Cisco IOS IP モビリティ コンフィギュレーション ガ イド
ダイナミック CCoA および外部エージェント 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポート
ダイナミック CCoA および外部エージェント処理に対するモバイル ルータ DHCP サポート
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

ダイナミック CCoA および外部エージェント処理に対するモバイル ルータ DHCP サポート

目次

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートの前提条件

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートの制約事項

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートに関する情報

気付アドレス

モバイル ルータ DHCP サポート

SNMP トラップに対するモバイル ルータ サポート

linkUp トラップのモバイル ルータ処理

linkDown トラップのモバイル ルータ処理

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートの利点

DCCoA に対するモバイル ルータ DHCP サポートの設定方法

モバイル ルータ インターフェイスでの DCCoA 処理に対する DHCP サポートのイネーブル化

モバイル ルータでの SNMP の設定

ダイナミック CCoA 設定の確認

DCCoA に対するモバイル ルータ DHCP サポートの設定例

DHCP 経由で取得されたモバイル ルータ DCCoA:例

参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

用語集

ダイナミック CCoA および外部エージェント処理に対するモバイル ルータ DHCP サポート

Dynamic Collocated Care-of Address(DCCoA; ダイナミック連結型気付アドレス)に対するモバイル ルータ DHCP サポートおよび Foreign Agent(FA; 外部エージェント)処理機能は、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)経由で動的に IP アドレスを取得するイーサネット インターフェイス上でローミングするモバイル ルータに対するサポートを追加します。インターフェイスは、取得されたこの IP アドレスを DCCoA として使用して登録したり、外部エージェントから取得される CoA を使用して登録したりできます。この動作は、Cisco IOS Release 12.3(14)T 以降の Mobile IP をサポートするすべてのプラットフォームに当てはまります。

この機能は、DHCP ローミング インターフェイスでのアドバタイズメントと登録の FA 処理をサポートします。

Wireless Mobile Interface Card(WMIC)を持つ Cisco 3200 シリーズ モバイル アクセス ルータでこの機能をサポートするために、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)シグナリング機能も追加されました。WMIC は、SNMP トラップ メッセージを使用してレイヤ 2 Wireless Local-Area Network(WLAN)が稼動しているか、停止しているかをモバイル ルータに通知します。

ダイナミック CCoA に対するモバイル ルータ DHCP サポートおよび外部エージェント処理機能の機能履歴

リリース
変更内容

12.3(14)T

この機能が追加されました。

プラットフォームおよび Cisco IOS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索

プラットフォーム サポートと Cisco IOS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco Feature Navigator にアクセスしてください。アクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントをお持ちでない場合や、ユーザ名やパスワードを忘れた場合は、ログイン ダイアログボックスで [Cancel] をクリックし、表示される説明に従ってください。

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートの前提条件

DHCP サポートの前提条件はありません。ただし、Cisco 3200 シリーズ モバイル アクセス ルータが WMIC を使用している場合は、WMIC で SNMP トラップを設定する必要があります。WMICで行われる 802.11 レイヤ 2 遷移(関連付けと関連付け解除)は SNMP 経由でモバイル ルータに通知されます。具体的には、インターフェイス MIB linkUp トラップおよび linkDown トラップがモバイル ルータのイーサネットまたは VLAN インターフェイスに送信されます。

Cisco 3200 シリーズ ルータで SNMP トラップを設定する方法の詳細については、『 Configuration Guide for the Cisco 3200 Series Mobile Access Router 』を参照してください。

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートの制約事項

Mobile IP プロセスは、WMIC から SNMP シグナルだけを処理します。Cisco 3200 シリーズ モバイル アクセス ルータでは、DCCoA 用の SNMP シグナリング機能がサポートされます。

linkDown および linkUp トラップ イベントは、モバイル ルータの冗長性をトリガーしません。

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートに関する情報

この機能を設定する前に、次の概念について理解しておく必要があります。

「気付アドレス」

「モバイル ルータ DHCP サポート」

「SNMP トラップに対するモバイル ルータ サポート」

「DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートの利点」

気付アドレス

モバイル ルータは、外部ネットワークに接続していると判断した場合、CoA を取得します。この CoA が、ホーム エージェントからモバイル ルータへのトンネルの出口となります。CoA は Mobile IP 登録要求に含まれていて、現在のロケーションにあるモバイル ルータへパケットを転送するためにホーム エージェントによって使用されます。次の 2 つのタイプの CoA があります。

