マルチプロトコル ラベル スイッチング コンフィギュ レーション ガイド、Cisco IOS Release 15.1S
MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィル タリング
MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング
発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2012/01/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 16MB) | フィードバック

目次

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング

目次

の前提条件

に関する制約事項

について

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリングの概要

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リスト:利点とその説明

Cisco IOS Release 12.2(33)SRC および LDP アクションに導入されたローカル ラベル割り当ての変更点

LDP ローカル ラベル フィルタリングおよび BGP ルート

の設定方法

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストの作成

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

制約事項

設定の確認

の設定例

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストの作成:例

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定:例

サンプル MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング:例

ルータ R1 のルーティング テーブル

ルータ R1、ルータ R2、およびルータ R3 におけるローカル ラベル バインディング

ルータ R1 のローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

ローカル ラベル割り当てフィルタリングによる、ルータ R1、ルータ R2、およびルータ R3 でのラベル バインディングの変更

ローカル ラベル割り当てフィルタを表示するためのコマンド

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

の機能情報

用語集

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング

この機能は、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)によるローカル ラベル割り当ての処理方法を変更するための Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)コマンドを実現します。この MPLS LDP 機能拡張により、LDP による選択的なローカル ラベル バインディングで使用するフィルタリング ポリシーを設定できるようになり、LDP のスケーラビリティとコンバージェンスが向上します。

このマニュアルでは、MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能の詳細と、その設定手順を説明します。

この章で紹介する機能情報の入手方法

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能に関するドキュメントへのリンク、および各機能がサポートされているリリースに関するリストについては、「MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリングの機能情報」を参照してください。

プラットフォームと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリングの前提条件

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能を使用するには、MPLS Forwarding Infrastructure(MFI)が必要です。

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリングに関する制約事項

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能では、アクセス リストはサポートされていません。この機能はプレフィクス リストはサポートしています。

Cisco IOS Releases 12.2(33)SRC および 12.2(33)SB における MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能に関する制約事項は次のとおりです。

プレフィクス リスト、またはホスト ルートに対する LDP ローカル ラベル割り当て設定は、グローバル ルーティング テーブルのみサポートしています。

Cisco IOX ソフトウェアでサポートされている LDP および RIB リスタート処理は適用されません。

Wildcard Forwarding Equalence Class(FEC)要求はサポートされていません。

フィルタリングされた LDP テーブル エントリのために、リモート バインディング機能は残っています。

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリングについて

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能を設定するには、あらかじめ次の概念を理解しておく必要があります。

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリングの概要」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リスト:利点とその説明」

「Cisco IOS Release 12.2(33)SRC および LDP アクションに導入されたローカル ラベル割り当ての変更点」

「LDP ローカル ラベル フィルタリングおよび BGP ルート」

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリングの概要

LDP は、Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)から学習したすべてのルートに対してローカル ラベルを割り当てます。インバウンド ラベル フィルタリングおよびアウトバウンド ラベル フィルタリングが行われない場合、これらのローカル ラベルはすべてのピアにアドバタイズされ、学習されます。

大半のレイヤ 3 Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)コンフィギュレーションでは、Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータ間の /32 ホスト ルート、または Border Gateway Protocol(BGP)のネクスト ホップにアクセスするために作成された Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)のみがトラフィックを搬送し、レイヤ 3 VPN に関連しています。VPN のメンバではない PE ルータ間の LSP はより多くのメモリを使用し、コア全体にわたってさらに LDP プロセスを作成します。

過去 10 年間(1997 ~ 2007 年)にわたるサービス プロバイダー ドメインへの負荷の増加に伴い、サービス プロバイダー ネットワークではスケーラビリティがさらに重要になっています。ローカル ラベル割り当てを制御することにより、サービス プロバイダーのネットワーク コア デバイスにおいて、非 VPN LSP の LDP 処理の負荷を軽減できる可能性があります。

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能により導入される mpls ldp label および allocate コマンドを使用して、IGP から学習したプレフィクスのサブセットへ選択的にローカル ラベルを割り当てるように LDP を設定することができます。LDP でローカル ラベルをグローバル テーブルにあるプレフィクス リストに設定されたプレフィクスに割り当てるか、グローバル テーブルのホスト ルートに割り当てるかを選択できます。

