Cisco IOS ワイドエリア ネットワーキング コンフィ ギュレーション ガイド
マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)
マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2011/07/31 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)

機能情報の確認

内容

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の前提条件

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の制約事項

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)に関する情報

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の利点

リンク完全性プロトコル コントロール メッセージ

可変帯域幅クラスのサポート

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)ロード バランシング

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)のイネーブル方法

マルチリンク フレームリレー バンドルの設定

マルチリンク フレームリレー バンドル リンクの設定

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の監視および保守

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の設定例

マルチリンク フレームリレーの設定例

可変帯域幅クラスのサポートの設定例

参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の機能情報

用語集

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)機能で、フレームリレー フォーラム マルチリンク フレームリレー UNI/NNI 実装合意(FRF.16.1)に基づく機能を使用できるようになります。この機能は、複数のシリアル リンクを単一の帯域幅の集合に集約することによって、特定のアプリケーションの帯域幅を増やすコスト効率の良い方法を提供します。Multilink Frame Relay(MFR; マルチリンク フレームリレー)は、フレームリレー ネットワークの User-to-Network Interfaces(UNI; ユーザネットワーク インターフェイス)および Network-to-Network Interfaces(NNI; ネットワーク間インターフェイス)でサポートされます。

機能情報の確認

お使いのソフトウェア リリースが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていないことがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の機能情報」を参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよび Cisco ソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の前提条件

マルチリンク フレームリレーは、ピア デバイスで設定してください。

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の制約事項

ISDN インターフェイスおよびすべてのタイプの仮想インターフェイスは、バンドル リンクにできません。

フレームリレー フラグメンテーション(FRF.12)は Cisco IOS Release 12.0(17)S、12.2(8)T、および 12.2(14)S ではサポートされません。

マルチリンク フレームリレー MIB(RFC 3020)はサポートされません。

マルチリンク フレームリレーでの FRF.9 ハードウェア圧縮はサポートされません。

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)に関する情報

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)可変帯域幅クラスのサポートをイネーブルにするには、次の概念を理解する必要があります。

「マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の利点」

「リンク完全性プロトコル コントロール メッセージ」

「可変帯域幅クラスのサポート」

「マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)ロード バランシング」

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の利点

帯域幅のフレクシブル プール

複数の物理インターフェイスを 1 つのバンドルに結合することで、単一の物理インターフェイスで使用できるよりも大きな帯域幅のフレームリレー インターフェイスを設計できます。たとえば、複数の新しいネットワーク アプリケーションで、T1 回線よりも大きな帯域幅が必要な場合などです。1 つの選択肢として、T3 回線にするという方法がありますが、T3 回線は高価で、場所によっては使用できません。マルチリンク フレームリレーでは複数の T1 回線を 1 つの帯域幅のバンドルに集約できるようにすることで、この問題に対して費用有効なソリューションを実現します。

リンク障害の際のサービス復元力の向上

複数の物理インターフェイスが 1 つのバンドルとして提供されると、サービス復元力が向上します。リンク障害の際も、バンドルの残りのリンクで送信することにより、バンドルはフレームリレー サービスのサポートを継続します。

リンク完全性プロトコル コントロール メッセージ

リンク管理機能では、バンドル リンクの両端は MFR リンク完全性プロトコルに続いており、リンクコントロール メッセージをそのピア(バンドル リンクのもう片端)と交換します。バンドル リンクが起動するためには、リンクの両端で ADD_LINK および ADD_LINK_ACK メッセージの交換が完了する必要があります。このリンクを維持するため、両端で定期的に HELLO および HELLO_ACK メッセージの交換を行います。この HELLO メッセージと確認応答の交換は、リンクのキープアライブ メカニズムとして働きます。ルータが HELLO メッセージを送信しても、確認応答が受信できない場合、設定した最大回数まで HELLO メッセージを再送信します。最大リトライ回数に達した場合、バンドル リンク回線プロトコルは停止していると見なされます(動作停止)。