外部エージェントから取得される CoA

Collocated Care-of Address(CCoA; 連結型気付アドレス)

外部エージェントの CoA は、モバイル ルータがアクセスしている外部ネットワーク上でアドバタイズされる、外部エージェントでの IP アドレスです。外部エージェントの CoA は、他のモバイル ルータと共有できます。

CCoA はモバイル ルータ自体のインターフェイスに割り当てられている IP アドレスです。CCoA はモバイル ルータの外部ネットワーク上での現在の位置を表し、1 つのモバイル ルータだけが同時に使用できます。CCoA は、静的または動的に設定できます。スタティック CCoA は、インターフェイスに設定された固定 IP アドレスです。ダイナミック CCoA は、イーサネット インターフェイスで DHCP 経由、またはポイントツーポイント シリアル インターフェイスで Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)/IP Control Protocol(IPCP; IP 制御プロトコル)経由で動的に取得された IP アドレスです。

外部エージェントの CoA が利用可能な場合、外部エージェントの CoA と CCoA の両方の登録がイネーブルになっているインターフェイスでは、常に CCoA の代わりに外部エージェントの CoA が登録されます。

モバイル ルータ DHCP サポート

この機能では、ローミング インターフェイスで IP アドレスが DHCP 経由で取得される場合に、DCCoA および外部エージェントの CoA がサポートされます。この機能が導入される前は、モバイル ルータでは、PPP/IPCP 経由での外部エージェントの CoA 登録、スタティック CCoA 登録、および DCCoA 登録だけがサポートされていました。

スタティックおよびダイナミック CCoA の場合、登録のために CCoA だけを使用したり、外部エージェントの CoA(利用可能な場合)を使用したりするようインターフェイスを設定できます。外部エージェントの CoA が利用可能な場合、外部エージェントの CoA と CCoA の両方の登録がイネーブルになっているインターフェイスでは、常に CCoA の代わりに外部エージェントの CoA が登録されます。

外部エージェントの場合は、最初にインターフェイスが起動するときに、エージェントのアドバタイズメントの送信請求およびリッスンを行い、リンク上の外部エージェントの検出を試みます。外部エージェントが検出されると、モバイル ルータはアドバタイズされた CoA を使用して登録します。インターフェイスは、外部エージェントが検出される間は CoA を使用して登録を続行します。外部エージェントが検出されない場合は、CCoA 処理がイネーブルになり、インターフェイスが CCoA を登録します。CCoA は、インターフェイスに静的に設定されている、または動的に取得されるプライマリ IP アドレスです。外部エージェントが再び検出されたら、インターフェイスは外部エージェントの CoA を使用して再び登録します。

CCoA サポートの以前のリリースでは、CCoA 登録は、複数の送信請求が送信されてから、またはアドバタイズメントが検出されなくなってから開始されていました。ローミングを高速にするために、この遅延は解消されました。インターフェイスで、エージェント アドバタイズメントが検出されると外部エージェントの CoA が登録され、アドレスが取得されると CCoA が登録されます。何を登録するかはどちらが最初に行われるかによって異なります。インターフェイスが CCoA を最初に登録する場合、エージェント アドバタイズメントを受信すると、インターフェイスに外部エージェントが登録されます。

イーサネット インターフェイスで CCoA をサポートするには、デフォルトのゲートウェイ アドレスが必要です。このゲートウェイ アドレスは CCoA 登録のデフォルト ゲートウェイとして使用され、インターフェイスの登録後はデフォルトのルートとして使用されます。イーサネット インターフェイス上のスタティック CCoA の場合は、デフォルト ゲートウェイ アドレスをローミング インターフェイス CCoA コンフィギュレーションで提供する必要があります。設定の詳細については、Cisco IOS Release 12.2(15)T の『 Mobile Networks Static Collocated Care-of Address 』機能マニュアルを参照してください。