ローカル ラベル割り当てをフィルタリングすることにより、割り当てられるローカル ラベルの数が減り、結果として、ピア間でやりとりされるメッセージの数が削減されます。この結果、LDP スケーラビリティとコンバージェンスが向上します。図 1 および図 2 は、ローカル ラベル割り当ての制御により、ローカル ラベル空間のサイズが削減され、ピアに対するアドバタイズメントの数が大幅に減少する様子を示しています。図 1 は LDP ラベル割り当てのデフォルトの動作を示しています。LDP は、すべてのルートに対してローカル ラベルを割り当て、IGP から学習したすべてのルートに対するラベル バインディングをアドバタイズします。

図 1 LDP ローカル ラベル割り当てのデフォルト動作

 

図 2 は、ローカル ラベル割り当て制御が設定された LDP の動作を示しています。プレフィクス リストを使用したローカル ラベル割り当てのフィルタリングにより、ローカル ラベル空間のサイズが小さくなり、ラベル バインディング アドバタイズメントの数は削減されます。ローカル ラベルとラベル バインディング アドバタイズメント メッセージの数が減少すると、使用されるメモリ量が減り、LDP に対するコンバージェンス時間が向上します。また、MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能では、ラベル空間をより効率的に使用することもできます。

図 2 ローカル ラベル割り当て制御が設定されているときの LDP の動作

 

図 2 からは、ルータ R1 が、ルータ R2、R3、および R4 にある IGP ネイバーからルート数を学習していることがわかります。ルータ R1 で定義されているプレフィクス リストには、LDP によるローカル ラベルの割り当て先プレフィクスを指定します。


) 一般に、Label Information Base(LIB; ラベル情報ベース)のエントリ数は、ラベル フィルタリングの種類に関係なく変化しません。これはフィルタリングされるプレフィクスのリモート ラベル バインディングが LIB に保持されているからです。メモリの使用量が減るのは、ローカル ラベルのフィルタリングにより、割り当てられるローカル ラベルの数が減少し、同時に LSR のピアにアドバタイズされ、これらのピアにより格納されるラベル バインディングの数も減るためです。


MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リスト:利点とその説明

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能では、学習したプレフィクスのサブセットにローカル ラベルを割り当てるように LDP を設定することができます。プレフィクスがプレフィクス リストで許可されている場合、LDP はこのプレフィクスを受け入れ、ローカル ラベルを割り当てます。プレフィクス リストが定義されていない場合、LDP はすべてのプレフィクスを受け入れ、操作のデフォルト モードに基づいてローカル ラベルを割り当てます。

LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングでプレフィクス リストを使用する利点は次のとおりです。

プレフィクス リストにより、プレフィクスやマスクのサブセットをさらに柔軟に指定できるようになります。

プレフィクス リストは、ツリーに基づいた照合方法を使用します。これは、プレフィクスやホスト ルートを順番に評価するよりも効率的な方法です。

プレフィクス リストは簡単に変更できます。

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能で使用されるプレフィクス リストの設定には ip prefix-list コマンドを使用します。このコマンドの形式は ip prefix-list { list-name | list-number } [ seq number ] { deny network / length | permit network / length } [ ge ge-length ] [ le le -length ] です。

Cisco IOS Release 12.2(33)SRC および LDP アクションに導入されたローカル ラベル割り当ての変更点

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリングの拡張により、LDP によるローカル ラベル割り当て処理が変更されます。この機能は、プレフィクス リスト、またはホスト ルートを指定することにより、ローカル ラベル割り当てフィルタリングをサポートします。

この機能の導入に伴い、LDP は、ローカル ノードでローカル ラベル割り当てを制御するためのプレフィクス フィルタがすでに設定されているかどうかを判断する必要があります。プレフィクス リストが存在する場合、ローカル ラベル割り当ては、設定されたプレフィクス リストにより許可されたプレフィクス リスト内で行われます。

また、LDP は、ローカル ラベル割り当て設定の変更や、LDP が使用しているプレフィクス リストに影響を与える設定変更にも対応する必要があります。次の設定変更はいずれも LDP の動作を引き起こすきっかけとなります。

