インターフェイスおよびハードウェア コンポーネント コンフィギュレーション ガイド、 Cisco IOS Release15.2M&T
ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、 および外部 BITS クロッキング ソース
ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース
発行日;2012/06/25 | 英語版ドキュメント(2011/09/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース

機能情報の確認

内容

Cisco の前提条件

Cisco の制約事項

について

NM-HDV での Lossless Compression Codec(LLCC)

AIM-ATM および AIM-ATM-VOICE-30 の ATM セル スイッチング

Cisco 3660 および Cisco 3745 における BITS クロッキング

の設定方法

BITS クロッキングでのセル サイト ルータの設定

ATM セル スイッチングの設定

Lossless Compression Codec(LLCC)の設定

接続アドミッション制御のディセーブル化

の設定確認

その他の参考資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

の機能情報

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース機能によって、DSP ファームウェアに新しい圧縮テクニックが導入され、ATM Segmentation And Reassembly(SAR; セグメンテーション リアセンブリ)上でのセルの切り替えと、外部 BITS クロッキング ソースの使用が含まれている Cisco IOS に拡張機能が追加されました。これらの機能を使用すると、Cisco マルチサービス ルータで無線サービス プロバイダー ネットワークのトラフィックを透過的に処理および圧縮でき、また、サービス プロバイダーでは、既存の T1 回線および E1 回線をより効率的に使用するため、セル サイトからモバイル セントラル オフィスへのトラフィックのバックホールに使用される帯域幅を最適化できます。

Cisco ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース の機能仕様

機能の履歴
リリース
変更内容

12.3(4)XD

これらの機能が導入されました。

12.3(7)T

これらの機能が、Cisco IOS Release 12.3(7)T に統合されました。

サポートされているプラットフォーム

Cisco 3660、Cisco 3745

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「<モジュール タイトルに基づくフレーズ> に関する機能情報」を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

Cisco ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース の前提条件

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース機能には、次のコンポーネントがインストールされた Cisco 3660 または Cisco 3745 が必要です。

 

表1 サポートされるネットワーク モジュール

機能
Cisco 3660
Cisco 3745

ロスレス圧縮 R1

NM-HDV

NM-HDV

ATM セル スイッチング

AIM-ATM または AIM-ATM-VOICE-30

VWIC- x MFT-T1/E1 が使用された NM- x FE2W

AIM-ATM または AIM-ATM-VOICE-30

VWIC- x MFT-T1/E1 が使用された NM- x FE2W

VWIC- x MFT-T1/E1(オンボード WIC スロット)

BITS クロッキング

NM-HDV

VWIC- x MFT-T1/E1 が使用された NM- x FE2W

NM-HDV

VWIC- x MFT-T1/E1 が使用された NM- x FE2W

VWIC- x MFT-T1/E1(オンボード WIC スロット)

Cisco ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース の制約事項

Operation, Administration, and Maintenance(OAM)セルの挿入は、セル スイッチド PVC ではサポートされません。

AIM-ATM モジュールと AIM-ATM-VOICE-30 モジュールでは、最大 4 つまでの T1/E1 がサポートされます。これは、2 つの着信 T1/E1 と 2 つの発信 T1/E1 または 3 つの着信 T1/E1 と 1 つの発信 T1/E1 で構成できます。IMA グループは、複数の AIM 間では分割できません。

AIM モジュールの特定の組み合わせは、Cisco 3745 にインストールされているときに動作不能になります。この問題は、2003 年 6 月 11 日よりも前に製造された Cisco 3745 ルータにのみ影響を及ぼします。この問題に関する詳細については、次の注意事項を参照してください。

http://www-tac.cisco.com/Support_Library/field_alerts/fn25194.html

ロスレス圧縮がイネーブルのときには、Voice Activity Detection(VAD; 音声アクティビティ検出)とエコー キャンセレーションはディセーブルにされます。

Lossless Compression R1 では、AAL2 およびサブセルの多重化が使用されている VoATM コールがサポートされます。VoIP コールは、この時点ではサポートされません。