バンドルの同じリンクを使用するピア デバイスの確認応答があった場合に、バンドル リンク インターフェイスの回線プロトコルが起動している状態(動作中)だと見なされます。回線プロトコルは、ローカル ルータからの HELLO メッセージに対し、ピア デバイスの確認応答があった場合も起動しています。

Local Management Interface(LMI; ローカル管理インターフェイス)がイネーブルで、ローカル ルータとピア デバイスのフレームリレー データリンク レイヤが LMI を使用して同期している場合、バンドル インターフェイスの回線プロトコルが起動状態だと見なされます。バンドル回線プロトコルは、LMI キープアライブが成功している限り起動状態にあります。

可変帯域幅クラスのサポート

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)可変帯域幅クラスのサポートにより、フレームリレー バンドルを有効または無効にする一致基準を指定できます。フレームリレー フォーラム マルチリンク フレームリレー UNI/NNI 実装合意(FRF.16.1)に準拠し、帯域幅クラス A(単一リンク)、B(すべてのリンク)、C(しきい値)がサポートされます。

クラス A(単一リンク)

フレームリレー バンドルは、1 つまたは複数のバンドル リンクが、BL_ACTIVATE メッセージを発信し、動作帯域幅が使用可能であることを示した場合に用意されます。バンドルが用意されると、バンドルは PH_ACTIVATE メッセージをデータリンク レイヤに送信して物理リンクをエミュレートします。

バンドル リンクの動作帯域幅が動作要件を満たさない場合(ロールバック モードにある場合など)、バンドル リンクは BL_DEACTIVATE メッセージを発信します。すべてのバンドル リンクがクラス A バンドルで停止すると、フレームリレー バンドルがフレームを受け入れられないことを示す PH_DEACTIVATE メッセージがデータリンク レイヤに送信されます。

クラス B(すべてのリンク)

フレームリレー バンドルは、すべてのバンドル リンクが、BL_ACTIVATE メッセージを発信し、動作帯域幅が使用可能であることを示した場合に用意されます。バンドルが用意されると、バンドルは PH_ACTIVATE メッセージをデータリンク レイヤに送信して物理リンクをエミュレートします。

バンドル リンクの動作帯域幅が動作要件を満たさない場合(ループバック モードにある場合など)、バンドル リンクは BL_DEACTIVATE メッセージを発信します。バンドル リンクのいずれかがクラス B バンドルで停止すると、フレームリレー バンドルがフレームを受け入れられないことを示す PH_DEACTIVATE メッセージがデータリンク レイヤに送信されます。

クラス C(しきい値)

フレームリレー バンドルは、設定したバンドルで、最低数のリンクが BL_ACTIVATE メッセージを発信すると用意されます。バンドルが用意されると、バンドルは PH_ACTIVATE メッセージをデータリンク レイヤに送信して物理リンクをエミュレートします。

BL_ACTIVATE メッセージを発信したバンドルリンクの数が設定したしきい値を下回ると、フレームリレー バンドルがフレームを受け入れられないことを示す PH_DEACTIVATE メッセージがデータリンク レイヤに送信されます。

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)ロード バランシング

マルチリンク フレームリレーで、バンドル内のバンドル リンク間のロード バランシングを行えます。転送に選択されたバンドル リンクが長いパケットを送信しているためビジーな場合、ロードバランシング メカニズムが他のリンクに試行し、遅延に影響されやすいパケットが待機になってしまう際の問題を解決します。

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)のイネーブル方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「マルチリンク フレームリレー バンドルの設定」

「マルチリンク フレームリレー バンドル リンクの設定」

「マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の監視および保守」

マルチリンク フレームリレー バンドルの設定

マルチリンク フレームリレーでバンドル インターフェイスを設定するには、この項の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface mfr interface-number

4. frame-relay multilink bandwidth-class [ a | b | c [ threshold ]]

5. frame-relay intf-type dce

6. frame-relay multilink bid name

7. frame-relay multilink output-threshold bytes

8. interface mfr interface-number . subinterface-number point-to-point

9. ip address ip-address mask

10. frame-relay interface-dlci dlci

11. end

12. show frame-relay multilink

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface mfr interface-number

 

