Cisco IOS SIP コンフィギュレーション ガイド
SIP メッセージ、タイマー、および応答機能 の設定
SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/04/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 7MB) | フィードバック

目次

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定

機能情報の確認

この章の構成

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の前提条件

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の制約事項

SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答機能の概要

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピング

デフォルト マッピング

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの利点

SIP Accept-Language ヘッダー サポート

SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能の設計

INVITE メッセージの例

OPTIONS 応答の例

強化された SIP 180 暫定応答処理

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張

プライバシー、スクリーニング、およびプレゼンテーション表示

Remote-Party-ID の実装

着信コール フローと発信コール フロー

SIP メッセージと PSTN メッセージの Remote-Party-ID

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張の利点

不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求

SIP セッション タイマー サポート

ユーザ エージェントの役割

Session-Expires ヘッダー

Min-SE ヘッダー

422 応答メッセージ

Supported ヘッダーと Require ヘッダー

SIP セッション タイマー サポートの利点

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了

Reason ヘッダー

バッファリングされた発信者名の完了

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能

SIP ヘッダー サポート機能の設計

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能の設計

SIP スタック ポータビリティ

SIP コール転送の基本

TclIVR 2.0/VoiceXML アプリケーションを使用する SIP コール転送およびコール フォワーディング

SUBSCRIBE または NOTIFY メッセージ要求のサポート

SIP NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレー

RFC3312 の QoS のサポート

SIP RFC 準拠機能のサポート

強化されたリダイレクト処理

Diversion ヘッダー ドラフト 06 への準拠

SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポート

SDP セッション情報および Permit Hostname CLI のための SIP ゲートウェイ サポート

SDP セッション情報行の変更

最初の INVITE 要求 URI に含まれるホスト名の検証

SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポート

SIP:PAI に対する SIP サポート

SIP history-info ヘッダー サポート

SIP history-info ヘッダー サポート機能の設計

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポート

SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポート

SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 ISDN メッセージからの経過表示のストリッピングのサポート

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定手順

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の設定

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の設定

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの設定

SIP ステータス コードへの PSTN コードのマッピング

PSTN 原因コードへの SIP ステータス コードのマッピング

SIP Accept-Language ヘッダー サポートの設定

強化された SIP 180 暫定応答処理の設定

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張の設定

リモートパーティ ID の設定

SIP から PSTN への Calling-Info ポリシーの設定

PSTN から SIP への Calling-Info ポリシーの設定

不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求の設定

privacy ヘッダーの設定

UAC ゲートウェイの動作

UAC ゲートウェイでの privacy ヘッダー PSTN

UAS ゲートウェイでの privacy ヘッダー PSTN

プライバシーが存在する場合の発信者 ID との相互作用

SIP セッション タイマー サポートの設定

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了の設定

Reason ヘッダーの上書きの設定

バッファリングされた発信者名の完了の設定

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能の設定

SIP ヘッダー サポートの設定

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY の設定

SIP スタック ポータビリティの設定

SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポートの設定

ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の設定

ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の監視

セッション情報の SIP ゲートウェイ サポートの設定

Permit Hostname CLI の SIP ゲートウェイ サポートの設定

制約事項

SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポートの設定

ゲートウェイ上での発信プロキシ サーバのグローバル設定

ダイヤルピア上での発信プロキシ サーバの設定

PAI に対する SIP サポートの設定

privacy ヘッダーの設定

プライバシー レベルの設定

asserted-id ヘッダーへの名前と番号の設定

SIP history-info ヘッダー サポート機能の設定

SIP history-info ヘッダー サポート機能のグローバル設定

ダイヤルピア レベルでの SIP history-info ヘッダー サポートの設定

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートの設定

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートのグローバル設定

ダイヤルピア レベルでの SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートの設定

SIP 暫定応答メッセージのマッピングのグローバル設定

ダイヤルピア レベルでの SIP 暫定応答メッセージのマッピングの設定

SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポートの設定

Expires タイマーのリセットのグローバル設定

ダイヤルピア レベルでの Expires タイマーのリセットの設定

SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 ISDN メッセージからの経過表示のストリッピングのサポートの設定

SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答の設定の確認

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能のトラブルシューティングに関するヒント

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定例

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の例

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの例

SIP Accept-Language ヘッダー サポートの例

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張機能の例

SIP セッション タイマー サポートの例

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了機能の例

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能の例

SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポートの例

Permit Hostname のための SIP ゲートウェイ サポートの例

SIP ゲートウェイのための発信プロキシのサポートの例

SIP:PAI に対する SIP サポートの例

privacy ヘッダーの設定例

PPI の設定例

PAI の設定例

SIP history-info ヘッダー サポートの例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定

この章では、Session Initiation Protocol(SIP; セッション開始プロトコル)のメッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答の設定方法について説明します。次の機能について説明します。

「SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性」

「SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピング」

「SIP Accept-Language ヘッダー サポート」

「強化された SIP 180 暫定応答処理」

「発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張」

「不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求」

「SIP セッション タイマー サポート」

「SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了」

「SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能」

「SIP スタック ポータビリティ」

「SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポート」

「SDP セッション情報および Permit Hostname CLI のための SIP ゲートウェイ サポート」

「SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポート」

「SIP:PAI に対する SIP サポート」

「SIP history-info ヘッダー サポート」

「SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポート」

「SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポート」

「SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 ISDN メッセージからの経過表示のストリッピングのサポート」

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性機能の履歴

リリース
変更点

12.2(11)T

これらの機能が導入されました。

SIP と設定可能な Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)原因コード のマッピング機能の履歴

リリース
変更点

12.2(2)XB

この機能が導入されました。

12.2(2)XB2

この機能が追加のプラットフォームに実装されました。

12.2(8)T

この機能がこのリリースに統合されました。

12.2(11)T

この機能が追加のプラットフォームに実装されました。

SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能の履歴

リリース
変更点

12.3(1)

SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能が導入されました。

強化された SIP 180 暫定応答処理機能の履歴

リリース
変更点

12.2(13)T

この機能が導入されました。

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張の履歴

リリース
変更点

12.2(13)T

この機能が導入されました。

不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求機能の履歴

リリース
変更点

12.2(2)XB

この機能が導入されました。

12.2(8)T

この機能がこのリリースに統合されました。

12.2(11)T

追加のプラットフォームのサポートが追加されました。

SIP セッション タイマー サポート機能の履歴

リリース
変更点

12.2(11)T

これらの機能が導入されました。

12.4(9)T

この機能が Request for Comments(RFC)4028 をサポートするように更新されました。

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了機能の履歴

リリース
変更点

12.3(8)T

この機能が導入されました。

SIP の SIP ヘッダー/Uniform Resource Locator(URL)サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能の履歴

リリース
変更点

12.3(4)T

この機能が導入されました。

SIP スタック ポータビリティ機能の履歴

リリース
変更点

12.4(1)T

この機能が導入されました。

SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポート機能の履歴

リリース
変更点

12.4(2)T

この機能が導入されました。

Session Description Protocol(SDP; セッション記述プロトコル)セッション情報および Permit Hostname Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)のための SIP ゲートウェイ サポート機能の履歴

リリース
変更点

12.4(9)T

この機能が導入されました。

SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポートの履歴

リリース
変更点

12.4(15)T

この機能が導入されました。

12.4(20)T

SIP の発信プロキシ サポートをダイヤルピア単位でディセーブルにするためのサポートが追加されました。

P-Asserted-Identity(PAI)に対する SIP サポートの履歴

リリース
変更点

12.4(15)T

この機能が導入されました。

SIP history-info ヘッダー サポート機能の履歴

リリース
変更点

12.4(22)T

この機能が導入されました。

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポート機能の履歴

リリース
変更点

15.0(1)XA

Cisco IOS SIP Time-Division Multiplexing(TDM; 時分割多重)ゲートウェイおよび Cisco Unified Border Element(UBE)に SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートが追加されました。

15.1(1)T

この機能がこのリリースに統合されました。

SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポート機能の履歴

リリース
変更点

15.0(1)XA

Cisco IOS 音声ゲートウェイである Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)または Cisco UBE 上での SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポート

15.1(1)T

この機能がこのリリースに統合されました。

SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 Integrated Services Digital Network(ISDN)メッセージからの経過表示のストリッピングのサポート機能の履歴

リリース
変更点

15.0(1)XA

Cisco IOS SIP/H.323 TDM ゲートウェイおよび Cisco UBE 上での着信 ISDN メッセージからの経過情報のストリッピングのサポート

15.1(1)T

この機能がこのリリースに統合されました。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の一部がサポートされていない場合があります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答機能の概要」を参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージ、および Cisco IOS XE ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の前提条件

すべての SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答機能

ゲートウェイが、SIP 用に設定された音声機能を備えていることを確認します。

運用 IP ネットワークを確立します。ご使用の Cisco IOS リリースに応じて、 製品サポート ページ( http://www.cisco.com/web/psa/products/index.html?c=268438303 )から次の Cisco IOS IP コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

『Cisco IOS IP Addressing Services Configuration Guide』

『Cisco IOS IP Mobility Configuration Guide』

『Cisco IOS IP Multicast Configuration Guide』

『Cisco IOS IP Routing Protocols Configuration Guide』

VoIP を設定します。

SIP の音声機能を設定します。

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了機能

Reason ヘッダーについては、次を実行します。

Reason ヘッダーを受信するゲートウェイ上の既存の理由コード マッピング テーブルよりも Reason ヘッダーを優先する場合は、SIP User-Agent(SIP UA; SIP ユーザ エージェント)コンフィギュレーション モードで CLI reason ヘッダーの上書きを設定します。

バッファリングされた発信者名の完了(buffer invite タイマーなど)については、次を実行します。

リリース 12.3(4)T で、ISDN 発信者名表示機能のサポートに関連する前提条件を完了します(「 Configuring SIP DTMF Features 」の章を参照)。

buffer invite タイマーの値を設定します。

着信 ISDN のセットアップに、 GR-1367「Generic Requirements for ISDN Calling Name Identification Services for Primary Rate Interface (PRI)」仕様 に記載されている name-to-follow(後続名)表示が含まれることを確認します。

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の制約事項

すべての SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答機能

TCP の Via 処理は実装されていません。

SIP Permit Hostname コマンドの機能

ホスト名の最大長は 30 文字です。30 文字を超えるホスト名は、SIP INVITE メッセージ サポートによって切り捨てられます。

SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能

着信 SIP コール レッグによって提供される Accept-Language ヘッダーは、そのコール レッグもまた SIP である場合に限り、発信コール レッグに渡されます。

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張機能

この機能では、Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)仕様(draft-ietf-privacy-.02.txt)に記載されている Anonymity(匿名性)ヘッダーはサポートされません。この機能は、IP アドレス レベルではなく、プレゼンテーション レベルの匿名性をレベル 5 で実装します。SIP ゲートウェイは、隣接するすべてのシグナリング デバイスを信頼できることを前提としているため、境界の SIP プロキシ サーバにより、管理境界で匿名ポリシーを適用することを推奨します。

North American Numbering Plan Area(NANPA; 北米番号計画エリア)によって定義された Automatic Number Identification Information Indicators(ANI II; 自動番号識別情報表示)または Originating Line Information(OLI; 発信回線情報)のマッピングに関する IETF 仕様(draft-ietf-privacy-.02.txt)は、現在作成中です。Cisco IOS VoiceXML の現在の実装では、番号計画のタグ付き ANI II ディジットの文字列表現としてではなく、数字としての ANI II ディジットの搬送がサポートされています。

不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求機能

Distributed Call Signaling(DCS)ヘッダーおよび拡張はサポートされません。

SIP セッション タイマー サポート機能

この機能により、SIP ポータブル スタックおよび IOS ゲートウェイは、SIP セッション タイマーに関する IETF RFC 4028 仕様を順守できます。

Cisco SIP ゲートウェイは SIP セッション タイマーの使用を開始できませんが、他のユーザ エージェントによって要求された場合は、セッション タイマーを完全にサポートします。

MIN-SE 値は、このマニュアルに記載されている min-se コマンドを使用することによってのみ、設定できます。CISCO-SIP-UA-Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)を使用して設定できません。

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能

発信コールの場合、アプリケーションは、次を除くすべての拡張ヘッダーおよび非標準ヘッダーを渡すことができます。

Call-ID

Supported

Require

Minimum Session Expiration(Min-SE)

Session-Expires

Max-Forwards

CSeq

From ヘッダーおよび To ヘッダー内の "Tag" パラメータ(From ヘッダーおよび To ヘッダー自体は許容されています)

その他のすべてのヘッダーは、SIP INVITE メッセージ内にヘッダー行を作成するために、アプリケーションによって上書きされます。

SUBSCRIBE 方式および NOTIFY 方式は、Tool Command Language(Tcl; ツールキット コマンド言語)アプリケーションに対してのみサポートされます。

SDP セッション情報のための SIP ゲートウェイ サポート機能

受信されるセッション情報行の最大長は 1000 文字です。1000 文字を超えるセッション情報行は、SIP ゲートウェイ サポートによって切り捨てられます。

SIP:PAI に対する SIP サポート

REGISTER メッセージのプライバシーはサポートされません。ゲートウェイが別のエンドポイントに登録する場合、そのゲートウェイは、このエンドポイントが信頼できるドメイン内に存在することを前提としています。したがって、このトランザクションに関するプライバシーは不要です。

SIP history-info ヘッダー サポート機能

history-info ヘッダー サポートは、Cisco IOS SIP 時分割多重(TDM)ゲートウェイ、および SIP 間の Cisco Unified Border Element(Cisco UBE)上でのみ提供されます。

Cisco IOS SIP ゲートウェイは、history-info ヘッダー内の情報を使用してルーティングを決定できません。

SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答機能の概要

ここでは、次の内容について説明します。

「SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性」

「SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピング」

「SIP Accept-Language ヘッダー サポート」

「強化された SIP 180 暫定応答処理」

「発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張」

「不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求」

「SIP セッション タイマー サポート」

「SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了」

「SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能」

「SIP スタック ポータビリティ」

「SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポート」

「SDP セッション情報および Permit Hostname CLI のための SIP ゲートウェイ サポート」

「SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポート」

「SIP:PAI に対する SIP サポート」

「SIP history-info ヘッダー サポート」

「SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポート」

「SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポート」

「SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 ISDN メッセージからの経過表示のストリッピングのサポート」

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性機能は、音声コール障害の内部原因に対して標準のカテゴリ セットを確立します。この機能が導入されるまで、内部障害の発生時に渡される原因コードは標準化されておらず、定義されたルールに基づいていませんでした。非標準であることは、わかりにくい、または不正な原因コード情報につながり、課金エラーの一因となる可能性がありました。

この機能は、音声コール障害の内部原因に対して標準のカテゴリ セットを確立します。内部原因コードの一貫性により、SIP と H.323 の混合ネットワークのより効率的かつ効果的な運用が可能になるため、運用コストが減少し、サービス アベイラビリティが向上します。


) RFC 2543-bis-04 機能拡張の導入により、SIP の原因コード 303「Redirection: See Other」および 411「Client Error: Length required」が廃止されます。RFC 2543-bis-04 機能拡張については、「Achieving SIP RFC Compliance」の章を参照してください。


現在は正確に生成される H.323 および SIP の標準原因コードは、各内部障害の性質を反映します。この機能により、H.323 および SIP 呼制御プロトコルと、一般的な問題に対して生成される原因コードの一貫性が維持されます。また、内部障害ごとに International Telecommunication Union/Telecommunication Standardization Sector(ITU-T; 国際電気通信連合)Q.850 解放原因コードが 1 つ割り当てられ、新しい標準カテゴリは、各カテゴリに割り当てられた Q.850 解放原因コードおよび説明にマッピングされます( 表 1 )。

 

表 1 H.323 および SIP の標準カテゴリと Q.850 原因コードのマッピング

標準カテゴリ
標準カテゴリの説明
Q.850 原因コード
Q.850 解放原因の説明

Socket Failure(ソケット障害)

一般的なシナリオ:

Transmission Control Protocol(TCP)のソケット接続障害。

H.323 SETUP の送信に問題があります。

SIP INVITE の送信に問題があります。

接続されたソケット上で送受信エラーが発生しています。

27

CC_CAUSE_DESTINATION_OUT_OF_ORDER

宛先のインターフェイスが正常に機能していないため、ユーザによって指定された宛先に到達できません。

シグナリング メッセージをリモート側に配信できませんでした。

Destination Address Resolution Failure(宛先アドレス解決障害)

一般的なシナリオ:

Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)解決の障害。

設定内のセッション ターゲットが無効です。

3

CC_CAUSE_NO_ROUTE

コールのルーティングに使用されたネットワークが目的の宛先にサービスを提供しないため、着信側に到達できません。

Call Setup Timeout Failure(コール セットアップ タイムアウト障害)

一般的なシナリオ:

処理中の H.323 呼設定がありません。

H.323 警告または接続メッセージを着信側ゲートウェイから受信していません。

Invite expires タイマーが最大許容リトライ回数に到達しました。

102

CC_CAUSE_RECOVERY_ON_ TIMER_EXPIRY

タイマーの期限切れにより、エラー処理手順関連の手順を開始しました。

Internal Resource Allocation Failure(内部リソース割り当て障害)

一般的なシナリオ:

メモリ不足。

TCP ソケットの内部にアクセスできなくなりました。

47

CC_CAUSE_NO_RESOURCE

"resource unavailable" イベントが発生しました。

Invalid Message Received Error(無効なメッセージ受信エラー)

一般的なシナリオ:

無効なメッセージを受信しました。

95

CC_CAUSE_INVALID_MESSAGE

無効なメッセージ イベントが発生しました。

Mandatory IE Missing Error(必須 IE 欠落エラー)

一般的なシナリオ:

SIP メッセージ内に必須の Contact フィールドがありません。

セッション記述プロトコル( SDP)本体が見つかりません。

96

CC_CAUSE_MANDATORY_IE_ MISSING

この原因を送信した機器が、Information Elements(IE; 情報要素)が欠落したメッセージを受信しました。メッセージを処理するためには、この情報要素がメッセージ内に存在する必要があります。

Invalid IE Contents Error(無効な IE コンテンツ エラー)

一般的なシナリオ:

SIP Contact フィールドは存在しますが、形式が不正です。

100

CC_CAUSE_INVALID_IE_ CONTENTS

この原因コードを送信した機器が、実装済みの情報要素を受信しました。しかし、この原因コードを送信した機器は、特定のフィールドを 1 つ以上実装していません。

Message in Invalid Call State(無効なコール状態のメッセージ)

一般的なシナリオ:

コール状態と互換性がない、予期しないメッセージを受信しました。

101

CC_CAUSE_MESSAGE_IN_
INCOMP_CALL_STATE

コール状態と互換性がないメッセージを受信したことを示します。

Internal Error(内部エラー)

一般的なシナリオ:

公衆電話交換網(PSTN)にメッセージを送信できませんでした。

127

CC_CAUSE_INTERWORKING

実行するアクションの原因を提供しないネットワークとのインターワーキングが存在します。正確な原因は確認できません。

QoS Error(QoS エラー)

一般的なシナリオ:

Quality of Service(QoS; サービス品質)エラー。

49

CC_CAUSE_QOS_UNAVAILABLE

要求された QoS を提供できません。

Media Negotiation Failure(メディア ネゴシエーション障害)

一般的なシナリオ:

コーデックが一致しません。

H.323 または H.245 の問題は、メディア ネゴシエーションの障害につながります。

65

CC_CAUSE_BEARER_CAPABILITY_NOT_IMPLEMENTED

この原因を送信した装置は、要求されたベアラ機能をサポートしていません。

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピング

SIP ネットワークと PSTN ネットワークの間でコールを確立するには、両方のネットワークを相互運用できる必要があります。ネットワークを相互運用するための要素の 1 つは、PSTN コールの障害または完了の理由を示す PSTN 原因コードを SIP ステータス コードまたはイベントにマッピングすることです。逆に、SIP ステータス コードまたはイベントを PSTN 原因コードにマッピングすることもあります。このマニュアルに含まれるイベント マッピング テーブルは、SIP と PSTN の間の標準またはデフォルトのマッピングを示します。

ただし、SIP ユーザ エージェント ソフトウェアをカスタマイズして、SIP ネットワークと PSTN ネットワークの間のデフォルト マッピングを上書きすることもできます。SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピング機能を使用すると、PSTN ネットワークと SIP ネットワークの間に特定のマップを設定できます。このように、任意の SIP ステータス コードから任意の PSTN 原因コードへのマッピングや、その逆方向のマッピングが可能です。

設定を完了し、NVRAM(不揮発性 RAM)に保存すると、それらの設定が起動時に自動的に復元されます。

デフォルト マッピング

表 2 に、PSTN 原因コードと、対応するデフォルト設定の SIP イベントのマッピングを示します。ここに示しているコードを除くすべてのコードは、デフォルトで 500 Internal server error にマッピングされます。

 

表 2 PSTN 原因コードから SIP イベントへのデフォルト マッピング

PSTN 原因コード
説明
SIP イベント

1

割り当てられていない番号です。

404 Not found

2

指定された中継ネットワークへのルートがありません。

404 Not found

3

宛先へのルートがありません。

404 Not found

17

ユーザ ビジーです。

486 Busy here

18

ユーザ応答がありません。

480 Temporarily unavailable

19

ユーザが電話に出ません。

20

加入者が不在です。

21

コールは拒否されました。

403 Forbidden

22

番号が変更されました。

410 Gone

26

選択されていないユーザをクリアします。

404 Not found

27

宛先が正常に機能していません。

404 Not found

28

アドレスが不完全です。

484 Address incomplete

29

ファシリティは拒否されました。

501 Not implemented

31

正常です(未指定)。

404 Not found

34

使用可能な回路がありません。

503 Service unavailable

38

ネットワークが正常に機能していません。

503 Service unavailable

41

一時的な障害です。

503 Service unavailable

42

スイッチング装置の輻輳が発生しています。

503 Service unavailable

47

リソースを使用できません。

503 Service unavailable

55

着信クラスが Closed User Group(CUG; 非公開ユーザ グループ)内で禁止されています。

403 Forbidden

57

ベアラ機能は許可されていません。

403 Forbidden

58

現在、ベアラ機能は使用できません。

501 Not implemented

65

ベアラ機能が実装されていません。

501 Not implemented

79

サービスまたはオプションが実装されていません。

501 Not implemented

87

ユーザが非公開ユーザ グループ(CUG)のメンバではありません。

503 Service Unavailable

88

宛先の互換性がありません。

400 Bad request

95

無効なメッセージです。

400 Bad request

102

Recover on Expires がタイムアウトしました。

408 Request timeout

111

プロトコル エラーです。

400 Bad request

上記以外のすべてのコード

500 Internal server error

表 3 に、SIP イベントと、対応するデフォルト設定の PSTN 原因コードのマッピングを示します。

 

表 3 SIP イベントから PSTN 原因コードへのデフォルト マッピング

SIP イベント
PSTN 原因コード
説明

400 Bad request

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

401 Unauthorized

57

ベアラ機能は許可されていません。

402 Payment required

21

コールは拒否されました。

403 Forbidden

57

ベアラ機能は許可されていません。

404 Not found

1

割り当てられていない番号です。

405 Method not allowed

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

406 Not acceptable

407 Proxy authentication required

21

コールは拒否されました。

408 Request timeout

102

Recover on Expires がタイムアウトしました。

409 Conflict

41

一時的な障害です。

410 Gone

1

割り当てられていない番号です。

411 Length required

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

413 Request entity too long

414 Request URI (URL) too long

415 Unsupported media type

79

サービスまたはオプションが実装されていません。

420 Bad extension

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

480 Temporarily unavailable

18

ユーザ応答がありません。

481 Call leg does not exist

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

482 Loop detected

483 Too many hops

484 Address incomplete

28

アドレスが不完全です。

485 Address ambiguous

1

割り当てられていない番号です。

486 Busy here

17

ユーザ ビジーです。

487 Request cancelled

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

488 Not acceptable here

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

500 Internal server error

41

一時的な障害です。

501 Not implemented

79

サービスまたはオプションが実装されていません。

502 Bad gateway

38

ネットワークが正常に機能していません。

503 Service unavailable

63

サービスまたはオプションを使用できません。

504 Gateway timeout

102

Recover on Expires がタイムアウトしました。

505 Version not implemented

127

インターワーキングが存在します(未指定)。

580 Precondition Failed

47

リソースを使用できません(未指定)。

600 Busy everywhere

17

ユーザ ビジーです。

603 Decline

21

コールは拒否されました。

604 Does not exist anywhere

1

割り当てられていない番号です。

606 Not acceptable

58

現在、ベアラ機能は使用できません。

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの利点

この機能は、制御と柔軟性を提供します。CLI コマンドを使用することで、PSTN ネットワークと SIP ネットワークの間で現在使用できるデフォルトまたは標準のマッピングを簡単にカスタマイズできます。これにより、展開サイトのセットアップ時に柔軟性が提供されます。

SIP Accept-Language ヘッダー サポート

SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能は、SIP INVITE メッセージおよび OPTIONS 応答に Accept-Language ヘッダーのサポートを導入します。この機能を使用すると、最大で 9 つの言語を SIP メッセージで伝送し、第 1 候補、第 2 候補など、複数の言語プリファレンスを指定するように設定できます。

この機能の利点は次のとおりです。

サービス プロバイダーは、言語ベースの機能をサポートできます。

Voice Extensible Markup Language(VXML)アプリケーション プロバイダーは、言語ベースのサービスをサポートできます。

Accept-Language ヘッダー サポートを設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能の設計」

「INVITE メッセージの例」

「OPTIONS 応答の例」

SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能の設計

シスコでは、インターネット技術特別調査委員会(IETF)仕様「SIP:Session Initiation Protocol」 (draft-ietf-sip-rfc2543bis-09)で定義されている新しいヘッダー Accept-Language をサポートすることにより、この機能を SIP トランキング ゲートウェイ上に実装しています。Accept-Language ヘッダーは、ユーザ エージェント間のメディア セッションを確立する SIP INVITE と、ユーザ エージェント機能をリストする SIP OPTIONS 応答で使用されます。このヘッダーは、理由フレーズ、セッション記述、またはステータス応答に対する言語プレファレンスを指定します。人間のオペレータにルーティングするために、SIP プロキシが Accept-Language ヘッダーを使用することもあります。

Accept-Language ヘッダーは、International Organization for Standardization(ISO; 国際標準化機構)仕様 ISO 639「Codes for Representation of Names of Languages」で指定されている 139 の言語をサポートします。SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能を使用すると、最大で 9 つの言語を INVITE メッセージおよび OPTIONS 応答で送信できます。また、この機能では、複数の言語プリファレンス(第 1 候補、第 2 候補など)を指定できる qvalue(q=)パラメータがサポートされます。

INVITE メッセージの例

次に、シンド語、ズールー語、およびリンガラ語をサポートするように設定されたゲートウェイの発信 INVITE メッセージの例を示します。

11:38:42: Sent:
INVITE sip:36602@172.18.193.120:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 172.18.193.98:5060
From: <sip:172.18.193.98>;tag=27FB000-42E
To: <sip:36602@172.18.193.120>
Date: Mon, 01 Mar 1993 11:38:42 GMT
Call-ID: 23970D87-155011CC-8009E835-18264FDE@172.18.193.98
Supported: timer,100rel
Min-SE: 1800
Cisco-Guid: 0-0-0-0
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Accept-Language: sd, zu, ln;q=0.123
Allow: INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, Refer , SUBSCRIBE, NOTIFY, INFO
CSeq: 101 INVITE
Max-Forwards: 10
Remote-Party-ID: <sip:172.18.193.98>;party=calling;screen=no;privacy=off
Timestamp: 730985922
Contact: <sip:172.18.193.98:5060>
Expires: 300
Allow-Events: telephone-event
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 322
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 5606 9265 IN IP4 172.18.193.98
s=SIP Call
c=IN IP4 172.18.193.98
t=0 0
m=audio 16434 RTP/AVP 18 100 101
c=IN IP4 172.18.193.98
a=rtpmap:18 G729/8000
a=fmtp:18 annexb=no
a=rtpmap:100 X-NSE/8000
a=fmtp:100 192-194
a=rtpmap:101 telephone-event/8000
a=fmtp:101 0-16
a=ptime:10

OPTIONS 応答の例

次に、ヨルバ語、シンド語、および英語をサポートするように設定されたゲートウェイからの OPTIONS 応答の例を示します。

11:28:44: Received:
OPTIONS sip:36601@172.18.193.98:5060;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 172.18.193.120:5060
From: "user" <sip:36602@172.18.193.120>
To: <sip:36601@172.18.193.98>
Date: Mon, 01 Mar 1993 02:55:01 GMT
Call-ID: BB8A5738-14EE11CC-8008B310-2C18B10E@172.18.193.120
Accept: application/sdp
CSeq: 110 OPTIONS
Contact: <sip:36601@172.18.193.98:5060>
Content-Length: 0
 
11:28:44: Sent:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 172.18.193.120:5060
From: "user" <sip:36602@172.18.193.120>
To: <sip:36601@172.18.193.98>;tag=2768F24-1DB2
Date: Mon, 01 Mar 1993 11:28:44 GMT
Call-ID: BB8A5738-14EE11CC-8008B310-2C18B10E@172.18.193.120
Server: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Content-Type: application/sdp
CSeq: 110 OPTIONS
Supported: 100rel
Accept-Language: yo, sd;q=0.234, en;q=0.123
Allow: INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, Refer , SUBSCRIBE, NOTIFY, INFO
Accept: application/sdp
Allow-Events: telephone-event
Content-Length: 170
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 7292 5756 IN IP4 172.18.193.98
s=SIP Call
c=IN IP4 172.18.193.98
t=0 0
m=audio 0 RTP/AVP 18 0 8 4 2 15 3
c=IN IP4 172.18.193.98

強化された SIP 180 暫定応答処理

強化された SIP 180 暫定応答処理機能を使用すると、SIP 180 応答メッセージに対して、Cisco IOS ゲートウェイ上で初期メディア カットスルーをイネーブルまたはディセーブルにできます。この機能により、セッション記述プロトコル(SDP)を含む 180 メッセージを、SDP を含まない 183 応答と同じ方法で処理するかどうかを指定できます。180 Ringing メッセージは、INVITE メッセージがユーザ エージェントによって受信されたこと、および警告が発生していることを示すために使用される暫定応答または情報応答です。183 Session Progress 応答は、メッセージ本文のメディア情報内にコール状態に関する情報が存在することを示します。180 メッセージおよび 183 メッセージは、ユーザが電話に出る前に初期メディア セッションを確立できるようにする SDP を含む場合があります。

この機能が実装されるまで、Cisco ゲートウェイは、SDP を含む 180 Ringing 応答を 183 Session Progress 応答と同様に処理していました。つまり、SDP は遠端が初期メディアを送信する兆候であると考えられていました。一方、SDP を含まない 180 応答は、初期メディア カットスルーではなく、ローカル リングバックを提供することによって処理されていました。この機能には、180 メッセージ内に SDP が存在するかどうかを無視して、すべての 180 メッセージを一様に処理する機能が用意されています。強化された SIP 180 暫定応答処理機能には、新しい disable-early-media 180 コマンドが導入されています。これにより、SDP を含む 180 応答に提供するコール処理(初期メディアまたはローカル リングバック)を指定できます。

表 4 に、この機能で使用できるコール処理を示します。

 

表 4 強化された SIP 180 暫定応答処理機能で使用できるコール処理

応答メッセージ
Cisco IOS VoiceXML のステータス
処理

SDP を含む 180 応答

イネーブル(デフォルト)

初期メディア カットスルー

SDP を含む 180 応答

ディセーブル

ローカル リングバック

SDP を含まない 180 応答

新機能による影響はありません

ローカル リングバック

SDP を含む 183 応答

新機能による影響はありません

初期メディア カットスルー

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「プライバシー、スクリーニング、およびプレゼンテーション表示」

「Remote-Party-ID の実装」

「着信コール フローと発信コール フロー」

「SIP メッセージと PSTN メッセージの Remote-Party-ID」

プライバシー、スクリーニング、およびプレゼンテーション表示

シスコでは、IETF 仕様「SIP Extensions for Caller Identity and Privacy」(draft-ietf-privacy-.02.txt)で定義されているヘッダー Remote-Party-ID をサポートすることにより、この機能を SIP トランキング ゲートウェイに実装しています。Remote-Part-ID ヘッダーは、発信者を識別し、プレゼンテーションおよびスクリーニング情報を伝送します。以前の SIP 実装では、From ヘッダーを使用して発信者 ID を示していましたが、最初の INVITE 要求で 1 度定義すると、そのセッションでは変更できませんでした。コール セッションの確立中に変更、追加、または削除できる Remote-Part-ID ヘッダーを実装することで、以前の制限を克服し、コール参加者のプライバシー表示、スクリーニング、および検証が可能になります。この機能は、Remote-Part-ID ヘッダーを使用して、Integrated Services Digital Network(ISDN)メッセージと Remote-Party-ID SIP タグの間での変換機能をサポートします。また、SIP ヘッダーでは、スクリーニング表示とプレゼンテーション表示を提供することにより、特定のテレフォニー サービスおよび規制/公共安全要件をサポートすることもできます。

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張には、remote-party-id 変換をイネーブルにし、SIP トランキング ゲートウェイに入るコールの代替呼び出し情報の処理を設定するためのコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドが導入されています。設定できる処理オプションは次のとおりです。

発信者名と発番号をパススルーする(デフォルト)。

発信者名または発番号を送信 Setup メッセージで送信しない。

送信 Setup メッセージで、発信者名を無条件で設定済み文字列に設定する。

送信 Setup メッセージで、発番号を無条件で設定済み文字列に設定する。

SIP トランキング ゲートウェイを出るコールの代替呼び出し情報の処理を設定できます。設定できる処理オプションは次のとおりです。

発信者名と発番号をパススルーする(デフォルト)。

送信 INVITE メッセージで、発信者名または発番号を送信しない。

送信 INVITE メッセージで、From ヘッダーの display-name を無条件で設定済み文字列に設定する。

送信 INVITE メッセージで、From ヘッダーの user 部分を無条件で設定済み文字列に設定する。

送信 INVITE メッセージで、Remote-Party-ID ヘッダーの display-name を無条件で設定済み文字列に設定する。

送信 INVITE メッセージで、Remote-Party-ID ヘッダーの user 部分を無条件で設定済み文字列に設定する。

Remote-Party-ID の実装

ここでは、SIP ネットワークへの Remote-Party-ID 機能の実装について説明します。この機能が実装されるまで、From ヘッダー フィールドのコンテンツを変更するメカニズムはありませんでした。この機能がイネーブルになっている場合、SIP ゲートウェイは、コール セットアップ メッセージ内の ISDN のスクリーニングおよびプレゼンテーション識別子の変換機能を提供します。SIP ゲートウェイおよびプロキシ サーバには、Remote-Party-ID 機能をサポートするための設定が必要です。

