インターフェイスおよびハードウェア コンポーネント コンフィギュレーション ガイド、 Cisco IOS Release15.2M&T
Circuit Emulation over IP(CEoIP)
Circuit Emulation over IP(CEoIP)
発行日;2012/06/25 | 英語版ドキュメント(2011/09/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

Circuit Emulation over IP(CEoIP)

機能情報の確認

内容

Circuit Emulation over IP の前提条件

Circuit Emulation over IP の制約事項

Circuit Emulation over IP(CEoIP)について

Circuit Emulation over IP(CEoIP)

CEM over IP の利点

CEoIP のアダプティブ クロッキング

クロックの切り替え

CEoIP のペイロード圧縮

データ保護(サンプルの繰り返し)

ジッタ解除

アイドル パターン

ペイロード サイズ

CEoIP のシグナル送信

制御線の設定

Circuit Emulation over IP(CEoIP)の設定方法

NM-CEM-4TE1 カード タイプの設定

次の作業

T1/E1 回線の設定

次の作業

T1/E1 回線の CEM チャネルの作成

次の作業

xconnect コマンドを使用した接続の設定

次の作業

CEM チャネルの設定

次の作業

CEoIP の設定例

T1 CEM ネットワーク モジュールの設定例

その他の参考資料

関連資料

標準

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

Circuit Emulation over IP(CEoIP)の機能情報

Circuit Emulation over IP(CEoIP)

Circuit Emulation over IP(CEoIP)は、専用回線と同様、IP ネットワーク経由で仮想回線を提供し、IP ネットワークに対する時間依存的かつビット透過的な転送が必要なソリューションを統合します。独自のフレーミングを持つかどうかにかかわらず、データは、変更されずに宛先に到達します。転送は宛先に対して透過的です。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「Circuit Emulation over IP(CEoIP)の機能情報」を参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、および Cisco IOS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。 http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco Feature Navigator にアクセスしてください。アクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで [Cancel] をクリックし、表示される説明に従ってください。

Circuit Emulation over IP の前提条件

CEoIP 機能では、接続の各側に、NM-CEM-4TE1 NM または NM-CEM-4SER NM のいずれかの、CEoIP Network Module(NM; ネットワーク モジュール)が必要です。接続の両端で同じタイプの CEoIP NM を使用する必要はありません。

CEoIP 機能では、Cisco IOS ソフトウェアの要件に加え、300 KB のフラッシュ メモリと 1 MB の DRAM が必要です。

Circuit Emulation over IP の制約事項

NM-CEM-4TE1 では、B8ZS(T1)ライン コードおよび HDB3(E1)ライン コードのみがサポートされます。

E1 回線は、56 kbps の接続をサポートしません。

CEoIP ソフトウェアでは、1 つのネットワーク モジュールにつき 3.088 Mbps を超えるペイロード圧縮は実行できません。

Cisco 2600XM シリーズ ルータ上に 4 つの T1、E1、または(1.544 M を超える)シリアル ケーブルを同時に設定する場合、データ保護およびペイロード圧縮機能をオンにできません。また、フレーム モード(チャネル化)では、Cisco 2600XM シリーズ ルータで、データ保護およびペイロード圧縮機能なしで最大 60 チャネルを使用できます。ただし、1 つの T1/E1 で、データ保護およびペイロード圧縮機能をオンにできます。

Cisco 3660 ルータのデータ保護とペイロード圧縮機能には制限があります。Cisco 3660 ルータ上に 4 つの T1、E1、またはシリアル ケーブルを設定する場合、最大 2 つの T1/E1 までデータ保護をオンにできます。フレーム化モードでは、88 チャネルを使用できます。

Circuit Emulation over IP(CEoIP)について

Circuit Emulation over IP を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「Circuit Emulation over IP(CEoIP)」

「CEoIP のアダプティブ クロッキング」

「CEoIP のペイロード圧縮」

「データ保護(サンプルの繰り返し)」

「ジッタ解除」

「アイドル パターン」

「ペイロード サイズ」

「CEoIP のシグナル送信」

「制御線の設定」

Circuit Emulation over IP(CEoIP)

サーキット エミュレーションは、IP ネットワークを介して透過的に転送されるレイヤ 1 データが許可される、エンドツーエンド サービスです。サーキット エミュレーションが必要なアプリケーションでは、固定レートのビット ストリームが提供されるネットワークが必要です。

