Cisco IOS SIP コンフィギュレーション ガイド
SIP QoS 機能の設定
SIP QoS 機能の設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/04/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

SIP QoS 機能の設定

この章の構成

SIP QoS の前提条件

SIP QoS に関する制約事項

SIP QoS に関する情報

ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポート

追加のコーデック サポート

ペイロード タイプの選択

コーデック機能のアドバタイズ

SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御

SAA

ICPIF

PSTN フォールバック

コール アドミッションのしきい値

コール処理のオプション

リソース使用不可シグナリング

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポート

RSVP

Cisco IOS QoS との同期

SIP メッセージの TEL URL フォーマット

SIP および TEL URL の例

SIP 暫定応答の信頼性

SIP:ホールド タイマー サポート

SIP メディア非アクティビティ タイマー

SIP QoS 機能の設定方法

ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポートの設定

SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御の設定

SAA Responder の設定

PSTN フォールバックの設定

リソース アベイラビリティ チェックの設定

SIP の信頼性の高い暫定応答の設定

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの設定

RSVP の SIP ゲートウェイ サポートの設定

TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの設定

SIP 暫定応答の信頼性の設定

SIP ホールド タイマー サポートの再イネーブル化

SIP メディア非アクティビティ タイマーの設定

SIP QoS 機能の確認

トラブルシューティングのヒント

SIP QoS 機能の設定例

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの例

SIP メディア非アクティビティ タイマーの例

その他の参考資料

SIP QoS 機能の設定

この章では、SIP ネットワークの Quality of Service(QoS)に影響を与える次の機能について説明します。

ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポート

SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御

RSVP の SIP ゲートウェイ サポート

「tel」URL の SIP ゲートウェイ サポート

SIP:ホールド タイマー サポート

SIP メディア非アクティビティ タイマー

SIP スタック ポータビリティ


) この機能については、 SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定で説明しています。


ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポートの機能履歴

リリース
変更点

12.2(11)T

この機能が導入されました。

SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御の機能履歴

リリース
変更点

12.2(15)T

この機能が導入されました。

RSVP の SIP ゲートウェイ サポートの機能履歴

リリース
変更点

12.2(2)XB

この機能が導入されました。

12.2(2)XB1

この機能が追加のプラットフォームに実装されました。

12.2(8)T

この機能がこのリリースに統合されました。

12.2(11)T

この機能が追加のプラットフォームに実装されました。

「tel」URL の SIP ゲートウェイ サポートの機能履歴

リリース
変更点

12.2(2)XB

この機能が導入されました。

12.2(2)XB1

この機能が追加のプラットフォームに実装されました。

12.2(8)T

この機能がこのリリースに統合されました。

12.2(11)T

この機能が追加のプラットフォームに実装されました。

SIP:ホールド タイマー サポートの機能履歴

リリース
変更点

12.3(13)

この機能が導入されました。

SIP メディア非アクティビティ タイマーの機能履歴

リリース
変更点

12.2(2)XB

この機能が導入されました。

12.2(8)T

この機能がこのリリースに統合されました。

12.2(11)T

この機能が追加のプラットフォームに実装されました。

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索

プラットフォーム サポートと Cisco IOS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco Feature Navigator にアクセスしてください。アクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで [Cancel] をクリックし、表示される説明に従ってください。

SIP QoS の前提条件

SIP 機能用の測定ベースのコール アドミッション制御

デフォルトでは、ゲートウェイは信頼性の高い暫定応答をサポートします。つまり、信頼性の高い暫定応答をイネーブルにするために必要な追加設定タスクはありません。


) 信頼性の高い暫定応答の設定(この機能がディセーブルの場合の再イネーブル化を含む)については、『SIP Gateway Support of RSVP and TEL URL』を参照してください。


基本的な VoIP ネットワークを設定します。

発信側および終端ゲートウェイで、Service Assurance Agent(SAA; サービス保証エージェント)Responder をイネーブルにします。


) SAA の設定については、『Network Monitoring Using Cisco Service Assurance Agent』を参照してください。



) VoIP の設定については、『Cisco IOS Voice, Video, and Fax Configuration Guide』(リリース 12.2)を参照してください。

信頼性の高い暫定応答の設定(この機能がディセーブルの場合の再イネーブル化を含む)については、『SIP Gateway Support of RSVP and TEL URL』を参照してください。

SAA の詳細については、『Network Monitoring Using Cisco Service Assurance Agent』を参照してください。


RSVP の SIP ゲートウェイ サポートおよび「tel」URL 機能の SIP ゲートウェイ サポート

ip rsvp bandwidth コマンドを使用して、適切なゲートウェイ インターフェイスの RSVP をイネーブルにします。


) コマンドの詳細については、Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』(リリース 12.3)を参照してください。


fair-queue コマンドを使用して、これらのインターフェイスで Weighted Fair Queuing(WFQ; 重み付け均等キューイング)をイネーブルにします。これによって、音声パケットはインターフェイスよりも優先されます。


) コマンドの詳細については、Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Referenceリリース 12.3)を参照してください。例については、「RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの例」を参照してください。


req-qos および acc-qos ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンドを使用して、ダイヤル ピアで所定の受け入れ可能な QoS レベルを設定します。

関連するダイヤル ピアの所定の QoS が controlled-load または guaranteed-delay に設定されていない限り、帯域予約は試行されません。所定の QoS レベルがデフォルトの best-effort に設定されている場合、帯域予約は試行 されません req-qos コマンドを使用すると、関連するダイヤル ピアの所定の(要求された)QoS が controlled-load または guaranteed-delay に設定されていれば、SIP コールで同期 RSVP が試行されます。


) コマンドの詳細については、『Cisco IOS Voice Command Reference』(リリース 12.3)を参照してください。例については、「RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの例」を参照してください。


SIP QoS に関する制約事項

ダイナミック ペイロード機能を使用した SIP での拡張コーデック サポート

ダイナミック ペイロードの値は、表 2に示すペイロード タイプに限り、 rtp payload-type コマンドを使用して設定できます。

ダイナミック ペイロードは、表 3 に示すコーデックには設定できません。

SIP 機能用の測定ベースのコール アドミッション制御

ネットワーク輻輳の検出時、PSTN フォールバック機能は、既存のコールに影響を与えません。以降のコールだけに影響を与えます。

1 つのシステムでは、Calculated Planning Impairment Factor(ICPIF)の遅延または喪失の値が 1 つだけ許可されます。

新しい IP 宛先への最初のコールでは、わずかな追加コール設定の遅延が予想されます。

ネットワーク輻輳分析メカニズムである SAA Responder 機能は、シスコ以外のデバイスには設定できません。

RSVP の SIP ゲートウェイ サポートおよび「tel」URL 機能の SIP ゲートウェイ サポート

帯域予約(QoS)は、183 Session Progress/180 Alerting と 200 OK 応答の間での Session Description Protocol(SDP)の変更にはサポートされていません。

所定の QoS レベルがデフォルトの best-effort に設定されている場合、帯域予約(QoS)は試行されません。関連するダイヤル ピアの所定の QoS は、 controlled-load または guaranteed-delay に設定する必要があります。

Distributed Call Signaling(DCS)ヘッダーおよび拡張はサポートされません。

SIP ゲートウェイは、表 1 に示す SIP コーデック テーブルにあるコーデック以外のコーデックをサポートしません。ダイヤル ピアの設定中にサポートされていないコーデックが選択された場合、実行する処理は、選択されたゲートウェイによって異なります。

発信側ゲートウェイの場合、SIP コール レッグの発信エラーを示す適切な SIP デバッグ トレースが提示されます。

終端ゲートウェイの場合、互換性のないメディア タイプを示す警告とともに、適切な SIP 応答(4xx)が送信されます。

SIP QoS に関する情報

SIP QoS 機能を設定するには、次の概念を理解する必要があります。

「ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポート」

「SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御」

「RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポート」

「SIP:ホールド タイマー サポート」

「SIP メディア非アクティビティ タイマー」

ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポート

ダイナミック ペイロード機能を使用した SIP での拡張コーデック サポートでは、コーデックの選択および発信側 SIP ゲートウェイと終端 SIP ゲートウェイの間のペイロード ネゴシエーションを拡張します。

この機能には次の利点があります。

Cisco IOS ゲートウェイでのダイナミック ペイロード サポートの拡張と帯域幅制御の拡張

特定のプラットフォームで使用できるすべてのコーデックをアドバタイズし、ネゴシエートする機能の拡張

ネットワーク内のゲートウェイ、アプリケーション、およびサービスの相互運用性と相互接続性の拡張

この機能は、以降の項で説明する SIP 拡張を提供します。

「追加のコーデック サポート」

「ペイロード タイプの選択」

「コーデック機能のアドバタイズ」

追加のコーデック サポート

コーデックは、音声またはオーディオ信号を圧縮または復元するために使用される Digital Signal Processor(DSP; デジタル シグナル プロセッサ)ソフトウェア アルゴリズムです。Cisco IOS ゲートウェイでの SIP スタックの以前の実装では、各プラットフォームで使用できるコーデックのサブセットだけをサポートしていました。

コーデックのサポートは、プラットフォームによって異なります。プラットフォーム別の SIP コーデック サポートのリストについては、 表 1 を参照してください。特定のプラットフォームで使用できるコーデックを確認するには、codec ? コマンドを使用します。

 

表 1 プラットフォームおよび Cisco IOS リリースによる SIP コーデック サポート

コーデック
Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3620、Cisco 3640、Cisco 3660
Cisco 7200 シリーズ
Cisco AS5300
Cisco AS5350、Cisco AS5400、Cisco AS5850

クリアチャネル

あり

なし

あり

あり

G711alaw

あり

あり

あり

あり

G711ulaw

あり

あり

あり

あり

G723ar53

あり

あり

あり

あり

G723ar63

あり

あり

あり

あり

G723r53

あり

あり

あり

あり

G723r63

あり

あり

あり

あり

G726r16

あり

あり

あり

あり

G726r24

あり

あり

あり

あり

G726r32

あり

あり

あり

あり

G728

あり

あり

あり

なし

G729br8

あり

あり

あり

あり

G729r8

あり

あり

あり

あり

GSM-EFR

あり

なし

あり

なし

GSM-FR

あり

なし/なし

あり

あり

ペイロード タイプの選択

ペイロード タイプは、Real-Time Transport Protocol(RTP)パケットおよびその結果 RTP フローによって生成されるデータのストリームの内容とフォーマットを定義します。ペイロード タイプは使用中のコーデックを定義し、各 RTP パケットのヘッダーのペイロード タイプのフィールドで識別されます。ペイロード タイプを指定するメカニズムには、スタティックとダイナミックの 2 種類があります。

スタティック ペイロード タイプは、RFC 1890 によって特定の RTP フォーマットに割り当てられ、これらのマッピングは、Internet Assigned Numbers Authority(IANA; インターネット割り当て番号局)に登録されます。必要ではありませんが、スタティック ペイロード タイプは、rtpmap アトリビュートを使用して、RTP エンコーディングにマッピングすることもできます。次の SIP 対応のコーデックには、IANA によって定義されたスタティック ペイロード値があります。

G711ulaw

G711alaw

G723r63

G726r32

G728

G729r8

GSM-FR

ダイナミック ペイロード値は、スタティック ペイロード値が定義されていないコーデックに使用されます。ダイナミック ペイロード タイプには固定されたマッピングがなく、a=rtpmap: 行を使用して、Session Description Protocol(SDP; セッション記述プロトコル)自身にある RTP エンコーディングにマッピングする必要があります。この機能により、ダイナミック ペイロード値は、スタティック ペイロード値が定義されていない次のコーデックに使用できるようになります。

クリアチャネル

G726r16

G726r24

GSM-EFR

ダイナミック ペイロード値を割り当てることができる上記の 4 つのコーデックのうち、クリアチャネル コーデック用のペイロード タイプだけが Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して設定できます。残りの G.726r16、G.726r24、および GSM-EFR コーデックは、SIP サブシステムによってコール単位で選択されます。ダイナミック ペイロードの範囲は IANA によって割り当てられ、96 ~ 127 の値を持ちます。SIP サブシステムは、使用可能で Cisco IOS アプリケーション用に予約されていない範囲にある最初の値を検索し、使用します。ダイナミック ペイロード値が特定のペイロード タイプ用に選択されると、その値は他のペイロード タイプには使用できません。使用できる 32 の IANA 値のうち、特殊な Cisco IOS アプリケーション用に予約されている値を 表 2 に示します。 表 2 に示すペイロード タイプにダイナミック ペイロード値を設定するには、rtp payload-type コマンドを使用します。この設定を行わない場合、ペイロード タイプのデフォルト値が使用されます。

 

表 2 ダイナミック ペイロードのデフォルト値

ダイナミック ペイロードのタイプ
ダイナミック ペイロードのデフォルト値
SIP によるサポート

Cisco-rtp-dtmf-relay

121

あり

Named Signal Event

100

あり

Named Telephony Event

101

あり

Cisco-cas-payload

123

なし

Cisco-clear-channel

125

なし

Cisco-codec-fax-ack

97

なし

Cisco-codec-fax-ind

96

なし

Cisco-fax-relay

122

なし

Cisco-pcm-switch-over-alaw

127

なし

Cisco-pcm-switch-over-ulaw

126

なし


) ダイナミック ペイロード値が予約された範囲から割り当てられると、その値は他のペイロード タイプには使用できません。


コーデック機能のアドバタイズ

SIP サブシステムによって選択されたダイナミック ペイロード値は、発信 SIP INVITE 要求にアドバタイズされます。ダイナミック ペイロード機能を使用した SIP での拡張コーデック サポートは、使用できるコーデックをアドバタイズしてネゴシエートする SIP サブシステム機能を拡張することによって、ダイナミック ペイロードをサポートします。SIP は、接続ネゴシエーション中、SDP メッセージの接続、メディア、およびアトリビュートのフィールドを使用します。

この機能は、次の Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)ドラフトをサポートします。

draft-ietf-avt-rtp-mime-06.txt MIME Type Registration of RTP Payload Formats (さらに発展し、後に RFC 3555 として発行された)

draft-ietf-avt-profile-new-12.txt RTP Profile for Audio and Video Conferences with Minimal Control (さらに発展し、後に RFC 3551 として発行された)

