Cisco IOS サービス品質(QoS)ソリューション コ ンフィギュレーション ガイド
RSVP—VRF Lite アドミッション コントロール
RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール
発行日;2012/02/06 | 英語版ドキュメント(2011/05/06 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール

機能情報の確認

目次

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの前提条件

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの制約事項

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールに関する情報

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの概要

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの利点

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの設定方法

インターフェイス上での RSVP のイネーブル化

末端のルータでのレシーバ プロキシの設定

ヘッドエンド ルータでのスタティック センダーの設定

VRF 対応の RSVP アプリケーション ID の設定

VRF 対応の RSVP ローカル ポリシーの設定

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの設定の確認

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの設定例

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの設定例

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの確認例

その他の関連資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

RSVP—VRF Lite アドミッション コントロールの機能情報

用語集

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール機能では、IP セッションにおいて、Virtual Routing and Forwarding(VRF)インスタンスのコンテキスト内での Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)の Call Admission Control(CAC; コール アドミッション制御)のサポートが導入されます。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの機能情報」 を参照してください。

プラットフォームのサポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの前提条件

ネットワーク内でリンクを共有する 2 台以上の隣接ルータの 1 つ以上のインターフェイスで RSVP を設定する必要があります。

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの制約事項

Multi-Topology Routing(MTR)はサポートされません。

Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)VRF はサポートされません。

RSVP 認証はサポートされません。

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールに関する情報

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール機能を使用するためには、次の概念について理解しておく必要があります。

「RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの概要」

「RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの利点」

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの概要

RSVP フローは、そのタプルによって識別されます。これには、その宛先 IP アドレス、その宛先ポート、そのプロトコルが含まれています。このタプルは、送信者から受信者までのパスに沿ったすべてのノードで一意であることが必要です。グローバル ルーティング ドメインのコンテキストでは、各フローはそのタプルで一意に識別できます。

しかし、Virtual Routing and Forwarding(VRF)を実装すると、VRF ルーティング ドメインごとに、ルーティングおよびフォワーディング テーブルの個別のインスタンスが存在する可能性があります。各 VRF インスタンスには独自のアドレス プール範囲があり、VRF ルーティング ドメイン間で重なる可能性があります。これにより、セッションがタプルによって識別されるという RSVP の既存の実装で問題が発生します。同じタプルを持つセッションが、異なる VRF ドメインのコンテキストに存在する可能性があります。この問題を解決するためには、VRF インスタンスを考慮するようにタプルを拡張する必要があります。新しいタプルは、 VRF ID、宛先 IP アドレス 宛先ポート、プロトコル からなります。VRF ID は、RSVP パケットを受信したインターフェイスに基づいて生成され、RSVP を使用したシグナリングは行われません。そのため、各ノードは、RSVP 制御パケットの受信インターフェイスに基づく VRF ID を通知する必要があります。

図 1 に、VRF Lite の展開シナリオを示します。

図 1 VRF Lite ネットワークにおける RSVP VRF 展開

 

 

図 1 では、ルータ 1 の Customer Edge(CE; カスタマー エッジ)とルータ 2 の CE で VRF Lite が設定されており、Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータ間で MPLS-VPN が設定されています。このような展開シナリオでは、RSVP の実装が CE ルータで VRF 対応になっている必要があります。つまり、フローは、フローの送信側と受信側が存在する VRF ドメインのコンテキストで認識される必要があります。しかし、RSVP QoS は PE ルータでイネーブルになっていません。

CE ルータで、VRF Lite 機能を使用することで、受信インターフェイス(つまり、カスタマー サイトに面しているインターフェイスと、PE に面しているインターフェイスです)で設定されている VRF に基づいて VRF が識別されます。

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの利点

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール機能により、VRF Lite 環境で、RSVP の次のような利点が得られます。

明示的なアドミッション コントロールを通じて保証された QoS

バーチャライゼーション

セキュリティ

ルーティング コンテキストの分離

IP アドレスの重複

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの設定方法


) ここで説明する作業では、RSVP セッションをすばやく開始および終了できるように、レシーバ プロキシとスタティック センダーを設定し、設定を確認します。これらの作業で、IOS の RSVP の実装は、RSVP エンドポイントおよび RSVP イニシエータとして振る舞います。