エミュレーション モード オプションを使用すると、単方向モードに Configuration Circuit Emulation(CEM)を設定できます。設定が完了すると、トラフィックは CEM チャネル経由でその方向にのみ流れます。そのチャネル上で 1 つの方向の CEM トラフィックが検出されると、CEM チャネルはアクティブと見なされ、CEM チャネルの新しいステータスが作成されて、単方向チャネルが反映されます。

CEoIP は、2 つのエンドポイントでクロック周波数を同期化する手段として、アダプティブ クロッキングを使用する場合があります。Channel Associated Signaling(CAS; 個別線信号方式)転送が、チャネル化音声アプリケーションを使用できるオプション機能として提供されます。ペイロード圧縮は、帯域幅の効率を改善するためのオプション機能として提供され、データ保護は、データ損失の可能性を小さくするために提供されます。

CEoIP ソフトウェアでは、次のネットワーク モジュールがサポートされます。

NM-CEM-4SER。4 つのシリアル ポートが使用されているネットワーク モジュール。NM-CEM-4SER に CEoIP ソフトウェアを設定するには、ポートのオプションを設定する必要があります。オプションには、デジッタ バッファ、ペイロード圧縮、およびペイロード サイズがあります。

NM-CEM-4TE1。T1 または E1 として設定できる 4 つのポートが使用されているネットワーク モジュール(4 つのすべてのポートで同じインターフェイス タイプがサポートされます)。NM-CEM-TE1 に CEoIP ソフトウェアを設定するには、カード タイプを定義し、次にポートのオプションを設定する必要があります。

CEM over IP の利点

CEoIP は IP 専用ネットワークに単純な移行パスを提供します。CEoIP を IP に統合するソリューションの例を次に示します。

レガシー データ サービス

レガシー音声アプリケーション

衛星データ ストリーム

レーダー データ ストリーム

自動化産業環境(たとえば、電力供給)のテレメトリ

マルチレベル セキュリティのクリプト トンネリング

CEoIP のアダプティブ クロッキング

CEoIP のアダプティブ クロッキング オプションを使用すると、公称クロックからのクロック期間を拡張またはコントラクトすることによって、出力クロックを変化させることができます。クロッキング機能を実装後、アダプティブ クロッキング サーキットによって、データ バッファ レベルに基づいて選択されたクロックが継続的に調整されます。各ポートのアダプティブ クロッキングを個別に実装できます。

クロックの切り替え

クロックの切り替えオプションを使用すると、内部クロックへのクロック ソースの切り替えを行うことができます。Customer Premises Equipment(CPE; 宅内装置)からのクロック受信が中断されたときには、切り替えによって CEM チャネルの整合性が保たれます。回線から内部または内部から回線へのクロック スイッチングがトリガーされる入力線の状態の変更を指定するには、Data Circuit Terminating Equipment(DCE)スプリット モードでこのオプションを使用します。

CEoIP のペイロード圧縮

ペイロード圧縮オプションを使用すると、トラフィックが消費する帯域幅が最小限に抑制されます。すべての繰り返しデータ パターン(たとえば、アイドル コード、HDLC フラグなど)の送信が圧縮され、ネットワーク中でのソリューションの効率が高まります。

CEoIP ソフトウェアでは、IP パケットのペイロードのサイズ(バイト単位)を調整し、パケットに対する効率を設定できます。より大きなペイロードによって、より高い効率がもたらされますが、遅延が大きくなります。より小さなパケットでは、ヘッダーのオーバーヘッドが大きくなります。ペイロード圧縮は、デフォルトでディセーブルにされています。

データ保護(サンプルの繰り返し)

サンプルの繰り返しとしても知られているデータ保護オプションでは、2 つの異なる IP パケットで各サンプルを 2 回送信することによって、パケット損失が原因のエラーの可能性が抑制されます。データ保護では、標準送信よりも多く帯域幅が使用されますが、ペイロード圧縮でトラフィック量を最小限に抑制できます。この機能は、デフォルトではディセーブルになっています。

ジッタ解除

デジッタ バッファ サイズでは、ネットワーク ジッタを容認するエミュレート サーキットの機能が決定されます。CEoIP ソフトウェアのデジッタ バッファは、最大 500 ミリ秒まで設定可能です。CEoIP で容認可能なネットワーク ジッタの最大容量は、±250 ミリ秒です。