次のサンプル SIP INVITE メッセージは、ペイロード ネゴシエーション プロセスから発生するペイロード値とコーデックの選択を示します。メディア m= フィールドには、追加されたペイロード値が含まれます。アトリビュート a= フィールドには、選択されたコーデックが含まれます。この発信 INVITE メッセージでは、使用できる最初のダイナミック ペイロード値である 115 が GSM-EFR コーデックの SIP サブシステムによって選択されます。

INVITE sip:36602@172.18.193.120:5060;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 172.18.193.98:5060
From: "36601" <sip:36601@172.18.193.98>
To: <sip:36602@172.18.193.120;user=phone>
Date: Mon, 01 Mar 1993 00:05:14 GMT
Call-ID: 4326879A-14EF11CC-80069792-19DC655A@172.18.193.98
Cisco-Guid: 1092278192-351211980-2147784594-433874266
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
CSeq: 101 INVITE
Max-Forwards: 6
Timestamp: 730944314
Contact: <sip:36601@172.18.193.98:5060;user=phone>
Expires: 180
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 228
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 6973 8772 IN IP4 172.18.193.98
s=SIP Call
c=IN IP4 172.18.193.98
t=0 0
m=audio 17928 RTP/AVP 18 115
a=rtpmap:18 G729/8000
a=rtpmap:115 GSM-EFR/8000

G723 コーデックのバージョン

G.723 コーデックの以前サポートされていた G.723r63 バージョンに加えて、この機能は次のバージョンをサポートします。

G723r53。53 という数字は 5.3 kbps のビット レートを示します。

G723ar53。a という文字は、Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)を指定する Annex A に対するサポートを示します。

G723ar63。63 という数字は 6.3 kbps のビット レートを示します。

スタティック ペイロード値である 4 は、すべてのバージョンの G.723 コーデックで使用されます。

拡張コーデックのサポートによって、発信側および終端ゲートウェイは、追加コーデック機能をアドバタイズし、ネゴシエーションできます。シスコは、発信 INVITE 要求の SDP 本文にある a=fmtp および a=rtpmap アトリビュートを使用して G.723 コーデックのバージョンを定義することによって、複数の G.723 コーデック バージョンに対するサポートを実装します。G.723 コーデックでは、a=fmtp の値は 4(IANA が割り当てられたスタティック値)で、annexa の値は yes または no です。annexa のデフォルトは yes です。

表 3 に、可能なコーデック設定例を示します。リモート エンドでの Annex A のサポートとともにこれらの設定を行うと、ネゴシエートされたコーデックが選択されます。

 

表 3 G723 コーデック

設定されたコーデック
リモート エンドでの Annex A のサポート
ネゴシエートされたコーデック

G723r63

annexa = no または no fmtp の行

G723r63

G723r53

annexa = no または no fmtp の行

G7223r53

G723r53 および G723r63

annexa = no または no fmtp の行

G723r63

G723ar63

annexa=yes または no fmtp の行

G723ar63

G723ar53

annexa=yes または no fmtp の行

G723ar53

G723ar53 および G723ar63

annexa=yes または no fmtp の行

G723ar63

G723ar53 および G723r53

annexa=yes または no fmtp の行

G723ar53

G723ar63 および G723r63

annexa=yes または no fmtp の行

G723ar63

G723ar63 および G723r53

annexa=yes または no fmtp の行

G723ar63

G723ar53 および G723r63

annexa=yes または no fmtp の行

G723ar63

G723ar53、G723r53、G723ar63、および G723r63

annexa = no または no fmtp の行

G723ar63

次の SDP 本文の一部は、G.723 コーデックと Annex A が指定されたゲートウェイのメディア m= フィールドおよびアトリビュート a= フィールドを示します。

m=audio 62986 RTP/AVP 4
a=rtpmap:4 G723/8000
a=fmtp:4 annexa=yes

G729 コーデックのバージョン

この機能は、次のバージョンの G.729 コーデックをサポートします。

G729r8。r8 は 8 kbps のビット レートを示します。

G729br8。b という文字は、VAD、Discontinuity Transmission(DTX; 不連続送信)、および Comfort Noise Generation(CNG; コンフォート ノイズ生成)を指定する Annex B に対するサポートを示します。

スタティック ペイロード値である 18 は、すべてのバージョンの G.729 コーデックで使用されます。

シスコは、発信 INVITE 要求の SDP 本文にある a=fmtp および a=rtpmap アトリビュートを使用することによって、複数の G.729 コーデック バージョンに対するサポートを実装します。G.729 コーデックでは、a=fmtp の値は 18(IANA が割り当てられたスタティック値)で、annexb の値は yes または no です。annexb のデフォルトは yes です。

表 4 に、可能なコーデック設定例を示します。リモート エンドでの Annex B のサポートとともにこれらの設定を行うと、ネゴシエートされたコーデックが選択されます。

 

表 4 G729 コーデック

設定されたコーデック
リモート エンドでの Annex B のサポート
ネゴシエートされたコーデック

G729r8

annexb = no または no fmtp の行

G729r8

G729br8

annexb = yes または no fmtp の行

G729br8

G729r8 および G729br8

annexb = yes または no fmtp の行

G729br8

G729r8 および G729br8

no fmtp の行

G729br8

G729r8 および G729br8

annexb = no または no fmtp の行

G729r8

G729r8 および G729br8

annexb=yes

G729br8

次の SDP 本文の一部は、G.729 コーデックと Annex B が指定されたゲートウェイのメディア m= フィールドおよびアトリビュート a= フィールドを示します。

m=audio 17928 RTP/AVP 18
a=rtpmap:18 G729/8000
a=fmtp:18 annexb=no

SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御

SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御機能は、IP ネットワークの容量を監視し、輻輳検出に基づいてコールを拒否またはリダイレクトする SIP 内でのサポートを行います。

この機能の利点は次のとおりです。

PSTN フォールバック

コール設定時にデータ ネットワークが輻輳している場合に、コールを代替宛先に自動的にルーティングし、コールの完了率を向上させます。

サービス プロバイダーがコール アドミッション時の VoIP ユーザへの会話の品質について適正に保証できるようにします。

PSTN フォールバックは、設定された IP アドレスの遅延、ジッタ、およびパケット損失情報を含む、ネットワーク輻輳測定を提供します。

新しいコールは、許可されるまでプローブ結果を待つ必要はないので、遅延が最小限に抑えられます。

コール アドミッション制御

設定可能なコール処理によって、Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)は、コールを処理するローカル リソースが使用できない場合のコールの処理方法を柔軟に設定できます。

リソース使用不可シグナリングによって、ローカル リソースがコールの処理に使用できない場合に、チャネルを自動的にビジーアウトできます。

ユーザが選択したしきい値によって、リソースのアベイラビリティを決定するしきい値を柔軟に設定できます。

SIP 機能用の測定ベースのコール アドミッション制御は、次のタスクを行います。

正常な VoIP セッションを伝送するために、十分なリソースが使用できることを確認します。

コールの処理に必要なリソースが使用できない場合に、IP ネットワークから到着するコールがゲートウェイに入るのを防ぐメカニズムを実装します。

測定ベースの Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)のプロセスをサポートします。

CAC 機能が開発される前、ゲートウェイには、IP ネットワークの輻輳およびリソースの使用不可をチェックするメカニズムがありませんでした。QoS メカニズムは、音声トラフィックに必要なレベルの低遅延および保証された伝送を提供しますが、CAC メカニズムは、QoS の機能を拡張し、音声トラフィックが他の音声トラフィックによって否定的な影響を受けないように保護することを目的としています。CAC は、輻輳状態でのネットワーク アクセスをグレースフルに拒否し、コールの廃棄または遅延を防ぐ代替コールの再ルーティングを提供するために使用されます。次のようなさまざまな CAC メカニズムがあります。

測定ベースの CAC。プローブを使用してパケット ネットワークを検査し、ネットワークの状態を評価し、新しいコールを許可するかどうか決定します。

リソースベースの CAC。コールに必要なリソースを計算し、そのアベイラビリティを決定し、これらのリソースを予約します。

Cisco IOS VoiceXML 機能は、Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)を導入しない VoIP サービス プロバイダーに RSVP の代替を提供します。

この新しい機能は、次の項で説明するメカニズムを使用して、測定ベースの CAC を実装します。

「SAA」

「ICPIF」

「PSTN フォールバック」

「コール アドミッションのしきい値」

「コール処理のオプション」

「リソース使用不可シグナリング」

SAA

SAA は、ネットワーク輻輳分析のメカニズムを提供する汎用ネットワーク管理機能です。SAA は遅延およびジッタを判断し、IP インフラストラクチャにコールを確立する前に、リアルタイムの ICPIF の計算を提供します。SAA Responder 機能は、SAA プローブを使用して、特定の IP 宛先までネットワークを横断し、通過したパスに沿ってネットワークの損失および遅延特性を測定します。これらの値は、ネットワークの状態およびコールを伝送する能力を決定するために使用する発信側ゲートウェイに戻されます。コールを拒否するしきい値は、発信側ゲートウェイで設定します(「PSTN フォールバック」を参照)。

各プローブは、この機能の設定可能なパラメータである複数のパケットで構成されます。SAA パケットは音声パケットをエミュレートし、ネットワーク全体の音声と同じプライオリティを得ます。IP 宛先のキャッシュに入った遅延、損失、および ICPIF の値は、すべての応答から平均化されます。コールが G.729 および G.711 コーデックを使用する場合、プローブ パケットのサイズは、そのコーデックの音声パケットのサイズに類似します。他のコーデックは G.711 のようなプローブを使用します。12.1(3)T よりも後の Cisco IOS ソフトウェア リリースでは、他のコーデックを選択した場合も、それぞれの特定のプローブでサポートされることがあります。

プローブ パケットの IP precedence は、音声パケットのプライオリティをより詳細にシミュレートするように設定することもできます。このパラメータは、ネットワーク内の他の音声メディア パケットに使用される IP precedence と同等に設定する必要があります。

CAC に使用される SAA プローブは、オーディオ User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)が定義したポート範囲(16384 ~ 32767)の上端から選択されたポート上にランダムに出ます。プローブは、コールが使用するコーデックに基づいたパケット サイズを使用します。IP precedence は必要に応じて設定できます。完全な Realtime Transport Protocol(RTP)、UDP、または IP ヘッダーは、実際の音声パケットを伝送する場合と同じように使用されます。SAA Responder 機能は、以前の Cisco IOS ソフトウェアのリリースでは、Response Time Reporter(RTR)と呼ばれていました。

SAA Responder 機能は、シスコ以外のデバイスには設定できません。SAA の設定に関する詳細については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals and Network Management Configuration Guide』( リリース 12.3 )を参照してください。

ICPIF

Cisco IOS VoiceXML 機能は、International Telecommunications Union(ITU; 国際電気通信連合)規格 G.113 によって指定された ICPIF の決定をサポートします。SIP サブシステムは、特定の IP アドレスに対するネットワーク条件の障害係数を計算します。ICPIF は、合計障害値(使用されたコーデックとパケットの損失または遅延の関数)を計算することによって、エンドツーエンドのリソース アベイラビリティをチェックします。ICPIF しきい値を使用するか、または遅延および損失しきい値を設定することによって、ルータのリソースがコール アドミッションを決定するように設定できます。

G.113 に述べられている音声の品質の ITU 仕様を表す設定可能な ICPIF 値は、次のとおりです。

5:非常に良い

10:良い

20:十分

30:極端な場合

45:きわめて極端な場合

55:カスタマーが強く反応する可能性あり

デフォルト値は 20 です。SAA プローブの遅延および損失の情報は、ICPIF 値の計算で使用され、その後 CAC の決定のしきい値として使用されます。これらの決定は、説明された ITU の解釈または個々のカスタマー ネットワークの要件に基づいて行うことができます。

PSTN フォールバック

Cisco IOS VoiceXML 機能は PSTN フォールバックをサポートします。PSTN フォールバックは、IP ネットワークの輻輳を監視し、Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)へのコールをリダイレクトするか、ネットワーク輻輳に基づいてコールを拒否します。その時点で IP ネットワークが音声トラフィックに適していないことがわかった場合、コールは代替 IP 宛先または PSTN に再ルーティングできます。設定されたネットワークに基づいて、輻輳のしきい値を定義できます。この機能は、サービス プロバイダーがコール アドミッション時の VoIP ユーザへの会話の品質について適正に保証できるようにします。


) PSTN フォールバックは、IP ネットワークで伝送される VoIP コールが輻輳の影響から保護されることを保証しません。これは、RTP のプライオリティまたは Low Latency Queueing(LLQ; 低遅延キューイング)など、他の QoS メカニズムの機能です。


PSTN フォールバックには、次の機能が含まれています。

ネットワークに基づいて輻輳のしきい値を定義する機能を提供します。

ITU G.113 の一部として取得される ICPIF に基づいて、しきい値を定義します(「SAA」を参照)。

パケットの遅延および損失にだけ基づいて、しきい値を定義します。

SAA プローブを使用して、関連 IP アドレスにパケット遅延、ジッタ、および損失の情報を提供します。これらのプローブで発生するパケット損失、遅延、およびジッタに基づいて、ICPIF または遅延や損失の値が計算されます。

すべてのコーデックのコールをサポートします。G.729 および G.711 にだけ、正確にシミュレートされたプローブがあります。その他のすべてのコーデックのコールは、G.711 プローブによってエミュレートされます。

コール フォールバック サブシステムには、さまざまな宛先の ICPIF または遅延や損失の値を維持するネットワーク トラフィック キャッシュがあります。よく知られた宛先へのそれぞれの新しいコールは、値が通常では以前のコールからキャッシュされるために、プローブが許可されるのを待つ必要がないので、この機能によってパフォーマンスが向上します。

ICPIF または遅延や損失の値が計算されると、これらの値は、キャッシュが期限切れになるかあふれるまで残されるフォールバック キャッシュに保存されます。エントリが期限切れになるまで、プローブはその特定の宛先に定期的に送信されます。この間隔は設定可能です。