Router(config)# interface mfr mfr1

マルチリンク フレームリレー バンドル インターフェイスを設定します。

ステップ 4

frame-relay multilink bandwidth-class [ a | b | c [ threshold ]]

 

Router(config-if)# frame-relay multilink bandwidth-class a

 

または

Router(config-if)# frame-relay multilink bandwidth-class b

 

または

Router(config-if)# frame-relay multilink bandwidth-class c 3

(任意)フレームリレー バンドルを有効または無効にするために使用する、帯域幅クラスの一致基準を指定します。

クラス A(単一リンク):バンドルは、バンドル リンクのいずれかが起動すると有効になり、すべてのバンドル リンクが停止すると無効になります(デフォルト)。

クラス B(すべてのリンク):バンドルは、すべてのバンドル リンクが起動すると有効になり、バンドル リンクのいずれかが停止すると無効になります。

クラス C(しきい値):バンドルは、最低設定数(しきい値)のバンドル リンクが起動すると有効になり、設定した最低数のバンドル リンクがしきい値を満たさなくなると無効になります。


) 帯域幅クラスの一致基準が frame-relay multilink bandwidth-class コマンドを使用して指定されていない場合、フレームリレー バンドルのデフォルトはクラス A(単一リンク)です。


ステップ 5

frame-relay intf-type dce

 

Router(config-if)# frame-relay intf-type dce

デバイスを、Data Circuit-terminating Equipment(DCE; データ回線終端装置)として機能するよう設定します。

1 つのリンク端のみを、DCE として設定してください。もう片方は、Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)として機能します。これはデフォルト設定です。

このコマンドは、フレームリレー スイッチングが、グローバル コンフィギュレーション モードで frame-relay switching コマンドを入力することでイネーブルになっている場合にのみ使用できます。

ステップ 6

frame-relay multilink bid name

 

Router(config-if)# frame-relay multilink bid router1

(任意)バンドル識別名をマルチリンク フレームリレー バンドルに割り当てます。

Bundle Identification(BID; バンドル識別名)は、インターフェイスが「停止」状態から「起動」状態に変わると有効になります。インターフェイスを停止して、再度起動する 1 つの方法は、 shutdown および no shutdown コマンドを、インターフェイス コンフィギュレーション モードで使用することです。

ステップ 7

frame-relay multilink output-threshold bytes

 

Router(config-if)# frame-relay multilink output-threshold 500

(任意)ロードバランシング メカニズムが次に使用可能なリンクに送信をロール オーバーする前に、バンドル リンクが転送するバイト数を設定します。

バンドル インターフェイスで設定する場合、このコマンドはバンドルのすべてのバンドル リンクに適用されます。

ステップ 8

interface mfr interface-number . subinterface-number point-to-point

 

Router(config-if)# interface mfr1.1 point-to-point

ポイントツーポイント マルチリンク フレームリレー サブインターフェイスを設定します。

ステップ 9

ip address ip-address mask

 

Router(config-subif)# ip address 10.0.1.1 255.255.255.0

サブインターフェイスの IP アドレスを設定します。

ステップ 10

frame-relay interface-dlci dlci

 

Router(config-subif)# frame-relay interface-dlci 100

Data Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)をフレームリレー サブインターフェイスに割り当てます。

ステップ 11

end

 

Router(config-subif)# end

設定セッションを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 12

show frame-relay multilink

 

Router# show frame-relay multilink

(任意)現在のフレームリレー マルチリンク設定を表示します。

マルチリンク フレームリレー バンドル リンクの設定

マルチリンク フレームリレーでバンドル リンク インターフェイスを設定するには、この項の手順を実行します。


ヒント パケットが到着する順番によって起こる遅延を最小にするため、1 つのバンドルには同じ回線速度の物理リンクを組み込むことを推奨します。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface serial number

4. encapsulation frame-relay mfr number [ name ]

5. frame-relay multilink output-threshold bytes

6. frame-relay multilink lid name

7. frame-relay multilink hello seconds

8. frame-relay multilink ack seconds

9. frame-relay multilink retry number

10. end

11. show frame-relay multilink

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface serial number

 

