マルチプロトコル ラベル スイッチング コンフィギュ レーション ガイド、Cisco IOS Release 15.1S
イーサネット サービス、フレームリレー サー ビス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB
イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2012/01/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 16MB) | フィードバック

目次

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB

機能情報の確認

この章の構成

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の前提条件

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の制約事項

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB に関する情報

PWE3 MIB の擬似回線の機能

PWE3 MIB アーキテクチャ

PWE3 MIB のコンポーネントおよび機能

PW-MIB のテーブル

cpwVcTable

cpwVcPerfTotalTable

cpwVcIdMappingTable

cpwVcPeerMappingTable

PW-MPLS-MIB のテーブル

cpwVcMplsTable

cpwVcMplsOutboundTable

cpwVcMplsInboundTable

cpwVcMplsNonTeMappingTable

cpwVcMplsTeMappingTable

PW-ENET-MIB のテーブル

cpwVcEnetTable

PW-FR-MIB のテーブル

cpwVcFrTable

PW-ATM-MIB のテーブル

cpwVcAtmTable

cpwVcAtmPerfTable

PWE3 MIB のオブジェクト

PWE3 MIB のスカラ オブジェクト

PWE3 MIB での通知

PWE3 MIB の利点

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の設定方法

PWE3 MIB の SNMP エージェントのイネーブル化

PWE3 MIB 用のネットワーク全体での AToM、フレームリレー、または ATM 回線の設定

擬似回線クラスの設定

この次の手順

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の設定例

PWE3 MIB:例

その他の関連資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の機能情報

用語集

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB 機能は、Packet-Switched Network(PSN; パケット交換網)上のイーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービスをエミュレートする Any Transport over Multiprotocol Label Switching(AToM)インフラストラクチャ内で Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)をサポートします。Pseudowire Emulation Edge-to-Edge(PWE3)MIB には、次のものがあります。

CISCO-IETF-PW-MIB(PW-MIB)

CISCO-IETF-PW-MPLS-MIB(PW-MPLS-MIB)

CISCO-IETF-PW-ENET-MIB(PW-ENET-MIB)

CISCO-IETF-PW-FR-MIB(PW-FR-MIB)

CISCO-IETF-PW-ATM-MIB(PW-ATM-MIB)

Cisco IOS Release 12.2(28)SB で、CISCO-IETF-PW-ATM-MIB(PW-ATM-MIB)のサポートが導入されました。PW-ATM-MIB は、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)AToM または IP ネットワークの擬似回線接続上の ATM に固有のネットワーク管理情報を提供します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の機能情報」を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

この章の構成

「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の前提条件」

「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の制約事項」

「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB に関する情報」

「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の設定方法」

「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の設定例」

「その他の関連資料」

「コマンド リファレンス」

「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の機能情報」

「用語集」

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の前提条件

SNMP が、Label Switching Router(LSR; ラベル スイッチング ルータ)でイネーブルになっている必要があります。

MPLS が LSR でイネーブルになっている必要があります。

擬似回線が、イーサネット、フレームリレー、または ATM アクセス回線を使用して設定されている必要があります。詳細については、『 Any Transport over MPLS 』、『 Configuring Frame Relay 』、および『 Configuring ATM 』の機能の章を参照してください。

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の制約事項

PWE3 MIB では、MIB オブジェクトに対するアクセス権が Read-Only(RO; 読み取り専用)に制限されます。ただし、cpwVcUp と cpwVcDown の通知がイネーブルなオブジェクトである cpwVcUpDownNotifEnable は除きます。このオブジェクトは、SNMP エージェントによって書き込み可能に拡張されています。

PW-MIB の次のテーブルは、サポートされていません。

cpwVcPerfCurrentTable

cpwVcPerfIntervalTable

PW-MPLS-MIB の次のオブジェクトは、サポートされていません。

cpwVcMplsOutboundIndexNext

cpwVcMplsInboundIndexNext

PW-ENET-MIB の次のテーブルは、サポートされていません。

cpwVcEnetMplsPriMappingTable

cpwVcEnetStatsTable

PW-FR-MIB の次のテーブルは、サポートされていません。

cpwVcFrPMTable

PW-ATM-MIB では、Cisco 7500 シリーズ ルータでのセル カウンタはサポートされていません。このため、セル カウンタへの SNMP 照会では、0 値が返されます。

PW-ATM-MIB では、Virtual Path(VP; 仮想パス)ごとの大容量セル カウンタ、またはポートごとのセルの大容量セル カウンタはサポートされていません。

ポート モード セルリレーの PW-ATM-MIB Virtual Path Identifier(VPI; 仮想パス識別子)/Virtual Channel Identifier(VCI; 仮想チャネル識別子)値は、0 です。

PW-ATM-MIB VP セルリレー VCI 値は 0 です。

PW-ATM-MIB VP では、ATM Adaptation Layer 5(AAL5; ATM アダプテーション レイヤ 5)はサポートされていません。このため、すべてのパケット カウンタは無効です。


) この機能は、すべてのリリースのイーサネット、フレームリレー、および ATM でサポートされているわけではありません。詳細については、「イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の機能情報」を参照してください。


イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB に関する情報

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB 機能を設定するには、次の概念を理解する必要があります。

「PWE3 MIB の擬似回線の機能」

「PWE3 MIB アーキテクチャ」

「PWE3 MIB のコンポーネントおよび機能」

「PW-MIB のテーブル」

「PW-MPLS-MIB のテーブル」

「PW-ENET-MIB のテーブル」

「PW-FR-MIB のテーブル」

「PW-ATM-MIB のテーブル」

「PWE3 MIB のオブジェクト」

「PWE3 MIB のスカラ オブジェクト」

「PWE3 MIB での通知」

「PWE3 MIB の利点」

PWE3 MIB の擬似回線の機能

擬似回線は、図 1 に示すように、Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータのペアの間におけるポイントツーポイント接続です。その主な機能は、一般的な MPLS 形式へのカプセル化によって、基礎となるコア MPLS ネットワーク上で、イーサネットなどのサービスをエミュレートすることです。擬似回線では、サービスを一般的な MPLS 形式にカプセル化することによって、キャリアがそのサービスを MPLS ネットワークに収束できるようにします。

図 1 サンプル擬似回線トポロジ

PWE3 MIB アーキテクチャ

図 2 に示している PWE3 MIB アーキテクチャは、3 つの MIB グループに分類されています。これらを一緒に使用すると、完全にエミュレートされたサービス、サービスをコア ネットワーク上で伝送するネイティブ転送、および 2 者間の関係が提供されます。

図 2 PWE3 MIB アーキテクチャ

 

このアーキテクチャは、モジュラ式となっています。つまり、展開したあとには、新しくエミュレートされたサービス MIB モジュールまたは追加の転送 MIB モジュールを既存のインフラストラクチャに「プラグイン」するか、または既存のインフラストラクチャを拡張します。新しい固有のインフラストラクチャは必要ありません。これにより、管理アプリケーションを構築するときに、完全に異なる管理方針を展開する必要がある新しいサービスについて考慮する必要がなくなります。このアーキテクチャは、既存のサービス モジュールと転送 MIB モジュール間の汎用的なアソシエーション メカニズムであるため、ネイティブ MIB モジュールは、関連付けられた PWE3 固有の MIB がなくても機能します。このことには、サービスまたは転送を擬似回線に関連付ける Cisco IOS ソフトウェアで、PWE3 固有の MIB がまだ展開されていない場合も、これらの MIB モジュールを照会できるというメリットがあります。ただし、擬似回線とのアソシエーションが存在しないという唯一の短所があります。

PWE3 MIB のコンポーネントおよび機能

PWE3 MIB には、次のコンポーネントおよび機能があります。

PW-MIB(擬似回線 MIB)

この MIB では、PW-MPLS-MIB および PW-ENET-MIB を一緒にバインドし、擬似回線エミュレーションのステータス、および統計情報と設定情報を提供します。PW-MIB では、擬似回線の障害およびイベントの監視に関する通知についても定義します。

PW-MPLS-MIB(擬似回線 MPLS-MIB)

