Cisco IOS ワイドエリア ネットワーキング コンフィ ギュレーション ガイド
IP および MPLS QoS サポート機能付きフ レームリレー PVC バンドル
IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドル
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2011/07/31 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドル

機能情報の確認

内容

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの前提条件

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの制約事項

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルに関する情報

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの利点

フレームリレー PVC バンドルのサポート

サービス レベルおよび PVC 選択基準

フレームリレー PVC バンドルの管理

トラフィック バンピング

PVC バンドルの保護ルール

MPLS EXP ベースのマッピング

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定方法

IP QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定

MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定

フレームリレー PVC バンドルの設定の確認

フレームリレー PVC バンドルの監視および保守

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定例

メイン、マルチポイント、およびポイントツーポイント インターフェイスでの IP QoS サポート機能付き PVC バンドルの例

複数 QoS パラメータを持つ IP QoS サポート機能付き PVC バンドルの例

MPLS QoS サポート機能付き PVC バンドルの例

フレームリレー PVC バンドル設定例の確認

フレームリレー PVC バンドルの監視および保守の例

参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの機能情報

用語集

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドル

フレームリレー Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)バンドル機能では、フレームリレー PVC のグループを単一のネクスト ホップ アドレスと関連付けることができます。フレームリレー PVC バンドルを IP と共に使用すると、IP ヘッダーの Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)フィールドの precedence 値または Differentiated Service Code Point(DSCP)設定に基づいて、パケットがバンドル内の特定の PVC にマッピングされます。各パケットは、各 PVC で設定された QoS に従って、扱われ方が異なります。

フレームリレー PVC バンドルでの MPLS QoS サポート機能は、フレームリレー PVC バンドル機能を拡張して Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)パケットの、バンドル内の特定の PVC へのマッピングをサポートします。MPLS パケットは、MPLS パケット ヘッダーの Experimental(EXP)ビットの設定に応じてマッピングされます。

機能情報の確認

お使いのソフトウェア リリースが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていないことがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの機能情報」を参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよび Cisco ソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの前提条件

2 つのルータ間にフレームリレー PVC バンドルを実装するには、ルータの IP シスコ エクスプレス フォワーディング スイッチングをイネーブルにする必要があります。

バンドル メンバー PVC で MPLS EXP レベルを設定するには、インターフェイスのタグスイッチングをイネーブルにする必要があります。

PVC Interface Priority Queueing(PIPQ; PVC インターフェイス プライオリティ キューイング)をフレームリレー PVC バンドルと一緒に実装することを推奨します(必須ではありません)。そうすることで、インターフェイスの輻輳時に、優先度の高いトラフィックが優先度の低いトラフィックよりも先にインターフェイスを通過できます。

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの制約事項

PVC が所属できるのは、1 つの PVC バンドルのみ。

PVC バンドルには 9 つ以上の PVC を含めることはできない。

バンドル メンバーの PVC は他のキャパシティで使用できない。たとえば、PVC バンドル メンバーはマップ文で設定できない。

PVC バンドルで、優先と DSCP マッチングを同時に行うことはできない。間違ったマッチング スキームを設定すると、予期しない動作が起こる原因となる。

PVC バンドルはすべての優先、DSCP、または EXP レベルがバンドルで設定されない限り、確立されない。

Voice over Frame Relay(VoFR)は PVC バンドルのメンバーではサポートされない。

フレームリレー PVC バンドルでのファースト スイッチングがサポートされない。

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルに関する情報

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルを設定する前に、次の概念について理解する必要があります。

「IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの利点」

「フレームリレー PVC バンドルのサポート」

「フレームリレー PVC バンドルの管理」

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの利点

異なるタイプのトラフィックを伝送する IP または MPLS パケットは、同じ PVC バンドル内の異なる PVC で転送される場合があります。

優先ベースの PVC バンドルは、タグスイッチングのイネーブル化により、EXP ベースの PVC バンドルに変換される場合があります。EXP ベースの PVC バンドルは、タグスイッチングのディセーブル化により、優先ベースの PVC バンドルに変換される場合があります。

この機能で、障害が発生した PVC に割り当てられたトラフィックを、そのバンドル内の異なる PVC へリダイレクトすることが可能になり、PVC バンドル内でフレクシブル PVC 管理が行えます。また、この機能を使用して、特定の PVC がダウンした場合に、そのバンドルがダウンするよう設定することもできます。

フレームリレー PVC バンドルのサポート

フレームリレー PVC バンドルを使用して、フレームリレーに接続された一対のルータ間で異なる QoS 特性を持つ複数の PVC を設定できます。図 1 に示すように、PVC バンドルには 8 個まで PVC を含めることができます。バンドルの個々の PVC を、 バンドル メンバー と呼びます。

バンドルのどの PVC を、特定のタイプのトラフィックの転送に使用するか決定するため、ルータは同じ値に設定された PVC への IPv4 パケット ヘッダーの IP precedence レベルまたは DSCP 値をマッピングします。MPLS の場合、パケットは、MPLS パケット ヘッダーの EXP ビットの設定に基づいて、バンドルの特定の PVC にマッピングされます。

フレームリレー バンドルを定義し、それに PVC を追加すると、PVC バンドル メンバーごとにアトリビュートおよび特性を設定したり、バンドル レベルでまとめて適用したりできます。フレームリレー トラフィック シェーピングを、バンドルのすべての PVC に適用できます。個別の PVC では、ネットワークからの着信の Backward Explicit Congestion Notifications(BECN; 逆方向明示的輻輳通知)に応じてレート適応が発生するようにできます。

図 1 フレームリレー PVC バンドル

 

IP precedence レベルまたは DSCP 値を、さまざまなバンドル メンバーに配布することで、PVC バンドルを使用したディファレンシエーテッド サービスを作成できます。優先レベルを 1 つまたは範囲のいずれかで、バンドルの各 PVC にマッピングできます。このように、個別の PVC を特定の優先レベルのパケットのみを伝送するよう制限することも、異なる優先レベルのパケットを PVC で伝送できるようにすることもできます。