Router(config)# interface serial 5/0

物理インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

encapsulation frame-relay mfr number [ name ]

 

Router(config-if)# encapsulation frame-relay mfr1

マルチリンク フレームリレー バンドル リンクを作成し、このリンクをバンドルに関連付けます。

ステップ 5

frame-relay multilink output-threshold bytes

 

Router(config-if)# frame-relay multilink output-threshold 500

(任意)ロードバランシング メカニズムが次に使用可能なリンクに送信をロール オーバーする前に、バンドル リンクが転送するバイト数を設定します。

ステップ 6

frame-relay multilink lid name

 

Router(config-if)# frame-relay multilink lid first-link

(任意)バンドル リンク識別名をマルチリンク フレームリレー バンドル リンクに割り当てます。

バンドルの Link Identification(LID; リンク識別名)は、インターフェイスが「停止」状態から「起動」状態に変わると有効になります。インターフェイスを停止して、再度起動する 1 つの方法は、 shutdown および no shutdown コマンドを、インターフェイス コンフィギュレーション モードで使用することです。

ステップ 7

frame-relay multilink hello seconds

 

Router(config-if)# frame-relay multilink hello 9

(任意)バンドル リンクが HELLO メッセージを送出する間隔を設定します。

デフォルト値は 10 秒です。

ステップ 8

frame-relay multilink ack seconds

 

Router(config-if)# frame-relay multilink ack 6

(任意)バンドル リンクが、HELLO メッセージを再送信する前に HELLO メッセージの確認応答を待機する秒数を設定します。

デフォルト値は 4 秒です。

ステップ 9

frame-relay multilink retry number

 

Router(config-if)# frame-relay multilink retry 3

(任意)確認応答を待つ間に、バンドル リンクが HELLO メッセージを再送信する最大回数を設定します。

デフォルト値は 2 回です。

ステップ 10

end

 

Router(config-if)# end

設定セッションを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 11

show frame-relay multilink

 

Router# show frame-relay multilink

(任意)現在のフレームリレー マルチリンク設定を表示します。

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の監視および保守

マルチリンク フレームリレーを監視し、保守するには、この項の次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. debug frame-relay multilink [ control [ mfr number | serial number ]]

3. show frame-relay multilink [ mfr number | serial number ] [ detailed ]

4. show interfaces mfr number

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

debug frame-relay multilink [ control [ mfr number | serial number ]]

 

Router# debug frame-relay multilink control mfr1

(任意)マルチリンク フレームリレー バンドルおよびバンドル リンクのデバッグ メッセージを表示します。

ステップ 3

show frame-relay multilink [ mfr number | serial number ] [ detailed ]

 

Router# show frame-relay multilink mfr1 detailed

(任意)マルチリンク フレームリレー バンドルおよびバンドル リンクに関する設定情報および統計情報を表示します。

ステップ 4

show interfaces mfr number

 

Router# show interfaces mfr1

(任意)バンドル インターフェイスの情報およびパケット統計情報を表示します。

次は、 show frame-relay multilink コマンドの出力例です。特定のバンドルまたはバンドル リンクが指定されていないため、すべてのバンドルとバンドル リンクの情報が表示されます。

Router# show frame-relay multilink
 
Bundle: MFR0, state up, class A, no fragmentation
ID: Bundle-Dallas
Serial5/1, state up/up, ID: BL-Dallas-1
Serial5/3, state up/add-sent, ID: BL-Dallas-3
 
Bundle: MFR1, state down, class B, fragmentation
ID: Bundle-NewYork#1
Serial3/0, state up/up, ID: BL-NewYork-1
Serial3/2, state admin-down/idle, ID: BL-NewYork-2
 

次は、フレームリレー バンドルを帯域幅クラス C(しきい値)として設定した場合の show frame-relay multilink コマンドの出力例です。

Router# show frame-relay multilink
 
Bundle: MFR0, state down, class C (threshold 3), no fragmentation
ID: Bundle-Dallas
Serial5/1, state up/up, ID: BL-Dallas-1
Serial5/3, state up/add-sent, ID: BL-Dallas-3
 

