コーディング フォーマットの使用

Non-Return-to-Zero(NRZ)および Non-Return-to-Zero Inverted (NRZI)フォーマットは、次のデバイスでサポートされています。

Cisco 7500 シリーズ ルータのすべての FSIP インターフェイス タイプ

次のルータの PA-8T および PA-4T+ 同期シリアル ポート アダプタ

RSP7000 が搭載された Cisco 7000 シリーズ ルータ

Cisco 7200 シリーズ ルータ

Cisco 7500 シリーズ ルータ

NRZ と NRZI は、一部の環境でのシリアル接続で必要なライン コーディング フォーマットです。NRZ 符号化が最も一般的です。NRZI 符号化は、主に IBM 環境での EIA/TIA-232 接続で使用されます。

すべてのシリアル インターフェイスのデフォルト設定は、NRZ フォーマットです。デフォルトは no nrzi-encoding です。

NRZI フォーマットをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# nrzi-encoding

 

または

Router(config-if)# nrzi-encoding [ mark ]

NRZI 符号化フォーマットをイネーブルにします。

Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータの NRZI 符号化フォーマットをイネーブルにします。

内部クロックのイネーブル化

DTE が送信クロックを戻さない場合、Cisco 7000 シリーズで次のインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、内部で生成されたクロックをシリアル インターフェイスでイネーブルにします。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# transmit-clock-internal

内部で生成されたクロックをシリアル インターフェイスでイネーブルにします。

データの反転

PA-8T および PA-4T+ 同期シリアル ポート アダプタのインターフェイスを使用して、B8ZS 符号化がない専用 T1 回線を駆動する場合、接続している CSU/DSU またはインターフェイスのデータ ストリームを反転させる必要があります。2 つのデータ反転を行うと互いにキャンセルされるので、CSU/DSU とインターフェイスの両方でデータを反転させないように注意してください。

CT3IP の T1 チャネルが Alternate Mark Inversion(AMI; 交互マーク反転)ライン コーディングを使用している場合、データを反転させる必要があります。詳細については、 t1 linecode コントローラ コンフィギュレーション コマンドを参照してください。CT3IP の詳細については、「チャネル化 T3 インターフェイス プロセッサの設定」を参照してください。

データ ストリームを反転させるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# invert data

インターフェイスのデータを反転させます。

送信クロック信号の反転

長いケーブルまたは TxC 信号(送信エコー クロック回線、TXCE または SCTE クロックとしても知られる)を送信していないケーブルを使用するシステムは、速い伝送速度で動作する場合に、エラー率が高くなる可能性があります。たとえば、PA-8T および PA-4T+ 同期シリアル ポート アダプタのインターフェイスが多数のエラー パケットを報告している場合、位相偏移が問題である可能性があります。クロック信号を反転させると、この偏移を修正できます。クロック信号を反転させるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# invert txclock

インターフェイスのクロック信号を反転させます。

Router(config-if)# invert rxclock

T1/E1 インターフェイスを使用しない UIO シリアル インターフェイスの RX クロックのフェーズを反転させます。

送信遅延の設定

シリアル インターフェイスで、一部のホストが受信するよりも速くバックツーバック データ パケットを送信できます。パケット送信後の最小デッドタイムを指定し、この条件を除去できます。この設定は、MCI および SCI インターフェイス カードのシリアル インターフェイスと HSSI または MIP で使用できます。インターフェイス コンフィギュレーション モードで、システムに応じて次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# transmitter-delay microseconds

MCI および SCI 同期シリアル インターフェイスに送信遅延を設定します。

Router(config-if)# transmitter-delay hdlc-flags

HSSI または MIP に送信遅延を設定します。

DTR 信号パルシングの設定

すべてのシリアル インターフェイスにパルシング Dedicated Token Ring(DTR; 専用トークンリング)を設定できます。シリアル回線プロトコルがダウンした場合(同期ずれなどの原因による)、インターフェイス ハードウェアはリセットされ、DTR 信号は少なくとも指定された間隔で非アクティブになります。この機能は、DTR 信号のトグリングによって同期をリセットする暗号化デバイスまたは他の同様のデバイスの処理に役立ちます。DTR 信号パルシングを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# pulse-time seconds

DTR 信号パルシングを設定します。

回線アップ/ダウン インジケータとしての DCD の無視と DSR のモニタリング

この作業の適用対象は次のとおりです。

Cisco 4000 シリーズのクワッド シリアル NIM(ネットワーク インターフェイス モジュール)インターフェイス

Cisco 2500 シリーズおよび Cisco 3000 シリーズの日立ベースのシリアル インターフェイス

デフォルトでは、シリアル インターフェイスが DTE モードで動作しているとき、回線アップ/ダウン インジケータとして、Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検出)信号をモニタリングします。デフォルトでは、DCE デバイスは DCD 信号を送信します。DTE インターフェイスは、DCD 信号を検出すると、インターフェイスの状態をアップ状態に変更します。

一部の構成(SDLC マルチドロップ環境など)では、DCE デバイスは、インターフェイスの活動を妨げる DCD 信号ではなく、Data Set Ready(DSR; データ セット レディ)信号を送信します。インターフェイスが回線アップ/ダウン インジケータとして DCD 信号ではなく DSR 信号をモニタリングするように設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# ignore-dcd

シリアル インターフェイスが回線アップ/ダウン インジケータとして DSR 信号をモニタリングするように設定します。


注意 この機能が必要かどうかきちんと確信できる場合を除いて、このコマンドの使用には注意してください。インターフェイスの実際の状態が表示されなくなります。実際にはインターフェイスがダウンしているのに、表示を見てもわからない場合があります。

シリアル ネットワーク インターフェイス モジュールのタイミングの指定

Cisco 4000 シリーズでは、シリアル ネットワーク インターフェイス モジュールのタイミング信号の設定を指定できます。ボードが DCE として動作していて、DTE が端末タイミング(SCTE または TT)を提供する場合、DCE が DTE から SCTE を使用するように設定できます。回線が高速および長距離で動作している場合、この方法によって、クロックに対するデータの位相偏移が妨げられます。

DCE が DTE から SCTE を使用するように設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# dce-terminal-timing enable

DCE が DTE から SCTE を使用するように設定します。

ボードが DTE として動作している場合、DTE がデータを送信するために使用する DCE から得られる TXC クロック信号を反転できます。DCE が DTE から SCTE を受信できず、データが高速で動作し、送信回線が長い場合、クロック信号を反転させます。この場合も、クロックに対するデータの位相偏移が妨げられます。

ルータが TXC クロック信号を反転させるようにインターフェイスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# dte-invert-txc

TXC クロック信号を反転させるタイミング設定を指定します。

G.703 および E1-G.703/G.704 インターフェイスのオプションの指定

ここでは、G.703 シリアル インターフェイス(G.703 電気的および機械的仕様を満たし、E1 データ レートで動作するシリアル インターフェイス)の設定にあたって行うオプションの作業について説明します。G.703 インターフェイスは、Cisco 4000 シリーズまたは Cisco 7500 シリーズ ルータの Fast Serial Interface Processor(FSIP; ファスト シリアル インターフェイス プロセッサ)のポート アダプタで使用できます。

E1-G.703/G.704 シリアル ポート アダプタ(PA-4E1G-120 および PA-4E1G-75)は、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7500 シリーズ ルータ

Cisco 7200 シリーズ ルータ

7000 シリーズのルート スイッチ プロセッサ(RSP7000)および 7000 シリーズのシャーシ インターフェイス(RSP7000CI)を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータ

これらのポート アダプタは、G.703/G.704 と互換性があり、G.703/G.704 によって指定される最大 4 つの E1 同期シリアル インターフェイスを提供します。PA-4E1G-120 はバランスの取れた動作をサポートし、PA-4E1G-75 は、ポート アダプタで 15 ピン、D シェル(DB-15)レセプタクルを使用するアンバランスな動作をサポートします。両方のポート アダプタは、2.048 Mbps の E1 速度で全二重モードで動作します。

設定作業については、以降の項で説明します。

「フレーム モードのイネーブル化」

「CRC4 の生成のイネーブル化」

「データにおけるタイム スロット 16 の使用」

「クロック ソースの指定」

フレーム モードのイネーブル化

G.703 インターフェイスには、2 つのモードの動作(フレームと非フレーム)があります。デフォルトでは、G.703 シリアル インターフェイスは、非フレーム モードに設定されます。フレーム モードをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# timeslot start-slot -- stop-slot

フレーム モードをイネーブルにします。

デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用するか、開始タイム スロットを 0 に設定します。

CRC4 の生成のイネーブル化

デフォルトでは、フレーム モードで動作中にデータ整合性のチェックに役立つ G.703 CRC4 は生成されません。G.703 CRC4 の生成をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# crc4

CRC4 の生成をイネーブルにします。

データにおけるタイム スロット 16 の使用

デフォルトでは、タイム スロット 16 はシグナリングに使用されます。データにも使用できます(フレーム モードで可能性のあるすべてのサブフレームまたはタイム スロットを得るため)。データにおけるタイム スロット 16 の使用を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します

 

コマンド
目的

Router(config-if)# ts16

タイム スロット 16 をデータに使用するように指定します。

クロック ソースの指定

G.703 インターフェイスは、内部クロックまたは回線の受信データ ストリームから回復したクロックのいずれかから、送信データをクロック制御できます。デフォルトでは、インターフェイスは回線の受信データ ストリームを使用します。使用するクロックを制御するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# clock source { line | internal | loop-timed }

送信データに使用するクロックを指定します。

チャネル化 T3 インターフェイス プロセッサの設定

チャネル化 T3 インターフェイス プロセッサ(CT3IP)は、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7500 シリーズ ルータ

7000 シリーズのルート スイッチ プロセッサ(RSP7000)および 7000 シリーズのシャーシ インターフェイス(RSP7000CI)を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータ

チャネル化 T3(CT3)機能ボードは、Cisco AS5800 アクセス サーバで使用できます。

これらのカードは、チャネル化インターフェイスを 1 つの T3 ファシリティに集約します。Cisco AS5800 の T3 サポートによって、1 つのシャーシで 28 の T1(672 のチャネル)をサポートできます。チャネル化 T3 デュアルワイド ポート アダプタ(PA-CT3/4T1)は、Cisco 7200 シリアル ルータで使用できます。


) このマニュアルには、CT3IP の参考資料が含まれています。ただし、CT3IP という用語は、PA-CT3/4T1 および CT3 の機能ボードにも適用されます。特記されない限り、CT3IP の機能について説明されている場合、その機能は PA-CT3/4T1 および CT3 機能ボードにも使用できます。


CT3IP は、VIP2 をベースにした固定構成のインターフェイス プロセッサです。CT3 チャネル化ポート アダプタ(PA-CT3/4T1)は、デュアルワイド ポート アダプタです。CT3IP または PA-CT3/4T1 には、DB-15 コネクタ経由で 4 つの T1 接続、BNC コネクタ経由で 1 つの DS3 接続があります。各 DS3 インターフェイスは、最大 28 の T1 チャネル(1 つの T3 グループ)を提供できます。各チャネルは、個々に設定できるシリアル インターフェイスとして、システムに提供されます。CT3IP または PA-CT3/4T1 は、1.536 Mbps の T1 レートでデータを双方向に送受信できます。4 つの T1 接続は、同じルータまたは別のルータで、外部 Channel Service Unit(CSU; チャネル サービス ユニット)または MultiChannel Interface Processor(MIP; マルチチャネル インターフェイス プロセッサ)までの 100 Ωのツイストペア シリアル ケーブルを使用します。ワイドエリア ネットワーキングの場合、CT3IP または PA-CT3/4T1 は、リモート サイトのコンセントレータとして機能できます。


VIP2-50 は、Route Switch Processor(RSP; ルート スイッチ プロセッサ)を使用する Cisco 7500 シリーズ ルータ、および 7000 シリーズ ルート スイッチ プロセッサ(RSP7000)と 7000 シリーズ シャーシ インターフェイス(RSP7000CI)を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータで使用できる最新かつ最速の VIP2 です。VIP2-50 は、さらに大きなパケットおよびプログラム メモリ スペースと向上した分散スイッチング パフォーマンスを提供します。

VIP2-50 の詳細については、『Second-Generation Versatile Interface Processor (VIP2) Installation, Configuration, and Maintenance』を参照してください。


上記で述べたように、CT3IP または PA-CT3/4T1 は、データのシリアル伝送のための 28 の T1 チャネルを提供します。各 T1 チャネルは、データ伝送に T1 帯域幅の一部または T1 帯域幅全体を使用するように設定できます。各 T1 チャネルの帯域幅は、 n x 56 kbps または n x 64 kbps( n は 1 ~ 24)に設定できます。T1 帯域幅の未使用部分は、T1 のフル スピードで動作していない場合、アイドル チャネル データで満たされます。CT3IP または PA-CT3/4T1 は、より高い帯域幅データ レートの複数の T1 チャネルの集約( 逆多重化 または ボンディング と呼ばれる)をサポートしません。

T1 が同じルータか別のルータの MIP または他の多重化機器によってさらに逆多重化できるように、CT3IP または PA-CT3/4T1 の最初の 3 つの T1 チャネルは、CT3IP または PA-CT3/4T1 の 3 つの DSUP-15 コネクタに分類できます。MIP に接続する場合、チャネル化 T1 を「外部 T1 チャネルの設定」での説明のとおりに設定します。これは外部 T1 チャネルと呼ばれます。

CT3IP は、RFC 1406「 Definitions of Managed Objects for DS1 and E1 Interface Types 」および RFC 1407「 DS3 MIB Variables 」(CISCO-RFC-1407-CAPABILITY.my)をサポートします。Cisco MIB の詳細については、現行の Cisco IOS リリース ノートの MIB オンライン リファレンスの箇所を参照してください。

RFC 1406 については、シスコは「Frac」テーブルを除くすべてのテーブルをサポートしています。RFC 1407 については、シスコは「FarEnd」テーブルを除くすべてのテーブルをサポートしています。

CT3IP は次の WAN プロトコルをサポートしています。

フレームリレー

HDLC

PPP

SMDS Data Exchange Interface(DXI; データ交換インターフェイス)

CT3IP は T3 の ANSI T1.102-1987 および BELCORE TR-TSY-000499 の仕様を満たし、T1 の ANSI 62411 および BELCORE TR499 の仕様を満たしています。CT3IP は内部 CSU の機能を提供し、パフォーマンス データ統計情報、送受信統計情報、およびエラー統計情報のレポートを含みます。CT3IP は RFC 1406(T1 MIB)および RFC 1407(T3 MIB)をサポートします。

外部 T1 チャネルは CSU 機能を提供しないので、外部 CSU に接続する必要があります。

チャネル化 T3 設定作業の一覧

CT3IP を設定するには、以降の項に示す作業を実行します。各作業は、必須と任意に分けられています。

「Cisco AS5800 の T3 コントローラ サポートの設定」(任意)

「T3 コントローラの設定」(任意)

「各 T1 チャネルの設定」(必須)

「外部 T1 チャネルの設定」(任意)

「CT3IP のモニタリングとメンテナンス」(任意)

「T3 設定の確認」(任意)

「メンテナンス データリンク メッセージの設定」(任意)

「パフォーマンス レポート モニタリングのイネーブル化」(任意)

「Cisco AS5300 の BERT の設定」(任意)

「Cisco AS5300 の BERT の確認」(任意)

「BERT テスト パターンのイネーブル化」(任意)

「リモート FDL ループバックのイネーブル化」(任意)

「T1 ケーブル長および T1/E1 回線終端の設定」(任意)

CT3IP に T1 チャネルを設定後、通常のシリアル インターフェイスと同様に設定を続行できます。

CT3IP の設定例については、「Channelized T3 Interface Processor(CT3IP)の設定例」を参照してください。

Cisco AS5800 の T3 コントローラ サポートの設定

Cisco AS5800 アクセス サーバの CT3 機能ボードに特別に T3 コントローラ サポートを設定するには、ユーザ EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router> enable

Password: password

Router#

特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 2

Router# configure terminal

Enter configuration commands, one per line.

End with Ctrl-Z .