フォールバック サービスのメディア情報

SIP の信頼性の高い暫定応答は、メディア情報が交換され、リソースとネットワークのチェックがコールの接続前に実行できるようにします。フォールバック サービスをサポートするために、次の SIP 方式が実装されています。

Session Description Protocol(SDP; セッション記述プロトコル)本文のある INVITE。PSTN フォールバック機能は、SDP メッセージ本文の新しいアトリビュート行である a=rtr をサポートします。rtr アトリビュートを使用すると、フォールバック サービスを呼び出すためのサポートが可能になります。SDP 本文がある INVITE メッセージは、IP アドレスおよびネゴシエートされたコーデックを含むメディア接続情報を提供します。

Provisional Acknowledgment(PRACK; 仮の確認応答)。PRACK を使用すると、SIP エンドポイント間の SIP の暫定応答を確実に交換できます。INVITE メッセージに SDP 本文、つまりディレイド メディア(delayed media)がない場合、終端ゲートウェイは 183 セッション経過メッセージ内のメディア情報を送信し、PRACK メッセージ内の発信側ゲートウェイからの SDP を予測します。

Conditions Met(COMET)。特定のコールの前提条件が満たされているかどうかを示します。

コール アドミッションのしきい値

ユーザが選択したしきい値によって、ローカル リソース、エンドツーエンド メモリ、および CPU リソースにコール アドミッションしきい値を設定できます。各グローバルまたはインターフェイス関連リソースには、2 つのしきい値(高と低)を設定できます。リソースの現在の値が設定された高しきい値を超えると、指定されたコール処理が開始され、現在のリソース値が設定された低しきい値を下回るまで続行されます。

コール処理のオプション

コールの処理にローカル リソースが使用できない場合、コールを処理する方法を設定できます。たとえば、コールしきい値に設定されたいずれかのトリガーの現在のリソース値が設定されたしきい値を超えた場合、次のコール処理の選択肢があります。

TDM ヘアピニング:POTS ダイヤル ピアを通してコールをヘアピニングします。

拒否:コールを切断します。

メッセージまたはトーンの再生:設定されたメッセージまたはトーンをユーザに対して再生します。

リソース使用不可シグナリング

リソース使用不可シグナリング機能は、ローカル リソースがコールの処理に使用できない場合に、チャネルをビジーアウトする autobusyout 機能をサポートします。autobusyout は、Channel-Associated Signaling(CAS; チャネル対応シグナリング)と Primary Rate Interface(PRI; 1 次群速度インターフェイス)の両方のチャネルでサポートされています。

CAS:ビジーアウトを使用して、ローカル リソースが使用できないことを通知します。

PRI:サービス メッセージまたは正しい原因コードとの接続解除を使用して、リソースが使用できないことを通知します。

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポート

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートは、次の SIP 拡張機能を提供します。

「RSVP」

「Cisco IOS QoS との同期」

「SIP メッセージの TEL URL フォーマット」

「SIP および TEL URL の例」

「SIP 暫定応答の信頼性」

ここでは、RSVP の SIP ゲートウェイ サポートおよび「tel」URL の SIP ゲートウェイ サポート機能について説明します。SIP ゲートウェイは、RSVP を使用したリソース予約をイネーブルにします。SIP ゲートウェイでのリソース予約は、RSVP の手順を SIP コール確立手順に同期化し、コールに必要な QoS が IP ネットワークで確実に維持されるようにします。

この機能の利点は次のとおりです。

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートは、QoS をイネーブルにし、特定のコールでの特定の帯域予約を保証します。帯域予約は、 best-effort となる場合があり、この場合、予約が両方のサイドによってサポートされないか確立できない場合でも、コールが完了します。あるいは、帯域予約が 必要になる 場合があり、帯域予約が正常に行われない場合 コールは設定されません。

信頼性の高い暫定応答機能を使用すると、コールの接続前に、メディア情報が交換され、リソース予約を実行できるようにします。

ゲートウェイはインターネットで送信された TEL コールを受け入れ、TEL URL を使用する他の機器との相互運用性を提供します。また、TEL URL 機能は、コールのタイプに基づいてサービスを区別する方法もサービス プロバイダーに提供し、特定のサービスを導入できるようにします。

RSVP

この機能が実装される前、IP ネットワークでの SIP アプリケーションは、ベストエフォート型サービスとして機能していました。これらのメディア パケットは、パフォーマンスの保証なしで伝送されていました。しかし、RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートは、SIP コール シグナリングおよび RSVP リソース管理を調整することによって、QoS を保証します。この機能は十分なネットワーク層リソースを予約して帯域幅を保証し、パケット損失、遅延、およびジッタを制限します。このようにして、コールに必要な帯域幅が正常に予約された後に、初めて着信側の電話機が鳴るようにします。

また、SIP コールに予約されたリソースの適切な変更は、メディアの変更(コーデックの変更など)が必要なミッドコール INVITE メッセージが要求された場合に行われます。

Cisco IOS QoS との同期

VoIP Service-Provider Interface(SPI; サービス プロバイダー インターフェイス)と Cisco IOS RSVP サブシステムの間の仲介として機能する QoS モジュールが提供されます。QoS モジュールを使用すると、VoIP SPI はリソース予約を開始し、既存の予約のパラメータを修正し、予約されたリソースをクリーンアップできます。次に、QoS モジュールは、操作の結果を RSVP サブシステムに伝達します。

QoS を使用する SIP コールの条件を 表 5 に示します。

 

表 5 QoS を使用する SIP コールの条件

SIP コールの設定
結果

帯域予約(QoS)が試行される場合:

関連するダイヤル ピアの所定の(要求された)QoS は、 controlled-load または guaranteed-delay に設定されています。

帯域予約(QoS)が試行されない場合:

所定の QoS レベルは、デフォルトの best-effort に設定されています。

帯域予約(QoS)が試行されるが、失敗する場合、ダイヤル ピアの受け入れ可能な QoS がコールの結果を決定します。

--

受け入れ可能な QoS に best-effort が設定されている場合、コールは帯域予約なしで続行されます。

いずれかのゲートウェイで受け入れ可能な QoS に controlled-load または guaranteed-delay が設定されている場合、コールは解除されます。

所定の QoS および受け入れ可能な QoS は、それぞれ req-qos および acc-qos ダイヤル ピア コンフィギュレーション コマンドを使用して、Cisco IOS ソフトウェアを通して設定されます。

SIP メッセージの TEL URL フォーマット

RSVP および TEL URL 機能の SIP ゲートウェイ サポートは、Telephone Uniform Resource Locator(TEL URL)もサポートします。現在、SIP ゲートウェイは、SIP フォーマットの URL をサポートしています。SIP URL は、SIP 要求の発信者、受信者、および宛先を示すために、SIP メッセージで使用されます。ただし、SIP ゲートウェイは、TEL URL などの他のフォーマットの URL にも遭遇する可能性があります。TEL URL は、音声コール接続について説明します。また、ゲートウェイがインターネット経由で送信された TEL コールを受け入れ、発信 INVITE 要求の要求行に TEL URL を生成できるようにします。

SIP および TEL URL の例

SIP URL

SIP URL はユーザのアドレスを識別し、user@host( user は電話番号で、 host はドメイン名または数字のネットワーク アドレスのいずれか)という電子メール アドレスと同じように見えます。たとえば、発信 INVITE 要求の要求行は、次のように見える場合があります。

INVITE sip:5550100@example.com; user=phone.
 

user=phone パラメータは、ユーザ アドレスがユーザ名ではなく、電話番号であることを示します。

TEL URL

TEL URL は、 tel:telephone subscriber number という基本的な形式を持ちます。 tel は音声コールを行うローカル エンティティを要求し、 telephone subscriber number はコールを受信する番号です。
例: tel:+555-0100

TEL URL の構造に関する詳細については、RFC 2806「 URLs for Telephone Calls 」を参照してください。

SIP 暫定応答の信頼性

SIP の信頼性の高い暫定応答は、メディア情報が交換され、リソース予約がコールの接続前に実行できるようにします。Provisional Acknowledgement(PRACK)と Conditions Met(COMET)が実装された 2 つの方式です。

PRACK を使用すると、SIP エンドポイント間の SIP の暫定応答を確実に交換できます。COMET は、特定のコールまたはセッションの前提条件が満たされているかどうかを示します。

SIP:ホールド タイマー サポート

SIP:ホールド タイマー サポート機能を使用すると、設定可能な時間を超えて保留されているコールを終了し、トランク リソースを解放できます。

この機能の利点は次のとおりです。

改良されたトランク リソースの使用率

改良されたネットワーク モニタリングおよび管理機能

SIP:ホールド タイマー サポート機能は、最大ホールド時間である 2880 分を指定できる新しい設定可能なホールド タイマーを提供します。この機能が導入される前、設定された時間保留されていたコールを自動的に接続解除するメカニズムがありませんでした。ISDN 一時停止および再開のメッセージに反応して SIP コール保留プロセスが発生すると、設定可能な時間内に Real-Time Control Protocol(RTCP; リアルタイム コントロール プロトコル)が受信されない場合、メディア非アクティビティ タイマーによって、ゲートウェイが VoIP コールを監視して接続解除できます。コールが保留され、メディア パケットが送信されない場合、このタイマーは非アクティブになります。その結果、コールは潜在的に無制限に保留できるようになります。


) メディア非アクティビティ タイマーの詳細については、「SIP Media Inactivity Timer」および「SIP: ISDN Suspend/Resume Support」を参照してください。


SIP:ホールド タイマー サポート機能は、ホールド タイマーの期限を超えた場合に、ゲートウェイが保留されたコールを接続解除できるようにすることによって、この問題を解決します。ゲートウェイが他のエンドポイント(SIP 電話機など)からコール保留要求を受信すると、ホールド タイマーは非アクティブになります。0.0.0.0 に設定された接続 IP アドレス(c=0.0.0.0)、送信専用(a=sendonly)または非アクティブ(a=inactive)に設定されたアトリビュート フィールドのいずれかの SDP 行を含む終端ゲートウェイに、発信側ゲートウェイが re-INVITE を送信すると、SIP ゲートウェイはコール保留の通知を受信します。SIP 電話機またはユーザ エージェント クライアントが保留をキャンセルすると、発信側ゲートウェイは、0.0.0.0 の代わりに、sendrec にアトリビュート フィールド(a=)が設定されているか、リモート SIP エンティティの実際の IP アドレスに接続フィールド(c=)が設定されている re-INVITE を送信することによって、コールの保留を解除します。

次のコール フローは、SIP エンドポイントからのコール保留要求を受信したときのゲートウェイの動作を示します。図 1 では、発信側ゲートウェイは、コールの保留を示す INVITE(SDP で c=IN IP4.0.0.0.0、a=sendonly、または a=inactive)を送信し、ホールド タイマーが開始されます。保留中のゲートウェイが コールの再開を示す re-INVITE(c=IN IP4 ユーザ A または a=sendrecv)を受信すると、ホールド タイマーを停止し、200 OK を送信し、コールを再開させます。

図 1 ホールド時間の開始と停止

 

図 2 では、ホールド タイマーが期限切れになり、保留中のゲートウェイがコールを解体し、もう一方の端に BYE 要求を送信します。

図 2 ホールド タイマーの期限満了

 

SIP メディア非アクティビティ タイマー

SIP メディア非アクティビティ タイマー機能を使用すると、設定可能な時間内に RTCP パケットが受信されない場合、シスコのゲートウェイは VoIP コールを監視して接続解除できます。

RTCP レポートがシスコのゲートウェイによって受信されない場合、SIP メディア非アクティビティ タイマー機能は、保留中のセッションおよびそのネットワーク リソースを正しい順序で解除します。これらのネットワーク リソースには、保留中のセッションによって利用されるゲートウェイ Digital Signal Processor(DSP; デジタル シグナル プロセッサ)および Time-Division Multiplexing(TDM; 時分割多重)チャネル リソースが含まれます。コールの解体のためにコール シグナリングが送信されるため、コールに含まれるステートフル SIP プロキシも、保留セッションに関連する状態をクリアするために通知されます。TDM ポートを通してコールもクリアされるので、接続された TDM スイッチング機器は、そのリソースもクリアします。

この機能の利点は次のとおりです。

RTCP パケットがゲートウェイによって受信されない場合、保留中のネットワーク リソースを検出して解放するメカニズムを提供します。

SIP QoS 機能の設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポートの設定」

「SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御の設定」

「RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの設定」

「SIP ホールド タイマー サポートの再イネーブル化」

「SIP メディア非アクティビティ タイマーの設定」

「SIP QoS 機能の確認」

「トラブルシューティングのヒント」


) • 各手順を実行する前に、次の情報を理解してください。

「SIP QoS の前提条件」

「SIP QoS に関する制約事項」

手順の支援情報については、上記の検証およびトラブルシューティングの項を参照してください。


 

ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポートの設定

ダイナミック ペイロードを使用した SIP での拡張コーデック サポートを設定するには、次の手順を行います。


) この手順は任意で、IANA が定義した 96 ~ 127 の範囲からダイナミック ペイロード値を選択します。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voip

4. rtp payload-type

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voip number

 

Router(config)# dial-peer voip 110

特定の VoIP ダイヤルピアで、ダイヤルピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

rtp payload-type type number

 

Router(config-dial-peer)# rtp payload-type nte 125

RTP パケットのペイロード タイプを特定します。引数は次のとおりです。

type number :ペイロードのタイプ 有効な値は次のとおりです。

cisco-cas-payload:Cisco CAS RTP ペイロード

cisco-clear-channel :Cisco クリアチャネル RTP ペイロード

cisco-codec-fax-ack :Cisco コーデック ファックスの確認応答

cisco-codec-fax-ind :Cisco コーデック ファックスの表示

cisco-fax relay :Cisco ファックス リレー

cisco-pcm-switch-over-alaw :Cisco RTP PCM コーデック スイッチオーバーの表示(a-law)

cisco-pcm-switch-over-ulaw :Cisco RTP PCM コーデック スイッチオーバーの表示(u-law)

cisco-rtp-dtmf-relay :Cisco RTP DTMF リレー

nte :Named Telephony Event

nse :Named Signaling Event

number :ペイロードの識別情報。範囲:96 ~ 127。デフォルト:101。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