次は、 serial および number キーワードおよび引数を指定した場合の show frame-relay multilink コマンドの出力例です。指定したバンドル リンクに関する情報を表示します。

Router# show frame-relay multilink serial 3/2
 
Bundle links :
Serial3/2, HW state :down, Protocol state :Down_idle, LID :Serial3/2
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
 

次は、 serial および number キーワードおよび引数と、 detailed オプションを指定した場合の show frame-relay multilink コマンドの出力例です。指定したバンドル リンクに関する詳細情報が表示されます。最初の例は、バンドルリンクが「アイドル」状態にあることを示しています。2 番目の例は、バンドルリンクが「アップ」状態にあることを示しています。

Router# show frame-relay multilink serial 3 detail
 
Bundle links:
 
Serial3, HW state = up, link state = Idle, LID = Serial3
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
Cause code = none, Ack timer = 4, Hello timer = 10,
Max retry count = 2, Current count = 0,
Peer LID = Serial5/3, RTT = 0 ms
Statistics:
Add_link sent = 0, Add_link rcv'd = 10,
Add_link ack sent = 0, Add_link ack rcv'd = 0,
Add_link rej sent = 10, Add_link rej rcv'd = 0,
Remove_link sent = 0, Remove_link rcv'd = 0,
Remove_link_ack sent = 0, Remove_link_ack rcv'd = 0,
Hello sent = 0, Hello rcv'd = 0,
Hello_ack sent = 0, Hello_ack rcv'd = 0,
outgoing pak dropped = 0, incoming pak dropped = 0
 
Router# show frame-relay multilink serial 3 detail
 
Bundle links:
 
Serial3, HW state = up, link state = Up, LID = Serial3
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
Cause code = none, Ack timer = 4, Hello timer = 10,
Max retry count = 2, Current count = 0,
Peer LID = Serial5/3, RTT = 4 ms
Statistics:
Add_link sent = 1, Add_link rcv'd = 20,
Add_link ack sent = 1, Add_link ack rcv'd = 1,
Add_link rej sent = 19, Add_link rej rcv'd = 0,
Remove_link sent = 0, Remove_link rcv'd = 0,
Remove_link_ack sent = 0, Remove_link_ack rcv'd = 0,
Hello sent = 0, Hello rcv'd = 1,
Hello_ack sent = 1, Hello_ack rcv'd = 0,
outgoing pak dropped = 0, incoming pak dropped = 0

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「マルチリンク フレームリレーの設定例」

「可変帯域幅クラスのサポートの設定例」

マルチリンク フレームリレーの設定例

次は、バンドル「MFR1」の設定例です。シリアル インターフェイス 5/0 および 6/0 は、バンドル リンクとして設定されています。

interface MFR1
no ip address
mls qos trust dscp
frame-relay intf-type dce
frame-relay multilink bid router1
!
interface MFR1.1 point-to-point
ip address 10.0.1.1 255.255.255.0
ip pim sparse-mode
mls qos trust dscp
frame-relay interface-dlci 100
 
interface Serial5/0
encapsulation frame-relay MFR1
frame-relay multilink lid first-link
frame-relay multilink hello 9
frame-relay multilink retry 3
 
interface Serial6/0
encapsulation frame-relay MFR1
frame-relay multilink ack 4
 

可変帯域幅クラスのサポートの設定例

次は、フレームリレー バンドル「MFR1」を、クラス B(すべてのリンク)一致基準を使用して有効または無効にする設定例です。

interface MFR1
ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 100
frame-relay multilink bandwidth-class b
 

参考資料

ここでは、マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)に関する参考資料を示します。

関連資料

関連項目
参照先

フレームリレー設定

Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide, Release 12.4T』

フレームリレー コマンド

Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference, Release 12.4T』

規格

規格
タイトル

FRF.16.1

Multilink Frame Relay UNI/NNI Implementation Agreement 」(2002 年 5 月)

MIB

MIB
MIB リンク

なし

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB の場所を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

なし

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/techsupport

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の機能情報

表 1 に、このモジュールで説明した機能をリストし、特定の設定情報へのリンクを示します。

プラットフォーム サポートとソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連のソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入されたソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 1 マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)の機能情報