この MIB には、ネットワーク マネージャが、MPLS Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)-PSN や MPLS-非 TE-PSN などの擬似回線エミュレーション MPLS サービスの監視に使用できる管理対象オブジェクトが含まれています。

この MIB には、次の内容が表示されます。

Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)シグナリングが行われ、MPLS TE トンネルに設定されていない優先パスを持つ Virtual Circuit(VC; 仮想回線)用の Cross-Connect(XC)インデックス。

TE トンネルに設定された優先パス、および TE トンネルである出力インターフェイスを持つ VC 用のトンネル インデックス。

PW-ENET-MIB(擬似回線イーサネット サービス MIB)

この MIB には、ネットワーク マネージャが、擬似回線エミュレーション イーサネット サービスの監視に使用できる管理対象オブジェクトが含まれています。

PW-FR-MIB(擬似回線フレームリレー サービス MIB)

この MIB には、ネットワーク マネージャが、擬似回線エミュレーション フレームリレー サービスの監視に使用できる管理対象オブジェクトが含まれています。

この MIB では、2 つのセグメント(フレームリレー セグメントおよび擬似回線セグメント)で構成される Frame Relay over Pseudowire(FRoPW)接続を使用します。PW-FR-MIB によって、これらのセグメントにフックが提供されます。PW MIB には擬似回線セグメントに関する情報が含まれ、PW-FR-MIB にはフレームリレー セグメントに関する情報が含まれています。

PW-FR-MIB は、擬似回線サービス エミュレーション レイヤで定義され、図 2 に示すように、汎用 PW-MIB の最上位に位置しています。したがって、PW-FR-MIB は、PW-MIB の存在および PW-MIB によって提供されるサービスに大きく依存します。また、既存の PW-FR 接続エントリは、PW-MIB の既存の VC エントリに関連付けられています。

PW-FR-MIB および汎用 PW-MIB は、PW VC インデックス(PW-MIB をサポートするために定義されている内部インデックス)によって論理的に結合されています。各 PW VC インデックスは、PW-MIB および PW-FR-MIB の既存の VC エントリに一意にマッピングされます。

PW-ATM-MIB(擬似回線 ATM サービス MIB)

この MIB には、ネットワーク マネージャが、擬似回線エミュレーション ATM サービスの監視に使用できる管理対象オブジェクトが含まれています。

この MIB では、2 つのセグメント(ATM セグメントと擬似回線セグメント)で構成されている ATM over Pseudowire(ATMoPW)接続を使用します。PW-ATM-MIB によって、これらのセグメントにフックが提供されます。PW MIB には擬似回線セグメントに関する情報が含まれ、PW-ATM-MIB には接続回線と呼ばれる ATM セグメントに関する情報が含まれています。

PW-ATM-MIB は、擬似回線サービス エミュレーション レイヤで定義され、図 2 に示すように、汎用 PW-MIB の最上位に位置しています。したがって、PW-ATM-MIB は、PW-MIB の存在および PW-MIB によって提供されるサービスに大きく依存します。また、既存の PW-ATM 接続エントリは、PW-MIB の既存の VC エントリに関連付けられています。

PW-ATM-MIB および汎用 PW-MIB は、PW VC インデックス(PW-MIB をサポートするために定義されている内部インデックス)によって論理的に結合されています。各 PW VC インデックスは、PW-MIB および PW-ATM-MIB の既存の VC エントリに一意にマッピングされます。

PW-MIB のテーブル

PW-MIB は、次のテーブルで構成されます。

cpwVcTable( 表 1 ):VC の作成に関連する上位レベルの汎用パラメータが含まれています。このテーブルは、読み取り専用として実装され、単一接続を一意に識別する cpwVcIndex によってインデックスが作成されます。このテーブル内の行は、エミュレートされた仮想接続を表します。このテーブルは、すべての VC タイプに使用されます。

cpwVcPerfTotalTable( 表 2 ):VC 開始時刻からの VC 単位のパフォーマンス情報を提供します。このテーブルは、cpwVcIndex によってインデックスが作成されます。

cpwVcIdMappingTable( 表 3 ):VC タイプおよび VC ID 順序に基づいて、既存の VC の逆マッピングを提供します。このテーブルは、一般的に、既存の VC の Element Manager Software(EMS; 要素管理ソフトウェア)順序照会に役立ちます。このテーブルは、cpwVcIdMappingVcType、cpwVcIdMappingVcID、cpwVcIdMappingPeerAddrType、および cpwVcIdMappingPeerAddr によってインデックスが作成されます。このテーブルは、読み取り専用として実装されます。

cpwVcPeerMappingTable( 表 4 ):VC タイプおよび VC ID 順序に基づいて、既存の VC の逆マッピングを提供します。このテーブルは、一般的に、既存の VC の EMS 順序照会に役立ちます。このテーブルは、cpwVcPeerMappingPeerAddrType、cpwVcPeerMappingPeerAddr、cpwVcPeerMappingVcType、および cpwVcPeerMappingVcID によってインデックスが作成されます。このテーブルは、読み取り専用として実装されます。

cpwVcTable

表 1 に、cpwVcTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 1 cpwVcTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcType

VC 上を伝送されるサービスを示します。これは、回線タイプの情報です。

cpwVcOwner

オペレータによって設定され、VC の確立を担当するプロトコルを示します。値は次のとおりです。

manual(1):VC ラベルを含む VC テーブルのエントリの設定など、VC の設定にメンテナンス プロトコル(PW シグナリング)が必要ない場合に使用されます。

maintenanceProtocol(2):特定の PSN の VC の標準シグナリングに使用されます。たとえば、draft-martini-l2circuit-trans-mpls で指定された MPLS PSN の LDP、または Layer 2 Tunneling Protocol(L2TP; レイヤ 2 トンネリング プロトコル)です。

other(3):その他のすべてのシグナリング タイプに使用されます。

cpwVcPsnType

オペレータによって設定され、VC が伝送される PSN タイプを示します。このオブジェクトに基づいて、関連する PSN テーブル エントリが PSN 固有の MIB モジュールに作成されます。たとえば、mpls(1) が定義されている場合、エージェントによってエントリが cpwVcMplsTable に作成され、これにより、MPLS PSN 設定がさらに定義されます。

cpwVcSetUpPriority

VC の相対的セットアップ プライオリティを最低から最高までの方式で定義します。0 が最高のプライオリティです。この値は、VC とこの機能をサポートする実装との間に競合リソースが存在する場合に、重要となります。これは、AToM では実装されないため、値 0 が使用されます。

cpwVcHoldingPriority

VC の相対的保留プライオリティを最低から最高までの方式で定義します。0 が最高のプライオリティです。この値は、VC とこの機能をサポートする実装との間に競合リソースが存在する場合に、重要となります。これは、AToM では実装されないため、値 0 が使用されます。

cpwVcInboundMode

プラットフォーム単位の VC ラベル スペースを使用する実装のセキュリティを高めることができます。モードは次のとおりです。

strict(1)

loose(2)

厳格モードにおいて、PSN から着信するパケットは、MPLS では、着信トンネル テーブルを介して同じ VC に関連付けられているトンネルからの場合にだけ受け入れられ、L2TP または IP PSN では、送信元 IP アドレスによって識別されるトンネルからの場合にだけ受け入れられます。着信トンネル テーブル内のエントリは、VC セットアップに使用されるメンテナンス プロトコルによって明示的に設定されているか、または暗黙的に認識されます。