図 1 に、この機能が実装された一般的なネットワークを示します。ゲートウェイ C は、unscreened discard に設定されています。つまり、スクリーニングされた(;screen=yes)Remote-Part-ID ヘッダーが着信 SIP INVITE 要求に含まれない場合、発信者名または発番号は送信 Setup メッセージで送信されません。

図 1 卸売業者の SIP ネットワーク

 


) プライバシーおよびスクリーニング表示に関するプロキシ サーバの役割は、管理境界で display-name 情報を保護し、プライバシー ポリシーを適用することです。


次の項の図 2図 9 では、この機能に用意されているコマンドを使用したさまざまな呼び出し情報処理オプションを示します。呼び出し情報の処理は、SIP ゲートウェイの Setup メッセージおよび Remote-Party-ID 設定で指定したパラメータによって決まります。

着信コール フローと発信コール フロー

ここでは、Remote-Party-ID 機能の着信コール フローと発信コール フローを示します。図 2 に、発信者名と発番号を渡すときの SIP から PSTN へのデフォルトの動作を示します。この処理はデフォルトでイネーブルになっているため、設定は不要です。

図 2 Remote-Party-ID による SIP から PSTN へのデフォルト コール フロー

 

図 3 に、発信者名と発番号を渡すときの PSTN からへ SIP のデフォルトの動作を示します。この処理はデフォルトでイネーブルになっているため、設定は不要です。

図 3 Remote-Party-ID 変換による PSTN から SIP へのデフォルト コール フロー(プライバシーを要求しない場合)

 

図 4 に、ゲートウェイ B で発信者名と発番号を廃棄する場合のコール フローを示します。Setup メッセージには、呼び出し情報の処理を指定する ISDN 情報要素(IE)が含まれます。ゲートウェイ A からの INVITE メッセージには、対応する Remote-Party-ID SIP タグが含まれます。

図 4 ゲートウェイでの発信者名と発番号の廃棄

 

図 5 に、ゲートウェイ A からの Setup メッセージで受け取った発信者名と発番号を上書きするゲートウェイ B を示します。発信者名と発番号を上書きするようにゲートウェイ B を設定するには、次のコマンドを使用します。

remote-party-id

calling-info sip-to-pstn name set name

calling-info sip-to-pstn number set number

図 5 ゲートウェイでの発信者名と発番号の上書き

 

図 6 では、トランキング SIP ゲートウェイは、From ヘッダーの発信者名と発番号を上書きするように設定されています。このコール処理オプションを設定するには、次のコマンドを使用します。

remote-party-id

calling-info pstn-to-sip from name set name

calling-info pstn-to-sip from number set number

図 6 From ヘッダーの発信者名と発番号の上書き

 

図 7 に、課金アプリケーションの OLI または ANI II ディジットの変換を示します。Remote-Party-ID 機能では、この処理はデフォルトでイネーブルになっているため、設定作業は不要です。no remote-party-id コマンドを使用してこの機能をディセーブルにした場合は、remote-party-id コマンドを使用して機能を再度イネーブルにしてください。

図 7 個別線信号方式(CAS)から SIP への OLI の受け渡し

 

図 8図 9 に、ISDN のスクリーニングおよびプレゼンテーション識別子と SIP の Remote-Party-ID 拡張の間の変換を提供する SIP トランキング ゲートウェイ機能を示します。この 2 つの図は、プライバシーを要求する場合と要求しない場合のコール処理の違いを示しています。プライバシーを要求しない場合、発信者名と発番号は変更されずに渡されます。

図 8 Remote-Party-ID 変換による PSTN から SIP へのコール フロー(プライバシーを要求しない場合)

 

プライバシーを要求する場合、図 9 に示すように、スクリーニングされた ID 情報は引き続き課金情報のアカウンティング レコードに記録されますが、発信 INVITE メッセージの From ヘッダーでは、user フィールドにデータが設定されず、display-name は "anonymous" に設定されます。

図 9 Remote-Party-ID による PSTN から SIP へのコール フロー(プライバシーを要求する場合)

 

SIP メッセージと PSTN メッセージの Remote-Party-ID

SIP INVITE メッセージと PSTN メッセージでは、Remote-Party-ID 拡張との間で ID 情報のマーキング、スクリーニング、および PSTN 変換を提供する機能がサポートされています。ここでは、SIP INVITE メッセージと PSTN メッセージの形式について説明します。この項の内容は、次のとおりです。

「Remote-Party-ID ヘッダー」

「Remote-Party-ID の構文」

「ISDN の構文」

「スクリーニングおよびプレゼンテーション情報」

Remote-Party-ID ヘッダー

SIP Remote-Party-ID ヘッダーは、発信者を識別し、コールのプレゼンテーションおよびスクリーニングの方法を指定する user、party、screen、および privacy ヘッダーで構成されます。このヘッダーには、URL と、ユーザを識別する表示名(任意)が 1 つずつ格納されています。有効な Remote-Party-ID ヘッダーは、SIP URL または Telephone Uniform Resource Locator(TEL)URL です。


) ヘッダーの構文については、「Remote-Party-ID の構文」および「スクリーニングおよびプレゼンテーション情報」を参照してください。


次に、user、party、screen、および privacy を含む代表的な Remote-Party-ID ヘッダーの例を示します。

02:32:17:Received:
INVITE sip:3331000@172.27.184.118:5060;user=phone SIP/2.0
Via:SIP/2.0/UDP 10.0.0.1:5070
Supported:org.ietf.sip.100rel
From:"alice" <sip:555-1001@10.0.0.1:5070>
To:sip:555-1002@172.27.184.118:5060
Remote-Party-ID:"Alice Smith" <sip:5551111@192.0.2.67;user=phone>;party=calling;screen=no;privacy=off
Call-ID:00000001@10.0.0.1:5070
CSeq:1 INVITE
Contact:"alice" <sip:10.0.0.1:5070>
Content-Type:application/sdp
 
v=0
o=- 2890844526 2890844526 IN IP4 A3C47F2146789F0
s=-
c=IN IP4 10.0.0.1
t=36124033 0
m=audio 49170 RTP/AVP 0

Remote-Party-ID の構文

各 Remote-Party-ID フィールドは、フィールドがどのようにマーク付けされているかによって発信者を識別します。party がマーク付けされていない場合、ヘッダーの Remote-Party-ID は発信者の ID を表します。

Remote-Party-ID は、Augmented Backus-Naur Format(ABNF; 拡張バッカス ナウア形式)に従います。明確な仕様については、draft-ietf-sip-privacy-02.txt を参照してください。次のフィールドがあります。

Remote-Party-ID = "Remote-Party-ID" ":" [display-name] "<" addr-spec ">" *(";" rpi-token)

rpi-token = rpi-screen | rpi-pty-type | rpi-id-type | rpi-privacy | other-rpi-token

rpi-screen = "screen" "=" ("no" | "yes" )

rpi-pty-type = "party" "=" ( "calling" | "called" | token )

rpi-id-type = "id-type" "=" ( "subscriber" | "user" | "alias" | "return" | "term" | token )

rpi-privacy = "privacy" "=" 1#( ("full" | "name" | "uri" | "off" | token ) [ "-" ( "network" | token ) ] )

other-rpi-token = ["-"] token ["=" (token | quoted-string)]

ISDN の構文

ISDN メッセージは、『ISDN Primary Rate Interface Call Control Switching and Signalling Generic Requirements for Class II Equipment』(TR-NWT-001268、Revision 1 ~ 4)、『Telcordia Technologies Technical Reference』(2001 年)、および『ISDN Basic Rate Interface Call Control Switching and Signalling Generic Requirements』(GR-268-CORE、1998 年 7 月)で指定された形式に従って呼制御を示します。ISDN メッセージは、情報要素(IE)から構成されます。Cisco IOS VoiceXML は、指定されたスクリーニングおよびプレゼンテーション処理を提供するために発番号 IE と表示テキスト IE を使用します。発番号 IE は、発番号とプレゼンテーション ステータスの発信元を指定します。表示テキスト IE は、ユーザの端末で表示用にフォーマットされた発信者名情報を提供します。IE の例については、図 2 の Setup メッセージを参照してください。

スクリーニングおよびプレゼンテーション情報

Remote-Part-ID ヘッダーと ISDN Setup メッセージには、スクリーニングされた ID 情報を指定するために使用されるタグが含まれます。 表 5 は、Remote-Party-ID SIP タグに含まれるスクリーニングおよびプレゼンテーション情報の、SIP ネットワークから PSTN ネットワークへの変換を示します。 表 6 は、PSTN ネットワークから SIP ネットワークへの同じ変換を示します。

 

表 5 SIP から PSTN へのスクリーニングおよびプレゼンテーション情報変換

Remote-Party-ID SIP タグ
PSTN オクテット 3A

;privacy=off;screen=no

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はスクリーニングされていない(0x80)

;privacy=off;screen=yes

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はネットワーク スクリーニングに合格(0x81)

;privacy=[full|uri|name];screen=no

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はスクリーニングされていない(0xA0)

;privacy=[full|uri|name];screen=yes

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はネットワーク スクリーニングに合格(0xA1)

;screen=no

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はスクリーニングされていない(0x80)

;screen=yes

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はネットワーク スクリーニングに合格(0x81)

;privacy=off

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はスクリーニングされていない(0x80)

;privacy=[full|uri|name]

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はスクリーニングされていない(0xA0)

(screen/privacy タグなし)

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はスクリーニングされていない(0x80)

表 6 PSTN から SIP へのスクリーニングおよびプレゼンテーション情報変換

PSTN オクテット 3A
Remote-Party-ID SIP タグ

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はスクリーニングされていない(0x80)

;privacy=off;screen=no

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はネットワーク スクリーニングに合格(0x81)

;privacy=off;screen=yes

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はネットワーク スクリーニングに不合格(0x82)

;privacy=off;screen=no

ネットワーク提供の番号のプレゼンテーションを許可(0x83)

;privacy=off;screen=yes

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はスクリーニングされていない(0xA0)

;privacy=full;screen=no

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はネットワーク スクリーニングに合格(0xA1)

;privacy=full;screen=yes

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はネットワーク スクリーニングに不合格(0xA2)
;privacy=full;screen=no
ネットワーク提供の番号のプレゼンテーションを禁止(0xA3)
;privacy=full;screen=yes
番号は使用不可(0xC3)
(screen/privacy タグは送信されない)

表 7 に、対応するバイナリ形式および Hex 形式の ISDN タグの変換を示します。

 

表 7 バイナリ形式および Hex 形式の ISDN タグ

バイナリ(ビット)
8 7 6 5 4 3 2 1
Hex
意味

1 0 0 0 0 0 0 0

0x80

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はスクリーニングされていない

1 0 0 0 0 0 0 1

0x81

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はネットワーク スクリーニングに合格

1 0 0 0 0 0 1 0

0x82

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを許可、番号はネットワーク スクリーニングに不合格

1 0 0 0 0 0 1 1

0x83

ネットワーク提供の番号のプレゼンテーションを許可

1 0 1 0 0 0 0 0

0xA0

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はスクリーニングされていない

1 0 1 0 0 0 0 1

0xA1

ユーザ提供の番号のプレゼンテーションを禁止、番号はネットワーク スクリーニングに合格

1 0 1 0 0 0 1 1

0xA3

ネットワーク提供の番号のプレゼンテーションを禁止

1 1 0 0 0 0 1 1

0xC3

番号は使用不可

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張の利点

PSTN の相互運用性を拡張します。

プライバシー表示およびスクリーニング表示を上書きできます。

SIP プロキシ サーバによるコール参加者 ID のネットワーク検証およびスクリーニングが可能です。

スクリーニングされた ID 情報を課金情報のアカウンティング レコードに記録できます。

サービス プロバイダーのためのサービス作成プラットフォームおよびアプリケーション サーバのイネーブル化をサポートする拡張加入者情報を提供します。

サービス プロバイダーは、ネットワーク内の加入者およびその資格を識別する機能を高度に制御できます。

不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求

SIP INVITE は、ユーザまたはサービスがセッションに参加することを要求します。各 INVITE には、要求がこれまでに通過した転送パスと応答の送信先を示す Via ヘッダーが含まれます。

従来は、INVITE に不正な Via ヘッダーが含まれていると、ゲートウェイはデバッグ メッセージを出力し、カウンタを増分せずに INVITE を廃棄していました。しかし、出力されたデバッグ メッセージは不十分であることが多かったため、メッセージが廃棄されたことを検知することは困難でした。

不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求機能は、不正な要求への応答を提供します。不正な Via フィールドに対して応答が送信されると、カウンタ Client Error:Bad Request が増分されます。 Bad Request はクラス 400 応答であり、説明「 Malformed Via Field 」を含んでいます。この応答は、User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ポート 5060 で、送信元 IP アドレス(SIP 要求の発信元の IP アドレス)に送信されます。


) Via ヘッダーは TCP 上で着信するメッセージへの応答には使用されないため、この機能は UDP 上で着信するメッセージに適用されます。


この機能の利点は次のとおりです。

システムは、不正な Via ヘッダーを含む INVITE メッセージをただ廃棄するだけでなく、カウンタを増分して応答を送信します。

カウンタは、INVITE メッセージが廃棄されたことをただちに表示する場合に便利です。応答を使用して、送信者に結果を返すこともできます。

SIP セッション タイマー サポート

SIP セッション タイマー サポート機能は、反復する INVITE 要求を送信することにより、SIP セッションを定期的にリフレッシュする機能を追加します。反復する INVITE 要求(re-INVITE)は、ユーザ エージェントまたはプロキシが SIP セッションのステータスを判別できるように、アクティブ コール レッグ中に送信されます。このキープアライブ メカニズムがなければ、着信要求および発信要求を記憶するプロキシ(ステートフルなプロキシ)は、コール状態を不必要に保持し続けます。セッションの最後にユーザ エージェントが BYE メッセージの送信に失敗したり、ネットワークの問題のために BYE メッセージが失われたりすると、ステートフルなプロキシはセッションが終了したことを確認できません。re-INVITE により、アクティブなセッションはアクティブな状態で維持され、完了したセッションは確実に終了されます。

re-INVITE に加えて、セッションのキープアライブ 方式として UPDATE を使用することもできます。SIP スタックは、re-INVITE と UPDATE の両方をサポートしています。ゲートウェイは、セッションをリフレッシュするために、re-INVITE を使用し続けます。

また、SIP セッション タイマー サポート機能は、リフレッシュ間隔の値のネゴシエーションに使用される 2 つの新しい汎用ヘッダーも追加します。

Session-Expires ヘッダーは、User-Agent Client(UAC; ユーザ エージェント クライアント)がセッション タイマーの使用を望んでいる場合に INVITE 内で使用します。

Minimum Session Expiration(Min-SE)ヘッダーは、セッション有効期間の最小許容値を伝送します。

ユーザ エージェントの役割

最初の INVITE 要求は、セッションの期間を確立し、Session-Expires ヘッダーと Min-SE ヘッダーを 1 つずつ含むことができます。これらのヘッダーは、UAC によって要求されたセッション タイマー値を示します。User-Agent Server(UAS; ユーザ エージェント サーバ)またはプロキシはセッション タイマー値を下げることができますが、Min-SE ヘッダーの値よりも低くできません。セッション タイマーの期間が設定された最小値よりも低い場合、プロキシまたは UAS は 422 応答メッセージを送信することもできます。UAS またはプロキシは、セッション タイマー値が受け入れ可能であると判断すると、Session-Expires ヘッダーを 2 xx クラス応答にコピーします。

UAC が Session-Expires ヘッダーを含めなかった場合、UAS またはプロキシは、Session-Expires ヘッダーを INVITE に挿入することもできます。これにより、UAC は、たとえ要求に含まれていなくても、応答で Session-Expires を受け取ることができます。

2 xx 応答において、Session-Expires ヘッダーの refresher パラメータは、re-INVITE または UPDATE の実行者を示します。たとえば、パラメータに値 UAC が含まれる場合は、UAC がリフレッシュを実行します。互換性の問題のため、ユーザ エージェントのいずれか一方だけがセッション タイマー機能をサポートする必要があります。その場合、機能をサポートするユーザ エージェントがリフレッシュを実行します。

re-INVITE は、INVITE 要求とまったく同じように処理されますが、事前に決定されたセッション間隔で消滅します。re-INVITE は、新しいセッション有効期間を伝送します。re-INVITE 要求を生成するユーザ エージェントは、セッションの期限が切れる前に、re-INVITE を送信します。応答がない場合、ユーザ エージェントは、有効期間が切れる前に、BYE 要求を送信してコールを終了します。有効期間が切れる前に re-INVITE が送信されない場合は、UAC または UAS が BYE を送信できます。

2 xx 応答に Session-Expires ヘッダーが含まれない場合は、セッション期限は切れないため、re-INVITE を送信する必要はありません。

Session-Expires ヘッダー

Session-Expires ヘッダーは、SIP コールのセッション間隔を伝送します。このヘッダーは INVITE 要求内に配置され、INVITE への任意の 2 xx クラス応答内で使用できます。このヘッダーの存在は、UAC がこのコールに対してセッション タイマーを使用することを望んでいることを示します。SIP-Expires ヘッダーとは異なり、このヘッダーには delta-time(現在の時間)と応答からのセッション間隔だけを格納できます。

たとえば、90 秒(1.5 分)の値を持つ Session-Expires ヘッダーを含む INVITE に対して UAS が 200 OK 応答を生成する場合、セッション有効期間は、200 OK 応答の送信後 1.5 分として計算されます。各プロキシのセッション有効期間は、2 xx の受信または送信後 1.5 分です。また、UAC の有効期間は、最終応答の受信後 1.5 分です。

ゲートウェイが UAS として動作する場合は、そのゲートウェイがリフレッシュを実行します。リフレッシュ間隔の最小値は 32 秒、つまり上記のリフレッシュ間隔の 1/3 です。ゲートウェイが UAC として動作する場合は、リフレッシュ間隔は、上記のリフレッシュ間隔の 1/2 です。

セッションがリフレッシュされていない場合、セッションの期限が切れる前に BYE を送信するための最小時間は 32 秒です。

Session-Expires ヘッダーの推奨値は 90 秒です。

Session-Expires ヘッダーの構文は次のとおりです。

Session-Expires = ("Session-Expires" | "x") ":" delta-seconds
[refresher]
refresher = ";" "refresher" "=" "UAS"|"UAC"
 

最初の INVITE では refresher パラメータは省略可能ですが、UAC がリフレッシュを実行することを示すために、このパラメータを UAC に設定することもできます。200 OK 応答では、refresher パラメータを設定する必要があります。

Min-SE ヘッダー

INVITE 要求の処理負荷のため、プロキシ、UAC、および UAS には、受け入れ可能な最小タイマー値を設定する必要があります。最小タイマー値を設定する min-se (SIP)コマンドは、最初の INVITE 要求の Min-SE ヘッダーで伝送されます。

コールすると、Min-SE ヘッダーの存在により、セッション タイマーの期間に対して UAC が受け入れる最小値が UAS およびすべてのプロキシに通知されます。デフォルト値は 90 秒(1.5 分)です。UAS およびプロキシでは、セッション間隔が設定値を下回らないようにすることにより、UAC が 422 エラーでコールを拒否することを防止します。 min-se コマンド値は、いったん設定すると、ルータによって発信されるすべてのコールに影響します。Min-SE ヘッダーが存在しない場合、ユーザ エージェントは任意の値を受け入れます。

Min-SE ヘッダーの構文は次のとおりです。

Min-SE = "Min-SE" ":" delta-seconds

422 応答メッセージ

Session-Expires ヘッダーの値が小さすぎる場合、UAS またはプロキシは、422 Session Timer Too Small 応答メッセージでコールを拒否します。この 422 応答メッセージにより、プロキシまたは UAS は、受け入れ可能な最小セッション値を示す Min-SE ヘッダーを含めます。その結果、UAC は、より大きなセッション タイマー値でコールを再試行できます。

INVITE 要求の後で 422 応答メッセージを受信した場合、UAC は INVITE を再試行できます。

Supported ヘッダーと Require ヘッダー

Supported ヘッダー内の timer 引数の存在は、ユーザ エージェントが SIP セッション タイマーをサポートすることを示します。また、Require ヘッダー内の timer 引数の存在は、コールを成功させるために、相手側のユーザ エージェントが SIP セッション タイマーをサポートする必要があることを示します。

SIP セッション タイマー サポートの利点

この機能を使用して、SIP セッションの定期的にリフレッシュできます。定期的にリフレッシュすることで、ユーザ エージェントやプロキシは SIP セッションのステータスを監視できるため、ネットワーク障害が発生した場合のネットワーク リソースのハングを防止できます。

ユーザ エージェントまたはプロキシ参加者のいずれか一方だけが SIP セッション タイマー サポート機能を実装する必要があります。この機能では、以前の SIP ネットワークとの互換性を容易に維持できます。

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了

Reason ヘッダー

Reason ヘッダーは、PSTN インターワーキングを容易にします。そのためには、Disconnect メッセージ応答を受信する側に対して、PSTN から渡された Q.850 原因コードを示す Reason ヘッダーを Bye または Cancel 発信メッセージ要求および 4xx、5xx、または 6xx メッセージ応答にアペンドするように求めます(図 10 を参照)。

図 10 Reason ヘッダーを使用した PSTN インターワーキングの例

 

 

PSTN ゲートウェイ上の SIP 実装は、SIP 応答ステータス コードへの ISDN disconnect メッセージ要求の原因コードのマッピングに関連する問題を抱えています。この問題は、disconnect を受け取るゲートウェイ上のマッピングから生じます。具体的には、複数の ISDN disconnect メッセージ要求の原因コードが 1 つの SIP ステータス コードにマッピングされます。たとえば、SIP ゲートウェイ上で、ISDN 原因コード 18、19、および 20 は、すべて 480 メッセージ応答の SIP ステータス コードにマッピングされます。これにより、リモート エンドで原因コードの値を確定的にリレーすることができなくなります。Reason ヘッダーは、実際の原因コードを伝送できます(図 11 を参照)。

図 11 Reason の動作:SIP ステータス コードのあいまいさの解消

 

バッファリングされた発信者名の完了

図 12 に示すように、Cisco IOS SIP は、Setup メッセージ要求の表示情報要素(IE)において受信側の calling-name 情報を常にサポートしてきました。Setup メッセージ要求、Facility メッセージ要求、および NOTIFY メッセージ要求のファシリティ IE における受信側の calling-name 情報のサポートは、リリース 12.3(4)T の ISDN 呼び出し名表示機能のサポートを通じてサポートされていました(「 Configuring SIP DTMF Features 」の章を参照)。

バッファリングされた発信者名の完了機能は、calling-name 情報が Facility メッセージ要求の後続のファシリティ IE で着信する場合に、INVITE メッセージ要求をバッファリングするためのサポートを追加します。

calling-name 情報がイネーブルであることを示す Setup メッセージを Originating Gateway(OGW; 発信側ゲートウェイ)が受信すると、INVITE メッセージの display-name をバッファリングするための設定がチェックされます。バッファリングがイネーブルになっている場合は、設定で指定された時間が経過するまで INVITE メッセージがバッファリングされます。INVITE メッセージの From ヘッダーと Remote-Party-ID ヘッダーに表示情報が含まれる Facility メッセージが受信された場合は、その Facility が送信されます。指定された時間内に Facility メッセージが受信されない場合は、INVITE メッセージだけが送信されます。

図 12 Facility のファシリティ IE 内の発信者名

 

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能は、アプリケーションが SIP ヘッダーを送受信し、SUBSCRIBE メッセージを送信して、NOTIFY イベントを受信するためのメカニズムを提供します。ここでは、必要に応じて、この機能セットを構成する機能(SIP ヘッダー サポート機能や外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能)について個別に説明します。

この機能の利点は次のとおりです。

セッションの外部イベントによってトリガーされる、プレゼンスベースの通知加入 サービスを作成できます。

サービス プロバイダーは、サービスを拡張して VoiceXML 方式の音声ブラウザ アプリケーションを含めることができます。

トリガーされたアプリケーションおよびカスタム イベント パッケージに SIP ゲートウェイが加入できます。

SIP ヘッダーへのアクセスを提供することにより、分散型音声 Web シナリオおよびコール センターとコンタクト センターの統合アプリケーションをサポートします。

ここでは、次の内容について説明します。

「SIP ヘッダー サポート機能の設計」

「外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能の設計」

SIP ヘッダー サポート機能の設計

この機能が実装されるまで、ゲートウェイ上で実行されている音声アプリケーションは SIP 要求で送信されたヘッダーにアクセスできませんでした。SIP ヘッダーの受け渡し機能を使用することにより、SIP ヘッダー(SIP メッセージ内の、セッションの詳細を指定するフィールド)をアプリケーションで使用できるようになります。この機能は、VoiceXML アプリケーションおよび Tcl Interactive Voice Response(IVR)2.0 アプリケーションのための次の機能をサポートします。

発信 SIP INVITE メッセージの SIP ヘッダーを設定する。

着信コールの SIP ヘッダーに関する情報を取得し、VoiceXML ドキュメントまたは Tcl IVR 2.0 スクリプトにアクセスするためのセッション変数を作成する。

拡張ヘッダーと非標準ヘッダー(ユーザ定義ヘッダーのアトリビュート値ペア)を設定して取得する。

音声アプリケーションは、SIP INVITE メッセージ内のヘッダーを使用して、コールに関する情報を別のサーバ上のアプリケーションに渡します。たとえば、発信者が課金番号を入力した後で、異なるプラットフォーム上の別のアプリケーションにアプリケーションがコールを転送すると、その課金番号を SIP ヘッダーに渡すことができます。シナリオ例としては、異なるサービス プロバイダーでホストされているホテル予約アプリケーションにコールを転送するエアライン アプリケーションがあります。この機能により、それぞれのサイトで発信者に関するコンテキスト情報を共有できます。

この機能では、INVITE メッセージからアプリケーションへのヘッダーの受け渡しをイネーブルまたはディセーブルにするための新しいコマンド header-passing が導入されています。

SIP ヘッダーの受け渡し機能は、拡張された着信/発信ダイヤルピア マッチング サービスも提供します。

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能の設計

この機能は、SUBSCRIBE と NOTIFY という 2 つの SIP 方式、および IETF ドラフト「Event Notification in SIP」(draft-roach-sip-subscribe-notify-02.txt)で定義されている新しい Event ヘッダーを実装します。この機能の詳細については、次の項を参照してください。

「外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY アプリケーションの概要」

「外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY アプリケーションの例」

「外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能の RFC 3265 への準拠」

「SUBSCRIBE および NOTIFY メッセージのフロー」

「メッセージの例」

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY アプリケーションの概要

SIP のイベント通知メカニズムでは、SUBSCRIBE 方式を使用して、後でイベントの通知を要求します。NOTIFY 方式は、以前の SUBSCRIBE によって要求されたイベントが発生したことを通知するか、またはイベントに関する詳細を提供します。この新機能により、SIP INVITE、SUBSCRIBE、および NOTIFY 受信メッセージ内のヘッダーをイベント加入用アプリケーションで使用できるようになります。同様に、SIP を使用する発信コールをアプリケーションが配置できるようにするため、この機能は、発信 INVITE 要求を作成する SIP Service Provider Interface(SPI; サービス プロバイダー インターフェイス)用に URL 内のヘッダーを渡します。

また、この新機能は、メッセージ待機表示やプレゼンスなどの標準イベント パッケージ、および RFC 3265「 Session Initiation Protocol (SIP)-Specific Event Notification 」の初期のドラフトである「SIP-Specific Event Notification」で定義されたアプリケーション固有のカスタム イベント パッケージに加入するための機能もサポートします。


) これらの機能の詳細については、次のマニュアルを参照してください。

Cisco IOS Tcl IVR and VoiceXML Application Guide

Cisco VoiceXML Programmer's Guide

Tcl IVR API Version 2.0 Programming Guide


 

シスコでは、外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能を、Application SUBSCRIBE/NOTIFY Layer(ASNL; アプリケーション SUBSCRIBE/NOTIFY レイヤ)を使用して実装しています。ASNL は、アプリケーションが目的のイベントに加入し、受信した通知を渡すことができるようにする、アプリケーション スタックとシグナリング プロトコル スタック間のソフトウェア インターフェイス レイヤです。

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY により、外部の SIP サーバが Cisco 音声ゲートウェイ上で特定の音声アプリケーション、動作、またはアクティビティをトリガーできます。たとえば、ゲートウェイ上のクライアント アプリケーションがサーバの特定のイベントに加入するとします。このイベントが発生すると、サーバは、そのイベントをクライアントに通知します。クライアント アプリケーションは、このイベント通知を受信すると、ゲートウェイ内の特定のアクションをトリガーします。クライアントとサーバは、処理可能なイベントおよびそれらのイベントの処理に関して相互に合意する必要があります。

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY アプリケーションの例

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能 は、さまざまな外部トリガー アプリケーションをサポートします。次のシナリオでは、ユーザが株価案内サービスを依頼します。たとえば、「株 X が 100 になったら知らせてください。連絡先電話番号を言います」のように伝えます。外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能は、このようなアプリケーションを次のようにサポートします。

ユーザがゲートウェイにダイヤルします。

このユーザに代わって、ゲートウェイがサーバに加入要求を送信します。加入要求には、イベントの詳細、つまりイベント名、有効期間、およびイベントに関連するその他の情報が含まれます。この要求には、アプリケーション固有のヘッダーおよびコンテンツを含めることができます。

サーバは、何らかの手段を通じて、株 X が 100 になったと判断すると、クライアントに通知要求を送信します。サーバからの SIP NOTIFY 要求には、任意のアプリケーション固有のヘッダーおよびコンテンツを含めることができます。

この通知要求により、ゲートウェイ上のクライアントは、指定されたユーザまたは宛先のコールをトリガーします。

その他の外部トリガー アプリケーションには、コール センターのキューイングやウェイクアップ コール サービスへの加入などのミッドコール トリガーが含まれます。

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY 機能の RFC 3265 への準拠

シスコによる SIP SUBSCRIBE 方式および NOTIFY 方式の実装は、「SIP-Specific Event Notification」の初期のドラフトに基づいており、RFC 3265「 Session Initiation Protocol (SIP)-Specific Event Notification 」とは次の機能が異なります。

Cisco クライアントは、次の機能をサポートしません。

イベント パッケージ名に埋め込まれたパラメータ。

Subscription-State ヘッダー。加入を終了するには、ノーティファイヤまたはユーザ エージェントが、Expires ヘッダーが 0 に設定された Cisco ゲートウェイに NOTIFY 要求を送信します。

フォーキング。

状態の詳細。

シスコによる SIP 実装では、加入要求は、常に新しいダイアログを作成し、既存のダイアログに対する SUBSCRIBE 要求を送信できません。

シスコによる SIP 実装では、RFC 3265 で定義されている man-in-the-middle 攻撃は防止できません。

イベント パッケージを Internet Assigned Numbers Authority(IANA; インターネット割り当て番号局)に登録する必要はありません。その代わりに、独自のイベント パッケージを柔軟に指定できます。

SUBSCRIBE および NOTIFY メッセージのフロー

図 13 に、SUBSCRIBE および NOTIFY メッセージの標準的なメッセージ フローを示します。

図 13 SUBSCRIBE および NOTIFY メッセージのフロー

 

図 14 に、成功した加入のメッセージ フローを示します。

図 14 成功した加入

 

図 15 に、完了した加入を示します。サーバは、加入がアクティブである限り、任意の数の NOTIFY メッセージを送信できます。

図 15 完了した加入

 

図 16 に、サーバによる加入の終了のメッセージ フローを示します。

図 16 サーバによる加入の終了

 

図 17 に、クライアントによる加入の終了のメッセージ フローを示します。

図 17 クライアントによる加入の終了

 

メッセージの例

ここでは、前の項の図 13 で示したメッセージ フロー中にゲートウェイ間で送受信された SIP メッセージのシーケンスを示します。

例:クライアントから送信された加入要求

次に、サーバに送信された SUBSCRIBE 要求の例を示します。この例には、非標準 Subject ヘッダーと Event ヘッダーが含まれます。

*Apr 19 08:38:52.525: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
Sending MWI client request to server
*Apr 19 08:38:52.525:
*Apr 19 08:38:52.529: Sent:
SUBSCRIBE sip:user@10.7.104.88:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.102.35:5060
From: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
To: <sip:user@10.7.104.88>
Date: Wed, 19 Apr 2000 08:38:52 UTC
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
CSeq: 101 SUBSCRIBE
Timestamp: 956133532
Subject: Hi There
Contact: <sip:10.7.102.35:5060>
Event: message-summary
Expires: 500 )
Content-Type: text/plain
Content-Length: 21
 
This is from client

例:サーバから受信された加入応答

次に、加入要求に対するサーバからの応答の例を示します。

*Apr 19 08:38:52.537: Received:
SIP/2.0 202 Accepted
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.102.35:5060
From: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
To: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
Date: Sun, 17 Nov 2002 02:59:19 GMT
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
Server: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Timestamp: 956133532
Content-Length: 0
CSeq: 101 SUBSCRIBE
Expires: 500
*Apr 19 08:38:52.541: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd: ***** act_Subscribe : SUBSCRIPTION DONE received
 
*Apr 19 08:38:52.541: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd: *** act_subscribe: subscription status=sn_000

例:サーバからの NOTIFY 要求

次に、サーバからの最初の NOTIFY 要求を示します。この要求には、アプリケーション固有の非標準 Hello ヘッダーが含まれます。

*Apr 19 08:38:52.545: Received:
NOTIFY sip:10.7.102.35:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.104.88:5060
From: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
To: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
Date: Sun, 17 Nov 2002 02:59:19 GMT
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Max-Forwards: 6
Timestamp: 1037501959
CSeq: 101 NOTIFY
Event: message-summary
Hello: Hello world
Contact: <sip:user@10.7.104.88:5060>
Content-Length: 43
Content-Type: text/plain
 
This is content(message body) from server

例:アプリケーションによる NOTIFY 要求のヘッダーおよび本文情報の読み取り

次の例に、NOTIFY 要求の From ヘッダーと Hello ヘッダーにアクセスするアプリケーションを示します。

*Apr 19 08:38:52.549: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd: *** act_Notify : NOTIFY RECEIVED t
*Apr 19 08:38:52.549: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
From header is: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
*Apr 19 08:38:52.549: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
Hello header is: Hello world
*Apr 19 08:38:52.549: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
content_type received=text/plain
*Apr 19 08:38:52.549:
*Apr 19 08:38:52.553: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
content received=This is content(message body) from server

例:クライアントから送信された NOTIFY 要求

次に、クライアントから送信された NOTIFY 要求の例を示します。

*Apr 19 08:38:52.553: Sent:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.102.35:5060
From: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
To: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
Date: Wed, 19 Apr 2000 08:38:52 UTC
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
CSeq: 101 NOTIFY
Timestamp: 956133532
Event: message-summary
Content-Length: 0

例:クライアントによる NOTIFY メッセージの受信

次に、クライアントによって受信された NOTIFY メッセージの例を示します。

c5300-5#
*Apr 19 08:38:57.565: Received:
NOTIFY sip:10.7.102.35:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.104.88:5060
From: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
To: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
Date: Sun, 17 Nov 2002 02:59:19 GMT
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Max-Forwards: 6
Timestamp: 1037501964
CSeq: 102 NOTIFY
Event: message-summary
Hello: Hello world
Contact: <sip:user@10.7.104.88:5060>
Content-Length: 35
Content-Type: text/plain
 
this is just a notify from server
*Apr 19 08:38:57.569: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd: *** act_Notify : NOTIFY RECEIVED
*Apr 19 08:38:57.569: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
From header is: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
*Apr 19 08:38:57.569: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
Hello header is: Hello world
*Apr 19 08:38:57.569: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
content_type received=text/plain
*Apr 19 08:38:57.569: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
content received=this is just a notify from server

例:クライアントによる NOTIFY メッセージの送信

次に、クライアントによる NOTIFY メッセージの送信の例を示します。

*Apr 19 08:38:57.573: Sent:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.102.35:5060
From: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
To: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
Date: Wed, 19 Apr 2000 08:38:57 UTC
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
CSeq: 102 NOTIFY
Timestamp: 956133537
Event: message-summary
Content-Length: 0

例:クライアントによる加入終了の開始

次に、0 に設定された Expires ヘッダーを使用した、クライアントによる加入終了要求の開始例を示します。

*Apr 19 08:38:57.577: Sent:
SUBSCRIBE sip:user@10.7.104.88:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.102.35:5060
From: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
To: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
Date: Wed, 19 Apr 2000 08:38:57 UTC
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
CSeq: 102 SUBSCRIBE
Timestamp: 956133537
Subject: Hi There
Contact: <sip:10.7.102.35:5060>
Event: message-summary
Expires: 0
Content-Type: text/plain
Content-Length: 21
 
This is from client

例:クライアントによる、加入終了要求への応答の受信

次に、クライアントによる、加入終了要求への応答の受信例を示します。

*Apr 19 08:38:57.589: Received:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.102.35:5060
From: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
To: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
Date: Sun, 17 Nov 2002 02:59:24 GMT
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
Server: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Timestamp: 956133532
Content-Length: 0
CSeq: 102 SUBSCRIBE
Expires: 0
Contact: <sip:user@10.7.104.88:5060>

例:クライアントによる最終 NOTIFY メッセージの受信

次に、クライアントによる、加入が終了したことを示す最終 NOTIFY メッセージの受信例を示します。

c5300-5#
*Apr 19 08:39:02.585: Received:
NOTIFY sip:10.7.102.35:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.104.88:5060
From: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
To: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
Date: Sun, 17 Nov 2002 02:59:24 GMT
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Max-Forwards: 6
Timestamp: 1037501969
CSeq: 103 NOTIFY
Event: message-summary
Hello: Hello world
Contact: <sip:user@10.7.104.88:5060>
Content-Length: 35
Content-Type: text/plain
 
this is just a notify from server
 
*Apr 19 08:39:02.589: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd: *** act_Notify : FINAL NOTIFY RECEIVED
*Apr 19 08:39:02.589: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd: status=sn_004
*Apr 19 08:39:02.589: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd:
From header is: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
*Apr 19 08:39:02.593: //-1//TCL2:HN01C24D3C:/tcl_PutsCmd: act_UnsubcribeDone : !!! SUBSCRIPTION IS OVER !!!