アイドル パターン

アイドル パターン オプションは、回線がダウンした場合に送信するようにアイドル パターンを指定します。NM-CEM-4SER の 2 つの 32 ビット パターンおよび NM-CEM-4TE1 の 8 ビット パターンでは、最大で 64 ビットを指定できます。

ペイロード サイズ

ペイロード サイズは、各 IP パケットに含まれるバイト数です。このパラメータは、パケットの遅延と効率に影響を及ぼします。パケットの遅延および効率を大きくするには、大きいペイロード サイズを設定します。ペイロード サイズが小さくなると、パケットの遅延と効率が低減されます。

CEoIP のシグナル送信

CEoIP ソフトウェアでは、チャネル化 T1/E1 モードでの個別線信号方式(CAS)ビットの転送がサポートされます。このオプションによって、増え続ける信号情報が抽出され、別のパケットで情報が送信されます。

制御線の設定

CEoIP ソフトウェアでは、シリアル インターフェイス制御線のモニタリングと転送がサポートされます。

Circuit Emulation over IP(CEoIP)の設定方法

ここでは、NM-CEM-4TE1 と NM-CEM-4SER の設定作業について説明します。

NM-CEM-4TE1 を設定する場合は、「NM-CEM-4TE1 カード タイプの設定」に進みます。

NM-CEM-4SER を設定する場合は、「xconnect コマンドを使用した接続の設定」に進みます。

「NM-CEM-4TE1 カード タイプの設定」

「T1/E1 回線の設定」

「T1/E1 回線の CEM チャネルの作成」

「xconnect コマンドを使用した接続の設定」

「CEM チャネルの設定」

NM-CEM-4TE1 カード タイプの設定

NM-CEM-4TE1 のカード タイプを設定するには、次の作業を実行します。

この作業は、NM-CEM-4SER には適用されません。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. card type { t1 | e1 } slot

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

card type { t1 | e1 } slot

 

Router(config)# card type t1 1

ネットワーク モジュール上のポートに送信モードを指定することによって、カード タイプを設定します。

CEoIP T1/E1 ネットワーク モジュール上の 4 つのすべてのポートが、同じモードで動作する必要があります。

4 つのすべてのポートの送信モードを指定する場合は、 t1 キーワードまたは e1 キーワードを使用します。

コマンドが使用されるか、または、ルータがリブートされた場合に、変更が有効になります。

次の作業

NM-CEM-4TE1 で CEoIP の設定を続けるには、「T1/E1 回線の設定」に進みます。

T1/E1 回線の設定

T1 回線または E1 回線を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、この作業を実行します。

この作業は、NM-CEM-4SER には適用されません。

手順の概要

1. controller { t1 | e1 } slot / port

2. framing { esf | sf | unframed }
または
framing { crc4 | no-crc4 | unframed }

3. clock source { internal | line | adaptive channel-number }

4. cablelength { long | short } { attenuation | length }

5. crc-threshold value

6. description text

7. loopback { local { line | payload } | network }

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

controller { t1 | e1 } slot / port

 

Router(config)# controller t1 1/0

コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

設定するスロット番号およびポート番号を指定する場合は、 slot 引数および port 引数を使用します。

ステップ 2

framing { esf | sf | unframed }

 

または

framing { crc4 | no-crc4 | unframed }

 

Router(config-controller)# framing esf

 

Router(config-controller)# framing crc4

(任意)ポートと接続デバイスの同期を取るには、T1 ポートまたは E1 ポートのフレーミング形式を設定します。

T1 ポートのフレーミング オプションは、次のとおりです。

Extended Superframe を T1 フレーミング タイプとして指定する場合は、 esf キーワードを使用します。

Superframe(D4 フレーミングとも呼ばれる)を T1 フレーミング タイプとして指定する場合は、 sf キーワードを使用します。これがデフォルトです。

E1 ポートのフレーミング オプションは、次のとおりです。

タイムスロット(0)で定義されているオプションの CRC4 が E1 フレーミング タイプとしてイネーブルにされている G.704 規格を指定する場合は、 crc4 キーワードを使用します。これがデフォルトです。

タイムスロット(0)で定義されているオプションの CRC4 が E1 フレーミング タイプとしてディセーブルにされている G.704 規格を指定する場合は、 no-crc4 キーワードを使用します。