サービス レベルおよび PVC 選択基準

DSCP および Precedence ビットで、IP パケット サービス レベルを分類します。Precedence フィールドは、IPv4 ヘッダーの ToS オクテットの最初の 3 ビットで構成されます。この 3 ビットで、8 つの優先レベルを定義します。DSCP マッピングを使用する場合、IPv4 ヘッダーの ToS オクテットが、DSCP オクテットに置き換えられます。現在、最初の 6 ビットが使用され、64 のサービス レベルを定義しています。

優先ベースまたは DSCP ベースのマッピングを使用して、IP ヘッダーの ToS または DSCP オクテットに従って各 IPv4 パケットがバンドルの特定の PVC にマッピングされます。ブロードキャスト、マルチキャスト、または IP ルーティング パケットに対する特別な扱いはありません。唯一、ToS または DSCP オクテット設定の結果の扱いが異なります。

MPLS EXP ビットは、MPLS パケット ヘッダーで 3 ビットの試験的フィールドを構成します。これは、IP Precedence ビットのビットごとのコピーで、同じ 8 つの QoS レベルを実現します。MPLS EXP ベースのマッピングで、各 MPLS パケットがバンドルの特定の PVC に、EXP ビットの設定に従ってマッピングされます。

フレームリレー PVC バンドルの管理

IPv4 ヘッダーの ToS または DSCP 値、または MPLS ヘッダーの EXP 値で指定した QoS パラメータに従った、特定の PVC への特定のトラフィック タイプのマッピングに加えて、非 IP トラフィックの扱いや PVC がダウンした場合の動作の判断も PVC バンドル管理で処理します。

デフォルトでは、Inverse Address Resolution Protocol(Inverse ARP)トラフィックおよびその他の重要な非 IP トラフィックは、IP Precedence か、EXP レベル 6 または DSCP レベル 63 の伝送で設定された PVC により伝送されます。必要に応じて、異なる QoS の PVC を選択して、Inverse ARP トラフィックを伝送することができます。重要でない非 IP トラフィックは、IP precedence、EXP、または DSCP レベル 0 の伝送で設定された PVC により伝送されます。

設定中は、PVC バンドル メンバーの設定のすべての優先、EXP、DSCP レベルで記述することが重要です。すべてのパケット サービス レベルが記述されていないと、PVC バンドルは確立されません。

PVC バンドルが確立すると、個別のバンドル メンバーが停止した場合、停止した PVC が伝送していたパケット サービス レベル(1 つまたは複数)を処理する代わりの PVC の特定が試行されます。代わりの PVC が見つからない場合、PVC バンドル全体が停止します。

トラフィック バンピング

バンドル メンバーが停止した場合にバンドルの別の PVC にバンピングするよう、各 PVC バンドル メンバーを設定できます。バンピングは、明示的バンピングまたは暗黙的バンピングのどちらかを指定できます。また、他の PVC からバンピングされたトラフィックを、特定の PVC で受け入れないように指定することもできます。デフォルトでは、暗黙的トラフィック バンピングを実行し、バンピングされたトラフィックを受け入れる条件になっています。

暗黙的バンピングでは、トラフィックを、障害が発生した PVC からサービス レベルが次に低い PVC に変更します。明示的バンピングでは、サービス レベルが次に低い PVC 伝送トラフィックを検索するのではなく、トラフィックを特定の PVC に強制的に変更します。たとえば、PVC x は、伝送優先レベル 3 のトラフィックで、そのトラフィックを PVC y 、伝送優先レベル 6 のトラフィックに設定できます。ただし、PVC y がバンピング トラフィックを受け入れる設定になっている場合です。PVC x が停止すると、PVC y がこれを引き継ぎます。PVC y がすでに停止しているか、またはその後停止した場合、選択された代わりの PVC は、PVC y のバンピングのルールに従います。トラフィックをバンピングする代わりの PVC がない場合、PVC バンドル全体が停止します。

PVC バンドルの保護ルール

トラフィックのバンピングにより、個々の PVC が停止しても、PVC バンドルの確立とトラフィックの流れを維持することができます。保護ルールは、個々の PVC のうちいくつかが、十分な方法ではないにしろすべてのトラフィックを扱える場合でも、PVC バンドルを強制的に停止する方法です。

PVC バンドル メンバーを、個別に保護された PVC として、または PVC バンドル保護グループの一部として設定できます。1 つの PVC バンドルに設定できる保護グループは 1 つのみです。ただし、個別の保護 PVC は複数存在できます。保護ルールにより、PVC バンドル状態の制御に柔軟性を持たせます。

個別に保護された PVC が停止すると、バンドル全体が停止します。保護グループのすべての PVC が停止すると、バンドル全体が停止します。

保護ルールを指定しない場合、PVC バンドルは、すべての PVC が停止した場合にのみ停止します。ただし、保護は、トラフィックのバンピング先がない PVC が停止した場合に無効になります。この場合、設定された保護ルールにかかわらず、バンドル全体が停止します。

MPLS EXP ベースのマッピング

MPLS EXP ベースのマッピングをイネーブルにするには、インターフェイスまたはサブインターフェイスでタグスイッチングが、 tag-switching ip コマンドを使用してイネーブルになっている必要があります。タグスイッチングがイネーブルの場合、MPLS および IP パケットは、インターフェイスを流れ、IP Precedence マッピングで設定された PVC バンドルが MPLS EXP マッピングに変換されます。PVC バンドル機能は、同じプライオリティ レベル、バンピングなどを維持しますが、 match precedence コマンドが match exp に置き換わり、各 precedence コマンドが exp コマンドに置き換わります。これにより、優先レベルが 1 の IP トラフィックを伝送するよう設定済みのバンドル メンバー PVC が、EXP レベル 1 MPLS トラフィックを伝送するようになります。

