音声ポート コンフィギュレーション ガイド、 Cisco IOS Release 15.2M&T
アナログおよびデジタル音声ポートの設定のトラブルシューティング
アナログおよびデジタル音声ポートの設定のトラブルシューティング
発行日;2012/04/23 | 英語版ドキュメント(2010/08/31 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

アナログおよびデジタル音声ポートの設定のトラブルシューティング

トラブルシューティングに関する表

アナログおよびデジタル音声ポートの設定のトラブルシューティング

ここでは、音声ポートの問題を分析およびトラブルシューティングするために役立つ情報について説明します。

トラブルシューティングに関する表

表 1 に、音声ポートの設定後に発生する可能性がある問題の一部を示します。また、推奨措置についても説明します。

 

表 1 音声ポート設定のトラブルシューティング

問題
推奨措置

接続不可

関連する IP アドレスに ping を送信して、接続を確認してください。宛先に正しく ping を送信できない場合は、『 Cisco IOS IP Configuration Guide 』を参照してください。

接続不可

トラブルシューティングを実施する音声ポートのコントローラ番号を指定して、 show controller t1 コマンドまたは show controller e1 コマンドを入力します。この出力から、次のことがわかります。

コントローラが起動しているかどうか。起動していない場合は、 no shutdown コマンドを使用してアクティブな状態にします。

アラームが報告されたかどうか。

コントローラ(フレーミング、クロック ソース、回線コード、ケーブル長)用に設定されているパラメータ値。設定しようとしている電話接続にこれらの値が適切でない場合は、コントローラを再設定します。

出力については、「 アナログおよびデジタル音声ポートの設定の確認 」の章の「 show controller コマンドの例 」の項を参照してください。

接続不可

トラブルシューティングを実施する音声ポートの番号を指定して、 show voice port コマンドを入力します。この出力から、次のことがわかります。

音声ポートがアップしているかどうか。アップしていない場合は、 no shutdown コマンドを使用してアクティブな状態にします。

デフォルト値を含め、音声ポート用にどのようなパラメータ値が設定されているか(これらは show running-config コマンドの出力に表示されません)。設定しようとしている電話接続にこれらの値が適切でない場合は、音声ポートを再設定します。

出力例については、「 アナログおよびデジタル音声ポートの設定の確認 」の章の「 show voice port コマンドの例 」の項を参照してください。

電話機から低い音がする、または、呼び出し音がしない

show voice port コマンドを使用して、 ring frequency コマンドが正しく設定されていることを確認します。この設定は、接続する電話器と同じである必要があります。また、国によって異なる場合があります。

音声が歪む

show voice port コマンドを使用して、 cptone キーワードの設定( region tone とも呼ばれる)が US であることを確認します。

誤った cptone を設定すると、アナログからデジタル、またはデジタルからアナログへの変換時に、音声の再生に問題が生じることがあります。

保留音が聞こえない

music-threshold コマンドに設定されているレベルを低くします。

バックグラウンド ノイズが聞こえない

comfort-noise コマンドをイネーブルにします。

会話中にトランシーバー使用時のような長い中断が発生する

全体の遅延が過剰である可能性があります。十分な音声品質を得るための標準は、一方向のトランジット ディレイで 150 ミリ秒(ms)です。ping テストを使用して、さまざまなネットワーク トラフィック負荷の状態で、遅延を日に何度か測定してください。遅延を減らす必要がある場合に検査する分野には、送受信エンドポイント間での信号の伝搬遅延、音声符号化の遅延、およびさまざまな VoIP コーデックの音声パケット化時間が含まれます。

音声が断続的または不安定

可変遅延つまりジッターは、パケット ネットワークの輻輳によって発生します。次の 2 つの対策があります。

パケット ネットワークでの輻輳の量を減らします。VoIP エンドポイント間での ping から、リンクのラウンドトリップ遅延がわかります。これが 300 ミリ秒を超えないようにします。ネットワーク キューイングやドロップされたパケットも調べる必要があります。

playout-delay コマンドでジッター バッファのサイズを増やします。(『 Cisco IOS Voice Troubleshooting and Monitoring Guide 』を参照してください)。

音声が短く途切れる、または不明瞭

入力ゲインを低くします。(『 Cisco IOS Voice Troubleshooting and Monitoring Guide 』を参照してください)。

音声アクティビティ検出(VAD)レベルを変更します。VAD によって音声が非常に早く切断され、送話者の音声がクリップされてしまう場合があります。また、VAD が無音まで待機する時間を変更することもできます。

音声がクリップされる

受話者のルータでの入力レベルを低くします。(『 Cisco IOS Voice Troubleshooting and Monitoring Guide 』を参照してください)。

音量が低すぎる、または Dual-Tone Multifrequency(DTMF)が設定されていない

送話者の出力レベルまたは受話者の入力レベルを上げます。(『 Cisco IOS Voice Troubleshooting and Monitoring Guide 』を参照してください)。

エコーの間隔が 25 ミリ秒を超えている(別の音声のように聞こえる)

echo-cancel enable コマンドを設定し、 echo-cancel coverage キーワードの値を大きくします。(「 エコー キャンセレーションの設定 」(P.75)の項を参照してください)。

エコーが多すぎる

送話者の音声ポートの出力レベルを低くします。(『 Cisco IOS Voice Troubleshooting and Monitoring Guide 』を参照してください)。


) テストの目的で音声ポートを強制的にある特定の状態にする test コマンドの詳細については、『Cisco IOS Voice Troubleshooting and Monitoring Guide』を参照してください。