DHCP 経由でインターフェイスに DCCoA が設定されている場合、設定されたゲートウェイ アドレスは必要なく、ゲートウェイ アドレスを設定するオプションは Command Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)で提供されません。DHCP インターフェイスの場合、DCCoA 登録では DHCP デフォルト ルート アドレスを使用し、インターフェイスが登録されたら、モバイル ルータのデフォルト ルートおよびゲートウェイに対してもこのアドレスが使用されます。

SNMP トラップに対するモバイル ルータ サポート

WMIC を持つ Cisco 3200 シリーズ モバイル アクセス ルータでは、SNMP トラップを使用すると、ローミング インターフェイスが、接続された WLAN リンクのステータスがいつ変わったかを把握できます。このシグナリングがないと、CCoA が登録されたインターフェイスはリンク ステータスの変更を認識できません。モバイル ルータは WMIC から SNMP linkUp トラップおよび linkDown トラップを受信するよう設定する必要があります。この結果、受信されたトラップの種類に基づいてローミングの決定を行うことができるようになります。

linkUp トラップのモバイル ルータ処理

DHCP ローミング インターフェイスで linkUp トラップが受信されると、モバイル ルータ インターフェイスは現在の IP アドレスを更新するか、新しい IP アドレスをできるだけ早く取得します。インターフェイスに DHCP で取得された IP アドレスがすでに存在する場合、モバイル ルータは最初にそのアドレスを更新しようとします。更新に失敗した場合、インターフェイスは新しい IP アドレスを取得しようとします。

DHCP インターフェイスに IP アドレスが存在しない場合は、DHCP アドレス取得が開始されます。アドレス「検出」は段階的に拡大する間隔(最大 60 秒)で繰り返され、アドレスが取得されるまで続行します。アドレス検出の間、インターフェイスは「IP-enabled」であり、IP パケットを処理できます。つまり、インターフェイスに IP アドレスがなくても外部エージェントの CoA アドバタイズメントを検出でき、Mobile IP 登録を行えます。

新しい ip dhcp client mobile renew コマンドを使用すると、更新試行回数と DHCP 経由で取得された現在の IP アドレスを更新する試行間隔を設定できます。設定された値はすべてのデフォルト値よりも優先されます。

ローミングのために、ローミング インターフェイスは linkUp トラップ イベントをローミング インターフェイスが稼動したときと同様に扱います。たとえば、外部エージェントが CoA-enabled である場合は送信請求が送信され、モバイル ルータは他のローミング インターフェイスと比較してこのインターフェイスを登録すべきかを判断します。動的アドレス取得は DCCoA 登録をトリガーできます。

linkUp トラップが到着したときにインターフェイスがすでに登録されており、登録の決定に影響を与えることが何もない場合、モバイル ルータは既存の登録を保持します。

linkDown トラップのモバイル ルータ処理

有効な linkDown トラップを受信すると、新しい設定可能な再アソシエーション ホールドダウン タイマーが開始します。このタイマーの目的はトラップに対するモバイル ルータの応答を遅らせることです。この場合、通常は WMIC を別のブリッジまたは Access Point(AP; アクセス ポイント)に再び関連付けるのに十分な時間の間に、次に優れたインターフェイスで登録しようとします。モバイル ルータはこのホールドダウン期間の間は登録されたままになり、外部エージェントのデータが保持され、モバイル ルータ インターフェイスが DHCP で取得された IP アドレスを保持します。ホールドダウン タイマーは、隣接ブリッジまたは AP 間でローミングする間に WMIC がワイヤレス接続を再確立する最大時間に設定する必要があります。