このようなアソシエーションが、認識されないか、設定されていないか、または想定されない場合は、緩和モードを設定する必要があります。また、ノードは、VC の伝送に使用される外部トンネルに関係なく、VC ラベルにだけ基づいてパケットを受け入れる必要があります。

cpwVcPeerAddrType

PW メンテナンス プロトコルが VC の作成に使用される場合に、ピア ノード メンテナンス プロトコル(シグナリング)アドレスのアドレス タイプを示します。PW メンテナンス プロトコルが使用されない場合、たとえば、cpwVcOwner が manual に設定されている場合は、unknown に設定する必要があります。

cpwVcPeerAddr

PW メンテナンス プロトコル エンティティのピア ノード アドレスの値が含まれます。このオブジェクトでは、無関係である場合(VC の手動設定)は値 0 が含まれます。

cpwVcID

LDP シグナリングを使用する VC Forward Equivalence Class(FEC)要素内の発信 VC ID フィールド、または L2TP の PW ID Attribute-Value(AV; アトリビュート値)ペアで使用されます。

cpwVcLocalGroupID

VC セットアップのメンテナンス プロトコル内のピア PW に送信されるグループ ID フィールドで使用されます。使用されない場合は 0 となります。

cpwVcControlWord

ローカル ノードによって各パケットとともに制御ワードを送信するかどうかを定義します。

cpwVcLocalIfMtu

0 でない場合、メンテナンス プロトコルの省略可能な IfMtu オブジェクトは、値とともに送信され、VC に関連付けられているインターフェイス(または仮想インターフェイス)でのローカルでサポートされる Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)サイズを表します。

cpwVcLocalIfString

各 VC は、サービス設定の一部として、ノードの ifTable 内のインターフェイス(または仮想インターフェイス)に関連付けられています。このオブジェクトでは、メンテナンス プロトコルが、メンテナンス プロトコルの一部として名前オブジェクトの ifTable に表示されるとおりにインターフェイスの名前を送信するかどうかを定義します。このオブジェクトが false に設定されている場合、省略可能な要素は送信されません。

cpwVcRemoteGroupID

VC セットアップに使用したメンテナンス プロトコルを介して受信されたグループ ID フィールドから取得されます。使用されない場合は 0 となります。オブジェクトが VC メンテナンス プロトコルによって定義されていない場合は、値 0xFFFF が使用されます。

cpwVcRemoteControlWord

メンテナンス プロトコルが VC の確立に使用されている場合、このパラメータは、受信した制御ワード使用状況ステータスを示します。つまり、パケットが制御ワードとともに受信されたかどうかを示します。メンテナンス プロトコルがリモート ノードからこのステータスをまだ受信していない間は、値 notYetKnown が使用されます。VC の手動設定では、このパラメータは、受信したパケットの予想されるカプセル化をローカル ノードに示します。

cpwVcRemoteIfMtu

メンテナンス プロトコルを介してリモート ノードから受信されたリモート インターフェイス MTU。このオブジェクトは、パラメータが使用できない場合、または使用されていない場合は、0 になります。

cpwVcRemoteIfString

メンテナンス プロトコルによって受信された、インターフェイスの説明ストリングを示します。適用できない場合、またはまだ認識されていない場合は、ヌル ストリングになります。

cpwVcOutboundVcLabel

PSN への発信方向で使用される VC ラベル。このオブジェクトは、オーナーが manual の場合は手動でセットアップされます。それ以外の場合は自動になります。例:MPLS PSN の場合、このラベルは VC タグの 20 ビットを表し、L2TP の場合、セッション ID の 32 ビットを表します。ラベルが認識されない場合(シグナリングが進行中)、このオブジェクトは 0xFFFF を返します。

cpwVcInboundVcLabel

PSN から受信するパケットについて、着信方向で使用される VC ラベル。このオブジェクトは、オーナーが manual の場合は手動でセットアップされます。それ以外の場合は自動になります。例:MPLS PSN の場合、このラベルは VC タグの 20 ビットを表し、L2TP の場合、このラベルはセッション ID の 32 ビットを表します。ラベルが認識されない場合(シグナリングが進行中)、このオブジェクトは 0xFFFF を返します。

cpwVcName

VC に割り当てられている標準名。

cpwVcDescr

VC に関する情報を含むテキスト文字列。説明がない場合、このオブジェクトには 0 長文字列が含まれます。

cpwVcCreateTime

VC が作成されたときのシステム時刻。

cpwVcUpTime

VC が両方の方向でアップ状態を継続している連続ティックの数(cpwVcOperStatus でアップ状態が読み取られます)。

cpwVcAdminStatus

VC の想定される動作ステータス。

cpwVcOperStatus

実際に組み合された VC の動作ステータスを示します。このオブジェクトは、cpwVcInboundOperStatus と cpwVcOutboundOperStatus の両方がアップ状態である場合に up になります。その他のすべての値については、両方向の VC が同じ値である場合、このオブジェクトにはその値が反映されます。そうでない場合は、2 つのうち、より重大なステータスに設定されます。

このオブジェクトは、cpwVcInboundOperStatus と cpwVcOutboundOperStaus の両方のオブジェクトがアップ状態である場合でも down の値を返す場合があります。このことは、 show mpls l2transport vc 出力において発生し、VC のステータスがダウンとして示されます。

重大度を最大から最小の順に並べると、unknown、notPresent、down、lowerLayerDown、dormant、testing、および up となります。オペレータは、障害分離を行うために、OperStatus の方向を調査できます。

cpwVcInboundOperStatus

着信方向での VC の実際の動作ステータスを示します。値は次のとおりです。

up:VC は確立されており、パケットを渡す準備ができています。

down:PW シグナリングがまだ終了していません。または、サービス レベルでは、VC がパケットを渡していないことを示します。

testing:VC レベルでの AdminStatus が test に設定されています。

dormant:VC は、プライオリティの高い VC によって必要なリソースが占有されているため、使用できません。

notPresent:VC のセットアップに必要な一部のコンポーネントが欠落しています。

lowerLayerDown:基礎となる PSN で、OperStatus が up になっていません。

cpwVcOutboundOperStatus

発信方向での VC の実際の動作ステータスを示します。値は次のとおりです。

up:VC は確立されており、パケットを渡す準備ができています。

down:PW シグナリングがまだ終了していません。または、サービス レベルでは、VC がパケットを渡していないことを示します。

testing:VC レベルでの AdminStatus が test に設定されています。

dormant:VC は、プライオリティの高い VC によって必要なリソースが占有されているため、使用できません。

notPresent:VC のセットアップに必要な一部のコンポーネントが欠落しています。

lowerLayerDown:基礎となる PSN で、OperStatus が up になっていません。

cpwVcTimeElapsed

現在の測定期間が開始されてから経過した秒数(端数秒を含む)。システムの Time-of-Day クロックにおける調整など、何らかの理由で現在の間隔が最大値を超えると、エージェントによって最大値が返されます。cpwVcPerfIntervalTable は実装されていないため、0 となります。

cpwVcValidIntervals

すでに経過した、データが収集された 15 分間の間隔の数。PW 機能が備えられたエージェントでは、 x 以上の間隔をサポートできる必要があります。 x の最小値は 4 です。 x のデフォルトは 32 で、 x の最大値は 96 です。この値は x ですが、測定が直前の x *15 分以内に(再)開始された場合を除きます。この場合、値は完了した 15 分間隔の数になります。たとえば、エージェントがプロキシである場合は、一部の間隔を使用できないことがあります。この場合、間隔は、データを使用できる最大の間隔数になります。間隔が 0 に設定されます。

cpwVcRowStatus

常に active(1) である読み取り専用の実装。作成、変更、および削除に使用されます。

cpwVcStorageType

このオブジェクトのストレージ タイプは、常に volatile(2) である読み取り専用の実装となります。

cpwVcPerfTotalTable

表 2 に、cpwVcPerfTotalTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 2 cpwVcPerfTotalTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcPerfTotalInHCPackets

PSN から VC が受信するパケット数用の大容量カウンタ。

cpwVcPerfTotalInHCBytes

PSN から VC が受信するバイト数用の大容量カウンタ。

cpwVcPerfTotalOutHCPackets

VC が PSN に転送するパケット数用の大容量カウンタ。

cpwVcPerfTotalOutHCBytes

VC が(PSN に)転送するバイト数用の大容量カウンタ。

cpwVcPerfTotalDiscontinuityTime

このオブジェクトのカウンタが 1 つ以上中断した場合、最後に中断したときの sysUpTime の値。該当するカウンタは、Counter32 または Counter64 の特定のインスタンスです。ローカル管理サブシステムを最後に再初期化してから中断が発生しなかった場合、このオブジェクトには値 0 が格納されます。

cpwVcIdMappingTable

表 3 に、cpwVcIdMappingTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 3 cpwVcIdMappingTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcIdMappingVcType

VC の VC タイプ(サービスを示す)。

cpwVcIdMappingVcID

VC の VC ID。VC が手動で設定されている場合は 0 になります。

cpwVcIdMappingPeerAddrType

ピア ノードの IP アドレス タイプ。

cpwVcIdMappingPeerAddr

ピア ノードの IP アドレス。

cpwVcIdMappingVcIndex

cpwVcTable の VC を表す値。

cpwVcPeerMappingTable

表 4 に、cpwVcPeerMappingTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 4 cpwVcPeerMappingTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcPeerMappingPeerAddrType

ピア ノードの IP アドレス タイプ。

cpwVcPeerMappingPeerAddr

ピア ノードの IP アドレス。

cpwVcPeerMappingVcType

VC の VC タイプ(サービスを示す)。

cpwVcPeerMappingVcID

VC の VC ID。VC が手動で設定されている場合は 0 になります。

cpwVcPeerMappingVcIndex

cpwVcTable の VC を表す値。

PW-MPLS-MIB のテーブル

PW-MPLS-MIB は、次のテーブルで構成されます。

cpwVcMplsTable( 表 5 ):MPLS PSN を介して伝送される VC の情報を指定します。このテーブルは、cpwVcIndex でインデックスが作成されます。

cpwVcMplsOutboundTable( 表 6 ):MPLS PSN を使用する VC を、PSN への発信 MPLS トンネルに関連付けます。また、VC だけの場合は、物理インターフェイスに関連付けます。このテーブルの行は、MPLS トンネルを必要とする PW VC と、PSN への MPLS トンネルとの間のリンクを表します。このテーブルは、cpwVcIndex およびサポートされていない追加のインデックスによってインデックスが作成されます。この結果、その値は 1 になります。オペレータは、MPLS PSN を必要とする各 PW VC 用に少なくとも 1 つのエントリをこのテーブルに作成します。VC だけの場合と cpwVcMplsOutboundIndex は、サポートされていません。

cpwVcMplsInboundTable( 表 7 ):MPLS PSN を使用する VC を、PSN から着信するパケットの着信 MPLS トンネルに関連付けます(このようなアソシエーションが主にセキュリティ上の理由から必要な場合)。このテーブルの行は、MPLS トンネルを必要とする PW VC と、PSN から到着するパケットの MPLS トンネルとの間のリンクを表します。このテーブルは、VC の識別に使用される一連のインデックス、cpwVcIndex、およびサポートされていない追加のインデックスによってインデックスが作成されます。この結果、その値は 1 になります。エントリは、ローカル エージェントによって自動的に、または厳格モードが必要な場合はオペレータによって手動でテーブルに作成されます。このテーブルは、適切な MPLS MIB をポイントします。MPLS-TE の場合、MPLS TE トンネルのインデックス作成に関連する 4 つの変数が設定されます。VC だけの場合と cpwVcMplsInboundIndex は、サポートされていません。

cpwVcMplsNonTeMappingTable( 表 8 ):着信または発信トンネルを非 TE アプリケーションの VC にマッピングします。このテーブルの行は、PW VC と、その非 TE MPLS 外部トンネルとの間のアソシエーションを表します。アプリケーションは、このテーブルを使用して、特定の非 TE MPLS 外部トンネルを介して伝送される PW を迅速に取得できます。このテーブルは、MPLS 非 TE トンネルの xconnect インデックス、および特定のエントリの VC の方向によってインデックスが作成されます。同じテーブルが、着信方向と発信方向の両方に使用されますが、それぞれの方向に使用される行は異なります。着信アソシエーションが認識されない場合、そのアソシエーションに関する行は存在しません。すべてのアソシエーション データを表示できる場合は、行がローカル エージェントによって作成されます。

cpwVcMplsTeMappingTable( 表 9 ):着信または発信トンネルを MPLS-TE アプリケーションの VC にマッピングします。このテーブルの行は、PW VC と、その MPLS-TE 外部トンネルとの間のアソシエーションを表します。アプリケーションは、このテーブルを使用して、特定の TE MPLS 外部トンネルを介して伝送される PW を迅速に取得できます。このテーブルは、TE トンネルの 4 つのインデックス、VC の特定エントリの方向、および VcIndex によってインデックスが作成されます。同じテーブルが、着信方向と発信方向の両方に使用されますが、それぞれの方向に使用される行は異なります。着信アソシエーションが認識されない場合、そのアソシエーションに関する行は存在しません。すべてのアソシエーション データを表示できる場合は、行がローカル エージェントによって作成されます。このテーブルでは、擬似回線と、非 TE 外部トンネルまたはインデックス用の xconnect インデックスとのマッピングを示します。

cpwVcMplsTable

表 5 に、cpwVcMplsTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 5 cpwVcMplsTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcMplsMplsType

オペレータによって設定され、外部トンネル タイプを示します(存在する場合)。値は次のとおりです。

mplsTe(0):外部トンネルが MPLS-TE によってセットアップされる場合に使用されます。

mplsNonTe(1):外部トンネルが LDP によって、または手動でセットアップされる場合に使用されます。

cpwVcMplsExpBitsMode

オペレータによって設定され、VC shim ラベル EXP ビットを決定する方法を示します。値は、次のとおりです。

outerTunnel(1):外部トンネルが存在し、cpwVcMplsMplsType が mplsTe または mplsNonTe である場合に使用されます。

cpwVcMplsExpBits

オペレータによって設定され、cpwVcMplsExpBitsMode が指定されている場合、VC shim ラベルで使用される MPLS EXP ビットを示します。値は 0 になります。

cpwVcMplsTtl

オペレータによって設定され、VC shim ラベルで使用される VC Time-to-Live(TTL; 存続可能時間)ビットを示します。値は 0 になります。

cpwVcMplsLocalLdpID

VC をローカル ノードに作成する LDP エンティティのローカル LDP ID。VC ラベルは、プラットフォームごとのラベル スペースから常に設定されるため、LDP ID の最後の 2 つのオクテットは、0 になります。

cpwVcMplsLocalLdpEntityID

ローカル ノード上の VC に使用される LDP エンティティのローカル LDP エンティティ インデックス。このオブジェクトが使用されない場合、すべて 0 に設定する必要があります。

cpwVcMplsPeerLdpID

LDP セッションによって識別されるピア LDP ID。これは、関係ない場合、またはまだ認識されていない場合はゼロになります。

cpwVcMplsStorageType

このオブジェクトのストレージ タイプは、常に volatile(2) である読み取り専用の実装となります。

cpwVcMplsOutboundTable

表 6 に、cpwVcMplsOutboundTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 6 cpwVcMplsOutboundTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcMplsOutboundIndex

テーブル内の VC ごとに複数の行を使用できるようにするための任意のインデックス。使用可能な次の空きインデックスは、cpwVcMplsOutboundIndexNext を使用して取得できます。このオブジェクトはサポートされていないため、値は 1 になります。

cpwVcMplsOutboundLsrXcIndex

オペレータによって設定されます。外部ラベルが MPL-LSR-MIB で定義されている場合、つまり、LDP によってまたは手動で設定されている場合、このオブジェクトは外部トンネルの xconnect インデックスをポイントします。それ以外の場合、このオブジェクトは 0 に設定されます。

cpwVcMplsOutboundTunnelIndex

発信トンネル(特に MPLS-TE 外部トンネル)用の一連のインデックスの一部。それ以外の場合、このオブジェクトは 0 に設定されます。

cpwVcMplsOutboundTunnelInstance

発信トンネル(特に MPLS-TE 外部トンネル)用の一連のインデックスの一部。それ以外の場合、このオブジェクトは 0 に設定されます。

cpwVcMplsOutboundTunnelLclLSR

発信トンネル(特に MPLS-TE 外部トンネル)用の一連のインデックスの一部。それ以外の場合、このオブジェクトはヌルに設定されます。

cpwVcMplsOutboundTunnelPeerLSR

発信トンネル(特に MPLS-TE 外部トンネル)用の一連のインデックスの一部。それ以外の場合、このオブジェクトはヌルに設定されます。

cpwVcMplsOutboundIfIndex

VC だけ(外部トンネルなし)の場合、このオブジェクトは、発信ポートの ifIndex を保有します。値は 0 です。

cpwVcMplsOutboundRowStatus

常に active(1) である読み取り専用の実装。作成、変更、および削除に使用されます。

cpwVcMplsOutboundStorageType

このオブジェクトのストレージ タイプは、常に volatile(2) である読み取り専用の実装となります。

cpwVcMplsInboundTable

表 7 に、cpwVcMplsInboundTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 7 cpwVcMplsInboundTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcMplsInboundIndex

テーブル内の VC ごとに複数の行を使用できるようにするための任意のインデックス。使用可能な次の空きインデックスは、cpwVcMplsInboundIndexNext を使用して取得できます。このオブジェクトはサポートされていないため、値は 1 になります。

cpwVcMplsInboundLsrXcIndex

外部ラベルが MPL-LSR-MIB で定義されている場合、つまり、LDP によってまたは手動で設定されている場合、このオブジェクトは外部トンネルの xconnect インデックスをポイントします。xconnect インデックスは、このオブジェクトの情報が認識されていない場合に 0 を取得する、着信方向の擬似回線を表します。

cpwVcMplsInboundTunnelIndex

着信トンネル、特に MPLS-TE 外部トンネルの一連のインデックスの一部。値は 0 になります。このオブジェクトは、入力ルータでの TE トンネルはサポートしません。

cpwVcMplsInboundTunnelInstance

着信トンネル、特に MPLS-TE 外部トンネルの一連のインデックスの一部。値は 0 になります。このオブジェクトは、入力ルータでの TE トンネルはサポートしません。

cpwVcMplsInboundTunnelLclLSR

着信トンネル(特に MPLS-TE 外部トンネル)用の一連のインデックスの一部。それ以外の場合は、ヌルに設定されます。このオブジェクトは、入力ルータでの TE トンネルはサポートしません。

cpwVcMplsInboundTunnelPeerLSR

着信トンネル(特に MPLS-TE 外部トンネル)用の一連のインデックスの一部。それ以外の場合、このオブジェクトはヌルに設定されます。このオブジェクトは、入力ルータでの TE トンネルはサポートしません。

cpwVcMplsInboundIfIndex

VC だけ(外部トンネルなし)の場合、このオブジェクトは、着信ポートの ifIndex を保有します。値は 0 です。

cpwVcMplsInboundRowStatus

常に active(1) である読み取り専用の実装。作成、変更、および削除に使用されます。

cpwVcMplsInboundStorageType

このオブジェクトのストレージ タイプは、常に volatile(2) である読み取り専用の実装となります。

cpwVcMplsNonTeMappingTable

表 8 に、cpwVcMplsNonTeMappingTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 8 cpwVcMplsNonTeMappingTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcMplsNonTeMappingTunnelDirection

行が、発信または着信マッピングを表すかどうかを識別します。

cpwVcMplsNonTeMappingXcTunnelIndex

擬似回線 LDP 生成 XC エントリの MPLS-LSR-MIB での XC インデックス。

cpwVcMplsNonTeMappingIfIndex

VC のためだけに VC が伝送されるポートを識別します。値は 0 です。

cpwVcMplsNonTeMappingVcIndex

cpwVcTable の VC を表します。

cpwVcMplsTeMappingTable

表 9 に、cpwVcMplsTeMappingTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 9 cpwVcMplsTeMappingTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcMplsTeMappingTunnelDirection

行が、発信マッピングを表すかどうかを識別します。

cpwVcMplsTeMappingTunnelIndex

MPLS-TE トンネルを識別する、概念行のインデックス。

cpwVcMplsTeMappingTunnelInstance

MPLS-TE トンネルのインスタンスを識別します。

cpwVcMplsTeMappingTunnelPeerLsrID

外部トンネルが MPLS-TE ベースである場合に、ピア LSR を識別します。

cpwVcMplsTeMappingTunnelLocalLsrID

ローカル LSR を識別します。

cpwVcMplsTeMappingVcIndex

cpwVcTable の VC を表します。

PW-ENET-MIB のテーブル

PW-ENET-MIB は、次のテーブルで構成されます。

cpwVcEnetTable( 表 10 ):イーサネットがエミュレートされた各仮想接続のイーサネット ポート マッピングおよび VLAN 設定を提供します。このテーブルは、単一接続を一意に識別する cpwVcIndex でインデックスが作成されます。このテーブルの 2 番めのレベルのインデックスは、VC での VLAN を示す cpwVcEnetPwVlan です。このテーブルは、イーサネット VC タイプ(イーサネット VLAN、イーサネット、またはイーサネット Virtual Private LAN Service(VPLS; バーチャル プライベート LAN サービス))だけのために使用され、読み取り専用として実装されます。

cpwVcEnetTable

表 10 に、cpwVcEnetTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 10 cpwVcEnetTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcEnetPwVlan

VC でのフレームの VLAN 値。これは、テーブルのインデックスの 1 つであるため、複数の VLAN 値を PW VC に設定できます。この値は、非タグ付きフレームを示す場合、つまり、cpwVcEnetVlanMode 値が removeVlan の場合は 4096 です。この値は、cpwVcEnetVlanMode 値が noChange の場合は、アクセス回線の VLAN 値です。値 4097 は、このオブジェクトが適用できない、たとえば、イーサネット ポートからのすべてのパケットを VC にマッピングする場合に使用されます。

cpwVcEnetVlanMode

アクセス回線と PW VC 間で VLAN フィールドが処理される方法を示します。このフィールドの有効値は、次のとおりです。

noChange:cpwVcEnetPortVlan で指定しているように、VC に元のユーザ VLAN が含まれていることを示します。

changeVlan:VC 上の VLAN フィールドが、ユーザのポート上の VLAN フィールドと異なる可能性があることを示します。

removeVlan:VC でのカプセル化に、元の VLAN フィールドが含まれていないことを示します。

cpwVcEnetPortVlan

VC と、物理ポートまたは仮想ポートとの間の VLAN 値を変更する必要がある場合に、物理ポート(または VPLS 仮想ポート)での VLAN 値を定義します。cpwVcEnetVlanMode 値が noChange である場合は、cpwVcEnetPwVlan と同じになります。値 4096 は、VC に関連付けられている VLAN がないこと、つまり、非タグ付きフレームへのデフォルト VLAN の割り当てを示します。VC からのすべてのトラフィックがこのポートに転送される場合、この値は 4097 になり、関連がないことを示します。

cpwVcEnetPortIfIndex

ポイントツーポイント イーサネット サービス用 PW VC に関連付けられているイーサネット ポートの ifIndex 値。VPLS の場合、この値は、VPLS インスタンスの仮想インターフェイスの ifIndex 値です。

cpwVcEnetVcIfIndex

ifTable での仮想インターフェイスとして VC をモデル化します。この値は、仮想インターフェイスが作成されていないことを示すために常に 0 になります。

cpwVcEnetRowStatus

常に active(1) である読み取り専用の実装。作成、変更、および削除に使用されます。

cpwVcEnetStorageType

このオブジェクトのストレージ タイプは、常に volatile(2) である読み取り専用の実装となります。

PW-FR-MIB のテーブル

PW-FR-MIB は、次のテーブルで構成されます。

cpwVcFrTable( 表 11 ):フレームリレー VC と単一方向擬似回線ペア間で 1 対 1 の対応関係がある、1 対 1 のマッピング モードで動作する FRoPW 接続を表すエントリが含まれています。

cpwVcFrTable

表 11 に、cpwVcFrTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 11 cpwVcFrTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwVcFrIfIndex

FRoPW 接続の Frame Relay(FR; フレームリレー)セグメントのインターフェイス ifIndex を返します。

cpwVcFrDlci

FRoPW 接続のフレームリレー セグメントの Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)を返します。

cpwVcFrAdminStatus

FRoPW 接続の管理ステータスを返します。

cpwVcFrOperStatus

FRoPW 接続の組み合された動作ステータスを返します。

cpwVcFrPw2FrOperStatus

FRoPW 接続の PW から FR への方向の動作ステータスを返します。

cpwVcFrRowStatus

常に active(1) である読み取り専用の実装。作成、変更、および削除に使用されます。

cpwVcFrStorageType

このオブジェクトのストレージ タイプは、常に volatile(2) である読み取り専用の実装となります。

PW-ATM-MIB のテーブル

PW-ATM-MIB は、次のテーブルで構成されます。

cpwVcAtmTable( 表 12 ):PSN 上を伝送される ATM VC の情報を指定します。

cpwVcAtmPerfTable( 表 13 ):ATM VC のパフォーマンス関連のアトリビュートを指定します。

cpwVcAtmTable

表 12 に、cpwVcAtmTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 12 cpwVcAtmTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwAtmIf

ATM ネットワークとの間でセルを送受信する ATM インターフェイスを指定します。

cpwAtmVpi

ATM VC の VPI 値を指定します。

cpwAtmVci

ATM VC の VCI 値を指定します。

cpwAtmClpQosMapping

カプセル化プロトコルの Quality of Service(QoS; サービス品質)フィールド内の値を決定する、Cell Loss Priority(CLP; セル損失率優先度)ビットの存在を示します。この値は、発信トラフィック、つまり PSN に発信されるトラフィックにだけ使用できます。

cpwAtmRowStatus

常に active(1) である読み取り専用の実装。作成、変更、および削除に使用されます。

cpwAtmOamCellSupported

Operation, Administration, and Maintenance(OAM; 操作、管理、メンテナンス)セルが VC で転送されるかどうかを示します。

cpwAtmQosScalingFactor

PSN ドメインの QoS レートの計算時に、ATM QoS レートに適用される倍率を表します。

cpwAtmCellPacking

セル パッキングを実行するように VC が設定されているかどうかを識別します。

cpwAtmMncp

パッキングする必要があるセルの数を識別します。

cpwAtmEncap

MPLS またはレイヤ 2 トンネリング プロトコル バージョン 3(L2TPv3)が、転送として使用されるかどうかに関する情報を提供します。

cpwAtmPeerMncp

ピア インターフェイス用として 1 つのパケットにパッキングできる最大のセル数を表します。

cpwAtmMcptTimeout

使用される Maximum Cell Packing Timeout(MCPT; 最大セル パッキング タイムアウト)値を表します。

cpwVcAtmPerfTable

表 13 に、cpwVcAtmPerfTable オブジェクトおよびその説明を示します。

 

表 13 cpwVcAtmPerfTable オブジェクトおよび説明

オブジェクト
説明

cpwAtmCellsReceived

PSN との間で送受信されたセルの数に関する情報を取得します。

cpwAtmCellsSent

ATM ネットワークに送信されたセルの数に関する情報を提供します。

cpwAtmCellsRejected

ポリシングが原因で、VC によって拒否されたセルの数を示します。

cpwAtmCellsTagged

タグ付けされたセルの数を示します。

cpwAtmHCCellsReceived

VC によって受信されたセルの数用の大容量カウンタを提供します。

cpwAtmHCCellsRejected

VC によって拒否されたセルの数用の大容量カウンタを提供します。

cpwAtmHCCellsTagged

タグ付けされたセルの数用の大容量カウンタを提供します。

cpwAtmAvgCellsPacked

パッキングされた平均セル数を提供します。

cpwAtmPktsReceived

PW 上で AAL5 を実行するように VC が設定されている場合、ATM ネットワークに実際に送信された ATM AAL5 パケットの数を示します。

cpwAtmPktsSent

セルから再構築されたパケットの数を取得し、VC ラベルを割り当て、それらのパケットを PSN に送信します。

cpwAtmPktsRejected

ポリシングが原因で拒否されたパケットの数を示します。

PWE3 MIB のオブジェクト

PWE3 MIB は、擬似回線サービスの特定のコンポーネントを反映する、ASN.1 通知を表します。これらの MIB によって、SNMP を使用するネットワーク管理アプリケーションは、この情報を取得して表示できます。これらの MIB では、標準の GETNEXT および GETBULK 機能がサポートされていますが、現在の実装での(SET による)設定機能はサポートしていません。

PWE3 MIB のスカラ オブジェクト

PWE3 MIB には、サポートされている次のスカラ オブジェクトが含まれています。

cpwVcUpDownNotifEnable:このオブジェクトは、cpwVcUp 通知および cpwVcDown 通知の設定を反映します。いずれかの通知が、Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を介して設定されている場合、このオブジェクトは、値 true(1) を持ちます。このオブジェクトが SNMP によって true(1) に設定されている場合、cpwVcUp 通知と cpwVcDown 通知の両方を発行できます。このオブジェクトが SNMP によって false(2) に設定されている場合、これらの通知は発行されません。


) cpwVcUpDownNotifEnable は、RW が snmp-server community string [view view-name] [ro | rw] [ipv6 nacl] [access-list-number] コマンド用に設定されている場合にだけ設定できます。


PWE3 MIB には、サポートされていない次のスカラ オブジェクトが含まれています。

cpwVcIndexNext:行を cpwVcTable に追加した場合、次の cpwVcIndex 値が使用されることを示します。

cpwVcNotifRate:cpwVcUp/Down 通知をデバイスから発行できるレートを示します。

cpwVcMplsOutboundIndexNext:cpwVcMplsOutboundTable にエントリを作成した場合に、cpwVcMplsOutboundIndex に使用される適切な値が含まれています。値 0 は、割り当てられていないエントリがいずれも使用できないことを示します。新しいエントリ用の cpwVcMplsOutboundIndex 値を取得するために、マネージャは、管理プロトコル取得操作を発行して、このオブジェクトの現在の値を取得します。各取得後に、ソフトウェア エージェントは、割り当てられていない次のインデックスに値を変更する必要があります。ただし、ソフトウェア エージェントは、作成された各行に対してこのような取得が行われることを想定 していません

cpwVcMplsInboundIndexNext:cpwVcMplsInboundTable にエントリを作成した場合は、cpwVcMplsInboundIndex に使用される適切な値が含まれています。値 0 は、割り当てられていないエントリがいずれも使用できないことを示します。新しいエントリ用の cpwVcMplsInboundIndex 値を取得するために、マネージャは、管理プロトコル取得操作を発行して、このオブジェクトの現在の値を取得します。各取得後に、ソフトウェア エージェントは、割り当てられていない次のインデックスに値を変更する必要があります。ただし、ソフトウェア エージェントは、作成された各行に対してこのような取得が行われることを想定 していません

PWE3 MIB での通知

PW-MIB の cpwVcUp 通知と cpwVcDown 通知では、PW VC の範囲の operStatus 値の状態がいつ変更されたかを示します。

PW-MIB のこれらのオブジェクトの定義では、同じタイプ(アップまたはダウンのいずれか)のイベントは範囲に相互関連付けできる必要があることが示されています。これらの通知の実装では、この関連付けは実行されません。通知がイネーブルになっている場合、動作状態が変更された個々の VC 用に通知が生成されます。通知は、この MIB で説明しているように、VC のグループの動作状態変更をシグナリングしません。

PWE3 MIB の利点

PWE3 MIB は、イーサネット、フレームリレー、または ATM アクセス回線を監視するためのサービスおよびメカニズムに関する MPLS 関連情報を提供することで、Pseudowire Emulation Edge-to-Edge を管理する機能を提供します。

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「PWE3 MIB の SNMP エージェントのイネーブル化」(必須)

「PWE3 MIB 用のネットワーク全体での AToM、フレームリレー、または ATM 回線の設定」(必須)

PWE3 MIB の SNMP エージェントのイネーブル化

SNMP エージェントをイネーブルにするには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. show running-config [ interface | map-class ]

3. configure terminal

4. snmp-server community string [ view view-name ] [ ro | rw ] [ ipv6 nacl ] [ access-list-number ]

5. end

6. write memory

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

show running-config [interface | map-class]

 

Router# show running-config

ルータの実行コンフィギュレーションを表示して、デバイス上で SNMP エージェントがすでに実行中かどうかを判断します。

SNMP 情報が表示されない場合は、次のステップに進みます。

SNMP 情報が表示された場合は、必要に応じて情報を修正したり変更したりできます。

省略可能な interface キーワードを使用すると、インターフェイス固有の設定情報が表示されます。

省略可能な map-class キーワードを使用すると、ダイヤラまたはフレームリレーのマップクラス情報が表示されます。

ステップ 3

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

snmp-server community string [ view view-name ] [ ro | rw ] [ ipv6 nacl ] [ access-list-number ]