例:サーバへの最終 NOTIFY メッセージ

次に、サーバへの最終 NOTIFY メッセージを示します。

*Apr 19 08:39:02.593: Sent:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 10.7.102.35:5060
From: <sip:user@10.7.104.88>;tag=1D80E90-2072
To: <sip:10.7.102.35>;tag=1C24D44-20FD
Date: Wed, 19 Apr 2000 08:39:02 UTC
Call-ID: C4BB7610-150411D4-802186E3-AD119804
CSeq: 103 NOTIFY
Timestamp: 956133542
Event: message-summary
Content-Length: 0

SIP スタック ポータビリティ

SIP スタック ポータビリティ機能は、Cisco IOS SIP ゲートウェイ スタックに次の機能を実装します。

ダイアログ内および既存のダイアログ外で、User Agent(UA; ユーザ エージェント)からの着信 Refer メッセージ要求を受信します。

UA を通じて SUBSCRIBE または NOTIFY メッセージを送受信します。

NOTIFY メッセージ要求によって生成されたイベントに加入せずに、無指定の NOTIFY メッセージ要求を受信します。

発信遅延メディアをサポートします。

セッション記述プロトコル(SDP)が含まれない INVITE メッセージ要求を送信し、PRACK または ACK メッセージ要求で 最初のコール確立メッセージ要求とミッドコールの re-INVITE メッセージ要求の両方に SDP 情報を提供できます。

要求と応答の SIP ヘッダーおよびコンテンツ本文を設定します。

スタックの機能の完全性を保護し、下位互換性を維持するため、スタックは、ヘッダーのサブセットおよび一部のコンテンツ タイプ(SDP など)に特定のルールと制限を適用します。SIP メッセージ要求を受信すると、スタックは、SIP ヘッダーおよび添付されている本文を制限なく読み取ります。

SIP コール転送機能を最大限に活用するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「SIP コール転送の基本」

「Tcl IVR 2.0/VoiceXML アプリケーションを使用する SIP コール転送およびコール フォワーディング」

「SUBSCRIBE または NOTIFY メッセージ要求のサポート」

「SIP NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレー」

「RFC 3312 の QoS のサポート」

「SIP RFC 準拠機能のサポート」

「強化されたリダイレクト処理」

「Diversion ヘッダー ドラフト 06 への準拠」

SIP コール転送の基本

ここでは、次の内容について説明します。

「SIP コール転送の基本用語」

「Refer メッセージ要求を使用する SIP コール転送のタイプ」

SIP コール転送の基本用語

コール転送では、さまざまな非集中型マルチパーティ コール操作を使用できます。これらの非集中型コール操作は、サードパーティ呼制御の基礎を形成するため、VoIP および SIP の重要な機能です。コール転送は、複数のポイントツーポイント リンク間でコールを円滑に移行できる会議コールおよび IP レベルのマルチキャストにも非常に重要です。

Refer メッセージ要求

SIP Refer メッセージ要求は、Cisco IOS SIP ゲートウェイにすでに実装されている SIP BYE および ALSO メッセージ要求を補足するコール転送機能を提供します。Refer メッセージ要求には、次の 3 つの主要な役割があります。

発信者:転送または Refer 要求を発信するユーザ エージェント

受信者:Refer 要求を受信し、最終受信者に転送されるユーザ エージェント

最終受信者:受信者とともにコールに導入されるユーザ エージェント


) ゲートウェイは、受信者または最終受信者になることはできますが、発信者になることはできません。


Refer メッセージ要求は、常に既存のコールのコンテキスト内で、 発信者 によって開始されます。発信者は、Refer 要求を 受信者 (Refer 要求を受信するユーザ エージェント)に送信し、トリガーされた INVITE 要求を発信します。トリガーされた INVITE 要求では、Refer-To ヘッダーに含まれる SIP URL が INVITE 要求の宛先として使用されます。次に、受信者は Refer-To ヘッダー内のリソース( 最終受信者 )と通信し、SIP 202(Accepted)応答を発信者に返します。受信者も、Refer トランザクションの結果(最終受信者との接続に成功したかどうか)を発信者に通知する必要があります。この通知は、SIP NOTIFY メッセージ要求(SIP のイベント通知メカニズム)を使用して行われます。NOTIFY メッセージにメッセージ本文 SIP 200 OK が含まれる場合は転送が成功したことを示し、メッセージ本文 SIP 503 Service Unavailable が含まれる場合は転送が成功しなかったことを示します。コールが成功した場合は、受信者と最終受信者の間にコールが確立されます。

図 18 に、既存のコールのコンテキスト内で発信された、成功した Refer トランザクションのコール フローを表します。

図 18 成功した Refer トランザクション

 

Refer-To ヘッダー

受信者は、単一の Refer-To ヘッダーを常に含む Refer 要求を発信者から受信します。Refer-To ヘッダーは、招待される側を示す SIP URL を含み、SIP URL 形式で記述されている必要があります。


) TEL URL 形式は、Refer-To ヘッダー内で使用できません。この形式には host 部分がなく、host 部分がないとトリガーされた INVITE 要求をルーティングできないからです。


Refer-To ヘッダーには、トリガーされた INVITE 要求を形成する 3 つの追加のオーバーロード ヘッダーが含まれる場合があります。3 つのヘッダーのいずれかが存在すれば、それらはトリガーされた INVITE 要求に含められます。次の 3 つのオーバーロード ヘッダーがあります。

Accept-Contact:Refer 要求では省略可能です。Accept-Contact が含まれる INVITE 要求を受信する SIP Cisco IOS ゲートウェイは、このヘッダーに影響を与えません。このヘッダーは draft-ietf-sip-callerprefs-03.txt で定義され、発信者のプレファレンスをサポートするユーザ エージェントによって使用される場合があります。

Proxy-Authorization:SIP ゲートウェイの影響を受けない非標準ヘッダー。プロキシによって課金目的で使用されることがあるため、トリガーされた INVITE 要求内でエコーされます。

Replaces:Refer 要求の発信者がブラインド転送を要求しているのか、在席転送を要求しているのかを示すために SIP ゲートウェイによって使用されるヘッダー。発信者が在席転送を実行している場合に必要です。ブラインド転送の場合は不要です。

Refer-To 内に存在するその他の転送はすべて無視され、トリガーされた INVITE 要求で送信されません。


) Refer 要求には、Refer-To ヘッダーと Contact ヘッダーが必要です。これらのヘッダーがないと、Refer 要求に対して 4xx クラス応答が返されます。また、Refer 要求には Refer-To ヘッダーが 1 つだけ含まれる必要があります。複数の Refer-To ヘッダーが含まれると、4xx クラス応答が返されます。


Referred-By ヘッダー

Refer 要求には、Referred-By ヘッダーが必要です。このヘッダーは発信者を識別しますが、(セキュリティ上の目的で)シグニチャを含めることもできます。SIP ゲートウェイは、トリガーされた INVITE 要求内で Referred-By ヘッダーのコンテンツをエコーしますが、このヘッダーが含まれる INVITE 要求を受信すると、ゲートウェイの影響を受けません。


) Refer 要求には、Referred-By ヘッダーが必要です。このヘッダーがないと、Refer 要求に対して 4xx クラス応答が返されます。また、Refer 要求には Referred-By ヘッダーが 1 つだけ含まれる必要があります。複数の Referred-By ヘッダーが含まれる場合は、4xx クラス応答が返されます。


NOTIFY メッセージ要求

Refer トランザクションの結果がわかると、Refer 要求の受信者は、Refer トランザクションの結果(最終受信者との接続に成功したかどうか)を発信者に通知する必要があります。この通知は、NOTIFY メッセージ要求(SIP のイベント通知メカニズム)を使用して行われます。通知には SIP 応答ステータス表示行を持つメッセージ本文が含まれ、ステータス表示行内の応答クラスは Refer トランザクションの成否を示します。

NOTIFY メッセージは、次を実行する必要があります。

Refer 要求で内受信した To ヘッダー、From ヘッダー、および Call-ID ヘッダーの内容を反映する。

Event ヘッダー refer を含む。

SIP 応答行を持つメッセージ本文を含む。たとえば、成功した Refer トランザクションを SIP/2.0 200 OK で報告するか、SIP/2.0 503 Service Unavailable で失敗を報告します。転送が終了する前に受信者が切断されたことを報告するには、SIP/2.0「487 Request Canceled」を使用する必要があります。

NOTIFY メッセージ要求には、次の 2 つの Cisco IOS コマンドが関連します。

timers notify コマンドは、受信者が NOTIFY メッセージを発信者に再転送するまでに待機する時間を設定します。

retry notify コマンドは、NOTIFY メッセージを発信者に再送信する回数を設定します。


) これらのコマンドについては、『Cisco IOS Voice Command Reference』を参照してください。


Refer メッセージ要求を使用する SIP コール転送のタイプ

ここでは、Refer メッセージ要求がコール転送を容易にする仕組みについて説明します。

コール転送には、ブラインド転送と在席転送の 2 つのタイプがあります。この 2 つの転送の最も大きな違いは、在席転送では Replaces ヘッダーが使用されることです。Replaces ヘッダーは最終受信者よって解釈され、最初のコール レッグが着信 INVITE 要求で置き換えられることを示す Call-ID ヘッダーを含みます。

Refer メッセージ要求の項で説明したように、次の 3 つの主要な役割があります。

発信者:転送または Refer 要求を発信するユーザ エージェント

受信者:Refer 要求を受信し、最終受信者に転送されるユーザ エージェント

最終受信者:受信者とともにコールに導入されるユーザ エージェント

ゲートウェイは、受信者または最終受信者になることはできますが、発信者になることはできません。

ブラインド コール転送プロセス

ブラインド(非在席)転送とは、リングバックが始まる前に、転送側の電話機が発信者を宛先回線に接続する転送です。これは、転送側のいずれかが発信者を呼び出し中の(リングバックが聞こえる)電話機に接続する、または発信者をサード パーティに接続する前にサード パーティと話す打診(在席)転送とは異なります。ブラインド転送は、多くの場合、打診コール機能を備えていない自動化デバイスで好まれます。

ブラインド転送は、「Refer メッセージ要求」の説明に従って動作します。そのプロセスは次のとおりです。

1. 発信者(転送または Refer 要求を発信するユーザ エージェント)は次を実行します。

a. 受信者(Refer 要求を受信するユーザ エージェント)とのコールをセットアップする。

b. 受信者に対して Refer 要求を発行する。

2. 受信者は次を実行します。

a. 最終受信者(受信者とともにコールに導入されるユーザ エージェント)に INVITE 要求を送信する。

b. SIP 202(Accepted)応答を発信者に返す。

c. Refer トランザクションの結果、つまり最終受信者との接続に成功したか(SIP「200 OK」)、失敗したか(SIP 503 Service Unavailable)を発信者に通知する。

3. 成功した場合は、受信者と最終受信者の間にコールが確立されます。

4. 発信者と受信者の間の最初のシグナリング関係は、次のいずれかが発生すると終了します。

いずれかの側が Bye 要求を送信する。

転送に成功した後で、受信者が Bye 要求を送信する(発信者が NOTIFY メッセージに対する確認応答を受信した後で、最初に Bye 要求を送信しない場合)。

図 19 に、成功したブラインド(非在席)コール転送の例を示します。この例では、発信者が Bye 要求を発信して受信者とのシグナリングを終了します。

図 19 成功したブラインド(非在席)転送:発信者が Bye 要求を発信する場合

 

図 20 に、成功したブラインド(非在席)コール転送の例を示します。この例では、受信者が Bye 要求を発信して発信者とのシグナリングを終了します。NOTIFY メッセージは、コールの最終結果がわかると、常に受信者から発信者に送信されます。

図 20 成功したブラインド(非在席)転送:受信者が Bye 要求を発信する場合

 

最終受信者に対してトリガーされた INVITE で障害が発生すると、発信者と受信者の間のコールは切断されません。この場合、ブラインド転送でのプロセスは次のとおりです。

1. 発信者が re-INVITE を送信します。これにより、コールの保留が解除され、受信者との元のコールに戻ります。

2. 最終受信者が 18x 情報応答を受信者に送信します。

3. コールは失敗します。発信者は受信者とのコールを回復できません。失敗の原因は、エラー条件またはタイムアウトです。

4. 発信者と受信者の間のコール レッグは、アクティブな状態で維持されます(図 21 を参照)。

5. 最終受信者に対する INVITE が失敗した場合(408「Request Timeout」)の手順は次のようになります。

a. 受信者が NOTIFY メッセージを使用して発信者に失敗を通知します。

b. 発信者は re-INVITE を送信し、受信者との元のコールに戻ります。

図 21 失敗したブラインド転送:発信者が受信者との元のコールに戻る場合

 

在席転送

在席転送では、Refer メッセージ要求の発信者が Refer-To 内に Replaces ヘッダーをオーバーロード ヘッダーとして挿入し、最終受信者に送信されるトリガーされた INVITE 要求内にコピーします。このヘッダーは受信者に影響を与えませんが、最終受信者は、これをブラインド転送と在席転送を区別する手段として解釈します。在席転送プロセスは次のとおりです。

1. 発信者は次を実行します。

a. 受信者とのコールをセットアップする。

b. 受信者を保留中にする。

c. 最終受信者とのコールを確立する。

d. Refer-To ヘッダー内にオーバーロード Replaces ヘッダーが含まれる Refer メッセージ要求を受信者に送信する。

2. 受信者は次を実行します。

a. トリガーされた INVITE 要求を最終受信者に送信する (この要求には、発信者と最終受信者の間のコール レッグを識別する Replaces ヘッダーが含まれる)。

b. 受信者が SIP 202(Accepted)応答を発信者に返す (この応答により、INVITE が送信されたことを確認する)。

3. 最終受信者は、受信者との直接のシグナリング関係を確立します (Replaces ヘッダーは、最初のコール レッグが着信 INVITE 要求によってシャットダウンされ、置き換えられることを示します)。

4. 受信者が Refer トランザクションの結果を発信者に通知します (この結果は、最終受信者との接続に成功したかどうかを示します)。

5. 受信者が Bye 要求を送信して発信者とのセッションを終了します。

Replaces ヘッダー

Replaces ヘッダーは、在席転送で必要になります。このヘッダーは、(Call-ID ヘッダーおよびタグによって識別された)最初のコール レッグが着信 INVITE 要求によってシャットダウンされ、置き換えられることを示します。最終受信者は、Bye 要求を発信者に送信してセッションを終了します。

Replaces ヘッダーによって提供された情報が既存のコール レッグと一致しない場合、または Replaces ヘッダーによって提供された情報はコール レッグと一致するが、そのコール レッグがアクティブでない(INVITE 要求に対して、最終受信者が「Connect, 200 OK」を送信しなかった)場合、トリガーされた INVITE は最初のコール レッグを置き換えず、トリガーされた INVITE は通常どおりに処理されます。

発信者と最終受信者の間のコールは、(受信者から最終受信者への)トリガーされた INVITE 要求で発生した障害によってドロップされません。これらのシナリオでは、アクティブなすべてのコール(発信者から受信者へ、および発信者から最終受信者へのコール)は、在席転送の試行が失敗した場合でもアクティブな状態で維持されます。

図 22 に、成功した在席転送のコール フローを示します。

図 22 成功した在席転送

 

早期終了を使用した在席転送

在席転送では、発信者が受信者および最終受信者との間でコールを確立できます。早期終了を使用した在席転送を使用すると、発信者は、最終受信者との間のコールを前もってアクティブまたは Talking 状態にしなくても、受信者にコールを転送できます。発信者は、受信者とのコールを確立し、最終受信者とのコールだけをセットアップする必要があります。最終受信者は、呼び出し中になることはあっても、発信者からのコールに応答せずに、発信者および受信者とのコールを置き換える re-INVITE を受信します。

早期終了を使用した在席転送のプロセスは次のとおりです(図 23 を参照)。

1. 発信者は次を実行します。

a. 受信者とのコールをセットアップする。

b. 受信者を保留中にする。

c. 最終受信者に接続する。

d. 最終受信者が呼び出し中であることがわかると、Refer-To ヘッダー内にオーバーロード Replaces ヘッダーが含まれる Refer メッセージ要求を受信者に送信する (Replaces ヘッダーは在席転送で必要になり、これによってブラインド転送と在席転送が区別される)。

2. 受信者は次を実行します。

a. 受信者が SIP 202(Accepted)応答を発信者に返す (これにより、INVITE が送信されたことを確認する)。

b. Refer メッセージ要求を受信したら、トリガーされた INVITE 要求を最終受信者に送信する (この要求には、Call-ID ヘッダーとタグによって識別された最初のコール レッグが着信 INVITE 要求によってシャットダウンされ、置き換えられることを示す Replaces ヘッダーが含まれる)。

3. 最終受信者は、受信者との直接のシグナリング関係を確立します。

4. 最終受信者は、着信 INVITE の Replaces ヘッダーに含まれる Call-ID ヘッダー、To タグ、および From タグと、呼制御ブロック内のアクティブなコール レッグの照合を試みます。一致するアクティブ コール レッグが見つかると、最終受信者は、見つかったコール レッグと同じステータスを使用して応答します。ただし、その後、487 Request Cancelled 応答を送信して、見つかったコール レッグを終了します。


) 早期の転送が試行され、コールにサービス品質(QoS)または Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)が含まれる場合、Replaces ヘッダーを含む(受信者からの)トリガーされた INVITE は処理されず、転送は失敗します。発信者と最終受信者の間のセッションは、そのまま維持されます。


5. 受信者は、Refer トランザクションの結果(最終受信者との接続に成功したかどうか)を発信者に通知します。

6. 受信者または発信者が Bye 要求を送信してセッションを終了します。

図 23 早期終了を使用した在席転送

 

コール転送のベンダー固有アトリビュート(VSA)

SIP コール転送では、Vendor-Specific Attribute (VSA; ベンダー固有アトリビュート)を使用できます。

Referred-By ヘッダー

既存の課金モデルとの一貫性を維持するため、Referred-By ヘッダーと Requested-By ヘッダーのデータは、履歴テーブル内で VSA として設定されます。シスコ VSA は、VoIP コールを許可するために使用されます。新しい VSA タグ supp-svc-xfer-by は、Call-Detail-Record (CDR; 呼詳細レコード)を生成するためのコール レッグの関連付けを支援します。コール レッグは、発信者から受信者、受信者から最終受信者のいずれかです。

Refer メッセージ要求で実行される転送の場合、VSA タグ supp-svc-xfer-by には、Referred-By ヘッダーの SIP URL の user@host 部分が格納されます。Bye/Also メッセージ要求で実行される転送の場合は、このタグに、Requested-By ヘッダーの SIP URL の user@host 部分が格納されます。ゲートウェイ上でのコールごとに、start と stop という 2 つの Remote Access Dial-In User Service(RADIUS)レコードが生成されます。 supp-svc-xfer-by VSA は、stop レコードに対してのみ生成され、受信者ゲートウェイ(Refer メッセージまたは Bye/Also メッセージを受信するゲートウェイ)上でのみ生成されます。

VSA は、Referred-By ヘッダーまたは Requested-By ヘッダーが含まれる Refer メッセージまたは Bye/Also メッセージを、受信者として動作するゲートウェイが受信すると生成されます。通常、start レコードと stop レコードのペアは 2 つ存在します。start レコードと stop レコードは、受信者と発信者の間に 1 つ、および受信者と最終受信者の間に 1 つ存在します。後者の場合、VSA は受信者と最終受信者の間だけに生成されます。

ビジネス グループ フィールド

サービス プロバイダーでの課金を支援する、新しいビジネス グループ VSA フィールドが追加されました。このフィールドにより、サービス プロバイダーは、独自のヘッダーをコール レコードに追加できます。ビジネス グループ ID に対する VSA タグは cust-biz-grp-id です。この VSA タグは、stop レコードに対してのみ生成されます。コール レコード内で使用されるベンダー ダイヤル プラン ヘッダーを含む最初の INVITE をゲートウェイが受信すると、このタグが生成されます。ゲートウェイが受信者として動作する場合、VSA の受信者/発信者と最終受信者の間の stop レコードにデータが設定されます。


) VSA については、『RADIUS VSA Voice Implementation Guide』を参照してください。


Tcl IVR 2.0/VoiceXML アプリケーションを使用する SIP コール転送およびコール フォワーディング

ここでは、ツールキット コマンド言語(Tcl)Interactive Voice Response(IVR)または VoiceXML スクリプトを使用した SIP コール転送およびコール フォワーディングに関する次の内容について説明します。

「Tcl IVR スクリプトを使用した SIP コール転送およびコール フォワーディング」

「SIP ゲートウェイ上での解放リンク トランキング(RLT)」

「SIP ゲートウェイによるコール転送の開始」

「SIP コール フォワーディング」

Tcl IVR スクリプトを使用した SIP コール転送およびコール フォワーディング

Tcl IVR 2.0 アプリケーションを使用する場合、Cisco IOS ゲートウェイからのブラインド(または在席)コール転送要求およびコール フォワーディング要求に対する SIP サポートを実装できます。ブラインド転送とは、リングバックが始まる前に、転送側の電話機が発信者を宛先回線に接続する転送です。これは、転送側のいずれかが発信者を呼び出し中の(リングバックが聞こえる)電話機に接続する、または発信者をサード パーティに接続する前にサード パーティと話す打診転送とは異なります。ブラインド転送は、多くの場合、打診コール機能を備えていない自動化デバイスで好まれます。

ブラインド転送およびコール フォワーディングを実装する前に、コール転送とコール フォワーディングを実装するカスタム Tcl IVR 2.0 スクリプトを作成する必要があります。このスクリプトにより、フックフラッシュ イベントの受信、ダイヤル トーンの提供、ダイヤル プランに対する照合、コール転送の開始、および転送の試行が失敗した場合の元のコールの再確立を行います。


) Tcl IVR スクリプトの作成については、『Tcl IVR API Version 2.0 Programming Guide』を参照してください。


Cisco ゲートウェイ上で Tcl IVR スクリプトを実行している場合、スクリプトは、要求に応答して、SIP コール レッグ上でブラインド コール転送(打診なしの転送)を開始できます。ephone(ゲートウェイ上で設定されていない IP 電話)上での SIP コール フォワーディングもサポートされます。


) SIP コール転送およびコール フォワーディングは、VoiceXML に準拠します。VoiceXML スクリプトを使用して、コール転送およびコール フォワーディングを実装することもできます。


SIP ゲートウェイ上での解放リンク トランキング(RLT)

Cisco IOS SIP には、Release Link Trunking(RLT; 解放リンク トランキング)機能が追加されています。RLT 機能により、カスタム Tcl IVR アプリケーションから監視可能な Channel Associated Signaling(CAS; 個別線信号方式)トランク シグナリングによって SIP コール転送をトリガーできるようになりました。SIP コール転送が発生して、CAS インターフェイスが不要になったら、CAS インターフェイスを解放できます。

RLT 機能を使用すると、SIP ゲートウェイ上でブラインド転送を開始できます。ブラインド コール転送では、Refer メッセージ要求を使用します。ブラインド転送および Refer メッセージ要求の詳細については、「 Configuring SIP Call-Transfer Features 」の章を参照してください。

RLT と SIP コール転送

コール転送は、CAS トランク シグナリングによってトリガーし、ゲートウェイ上の Tcl IVR スクリプトによってキャプチャすることができます。このプロセスは、発信者(転送または Refer メッセージ要求を開始する SIP ユーザ エージェント)が PSTN コール レッグから信号またはフックフラッシュを受信すると、ダイヤル トーンで応答する発信者によって開始されます。次に、発信者は、最終受信者(受信者とのコールに導入されるユーザ エージェント)を識別する Dual Tone MultiFrequency(DTMF)ディジットの受信に備えます。

最初の DTMF ディジットを受信すると、ダイヤル トーンが切断されます。DTMF ディジットの収集は、4 秒の桁間タイムアウトが発生するか、その特定の CAS タイムスロットでオンフックが受信されるまで完了しません。DTMF ディジットの収集に成功すると、コール転送が開始されます。ディジットの収集に失敗した場合(たとえば、収集された DTMF ディジットが不十分または無効である場合)は、最初のコールが再確立されます。

DTMF ディジットが正常に収集されると、Tcl IVR スクリプトは、コール転送を開始できます。Refer メッセージ要求によって転送が開始されると、SIP メッセージングが始まります。発信者は、受信者(Refer メッセージ要求を受信し、最終受信者に転送されるユーザ エージェント)に INVITE を送信することにより、コールを保留し、受信者が Real-Time Transport Protocol(RTP; リアルタイム転送プロトコル)パケットを発信者に返さないように要求します。その後、発信者は SIP Refer メッセージ要求を受信者に送信して、転送プロセスを開始します。この要求を受信すると、受信者は、202 Accepted 確認応答を発信者に返します。その結果、発信者によって実行されている Tcl IVR スクリプトは、CAS トランクを解放し、プライマリ コールを終了することができます。図 24 を参照してください。

受信者が Refer メッセージ要求をサポートしていない場合は、501 Not implemented メッセージが返されます。ただし、下位互換性を維持するため、Bye/Also メッセージ要求では、コール転送は自動的に続行されます。発信者は、受信者に Bye/Also 要求を送信し、PSTN コール レッグを含む CAS トランクを解放します。発信者と受信者の間のプライマリ コールは、200 OK 応答が受信されると終了します。

それ以外のコール転送障害が発生した場合、発信者と受信者の間のプライマリ コールはただちにシャットダウンされます。

図 24 Refer メッセージ要求を使用するコール転送

 

コール転送における SIP URL と TEL URL

SIP コール転送の発信者は、CAS トランクから DTMF ディジットを収集すると、ダイヤル ピアを見つけようとします。ダイヤル ピアが見つかると、ダイヤル ピア内のセッション ターゲットを使用して SIP URL を作成します。この URL は、Refer メッセージ要求と Bye/Also メッセージ要求の両方で使用できます。SIP URL の形式は次のとおりです。

sip:JohnSmith@example.com
 

有効なダイヤル ピアが見つからない場合は、Telephone Uniform Resource Locator(TEL URL)が Refer-To ヘッダー内に作成されます。TEL URL の形式は次のとおりです。

tel:+11235550100
 

どちらの URL を選択するかは、SIP コールを正しくルーティングするうえで非常に重要です。たとえば、発信側ゲートウェイは Also ヘッダーを含む Bye を送信できますが、Also ヘッダーが伝送できるのは SIP URL だけです。Also ヘッダーは TEL URL を伝送できません。つまり、Bye/Also の送信を決定したが、一致するダイヤル ピアを見つけることができない場合、ゲートウェイは、転送ゲートウェイ上でエラーを報告し、Also ヘッダーなしの Bye を送信します。

SIP コール転送の受信者が SIP 電話である場合、コール転送が機能するためには、その電話が Refer メッセージ要求または Bye/Also メッセージ要求を解釈できる必要があります。受信者が Cisco IOS ゲートウェイである場合は、Refer-To ユーザ と一致するダイヤル ピアが必要になります。上記の例では、 ユーザ JohnSmith または 11235550100 です。また、ダイヤル ピアには、定義されたアプリケーション セッション(この場合、セッションは Tcl IVR アプリケーションの名前)も必要になります。一致するものがなければ、4 xx エラーが送信され、転送は発生しません。一致する Plain Old Telephone Service(POTS; 一般電話サービス)ダイヤル ピアが存在する場合は、その POTS 電話にコールが転送されます。Cisco IOS リリース 12.2(15)T よりも前のリリースでは、一致する VoIP がある場合は、Refer-To URL を使用して SIP コールが開始されます。リリース12.2(15)T 以降のリリースでは、ダイヤル ピア内のアプリケーション セッション ターゲットが SIP コールに使用されます。

SIP ゲートウェイによるコール転送の開始

SIP ゲートウェイは、在席転送を開始(発信)することもできます。発信者が受信者とのコールを確立すると、このプロセスが開始されます。PSTN コール レッグのユーザは、コールを転送する場合、フックフラッシュを使用して 2 番目のダイヤル トーンを取得し、最終受信者の番号を入力します。すると、Tcl IVR は、元のコールを保留中にし、最終受信者へのコールをセットアップして、発信者を最終受信者に対してアクティブにします。ユーザが電話を切ると、コールが転送され、Refer メッセージ要求が送信されます。Refer メッセージ要求には、 SIP CallID from 、および to という 3 つのタグを含む Replaces ヘッダーが含まれます。これらのタグを INVITE で受信者から最終受信者に渡すことにより、コール レッグを置き換えるのに十分な情報が最終受信者に与えられます。Refer メッセージ要求の host 部分は、確立された最初のコールから構築されます。次に、Replaces ヘッダーを含む Refer メッセージ要求の例を示します。


) 例に示す IP アドレスおよびホスト名は架空のものです。


Refer sip:5550100@172.16.190.100:5060;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 172.16.190.99:5060
From: "5550101" <sip:5555555@172.16.190.187>
To: <sip:5550100@172.16.190.187>;tag=A7C2C-1E8C
Date: Sat, 01 Jan 2000 05:15:06 GMT
Call-ID: c2943000-106ae5-1c5f-3428@172.16.197.182
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Max-Forwards: 6
Timestamp: 946685709
CSeq: 103 Refer
Refer-To: sip:5550101@10.102.17.217?Replaces=DD713380-339C11CC-80BCF308-92BA812C@172.16.195.77;to-tag=A5438-23E4;from-tag=C9122EDB-2408
Referred-By: <sip:5550101@172.16.190.99>
Content-Length: 0
 

発信者が NOTIFY を受信すると、Tcl IVR スクリプトによって発信者と受信者の間のコールが切断されます。発信者と最終受信者の間のコールは、発信者に BYE を送信する受信者によって切断されます。成功したコール転送のコール フローについては、図 25 を参照してください。