Router(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# controller t3 shelf / slot / 0

コントローラ コンフィギュレーション モードを開始し、T3 コントローラにシェルフ、スロット、およびポートを指定します。ポートの有効な値は 0 だけです。

ステップ 4

Router(config-controller)# description ascii-string

ユーザが T3 コントローラの説明を入力できるようにします。

ステップ 5

Router(config-controller)# cablelength number

コントローラの cablelength の値を 0 ~ 450 (フィート)の範囲で指定します。

ステップ 6

Router(config-controller)# framing { c-bit | m23 }

使用する T3 フレーミングのタイプを指定します。 C-bit は、c ビット パリティ フレーム構成を指定し、 m23 (デフォルト)は M23 マルチプレクサ フレーム構成を指定します。

ステップ 7

Router(config-controller)# t1 ds1 controller

指定された各 T3 回線タイム スロットから、論理 T1 コントローラを作成します。 ds1 は T3 回線内の T1 タイム スロットで、1 ~ 28 の値を持ちます (T1 コントローラは、 shelf / slot / 0 : ds1 にあります)。

ステップ 8

Router(config-controller)# exit

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 9

Router(config)# controller t1 shelf / slot / port : t1-num

コントローラ コンフィギュレーション モードを開始し、T1 コントローラにポートを指定します。 t1-num は T3 回線内の T1 タイム スロットで、1 ~ 28 の値を持ちます。

ステップ 10

Router(config-controller)# exit

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 11

Router(config)# dial-tdm-clock priority number { external | trunk-slot number } ds3-port 0 port number

クロック プライオリティ(1 ~ 50 の値)を設定します。

クロッキング ソース( 外部 リファレンス クロックまたは トランク カードの任意のポートのいずれか)を指定します。外部リファレンス クロックを使用している場合、他の CLI は不要です。トランク カードを使用している場合、0 ~ 5 のダイヤル シェルフ スロットを選択します。

T3 ポート番号(0 の値を持つ)を指定します。T1 ポートの有効値は 1 ~ 28 です。

ステップ 12

Router(config)# Ctrl-Z

EXEC モードに戻ります。

ステップ 13

Router# copy running-config startup-config

変更内容を保存します。

T3 コントローラの設定

CT3IP の設定を修正しない場合、 表 1 に示すデフォルト設定が使用されます。

 

表 1 CT3IP コントローラのデフォルト

アトリビュート
デフォルト値

フレーム構成

自動検出

ケーブル長

224 フィート

クロック ソース

internal

デフォルト設定のアトリビュートを変更する必要がある場合、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。CT3IP のポート アダプタおよびポート番号は 0 です。

Router(config-controller)# framing { c-bit | m23 | auto-detect }

(任意)フレーム構成形式を変更します。

Router(config-controller)# cablelength feet

(任意)ケーブル長を変更します(値は 0 ~ 450 フィートです)。

0 ~ 450 フィートのケーブル長を指定できますが、ハードウェアは 0 ~ 49 と 50 ~ 450 の 2 つの範囲だけを認識します。たとえば、35 フィートと入力した場合、0 ~ 49 の範囲が使用されます。その後ケーブル長を 40 フィートに変更した場合、40 は 0 ~ 49 の範囲にあるため、変化はありません。しかし、ケーブル長を 50 に変更すると、50 ~ 450 の範囲が使用されます。実際に入力した値は、コンフィギュレーション ファイルに保存されます。

Router(config-controller)# clock source { internal | line }

(任意)T3 コントローラが使用するクロック ソースを変更します。

各 T1 チャネルの設定

CT3IP の各 T1 チャネルが使用するタイム スロットを設定する必要があります。任意で、各 T1 チャネルが使用する速度、フレーム構成形式、およびクロック ソースを指定できます。各 T1 チャネルが使用する速度、フレーム構成形式、およびクロック ソースを指定しない場合、 表 2 に示すデフォルト設定が使用されます。

 

表 2 CT3IP T1 チャネルのデフォルト

アトリビュート
デフォルト値

速度

64 kbps

フレーム構成

esf

クロック ソース

internal

回線コード

b8zs

T1 イエロー アラーム

検出および生成

各 T1 チャネルが使用するタイム スロットを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-controller)# t1 channel timeslot range [ speed { 56 | 64 }]

T1 チャネル(値は 1 ~ 28)にタイム スロット(値は 1 ~ 24)を設定し、任意で各 T1 チャネルの速度を指定します。


) 56 kbps の速度は、T1 チャネル 21 ~ 28 に限り有効です。



) CT3IP の T1 チャネルは、他のシスコ製品で使用されるより伝統的なゼロベースの方式(0 ~ 27)ではなく、1 ~ 28 の番号が付けられます。このナンバリング方式では、チャネル化 T3 機器内の T1 チャネルの Telco ナンバリング方式との一貫性が保たれます。


デフォルト設定のアトリビュートを変更する必要がある場合、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config-controller)# t1 channel framing { esf | sf }

(任意)T1 チャネル(値は 1 ~ 28)が使用するフレーム構成の形式を変更します。

sf フレーム構成を選択する場合、イエロー アラームが sf フレーム構成によって誤って検出される可能性があるため、イエロー アラーム検出をディセーブルにします。

Router(config-controller)# no t1 channel yellow { detection | generation }

(任意)T1 チャネル(値は 1 ~ 28)でのイエロー アラームの検出または生成をディセーブルにします。

Router(config-controller)# t1 channel clock source { internal | line }

(任意)T1 チャネル(値は 1 ~ 28)が使用するクロック ソースを変更します。

Router(config-controller)# t1 channel linecode { ami | b8zs }

(任意)T1 チャネル(値は 1 ~ 28)が使用するライン コーディングを変更します。

ami ライン コーディングを選択する場合、 invert data インターフェイス コマンドを使用して、T1 チャネルのデータも反転させる必要があります。そのためには、最初に interface serial slot / port-adapter / port : t1-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して T1 チャネルを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

CT3IP に T1 チャネルを設定後、通常のシリアル インターフェイスと同様に設定を続行できます。すべてのシリアル インターフェイス コマンドが T1 チャネルに適用できるとはかぎりません。詳細については、「同期シリアル インターフェイスの設定」を参照してください。

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、T1 チャネルに対応するシリアル インターフェイスを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# interface serial slot / port-adapter / port : t1-channel

T1 チャネル(値は 1 ~ 28)のシリアル インターフェイスを定義し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。CT3IP のポート アダプタおよびポート番号は 0 です。

「同期シリアル インターフェイスの設定」 のコマンド以外に、 invert data インターフェイス コマンドを使用して、CT3IP の T1 チャネルを設定できます。CT3IP の T1 チャネルが AMI ライン コーディングを使用している場合、データを反転させる必要があります。 invert data インターフェイス コマンドの詳細については、「データの反転」を参照してください。詳細については、『 Cisco IOS Interface and Hardware Component Command Reference 』の t1 linecode コントローラ コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

外部 T1 チャネルの設定

T1 チャネルが同じルータ、別のルータ、または他の多重化機器の MIP によってさらに逆多重化できるように、CT3IP の最初の 3 つの T1 チャネル(1、2、および 3)は、DSUP-15 コネクタに分類できます。


) 以前シリアル インターフェイスとして設定された T1 チャネルを外部 T1 ポートに分類する場合、そのインターフェイスおよび関連する設定は、チャネルが外部 T1 ポートに分類される間に影響を受けません。T1 チャネルが外部 T1 ポートに分類される間、シリアル インターフェイスは使用できませんが、設定は残るため、no t1 external コマンドを使用して、T1 チャネルをシリアル インターフェイスに簡単に戻すことができます。


T1 チャネルを外部ポートとして設定するには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# show controller t3 slot / port-adapter / port

外部 T1 ポートに接続された外部デバイスが正しく設定され、接続されているか確認できるように、[Ext1...] フィールドを表示します。回線ステータスが OK の場合、有効な信号が受信されており、信号は「All-Ones」信号ではありません。

ステップ 2

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config-controller)# t1 external channel [ cablelength feet ] [ linecode { ami | b8zs }]

T1 チャネル(値は 1、2、および 3)を外部ポートとして設定し、任意でケーブル長とライン コードを指定します。外部 T1 として設定できるのは、T1 チャネル 1 ~ 3 だけです。

デフォルトの cablelength は 133 フィートで、デフォルトの linecode b8zs です。0 ~ 655 フィートのケーブル長を指定できますが、ハードウェアは次の範囲だけを認識します。0 ~ 133、134 ~ 266、267 ~ 399、400 ~ 533、および 534 ~ 655 の範囲です。たとえば、150 フィートと入力した場合、134 ~ 266 の範囲が使用されます。その後ケーブル長を 200 フィートに変更した場合、200 は 134 ~ 266 の範囲にあるため、変化はありません。しかし、ケーブル長を 399 に変更すると、267 ~ 399 の範囲が使用されます。実際に入力した値は、コンフィギュレーション ファイルに保存されます。

外部 T1 チャネルを設定後、MIP からのチャネル化 T1 として設定を続行できます。すべてのチャネル化 T1 コマンドが T1 インターフェイスに適用できるわけではありません。T1 コントローラを定義し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# controller t1 slot / port

MIP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

MIP にチャネル化 T1 を設定後、通常のシリアル インターフェイスと同様に設定を続行できます。すべてのシリアル インターフェイス コマンドが T1 インターフェイスに適用できるわけではありません。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、T1 チャネル グループに対応するシリアル インターフェイスを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# interface serial slot / port : t1-channel

MIP の T1 チャネル(値は 1 ~ 28)のシリアル インターフェイスを定義し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

詳細については、「各 T1 チャネルの設定」および「同期シリアル インターフェイスの指定」を参照してください。

外部 T1 チャネルの設定例については、「Channelized T3 Interface Processor(CT3IP)の設定例」を参照してください。

CT3IP のモニタリングとメンテナンス

新しいインターフェイスを設定後、 show コマンドを使用して、RSP7000 を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータまたは Cisco 7500 シリーズ ルータにおいて、ステータスをモニタリングし、CT3IP をメンテナンスできます。任意のインターフェイスのステータスを表示するには、EXEC モードで次のコマンドのいずれかを使用します。

 

コマンド
目的

Router> show controller cbus

各インターフェイス プロセッサの内部ステータスを表示し、各インターフェイスを示します。

Router> show controller t3

[ slot / port-adapter / port [ : t1-channel ]]

[ brief | tabular ]

T3 および T1 チャネル(値は 1 ~ 28)(28 のすべての T1 チャネルの T3 アラームと T1 アラームを含む)、または指定された T1 チャネルだけのステータスを表示します。

Router> show interfaces serial

slot / port-adapter / port : t1-channel

[ accounting | crb ]

ルータの指定された T1 チャネル(値は 1 ~ 28)のシリアル インターフェイスに関する統計情報を表示します。

T3 設定の確認

ソフトウェアの設定を確認するには、コントローラ設定の show コマンドを使用できます。 show コマンドを使用するには、特権 EXEC モードで使用する必要があります。

Router# show controller t3
 
T3 1/0/0 is up.
Applique type is Channelized T3
No alarms detected.
FEAC code received: No code is being received
Framing is M23, Line Code is B3ZS, Clock Source is Line.
Data in current interval (751 seconds elapsed):
0 Line Code Violations, 0 P-bit Coding Violation
0 C-bit Coding Violation, 0 P-bit Err Secs
0 P-bit Severely Err Secs, 0 Severely Err Framing Secs
0 Unavailable Secs, 0 Line Errored Secs
0 C-bit Errored Secs, 0 C-bit Severely Errored Secs
Total Data (last 16 15 minute intervals):
0 Line Code Violations, 0 P-bit Coding Violation,
0 C-bit Coding Violation, 0 P-bit Err Secs,
0 P-bit Severely Err Secs, 0 Severely Err Framing Secs,
0 Unavailable Secs, 0 Line Errored Secs,
0 C-bit Errored Secs, 0 C-bit Severely Errored Secs

ヒント • コントローラを使用するには、アップの状態であることをレポートする必要があります。

エラーのレポートは不要です。


 

メンテナンス データリンク メッセージの設定

CT3IP は、ANSI T1.107a-1990 の仕様で定義された Maintenance Data Link(MDL; メンテナンス データ リンク)メッセージを送信するように設定できます。MDL メッセージの送信を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# controllers t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-controller)# mdl { transmit { path | idle-signal | test-signal } | string { eic | lic | fic | unit | pfi | port | generator } string }

MDL メッセージを設定します。

各メッセージに 1 つの mdl コマンドを指定します。たとえば、 mdl string eic Router A を使用して、「ルータ A」を機器識別コードとして送信し、 mdl string lic Test Network を使用して、「テスト ネットワーク」を場所識別コードとして送信します。

MDL 情報(受信したストリング)を表示するには、 show controllers t3 コマンドを使用します。MDL 情報は、フレーム構成が C ビットに設定されている場合に限り表示されます。

パフォーマンス レポート モニタリングのイネーブル化

CT3IP は、ANSI T1.403 に準拠した Facility Data Link(FDL; ファシリティ データ リンク)経由のパフォーマンス レポートをサポートします。デフォルトでは、パフォーマンス レポートはディセーブルです。FDL パフォーマンス レポートをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# controllers t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-controller)# t1 channel fdl ansi

特定の T1 チャネル(値は 1 ~ 28)のパフォーマンス レポートの 1 秒送信をイネーブルにします。


) パフォーマンス レポーティングは、ESF フレーム構成に設定された T1 チャネルでだけ使用できます。


リモート パフォーマンス レポート情報を表示するには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router> show controllers t3 [ slot / port-adapter / port [ : t1-channel ]] remote performance [ brief | tabular ]

T1 チャネル(値は 1 ~ 28)のリモート パフォーマンス レポート情報を表示します。

Cisco AS5300 の BERT の設定

Bit-Error Rate Testing(BERT; ビットエラー レート テスティング)とループバックは、T1/E1 リンクの品質テストおよび問題解決を支援するため、キャリアおよび Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)によって使用されます。BERT は低品質のリンクを早期に検出し、問題をすばやく隔離することによって、Cisco AS5300 ユーザが Quality of Service(QoS)を改善し、収益を増加できるようにします。

BERT は T1 および E1 ファシリティ用 Cisco AS5300 router ルータで使用できます。次の作業を実行して BERT に Cisco AS5300 ルータを設定し、ユーザ EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

5300> enable

Password: password

5300#

特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 2

5300# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# bert profile

このコマンドの拡張を使用して、デフォルト BERT プロファイル 0 以外に、最大 15 の BERT プロファイルを設定できるようにします。

Cisco AS5300 の BERT の確認

BERT 機能が動作しているか確認するには、EXEC モードで show running-config コマンドを使用します。

5300> show running-config
!
bert profile 1 pattern 1s threshold 10^-4 error-injection none duration 3
bert profile 7 pattern 220-O.151QRSS threshold 10^-3 error-injection 10^-5 duration 120

BERT テスト パターンのイネーブル化

特定の T1 チャネルに指定されたインターバルでの BERT テスト パターンの生成をイネーブルまたはディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-controller)# t1 channel bert pattern { 0s | 1s | 2^15 | 2^20 | 2^23 } interval minutes

T1 チャネル(値は 1 ~ 28)の BERT テスト パターンをイネーブルにします。

ステップ 3

Router(config-controller)# no t1 channel bert pattern { 0s | 1s | 2^15 | 2^20 | 2^23 } interval minutes

T1 チャネル(値は 1 ~ 28)の BERT テスト パターンをディセーブルにします。

CT3IP からの BERT テスト パターンは、フレーム テスト パターンです(つまり、テスト パターンは、フレーム T1 信号のペイロードに挿入されます)。

BERT の結果を表示するには、 show controllers t3 または show controllers t3 brief EXEC コマンドを使用します。BERT の結果には次の情報が含まれます。

選択したテスト パターンのタイプ

テストのステータス

選択したインターバル

BERT テストでの残りの時間

合計ビット エラー

合計受信ビット

T1 チャネルで BERT テストが実行中、回線の状態は「ダウン」です。また、BERT テストが実行中で、[Status] フィールドが [Not Sync] の場合、合計ビット エラーのフィールド内の情報は有効ではありません。BERT テストが終了すると、[Status] フィールドは関連がありません。

t1 bert pattern コマンドは、あらかじめ定義された短いインターバルで T1 チャネルをテストし、コマンドを誤って保存する(次にルータが再起動するときにインターフェイスが起動しない可能性がある)のを防ぐためにだけ使用されるので、NVRAM には書き込まれません。

リモート FDL ループバックのイネーブル化

T1 チャネルでは、次のタイプのリモート Facility Data Link(FDL; ファシリティ データ リンク)ループバックを実行できます。

リモート ペイロード FDL ANSI:ネットワーク ペイロード ループバックの開始を要求するリモート エンドに、16 ビットの Extended Superframe(ESF; 拡張スーパーフレーム)データリンク コードワード(00010100 11111111)を繰り返し送信します。

リモート回線 FDL ANSI:ネットワーク回線ループバックの開始を要求するリモート CSU エンドに、16 ビットの ESF データリンク コードワード(00001110 11111111)を繰り返し送信します。

リモート回線 FDL ベルコア:ネットワーク回線ループバックの開始を要求するリモート SmartJack エンドに、16 ビットの ESF データリンク コードワード(00010010 11111111)を繰り返し送信します。

T1 チャネルのループバックをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface serial slot / port-adapter / port : t1-channel

(RSP7000 および RSP7000CI が搭載された Cisco 7500 シリーズ ルータおよび Cisco 7000 シリーズ ルータ)

 

または

Router(config)# interface serial slot / port : t1-channel

(Cisco 7200 シリーズ)

CT3IP の T1 チャネル(値は 1 ~ 28)を選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# loopback remote payload [ fdl ] [ ansi ]

T1 チャネルのリモート ペイロード FDL ANSI ビット ループバックをイネーブルにします。

ステップ 3

Router(config-if)# loopback remote line fdl { ansi | bellcore }

T1 チャネルのリモート回線 FDL ANSI ビット ループバックまたはリモート SmartJack ループバックをイネーブルにします。


) CT3IP のポート アダプタおよびポート番号は 0 です。


T1 ケーブル長および T1/E1 回線終端の設定

チャネル化 T1 トランク カードを設定する場合、ポートに接続されたケーブル ペアの回線ビルドアウトを変更できます。ビルドアウト値を指定するには、 cablelength long コマンドまたは cablelength short コマンドのいずれかを使用します。これらのコマンドは E1 トランク カードには不要です。

655 フィートよりも長いケーブルでは、 cablelength long コマンドを使用し、655 フィート以下のケーブルでは、 cablelength short コマンドを使用します。

line-termination コマンドを使用すると、T1/E1 ポートの終端を 75 Ω(アンバランス)または 120 Ω(バランス)に設定できます。

次の短いケーブル長の設定では、Network Access Server(NAS; ネットワーク アクセス サーバ)とリピータの間の長さの範囲(フィート)を定義します。 cablelength short コマンドはチャネル化 T1 だけに設定され、次の設定が含まれます。

133 フィート(0 ~ 133 フィート)

266 フィート(134 ~ 266 フィート)

399 フィート(267 ~ 399 フィート)

533 フィート(400 ~ 533 フィート)

655 フィート(534 ~ 655 フィート)


) 0 ~ 655 フィートのケーブル長を指定できますが、ハードウェアはある一定の設定長さだけを認識します。たとえば、ケーブル長が NAS とリピータの間で 50 フィートの場合、133 フィートの設定を使用してケーブル長を設定する必要があります。その後ケーブル長を 200 フィートに変更した場合、266 フィートの設定を使用してケーブル長を再設定する必要があります。


次の長いケーブル長の設定では、NAS とリピータの間の 655 フィートよりも長いビルドアウトの長さにおけるゲインとパルスの要件で、長さの範囲を定義します。 cablelength long コマンドはチャネル化 T1 だけに設定され、次のゲインとパルスの設定が含まれます。

gain26(26 dB のゲイン)

gain36(36 dB のゲイン)

-15db(-15 dB のパルス)

-22.5db(-22.5 dB のパルス)

-7.5db(-7.5 dB のパルス)

0db(0 dB のパルス)

回線ビルドアウトにチャネル化 T1 回線を設定するには、ユーザ EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router> enable

Password: password

Router#

特権 EXEC モードを開始します。

ステップ 2

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。この例では、終端設定オプションを使用します。

ステップ 3

Router(config)# controller t1 shelf / slot / port

コントローラ コンフィギュレーション モードを開始し、コントローラ ポートにシェルフ、スロット、およびポートを指定します。コントローラ ポートでは、T1 に shelf / slot / 0 shelf / slot / 11 のラベルが付いています (コマンドの一部としてスラッシュ(/)をタイプする必要があります)。

