キャリア イーサネット コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS Release 15.1S
イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート
イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート

機能情報の確認

目次

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する前提条件

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する制約事項

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートについて

Syslog

CFM システム メッセージ

AIS Syslog

Cisco MIB アラーム Syslog

IEEE MIB アラーム Syslog

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートの利点

イーサネット接続障害管理用のシステム メッセージ ロギングをイネーブルにする方法

CFM Syslog メッセージのイネーブル化

CFM Syslog メッセージのディセーブル化

イーサネット接続障害管理用のシステム ロギングの設定例

すべての CFM Syslog メッセージのイネーブル化:例

Cisco MIB Syslog メッセージのイネーブル化:例

IEEE MIB Syslog メッセージのイネーブル化:例

CFM AIS Syslog メッセージのイネーブル化:例

すべての CFM Syslog メッセージのディセーブル化:例

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する機能情報

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート

Cisco IOS ソフトウェアのシステム メッセージ機能は、エラーおよびシステム状態の変化の確認とレポートに役立ちます。システム メッセージの利用によって、カスタマーおよびシスコのエンジニアは、イベントのタイプおよび重大度を判断し、Cisco IOS デバイスを運用保守することができます。また、イーサネット Connectivity Fault Management(CFM; 接続障害管理)に関しては、ネットワーク管理者はシステム メッセージを利用して、CFM 機能の設定および管理を効率的に行うスクリプトを作成できます。

ここでは、イーサネット CFM のための Syslog サポートと、CFM システム メッセージをイネーブルおよびディセーブルにする方法について説明します。

機能情報の確認

お使いのソフトウェア リリースが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていないことがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する機能情報」を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する前提条件

イーサネット CFM 802.1ag および ITU-T Y.1731 障害管理機能の、Cisco IOS における実装についての知識。

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する制約事項

CFM は、一部のイベントに対応したユーザ設定可能なアクションをサポートしていません。

CFM は、障害検出時における loopback や linktrace などの CFM 動作の自動使用をサポートしていません。

Embedded Event Manager(EEM; 埋め込み型イベント マネージャ)は、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)のトラップをサポートしていません。

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートについて

イーサネット CFM syslog を設定するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「Syslog」

「CFM システム メッセージ」

「イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート」

Syslog

Syslog とは、通常 IP ネットワーク間でシステム メッセージを配信する方式のことです。「Syslog」という用語は、メッセージの送信プロトコルとメッセージ自身の両方の意味で使用されます。Syslog は、コンピュータ システムの管理およびシステム セキュリティの監査を行うために一般的に使用されています。Syslog は、多くのプラットフォームのさまざまなデバイスでサポートされています。このようにサポートされているため、Syslog を使用して、さまざまなタイプのシステムのログ データを中央のリポジトリに統合できます。

Syslog メッセージは 1 KB 未満のテキスト メッセージです。User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)、TCP、またはその両方を使用して送信できます。メッセージは暗号化されませんが、Secure Sockets Layer(SSL)ラッパーを使用すれば、SSL または Transport Layer Security(TLS)プロトコルによる暗号化レイヤを利用できます。

Syslog レシーバは、「syslogd」、「Syslog デーモン」、または「Syslog サーバ」と呼ばれます。

Syslog のプロトコルおよびメッセージ フォーマットは、RFC 3164『 The BSD syslog Protocol 』に規定されています。

CFM システム メッセージ

ここでは、生成できる CFM Syslog メッセージのタイプと、それらのメッセージをトリガーする CFM イベントについて説明します。Syslog メッセージには次の 3 つのタイプがあります。

「AIS Syslog」

「Cisco MIB アラーム Syslog」

「IEEE MIB アラーム Syslog」

AIS Syslog

Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)Syslog メッセージは、 ethernet cfm logging コマンドに ais キーワードを指定して実行するとイネーブルにできます。AIS Syslog メッセージおよび対応する CFM イベントは、次のとおりです。