SIP 用の測定ベースのコール アドミッション制御の設定

ここでは、次の手順について説明します。

「SAA Responder の設定」(必須)

「PSTN フォールバックの設定」(必須)

「リソース アベイラビリティ チェックの設定」(必須)

「SIP の信頼性の高い暫定応答の設定」(必須)

SAA Responder の設定

SAA responder を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. rtr responder

4. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

rtr responder

 

Router(config)# rtr responder

デバイスで SAA Responder 機能をイネーブルにします。

ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

現在のモードを終了します。

PSTN フォールバックの設定

PSTN フォールバックを設定するには、次の手順を行います。


) • PSTN フォールバックの設定は、着信側ゲートウェイと発信側ゲートウェイの両方に適用されます。ほとんどのネットワークでは、ゲートウェイは相互にコールを生成するので、すべてのゲートウェイは発信側ゲートウェイと終端ゲートウェイの両方です。

SAA Responder 機能を使用して、宛先ノード(終端ゲートウェイであることが多いが、必ずしも終端ゲートウェイとは限らない)を設定します。

PSTN フォールバックの設定はグローバル レベルで行われるため、ゲートウェイによって試行されたすべてのコールに適用されます。PSTN フォールバックは、特定の PSTN または PBX インターフェイスによって開始されるコールだけに選択的に適用できません。


 

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. call fallback active

4. call fallback cache size

5. call fallback instantaneous-value-weight

6. call fallback jitter-probe num-packets

7. call fallback jitter-probe precedence

8. call fallback jitter-probe priority-queue

9. call fallback threshold delay

10. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

call fallback active

 

Router(config) # call fallback active

ネットワーク輻輳の場合、コール要求が代替ダイヤル ピアにフォールバックできるようにします。

ステップ 4

call fallback cache size number

 

Router(config) # call fallback cache size 128

ネットワーク トラフィック プローブ エントリのコール フォールバック キャッシュ サイズを指定します。引数は次のとおりです。

number :キャッシュ サイズ(エントリの数)。範囲:1 ~ 256。デフォルト:128。

ステップ 5

call fallback instantaneous-value-weight weight

 

Router(config) # call fallback instantaneous-value-weight 50

コール要求のキャッシュに登録された最後の 2 つのプローブに基づいて、コール フォールバック サブシステムが平均値を決定するように設定します。このコマンドを使用すると、コール フォールバック サブシステムは、ネットワーク輻輳状態から次第に回復できます。引数は次のとおりです。

weight :新しいプローブを受信した場合に、以前のキャッシュ エントリと比較して、新しいプローブに依存する程度(%)。設定された重量は、最初に新しいプローブに適用されます。範囲:0 ~ 100。デフォルト:66。

ステップ 6

call fallback jitter-probe num-packets number-of-packets

 

Router(config) # call fallback jitter-probe num-packets 15

ネットワーク条件を決定するために使用されるジッタ プローブ中のパケットの数を指定します。引数は次のとおりです。

number-of-packets :パケットの数。範囲:2 ~ 50。デフォルト:15。

ステップ 7

call fallback jitter-probe precedence precedence-value

 

Router(config) # call fallback jitter-probe precedence 2

IP パケットの IP precedence を設定することによって、ジッタ プローブ送信のプライオリティを指定します。引数は次のとおりです。

precedence-value :ジッタ プローブの優先順位。範囲:0 ~ 6。デフォルト:2。

ステップ 8

call fallback jitter-probe priority-queue

 

Router(config) # call fallback jitter-probe priority-queue

ジッタ プローブ送信にプライオリティ キューを割り当てます。UDP 音声ポート 16384 ~ 32767 に IP プライオリティ キューイングを設定する必要があります。

ステップ 9

call fallback threshold delay delay-value loss loss-value

 

Router(config) # call fallback threshold delay 36000 loss 50

コール フォールバックしきい値が指定されたパケット遅延および損失の値だけを使用するように設定します。引数は次のとおりです。

delay-value :遅延の値(ms)。範囲:1 ~ 2147483647。デフォルトはありません。

loss-value :損失の値(%)。範囲:0 ~ 100。デフォルトはありません。

ステップ 10

exit

 

Router(config) # exit

現在のモードを終了します。

リソース アベイラビリティ チェックの設定

リソース アベイラビリティのチェックをイネーブルにするには、次の作業のいずれかを行います。

「グローバル リソースの設定」

「インターフェイス リソースの設定」

グローバル リソースの設定

グローバル リソースのリソース アベイラビリティのチェックを設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. call threshold global

4. call treatment

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

call threshold global trigger-name low value high value [bus y out | treatment]

 

Router(config)# call threshold global total-calls low 5 high 1000 busyout

トリガーをイネーブルにし、ルータ上の新しいコールを許可するか許可しない関連パラメータを定義します。処理は、トリガー値が high キーワードによって指定された値を超えるとイネーブルになり、low キーワードによって指定された値を下回るとディセーブルになります。キーワードと引数は次のとおりです。

trigger-name :コールの許可または利用として使用するゲートウェイのグローバル リソースが開始されます。有効な値は次のとおりです。

cpu-5sec:最後の 5 秒間の CPU 利用率

cpu-avg:平均 CPU 利用率

io-mem:IO メモリ利用率

proc-mem:プロセッサ メモリ利用率

total-calls:コールの総数

total-mem:メモリ利用率の合計

low value :下限しきい値。範囲:利用率トリガーでは 1 ~ 100 %、コールの総数では 1 ~ 10000 です。

high value :上限しきい値。範囲:利用率トリガーでは 1 ~ 100 %、コールの総数では 1 ~ 10000 です。

busyout :リソースが使用できない場合、T1 または E1 チャネルをビジーアウトします。

treatment :リソースが使用できない場合、セッション アプリケーションからのコール処理を適用します。

ステップ 4

call treatment { on | action action [ value ] | cause-code cause-code | isdn-reject value }

 

Router(config)# call treatment action cause-code 17

ローカル リソースが使用できない場合、コールを処理する方法を指定します。キーワードと引数は次のとおりです。

on :デフォルトのセッション アプリケーションからのコール処理をイネーブルにします。

action :コール処理が開始されたときに取るアクション。有効な値は次のとおりです。

hairpin:ヘアピニング処理

playmsg:ゲートウェイは選択されたメッセージを再生します。オプションの value 引数は、URL 形式で再生するオーディオ ファイルを指定します。

reject:コールを接続解除し、ISDN 原因コードを通過させる必要があります。

cause-code 発信者に対する接続解除の理由。有効な値は次のとおりです。

busy:ゲートウェイがビジーです。

no-QoS:ゲートウェイが QoS を提供できません。

no-resource:ゲートウェイで使用できるリソースがありません。

isdn-reject value :ISDN 拒否原因コード(ISDN インターフェイスの場合のみ)。範囲:34 ~ 47(拒否の ISDN 原因コード)。

ステップ 5

exit

 

Router(config)# exit

現在のモードを終了します。

インターフェイス リソースの設定

インターフェイス リソースのリソース アベイラビリティのチェックを設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. call threshold interface

4. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

call threshold interface interface-name interface-number int-calls low value high value

 

Router(config)# call threshold interface ethernet 0 int-calls low 5 high 2500

特定のインターフェイスを通して行われる音声コールの総数のしきい値を指定します。また、ルータ上の新しいコールのアドミッションを許可するか許可しないようにします。キーワードと引数は次のとおりです。

interface-name :コール アドミッションの決定で使用されるインターフェイス。インターフェイスのタイプとその番号は、設定されたインターフェイスによって異なります。

interface-number :コール アドミッションの決定を開始するインターフェイスを通したコールの数

int-calls :インターフェイスを通したコールの数をしきい値として使用します。

low value :下限しきい値(%)。範囲:利用率トリガーでは 1 ~ 100、int-calls では 1 ~ 10000 コールです。

high value :上限しきい値(%)。範囲:利用率トリガーでは 1 ~ 100、int-calls では 1 ~ 10000 コールです。

ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

現在のモードを終了します。

SIP の信頼性の高い暫定応答の設定

SIP の信頼性の高い暫定応答を設定するには、次の手順を行います。


) デフォルトでは、ゲートウェイは信頼性の高い暫定応答をサポートします。つまり、信頼性の高い暫定応答をイネーブルにするために必要な追加設定タスクはありません。暫定応答が no rel1xx コマンドを使用してディセーブルになった場合、このタスクによってイネーブルにします。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. rel1xx

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router (config-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

rel1xx { supported value | require value | disable }

 

Router(config-srv-sip)# rel1xx supported 100rel

 

Router(config-srv-sip)# rel1xx require 100rel

 

Router(config-srv-sip)# rel1xx disable

すべての SIP 暫定応答(100 Trying 以外)がリモート SIP エンドポイントに確実に送信されるようにします。

supported value :暫定応答を使用して、値(例:100rel)を設定します。value 引数には、User-Agent Client(UAC; ユーザ エージェント クライアント)と User-Agent Server(UAS; ユーザ エージェント サーバ)の両方が同じ値を設定する限り、任意の値を使用できます。デフォルト値は、100rel の値を持つ supported です。

require value :暫定応答を使用して、値(例:100rel)を設定します。value 引数には、UAC と UAS の両方が同じ値を設定する限り、任意の値を使用できます。

disable:信頼性の高い暫定応答の使用をディセーブルにします。

ステップ 6

exit

 

Router(config-srv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの設定

ここでは、次の各手順について説明します(示した順序で行う必要があります)。

「RSVP の SIP ゲートウェイ サポートの設定」(必須)

「TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの設定」(必須)

「SIP 暫定応答の信頼性の設定」(任意)

RSVP の SIP ゲートウェイ サポートの設定

ここでは、次の各手順について説明します。

「均等化キューイングおよび RSVP の設定」(必須)

「QoS レベルの設定」(必須)

均等化キューイングおよび RSVP の設定

均等化キューイングおよび RSVP を設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface fastethernet

4. ip rsvp bandwidth

5. fair-queue

6. exit

手順の詳細


) これらのコマンドの詳細については、『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』(リリース 12.3)を参照してください。例については、「RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの例」を参照してください。


 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface fastethernet number

 

Router(conf)# interface fastethernet 1

設定には特定のファスト イーサネット インターフェイスを選択します。引数は次のとおりです。

number :ポート、コネクタ、またはインターフェイス カードの番号。Cisco 4500 または Cisco 4700 シリーズでは、ネットワーク インターフェイス モジュールまたはネットワーク プロセッサ モジュールの番号です。番号は、工場、設置時、またはシステムへの追加時に割り当てられます。

ステップ 4

ip rsvp bandwidth [ interface-kbps [ single-flow-kbps ]

 

Router(conf-if)# ip rsvp bandwidth 100 100

インターフェイスの IP のリソース予約プロトコルをイネーブルにします。引数は次のとおりです。

interface-kbps :RSVP によって割り当てることができる帯域幅の最大量(kbps)。範囲:1 ~ 10000000。

single-flow-kbps :1 つのフローで割り当てることができる帯域幅の最大量(kbps)。範囲:1 ~ 10000000。

ステップ 5

fair-queue [ congestive-discard-threshold [ dynamic-queues [ reservable-queues ]

 

Router(config-if)# fair-queue 32 16 100

インターフェイスの重み付け均等化キューイングをイネーブルにします。引数は次のとおりです。

congestive-discard-threshold :各キューで許可されるメッセージ数。会話がこのしきい値に到達すると、新しいメッセージ パケットは廃棄されます。有効な値:16 ~ 4096 の範囲の 2 のべき指数。デフォルト:64。

dynamic-queues :ベストエフォート型会話(特殊なネットワーク サービスを必要としない通常の会話)に使用されるダイナミック キューの数。有効な値:16、32、64、128、256、512、1024、2048、および 4096。ダイナミック キューのデフォルトの数については、fair-queue(class-default)コマンド内の表を参照してください。

reservable-queues :予約された会話に使用される予約可能なキューの数。予約可能なキューは、RSVP などの機能に設定されるインターフェイスで使用されます。範囲:0 ~ 1000。デフォルト:0。

ステップ 6

exit

 

Router(config-if)# exit

現在のモードを終了します。

QoS レベルの設定

所定の受け入れ可能な QoS レベルを設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice voip

4. acc-qos

5. req-qos

6. exit

手順の詳細


) これらのコマンドの詳細については、『Cisco IOS Voice Command Reference』(リリース 12.3)を参照してください。例については、「RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの例」を参照してください。


 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 

Router(config)# dial-peer voice 10 voip

指定された VoIP ダイヤル ピアの VoIP ダイヤル ピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

acc-qos { best-effort | controlled-load | guaranteed-delay }

 

Router(config dial-peer)# acc-qos best-effort

VoIP ダイヤル ピア上のすべての着信コールおよび発信コールで、受け入れ可能な QoS を定義します。キーワードは次のとおりです。

best-effort :RSVP は帯域予約を行いません。これがデフォルトです。

controlled-load :RSVP は、遅延境界と相関関係があると想定される 1 つのレベルの優先サービスを保証します。制御された負荷サービスは、アドミッション(またはキャパシティ)コントロールを使用して、帯域幅に負荷がかかりすぎた場合でも、優先サービスが受信されるようにします。

guaranteed-delay :RSVP は帯域幅を予約し、予約された帯域幅を超えない場合、最小ビット レートおよび優先キューイングを保証します。

ステップ 5

req-qos { best-effort | controlled-load | guaranteed-delay }

 

Router(config dial-peer)# req-qos best-effort

特定のダイヤル ピアに到達する際に使用する所定の QoS を指定します。キーワードは上記のとおりです。

ステップ 6

exit

 

Router(config dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの設定

ここでは、次の各手順について説明します。

「すべての VoIP SIP コールでの TEL URL の設定」(任意)

「すべてのダイヤル ピア SIP コールでの TEL URL の設定」(任意)