ステップ 4

Router(config-controller)# cablelength short ( 133 | 266 | 399 | 533 | 655 }

 

または

Router(config-controller)# cablelength long { gain26 | gain36 } { -15 | -22.5 | -7.5 | 0 }

コントローラの cablelength short の値を 0 655 (フィート)の範囲で指定します。


 

655 フィートよりも長いケーブルでは、 gain および pulse 設定を使用して、コントローラの cablelength long の値を指定します (ケーブル長は T1 だけに設定します)。

ステップ 5

Router(config-controller)# line termination { 75-ohm | 120-ohm }

回線終端の値を指定します (コマンドは E1 だけに使用されます)。

PA-E3 および PA-2E3 シリアル ポート アダプタの設定

PA-E3 および PA-2E3 シリアル ポート アダプタは、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7200 シリーズ ルータ

Cisco 7500 シリーズ ルータ

7000 シリーズのルート スイッチ プロセッサ(RSP7000)および 7000 シリーズのシャーシ インターフェイス(RSP7000CI)を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータ

これらのポート アダプタは、1 つ(PA-E3)または 2 つ(PA-2E3)の高速全二重方式同期シリアル E3 インターフェイスおよび統合 Data Service Unit(DSU; データ サービス ユニット)機能を提供します。

E3 ポート アダプタは、最大 34 Mbps の E3 レートでデータを送受信し、シスコから入手できる 75 Ω の同軸ケーブルを使用して、シリアル E3 ネットワークに接続できます。これらのポート アダプタは次の機能をサポートします。

16 および 32 ビットの Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)

高速 HDLC データ

G.751 フレーム構成またはバイパス

HDB3 ライン コーディング

ATM-DXI、フレームリレー、HDLC、PPP、および SMDS シリアル カプセル化

ナショナル サービス ビット

E3 MIB(RFC 1407)

スクランブリングおよび減少した帯域幅

リモートおよびローカル ループバック

PA-E3 ポート アダプタは、RFC 1407 DS3 近端グループ(次のものを含む)をサポートします。

DS3/E3 設定テーブル

DS3/E3 電流テーブル

DS3/E3 インターバル テーブル

DS3/E3 合計テーブル

PA-E3 ポート アダプタは、各 PA-E3 インターフェイスの Cisco Chassis MIB および MIB-2 のカード テーブルもサポートします。

PA-E3 ポート アダプタは、RFC 1407 DS3 遠端グループおよび DS3/E3 フラクショナル グループをサポートしません。


) E3 シリアル ポート アダプタの詳細については、『PA-E3 Serial Port Adapter Installation and Configuration』を参照してください。


PA-E3 および PA-2E3 シリアル ポート アダプタ設定作業の一覧

PA-E3 を設定するには、以降の項に示す作業を実行します。一覧内の各作業は、必須と任意に分けられています。

「PA-E3 ポート アダプタの設定」(必須)

「PA-E3 ポート アダプタのモニタリングとメンテナンス」(任意)

PA-E3 ポート アダプタの設定例については、「PA-E3 シリアル ポート アダプタの設定例」を参照してください。

PA-E3 ポート アダプタの設定

PA-E3 インターフェイス設定をサポートするために、 表 3 に示すコマンドが追加されました。PA-E3 の設定を修正しない場合、 表 3 に示すデフォルト設定が使用されます。

 

表 3 PA-E3 ポート アダプタのデフォルト

コマンド
デフォルト値

dsu bandwidth

34,010 kbps

dsu mode

0

framing

g751

international bit

0 0

invert data

データは反転されません

national bit

0

scramble

ディセーブル

デフォルト設定のアトリビュートを変更する必要がある場合、グローバル コンフィギュレーション モードで最初のコマンドを使用してから、インターフェイス コンフィギュレーション モードでオプションのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# interface serial slot / port-adapter / port

または

Router(config)# interface serial slot / port

PA-E3 インターフェイスを選択し、RSP7000 および RSP7000CI を搭載した Cisco 7500 シリーズおよび Cisco 7000 シリーズ ルータでインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

PA-E3 インターフェイスを選択し、Cisco 7200 シリーズでインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config-if)# dsu bandwidth kbps

DSU 帯域幅を変更します。

Router(config-if)# dsu mode { 0 | 1 }

DSU モードを変更します。別の PA-E3 ポート アダプタまたはデジタル リンク DSU に接続するには、デフォルト モード(0)を使用します。Kentrox DSU に接続するには、モード 1 を使用します。

Router(config-if)# framing { g751 | bypass }

インターフェイスが使用するフレーム構成を変更します。

Router(config-if)# international bit { 0 | 1 } { 0 | 1 }

インターフェイスが使用するインターナショナル ビットを変更します。

Router(config-if)# invert data

インターフェイスのデータ ストリームを反転させます。

Router(config-if)# national bit { 0 | 1 }

インターフェイスが使用するナショナル ビットを変更します。

Router(config-if)# scramble

インターフェイスでスクランブリングをイネーブルにします。

PA-E3 ポート アダプタのモニタリングとメンテナンス

新しいインターフェイスを設定後、そのステータスを表示できます。PA-E3 ポート アダプタでの E3 インターフェイスの現在のステータスを表示するには、EXEC モードで次のコマンドのいずれかを使用します。

 

コマンド
目的

Router> show interfaces serial slot / port-adapter / port

 

または

Router> show interfaces serial slot / port

RSP7000 および RSP7000CI を搭載した Cisco 7500 シリーズおよび Cisco 7000 シリーズ ルータの E3 インターフェイスの統計情報を表示します。

Cisco 7200 シリーズの E3 インターフェイスの統計情報を表示します。

Router> show controllers serial slot / port-adapter / port

 

または

Router> show controllers serial slot / port

RSP7000 および RSP7000CI を搭載した Cisco 7500 シリーズ ルータおよび Cisco 7000 シリーズ ルータの E3 インターフェイスの設定情報を表示します。

Cisco 7200 シリーズの E3 インターフェイスの設定情報を表示します。

PA-T3 および PA-2T3 シリアル ポート アダプタの設定

PA-T3 および PA-2T3 シリアル ポート アダプタは、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7200 シリーズ ルータ

すべての Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP2

7000 シリーズのルート スイッチ プロセッサ(RSP7000)および 7000 シリーズのシャーシ インターフェイス(RSP7000CI)を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータ

これらのポート アダプタは、1 つ(PA-T3)または 2 つ(PA-2T3)の高速全二重方式同期シリアル T3 インターフェイスおよび統合 DSU 機能を提供します。

T3 ポート アダプタは、最大 45 Mbps の T3 レートでデータを送受信し、シスコから入手できる 75 Ω の同軸ケーブルを使用して、シリアル T3 ネットワークに接続できます。これらのポート アダプタは次の機能をサポートします。

16 および 32 ビットの Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)

高速 HDLC データ

C ビット、M13、およびバイパス フレーム同期

HDB3 ライン コーディング

ATM-DXI、フレームリレー、HDLC、PPP、および SMDS シリアル カプセル化

DS3 MIB(RFC 1407)

スクランブリングおよび減少した帯域幅

リモートおよびローカル ループバック


) T3 シリアル ポート アダプタ DSU の相互運用性ガイドラインの詳細については、『PA-T3 Serial Port Adapter Installation and Configuration』を参照してください。


PA-T3 および PA-2T3 ポート アダプタ設定作業の一覧

PA-T3 ポート アダプタを設定するには、次の項で説明する作業を実行します。各作業は、必須と任意に分けられています。

「PA-T3 ポート アダプタの設定」(必須)

「PA-T3 ポート アダプタのトラブルシューティング」(任意)

「PA-T3 ポート アダプタのモニタリングとメンテナンス」(任意)

PA-T3 ポート アダプタの設定例については、「PA-T3 と PA-2T3 の設定例」を参照してください。

PA-T3 ポート アダプタの設定

PA-T3 インターフェイス設定をサポートするために、 表 4 に示すコマンドが追加されました。PA-T3 の設定を修正しない場合、 表 4 に示すデフォルト設定が使用されます。

 

表 4 PA-T3 ポート アダプタのデフォルト

コマンド
デフォルト値

cablelength

49

clock source

line

crc 32

16 ビット

dsu bandwidth

44,736 kbps

dsu mode

0

framing

C ビット

invert data

データは反転されません

scramble

ディセーブル

デフォルト設定のアトリビュートを変更する必要がある場合、グローバル コンフィギュレーション モードで最初のコマンドを使用してから、インターフェイス コンフィギュレーション モードでオプションのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# interface serial slot / port-adapter / port

 

または

Router(config)# interface serial slot / port

PA-T3 インターフェイスを選択し、RSP7000 および RSP7000CI を搭載した Cisco 7500 シリーズおよび Cisco 7000 シリーズ ルータでインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

PA-T3 インターフェイスを選択し、Cisco 7200 シリーズでインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

Router(config-if)# cablelength length

ケーブル長を変更します。

Router(config-if)# crc 32

32 ビット CRC をイネーブルにします。

Router(config-if)# dsu bandwidth kbps

DSU 帯域幅を変更します

Router(config-if)# dsu mode { 0 | 1 | 2 }

DSU モードを変更します。別の PA-T3 ポート アダプタまたはデジタル リンク DSU に接続するには、デフォルト モード(0)を使用します。Kentrox DSU に接続するには、モード 1 を使用します。Larscom DSU に接続するには、モード 2 を使用します。

Router(config-if)# framing { c-bit | m13 | bypass }

インターフェイスが使用するフレーム構成を変更します。

Router(config-if)# invert data

インターフェイスのデータ ストリームを反転させます。

Router(config-if)# scramble

インターフェイスでスクランブリングをイネーブルにします。

PA-T3 ポート アダプタのトラブルシューティング

Cisco IOS ソフトウェアを使用して PA-T3 ポート アダプタのトラブルシューティングを行うために、次のループバック モードを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで最初のコマンドを使用してから、必要に応じて他のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# loopback dte

LIU の後、終端に向けてループバックします。

Router(config)# loopback local

フレーマを通過後、終端に向けてループバックします。

Router(config)# loopback network line

フレーマを通過する前に、ネットワークに向けてループバックします。

Router(config)# loopback network payload

フレーマを通過後、ネットワークに向けてループバックします。

Router(config)# loopback remote

Far-End Alarm Control(FEAC; 遠端アラーム コントロール)を送信し、ループバックのリモート フレーマを設定します。

これらのループバック コマンドを使用すると、T3 インターフェイスからのすべてのパケットをインターフェイスにループバックするか、またはネットワークからのパケットをネットワークに向けてバック アウトします。

PA-T3 ポート アダプタのモニタリングとメンテナンス

新しいインターフェイスを設定後、そのステータスを表示できます。PA-T3 ポート アダプタでの T3 インターフェイスの現在のステータスを表示するには、EXEC モードで次のコマンドのいずれかを使用します。

 

コマンド
目的

Router> show version

システム ハードウェア構成を表示します。

Router> show controllers cbus

現在のインターフェイス プロセッサおよびそのインターフェイスを表示します。

Router> show interfaces slot / port-adapter / port

(RSP7000 および RSP7000CI が搭載された Cisco 7500 シリーズ ルータおよび Cisco 7000 シリーズ ルータ)

Router> show interfaces slot / port

(Cisco 7200 シリーズ)

T3 インターフェイスの統計情報を表示します。

Router> show controllers serial slot / port-adapter / port

(RSP7000 および RSP7000CI が搭載された Cisco 7500 シリーズ ルータおよび Cisco 7000 シリーズ ルータ)

Router> show controllers serial slot / port

(Cisco 7200 シリーズ)

T3 インターフェイスに関する設定情報を表示します。

Router> show protocols

システムおよび特定のインターフェイスに設定されているプロトコルを表示します。

Router> more system:running-config

実行コンフィギュレーション ファイルを表示します。

Router> more nvram:startup-config

NVRAM に格納されている設定を表示します。

Router> show diag slot

特定のポート アダプタ情報を表示します。

パケット OC-3 インターフェイスの設定

Cisco Packet OC-3 Interface Processor(POSIP; パケット OC-3 インターフェイス プロセッサ)および Packet OC-3 Port Adapter(POSPA; パケット OC-3 ポート アダプタ)は、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7500 シリーズ ルータ

Cisco 7200 シリーズ ルータ

Packet-Over-SONET OC-3 ポート アダプタ(PA-POS-OC3SML、PA-POS-OC3SMI、および PA-POS-OC3MM)は、次のデバイスで使用できます。

Cisco 7500 シリーズ ルータ

Cisco 7200 シリーズ ルータ

7000 シリーズのルート スイッチ プロセッサ(RSP7000)および 7000 シリーズのシャーシ インターフェイス(RSP7000CI)を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータ

POSIP および POS OC-3 は、パケットベースの トラフィックに 155.520 Mbps の OC-3 物理層インターフェイスを 1 つ提供します。この OC-3 インターフェイスは、SONET および Synchronous Digital Hierarchy(SDH)ネットワーク ファシリティと完全に互換性があり、RFC 1619「PPP over SONET/SDH」と RFC 1662「 PPP in HDLC-like Framing 」に準拠しています。Packet-Over-SONET の仕様は、主に SONET/SDH リンクでの PPP カプセル化の使用に関連しています。

PA-POS-OC3 ポート アダプタの詳細については、ハードウェアに付属している『 PA-POS-OC3 Packet OC-3 Port Adapter Installation and Configuration 』を参照してください。

POS は、VIP2 テクノロジーを使用する固定構成のインターフェイス プロセッサです。POS は、パケットベースのトラフィックに 155.520 Mbps の OC-3 物理インターフェイスを 1 つ提供します。この OC-3 インターフェイスは、SONET および SDH ネットワーク ファシリティと完全に互換性があり、RFC 1619 と RFC 1662 に準拠しています。Packet-Over-SONET の仕様は、主に SONET/SDH リンクでの PPP カプセル化の使用に対応しています。

表 5 に、パケット OC-3 インターフェイスの初期設定に設定されるデフォルト値を示します。

 

表 5 パケット OC-3 インターフェイスのデフォルト設定

アトリビュート
デフォルト値

最大伝送ユニット(Maximum Transmission Unit; MTU)

4470 バイト

フレーム構成

SONET STS-3c フレーム構成

ループバック内部

内部ループバックなし

ループバック回線

回線ループバックなし

クロッキングの送信

復元した受信クロック

イネーブル化

シャットダウン

パケット OC-3 インターフェイスは部分的に設定されているので、イネーブルにする前にその設定を変更する必要はありません。ただし、ルータが起動すると、新しいパケット OC-3 インターフェイスはシャットダウンされます。パケット OC-3 インターフェイスをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで no shutdown コマンドを使用する必要があります。

パケット OC-3 インターフェイス設定作業の一覧

すべてのパケット OC-3 設定パラメータの値は、ネットワーク環境に応じて変更できます。POS の設定をカスタマイズするには、以降の項に示す作業を実行します。一覧内の各作業は、必須と任意に分けられています。

「パケット OC-3 インターフェイスの選択」(任意)

「MTU サイズの設定」(任意)

「フレーム構成の設定」(任意)

「内部ループバックのインターフェイスの設定」(任意)

「回線ループバックのインターフェイスの設定」(任意)

「送信クロックの発信元の設定」(任意)

「ペイロード スクランブリングのイネーブル化」(任意)

「アラーム表示信号の設定」(任意)

パケット OC-3 インターフェイスの選択

パケット OC-3 インターフェイスは、コンフィギュレーション コマンドでは、「 pos 」と呼ばれます。インターフェイスは、リセット時にシステム内で見られる各 POS に対して作成されます。

デフォルト設定のアトリビュートを変更する必要がある場合、または別の方法でパケット OC-3 インターフェイスを再設定する必要がある場合、グローバル コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# interface pos slot / port

(Cisco 7200)

 

または

Router(config)# interface pos slot / port-adapter / port

(Cisco 7500)

パケット OC-3 インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

MTU サイズの設定

インターフェイスに Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# mtu bytes

MTU サイズを設定します。

bytes 引数の値は 64 ~ 4470 バイトの範囲内で、デフォルトは 4470 バイトです(4470 バイトは、オートノマス スイッチングのための FDDI および HSSI インターフェイスと正確に一致します)。このコマンドの no 形式を使用すると、デフォルトに戻ります。


注意 Cisco 7500 シリーズ ルータの MTU サイズを変更すると、バッファのサイズ変更と再割り当てが行われ、すべてのインターフェイスがリセットされます。次のメッセージが表示されます。

%RSP-3-Restart:cbus complex88

フレーム構成の設定

パケット OC-3 インターフェイスのフレーム構成を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# pos framing-sdh

SDH STM-1 フレーム構成を選択します。

Router(config-if)# no pos framing-sdh

デフォルトの SONET STS-3c フレーム構成に戻します。

内部ループバックのインターフェイスの設定

loopback internal コマンドを使用すると、ルータからのパケットはフレーマでループバックされます。発信データは、実際に送信されることなく、レシーバーにループバックされます。 loopback line コマンドを使用すると、受信ファイバ(RX)は送信ファイバ(TX)に論理的に接続され、リモート ルータからのパケットはループバックされます。着信データは、実際に受信されることなく、ループされて再送信されます。

インターフェイスの内部ループバックをイネーブルまたはディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# loop internal

内部ループバックをイネーブルにします。

Router(config-if)# no loop internal

内部ループバックをディセーブルにします。

ローカル ループバックは、POS が動作していることを確認するために役立ちます。ルータからのパケットはフレーマでループバックされます。

回線ループバックのインターフェイスの設定

回線ループバックは、主にデバッグのために使用されます。

回線ループバックのインターフェイスをイネーブルまたはディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# loop line

回線ループバックをイネーブルにします。

Router(config-if)# no loop line

回線ループバックをディセーブルにします。

受信ファイバ(RX)は送信ファイバ(TX)に論理的に接続され、リモート ルータからのパケットはループバックされます。

送信クロックの発信元の設定

デフォルトでは、パケット OC-3 インターフェイスは、復元された受信クロックを使用して送信クロッキングを提供します。送信クロック発信元を変更するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# clock source