ローカル ラベル割り当て設定の作成

ローカル ラベル割り当て設定の削除または変更

ローカル ラベル割り当て設定のために新規プレフィクス リストを作成

ローカル ラベル割り当て設定のためのプレフィクス リストを作成または削除

LDP は、ローカル ラベル割り当て設定の変更に対応して、LIB、およびグローバル ルーティング テーブル内の転送テーブルをアップデートします。ローカル ラベル フィルタ設定の変更後、セッションをリセットせずに LIB をアップデートするために、LDP はリモート バインディングをすべて保持しています。

プレフィクス リストを定義せずにローカル ラベル割り当て設定を作成する場合、LDP アクションは必要ありません。プレフィクス リストが作成され、すべてのプレフィクスが許可されているため、ローカル ラベル割り当て設定には何の効力もありません。

プレフィクス リストを作成、または変更し、それまでは許可されていたプレフィクスを拒否した場合、LDP はこれらのプレフィクスのローカル ラベルの割り当てが解除される前に、ラベルの取り消しおよび解放手続きを行います。

プレフィクスを削除した場合、LDP は、LIB ローカル ラベルについて、ラベルの取り消しおよび解放手続きを行います。関連するプレフィクスに LIB エントリが割り当てられていない場合、LDP はこの手続きをバイパスします。

LDP のデフォルト動作では、非 BGP プレフィクスすべてにローカル ラベルが割り当てられます。この機能、および mpls ldp label allocate コマンドの導入により、このデフォルト動作が変わることはありません。


) インバウンド ラベル フィルタリングが、ローカル ラベル割り当てフィルタリングの影響を受けることはありません。これはどちらのフィルタリングも、個別に LDP フィルタリングを提供するからです。LDP インバウンド ラベル バインディング フィルタリング機能は、Label Switch Router(LSR; ラベル スイッチ ルータ)が Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)を使用して、ピア LSR から受け入れるラベル バインディングを制御します。MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング 機能は、プレフィクス リストまたはホスト ルートを使用して、ローカル ラベルの割り当てを制御します。


LDP ローカル ラベル フィルタリングおよび BGP ルート

LDP のデフォルト動作では、非 BGP プレフィクスすべてにローカル ラベルが割り当てられます。

LDP は、設定したローカル ラベル フィルタを、BGP によるローカル ラベルの割り当て先グローバル テーブル内の再配布される BGP ルートに適用しませんが、アドバタイズメントは行います(Inter-AS オプション C)。LDP は、これらのエントリを転送することもなければ、BGP により割り当てられているローカル ラベルを解放することもありません。

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング の設定方法

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能を設定するには、次の作業を実行します。

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストの作成」(任意)

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定」(必須)

「MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング設定の確認」(任意)

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストの作成

LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストを作成するには、次の作業を実行します。LDP は、プレフィクス リストを使用して、IGP から学習したルートのサブセットにローカル ラベルを選択的に割り当てます。LDP LIB のローカル ラベルの数とラベル マッピング アドバタイズメント メッセージの数が減少すると、使用されるメモリ量が減り、LDP に対するコンバージェンス時間が向上します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip prefix-list { list-name | list-number } [ seq number ] { deny network / length | permit network / length } [ ge ge-length ] [ le le-length ]

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip prefix-list { list-name | list-number } [ seq number ] { deny network / length | permit network / length } [ ge ge-length ] [ le le-length ]

 

Router(config)# ip prefix-list list1 permit 192.168.0.0/16 le 20

プレフィクス リストを作成するか、プレフィクス リスト エントリを追加します。

list-name 引数は、プレフィクス リストを識別するための名前を設定します。

list-number 引数は、プレフィクス リストを識別するための番号を設定します。

seq number キーワードと引数は、プレフィクス リストのエントリにシーケンス番号を適用します。入力できるシーケンス番号の範囲は 1 ~ 4294967294 です。このコマンドを設定するときに、シーケンス番号を入力しなかった場合、プレフィクス リストにはデフォルトのシーケンス番号付けが行われます。番号付けされていないプレフィクス エントリの先頭エントリには 5 が割り当てられ、それ以降、5 ずつ増やされた番号が付けられます。

deny キーワードを指定すると、一致する条件へのアクセスを拒否します。

permit キーワードを指定すると、一致する条件へのアクセスを許可します。

network / length 引数とキーワードはネットワーク アドレス、およびネットワーク マスクの長さ(単位はビット)を表します。ネットワーク番号には、任意の有効な IP アドレスまたはプレフィクスを使用できます。ビット マスクには 0 から 32 までの番号を使用できます。