ENTER_AIS_INT:インターフェイスが AIS 障害状態になりました。

EXIT_AIS_INT:インターフェイスが AIS 障害状態を終了しました。

ENTER_AIS:イーサネット CFM Maintenance Endpoint(MEP)が AIS 障害状態になりました。

EXIT_AIS:イーサネット CFM MEP の AIS 障害状態が解消されました。

Cisco MIB アラーム Syslog

VLAN および Ethernet Virtual Circuit(EVC; イーサネット仮想回線)サービスの両方に、同じ Cisco MIB アラーム メッセージ定義が適用されます。Cisco MIB アラーム Syslog メッセージは、 ethernet cfm logging コマンドに alarm および cisco キーワードを指定して実行するとイネーブルにできます。Cisco MIB アラーム Syslog メッセージおよび対応する CFM イベントは、次のとおりです。

REMOTE_MEP_UP:Continuity Check(CC; 連続性チェック)メッセージを、アクティブなリモート MEP から受信しました。

REMOTE_MEP_DOWN:MEP に対応する CC データベース内のエントリがタイムアウトになりました。または、保留時間がゼロである CC メッセージをデバイスが受信しました。

CROSS_CONNECTED_SERVICE:CC メッセージに含まれている Customer Service Instance(CSI)ID または Maintenance Association(MA; メンテナンス アソシエーション)ID が、デバイスにローカルに設定されているものと異なっています。

FORWARDING_LOOP:デバイスが、自身の Maintenance Point ID(MPID; メンテナンス ポイント ID)およびソース MAC アドレスを含む CC メッセージを受信しました。

CONFIG_ERROR:デバイスが、自身の MPID を含むがソース MAC アドレスが異なる CC メッセージを受信しました。

CROSSCHECK_MEP_MISSING:設定されているリモート MEP が、クロスチェックの起動タイムアウト時間内にアップ状態になりませんでした。

CROSSCHECK_MEP_UNKNOWN:受信したリモート MEP が、設定されている静的リストに存在しません。

CROSSCHECK_SERVICE_UP:静的に設定されたすべてのリモート MEP から CC メッセージを受信しました。したがって、CSI または MA のいずれかの設定済みサービスは、アップ状態です。

IEEE MIB アラーム Syslog

IEEE MIB アラーム Syslog メッセージは、 ethernet cfm logging コマンドに alarm および ieee キーワードを指定して実行するとイネーブルにできます。Cisco MIB アラーム Syslog メッセージおよび対応する CFM イベントは、次のとおりです。

FAULT_ALARM:ネットワークに障害が発生しました。

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート(CFM のための Syslog サポート)機能では、CFM 通知に対する Syslog サポートが提供され、サービスの状態とネットワーク接続の確認に使用できます。この機能は、デフォルトではディセーブルに設定されています。Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)の ethernet cfm logging コマンドにはオプションが用意されており、すべての CFM Syslog をイネーブルまたはディセーブルにしたり、または、AIS 機能、Cisco MIB アラーム、および IEEE MIB アラームの Syslog を個別にイネーブルまたはディセーブルにしたりできます。

Syslog Support for CFM 機能は、CFM over VLAN を使用する場合、または、ブリッジ ドメイン機能の IEEE 802.1ag を使用して、診断を自動化したり、CFM イベントに対応するアクションを実装したりする場合に実装する必要があります。

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートの利点

トラブルシューティングに役立つイベント レコードが生成されます。

CFM イベント通知に EEM スクリプトを活用するためのメカニズムが確立されます。

CLI の ethernet cfm logging コマンドを使用して、Syslog メッセージを制御できます。

イーサネット接続障害管理用のシステム メッセージ ロギングをイネーブルにする方法

Syslog Support for CFM をオンまたはオフにするには、次のタスクを実行します。

「CFM Syslog メッセージのイネーブル化」

「CFM Syslog メッセージのディセーブル化」

CFM Syslog メッセージのイネーブル化

CFM Syslog はデフォルトでディセーブルになっています。CFM Syslog メッセージをイネーブルにするには、次のタスクを実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ethernet cfm logging [ ais | alarm { cisco | ieee }]