内部クロックを送信クロック発信元として設定します。

Router(config-if)# no clock source

復元された受信クロックが送信クロッキングを提供するように設定します。

ペイロード スクランブリングのイネーブル化

SONET ペイロード スクランブリングは、インターフェイスの Synchronous Payload Envelope(SPE; 同期ペイロード エンベロープ)に自己同期スクランブラ(x43+1)を適用して、十分なビット移行密度を保証します。接続の両端で同じスクランブリング アルゴリズムを使用する必要があります。1.5 以降のハードウェア リビジョンを持つ Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP2 POS で POS スクランブリングをイネーブルにすると、CRC 16 だけを指定できます(CRC 32 は現在サポートされていません)。

POS インターフェイスで SONET ペイロード スクランブリングをイネーブルにするには、 インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# pos scramble-atm

SONET ペイロード スクランブリングをイネーブルにします。

アラーム表示信号の設定

POS インターフェイスがいずれかの管理シャットダウン状態に配置されているときに Line Alarm Indication Signal(LAIS; ラインのアラーム表示信号)を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# pos ais-shut

LAIS を送信します。

DPT OC-12c インターフェイスの設定

デュアル幅 OC-12c Dynamic Packet Transport(DPT; ダイナミック パケット トランスポート)ポート アダプタは、Cisco IOS Release 12.0(6)S 以降が動作する正しいルート スイッチ プロセッサ(RSP2 または RSP4)が搭載された Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR シリーズ ルータで使用可能で、共有 IP-over-SONET 機能を提供します。

OC-12c Dynamic Packet Transport Interface Processor(DPTIP; ダイナミック パケット トランスポート インターフェイス プロセッサ)は、Cisco IOS Release 12.0(6)S 以降が動作する正しいルート スイッチ プロセッサ(RSP2 または RSP4)が搭載された Cisco 7500 シリーズ ルータで使用できます。DPT は VIP2 テクノロジーを使用して共有 IP-over-SONET 機能を提供する OC-12c インターフェイスで、マルチキャストおよびブロードキャスト メディアの IEEE 802.3 仕様に準拠しています。DPTIP アセンブリは、デュアル幅 DPT インターフェイス プロセッサが永続的に接続された VIP2 で構成されています。

DPT インターフェイスには次の利点があります。

大規模ネットワーク トポロジに対応します。

該当する IEEE 802.3 の規格に適合しています。

Intelligent Protection Switching(IPS; インテリジェント保護スイッチング)をサポートします。

DPT または DPTIP のインターフェイス タイプは、Spatial Reuse Protocol(SRP)です。SRP はシスコが開発した MAC レイヤ プロトコルで、シスコの DPT 製品ファミリとともに使用されます。DPT 製品は、スケーラブルなインターネット サービス、IP を認識する信頼性の高い光転送、および簡略化されたネットワーク操作を提供します。これらのソリューションによって、信頼性の高い光パケット リング インフラストラクチャで IP サービスを拡張し、分散できます。

SRP のパケット宛先ストリッピングの特性によって、バンド幅空間の再利用が可能です。以前のテクノロジーは発信元ストリッピングを組み込んでおり、パケットは発信元から削除されるまでリング全体を通過します。発信元ノードと宛先ノードがリング上で互いに隣同士の場合でも、パケットは、発信元に戻って削除されるまでリング全体を通過し続けます。SRP を使用すると、宛先ノードがパケットを読み込んだ後に削除することによって、使用できる帯域幅をより効率的に使用できます。これによって、SRP リングの他のノードにより多くの帯域幅が提供されます。

SRP リングは、アウター リングとインナー リングとして知られる反対方向に回転する 2 つのファイバで構成されており、データを伝送し、パケットを制御するために両方が同時に使用されます。SRP は、明示的な制御パケットとデータ パケット内でピギーバックされた制御情報の両方を使用します(制御パケットは、キープアライブ、保護スイッチング、および帯域幅制御伝播などのタスクを処理します)。制御パケットは、データがその宛先までの最短パスを取るように、対応するデータ パケットの反対方向に伝播します。デュアル光ファイバ リングを使用することによって、高レベルのパケット生存性を実現します。ノードの障害またはファイバ カットの場合、データは代替リングで送信されます。

SRP リングはメディアに依存しておらず、SONET/SDH、Wavelength Division Multiplexing(WDM; 波長分割多重)、およびダーク ファイバなど、さまざまな基盤となるテクノロジーによって動作できます。あらゆる組み込みファイバ転送インフラストラクチャで SRP リングを実行するこの機能は、高帯域幅 IP ネットワークのパケット最適化転送へのパスを提供します。

SRP の重要な利点の 1 つは、OC-12c/STM-4c リングから OC-192c/STM-64c リングへの発展の機会における帯域幅のスケーラビリティおよび効率です。

OC-12c インターフェイス設定作業の一覧

DPT インターフェイスを設定するには、以降の項に示す作業を実行します。一覧内の各作業は、必須と任意に分けられています。

「ダイナミック パケット トランスポート インターフェイスの設定」(必須)

「インテリジェント保護スイッチングの設定」(任意)

「DPT トポロジの設定」(任意)

ダイナミック パケット トランスポート インターフェイスの設定

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

Router# show running-config

システムが DPT または DTPIP を認識することを確認します。

ステップ 2

Router# configure terminal

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config)# ip routing

IP ルーティングをイネーブルにします。

ステップ 4

Router(config)# interface srp slot / port

(Cisco 7200 シリーズ ルータ)

Router(config)# interface srp slot / port-adapter / port

(Cisco 7500 シリーズ ルータ)

インターフェイスを指定します。

DPT または DPTIP のインターフェイス タイプは、Spatial Reuse Protocol(SRP)です。

ステップ 5

Router(config-if)# ip address 192.168.2.3 255.255.255.0

IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

ステップ 6

ルーティング プロトコルをイネーブルにするために必要なコンフィギュレーション コマンドを追加し、設定要件にインターフェイスの特性を設定します。

ステップ 7

Router(config-if)# no shutdown

シャットダウン状態をアップ状態に変更し、インターフェイスをイネーブルにします。

ステップ 8

Router(config-if)# Ctrl-Z

設定を完了するすべてのコンフィギュレーション コマンドを含め、インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 9

Router# copy running-config startup-config

新しい設定をスタートアップ コンフィギュレーションに書き込みます。

設定が保存されると、システムは OK メッセージを表示します。

show running-config コマンドを使用して、現在実行中の設定を確認します。 show version コマンドを使用して、システムの構成と Cisco IOS ソフトウェアの情報を表示します。

インテリジェント保護スイッチングの設定

SRP インターフェイスは、リング アーキテクチャを使用して、冗長性および IPS の使用によるノードの障害またはファイバ カットからの保護を提供します。IPS を設定するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。ここで説明する手順は任意です。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# interface srp slot / port

(Cisco 7200 シリーズ ルータ)

Router(config)# interface srp slot / port-adapter / port

(Cisco 7500 series routers)

SRP インターフェイス を設定します。

ステップ 3

Router(config-if)# srp ips request manual-switch a

サイド A またはサイド B で IPS マニュアル スイッチを指定します。

ステップ 4

Router(config-if)# srp ips wtr-timer 10

サイド A でのスイッチの振動を防ぐ wait-to-restore 要求(秒単位)を指定します。

ステップ 5

Router(config-if)# srp ips timer 20 a

サイド A での IPS メッセージ送信の頻度を制御するためにインナーおよびアウター リングに送信されるメッセージ タイマーを設定します。

ステップ 6

Router(config-if)# ^Z

コンフィギュレーション モードを終了します。

show srp コマンドを使用して、設定を確認します。

DPT トポロジの設定

DPT リングのすべてのノードは、リングのトポロジ マップを維持するので、トラフィックをルーティングする場所を認識しています。トポロジ ディスカバリ パケットと呼ばれるクエリーを定期的に送信することによって、トポロジ マップをアウター リング パスにアップデートします。リング上の各ノードは、自身の MAC アドレスをパケットに追加します。ディスカバリ パケットが発信元ノードに戻ると、パケットの内容を使用して、トポロジ マップをアップデートします。ノードがトポロジ ディスカバリ パケットを送信する頻度を設定するには、 srp topology-timer コマンドを使用します。DPT を設定するには、特権 EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# configure terminal

インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。

ステップ 2

Router(config)# interface srp slot / port

(Cisco 7200 シリーズ ルータ)

Router(config)# interface srp slot / port-adapter / port

(Cisco 7500 series routers)

SRP インターフェイス を設定します。

ステップ 3

Router(config-if)# srp topology-timer 70

トポロジ メッセージ タイマーの頻度を秒単位で設定します。

ステップ 4

Router(config-if)# ^Z

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 5

Router# show srp topology

リング上のノードの識別情報を確認し、ノード間のホップの数を表示し、ラップ モードのノードを識別します。 show srp topology コマンドを使用して、DPT リングのノードの識別情報を MAC アドレスに応じて表示します。

Packet-over-SONET 回線の自動保護スイッチングの設定

Automatic Protection Switching(APS; 自動保護スイッチング)機能は、Cisco 7500 シリーズ ルータでサポートされています。この機能は、Packet-over-SONET(POS)回線の切り替えを可能にするため、SONET 機器を Telco 機器に接続する場合にしばしば必要になります。APS は、介入する SONET 機器からの回線の「動作」POS インターフェイスとして、「保護」POS インターフェイスを SONET ネットワークに導入するメカニズムを参照します。

この機能で使用される保護メカニズムは、ベルコアのマニュアル TR-TSY-000253、「SONET Transport Systems; Common Generic Criteria」の 5.3 章で説明されている「1+1、双方向、非リバーティブ」です。1+1 アーキテクチャでは、1 つの動作インターフェイス(回線)と 1 つの保護インターフェイスがあり、送信エンドからの同じペイロードが両方の受信エンドに送信されます。受信エンドは、使用するインターフェイスを決定します。SONET フレーム内の Line Overhead(LOH; 回線オーバーヘッド)バイト(K1 および K2)は、ステータスと処理の両方を示します。

保護インターフェイスは、動作インターフェイスを持つルータの IP アドレスを使用して設定します。UDP の他に動作する APS 保護グループ プロトコルは、動作インターフェイスを制御するプロセスと保護インターフェイスを制御するプロセスの間での通信を提供します。このプロトコルを使用すると、ルータの故障、チャネル信号の劣化や喪失、または手動の介入によって、POS インターフェイスが切り替わる可能性があります。双方向モードでは、受信および送信チャネルはペアとして切り替わります。単一方向モードでは、送信および受信チャネルは個別に切り替わります。たとえば、動作インターフェイスの受信チャネルでチャネル信号が喪失した場合、受信および送信チャネルの両方が切り替わります。

APS 機能に追加された新しい Cisco IOS コマンド以外に、Bit-Error Rate(BER; ビット エラー レート)しきい値のユーザ設定および SONET アラームのレポーティングをサポートするために、 pos threshold pos report が追加されました。

APS 設定作業の一覧

APS をサポートするには、2 つの SONET 接続が必要です。Telco 環境では、SONET 回線は APS としてプロビジョニングする必要があります。また、動作(例:1+1)、モード(例:双方向)、およびリバート オプション(例:リバートなし)もプロビジョニングする必要があります。SONET 接続が 2 つの異なるルータで誘導される場合(通常の設定)、2 つのルータ間の Out Of Band(OOB; アウトオブバウンド)通信チャネルを APS 通信にセットアップする必要があります。

APS を設定する場合、最初に動作インターフェイスを設定することを推奨します。1+1 動作による通常の動作では、この動作を動作インターフェイスとして設定します。また、APS OOB 通信パスとして使用されるインターフェイスの IP アドレスを設定します。

POS インターフェイスの詳細については、POS ハードウェアに付属のインストールと設定のマニュアルを参照してください。

APS と POS を設定するには、次の作業を行います。各作業は、必須と任意に分けられています。

「APS 動作および保護インターフェイスの設定」(必須)

「その他の APS オプションの設定」(任意)

「APS のモニタリングとメンテナンス」(任意)

「SONET アラーム レポーティングの設定」(任意)

「保護スイッチの設定」(任意)

APS 動作および保護インターフェイスの設定

ここでは、動作インターフェイスを設定して保護する方法について説明します。ここで示すコマンドが必要です。保護インターフェイスがアクティブな回線になって、検出されたときに動作中の回線をディセーブルにするのを防ぐには、保護インターフェイスを設定する前に動作インターフェイスを設定します。

動作インターフェイスを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface pos slot / port-adapter / port

動作インターフェイスとして設定する POS インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# aps working circuit-number

このインターフェイスを動作インターフェイスとして設定します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show controllers pos

Router# show interfaces pos

Router# show aps

インターフェイスが正しく設定されていることを確認できるように、POS コントローラとインターフェイスに関する情報を表示します。


) ルータに 2 つ以上の保護インターフェイスがある場合、各インターフェイスの aps group コマンドは、対応する aps protect コマンドよりも優先させる必要があります。


保護インターフェイスを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface pos slot / port-adapter / port

保護インターフェイスとして設定する POS インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# aps protect circuit-number ip-address

このインターフェイスを保護インターフェイスとして設定します。動作インターフェイスを含むルータの IP アドレスを指定します。

ステップ 3

Router(config-if)# end

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router# show controllers pos

Router# show interfaces pos

Router# show aps

インターフェイスが正しく設定されていることを確認できるように、POS コントローラとインターフェイスに関する情報を表示します。

その他の APS オプションの設定

その他の APS オプションを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかの任意のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# aps authenticate string

(任意)認証をイネーブルにし、OOB 通信チャネルのパケットを受け入れるために必要となるストリングを指定します。

Router(config-if)# aps force circuit-number

(任意)同等かより高いプライオリティを持つ要求が実行されている場合を除いて、指定された回線を保護インターフェイスに手動で切り替えます。

Router(config-if)# aps group group-number

(任意)ルータでサポートされる複数の保護および動作インターフェイス グループを許可します。

Router(config-if)# aps lockout circuit-number

(任意)動作インターフェイスが保護インターフェイスに切り替わるのを防ぎます。

Router(config-if)# aps manual circuit-number

(任意)同等かより高いプライオリティを持つ要求が実行されている場合を除いて、回線を保護インターフェイスに手動で切り替えます。

Router(config-if)# aps revert minutes

(任意)動作インターフェイスが使用可能になった後、保護インターフェイスから動作インターフェイスへの自動切り替えをイネーブルにします。

Router(config-if)# aps timers seconds1 seconds2

(任意)hello パケット間の時間と、保護インターフェイス プロセスによって動作インターフェイスのルータの停止が宣言されるまでの時間を変更します(hello タイムでは seconds1、保持時間では seconds2)。

Router(config-if)# aps unidirectional

(任意)単一方向モードの保護インターフェイスを設定します。

APS のモニタリングとメンテナンス

システム プロセスに関する情報を提供するために、Cisco IOS ソフトウェアには、 show で始まる EXEC コマンド(実行されると、システム情報の詳細なテーブルを表示する)の広範なリストが含まれています。次に、APS 機能に共通の show コマンドをいくつか示します。

説明された情報を表示するには、特権 EXEC モードでこれらのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show aps

自動保護スイッチング機能に関する情報を表示します。

Router# show controllers pos

ハードウェアに関する情報を表示します。

Router# show interfaces pos

インターフェイスに関する情報を表示します。

SONET アラーム レポーティングの設定

レポートされる SONET アラームのしきい値とタイプを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。ここで示すコマンドは任意です。ほとんどの POS のインストールでは、デフォルト設定が適切です。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# pos threshold { b1-tca | b2-tca | b3-tca | sd-ber | sf-ber } rate

(任意)Signal Failure(SF; 信号障害)、Signal Degrade(SD; 信号劣化)、または Threshold Crossing Alarm(TCA; スレッシュホールド超過アラーム)の BER しきい値を設定します。

Router(config-if)# pos report { b1-tca | b2-tca | b3-tca | lais | lrdi | pais | plop | prdi | rdool | sd-ber | sf-ber | slof | slos }

(任意)選択された SONET アラームのレポーティングをイネーブルにします。

現在の BER しきい値設定を表示するか、SONET アラームのレポーティングを表示するには、 show controllers pos EXEC コマンドを使用します。

保護スイッチの設定

APS 環境では、LAIS を使用して保護スイッチを要求できます。インターフェイスが管理シャットダウン状態に配置されている場合に APS スイッチを要求するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# pos ais-shut

LAIS を送信します。

CSU/DSU サービス モジュールのシリアル インターフェイスの設定

Cisco T1 Data Service Unit/Channel Service Unit(DSU/CSU; データ サービス ユニット/チャネル サービス ユニット)WAN インターフェイス カードは、統合された管理 T1 またはフラクショナル T1 WAN インターフェイス カードです。1 ~ 24 × 64 kbps または 1 ~ 24 × 56 kbps の非チャネル化データ レートを提供し、ANSI T1.403 および AT&T 刊行物の 62411 規格に適合しています。

Cisco DSU/CSU WAN T1 インターフェイスには、次の管理機能が含まれています。

Telnet および Cisco IOS Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して、リモートでインターフェイスを設定できます。

モニタリングのために、ルータと DSU/CSU は、CiscoWorks または CiscoView を使用する 1 つの Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)として管理できます。DSU/CSU 統計情報には CLI からアクセスします。

SNMP エージェントは、標準 MIB II、シスコ統合 DSU/CSU MIB、および T1 MIB(RFC 1406)をサポートします。

トラブルシューティングのために、ループバック(ネットワーク回線ループバックの手動ボタンを含む)と Bit Error Rate Tester(BERT; ビット誤り率テスタ)テストが提供されます。

テスト パターン、アラーム カウンタ、およびパフォーマンス レポートには、CLI を使用してアクセスできます。

モジュールにはキャリア検知、ループバック、およびアラーム LED があります。

ここでは、次の CSU および DSU サービス モジュールについて説明します。

フラクショナル T1/FT/WIC CSU/DSU サービス モジュール

2 線式および 4 線式 56/64 kbps CSU/DSU サービス モジュール

フラクショナル T1/FT/WIC CSU/DSU サービス モジュール設定作業の一覧

フラクショナル T1 および T1(FT1/T1)サービス モジュールを設定するには、ここで説明する作業を実行します。一覧内の各作業は、必須と任意に分けられています。

「クロック ソースの指定」(必須)

「送信前のデータ反転のイネーブル化」(必須)

「FT/T1 回線のフレーム タイプの指定」(必須)