図 25 発信者によって開始され、成功した在席転送のコール フロー

 

受信者が Refer メッセージ要求をサポートしていない場合は、501 Not implemented メッセージが返されます。

それ以外のコール転送障害が発生した場合、発信者と受信者の間のプライマリ コールはただちにシャットダウンされます。図 26 は、転送が完了する前に受信者が電話を切る場合を示しています。ここでは、NOTIFY メッセージが送信されないことに注目します。

図 26 失敗したコール転送:転送が完了する前に受信者が電話を切る場合

 

SIP コール フォワーディング

SIP コール フォワーディングは、ephone(ゲートウェイ上で設定されていない IP 電話)上でのみサポートされます。Foreign Exchange Station(FXS)、Foreign Exchange Office(FXO)、T1、E1、および CAS 電話はサポートされません。

ephone では、次の 4 種類の SIP コール フォワーディングがサポートされます。

Call Forward Unavailable(転送使用不可)

Call Forward No Answer(無応答時転送)

Call Forward Busy(話中転送)

Call Forward Unconditional(無条件転送)

上記の 4 種類のコール フォワーディングのすべてで、ユーザ エージェント クライアントに 302 Moved Temporarily 応答が送信されます。302 応答に含まれる Diversion ヘッダーは、転送のタイプを示します。

302 応答は、カスタム Tcl IVR スクリプトによって提供される発番号別に生成される Contact ヘッダーも含みます。また、302 応答は、発番号に対するダイヤル ピア内で見つかった host 部分も含みます。発番号が VoIP ダイヤル ピア番号または POTS ダイヤル ピア番号と一致しない場合は、Call Forward No Answer の場合を除き、503 Service Unavailable メッセージが送信されます。「Call Forward No Answer」を使用すると、コール フォワーディングは無視され、電話機が鳴り、応答がない場合は expires タイマーがクリアされます。


) Cisco IOS リリース 12.2(15)T では、ephone とともに SIP を使用すると DTMF はサポートされません。音声は確立できますが、DTMF をインバンド/アウトオブバンドでリレーできません。ephone でコール フォワーディングを開始するには、カスタム スクリプトも必要になります。


SUBSCRIBE または NOTIFY メッセージ要求のサポート

Cisco IOS ゲートウェイは、ダイアログ内で、Event ヘッダー telephone event の Out-Of-Band(OOB; アウトオブバンド)DTMF と同じ Call-Id とタグ(to および from)を含む SUBSCRIBE メッセージ要求を受け入れます。メッセージ要求内に ID パラメータを含めることもできますが、ゲートウェイは 1 つのイベントのダイアログ内加入だけをサポートします。加入が受け入れられると、最初の NOTIFY メッセージ要求が送信され、RFC 3265 に準拠した Subscription-State ヘッダーが含められます。

PSTN エンドでディジットが圧迫されると、NOTIFY メッセージ要求でディジット イベントが送信されます。これらの要求の Subscription-State ヘッダーはアクティブです。

加入がリフレッシュされる前に期限切れになった場合、ゲートウェイは、値が terminated に設定された Subscription-State ヘッダーを含む NOTIFY メッセージ要求を送信して、その加入を終了します。加入者は、最初の SUBSCRIBE メッセージ要求と同様に、同じ Call-Id およびタグが含まれる別の SUBSCRIBE メッセージ要求を送信することにより、常に加入をリフレッシュできます。

加入が期限切れになる前に INVITE メッセージ要求のダイアログが終了された場合は、値が terminated に設定された Subscription-State ヘッダーを含む NOTIFY メッセージ要求を送信して、その加入を終了します。ゲートウェイは、ダイアログ内の SUBSCRIBE メッセージ要求の生成をサポートしていません。

SIP NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレー

Skinny Call Control Protocol(SCCP)IP 電話は、インバンド DTMF ディジットをサポートしていないため、アウトオブバンド DTMF ディジットだけを送信できます。SCCP デバイスをサポートするには、発信側と着信側の SIP ゲートウェイがシスコ独自の NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーを使用できる必要があります。加えて、NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーは、ルータのアナログ音声ポート(FXS)に接続されたアナログ電話で使用することもできます。

NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーは、コール中に、発信側と着信側のゲートウェイ間で DTMF イベントに関するメッセージを双方向に送信します。SIP ダイヤルピア上で複数の DTMF リレー メカニズムをイネーブルにしている場合、ネゴシエーションに成功したときは、NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーが優先されます。

発信側ゲートウェイは、SIP Call-Info が含まれる INVITE メッセージを送信して、NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーの使用を示します。着信側ゲートウェイは、18x または 200 応答メッセージおよび Call-Info ヘッダーを使用してメッセージを確認します。NOTIFY ベースのアウトオブバンド リレーの Call-Info ヘッダーは、次のように表示されます。

Call-Info: <sip: address>; method="NOTIFY;Event=telephone-event;Duration=msec"


) Duration は、単一のディジットに対して送信される NOTIFY メッセージ間の間隔を表し、notify telephone-event コマンドを使用して設定されます。


NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレー メカニズムは、SIP INVITE および 18x/200 応答メッセージによってネゴシエートされます。その後、DTMF イベントが発生すると、ゲートウェイは、そのイベントの SIP NOTIFY メッセージを送信します。その応答として、ゲートウェイは 200 OK メッセージを受信することを予期しています。

NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレー メカニズムは、RFC 2833 に記載されている DTMF メッセージ形式に似ています。NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーは、バイナリ符号化形式の 4 バイトで構成されます。図 27 に、メッセージの形式を示します。 表 8 は、フィールドの説明です。

図 27 NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレー メッセージの形式

 

 

表 8 NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレー メッセージのフィールド

フィールド
説明

event

DTMF イベント。0 ~ 9、A、B、C、D、#、*、および flash のいずれか。

E

E は、エンド ビットを示します。E の値が 1 に設定されている場合、NOTIFY メッセージは DTMF イベントの末尾を格納しています。したがって、この最終 NOTIFY メッセージの duration パラメータは、イベントの全期間を表します。

R

予約済み。

unused

RFC 2833 では、unused は volume フィールドに対応しますが、NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーでは使用されません。

duration

この DTMF イベントの期間(ミリ秒単位)。

NOTIFY メッセージの送信

DTMF イベントが認識されると、ゲートウェイは、SIP INVITE の Call-Info ヘッダーでネゴシエートされた期間を持つ、このイベントの最初の NOTIFY メッセージをただちに送信します。この最初の NOTIFY メッセージのエンド ビットは 0 に設定されています。その後、次の処理のいずれかを行います。

DTMF イベントの期間がネゴシエートされた期間に満たない場合、発信側ゲートウェイは、duration フィールドにイベントの正確な期間を格納し、エンド ビットが 1 に設定された、このイベントの最終の NOTIFY メッセージを送信します。

DTMF イベントの期間がネゴシエートされた期間を超える場合、発信側ゲートウェイは、初期タイマーが期限切れになってから、このイベントに対する別の NOTIFY メッセージを送信します。更新後の NOTIFY メッセージの期間は、ネゴシエートされた期間の 2 倍になります。イベントは終了していないため、エンド ビットは 0 に設定されます。イベントが最初の更新済み NOTIFY メッセージ内で指定された期間を超えて存続する場合は、ネゴシエートされた期間の 3 倍の期間を持つ、別の更新済み NOTIFY メッセージが送信されます。

DTMF イベントの期間がネゴシエートされた期間と完全に一致する場合、DTMF イベントの末尾が、タイマーが期限切れになる前に発生したか、期限切れになってから発生したかに応じて、上記の 2 つの処理のいずれかを行います。

たとえば、ネゴシエートされた期間が 600 ms の場合は、DTMF イベントが発生すると、期間が 600 ms に設定された最初の NOTIFY メッセージがただちに送信されます。その後、この期間のタイマーが起動します。

DTMF イベントが 300 ms だけ存続する場合は、タイマーが停止してから、期間が 300 ms に設定された最終の NOTIFY メッセージが送信されます。

DTMF イベントが 600 ms を超えて(たとえば、1000 ms)存続する場合は、タイマーが期限切れになると、期間が 1200 ms に設定された更新済み NOTIFY メッセージが送信され、タイマーが再起動します。DTMF イベントが終了すると、期間が 1000 ms に設定された最終の NOTIFY メッセージが送信されます。

各 DTMF イベントは、少なくとも 2 つの NOTIFY メッセージ要求(最初の NOTIFY メッセージと最終の NOTIFY メッセージ)に対応します。また、イベントの合計期間がネゴシエートされた max-duration 間隔を超える場合には、いくつかの更新済み NOTIFY メッセージ要求が関係する可能性があります。一般に、DTMF イベントの存続期間は 1000 ms 未満であるため、 notify telephone-event コマンドを使用して duration を 1000 ms を超える値に設定すると、送信される NOTIFY メッセージの合計数が減ります。 notify telephone-event コマンドのデフォルト値は 2000 ms です。

NOTIFY メッセージの受信

着信側ゲートウェイが NOTIFY メッセージを受信すると、DTMF トーンが鳴り、タイマーが duration フィールドの値に設定されます。その後、次の処理のいずれかを行います。

DTMF イベントの最終の NOTIFY メッセージを受信した場合は、トーンが停止します。

更新を受信した場合は、duration フィールドに従ってタイマーを更新します。

タイマーが期限切れになる前に更新または最終の NOTIFY メッセージを受信しなかった場合は、トーンが停止し、最終の NOTIFY メッセージを受信するまで、同じ DTMF イベントまたは DTMF ディジットの後続の NOTIFY メッセージをすべて無視します。

現在の DTMF イベントの最終の NOTIFY メッセージを受信する前に異なる DTMF イベントの NOTIFY メッセージを受信した場合は(ほとんどありません)、現在のトーンが停止し、新しいトーンが鳴ります。最終の NOTIFY メッセージは DTMF イベントごとに必要であり、ゲートウェイは、このメッセージの送信に成功して 200 OK を受信するまで、他の NOTIFY メッセージを送信できないため、このようなケースはほとんどありません。


) NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーを DTMF リレー メッセージ要求として使用している間は、インバンド トーンは渡されません。


2 つのコマンドを使用して、ダイヤルピア上の NOTIFY ベースのアウトオブバンド DTMF リレーをイネーブルまたはディセーブルにすることができます。コマンドで DTMF リレーをイネーブルにする場合は、INVITE メッセージを使用して、この機能を相手側にアドバタイズします。発信側と着信側の SIP ゲートウェイの両方で機能を設定する必要もあります。3 番目のコマンドは、DTMF リレーのステータスを確認するために使用できます。

dtmf-relay(VoIP)

notify telephone-event

show sip-ua status

NOTIFY メッセージ要求は、RFC 3265 に準拠した Subscription-State ヘッダーを持ちます。DTMF 機能の詳細については、「 Configuring SIP DTMF Features 」の章を参照してください。

RFC 3312 の QoS のサポート

この機能は、ゲートウェイ上の実装に、RFC 3312 に準拠したサービス品質(QoS)RSVP コールをサポートするための適切な共通スタックの拡張を提供します。この機能では、既存の実装を変更し、RFC 3312 に従って RSVP を使用した QoS サービスを提供します。

QoS における SIP ポータブル スタックに関する考慮事項

ポータブル SIP スタックは、コールのタイプ(QoS または通常)を認識しません。SIP または SDP によって伝送されるすべての QoS 関連情報は、アプリケーションによって(またはアプリケーションに)渡されます。アプリケーションは、必要な対策を講じてコールのタイプを識別し、適切な処理を、ポータブル SIP スタックに対して透過的に行います。ポータブル SIP スタックの視点では、QoS コールを確立するためのコール フローは、非 QoS コールのコール フローと似ています。次の機能をポータブル SIP スタック アプリケーションに追加するだけで、QoS コールを確立または変更できます。

UPDATE メッセージ要求を送信する機能

ミッドコール INVITE メッセージ要求に対する 183 および PRACK メッセージ要求の開始と処理のサポート

RFC 3312 による QoS の Cisco IOS ゲートウェイ上での動作

次に、RFC 3312 準拠のスタックを使用した場合に SIP QoS コールが Cisco IOS ゲートウェイ上で示す動作を、既存の ICEE 実装と比較して説明します。

QoS 情報の伝送と確認は、RFC 3312 で提案されている次の SDP アトリビュート セットを使用して行います。

Current Status:このアトリビュートは、オファー/アンサー SDP 内の特定のメディア ストリームに対するネットワーク リソースの現在のステータスを伝送します。予約の状態に応じて、ゲートウェイは次の値を生成します。

Desired Status:このアトリビュートは、特定のメディア ストリームの前提条件を示します。Cisco IOS ゲートウェイの場合、予約は、いずれかの方向でリソースが予約された、常に適切なエンドツーエンド ステータスです。strength タグは設定可能です。

Confirmation Status:このアトリビュートは、一方の側でリソース予約が行われると、(UPDATE メッセージ要求を使用して)通知を返す他方のゲートウェイの情報を伝送します。Cisco IOS ゲートウェイでは、発信側ゲートウェイが着信側ゲートウェイの確認を要求することはありませんが、これが失敗すると、コールは提示されず、580 (Precondition Failure) メッセージ応答を使用して終了します。着信側ゲートウェイは、UPDATE メッセージ要求を使用してその予約が行われると、発信側ゲートウェイの確認を常に要求します。この要求は、INVITE メッセージ要求の 183 メッセージ応答を通じて行われます。

RFC 3312 では、一方の側でリソース予約が行われると、UA が UPDATE メッセージ要求を使用して他方のゲートウェイに確認の通知を行うように義務付けられています。UPDATE メッセージ要求のトランザクションが発生するのは、受信した 183 メッセージ応答に confirmation status アトリビュートが含まれる場合だけです。COMET メッセージ要求は、現在、予約が満たされたことを伝えるために使用されています。しかし、RFC 3312 に準拠するため、COMET メッセージ要求の使用はサポートされません。

生成された INVITE メッセージ要求には、RFC 3312 の Require および Supported ヘッダー フィールドで使用する precondition オプション タグが含まれます。これにより、Content-Disposition ヘッダーおよび QoS コールの Session=qos ヘッダーは使用されなくなりました。

RFC 3312 は、UA の 580 Precondition Not Met メッセージ応答に(QoS エラーを示す)SDP を含めることを推奨しています。INVITE メッセージ要求で UAC が QoS オファーをしないか、18x または 2xx メッセージ応答で不正な QoS オファーが取得された場合は、対応する CANCEL または BYE メッセージ要求に QoS 障害を示す SDP 本文が含まれます。この動作は推奨されていますが、RFC では必須ではありません。これは、既存の実装と同様に維持されています。つまり、580、CANCEL、および BYE メッセージ要求は、引き続き SDP なしで送信されます。

RFC 3312 は、ミッドコールで QoS の変更を行うための信頼できる暫定応答(183/PRACK/200OK)の使用を推奨しています。現在のスタック実装では、コールがアクティブになってから、オファー/アンサー モデル(re-INVITE/200 OK/ACK)を使用して QoS の変更を行います。ミッドコールに関する新しい RFC 勧告は、既存の実装に対する優位性または追加機能をもたらしません。これにより、スタックによって実行されるミッドコール処理が複雑になります。ミッドコールでの信頼できるプロビジョン応答は、他のどのような SIP 機能でも使用されません。また、このミッドコール機能をすぐに必要とするアプリケーションも存在しません。したがって、この機能では、既存のスタックのミッドコール INVITE オファー/アンサー トランザクションを引き続き使用して、QoS コールに対する RSVP の変更を行います。

下位互換性

Cisco IOS ゲートウェイでは、QoS のコール フローの下位互換性は維持されていません。SIP は既存の RSVP Cisco IOS サブシステムおよびその Application Programming Interface(API; アプリケーション プログラミング インターフェイス)を引き続き使用しますが、関係する SIP または SDP シグナリングは既存の実装とは異なります。

COMET メッセージ要求の廃止

この機能スタックでは、COMET メッセージ要求の使用(送受信)はサポートされません。このメッセージ要求は、UPDATE メッセージ要求に置き換えられています。この変更による Cisco IOS ゲートウェイのコール アドミッション制御機能への影響はわずかです。COMET を使用するその他の機能は QoS だけです。Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)機能は、COMET の代わりに、UPDATE メッセージ要求を使用します。

QoS のコール フロー

図 28 に示すフローは、着信側に警告を通知する前にリソースを予約するための RSVP サービスを呼び出す 2 者間コールを示します。この機能を Cisco IOS ゲートウェイに実装する場合、発信側ゲートウェイは、INVITE メッセージ要求の前提条件の確認を必要としません。ここで示すすべての QoS SDP アトリビュートは、メディアレベルのアトリビュートです。複数のメディア回線が独自の QoS アトリビュートに関連付けられている場合は、最初のメディア回線の QoS だけが受け入れられます。

図 28 成功した QoS コールの確立

 

SIP RFC 準拠機能のサポート

SIP RFC 準拠機能を実現すると、RFC 3261、3262、および 3264 に対する SIP ゲートウェイの準拠性が向上します。この機能は、ポータブル スタックに対するこれらの機能拡張を継承します。導入された機能拡張については、「 Achieving SIP RFC Compliance 」の章を参照してください。

強化されたリダイレクト処理

ポータブル スタックは、リダイレクション(3xx または 485 メッセージ応答)を内部的に処理します。SIP スタックは、3xx または 485 クラス メッセージ応答を受信すると、アプリケーションに通知することなく、その 3xx メッセージ応答内の連絡先に新しい INVITE メッセージ要求を送信します。この機能は、アプリケーションに開放されています。アプリケーションは、3xx または 485 メッセージ応答を受信すると、リダイレクト応答を引き継ぐことができます。アプリケーションがリダイレクトを処理することを決定すると、SIP スタックによって 3xx または 485 メッセージ応答が受信した元のコールの接続が解除され、そのアプリケーションが新しいコールをセットアップする役割を引き継ぎます。

Cisco IOS の動作

Cisco IOS ソフトウェアのリダイレクト処理に変更はありません。引き続き、スタックがリダイレクションを実行します。

Diversion ヘッダー ドラフト 06 への準拠

この機能は、Diversion ヘッダー ドラフトの実装を draft-levy-diversion-06.txt バージョンにアップグレードします。このアップグレードでは、Diversion ヘッダー内の 2 つの新しいパラメータを送受信するための機能が追加されます。また、スタックにより、この情報をアプリケーションとの間で設定したり、渡したりするための 2 つの新しいフィールドが追加されます。


) draft-levy-diversion-06.txt バージョンは、その後、期限切れになりました。現在の標準では、hstory-info ヘッダーを使用します(RFC 4244An Extension to the Session Initiation Protocol (SIP) for Request History Information」を参照)。


SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポート

SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポート機能は、ローカルに生成された SIP ヘッダー(From、Remote-Party-ID(RPID)、Call-ID など)の host 部分にホスト名またはドメイン名を指定するためのコマンドライン インターフェイス(CLI)スイッチを追加します。この機能は、ダイアログを開始する発信 SIP 要求(INVITE や SUBSCRIBE などのメッセージ要求)に影響を与えます。

この機能を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「call active および call history VoIP レコード」

「SIP ヘッダー」

「SIP ヘッダー メッセージの例」

ベンダー固有アトリビュート(VSA)は、ゲートウェイによって生成されたアカウンティング レコード内でローカルに設定されたホスト名またはドメイン名に関する情報を生成するために導入されています。VSA の変更点のリストについては、『 RADIUS VSA Voice Implementation Guide 』を参照してください。

call active および call history VoIP レコード

call active および call history VoIP レコードは、ローカル ホスト名を表示します。次の形式で表示されます。

#show call active voice
VOIP:
LocalHostname=example.com
 

これらのレコードは、INVITE メッセージ要求のコンテキストで作成されたコールに対して生成されます。

SIP ヘッダー

CLI は、SIP ゲートウェイからの発信 VoIP コールに対して生成された次の SIP ヘッダーの host 部分に影響を与えます。

Call-ID:SIP メッセージの Call-ID ヘッダーは、unique-string@ipaddr という既存の形式を持ちます。CLI では、Call-ID の値は unique-string@localhostname または unique-string@domain-name の形式で指定します。ダイアログを開始する SIP 要求(INVITE や SUBSCRIBE などのメッセージ要求)に影響を与えます。

From:ダイアログを開始する次の要求の From ヘッダー。ゲートウェイから発信される INVITE および SUBSCRIBE メッセージ要求は、SIP Uniform Resource Identifier(URI; ユニフォーム リソース識別子)の host 部分にホスト名またはドメイン名を持ちます。CLI を設定している場合は、Remote-Party-ID ヘッダーも SIP URI の host 部分にホスト名を持ちます。Remote-Party-ID ヘッダーは、ゲートウェイからの INVITE および INFO メッセージ要求で送信されます。

その他の SIP ヘッダー(Contact や Via など)には、新しい CLI を設定することによる影響はありません。CLI を設定している場合でも、これらのヘッダーは IP アドレスを持ち続けます。

この変更は、セッション記述プロトコル(SDP)に影響を与えません。

アプリケーションからヘッダー受け渡しメカニズム経由で SIP に提供される SIP ヘッダーは、SIP によって生成されたヘッダーよりも常に優先されます。

SIP ヘッダー メッセージの例

ここでは、次の SIP ヘッダー メッセージについて、SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポート機能をディセーブル/イネーブルにした場合の例を示します。

「機能をディセーブルにした場合:ゲートウェイから送信された INVITE メッセージ要求」

「機能をイネーブルにした場合:ゲートウェイから送信された INVITE メッセージ要求」

機能をディセーブルにした場合:ゲートウェイから送信された INVITE メッセージ要求

Sent:
INVITE sip:9002@example.sip.com:5060 SIP/2.0
Via:SIP/2.0/TCP 172.18.195.49;branch=z9hG4bK597
Remote-Party-ID:<sip:9001@172.18.195.49>;party=calling;screen=no;privacy=off
From:<sip:9001@172.18.195.49>;tag=3AA7574-11BA
To:<sip:9002@example.sip.com>
Date:Tue, 31 Aug 2004 13:40:57 GMT
Call-ID:3924408D-FA8A11D8-80208D32-72E3122E@172.18.195.49
Supported:100rel,timer,resource-priority
Min-SE:1800
Cisco-Guid:940277299-4203352536-2149420338-1927483950
User-Agent:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Allow:INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, UPDATE, Refer , SUBSCRIBE, NOTIFY, INFO, REGISTER
CSeq:101 INVITE
Max-Forwards:70
Timestamp:1093959657
Contact:<sip:9001@172.18.195.49:5060;transport=tcp>
Expires:180
Allow-Events:telephone-event
Content-Type:multipart/mixed;boundary=uniqueBoundary
Mime-Version:1.0
Content-Length:418
 
--uniqueBoundary
Content-Type:application/sdp
Content-Disposition:session;handling=required
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 4780 5715 IN IP4 172.18.195.49
s=SIP Call
c=IN IP4 172.18.195.49
t=0 0
m=audio 18336 RTP/AVP 18 101 19
c=IN IP4 172.18.195.49
a=rtpmap:18 G729/8000
a=fmtp:18 annexb=no
a=rtpmap:101 telephone-event/8000
a=fmtp:101 0-16
a=rtpmap:19 CN/8000
a=ptime:20
 
--uniqueBoundary--

機能をイネーブルにした場合:ゲートウェイから送信された INVITE メッセージ要求

Sent:
INVITE sip:9002@example.sip.com:5060 SIP/2.0
Via:SIP/2.0/TCP 172.18.195.49;branch=z9hG4bK22C7
Remote-Party-ID:<sip:9001@gw11.example.com>;party=calling;screen=no;privacy=off
From:<sip:9001@gw11.example.com>;tag=39CF740-FFC
To:<sip:9002@example.sip.com>
Date:Tue, 31 Aug 2004 13:26:13 GMT
Call-ID:2A101AD3-FA8811D8-801C8D32-72E3122E@gw11.example.com
Supported:100rel,timer,resource-priority
Min-SE:1800
Cisco-Guid:686218050-4203221464-2149158194-1927483950
User-Agent:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Allow:INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, UPDATE, Refer , SUBSCRIBE, NOTIFY, INFO, REGISTER
CSeq:101 INVITE
Max-Forwards:70
Timestamp:1093958773
Contact:<sip:9001@172.18.195.49:5060;transport=tcp>
Expires:180
Allow-Events:telephone-event
Content-Type:multipart/mixed;boundary=uniqueBoundary
Mime-Version:1.0
Content-Length:418
 
--uniqueBoundary
Content-Type:application/sdp
Content-Disposition:session;handling=required
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 5250 7833 IN IP4 172.18.195.49
s=SIP Call
c=IN IP4 172.18.195.49
t=0 0
m=audio 18998 RTP/AVP 18 101 19
c=IN IP4 172.18.195.49
a=rtpmap:18 G729/8000
a=fmtp:18 annexb=no
a=rtpmap:101 telephone-event/8000
a=fmtp:101 0-16
a=rtpmap:19 CN/8000
a=ptime:20
 
--uniqueBoundary--
 

SDP セッション情報および Permit Hostname CLI のための SIP ゲートウェイ サポート

SDP セッション情報および Permit Hostname CLI のための SIP ゲートウェイ サポート機能は、SDP セッション情報と、最初の INVITE 要求内のホスト名の検証のためのサポートを Cisco IOS SIP ゲートウェイに追加します。これらの機能の詳細については、次の項を参照してください。

「SDP セッション情報行の変更」

「最初の INVITE 要求 URI に含まれるホスト名の検証」

SDP セッション情報行の変更

SDP セッション情報行は、セッション記述内で何度でも指定できます。この行(SDP 内で "I=" で表されます)は、セッションレベルおよびメディアレベルで指定できます。セッション記述は、パケットにつき 1 つだけ配置できます。セッション記述は 1 つのセッションレベルを含みますが、複数のメディアレベルを含めることもできます。

次に、SDP 記述の例を示します。強調表示されている行は、RFC 2327 を反映するために更新された情報を表します。

v=0
o=mhandley 2890844526 2890842807 IN IP4 126.16.64.4
s=SDP Seminar
i=A Seminar on the session description protocol
u=http://www.cs.ucl.ac.uk/staff/M.Handley/sdp.03.ps
e=mjh@isi.edu (Mark Handley)
c=IN IP4 224.2.17.12/127
t=2873397496 2873404696
a=recvonly
m=audio 49170 RTP/AVP 0
i=media-information 1
m=video 51372 RTP/AVP 31
i=media-information 2
m=application 32416 udp wb
a=orient:portrait
 

セッション情報は省略可能です。したがって、内部構造はこのパラメータを要求するように構築されていません。具体的には、このパラメータに内部メモリが割り当てられるのは、それが SDP 内に存在している場合、またはそれを発信メッセージに組み込むようにアプリケーションが指定している場合だけです。Cisco IOS ゲートウェイの内部動作を保護するため、受信されるセッション情報行の最大許容長は 1000 文字に制限されています。1000 文字を超えるセッション情報行は切り捨てられます。

SDP について詳しく説明している RFC は、1 つのセッション情報行だけを適切なレベルで要求するように指定していますが、このルールに違反している場合でも、Cisco IOS ゲートウェイは SDP をドロップしません。特定のレベルで複数の "i=" 行を受信した場合、最初に解析された、データを含む行が格納されます。そのレベルの後続行はすべてドロップされます。

最初の INVITE 要求 URI に含まれるホスト名の検証

Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(9)T 以降、管理者は、最初の着信 INVITE メッセージのホスト名を検証できるようになりました。ゲートウェイが最初の INVITE を処理する際に、host 部分が ipv4 形式またはドメイン名であるかどうかが判定されます。

host 部分が IP アドレスである場合、その IP アドレスは、ゲートウェイ上のインターフェイスと比較されます。一致が見つかった場合、INVITE は通常どおりに処理されます。一致が存在しない場合、ゲートウェイは「 400 Bad Request - Invalid IP Address 」メッセージを送信します。

最初の INITIAL の要求 URI の host にドメイン名が含まれる場合、ゲートウェイは、そのドメイン名を設定済みホスト名のリストと照合します。ホスト名を設定していない場合は、既存の動作を実行して INVITE が処理されます。このゲートウェイのホスト名を設定している場合は、要求 URI に含まれるホスト名が設定済みホスト名のリストと比較されます。一致が見つかった場合、INVITE は通常どおりに処理されます。一致が存在しない場合、ゲートウェイは「 400 Bad Request - Invalid host 」メッセージを送信します。

ホスト名は、 permit hostname dns コマンドを再入力することによって 10 個まで設定できます。設定済みのホスト名を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

次に、設定済みホスト名のリストの例を示します。強調表示されている行は、RFC 2327 を反映するために更新された情報を表します。

sip-ua
retry invite 1
registrar ipv4:172.18.193.97 expires 3600
permit hostname dns:sinise.sip.com
permit hostname dns:liotta.sip.com
permit hostname dns:sipgw.sip.com
permit hostname dns:yourgw.sip.com
permit hostname dns:csps.sip.com
!

次に、ホスト名を含む最初の INVITE メッセージの例を示します。強調表示されている行は、RFC 2327 を反映するために更新された情報を表します。

INVITE sip:777@sinise.sip.com;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 172.18.201.173:5060;branch=z9hG4bK2C419
To: <sip:777@172.18.197.154>
From: <sip:333@64.102.17.246>;tag=B87C0-B65
Date: Thu, 23 Feb 2006 16:49:26 GMT
Call-ID: 4EAF670B-A3C311DA-80148B65-6E225A8E@172.18.197.154
Contact: <sip:333@172.18.201.173>
Supported: 100rel, eatit
Allow: INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, Refer, SUBSCRIBE, NOTIFY, INFO
Max-Forwards: 70
Cseq: 104 INVITE
Expires: 60
Timestamp: 730947404
Content-Length: 211
Content-Type: application/sdp
^M
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 6109 4520 IN IP4 172.18.201.173
s=SIP Call
c=IN IP4 111.11.111.111
t=0 0
m=audio 16880 RTP/AVP 0 19
c=IN IP4 111.11.111.111
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:19 CN/8000
a=ptime:20
 

SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポート

SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポート機能により、SIP ゲートウェイ上の発信プロキシ サーバを設定できます。 outbound-proxy コマンドを使用すると、ダイアログを開始するすべての要求(INVITE、SUBSCRIBE、REGISTER など)を特定の宛先に送信するように SIP ゲートウェイをグローバルに設定できます。また、 voice-class sip outbound-proxy コマンドを使用すると、グローバルなゲートウェイ設定を上書きして、個々のダイヤルピア上でこれらの設定を行うことができます(『 Cisco IOS Voice Command Reference 』を参照)。

ダイアログを開始するこれらの要求の request-uri(要求 URI)は、session-target(セッション ターゲット)から抽出されるため、設定された発信プロキシ サーバに要求が送信されることを反映しません。発信プロキシ サーバは、request-uri に含まれるホストに基づいて、要求を適切にルーティングします。ただし、シナリオによっては、SIP トランクを越えて Cisco Unified CME 内に入るコールが、電話に直接送信される代わりに、発信 SIP プロキシに送信される可能性があります。この動作を修正するには、 outbound-proxy システム コマンドを使用して、Cisco Unified CME 上で SIP 回線側の電話を設定します(『 Cisco Unified Communications Manager Express Command Reference 』を参照)。

SIP:PAI に対する SIP サポート

PAI に対する SIP サポート機能を使用すると、privacy ヘッダーを、RFC 3323 および RFC 3325 で定義されている関連 SIP 要求メッセージに設定できます。この機能は、 表 9 に示す さまざまな privacy ヘッダー要求を構築するために使用できる privacy コマンドおよび asserted-id コマンドを一般的な SIP メッセージ に導入します。

表 9 privacy ヘッダーの要求オプション

Cisco IOS コマンド
SIP メッセージのヘッダー オプション

privacy

ACK、BYE、CANCEL、INVITE、OPTIONS、SUBSCRIBE、NOTIFY、PRACK、IFO、および UPD

privacy pai

BYE、INVITE、OPTIONS、SUBSCRIBE、NOTIFY、および Refer

privacy ppi

BYE、INVITE、OPTIONS、SUBSCRIBE、NOTIFY、および Refer

SIP history-info ヘッダー サポート

SIP history-info ヘッダー サポート機能は、SIP INVITE メッセージの history-info ヘッダーのサポートだけを提供します。SIP ゲートウェイは、送信または転送されたすべてのコールの INVITE メッセージ内で履歴情報を生成します。history-info ヘッダーは、コールまたはダイアログの履歴を記録します。受信側アプリケーションは、history-info ヘッダー情報を使用して、コールが着信した経緯と理由を判断できます。

受信側アプリケーションは、コールまたはダイアログの履歴を使用して、音声メール サーバへのコールや、Web ページ上の click-to-talk SIP URL からコール センターに対して開始されたセッションなどのサービスを強化できます。

SIP history-info ヘッダー サポート機能を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「SIP Accept-Language ヘッダー サポート機能の設計」

SIP history-info ヘッダー サポート機能の設計

シスコでは、 RFC 4244 An Extension to the Session Initiation Protocol (SIP) for Request History Information 」で定義されている history-info ヘッダーをサポートすることにより、この機能を SIP TDM ゲートウェイおよび SIP 間の Cisco UBE に実装しています。history-info ヘッダーは、ユーザ エージェント間のメディア セッションおよび後続の INVITE メッセージへの応答を確立する SIP INVITE メッセージの一部を構成します。

ゲートウェイ上で history-info ヘッダーのサポートをイネーブルにするには、 history-info コマンドを使用します。システムは、単一の INVITE メッセージに対して複数(最大で 9 個)の history-info ヘッダーをサポートします。これらのヘッダーは、カンマ区切りのリストに格納されています。

SIP TDM ゲートウェイ上での SIP ヘッダー サポート

TDM ゲートウェイは、INVITE メッセージを送信する際に、要求 URI に基づいて history-info ヘッダーを作成します。

このゲートウェイは、リダイレクトされた PSTN コールを受信すると、PSTN 発信元シグナリング アドレス、ローカル ホスト設定(DNS 名)、およびホスト レジストラによって提供されたリダイレクト情報を使用して history-info ヘッダーを構築します。

正しい順序を維持し、要求のすべてのリダイレクションを記録するため、このヘッダーにはインデックス情報(一連のドット区切りの数字)が含まれます。インデックスの形式は、RFC 4244 のセクション 4.3.3.1.3 で定義されています。