ATM セル スイッチングは、1 つの AIM-ATM につき最大で 25 接続までに制限されます。

1 つの NM-HDV モジュールにつき 29 を超える LLCC チャネルは設定しないでください。29 を超える LLCC チャネルの設定は、不安定な動作の原因となることがあります。

J1 コントローラはサポートされません。

トラフィック ポリシングはサポートされません。

2 つの NM-HDV モジュールがインストールされた Cisco 3660 ルータでは、次のスロットの組み合わせでモジュールをインストールしないでください。

スロット 1 とスロット 3

スロット 2 とスロット 4

スロット 5 とスロット 6

これらの組み合わせでスロットを使用すると、パケット損失を招く可能性があります。

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソースについて

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース機能が一緒に動作し、セル サイトとモバイル セントラル オフィスとの間で T1 トラフィックと E1 トラフィックが処理および圧縮されます。これらの機能では、Base Transceiver Station(BTS)に Cisco 3660 ルータおよび Cisco 3745 ルータを設置する必要があります。このセル サイト ルータでは、Base Station Controller(BSC)に転送するため、セル サイト トラフィックの ATM スイッチングおよび圧縮が実行されます。AUSM および VISM-PR が使用されている Cisco MGX 8850 では、Lossless Compression Codec(LLCC)トラフィックが流されている T1/E1 回線が停止され、トラフィックは BSC に渡される前に PCM に変換し直されます。図 1 に、ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース機能が活用されているトポロジ例を示します。

図 1 ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソースの機能

 

NM-HDV での Lossless Compression Codec(LLCC)

ロスレス圧縮 R1 機能では、DSP ファームウェアと VISM カードに新しい圧縮テクニック、Lossless Compression Codec(LLCC)が導入されました。LLCC は、既存のクリア チャネル コーデックに対して同様に動作します。復号化 64kbps PCM ストリームは、符号化 DSP の TDM 側に用意される PCM ストリームのビットの完全複製です。ただし、LLCC エンコーダは、単純に PCM ストリームをパケット化するのではなく、損失のないデータ圧縮方式を適用します。これにより、データ伝送レートが純減し、パケット伝送レートも低減されます。

AIM-ATM および AIM-ATM-VOICE-30 の ATM セル スイッチング

Cisco ATM セル スイッチング機能を使用すると、ルータでは、AIM-ATM カードと AIM-ATM-VOICE-30 カードの 2 つの ATM 接続間でセル スイッチングがイネーブルになります。これによって、ルータには、BTS から ATM トラフィックを受信し、モバイル セントラル オフィスにバックホールする機能が備わります。

Cisco 3660 および Cisco 3745 における BITS クロッキング

Building Integrated Timing Supply(BITS; ビル内統合タイミング供給源)ネットワーク クロッキングによって、Cisco 3660 ルータまたは Cisco 3745 ルータでは、セントラル オフィスからのタイミングを取得できるようになります。この機能をサポートするには、BITS をセル サイト ルータ上に設定する必要があります。

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース の設定方法

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース機能を設定する手順では、次の作業が必要です。

「BITS クロッキングでのセル サイト ルータの設定」

「ATM セル スイッチングの設定」

「Lossless Compression Codec(LLCC)の設定」

「接続アドミッション制御のディセーブル化」

参考にする方法については、図 2 の設定例を参照してください。この設定では、セル サイト ルータによって、BTS への 3 つの E1 接続がサポートされます。圧縮セルラー トラフィックは、E1 1/0 インターフェイスおよび E1 1/1 インターフェイスを介して(Cisco MGX 8850 経由で)BSC に転送されます。さらに、BITS クロッキングは E1 1/1 から取得されます。

図 2 設定例

 

BITS クロッキングでのセル サイト ルータの設定

BITS クロッキングにより、ルータはセル サイトでモバイル セントラル オフィスからのタイミングを取得できるようになります。BITS クロッキングでは、データが単一のネットワーク クロック ソースに流され、BTS と BSC との間のトラフィックでの不一致やデータの分割を防ぐことができます。次の手順では、E1 1/1 コントローラから BITS クロッキングを受信するよう、AIM が設定されます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. network-clock-participate slot number