ホールドダウン タイマーの時間が経過する前に linkUp トラップが到着した場合、モバイル ルータは登録されたままになり、外部エージェントデータは保持されます。外部エージェントを検出するために送信請求が送信され、DHCP IP アドレス更新および検出プロセスが開始されます。WMIC が同じサブネットの AP にローミングした場合、アドレス更新は成功するはずです。

ホールドダウン タイマーの時間が経過した場合やホールドダウン遅延が 0 に設定された場合、モバイル ルータの処理はインターフェイスが停止したように実行されます。このインターフェイスで検出されたすべての外部エージェントは外部エージェントリストから削除され、モバイル ルータは現在の登録を削除し(インターフェイスで登録されている場合)、次に優れたローミング インターフェイスを使用して登録しようとします。外部エージェントを検出するために送信請求が送信され、DHCP IP アドレス更新および検出プロセスが開始されます。

DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポートの利点

この機能を使用すると、外部エージェントを展開できる、または展開できない状態で、IP アドレスが DHCP 経由で動的に取得される外部ネットワークにモバイル ルータがローミングできます。SNMP トラップ機能により、WMIC を持つ Cisco 3200 シリーズ モバイル アクセス ルータは WLAN リンク ステータスの変更を認識できるようになります。

DCCoA に対するモバイル ルータ DHCP サポートの設定方法

ここでは、次の手順について説明します。

「モバイル ルータ インターフェイスでの DCCoA 処理に対する DHCP サポートのイネーブル化」(必須)

「モバイル ルータでの SNMP の設定」(任意)

「ダイナミック CCoA 設定の確認」(任意)

モバイル ルータ インターフェイスでの DCCoA 処理に対する DHCP サポートのイネーブル化

DHCP 経由でモバイル ルータ インターフェイスでのダイナミック CCoA 処理をイネーブルにするには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface type number

4. ip address dhcp

5. ip dhcp client mobile renew count number interval msec

6. ip mobile router-service roam

7. ip mobile router-service collocated [ ccoa-only ]

8. ip mobile router-service hold-down reassociate msec

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface type number

 

Router(config)# interface FastEthernet 1

インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

ip address dhcp

 

Router(config-if)# ip address dhcp

インターフェイス上で DHCP から IP アドレスを取得します。

DHCP アドレス取得時間は、該当する IP アドレスが使用されていないことを確認するために DHCP サーバにより通常送信される ping をオフにすることによって短縮できます。Cisco IOS ルータを DHCP サーバとして使用する場合は、 ip dhcp ping packets number コマンドを使用し、 number 引数を 0(ゼロ)に設定します。

ステップ 5

ip dhcp client mobile renew count number interval msec

 

Router(config-if)# ip dhcp client mobile renew count 4 interval 25

(任意)更新試行回数と DHCP で取得された現在の IP アドレスを更新する試行間隔を設定します。

デフォルトでは、インターフェイスはアドレスを 2 回更新しようとし、試行の間に 50 ミリ秒待機します。このコマンドは、試行回数または試行間隔を調整する場合にだけ使用する必要があります。

ステップ 6

ip mobile router-service roam

 

Router(config-if)# ip mobile router-service roam

インターフェイスでローミングをイネーブルにします。

ステップ 7

ip mobile router-service collocated [ ccoa-only ]

 

Router(config-if)# ip mobile router-service collocated

モバイル ルータ インターフェイスで CCoA 処理をイネーブルにします。

インターフェイスは、最初に外部エージェントのアドバタイズメントの送信請求を行い、アドバタイズメントが受信されると外部エージェント CoA に登録されます。アドバタイズメントが受信されないと、CCoA 登録が試行されます。

ccoa-only キーワードを使用すると、インターフェイスが CCoA 処理だけを使用します。

ステップ 8

ip mobile router-service hold-down reassociate msec

 

Router(config-if)# ip mobile router-service hold-down reassociate 2000

(任意)linkDown トラップを受信した後にモバイル ルータが linkUp トラップを待つ遅延時間を指定します。

デフォルト値は 1000 ミリ秒です。値の範囲は 0 ~ 5000 秒です。

この再関連付けホールドダウン期間は、SNMP linkDown トラップを受信した後にモバイル ルータがワイヤレス リンクが利用可能であることを示す linkUp トラップを WMIC から待つ間隔(ミリ秒単位)です。