DSCP マッピングで設定された PVC バンドルは、タグスイッチングがイネーブルになると停止します。各バンドル メンバー PVC の DSCP 設定がリセットされ、PVC がマッピングされなくなり、Inverse ARP、バンピング、および保護設定が未設定になります。 match dscp コマンドが match exp コマンドに置き換わります。

タグスイッチングがディセーブルの場合、 match precedence および match dscp コマンドが復元され、 exp コマンドが precedence コマンドに置き換わります。

タグスイッチングがイネーブルまたはディセーブルの場合、IP 優先マッピングまたは MPLS EXP マッピングで設定された PVC バンドルは確立されたままになり、トラフィックは適切なバンドル メンバー PVC 上を転送されます。

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定方法

ここでは、次の設定作業について説明します。

「IP QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定」(必須)

「MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定」(必須)

「フレームリレー PVC バンドルの設定の確認」(任意)

「フレームリレー PVC バンドルの監視および保守」(任意)

IP QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定

IP パケットを処理するようフレームリレー PVC バンドルを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip routing

4. ip cef

5. interface type number
または
interface type number . subinterface-number [ multipoint | point-to-point ]

6. encapsulation frame-relay [ cisco | ietf ]

7. ip address ip-address mask [ secondary ]

8. frame-relay map protocol protocol-address { dlci | vc-bundle vc-bundle-name } [ broadcast ] [ ietf | cisco ]

9. frame-relay vc-bundle vc-bundle-name

10. encapsulation [ cisco | ietf ]

11. match { dscp dscp-value | precedence precedence-value }

12. pvc dlci [ vc-name ]

13. class name

14. precedence { level | other }
または
dscp { level | other }

15. bump { explicit level | implicit | traffic }

16. protect { group | vc }

17. inarp

18. end

19. PVC バンドルをピア ルータで設定します。

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip routing

 

Router(config)# ip routing

IP ルーティングをイネーブルにします。

ステップ 4

ip cef

 

Router(config)# ip cef

シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにします。

と入力します。

ステップ 5

interface type number

 

または

 

interface type number . subinterface-number

[ multipoint | point-to-point ]

 

Router(config)# interface serial 0

 

または

 

Router(config)# interface serial 1.1 multipoint

インターフェイス タイプと番号を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

物理インターフェイスは、デフォルトではマルチポイント サブインターフェイスです。

または

インターフェイス タイプとサブインターフェイスを指定し、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

特定のサブインターフェイス タイプ(ポイントツーポイントまたはマルチポイント)を作成した後で、リロードせずにこれを変更することはできません。変更するには、ルータをリロードするか、別のサブインターフェイスを作成してください。

ステップ 6

encapsulation frame-relay [ cisco | ietf ]

 

Router(config-if)# encapsulation frame-relay

フレームリレーのカプセル化をイネーブルにします。

デフォルトのカプセル化方法は、 cisco です。

ステップ 7

ip address ip-address mask [ secondary ]

 

Router(config-if)# ip address 10.1.1.1 255.0.0.0

インターフェイスのプライマリ IP アドレスを設定します。

オプションの secondary キーワードで、設定したアドレスがセカンダリ IP アドレスであることを指定します。このキーワードを省略すると、設定したアドレスがプライマリ IP アドレスになります。

ステップ 8

frame-relay map protocol protocol-address { dlci | vc-bundle vc-bundle-name } [ broadcast ] [ ietf | cisco ]

 

Router(config-if)# frame-relay map ip 10.2.2.2 vc-bundle MAIN-1

(任意)ネクスト ホップ プロトコル アドレスと Data Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)宛先アドレス間でマッピングし、まだ PVC バンドルがない場合は作成します。

プロトコルアドレスは、宛先 IP アドレスです。

frame-relay map コマンドは、Inverse ARP がディセーブルまたは接続の一方の終端でサポートされない場合は、マルチポイント インターフェイスで必要です。

ステップ 9

frame-relay vc-bundle vc-bundle-name

 

Router(config-if)# frame-relay vc-bundle MAIN-1

PVC バンドルがまだない場合は作成し、フレームリレー VC バンドル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 10

encapsulation [ cisco | ietf ]

 

Router(config-fr-vcb)# encapsulation ietf

(任意)インターフェイスで設定したカプセル化のタイプを上書きし、PVC バンドルのフレームリレー カプセル化タイプを設定します。

このコマンドは、PVC バンドルがポイントツーポイント サブインターフェイスで設定される場合にのみ使用できます。

ステップ 11

match { dscp dscp-value | precedence precedence-value }

 

Router(config-fr-vcb)# match precedence 5

着信パケット ヘッダーと PVC バンドル メンバー間で使用するマッチングのタイプを確立します。

デフォルトのマッチ タイプは precedence です

ステップ 12

pvc dlci [ vc-name ]

 

Router(config-fr-vcb)# pvc 100 1a

PVC バンドル メンバーを作成し、フレームリレー VC バンドルメンバー コンフィギュレーション モードを開始します。

vc-name 引数は、PVC の参照に使用できる任意の名前です。

ステップ 13

class name

 

Router(config-fr-vcb-vc)# class premium

(任意)マップ クラスを、前のステップで定義した PVC バンドル メンバーに割り当てます。

ステップ 14

precedence { level | other }

 

または

 

dscp { level | other }

 

Router(config-fr-vcb-vc)# precedence 6-7

 

または

 

Router(config-fr-vcb-vc)# dscp other

(任意)マップト サービス レベルまたは PVC バンドル メンバーの範囲を入力します。

precedence コマンドは、PVC バンドル マッチ タイプが precedence に設定されているときに使用できます。

precedence の範囲は 0 ~ 7 です。

dscp コマンドは、PVC バンドル マッチ タイプが dscp に設定されているときに使用できます。

dscp の範囲は 0 ~ 63 です。

other キーワードは、バンドルの他の PVC に割り当てられていない残りのレベルすべてを処理するよう PVC を設定するために使用します。

重要な非 IP トラフィックは、自動的に優先レベル 0 が使用されます。

ステップ 15

bump { explicit level | implicit | traffic }

 