「CSU 回線ビルドアウトの指定」(必須)

「FT1/T1 ライン コード タイプの指定」(必須)

「リモート アラームのイネーブル化」(任意)

「リモート ループバックを開始するループ コードのイネーブル化」(任意)

「タイム スロットの指定」(必須)

「T1 CSU WIC のイネーブル化」(必須)

クロック ソースの指定

FT1/T1 CSU/DSU モジュールのクロック ソース(タイミング同期信号の発信元)を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 clock source { internal | line }

CSU/DSU 内部クロックまたは回線クロックのクロック ソースを指定します。

送信前のデータ反転のイネーブル化

データ反転は、HDLC、PPP、X.25、およびフレームリレーなどのビット指向プロトコルを使用する場合、Alternate Mark Inversion(AMI; 交互マーク反転)回線での ones density 要件を保証するために使用されます。

FT1/T1 CSU/DSU モジュールを使用する AMI 回線で ones density 要求を保証するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 data-coding inverted

すべての 1 ビットを 0 ビット、すべての 0 ビットを 1 ビットに変更することによって、ビット コードを反転させます。

タイム スロットの速度が 56 kbps に設定されている場合、回線密度は 56 kbps での送信時に保証されるため、このコマンドは拒否されます。このコマンドは 64 kbps の回線速度で使用します。反転されたビット コードを送信する場合、通信が成功するには、両方の CSU/DSU でこのコマンドが設定されている必要があります。

FT1/T1 ネットワークで通常のデータ送信をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module tx1 data-coding normal

 

または

Router(config-if)# no service-module t1 data-coding inverted

T1 ネットワークで通常のデータ送信をイネーブルにします。

FT/T1 回線のフレーム タイプの指定

FT1/T1 CSU/DSU モジュールを使用する回線にフレーム タイプを指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 framing { sf | esf }

FT1/T1 フレーム タイプを指定します。D4 スーパー フレーム( sf )または拡張スーパー フレーム( esf )のいずれかを選択します。

ほとんどの場合、サービス プロバイダーは、回線で必要なフレーミング タイプ( sf または e sf のいずれか)を判断します。

CSU 回線ビルドアウトの指定

発信信号の強度を遠隔通信キャリアの最適値に低減するには、インターフェイス コンフィギュレーション モード の FT1/T1 CSU/DSU モジュールで、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 lbo { -15 db | -7.5 db }

発信信号の強度をデシベル単位で低減します。

発信信号の強度を低減せずにパケットを送信するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 lbo none

発信信号の強度を低減せずにパケットを送信します。

理想的な信号の強度は -15 ~ -22 dB で、この値は、電話会社の損失、ケーブル長、および回線ビルドアウトを加えることによって計算されます。このコマンドはバックツーバック構成で使用できますが、ほとんどの実際の T1 回線では不要です。

FT1/T1 ライン コード タイプの指定

FT1/T1 CSU/DSU モジュールにライン コードを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 linecode { ami | b8zs }

ライン コード タイプを指定します。AMI または Binary 8 Zero Substitution(B8ZS)を選択します。

B8ZS の設定は、8 つの 0 ビットのシーケンスの代わりに、ビット ポジション 4 および 7 での意図的な極性違反を使用することによって、T1 回線での ones density 要件を保証する方式です。CSU/DSU AMI を設定する場合、 service-module t1 data-coding inverted コマンドまたは service-module t1 timeslots speed 56 コマンドを使用して、ルータでの ones density 要件を保証する必要があります。ほとんどの場合、T1 サービス プロバイダーは、T1 回線で必要なライン コード タイプ( ami または b8zs のいずれか)を判断します。

リモート アラームのイネーブル化

ローカル CSU/DSU でリモート アラーム(イエロー アラーム)を生成するか、リモート CSU/DSU から送信されたリモート アラームを検出するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 remote-alarm-enable

リモート アラームをイネーブルにします。

リモート アラームは、レッド アラーム(信号消失)またはブルー アラーム(非フレーム 1s)などのアラーム条件が検出されると、CSU/DSU によって送信されます。これによって、受信 CSU/DSU は、回線にエラー条件があることを認識します。

D4 スーパーフレームが設定されると、リモート アラーム条件は、各タイム スロットのビット 2 をゼロに設定することによって送信されます。各タイム スロットのビット 2 がゼロに設定された受信ユーザ データの場合、CSU/DSU は、そのデータをリモート アラームとして解釈し、データの送信を中断します。このため、リモート アラームはデフォルトではディセーブルになります。拡張スーパー フレームが設定されると、リモート アラーム条件は、ファシリティ データ リンク内の帯域外に通知されます。

show service-module コマンドを発行することによって、FT1/T1 CSU/DSU がリモート アラーム(イエロー アラーム)を受信しているか確認できます。

リモート アラームをディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# no service-module t1 remote-alarm-enable

リモート アラームをディセーブルにします。

リモート ループバックを開始するループ コードのイネーブル化

T1/T1 CSU/DSU モジュールが回線上でループバック コードを受信するときに、ループバックを開始するかどうか指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config-if)# service-module t1 remote-loopback full

CSU ループバック要求を送信するか受け入れるために使用するリモート ループバックを設定します。

ステップ 2

Router(config-if)# service-module t1 remote-loopback payload [ alternate | v54 ]

ペイロード ループバック コマンドを生成または検出するためにローカル CSU/DSU が使用するループバック コードを設定します。


) キーワードを指定せずに service-module t1 remote-loopback コマンドを使用して、ループアップで 1-in-5 パターン、ループダウンで 1-in-3 パターンを使用する標準ループアップ コードをイネーブルにします。


full および payload ループバック ポイントを同時に設定できます。ただし、一度に設定できるのは、1 つのループバック ペイロード コードだけです。たとえば、 service-module t1 remote-loopback payload alternate コマンドを設定する場合、業界標準かつデフォルトであるペイロード v.54 要求は、送信することも受け入れることもできません。標準ループアップ コードを持つフルおよびペイロード ループバックは、デフォルトでイネーブルです。

このコマンドの no 形式を使用すると、ループバック要求がディセーブルになります。たとえば、 no service-module t1 remote-loopback full コマンドを使用すると、すべてのフル帯域幅ループバックの送信と要求が無視されます。このコマンドの no 形式を設定すると、Telco 回線プロバイダーによる esf モードでのルータのループを防止しない可能性があります。これは、フラクショナル T1/T1 Telco がファシリティのデータリンク メッセージを使用してループバックを開始するためです。

service-module t1 remote-loopback コマンドをイネーブルにすると、FT1/T1 CSU/DSU モジュールでの loopback remote コマンドは成功しません。

タイム スロットの指定

FT1/T1 モジュールのタイム スロットを定義するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module t1 timeslots { range | all } [ speed { 56 | 64 }]

タイム スロットを指定します。

このコマンドは、フラクショナル T1 の動作でどのタイム スロットを使用するかを指定し、各タイム スロットのルータで使用できる帯域幅の量を決定します。 range は、FT1/T1 チャネルを構成する DS0 タイム スロットを指定します。範囲は 1 ~ 24 です。最初のタイム スロットの番号は 1 で、最後のタイム スロットの番号は 24 です。カンマで区切られた一連のサブレンジを使用して、このフィールドを指定します。タイム スロットの範囲は、チャネル グループに割り当てられたタイム スロットと一致している必要があります。ほとんどの場合、サービス プロバイダーは、チャネル グループを構成するタイム スロットを定義します。64 kbps(デフォルト)で送信しているすべての FT1/T1 タイム スロットを選択するには、このコマンドの no 形式を使用します。

T1 回線全体を使用するには、 service-module t1 timeslots all コマンドをイネーブルにします。

T1 CSU WIC のイネーブル化

T1 CSU WIC のイネーブル化の前提条件は、次のとおりです。

電話会社からの専用線

特定の電話会社による設定パラメータ ほとんどの接続では、次のデフォルト設定で十分です。

service-module t1 clock source line

service-module t1 data-coding normal

service-module t1 timeslots all speed 64

service-module t1 framing esf

service-module t1 lbo none

service-module t1 linecode b8zs

no service-module t1 remote-alarm-enable

no service-module t1 fdl


) 現在の設定を表示するには、show service-module serial slot/port コマンドを使用します。これらのコマンドの詳細および変更方法については、ルータに付属している Cisco IOS コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。


ルータを、SNMP トラップを送信するように設定するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface serial slot / port

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 slot / port 引数は、ルータに WAN インターフェイス カードが取り付けられている場合に該当します。

ステップ 2

Router(config-if)# service-module t1 fdl { ansi | att }

fdl パラメータを ansi または att のいずれかに設定します。

ステップ 3

Router(config-if)# Ctrl-Z

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

Router(config)# more system:running-config

パラメータが変更されたことを確認できるように、 fdl パラメータを表示します。

クロック ソースの設定

ほとんどのアプリケーションでは、CSU/DSU は、 service-module 56k clock source line コマンドを使用して設定する必要があります。バックツーバック構成では、 internal キーワードを使用して 1 つの CSU/DSU を設定し、 line キーワードを使用してもう 1 つの CSU/DSU を設定します。

4 線式 56/64 kbps CSU/DSU モジュールにクロック ソースを設定するには、シリアル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module 56k clock source { line | internal }

クロック ソースを設定します。

デフォルトのクロック ソース(回線クロック)に戻るには、このコマンドの no 形式を使用します。

ネットワーク回線速度の設定

4 線式 56/64 kbps CSU/DSU モジュールにネットワーク回線速度を設定するには、シリアル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module 56k clock rate speed

ネットワーク回線速度を設定します。

2.4、4.8、9.6、19.2、38.4、56、64 kbps、および auto の回線速度設定を使用できます。

64 kbps の回線速度は、バックツーバックの Digital Data Service(DDS; デジタル データ サービス)回線とともに使用できません。サブレート回線速度は、サービス プロバイダーによって決定されます。

スイッチド モードでは、56 kbps の回線速度だけが使用できます。スイッチド モードは 2 線式 CSU/DSU でのデフォルトで、4 線式 CSU/DSU では service-module 56k network-type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用することによってイネーブルになります。

auto 回線速度設定を使用すると、CSU/DSU は、ネットワークで動作中のシーリング電流から現在の回線速度を解読できます。バックツーバック DDS 回線にはシーリング電流がないので、Telco DDS 回線での送信時およびクロック ソースとしての回線クロックの使用時に限り、 auto 設定を使用します。

56 kbps(デフォルト)のネットワーク回線速度をイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

スクランブルド データ コーディングのイネーブル化

4 線式 CSU/DSU で 64 kbps で動作中、アプリケーション データがループバック コードを複製するのを防ぐには、シリアル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module 56k data-coding scrambled

送信前にビット コードをスクランブリングします。

64 kbps DDS モードで、スクランブリングされた設定だけをイネーブルにします。ネットワーク タイプがスイッチドに設定されている場合、設定は拒否されます。

スクランブリングされたビット コードを送信する場合、通信が成功するには、両方の CSU/DSU でこのコマンドが設定されている必要があります。

4 線式 56/64 kbps モジュールで通常のデータ送信をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで、シリアル インターフェイスの次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module 56k data-coding normal

 

または

Router(config-if)# no service-module 56k data-coding

通常のデータ送信を指定します。

デジタル データ サービス モードとスイッチド ダイヤルアップ モードの切り替え

4 線式 56/64 kbps CSU/DSU モジュールを使用して、DDS モードまたはスイッチド ダイヤルアップ モードでパケットを送信するには、シリアル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードで次のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module 56k network-type dds

 

または

Router(config-if)# service-module 56k network-type switched

DDS モードまたはスイッチド ダイヤルアップ モードでパケットを送信します。

DDS モードで専用線から送信するには、これらのコマンドの no 形式を使用します。DDS モードは、4 線式 CSU/DSU ではデフォルトでイネーブルです。スイッチド モードは、2 線式 CSU/DSU ではデフォルトでイネーブルです。

スイッチド モードでは、ダイヤルアウト番号を設定するには、追加のダイヤラー コンフィギュレーション コマンドが必要です。 service-module 56k network-type switched コマンドをイネーブルにする前に、CSU/DSU は回線からのクロック ソースを使用し、クロック レートは、 auto または 56k に設定する必要があります。クロック レートが正しく設定されていない場合、このコマンドは受け入れられません。

2 線式および 4 線式 56/64 kbps CSU/DSU モジュールは、V.25 bis ダイヤル コマンドを使用して、ルータに接続します。したがって、インターフェイスは、 dialer in-band コマンドを使用して設定する必要があります。DTR ダイヤルはサポートされていません。


) 進行中のループバックは、モード間を切り替えるときに終了します。


リモート ループバック要求の受け入れのイネーブル化

2 線式または 4 線式 56/64 kbps CSU/DSU モジュールでのリモート ループバック要求の受け入れをイネーブルにするには、シリアル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module 56k remote-loopback

リモート ループバック要求をイネーブルにします。

no service-module 56k remote-loopback コマンドは、ローカル CSU/DSU が回線上のリモート デバイスによってループバックに配置されるのを防ぎます。T1 モジュールとは異なり、2 線式または 4 線式 56/64 kbps CSU/DSU モジュールは、このコマンドの no 形式が設定されていても、リモート ループバックを開始できます。

サービス プロバイダーの選択

2 線式または 4 線式 56/64 kbps ダイヤルアップ回線で使用するサービス プロバイダーを選択するには、シリアル インターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# service-module 56k switched-carrier { att | other | sprint }

2 線式または 4 線式スイッチド 56/64 kbps ダイヤルアップ回線のサービス プロバイダーを選択します。

att キーワードは、回線キャリアとして AT&T または別のデジタル ネットワーク サービス プロバイダー(4 線式 56/64 kbps CSU/DSU モジュールのデフォルト)を指定します。 sprint キーワードは、回線キャリアとして、Sprint または混合された音声とデータをネットワークで伝送する別のサービス プロバイダー(2 線式スイッチド 56 kbps CSU/DSU モジュールのデフォルト)を指定します。

Sprint ネットワークでは、コール設定中にエコー キャンセラーが送信され、エコー キャンセラーによってデジタル データが損傷するのを防ぎます。これらのキャンセラーが送信されると、コール設定時間は、4 線式モジュールで 8 秒増加する可能性があります。エコー キャンセレーションをイネーブルにすると、データ トラフィックは影響を受けません。

ネットワーク タイプが DDS の場合、この設定コマンドは無視されます。

デフォルトのサービス プロバイダーをイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。AT&T は、4 線式 56/64 モジュールではデフォルトでイネーブルです。Sprint は、2 線式スイッチド 56 kbps モジュールではデフォルトでイネーブルです。

低速シリアル インターフェイスの設定

ここでは、低速シリアル インターフェイスを設定する手順について説明します。「半二重 DTE ステート マシンと半二重 DCE ステート マシンについて」の背景説明に加え、これらの項では、低速シリアル インターフェイスの設定に関する注意事項について説明します。

「制御キャリア モードと固定キャリア モードとの間の変更」

「半二重タイマーの調整」

「同期モードと非同期モードとの間の変更」

設定例については、「低速シリアル インターフェイスの設定例」を参照してください。

半二重 DTE ステート マシンと半二重 DCE ステート マシンについて

次の項では、半二重 DTE 送受信ステート マシンと半二重 DCE 送受信ステート マシンとの間の通信について説明します。

半二重 DTE ステート マシン

図 1 で説明されているように、低速インターフェイス用の半二重 DTE 送信ステート マシンは、休止されているときには、準備状態のままです。送信のためにフレームが使用可能な場合、ステート マシンは送信遅延状態になり、 half-duplex timer transmit-delay コマンドで定義された時間の間、待ち状態になります。デフォルト値は 0 ミリ秒です。送信遅延は、半二重リンクをデバッグし、バックツーバック フレームを処理できない低速レシーバーを補助するために使用されます。

図 1 半二重 DTE 送信ステート マシン

 

定義されたミリ秒(ms)の間、アイドル状態になった後で、ステート マシンにより、Request To Send(RTS; 送信要求)信号がアサートされ、DCE が Clear-To-Send(CTS; クリア ツー センド)待ち状態に変わって CTS がアサートされます。 half-duplex timer rts-timeout コマンドで設定された値でタイムアウト タイマーが開始されます。このデフォルト値は 3 ms です。CTS がアサートされる前にタイムアウト タイマーの期限が切れた場合、ステート マシンは準備状態に戻り、RTS のアサートが解除されます。タイマーの期限が切れる前に CTS がアサートされた場合、ステート マシンは送信状態になり、フレームが送信されます。

送信するフレームがなくなると、ステート マシンは、送信完了待ち状態に変わります。マシンでは、シリアル コントローラが空になるまで FIFO 送信を待ち、 half-duplex timer rts-drop-delay インターフェイス コマンドによって定義された値で遅延タイマーが開始され、RTS 廃棄遅延待ち状態に変わります。

RTS 廃棄遅延待ち状態のタイマーの期限が切れると、ステート マシンでは、RTS のアサートが解除され、CTS 廃棄待ち状態に変わります。 half-duplex timer cts-drop-timeout インターフェイス コマンドで設定された値でタイムアウト タイマーが開始され、ステート マシンでは、CTS のアサート解除を待ちます。デフォルト値は 250 ms です。CTS 信号のアサートが解除されるか、または、タイムアウト タイマーの期限が切れると、ステート マシンは準備状態に戻ります。CTS のアサートが解除される前にタイマーの期限が切れると、エラー カウンタの値が増加します。この値は、該当のシリアル インターフェイスで show controllers コマンドを実行すると表示できます。

図 2 で説明されているように、低速インターフェイス用の半二重 DTE 受信ステート マシンは、アイドル状態にあり、準備状態でフレームを受信します。巨大フレームは、サイズが Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)を超えるすべてのフレームです。巨大フレームの先頭を受信すると、ステート マシンは巨大状態に代わり、巨大フレームの末尾を受信するまで、フレーム フラグメントは廃棄されます。この時点で、ステート マシンは準備状態に戻り、次のフレームの到達を待ちます。

図 2 半二重 DTE 受信ステート マシン

 

巨大フレームを受信すると、エラー カウンタの値が増やされます。エラー カウンタを参照するには、該当のシリアル インターフェイスで show interfaces コマンドを使用します。