キーワード ge と引数 ge-length は、引数 ge-length を指定された範囲に適用することにより、範囲の下限(範囲の説明の「~から」の部分)を指定します。ge-length 引数は、照合されるプレフィクスの長さの最小値を表します。 ge キーワードは、演算子の「以上」を表します。

キーワード le le-length と引数は、引数 le-length を指定された範囲に適用することにより、範囲の上限(範囲の説明の「~まで」の部分)を指定します。 le-length 引数は、照合されるプレフィクスの長さの最大値を表します。 le キーワードは、演算子の「以下」を表します。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

LDP ローカル割り当てフィルタリングを設定するには、次の作業を実行します。LDP による選択的なローカル ラベル バインディング割り当てに使用されるフィルタリング ポリシーを設定すると、LDP のスケーラビリティとコンバージェンスが向上します。ローカル ラベル割り当て用フィルタとして、プレフィクス リスト、またはホスト ルートのいずれかを設定できます。


allocate コマンドの host-routes キーワードにより、一般によく使用されるプレフィクスのセットを簡単に指定することができます。


制約事項

グローバル テーブル 1 つにつき、サポートされているローカル ラベル割り当てフィルタは最高 1 つです。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. mpls ldp label

4. allocate global prefix-list { list-name | list-number }

5. allocate global host-routes

6. no allocate global { prefix-list { list-name | list-number } | host -routes }

7. no mpls ldp label

8. exit

9. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

mpls ldp label

 

Router(config)# mpls ldp label

MPLS LDP によるローカル ラベル割り当ての処理方法を指定するために、MPLS LDP ラベル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

allocate global prefix-list { list-name | list-number }

 

Router(config-ldp-lbl)# allocate global prefix-list list1

MPLS LDP について学習したルートのローカル ラベル割り当てフィルタを設定します。

global キーワードはグローバル ルーティングを指定します。

prefix-list キーワードは MPLS LDP ローカル ラベル割り当て用フィルタとして使用されるプレフィクス リストを指定します。

list-name 引数は、プレフィクス リストを識別するための名前を示します。

list-number 引数は、プレフィクス リストを識別するための番号を示します。

ステップ 5

allocate global host-routes

 

Router(config-ldp-lbl)# allocate global host-routes

MPLS LDP について学習したルートのローカル ラベル割り当てフィルタを設定します。

global キーワードはグローバル ルーティングを指定します。

host-routes キーワードは、ホスト ルートに対してのみ、ローカル ラベル割り当てが行われることを表します。

ステップ 6

no allocate global { prefix-list { list-name | list-number } | host-routes }

 

Router(config-ldp-lbl)# no allocate global host-routes

LDP セッションをリセットせずに、指定された MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタを削除します。

global キーワードはグローバル ルーティングを指定します。

prefix-list キーワードは MPLS LDP ローカル ラベル割り当て用フィルタとして使用されるプレフィクス リストを指定します。

list-name 引数は、プレフィクス リストを識別するための名前を示します。

list-number 引数は、プレフィクス リストを識別するための番号を示します。

host-routes キーワードは MPLS LDP ローカル ラベル割り当て用フィルタとして使用されるホスト ルートを指定します。

ステップ 7

no mpls ldp label

 

Router(config-ldp-lbl)# no mpls ldp label

MPLS LDP ラベル コンフィギュレーション モードで設定されたローカル ラベル割り当てフィルタをすべて削除し、セッションをリセットせずに、ローカル ラベル割り当てに対する LDP の動作をデフォルトに戻します。

ステップ 8

exit

 

Router(config-ldp-lbl)# exit

MPLS LDP ラベル コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 9

exit

 

Router(config)# exit

特権 EXEC モードに戻ります。

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング設定の確認

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング設定を確認するには次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. show mpls ldp bindings detail

3. debug mpls ldp bindings filter

4. exit

手順の詳細


ステップ 1 enable

このコマンドを使用して、特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。次に例を示します。

Router> enable
Router#
 

ステップ 2 show mpls ldp bindings detail

このコマンドを使用して、ローカル ラベル割り当てフィルタリングが想定どおりに設定されていることを確認します。次に例を示します。

Router# show mpls ldp bindings detail
 
Advertisement spec:
Prefix acl = bar
Local label filtering spec: host routes.
 