SIP 段階に対して history-info ヘッダーがイネーブルになっている場合、ゲートウェイは、diversion ヘッダーと history-info ヘッダーの両方を発信要求で送信します。ただし、ゲートウェイが history-info ヘッダーを ISDN リダイレクト番号にマッピングすると、history-info ヘッダーはプリファレンスを取得します。

SIP 間の Cisco Unified Border Element ゲートウェイ上での SIP history-info ヘッダー サポート

Cisco UBE ゲートウェイは、history-info ヘッダーのない着信 INVITE メッセージを受信すると、発信 INVITE メッセージの要求 URI に基づいて history-info ヘッダーを生成します。ゲートウェイ上でプライバシーがイネーブルになっている場合は、privacy 設定に history が追加されます。

ゲートウェイは、発信メッセージを受信すると、要求 URI に基づいて、メッセージの history-info ヘッダーを作成します。このゲートウェイでサポートされる history-info ヘッダーの最大数は 9 です。ゲートウェイは、9 個以上のヘッダーを含むメッセージを受信すると、最初の 8 個のメッセージだけを保持し、ヘッダー リストの末尾に新しいヘッダーを追加します。

ゲートウェイ上で履歴情報のプライバシーが設定されている場合、ゲートウェイは、メッセージ内のすべての history-info ヘッダーと privacy ヘッダーを透過的に次の SIP 段階に渡します。

ゲートウェイは、history-info ヘッダーを次の SIP 段階に送信します。SIP 段階に対して history-info ヘッダーがイネーブルになっている場合、ゲートウェイは、次のように動作します。

history-info ヘッダーが存在しない場合は、diversion ヘッダーを history-info ヘッダーに変換し、 cause パラメータを 302 に設定します。その後、diversion ヘッダーと history-info ヘッダーの両方を送信します。

diversion ヘッダーが存在しない場合は、cause パラメータが 302 に設定されているすべての history-info ヘッダーを diversion ヘッダーに変換します。その後、diversion ヘッダーと history-info ヘッダーの両方を送信します。

diversion ヘッダーと history-info ヘッダーの両方が存在する場合は、変換を行いません。

SIP 段階に対して history-info ヘッダーがディセーブルになっている場合、ゲートウェイは、(新しい diversion ヘッダーを含む)すべての diversion ヘッダーを次の SIP 段階に送信します。

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポート

Cisco IOS SIP TDM ゲートウェイおよび Cisco UBE 上での SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポート。この機能はデフォルトでイネーブルに設定されているため、Cisco IOS SIP TDM ゲートウェイおよび Cisco UBE は SIP 181 メッセージをそのまま渡すことができます。すべての SIP 181 メッセージ、SDP を含む SIP 181 メッセージ、または SDP を含まない SIP 181 メッセージをディセーブルにする方法については、『 Cisco IOS Voice Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/command/reference/vr_book.html )の block および voice-class sip block コマンドの説明を参照してください。

Cisco UBE 上では、この機能は、一方のレッグで SIP 181 メッセージを受信し、他方のレッグで SIP 183 メッセージを送信するための機能を追加します。この機能を Cisco UBE 上でイネーブルにする方法の詳細については、『 Cisco IOS Voice Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/command/reference/vr_book.htm l)の map resp-code および voice-class sip map resp-code コマンドの説明を参照してください。

SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポート

Cisco IOS 音声ゲートウェイである Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)または Cisco UBE 上での SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポート。終端装置が応答管理を装備していない場合や、必要な SIP 200 OK メッセージをタイマーの期限内に送信しない場合は、この機能をイネーブルにして、Expires タイマーをリセットし、最終応答までコールを保持するための定期的な SIP 183 メッセージを送信できます。この機能は、グローバルに、または特定のダイヤルピアに対してイネーブルにできます。また、この機能は、SDP の有無に基づいて設定することもできます。

この機能をイネーブルにする方法の詳細については、『 Cisco IOS Voice Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/command/reference/vr_book.html )の reset timer expires および voice-class sip reset timer expires コマンドの説明を参照してください。

SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 ISDN メッセージからの経過表示のストリッピングのサポート

VoIP コールのエンドツーエンド シグナリングを適切に行うために、 progress_ind コマンドを使用して、Cisco IOS SIP/H.323 TDM 音声ゲートウェイまたは Cisco UBE 上の発信ダイヤルピアの置換動作を設定できます。また、このコマンドを使用して、Cisco IOS 音声ゲートウェイまたは Cisco UBE 上で発信ダイヤルピアの Progress Indication(PI; 経過表示)の削除(ストリッピング)を設定することもできます(たとえば、Cisco IOS SIP ゲートウェイ(または SIP 間の Cisco UBE)が追加の SIP 183 Session In Progress メッセージを生成しないように設定する場合など)。

ただし、発信ダイヤルピア上で progress_ind コマンドを設定する前に、そのダイヤルピアの宛先パターンを設定する必要があります。発信ダイヤルピアの宛先パターンを設定するには、ダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードで destination-pattern コマンドを使用します。ダイヤルピア上で宛先パターンを設定したら、再びダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードで progress_ind を使用して、特定のタイプのコール メッセージのデフォルト経過表示(PI)を上書きして置き換えるか、削除することができます。

複数の PI が含まれるメッセージの場合、 progress_ind コマンドを使用して設定した動作が、メッセージの最初の PI だけに上書きされます。また、逆方向カットスルー イベントの後に Progress メッセージが送信された場合は、置換 PI を設定しても、コールの Progress メッセージのデフォルト PI は上書きされません(たとえば、Progress メッセージの前に PI が 8 の Alert メッセージが送信された場合)。

この機能をイネーブルにする方法の詳細については、『 Cisco IOS Voice Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/command/reference/vr_book.html )の progress_ind コマンドの説明を参照してください。

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定手順

ここでは、次の各手順について説明します。

「SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の設定」

「SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの設定」

「SIP Accept-Language ヘッダー サポートの設定」

「強化された SIP 180 暫定応答処理の設定」

「発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張の設定」

「不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求の設定」

「privacy ヘッダーの設定」

「SIP セッション タイマー サポートの設定」

「SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了の設定」

「SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能の設定」

「SIP スタック ポータビリティの設定」

「SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポートの設定」

「セッション情報の SIP ゲートウェイ サポートの設定」

「Permit Hostname CLI の SIP ゲートウェイ サポートの設定」

「SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポートの設定」

「PAI に対する SIP サポートの設定」

「SIP history-info ヘッダー サポート機能の設定」

「SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートの設定」

「SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポートの設定」

「SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 ISDN メッセージからの経過表示のストリッピングのサポートの設定」

「SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答の設定の確認」

「SIP メッセージ、タイマー、および応答機能のトラブルシューティングに関するヒント」


) • 各手順を実行する前に、次の情報を理解してください。

「SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の前提条件」

「SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の制約事項」

手順の支援情報については、上記の検証およびトラブルシューティングの項を参照してください。


 

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の設定

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性機能を設定するには、次の手順を実行します。

「SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の設定」(任意)

「強化された SIP 180 暫定応答処理の設定」

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の設定

内部音声コール障害に対して生成される標準の原因コード カテゴリ セットがデフォルトで使用されます。既存または非標準の H.323 および SIP 原因コードを使用する内部障害を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. cause-code legacy

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

cause-code legacy

 

Router(config-voi-srv)# cause-code legacy

既存または非標準の H.323 または SIP 原因コードを使用する内部障害を表します。キーワードは次のとおりです。

legacy :内部原因コードを以前の、非標準の値セットに設定します。下位互換性を維持するために使用されます。

ステップ 5

exit

 

Router(config-voi-srv)# exit

現在のモードを終了します。

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの設定

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングを設定するには、次の手順を実行します。

「SIP ステータス コードへの PSTN コードのマッピング」(任意)

「PSTN 原因コードへの SIP ステータス コードのマッピング」(任意)

SIP ステータス コードへの PSTN コードのマッピング

着信 PSTN 原因コードを SIP ステータス コードに設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. set pstn-cause value sip-status value

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

set pstn-cause value sip-status value

 

Router(config-sip-ua)# set pstn-cause 111 sip-status 400

このコマンドを使用して、着信 PSTN 原因コードを SIP エラー ステータス コードにマッピングします。キーワードと引数は次のとおりです。

pstn-cause value :PSTN 原因コード。範囲:1 ~ 127

sip-status value :PSTN 原因コードに対応する SIP ステータス コード。範囲:400 ~ 699

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

PSTN 原因コードへの SIP ステータス コードのマッピング

着信 SIP ステータス コードを PSTN 原因コードにマッピングするには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. set sip-status value pstn-cause value

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

set sip-status value pstn-cause value

 

Router(config-sip-ua)# set sip-status 400 pstn-cause 111

着信 PSTN 原因コードを SIP エラー ステータス コードにマッピングします。キーワードと引数は次のとおりです。

sip-status value :PSTN 原因コードに対応する SIP ステータス コード。範囲:400 ~ 699

pstn-cause value :PSTN 原因コード。範囲:1 ~ 127

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

SIP Accept-Language ヘッダー サポートの設定

Accept-Language ヘッダー サポートは、2 つのコンフィギュレーション モード(音声サービス コンフィギュレーション モードおよびダイヤルピア音声コンフィギュレーション モード)で設定できます。ゲートウェイは、最初にダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードで設定された言語をチェックし、一致しない場合は、デフォルトのグローバル音声サービス コンフィギュレーションを設定します。いずれのモードでも言語が設定されていない場合、ヘッダーは追加されません。


) OPTIONS 要求に対する 200 OK 応答にAccept-Language ヘッダーを含める場合は、この機能を音声サービス コンフィギュレーション モードでイネーブルにする必要があります。


この作業は、Accept-Language ヘッダーサポートをイネーブルにし、SIP INVITE 要求および OPTIONS 応答の Accept-Language ヘッダーで伝送される言語を指定する場合に行います。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service pots

または

dial-peer voice tag pots

4. supported-language language-code language-param qvalue

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service pots

または

dial-peer voice tag pots

 

Router(config)# voice service pots

 

または

Router(config)# dial-peer voice 1 pots

グローバル音声サービス コンフィギュレーション モードまたはダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードを開始します。

(注) 音声サービス コンフィギュレーション モードでは、Accept-Language ヘッダーが発信 SIP INVITE メッセージおよび OPTIONS 応答でサポートされるようにゲートウェイを設定します。ダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードでは、このヘッダーが INVITE メッセージだけでサポートされるように設定します。

ステップ 4

supported-language language-code language-param qvalue

 

Router(conf-voi-serv)# supported-language EO language-param .25

発信 SIP INVITE メッセージおよび OPTIONS 応答の Accept-Language ヘッダーで伝送される言語を指定します。キーワードと引数は次のとおりです。

language-code :139 のサポート言語のいずれかを、2 文字で構成される ISO-639 国コードで指定します。下の「注」に、サポートされている言語コードおよび言語の一部を示します。完全なリストを表示するには、ヘルプ コマンド supported-language ? を使用します。

language-param qvalue :割り当てられたパラメータ値に基づく言語のプライオリティ(降順)。各言語に対して、値を割り当てることができます。範囲:0、0.001 ~ 0.999 の範囲の小数、および 1。デフォルト:1(最高のプライオリティ)

ステップ 5

exit

 

Router(conf-voi-serv)# exit

現在のモードを終了します。


) 次に、サポートされている言語コードおよび言語の一部を示します。完全なリストを表示するには、ヘルプ コマンド supported-language ? を使用します。

AR:アラビア語

HE:ヘブライ語

ES:スペイン語

ZH:中国語

GA:アイルランド語

SW:スワヒリ語

EN:英語

IT:イタリア語

SV:スウェーデン語

EO:エスペラント語

JA:日本語

VI:ベトナム語

DE:ドイツ語

KO:韓国語

YI:イディッシュ語

EL:ギリシャ語

RU:ロシア語

ZU:ズールー語


 

強化された SIP 180 暫定応答処理の設定

この機能を使用すると、次の作業を行うことができます。

SDP を含む SIP 180 メッセージの初期メディア カットスルー処理をイネーブルまたはディセーブルにします。

SDP を含む、または SDP を含まない 180 メッセージに対して均一なコール処理を設定します。


) SDP を含む 180 メッセージの初期メディア カットスルーは、デフォルトでディセーブルに設定されています。この機能をディセーブルにするために、設定作業は不要です。機能を再度イネーブルにする、または再度イネーブルにした後でディセーブルにするには、次の手順を実行します。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. [ no ] disable-early-media 180

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

disable-early-media 180

 

または

no disable-early-media 180

 

Router(config-sip-ua)# disable-early-media 180

 

または

Router(config-sip-ua)# no disable-early-media 180

SDP を含む 180 メッセージの初期メディア カットスルーをディセーブルにするか、(コマンドの no 形式を使用して)再度イネーブルします。

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張の設定

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張を設定するには、次の手順を実行します。

「リモートパーティ ID の設定」(任意)

「SIP から PSTN への Calling-Info ポリシーの設定」(任意)

「PSTN から SIP への Calling-Info ポリシーの設定」(任意)

リモートパーティ ID の設定

この機能は、デフォルトでイネーブルに設定されています。この機能をイネーブルにするために、設定作業は不要です。この機能を no remote-party-id コマンドを使用してディセーブルにした場合は、この作業を実行して機能を再度イネーブルにしてください。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. remote-party-id

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

remote-party-id

 

Router(config-sip-ua)# remote-party-id

(任意)remote-party-id 変換を設定します。次の条件が適用されます。

着信 INVITE メッセージ内に Remote-Party-ID ヘッダーが存在する場合は、その Remote-Party-ID ヘッダーから抽出された発信者名および発番号が発信 Setup メッセージの発信者名および発番号として送信されます。これはデフォルトの動作です。 remote-party-id コマンドを使用して、このオプションをイネーブルにします。

Remote-Party-ID ヘッダーを使用できない場合は、変換が発生しません。そのため、発信者名および発番号は From ヘッダーから抽出され、発信 Setup メッセージの発信者名および発番号として送信されます。この処理は、機能がディセーブルになっていても実行されます。

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

SIP から PSTN への Calling-Info ポリシーの設定

Remote-Party-ID サポートをイネーブルにした場合の、calling-info のデフォルトの処理は次のとおりです。

発信者名および発番号は、SIP INVITE メッセージの Remote-Party-ID ヘッダーの display-name および user 部分と PSTN Setup メッセージの発信者名および発番号の間で双方向に変換されます。

PSTN から SIP へのコールが presentation prohibited としてマークされている場合は、display-name に "anonymous" が設定されます。それ以外の場合は、発信 INVITE の From ヘッダーの display-name および user 部分に発信者名および発番号が設定されます。

デフォルトの calling-info 処理を上書きするには、次の作業を実行して、SIP から PSTN への calling-info ポリシーを任意で設定します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. calling-info sip-to-pstn

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

calling-info sip-to-pstn [ unscreened discard ] [ name set name ] [ number set number ]

 

Router(config-sip-ua)# calling-info sip-to-pstn unscreened discard

SIP から PSTN コールへの発信者情報処理を指定します。キーワードと引数は次のとおりです。

unscreened discard :発信者名と発番号が廃棄されます。スクリーニングされた(;screen=yes)Remote-Part-ID ヘッダーが着信 SIP INVITE メッセージに含まれない場合、発信者名または発番号は、送信 Setup メッセージで送信されません。

name set name :送信 Setup メッセージの発信者名は、無条件で name 変数(設定済みの ASCII 文字列)に設定されます。

number set number :送信 Setup メッセージの発番号は、無条件で number 変数(設定済みの ASCII 文字列)に設定されます。

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

PSTN から SIP への Calling-Info ポリシーの設定

デフォルトの calling-info 処理を上書きするには、次の作業を実行して、PSTN から SIP への calling-info ポリシーを任意で設定します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. calling-info pstn-to-sip

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

calling-info pstn-to-sip [ unscreened discard ] [ from [ name set name ] [ number set number ]] [ remote-party-id [ name set name ] [ number set number ]]

 

Router(config-sip-ua)# calling-info pstn-to-sip unscreened discard

PSTN から SIP コールへの発信者情報処理を指定します。キーワードと引数は次のとおりです。

unscreened discard :発信者名と発番号が廃棄されます。着信 Setup のスクリーニング表示が「ユーザ提供、スクリーニングに合格」または「ネットワーク提供」としてマークされていない限り、発信者名または発番号は、送信 Setup メッセージで送信されません。

from name set name :送信 INVITE メッセージの From ヘッダーの表示者名は、無条件で name 変数(設定済みの ASCII 文字列)に設定されます。

from number set number :送信 INVITE メッセージの From ヘッダーの user 部分は、無条件で number 変数(設定済みの ASCII 文字列)に設定されます。

remote-part-id name set name :送信 INVITE メッセージの Remote-Party-ID ヘッダーの表示名は、無条件で name 変数(設定済みの ASCII 文字列)に設定されます。

remote-party-id number set number :送信 INVITE メッセージの Remote-Party-ID ヘッダーの user 部分は、無条件で number 変数(設定済みの ASCII 文字列)に設定されます。

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求の設定

この機能の設定手順はありません。Bad Request カウンタを表示するには、 show sip-ua statistics コマンドを使用します(「SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答の設定の確認」を参照)。

privacy ヘッダーの設定

表 10 に示すように、privacy ヘッダーは RFC 3323 および RFC 3325 で定義されている値に従って設定できます。

 

表 10 privacy ヘッダーの値

ヘッダーの値
説明

Header

加入者に関する情報を識別する可能性がある SIP メッセージ内のすべてのヘッダーに対して、プライバシー サービスがプライバシーを適用することを示します。

Session

セッション記述プロトコル(SDP)内に保持されている情報が、信頼できるドメイン外で非表示になることを示します。

User

SIP メッセージからユーザの ID を削除することにより、加入者にユーザ レベルのプライバシーを適用します。

Critical

指定されたプライバシーをプライバシー サービスが適用できない(または適用しない)場合にメッセージが拒否されることを示します。

(注) user、header、session、または ID の privacy ヘッダーを選択する場合、privacy ヘッダーに追加できるのは critical だけです。

ID

ユーザが認証された信頼できるドメイン外の SIP エントリに対して、Network-Asserted Identity が引き続きプライベートであることを示します。

PSTN

発信者情報要素の PSTN オクテット 3a から渡された情報により、コールの VoIP 側のプライバシー情報がイネーブルになることを示します(「UAC ゲートウェイでの privacy ヘッダー PSTN」を参照)。

System

システム設定を使用します。

Disable

プライバシーをディセーブルにします。

UAC ゲートウェイの動作

表 9 に示すヘッダー値のいずれかを使用するように privacy コマンドを設定すると、対応するプライバシー値に設定された privacy ヘッダーがゲートウェイの発信メッセージ要求に含められます。次に、 privacy コマンドを設定した場合の、RFC 3323 に基づく "From" ヘッダーの形式を示します。

From: “Anonymous” <sip:anonymous@anonymous.invalid>; tag=<tag value>
 

privacy critical コマンドを設定すると、ゲートウェイは、値が critical に設定された Proxy-Require ヘッダーを追加します。このため、万一ユーザが上記の拡張をサポートしない仲介装置に要求を送信した場合、その要求は失敗します。

asserted-id pai コマンドを設定すると、ゲートウェイは、共通の SIP スタック内に PAI を構築します。 asserted-id pai コマンドは Remote-Party-ID(RPID)ヘッダーよりも優先され、RPID ヘッダーを使用するようにルータが設定されていても、このヘッダーをすべての発信メッセージから削除します。

asserted-id ppi コマンドを設定すると、ゲートウェイは、共通の SIP スタック内に Privacy Preferred Identity(PPI)を構築します。 asserted-id ppi コマンドは Remote-Party-ID(RPID)ヘッダーよりも優先され、RPID ヘッダーを使用するようにルータが設定されていても、このヘッダーをすべての発信メッセージから削除します。

UAC ゲートウェイでの privacy ヘッダー PSTN

発信者情報要素の PSTN オクテット 3a から渡された情報を privacy pstn コマンドを使用して派生することにより、コールの VoIP 側のプライバシー情報がイネーブルにできます。CALLING PARTY フィールド内のデータは、発信者情報をリレーするかどうかを示します。また、CALLING PARTY フィールドは、情報の提供者と、情報が検証されているかどうかに関する情報および詳細も提供します。

表 11 に、 privacy pstn コマンドを設定した場合の ISDN オクテット 3a の値と UAC ゲートウェイが生成する SIP ヘッダーの値の関係をまとめます。

表 11 UAC ゲートウェイでの ISDN オクテット 3a から SIP ヘッダーへのマッピング

ISDN オクテット 3a
SIP ヘッダー
プレゼンテーション ステータス ビット(5)
番号発信元ビット(0、1)
From
Asserted-ID
Privacy

プレゼンテーションを許可

ユーザ提供、番号はスクリーニングされていない

変更なし

PPI

含まれない

プレゼンテーションを許可

ユーザ提供、番号はネットワーク スクリーニングに合格

変更なし

PAI

含まれない

プレゼンテーションを許可

ユーザ提供、番号はネットワーク スクリーニングに不合格

変更なし

PPI

含まれない

プレゼンテーション

ネットワーク提供の番号

変更なし

PAI

含まれない

プレゼンテーションを禁止

ユーザ提供、番号はスクリーニングされていない(00)

Anonymous

P-Preferred Identity

ID

プレゼンテーションを禁止

ユーザ提供、番号はネットワーク スクリーニングに合格(01)

Anonymous

P-Asserted Identity

ID

プレゼンテーションを禁止

ネットワーク提供の番号(11)

Anonymous

P-Asserted Identity

ID

UAS ゲートウェイでの privacy ヘッダー PSTN

privacy pstn コマンドを使用して PSTN の privacy ヘッダーを設定すると、UAS ゲートウェイは、着信 SIP メッセージ内のヘッダーをコールの発信側のオクテット 3a フィールドにマッピングします。

UAS ゲートウェイは、有効な値を持つ Privacy ヘッダーを含むメッセージを受信すると、 privacy または asserted-id コマンドを無視します。この場合、UAS ゲートウェイは、発信オクテット 3a の値を「プレゼンテーションを禁止」としてマークします。Privacy ヘッダーを受信しない場合、UAS ゲートウェイは、発信オクテット 3a の値を「プレゼンテーションを許可」としてマークします。

Asserted-ID を受信し、同じメッセージ内に有効な Privacy ヘッダーがある場合、UAS ゲートウェイは、その Asserted-ID を使用して ISDN Name フィールドと Number フィールドを派生します。UAS ゲートウェイが PAI を含む Asserted-ID を受信すると、オクテット 3a 番号発信元は「ユーザ提供」としてマークされ、ネットワーク スクリーニングに合格します。受信した Asserted-ID が PPI の場合、オクテット 3a 番号発信元は「ユーザ提供、番号はスクリーニングされていない」としてマークされます。

同じメッセージ内に Privacy ヘッダーを含まない Asserted-ID を受信した場合、UAS ゲートウェイは asserted-id コマンドをチェックします。 asserted-id コマンドを設定すると、Asserted-ID が使用されます。それ以外の場合は、"From" ヘッダー内の情報を使用して適切な ISDN フィールドに値が設定されます。

表 12 に、ISDN オクテット 3a の値と、UAS ゲートウェイがコールの発信側で生成する SIP ヘッダーの値の関係をまとめます。

表 12 UAS ゲートウェイでの SIP ヘッダーから ISDN へのマッピング

SIP ヘッダー
ISDN フィールド
説明
rpid
asserted-id
privacy
Name
Number
オクテット 3a
プレゼンテーション ステータス
番号発信元

あり

なし

なし

「説明」を参照

rpid コマンドを設定する必要があります。設定しない場合は、"From" ヘッダーの情報が使用されます。

なし

PAI

ID

PAI

プレゼンテーションを禁止

ユーザ提供

privacy ヘッダーを設定すると、"From" ヘッダーが Anonymous(番号非通知)に設定され、Privacy PAI が使用されます。

なし

PPI

ID

PPI

プレゼンテーションを禁止

privacy ヘッダーを設定すると、"From" ヘッダーが Anonymous(番号非通知)に設定され、プライバシー PPI が使用されます。

なし

PAI

なし

PAI

プレゼンテーションを許可

ユーザ提供

なし

PPI

なし

PPI

プレゼンテーションを許可

あり

なし

あり

rpid

プレゼンテーションを禁止

rpid

あり

PAI

なし

「説明」を参照

あり

PPI

なし

「説明」を参照

asserted-id コマンドを設定すると、プライバシー PPI が使用されます。

プライバシーが存在する場合の発信者 ID との相互作用

privacy pstn コマンドを設定している場合、コールの UAC ゲートウェイ側で、 clid (voice-service-voip) コマンドの下で substitute name コマンドを設定し、"Display Name" パラメータを定義すると、PAI または PPI が Display フィールドの発信者番号に代入されます。

次に、 substitute name コマンドを設定していない場合の PAI ヘッダーの例を示します。

P-Asserted_Identity: <sip:5551212@example.com>
 

substitute name コマンドを設定すると、この例のヘッダーは次のように変更されます。

P-Asserted_Identity: “5551212” <sip:5551212@example.com>
 

privacy pstn コマンドを設定している場合、 clid (voice-service-voip) コマンドの下で strip pi-restrict all コマンドを設定した後で、呼び出し情報の オクテット 3a に番号が制限されていることが示されるときは、PAI/PPI 値は送信されていません。

コールの UAS ゲートウェイ側で clid network-provided コマンドを設定すると、 privacy コマンドを使用して設定した値が上書きされます。 clid network-provided コマンドを設定している場合に PPI を受信すると、オクテット 3a の番号は「ネットワーク提供」に設定されます。 clid network-provided コマンドを設定していない場合、オクテット 3a の番号は「ユーザ提供」に設定されます。

calling-info pstn-to-sip unscreened discard コマンドと privacy pstn コマンドを設定している場合、発信者番号にスクリーニング表示「ユーザ提供、スクリーニングされていない」または「ユーザ提供、スクリーニングに不合格」が示されるときは、PAI/PPI は送信されていません。

表 13 に、 privacy pstn コマンドを設定している場合の相互作用をまとめます。

表 13 privacy pstn コマンドを使用する場合の相互作用

プレゼンテーション表示
スクリーニング表示
calling-info pstn-to-sip コマンド
生成されるヘッダー

表 9 を参照してください。

表 9 を参照してください。

設定しない

calling-info pstn-to-sip コマンドを設定しない場合は、 表 9 を参照してください。

プレゼンテーションを許可

ユーザ提供、スクリーニングされていない

unscreened discard

From: <sip:example.com>; tag=1
Contact: <sip:example.com>

プレゼンテーションを許可

ユーザ提供の番号はネットワーク スクリーニングに合格

unscreened discard

From: <sip:5551212@example.com>; tag=1
Contact: <sip:5551212@example.com:5060>
P-Asserted-Identity: <sip:5551212@example.com>

プレゼンテーションを許可

ユーザ提供の番号はネットワーク スクリーニングに不合格

unscreened discard

From: <sip:example.com>; tag=1
Contact: <sip:example.com>

プレゼンテーションを禁止

ユーザ提供、番号

unscreened discard

From: <sip:5551212@example.com>; tag=1
Contact: <sip:5551212@example.com:5060>
P-Asserted-Identity: <sip:5551212@example.com>

プレゼンテーションを禁止

ユーザ提供番号、スクリーニングされていない

unscreened discard

From: "Anonymous" <sip:anonymous@anonymous.com>; tag=1
Contact: <sip:example.com>
Privacy: ID

プレゼンテーションを禁止

ユーザ提供の番号、ネットワーク スクリーニングに不合格

unscreened discard

From: "Anonymous" <sip:anonymous@anonymous.com>; tag=1
Contact: <sip:example.com>
Privacy: ID

プレゼンテーションを禁止

ユーザ提供の番号、ネットワーク スクリーニングに合格

unscreened discard

From: "Anonymous" <sip:anonymous@anonymous.com>; tag=1
P-Asserted-Identity:
Contact: <sip:5551212@example.com:>
Privacy: ID

SIP セッション タイマー サポートの設定

SIP セッション タイマー サポート(Min-SE 値を含む)を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. min-se

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

min-se time

 

Router(conf-serv-ua)# min-se 90

SIP セッション タイマー サポート機能を使用するすべての呼び出しの minimum-session-expiration ヘッダーの値を変更します。引数は次のとおりです。

time :時間(秒単位)。範囲:60 ~ 86400(1 日)。デフォルト:90(1.5 分)

ステップ 6

exit

 

Router(conf-serv-ua)# exit

現在のモードを終了します。

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了の設定

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了機能は、Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了のサポートを実装します。Cisco IOS ゲートウェイ上での Reason ヘッダー サポートは、RFC 3326 によって定義されています。

この機能の利点は次のとおりです。

Reason ヘッダー サポートは、実際の PSTN 原因コードをリモート PSTN ゲートウェイに転送するより確定的な方法を提供することによって PSTN インターネットワーキングを容易にします。

バッファリングされた発信者名の完了(buffer invite タイマーなど)を使用すると、後続の ISDN FACILITY メッセージ内の ISDN 表示情報の受信プロセスが、リモート SIP エンドポイントに対して透過的に行われます。

コールがアクティブになる前に、外部の SIP ユーザ エージェント サーバ(UAS)から INFO メッセージ応答をサポートするための要件は削除されています。

ここでは、次の各手順について説明します。

「Reason ヘッダーの上書きの設定」

「バッファリングされた発信者名の完了の設定」

Reason ヘッダーの上書きの設定

Reason ヘッダーの上書きを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. reason-header override

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

reason-header override

 

Router(config-sip-ua)# reason-header override

Reason ヘッダーの上書きサポートをイネーブルにします。

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

バッファリングされた発信者名の完了の設定

バッファリングされた発信者名の完了を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. timers buffer-invite

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

timers buffer-invite timer

 

Router(config-sip-ua)# timers buffer-invite 500

SIP buffer-invite タイマーをイネーブルにして、タイマー間隔を設定します。引数は次のとおりです。

timer :buffer-invite タイマーの値(ミリ秒単位)。範囲:50 ~ 5000。

ステップ 5

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能の設定

ここでは、次の各手順について説明します。

「SIP ヘッダー サポートの設定」(必須)

「外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY の設定」(任意)

SIP ヘッダー サポートの設定

SIP ヘッダー サポートを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. header-passing

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

header-passing

 

Router(conf-serv-sip)# header-passing

アプリケーションに対する SIP ヘッダーの受け渡しをイネーブルまたはディセーブルにします。このコマンドにより、ゲートウェイは、SIP INVITE、SUBSCRIBE、および NOTIFY メッセージを受信したときに、それらのメッセージに関連する SIP ヘッダーをゲートウェイ内のターゲット アプリケーションに渡すことができます。

ステップ 6

exit

 

Router(conf-serv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

外部トリガーのための SUBSCRIBE および NOTIFY の設定

SIP 加入オプションを設定するには、次の手順を実行します。

前提条件

SIP ヘッダーの受け渡しをイネーブルにします。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. subscription asnl session history

6. subscription maximum originate

7. exit

8. sip-ua

9. retry subscribe

10. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> Enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

subscription asnl session history [ duration minutes ] [ count number ]

 

Router(conf-serv-sip)# subscription asnl session history duration 10 count 100

(任意)アプリケーション SUBSCRIBE/NOTIFY レイヤ(ASNL)への加入を保持する期間およびメモリに保持するレコードの数を指定します。

ステップ 6

subscription maximum originate number

 

Router(conf-serv-sip)# subscription maximum originate 10

(任意)ゲートウェイによって発生する未処理の加入の最大数を指定します(プラットフォーム上のダイヤルピアの最大数の 2 倍以下)。デフォルトは、プラットフォーム上のダイヤルピアの最大数です。

ステップ 7

exit

 

Router(conf-serv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

ステップ 8

sip-ua

 

Router(config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 9

retry subscribe number

 

Router(config-sip-ua)# retry subscribe 10

(任意)SIP SUBSCRIBE メッセージを他のユーザ エージェントに再送信する回数を指定します。

ステップ 10

exit

 

Router(config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

SIP スタック ポータビリティの設定

SIP スタック ポータビリティ機能をイネーブルにするために、設定作業は不要です。この機能は、デフォルトでイネーブルに設定されています。

SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポートの設定

ここでは、次の各手順について説明します。

「ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の設定」

「ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の監視」

ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の設定

ホスト名は、次の 2 つのコンフィギュレーションモードのいずれかで設定できます。

「ゲートウェイ全体のコンフィギュレーション モード」

「ダイヤルピア固有のコンフィギュレーション モード」


) ダイヤルピア固有の設定は、より全般的なゲートウェイ全体の設定よりも優先されます。


ゲートウェイ全体のコンフィギュレーション モード

この手順を使用すると、ローカルに生成された URI に使用されるローカル ホスト名をグローバルに設定できます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. localhost dns:local-host-name-string

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(config-voip-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

localhost dns:local-host-name-string

 

Router(config-serv-sip)# localhost dns:example.com

ローカル ホスト名の文字列を入力します。

ステップ 6

exit

 

Router(config-serv-sip\)# exit

現在のモードを終了します。

ダイヤルピア固有のコンフィギュレーション モード

この手順を使用すると、ローカルに生成された URI に使用されるローカル ホスト名をダイヤルピアで設定できます。


) この手順は、より全般的なゲートウェイ全体の設定よりも優先されます。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice tag voip

4. voice-class sip localhost [dns]:local-host-name-string

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 

Router# dial-peer voice 100 voip

特定のダイヤル ピアで、ダイヤル ピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip localhost [dns]:local host-name-string

 

Router(config-dial-peer)# voice-class sip localhost dns:example.com

ローカル ホスト名の文字列を入力します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の監視

この手順に従って、ゲートウェイ全体またはダイヤルピア固有の設定を監視します。

手順の概要

1. enable

2. show call active voice

3. show call history voice

4. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show call active voice

 

Router# show call active voice

進行中の音声コールの発信者情報を表示します。

ステップ 3

show call history voice

 

Router# show call history voice

音声コールの履歴テーブルを表示します。

ステップ 4

exit

 

Router# exit

現在のモードを終了します。

ここでは、次のコマンド出力を示します。

「show call active コマンド出力の例」

「show call history コマンド出力の例」

show call active コマンド出力の例

次に、ローカル ホスト名がイネーブルになっているときの show active-call コマンド出力の例を示します。

Router# show call active voice

 