機能名
リリース
機能情報

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)

12.0(17)S
12.2(8)T
12.2(14)S
12.2(28)SB
12.2(33)SRA
12.2(31)SB2
12.2(33)SXH

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)機能で、フレームリレー フォーラム マルチリンク フレームリレー UNI/NNI 実装合意(FRF.16.1)に基づく機能を使用できるようになります。

12.0(17)S では、この機能が Cisco 12000 シリーズ に追加されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)に関する情報」

「マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)のイネーブル方法」

次のコマンドが導入または変更されました。 debug frame-relay multilink encapsulation frame-relay mfr frame-relay multilink ack frame-relay multilink bandwidth-class frame-relay multilink bid frame-relay multilink hello frame-relay multilink lid frame-relay multilink output-threshold frame-relay multilink retry interface mfr show frame-relay multilink

フレームリレー フラグメンテーション(FRF.12)

12.3(9)
12.3(11)T
12.2(30)S

FRF.12 に基づくフレームリレー フラグメンテーションによって、長いデータ フレームをより小さいフレームに分割し、リアルタイム音声フレームやその他の遅延に影響されやすいトラフィックでインターリーブできます。

この機能は、12.3(9) で導入されました。

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1):可変帯域幅クラス

12.0(30)S
12.4(2)T
15.0(1)S

マルチリンク フレームリレー(FRF.16.1)可変帯域幅クラスのサポートにより、フレームリレー バンドルを有効または無効にする一致基準を指定できます。

この機能は、12.0(30)S で導入されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「可変帯域幅クラスのサポート」

語集

BID :Bundle Identification(バンドル識別名)。BID は、バンドルの特定に使用する名前です。BID は割り当てることも、デフォルトを使用することもできます。

BL_ACTIVATE :バンドル リンクのフレームリレー バンドルへの追加を制御するメッセージ。

BL_DEACTIVATE :フレームリレー バンドルからのバンドル リンクの削除を制御するメッセージ。

DLCI :Data-Link Connection Identifier(データリンク接続識別子)。フレームリレー ネットワークの Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)を識別する値です。

HELLO メッセージ :ピア エンドポイントにローカル エンドポイントが動作状態(アップ)にあることを通知するメッセージ。

HELLO_ACK :ピア エンドポイントに HELLO メッセージの受信を通知するメッセージ。

LID :Link Identification(リンク識別子)。LID は、バンドル リンクの特定に使用する名前です。LID は割り当てることも、デフォルトを使用することもできます。

LMI :Local Management Interface(ローカル管理インターフェイス)。フレームリレーの基本仕様の拡張セットです。LMI には、データが流れていることを確認するキープアライブ メカニズム、ローカル DLCI およびマルチキャスト DLCI を使用したネットワーク サーバを提供するマルチキャスト メカニズム、DLCI にフレームリレー ネットワークでローカルな重要性ではなくグローバルな重要性を与えるグローバル アドレッシング、スイッチと呼ばれる、DLCI での現在のステータス レポートを提供するステータス メカニズムのサポートが含まれます。

NNI :Network-to-Network Interface(ネットワーク間インターフェイス)。両方がプライベート ネットワークに存在する、またはパブリック ネットワークに存在する 2 つのフレームリレー デバイス間のインターフェイスです。

PH_ACTIVATE :フレームリレー バンドルが起動していることを示すメッセージ。

PH_DEACTIVATE :フレームリレー バンドルが停止していることを示すメッセージ。

UNI :User-to-Network Interface(ネットワーク間インターフェイス)。パブリック ネットワークのフレームリレー デバイスとプライベート ネットワークのフレームリレー デバイス間のインターフェイスです。

バンドル :1 つまたは複数の物理インターフェイスの、マルチリンク フレームリレーの形式と手順を使用した論理グルーピング。バンドルは、物理インターフェイスをフレームリレー データリンク層にエミュレートします。また、バンドルは MFR インターフェイス とも呼ばれます。

バンドル リンク :バンドルのメンバーである個々の物理インターフェイス。