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 9
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 10
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 11
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 12
lib entry: 10.41.41.41/32, rev 17
lib entry: 10.50.50.50/32, rev 15
lib entry: 10.60.60.60/32, rev 18
lib entry: 10.70.70.70/32, rev 16
lib entry: 10.80.80.80/32, rev 14
 

このコマンドの出力では、ホスト ルートが、このルータのローカル ラベル割り当てフィルタとして設定されていることを確認できます。

ステップ 3 debug mpls ldp binding filter

ローカル ラベル割り当てフィルタリングが適切に設定されていることの確認、および LDP がラベルを受け入れる方法または取り消す方法の表示には、このコマンドを使用します。次に例を示します。

Router# debug mpls ldp binding filter
 
LDP Local Label Allocation Filtering changes debugging is on
.
.
.
 

ステップ 4 exit

このコマンドを使用して、ユーザ EXEC モードに戻ります。次に例を示します。

Router# exit
Router>
 


 

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定例

ここでは、MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能の設定例を示します。

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストの作成:例」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定:例」

「サンプル MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング:例」

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストの作成:例

次の例では、MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストを設定する方法を示します。

この例で使用するプレフィクス リスト List1 は、192.168.0.0/16 プレフィクスのみを許可します。LDP は 192.168.0.0/16 プレフィクスを受け入れますが、プレフィクス 192.168.0.0/24 および 192.168.2.0/24 にはローカル ラベルを割り当てません。次に例を示します。

configure terminal
!
ip prefix-list List1 permit 192.168.0.0/16
end
 

次の例では、プレフィクス リスト List2 は 192.168.0.0/16 ~ /20 の範囲のプレフィクスを許可します。LDP は 192.168.0.0/16 プレフィクスを受け入れますが、プレフィクス 192.168.0.0/24 および 192.168.2.0/24 にはローカル ラベルを割り当てません。

configure terminal
!
ip prefix-list List2 permit 192.168.0.0/16 le 20
end
 

次の例では、プレフィクス リスト List3 は、/18 以上のプレフィクス範囲を許可します。LDP はプレフィクス 192.168.17.0/20 および 192.168.2.0/24 は受け入れますが、192.168.0.0/16 にはローカル ラベルを割り当てません。

configure terminal
!
ip prefix-list List3 permit 192.168.0.0/16 ge 18
end
 

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定:例

次の例では、MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングを設定する方法を示します。

この例では、ローカル ラベル割り当てフィルタとして使用されるプレフィクス リストの割り当て方法を示します。

configure terminal
!
ip prefix-list List3 permit 192.168.0.0/16 ge 18
!
mpls ldp label
allocate global prefix-list List3
exit
exit
 

/18 よりも大きなプレフィクス範囲を許可するプレフィクス リスト List3 は、このルータのローカル ラベル割り当てフィルタとして設定されます。LDP はプレフィクス 192.168.17.0/20 および 192.168.2.0/24 を許可しますが、許可された範囲に含まれないプレフィクスのラベルは取り消されます。

次の例では、ホスト ルートは、ローカル ラベル割り当てフィルタとして設定されます。

configure terminal
!
mpls ldp label
allocate global host-routes
exit
exit
 

LDP はグローバル ルーティング テーブルに含まれるローカル ホストにローカル ラベルを割り当てます。

次の例では、特定のローカル ラベル割り当てフィルタが 1 つ削除されます。

configure terminal
!
mpls ldp label
no allocate global host-routes
exit
exit
 

次の例では、MPLS LDP ラベル コンフィギュレーション モードで設定されたローカル ラベル割り当てフィルタがすべて削除され、LDP ローカル ラベル割り当てのデフォルトに戻されます。セッションはリセットされません。

configure terminal
!
no mpls ldp label
exit
exit

サンプル MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング:例

図 3 は、ここで、MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの動作を示すために使用された設定例です。