Telephony call-legs:1
SIP call-legs:1
H323 call-legs:0
Call agent controlled call-legs:0
Multicast call-legs:0
Total call-legs:2

 

 
GENERIC:
SetupTime=126640 ms
Index=1
PeerAddress=9001
PeerSubAddress=
PeerId=100
PeerIfIndex=6
LogicalIfIndex=4
ConnectTime=130300 ms
CallDuration=00:00:47 sec
CallState=4
CallOrigin=2
ChargedUnits=0
InfoType=speech
TransmitPackets=2431
TransmitBytes=48620
ReceivePackets=2431
ReceiveBytes=48620
TELE:
ConnectionId=[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
IncomingConnectionId=[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
CallID=1
TxDuration=48620 ms

 

VoiceTxDuration=48620 ms
FaxTxDuration=0 ms
CoderTypeRate=g729r8
NoiseLevel=-61
ACOMLevel=3
OutSignalLevel=-35
InSignalLevel=-30
InfoActivity=2
ERLLevel=3
SessionTarget=
ImgPages=0
CallerName=
CallerIDBlocked=False
OriginalCallingNumber=
OriginalCallingOctet=0x0
OriginalCalledNumber=
OriginalCalledOctet=0x80
OriginalRedirectCalledNumber=
OriginalRedirectCalledOctet=0x0
TranslatedCallingNumber=9001
TranslatedCallingOctet=0x0
TranslatedCalledNumber=
TranslatedCalledOctet=0x80
TranslatedRedirectCalledNumber=
TranslatedRedirectCalledOctet=0x0
GwCollectedCalledNumber=9002
 
GENERIC:
SetupTime=128980 ms
Index=1
PeerAddress=9002
PeerSubAddress=
PeerId=3301
PeerIfIndex=7
LogicalIfIndex=0
ConnectTime=130300 ms
CallDuration=00:00:50 sec
CallState=4
CallOrigin=1
ChargedUnits=0
InfoType=speech
TransmitPackets=2587
TransmitBytes=51740
ReceivePackets=2587
ReceiveBytes=51740
VOIP:
ConnectionId[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
IncomingConnectionId[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
CallID=2
RemoteIPAddress=172.18.193.87
RemoteUDPPort=17602
RemoteSignallingIPAddress=172.18.193.87
RemoteSignallingPort=5060
RemoteMediaIPAddress=172.18.193.87
RemoteMediaPort=17602
RoundTripDelay=2 ms
SelectedQoS=best-effort
tx_DtmfRelay=inband-voice
FastConnect=FALSE
 
AnnexE=FALSE
 
Separate H245 Connection=FALSE
 
H245 Tunneling=FALSE
 
SessionProtocol=sipv2
ProtocolCallId=A240B4DC-115511D9-8005EC82-AB4FD5BE@pip.example.com
SessionTarget=172.18.193.87
OnTimeRvPlayout=48620
GapFillWithSilence=0 ms
GapFillWithPrediction=0 ms
GapFillWithInterpolation=0 ms
GapFillWithRedundancy=0 ms
HiWaterPlayoutDelay=70 ms
LoWaterPlayoutDelay=69 ms
TxPakNumber=2434
TxSignalPak=0
TxComfortNoisePak=0
TxDuration=48680
TxVoiceDuration=48680
RxPakNumber=2434
RxSignalPak=0
RxDuration=0
TxVoiceDuration=48670
VoiceRxDuration=48620
RxOutOfSeq=0
RxLatePak=0
RxEarlyPak=0
PlayDelayCurrent=69
PlayDelayMin=69
PlayDelayMax=70
PlayDelayClockOffset=43547
PlayDelayJitter=0
PlayErrPredictive=0
PlayErrInterpolative=0
PlayErrSilence=0
PlayErrBufferOverFlow=0
PlayErrRetroactive=0
PlayErrTalkspurt=0
OutSignalLevel=-35
InSignalLevel=-30
LevelTxPowerMean=0
LevelRxPowerMean=-302
LevelBgNoise=0
ERLLevel=3
ACOMLevel=3
ErrRxDrop=0
ErrTxDrop=0
ErrTxControl=0
ErrRxControl=0
ReceiveDelay=69 ms
LostPackets=0
EarlyPackets=0
LatePackets=0
SRTP = off
VAD = enabled
CoderTypeRate=g729r8
CodecBytes=20
Media Setting=flow-around
CallerName=
CallerIDBlocked=False
OriginalCallingNumber=9001
OriginalCallingOctet=0x0
OriginalCalledNumber=9002
OriginalCalledOctet=0x80
OriginalRedirectCalledNumber=
OriginalRedirectCalledOctet=0x0
TranslatedCallingNumber=9001
TranslatedCallingOctet=0x0
TranslatedCalledNumber=9002
TranslatedCalledOctet=0x80
TranslatedRedirectCalledNumber=
TranslatedRedirectCalledOctet=0x0
GwCollectedCalledNumber=9002
GwOutpulsedCalledNumber=9002
GwOutpulsedCalledOctet3=0x80
GwOutpulsedCallingNumber=9001
GwOutpulsedCallingOctet3=0x0
GwOutpulsedCallingOctet3a=0x0
MediaInactiveDetected=no
MediaInactiveTimestamp=
MediaControlReceived=
Username=
LocalHostname=pip.example.com ! LocalHostname field
Telephony call-legs:1
SIP call-legs:1
H323 call-legs:0
Call agent controlled call-legs:0
Multicast call-legs:0
Total call-legs:2

show call history コマンド出力の例

次に、ローカル ホスト名がイネーブルになっているときの show call-history コマンド出力の例を示します。

Router# show call history voice
 
Telephony call-legs:1
SIP call-legs:1
H323 call-legs:0
Call agent controlled call-legs:0
Total call-legs:2
 
 
GENERIC:
SetupTime=128980 ms
Index=1
PeerAddress=9002
PeerSubAddress=
PeerId=3301
PeerIfIndex=7
LogicalIfIndex=0
DisconnectCause=10
DisconnectText=normal call clearing (16)
ConnectTime=130300 ms
DisconnectTime=329120 ms
CallDuration=00:03:18 sec
CallOrigin=1
ReleaseSource=4
ChargedUnits=0
InfoType=speech
TransmitPackets=9981
TransmitBytes=199601
ReceivePackets=9987
ReceiveBytes=199692
VOIP:
ConnectionId[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
IncomingConnectionId[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
CallID=2
RemoteIPAddress=172.18.193.87
RemoteUDPPort=17602
RemoteSignallingIPAddress=172.18.193.87
RemoteSignallingPort=5060
RemoteMediaIPAddress=172.18.193.87
RemoteMediaPort=17602
SRTP = off
RoundTripDelay=1 ms
SelectedQoS=best-effort
tx_DtmfRelay=inband-voice
FastConnect=FALSE
 
AnnexE=FALSE
 
Separate H245 Connection=FALSE
 
H245 Tunneling=FALSE
 
SessionProtocol=sipv2
ProtocolCallId=A240B4DC-115511D9-8005EC82-AB4FD5BE@pip.example.com
SessionTarget=172.18.193.87
OnTimeRvPlayout=195880
GapFillWithSilence=0 ms
GapFillWithPrediction=0 ms
GapFillWithInterpolation=0 ms
GapFillWithRedundancy=0 ms
HiWaterPlayoutDelay=70 ms
LoWaterPlayoutDelay=69 ms
ReceiveDelay=69 ms
LostPackets=0
EarlyPackets=0
LatePackets=0
VAD = enabled
CoderTypeRate=g729r8
CodecBytes=20
cvVoIPCallHistoryIcpif=2
MediaSetting=flow-around
CallerName=
CallerIDBlocked=False
OriginalCallingNumber=9001
OriginalCallingOctet=0x0
OriginalCalledNumber=9002
OriginalCalledOctet=0x80
OriginalRedirectCalledNumber=
OriginalRedirectCalledOctet=0x0
TranslatedCallingNumber=9001
TranslatedCallingOctet=0x0
TranslatedCalledNumber=9002
TranslatedCalledOctet=0x80
TranslatedRedirectCalledNumber=
TranslatedRedirectCalledOctet=0x0
GwCollectedCalledNumber=9002
GwOutpulsedCalledNumber=9002
GwOutpulsedCalledOctet3=0x80
GwOutpulsedCallingNumber=9001
GwOutpulsedCallingOctet3=0x0
GwOutpulsedCallingOctet3a=0x0
MediaInactiveDetected=no
MediaInactiveTimestamp=
MediaControlReceived=
LocalHostname=pip.example.com ! LocalHostname field
Username=
 
GENERIC:
SetupTime=126640 ms
Index=2
PeerAddress=9001
PeerSubAddress=
PeerId=100
PeerIfIndex=6
LogicalIfIndex=4
DisconnectCause=10
DisconnectText=normal call clearing (16)
ConnectTime=130300 ms
DisconnectTime=330080 ms
CallDuration=00:03:19 sec
CallOrigin=2
ReleaseSource=4
ChargedUnits=0
InfoType=speech
TransmitPackets=9987
TransmitBytes=199692
ReceivePackets=9981
ReceiveBytes=199601
TELE:
ConnectionId=[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
IncomingConnectionId=[0xA0DC41CF 0x115511D9 0x8002EC82 0xAB4FD5BE]
CallID=1
TxDuration=195940 ms
VoiceTxDuration=195940 ms
FaxTxDuration=0 ms
CoderTypeRate=g729r8
NoiseLevel=-73
ACOMLevel=4
SessionTarget=
ImgPages=0
CallerName=
CallerIDBlocked=False
OriginalCallingNumber=
OriginalCallingOctet=0x0
OriginalCalledNumber=
OriginalCalledOctet=0x80
OriginalRedirectCalledNumber=
OriginalRedirectCalledOctet=0x0
TranslatedCallingNumber=9001
TranslatedCallingOctet=0x0
TranslatedCalledNumber=
TranslatedCalledOctet=0x80
TranslatedRedirectCalledNumber=
TranslatedRedirectCalledOctet=0x0
GwCollectedCalledNumber=9002

セッション情報の SIP ゲートウェイ サポートの設定

セッション情報の SIP ゲートウェイ サポートの設定に関する作業はありません。

Permit Hostname CLI の SIP ゲートウェイ サポートの設定

着信 INVITE メッセージに対して検証するホスト名のリストを設定するには、次の手順を実行します。

制約事項

ホスト名は最大で 30 文字です。30 文字を超えるホスト名は切り捨てられます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. sip-ua

4. permit hostname dns: < domain name>

5. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

sip-ua

 

Router (config)# sip-ua

SIP ユーザ エージェント コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

permit hostname dns: <domain name>

 

Router (config-sip-ua)# permit hostname dns:sip.example.com

最初の着信 INVITE メッセージのホスト名を検証します。引数は次のとおりです。

domain name: DNS 形式のドメイン名。ドメイン名の最大長は 30 文字です。30 文字を超えるドメイン名は切り捨てられます。

ステップ 5

exit

 

Router (config-sip-ua)# exit

現在のモードを終了します。

SIP ゲートウェイのための発信プロキシ サポートの設定

ここでは、発信プロキシ サーバを設定する手順について説明します。これらの手順には、次の内容が含まれます。

「ゲートウェイ上での発信プロキシ サーバのグローバル設定」

「ダイヤルピア上での発信プロキシ サーバの設定」

ゲートウェイ上での発信プロキシ サーバのグローバル設定

発信プロキシ サーバに対する SIP サポートを SIP ゲートウェイ上でグローバルに設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service { pots | voatm | vofr | voip }

4. sip

5. outbound-proxy ip-address

6. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service {pots | voatm | vofr | voip}

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始して、音声カプセル化します。

ステップ 4

sip

 

Router(conf-voi-ser)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

outbound-proxy < ipv4:A:B:C:D: port/dns:host.domain>

 

Router(conf-ser-sip)# outbound-proxy dns:sipproxy.example.com

発信プロキシ サーバを設定します。

この例は、ドメイン example.com で、SIP プロキシ サーバに対する発信プロキシ サーバを設定する方法を示します。

ステップ 6

exit

 

Router (conf-ser-sip)# exit

現在のモードを終了します。

ダイヤルピア上での発信プロキシ サーバの設定

ダイヤルピア上で発信プロキシ サーバを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice tag { pots | vofr | voip }

4. voice-class sip

5. sip

6. outbound-proxy { ipv4 : ip - address [ : port-number ] | dns : host : domain }

7. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag {pots | vofr | voip}

 

Router(conf)# dial-peer voice 111 voip

特定のダイヤルピアを定義し、音声カプセル化の方法を指定して、ダイヤルピア コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip

 

Router(config-dial-peer)# voice service voip

ダイヤルピア VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

sip

 

Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

outbound-proxy { ipv4 : ip-address [: port-number ] | dns : host : domain }

 

Router(conf-serv-sip)# outbound-proxy ipv4:10.1.1.1

発信プロキシ サーバを設定します。

この例は、発信プロキシ サーバの IP アドレスを 10.1.1.1 に設定する方法を示します。

ステップ 7

exit

 

Router (conf-ser-sip)# exit

現在のモードを終了します。

PAI に対する SIP サポートの設定

ここでは、次の補足サービスを設定する手順について説明します。

「privacy ヘッダーの設定」

「ダイヤルピア上での発信プロキシ サーバの設定」

「asserted-id ヘッダーへの名前と番号の設定」

privacy ヘッダーの設定

RFC 3323 に準拠する privacy ヘッダーを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. privacy { pstn | privacy-option [ critical ]}

6. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(conf-voi-ser)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

privacy { pstn | privacy-option [ critical ]}

 

Router(conf-ser-sip)# privacy pstn

privacy ヘッダーを RFC 3323 でサポートされている値に設定します。

この例では、コールの PSTN 側からのプライバシー情報が VoIP 側に渡されます。PSTN 情報は、発信者情報要素の オクテット 3a に渡されます。

ステップ 6

exit

 

Router (conf-ser-sip)# exit

現在のモードを終了します。

プライバシー レベルの設定

PAI または PPI の privacy ヘッダー レベルを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. asserted-id [ pai | ppi ]

6. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(conf-voi-ser)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

asserted-id [pai | ppi]

 

Router(conf-ser-sip)# asserted-id ppi

privacy ヘッダーを設定します。

この例では、P-Preferred-Identity ヘッダーが設定されます。

ステップ 6

exit

 

Router (conf-ser-sip)# exit

現在のモードを終了します。

asserted-id ヘッダーへの名前と番号の設定

asserted-id に名前と番号を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. calling-info pstn-to-sip { unscreened discard | { from | remote-part-id | asserted-id { name set name | name set number }}}

6. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 

Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 

Router(conf-voi-ser)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

caller-info pstn-to-sip {unscreened discard | {from | remote-party-id | asserted-id] {name set name | number set number}}}

 

Router(conf-ser-sip)# caller-info pstn-to-sip asserted-id name set example

asserted-id フィールドに入力される名前を設定します。

ステップ 6

exit

 

Router (conf-ser-sip)# exit

現在のモードを終了します。

SIP history-info ヘッダー サポート機能の設定

SIP history-info ヘッダー サポートは、2 つのコンフィギュレーション モード、つまり音声サービス SIP コンフィギュレーション モード(グローバル レベル)とダイヤルピア音声コンフィギュレーション モード(ダイヤルピア レベル)で設定できます。ゲートウェイは、最初にダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードでサポートが設定されているかどうかをチェックし、一致しない場合は、デフォルトの音声サービス コンフィギュレーションを設定します。いずれのモードでもサポートが設定されていない場合、ヘッダーは追加されません。

ここでは、次の各手順について説明します。

「SIP history-info ヘッダー サポート機能のグローバル設定」

「ダイヤルピア レベルでの SIP history-info ヘッダー サポートの設定」

SIP history-info ヘッダー サポート機能のグローバル設定

SIP コンフィギュレーション(conf-serv-sip)モードで history-info ヘッダー サポートをグローバル レベルで設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. history-info

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 
Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 
Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

history-info

 
Router(conf-serv-sip)# history-info

history-info ヘッダー サポートをグローバルに設定します。

ステップ 6

exit

 

Router(conf-serv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

ダイヤルピア レベルでの SIP history-info ヘッダー サポートの設定

ダイヤルピア音声コンフィギュレーション(config-dial-peer)モードで history-info ヘッダー サポートをダイヤルピア レベルで設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice tag voip

4. voice-class sip history-info

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 
Router(config)# dial-peer voice 2 voip

ダイヤルピア VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip history-info

 

Router(config-dial-peer)# voice-class sip history-info

ダイヤルピアに history-info ヘッダー サポートを設定します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートの設定

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートは、グローバルに、または特定のダイヤルピアに対して設定できます。指定した SIP 暫定応答メッセージをドロップするように Cisco IOS 音声ゲートウェイと Cisco UBE をグローバルに設定するには、音声サービス SIP コンフィギュレーション モードで block コマンドを使用します。個々のダイヤルピアを設定するには、ダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードで voice-class sip block コマンドを使用します。 sdp キーワードをグローバルに使用するか、ダイヤルピア レベルで使用すると、SDP 情報が存在するかどうかに基づいて、特定の SIP メッセージがドロップされるタイミングを詳細に制御できます。

また、この機能のために導入されたコマンドを使用して、Cisco UBE をグローバルに、またはダイヤルピア レベルで設定することにより、受信した特定の SIP 暫定応答メッセージを発信 SIP ダイヤルピア上にある別の SIP 暫定応答メッセージにマッピングすることもできます。そのためには、音声サービス SIP コンフィギュレーション モードで map resp-code コマンドを使用するか(グローバル設定)、ダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードで voice-class sip map resp-code を使用します。

ここでは、次の作業について説明します。

「SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートのグローバル設定」

「ダイヤルピア レベルでの SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートの設定」

「SIP 暫定応答メッセージのマッピングのグローバル設定」

「ダイヤルピア レベルでの SIP 暫定応答メッセージのマッピングの設定」

SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートのグローバル設定

SIP コンフィギュレーション(conf-serv-sip)モードで SIP 181 メッセージのサポートをグローバル レベルで設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. block { 180 | 181 | 183 } [ sdp { absent | present }]

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 
Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 
Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

block { 180 | 181 | 183 } [ sdp { absent | present }]

 
Router(conf-serv-sip)# block 181 sdp present

メッセージがそのまま渡されるように、SIP 181 メッセージのサポートをグローバルに設定します。sdp キーワード(任意)を使用すると、SDP が存在するかどうかに基づいて SIP 181 メッセージをドロップしたり、渡したりできます。

ステップ 6

exit

 

Router(conf-serv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

ダイヤルピア レベルでの SIP 181 Call is Being Forwarded メッセージのサポートの設定

ダイヤルピア音声コンフィギュレーション(config-dial-peer)モードで SIP 181 メッセージのサポートをダイヤルピア レベルで設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice tag voip

4. voice-class sip block { 180 | 181 | 183 } [ sdp { absent | present }]

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 
Router(config)# dial-peer voice 2 voip

ダイヤルピア VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip block { 180 | 181 | 183 } [ sdp { absent | present }]

 

Router(config-dial-peer)# voice-class sip block 181 sdp present

特定のダイヤルピア上で、メッセージがそのまま渡されるように SIP 181 メッセージのサポートを設定します。sdp キーワード(任意)を使用すると、SDP が存在するかどうかに基づいて SIP 181 メッセージをドロップしたり、渡したりできます。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

SIP 暫定応答メッセージのマッピングのグローバル設定

SIP コンフィギュレーション(conf-serv-sip)モードで、受信した特定の SIP 暫定応答メッセージのマッピングをグローバル レベルで設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. map resp-code 181 to 183

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 
Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 
Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

map resp-code 181 to 183

 
Router(conf-serv-sip)# map resp-code 181 to 183

受信した特定のメッセージ タイプの SIP メッセージの、異なる SIP メッセージ タイプへのマッピングをグローバルにイネーブルにします。

ステップ 6

exit

 

Router(conf-serv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

ダイヤルピア レベルでの SIP 暫定応答メッセージのマッピングの設定

ダイヤルピア音声コンフィギュレーション(config-dial-peer)モードで、受信した SIP 暫定応答メッセージのマッピングをダイヤルピア レベルで設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice tag voip

4. voice-class sip map resp-code 181 to 183

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 
Router(config)# dial-peer voice 2 voip

ダイヤルピア VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip map resp-code 181 to 183

 

Router(config-dial-peer)# voice-class sip map resp-code 181 to 183

特定のダイヤルピア上で、受信した特定の SIP メッセージ タイプの SIP メッセージの、異なる SIP メッセージ タイプへのマッピングをイネーブルにします。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットのサポートの設定

SIP 183 メッセージの送受信後の Expires タイマーのサポートを設定すると、Expires タイマーをリセットし、最終応答までコールを保持することができます。この機能は、音声サービス SIP コンフィギュレーション モードで reset timer expires コマンドを使用してグローバルにイネーブルにするか、特定のダイヤルピアに対して、ダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードで voice-class sip reset timer expires コマンドを使用してイネーブルにできます。

ここでは、次の作業について説明します。

「Expires タイマーのリセットのグローバル設定」

「ダイヤルピア レベルでの Expires タイマーのリセットの設定」

Expires タイマーのリセットのグローバル設定

SIP コンフィギュレーション(conf-serv-sip)モードで Expires タイマーのリセットをグローバル レベルでイネーブルするには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice service voip

4. sip

5. reset timer expires 183

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice service voip

 
Router(config)# voice service voip

音声サービス VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

sip

 
Router(conf-voi-serv)# sip

SIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

reset timer expires 183

 
Router(conf-serv-sip)# reset timer expires 183

SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットをグローバルにイネーブルします。

ステップ 6

exit

 

Router(conf-serv-sip)# exit

現在のモードを終了します。

ダイヤルピア レベルでの Expires タイマーのリセットの設定

ダイヤルピア音声コンフィギュレーション(config-dial-peer)モードで Expires タイマーのリセットをダイヤルピア レベルでイネーブルするには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice tag voip

4. voice-class sip reset timer expires 183

5. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag voip

 
Router(config)# dial-peer voice 2 voip

ダイヤルピア VoIP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

voice-class sip reset timer expires 183

 

Router(config-dial-peer)# voice-class sip reset timer expires 183

特定のダイヤルピア上で SIP 183 メッセージの受信後の Expires タイマーのリセットをイネーブルします。

ステップ 5

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

SIP/H.323 TDM ゲートウェイ上での着信 ISDN メッセージからの経過表示のストリッピングのサポートの設定

Cisco IOS SIP/H.323 TDM 音声ゲートウェイまたは Cisco UBE 上での着信 ISDN メッセージからの PI のストリッピングのサポートを設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. dial-peer voice tag pots

4. destination-pattern [ + ] string [ T ]

5. progress_ind {{ alert | callproc } { enable pi-number | disable | strip [ strip-pi-number ]} |
{ connect | disconnect | progress | setup } { enable pi-number | disable }}

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モード、またはシステム管理者によって設定されたその他のセキュリティ レベルを開始します。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

dial-peer voice tag pots

 
Router(config)# dial-peer voice 3 pots

ダイヤルピア POTS コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

destination-pattern [ + ] string [ T ]

 

Router(config-dial-peer)# destination-pattern 555

ダイヤルピアにプレフィクスを使用するか、完全な E.164 電話番号を使用するかを指定します。

ステップ 5

progress_ind {{ alert | callproc } { enable pi-number | disable | strip [ strip-pi-number ]} | { connect | disconnect | progress | setup } { enable pi-number | disable }}

 

Router(config-dial-peer)# progress_ind callproc strip 8

指定したコール メッセージ タイプのデフォルトの PI を上書きして削除する(置き換える)ように発信ダイヤルピアを設定します。

ステップ 6

exit

 

Router(config-dial-peer)# exit

現在のモードを終了します。

SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答の設定の確認

SIP メッセージ コンポーネント、セッション タイマー、および応答の設定を確認するには、必要に応じて次の手順を実行します(コマンドは、アルファベット順に示しています)。

手順の概要

1. show call active voice

2. show call application sessions

3. show call history

4. show logging

5. show running-config

6. show sip min-se

7. show sip-ua map pstn-sip

8. show sip-ua map sip-pstn

9. show sip-ua statistics

10. show sip-ua status

11. show sip-ua timers

12. show subscription

手順の詳細


ステップ 1 show call active voice

このコマンドを使用して、進行中の音声コールの発信者情報を表示します。


) 出力例については、「ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の監視」を参照してください。


ステップ 2 show call application sessions

このコマンドを使用して、アプリケーションが実行中であるかどうかを表示します。

Router# show call application sessions
 
TCL Sessions
There are 1 active TCL sessions
 
SID Name Called Calling App Name Legs
1 50276 50280 testapp31 4
 
VXML Sessions
No running VXML sessions
 

ステップ 3 show call history

このコマンドを(任意で voice キーワードとともに)使用して、音声コールの履歴テーブルを表示します。

Router# show call history
 
DisconnectCause=10
DisconnectText=normal call clearing
.
.
.
 

) 詳細な出力例については、「ローカルに生成された SIP ヘッダーのホスト名の監視」を参照してください。


ステップ 4 show logging

このコマンドを使用して、ロギングの状態(syslog)を表示します。

次の部分出力例は、発信側ゲートウェイが SDP を含む 180 メッセージを受信し、SDP を無視するように設定されていることを示します。

Router# show logging
 
Log Buffer (600000 bytes):
 
00:12:19:%SYS-5-CONFIG_I:Configured from console by console
00:12:19:%SYS-5-CONFIG_I:Configured from console by console
00:12:20:0x639F6EEC :State change from (STATE_NONE, SUBSTATE_NONE) to
(STATE_IDLE, SUBSTATE_NONE)
00:12:20:****Adding to UAC table
 
00:12:20:adding call id 2 to table
 
00:12:20: Queued event from SIP SPI :SIPSPI_EV_CC_CALL_SETUP
00:12:20:CCSIP-SPI-CONTROL: act_idle_call_setup
00:12:20: act_idle_call_setup:Not using Voice Class Codec
 
00:12:20:act_idle_call_setup:preferred_codec set[0] type :g711ulaw
bytes:160
00:12:20:sipSPICopyPeerDataToCCB:From CLI:Modem NSE payload = 100,
Passthrough = 0,Modem relay = 0, Gw-Xid = 1
SPRT latency 200, SPRT Retries = 12, Dict Size = 1024
String Len = 32, Compress dir = 3
00:12:20:sipSPICanSetFallbackFlag - Local Fallback is not active
00:12:20:****Deleting from UAC table
 
00:12:20:****Adding to UAC table
 
00:12:20: Queued event from SIP SPI :SIPSPI_EV_CREATE_CONNECTION
00:12:20:0x639F6EEC :State change from (STATE_IDLE, SUBSTATE_NONE) to
(STATE_IDLE, SUBSTATE_CONNECTING)
00:12:20:0x639F6EEC :State change from (STATE_IDLE,
SUBSTATE_CONNECTING) to (STATE_IDLE, SUBSTATE_CONNECTING)
00:12:20:sipSPIUsetBillingProfile:sipCallId for billing records =
41585FCE-14F011CC-8005AF80-D4AA3153@10.1.1.42
00:12:20:CCSIP-SPI-CONTROL: act_idle_connection_created
00:12:20:CCSIP-SPI-CONTROL: act_idle_connection_created:Connid(1)
created to 10.1.1.15:5060, local_port 57838
00:12:20:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPIOutgoingCallSDP
00:12:20:sipSPISetMediaSrcAddr: media src addr for stream 1 = 10.1.1.42
00:12:20:sipSPIReserveRtpPort:reserved port 18978 for stream 1
00:12:20: convert_codec_bytes_to_ptime:Values :Codec:g711ulaw
codecbytes :160, ptime:20
 
00:12:20:sip_generate_sdp_xcaps_list:Modem Relay disabled. X-cap not needed
 
00:12:20:Received Octet3A=0x00 -> Setting ;screen=no ;privacy=off
00:12:20:sipSPIAddLocalContact
00:12:20: Queued event from SIP SPI :SIPSPI_EV_SEND_MESSAGE
00:12:20:sip_stats_method
00:12:20:sipSPIProcessRtpSessions
00:12:20:sipSPIAddStream:Adding stream 1 (callid 2) to the VOIP RTP library
00:12:20:sipSPISetMediaSrcAddr: media src addr for stream 1 = 10.1.1.42
00:12:20:sipSPIUpdateRtcpSession:for m-line 1
00:12:20:sipSPIUpdateRtcpSession:rtcp_session info
laddr = 10.1.1.42, lport = 18978, raddr = 0.0.0.0,
rport=0, do_rtcp=FALSE
src_callid = 2, dest_callid = -1
 
00:12:20:sipSPIUpdateRtcpSession:No rtp session, creating a new one
 
00:12:20:sipSPIAddStream:In State Idle
00:12:20:act_idle_connection_created:Transaction active. Facilities will be queued.
00:12:20:0x639F6EEC :State change from (STATE_IDLE,
SUBSTATE_CONNECTING) to (STATE_SENT_INVITE, SUBSTATE_NONE)
00:12:20:Sent:
INVITE sip:222@10.1.1.15:5060 SIP/2.0
Via:SIP/2.0/UDP 10.1.1.42:5060
From:"111" <sip:111@10.1.1.42>;tag=B4DC4-9E1
To:<sip:222@10.1.1.15>
Date:Mon, 01 Mar 1993 00:12:20 GMT
Call-ID:41585FCE-14F011CC-8005AF80-D4AA3153@10.1.1.42
Supported:timer
Min-SE: 1800
Cisco-Guid:1096070726-351277516-2147659648-3567923539
User-Agent:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Allow:INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, Refer , SUBSCRIBE,
NOTIFY, INFO
CSeq:101 INVITE
Max-Forwards:6
Remote-Party-ID:<sip:111@10.1.1.42>;party=calling;screen=no;privacy=off
Timestamp:730944740
Contact:<sip:111@10.1.1.42:5060>
Expires:180
Allow-Events:telephone-event
Content-Type:application/sdp
Content-Length:230
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 4629 354 IN IP4 10.1.1.42
s=SIP Call
c=IN IP4 10.1.1.42
t=0 0
m=audio 18978 RTP/AVP 0 100
c=IN IP4 10.1.1.42
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:100 X-NSE/8000
a=fmtp:100 192-194
a=ptime:20
 
00:12:21:Received:
SIP/2.0 100 Trying
Via:SIP/2.0/UDP 10.1.1.42:5060
From:"111" <sip:111@10.1.1.42>;tag=B4DC4-9E1
To:<sip:222@10.1.1.15>;tag=442AC-22
Date:Wed, 16 Feb 2000 18:19:56 GMT
Call-ID:41585FCE-14F011CC-8005AF80-D4AA3153@10.1.1.42
Timestamp:730944740
Server:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
CSeq:101 INVITE
Allow-Events:telephone-event
Content-Length:0
 
00:12:21:HandleUdpSocketReads :Msg enqueued for SPI with IPaddr:
10.1.1.15:5060
00:12:21:CCSIP-SPI-CONTROL: act_sentinvite_new_message
00:12:21:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPICheckResponse
00:12:21:sip_stats_status_code
00:12:21: Roundtrip delay 420 milliseconds for method INVITE
 
00:12:21:0x639F6EEC :State change from (STATE_SENT_INVITE,
SUBSTATE_NONE) to (STATE_RECD_PROCEEDING, SUBSTATE_PROCEEDING_PROCEEDING)
00:12:21:Received:
SIP/2.0 180 Ringing
Via:SIP/2.0/UDP 10.1.1.42:5060
From:"111" <sip:111@10.1.1.42>;tag=B4DC4-9E1
To:<sip:222@10.1.1.15>;tag=442AC-22
Date:Wed, 16 Feb 2000 18:19:56 GMT
Call-ID:41585FCE-14F011CC-8005AF80-D4AA3153@10.1.1.42
Timestamp:730944740
Server:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
CSeq:101 INVITE
Allow-Events:telephone-event
Contact:<sip:222@192.0.2.59:5060>
Record-Route:<sip:222@10.1.1.15:5060;maddr=10.1.1.15>
Content-Length:230
Content-Type:application/sdp
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 4629 354 IN IP4 10.1.1.42
s=SIP Call
c=IN IP4 10.1.1.42
t=0 0
m=audio 18978 RTP/AVP 0 100
c=IN IP4 10.1.1.42
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:100 X-NSE/8000
a=fmtp:100 192-194
a=ptime:20
 
00:12:21:HandleUdpSocketReads :Msg enqueued for SPI with IPaddr:
10.1.1.15:5060
00:12:21:CCSIP-SPI-CONTROL: act_recdproc_new_message
00:12:21:CCSIP-SPI-CONTROL: act_recdproc_new_message_response
00:12:21:CCSIP-SPI-CONTROL: sipSPICheckResponse
00:12:21:sip_stats_status_code
00:12:21: Roundtrip delay 496 milliseconds for method INVITE
00:12:21:CCSIP-SPI-CONTROL: act_recdproc_new_message_response :Early
media disabled for 180:Ignoring SDP if present
00:12:21:HandleSIP1xxRinging:SDP in 180 will be ignored if present: No
early media cut through
00:12:21:HandleSIP1xxRinging:SDP Body either absent or ignored in 180
RINGING:- would wait for 200 OK to do negotiation.
00:12:21:HandleSIP1xxRinging:MediaNegotiation expected in 200 OK
 
00:12:21:sipSPIGetGtdBody:No valid GTD body found.
00:12:21:sipSPICreateRawMsg:No GTD passed.
00:12:21:0x639F6EEC :State change from (STATE_RECD_PROCEEDING,
SUBSTATE_PROCEEDING_PROCEEDING) to (STATE_RECD_PROCEEDING,
SUBSTATE_PROCEEDING_ALERTING)
00:12:21:HandleSIP1xxRinging:Transaction Complete. Lock on Facilities
released.
00:12:22:Received:
SIP/2.0 200 OK
Via:SIP/2.0/UDP 10.1.1.42:5060
From:"111" <sip:111@10.1.1.42>;tag=B4DC4-9E1
To:<sip:222@10.1.1.15>;tag=442AC-22
Date:Wed, 16 Feb 2000 18:19:56 GMT
Call-ID:41585FCE-14F011CC-8005AF80-D4AA3153@10.1.1.42
Timestamp:730944740
Server:Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
CSeq:101 INVITE
Allow:INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, Refer , SUBSCRIBE,
NOTIFY, INFO
Allow-Events:telephone-event
Contact:<sip:222@10.1.1.59:5060>
Record-Route:<sip:222@10.1.1.15:5060;maddr=10.1.1.15>
Content-Type:application/sdp
Content-Length:231
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 9600 4816 IN IP4 10.1.1.59
s=SIP Call
c=IN IP4 10.1.1.59
t=0 0
m=audio 19174 RTP/AVP 0 100
c=IN IP4 10.1.1.59
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:100 X-NSE/8000
a=fmtp:100 192-194
a=ptime:20
 