T1 ポートまたは E1 ポートのフレーミング オプションは、次のとおりです。

フレーミングの非チャネル化モードを指定する場合は、 unframed キーワードを使用します。

(注) フレーミングを設定しない場合、接続の各側の宅内装置(CPE)が一致する必要があります。

ステップ 3

clock source { internal | line | adaptive channel-number }

 

Router(config-controller)# clock source adaptive 6

T1 ポートまたは E1 ポートのクロック ソースを設定します。

ポート送信クロックが、ルータに Time-Division Multiplexing(TDM; 時分割多重)バス バックプレーン クロックがある場合はこのクロックから、または、ネットワーク モジュール上のオンボード発振器から、取得されるように指定する場合は、 internal キーワードを使用します。

ポート送信クロックが、同じポート上の受信クロックから取得されるように指定する場合は、 line キーワードを使用します。

ポート送信クロックが、このポート上のチャネルの 1 つのデジッタ バッファの平均データ内容に基づいてローカルに合成されるように指定する場合は、 adaptive キーワードを使用します。

adaptive キーワードが選択された場合に、ポートの送信クロックの同期を取るために使用されるデジッタ バッファのチャネルを指定する場合は、 channel-number キーワードを使用します。

ステップ 4

cablelength { long | short } { attenuation | length }

 

Router(config-controller)# cablelength long -15db

(任意)T1 ポート上の内部 CSU のライン ビルドアウトの特性を指定します。

信号特性がロング ケーブル長に設定されるように指定する場合は、 long キーワードを使用します。

信号特性がショート ケーブル長に設定されるように指定する場合は、 short キーワードを使用します。

long キーワードが選択された場合に、T1 信号減衰を指定するには、 attenuation 引数を使用します。

short キーワードが選択された場合に、T1 ケーブル長を指定するには、 length 引数を使用します。

(注) このコマンドは、E1 ポートには適用されません。

ステップ 5

crc-threshold value

 

Router(config-controller)# crc-threshold 512

(任意)セカンドが Severely Errored Second(SES)として宣言される 1 つのセカンドにある Cyclical Redundancy Check(CRC)エラーの数を設定します。

CRC エラーの数を指定する場合は、 value 引数を使用します。デフォルト値は 320 です。

(注) このコマンドは、E1 ポートには適用されません。

ステップ 6

description text

 

Router(config-controller)# description T1 line to 3rd floor PBX

(任意)ポートのテキスト説明を指定します。

ステップ 7

loopback { local { line | payload }| network }

 

Router(config-controller)# loopback network

(任意)T1 ポートから E1 ポートへのループバックを作成します。

ローカル接続 CPE からの情報がローカル接続 CPE に送信されて戻されるループバックを作成する場合は、 local キーワードを使用します。

リモート接続 CPE からネットワークを介して受信したデータが、リモート接続 CPE に送信されて戻されるループバックを作成する場合は、 network キーワードを使用します。

local キーワードが選択された場合に、データおよびフレーミングを含む全ビットのフル物理層ループバックを作成するには、 line キーワードを使用します。

local キーワードが選択された場合に、個々のタイムスロットのみにあるデータのループバックを作成するには、 local キーワードを使用します。このモードでは、フレーミング ビットが入口で終了し、ループバックされる代わりに出口で再生成されます。このモードは、ポートが framing unframed で設定されている場合には、使用できません。

次の作業

NM-CEM-4TE1 で CEoIP の設定を続けるには、「T1/E1 回線の CEM チャネルの作成」に進みます。

T1/E1 回線の CEM チャネルの作成

T1 回線または E1 回線上で CEM チャネルを作成するには、コントローラ コンフィギュレーション モードを開始して、この作業を実行します。

この作業は、NM-CEM-4SER には適用されません。

手順の概要

1. cem-group group-number { unframed | timeslots timeslot [ speed { 56 | 64 }]}

2. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

cem-group group-number { unframed | timeslots timeslot [ speed { 56 | 64 }]}

 

Router(config-controller)# cem-group 6 timeslots 1-4,9,10 speed 64

NM-CEM-4TE1 の T1 回線または E1 回線の 1 つまたは複数のタイムスロットから、サーキット エミュレーション チャネルを作成します。

group-number キーワードは、このチャネルで使用されるチャネル番号を識別します。T1 ポートでは、範囲は 0 ~ 23 です。E1 ポートでは、範囲は 0 ~ 30 です。