半二重 DCE ステート マシン

図 3 で説明されているように、DCE モードの低速シリアル インターフェイスでは、半二重 DCE 送信ステート マシンは、休止されているときには、準備状態でアイドルになっています。出力キューが空ではなくなったときなど、シリアル インターフェイスで送信にフレームを使用できる場合、ステート マシンでは( half-duplex timer transmit-delay コマンドのミリ秒単位の値に基づいて)タイマーが開始され、送信遅延状態に変わります。DTE 送信状態のマシンと同様、送信遅延状態により、フレームの送信間の遅延を設定するオプションが与えられます。たとえば、この機能を使用すると、高速に継続されて複数フレームが受信されるときに、データを損失した低速レシーバーを補うことができます。デフォルトの transmit-delay の値は 0 ms です。0 ではない遅延値を指定する場合は、 half-duplex timer transmit-delay インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

図 3 半二重 DCE 送信ステート マシン

 

送信遅延状態の後の次の状態は、インターフェイスが固定キャリア モード(デフォルト)か制御キャリア モードかで異なります。

インターフェイスが固定キャリア モードの場合、次の状態を経過します。

1. transmit-delay タイマーの期限が切れると、ステート マシンは送信状態になります。送信するフレームがなくなるまで、ステート マシンは送信状態のままになります。

2. 送信するフレームがなくなると、ステート マシンは送信完了待ち状態に変わります。これは、送信 FIFO が空になるのを待つ状態です。

3. FIFO が空になると、DCE が準備状態に戻り、出力キューに次のフレームが表示されるのを待ちます。

インターフェイスが制御キャリア モードの場合、インターフェイスでは、Data Carrier Detect(DCD; データ キャリア検出)信号を使用してハンドシェイクが実行されます。このモードでは、インターフェイスがアイドル状態で、送信するものがない場合に、DCD のアサートが解除されます。送信ステート マシンは、次の状態を経過します。

1. transmit-delay タイマーの期限が切れると、DCE によって DCD がアサートされ、DCD-txstart 遅延状態に変わって、DCD のアサーションと送信の開始との間の時間に遅延が生じるようになります。タイマーは、 dcd-txstart-delay コマンドを使用して指定された値に基づいて、開始されます (このタイマーのデフォルト値は 100 ms です。遅延値を指定するには、 half-duplex timer dcd-txstart-delay インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します)。

2. この遅延タイマーの期限が切れると、ステート マシンが送信状態になり、送信するフレームがなくなるまでフレームが送信されます。

3. DCE によって最後のフレームが送信されると、送信完了待ち状態になります。これは、送信 FIFO が空になり、最後のフレームがワイヤに送信されるのを、待つ状態です。次に、DCE では、 dcd-drop-delay コマンドを使用して値を指定することによって、遅延タイマーが開始されます (このタイマーのデフォルト値は 100 ms です。遅延値を指定するには、 half-duplex timer dcd-drop-delay インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します)。

4. DCE は、DCD 廃棄遅延待ち状態に変わります。この状態によって、最後のフレームの送信と、DCE 送信の制御キャリア モードでの DCD のアサーション解除との間での、時間の遅延が発生します。

5. タイマーの期限が切れると、DCE によって DCD のアサートが解除され、準備状態に戻って、そのインターフェイス上で送信するフレームが存在するまでそこに残ります。

図 4 で説明されているように、半二重 DCE 受信ステート マシンは、休止されているとき、準備状態でアイドルになっています。DTE によって RTS がアサートされると、この状態から変化します。応答で、 cts-delay コマンドを使用して指定された値に基づいて、DCE によってタイマーが開始されます。一部の DTE インターフェイスでは、この遅延が想定されているため、このタイマーによって、CTS のアサーションが遅延されます (このタイマーのデフォルト値は 0 ms です。遅延値を指定するには、 half-duplex timer cts-delay インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します)。

図 4 半二重 DCE 受信ステート マシン

 

タイマーの期限が切れると、DCE ステート マシンによって CTS がアサートされ、受信状態に変わります。受信するフレームが存在するまで、受信状態のままになります。巨大フレームの先頭を受信すると、巨大状態に代わり、巨大フレームのすべてのフレームが廃棄され続けて、受信状態に戻ります。

DTE によって RTS のアサートが解除されるときに、準備状態に戻ります。RTS のアサーション解除に対する DCE の応答によって、CTS のアサートが解除され、準備状態に戻ります。

制御キャリア モードと固定キャリア モードとの間の変更

half-duplex controlled-carrier コマンドを使用すると、半二重モードの低速シリアル DCE インターフェイスで、制御キャリア モードと固定キャリア モードとの間で変更できます。 half-duplex コマンドを使用して、半二重モードのシリアル インターフェイスを設定します。全二重モードは、シリアル インターフェイスのデフォルトです。このインターフェイス設定は、Cisco 2520 ルータから Cisco 2523 ルータで使用できます。

制御キャリア動作とは、DCE インターフェイスに、休止状態でアサートが解除された DCD が存在することを意味します。インターフェイス上に何か送信するものがある場合、DCD がアサートされ、ユーザによって設定された長さの時間を待ち、送信が開始されます。送信が終了すると、再度ユーザによって設定された長さの時間を待ち、DCD のアサートが解除されます。

低速シリアル インターフェイスを制御キャリア モードに設定

低速シリアル インターフェイスを制御キャリア モードに設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# half-duplex controlled-carrier

低速シリアル インターフェイスを制御キャリア モードに設定します。

低速シリアル インターフェイスを固定キャリア モードに設定

低速シリアル インターフェイスを制御キャリア モードから固定キャリア モードに戻すには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# no half-duplex controlled-carrier

低速シリアル インターフェイスを固定キャリア モードに設定します。

半二重タイマーの調整

半二重タイマーのパフォーマンスを最適化するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# half-duplex timer { cts-delay value | cts-drop-timeout value |

dcd-drop-delay value | dcd-txstart-delay value |

rts-drop-delay value | rts-timeout value |

transmit-delay value }

半二重タイマーを調整します。

タイマー調整コマンドを使用すると、半二重ステート マシンのタイミングを調整し、使用している半二重環境の特定の要件に合わせることができます。

half-duplex timer コマンドとそのオプションによって、高速シリアル インターフェイスでのみ使用可能な次の 2 つのタイマー調整コマンドが置き換えられることに、注意してください。

sdlc cts-delay

sdlc rts-timeout

同期モードと非同期モードとの間の変更

低速シリアル インターフェイスのモードを同期または非同期のいずれかに指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# physical-layer { sync | async }

低速インターフェイスのモードを同期または非同期のいずれかに指定します。

このコマンドは、Cisco 2520 ルータから Cisco 2523 ルータで使用可能な低速シリアル インターフェイスにのみ適用されます。


) シリアル インターフェイス上で非同期モードから同期モードに変更するときには、インターフェイスの状態は、デフォルトで、ダウン状態になります。次にインターフェイスをアップするには、no shutdown オプションを使用する必要があります。


同期モードでは、低速シリアル インターフェイスによって、次の 2 つのコマンドを除く、高速シリアル インターフェイスで使用可能なすべてのインターフェイス コンフィギュレーション コマンドがサポートされます。

sdlc cts-delay

sdlc rts-timeout

非同期モードにした場合、低速シリアル インターフェイスによって、標準非同期インターフェイスで使用可能なすべてのコマンドがサポートされます。デフォルトは同期モードです。


) このコマンドは物理レイヤ コマンドであるため、このコマンドを使用する場合、show running-config コマンドと show startup-config コマンドの出力には表示されません。


Cisco 2520 ルータから Cisco 2523 ルータで低速シリアル インターフェイスのデフォルト モード(同期)に戻るには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# no physical-layer

インターフェイスを、そのデフォルト モードである同期モードに戻します。

tftp/ftp/rcp ソース インターフェイス設定の自動削除

シリアル インターフェイスは、コントローラ設定を使用して設定されます。次に例を示します。

76C(config)#controller t1 2/1/0
76C(config-controller)#channel-group 1 timeslots 1-24
76C(config-controller)#end

 

設定されるインターフェイスは、現在、tftp または ftp または rcp のソース インターフェイスとして設定されています。次に例を示します。

76C(config)#ip ftp source-interface Serial2/1/0:1
OR
76C(config)#ip tftp source-interface Serial2/1/0:1
OR
76C(config)#ip rcmd source-interface Serial2/1/0:1

 

次のように、コントローラ設定を削除します。

76C(config)#controller t1 2/1/0
76C(config-controller)#no channel-group 1 timeslots 1-24
76C(config-controller)#end

 

Serial2/1/0:1 として現在設定されている tftp または ftp または rcp のソース インターフェイスは、設定が自動的に解除されます。tftp または ftp または rcp のソース インターフェイスとして使用されたコントローラ インターフェイスの設定が削除された後には、設定を手作業で解除する必要はありません。

シリアル インターフェイスのトラブルシューティング

シリアル インターフェイスでの問題をトラブルシューティングするには、この項の作業を実行します。

「チャネル化 T1 またはチャネル化 E1 のトラブルシューティング」

「CT3IP 上の T3 チャネルと T1 チャネルのトラブルシューティング」

「PA-E3 ポート アダプタのトラブルシューティング」

チャネル化 T1 またはチャネル化 E1 のトラブルシューティング

チャネル化 T1 またはチャネル化 E1 のトラブルシューティングを行う場合、まず、問題が特定のチャネル グループに存在するか、T1 回線または E1 回線に存在するかを、判断する必要があります。

問題が 1 つのチャネル グループに存在する場合、これは、インターフェイスの潜在的な問題です。

問題が T1 回線または E1 回線に存在するか、または、すべてのチャネル グループに存在する場合、コントローラの潜在的な問題です。

ここでは、問題がインターフェイスに影響を及ぼしているか、コントローラに影響を及ぼしているかを、判断する方法について説明します。

「コントローラ ループバック診断テストの実行」

E1 コントローラまたは T1 コントローラをトラブルシューティングする場合、まず、設定が正確かどうかをチェックします。フレーミング タイプおよびライン コードは、サービス プロバイダーが指定したものに一致している必要があります。チャネル グループおよび PRI グループの設定をチェックします。特に、タイム スロットと速度が、サービス プロバイダーが指定したものであることを確認します。

この時点で、 show controllers t1 コマンドまたは show controllers e1 コマンドを使用して、T1 エラーまたは E1 エラーをチェックする必要があります。エラー カウンタが増加しているか、または、回線ステータスが継続的に変わっているかを特定するには、コマンドを数回使用します。これらのエラーが発生している場合、サービス プロバイダーと作業を行う必要があります。


) Cisco ルータには、CSU 機能はなく、T1 レベルまたは E1 レベルのいずれのリモート ループバック コードにも反応しません。


コントローラ ループバック診断テストの実行

コントローラ ループバック テストには、問題を分離する役割があり、チャネル化 T1 コントローラおよびチャネル化 E1 コントローラの両方で使用可能です。次のループバック テストは、T1 コントローラおよび E1 コントローラの問題を分離するために記載されています。

「ローカル ループバック」

「リモート ループバック」

「チャネル化 E1 コントローラ ループバック」

ローカル ループバック

ローカル ループバックは、ルータと回線の両方に対してループされます。ループバックはルータに対して内部的に行われるため、コントローラは約 10 秒以内にアップ状態に変わり、T1 エラーは検出されなくなるはずです。

すべてのチャネル グループがループバックされます。そのチャネル グループ上のカプセル化によってループバックがサポートされる場合(たとえば、HDLC および PPP)、インターフェイス アドレスに ping を送信することによって、そのチャネル グループをテストできます。たとえば、あるチャネル グループに定義されたシリアル インターフェイスに IP アドレスを割り当てた場合、その IP アドレスに ping を送信できます。

コントローラをローカル ループバック状態にするには、コントローラ コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-controller)# loopback local controller

ルータと回線に対して、T1 コントローラをループします。

チャネル グループをテストするには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# ping protocol protocol-address

インターフェイス アドレスに ping を送信します。

エラーをチェックするには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router> show controllers t1

エラーをチェックします。

エラーが発生した場合、または、コントローラがアップの状態に変われなかった場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)までお問い合せください。

コントローラ ローカル ループバックが双方向であるため、サービス プロバイダーは、T1 Bit Error Rate Tester(BERT; ビット誤り率テスタ)テスト設定を使用して、回線の整合性をテストできます。

リモート ループバック

2 つ目の T1 コントローラ ループバックは、リモート ループバックです。このループバックは、T1 全体 がリモート CSU に送信される場合にのみ、使用できます。これは、99.9 パーセントがチャネル化 T1 の場合には当てはまりません。 loopback remote controller コマンドが実行されるときに、インバンド CSU ループアップ コードが T1 全体を介して送信されます。これによって、リモート CSU までループが試行されます。コントローラをリモート ループバック状態にするには、コントローラ コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-controller)# loopback remote controller

T1 コントローラをリモート ループバック状態にします。


) コントローラ ループバックが使用される場合、そのインターフェイス上のすべてのチャネル グループに対するサービスが中断されます。


チャネル化 E1 コントローラ ループバック

E1 コントローラでは、ローカル ループバックのみを使用できます。ローカル ループバックは、T1 コントローラ上のローカル ループバックと同様に動作し、ルータと回線の両方に対する双方向ループバックが形成されます。E1 コントローラをローカル ループバック状態にするには、コントローラ コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-controller)# loopback controller

ルータと回線に対して、E1 コントローラをローカル ループバック状態にします。

すべてのチャネル グループがループバックされます。そのチャネル グループ上のカプセル化によってループバックがサポートされる場合(たとえば、HDLC および PPP)、インターフェイス アドレスに ping を送信することによって、そのチャネル グループをテストできます。たとえば、あるチャネル グループに定義されたシリアル インターフェイスに IP アドレスを割り当てた場合、その IP アドレスに ping を送信できます。

コントローラをローカル ループバック状態にするには、コントローラ コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-controller)# loopback local controller

ルータと回線に対して、T1 コントローラをループします。

チャネル グループをテストするには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router> ping protocol protocol-address

インターフェイス アドレスに ping を送信します。

エラーがある場合に、エラーをチェックするには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router> show controllers t1

エラーをチェックします。

エラーが発生した場合は、ハードウェアの問題である可能性が高いため、Cisco TAC までお問い合せください。さらに、T1 BERT テスト設定を使用した回線のテストを、サービス プロバイダーに依頼できます。

CT3IP 上の T3 チャネルと T1 チャネルのトラブルシューティング

Cisco IOS ソフトウェアを使用して CT3IP のトラブルシューティングを行うには、次の方法を使用します。

t1 test コントローラ コンフィギュレーション コマンドおよびテスト ポートを使用して、T1 をテストします。

loopback インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、T1 をループします。

loopback コントローラ コンフィギュレーション コマンドを使用して、T3 をループします。

テスト ポートのイネーブル化

CT3IP 上で使用可能な T1 テスト ポートを使用して、テストの目的で 28 の T1 チャネルのいずれかを用意できます(たとえば、ある回線でサービスが提供される前に、電話会社は 24 時間ビット エラー レート テスタ(BERT)テストを行うのが一般的です)。

T1 テスト ポートは、外部ポートとしても使用できます。外部ポートの設定に関する詳細は、「外部 T1 チャネルの設定」を参照してください。


) 以前シリアル インターフェイスとして設定された T1 チャネルを T1 テスト ポートに分類する場合、そのインターフェイスおよび関連する設定は、チャネルが T1 テスト ポートに分類される間に影響を受けません。T1 チャネルが T1 テスト ポートに分類される間、シリアル インターフェイスは使用できませんが、設定は残るため、no t1 test コマンドを使用して、T1 チャネルをシリアル インターフェイスに簡単に戻すことができます。


T1 チャネルをテスト ポートとしてイネーブルにするには、特権 EXEC モードを開始して次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router# show controller t3 slot / port-adapter / port

外部 T1 ポートに接続された外部デバイスが正しく設定され、接続されているか確認できるように、[Ext1...] フィールドを表示します。回線ステータスが OK の場合、有効な信号が受信されます。信号は「All-Ones」信号ではありません。

ステップ 2

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

Router(config-controller)# t1 test channel [ cablelength feet ] [ linecode { ami | b8zs }]

T1 チャネル(値は 1 ~ 28)をテスト ポートとしてイネーブルにし、オプションで、ケーブルの長さとライン コードを指定します。デフォルトの cablelength は 133 フィートで、デフォルトの linecode b8zs です。

T1 チャネルをテスト ポートとしてディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始して次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-controller)# no t1 test channel

T1 チャネル(値は 1 ~ 28)をテスト ポートとしてディセーブルにします。


) 0 ~ 655 フィートのケーブル長を指定できますが、ハードウェアは次の範囲だけを認識します。0 ~ 133、134 ~ 266、267 ~ 399、400 ~ 533、および 534 ~ 655 の範囲です。たとえば、150 フィートと入力した場合、134 ~ 266 の範囲が使用されます。その後ケーブル長を 200 フィートに変更した場合、200 は 134 ~ 266 の範囲にあるため、変化はありません。しかし、ケーブル長を 399 に変更すると、267 ~ 399 の範囲が使用されます。実際に入力した値は、コンフィギュレーション ファイルに保存されます。


T1 チャネルのループバック

T1 チャネル上では、次のタイプのループバックを実行できます。

ローカル:T1 フレーマのルータに対して、ルータ出力データをループし、ネットワークに対して Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)を送信します(図 5 を参照)。

ネットワーク回線:T1 フレーマの前のネットワークに対してデータをループし、ローカル ループバックを自動的に設定します(図 6 を参照)。

ネットワーク ペイロード:T1 フレーマのネットワークに対してペイロード データのみをループし、ローカル ループバックを自動的に設定します(図 7 を参照)。

リモート回線インバンド:リモート エンドに、繰り返しの 5 ビット インバンド パターン(00001)を送信し、ネットワーク回線ループバックに入ることを要求します(図 8 を参照)。

T1 チャネル上でループバックをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで最初のコマンドを使用し、次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドの 1 つを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface serial slot / port-adapter / port : t1-channel

CT3IP の T1 チャネル(値は 1 ~ 28)を選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# loopback local

 

Router(config-if)# loopback network line

 

Router(config-if)# loopback network payload

 