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ethernet cfm logging [ ais | alarm { cisco | ieee }]

 

Router(config)# ethernet cfm logging

すべての CFM Syslog メッセージをイネーブルにします。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

CFM Syslog メッセージのディセーブル化

CFM Syslog メッセージをディセーブルにするには、次のタスクを実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. no ethernet cfm logging [ ais | alarm { cisco | ieee }]

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

no ethernet cfm logging [ ais | alarm { cisco | ieee }]

 

Router(config)# no ethernet cfm logging

すべての CFM Syslog メッセージをディセーブルにします。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

CLI を特権 EXEC モードに戻します。

イーサネット接続障害管理用のシステム ロギングの設定例

ここでは、次の例について説明します。

「すべての CFM Syslog メッセージのイネーブル化:例」

「Cisco MIB Syslog メッセージのイネーブル化:例」

「IEEE MIB Syslog メッセージのイネーブル化:例」

「CFM AIS Syslog メッセージのイネーブル化:例」

「すべての CFM Syslog メッセージのディセーブル化:例」

すべての CFM Syslog メッセージのイネーブル化:例

次に、すべての CFM Syslog メッセージをイネーブルにする方法の例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# ethernet cfm logging

Router(config)#

Cisco MIB Syslog メッセージのイネーブル化:例

次に、すべての Cisco MIB Syslog メッセージをイネーブルにする方法の例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# ethernet cfm logging alarm cisco

Router(config)#

IEEE MIB Syslog メッセージのイネーブル化:例

次に、VLAN サービス用の IEEE MIB Syslog メッセージをイネーブルにする方法の例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# ethernet cfm logging alarm ieee

Router(config)#

CFM AIS Syslog メッセージのイネーブル化:例

次に、CFM AIS 機能固有の Syslog メッセージをイネーブルにする方法の例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# ethernet cfm logging ais

Router(config)#

すべての CFM Syslog メッセージのディセーブル化:例

次に、すべての Syslog メッセージをディセーブルにする方法の例を示します。

Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# no ethernet cfm logging

Router(config)#

その他の参考資料

ここでは、イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート機能に関連する参考資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

CFM コマンド

『Cisco IOS Carrier Ethernet Command Reference』

イーサネット CFM

『Configuring Ethernet Connectivity Fault Management in a Service Provider Network』

IEEE 802.3ah

『IEEE 802.3ah Ethernet in the First Mile』

ITU-T Y.1731 障害管理機能

『Configuring ITU-T Y.1731 Fault Management Functions』

Syslog メッセージの配布とフィルタリング

『Reliable Delivery and Filtering for Syslog』

規格

規格
タイトル

IEEE P802.1ag/D1.0

『Standard for Local and Metropolitan Area Networks - Virtual Bridged Local Area Networks - Amendment 5: Connectivity Fault Management』

IETF VPLS OAM

『L2VPN OAM Requirements and Framework』

ITU-T

『ITU-T Y.1731 OAM Mechanisms for Ethernet-Based Networks』

MIB

MIB
MIB リンク

CISCO-ETHER-CFM-MIB

CISCO-IEEE-CFM-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 3164

『The BSD syslog Protocol』

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS ソフトウェア イメージまたは Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 1 イーサネット接続障害管理のための Syslog サポートに関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

イーサネット接続障害管理のための Syslog サポート

12.2(33)SRD1

イーサネット CFM のための Syslog サポート機能は、CFM 通知のための syslog サポートを提供します。これを使用して、サービスおよびネットワーク接続のステータスを判定できます。この機能は、ブリッジ ドメイン機能の IEEE 802.1ag または CFM over VLAN を使用する場合、あるいはブリッジ ドメイン機能の IEEE 802.1ag を使用して、診断を自動化したり、CFM イベントに対応するアクションを実装する場合に実装する必要があります。

次のコマンドが、導入または変更されました。 ethernet cfm logging