すべてのタイムスロットおよび回線のフレーミング構造を含む、1 つの CEM チャネルが作成されることを指定する場合は、 unframed キーワードを使用します。

タイムスロットが CEM チャネルに含まれるように指定する場合は、 timeslots キーワードと timeslot-range キーワードを使用します。タイムスロットのリストには、カンマとハイフンを含めることができ、番号、カンマ、ハイフンの間には、スペースを挿入しません。

使用される各タイムスロットのビット数を指定することによって、チャネルの速度を指定する場合は、 speed キーワードを使用します。このキーワードは、T1 チャネルだけに適用されます。

ステップ 2

exit

 

Router(config-controller)# exit

Router(config)#

コントローラ コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

次の作業

NM-CEM-4TE1 で CEoIP の設定を続けるには、「xconnect コマンドを使用した接続の設定」に進みます。

xconnect コマンドを使用した接続の設定

xconnect コマンドを使用して接続を作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、この作業を実行します。この作業は、NM-CEM-4TE1 および NM-CEM-4SER の両方で CEoIP を設定する場合に適用されます。


) CEoIP 機能を正しく設定するには、2 つの CEoIP ネットワーク モジュールで、通信に同じ UDP ポート番号を使用する必要があります。


手順の概要

1. cem slot / port / channel

2. xconnect remote-ip-address virtual-connect-ID encapsulation encapsulation-type

3. local ip address ip-address

4. local udp port port-number

5. remote udp port port-number

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

cem slot / port / cem-group

 

Router(config)# cem 3/1/0

CEM コンフィギュレーション モードを開始し、CEM チャネルを設定します。

ネットワーク モジュールがインストールされるスロット番号を指定する場合は、 slot 引数を使用します。

設定される CEM チャネルのポート番号を指定する場合は、 port 引数を使用します。

設定される CEM チャネル番号を指定する場合は、 channel 引数を使用します。シリアル チャネルには、ゼロと入力します。T1 チャネルまたは E1 チャネルには、 cem-group コマンドで定義するチャネル番号を入力します(「T1/E1 回線の CEM チャネルの作成」を参照)。

ステップ 2

xconnect remote-ip-address virtual-connect-ID encapsulation encapsulation-type

 

Router(config-cem)# xconnect 10.2.0.1 0 encapsulation udp

2 つの CEM ネットワーク モジュール間で接続の片側を作成し、xconnect コンフィギュレーション モードを開始します。

宛先ルータ上で、通常またはループバックの、インターフェイスの IP アドレスを指定する場合は、 remote-ip-address 引数を使用します。

virtual-connect-ID 引数をゼロに設定します。

(注) 現在サポートされている唯一のカプセル化タイプは、UDP です。

ステップ 3

local ip address local-ip-address

 

Router(config-cem-xconnect)# local ip-address 10.2.0.2

送信元ルータ上で、通常またはループバックの、インターフェイスの IP アドレスを設定します。

コマンドで設定された(反対側の)リモート IP アドレスと同じである必要があります。

ステップ 4

local udp port udp-port

 

Router(config-cem-xconnect)# local udp port 15901

ローカル CEM チャネルのユーザ データグラム プロトコル(UDP)ポート番号を指定します。

(注) CEM チャネルのローカル UDP ポートは、接続の反対側の CEM チャネルのリモート UDP ポートと同じである必要があります。

ステップ 5

remote udp port udp-port

 

Router(config-cem-xconnect)# remote udp port 15902

リモート CEM チャネルの UDP ポート番号を指定します。

(注) CEM チャネルのリモート UDP ポートは、接続の反対側の CEM チャネルのローカル UDP ポートと同じである必要があります。

ステップ 6

exit

 

Router(config-cem-xconnect)# exit

Router(config-cem)#

xconnect コンフィギュレーション モードを終了し、CEM コンフィギュレーション モードに戻ります。

CEM コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、このコマンドを繰り返します。

次の作業

この作業は、別の CEM ネットワーク モジュール上で繰り返す必要があり、CEM 接続の各側で同様に設定して、ネットワーク モジュール間でトラフィックを渡せるようにする必要があります。両方のネットワーク モジュールが設定されているときは、「CEM チャネルの設定」に進みます。