Router(config-if)# loopback remote line inband

T1 チャネル上でローカル ループバックをイネーブルにします。

T1 チャネル上でネットワーク回線ループバックをイネーブルにします。

T1 チャネル上でネットワーク ペイロード ループバックをイネーブルにします。

T1 チャネル上でリモート回線インバンド ループバックをイネーブルにします。


) CT3IP のポート アダプタおよびポート番号は 0 です。


図 5 に、T1 フレーマで発生するループバックでの、ローカル ループバックの例を示します。

図 5 CT3IP ローカル ループバック

 

図 6 に、(T1 フレーマの前の)ネットワークに対してデータのみをループバックする、ネットワーク回線ループバックの例を示します。

図 6 CT3IP ネットワーク回線ループバック

 

図 7 に、T1 フレーマのネットワークに対してペイロード データのみをループバックする、ネットワーク ペイロード ループバックの例を示します。

図 7 CT3IP ネットワーク ペイロード ループバック

 

図 8 に、回線ループバック状態のネットワーク回線での、リモート インバンド ループバックの例を示します。

図 8 CT3IP リモート ループバック

 

T3 回線のループバック

次のタイプのループバックを使用すると、T3 回線全体をループバック モードにできます(つまり、すべての T1 チャネルがループされます)。

ローカル:T1 フレーマのルータに対して、ルータ出力データをループし、ネットワークに対して AIS を送信します。

ネットワーク:(T1 フレーマの前の)ネットワークに対してデータをループします。

リモート:リモート エンドに Far-End Alarm Control(FEAC; 遠端アラームと制御)要求を送信し、ネットワーク回線ループバックに入ることを要求します。FEAC 要求(およびリモート ループバック)は、T3 が C ビット フレーミングで設定されているときにのみ可能です。使用されているフレーミングのタイプは、接続する機器によって決まります (詳細については、『 Cisco IOS Interface and Hardware Component Command Reference 』の framing コントローラ コンフィギュレーション コマンドを参照してください)。

T3(およびすべての T1 チャネル)でループバックをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始して次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# controller t3 slot / port-adapter / port

CT3IP を選択し、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。CT3IP のポート アダプタおよびポート番号は 0 です。

ステップ 2

Router(config-controller)# loopback local

Router(config-controller)# loopback network

Router(config-controller)# loopback remote

(任意)ローカル ループバックをイネーブルにします。

(任意)ネットワーク ループバックをイネーブルにします。

(任意)リモート ループバックをイネーブルにします。

PA-E3 ポート アダプタのトラブルシューティング

Cisco IOS ソフトウェアを使用して PA-E3 ポート アダプタのトラブルシューティングを行うために、次のループバックを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで最初のコマンドを使用してから、必要に応じて他のいずれかのコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config)# loopback dte

ターミナルに対して Line Interface Unit(LIU)の後にループバックします。

Router(config)# loopback local

フレーマを通過後、終端に向けてループバックします。

Router(config)# loopback network line

フレーマを通過する前に、ネットワークに向けてループバックします。

Router(config)# loopback network payload

フレーマを通過後、ネットワークに向けてループバックします。

これらのループバック コマンドによって、E3 インターフェイスからインターフェイスへすべてのパケットがループされ、パケットはネットワークにも送信されます。

シリアル インターフェイスの設定例

ここでは、次の例について説明します。

「インターフェイスイネーブル化の設定例」

「HSSI の設定例」

「Channelized T3 Interface Processor(CT3IP)の設定例」

「PA-E3 シリアル ポート アダプタの設定例」

「PA-T3 と PA-2T3 の設定例」

「パケット OC-3 インターフェイスの設定例」

「DPT OC-12c インターフェイスの設定例」

「APS の設定例」

「CSU/DSU サービス モジュールの設定例」

「低速シリアル インターフェイスの設定例」

インターフェイスイネーブル化の設定例

次に、シリアル インターフェイスでインターフェイス設定を開始する例を示します。PPP カプセル化がシリアル インターフェイス 0 に割り当てられます。

interface serial 0
encapsulation ppp
 

スロット 1 のポート 0 に PPP カプセル化を割り当てる、Cisco 7500 シリーズ ルータの同じ例Cisco 7500 シリーズ ルータの同じ例では、次のコマンドが必要です。

interface serial 1/0
encapsulation ppp
 

この例では、lass というアドレス プールを使用するインターフェイス 7 を除くすべてのインターフェイス上で、デフォルト アドレス プールが使用されるよう、アクセス サーバを設定する方法を示します。

ip address-pool local
ip local-pool lass 172.30.0.1
async interface
interface 7
peer default ip address lass

HSSI の設定例

次に、Cisco 7500 シリーズ ルータ上での HSSI ポート アダプタの簡素な設定例を示します。

interface hssi 2/0/0
ip address 10.1.1.10 255.255.255.0
description To San Jose, circuit ID 1234
no ip mroute-cache
 

次に、Cisco 3600 シリーズ ルータ上で 1 ポート HSSI ネットワーク モジュールを設定する例を示します。ネットワーク接続の両側を設定する必要があります。

interface hssi 0/0
! Specifies a HSSI interface; changes from global configuration mode to interface configuration mode.
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
! Assigns IP address 10.1.1.1 to the interface.
hssi internal-clock
! Converts the HSSI interface into a clock master.
no fair-queue
! Disables weighted fair queueing (WFQ).
no shutdown
! Enables the port.
 
interface hssi 1/0
ip address 10.1.1.2 255.255.255.0
hssi internal-clock
no fair-queue
no shutdown

Channelized T3 Interface Processor(CT3IP)の設定例

この項の例では、Channelized T3 Interface Processor(CT3IP)を設定する例を示します。1 つ目の例では、チャネル化 T3 コントローラの 2 つの T1 チャネルを設定する例を示します。2 つ目の例では、Multichannel Interface Processor(MIP)上での今後のチャネル化のために、チャネル化 T3 コントローラの T1 チャネルの 1 つを外部ポートとして設定する例を示します。

詳細については、「Cisco AS5800 の T3 コントローラ サポートの設定」「T3 コントローラの設定」、および「外部 T1 チャネルの設定」を参照してください。ここでは、次の例について説明します。

「一般的な CT3IP コントローラの設定例」

「デフォルト値を使用した CT3IP の設定例」

「CT3IP 外部ポートの設定例」

「CT3IP メンテナンス データ リンクの設定例」

「CT3IP パフォーマンス モニタリングの設定例」

「BERT プロファイルの設定例」

「E2 クロック レートの設定例」

「CT3IP BERT テスト パターンの設定例」

「CT3IP リモート FDL VPN の設定例」

一般的な CT3IP コントローラの設定例

実行中の設定ファイルでの一般的な T3 コントローラの設定は、次のとおりです。

T3 controller configuration:
----------------------------
controller T3 1/0/0
framing m23
clock source line
cablelength 224
t1 1 controller
t1 2 controller
t1 3 controller
t1 4 controller
t1 5 controller
t1 6 controller
t1 7 controller
t1 8 controller
t1 9 controller
t1 10 controller
t1 11 controller
t1 12 controller
t1 13 controller
t1 14 controller
t1 15 controller
t1 16 controller
t1 17 controller
t1 18 controller
t1 19 controller
t1 20 controller
t1 21 controller
t1 22 controller
t1 23 controller
t1 24 controller
t1 25 controller
t1 26 controller
t1 27 controller
t1 28 controller
 

一般的な T1 コントローラの設定は、次のとおりです。

T1 controller configuration:
----------------------------
controller T1 1/0/0:1
framing esf
pri-group timeslots 1-24
controller T1 1/0/0:2
channel-group 0 timeslots 1-24
.
.
.
controller T1 1/1/0:28
cas-group 0 timeslots 1-24

デフォルト値を使用した CT3IP の設定例

次に、スロット 9 の CT3IP のチャネルにタイム スロットと IP アドレスを割り当てる例を示します (T3 では、デフォルトのフレーミング、ケーブルの長さ、クロック ソースが受け付けられます。各 T1 チャネルでは、デフォルトの速度、フレーミング、クロック ソース、およびライン コードが受け付けられます)。

controller t3 9/0/0
t1 16 timeslot 1-24
! Assigns time slots 1 through 24 (the entire T1 bandwidth) to T1 channel 16.
t1 10 timeslot 1-5,20-23
! Assigns time slots 1 through 5 and 20 through 23 (fractional T1 bandwidth)
! to T1 channel 10.
interface serial 9/0/0:16
ip address 10.20.20.1 255.255.255.0
! Assigns IP address 10.20.20.1 to T1 channel 16.
interface serial 9/0/0:10
ip address 10.20.20.3 255.255.255.0
! Assigns IP address 10.20.20.3 to T1 channel 10.
! Other interface configuration commands can be assigned to the T1 channel
! at this time.

CT3IP 外部ポートの設定例

次に、スロット 9 の CT3IP 上で T1 チャネル 1 を外部ポートとして用意する例を示します。

controller t3 9/0/0
t1 external 1 cablelength 300
! Breaks out T1 channel 1 as an external port so that it can be further channelized on
! the MIP in slot 3.
! Cable length is set to 300 feet.
! The default line coding format (B8ZS) is used for the T1 channel.
controller t1 3/0
linecode b8zs
! The line coding on the MIP is changed to B8ZS to match the line coding on the
! T1 channel.
channel-group 1 timeslots 1
interface serial 3/0:1
ip address 10.20.20.5 255.255.255.0

CT3IP メンテナンス データ リンクの設定例

次に、スロット 9 の CT3IP での Maintenance Data Link(MDL)メッセージの例をいくつか示します。

controller t3 9/0/0
mdl string eic Router C
mdl string lic Network A
mdl string fic Bldg 102
mdl string unit 123ABC

CT3IP パフォーマンス モニタリングの設定例

次に、スロット 9 の CT3IP 上で、T1 チャネル 6 のパフォーマンス レポートを生成する例を示します。

controller t3 9/0/0
t1 6 fdl ansi

BERT プロファイルの設定例

次に、10-2 のしきい値、エラー インジェクションなし、125 分間の長さで、複数の 0 のテスト パターンがある、設定済みの BERT プロファイル番号 1 の例を示します。

bert profile 1 pattern 0s threshold 10^-2 error-injection none duration 125

E2 クロック レートの設定例

次に、 e2-clockrate EXEC コマンドを使用した e2 クロック レートの出力例を示します。

Router# e2-clockrate
 
Interface Serial 0 is configured to support clockrates up to E2 (8Mbps)
Interfaces serial 1-3 will not be operational

CT3IP BERT テスト パターンの設定例

次に、複数の 1 の繰り返しパターン(...111...)で構成され、スロット 9 の CT3IP 上で T1 チャネル 8 に対して 30 分間実行される、BERT テスト パターンを、イネーブルにする例を示します。

controller t3 9/0/0
t1 8 bert pattern 1s interval 30

CT3IP リモート FDL VPN の設定例

次に、スロット 3 の CT3IP 上にある T1 チャネル 6 に対してリモート ペイロード FDL ANSI ビット ループバックをイネーブルにする例を示します。

interface serial 3/0/0:6
loopback remote payload fdl ansi

PA-E3 シリアル ポート アダプタの設定例

次に、Cisco 7500 シリーズ ルータの PA-E3 シリアル ポート アダプタ上での、シリアル インターフェイス 1/0/0 の一般的な設定例を示します。

interface serial 1/0/0
ip address 10.1.1.10 255.255.255.0
clock source internal
crc 32
dsu bandwidth 16000
! Reduces the bandwidth by padding the E3 frame.
dsu mode 0
! Enables and improves interoperability with other DSUs.
national bit 1
! Sets bit 12 in the E3 frame to 1.
no scramble
framing g751
no shutdown

PA-T3 と PA-2T3 の設定例

次に、Cisco 7500 シリーズ ルータの PA-T3 シリアル ポート アダプタ上での、シリアル インターフェイス 1/0/0 の一般的な設定例を示します。

interface serial 1/0/0
ip address 1.1.1.10 255.255.255.0
clock source internal
crc 32
dsu bandwidth 16000
! Reduces the bandwidth by padding the E3 frame.
dsu mode 0
! Enables and improves interoperability with other DSUs.
no scramble
framing c-bit
no shutdown

パケット OC-3 インターフェイスの設定例

この項の例では、簡素な設定と、バックツーバックの 2 つのルータがあるより複雑な設定について示します。

Packet-Over-SONET OC-3 の設定例

次に、Cisco 7500 シリーズ ルータ上の、スロット 0、ポート アダプタ スロット 0、ポート 0 の POS インターフェイスの例を示します。

interface POS0/0/0
ip address 10.1.1.4 255.255.255.0
ip route-cache distributed
no keepalive
clock source internal
pos report rdool
pos report lais
pos report lrdi
pos report pais
pos report prdi
pos report sd-ber
no cdp enable

デフォルト値を使用したパケット OC-3 の設定例

次に、デフォルトのフレーミング、MTU、およびクロック ソースを使用して、IP プロトコルに対してインターフェイスを設定する例を示します。

interface pos 3/0
ip address 172.18.2.3 255.0.0.0

バックツーバック接続の 2 つのルータの設定例

2 つのルータを接続するには、Packet OC-3 ポートのそれぞれにケーブルを接続します。POS では、デフォルトで、ループ タイミング モードが使用されます。バックツーバック操作では、POS の 1 つのみが設定されて、回線にその内部クロックが供給されます。

次に、Packet OC-3 インターフェイスを介して 2 つのルータがバックツーバック接続される例を示します。

1 つ目のルータ

interface pos 3/0
ip address 172.18.2.3 255.0.0.0
no keepalive
pos internal-clock

2 つ目のルータ

interface pos 3/0
ip address 172.18.2.4 255.0.0.0
no keepalive
 

次に、Cisco 7500 シリーズ ルータに物理的に接続されている T1 回線全体をシャットダウンする例を示します。

controller t1 4/0
shutdown

DPT OC-12c インターフェイスの設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「DPT ポート アダプタの設定例」

「DPT インターフェイス プロセッサの設定例」

「IPS オプションの設定例」

「DPT トポロジの設定例」

DPT ポート アダプタの設定例

次に、OC-12c DPT SRP インターフェイスが指定され、そのインターフェイスに IP アドレスおよびサブネット マスクが割り当てられる例を示します。

interface srp 0/1
ip address 192.168.2.3 255.255.255.0

DPT インターフェイス プロセッサの設定例

次に、OC-12c DPTIP SRP インターフェイスが指定され、そのインターフェイスに IP アドレスおよびサブネット マスクが割り当てられる例を示します。

interface srp 0/1/0
ip address 192.168.2.3 255.255.255.0

IPS オプションの設定例

次に、DTP インターフェイス上に SRP IPS オプションを設定する例を示します。

interface srp 2/0
srp ips request manual-switch a
srp ips wtr-timer 60
srp ips timer 90

DPT トポロジの設定例

次に、MAC アドレスに従って DPT 上でノードを指定する例を示します。次に、3 ノード DPT リングの例を示します。

Router# show srp topology
 
Topology Map for Interface SRP2/0
Topology pkt. sent every 5 sec. (next pkt. after 4 sec.)
Last received topology pkt. 00:00:00
Nodes on the ring:4
Hops (outer ring) MAC IP Address Wrapped Name
0 0000.0000.0004 10.2.2.4 No stingray
1 0000.0000.0001 10.2.2.1 No npe300
2 0000.0000.0005 10.2.2.5 No gsr
3 0000.0000.0002 10.2.2.2 No tuna

APS の設定例

次に、 aps group コマンドを使用して、ルータ上に基本 APS ルータを設定し、1 つのルータ上に複数の保護インターフェイスや動作インターフェイスを設定する例を示します。

基本 APS の設定例

次に、ルータ A およびルータ B に APS を設定する例を示します(図 9 を参照)。この例では、ルータ A が動作インターフェイスで設定され、ルータ B が保護インターフェイスで設定されます。ルータ A の動作インターフェイスが使用できなくなった場合、接続はルータ B の保護インターフェイスに自動的に切り替えられます。

図 9 基本 APS の設定

 

動作インターフェイスがあるルータ A 上で、次の設定を使用します。

interface ethernet 0/0
ip address 10.7.7.7 255.255.255.0
interface pos 2/0/0
aps working 1
 

保護インターフェイスがあるルータ B 上で、次の設定を使用します。

interface ethernet 0/0
ip address 10.7.7.6 255.255.255.0
interface pos 3/0/0
aps protect 1 10.7.7.7
 

設定を確認したり、切り替えが発生したかどうかを判断するには、 show aps コマンドを使用します。

複数 APS インターフェイスの設定例

ルータ上に複数の保護インターフェイスや動作インターフェイスを設定するには、 aps group コマンドを使用します。次に、ルータ上での複数の保護インターフェイスや動作インターフェイスのグループの設定例を示します(図 10 を参照)。この例では、ルータ A が動作インターフェイスおよび保護インターフェイスで設定され、ルータ B が動作インターフェイスおよび保護インターフェイスで設定されます。次のシナリオを考えます。

ルータ A とルータ B の両方が APS グループ 10 にあるため、ルータ A の動作インターフェイス 2/0/0 が使用できなくなった場合、接続はルータ B の保護インターフェイス 3/0/0 に切り替えられます。

ルータ A とルータ B の両方が APS グループ 20 にあるため、ルータ B の動作インターフェイス 2/0/0 が使用できなくなった場合、接続はルータ A の保護インターフェイス 3/0/0 に切り替えられます。

図 10 複数の動作インターフェイスと保護インターフェイスの設定

 


) 保護インターフェイスがアクティブな回線になって、検出されたときに動作中の回線をディセーブルにするのを防ぐには、保護インターフェイスを設定する前に動作インターフェイスを設定します。


グループ 10 の動作インターフェイスとグループ 20 の保護インターフェイスが含まれているルータ A 上で、次の設定を使用します。

interface ethernet 0/0
ip address 10.7.7.6 255.255.255.0
interface pos 2/0/0
aps group 10
aps working 1
interface pos 3/0/0
aps group 20
aps protect 1 10.7.7.7
 

グループ 10 の保護インターフェイスとグループ 20 の動作インターフェイスが含まれているルータ B 上で、次の設定を使用します。

interface ethernet 0/0
ip address 10.7.7.7 255.255.255.0
interface pos 2/0/0
aps group 20
aps working 1
interface pos 3/0/0
aps group 10
aps protect 1 10.7.7.6
 

