Cisco IOS 音声ゲートウェイの FXS ポート用補足 サービス機能コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.1M&T
共有回線用の コール保留/保留解除の設定
共有回線用のコール保留/保留解除の設定
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2010/11/18 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

共有回線用のコール保留/保留解除の設定

目次

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の前提条件

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の制約事項

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除について

機能の概要

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の設定方法

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の設定例

参考資料

関連資料

シスコのテクニカル サポート

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の機能情報

共有回線用のコール保留/保留解除の設定

この章では、Cisco Integrated Services Router(ISR)または Cisco VG224 アナログ電話ゲートウェイの Foreign Exchange Station(FXS)ポートに接続されているアナログ電話機を対象とする、SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除機能について説明します。この機能は、Cisco Unified Communications Manager だけで制御されるアナログ エンドポイントでサポートされます。

このモジュール内の機能情報の検索

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースが、このモジュールで説明している機能の一部をサポートしていない場合があります。 このモジュール内に記載されている特定の機能のリンクにアクセスする場合、および各機能がサポートされているリリースのリストを参照する場合は、「SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の機能情報」を参照してください。

プラットフォーム、および Cisco IOS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索するには

プラットフォームのサポートと、Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の前提条件

Cisco IOS ゲートウェイ

Cisco IOS Release 12.4(20)YA 以降のリリース。

Cisco 音声ゲートウェイの動作がセットアップおよび設定されていること。詳細については、シスコの該当する設定マニュアルを参照してください。

アナログ FXS 音声ポートの動作がセットアップおよび設定されていること。詳細については、『 Cisco IOS Voice Port Configuration Guide 』を参照してください。

Cisco 音声ゲートウェイで SCCP および SCCP Telephony Control(STC)アプリケーションがイネーブルになっていること。詳しい設定手順については、「基本コールのための FXS ポートの設定」を参照してください。

Cisco 音声ゲートウェイで SCCP 補足機能がイネーブルになっていること。「補足機能の設定」を参照してください。

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の制約事項

この機能は、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)のアナログ SCCP エンドポイントではサポートされません。

この機能は、Cisco Unified 500 シリーズ プラットフォームの FXS ポートではサポートされません。

共有回線のコール保留/保留解除が設定され、コールが接続された場合、アナログ電話機ユーザはもう一度フックフラッシュを押し、機能トーンを聞いてから、Feature Access Code(FAC)をダイヤルして、コール転送、コール待機、または電話会議機能を呼び出す必要があります。

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除について

Cisco 音声ゲートウェイの FXS ポートに接続されたアナログ電話機で SCCP 補足機能をイネーブルにするには、次の概念を理解しておく必要があります。

「機能の概要」

「SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除」

機能の概要

表 20 に、SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除機能に関する情報と、Cisco コール制御システムでこの機能のサポートを設定する方法を示します。

表 20 SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除

機能
電話ユーザが機能にアクセスする方法
コール制御システムの設定
SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除

IP Phone と回線を共有しているアナログ SCCP 電話機のユーザが、フックフラッシュを押すことで、アクティブ コールを保留および保留解除できます。

アクティブ コール中に、共有回線上のアナログ電話機のユーザがフックフラッシュを押すと、アクティブ コールを保留できます。アナログ電話機ユーザにはダイヤル トーンが聞こえ、ユーザはコールを発信したり、受話器を置いたり、フックフラッシュを再び押してコールを保留解除することができます。

保留中のコールは、次のように、共有回線上の任意の電話機で保留解除できます。

共有回線上の任意のアナログ電話機で、受話器を上げます。

共有回線上の任意の IP Phone で受話器を上げ、ユーザが Resume を押します。

(注) この機能はポートレベルで設定します。

Cisco Unified Communications Manager

機能情報については、『 Cisco Unified Communications Manager System Guide 』の「Dial Plan Architecture」にある「Understanding Directory Numbers」の章の「Making and Receiving Multiple Calls Per Directory Number」の項を参照してください。

この機能は、Cisco Unified Communications Manager でデフォルトでイネーブルになっています。共有回線上の保留/保留解除をサポートするための、機能に固有の設定は不要です。

Cisco Unified CME

この機能は、Cisco Unified CME のアナログ エンドポイントではサポートされません。

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除

Cisco Unified Communications Manager で 1 台以上の他の電話機と電話番号を共有している SCCP アナログ ポートのコール保留/保留解除は、Cisco IOS Release 12.4(20)YA 以降のリリースでサポートされています。この機能は、保留/保留解除を設定した FXS ポートに接続されたアナログ SCCP 電話機だけでサポートされます。

アクティブ コール中に、共有回線上のアナログ電話機のユーザは、フックフラッシュを押してコールを保留し、着信コールに応答するか、回線を利用できる場合は、ダイヤルトーンにアクセスします。保留したコールを保留解除するには、アナログ電話機のユーザは、再びフックフラッシュを押します。共有回線上の別の電話機で、保留中のコールを保留解除するには、共有回線上の任意のアナログ電話機の受話器を取るか、共有回線上の任意の IP Phone の受話器を取り、ユーザが Resume を押します。

この機能によって、アナログ電話機のユーザは、共有回線の使用中に、新しいコールを発信することもできます。新しいコールは、基本コールに制限されます。使用中の共有回線上のアナログ SCCP 電話機から発信する新しいコールでは、補足機能はサポートされません。