CEM チャネルの設定

CEM T1/E1 またはシリアル チャネルを設定するには、CEM コンフィギュレーション モードを開始して、この作業を実行します。

手順の概要

1. clock rate rate

2. clock mode { normal | split }

3. clock source { internal | loop | adaptive }

4. payload-size size

5. dejitter-buffer size

6. control-lead sampling-rate rate

7. control-lead state { active | fail } output-lead { on | off | follow } [{ local | remote } input-lead ]

8. data-strobe input-lead-name { on | off }

9. idle-pattern length pattern1 [ pattern2 ]

10. signaling

11. payload compression

12. data protection

13. ip dscp dscp

14. ip tos tos

15. ip precedence precedence

16. loopback { local | network }

17. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

clock rate rate

 

Router(config-cem)# clock rate 38400

(任意)シリアル チャネルのみ。シリアル CEM チャネルの公称ビット レートを指定します。

チャネルのデータ レートを bps 単位で指定する場合は、 rate 引数を使用します。デフォルト値は 64000 です。

ステップ 2

clock mode { normal | split }

 

Router(config-cem)# clock mode split

(任意)シリアル チャネルのみ。シリアル CEM チャネルのクロック モードを指定します。

Data Circuit-terminating Equipment(DCE; データ回線終端装置)によって、接続されている Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)に対して、Receive Clock(RxC)と Transmit Clock(TxC; 送信クロック)の両方を用意するように指定する場合は、 normal キーワードを使用します。

DCE では接続されている DTE に対して Receive Clock(RxC)を用意し、DTE では DCE に対して外部送信クロック(XTC または TT)を用意するように、指定する場合は、 split キーワードを使用します。

(注) ポートに接続されたシリアル ケーブルに応じて、ポートは DCE または DTE のいずれかに自動的に設定されます。

ステップ 3

clock source { internal | loop | adaptive }

 

Router(config-cem)# clock source loop

(任意)シリアル CEM チャネルにクロック ソースを設定します。

この手順は、シリアル チャネルを設定する場合にのみ適用されます。T1 ポートまたは E1 ポートのクロック ソースの設定については、「T1/E1 回線の設定」を参照してください。

TDM バス バックプレーン クロックが、ルータかネットワーク モジュール上のオンボード発振器にある場合に、ネットワーク モジュールによって CPE に提供されているクロックが TDM バス バックプレーン クロックから取得されるように指定する場合は、 internal キーワードを使用します。

ネットワーク モジュールによって CPE に提供されているクロックが、同じポート上の CPE から受信したクロックから取得されるように指定する場合は、 loop キーワードを使用します。

ネットワーク モジュールによって CPE に提供されているクロックが、ローカル デジッタ バッファの平均データ内容に基づいてローカルに合成されるように指定する場合は、 adaptive キーワードを使用します。

コマンドが設定されている場合に限り有効です。

ステップ 4

payload-size size

 

Router(config-cem)# payload-size 512

(任意)1 つの IP パケットにカプセル化されるバイト数を指定します。

各パケットのペイロードに含まれるバイト数を指定する場合は、 size 引数を使用します。シリアル CEM チャネルのデフォルトは、32 バイトです。

T1 と E1 のデフォルト値に関する詳細については、「Command Reference」の項の payload-size コマンドを参照してください。

ステップ 5

dejitter-buffer size

 

Router(config-cem)# dejitter-buffer 80

(任意)ネットワーク フィルタを補うために使用されるデジッタ バッファを指定します。

バッファのサイズをミリ秒単位で指定するには、 size 引数を使用します。デフォルト値は 60 です。

ステップ 6

control-lead sampling-rate rate

 

Router(config-cem)# control-lead sampling-rate 10

(任意)シリアル CEM チャネル上の入力制御線のサンプリング レートを指定します。

このコマンドは、シリアル チャネル上でのみ使用されます。

制御線がサンプリングされる周波数を、1 秒あたりのサンプル数で指定する場合は、 rate 引数を使用します。デフォルト値は 0 です。

(注) 制御線アップデート パケットは、同じチャネルからのデータ パケットに依存しません。

ステップ 7

control-lead state { active | fail } output-lead { on | off | follow } [{ local | remote } input-lead ]

 