Router(config-fr-vcb-vc)# bump explicit 7

(任意)PVC バンドル メンバーのバンピング ルールを指定します。

デフォルトのバンピング ルールは、暗黙的バンピングです。

explicit level オプションを使用して、PVC が停止した場合に、この PVC のトラフィックのサービス レベルがバンピングされるよう指定します。この場合、トラフィックは、ここで設定したサービス レベルでマッピングされた PVC に誘導されます。そのトラフィックを引き受け、伝送する PVC も停止した場合、トラフィックはその PVC のバンピング ルールに従います。バンピングで指定できるサービス レベルは 1 つのみです。

PVC バンドル メンバーは、PVC バンドル マッチ タイプが precedence の場合、デフォルトでバンピング トラフィックを受け入れます。他の PVC バンドル メンバーからのバンピングを拒否するよう、PVC を設定するには、 no bump traffic コマンドを使用します。

ステップ 16

protect { group | vc }

 

Router(config-fr-vcb-vc)# protect group

(任意)PVC バンドル メンバーの保護ルールを指定します。

デフォルトでは、PVC バンドル メンバーは保護されません。

vc キーワードを使用すると、この PVC が停止すると常に PVC バンドルが停止します。

group キーワードを使用すると、保護グループの最後の PVC が停止すると PVC バンドルが停止します。

ステップ 17

inarp

 

Router(config-fr-vcb-vc)# inarp

(任意)PVC バンドル メンバーで Inverse ARP をイネーブルにします。

デフォルトでは、Inverse ARP トラフィックは優先レベル 6 または DSCP レベル 63 が設定された PVC を使用します。

ステップ 18

end

 

Router(config-fr-vcb-vc)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 19

PVC バンドルをピア ルータで設定します。

(任意)ピア ルータでの PVC バンドルの設定は必須ではありませんが、同じ PVC での通信を使用したアプリケーション(TCP ヘッダー圧縮など)では設定することを推奨します。

MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定

MPLS パケットを処理するようフレームリレー PVC バンドルを設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip routing

4. ip cef

5. interface type number

または

interface { type slot | port-adapter | port . subinterface-number }[ multipoint | point-to-point ]

6. encapsulation frame-relay [ cisco | ietf ]

7. tag-switching ip

8. ip address ip-address mask [ secondary]

9. frame-relay map protocol protocol-address { dlci | vc-bundle vc-bundle-name } [ broadcast ] [ ietf | cisco ]

10. frame-relay vc-bundle vc-bundle-name

11. encapsulation [ ietf | cisco ]

12. pvc dlci [ vc-name ]

13. class name

14. exp { level | other }

15. bump { explicit level | implicit | traffic }

16. protect { group | vc }

17. inarp

18. end

19. PVC バンドルをピア ルータで設定します。

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip routing

 

Router(config)# ip routing

IP ルーティングをイネーブルにします。

ステップ 4

ip cef

 

Router(config)# ip cef

シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにします。

と入力します。

ステップ 5

interface type number

 

または

 

interface { type slot | port-adapter | port.subinterface-number } [ multipoint | point-to-point ]

 

Router(config)# interface serial 0

 

または

 

 

Router(config)# interface serial 1.1 multipoint

インターフェイス タイプと番号を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

物理インターフェイスは、デフォルトではマルチポイント サブインターフェイスです。

または

インターフェイス タイプとサブインターフェイスを指定し、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

特定のサブインターフェイス タイプ(ポイントツーポイントまたはマルチポイント)を作成した後で、リロードせずにこれを変更することはできません。変更するには、ルータをリロードするか、別のサブインターフェイスを作成してください。

ステップ 6

encapsulation frame-relay [ cisco | ietf ]

 

Router(config-if)# encapsulation frame-relay

フレームリレーのカプセル化をイネーブルにします。

デフォルトのカプセル化方法は、 cisco です。

ステップ 7

tag-switching ip

 

Router(config-if)# tag-switching ip

インターフェイスの IPv4 パケットのラベル スイッチングをイネーブルにします。

ステップ 8

ip address ip-address mask [ secondary ]

 

Router(config-if)# ip address 10.1.1.1 255.0.0.0

インターフェイスのプライマリ IP アドレスを設定します。

オプションの secondary キーワードで、設定したアドレスがセカンダリ IP アドレスであることを指定します。このキーワードを省略すると、設定したアドレスがプライマリ IP アドレスになります。

ステップ 9

frame-relay map protocol protocol-address { dlci | vc-bundle vc-bundle-name } [ broadcast ] [ ietf | cisco ]

 

Router(config-if)# frame-relay map ip 10.2.2.2 vc-bundle MAIN-1

(任意)ネクスト ホップ プロトコル アドレスと DLCI 宛先アドレス間でマッピングし、まだ PVC バンドルがない場合は作成します。

プロトコルアドレスは、宛先 IP アドレスです。

frame-relay map コマンドは、Inverse ARP がディセーブルまたは接続の一方の終端でサポートされない場合は、マルチポイント インターフェイスで必要です。

ステップ 10

frame-relay vc-bundle vc-bundle-name

 

Router(config-if)# frame-relay vc-bundle MAIN-1

PVC バンドルがまだない場合は作成し、フレームリレー VC バンドル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 11

encapsulation [ ietf | cisco ]

 

Router(config-fr-vcb)# encapsulation ietf

(任意)インターフェイスで設定したカプセル化のタイプを上書きし、PVC バンドルのフレームリレー カプセル化タイプを設定します。

このコマンドは、PVC バンドルがポイントツーポイント サブインターフェイスで設定される場合にのみ使用できます。

ステップ 12

pvc dlci [ vc-name ]

 