ステップ 5 show running-config

このコマンドを使用して、現在の実行コンフィギュレーション ファイルの内容および特定のインターフェイスの設定を表示します。現在の設定の表示と、ヘッダーの受け渡しおよび加入設定の確認に使用してください。


) 初期メディア(デフォルト設定)がイネーブルになっている場合、この機能に関連する情報は表示されません。


次の出力例は、disable-early-media 180 コマンドが使用されたことを示します。

Router# show running-config
 
.
.
.
dial-peer voice 223 pots
application session
destination-pattern 223
port 1/0/0
!
gateway
!
sip-ua
disable-early-media 180
 

ステップ 6 show sip min-se

このコマンドを使用して、SIP を使用しているコールの minimum-session-expiration ヘッダーの現在値を表示します。

Router# show sip min-se
 
SIP UA MIN-SE Value (seconds)
Min-SE: 90
 

ステップ 7 show sip-ua map pstn-sip

このコマンドを使用して、PSTN 原因コードと対応する SIP エラー ステータス コートのマッピング テーブルまたは PSTN から SIP へのコードのマッピング テーブルを表示します。

Router# show sip-ua map pstn-sip
 
PSTN-Cause Configured Default
SIP-Status SIP-Status
1 404 404
2 404 404
3 404 404
4 500 500
.
.
.
110 500 500
111 400 400
126 500 500
127 500 500
 

ステップ 8 show sip-ua map sip-pstn

このコマンドを使用して、PSTN 原因コードと対応する SIP エラー ステータス コートのマッピング テーブルまたは SIP から PSTN へのコードのマッピング テーブルを表示します。

Router# show sip-ua map sip-pstn
 
SIP-Status Configured Default
PSTN-Cause PSTN-Cause
400 127 127
401 57 57
402 21 21
403 57 57
.
.
.
600 17 17
603 21 21
604 1 1
606 58 58
 

ステップ 9 show sip-ua statistics

このコマンドを使用して、Bad Request カウンタを含む、応答、トラフィック、およびリトライの SIP 統計情報を表示します。不正な Via ヘッダーを受信したときに(「 Client Error: Bad Request 」と表示する)カウンタを増分する、不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求機能の設定の確認に使用してください。


) 統計情報の確認後にカウンタをリセットするには、clear sip-ua statistics コマンドを使用します。


次の出力例は、Bad Request カウンタを含む、応答、トラフィック、およびリトライの SIP 統計情報を示します。不正な Via ヘッダーを受信したときに(「 Client Error: Bad Request 」と表示する)カウンタを増分する、不正な Via ヘッダーを含む SIP INVITE 要求機能の設定の確認に使用してください。

Router# show sip-ua statistics
 
SIP Response Statistics (Inbound/Outbound)
Informational:
Trying 0/0, Ringing 0/0,
Forwarded 0/0, Queued 0/0,
SessionProgress 0/0
Success:
OkInvite 0/0, OkBye 0/0,
OkCancel 0/0, OkOptions 0/0,
OkPrack 0/0, OkPreconditionMet 0/0
Redirection (Inbound only):
MultipleChoice 0, MovedPermanently 0,
MovedTemporarily 0, SeeOther 0,
UseProxy 0, AlternateService 0
Client Error:
BadRequest 0/0, Unauthorized 0/0,
PaymentRequired 0/0, Forbidden 0/0,
NotFound 0/0, MethodNotAllowed 0/0,
NotAcceptable 0/0, ProxyAuthReqd 0/0,
ReqTimeout 0/0, Conflict 0/0, Gone 0/0,
LengthRequired 0/0, ReqEntityTooLarge 0/0,
ReqURITooLarge 0/0, UnsupportedMediaType 0/0,
BadExtension 0/0, TempNotAvailable 0/0,
CallLegNonExistent 0/0, LoopDetected 0/0,
TooManyHops 0/0, AddrIncomplete 0/0,
Ambiguous 0/0, BusyHere 0/0,
RequestCancel 0/0, NotAcceptableMedia 0/0
Server Error:
InternalError 0/0, NotImplemented 0/0,
BadGateway 0/0, ServiceUnavail 0/0,
GatewayTimeout 0/0, BadSipVer 0/0,
PreCondFailure 0/0
Global Failure:
BusyEverywhere 0/0, Decline 0/0,
NotExistAnywhere 0/0, NotAcceptable 0/0
 
SIP Total Traffic Statistics (Inbound/Outbound)
Invite 0/0, Ack 0/0, Bye 0/0,
Cancel 0/0, Options 0/0,
Prack 0/0, Comet 0/0
 
Retry Statistics
Invite 0, Bye 0, Cancel 0, Response 0,
Prack 0, Comet 0, Reliable1xx 0
 

ステップ 10 show sip-ua status

このコマンドを使用して、SIP ユーザ エージェントのステータスを表示します。

次の出力例は、 disable-early-media 180 コマンドの使用後の SIP ユーザ エージェントのステータスを示します。

Router# show sip-ua status
 
SIP User Agent Status
SIP User Agent for UDP :ENABLED
SIP User Agent for TCP :ENABLED
SIP User Agent bind status(signaling):ENABLED 10.0.0.0
SIP User Agent bind status(media):ENABLED 0.0.0.0
SIP early-media for 180 responses with SDP:DISABLED
SIP max-forwards :6
SIP DNS SRV version:2 (rfc 2782)
NAT Settings for the SIP-UA
Role in SDP:NONE
Check media source packets:DISABLED
Redirection (3xx) message handling:ENABLED
 
SDP application configuration:
Version line (v=) required
Owner line (o=) required
Timespec line (t=) required
Media supported:audio image
Network types supported:IN
Address types supported:IP4
Transport types supported:RTP/AVP udptl
 

ステップ 11 show sip-ua timers

このコマンドを使用して、すべての SIP UA 情報を表示します。

Router# show sip-ua timers
 
SIP UA Timer Values (millisecs)
trying 500, expires 150000, connect 500, disconnect 500
comet 500, prack 500, rel1xx 500, notify 500, refer 500,
hold 2880 minutes, buffer-invite 500
 

ステップ 12 show subscription { asnl session { active | history [ errors | session-id session-id | url ] | statistics } | sip } [ summary ]

このコマンドを使用して、アプリケーション SUBSCRIBE/NOTIFY レイヤ(ASNL)ベースおよび非 ASNL ベースの SIP 加入に関する情報を表示します。

Router# show subscription asnl session history
 
ASNL Subscription History Records Details:
==========================================
Total history records = 1
Total error count = 0
Total subscription requests sent = 1
Total subscription requests received = 0
Total notification requests sent = 0
Total notification requests received = 3
URL: sip:user@10.7.104.88
Event Name : stress
Session ID : 8
Expiration Time : 50 seconds
Subscription Duration : 10 seconds
Protocol : ASNL_PROTO_SIP
Remote IP address : 10.7.104.88
Port : 5060
Call ID : 5
Total Subscriptions Sent : 1
Total Subscriptions Received: 0
Total Notifications Sent : 0
Total Notifications Received : 3
Last response code : ASNL_UNSUBSCRIBE_SUCCESS
Last error code : ASNL_NONE
First Subscription Time : 10:55:12 UTC Apr 9 2000
Last Subscription Time : 10:55:12 UTC Apr 9 2000
First Notify Time : 10:55:12 UTC Apr 9 2000
Last Notify Time : 10:55:22 UTC Apr 9 2000
 
Router# show subscription asnl session history summary
 
ASNL Subscription History Records Summary:
==========================================
Total history records = 2
Total error count = 0
Total subscription requests sent = 2
Total subscription requests received = 0
Total notification requests sent = 0
Total notification requests received = 6
 
URL Session ID Call ID
--- ---------- -------
sip:user@10.7.104.88 9 5
sip:user@10.7.104.88 8 5
 

次の出力例は、エラー タイプ ASNL_SUBSCRIBE_FAILED を示します。このエラーは、加入要求が失敗したことを示します。

Router# show subscription asnl session history summary
 
ASNL Subscription History Records Summary:
==========================================
Total history records = 8
Total error count = 6
Total error type (ASNL_SUBSCRIBE_FAILED) = 6
Total subscription requests sent = 8
Total subscription requests received = 0
Total notification requests sent = 0
Total notification requests received = 6
URL Session ID Call ID
--- ---------- -------
sip:user@10.7.104.88 15 N/A
ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
sip:user@10.7.104.88 14 N/A
ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
sip:user@10.7.104.88 13 N/A
ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
sip:user@10.7.104.88 12 N/A
ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
sip:user@10.7.104.88 11 N/A
ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
sip:user@10.7.104.88 10 N/A
ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
sip:user@10.7.104.88 9 5
sip:user@10.7.104.88 8 5
 
Router# show subscription asnl session history error
 
ASNL Subscription History Error Statistics:
===========================================
Total history records = 8
Total history records with errors = 6
URL : sip:user@10.7.104.88
Session ID: 15
Call ID : N/A
Event Name: newstress
Error : ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
URL : sip:user@10.7.104.88
Session ID: 14
Call ID : N/A
Event Name: newstress
Error : ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
URL : sip:user@10.7.104.88
Session ID: 13
Call ID : N/A
Event Name: newstress
Error : ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
URL : sip:user@10.7.104.88
Session ID: 12
Call ID : N/A
Event Name: newstress
Error : ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
 
URL : sip:user@10.7.104.88
Session ID: 11
Call ID : N/A
Event Name: newstress
Error : ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
URL : sip:user@10.7.104.88
Session ID: 10
Call ID : N/A
Event Name: newstress
Error : ASNL_SUBSCRIBE_FAILED
 
Router# show subscription asnl session history url
 
ASNL Subscription History URL Records Details:
==============================================
Total history records = 3
Total history records with errors = 0
Total number of different URLs = 1
Total number of different events = 2
Total subscription requests sent = 3
Total subscription requests received = 0
Total notification requests sent = 0
Total notification requests received = 9
URL: sip:user@10.7.104.88
Event Name: stress1
Session ID: 19 Call ID: N/A
 
Event Name: stress
Session ID: 18 Call ID: 5
 
Event Name: newstress
Session ID: 17 Call ID: N/A
Total error count for this URL = 0
Total events subscribed by this URL = 0
Total subscription requests sent for this URL = 3
Total subscription requests received for this URL = 0
Total notification requests sent for this URL = 0
Total notification requests received for this URL = 9
 
Router# show subscription asnl session history url summary
 
ASNL Subscription History URL Records Summary:
==============================================
Total history records = 3
Total history records with errors = 0
Total number of different URLs = 1
Total number of different events = 2
Total subscription requests sent = 3
Total subscription requests received = 0
Total notification requests sent = 0
Total notification requests received = 9
 
Router# show subscription asnl session statistics
 
ASNL Subscription and Notification Statistics:
==============================================
Total subscription requests sent = 3
 


 

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能のトラブルシューティングに関するヒント


) 一般的なトラブルシューティングに関するヒントおよび重要な debug コマンドのリストについては、「Basic SIP Configuration」の章の「General Troubleshooting Tips」を参照してください。


音声コールを行うことができることを確認します。

debug asnl events コマンドを使用して、SIP 加入サーバが稼動していることを確認します。たとえば、クライアントがサーバとの通信に失敗した場合は、出力に保留中のメッセージが表示されます。

H.323 ゲートウェイを使用している場合は、 debug cch323 ファミリのコマンドを使用して H.323 デバッグ機能をイネーブルにします。

SIP ゲートウェイを使用している場合は、 debug ccsip ファミリのコマンドを使用して SIP デバッグ機能をイネーブルにします。 debug ccsip all コマンドを使用して、コールをトレースするすべての SIP メッセージを表示します。

debug isdn q931 コマンドを使用して、ローカル ルータ(ユーザ側)とネットワークの間の ISDN ネットワーク接続(レイヤ 3)のコールのセットアップおよびティアダウンに関する情報を表示します。

debug radius コマンドを使用して、RADIUS に関連する情報を表示します。

debug voip ccapi protoheaders コマンドを使用して、発信側と着信側のゲートウェイ間で送信されたメッセージを表示します。着信側ゲートウェイがヘッダーを受信していない場合は、発信側ゲートウェイで header-passing コマンドがイネーブルになっていることを確認します。

debug voip ivr script コマンドを使用して、Tcl スクリプトの実行中に発生した可能性があるエラーを表示します。

これらのコマンドの一部について、次に出力例を示します。

「debug asn1 events コマンドの出力例」

「debug ccsip all コマンドの出力例:発信側ゲートウェイの場合」

「debug ccsip all コマンドの出力例:着信側ゲートウェイの場合」

「debug ccsip messages コマンドの出力例」

「debug isdn q931 コマンドの出力例」

「debug voip ccapi protoheaders コマンドの出力例:発信側ゲートウェイの場合」

「debug voip ccapi protoheaders コマンドの出力例:着信側ゲートウェイの場合」

「debug voip ivr script コマンドの出力例」

debug asn1 events コマンドの出力例

Router# debug asnl events
 
*Mar 1 02:48:48.831: //-1//ASNL:SUB7:/asnl_subscribe: resp = ASNL_SUBSCRIBE_PENDING[2]

debug ccsip all コマンドの出力例:発信側ゲートウェイの場合

Router# debug ccsip all
 
*Mar 1 01:45:53.783: Sent:
INVITE sip:debbie@example.com:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 10.1.1.109:5060
From: sip:nobody;tag=60F374-1061
To: sip:debbie@example.com
Date: Mon, 01 Mar 1993 01:45:53 GMT
Call-ID: 52F25057-14FD11CC-802B86FA-EE2DDC42@10.1.1.109
Subject: HelloSipTCL
AccountInfo: 123123
Priority: Urgent
testID: AL_FEAT_SIP_URL_O_RV_11
Supported: timer,100rel
Min-SE: 1800
Cisco-Guid: 1145332256-352129484-2150139642-3995982914
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Allow: INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, Refer , SUBSCRIBE, NOTIFY, INFO
CSeq: 101 INVITE
Max-Forwards: 6
Remote-Party-ID: <sip:50006@10.1.1.109>;party=calling;screen=no;privacy=off
Timestamp: 730950353
Contact: <sip:50006@10.1.1.109:5060>
Expires: 180
Allow-Events: telephone-event
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 234
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 2819 5222 IN IP4 10.1.1.109
s=SIP Call
c=IN IP4 10.1.1.109
t=0 0
m=audio 16488 RTP/AVP 0 100
c=IN IP4 10.1.1.109
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:100 X-NSE/8000
a=fmtp:100 192-194
a=ptime:20

debug ccsip all コマンドの出力例:着信側ゲートウェイの場合

*Jan 26 00:15:39.250: Received:
INVITE sip:debbie@example.com:5060 SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 10.1.1.109:5060
From: sip:nobody;tag=60F374-1061
To: sip:debbie@example.com
Date: Mon, 01 Mar 1993 01:45:53 GMT
Call-ID: 52F25057-14FD11CC-802B86FA-EE2DDC42@10.1.1.109
Subject: HelloSipTCL
AccountInfo: 123123
Priority: Urgent
testID: AL_FEAT_SIP_URL_O_RV_11
Supported: timer,100rel
Min-SE: 1800
Cisco-Guid: 1145332256-352129484-2150139642-3995982914
User-Agent: Cisco-SIPGateway/IOS-12.x
Allow: INVITE, OPTIONS, BYE, CANCEL, ACK, PRACK, COMET, Refer , SUBSCRIBE, NOTIFY, INFO
CSeq: 101 INVITE
Max-Forwards: 6
Remote-Party-ID: <sip:50006@10.1.1.109>;party=calling;screen=no;privacy=off
Timestamp: 730950353
Contact: <sip:50006@10.1.1.109:5060>
Expires: 180
Allow-Events: telephone-event
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 234
 
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 2819 5222 IN IP4 10.1.1.109
s=SIP Call
c=IN IP4 10.1.1.109
t=0 0
m=audio 16488 RTP/AVP 0 100
c=IN IP4 10.1.1.109
a=rtpmap:0 PCMU/8000
a=rtpmap:100 X-NSE/8000
a=fmtp:100 192-194
a=ptime:20

debug ccsip messages コマンドの出力例

次に、コールの一方の側での出力例を示します。

Router# debug ccsip messages
 
SIP Call messages tracing is enabled
Router#
*Mar 6 14:19:14: Sent:
INVITE sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>
Date: Sat, 06 Mar 1993 19:19:14 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Cisco-Guid: 2881152943-2184249568-0-483551624
User-Agent: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
CSeq: 101 INVITE
Max-Forwards: 6
Timestamp: 731427554
Contact: <sip:3660110@192.0.2.230:5060;user=phone>
Expires: 180
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 5596 7982 IN IP4 192.0.2.230
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.230
m=audio 20762 RTP/AVP 0
*Mar 6 14:19:14: Received:
SIP/2.0 100 Trying
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:12 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Timestamp: 731427554
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
CSeq: 101 INVITE
Content-Length: 0
*Mar 6 14:19:14: Received:
SIP/2.0 180 Ringing
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:12 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Timestamp: 731427554
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
CSeq: 101 INVITE
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 1193 7927 IN IP4 192.0.2.231
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.231
m=audio 20224 RTP/AVP 0
*Mar 6 14:19:16: Received:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:12 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Timestamp: 731427554
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
Contact: <sip:3660210@192.0.2.231:5060;user=phone>
CSeq: 101 INVITE
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 1193 7927 IN IP4 192.0.2.231
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.231
m=audio 20224 RTP/AVP 0
*Mar 6 14:19:16: Sent:
ACK sip:3660210@192.0.2.231:5060;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
Date: Sat, 06 Mar 1993 19:19:14 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Max-Forwards: 6
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
CSeq: 101 ACK
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 5596 7982 IN IP4 192.0.2.230
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.230
m=audio 20762 RTP/AVP 0
*Mar 6 14:19:19: Received:
BYE sip:3660110@192.0.2.230:5060;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.231:53600
From: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
To: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:14 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
User-Agent: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
Max-Forwards: 6
Timestamp: 731612717
CSeq: 101 BYE
Content-Length: 0
*Mar 6 14:19:19: Sent:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.231:53600
From: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
To: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
Date: Sat, 06 Mar 1993 19:19:19 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
Timestamp: 731612717
Content-Length:
CSeq: 101 BYE
 

次に、コールの他方の側での出力例を示します。

Router# debug ccsip messages
 
SIP Call messages tracing is enabled
Router#
*Mar 8 17:45:12: Received:
INVITE sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>
Date: Sat, 06 Mar 1993 19:19:14 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Cisco-Guid: 2881152943-2184249568-0-483551624
User-Agent: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
CSeq: 101 INVITE
Max-Forwards: 6
Timestamp: 731427554
Contact: <sip:3660110@192.0.2.230:5060;user=phone>
Expires: 180
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 5596 7982 IN IP4 192.0.2.230
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.230
m=audio 20762 RTP/AVP 0
*Mar 8 17:45:12: Sent:
SIP/2.0 100 Trying
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:12 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Timestamp: 731427554
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
CSeq: 101 INVITE
Content-Length: 0
*Mar 8 17:45:12: Sent:
SIP/2.0 180 Ringing
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:12 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Timestamp: 731427554
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
CSeq: 101 INVITE
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 1193 7927 IN IP4 192.0.2.231
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.231
m=audio 20224 RTP/AVP 0
*Mar 8 17:45:14: Sent:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:12 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Timestamp: 731427554
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
Contact: <sip:3660210@192.0.2.231:5060;user=phone>
CSeq: 101 INVITE
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 1193 7927 IN IP4 192.0.2.231
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.231
m=audio 20224 RTP/AVP 0
*Mar 8 17:45:14: Received:
ACK sip:3660210@192.0.2.231:5060;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.230:55820
From: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
To: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
Date: Sat, 06 Mar 1993 19:19:14 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Max-Forwards: 6
Content-Type: application/sdp
Content-Length: 138
CSeq: 101 ACK
v=0
o=CiscoSystemsSIP-GW-UserAgent 5596 7982 IN IP4 192.0.2.230
s=SIP Call
t=0 0
c=IN IP4 192.0.2.230
m=audio 20762 RTP/AVP 0
*Mar 8 17:45:17: Sent:
BYE sip:3660110@192.0.2.230:5060;user=phone SIP/2.0
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.231:53600
From: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
To: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
Date: Mon, 08 Mar 1993 22:45:14 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
User-Agent: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
Max-Forwards: 6
Timestamp: 731612717
CSeq: 101 BYE
Content-Length: 0
*Mar 8 17:45:17: Received:
SIP/2.0 200 OK
Via: SIP/2.0/UDP 192.0.2.231:53600
From: <sip:3660210@192.0.2.231;user=phone;phone-context=unknown>;tag=27DBC6D8-1357
To: "3660110" <sip:3660110@192.0.2.230>
Date: Sat, 06 Mar 1993 19:19:19 GMT
Call-ID: ABBAE7AF-823100E2-0-1CD274BC@172.18.192.194
Server: Cisco VoIP Gateway/ IOS 12.x/ SIP enabled
Timestamp: 731612717
Content-Length: 0
CSeq: 101 BYE

debug isdn q931 コマンドの出力例

次に、発信コールのコール セットアップ手順の出力例を示します。

Router# debug isdn q931
 
Router# debug isdn q931
TX -> SETUP pd = 8 callref = 0x04
Bearer Capability i = 0x8890
Channel ID i = 0x83
Called Party Number i = 0x80, `415555121202'
RX <- CALL_PROC pd = 8 callref = 0x84
Channel ID i = 0x89
RX <- CONNECT pd = 8 callref = 0x84
TX -> CONNECT_ACK pd = 8 callref = 0x04....
Success rate is 0 percent (0/5)
 

次に、着信コールのコール セットアップ手順の出力例を示します。

Router# debug isdn q931
 
RX <- SETUP pd = 8 callref = 0x06
Bearer Capability i = 0x8890
Channel ID i = 0x89
Calling Party Number i = 0x0083, `81012345678902'
TX -> CONNECT pd = 8 callref = 0x86
RX <- CONNECT_ACK pd = 8 callref = 0x06
 

次に、ネットワークからのコール ティアダウン手順の出力例を示します。

Router# debug isdn q931
 
RX <- DISCONNECT pd = 8 callref = 0x84
Cause i = 0x8790
Looking Shift to Codeset 6
Codeset 6 IE 0x1 1 0x82 `10'
TX -> RELEASE pd = 8 callref = 0x04
Cause i = 0x8090
RX <- RELEASE_COMP pd = 8 callref = 0x84
 

次に、ルータからのコール ティアダウン手順の出力例を示します。

Router# debug isdn q931
 
TX -> DISCONNECT pd = 8 callref = 0x05
Cause i = 0x879081
RX <- RELEASE pd = 8 callref = 0x85
Looking Shift to Codeset 6
Codeset 6 IE 0x1 1 0x82 `10'
TX <- RELEASE_COMP pd = 8 callref = 0x05

debug voip ccapi protoheaders コマンドの出力例:発信側ゲートウェイの場合

Router# debug voip ccapi protoheaders
voip ccAPI protocol headers/bodies passing info debugging is on
 
*Mar 1 01:23:14.711: //-1/xxxxxxxxxxxx/CCAPI/ccGetUriDataFromTDContainer: urlp=642D8EF0, urlp->original_url=sip:debbie@example.com?Subject=Hello&Priority=Urgent&testID=AL_FEAT_SIP_URL_O_RV_11
*Mar 1 01:23:14.711: //-1/xxxxxxxxxxxx/CCAPI/ccSetupReqDataTDFreeHelper: data=6472C678
*Mar 1 01:23:25.155: //-1/xxxxxxxxxxxx/CCAPI/ccSetupReqDataTDFreeHelper: data=632FFD54

debug voip ccapi protoheaders コマンドの出力例:着信側ゲートウェイの場合

*Jan 25 23:53:00.102: //-1/xxxxxxxxxxxx/CCAPI/ccGetUriDataFromTDContainer: urlp=63CFFCD4, urlp->original_url=sip:nobody;tag=4C3670-14E3
*Jan 25 23:53:00.102: //-1/xxxxxxxxxxxx/CCAPI/ccGetUriDataFromTDContainer: urlp=652DAF54, urlp->original_url=sip:debbie@example.com:5060
*Jan 25 23:53:00.110: //-1/xxxxxxxxxxxx/CCAPI/ccGetUriDataFromTDContainer: urlp=63CFFCD4, urlp->original_url=sip:nobody;tag=4C3670-14E3
*Jan 25 23:53:00.110: //-1/xxxxxxxxxxxx/CCAPI/ccGetUriDataFromTDContainer: urlp=652DAF54, urlp->original_url=sip:debbie@example.com:5060
*Jan 25 23:53:00.122: //148/256F0CED801A/CCAPI/ccGetAvlistProtoHeader: tag=35, reqHeader=64417738, reqCount=1, sess_protocol=SIP

debug voip ivr script コマンドの出力例

次の例では、 call application voice コマンドを使用して、スクリプトの notificationReceiver フィールドに指定されているアプリケーションがゲートウェイ上で設定されていないため、スクリプトは失敗します。

Router# debug voip ivr script
 
*Mar 1 02:44:24.927: //73//TCL2:/TclInterpDriver: Tcl_Eval Failed in action=act_Setup code=1
code=ERROR
*Mar 1 02:44:24.927: IVR TCL script failure
Result:
notifyRecr is not a configured application. Processing subscriptionInfo array failed.
*Mar 1 02:44:24.927: IVR TCL script failure errorInfo:
notifyRecr is not a configured application. Processing subscriptionInfo array failed.
while executing
"subscription open sip:anglee@sip-server1 subinfo"
invoked from within
"set subscription_id [subscription open sip:anglee@sip-server1 subinfo]..."
(procedure "subscribeService" line 49)
invoked from within
"subscribeService"
(procedure "act_Setup" line 44)
invoked from within
"act_Setup"
 

SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の例」

「SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの例」

「SIP Accept-Language ヘッダー サポートの例」

「発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張機能の例」

「SIP セッション タイマー サポートの例」

「SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了機能の例」

「SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能の例」

「SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポートの例」

「Permit Hostname のための SIP ゲートウェイ サポートの例」

「SIP ゲートウェイのための発信プロキシのサポートの例」

「SIP:PAI に対する SIP サポートの例」

「SIP history-info ヘッダー サポートの例」

SIP と H.323 の間の内部原因コードの一貫性の例

この例は、 cause-code legacy コマンドを設定した H.323 および SIP の設定を示します。 cause-code legacy コマンドは、非標準 H.323 または SIP 原因コードを使用する内部障害を設定します。デフォルトでは標準原因コードが使用され、 cause-code legacy コマンドは、通常、下位互換性を維持するために使用されます。

Router# show running-config
 
Building configuration...
Current configuration : 4271 bytes
!
version 12.3
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log datetime msec
no service password-encryption
!
enable password %#1$5dQA*@
!
voice-card 3
!
ip subnet-zero
!
ip domain-name example.com
ip name-server 10.100.0.40
!
isdn switch-type primary-net5
!
voice service voip
cause-code legacy
h323
call start slow
!
no voice hpi capture buffer
no voice hpi capture destination
!
fax interface-type fax-mail
mta receive maximum-recipients 0
ccm-manager mgcp
!
controller E1 3/0
pri-group timeslots 1-31
!
controller E1 3/1
pri-group timeslots 1-31
!
interface FastEthernet0/0
ip address 10.102.0.33 255.255.255.0
duplex auto
speed auto
!
interface FastEthernet0/1
ip address 10.101.0.33 255.255.255.0
duplex auto
speed auto
h323-gateway voip interface
h323-gateway voip id gatekeeper31 ipaddr 10.101.0.35 1718
h323-gateway voip h323-id gateway31
h323-gateway voip tech-prefix 1#
!
interface Serial3/0:15
no ip address
no logging event link-status
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice voice
no cdp enable
!
interface Serial3/1:15
no ip address
no logging event link-status
isdn switch-type primary-net5
isdn incoming-voice voice
no cdp enable
!
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 10.102.0.1
ip http server
ip pim bidir-enable
!
call rsvp-sync
!
voice-port 1/0/0
!
voice-port 1/0/1
!
voice-port 3/0:15
!
voice-port 3/1:15
!
mgcp ip qos dscp cs5 media
mgcp ip qos dscp cs3 signaling
!
mgcp profile default
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 1001096 pots
destination-pattern 1001096
port 1/0/0
!
dial-peer voice 1001097 pots
destination-pattern 1001097
port 1/0/1
!
dial-peer voice 1003000 pots
destination-pattern 10030..
port 3/1:15
!
dial-peer voice 1003100 pots
destination-pattern 10031..
port 3/1:15
!
dial-peer voice 2000000 voip
destination-pattern 2......
session protocol sipv2
session target ipv4:10.101.0.40
!
dial-peer voice 3000000 voip
destination-pattern 3......
session protocol sipv2
session target sip-server
!
dial-peer voice 4000000 voip
destination-pattern 4......
session target ras
!
gateway
!
sip-ua
sip-server ipv4:10.100.0.40
!
line con 0
exec-timeout 0 0
line aux 0
line vty 0 4
session-timeout 20
password password
login
!
end

SIP と設定可能な PSTN 原因コードのマッピングの例

この例は、SIP ネットワークと PSTN ネットワークの間の標準マッピングを変更する 2 つのコマンドを示します。次の設定では、 set sip-status コマンド set pstn-cause コマンドが強調表示されています。

Router# show running-config
 
Building configuration...
 
Current configuration : 1564 bytes
!
version 12.3
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname 3660-1
!
clock timezone GMT 0
voice-card 1
!
ip subnet-zero
!
ip domain-name example.sip.com
ip name-server 10.10.1.8
!
isdn switch-type primary-5ess
!
voice service voip
sip
!
no voice hpi capture buffer
no voice hpi capture destination
!
fax interface-type fax-mail
mta receive maximum-recipients 0
!
controller T1 1/0
framing esf
linecode b8zs
ds0-group 0 timeslots 1-24 type e&m-wink-start
ds0 busyout 2-24
!
controller T1 1/1
framing sf
linecode ami
!
interface FastEthernet0/0
no ip address
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface FastEthernet0/1
ip address 10.10.1.3 255.255.255.0
duplex auto
speed auto
ip rsvp bandwidth 75000 75000
!
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 FastEthernet0/1
ip http server
ip pim bidir-enable
!
call rsvp-sync
!
voice-port 1/0:0
output attenuation 3
!
voice-port 2/0/0
!
voice-port 2/0/1
!
voice-port 2/1/0
!
voice-port 2/1/1
!
mgcp profile default
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 3640110 voip
application session
incoming called-number 3640110
destination-pattern 3640110
rtp payload-type nte 102
session protocol sipv2
session target ipv4:10.10.1.4
dtmf-relay rtp-nte
codec g711ulaw
!
dial-peer voice 3660110 pots
application session
destination-pattern 3660110
port 2/0/0
!
sip-ua
set sip-status 486 pstn-cause 34
set pstn-cause 17 sip-status 503
no oli
!
line con 0
exec-timeout 0 0
line aux 0
line vty 0 4
login
!
end

SIP Accept-Language ヘッダー サポートの例

次は、音声サービス コンフィギュレーション モードおよびダイヤルピア音声コンフィギュレーション モードで設定された SIP Accept-Language ヘッダー サポートの部分出力です。

Router# show running-config
 
Building configuration...
Current configuration :2791 bytes
.
.
.
voice service pots
supported-language yo
supported-language sd language-param 0.234
supported-language fr language-param 0.123
.
.
.
end!
 
Router# show running-config
 
Building configuration...
Current configuration :2791 bytes
.
.
.
dial-peer voice 1 pots
application session
destination-pattern 36601
port 2/0/0
supported-language sd
supported-language zu
supported-language ln language-param 0.123
.
.
.
end!

発信者 ID とプライバシーのための SIP 拡張機能の例

次の例では、PSTN 名は Company A に設定され、PSTN 番号は 5550111 に設定されています。

Router(config-sip-ua)# calling-info sip-to-pstn name set CompanyA
Router(config-sip-ua)# calling-info sip-to-pstn number set 5550111
!
Router# show running-config
 
Building configuration...
 
Current configuration :2791 bytes
!
version 12.3
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname 3640
!
voice-card 2
!
ip subnet-zero
!
no ip domain lookup
ip domain name example.com
ip name-server 172.18.195.113
!
isdn switch-type primary-ni
!
fax interface-type fax-mail
mta receive maximum-recipients 0
ccm-manager mgcp
!
controller T1 2/0
framing esf
linecode b8zs
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 2/1
framing esf
linecode b8zs
pri-group timeslots 1-24
!
interface Ethernet0/0
ip address 172.18.197.22 255.255.255.0
half-duplex
!
interface Serial0/0
no ip address
shutdown
!
interface TokenRing0/0
no ip address
shutdown
ring-speed 16
!
interface FastEthernet1/0
no ip address
shutdown
duplex auto
speed auto
!
interface Serial2/0:23
no ip address
no logging event link-status
isdn switch-type primary-ni
isdn incoming-voice voice
isdn outgoing display-ie
no cdp enable
!
interface Serial2/1:23
no ip address
no logging event link-status
isdn switch-type primary-ni
isdn incoming-voice voice
isdn outgoing display-ie
no cdp enable
!
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 Ethernet0/0
no ip http server
ip pim bidir-enable
!
call rsvp-sync
!
voice-port 2/0:23
!
voice-port 2/1:23
!
voice-port 3/0/0
!
voice-port 3/0/1
!
mgcp ip qos dscp cs5 media
mgcp ip qos dscp cs3 signaling
!
mgcp profile default
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 1 voip
incoming called-number 5552222
destination-pattern 5552222
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.197.27
!
dial-peer voice 2 pots
destination-pattern 5551111
no digit-strip
direct-inward-dial
port 2/0:23
!
gateway
!
sip-ua
calling-info sip-to-pstn name set CompanyA
calling-info sip-to-pstn number set 5550111
!
line con 0
line aux 0
line vty 0 4
login
!
end!