ここでは、次の作業について説明します。

「インターフェイス上での RSVP のイネーブル化」(必須)

「末端のルータでのレシーバ プロキシの設定」(任意)

「ヘッドエンド ルータでのスタティック センダーの設定」(任意)

「VRF 対応の RSVP アプリケーション ID の設定」(任意)

「VRF 対応の RSVP ローカル ポリシーの設定」(任意)

「RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの設定の確認」(任意)

インターフェイス上での RSVP のイネーブル化

送信者から受信者までのパスに沿ったすべてのインターフェイスで RSVP をイネーブルにするには、ここに示す手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip routing

4. ip vrf vrf-name

5. exit

6. interface type number

7. ip vrf forwarding vrf-name

8. ip rsvp bandwidth [ interface-kbps ] [ single-flow-kbps ]

9. 上記の手順を、イネーブルにする各インターフェイスに対して繰り返します。

10. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip routing

 

Router(config)# ip routing

IP ルーティングをイネーブルにします。

ステップ 4

ip vrf vrf-name

 

Router(config)# ip vrf vrf1

VRF インスタンスを定義し、VRF コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

exit

 

Router(config-vrf)# exit

VRF コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

interface type number

 

Router(config)# interface Ethernet0/0

インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7

ip vrf forwarding vrf-name

 

Router(config-if)# ip vrf forwarding vrf1

VRF インスタンスをインターフェイスまたはサブインターフェイスに関連付けます。

ステップ 8

ip rsvp bandwidth [ interface-kbps ] [ single-flow-kbps ]

 

Router(config-if)# ip rsvp bandwidth 1158 100

インターフェイスで RSVP 帯域幅をイネーブルにします。

オプションの interface-kbps 引数と single-flow-kbps 引数は、それぞれ複数の RSVP フローまたは単一のフローによって割り当てることができる帯域幅を指定します。有効な値は、1 ~ 10000000 です。

(注) イネーブルにする各インターフェイスに対してこのコマンドを繰り返します。

ステップ 9

Repeat the previous step for each interface that you want to enable.

--

ステップ 10

end

 

Router(config-if)# end

(任意)特権 EXEC モードに戻ります。

末端のルータでのレシーバ プロキシの設定

末端のルータで VRF を使用したレシーバ プロキシを設定するには、ここに示す手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp listener [ vrf vrf-name ] dst { udp | tcp | any | number } { any | dst-port } { announce | reply | reject }

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp listener [ vrf vrf-name ] dst { udp | tcp | any | number } { any | dst-port } { announce | reply | reject }

 

Router(config)# ip rsvp listener vrf myvrf 192.168.2.1 any any reply

PATH メッセージを受信する RSVP ルータを設定します。

適切なキーワードと引数を入力します。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

(任意)特権 EXEC モードに戻ります。

ヘッドエンド ルータでのスタティック センダーの設定

ルータが RSVP PATH メッセージをプロキシするように、ヘッドエンド ルータ上で VRF を使用したスタティック センダーを設定するには、ここに示す手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp sender-host session-ip-address sender-ip-address { tcp | udp | ip-protocol } session-d-port sender-s-port bandwidth burst-size [ identity alias ] [ vrf vrf-name ]

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp sender-host session-ip-address sender-ip-address { tcp | udp | ip-protocol } session-d-port sender-s-port bandwidth burst-size [ identity alias ] [ vrf vrf-name ]

 
Router(config)# ip rsvp sender-host 10.0.0.7 10.0.0.1 udp 1 1 10 10 vrf myvrf

RSVP PATH メッセージを生成するホストをシミュレートするようにルータをイネーブルにします。

適切なキーワードと引数を入力します。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

VRF 対応の RSVP アプリケーション ID の設定

VRF 対応の RSVP アプリケーション ID を設定するには、ここに示す手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp policy vrf vrf-name { identity alias policy-locator regular-expression | local { acl acl1 [ acl2...acl8 ] | default | identity alias1 [ alias2...alias4 ] | origin-as as1 [ as2...as8 ]}}