Router(config-fr-vcb)# pvc 100 1a

PVC バンドル メンバーを作成し、フレームリレー VC バンドルメンバー コンフィギュレーション モードを開始します。

vc-name 引数は、PVC の参照に使用できる任意の名前です。

ステップ 13

class name

 

Router(config-fr-vcb-vc)# class premium

(任意)マップ クラスを PVC バンドル メンバーに割り当てます。

ステップ 14

exp { level | other }

 

Router(config-fr-vcb-vc)# exp 6-7

(任意)EXP レベルまたは PVC バンドル メンバーの範囲を入力します。

exp コマンドは、タグスイッチングがイネーブルのときにのみ使用できます。

EXP レベルの値は 0 ~ 7 です。

other キーワードは、バンドルの他の PVC に割り当てられていない残りのレベルすべてを処理するよう PVC を設定するために使用します。

ステップ 15

bump { explicit level | implicit | traffic }

 

Router(config-fr-vcb-vc)# bump explicit 7

(任意)上記で定義した PVC バンドル メンバーのバンピング ルールを指定します。

デフォルトのバンピング ルールは、暗黙的バンピングです。

explicit level オプションを使用して、この PVC のトラフィックの EXP レベルが、PVC が停止した場合にバンピングされるよう指定します。この場合、トラフィックは、ここで設定した EXP レベルでマッピングされた PVC に誘導されます。そのトラフィックを引き受け、伝送する PVC も停止した場合、トラフィックはその PVC のバンピング ルールに従います。バンピングで指定できる EXP レベルは 1 つのみです。

他の PVC バンドル メンバーからのバンピングを拒否するよう、PVC を設定するには、 no bump traffic コマンドを使用します。

ステップ 16

protect { group | vc }

 

Router(config-fr-vcb-vc)# protect group

(任意)上記で定義した PVC バンドル メンバーの保護ルールを指定します。

デフォルトでは、PVC バンドル メンバーは保護されません。

vc キーワードを使用すると、この PVC が停止すると常に PVC バンドルが停止します。

group キーワードを使用すると、保護グループの最後の PVC が停止すると PVC バンドルが停止します。

ステップ 17

inarp

 

Router(config-fr-vcb-vc)# inarp

(任意)上記で定義した PVC バンドル メンバーで Inverse ARP をイネーブルにします。

デフォルトでは、Inverse ARP トラフィックは EXP レベル 6 で設定された PVC を使用します。

ステップ 18

end

 

Router(config-fr-vcb-vc)# end

(任意)特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 19

PVC バンドルをピア ルータで設定します。

(任意)ピア ルータでの PVC バンドルの設定は必須ではありませんが、同じ PVC での通信を使用したアプリケーション(TCP ヘッダー圧縮など)では設定することを推奨します。

フレームリレー PVC バンドルの設定の確認

QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定と動作を確認するには、次の手順を任意で実行します。

手順の概要

1. enable

2. show frame-relay vc-bundle vc-bundle-name [ detail ]

3. show frame-relay map

4. show frame-relay pvc

5. show frame-relay ip rtp header-compression [ interface type number ]

6. show frame-relay ip tcp header-compression [ interface type number ]

7. show adjacency [ type number ] [ detail ] [ summary ]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show frame-relay vc-bundle vc-bundle-name [ detail ]

 

Router# show frame-relay vc-bundle mp-3-static

PVC バンドルの PVC の、ステータス、バンピング情報、保護情報、アクティブおよび設定優先レベルまたは DSCP レベルを表示します。

ステップ 3

show frame-relay map

 

Router# show frame-relay map

現在のフレームリレー マップ エントリおよび接続に関する情報を表示します。

ステップ 4

show frame-relay pvc

 

Router# show frame-relay pvc

PVC バンドル メンバーの PVC 統計情報を表示します。

ステップ 5

show frame-relay ip rtp header-compression [ interface type number ]

 

Router# show frame-relay ip rtp header-compression

PVC バンドルのフレームリレー Real-time Transport Protocol(RTP; リアルタイム転送プロトコル)ヘッダー圧縮統計情報を表示します。

ステップ 6

show frame-relay ip tcp header-compression [ interface type number ]

 

Router# show frame-relay ip tcp header-compression serial 1/4

PVC バンドルのフレームリレー TCP/IP ヘッダー圧縮統計情報を表示します。

ステップ 7

show adjacency [ type number ] [ detail ] [ summary ]

 

Router# show adjacency

シスコ エクスプレス フォワーディング隣接関係テーブル情報を表示します。

フレームリレー PVC バンドルの監視および保守

フレームリレー PVC バンドルを監視し、保守するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. debug frame-relay adjacency { pvc [ dlci ] | vc-bundle [ vc-bundle-name ]}

3. debug frame-relay vc-bundle { detail | state-change } [ vc-bundle-name ]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードなど、高位の権限レベルをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

debug frame-relay adjacency { pvc [ dlci ] | vc-bundle [ vc-bundle-name ]}

 

Router# debug frame-relay adjacency pvc

1 つまたは複数のフレームリレー PVC または PVC バンドルを持つ隣接ノードに関する情報を表示します。

このコマンドを使用して、隣接アクティビティを監視します。

ステップ 3

debug frame-relay vc-bundle { detail | state-change } [ vc-bundle-name ]

 

Router# debug frame-relay vc-bundle state-change

ルータで設定されたフレームリレー PVC バンドルに関する情報を表示します。

このコマンドを使用して、ルータに設定された 1 つまたはすべての PVC バンドルおよびバンドル メンバーのステータスの変化や Inverse ARP アクティビティを監視します。

キーワードを使用すると、ログバッファを素早くいっぱいにできる多数のデバッグを生成します。

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「メイン、マルチポイント、およびポイントツーポイント インターフェイスでの IP QoS サポート機能付き PVC バンドルの例」