SIP セッション タイマー サポートの例

次の部分出力例は、Min-SE がデフォルト値から変更されたことを示します。デフォルト値の 90 秒を変更しないと、設定データは提供されません。

Router# show running-config
.
.
.
!
voice service voip
sip
min-se 950
!
.
.
.

SIP の Cisco IOS ゲートウェイ Reason ヘッダーおよびバッファリングされた発信者名の完了機能の例

ここでは、次の設定例について説明します。

「Reason ヘッダーをイネーブルにした場合」

「Reason ヘッダーをディセーブルにした場合」

「バッファリングされた発信者名の完了をイネーブルにした場合」

「バッファリングされた発信者名の完了をディセーブルにした場合」

Reason ヘッダーをイネーブルにした場合

次に、reason ヘッダーをイネーブルにした show running-config コマンドの出力例を示します。

Current configuration :4643 bytes
!
version 12.3
no parser cache
service timestamps debug datetime msec localtime
service timestamps log datetime msec localtime
no service password-encryption
service internal
!
hostname cartman
!
boot-start-marker
boot-end-marker
!
no logging buffered
enable secret 5 $1$exgC$6yn9bof7/cYMhpNH9DfOp/
enable password password1
!
username 4444
username 232
username username1 password 0 password2
clock timezone EST -5
aaa new-model
!
aaa authentication login h323 group radius
aaa authorization exec h323 group radius
aaa accounting connection h323 start-stop group radius
aaa session-id common
ip subnet-zero
ip tcp path-mtu-discovery
!
ip domain name example.sip.com
ip name-server 172.18.192.48
!
ip dhcp pool 1
host 172.18.193.173 255.255.255.0
client-identifier 0030.94c2.5d00
option 150 ip 172.18.193.98
default-router 172.18.193.98
!
no scripting tcl init
no scripting tcl encdir
!
voice call carrier capacity active
!
voice service pots
!
voice service voip
sip
rel1xx disable
!
voice class codec 1
codec preference 1 g729r8
codec preference 2 g711ulaw
codec preference 5 g726r16
codec preference 6 g726r24
codec preference 7 g726r32
codec preference 8 g723ar53
codec preference 9 g723ar63
!
fax interface-type fax-mail
!
translation-rule 100
!
interface FastEthernet0/0
ip address 172.18.193.98 255.255.255.0
duplex auto
speed auto
no cdp enable
ip rsvp bandwidth 75000 75000
!
interface FastEthernet0/1
ip address 10.1.1.98 255.0.0.0
shutdown
duplex auto
speed auto
no cdp enable
!
ip http server
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 FastEthernet0/0
ip route 10.0.0.0 255.0.0.0 172.18.193.1
ip route 172.18.0.0 255.255.0.0 172.18.193.1
!
ip radius source-interface FastEthernet0/0
logging source-interface FastEthernet0/0
dialer-list 1 protocol ip permit
snmp-server engineID local 00000009020000309426F6D0
snmp-server community public RO
snmp-server community private RW
snmp-server packetsize 4096
snmp-server enable traps tty
!
tftp-server flash:XMLDefault.cnf.xml
!
radius-server host 172.18.192.108 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 1
radius-server key lab
radius-server vsa send accounting
radius-server vsa send authentication
!
control-plane
!
voice-port 1/0/0
!
voice-port 1/0/1
!
voice-port 1/1/0
station-id number 36601
caller-id enable
!
voice-port 1/1/1
!
voice-port 2/0/0
caller-id enable
!
voice-port 2/0/1
!
voice-port 2/1/0
!
voice-port 2/1/1
!
mgcp
mgcp sdp simple
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 6 voip
destination-pattern 36602
session protocol sipv2
session target ipv4:10.102.17.80
session transport tcp
incoming called-number 36601
codec g711ulaw
!
dial-peer voice 5 voip
application session
destination-pattern 5550123
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.197.182
!
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/0
!
dial-peer voice 38 voip
application session
destination-pattern 3100802
voice-class codec 1
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.99
dtmf-relay cisco-rtp
!
dial-peer voice 81 voip
application session
destination-pattern 3100801
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.100
dtmf-relay rtp-nte
!
dial-peer voice 41 voip
application session
destination-pattern 777
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.199.94
session transport udp
!
dial-peer voice 7 voip
application session
destination-pattern 999
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.98
incoming called-number 999
!
dial-peer voice 2 pots
destination-pattern 361
port 2/1/1
!
dial-peer voice 55 voip
destination-pattern 5678
session protocol sipv2
session target ipv4:192.0.2.208:5061
!
dial-peer voice 361 voip
incoming called-number 361
!
dial-peer voice 100 voip
!
dial-peer voice 3 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/1
!
dial-peer voice 111 pots
!
dial-peer voice 11 pots
preference 5
destination-pattern 123
port 2/0/0
!
dial-peer voice 12 pots
destination-pattern 456
port 2/0/0
!
dial-peer voice 14 pots
destination-pattern 980
port 2/0/0
!
dial-peer voice 15 pots
destination-pattern 789
port 2/0/0
!
gateway
!
sip-ua
retry invite 2
retry response 4
retry bye 2
retry cancel 1
timers expires 300000
sip-server dns:example-srv.sip.com
reason-header override ! reason header enabled
!
telephony-service
mwi relay
mwi expires 600
max-conferences 8
!
banner motd ^Chello^C
!
line con 0
exec-timeout 0 0
transport preferred all
transport output all
line aux 0
transport preferred all
transport output all
line vty 0 4
password password1
transport preferred all
transport input all
transport output all
!
end
 

次に、reason ヘッダーをイネーブルにした show sip-ua status コマンドの出力を示します。

SIP User Agent Status
SIP User Agent for UDP :ENABLED
SIP User Agent for TCP :ENABLED
SIP User Agent bind status(signaling):DISABLED
SIP User Agent bind status(media):DISABLED
SIP early-media for 180 responses with SDP:ENABLED
SIP max-forwards :70
SIP DNS SRV version:2 (rfc 2782)
NAT Settings for the SIP-UA
Role in SDP:NONE
Check media source packets:DISABLED
Maximum duration for a telephone-event in NOTIFYs:2000 ms
SIP support for ISDN SUSPEND/RESUME:ENABLED
Redirection (3xx) message handling:ENABLED
Reason Header will override Response/Request Codes:ENABLED ! Reader Header Enabled
 
SDP application configuration:
Version line (v=) required
Owner line (o=) required
Timespec line (t=) required
Media supported:audio image
Network types supported:IN
Address types supported:IP4
Transport types supported:RTP/AVP udptl

Reason ヘッダーをディセーブルにした場合

次に、reason ヘッダーをディセーブルにした show running-config コマンドの出力を示します。

Current configuration :4619 bytes
!
version 12.3
no parser cache
service timestamps debug datetime msec localtime
service timestamps log datetime msec localtime
no service password-encryption
service internal
!
hostname Router
!
boot-start-marker
boot-end-marker
!
no logging buffered
enable secret 5 $1$exgC$6yn9bof7/cYMhpNH9DfOp/
enable password password1
!
username 4444
username 232
username username1 password 0 password2
clock timezone EST -5
aaa new-model
!
aaa authentication login h323 group radius
aaa authorization exec h323 group radius
aaa accounting connection h323 start-stop group radius
aaa session-id common
ip subnet-zero
ip tcp path-mtu-discovery
!
ip domain name example.sip.com
ip name-server 172.18.192.48
!
ip dhcp pool 1
host 172.18.193.173 255.255.255.0
client-identifier 0030.94c2.5d00
option 150 ip 172.18.193.98
default-router 172.18.193.98
!
no scripting tcl init
no scripting tcl encdir
!
voice call carrier capacity active
!
voice service pots
!
voice service voip
sip
rel1xx disable
!
voice class codec 1
codec preference 1 g729r8
codec preference 2 g711ulaw
codec preference 5 g726r16
codec preference 6 g726r24
codec preference 7 g726r32
codec preference 8 g723ar53
codec preference 9 g723ar63
!
fax interface-type fax-mail
!
translation-rule 100
!
interface FastEthernet0/0
ip address 172.18.193.98 255.255.255.0
duplex auto
speed auto
no cdp enable
ip rsvp bandwidth 75000 75000
!
interface FastEthernet0/1
ip address 10.1.1.98 255.0.0.0
shutdown
duplex auto
speed auto
no cdp enable
!
ip http server
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 FastEthernet0/0
ip route 10.0.0.0 255.0.0.0 172.18.193.1
ip route 172.18.0.0 255.255.0.0 172.18.193.1
!
ip radius source-interface FastEthernet0/0
logging source-interface FastEthernet0/0
dialer-list 1 protocol ip permit
snmp-server engineID local 00000009020000309426F6D0
snmp-server community public RO
snmp-server community private RW
snmp-server packetsize 4096
snmp-server enable traps tty
!
tftp-server flash:XMLDefault.cnf.xml
!
radius-server host 172.18.192.108 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 1
radius-server key lab
radius-server vsa send accounting
radius-server vsa send authentication
!
control-plane
!
voice-port 1/0/0
!
voice-port 1/0/1
!
voice-port 1/1/0
station-id number 36601
caller-id enable
!
voice-port 1/1/1
!
voice-port 2/0/0
caller-id enable
!
voice-port 2/0/1
!
voice-port 2/1/0
!
voice-port 2/1/1
!
mgcp
mgcp sdp simple
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 6 voip
destination-pattern 36602
session protocol sipv2
session target ipv4:10.102.17.80
session transport tcp
incoming called-number 36601
codec g711ulaw
!
dial-peer voice 5 voip
application session
destination-pattern 5550123
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.197.182
!
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/0
!
dial-peer voice 38 voip
application session
destination-pattern 3100802
voice-class codec 1
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.99
dtmf-relay cisco-rtp
!
dial-peer voice 81 voip
application session
destination-pattern 3100801
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.100
dtmf-relay rtp-nte
!
dial-peer voice 41 voip
application session
destination-pattern 777
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.199.94
session transport udp
!
dial-peer voice 7 voip
application session
destination-pattern 999
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.98
incoming called-number 999
!
dial-peer voice 2 pots
destination-pattern 361
port 2/1/1
!
dial-peer voice 55 voip
destination-pattern 5678
session protocol sipv2
session target ipv4:10.102.17.208:5061
!
dial-peer voice 361 voip
incoming called-number 361
!
dial-peer voice 100 voip
!
dial-peer voice 3 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/1
!
dial-peer voice 111 pots
!
dial-peer voice 11 pots
preference 5
destination-pattern 123
port 2/0/0
!
dial-peer voice 12 pots
destination-pattern 456
port 2/0/0
!
dial-peer voice 14 pots
destination-pattern 980
port 2/0/0
!
dial-peer voice 15 pots
destination-pattern 789
port 2/0/0
!
gateway
!
sip-ua
retry invite 2
retry response 4
retry bye 2
retry cancel 1
timers expires 300000
sip-server dns:example-srv.sip.com
!
telephony-service
mwi relay
mwi expires 600
max-conferences 8
!
banner motd ^Chello^C
!
line con 0
exec-timeout 0 0
transport preferred all
transport output all
line aux 0
transport preferred all
transport output all
line vty 0 4
password password1
transport preferred all
transport input all
transport output all
!
end
 

次に、reason ヘッダーをディセーブルにした show sip-ua status コマンドの出力を示します。

SIP User Agent Status
SIP User Agent for UDP :ENABLED
SIP User Agent for TCP :ENABLED
SIP User Agent bind status(signaling):DISABLED
SIP User Agent bind status(media):DISABLED
SIP early-media for 180 responses with SDP:ENABLED
SIP max-forwards :70
SIP DNS SRV version:2 (rfc 2782)
NAT Settings for the SIP-UA
Role in SDP:NONE
Check media source packets:DISABLED
Maximum duration for a telephone-event in NOTIFYs:2000 ms
SIP support for ISDN SUSPEND/RESUME:ENABLED
Redirection (3xx) message handling:ENABLED
Reason Header will override Response/Request Codes:DISABLED ! Reason Header Disabled
 
SDP application configuration:
Version line (v=) required
Owner line (o=) required
Timespec line (t=) required
Media supported:audio image
Network types supported:IN
Address types supported:IP4
Transport types supported:RTP/AVP udptl

バッファリングされた発信者名の完了をイネーブルにした場合

Current configuration :4646 bytes
!
version 12.3
no parser cache
service timestamps debug datetime msec localtime
service timestamps log datetime msec localtime
no service password-encryption
service internal
!
hostname Router
!
boot-start-marker
boot-end-marker
!
no logging buffered
enable secret 5 $1$exgC$6yn9bof7/cYMhpNH9DfOp/
enable password password1
!
username 4444
username 232
username username1 password 0 password2
clock timezone EST -5
aaa new-model
!
aaa authentication login h323 group radius
aaa authorization exec h323 group radius
aaa accounting connection h323 start-stop group radius
aaa session-id common
ip subnet-zero
ip tcp path-mtu-discovery
!
ip domain name example.sip.com
ip name-server 172.18.192.48
!
ip dhcp pool 1
host 172.18.193.173 255.255.255.0
client-identifier 0030.94c2.5d00
option 150 ip 172.18.193.98
default-router 172.18.193.98
!
no scripting tcl init
no scripting tcl encdir
!
voice call carrier capacity active
!
voice service pots
!
voice service voip
sip
rel1xx disable
!
voice class codec 1
codec preference 1 g729r8
codec preference 2 g711ulaw
codec preference 5 g726r16
codec preference 6 g726r24
codec preference 7 g726r32
codec preference 8 g723ar53
codec preference 9 g723ar63
!
fax interface-type fax-mail
!
translation-rule 100
!
interface FastEthernet0/0
ip address 172.18.193.98 255.255.255.0
duplex auto
speed auto
no cdp enable
ip rsvp bandwidth 75000 75000
!
interface FastEthernet0/1
ip address 10.1.1.98 255.0.0.0
shutdown
duplex auto
speed auto
no cdp enable
!
ip http server
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 FastEthernet0/0
ip route 10.0.0.0 255.0.0.0 172.18.193.1
ip route 172.18.0.0 255.255.0.0 172.18.193.1
!
ip radius source-interface FastEthernet0/0
logging source-interface FastEthernet0/0
dialer-list 1 protocol ip permit
snmp-server engineID local 00000009020000309426F6D0
snmp-server community public RO
snmp-server community private RW
snmp-server packetsize 4096
snmp-server enable traps tty
!
tftp-server flash:XMLDefault.cnf.xml
!
radius-server host 172.18.192.108 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 1
radius-server key lab
radius-server vsa send accounting
radius-server vsa send authentication
!
control-plane
!
voice-port 1/0/0
!
voice-port 1/0/1
!
voice-port 1/1/0
station-id number 36601
caller-id enable
!
voice-port 1/1/1
!
voice-port 2/0/0
caller-id enable
!
voice-port 2/0/1
!
voice-port 2/1/0
!
voice-port 2/1/1
!
mgcp
mgcp sdp simple
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 6 voip
destination-pattern 36602
session protocol sipv2
session target ipv4:10.102.17.80
session transport tcp
incoming called-number 36601
codec g711ulaw
!
dial-peer voice 5 voip
application session
destination-pattern 5550123
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.197.182
!
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/0
!
dial-peer voice 38 voip
application session
destination-pattern 3100802
voice-class codec 1
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.99
dtmf-relay cisco-rtp
!
dial-peer voice 81 voip
application session
destination-pattern 3100801
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.100
dtmf-relay rtp-nte
!
dial-peer voice 41 voip
application session
destination-pattern 777
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.199.94
session transport udp
!
dial-peer voice 7 voip
application session
destination-pattern 999
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.98
incoming called-number 999
!
dial-peer voice 2 pots
destination-pattern 361
port 2/1/1
!
dial-peer voice 55 voip
destination-pattern 5678
session protocol sipv2
session target ipv4:10.102.17.208:5061
!
dial-peer voice 361 voip
incoming called-number 361
!
dial-peer voice 100 voip
!
dial-peer voice 3 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/1
!
dial-peer voice 111 pots
!
dial-peer voice 11 pots
preference 5
destination-pattern 123
port 2/0/0
!
dial-peer voice 12 pots
destination-pattern 456
port 2/0/0
!
dial-peer voice 14 pots
destination-pattern 980
port 2/0/0
!
dial-peer voice 15 pots
destination-pattern 789
port 2/0/0
!
gateway
!
sip-ua
retry invite 2
retry response 4
retry bye 2
retry cancel 1
timers expires 300000
timers buffer-invite 5000 ! Buffer Calling Completion enabled
sip-server dns:example-srv.sip.com
!
!
telephony-service
mwi relay
mwi expires 600
max-conferences 8
!
banner motd ^Chello^C
!
line con 0
exec-timeout 0 0
transport preferred all
transport output all
line aux 0
transport preferred all
transport output all
line vty 0 4
password password1
transport preferred all
transport input all
transport output all
!
end

バッファリングされた発信者名の完了をディセーブルにした場合

Current configuration :4619 bytes
!
version 12.3
no parser cache
service timestamps debug datetime msec localtime
service timestamps log datetime msec localtime
no service password-encryption
service internal
!
hostname Router
!
boot-start-marker
boot-end-marker
!
no logging buffered
enable secret 5 $1$exgC$6yn9bof7/cYMhpNH9DfOp/
enable password password1
!
username 4444
username 232
username username1 password 0 password2
clock timezone EST -5
aaa new-model
!
aaa authentication login h323 group radius
aaa authorization exec h323 group radius
aaa accounting connection h323 start-stop group radius
aaa session-id common
ip subnet-zero
ip tcp path-mtu-discovery
!
ip domain name example.sip.com
ip name-server 172.18.192.48
!
ip dhcp pool 1
host 172.18.193.173 255.255.255.0
client-identifier 0030.94c2.5d00
option 150 ip 172.18.193.98
default-router 172.18.193.98
!
no scripting tcl init
no scripting tcl encdir
!
voice call carrier capacity active
!
voice service pots
!
voice service voip
sip
rel1xx disable
!
voice class codec 1
codec preference 1 g729r8
codec preference 2 g711ulaw
codec preference 5 g726r16
codec preference 6 g726r24
codec preference 7 g726r32
codec preference 8 g723ar53
codec preference 9 g723ar63
!
fax interface-type fax-mail
!
translation-rule 100
!
interface FastEthernet0/0
ip address 172.18.193.98 255.255.255.0
duplex auto
speed auto
no cdp enable
ip rsvp bandwidth 75000 75000
!
interface FastEthernet0/1
ip address 10.1.1.98 255.0.0.0
shutdown
duplex auto
speed auto
no cdp enable
!
ip http server
ip classless
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 FastEthernet0/0
ip route 10.0.0.0 255.0.0.0 172.18.193.1
ip route 172.18.0.0 255.255.0.0 172.18.193.1
!
ip radius source-interface FastEthernet0/0
logging source-interface FastEthernet0/0
dialer-list 1 protocol ip permit
snmp-server engineID local 00000009020000309426F6D0
snmp-server community public RO
snmp-server community private RW
snmp-server packetsize 4096
snmp-server enable traps tty
!
tftp-server flash:XMLDefault.cnf.xml
!
radius-server host 172.18.192.108 auth-port 1645 acct-port 1646
radius-server retransmit 1
radius-server key lab
radius-server vsa send accounting
radius-server vsa send authentication
!
control-plane
!
voice-port 1/0/0
!
voice-port 1/0/1
!
voice-port 1/1/0
station-id number 36601
caller-id enable
!
voice-port 1/1/1
!
voice-port 2/0/0
caller-id enable
!
voice-port 2/0/1
!
voice-port 2/1/0
!
voice-port 2/1/1
!
mgcp
mgcp sdp simple
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 6 voip
destination-pattern 36602
session protocol sipv2
session target ipv4:192.0.2.80
session transport tcp
incoming called-number 36601
codec g711ulaw
!
dial-peer voice 5 voip
application session
destination-pattern 5550123
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.197.182
!
dial-peer voice 1 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/0
!
dial-peer voice 38 voip
application session
destination-pattern 3100802
voice-class codec 1
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.99
dtmf-relay cisco-rtp
!
dial-peer voice 81 voip
application session
destination-pattern 3100801
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.100
dtmf-relay rtp-nte
!
dial-peer voice 41 voip
application session
destination-pattern 777
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.199.94
session transport udp
!
dial-peer voice 7 voip
application session
destination-pattern 999
session protocol sipv2
session target ipv4:172.18.193.98
incoming called-number 999
!
dial-peer voice 2 pots
destination-pattern 361
port 2/1/1
!
dial-peer voice 55 voip
destination-pattern 5678
session protocol sipv2
session target ipv4:10.102.17.208:5061
!
dial-peer voice 361 voip
incoming called-number 361
!
dial-peer voice 100 voip
!
dial-peer voice 3 pots
destination-pattern 36601
port 2/0/1
!
dial-peer voice 111 pots
!
dial-peer voice 11 pots
preference 5
destination-pattern 123
port 2/0/0
!
dial-peer voice 12 pots
destination-pattern 456
port 2/0/0
!
dial-peer voice 14 pots
destination-pattern 980
port 2/0/0
!
dial-peer voice 15 pots
destination-pattern 789
port 2/0/0
!
gateway
!
sip-ua
retry invite 2
retry response 4
retry bye 2
retry cancel 1
timers expires 300000
sip-server dns:example-srv.sip.com
!
telephony-service
mwi relay
mwi expires 600
max-conferences 8
!
banner motd ^Chello^C
!
line con 0
exec-timeout 0 0
transport preferred all
transport output all
line aux 0
transport preferred all
transport output all
line vty 0 4
password password1
transport preferred all
transport input all
transport output all
!
end

SIP の SIP ヘッダー/URL サポートおよび外部トリガーのための SUBSCRIBE/NOTIFY 機能の例

SIP ヘッダー サポートと加入

次の例では、ヘッダーの受け渡しがイネーブルになっており、デフォルトのサーバ IP アドレスが設定されています。履歴ログは 100 個のレコードを保持するように設定され、各レコードは、加入が削除された後、15 分間維持されます。SUBSCRIBE メッセージは、6 回再送信されるように設定されています。

Router# show running-config
 
Building configuration...
 
version 12.2
no service pad
service timestamps debug datetime msec
service timestamps log uptime
no service password-encryption
service internal
!
hostname Router
!
subscription asnl session history duration 15
subscription asnl session history count 100
logging buffered 1000000 debugging
!
resource-pool disable
!
ip subnet-zero
ip host server.example.com 10.7.104.88
!!
isdn switch-type primary-5ess
isdn voice-call-failure 0
!
voice call carrier capacity active
!
voice service voip
h323
sip
!!
The Cisco IOS VoiceXML features are enabled, and the maximum number of subscriptions to be originated by the gateway is configured.
 
header-passing
subscription maximum originate 200
!
mta receive maximum-recipients 0
!
controller T1 0
framing esf
clock source line primary
linecode b8zs
cablelength short 133
pri-group timeslots 1-24
!
controller T1 1
framing sf
clock source line secondary 1
linecode ami
!
controller T1 2
framing sf
clock source line secondary 2
linecode ami
!
controller T1 3
framing sf
clock source line secondary 3
linecode ami
!
interface Ethernet0
ip address 10.7.102.35 255.255.0.0
ip helper-address 223.255.254.254
no ip mroute-cache
no cdp enable
!
interface Serial0
no ip address
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2015232
no fair-queue
no cdp enable
!
interface Serial1
no ip address
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2015232
no fair-queue
no cdp enable
!
interface Serial2
no ip address
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2015232
no fair-queue
no cdp enable
!
interface Serial3
no ip address
no ip mroute-cache
shutdown
clockrate 2015232
no fair-queue
no cdp enable
!
interface Serial0:23
no ip address
ip mroute-cache
dialer-group 1
isdn switch-type primary-5ess
isdn incoming-voice modem
isdn disconnect-cause 1
fair-queue 64 256 0
no cdp enable
!
interface FastEthernet0
ip address 172.19.139.114 255.255.255.0
no ip mroute-cache
duplex auto
speed auto
no cdp enable
!
ip default-gateway 172.19.139.1
ip classless
ip route 172.71.56.39 255.255.255.255 172.19.139.1
ip route 10.255.254.0 255.255.255.0 10.7.104.1
no ip http server
!
ip pim bidir-enable
!
!
no cdp run
!
call application voice mwi tftp://dirt/ramsubra/cli_mwi.tcl
!
voice-port 0:D
!
no mgcp timer receive-rtcp
!
mgcp profile default
!
dial-peer cor custom
!
dial-peer voice 1 pots
application mwi
destination-pattern 408.......
incoming called-number 52943
port 0:D
prefix 950
!
dial-peer voice 789 voip
destination-pattern 789
session target ipv4:10.7.104.88
codec g711ulaw
!
dial-peer voice 766 voip
application get_headers_tcl
session protocol sipv2
session target ipv4:10.7.102.35
incoming uri request 766
codec g711ulaw
!
dial-peer voice 88888 pots
destination-pattern 767....
port 0:D
prefix 9767
!
sip-ua
retry subscribe 6
!
line con 0
exec-timeout 0 0
logging synchronous level all
line aux 0
line vty 0 4
!
end

SIP ヘッダーでの SIP ドメイン名サポートの例

ここでは、次の設定例について説明します。

「ゲートウェイ全体のグローバル コンフィギュレーション モードでの設定」

「ダイヤルピア固有のダイヤルピア コンフィギュレーション モードでの設定」

ゲートウェイ全体のグローバル コンフィギュレーション モードでの設定

次に、ローカル ホスト名にゲートウェイ全体のグローバル コンフィギュレーション設定を使用した場合のコマンド出力の例を示します。

Router# show running-config
 
Building configuration...
 
Current configuration :3512 bytes
!
! Last configuration change at 14:25:20 EDT Tue Aug 31 2004
! NVRAM config last updated at 14:17:44 EDT Tue Aug 31 2004
!
version 12.3
service timestamps debug datetime msec localtime
service timestamps log datetime msec localtime
no service password-encryption
! voice service voip
sip
localhost dns:example.com
!
!

ダイヤルピア固有のダイヤルピア コンフィギュレーション モードでの設定

次に、ローカル ホスト名にダイヤルピア コンフィギュレーション設定を使用した場合のコマンド出力の例を示します。

Router# show running-config
 
Building configuration...
 
Current configuration :3512 bytes
!
! Last configuration change at 14:25:20 EDT Tue Aug 31 2004
! NVRAM config last updated at 14:17:44 EDT Tue Aug 31 2004
!
version 12.3
service timestamps debug datetime msec localtime
service timestamps log datetime msec localtime
no service password-encryption
!
!
dial-peer voice 3301 voip
destination-pattern 9002
voice-class sip localhost dns:gw11.example.com
session protocol sipv2
session target dns:example.sip.com
session transport tcp
dtmf-relay rtp-nte
!

Permit Hostname のための SIP ゲートウェイ サポートの例

次に、設定済みホスト名のリストの例を示します。

router> enable
router# configure terminal
router (config)# sip-ua
router (config-sip-ua)# permit hostname dns:esample1.sip.com
router (config-sip-ua)# permit hostname dns:example2.sip.com
router (config-sip-ua)# permit hostname dns:example3.sip.com
router (config-sip-ua)# permit hostname dns:example4.sip.com
router (config-sip-ua)# permit hostname dns:example5.sip.com
router (config-sip-ua)# exit

SIP ゲートウェイのための発信プロキシのサポートの例

次の例は、指定した IP アドレスのゲートウェイ上で発信プロキシ サーバをグローバルに設定する方法を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# voice service voip
gateway(conf-voi-serv)# sip
gateway(conf-serv-sip)# outbound-proxy ipv4:10.1.1.1
 

次に、指定したドメインのゲートウェイ上で発信プロキシ サーバをグローバルに設定する例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# voice service voip
gateway(conf-voi-serv)# sip
gateway(conf-serv-sip)# outbound-proxy dns:sipproxy:example.com
 

次に、指定した IP アドレスのダイヤルピア上で発信プロキシ サーバを設定する例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# dial-peer voice 111 voip
gateway(conf-dial-peer)# voice-class sip
gateway(conf-dial-peer)# outbound-proxy ipv4:10.1.1.1
 

次に、指定したドメインのダイヤルピア上で発信プロキシ サーバを設定する例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# dial-peer voice 111 voip
gateway(conf-dial-peer)# voice-class sip
gateway(conf-dial-peer)# outbound-proxy dns:sipproxy.example.com
 

次に、Cisco Unified CME 上のすべての回線側 SIP 電話に対して、グローバルな発信プロキシ機能をディセーブルする例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# voice register global
gateway(config-register-global)# no outbound-proxy

SIP:PAI に対する SIP サポートの例

ここでは、次の設定例を示します。

「privacy ヘッダーの設定例」

「PPI の設定例」

「PAI の設定例」

privacy ヘッダーの設定例

次に、privacy ヘッダーの設定例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# voice service voip
gateway(conf-voi-serv)# sip
gateway(conf-serv-sip)# privacy

PPI の設定例

次に、PPI の privacy ヘッダー レベルを設定する例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# voice service voip
gateway(conf-voi-serv)# sip
gateway(conf-serv-sip)# asserted-id ppi

PAI の設定例

次に、PAI の privacy ヘッダー レベルを設定する例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# voice service voip
gateway(conf-voi-serv)# sip
gateway(conf-serv-sip)# asserted-id pai

SIP history-info ヘッダー サポートの例

次に、history-info ヘッダー サポートをグローバル レベルで設定する例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# voice service voip
gateway(conf-voi-serv)# sip
gateway(conf-serv-sip)# history-info
 

次に、history-info ヘッダー サポートがグローバル レベルで設定されているときの show running-config コマンドの部分出力例を示します。

gateway# show running-config
 
Building configuration...
Current configuration : 10198 bytes
.
.
voice service voip
fax protocol t38 ls-redundancy 0 hs-redundancy 0 fallback none
sip
privacy user critical
history-info
.
.
dial-peer voice 1 voip
voice-class sip resource priority namespace drsn
voice-class sip privacy header id critical
!
dial-peer voice 2 voip
voice-class sip privacy header critical
.
.
end
 

次に、history-info ヘッダー サポートをダイヤルピア レベルで設定する例を示します。

gateway> enable
gateway# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
gateway(config)# dial-peer voice 2 voip
gateway(config-dial-peer)# voice-class sip history-info
 

次に、history-info ヘッダー サポートがダイヤルピア レベルで設定されているときの show running-config コマンドの部分出力例を示します。

gateway# show running-config
 
Building configuration...
Current configuration : 10183 bytes
.
.
voice service voip
fax protocol t38 ls-redundancy 0 hs-redundancy 0 fallback none
sip
privacy user critical
.
.
dial-peer voice 1 voip
voice-class sip resource priority namespace drsn
voice-class sip privacy header id critical
!
dial-peer voice 2 voip
voice-class sip privacy header history critical
.
.
end

その他の参考資料

ここでは、SIP メッセージ、タイマー、および応答機能の関連資料を示します。

関連資料

関連項目
参照先

Cisco IOS SIP Configuration Guide 』の「Achieving SIP RFC Compliance」の章

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/sip/configuration/guide/sip_cg-rfc_comply.html

Cisco IOS SIP Configuration Guide 』の「Features Roadmap」の章

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/sip/configuration/guide/sip_cg-roadmap.html

Cisco IOS SIP Configuration Guide 』の「Overview of SIP」の章

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/sip/configuration/guide/sip_cg-overview.html

Cisco IOS Tcl IVR and VoiceXML Application Guide

Cisco IOS リリース 12.3(14)T 以降:

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/ivr/configuration/guide/tcl_c.html

12.3(14)T よりも前の Cisco IOS リリース:

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/ivr/pre12.3_14_t/configuration/guide/ivrapp.pdf

Cisco IOS Voice Command Reference

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/command/reference/vr_book.html

Cisco Unified Communications Manager Express Command Reference

http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucme/command/reference/cme_cr.html

Cisco Unified Communications Manager Express のサポート ドキュメント

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps4625/tsd_products_support_series_home.html

Cisco Unified SIP SRST System Administrator Guide

http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cusrst/admin/sipsrst/configuration/guide/spsrst41.html

Cisco VoiceXML Programmer's Guide

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/vxml/developer/guide/vxmlprg.html

Tcl IVR API Version 2.0 Programming Guide

http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/voice/tcl/developer/guide/tclivrv2.html

規格

規格
タイトル

国際標準化機構(ISO)仕様、ISO 639

「Codes for Representation of Names of Languages」

MIB

MIB
MIB リンク

なし

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 2833

RTP Payload for DTMF Digits, Telephony Tones and Telephony Signals

RFC 3261

SIP: Session Initiation Protocol

RFC 3262

Reliability of Provisional Responses in the Session Initiation Protocol (SIP)

RFC 3264

An Offer/Answer Model with the Session Description Protocol (SDP)

RFC 3265

Session Initiation Protocol (SIP)-Specific Event Notification

RFC 3312

Integration of Resource Management and Session Initiation Protocol (SIP)

RFC 3323

A Privacy Mechanism for the Session Initiation Protocol (SIP)

RFC 3325

Private Extensions to the Session Initiation Protocol (SIP) for Asserted Identity within Trusted Networks

RFC 3326

The Reason Header Field for the Session Initiation Protocol (SIP)

RFC 4028

Session Timers in the Session Initiation Protocol (SIP)

RFC 4244

An Extension to the Session Initiation Protocol (SIP) for Request History Information

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

Cisco Support Web サイトには、資料やツールなど幅広いオンライン リソースが用意されており、シスコの製品およびテクノロジーに関するトラブルシューティングや技術的な問題の解決などに役立てることができます。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

テクニカル サポートを受ける

ソフトウェアをダウンロードする

セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける

ツールおよびリソースへアクセスする

Product Alert の受信登録

Field Notice の受信登録

Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索

Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

Japan テクニカル サポート Web サイトでは、Technical Support Web サイト (http://www.cisco.com/techsupport)の、利用頻度の高いドキュメントを日本語で提供しています。Japan テクニカル サポート Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。http://www.cisco.com/jp/go/tac

http://www.cisco.com/techsupport