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp policy vrf vrf-name { identity { alias policy-locator regular-expression | local }} { acl acl1 [ acl2...acl8 ] | default | identity alias1 [ alias2...alias4 ] | origin-as as1 [ as2...as8 ]}

 
Router(config)# ip rsvp policy vrf myvrf identity voice policy-locator voiceStream

VRF のローカル ポリシーを作成し、ローカル ポリシー コンフィギュレーション モードを開始します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 4

end

 

Router(config-rsvp-policy-local)# end

(任意)ローカル ポリシー コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

VRF 対応の RSVP ローカル ポリシーの設定

VRF 対応の RSVP ローカル ポリシーを設定するには、ここに示す手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp policy vrf vrf-name { identity { alias policy-locator regular-expression | local }} { acl acl1 [ acl2...acl8 ] | default | identity alias1 [ alias2...alias4 ] | origin-as as1 [ as2...as8 ]}

4. { accept | forward [ all | path | path-error | resv | resv-error ] | default | exit | fast-reroute | local-override | maximum [ bandwidth [ group x ] [ single y ] | senders n ] | preempt-priority [ traffic-eng x ] setup-priority [ hold-priority ]}

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp policy vrf vrf-name { identity { alias policy-locator regular-expression | local }} { acl acl1 [ acl2...acl8 ] | default | identity alias1 [ alias2...alias4 ] | origin-as as1 [ as2...as8 ]}

 
Router(config)# ip rsvp policy vrf myvrf local default

VRF のローカル ポリシーを作成し、ローカル ポリシー コンフィギュレーション モードを開始します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 4

{ accept | forward [ all | path | path-error | resv | resv-error ] | default | exit | fast-reroute | local-override | maximum [ bandwidth [ group x ] [ single y ] | senders n ] | preempt-priority [ traffic-eng x ] setup-priority [ hold-priority ]}
 

Router(config-rsvp-policy-local)# forward all

(任意)作成するローカル ポリシーのプロパティを定義します (これらのコマンドはサブモード コマンドです)。

(注) これは任意の手順です。空のポリシーを指定すると、すべてが拒否されます。これは、特定の場合に必要になることがあります。

コマンドを参照してください。

ステップ 5

end

 

Router(config-rsvp-policy-local)# end

(任意)ローカル ポリシー コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの設定の確認

設定を確認するには次の手順を実行します。


) 次の show コマンドは、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで、任意の順番で使用できます。


手順の概要

1. enable

2. show ip rsvp counters [ authentication ] [ interface type number | neighbor [ vrf { * | vrf-name }] | state teardown | summary ]

3. show ip rsvp host vrf { * | vrf-name } { receivers | senders } [ group-name | group-address ]

4. show ip rsvp installed [ vrf { * | vrf-name }] [ interface-type interface-number ] [ detail ]

5. show ip rsvp interface [ vrf { * | vrf-name }] [ detail ] [ interface-type interface-number ]

6. show ip rsvp listeners [ ip-address | any | vrf { * | vrf-name } ] [ udp | tcp | any | protocol ] [ dst-port | any ]

7. show ip rsvp neighbor [ detail | inactive [ detail ]] | vrf { * | vrf-name } ]

8. show ip rsvp policy vrf { * | vrf-name } [ identity [ alias ]] | local [ acl acl | default | detail [ acl acl | default | identity alias | interface interface-type | origin-as as-number ]]

9. show ip rsvp request [ vrf { * | vrf-name }] [ detail ] [ filter [ destination ip-address | hostname ] [ dst-port port-number ] [ source ip-address | hostname ] [ src-port port-number ]]

10. show ip rsvp reservation [ detail | filter [ destination ip-address | hostname ] [ dst-port port-number ] [ source ip-address | hostname ] [ src-port port-number ]] [ vrf { * | vrf-name }]

11. show ip rsvp sender [ detail | filter [ destination ip-address | hostname ] [ dst-port port-number ] [ source ip-address | hostname ] [ src-port port-number ]] [ vrf { * | vrf-name }]

12. show ip rsvp signalling fast-local-repair [ statistics [ detail ]]