「複数 QoS パラメータを持つ IP QoS サポート機能付き PVC バンドルの例」

「MPLS QoS サポート機能付き PVC バンドルの例」

「フレームリレー PVC バンドル設定例の確認」

「フレームリレー PVC バンドルの監視および保守の例」

メイン、マルチポイント、およびポイントツーポイント インターフェイスでの IP QoS サポート機能付き PVC バンドルの例

次は、IP precedence および DSCP マッピングを使用した 5 つの PVC バンドルの設定の例です。2 つのバンドルはメイン インターフェイスに設定され、1 つはスタティック マッピング、もう 1 つはダイナミック マッピングが設定されています。2 つのバンドルはマルチポイント サブインターフェイスに設定され、1 つはスタティック マッピング、もう 1 つはダイナミック マッピングが設定されています。1 つのバンドルが、ポイントツーポイント サブインターフェイスに設定されています。

configure terminal
ip routing
ip cef
interface Serial 1/4
encapsulation frame-relay
frame-relay intf-type dte
ip address 10.1.1.1 255.0.0.0
frame-relay map ip 192.168.2.2 vc-bundle MAIN-1-static
frame-relay vc-bundle MAIN-1-static
match precedence
pvc 100 1a
precedence other
pvc 101 1b
precedence 1
pvc 102 1c
precedence 2
pvc 103 1d
precedence 3
pvc 104 1e
precedence 4
pvc 105 1f
precedence 5
pvc 106 1g
precedence 6
pvc 107 1h
 
frame-relay vc-bundle MAIN-2-dynamic
match precedence
pvc 200
precedence 0
pvc 201
precedence 1
pvc 202
precedence 2
pvc 203
precedence 3
pvc 204
precedence 4
pvc 205
precedence 5
pvc 206
precedence 6
pvc 207
precedence 7
 
interface Serial 1/4.1 multipoint
ip address 172.16.1.1 255.0.0.0
frame-relay map ip 172.17.2.2 vc-bundle MP-3-static
frame-relay vc-bundle MP-3-static
match precedence
pvc 300 3a
precedence 0
pvc 301 3b
precedence 1
pvc 302 3c
precedence 2
pvc 303 3d
precedence 3
pvc 304 3e
precedence 4
pvc 305 3f
precedence 5
pvc 306 3g
precedence 6
pvc 307 3h
precedence 7
 
interface Serial 1/4.1 multipoint
frame-relay vc-bundle MP-4-dynamic
match precedence
match dscp
pvc 400 4a
dscp other
pvc 401 4b
dscp 10-19
pvc 402 4c
dscp 20-29
pvc 403 4d
dscp 30-39
pvc 404 4e
dscp 40-49
pvc 405 4f
dscp 50-59
pvc 406 4g
dscp 60-62
pvc 407 4h
dscp 63
end
 
interface Serial 1/4.2 point-to-point
ip address 192.168.2.1 255.0.0.0
frame-relay vc-bundle P2P-5
match precedence
pvc 500 5a
precedence 0
pvc 501 5b
precedence 1
pvc 502 5c
precedence 2
pvc 503 5d
precedence 3
pvc 504 5e
precedence 4
pvc 505 5f
precedence 5
pvc 506 5g
precedence 6
pvc 507 5h
precedence 7

複数 QoS パラメータを持つ IP QoS サポート機能付き PVC バンドルの例

次は、DSCP ベースのマッピングを使用したフレームリレー PVC バンドルの設定例です。バンドル メンバーの PVC には、バンピング、保護、およびその他のパラメータが設定されています。

interface Serial 1/4.2 point-to-point
frame-relay vc-bundle BUNDLE-SEFEN
encapsulation ietf
match dscp
pvc 301
dscp other
bump explicit 45
protect group
class CIR-64000
pvc 302
dscp 40-49
bump explicit 20
no bump traffic
protect vc
inarp
pvc 303
dscp 30-39
bump implicit
protect group

MPLS QoS サポート機能付き PVC バンドルの例

次は、「user1」という名前の PVC バンドルに MPLS EXP レベル サポートがある、4 つのフレームリレー PVC バンドル メンバーの設定例です。

interface serial 0.1 point-to-point
encapsulation frame-relay
ip address 10.1.1.1
tag-switching ip
frame-relay vc-bundle user1
pvc 100 ny-control
class control
exp 7
protect vc
pvc 101 ny-premium
class premium
exp 6-5
bump explicit 7
no bump traffic
protect group
pvc 102 my-priority
class priority
exp 4-2
protect group
pvc 103 ny-basic
class basic
exp other

protect group

フレームリレー PVC バンドル設定例の確認

次は、フレームリレー PVC バンドル設定の確認に使用できるコマンドの出力例です。

show frame-relay vc-bundle コマンドの出力サンプル

次は、PVC 保護が適用される「MP-4-dynamic」という名前のフレームリレー PVC バンドルの例です。この PVC バンドルでは、DLCI 400 は DSCP レベル 40、つまり DLCI 404 を処理する PVC にトラフィックを明示的にバンピングする設定になっていることに注意してください。他の DLCI はすべて、暗黙的バンピングに設定されています。さらに、DLCI はすべて、バンピング トラフィックを受け入れる設定になっています。

PVC 4a の前のアスタリスク(*)は、この PVC が precedence other コマンドで設定されていることを示しています。つまり、この PVC は他の PVC に明示的に設定されているレベル以外の、すべてのレベルを処理します。

この例では、すべての PVC が確立しているため、「Active level」フィールドの値が「Config level」フィールドの値と一致しています。PVC が停止し、そのトラフィックがバンピングされると、停止した PVC の「Active level」フィールドの値がクリアされます。トラフィックがバンピングされた PVC の「Active level」フィールドの値は更新され、停止した PVC のレベルが追加されます。

次の例の、最初の 3 つの PVC は保護グループです。この 3 つの PVC がすべて停止すると、バンドルが停止します。最後の 2 つの PVC は、保護 PVC です。この PVC のいずれかが停止すると、バンドルが停止します。