ルータ R1、R2、および R3 のループバック アドレスは IGP により、順に 10.1.1.1、10.2.2.2、および 10.3.3.3 と定義され、アドバタイズされています。

10.1.1.1 はルータ R1 のルータ ID です。ルータ R2 のルータ ID は 10.2.2.2、ルータ R3 のルータ ID は 10.3.3.3 です。

LDP によるローカル ラベルの割り当て先ローカル ラベルを指定するには、ルータ R1 で定義されているプレフィクス リストを定義します。

ルータ RI は、ルータ R2 および R3 にある IGP ネイバーからルータ数を学習します。

図 3 LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング:例

 

LDP CLI コマンドを使用して確認できることは次のとおりです。

ルータ R1 により、プレフィクスの正しいサブセットに対してローカル ラベルが割り当てられていること。

ルータ R2 および R3 は、ルータ R1 によりローカル ラベルが割り当てられていないプレフィクスに対するリモート バインディングを受け取っていないこと。

ルータ R1 のルーティング テーブル

show ip route コマンドを入力すると、ルーティング テーブルの現在の状態が表示されます。次の例は、図 3 に基づくルータ R1 のルーティング テーブルを示します。

R1# show ip route
 
Codes: C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP
D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area
N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2
E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2
i - IS-IS, su - IS-IS summary, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2
ia - IS-IS inter area, * - candidate default, U - per-user static route
o - ODR, P - periodic downloaded static route
 
Gateway of last resort is not set
 
10.0.0.0/32 is subnetted, 1 subnets
C 10.1.1.1 is directly connected, Loopback0
10.2.0.0/32 is subnetted, 1 subnets
O 10.2.2.2 [110/11] via 10.10.7.1, 00:00:36, Ethernet1/0
10.3.0.0/32 is subnetted, 1 subnets
O 10.3.3.3 [110/11] via 10.10.9.1, 00:00:36, Ethernet3/0
10.0.0.0/24 is subnetted, 3 subnets
C 10.10.7.0 is directly connected, Ethernet1/0
O 10.10.8.0 [110/20] via 10.10.9.1, 00:00:36, Ethernet3/0
[110/20] via 10.10.7.1, 00:00:36, Ethernet1/0
C 10.10.9.0 is directly connected, Ethernet3/0

ルータ R1、ルータ R2、およびルータ R3 におけるローカル ラベル バインディング

ルータ R1、R2、および R3 で show mpls ldp bindings コマンドを入力すると、各ルータの LIB の内容が表示されます。次の例では、LDP のデフォルトの割り当て動作が行われています。つまり、LDP は、すべてのルートに対してローカル ラベルを割り当て、IGP から学習したすべてのルートに対するラベル バインディングをアドバタイズします。

ルータ R の LIB

次の例は、図 3 の設定に基づいたルータ R1 の LIB の内容を示します。

R1# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 13
local binding: label: 1000
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 1002
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 11
local binding: label: 1001
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
 

ルータ R1 の 10.2.2.2 および 10.3.3.3 に割り当てられたローカル ラベルは、ルータ R2 および R3 にアドバタイズされます。

ルータ R2 の LIB

次の例は、図 3 の設定に基づいたルータ R2 の LIB の内容を示します。

R2# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1001
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null

ルータ R3 の LIB

次の例は、図 3 の設定に基づいたルータ R3 の LIB の内容を示します。

R3# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1001
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null

ルータ R1 のローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

ローカル ラベル割り当てフィルタを設定するには、 mpls ldp label コマンドを入力します。次の例では、ホスト ルートのみを使用した場合、およびプレフィクス リストを使用した場合のローカル ラベル割り当てフィルタの設定方法を示します。