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

(任意)特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show ip rsvp counters [ authentication ] [ interface type number | neighbor [ vrf { * | vrf-name }] | state teardown | summary ]

 
Router# show ip rsvp counters neighbor vrf myvrf

(任意)各インターフェイスで送受信された RSVP メッセージの数を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 3

show ip rsvp host vrf { * | vrf-name } { receivers | senders } [ group-name | group-address ]

 
Router(config)# show ip rsvp vrf * senders

(任意)VRF インスタンスを使用して設定された RSVP ホストの詳細な情報を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 4

show ip rsvp installed [ vrf { * | vrf-name }] [ interface-type interface-number ] [ detail ]
 

Router# show ip rsvp installed vrf myvrf detail

(任意)RSVP 関連のインストールされているフィルタと対応する帯域幅情報を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 5

show ip rsvp interface [ vrf { * | vrf-name }] [ detail ] [ interface-type interface-number ]

 

Router# show ip rsvp interface vrf myvrf detail

(任意)RSVP に関連する情報を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 6

show ip rsvp listeners [ ip-address | any | vrf { * | vrf-name }] [ udp | tcp | any | protocol ] [ dst-port | any ]

 

Router# show ip rsvp listeners vrf myvrf1

(任意)指定したポートまたはプロトコルの RSVP リスナーを表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 7

show ip rsvp neighbor [ detail | inactive [ detail ]] | vrf { * | vrf-name }]

 

Router# show ip rsvp neighbor vrf myvrf1

(現在の)RSVP ネイバーを表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 8

show ip rsvp policy vrf { * | vrf-name } [ identity [ alias ]] | local [ acl acl | default | detail [ acl acl | default | identity alias | interface interface-type | origin-as as-number ]]

 

Router# show ip rsvp policy vrf myvrf1

(任意)VRF インスタンスを使用して設定された RSVP ポリシーの情報を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 9

show ip rsvp request [ vrf { * | vrf-name }] [ detail ] [ filter [ destination ip-address | hostname ] [ dst-port port-number ] [ source ip-address | hostname ] [ src-port port-number ]]

 

Router# show ip rsvp request vrf myvrf1

(任意)現在データベースに格納されている RSVP 関連の要求情報を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 10

show ip rsvp reservation [ detail | filter [ destination ip-address | hostname ] [ dst-port port-number ] [ source ip-address | hostname ] [ src-port port-number ]] [ vrf { * | vrf-name }]

 

Router# show ip rsvp reservation vrf myvrf1

(任意)現在データベースに格納されている RSVP 関連のレシーバ情報を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 11

show ip rsvp sender [ detail | filter [ destination ip-address | hostname ] [ dst-port port-number ] [ source ip-address | hostname ] [ src-port port-number ]] [ vrf { * | vrf-name }]

 

Router# show ip rsvp sender vrf myvrf1

(任意)現在データベースに格納されている RSVP PATH 関連のセンダー情報を表示します。

vrf-name 名と、その他の適切なキーワードおよび引数を入力します。

ステップ 12

show ip rsvp signalling fast-local-repair [ statistics [ detail ]]

 

Router# show ip rsvp signalling fast-local repair statistics detail

(任意)VRF を含む、RSVP によって保持されている Fast-Local-Repair(FLR)固有の情報を表示します。

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの設定例

ここでは、--VRF Lite アドミッション コントロール機能の設定例を示します。

「RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの設定例」

「RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの確認例」

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの設定例

次に、送信者から受信者へのパスに沿ったルータ インターフェイス上で RSVP をイネーブルにする例を示します。


) インターフェイスが VRF ドメイン内にある場合は、ip rsvp bandwidth コマンドを使用して、その VRF に対して RSVP をイネーブルにします。


Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface Ethernet0/0
Router(config-if)# ip rsvp bandwidth 1158 100
Router(config-if)# end

 

次に、テールエンド ルータ上で、指定した VRF を使用してレシーバ プロキシを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

Router(config)# ip rsvp listener vrf myvrf 192.168.2.1 any any reply

Router(config)# end

 

次に、ヘッドエンド ルータ上で、指定した VRF を使用してスタティック センダーを設定する例を示します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# ip rsvp sender-host 10.0.0.7 10.0.0.1 udp 1 1 10 10 vrf myvrf
Router(config)# end