4. network-clock-select priority slot number

5. controller e1 slot/port

6. clock source {line [primary | bits] | internal}

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

network-clock-participate slot number

 

Router(config)# network-clock-participate slot 1

指定されたスロットにあるネットワーク モジュールで、そのタイミングのネットワーク クロックが使用できるようになります。

ステップ 4

network-clock-select priority slot number

 

Router(config)# network-clock-select 1 E1 1/1

ネットワーク クロックのタイミング ソースとして使用されるようポートを指定し、そのポートで使用されるプライオリティ レベルを指定します。まず、最も高いプライオリティが付与されているソースが使用されます。このソースが使用不能になった場合、2 番目にプライオリティが高いソースが使用されるなどとなります。

ステップ 5

controller t1 | e1 slot/port
 

Router(config)# controller e1 1/1

選択された T1 または E1 で、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

clock source { line [ primary | bits ] | internal }
 

Router(config-controller)# clock source line bits

T1 または E1 BITS ソースからクロックが生成されるように指定します。

ATM セル スイッチングの設定

次の手順では、BSC の Cisco MGX 8850 で ATM トラフィックを切り替えるよう、セル サイト ルータが設定されます。この手順では、スロット 1 にインストールされた AIM を使用して、E1 3/0 と E1 1/0 との間で ATM スイッチングを設定します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. network-clock-participate slot number

4. network-clock-participate slot number

5. network-clock-participate aim number

6. controller t1 | e1 slot / port

7. mode atm aim aim-slot

8. controller t1 | e1 slot/port

9. mode atm aim aim-slot

10. interface atm interface-number / subinterface-number

11. pvc vpi / vci l2transport

12. interface atm interface-number / subinterface-number

13. pvc vpi / vci l2transport

14. connect id atm slot / port-1 atm slot / port-2

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

network-clock-participate slot number

 

Router(config)# network-clock-participate slot 1

指定されたスロットにあるネットワーク モジュールで、そのタイミングのネットワーク クロックをイネーブルにします。

ステップ 4

network-clock-participate slot number

 

Router(config)# network-clock-participate slot 3

指定されたスロットにあるネットワーク モジュールで、そのタイミングのネットワーク クロックをイネーブルにします。

ステップ 5

network-clock-participate aim number

 

Router(config)# network-clock-participate aim 0

スロット 0 の AIM で、ネットワーク ソースからクロッキングが取得されるよう指定します。

ステップ 6

controller t1 | e1 slot/port
 

Router(config)# controller e1 1/0

選択された T1 または E1 で、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7

mode atm aim aim-slot
:
Router(config-controller)# mode atm aim 0

AIM スロット 0 で、T1 コントローラまたは E1 コントローラのモードを設定します。

ステップ 8

controller t1 | e1 slot/port
 

Router(config)# controller e1 3/0

選択された T1 または E1 で、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 9

mode atm aim aim-slot
 
Router(config-controller)# mode atm aim 0

AIM スロット 0 で、T1 コントローラまたは E1 コントローラのモードを設定します。

ステップ 10

interface atm interface-number / subinterface-number
 
Router(config) # interface atm 1/0

選択された ATM インターフェイスで、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 11

pvc vpi / vci l2transport
 
Router(config-if)# pvc 10/110 l2transport

仮想パス識別子(VPI)および仮想チャネル識別子(VCI)の PVC を作成して、PVC が終端されず切り替えられるように指定します。

ステップ 12

interface atm interface-number / subinterface-number
 
Router (config) # interface atm 3/0

選択された ATM インターフェイスで、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 13

pvc vpi / vci l2transport
 
Router(config-if)# pvc 30/130 l2transport

VPI および VCI の PVC を作成し、PVC が切り替えられるように指定します。

ステップ 14

connect id atm slot / port-1 atm slot / port-2
 
Router(config)# connect Switched-Conn atm 1/0 10/110 atm 3/0 30/130

T1 コントローラ ポートまたは E1 コントローラ ポートと ATM インターフェイスとの間で接続を定義します。

Lossless Compression Codec(LLCC)の設定

次の手順では、E1 4/0 上で LLCC 音声チャネルが設定され、スロット 1 にインストールされている E1 1/0 および AIM を使用して、ATM ネットワークを介して送信されます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. network-clock-participate slot number