ローカル ラベル割り当てフィルタ:ホスト ルートのみの設定

この例では、唯一のフィルタとしてホスト ルートを選択しています。

次のローカル ラベル割り当てフィルタリングは、MPLS LDP label コンフィギュレーション モードのルータ R1 で定義されます。

configure terminal
!
mpls ldp label
allocate global host-routes
exit
exit

ローカル ラベル割り当てフィルタ:プレフィクス リストの設定

次の例では、プレフィクス リストに基づいてプレフィクスを許可または拒否するローカル ラベル割り当てフィルタの設定方法を示します。

configure terminal
!
mpls ldp label
allocate global prefix-list ListA
exit
end
 

ListA は次のように定義されたプレフィクス リストです。

configure terminal
!
ip prefix-list ListA permit 0.0.0.0/32 ge 32
 

ローカル ラベル割り当てフィルタリングによる、ルータ R1、ルータ R2、およびルータ R3 でのラベル バインディングの変更

ルータ R1 でローカル ラベル割り当てフィルタを設定したあと、各ルータの LIB におけるローカル ラベル バインディングの変更を確認するには、もう一度、 show mpls ldp bindings コマンドを入力します。LIB エントリの出力で変更された点は、太字で表示されます。

このプレフィクス リスト例は、このセクションの例で使用されています。

ip prefix-list ListA permit 0.0.0.0/32 ge 32
 

ローカル ラベル割り当てフィルタリング後のルータ R1 の LIB

この例は、ローカル ラベル割り当てプレフィクス リスト フィルタの設定により、ルータ R1 の LIB の内容がどのように変化するかを示しています。

R1# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 13
local binding: label: 1000
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 1002
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
no local binding
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 11
no local binding
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
no local binding
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
 

ルータ R1 の 10.2.2.2 および 10.3.3.3 を除くすべてのアドレスに対するローカル ラベル バインディングは、取り消されたものとしてアドバタイズされます。

ローカル ラベル割り当てフィルタリング後のルータ R2 の LIB

この例は、ルータ R1 のローカル ラベル割り当てプレフィクス リスト フィルタの設定により、ルータ R2 の LIB の内容がどのように変化するかを示しています。

R2# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
 

10.10.7.0/24、10.10.8.0/24、および 10.10.9.0/24 プレフィクスには、今後、ローカル ラベルは割り当てられません。したがって、ルータ R1 はこれらのプレフィクスに対してラベルのアドバタイズメントは送信しません。

ローカル ラベル割り当てフィルタリング後のルータ R3 の LIB

この例は、ルータ R1 のローカル ラベル割り当てプレフィクス リスト フィルタの設定により、ルータ R3 の LIB の内容がどのように変化するかを示しています。

R3# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
 

10.10.7.0/24、10.10.8.0/24、および 10.10.9.0/24 プレフィクスには、今後、ローカル ラベルは割り当てられません。この場合も、ルータ R1 はこれらのプレフィクスに対してラベルのアドバタイズメントを送信しません。

ローカル ラベル割り当てフィルタを表示するためのコマンド

ローカル ラベル割り当てで使用されるフィルタを表示するには、 show mpls ldp detail コマンドを入力します。次に例を示します。

Router# show mpls ldp bindings detail
 
Advertisement spec:
Prefix acl = List1
Local label filtering spec: host routes. ! <--- Local local label filtering spec
 
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 9
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 10
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 11
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 12
lib entry: 10.41.41.41/32, rev 17
lib entry: 10.50.50.50/32, rev 15
lib entry: 10.60.60.60/32, rev 18
lib entry: 10.70.70.70/32, rev 16
lib entry: 10.80.80.80/32, rev 14

その他の参考資料

ここでは、MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

MPLS LDP の設定作業

『MPLS Label Distribution Protocol Overview』

MPLS LDP コマンド

『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Command Reference』

MPLS LDP に対するインバウンド ラベル バインディング フィルタリングの設定作業

『MPLS LDP Inbound Label Binding Filtering』

規格

規格
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格または変更された規格はありません。またこの機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

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説明
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- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

コマンド リファレンス

次のコマンドは、この章に記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mpls/command/reference/mp_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドの詳細については、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にあるコマンド検索ツールを使用するか、または『 Cisco IOS Master Command List 』を参照してください。

allocate

debug mpls ldp bindings

mpls ldp label

show mpls ldp bindings

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリングの機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォーム サポートとソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの以降のリリースでもその機能はサポートされます。