共有回線上のアナログ電話機でサポートされるコールのデフォルトの最大数は 2 です。共有回線上のアナログ電話機の受話器を取った場合、その電話はアクティブ コール状態になります。共有回線上の 2 台のアナログ電話機で受話器が取られた場合、共有回線上の他のアナログ電話機は、ダイヤル トーンにアクセスしたり、着信コールを受信したりすることはできません。共有回線が 2 台のアナログ電話機によって使用されているときに、アナログ電話機のユーザがフックフラッシュを押した場合、そのユーザには速いビジー トーンが聞こえます。同じ回線上のアナログ電話機と IP Phone のコール数は別々にカウントされ、一方の最大数設定は他方に影響を与えません。

共有回線の保留/保留解除の設定については、「SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の設定方法」を参照してください。

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の設定方法


) このモジュールでは、Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified CME の詳しい設定方法は説明しません。インストールおよび設定手順については、該当する製品のマニュアルを参照してください。


Cisco 音声ゲートウェイのアナログ FXS ポートに接続されたアナログ SCCP エンドポイントに対して共有回線用のコール保留/保留解除をイネーブルにするには、設定するポートごとに次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. stcapp supplementary-services

4. port port

5. hold-resume

6. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

stcapp supplementary-services

 

Router(config)# stcapp supplementary-services

アナログ FXS ポートで STC アプリケーションの補足サービス機能を設定するために、補足サービス コンフィギュレーション モードを作成します。

(注) 補足サービス コンフィギュレーションを削除すると、すべてのポートに固有な従属 STC アプリケーションの補足サービス機能のコンフィギュレーションが永続的に削除されます。

ステップ 4

port port

 

Router(config-stcapp-suppl-serv)# port 2/0

STC アプリケーションの補足サービス機能を特定のアナログ FXS ポートに関連付けるには、補足サービスの音声ポート コンフィギュレーション モードを開始します。

port :構文はプラットフォームによって異なります。 ? と入力し、確認してください。

ステップ 5

hold-resume

 

Router(config-stcapp-suppl-serv-port)# hold-resume

設定しているポートでコールの保留/保留解除機能をイネーブルにします。

ステップ 6

end

 

Router(config-stcapp-suppl-serv-port)# end

補足サービス音声ポート コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の設定例

次の show running-config コマンドの出力の一部は、SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の設定を示しています。

Router# show running-config
 
Building configuration...
 
Current configuration : 3442 bytes
!
.
.
.
!
stcapp ccm-group 1
stcapp
!
!
stcapp feature access-code
prefix *#
call forward all *74
call forward cancel 9
!
stcapp feature speed-dial
prefix ##
redial 78*
voicemail 8
speed dial from 3 to 7
!

stcapp feature callback

code *22

timeout 45

!
!
stcapp supplementary-services
port 2/0
hold-resume
port 2/1
hold-resume
port 2/2
hold-resume
port 2/3
hold-resume
port 2/4
hold-resume
port 2/5
hold-resume
port 2/6
hold-resume
!
stcapp call-control mode feature
!
.
.
.
end

参考資料

ここでは、Cisco 音声ゲートウェイの FXS ポート用の SCCP アナログ電話機サポートに関連する資料を示します。

関連資料

関連項目
参照先

Cisco Unified Communications Manager

Cisco Unified Communications Manager のマニュアル

Cisco Unified Communications Manager Express

Cisco Unified CME のマニュアル

Cisco IOS のデバッグ

『Cisco IOS Debug Command Reference』

Cisco IOS の音声コマンド

『Cisco IOS Voice Command Reference』

Cisco IOS の音声設定

『Cisco IOS Voice Configuration Library』

Cisco 音声ゲートウェイ

『Cisco VG200 Series Gateway』

Cisco 1800 シリーズのサービス統合型ルータのマニュアル

Cisco 2800 サービス統合型ルータのマニュアル

Cisco 3800 シリーズのサービス統合型ルータのマニュアル

Cisco Unified 500 シリーズのマニュアル

会議およびコード変換リソース

Cisco Unified CallManager and Cisco IOS Interoperability Guide 』の 「Configuring Enhanced Conferencing and Transcoding for Voice Gateway Routers」 の章

『Cisco CallManager and IOS Gateway DSP Farm Configuration Example』

シスコのテクニカル サポート

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この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の機能情報

表 21 に、このモジュールで説明した機能をリストし、特定の設定情報へのリンクを示します。この表には、Cisco IOS Release 12.4(20)YA 以降のリリースで導入または変更された機能だけを示します。

このテクノロジーの機能でここに記載されていない情報については、「補足サービスの機能ロードマップ」を参照してください。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースでは、一部のコマンドが使用できない場合があります。特定のコマンドのリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームをサポートする Cisco IOS と Catalyst OS のソフトウェア イメージを判別できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 21 に、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリース群で特定の機能をサポートする Cisco IOS ソフトウェア リリースだけを示します。特に明記されていない限り、Cisco IOS ソフトウェア リリース群の後続のリリースでもこの機能をサポートします。


 

表 21 機能情報

機能名
リリース
機能情報

SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除

12.4(20)YA

共有回線のアナログ電話で、フックフラッシュを使用して、アクティブ コールを保留および再開できます。この機能は、 Cisco Unified Communications Manager のアナログ SCCP エンドポイントのみ でサポートされます。

次の項で、この機能に関する情報を参照できます。

「SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除」

「SCCP アナログ ポートの共有回線用コール保留/保留解除の設定方法」

次のコマンドが、この機能によって導入されました。 hold-resume port(補足サービス) stcapp supplementary-services