4. network-clock-participate slot number

5. network-clock-participate aim number

6. voice service { pots | voatm | vofr | voip }

7. session protocol aal2

8. subcell-mux

9. codec aal2-profile custom profile-number codec

10. controller t1 | e1 slot/port

11. mode atm aim aim-slot

12. controller t1 | e1 slot/port

13. ds0-group ds0-group-number timeslots timeslot-list type signaling method

14. interface atm interface-number / subinterface-number

15. pvc vpi / vci

16. vbr-rt peak-rate average-rate burst

17. encapsulation aal2

18. dial-peer voice tag voatm

19. destination-pattern string

20. session protocol aal2-trunk

21. session target interface pvc vpi/vci

22. signal-type cas | cept | ext-signal | transparent

23. codec aal2-profile custom profile-number codec

24. voice-port { slot-number / subunit-number / port | slot/port:ds0-group-no }

25. playout-delay {fax | maximum | nominal} milliseconds

26. connection { plar | tie-line | plar-opx} digits | { trunk digits [ answer-mode ]}

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

network-clock-participate slot number

 

Router(config)# network-clock-participate slot 1

指定されたスロットにあるネットワーク モジュールで、そのタイミングのネットワーク クロックをイネーブルにします。

ステップ 4

network-clock-participate slot number

 

Router(config)# network-clock-participate slot 4

指定されたスロットにあるネットワーク モジュールで、そのタイミングのネットワーク クロックをイネーブルにします。

ステップ 5

network-clock-participate aim number

 

Router(config)# network-clock-participate aim 0

スロット 0 の AIM で、ネットワーク ソースからクロッキングが取得されるよう指定します。

ステップ 6

voice service {pots | voatm | vofr | voip}
 
Router(config)# voice service voatm

音声サービス コンフィギュレーション モードを開始し、カプセル化タイプとして VoATM を指定します。

ステップ 7

session protocol aal2
 
Router(config-voi-serv)# session protocol aal2

音声サービス セッション コンフィギュレーション モードを開始し、ATM Adaptation Layer 2(AAL2; ATM アダプテーション層 2)トランキングを指定します。

ステップ 8

subcell-mux
 
Router(conf-voi-serv-sess)# subcell-mux

AAL2 Common Part Sublayer(CPS)サブセル多重化をイネーブルにします。

ステップ 9

codec aal2-profile custom profile-number codec
 
Router# codec aal2-profile custom 51 0 0 llcc 40 0 15

コールごとのベースで DSP のコーデック プロファイルを設定し、Lossless Compression Codec を指定します。

ステップ 10

controller t1 | e1 slot/port
 

Router(config)# controller e1 1/0

選択された T1 または E1 で、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 11

mode atm aim aim-slot
 
Router(config-controller)# mode atm aim 0

AIM スロット 0 で、T1 コントローラまたは E1 コントローラのモードを設定します。

ステップ 12

controller t1 | e1 slot/port
 

Router(config)# controller e1 4/0

選択された T1 または E1 で、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 13

ds0-group ds0-group-number timeslots timeslot-list type signaling method
 
Router(config-controller)# ds0-group 0 timeslots 1 type ext-sig

T1 コントローラまたは E1 コントローラ上で、論理音声ポートを構成する DS0 タイムスロットを指定し、ルータによって使用されるシグナリング タイプを指定します。