 

Router(config)# snmp-server community public ro

MIB の SNMP へのアクセスを許可するようにコミュニティ アクセス ストリングを設定します。

string 引数は、1 ~ 32 の英数字で構成されており、パスワードのように機能し、SNMP へのアクセスを許可します。このコミュニティ ストリングでは、空白は使用できません。

省略可能な view view-name キーワードと引数の組み合せは、以前定義されたビューを指定します。ビューでは、SNMP コミュニティで使用できるオブジェクトが定義されています。

省略可能な ro キーワードを使用すると、MIB のオブジェクトへの Read-Only(RO; 読み取り専用)アクセスが設定されます。

省略可能な rw キーワードは、読み取り/書き込みアクセスであることを指定します。MIB オブジェクトの取得と変更の両方を実行できるのは、許可された管理ステーションです。

省略可能な ipv6 nacl キーワードと引数の組み合せは、IPv6 名前付きアクセス リストを指定します。

省略可能な access-list-number 引数は、1 ~ 99 の整数で、IP アドレスの標準アクセス リスト、または SNMP エージェントへのアクセスが許可される IP アドレスの標準アクセス リストの名前であるストリング(64 文字を超えない)を指定します。または、1300 ~ 1999 の整数で、コミュニティ ストリングを使用した SNMP エージェントへのアクセスが許可される、標準アクセス リスト番号の拡張範囲内の IP アドレスのリストを指定します。

ステップ 5

end

 

Router(config)# end

終了して、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

write memory

 

Router# write memory

変更した SNMP 設定をルータの NVRAM に書き込み、SNMP 設定を永続的に保存します。

PWE3 MIB 用のネットワーク全体での AToM、フレームリレー、または ATM 回線の設定

ここでは、次の手順について説明します。

「擬似回線クラスの設定」

擬似回線クラスの設定

PE ルータの設定によって、PE ルータ間でレイヤ 2 フレームを正常に転送できるかどうかが決まります。擬似回線と呼ばれる接続をルータ間に設定します。


) 簡易設定では、この作業は任意です。xconnect コマンドの一部としてトンネリング方式を指定する場合は、擬似回線クラスを指定する必要はありません。


擬似回線クラスの設定グループでは、次のトンネリング メカニズム特性を指定します。

カプセル化タイプ

制御プロトコル

ペイロード固有のオプション

詳細については、次の機能の章で pseudowire-class コマンドを参照してください。

『Layer 2 Tunnel Protocol Version 3』

AToM VC が正しく動作するには、擬似回線クラスまたは xconnect コマンドの一部として encapsulation mpls コマンドを指定する必要があります。 encapsulation mpls コマンドを xconnect コマンドの一部として指定しなかった場合は、次のエラーが表示されます。

% Incomplete command.
 

いったん encapsulation mpls コマンドを指定すると、 no encapsulation mpls コマンドでは削除できません。また、 encapsulation l2tpv3 コマンドを使用しても、コマンドの設定は変更できません。このような方法を使用すると、次のエラー メッセージが表示されます。

Encapsulation changes are not allowed on an existing pw-class.
 

このコマンドを削除するには、 no pseudowire-class コマンドを使用して、擬似回線を削除する必要があります。カプセル化のタイプを変更するには、 no pseudowire-class コマンドで擬似回線を削除してから、擬似回線を再作成して新しいカプセル化タイプを指定します。


) 設定できるオプションは、多数あります。詳細については、『Any Transport over MPLS』機能の章を参照してください。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. pseudowire-class name

4. encapsulation mpls

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

pseudowire-class name

 

Router(config)# pseudowire-class atom

指定する名前で擬似回線クラスを確立し、擬似回線クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

encapsulation mpls

 

Router(config-pw)# encapsulation mpls

トンネリングのカプセル化を指定します。AToM の場合、カプセル化タイプは mpls です。

この次の手順

cpwVcMIB、cpwVcMplsMIB、cpwVcEnetMIB、cpwVcFrMIB、および cpwVcAtmMIB で SNMP 管理ツールを使用して MIB ウォークを実行し、PW-MIB、PW-MPLS-MIB、PW-ENET-MIB、PW-FR-MIB、および PW-ATM-MIB の各オブジェクトにそれぞれ正しく入力されていることを確認します。


) SNMPv1 および SNMPv2c がサポートされています。


イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「PWE3 MIB:例」

PWE3 MIB:例

次の例では、この設定により、SNMP マネージャはコミュニティ ストリング public を使用して、読み取り専用権限のあるすべてのオブジェクトにアクセスできます。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Router(config)# snmp-server community public ro


) PWE3 MIB を設定するための明示的な方法はありません。ただし、AToM の設定作業および例については、『Any Transport over MPLS』の機能の章を参照してください。


PWE3 MIB に固有の通知があります。これらの設定に使用するコマンドの詳細については、「その他の関連資料」を参照してください。

その他の関連資料

ここでは、イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB 機能に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

SNMP コマンド

『Cisco IOS Network Management Command Reference』

SNMP の設定作業

『Configuring SNMP Support』

Ethernet over MPLS の設定作業

Any Transport over MPLS

フレームリレーの設定作業

『Configuring Frame Relay』

ATM の設定作業

『Configuring ATM』

擬似回線関連のインターネット ドラフト

An Architecture for Multi-Segment Pseudo Wire Emulation Edge-to-Edge 』インターネット ドラフト、2007 年 12 月(draft-ietf-pwe3-ms-arch-03.txt)

『Definitions for Textual Conventions and OBJECT-IDENTITIES for Pseudo-Wires Management』インターネット ドラフト、2007 年 8 月 10 日(draft-ietf-pwe3-pw-tc-mib-09.txt)

『Ethernet Pseudo Wire (PW) Management Information Base』インターネット ドラフト、2007 年 8 月 30 日(draft-pwe3-enet-mib-10.txt)

Managed Objects for ATM over Packet Switched Network (PSN) 』インターネット ドラフト、2007 年 8 月 8 日(draft-ietf-pwe3-pw-atm-mib-02.txt)

『Pseudo Wire (PW) Management Information Base』インターネット ドラフト、
2007 年 5 月 31 日(draft-ietf-pwe3-pw-mib-11.txt)

『Pseudo Wire (PW) over MPLS PSN Management Information Base』インターネット ドラフト、2007 年 8 月 11 日(draft-ietf-pwe3-pw-mpls-mib-11.txt)

(注) SNMP MIB 機能の使用方法の詳細については、ご使用のネットワーク管理システムの適切なマニュアルを参照してください。

規格

規格
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格または変更された規格はありません。またこの機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

SNMP-VACM-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 1156

『Management Information Base for Network Management of TCP/IP-based Internets』

RFC 1157

『A Simple Network Management Protocol (SNMP)』

RFC 1213

『Management Information Base for Network Management of TCP/IP-based Internets: MIB-II』

RFC 1315

『Management Information Base for Frame Relay DTEs』

RFC 3815

『Definitions of Managed Objects for the Multiprotocol Label Switching (MPLS), Label Distribution Protocol (LDP)』

RFC 3916

『Requirements for Pseudo-Wire Emulation Edge-to-Edge (PWE3)』

RFC 4619

『Encapsulation Methods for Transport of Frame Relay over Multiprotocol Label Switching (MPLS) Networks』

シスコのテクニカル サポート

説明
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http://www.cisco.com/techsupport

コマンド リファレンス

この機能では、新しいコマンドや変更されたコマンドは使用されません。

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の機能情報

表 14 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS ソフトウェア イメージおよび Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 14 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その機能は、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースの以降のリリースでもサポートされます。


 

表 14 イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB の機能情報

機能名
リリース
機能情報

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB

12.0(29)S
12.0(30)S
12.0(31)S
12.2(28)SB
12.2(33)SRA
12.4(11)T
12.2(33)SXH

イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB 機能は、Packet-Switched Network(PSN; パケット交換網)上のイーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービスをエミュレートする Any Transport over Multiprotocol Label Switching(AToM)インフラストラクチャ内で Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)をサポートします。