モバイル ルータでの SNMP の設定

Cisco 3200 シリーズ モバイル アクセス ルータが WMIC を使用している場合は、ルータで SNMP を設定する必要があります。WMIC は、SNMP トラップ メッセージを使用して WLAN が稼動しているか、停止しているかを通知します。SNMP トラップを設定する方法の詳細については、『 Configuration Guide for the Cisco 3200 Series Mobile Access Router 』を参照してください。

モバイル ルータで SNMP を設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. snmp-server engineID remote remote-ip-address remote-engineID-string

4. snmp-server user username group-name remote remote-ip-address v3

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

snmp-server engineID remote remote-ip-address remote-engineID-string

 

Router(config)# snmp-server engineID remote 172.21.58.1 800000090300000F23AD8F30

リモート SNMP デバイスの SNMP エンジン ID を指定します。

ステップ 4

snmp-server user username group-name remote remote-ip-address v3

 

Router(config)# snmp-server user labusr labgrp remote 172.21.58.1 v3

SNMP グループに新しいユーザを設定します。

ダイナミック CCoA 設定の確認

ダイナミック CCoA 設定を確認するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. show ip mobile router interface

2. show ip mobile router agent

3. show ip mobile router registration

4. show ip mobile router

5. show ip mobile binding

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

show ip mobile router interface

 
Mobilerouter# show ip mobile router interface

モバイル ルータがローミングに使用しているインターフェイスの情報を表示します。

CCoA にインターフェイスが設定されている場合、インターフェイスがダウン状態にある場合でも CCoA(IP アドレス)は表示されます。

DHCP 経由でインターフェイスに DCCoA が設定されている場合、レイヤ 2 linkDown ホールドダウン値と最後に処理されたリンク ステータス トラップが表示されます。

ステップ 2

show ip mobile router agent

 
Mobilerouter# show ip mobile router agent

モバイル ルータのエージェントに関する情報を表示します。

CCoA に設定されているインターフェイスがアップ状態になると、エントリが表示されます。

ステップ 3

show ip mobile router registration

 
Mobilerouter# show ip mobile router registration

モバイル ルータの保留中の登録および許可された登録を表示します。

ステップ 4

show ip mobile router

 
Mobilerouter# show ip mobile router

モバイル ルータに関する設定情報とモニタリング統計情報を表示します。

ステップ 5

show ip mobile binding

 
Homeagent# show ip mobile router

モビリティ バインディング テーブルを表示します。

CCoA がホーム エージェントに登録されている場合、[Routing Options] フィールドに [(D) direct-to-mobile node] が表示されます。

DCCoA に対するモバイル ルータ DHCP サポートの設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「DHCP 経由で取得されたモバイル ルータ DCCoA:例」

DHCP 経由で取得されたモバイル ルータ DCCoA:例

次に、DHCP 経由でダイナミックに CCoA を取得するよう設定されたモバイル ルータの例を示します。

モバイル ルータ

! This is the roaming interface using DCCoA
interface FastEthernet0
ip address dhcp
ip dhcp client mobile renew count 3 interval 20
ip mobile router-service roam
ip mobile router-service collocated
ip mobile router-service hold-down reassociate 2000
!
! Receive v1 or v2 traps
snmp-server community public RO
snmp-server enable traps tty
!
 