ステップ 14

interface atm interface-number / subinterface-number
 
Router(config) # interface atm 1/0

選択された ATM インターフェイスで、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 15

pvc vpi / vci
 
Router(config-if-atm)# pvc 10/110

選択された PVC で、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 16

vbr-rt peak-rate average-rate burst
 
Router(config-if-atm-pvc)# vbr-rt 1920 1920 255

VoATM 音声接続で、リアルタイムの Variable Bit Rate(VBR; 可変ビット レート)を設定します。

ステップ 17

encapsulation aal2
 
Router(config-if-atm-pvc)# encapsulation aal2

ATM 仮想サーキットでカプセル化タイプを設定します。

ステップ 18

dial-peer voice tag voatm
 
Router(config)# dial-peer voice 1001 voatm

ダイヤル ピアを定義し、音声カプセル化の方式を VoATM に指定します。

ステップ 19

destination-pattern string
 
Router(config-dial-peer)# destination-pattern 1001

ダイヤル ピアによって使用されるプレフィクスを指定します。

ステップ 20

session protocol aal2-trunk
 
Router(config-dial-peer)# session protocol aal2-trunk

ダイヤル ピアで AAL2 非スイッチド トランク セッションが使用されるように指定します。

ステップ 21

session target interface pvc vpi/vci
 
Router(config-dial-peer)# session target atm 1/0 pvc 10/100 9

VoATM ダイヤル ピアのネットワーク固有アドレスを指定します。

ステップ 22

signal-type cas | cept | ext-signal | transparent
 
Router(config-dial-peer)# signal-type ext-signal

ダイヤル ピアに接続するときに使用される外部シグナリングを指定します。DSP では、いかなるシグナリング フレームも生成されません。

ステップ 23

codec aal2-profile custom profile-number codec
 
Router(config-dial-peer)# codec aal2-profile custom 51 llcc

コールごとのベースで DSP のコーデック プロファイルを設定し、Lossless Compression Codec を指定します。

ステップ 24

voice-port { slot-number / subunit-number / port | slot / port : ds0-group-no }
 
Router(config)# voice-port 2/0:0

音声ポート コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 25

playout-delay {fax | maximum | nominal} milliseconds
 
Router(config-voice-port)# playout-delay nominal 25

WAN のスイッチによって発生するパケット ジッタに適合するよう、再生バッファを調整します。 nominal キーワードによって、音声パケットの再生前に DSP によって挿入される初期(および最少可能)遅延時間を、ミリ秒単位で指定します。

ステップ 26

connection {plar | tie-line | plar-opx} digits | {trunk digits [answer-mode]}
 
Router(config-voice-port)# connection trunk 1001

この音声ポートを宛先パターン 1001 に関連付けます。


) 音声ポート設定を確実に有効にするには、shutdown コマンドを実行し、次に no shutdown コマンドを使用して、再度イネーブルにします。


接続アドミッション制御のディセーブル化

Connection Admission Control(CAC; 接続アドミッション制御)は、接続設定中に各 ATM スイッチによって実行されるアクションのセットで、要求された QoS が、確立された接続で保証されている QoS に違反しているかどうかが特定されます。CAC では、音声コールの帯域幅が予約されます。ただし、LLCC の使用時に必要な帯域幅は動的で、通常は、CAC によって一般的に予約されている容量よりも少ない容量です。CAC をディセーブルにすると、LLCC 使用時の帯域幅の活用状況が改善される場合があります。次の手順によって、CAC がディセーブルにされます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface atm interface-number/subinterface-number

4. pvc vpi/vci

5. cac_off

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface atm interface-number / subinterface-number
 
Router(config) # interface atm 1/0

選択された ATM インターフェイスで、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

pvc vpi / vci
 
Router(config-if-atm)# pvc 10/110

選択された PVC で、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

cac_off
 
Router# (config-if-atm-vc)# cac_off

コール アドミッション制御をディセーブルにします。

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソースの設定確認

ここでは、ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース機能の設定確認に使用可能な show コマンドのセットを示します。次のコマンドについて説明します。

show connection all

show voice dsp

show voice call port-id

show voice trunk supervisory summary

show interfaces

show connection all

次に、 show connection all コマンドの出力例を示します。この例では、Switched-Conn は、ATM1/0 および ATM3/0 でそれぞれ設定されている、PVC 10/110 と PVC 30/130 との間に確立されたセル スイッチド接続です。