Router(config-cem)# control-lead state active rts follow remote cts

(任意)シリアル CEM チャネル上の各出力制御線の状態を指定します。

このコマンドは、シリアル チャネル上でのみ使用されます。

接続がアクティブなときの制御線の状態を指定する場合は、 active キーワードを使用します。

接続に障害が発生したときの制御線の状態を指定する場合は、 fail キーワードを使用します。

制御線の名前を指定する場合は、 output-lead 引数を使用します。

制御線が永続的にアサートされるように指定する場合は、 on キーワードを使用します。

制御線が永続的にアサートされないように指定する場合は、 off キーワードを使用します。

制御線が、 local キーワードまたは remote キーワードおよび input-lead 引数で指定された入力制御線の状態の変更に従うように指定する場合は、 follow キーワードを使用します。

該当のローカル制御線またはリモート制御線の名前を指定する場合は、 input-lead 引数を使用します。

(注) 制御線アップデート パケットは、同じチャネルに対するデータ パケットに依存しません。

パラメータをゼロ以外に設定する必要があります。

ステップ 8

data-strobe input-lead { on | off }

 

Router(config-cem)# data-strobe dtr on

(任意)指定された制御線が指定された状態のときにのみ、入力制御線がモニタリングされ、データがパケット化されて送信されるように指定します。

このコマンドは、シリアル チャネル上でのみ使用されます。

入力データがパケット化されているかどうかを特定するために、入力制御線をモニタリングするように指定する場合は、 input-lead 引数を使用します。

指定された入力線がアサートされたときにのみ、この CEM チャネルからデータ パケットが送信されるように指定する場合は、 on キーワードを使用します。

指定された入力線がアサートされなかったときにのみ、この CEM チャネルからデータ パケットが送信されるように指定する場合は、 off キーワードを使用します。

接続された CPE が非アクティブなときに帯域幅が節約されるようにする場合は、このコマンドを使用します。

(注) データ パケットが抑制される場合でも、制御線アップデート パケットは、引き続き送信されます。

ステップ 9

Cisco NM-CEM-4SER:

idle-pattern length pattern1 [ pattern2 ]

Cisco NM-CEM-4TE1:

idle-pattern pattern1

 

Cisco NM-CEM-4SER:

Router(config-cem)# idle-pattern 53 0x12345678 0x87654321

Cisco NM-CEM-4TE1:

Router(config-cem)# idle-pattern 0x66

(任意)パケットが損失したか、デジッタ バッファがアンダーラン条件のときに、接続されている CPE に送信されるアイドル データ パターンを定義します。

シリアル CEM チャネルのみ。

最大 64 ビットまでのビット パターンも指定できます。

アイドル データ パターンの最大 32 ビットまでの最下位ビットを、16 進数表記で指定する場合は、 pattern1 引数を指定します。デフォルト値は 0xFF です。

アイドル データ パターンの最上位ビットを 16 進数表記で指定する場合は、 pattern2 引数を指定します。 length 引数が 32 ビットかそれ以下の場合、この引数は使用できません。

繰り返しビット パターンの合計長を指定する場合は、 length 引数を使用します。デフォルト値は 8 ビットです。

T1 または E1 の CEM チャネルのみ。

8 ビット パターンが指定されます。

ステップ 10

signaling

 

Router(config-cem)# signaling

(任意)個別線信号方式(CAS)ビットの転送をイネーブルにします。

(注) このコマンドは、フレーム化された T1 データ チャネルまたは E1 データ チャネルだけに適用されます。

ステップ 11

payload-compression

 

Router(config-cem)# payload-compression

(任意)CEM チャネル上でペイロード圧縮をイネーブルにします。

(注) ペイロード圧縮をイネーブルにすると、1 つのパケット時間に等しい遅延が追加されます。

ステップ 12

data-protection

 

Router(config-cem)# data-protection

(任意)2 つの連続データ パケットごとに 1 回、各データ ビットを 2 回送信することによって、データ保護をイネーブルにします。

data-protection コマンドを使用して、失われた IP パケットの影響から送信を保護します。


注意 CEM 接続によって使用されるネットワーク帯域幅が大きくなるため、このコマンドは注意深く使用してください。

ステップ 13

ip dscp dscp

 

Router(config-cem)# ip dscp 36

(任意)この CEM チャネルからのパケットに IP DiffServ コード ポイント(DSCP)を設定します。

このチャネルからの IP パケットの DSCP フィールドに入力される値を指定する場合は、 dscp 引数を使用します。デフォルト値は 46 です。

コマンドは使用できません。

ステップ 14

ip tos tos

 