すべての VoIP SIP コールでの TEL URL の設定

すべての VoIP SIP コールに TEL URL 形式を設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. url

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声カプセル化のタイプを指定します。

ステップ 4

sip

 

Router(config-voi-srv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

url { sip | tel }

 

Router(conf-serv-sip)# url sip

VoIP SIP コールに SIP 形式 または TEL 形式の URL を設定します。キーワードは次のとおりです。

sip :VoIP コールに SIP 形式の URL を生成します。これがデフォルトです。

tel :VoIP コールに TEL 形式の URL を生成します。

ステップ 6

exit

 

Router(conf-serv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

すべてのダイヤル ピア SIP コールでの TEL URL の設定

すべてのダイヤル ピア SIP コールに TEL URL を設定するには、次の手順を行います。


) ダイヤル ピア コンフィギュレーション モードでの voice-class sip url コマンドは、グローバル コンフィギュレーションでの url コマンドより優先されます。ただし、voice-class sip url コマンドにシステムの設定が含まれている場合、ゲートウェイは、url コマンドでグローバルに設定されたものを使用します。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice voip

4. voice-class sip url

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 

Router(config)# dial-peer voice 29 voip

特定の VoIP ダイヤルピアで、ダイヤルピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip url {sip|sips|system|tel}

 

Router(config-dial-peer)# voice-class sip url sip

ダイヤル ピア SIP コールに SIP 形式 または TEL 形式の URL を設定します。キーワードは次のとおりです。

sip :ダイヤル ピア単位でコールに SIP 形式の URL を生成します。

sips :ダイヤル ピア単位でコールに SIPS 形式の URL を生成します。

tel :ダイヤル ピア単位でコールに TEL 形式の URL を生成します。

system :システム値を使用します。これがデフォルトです。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

SIP 暫定応答の信頼性の設定

SIP 暫定応答の信頼性を設定するための作業は、次のとおりです。

「特定の信頼性の高い暫定応答の設定」(任意)

「グローバルの信頼性の高い暫定応答の設定」(RSVP の使用時に必須)

「PRACK タイマーおよびリトライの設定」(任意)

「COMET タイマーおよびリトライの設定」(任意)

「信頼性の高い暫定応答タイマーおよびリトライの設定」(任意)

デフォルトでは、ゲートウェイは信頼性の高い暫定応答をサポートします。つまり、信頼性の高い暫定応答をイネーブルにするために必要な追加設定タスクはありません。

ただし、信頼性の高い暫定応答の使用を制御する場合があります。たとえば、次のような場合があります。

信頼性の高い暫定応答の使用が常に必要である(Required ヘッダーを使用する)。

信頼性の高い暫定応答をまったく使用しない。

このような場合、信頼性の高い暫定応答を設定する方法は 2 つあります。

ダイヤル ピア モード。このモードでは、特定のダイヤル ピアだけに信頼性の高い暫定応答を設定できます。 voice-class sip rel1xx コマンドを使用して設定します。

SIP モード。このモードでは、信頼性の高い暫定応答をグローバルに設定できます。 rel1xx コマンドを使用して設定します。

ダイヤル ピア コンフィギュレーションでの voice-class sip rel1xx コマンドが設定されている場合、 グローバル コンフィギュレーションの rel1xx コマンドより優先されます。ただし、 voice-class sip rel1xx コマンドに システム の設定が含まれている場合、ゲートウェイは、 rel1xx コマンドでグローバルに設定されたものを使用します。

表 6 に、 voice-class sip rel1xx コマンドと rel1xx コマンドを使用して得られる設定例を示します。発信側ゲートウェイと終端ゲートウェイの両方における設定例およびさまざまな設定の結果について説明します。


supported オプションを使用して設定された場合、SIP ゲートウェイは、発信 INVITE メッセージで Supported ヘッダーを使用します。require オプションを使用して設定された場合、SIP ゲートウェイは、発信 INVITE メッセージで Required ヘッダーを使用します。


 

表 6 発信および終端ゲートウェイの設定に基づいた設定結果

発信側ゲートウェイ
終端ゲートウェイ
結果

supported 100rel

supported 100rel

信頼性の高い暫定応答

supported 100rel

require 100rel

信頼性の高い暫定応答

supported 100rel

disable

信頼性の高い暫定応答なし。コールは続行される。

require 100rel

supported 100rel

信頼性の高い暫定応答

require 100rel

require 100rel

信頼性の高い暫定応答

require 100rel

disable

コールは失敗する。TG は「Unsupported: 100rel」ヘッダーのある 420 を送信する。

disable

supported 100rel

信頼性の高い暫定応答なし

disable

require 100rel

信頼性の高い暫定応答なし

disable

disable

信頼性の高い暫定応答なし

特定の信頼性の高い暫定応答の設定

特定の信頼性の高い暫定応答を設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice voip

4. voice-class sip rel1xx

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 

Router(config)# dial-peer voice 29 voip

特定の VoIP ダイヤルピアで、ダイヤルピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip rel1xx { supported value | require value | system | disable }

 

Router(config-dial-peer)# voice-class sip rel1xx supported 100rel

すべての SIP 暫定応答(100 Trying 以外)がリモート SIP エンドポイントに確実に送信されるようにします。キーワードと引数は次のとおりです。

supported value :暫定応答を使用して、値(例:100rel)を設定します。value 引数には、UAC と UAS の両方が同じ値を設定する限り、任意の値を使用できます。

required value:暫定応答を使用して、値(例:100rel)を設定します。value 引数には、UAC と UAS の両方が同じ値を設定する限り、任意の値を使用できます。

system :音声サービス モードで設定された値を使用します。デフォルトはシステム値です。

disable :rel1xx 暫定応答の使用をディセーブルにします。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

グローバルの信頼性の高い暫定応答の設定

グローバルの信頼性の高い暫定応答を設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. rel1x

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

VoIP の音声サービス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(config-voi-srv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

rel1xx { supported value | require value | disable }

 

Router(config-srv-sip)# rel1xx supported 100rel

すべての SIP 暫定応答(100 Trying 以外)がリモート SIP エンドポイントに確実に送信されるようにします。

supported value :暫定応答を使用して、値(例:100rel)を設定します。value 引数には、UAC と UAS の両方が同じ値を設定する限り、任意の値を使用できます。デフォルト値は、100rel の値を持つ supported です。

require value :暫定応答を使用して、値(例:100rel)を設定します。value 引数には、UAC と UAS の両方が同じ値を設定する限り、任意の値を使用できます。

disable :信頼性の高い暫定応答の使用をディセーブルにします。

ステップ 6

exit

 

Router(config-srv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

PRACK タイマーおよびリトライの設定

PRACK タイマーおよびリトライを設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. timers prack

5. retry prack

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

timers prack number

 

Router(config-sip-ua)# timers prack 500

ユーザ エージェントが PRACK 要求を再送信するまでに待機する合計時間を設定します。引数は次のとおりです。

number :再試行までの時間(ミリ秒)。範囲:100 ~ 1000。デフォルト:500。

ステップ 5

retry prack number

 

Router(config-sip-ua)# retry prack 9

PRACK 要求がもう一方のユーザ エージェントに再送信される回数を設定します。引数は次のとおりです。

number :再試行回数。範囲:1 ~ 10。デフォルト:10。

ステップ 6

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

COMET タイマーおよびリトライの設定

COMET タイマーおよびリトライを設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. timers comet

5. retry comet

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

timers comet number

 

Router(config-sip-ua)# timers comet 100

ユーザ エージェントが COMET 要求を再送信するまでに待機する合計時間を設定します。引数は次のとおりです。

number :再試行までの時間(ミリ秒)。範囲:100 ~ 1000。デフォルト:500。

ステップ 5

retry comet number

 

Router(config-sip-ua)# retry comet 10

COMET 要求がもう一方のユーザ エージェントに再送信される回数を設定します。引数は次のとおりです。

number :再試行回数。範囲:1 ~ 10。デフォルト:10。

ステップ 6

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

信頼性の高い暫定応答タイマーおよびリトライの設定

信頼性の高い暫定応答タイマーおよびリトライを設定するには、次の手順を行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. timers rel1xx

5. retry rel1xx

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP user-agent モードを開始します。

ステップ 4

timers rel1xx number

 

Router(config-sip-ua)# timers rel1xx 500

ユーザ エージェントが信頼性の高い 1xx 応答を再送信するまでに待機する合計時間を設定します。引数は次のとおりです。

number :再試行までの時間(ミリ秒)。範囲:100 ~ 1000。デフォルト:500。

ステップ 5

retry rel1xx number

 

Router(config-sip-ua)# retries rel1xx 10

信頼性の高い 1xx 応答がもう一方のユーザ エージェントに再送信される回数を設定します。引数は次のとおりです。

number :再試行回数。範囲:1 ~ 10。デフォルト:6。

ステップ 6

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

SIP ホールド タイマー サポートの再イネーブル化

SIP ホールド タイマー サポートを設定するには、次の手順を行います。


) SIP:ホールド タイマー サポート機能は、デフォルトでイネーブルです。この機能をイネーブルにするために必要な設定タスクはありません。この機能が no timers hold コマンドを使用してディセーブルになった場合、このタスクによって再びイネーブルにします。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. timers hold

4. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

timers hold time

 

Router(config)# timers hold 120

SIP ホールド タイマーをイネーブルにして、タイマー間隔を設定します。引数は次のとおりです。

time :ゲートウェイが保留されたコールを切断解除する前の時間(分単位)。範囲:15 ~ 2880。デフォルト:2880。

ステップ 4

exit

 

Router(config)# exit

現在のモードを終了します。

SIP メディア非アクティビティ タイマーの設定

SIP メディア非アクティビティ タイマー機能では、ゲートウェイによる RTCP パケットの検出をイネーブルにするには、 ip rtcp report interval コマンドと timer receive-rtcp コマンドの設定が必要です。これらのコマンドが設定されると、ゲートウェイは、Real-Time Protocol(RTP; リアルタイム プロトコル)パケット検出ではなく、RTCP レポート検出を使用して、ゲートウェイのコールがまだアクティブか、あるいは切断解除する必要があるか判断します。音声コールの間、一方または両方の側が RTP パケットを送信していない期間があるため、この方式にはより高い信頼性があります。

RTP が送信されない音声セッションの 1 つの一般的な例は、発信者が会議コールにダイヤルし、自分のエンドポイントをミュートした場合です。Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出、無音圧縮としても知られる)がイネーブルの場合、エンドポイントがミュートの間、RTP パケットは送信されません。ただし、ミュートされたエンドポイントは、 ip rtcp report interval コマンドによって指定された間隔で、RTCP レポートを送信し続けます。

timer receive-rtcp value 引数(または Mfactor)は、 ip rtcp report interval コマンドを使用して設定される間隔によって増大します。その結果発生した時間内に RTCP パケットが受信されない場合、コールは接続解除されます。ゲートウェイは、アップストリームおよびダウンストリーム デバイスがリソースをクリアできるように、SIP ネットワークと TDM ネットワークに接続解除を通知します。ゲートウェイは SIP BYE を送信してコールを接続解除し、TDM ネットワークに Q.931 DISCONNECT を返信して、タイマーの期限満了時にコールをクリアします。Q.931 DISCONNECT は、3(ルートなし)という原因コード値とともに送信されます。DISCONNECT には、Q.931 Progress Indicator(PI)の値が含まれていません。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. gateway

4. timer receive-rtcp

5. exit

6. ip rtcp report interval

7. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

gateway

 

Router(config)# gateway

H.323 VoIP ゲートウェイをイネーブルにします。

ステップ 4

timer receive-rtcp timer

 

Router(config-gateway)# timer receive-rtcp 100

RTCP タイマーをイネーブルにし、SIP に RTCP タイマー間隔の倍増率を設定します。引数は次のとおりです。

timer :RTCP レポート送信間隔の倍数。範囲:2 ~ 1000。デフォルト:5。

ステップ 5

exit

 

Router(config-gateway)# exit

現在のモードを終了します。

ステップ 6

ip rtcp report interval value

 

Router(config)# ip rtcp report interval 500

以降の RTCP レポート送信間の平均レポーティング間隔を設定します。引数は次のとおりです。

value :RTCP レポート送信の平均間隔(ms)。範囲:1 ~ 65535。デフォルト:5000。

」では、連続した RTCP レポート間で最小 5 秒の平均レポーティング間隔を推奨しています。また、この間隔をランダムに変えることも推奨しています。ランダム化機能は自動的に実行され、ディセーブルにできません。したがって、レポーティング間隔は特定の音声セッションの間一定ではありませんが、その平均値は指定されたレポーティング間隔です。

ステップ 7

exit

 

Router(config)# exit

現在のモードを終了します。

SIP QoS 機能の確認

SIP QoS 機能の設定を確認するには、必要に応じて次の手順を実行します(コマンドは、アルファベット順に示しています)。

手順の概要

1. show call fallback cache

2. show call fallback config

3. show call fallback stats

4. show call rsvp-sync conf

5. show call rsvp-sync stats

6. show dial-peer voice

7. show ip rsvp reservation

8. show running-conf

9. show sip-ua retry

10. show sip-ua statistics

11. show sip-ua status

12. show sip-ua timers

13. test call fallback probe

手順の詳細


ステップ 1 show call fallback cache

キャッシュ内のすべての IP アドレスの現在の ICPIF 推定値を表示するには、このコマンドを使用します。

ステップ 2 show call fallback config

コール フォールバックの設定を表示するには、このコマンドを使用します。

ステップ 3 show call fallback stats

コール フォールバックの統計情報を表示するには、このコマンドを使用します。

ステップ 4 show call rsvp-sync conf

RSVP 同期の設定を表示するには、このコマンドを使用します。

ステップ 5 show call rsvp-sync stats

RSVP 同期の設定を表示するには、このコマンドを使用します。

Router# show call rsvp-sync
 
conf Show RSVP/Voice Synchronization Config. information
state Show RSVP/Voice Statistics
 