! Receive v3 traps
snmp-server engineID remote 85.85.85.3 1234
snmp-server user labusr labgrp remote 85.85.85.2 v3 auth md5 <SNMP user password on WGB>
snmp-server group labgrp v3 auth
 

参考資料

ここでは、DCCoA および FA 処理に対するモバイル ルータ DHCP サポート機能に関する参考資料を示します。

関連資料

関連項目
参照先

Cisco 3200 シリーズ モバイル アクセス ルータのマニュアル

『Configuration Guide for the Cisco 3200 Series Mobile Access Router

Mobile IP コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、デフォルト、使用上の注意事項、および例

Cisco IOS IP Command Reference, Volume 4 of 4: IP Mobility , Release 12.3T』

モバイル ネットワークに関連した Mobile IP コマンドと設定作業

Cisco Mobile Networks 』機能マニュアル、Release 12.2(4)T および 12.2(13)T

スタティック CCoA のマニュアル

Mobile Networks Static Collocated Care-of Address 』機能マニュアル、Release 12.2(15)T

ダイナミック CCoA のマニュアル

Mobile Networks Dynamic Collocated Care-of Address 』機能マニュアル、Release 12.3(4)T

規格

規格
タイトル

この機能がサポートする新しい規格または変更された規格はありません。また、この機能で変更された既存規格のサポートはありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

この機能がサポートする新しい MIB または変更された MIB はありません。また、この機能で変更された既存の MIB のサポートはありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能による新規または変更された RFC のサポートはありません。また、この機能による既存の RFC サポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

TAC のホームページには、3 万ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml

コマンド リファレンス

このモジュールに記載されている 1 つ以上の機能で、次のコマンドが追加または変更されています。これらのコマンドについては、 http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/ipmobility/command/reference/imo_book.html の『 Cisco IOS IP Mobility Command Reference 』を参照してください。すべての Cisco IOS コマンドについては、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にアクセスしてコマンド検索ツールを使用するか、『 Cisco IOS Master Commands List 』を参照してください。

ip dhcp client mobile renew

ip mobile router-service

show ip mobile router agent

show ip mobile router interface

用語集

DHCP :Dynamic Host Configuration Protocol。ホストが IP アドレスを必要としなくなったときに IP アドレスを再使用できるように IP アドレスと他の設定パラメータを動的に割り当てるメカニズムを提供します。

IPCP :IP Control Protocol(IP 制御プロトコル)。PPP 上で IP を確立および設定するために使用されるプロトコル。

PPP :Point-to-Point Protocol(IP 制御プロトコル)。同期回路と非同期回路を使用してルータ間接続とホスト ネットワーク間接続を提供します。PPP はダイヤルアップ インターネット アクセスで最も一般的に使用されます。この機能には、アドレス通知、CHAP または PAP による認証、複数のプロトコルのサポート、およびリンク モニタリングが含まれます。

外部エージェント :モバイル ノードがアクセスした外部ネットワーク上のルータ。モバイル ノードが登録されている間、そのモバイル ノードまたはモバイル ルータにルーティング サービスを提供します。外部エージェントは、モバイル ノードのホーム エージェントによってトンネリングされたパケットのトンネリングを解除して、モバイル ノードまたはモバイル ルータに送信します。パケットがモバイル ノードから送信された場合、外部エージェントは登録モバイル ノードのデフォルト ルータとして動作できます。

気付アドレス :モバイル ノードまたはモバイル ルータへのトンネルの終端ポイント。これを連結型気付アドレスにすることによって、モバイル ノードまたはモバイル ルータはローカル アドレスを取得して、それぞれのパケットのトンネリングを解除できます。または、外部エージェント気付アドレスにすることによって、外部エージェントはパケットのトンネリングを解除し、モバイル ノードまたはモバイル ルータに転送することができます。

トラップ :特別に定義された状況やしきい値の到達などの重要なイベントの発生を知らせるために、SNMP エージェントから NMS コンソールまたは端末に送信されるメッセージ。

ホーム エージェント :モバイル ノードのホーム ネットワーク上のルータ。モバイル ノードまたはモバイル ルータがホームから離れているときに、それらへのパケットをトンネリングします。モビリティ バインディングと呼ばれる登録モバイル ノードの現在の位置情報を維持します。

連結型気付アドレス :モバイル ノードまたはモバイル ルータへのトンネルの終端ポイント。CCoA は、独自のネットワーク インターフェイスに関連付けられているモバイル ノードまたはモバイル ルータのローカル アドレスです。


) この用語集に記載されていない用語については、『Internetworking Terms and Acronyms』を参照してください。