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの確認例

次の例では、myvrf という名前の VRF と関連付けられたすべてのインターフェイスが詳細に表示されます。

 
Router# show ip rsvp interface vrf myvrf detail
 
Se1/0:
RSVP: Enabled
Interface State: Up
Bandwidth:
Curr allocated: 300K bits/sec
Max. allowed (total): 400K bits/sec
Max. allowed (per flow): 400K bits/sec
Max. allowed for LSP tunnels using sub-pools (pool 1): 0 bits/sec
Set aside by policy (total): 0 bits/sec
Traffic Control:
RSVP Data Packet Classification is OFF
RSVP resource provider is: none
Signalling:
DSCP value used in RSVP msgs: 0x3F
Number of refresh intervals to enforce blockade state: 4
Authentication: disabled
Key chain: <none>
Type: md5
Window size: 1
Challenge: disabled
FRR Extension:
Backup Path: Not Configured
BFD Extension:
State: Disabled
Interval: Not Configured
RSVP Hello Extension:
State: Disabled
RFC 3175 Aggregation: Enabled
Role: interior
VRF: myvrf
 

次の例では、myvrf という名前の VRF に属する RSVP セッションにインストールされた RSVP 予約の詳細が表示されます。

 
Router# show ip rsvp installed vrf myvrf detail
 
RSVP: FastEthernet2/0 has the following installed reservations
RSVP Reservation. Destination is 10.10.10.10. Source is 10.10.10.12,
Protocol is UDP, Destination port is 10, Source port is 10
Traffic Control ID handle: C8000407
Created: 22:51:26 UTC Sun Feb 17 2008
Admitted flowspec:
Reserved bandwidth: 10K bits/sec, Maximum burst: 10K bytes, Peak rate: 10K bits/sec
Min Policed Unit: 0 bytes, Max Pkt Size: 0 bytes
Resource provider for this flow: None
Conversation supports 1 reservations [0xBF000406]
Data given reserved service: 0 packets (0 bytes)
Data given best-effort service: 0 packets (0 bytes)
Reserved traffic classified for 12783 seconds
Long-term average bitrate (bits/sec): 0 reserved, 0 best-effort
Policy: INSTALL. Policy source(s): Default
VRF : myvrf

 

次の例では、myvrf という名前の VRF に対してリスナーが設定されています。

Router# show ip rsvp listeners vrf myvrf
 
VRF : myvrf1

To Protocol DPort Description Action OutIf

10.0.2.1 any any RSVP Proxy reply

次の例では、myvrf という名前の VRF に対してネイバーが作成されています。

Router# show ip rsvp neighbor vrf myvrf
 
VRF: myvrf
Neighbor Encapsulation Time since msg rcvd/sent
10.10.15.3 Raw IP 00:00:14 00:00:06
10.10.16.2 Raw IP 00:00:29 00:00:15

 

次の例では、設定した VRF に対してローカルに作成したすべての RSVP センダーが表示されています。

Router# show ip rsvp host vrf * senders
 
VRF: vrf2
To From Pro DPort Sport Prev Hop I/F BPS
192.168.104.4 198.168.104.12 UDP 10 10 none none 10K
Mode(s): Host CLI
VRF: vrf1
To From Pro DPort Sport Prev Hop I/F BPS
192.168.105.4 198.168.105.12 UDP 10 10 none none 10K
Mode(s): Host CLI
 

その他の関連資料

ここでは、RSVP--VRF アドミッション コントロール機能に関する関連資料について説明します。

関連資料

内容
参照先

QoS コマンド:コマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上のガイドライン、および例

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』

VRF 関連のインターネット ドラフト

Support for RSVP in Layer 3 VPNs 』インターネット ドラフト、2007 年 11 月 19 日 [draft-davie-tsvwg-rsvp-l3vpn-01.txt]

Cisco IOS コマンド

『Cisco IOS Master Commands List』、すべてのリリース

規格

規格
タイトル

この機能がサポートする新しい規格または変更された規格はありません。また、この機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