Router# show connection all
ID Name Segment 1 Segment 2 State
========================================================================
3 V-100-700 E1 1/0(VOICE) 00 DSP 07/00/00 UP
4 V-120-700 E1 1/2(VOICE) 00 DSP 07/00/00 UP
5 Switched-Conn ATM1/0 10/110 ATM3/0 30/130 UP
 

show connection all コマンドを使用すると、Switched-Conn の状態を表示できます。UP 状態の場合は、ATM セル スイッチングが動作可能であることを意味します。

show voice dsp

次に、 show voice dsp コマンドの出力例を示します。

Router# show voice dsp
DSP DSP DSPWARE CURR BOOT PAK TX/RX
TYPE NUM CH CODEC VERSION STATE STATE RST AI VOICEPORT TS ABORT PACK COUNT
==== === == ======== ======= ===== ======= === == ========= == ===== ==========
C549 000 04 llcc 4.3.392 busy idle 0 4/0:0 04 0 1752/1752
 

show voice dsp コマンドでは、LLCC コーデックが音声ポートに適用されたかが示されます。さらに、TX/RX COUNT によって、パケット交換が発生しているかどうかが示されます。LLCC が動作可能な場合、TX/RX COUNT には、同様の値が表示されます。

show voice call port-id

show voice call コマンドを使用すると、Lossless Compression Codec に関する詳細情報が示されます。次に、 show voice call コマンドの出力例を示します。


show voice call コマンドには、無効な値が表示される原因となる制限があります。正確な値がレポートされるようにするには、このコマンドを 2 回呼び出し、2 つ目の出力を参照します。


Router# show voice call 4/0:0
4/0:0 1
vtsp level 0 state = S_CONNECTvpm level 1 state = S_TRUNKED
vpm level 0 state = S_UP
 
lossless compression summary:
average compression ratio since reset = 50
current compression ratio = 50
max buffer size (ms) = 41
nominal buffer size (ms) = 25
current buffer size (ms) = 26
total encoder input frame count = 5534
total encoder output frame count = 2767
encoded tx front-end compressed frame count = 2767
encoded tx back-end compressed frame count = 0
encoded tx frame count (no compression) = 0
underflow error count = 0
overflow error count = 0
decode error count = 0
tx signalling frame count = 11
rx signalling frame count = 10
rx bad checksum frame count = 0
rx good checksum frame count = 2777

show voice trunk supervisory summary

次に、 show voice trunk supervisory summary コマンドの出力例を示します。

Router# show voice trunk supervisory summary
SLOW SCAN
4/0:0(1) : state : TRUNK_SC_CCS_CONNECT, master

show interfaces

次に、 show interfaces コマンドの出力例を示します。

Router# show interfaces atm1/0
ATM1/0 is up, line protocol is up
Hardware is ATM AIM E1
MTU 4470 bytes, sub MTU 4470, BW 1920 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 0/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ATM, loopback not set
Encapsulation(s): AAL5
255 maximum active VCs, 256 VCs per VP, 0 current VCCs
VC Auto Creation Disabled.
VC idle disconnect time: 300 seconds
Last input never, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: Per VC Queueing
30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 1 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out

その他の参考資料

関連資料

関連項目
参照先

音声機能の設定

Cisco IOS Voice Configuration Library』

ATM Advanced Integration Module の設定

AIM-ATM and AIM-ATM-VOICE-30 on the Cisco 2600 Series, Cisco 3660, and Cisco 3700 Series

高密度音声ネットワーク モジュールの設定

Digital E1 Packet Voice Trunk Network Module Interfaces

標準

標準1
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格はありません。

1.サポートされている規格がすべて記載されているわけではありません。

MIB

MIB
MIB リンク

この機能によってサポートされる新しい MIB はありません。

CISCO-VOICE-COMMON-DIAL-CONTROL-MIB が変更されました。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC2
タイトル

この機能によってサポートされる新しい RFC はありません。

2.サポートされている RFC がすべて記載されているわけではありません。

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース の機能情報

表 2 に、この機能のリリース履歴を示します。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 2 は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 2 <モジュール タイトルに基づくフレーズ> に関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース

12.3(4)XD

これらの機能が導入されました。

ロスレス圧縮 R1、ATM セル スイッチング、および外部 BITS クロッキング ソース

12.3(7)T

これらの機能が、Cisco IOS Release 12.3(7)T に統合されました。