次の出力例も RSVP 同期の設定を示しています。この例で特に注意すべきことは、次のとおりです。

Overture Synchronization is ON:RSVP 同期がイネーブルであることを示します。

Reservation Timer is set to 10 seconds:RSVP 予約タイマーが設定される秒数。

Router# show call rsvp-sync conf
 
VoIP QoS:RSVP/Voice Signaling Synchronization config:
Overture Synchronization is ON
Reservation Timer is set to 10 seconds
 

次の出力例は、RSVP 同期の設定を示しています。この例で特に注意すべきことは、次のとおりです。

Number of calls for which QoS was initiated:RSVP コール設定が試行されたコールの数

Number of calls for which QoS was torn down:確立された RSVP 予約が解除されたコールの数

Number of calls for which Reservation Success was notified:RSVP 予約が正常に確立されたコールの数

Total Number of PATH Errors encountered:発生したパス エラーの数

Total Number of RESV Errors encountered:発生した予約エラーの数

Total Number of Reservation Timeouts encountered:予約タイマーの期限が満了になる前に予約コール設定が完了しなかったコールの数

Router# show call rsvp-sync stats
 
VoIP QoS:Statistics Information:
Number of calls for which QoS was initiated : 0
Number of calls for which QoS was torn down : 0
Number of calls for which Reservation Success was notified : 0
Total Number of PATH Errors encountered : 0
Total Number of RESV Errors encountered : 0
Total Number of Reservation Timeouts encountered : 0
 

ステップ 6 show dial-peer voice

特定の音声ダイヤル ピアの詳細情報を表示するには、このコマンドを使用します。

Router# show dial-peer voice 5
 
VoiceOverIpPeer5
information type = voice,
tag = 5, destination-pattern = `5550100',
answer-address = `', preference=0,
numbering Type = `unknown'
group = 5, Admin state is up, Operation state is up,
incoming called-number = `', connections/maximum = 0/unlimited,
DTMF Relay = disabled,
modem passthrough = system,
huntstop = disabled,
in bound application associated:session
out bound application associated
dnis-map =
permission :both
incoming COR list:maximum capability
outgoing COR list:minimum requirement
type = voip, session-target = `ipv4:172.18.192.218',
technology prefix:
settle-call = disabled
ip media DSCP = default, ip signaling DSCP = default, UDP checksum = disabled,
session-protocol = sipv2, session-transport = system, req-qos = best-effort,
acc-qos = best-effort,
fax rate = voice, payload size = 20 bytes
fax protocol = system
fax NSF = 0xAD0051 (default)
codec = g711ulaw, payload size = 160 bytes,
Expect factor = 0, Icpif = 20,
Playout Mode is set to default,
Initial 60 ms, Max 300 ms
Playout-delay Minimum mode is set to default, value 40 ms
Expect factor = 0,
Max Redirects = 1, Icpif = 20,signaling-type = cas,
CLID Restrict = disabled
VAD = enabled, Poor QOV Trap = disabled,
voice class sip url = system,
voice class sip rel1xx = system,
voice class perm tag = `'
Connect Time = 0, Charged Units = 0,
Successful Calls = 0, Failed Calls = 0, Incomplete Calls = 0
Accepted Calls = 0, Refused Calls = 0,
Last Disconnect Cause is "",
Last Disconnect Text is "",
Last Setup Time = 0.
 

ステップ 7 show ip rsvp reservation

現在データベースにある RSVP 関連の受信者情報を表示するには、このコマンドを使用します。

次の出力例の「To」フィールドは、受信者の IP アドレスを示しています。

Router # show ip rsvp reservation
 
To From Pro DPort Sport Next Hop I/F Fi Serv BPS Bytes
172.18.193.101 172.18.193.102 UDP 20532 20600 FF LOAD 24K 120
172.18.193.102 172.18.193.101 UDP 20600 20532 172.18.193.102 Et0/0 FF LOAD 24K 120
 

ステップ 8 show running-conf

現在の実行コンフィギュレーション ファイルの内容、特定のインターフェイスの設定、またはマップ クラス情報を表示するには、このコマンドを使用します。信頼性の高い暫定応答の情報を含む SIP ユーザ エージェント統計情報を表示するには、このコマンドを使用します。発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張 機能の設定を表示する場合にも、このコマンドを使用します。

次の出力例は、信頼性の高い暫定応答の情報を含む SIP ユーザ エージェント統計情報を示しています。次の部分的な出力では、ダイナミック ペイロード値 115 が設定され、予約された値 101 を解放しています。

Router# show running-config
 
Building configuration...
Current configuration: 2024 bytes
version 12.3
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
hostname r4
ip subnet-zero
ip tcp synwait-time 5
no ip domain-lookup
ipx routing 0000.0000.0004
no voice hpi capture buffer
no voice hpi capture destination
fax interface-type fax-mail
mta receive maximum-recipients 0
interface Loopback0
ip address 10.0.0.0 255.255.255.0
interface FastEthernet0/0
ip address 10.0.0.1 255.255.255.0
speed 100
full-duplex
interface Serial0/0
ip address 10.0.0.4 255.255.255.0
encapsulation frame-relay
.
.
.
call rsvp-sync
voice-port 3/0/0
voice-port 3/0/1
mgcp ip qos dscp cs5 media
mgcp ip qos dscp cs3 signaling
no mgcp timer receive-rtcp
mgcp profile default
dial-peer cor custom
dial-peer voice 1234 voip
rtp payload-type nte 115
alias exec co config t
alias exec br show ip int brief
alias exec i show ip route
alias exec sr show run
alias exec sri sh run interface
alias exec sio show ip ospf
alias exec sioi show ip ospf int
alias exec sion show ip ospf nei
alias exec cir clear ip route *
alias exec ix show ipx route
alias exec b show ip bgp
alias exec sis show isdn status
alias exec fm show frame map
alias exec dm show dialer map
line con 0
exec-timeout 0 0
privilege level 15
password password1
logging synchronous
line aux 0
line vty 0 4
exec-timeout 0 0
privilege level 15
password password1
logging synchronous
no login
end
 

次の出力例は、発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張 機能の設定を示しています。SIP ホールド タイマーがイネーブル(デフォルト設定)で、タイマーがデフォルト値の 2880 分に設定されている場合、コマンド出力は、 timers hold 2880 コマンドを表示しません。次の部分的な出力では、ホールド タイマーは、非デフォルト値の 18 分に設定されています。

Router# show running-config
 
Building configuration...
Current configuration :2791 bytes
.
.
.
sip-ua
max-forwards 10
retry invite 1
retry response 4
retry bye 1
retry cancel 1
timers expires 300000
timers hold 18
.
.
.
end!
 

ステップ 9 show sip-ua retry

SIP リレー統計情報を表示するには、このコマンドを使用します。

Router# show sip-ua retry
 
SIP UA Retry Values
invite retry count = 10 response retry count = 1
bye retry count = 1 cancel retry count = 8
prack retry count = 10 comet retry count = 10
reliable 1xx count = 6
 

ステップ 10 show sip-ua statistics

SIP の応答、トラフィック、および再試行に関する統計情報を表示するには、このコマンドを使用します。


) フィールドに 0/0 が含まれている場合、最初の番号はインバウンド カウントで、最後の番号はアウトバウンド カウントです。


Router# show sip-ua statistics
 
SIP Response Statistics (Inbound/Outbound)
Informational:
Trying 15/9, Ringing 9/0,
Forwarded 0/0, Queued 0/0,
SessionProgress 36/9
Success:
OkInvite 6/4, OkBye 5/5,
OkCancel 5/5, OkOptions 0/0,
OkPrack 29/8, OkPreconditionMet 11/0
Redirection (Inbound only):
MultipleChoice 0, MovedPermanently 0,
MovedTemporarily 0, SeeOther 0,
UseProxy 0, AlternateService 0
Client Error:
BadRequest 0/0, Unauthorized 0/0,
PaymentRequired 0/0, Forbidden 0/0,
NotFound 0/0, MethodNotAllowed 0/0,
NotAcceptable 0/0, ProxyAuthReqd 0/0,
ReqTimeout 0/0, Conflict 0/0, Gone 0/0,
LengthRequired 0/0, ReqEntityTooLarge 0/0,
ReqURITooLarge 0/0, UnsupportedMediaType 0/0,
BadExtension 0/0, TempNotAvailable 0/0,
CallLegNonExistent 0/0, LoopDetected 0/0,
TooManyHops 0/0, AddrIncomplete 0/0,
Ambiguous 0/0, BusyHere 0/0,
RequestCancel 0/0, NotAcceptableMedia 0/0
Server Error:
InternalError 0/0, NotImplemented 0/0,
BadGateway 0/0, ServiceUnavail 0/0,
GatewayTimeout 0/0, BadSipVer 0/0,
PreCondFailure 0/0
Global Failure:
BusyEverywhere 0/0, Decline 0/0,
NotExistAnywhere 0/0, NotAcceptable 0/0
 
SIP Total Traffic Statistics (Inbound/Outbound)
Invite 9/16, Ack 4/6, Bye 5/5,
Cancel 5/9, Options 0/0,
Prack 8/43, Comet 0/11
 
Retry Statistics
Invite 5, Bye 0, Cancel 4, Response 0,
Prack 13, Comet 0, Reliable1xx 0
 

ステップ 11 show sip-ua status

SIP ユーザ エージェントのステータスを表示するには、このコマンドを使用します。

Router# show sip-ua status
 
SIP User Agent Status
SIP User Agent for UDP : ENABLED
SIP User Agent for TCP : ENABLED
SIP User Agent bind status(signaling): DISABLED
SIP User Agent bind status(media): DISABLED
SIP max-forwards : 6
SIP DNS SRV version: 1 (rfc 2052)
 

ステップ 12 show sip-ua timers

SIP ユーザ エージェント タイマーの設定を表示するには、このコマンドを使用します。

Router# show sip-ua timers
 
SIP UA Timer Values (millisecs unless noted)
trying 500, expires 150000, connect 500, disconnect 500
comet 500, prack 500, rel1xx 500, notify 500, hold 2880 minutes
 

ステップ 13 test call fallback probe ip-address codec

特定の IP アドレスへのプローブをテストし、ICPIF RTR 値を表示するには、このコマンドを使用します。キーワードと引数は次のとおりです。

ip-address :ターゲット IP アドレス。

codec :テストするコーデック タイプ 有効な値は 711(G.711 コーデック)と 729(G.729 コーデック)です。


 

トラブルシューティングのヒント


) 一般的なトラブルシューティングのヒント、および重要な debug コマンドについては、「一般的なトラブルシューティングのヒント」を参照してください。


音声コールを行うことができることを確認します。

コール フォールバックを設定する前に、VoIP が機能していることを確認します。

SIP メディア非アクティビティ タイマー機能に特有の出力を含む debug ccsip events コマンドを使用します。

すべての SIP SPI イベントのトレーシングを表示するには、 debug ccsip events コマンドを使用します。

debug call fallback detail コマンドを使用して、VoIP コールのフォールバックの詳細を表示します。

CCSIP SPI メッセージのデバッグ トレースをイネーブルにするには、debug ccsip messages コマンドを使用します。

SIP エラーのデバッグ トレースをイネーブルにするには、debug ccsip error コマンドを使用します。

すべての SIP のデバッグ トレースをイネーブルにするには、debug ccsip all コマンドを使用します。

debug rtr trace コマンドを使用して、Service Assurance Agent(SAA; サービス保証エージェント)操作の実行をトレースします。

プローブが正しく送信されていることを確認するには、debug call fallback probe コマンドを使用します。

 

debug ccsip all コマンドを使用して、すべての SIP デバッグ機能をイネーブルにするか、次のいずれかの SIP デバッグ コマンドを使用します。

debug ccsip calls

debug ccsip error

debug ccsip events

debug ccsip messages

debug ccsip states

ISDN での長距離または国際コールを終了する際に、終端スイッチはゲートウェイから情報を受信します。一般的に、受信した情報は番号計画と ISDN 番号種別で構成されています。デフォルトとして、ゲートウェイは、番号計画と番号種別の両方に Unknown というタグを付けます。ただし、この Unknown タグは、一部のスイッチでインターワーキングの問題を発生させる可能性があります。

isdn map コマンドを使用して、デフォルトの ISDN 番号計画および番号種別をカスタム値で上書きできます。このコマンドは、番号単位で値を設定するか、または設定されたパターンに一致する番号に値を設定します。次に、1 という数字で始まる発信された番号または発番号によって、任意の計画または種別を上書きする例を示します。この例では、スイッチに送信される ISDN コール設定は長距離番号だけに使用され、番号計画は ISDN で、番号種別は National です。

isdn map address 1.* plan isdn type* national
 

isdn map コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Dial Technologies Command Reference』(リリース 12.3)を参照してください。

SIP でサポートされるコードが使用されていることを確認します。コーデックのサポートは、プラットフォームによって異なります。プラットフォーム別の SIP コーデック サポートのリストについては、表 1 を参照してください。特定のプラットフォームで使用できるコーデックを確認するには、 codec ? コマンドを使用します。

これらのコマンドの一部について、次に出力例を示します。

「debug ccsip events コマンドの出力例」

「debug rtr trace コマンドの出力例」

「debug call fallback probe コマンドの出力例」

debug ccsip events コマンドの出力例

次のトレース例は、設定されるタイマーを示します。

Router# debug ccsip events
 
00:04:29: sipSPICreateAndStartRtpTimer: Valid RTP/RTCP session found and CLI ena
bled to create and start the inactivity timer
00:04:29: sipSPICreateAndStartRtpTimer:Media Inactivity timer created for call.
Mfactor(from CLI): 5 RTCP bandwidth: 500
RTCP Interval(in ms): 5000
Normalized RTCP interval (in ms):25000
 