この機能は、Cisco IOS Release 12.0(29)S で、イーサネット サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB として初めて導入されました。

Cisco IOS Release 12.0(30)S では、フレームリレーが転送として追加されたため、機能のタイトルがイーサネット サービスおよびフレームリレー サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB に変更されました。Cisco 12000 シリーズ ルータおよび CISCO-IETF-PW-FR-MIB(PW-FR-MIB)のサポートが追加されました。

Cisco IOS Release 12.0(31)S では、Cross-Connect(XC)インデックスおよびトンネル インデックスが Virtual Circuit(VC; 仮想回線)に表示される方法に関して、CISCO-IETF-PW-MPLS-MIB(PW-MPLS-MIB)が変更されました。

Cisco IOS Release 12.2(28)SB では、ATM が転送として追加されたため、機能のタイトルが、イーサネット サービス、フレームリレー サービス、および ATM サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB に変更されました。CISCO-IETF-PW-ATM-MIB(PW-ATM-MIB)のサポートが追加されました。

Cisco IOS Releases 12.2(33)SRA、12.4(11)T、および 12.2(33)SXH では、ATM が転送としてサポートされていないため、この機能は、イーサネット サービスおよびフレームリレー サービス用 Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIB としてこれらのリリースに統合されました。

用語集

AAL :ATM Adaptation Layer(ATM アダプテーション レイヤ)。AAL では、セルへのユーザ情報の変換を定義します。AAL1 および AAL2 では、音声やビデオなどのアイソクロナス トラフィックを処理します。AAL3/4 および AAL5 は、パケットのセグメンテーション リアセンブリによるデータ通信に関連します。

ATM :Asynchronous Transfer Mode(非同期転送モード)。セル ベースのデータ転送技術。チャネルの要求によってパケットの割り当てが決定されます。セルリレーの国際標準であり、このモードでは、複数のサービス タイプ(音声、ビデオ、データなど)が、固定長(53 バイト)のセルで伝送されます。セルを固定長にすることで、セル処理をハードウェアで実行できるため、中継遅延が短縮されます。ATM は、E3、SONET、T3 などの高速送信メディアを活用する設計になっています。

CE ルータ :Customer Edge(カスタマー エッジ)ルータ。カスタマー ネットワークの一部であり、Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータへのインターフェイスとなるルータ。

DLCI :Data-Link Connection Identifier(データリンク接続識別子)。フレーム リレー ネットワークの PVC エンドポイントに割り当てられた固有の番号。フレーム リレー ネットワークのアクセス チャネル内の特定の PVC エンドポイントを識別し、そのチャネルに対してローカルにだけ意味を持ちます。

EoMPLS :Ethernet over Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)。サービス プロバイダーが、カスタマー レイヤ 2 トラフィックをレイヤ 3 MPLS ネットワークを介してトンネリングできるようにするトンネリング メカニズムです。EoMPLS は、ポイントツーポイント ソリューションだけを提供します。EoMPLS は、レイヤ 2 トンネリングとも呼ばれています。

IETF :Internet Engineering Task Force(インターネット技術特別調査委員会)。インターネットおよび IP プロトコル スイートの標準を開発している、80 を超えるワーキング グループで構成される委員会です。

LDP :Label Distribution Protocol(ラベル配布プロトコル)。MPLS のホップバイホップ転送およびラベルとネットワーク プレフィクス間のバインディングの配布をサポートするプロトコル。このプロトコルのシスコ独自のバージョンは、Tag Distribution Protocol(TDP; タグ配布プロトコル)です。

LSP :Label Switched Path(ラベル スイッチド パス)。ラベル スイッチング技術がパケット転送に使用される、2 つの Label Switching Router(LSR; ラベル スイッチング ルータ)間の設定済み接続。このパスは、MPLS ネットワークを介した特定のパスでもあります。

LSR :Label Switch Router(ラベル スイッチ ルータ)。ネイティブなレイヤ 3 パケットを転送できる Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)ノード。LSR は、パケットに付加されたラベルの値に基づいてパケットを転送します。

MIB :Management Information Base(管理情報ベース)。Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)などのネットワーク管理プロトコルにより使用および管理される、ネットワーク管理情報のデータベース。MIB オブジェクトの値を変更または検索するには、通常はネットワーク管理システムを介して、SNMP コマンドを使用します。MIB オブジェクトはツリー構造であり、ツリーにはパブリック(標準)ブランチとプライベート(独自)ブランチを含みます。

MPLS :Multiprotocol Label Switching(マルチプロトコル ラベル スイッチング)。ラベルを使用して IP トラフィックを転送するスイッチング方式。このラベルによって、ネットワーク内のルータおよびスイッチが、事前に確立された IP ルーティング情報に基づくパケットの転送先を指示されます。

MTU :Maximum Transmission Unit(最大伝送ユニット)。特定のインターフェイスで処理できる最大パケット サイズ(バイト単位)。

NMS :Network Management System(ネットワーク管理システム)。ネットワークの少なくとも一部を管理するシステム。一般的に、NMS には、エンジニアリング ワークステーションなど、適度に強力で装備の整ったコンピュータを使用します。NMS は、ネットワークの統計情報とリソースの追跡を支援するために、エージェントと通信します。

OSPF :Open Shortest Path First。IS-IS プロトコルから派生した、リンクステート階層型の内部ゲートウェイ プロトコル ルーティング アルゴリズム。OSPF 機能には、最小コストによるルーティング、マルチパスのルーティング、およびロード バランシングが含まれます。

PE ルータ :Provider Edge(プロバイダー エッジ)ルータ。サービス プロバイダーのネットワークの一部であり、Customer Edge(CE; カスタマー エッジ)ルータに接続されたルータ。

SNMP :Simple Network Management Protocol(簡易ネットワーク管理プロトコル)。TCP/IP ネットワークでほぼ独占的に使用されている管理プロトコル。SNMP によって、ネットワーク デバイスを監視および制御し、設定、統計情報収集、パフォーマンス、およびセキュリティを管理する手段が提供されます。

VC :Virtual Circuit(仮想回線)。2 つのネットワーク デバイス間に信頼性の高い通信を保証するために作成される論理回線。仮想回線は、Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)または Switched Virtual Circuit(SVC; 相手先選択接続)のいずれかになります。

カプセル化 :特定のプロトコル ヘッダーにデータをラップすること。たとえば、イーサネット データは、ネットワークを通過する前に、特定のイーサネット ヘッダーにラップされます。また、異種ネットワークをブリッジングする場合は、一方のネットワークからのフレーム全体が、もう一方のネットワークのデータ リンク層プロトコルで使用されるヘッダーに単純に配置されます。

擬似回線 :pseudowire(PW)。エミュレートされたサービスの要素を Packet-Switched Network(PSN; パケット交換網)を介して、ある Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)から 1 つ以上の PE に伝送するメカニズム。

通知 :Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェントによってネットワーク管理ステーション、コンソール、または端末に送信されるメッセージ。これにより、重大なネットワーク イベントが発生したことが示されます。「トラップ」も参照してください。

トラップ :SNMP エージェントによってネットワーク管理ステーション、コンソール、または端末に送信されるメッセージ。これにより、重大なイベントが発生したことが示されます。トラップは応答要求より信頼性が低くなります。これは、トラップの受信時に、受信者が確認応答を送信しないためです。送信者は、トラップが受信されたかどうかを判断できません。

トンネル :2 つのピア間(ルータ間など)のセキュアな通信パス。

プライマリ トンネル :障害の発生時に、Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)が高速リルートされるトンネル。バックアップ トンネルをプライマリ トンネルにすることはできません。

フレームリレー :業界標準のスイッチド データ リンク層プロトコル。接続されたデバイス間で、High-Level Data Link Control(HDLC; 高レベル データ リンク制御)カプセル化を使用して複数の仮想回線を処理します。フレーム リレーは、X.25 より効率的であり、一般的に、このプロトコルに代わるものとなると見なされています。