Router# show frame-relay vc-bundle MP-4-dynamic
 
MP-4-dynamic on Serial 1/4.1 - Status: UP Match-type: DSCP
 
Name DLCI Config. Active Bumping PG/ CIR Status
level level to/accept PV kbps
*4a 400 0-9 0-9 40/Yes pg up
4b 401 10-19 10-19 9/Yes pg up
4c 402 20-29 20-29 19/Yes pg up
4d 403 30-39 30-39 29/Yes - up
4e 404 40-49 40-49 39/Yes - up
4f 405 50-59 50-59 49/Yes - up
4g 406 60-62 60-62 59/Yes pv up
4h 407 63 63 62/Yes pv up
 
Packets sent out on vc-bundle MP-4-dynamic : 0:
Router#
 

次は、PVC バンドルの詳細出力の例です。この例では、すべてのパケット サービス レベルが処理されるとは限らず、PVC が現在停止しているため、このバンドルは確立できないことに注意してください。

Router# show frame-relay vc-bundle x41 detail
 
x41 on Serial1/1 - Status: DOWN Match-type: DSCP
 
Name DLCI Config. Active Bumping PG/ CIR Status
level level to/accept PV kbps
 
410 50-62 49/Yes - down
411 30,32,34,36,3.. 29/Yes - down
 
Packets sent out on vc-bundle x41 : 0
 
Active configuration and statistics for each member PVC
DLCI Output pkts Active level
410 0 50-62
411 0 30,32,34,36,38-40
Router#

show frame-relay map コマンドの出力サンプル

次は、「MAIN-1-static」と呼ばれる PVC バンドルのマップおよび接続情報の出力例です。

Router# show frame-relay map
 
Serial1/4 (up):ip 10.2.2.2 vc-bundle MAIN-1-static, static,
CISCO, status up
 

show frame-relay pvc コマンドの出力サンプル

次は、PVC 202VC がバンドル「MAIN-1-static」のメンバーであることを示す出力例です。

Router# show frame-relay pvc 202
 
PVC Statistics for interface Serial1/4 (Frame Relay DTE)
 
DLCI = 202, DLCI USAGE = LOCAL, PVC STATUS = STATIC, INTERFACE = Serial1/4
 
input pkts 0 output pkts 45 in bytes 0
out bytes 45000 dropped pkts 0 in FECN pkts 0
in BECN pkts 0 out FECN pkts 0 out BECN pkts 0
in DE pkts 0 out DE pkts 0
out bcast pkts 0 out bcast bytes 0
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 2000 bits/sec, 2 packets/sec
pvc create time 00:01:25, last time pvc status changed 00:01:11
VC-Bundle MAIN-1-static

show adjacency コマンドの出力サンプル

次は、シリアル サブインターフェイス 1/4.1 で設定された PVC バンドルの show adjacency コマンドの出力例です。各バンドル メンバーが一覧表示されます。バンドル自身は「incomplete」として示されます。トラフィックがそのエントリで実際に転送されないためです。

Router# show adjacency
 
Protocol Interface Address
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(4)
IP Serial1/4.1 10.2.2.2(5) (incomplete)

フレームリレー PVC バンドルの監視および保守の例

次は、フレームリレー PVC バンドルの動作のトラブルシューティングに使用される debug frame-relay adjacency および debug frame-relay vc-bundle コマンドの出力例です。「FR-VCB」は、 debug frame-relay vc-bundle コマンドからの出力を示し、「FR-ADJ」は debug frame-relay adjacency コマンドからの出力を示します。


) 「FR_ADJ」(「FR-ADJ」の代わり)または「FR_VCB」(「FR-VCB」の代わり)のプレフィクスが付いたデバッグ メッセージは、フレームリレー PVC バンドル パフォーマンスの重大な障害を示します。これらのプレフィクスが付いたデバッグ メッセージが表示された場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)にお問い合わせください。


次は、スタティック マッピングを使用した PVC バンドルの確立を示す出力例です。PVC バンドル メンバー 100 が最初に確立し、次に PVC バンドル自体が確立します。

Router# debug frame-relay vc-bundle state-change
Router# debug frame-relay adjacency vc-bundle
 
00:35:58:FR-VCB:MAIN-1-static:member 100 state changed to UP 00:35:58:FR-VCB:MAIN-1-static:state changed to UP
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:ip 10.2.2.2:adding primary adj
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:adding adj
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 0 00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 1
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 2
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 3
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 4
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 5
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 6
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:locking adj at index 7
00:35:58:%FR-5-DLCICHANGE:Interface Serial1/4 - DLCI 100 state changed to ACTIVE 00:35:58:FR-VCB:MAIN-1-static:member 101 state changed to UP
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:ip 10.2.2.2:updating primary adj
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:updating adj
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 101:adding adj
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 100:unlocking adj at index 1
00:35:58:FR-ADJ:vcb MAIN-1-static:member 101:locking adj at index 1

 

次は、PVC バンドルの停止を示す出力例です。各バンドル メンバー PVC は、シスコ エクスプレス フォワーディング隣接関係テーブルから削除するためにマーキングされ、次に PVC バンドル自体の隣接関係が、削除するためにマーキングされます。隣接関係は、後で行われるバックグラウンド クリーンアップ処理で実際に削除されます。

00:38:35:FR-VCB:MP-3-static:state changed to DOWN
00:38:35:FR-ADJ:vcb MP-3-static:ip 172.17.2.2:member 300:removing adj
00:38:35:FR-ADJ:vcb MP-3-static:ip 172.17.2.2:member 301:removing adj
00:38:35:FR-ADJ:vcb MP-3-static:ip 172.17.2.2:member 302:removing adj
00:38:35:FR-ADJ:vcb MP-3-static:ip 172.17.2.2:member 303:removing adj
00:38:35:FR-ADJ:vcb MP-3-static:ip 172.17.2.2:member 304:removing adj
00:38:35:FR-ADJ:vcb MP-3-static:ip 172.17.2.2:member 305:removing adj
00:38:35:FR-ADJ:vcb MP-3-static:ip 172.17.2.2:removing primary adj

 