次のトレース例は、期限が満了するタイマーを示します。

Router# debug ccsip events
 
02:41:03: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Ethernet0, changed state to down
*Jan 1 02:41:34.107: sipSPIRtpDiscTimerExpired:RTP/RTCP receive timer expired. Disconnect the call.
*Jan 1 02:41:34.107: Queued event From SIP SPI to CCAPI/DNS : SIPSPI_EV_CC_CALL_DISCONNECT
*Jan 1 02:41:34.107: CCSIP-SPI-CONTROL: act_active_disconnect

timer receive-rtcp コマンドは、H.323 と SIP の両方に共通のメディア アクティビティ タイマーを設定します。このタイマーが設定されている場合、H.323 コールと SIP コールの両方に影響を与えます。


debug rtr trace コマンドの出力例

Router# debug rtr trace
 
Router#
*Mar 1 00:11:42.439: RTR 1: Starting An Echo Operation - IP RTR Probe 1
*Mar 1 00:11:42.439: rtt hash insert : 10.1.1.63 32117
*Mar 1 00:11:42.439: source=10.1.1.63(32117) dest-ip=10.1.1.67(32057) vrf tableid = 0
*Mar 1 00:11:42.439: sending control enable:
*Mar 1 00:11:42.439: cmd: command: , ip: 10.1.1.67, port: 32057, duration: 1200
*Mar 1 00:11:42.439: sending control msg:
*Mar 1 00:11:42.439: Ver: 1 ID: 20 Len: 52
*Mar 1 00:11:42.443: receiving reply
*Mar 1 00:11:42.443: Ver: 1 ID: 20 Len: 8
*Mar 1 00:11:42.459: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306018
*Mar 1 00:11:42.459: responseTime (1): 1
*Mar 1 00:11:42.479: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.479: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.479: jitterIn: -1
*Mar 1 00:11:42.479: responseTime (2): 1
*Mar 1 00:11:42.499: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.499: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.499: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.499: responseTime (3): 1
*Mar 1 00:11:42.519: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.519: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.519: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.519: responseTime (4): 1
*Mar 1 00:11:42.539: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.539: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.539: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.539: responseTime (5): 1
*Mar 1 00:11:42.559: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.559: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.559: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.559: responseTime (6): 1
*Mar 1 00:11:42.579: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.579: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.579: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.579: responseTime (7): 1
*Mar 1 00:11:42.599: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.599: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.599: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.599: responseTime (8): 1
*Mar 1 00:11:42.619: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.619: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.619: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.619: responseTime (9): 1
*Mar 1 00:11:42.639: sdTime: -1989906017 dsTime: 2076306017
*Mar 1 00:11:42.639: jitterOut: 0
*Mar 1 00:11:42.639: jitterIn: 0
*Mar 1 00:11:42.639: responseTime (10): 1
*Mar 1 00:11:42.639: rtt hash remove: 10.1.1.63 32117
 
Router# debug rtr trace
 
Router#
*Mar 1 00:14:12.439: RTR 1: Starting An Echo Operation - IP RTR Probe 1
*Mar 1 00:14:12.439: rtt hash insert : 10.1.1.63 32117
*Mar 1 00:14:12.439: source=10.1.1.63(32117) dest-ip=10.1.1.67(32057) vrf tableid = 0
*Mar 1 00:14:12.439: sending control enable:
*Mar 1 00:14:12.439: cmd: command: , ip: 10.1.1.67, port: 32057, duration: 1200
*Mar 1 00:14:12.439: sending control msg:
*Mar 1 00:14:12.439: Ver: 1 ID: 27 Len: 52
*Mar 1 00:14:13.439: control message timeout
*Mar 1 00:14:13.439: sending control msg:
*Mar 1 00:14:13.439: Ver: 1 ID: 28 Len: 52
*Mar 1 00:14:14.439: control message timeout
*Mar 1 00:14:14.439: control message failure: 1
*Mar 1 00:14:14.439: rtt hash remove: 10.1.1.63 32117
*Mar 1 00:14:42.439: RTR 1: Starting An Echo Operation - IP RTR Probe 1
*Mar 1 00:14:42.439: rtt hash insert : 10.1.1.63 32117
*Mar 1 00:14:42.439: source=10.1.1.63(32117) dest-ip=10.1.1.67(32057) vrf tableid = 0

debug call fallback probe コマンドの出力例

Router# debug call fallback probe
 
Router#
*Mar 1 00:10:12.439: fb_main: Probe timer expired, 10.1.1.67, codec:g711ulaw
*Mar 1 00:10:12.639: fb_main:NumOfRTT=10, RTTSum=10, loss=0, jitter in=0, jitter out=0-> 10.1.1.67, codec:g711ulaw, delay = 28
*Mar 1 00:10:12.639: g113_calc_icpif: loss=0, expect_factor=10, delay (w/codec delay)=28, Icpif=0
*Mar 1 00:10:12.639: fb_main: New smoothed values: inst_weight=100, ICPIF=0, Delay=28, Loss=0 -> 10.1.1.67, codec:g711ulaw
3640SDP#
r 1 00:13:12.439: fb_main: Probe timer expired, 10.1.1.67, codec:g711ulaw
*Mar 1 00:13:14.439: %FALLBACK-3-PROBE_FAILURE: A probe error to 10.1.1.67 occured - control message failure
*Mar 1 00:13:14.439: fb_main:NumOfRTT=0, RTTSum=0, loss=100, jitter in=0, jitter out=0-> 10.1.1.67, codec:g711ulaw, delay is N/A (since loss is 100 percent)
*Mar 1 00:13:14.439: g113_calc_icpif: loss=100, expect_factor=10, delay is N/A (since loss is 100 percent), Icpif=64
*Mar 1 00:13:14.439: fb_main: New unsmoothed values: inst_weight=100, ICPIF=64, Delay=N/A, Loss=100 -> 10.1.1.67, codec:g711ulaw
3/0:23(1) is in busyout state
 
*Mar 1 00:13:22.435: %LINK-3-UPDOWN: Interface ISDN-VOICE 3/0:23(1), changed state to Administrative Shutdown
*Mar 1 00:13:22.439: %ISDN-6-LAYER2DOWN: Layer 2 for Interface Se3/0:23, TEI 0 changed to down

SIP QoS 機能の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの例」

「SIP メディア非アクティビティ タイマーの例」

RSVP および TEL URL の SIP ゲートウェイ サポートの例

この設定例では、イネーブルにされるゲートウェイでの SIP コールの RSVP を示しています。ゲートウェイ A は発信側ゲートウェイで、ゲートウェイ B は終端ゲートウェイです。

GATEWAY A
---------
 
Router# show running-config
.
.
.
interface Ethernet0/0
ip address 172.18.193.101 255.255.255.0
fair-queue 64 256 235
ip rsvp bandwidth 7500 7500
!
voice-port 1/0/0
!
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 111
port 1/0/0
!
dial-peer voice 2 voip
incoming called-number 111
destination-pattern 222
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.102
req-qos controlled-load
!
GATEWAY B
---------
!
interface Ethernet0/0
ip address 172.18.193.102 255.255.255.0
fair-queue 64 256 235
ip rsvp bandwidth 7500 7500
!
voice-port 1/0/1
!
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 222
port 1/0/1
!
dial-peer voice 2 voip
incoming called-number 222
destination-pattern 111
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.101
req-qos controlled-load
!

SIP メディア非アクティビティ タイマーの例

Router# show running-config
 
!
version 12.3
no parser cache
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname madison
boot system flash
no logging buffered
aaa new-model
!
aaa authentication login h323 group radius
aaa authorization exec h323 group radius
aaa accounting connection passsword stop-only group radius
aaa accounting connection h323 start-stop group radius
aaa session-id common
!
resource-pool disable
clock timezone EST -5
!
ip subnet-zero
ip tcp path-mtu-discovery
ip name-server 172.18.192.48
ip dhcp smart-relay
!
isdn switch-type primary-ni
!
voice service voip
h323
!
voice class codec 1
codec preference 1 g723ar53
codec preference 2 g723r53
codec preference 3 g729br8
codec preference 4 gsmfr
codec preference 5 g726r24
codec preference 6 g726r32
voice class codec 2
codec preference 1 g729br8
codec preference 2 g729r8
codec preference 3 g723ar53
codec preference 4 g723ar63
codec preference 5 g723r53
codec preference 6 g723r63
codec preference 7 gsmfr
codec preference 8 gsmefr
!
voice class codec 3
codec preference 1 g726r24
codec preference 2 gsmefr
codec preference 3 g726r16
!
fax interface-type modem
mta receive maximum-recipients 0
controller T1 0
framing esf
clock source line secondary 1
linecode ami
pri-group timeslots 1-24
description summa_pbx
!
controller T1 1
framing esf
linecode ami
pri-group timeslots 1-24
description summa_pbx
!
controller T1 2
framing sf
linecode ami
!
controller T1 3
framing esf
clock source line primary
linecode b8zs
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-fgb dtmf dnis
cas-custom 0
!
gw-accounting h323 vsa
gw-accounting voip
interface Ethernet0
ip address 172.18.193.99 255.255.255.0
no ip route-cache
no ip mroute-cache
ip rsvp bandwidth 7500 7500
!
interface Serial0:23
no ip address
isdn switch-type primary-ni
isdn incoming-voice modem
isdn guard-timer 3000
isdn T203 10000
isdn T306 30000
isdn T310 4000
isdn disconnect-cause 1
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
interface Serial1:23
no ip address
isdn switch-type primary-ni
isdn incoming-voice modem
isdn guard-timer 3000
isdn T203 10000
isdn disconnect-cause 1
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface FastEthernet0
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
no ip route-cache
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
ip rsvp bandwidth 7 7
!
ip classless
ip route 10.0.0.0 255.0.0.0 172.18.193.1
ip route 172.18.0.0 255.255.0.0 172.18.193.1
no ip http server
ip pim bidir-enable
!
ip radius source-interface Ethernet0
!
map-class dialer test
dialer voice-call
dialer-list 1 protocol ip permit
!
radius-server host 172.18.192.108 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 1
radius-server key lab
radius-server vsa send accounting
radius-server vsa send authentication
call rsvp-sync
call application voice voice_billing tftp://172.18.207.16/app_passport_silent.2.0.0.0.tcl
!
voice-port 0:D
voice-port 1:D
voice-port 3:0
!
no mgcp timer receive-rtcp
!
mgcp profile default
!
dial-peer voice 10 pots
destination-pattern 2021010119
port 3:0
prefix 2021010119
!
dial-peer voice 11 pots
incoming called-number 3111100
destination-pattern 3100802
progress_ind progress enable 8
port 0:D
prefix 93100802
!
dial-peer voice 36 voip
application session
incoming called-number 3100802
destination-pattern 3100801
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.100
codec g726r16
!
dial-peer voice 5 voip
destination-pattern 5550155
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.192.218
!
dial-peer voice 12 pots
destination-pattern 3111100
prefix 93111100
!
dial-peer voice 19 pots
destination-pattern 2017030200
port 1:D
prefix 2017030200
!
dial-peer voice 30 voip
destination-pattern 36602
voice-class codec 2
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.120
dial-peer voice 47 pots
destination-pattern 2021030100
port 3:0
!
dial-peer voice 3111200 pots
destination-pattern 311200
prefix 93100802
!
dial-peer voice 31 voip
destination-pattern 36601
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.98
!
dial-peer voice 1234 voip
incoming called-number 1234
destination-pattern 1234
session target loopback:rtp
!
gateway
timer receive-rtcp 5
!
sip-ua
aaa username proxy-auth
retry invite 1
retry bye 1
!
line con 0
exec-timeout 0 0
line aux 0
line vty 0 4
password password1
!
end

 

SIP:ホールド タイマー サポート機能のトラブルシューティングを行うには、次の作業を実行します。


ステップ 1 ホールド タイマー サポートを設定する前に、VoIP が機能していることを確認します。

ステップ 2 SIP のデバッグ トレースをイネーブルにするには、 debug ccsip all コマンドを使用します。パフォーマンスの影響の可能性を最小限に抑えるには、最小トラフィックの期間中にこのコマンドを使用します。

Router# debug ccsip all
 
Feb 28 21:34:09.479:Received:
INVITE sip:36601@172.18.193.98:5060 SIP/2.0
Via:SIP/2.0/UDP
172.18.193.187:5060;branch=f104ef32-21751ddb-ce8428fe-cffdbf5-1
Record-Route:
sip:5550155.f104ef32-21751ddb-ce8428fe-cffdbf5@172.18.197.182:5060;maddr=172.18.193.187>
Via:SIP/2.0/UDP 172.18.197.182:5060;received=172.18.197.182
From:"5550155"
sip:5550155@172.18.193.187>;tag=003094c2e56a00aa13cdcefd-61096c17
To:<sip:36601@172.18.193.187>;tag=8CDE00-1506
Call-ID:003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.182
CSeq:102 INVITE
User-Agent:CSCO/4
Contact:<sip:5550155@172.18.197.182:5060>
Content-Type:application/sdp
Content-Length:243
 
v=0
o=Cisco-SIPUA 2802 21073 IN IP4 172.18.197.182
s=SIP Call
c=IN IP4 0.0.0.0
t=0 0
m=audio 28478 RTP/AVP 0 8 18 101
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:8 PCMA/8000
a=rtpmap:18 G729/8000
a=rtpmap:101 telephone-event/8000
a=fmtp:101 0-15
 
*Feb 28 21:34:09.479:HandleUdpSocketReads :Msg enqueued for SPI with IPaddr:
172.18.193.187:37775
*Feb 28 21:34:09.479:*****CCB found in UAS Request table. ccb=0x63C031B0
*Feb 28 21:34:09.479:CCSIP-SPI-CONTROL: act_active_new_message
*Feb 28 21:34:09.479:CCSIP-SPI-CONTROL: sact_active_new_message_request
*Feb 28 21:34:09.479:CCSIP-SPI-CONTROL: Converting TimeZone EST to SIP
default timezone = GMT
*Feb 28 21:34:09.479:sip_stats_method
*Feb 28 21:34:09.479:sact_active_new_message_request:Case of Mid-Call INVITE
 
*Feb 28 21:34:09.479:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPIHandleMidCallInvite
*Feb 28 21:34:09.479:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPIUASSessionTimer
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIDoMediaNegotiation:number of m lines is 1
*Feb 28 21:34:09.479: Codec (No Codec ) is not in preferred list
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIDoAudioNegotiation:An exact codec match not
configured, using interoperable codec g729r8
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIDoAudioNegotiation:Codec (g729r8) Negotiation
Successful on Static Payload for m-line 1
 