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Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS、Catalyst OS、Cisco IOS XE ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの以降のリリースでもその機能はサポートされます。


 

表 1 RSVP--VRF Lite アドミッション コントロールの機能情報

機能名
リリース
機能情報

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール

15.0(1)M

RSVP--VRF Lite アドミッション コントロール機能では、IP セッションにおいて、VRF インスタンスのコンテキスト内の RSVP CAC のサポートが導入されます。

この機能により、次のコマンドが導入または変更されました。

debug ip rsvp ip rsvp listener、ip rsvp policy vrf、ip rsvp reservation-host、ip rsvp sender-host、show ip rsvp counters、show ip rsvp host vrf、show ip rsvp installed、show ip rsvp interface、show ip rsvp listeners、show ip rsvp neighbor、show ip rsvp policy vrf、show ip rsvp request、show ip rsvp reservation、show ip rsvp sender、show ip rsvp signalling fast-local-repair

用語集

QoS :Quality Of Service。転送システムのパフォーマンスの尺度の 1 つであり、転送品質とサービスのアベイラビリティを反映したものです。QoS は、ベストエフォート型のパフォーマンスよりも優れている、ネットワーク アプリケーションの適切なネットワーク パフォーマンスを達成することを主眼にしています。

RSVP :Resource Reservation Protocol(リソース予約プロトコル)。IP ネットワーク上でリソースの予約をサポートするためのプロトコル。IP エンド システム上で動作するアプリケーションは、RSVP を使用して、受信を期待しているパケット ストリームの性質(帯域幅、ジッタ、最大バーストなど)を他のノードに知らせることができます。

VRF :仮想ルーティングとフォワーディング。IP ルーティングを拡張し、複数のルーティング インスタンスを提供するようにしたものです。VRF は、IP ルーティング テーブル、取得された転送テーブル、その転送テーブルを使用する一連のインターフェイス、転送テーブルに登録されるものを決定する一連のルールおよびルーティング プロトコルで構成されています。一般に、VRF には、プロバイダー エッジ(PE)ルータに付加されるカスタマー VPN サイトが定義されたルーティング情報が格納されています。

アドミッション コントロール :エンドツーエンドで使用可能なリソースに基づいて、RSVP 予約が受け付けまたは拒否されるプロセス。

CCDE, CCENT, CCSI, Cisco Eos, Cisco HealthPresence, Cisco IronPort, the Cisco logo, Cisco Nurse Connect, Cisco Pulse, Cisco SensorBase, Cisco StackPower, Cisco StadiumVision, Cisco TelePresence, Cisco Unified Computing System, Cisco WebEx, DCE, Flip Channels, Flip for Good, Flip Mino, Flipshare (Design), Flip Ultra, Flip Video, Flip Video (Design), Instant Broadband, and Welcome to the Human Network are trademarks; Changing the Way We Work, Live, Play, and Learn, Cisco Capital, Cisco Capital (Design), Cisco:Financed (Stylized), Cisco Store, Flip Gift Card, and One Million Acts of Green are service marks; and Access Registrar, Aironet, AllTouch, AsyncOS, Bringing the Meeting To You, Catalyst, CCDA, CCDP, CCIE, CCIP, CCNA, CCNP, CCSP, CCVP, Cisco, the Cisco Certified Internetwork Expert logo, Cisco IOS, Cisco Lumin, Cisco Nexus, Cisco Press, Cisco Systems, Cisco Systems Capital, the Cisco Systems logo, Cisco Unity, Collaboration Without Limitation, Continuum, EtherFast, EtherSwitch, Event Center, Explorer, Follow Me Browsing, GainMaker, iLYNX, IOS, iPhone, IronPort, the IronPort logo, Laser Link, LightStream, Linksys, MeetingPlace, MeetingPlace Chime Sound, MGX, Networkers, Networking Academy, PCNow, PIX, PowerKEY, PowerPanels, PowerTV, PowerTV (Design), PowerVu, Prisma, ProConnect, ROSA, SenderBase, SMARTnet, Spectrum Expert, StackWise, WebEx, and the WebEx logo are registered trademarks of Cisco Systems, Inc. and/or its affiliates in the United States and certain other countries.