Router(config-cem)# ip tos 11

(任意)CEM チャネルの IP Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)ビットを設定します。

このチャネルからの IP パケットの ToS フィールドに入力される値を指定する場合は、 tos 引数を使用します。デフォルト値は 5 です。

コマンドは使用できません。

ステップ 15

ip precedence precedence

 

Router(config-cem)# ip precedence 7

(任意)CEM チャネルの IP precedence bit を設定します。

このチャネルからの IP パケットの precedence フィールドに入力される値を指定する場合は、 precedence 引数を使用します。デフォルト値は 0 です。

コマンドは使用できません。

ステップ 16

loopback { local | network }

 

Router(config-cem)# loopback network

(任意)CEM シリアル チャネルからのループバックを作成します。

ローカル接続 CPE からの情報がローカル接続 CPE に送信されて戻されるループバックを作成する場合は、 local キーワードを使用します。

リモート接続 CPE からネットワークを介して受信したデータが、リモート接続 CPE に送信されて戻されるループバックを作成する場合は、 network キーワードを使用します。

(注) T1 ポートまたは E1 ポートでのループバックの設定については、「T1/E1 回線の CEM チャネルの作成」を参照してください。

ステップ 17

exit

 

Router(config-cem)# exit

CEM コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

特権 EXEC モードを終了する場合は、このコマンドをもう一度使用します。

次の作業

「CEoIP の設定例」に進みます。

CEoIP の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「T1 CEM ネットワーク モジュールの設定例」

T1 CEM ネットワーク モジュールの設定例

次に、CEoIP 機能を設定する場合の T1 ネットワークの基本設定例を示します。

card type t1 0
controller t1 4/0
cem-group 6 timeslots 1-4,9,10 speed 64
framing esf
linecode b8zs
clock source adaptive 6
cablelength long -15db
crc-threshold 512
description T1 line to 3rd floor PBX
loopback network
no shutdown
exit
cem 2/1/6
xconnect 10.2.0.1 0 encapsulation udp
local ip-address 10.2.0.9
local udp port 15901
remote udp port 15901
payload-size 512
dejitter-buffer 80
signaling
exit

その他の参考資料

CEoIP 機能に関連する詳細情報については、次の参考資料を参照してください。

関連資料

関連項目
参照先

CEoIP NM

『Release Notes for Cisco NM-CEM-4TE1 and NM-CEM-4SER Network Module Software』

標準

標準
タイトル

GR-1089

『Electromagnetic Compatibility and Electrical Safety - Generic Criteria for Network Telecommunications Equipment』

GR-63

『Network Equipment-Building System (NEBS) Requirements: Physical Protection』

TIA/EIA-IS-968

『Technical Requirements for Connection of Terminal Equipment to the Telephone Network』

MIB

MIB
MIB リンク

OLD-CISCO-CHASSIS-MIB

RFC1406-MIB

CISCO-ENTITY-VENDORTYPE-OID-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 1406

『Definitions of Managed Objects for the DS1 and E1 Interface Types』

RFC 2495

『Definitions of Managed Objects for the DS1, E1, DS2 and E2 Interface Types』

(注) IOS による RFC のサポートと同程度に、CEoIP によって RFC2495 がサポートされます。

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

TAC のホームページには、3 万ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml

コマンド リファレンス

次のコマンドは、このモジュールで説明した機能で導入または修正されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Interface and Hardware Component Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/interface/command/reference/ir_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドを参照する場合は、参照先( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )の Command Lookup Tool を使用するか、または『 Cisco IOS Master Command List 』にアクセスしてください。

cem

cem-group

clear cem

clock mode

clock source (CEM)

clock-switchover

control-lead sampling-rate

control-lead state

crc-threshold

data-protection

data-strobe

default (CEM)

dejitter-buffer

emulation-mode

framing (CEM)

idle-pattern

ip dscp

local ip address

local udp port

loopback (CEM)

payload-compression

payload-size

remote udp port

show cem

signaling

xconnect (CEM)

Circuit Emulation over IP(CEoIP)の機能情報

リリース
変更内容

12.3(7)T

この機能が導入されました。

12.2(33)SRD

クロックの切り替えおよび単方向エミュレーション モードに関する情報が含まれています。