設定を確認したり、切り替えが発生したかどうかを判断するには、 show aps コマンドを使用します。

CSU/DSU サービス モジュールの設定例

ここでは、サービス モジュール例の 3 つの主なカテゴリについて説明します。

「FT1/T1 の設定例」

「2 線式と 4 線式の 56/64 kbps サービス モジュールの設定例」

「E1-G.703/G.704 シリアル ポート アダプタの設定例」

T1 フレーム タイプの設定例

次に、Superframe を FT1/T1 フレーム タイプとしてイネーブルにする例を示します。

service-module t1 framing sf

CSU 回線の構築例

次に、-7.5 dB の回線の構築設定例を示します。

service-module t1 lbo -7.5db

T1 ライン コード タイプの設定例

次に、AMI をライン コード タイプとして指定する例を示します。

service-module t1 linecode ami

ループ コードの設定例

次に、FT1/T1 回線を介してバックツーバック接続された 2 つのルータの設定と、対応するフィードバック メッセージの例を示します。

no service-module t1 remote-loopback full
service-module t1 remote-loopback payload alternate
 
loopback remote full
%SERVICE_MODULE-5-LOOPUPFAILED: Unit 0 - Loopup of remote unit failed
 
service-module t1 remote-loopback payload v54
loopback remote payload
%SERVICE_MODULE-5-LOOPUPFAILED: Unit 0 - Loopup of remote unit failed
 
service-module t1 remote-loopback payload alternate
loopback remote payload
%SERVICE_MODULE-5-LOOPUPREMOTE: Unit 0 - Remote unit placed in loopback

タイム スロットの設定例

次に、タイム スロット範囲のシリーズと 64 kbps の速度の設定例を示します。

service-module t1 timeslots 1-10,15-20,22 speed 64

パフォーマンス レポートの設定例

次に、 show service-module シリアル インターフェイス コマンドからの出力例を示します。

Router# show service-module serial 0
 
Module type is T1/fractional
Hardware revision is B, Software revision is 1.1i,
Image checksum is 0x21791D6, Protocol revision is 1.1
Receiver has AIS alarm,
Unit is currently in test mode:
line loopback is in progress
Framing is ESF, Line Code is B8ZS, Current clock source is line,
Fraction has 24 timeslots (64 Kbits/sec each), Net bandwidth is 1536 Kbits/sec.
Last user loopback performed:
remote loopback
Failed to loopup remote
Last module self-test (done at startup): Passed
Last clearing of alarm counters 0:05:50
loss of signal : 1, last occurred 0:01:50
loss of frame : 0,
AIS alarm : 1, current duration 0:00:49
Remote alarm : 0,
Module access errors : 0,
Total Data (last 0 15 minute intervals):
1466 Line Code Violations, 0 Path Code Violations
0 Slip Secs, 0 Fr Loss Secs, 0 Line Err Secs, 0 Degraded Mins
0 Errored Secs, 0 Bursty Err Secs, 0 Severely Err Secs, 0 Unavail Secs
Data in current interval (351 seconds elapsed):
1466 Line Code Violations, 0 Path Code Violations
25 Slip Secs, 49 Fr Loss Secs, 40 Line Err Secs, 1 Degraded Mins
0 Errored Secs, 0 Bursty Err Secs, 0 Severely Err Secs, 49 Unavail Secs

ループバック回線イネーブル化の設定例

次に、ペイロード ループバックを設定する例を示します。

loopback line payload
Loopback in progress
no loopback line
 

次に、アクティブな接続なしでパケットをスイッチド モードでループしたときの出力例を示します。

service-module 56k network-type switched
loopback line payload
Need active connection for this type of loopback
% Service module configuration command failed: WRONG FORMAT.

ループバック DTE の設定例

次に、モジュールからシリアル インターフェイスにパケットをループする例を示します。

loopback dte
Loopback in progress
ping 10.0.0.1
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echoes to 10.0.0.1, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 8/12/28 ms

クロック ソースの設定例

次に、フレームを 38.4 kbps で送信中に、内部クロッキングを使用しているルータの例を示します。

service-module 56k clock source internal
service-module 56k clock rate 38.4

TI CSU WIC の設定例

次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードで fdl パラメータを att に設定する例を示します。

interface Serial0/0
no ip address
no ip route-cache
no ip mroute-cache
no keepalive
shutdown
no fair-queue
service-module t1 clock source internal
service-module t1 fdl att
no cdp enable

ネットワーク回線速度の設定例

次に、バックツーバック DDS モードで接続された 2 つのルータの設定例を示します。ただし、バックツーバックモードでは有効ではない auto レートが使用されているため、設定に障害が発生します。

Router1# service-module 56k clock source internal
Router1# service-module 56k clock rate 38.4
 
Router2# service-module 56k clock rate auto
% WARNING - auto rate will not work in back-to-back DDS.
 
a1# ping 10.1.1.2
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.1.1.2, timeout is 2 seconds:
.....
Success rate is 0 percent (0/5)
 
Router2# service-module 56k clock rate 38.4
 
Router1# ping 10.1.1.2
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 10.1.1.2, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 52/54/56 ms
 

DDS モードからスイッチド モードに転送するときには、次の例に示したように、正確なクロック レートを設定する必要があります。

service-module 56k network-type dds
service-module 56k clock rate 38.4
service-module 56k network-type switched
% Have to use 56k or auto clock rate for switched mode
% Service module configuration command failed: WRONG FORMAT.
 
service-module 56k clock rate auto
% WARNING - auto rate will not work in back-to-back DDS.
service-module 56k network-type switched

スクランブルド データ コーディングの設定例

次に、64 kbps DDS モードでのスクランブル ビット コードの例を示します。

service-module 56k clock rate 56
service-module 56k data-coding scrambled
Can configure scrambler only in 64k speed DDS mode
% Service module configuration command failed: WRONG FORMAT.
 
service-module 56k clock rate 64
service-module 56k data-coding scrambled

スイッチド ダイヤルアップ モードの設定例

次に、スイッチド ダイヤルアップ モードでの送信例を示します。

service-module 56k clock rate 19.2
service-module 56k network-type switched
% Have to use 56k or auto clock rate for switched mode
% Service module configuration command failed: WRONG FORMAT.
 
service-module 56k clock rate auto
service-module 56k network-type switched
dialer in-band
dialer string 2576666
dialer-group 1

パフォーマンス レポートの設定例

次に、 show service-module serial コマンドからの出力例を示します。

Router# show service-module serial 1
 
Module type is 4-wire Switched 56
Hardware revision is B, Software revision is X.07,
Image checksum is 0x45354643, Protocol revision is 1.0
Connection state: active,
Receiver has loss of signal, loss of sealing current,
Unit is currently in test mode:
line loopback is in progress
Current line rate is 56 Kbits/sec
Last user loopback performed:
dte loopback
duration 00:00:58
Last module self-test (done at startup): Passed
Last clearing of alarm counters 0:13:54
oos/oof : 3, last occurred 0:00:24
loss of signal : 3, current duration 0:00:24
loss of sealing curren: 2, current duration 0:04:39
loss of frame : 0,
rate adaption attempts: 0,

リモート ループバック要求の設定例

次に、リモート ループバックの送受信を可能にする例を示します。

service-module 56k remote-loopback

サービス プロバイダーの設定例

次に、AT&T をサービス プロバイダーを選択する例を示します。

service-module 56k network-type switched
service-module 56k switched-carrier att

E1-G.703/G.704 シリアル ポート アダプタの設定例

次に、Cisco 7500 シリーズ ルータの E1-G.703/G.704 シリアル ポート アダプタ上での、シリアル インターフェイス 9/1/3 の設定例を示します。この例では、インターフェイスがフレーム化(G.704)操作で設定され、タイム スロット 16 がデータに使用されます。

interface serial 9/1/3
ip address 10.1.1.10 255.255.255.0
no keepalive
no fair-queue
timeslot 1-31
crc4
ts16

同期モードまたは非同期モードの設定例

次に、低速シリアル インターフェイスを同期モードから非同期モードに変更する例を示します。

interface serial 2
physical-layer async
 

次に、低速シリアル インターフェイスを、非同期モードからデフォルトの同期モードに戻す例を示します。

interface serial 2
physical-layer sync
 

または

interface serial 2
no physical-layer
 

次に、一般的な非同期インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの例を示します。

interface serial 2
physical-layer async
ip address 10.0.0.2 255.0.0.0
async default ip address 10.0.0.1
async mode dedicated
async default routing
 

次に、インターフェイスが同期モードのときに使用可能な、一般的な非同期インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの例を示します。

interface serial 2
physical-layer sync
ip address 10.0.0.2 255.0.0.0
no keepalive
ignore-dcd
nrzi-encoding
no shutdown

制御キャリア モードと固定キャリア モードの設定例

次に、デフォルトの固定キャリア動作から制御キャリア モードに変更する例を示します。

interface serial 2
half-duplex controlled-carrier
 

次に、制御キャリア モードから固定キャリア モードに変更する例を示します。

interface serial 2
no half-duplex controlled-carrier

半二重タイマーの設定例

次に、cts-delay タイマーを 1234 ms に設定し、transmit-delay タイマーを 50 ms に設定する例を示します。

interface serial 2
half-duplex timer cts-delay 1234
half-duplex timer transmit-delay 50

2T16S シリアル ネットワーク プロセッサが使用された Cisco 4000 シリーズ ルータの設定例

2T16S ネットワーク プロセッサ モジュールによって、Cisco 4000 シリーズ ルータに対して高密度シリアル インターフェイスを用意する例を示します。このモジュールには、全二重の T1 レートと E1 レート(1 秒あたり最大 2 MB まで)および 16 の低速インターフェイスがサポートされる 2 つの高速インターフェイスがあります。より低速な 16 のポートは、最大で 128 kbps までの速度の同期ポートか、最大で 115 kbps までの非同期ポートのいずれかとして、個々に設定できます。

低速インターフェイスでは、同期シリアル プロトコルと非同期シリアル プロトコルの両方がサポートされます。高速インターフェイスでは、同期プロトコルのみがサポートされます。同期プロトコルには、IBM の Bisync、SDLC、および HDLC が含まれます。非同期プロトコルには、外部モデムを使用したダイヤルアップ接続に対する、PPP、SLIP、および ARAP が含まれます。

次に、2 つの 2T16S シリアル ネットワーク プロセッサ モジュールおよび 2 つの従来のイーサネット ポートが搭載された Cisco 4500 ルータの例を示します。ルータは、X.25、フレーム リレー、PPP、および HDLC カプセル化を使用した WAN の集まりに対して設定されます。シリアル インターフェイス 0、1、18、および 19 は、同期式高速インターフェイスです。シリアル インターフェイス 2 から 17 および 20 から 35 は、同期式または非同期式低速インターフェイスです。

version 11.2
!
hostname c4X00
!
username brad password 7 13171F1D0A080139
username jim password 7 104D000A0618
!
 

イーサネット インターフェイスとそのサブインターフェイスは、LAN アクセスに設定されます。

interface Ethernet0
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
media-type 10BaseT
!
interface Ethernet1
ip address 10.1.2.1 255.255.255.0
media-type 10BaseT
!
 

シリアル インターフェイス 0 と 1 は、1 つ目の 2T16S モジュールの高速シリアル インターフェイスです。この例では、シリアル インターフェイス 0 で接続されているリモート オフィスのために、サブインターフェイスも設定されています。

interface Serial0
description Frame Relay configuration sample
no ip address
encapsulation frame-relay
!
interface Serial0.1 point-to-point
description PVC to first office
ip address 10.1.3.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 16
!
interface Serial0.2 point-to-point
description PVC to second office
ip address 10.1.4.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 17
!
interface Serial1
description X25 configuration sample
ip address 10.1.5.1 255.255.255.0
no ip mroute-cache
encapsulation x25
x25 address 6120184321
x25 htc 25
x25 map ip 10.1.5.2 6121230073
 

シリアル インターフェイス 2 から 17 は、2T16S ネットワーク プロセッサ モジュール上の低速インターフェイスです。この例では、リモート ルータがさまざまな設定に接続されています。

interface Serial2
description DDR connection router dial out to remote sites only
ip address 10.1.6.1 255.255.255.0
dialer in-band
dialer wait-for-carrier-time 60
dialer string 0118527351234
pulse-time 1
dialer-group 1
!
interface Serial3
description DDR interface to answer calls from remote office
ip address 10.1.7.1 255.255.255.0
dialer in-band
!
interface Serial4
description configuration for PPP interface
ip address 10.1.8.1 255.255.255.0
encapsulation ppp
!
interface Serial5
description Frame Relay configuration sample
no ip address
encapsulation frame-relay
!
interface Serial5.1 point-to-point
description PVC to first office
ip address 10.1.9.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 16
!
interface Serial5.2 point-to-point
description PVC to second office
ip address 10.1.10.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 17
!
interface Serial6
description Configuration for PPP interface
ip address 10.1.11.1 255.255.255.0
encapsulation ppp
!
interface Serial7
no ip address
shutdown
!
interface Serial8
ip address 10.1.12.1 255.255.255.0
encapsulation ppp
async default routing
async mode dedicated
!
interface Serial9
physical-layer async
ip address 10.1.13.1 255.255.255.0
encapsulation ppp
async default routing
async mode dedicated
!
interface Serial10
physical-layer async
no ip address
!
interface Serial11
no ip address
shutdown
!
interface Serial12
physical-layer async
no ip address
shutdown
!
interface Serial13
no ip address
shutdown
!
interface Serial14
no ip address
shutdown
!
interface Serial15
no ip address
shutdown
!
interface Serial16
no ip address
shutdown
!
interface Serial17
no ip address
shutdown
 

シリアル インターフェイスのシリアル 18 は、2 つ目の 2T16S モジュールの 1 つ目の高速シリアル インターフェイスです。異なるサブネット上にあるリモート サイトが、ポイントツーポイント接続とマルチポイント接続でこのインターフェイスにダイヤルインします。

interface Serial18
description Frame Relay sample
no ip address
encapsulation frame-relay
!
interface Serial18.1 point-to-point
description Frame Relay subinterface
ip address 10.1.14.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 16
!
interface Serial18.2 point-to-point
description Frame Relay subinterface
ip address 10.1.15.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 17
!
interface Serial18.3 point-to-point
description Frame Relay subinterface
ip address 10.1.16.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 18
!
interface Serial18.5 multipoint
ip address 10.1.17.1 255.255.255.0
frame-relay map ip 10.1.17.2 100 IETF
 

この 2 つ目の高速シリアル インターフェイスは、X.25 リンクを接続するために設定されています。シリアル インターフェイス 20 から 35 は、低速インターフェイスです。ただし、この例では、インターフェイスの一部が表示されていません。

interface Serial19
description X25 sample configuration
ip address 10.1.18.1 255.255.255.0
no ip mroute-cache
encapsulation x25
x25 address 6120000044
x25 htc 25
x25 map ip 10.1.18.2 6120170073
!
interface Serial20
ip address 10.1.19.1 255.255.255.0
!
interface Serial21
physical-layer async
ip unnumbered e0
encap ppp
async mode dedicated
async dynamic routing
ipx network 45
ipx watchdog-spoof
dialer in-band
dialer-group 1
ppp authentication chap
!
interface Serial22
no ip address
shutdown
!
interface Serial23
no ip address
shutdown
!
interface Serial24
no ip address
shutdown
!
! Serial interfaces 23 through 35 would appear here.
.
.
.
router eigrp 10
network 10.0.0.0
!
dialer-list 1 protocol ip permit
!
line con 0
exec-timeout 15 0
password david
login
 

次の基本回線例では、モジュールに対して低速シリアル インターフェイスが設定されます。

line 8 10
modem InOut
transport input all
rxspeed 64000
txspeed 64000
flowcontrol hardware
line 12
transport input all
rxspeed 64000
txspeed 64000
flowcontrol hardware
modem chat-script generic
line 21
transport input all
rxspeed 64000
txspeed 64000
flowcontrol hardware
!
end

その他の参考資料

ここでは、シリアル インターフェイス機能の設定に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

カプセル化、反転データ、およびその他のインターフェイス コマンド

『Cisco IOS Interface and Hardware Component Command Reference』

メディア独立型 PPP およびマルチリンク PPP の設定

『Cisco IOS Dial Technologies Configuration Guide』

シリアル トンネルおよびブロック シリアル トンネルの設定

『Cisco IOS Bridging and IBM Networking Configuration Guide』

L2TPv3 の設定

『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Configuration Guide』

規格

規格
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格または変更された規格はありません。またこの機能による既存規格のサポートに変更はありません。

MIB

MIB
MIB リンク

T1 MIB

T3 MIB

E3 MIB

DS3 MIB

標準 MIB II

DSU/CSU MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 1889

RTP--A Transport Protocol for Real-Time Applications

RFC 1406

Definitions of Managed Objects for DS1 and E1 Interface Types

RFC 1407

DS3 MIB Variables

RFC 1619

PPP over SONET/SDH

RFC 1662

PPP in HDLC-like Framing

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

Cisco Support Web サイトには、資料やツールなど幅広いオンライン リソースが用意されており、シスコの製品およびテクノロジーに関するトラブルシューティングや技術的な問題の解決などに役立てることができます。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

テクニカル サポートを受ける

ソフトウェアをダウンロードする

セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける

ツールおよびリソースへアクセスする

Product Alert の受信登録

Field Notice の受信登録

Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索

Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

Japan テクニカル サポート Web サイトでは、Technical Support Web サイト (http://www.cisco.com/techsupport)の、利用頻度の高いドキュメントを日本語で提供しています。

Japan テクニカル サポート Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/jp/go/tac

http://www.cisco.com/techsupport

シリアル インターフェイスの設定に関する機能情報

表 6 に、この機能のリリース履歴を示します。

ここに記載されていないこのテクノロジーの機能情報については、「 Interface and Hardware Component Features Roadmap 」を参照してください。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージが特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/jsp/index.jsp からアクセスできます。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 6 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 6 シリアル インターフェイスの設定に関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

シリアル インターフェイスの設定

12.1
12.2S
12.4T
15.0(1)M

このモジュールでは、Cisco IOS ソフトウェアをサポートするルータのシリアル インターフェイスについて説明します。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「シリアル インターフェイスの設定の前提条件」

「シリアル インターフェイスの設定に関する注意事項」

「シリアル インターフェイスの設定に関する情報」

「シリアル インターフェイスの設定方法」

「シリアル インターフェイスのトラブルシューティング」

「シリアル インターフェイスの設定例」

導入または変更された新しいコマンドはありません。