Quality of Service ソリューション ガイド、 Cisco IOS Release 15.1S
QoS:CBQoS MIB インデックス拡張
QoS:CBQoS MIB インデックス拡張
発行日;2012/02/02 | 英語版ドキュメント(2011/04/29 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張

目次

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する前提条件

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する制約事項

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張について

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張機能の概要

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張の利点

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張の設定方法

Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスのイネーブル化

CBQoS MIB インデックス パーシステンスの確認

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張の設定例

Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスのイネーブル化:例

Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスの確認:例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する機能情報

用語集

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張

QoS:Class-Based Quality of Service(CBQoS; クラスベース Quality of Service)MIB インデックス拡張機能は、cbQosConfigIndex、cbQosObjectsIndex、および cbQosPolicyIndex を含む CBQoS MIB インデックス全体にパーシステンスを導入します。

この章で紹介する機能情報の入手方法

お使いの Cisco IOS ソフトウェアが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていないことがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能に関するドキュメントへのリンク、および各機能がサポートされているリリースに関するリストについては、「QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する機能情報」を参照してください。

プラットフォームと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索

プラットフォーム サポートとソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する前提条件

Label Switch Router(LSR; ラベル スイッチ ルータ)上に Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)をインストールしてイネーブルにする必要があります。

snmp-server ifindex persist コマンドを発行することによって、ifMIB パーシステンスをイネーブルにする必要があります。その後で、 snmp mib persist cbqos コマンドを発行して、CBQoS MIB インデックス パーシステンスをイネーブルにします。


snmp-server ifindex persist コマンドのに snmp mib persist cbqos コマンドを発行した場合は、ifIndex パーシステンスを先にイネーブルにするように要求されます。


QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する制約事項

設定文字列の内部ハッシングが原因でコリジョンが多発すると、NVRAM ストレージが不足する可能性があります。 more nvram コマンドを発行すれば、cbqos-mib という名前の新しいコリジョン ファイルを表示して、そのサイズを追跡できます。

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張について

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張機能を使用するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「QoS:CBQoS MIB インデックス拡張機能の概要」

「QoS:CBQoS MIB インデックス拡張の利点」

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張機能の概要

ネットワーキング デバイスがリブートするときにインデックス番号が変わることがあるため、cbQosConfigIndex、cbQosObjectsIndex、および cbQosPolicyIndex は一定ではありません。この現象は、システムのリブートによって、Modular QoS CLI(MQC)の設定順序がユーザ駆動で予測不能な実際の設定順序と一致しなくなるために発生します。その結果、MIB を頻繁に読み取って、統計情報と設定情報を抽出する必要があります。そのため、リロードが発生したら、MIB をポーリングし直して、CBQoS MIB に保存されたデータにインデックスを戻す必要があります。

これまでは、MIB パーシステンスが、インデックスとキー情報を NVRAM に保存する Cisco IOS API によって処理されていました。その後で、リロードが発生すると、データが取り出され、再生成されます。しかし、このアプローチは、保存すべき情報が多過ぎて、現行の cbQosObjectsIndex 実装ではうまく機能しません。

動作シーケンスではなく、設定エントリに基づくインデックス符号化スキームが実装されていれば、ルータのリロード時にインデックスが変化しないため、MIB 情報にはネットワーキング デバイスがリブートしても変化しないオブジェクト値のセットが保存されます。

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張の利点

MIB インデックスの生成手段の提供

この拡張は、リブート間で MIB インデックスが変化しないように MIB インデックスを反復的に生成可能な手段を提供します。

ネットワーク管理アプリケーションの複雑さの軽減

統計オブジェクトの設定と関連付けの複雑さが軽減されるため、ネットワーク管理アプリケーションによる正確な情報収集が容易になります。

古い MIB との互換性の維持

この機能は古い MIB との下位互換性を維持したインフラストラクチャの改良であるため、Network Management Station(NMS; ネットワーク管理ステーション)ソフトウェアを変更する必要がありません。

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張の設定方法

ここでは、次の手順について説明します。

「Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスのイネーブル化」(必須)

「CBQoS MIB インデックス パーシステンスの確認」(任意)

Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスのイネーブル化

Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスをイネーブルにするには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. snmp-server ifindex persist

4. snmp mib persist [ event | expression | circuit | cbqos ]

5. end

6. write mib-data

または

write

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

snmp-server ifindex persist

 

Router(config)# snmp-server ifindex persist

Cisco IOS MIB インデックス(ifIndex)パーシステンスをイネーブルにします。

ステップ 4

snmp mib persist [ event | expression | circuit | cbqos ]

 

Router(config)# snmp mib persist cbqos

MIB パーシステンスをイネーブルにします。

オプションの event キーワードは、イベント MIB パーシステンスをイネーブルにします。

オプションの expression キーワードは、式 MIB パーシステンスをイネーブルにします。

オプションの circuit キーワードは、回線 MIB パーシステンスをイネーブルにします。

オプションの cbqos キーワードは、CBQoS MIB パーシステンスをイネーブルにします。

Enable 'snmp-server ifindex persist' for persist cbqos index

ステップ 5

end

 

Router(config)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

write mib-data

または

write

 

Router# write mib-data

または

Router# write

CBQoS MIB データを NVRAM に保存します。

CBQoS MIB インデックス パーシステンスの確認

CBQoS MIB インデックス パーシステンスがイネーブルになっていることを確認するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. show running-config | include cbqos

3. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show running-config | include cbqos

 

Router# show running-config | include cbqos

ルータ上で現在使用されている設定情報を表示します。

(注) この情報に snmp mib persist cbqos が含まれているはずです。

ステップ 3

exit

 

Router# exit

ユーザ EXEC モードに戻ります。

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスのイネーブル化:例」

「Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスの確認:例」

Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスのイネーブル化:例

次に、Cisco IOS MIB(ifIndex)および CBQoS MIB インデックス パーシステンスをイネーブルにする例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# snmp-server ifindex persist
Router(config)# snmp mib persist cbqos

Cisco IOS MIB および CBQoS MIB インデックス パーシステンスの確認:例

次に、Cisco IOS MIB(ifIndex)および CBQoS MIB インデックス パーシステンスが設定されていることを確認する例を示します。

Router# show running-config | include cbqos
snmp mib persist cbqos
 
Router# show running-config | include persist
snmp-server ifindex persist
snmp mib persist cbqos

その他の参考資料

次の項で、QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する参考資料を紹介します。

関連資料

関連項目
参照先

SNMP コマンド

『Cisco IOS Network Management Command Reference』

SNMP 設定作業、MIB パーシステンス

Configuring SNMP Support 』モジュール

その他のマニュアル

SNMP MIB 機能の使用方法の詳細については、ご使用のネットワーク管理システムの適切なマニュアルを参照してください。

規格

規格
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格または変更された規格はありません。またこの機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

CISCO-CLASS-BASED-QOS-MIB、レビジョン 13

(注) CISCO-CLASS-BASED-QOS-MIB は、実際には、CISCO-CLASS-BASED-QOS-MIB と CISCO-CLASS-BASED-QOS-CAPABILITY-MIB の 2 つの MIB で構成されています。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 2233

『The Interfaces Group MIB using SMIv2』

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

シスコのテクニカル サポートおよびドキュメンテーション Web サイトには、数千ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、ツール、技術マニュアルへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

コマンド リファレンス

このモジュールに記載されている 1 つ以上の機能で、次のコマンドが追加または変更されています。これらのコマンドの詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/qos/command/reference/qos_book.html にある『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』を参照してください。すべての Cisco IOS コマンドの詳細については、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にある Command Lookup Tool を使用するか、Cisco IOS マスター コマンド リストを参照してください。

snmp mib persist

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォーム サポートとソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの以降のリリースでもその機能はサポートされます。


 

表 1 QoS:CBQoS MIB インデックス拡張に関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

QoS:CBQoS MIB インデックス拡張

12.4(4)T、
12.0(32)S、
12.2(31)SB2

CBQoS MIB インデックス拡張機能は、cbQosConfigIndex、cbQosObjectsIndex、および cbQosPolicyIndex を含む CBQoS MIB インデックス全体にパーシステンスを導入します。

12.4(4)T で、この機能が導入されました。

12.0(32)S で、この機能がリリースに統合されました。

12.2(31)SB2 で、Cisco 10000 シリーズ ルータと Cisco 7304 ルータに対するサポートが導入されました。

用語集

LSR :Label Switch Router(ラベル スイッチ ルータ)。ネイティブなレイヤ 3 パケットを転送できる Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)ノード。LSR は、パケットに付加されたラベルの値に基づいてパケットを転送します。

MIB :Management Information Base(管理情報ベース)。Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)などのネットワーク管理プロトコルにより使用および管理される、ネットワーク管理情報のデータベース。MIB オブジェクトの値を変更または検索するには、通常はネットワーク管理システムを介して、SNMP コマンドを使用します。MIB オブジェクトはツリー構造であり、ツリーにはパブリック(標準)ブランチとプライベート(独自)ブランチを含みます。

MQC :Modular Quality of Service(QoS)Command-Line Interface(CLI)(MQC; モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス)。プラットフォーム全体の共通コマンド構文と QoS 動作の結果セットを定義することによって、QoS ポリシーとは無関係に、トラフィック クラスを指定する方法。QoS 機能やプラットフォームごとに一意の構文を定義する以前のやり方がこのモデルに置き換えられます。

NMS :Network Management Station(ネットワーク管理ステーション)。ネットワーク管理者がネットワーク内の他のデバイスとの通信に使用する、十分に装備された強力なコンピュータ(通常はエンジニアリング ワークステーション)。NMS は通常、ネットワーク リソースの管理、統計の収集、さまざまなネットワーク管理タスクと設定タスクの実行のために使用されます。

QoS :Quality of Service。転送システムのパフォーマンスの尺度の 1 つであり、転送品質とサービスのアベイラビリティを反映したものです。QoS は、ベストエフォート型のパフォーマンスよりも優れている、ネットワーク アプリケーションの適切なネットワーク パフォーマンスを達成することを主眼にしています。

SNMP :Simple Network Management Protocol(簡易ネットワーク管理プロトコル)。TCP/IP ネットワークでほぼ独占的に使用されている管理プロトコル。SNMP は、ネットワーク デバイスをモニタリングおよび制御する手段、さらに、設定、統計情報収集、パフォーマンス、およびセキュリティを管理する手段を提供します。

ポリシー マップ :ネットワーク内のリソースの使用方法を決定する定義済みのルール。QoS ポリシー マップは、それが適用されるトラフィック クラスと、そのトラフィックに対してして実行される 1 つ以上のアクションに対する指示を識別します。