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIDoPtimeNegotiation:No ptime present or
multiple ptime attributes that can't be handled
 
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIDoDTMFRelayNegotiation:m-line index 1
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIDoDTMFRelayNegotiation:Requested DTMF-RELAY
option(s) not found in Preferred DTMF-RELAY option list!
*Feb 28 21:34:09.479: sipSPIStreamTypeAndDtmfRelay:DTMF Relay mode :Inband Voice
 
*Feb 28 21:34:09.479:sip_sdp_get_modem_relay_cap_params:
*Feb 28 21:34:09.479:sip_sdp_get_modem_relay_cap_params:NSE payload from
X-cap = 0
*Feb 28 21:34:09.479:sip_select_modem_relay_params:X-tmr not present in SDP.
Disable modem relay
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIGetSDPDirectionAttribute:No direction attribute
present or multiple direction attributes that can't be handled
 
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPIDoAudioNegotiation:Codec negotiation
successful for media line 1 payload_type=18, codec_bytes=20, codec=g729r8,
dtmf_relay=inband-voice stream_type=voice-only (0), dest_ip_address=0.0.0.0,
dest_port=28478
*Feb 28 21:34:09.479:sipSPICompareSDP
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPICompareStreams:stream 1 dest_port:old=28478
new=28478
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPICompareConnectionAddress
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPICompareConnectionAddress:Call hold activated for
stream 1
 
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPICompareStreams:Flags set for stream 1:
RTP_CHANGE=No
CAPS_CHANGE=No
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPICompareSDP:Flags set for call:NEW_MEDIA=No
DSPDNLD_REQD=No
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIGetGtdBody:No valid GTD body found.
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIReplaceSDP
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPICopySdpInfo
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPISetHoldTimer:Starting hold timer at 15 minutes
!!Timer started
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIUpdCallWithSdpInfo:
Preferred Codec :g729r8, bytes :20
Preferred DTMF relay :inband-voice
Preferred NTE payload :101
Early Media :Yes
Delayed Media :No
Bridge Done :Yes
New Media :No
DSP DNLD Reqd :No
 
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPISetMediaSrcAddr: media src addr for stream 1 =
172.18.193.98
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIUpdCallWithSdpInfo:Stream Type:0
M-line Index :1
State :STREAM_ACTIVE (5)
Callid :1
Negotiated Codec :g729r8, bytes :20
Negotiated DTMF relay :inband-voice
Negotiated NTE payload :0
Media Srce Addr/Port :172.18.193.98:18764
Media Dest Addr/Port :0.0.0.0:28478
 
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIProcessMediaChanges
*Feb 28 21:34:09.483:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPIIncomingCallSDP
*Feb 28 21:34:09.483: SDP already there use old sdp and updatemedia if needed
 
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIUpdateSrcSdpVariablePart
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIUpdateSrcSdpVariablePart:setting stream 1
portnum to 18764
*Feb 28 21:34:09.483:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPISendInviteResponse
*Feb 28 21:34:09.483:sipSPIAddLocalContact
*Feb 28 21:34:09.483:sip_generate_sdp_xcaps_list:Modem Relay and T38
disabled.
X-cap not needed
*Feb 28 21:34:09.483: Queued event from SIP SPI :SIPSPI_EV_SEND_MESSAGE
*Feb 28 21:34:09.483:sip_stats_status_code
*Feb 28 21:34:09.483:Sent:
SIP/2.0 200 OK
Via:SIP/2.0/UDP
172.18.193.187:5060;branch=f104ef32-21751ddb-ce8428fe-cffdbf5-1,SIP/2.0/UDP
172.18.197.182:5060;received=172.18.197.182
From:"5550155"
sip:5550155@172.18.193.187>;tag=003094c2e56a00aa13cdcefd-61096c17
 
To:<sip:36601@172.18.193.187>;tag=8CDE00-1506
Date:Mon, 01 Mar 1993 02:34:09 GMT
Call-ID:003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.182
Server:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
CSeq:102 INVITE
Allow:INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, REFER, SUBSCRIBE,
NOTIFY,
INFO
Allow-Events:telephone-event
Contact:<sip:36601@172.18.193.98:5060>
Record-Route:
sip:5550155.f104ef32-21751ddb-ce8428fe-cffdbf5@172.18.197.182:5060;maddr=172.18.193.18
Content-Type:application/sdp
Content-Length:229
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 6264 8268 IN IP4 172.18.193.98
s=SIP Call
c=IN IP4 172.18.193.98
t=0 0
m=audio 18764 RTP/AVP 18 19
c=IN IP4 172.18.193.98
a=rtpmap:18 G729/8000
a=rtpmap:19 CN/8000
a=fmtp:18 annexb=no
 
*Feb 28 21:34:09.635:Received:
ACK sip:36601@172.18.193.98:5060 SIP/2.0
Via:SIP/2.0/UDP 172.18.193.187:5060;branch=f104ef32-21751ddb-ce8428fe-cffdbf5
Record-Route:
<sip:36601.f104ef32-21751ddb-ce8428fe-cffdbf5@172.18.193.187:5060;maddr=172.18.193.187
 
Via:SIP/2.0/UDP 172.18.197.182:5060
From:"5550155"
sip:5550155@172.18.193.187>;tag=003094c2e56a00aa13cdcefd-61096c17
 
To:<sip:36601@172.18.193.187>;tag=8CDE00-1506
Call-ID:003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.182
CSeq:102 ACK
User-Agent:CSCO/4
Content-Length:0
 
 
*Feb 28 21:34:09.635:HandleUdpSocketReads :Msg enqueued for SPI with IPaddr:
172.18.193.187:37779
*Feb 28 21:34:09.635:*****CCB found in UAS Request table. ccb=0x63C031B0
*Feb 28 21:34:09.635:CCSIP-SPI-CONTROL: act_active_new_message
*Feb 28 21:34:09.635:CCSIP-SPI-CONTROL: sact_active_new_message_request
*Feb 28 21:34:09.635:CCSIP-SPI-CONTROL: Converting TimeZone EST to SIP
default timezone = GMT
*Feb 28 21:34:09.635:sip_stats_method
 
Router#
*Feb 28 21:49:09.483:act_onhold_timeout:Hold Timer Expired, tearing down
call
!!Timer expires after 15 minutes and gateway sends out BYE to the other endpoint.
 
*Feb 28 21:49:09.483:ccsip_set_release_source_for_peer:ownCallId[1], src[6]
 
*Feb 28 21:49:09.483: Queued event from SIP SPI :SIPSPI_EV_CREATE_CONNECTION
*Feb 28 21:49:09.483:0x63C031B0 :State change from (STATE_ACTIVE,
SUBSTATE_NONE) to (STATE_ACTIVE, SUBSTATE_CONNECTING)
*Feb 28 21:49:09.483:0x63C031B0 :State change from (STATE_ACTIVE,
SUBSTATE_CONNECTING) to (STATE_ACTIVE, SUBSTATE_CONNECTING)
*Feb 28 21:49:09.483: Queued event from SIP SPI :
SIPSPI_EV_CC_CALL_DISCONNECT
*Feb 28 21:49:09.483:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPICheckSocketConnection:
Connid(1)
created to 172.18.193.187:5060, local_port 51433
*Feb 28 21:49:09.483:0x63C031B0 :State change from (STATE_ACTIVE,
SUBSTATE_CONNECTING) to (STATE_ACTIVE, SUBSTATE_NONE)
*Feb 28 21:49:09.483:sipSPIStopHoldTimer:Stopping hold timer
*Feb 28 21:49:09.483:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPIAddRouteHeaders status = TRUE
Route <sip:5550155@172.18.197.182:5060>
*Feb 28 21:49:09.483: Queued event from SIP SPI :SIPSPI_EV_SEND_MESSAGE
*Feb 28 21:49:09.483:sip_stats_method
*Feb 28 21:49:09.483:0x63C031B0 :State change from (STATE_ACTIVE,
SUBSTATE_NONE) to (STATE_DISCONNECTING, SUBSTATE_NONE)
*Feb 28 21:49:09.483:CCSIP-SPI-CONTROL: act_disconnecting_disconnect
*Feb 28 21:49:09.483:Sent:
BYE
 
sip:5550155.d3c5ae1f-b5cf873d-17053c1f-e0126b18@172.18.197.182:5060;maddr=172.18.193.187
SIP/2.0
Via:SIP/2.0/UDP 172.18.193.98:5060
From:<sip:36601@172.18.193.187>;tag=8CDE00-1506
To:"5550155"
<sip:5550155@172.18.193.187>;tag=003094c2e56a00aa13cdcefd-61096c17
Date:Mon, 01 Mar 1993 02:34:09 GMT
Call-ID:003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.182
User-Agent:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Max-Forwards:10
Route:<sip:5550155@172.18.197.182:5060>
Timestamp:730954149
CSeq:101 BYE
Content-Length:0
 
 
*Feb 28 21:49:09.487:Received:
SIP/2.0 100 Trying
Via:SIP/2.0/UDP 172.18.193.98:5060;received=172.18.193.98
Call-ID:003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.182
From:<sip:36601@172.18.193.187>;tag=8CDE00-1506
To:"5550155"
<sip:5550155@172.18.193.187>;tag=003094c2e56a00aa13cdcefd-61096c17
CSeq:101 BYE
Content-Length:0
 
 
*Feb 28 21:49:09.487:HandleUdpSocketReads :Msg enqueued for SPI with IPaddr:
172.18.193.187:37781
*Feb 28 21:49:09.487:*****CCB found in UAS Response table. ccb=0x63C031B0
*Feb 28 21:49:09.487:CCSIP-SPI-CONTROL: act_disconnecting_new_message
*Feb 28 21:49:09.487:
CCSIP-SPI-CONTROL: sact_disconnecting_new_message_response
*Feb 28 21:49:09.487:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPICheckResponse
*Feb 28 21:49:09.487:sip_stats_status_code
*Feb 28 21:49:09.487: Roundtrip delay 4 milliseconds for method BYE
 
*Feb 28 21:49:09.539:Received:
SIP/2.0 200 OK
Via:SIP/2.0/UDP 172.18.193.98:5060;received=172.18.193.98
From:<sip:36601@172.18.193.187>;tag=8CDE00-1506
To:"5550155"
<sip:5550155@172.18.193.187>;tag=003094c2e56a00aa13cdcefd-61096c17
Call-ID:003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.182
CSeq:101 BYE
Server:CSCO/4
Content-Length:0
 
 
*Feb 28 21:49:09.539:HandleUdpSocketReads :Msg enqueued for SPI with IPaddr:
172.18.193.187:37784
*Feb 28 21:49:09.539:*****CCB found in UAS Response table. ccb=0x63C031B0
*Feb 28 21:49:09.539:CCSIP-SPI-CONTROL: act_disconnecting_new_message
*Feb 28 21:49:09.539:
CCSIP-SPI-CONTROL: sact_disconnecting_new_message_response
*Feb 28 21:49:09.539:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPICheckResponse
*Feb 28 21:49:09.539:sip_stats_status_code
*Feb 28 21:49:09.539: Roundtrip delay 56 milliseconds for method BYE
 
*Feb 28 21:49:09.539:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPICallCleanup
*Feb 28 21:49:09.539:sipSPIIcpifUpdate :CallState:3 Playout:16840
DiscTime:1014954 ConnTime 924101
 
*Feb 28 21:49:09.539:0x63C031B0 :State change from (STATE_DISCONNECTING,
SUBSTATE_NONE) to (STATE_DEAD, SUBSTATE_NONE)
*Feb 28 21:49:09.539:The Call Setup Information is :
Call Control Block (CCB) :0x63C031B0
State of The Call :STATE_DEAD
TCP Sockets Used :NO
Calling Number :5550155
Called Number :36601
Number of Media Streams :1
 
*Feb 28 21:49:09.539:Media Stream 1
Negotiated Codec :g729r8
Negotiated Codec Bytes :20
Negotiated Dtmf-relay :0
Dtmf-relay Payload :0
Source IP Address (Media):172.18.193.98
Source IP Port (Media):18764
Destn IP Address (Media):0.0.0.0
Destn IP Port (Media):28478
 
*Feb 28 21:49:09.539:Orig Destn IP Address:Port (Media):0.0.0.0:0
 
*Feb 28 21:49:09.539:
Source IP Address (Sig ):172.18.193.98
Destn SIP Req Addr:Port :172.18.193.187:5060
Destn SIP Resp Addr:Port :172.18.193.187:5060
Destination Name :172.18.193.187
 
*Feb 28 21:49:09.539:
Disconnect Cause (CC) :102
Disconnect Cause (SIP) :200
 
*Feb 28 21:49:09.539:****Deleting from UAS Request table. ccb=0x63C031B0
key=003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.18236601
*Feb 28 21:49:09.539:****Deleting from UAS Response table. ccb=0x63C031B0
key=003094c2-e56a02b9-670be98d-1cf394e0@172.18.197.1828CDE00-1506
*Feb 28 21:49:09.539:Removing call id 1
 
*Feb 28 21:49:09.543:RequestCloseConnection:Closing connid 1 Local Port 51433
*Feb 28 21:49:09.543: Queued event from SIP SPI :SIPSPI_EV_CLOSE_CONNECTION
*Feb 28 21:49:09.543:sipSPIFlushEventBufferQueue:There are 0 events on the
internal queue that are going to be free'd
*Feb 28 21:49:09.543: freeing ccb 63C031B0
 
*Feb 28 21:49:09.543:udpsock_close_connect:Socket fd:1 closed for connid 1 with remote port:5060
 


 

その他の参考資料

一般的な SIP 参考資料

SIP 機能のロードマップ:Cisco Feature Navigator にアクセスする手順について説明します。また、Cisco IOS リリース別に、そのリリースの SIP 機能を示して説明します。

SIP の概要:基本的な SIP テクノロジーのほか、関連資料、規格、MIB、RFC、および技術サポートを受ける方法のリストが掲載されています。

この章で使用される参考資料

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios123/123cgcr/qos_r/index.htm にある『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』(リリース 12.3)