 

表 1 MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング の機能情報

機能名
リリース
機能情報

MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング

12.2(33)SRC
12.2(33)SB

この機能は、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)によるローカル ラベル割り当ての処理方法を変更するための Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)コマンドを実現します。この MPLS LDP 機能拡張により、LDP による選択的なローカル ラベル バインディングで使用するフィルタリング ポリシーを設定できるようになり、LDP のスケーラビリティとコンバージェンスが向上します。このマニュアルでは、MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能の詳細と、その設定手順を説明します。

この機能は、12.2(33)SRC でが Cisco IOS 12.2SR Release に導入されました。

この機能は、12.2(33)SB で Cisco IOS 12.2SB Release に統合されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリングの概要」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リスト:利点とその説明」

「Cisco IOS Release 12.2(33)SRC および LDP アクションに導入されたローカル ラベル割り当ての変更点」

「LDP ローカル ラベル フィルタリングおよび BGP ルート」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングに使用されるプレフィクス リストの作成」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定」

「MPLS LDP - ローカル ラベル割り当てフィルタリング設定の確認」

次のコマンドが導入または変更されました。 allocate debug mpls ldp bindings mpls ldp label show mpls ldp bindings

用語集

BGP :Border Gateway Protocol(ボーダー ゲートウェイ プロトコル)。External Gateway Protocol(EGP; 外部ゲートウェイ プロトコル)の代わりに使用されるドメイン間ルーティング プロトコル。BGP システムは、他の BGP システムと到達可能性情報を交換します。これは RFC 1163 で定義されています。

CE ルータ :Customer Edge(カスタマー エッジ)ルータ。カスタマー ネットワークの一部であり、Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータへのインターフェイスとなるルータ。CE ルータは、ルーティング テーブル内の関連する Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)へのルートを持ちません。

FEC :Forwarding Equivalency Class。転送目的で同等に処理でき、単一のラベルにバインディングするのに適している一連のパケット。アドレス プレフィクスを宛先とした一連のパケットは、FEC の一例です。

IGP :Interior Gateway Protocol(内部ゲートウェイ プロトコル)。単一の自律システム内でのルーティング情報の交換に使用されるインターネット プロトコル。一般的なインターネット IGP プロトコルの例には、Interior Gateway Routing Protocol(IGRP)、Open Shortest Path First(OSPF)、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)、および Routing Information Protocol(RIP)があります。

LDP :Label Distribution Protocol(ラベル配布プロトコル)。パケットの転送に使用されるラベル(アドレス)のネゴシエーションで使用される Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)対応ルータ間の標準プロトコル。

LIB :Label Information Base(ラベル情報ベース)。他の Label Switch Router(LSR; ラベル スイッチ ルータ)から学習したラベル、およびローカル LSR によって割り当てられたラベルを格納するために、LSR が使用するデータベース。

LSP :Label Switched Path(ラベル スイッチド パス)。パケットが、ラベル スイッチング メカニズムに従って、あるルータから別のルータに移動する場合に通過する一連のホップです。通常のルーティング メカニズムまたは設定に基づいて、ラベル スイッチド パスを動的に確立できます。

LSR :Label Switch Router(ラベル スイッチ ルータ)。各パケット内にカプセル化されている固定長ラベルの値に基づいて Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)パケットを転送するデバイスです。

MPLS :Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)。ラベルを使用して IP トラフィックを転送するスイッチング方式です。このラベルによって、ネットワーク内のルータおよびスイッチが、パケットの転送先を指示されます。MPLS パケットの転送は、事前に確立された IP ルーティング情報に基づいています。

PE ルータ :Provider Edge(プロバイダー エッジ)ルータ。Customer Edge(CE; カスタマー エッジ)ルータに接続されたサービス プロバイダーのネットワークを構成するルータ。すべての Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)処理が PE ルータで行われます。

VPN :Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)。1 つまたは複数の物理ネットワークでリソースを共有するセキュアな IP ベースのネットワーク。VPN には地理的に分散したサイトが含まれており、共有バックボーン上で安全に通信できるようになっています。

ラベル :スイッチング ノードに対してデータの転送方法(パケットまたはセル)を指示する短い固定長のラベル。

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