次は、PVC バンドルの Inverse ARP 情報を示す出力例です。PVC バンドル メンバー 406 は、バンドルで Inverse ARP パケットを処理する唯一の PVC です。Inverse ARP パケットは、他のバンドル メンバー PVC がドロップすると伝送されてきます。

00:23:48:FR-VCB:MP-4-dynamic:inarp received on elected member 406
00:23:48:FR-VCB:MP-4-dynamic:installing dynamic map
00:23:48:FR-VCB:MP-4-dynamic:dropping inarp received on member 407
00:23:52:FR-VCB:MP-4-dynamic:sending inarp pkt on member 406

 

次は、保護グループが停止したために PVC バンドルが停止した例です。各 PVC のアクティブな転送に関するすべての情報は削除されます。

00:58:27:FR-VCB:MP-4-dynamic:member 402 state changed to DOWN
00:58:27:FR-VCB:MP-4-dynamic:protected group is DOWN
00:58:27:FR-VCB:MP-4-dynamic:state changed to DOWN
00:58:27:FR-VCB:MP-4-dynamic:active table reset

参考資料

ここでは、IP および MPLS 付きのフレームリレー PVC バンドルに関する参考資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

フレームリレー設定作業

Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide , Release 12.2』の「 Configuring Frame Relay 」の章

フレームリレー コマンド

Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference , Release 12.2』の「 Frame Relay Commands 」の章

フレームリレー PVC インターフェイス プライオリティ キューイング設定作業

Cisco IOS Quality of Service Configuration Guide , Release 12.2』の「 Congestion Management」の章の 「Configuring Weighted Fair Queueing」の項

規格

規格
タイトル

なし

--

MIB

MIB
MIB リンク

なし

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB の場所を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

なし

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

シスコのテクニカル サポートおよびドキュメンテーション Web サイトには、数千ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/techsupport

IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの機能情報

表 1 に、このモジュールで説明した機能をリストし、特定の設定情報へのリンクを示します。

プラットフォーム サポートとソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連のソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入されたソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 1 IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの機能情報

機能名
リリース
機能情報

フレームリレー VC バンドル

12.2(13)T
12.2(28)SB
15.0(1)S

フレームリレー Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)バンドル機能では、フレームリレー PVC のグループを単一のネクスト ホップ アドレスと関連付けることができます。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルに関する情報」

「IP および MPLS QoS サポート機能付きフレームリレー PVC バンドルの設定方法」

次のコマンドが導入または変更されました。 bump(フレームリレー VC-bundle-member) class debug frame-relay adjacency debug frame-relay vc-bundle dscp(フレームリレー VC-bundle-member) encapsulation(フレームリレー VC-bundle) exp frame-relay inverse-arp frame-relay map frame-relay vc-bundle inarp(フレームリレー VC-bundle-member) match precedence(フレームリレー VC-bundle-member) protect(フレームリレー VC-bundle-member) pvc(フレームリレー VC-bundle) show frame-relay ip rtp header-compression show frame-relay ip tcp header-compression show frame-relay map show frame-relay pvc show frame-relay vc-bundle

用語集

DLCI :Data-Link Connection Identifier(データリンク接続識別子)。Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)または Switched Virtual Circuit(SVC; 相手先選択接続)をフレームリレー ネットワークで指定する値です。

FIFO キューイング :First-In First-Out(FIFO; 先入れ先出し)キューイング。FIFO は到着順でのパケットのバッファリングおよびフォワーディングです。FIFO はトラフィックのプライオリティやクラスのコンセプトをまとめるものではありません。キューは 1 つだけで、すべてのパケットは平等に扱われます。パケットは、インターフェイスに、到着順に送信されます。

FRF.12 :FRF.12 実装合意は、長いデータ フレームをより小さいフレームに分割し、リアルタイム フレームでインターリーブできるようにするために開発されました。この方法では、リアルタイム音声と非リアルタイム データ フレームを、リアルタイムのトラフィックに過度の遅延が発生することなく、より低速度のリンクで一緒に伝送できます。

FRTS :Frame Relay Traffic Shaping(フレームリレー トラフィック シェーピング)。FRTS は、フレームリレー ネットワークのキューを使用し、輻輳の原因となる場合があるサージを制限します。トラフィックが、特定の接続で約束されたトラフィック エンベロープ内に収まるよう、データはバッファされ、制限された量だけネットワークに送信されます。

PIPQ :Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)インターフェイス プライオリティ キューイング。優先順位がパケットの内容ではなく宛先 PVC に基づく、インターフェイスレベルのプライオリティ キューイング スキームです。

Quality of Service :転送品質とサービスの可用性が反映される、転送システムのパフォーマンスの評価基準。

VoFR :Voice over Frame Relay。ルータが、フレームリレー ネットワーク上で音声トラフィックを伝送できるようにします。音声トラフィックがフレームリレー上に送信されると、音声トラフィックはフレームリレー ネットワークを FRF.12 カプセル化を使用して転送されるよう、分割され、カプセル化されます。

Voice over Frame Relay :「VoFR」を参照。

WFQ :Weighted Fair Queueing(重み付け均等化キューイング)。カンバセーション(トラフィック ストリームの形式)を特定し、各カンバセーションに属するパケットを分割し、キャパシティが個々のカンバセーションで平等に共有できるようにする輻輳管理アルゴリズムです。WFQ は、輻輳中に自動的にネットワークの動作を安定させ、パフォーマンスを増加させ再送信を減少させる方法です。

WRED :Weighted Random Early Detection(重み付けランダム早期検出)。IP Precedence と標準 Random Early Detection(RED; ランダム早期検出)を組み合わせ、輻輳状態にある音声トラフィックの優先的な処理を、輻輳を悪化させずに行えるようにします。WRED は IP Precedence を使用、解釈して、データ トラフィックの音声トラフィックに、データ パケットのみをドロップして優先順位を付けます。

フレームリレー トラフィック シェーピング :FRTS を参照。