Cisco IOS サービス品質(QoS)ソリューション コ ンフィギュレーション ガイド
QoS—階層型キューイング フレームワーク (HQF)
QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)

機能情報の確認

目次

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の前提条件

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の制約事項

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)に関する情報

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の背景

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の機能

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の利点

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の新機能

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)での動作上の変更点

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の設定方法

サービス ポリシーの設定

MQC ポリシーのマップ クラスへの適用

HQF の設定の確認

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の設定例

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の設定例

HQF の設定の確認例

その他の関連資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

QoS—階層型キューイング フレームワーク(HQF)の機能情報

用語集

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)

Quality of Service(QoS)--Hierarchical Queueing Framework(HQF; 階層型キューイング フレームワーク)機能を使用すると、物理インターフェイス レベル、論理インターフェイス レベル、クラス レベルのスケジューリングの 3 つのレベルで QoS を管理できます。Modular Quality of Service(QoS)Command-Line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)(MQC; モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス)を使用して QoS キューイングとシェーピング メカニズムを適用することで、よりきめ細かく柔軟な包括的 QoS アーキテクチャが得られます。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の機能情報」 を参照してください。

プラットフォームのサポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の前提条件

ネットワークで MQC を設定します。

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の制約事項

キューイング機能を使用したサービス ポリシーは、トンネル インターフェイスと物理インターフェイスや、サブインターフェイスと物理インターフェイスなど、子インターフェイスと親インターフェイス上に同時に共存できません。

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)に関する情報

QoS--HQF 機能を使用するには、次の概念について理解しておく必要があります。

「QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の背景」

「QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の機能」

「QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の利点」

「QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の新機能」

「QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)での動作上の変更点」

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の背景

MQC は、すべての種類のインターフェイスとプロトコルに適用される汎用 CLI を使用して QoS を設定するための手段を提供します。MQC は、キューイングとシェーピングで HQF に依存する設定を構築します。

たとえば、フレームリレーをサポートするには、キューイング フレームワーク内でフラグメンテーションを実行できるように、HQF メカニズムに対する拡張が必要でした。これらの拡張により、遅延に敏感なトラフィックをサポートするために、Priority Queueing(PQ; プライオリティ キューイング)を設定することができます。

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の機能

HQF は、キューイング機能とシェーピング機能を提供します。HQF は、QoS 機能をサポートするために使用する論理的なエンジンです。HQF 階層は、ポリシー マップを使用して構築されるツリー構造です。

HQF を使用したインターフェイスをデータが通過するとき、データがツリーの分岐をたどるように分類されます。データがツリーの最上部に到着すると、いずれかの葉に分類されます。データは、ルート(トランク)にあるインターフェイスから送出されるまで、階層(ツリー)を下にたどります。

たとえば、次の設定では、図 1 に示す階層が構築されます。

policy-map class
class c1
bandwidth 14
class c2
bandwidth 18
 
policy-map map1
class class-default
shape average 64000
service-policy class
 
policy-map map2
class class-default
shape average 96000
 
map-class frame-relay fr1
service-policy output map1
 
map-class frame fr2
service-policy output map2
 
interface serial4/1
encapsulation frame-relay
frame-relay interface-dlci 16
class fr1
frame-relay interface-dlci 17
class fr2

図 1 HQF ツリーの構造

 

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の利点

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)機能には次の利点があります。

大規模なネットワークで、QoS キューイングとシェーピングをよりすばやく展開できます。

共通の MQC CLI を使用し、すべての主な Cisco IOS ソフトウェア リリースに対して一貫したキューイング動作が適用されます。これにより、使用している Cisco IOS ソフトウェア リリースにかかわらず、QoS の実装がより簡単かつ透過的になります。

分散実装と非分散実装の両方で機能が共通となり、すべてのソフトウェア転送ハードウェアで QoS 機能の動作が一貫したものになるため、使用しているプラットフォームにかかわらず、QoS の実装がより簡単かつ透過的になります。

ハードウェア全体で動作が一貫したものになり、異なる Cisco IOS ソフトウェア リリースで、機能拡張や新しい QoS 機能をすばやく提供できるようになります。

複数レベルのパケット スケジューリングが可能です。

統合されたクラスベースのシェーピングとキューイングがサポートされます。

クラスごとに均等化キューイングとドロップ ポリシーを適用できます。

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の新機能

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)機能では、次の機能が導入されます。

あらゆるレベルでキューイング機能を使用した階層型ポリシー

クラスベースのキューイングを、階層型ポリシーの親レベルまたは子レベルで任意のトラフィック クラスに適用でき、さまざまなセッションや加入者に対するサービス レベルを得ることができます。

次に示す例で、クラス parent-c2 に属するトラフィックには、クラス parent-c1 よりも多くのスケジューリング時間が割り当てられます。

policy-map child
class child-c1
bandwidth 400
class child-c2
bandwidth 400
 
policy-map parent
class parent-c1 <------------------
bandwidth 1000
service-policy child
class parent-c2 <------------------
bandwidth 2000
service-policy child

ATM PVC ポリシーでのシェーピング

次の例に示すように、ATM PVC 内でクラスベースのシェーピングを適用できます。

policy-map p1
class c1
shape average 1000000
class c2
shape average 1000000
 
interface atm1/0.1
pvc 1/100
service-policy output p1
 
policy-map p1
class c1
shape average 1000000
class c2
shape average 1000000
 
interface atm1/0.1
pvc 1/100
service-policy output p1

プライオリティ クラス内の子ポリシー

次の例に示すように、プライオリティをイネーブルにしたクラスに対して子ポリシーを適用できます。子ポリシーには、ポリシング機能または設定機能を含めることができますが、キューイング機能を含めることはできません。

policy-map p1
class c1
priority 256
service-policy child

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)での動作上の変更点

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)機能では、一部の QoS 機能で次の動作が変更されます。

class-default でのフローベースの均等化キューイングのサポート

class-default クラスに対する均等化キューイング動作はフローベースです。これは、以前のリリースの Weighted Fair Queueing(WFQ; 重み付け均等化キューイング)動作からの変更です。フローベースの均等化キューイングを使用すると、class-default クラス内のフロー キューは、IP Precedence ビットに基づく重みによってスケジューリングするのではなく、均等にスケジューリングされます。

class-default のデフォルト キューイング実装

ポリシー マップで明示的に class-default クラスを設定しない場合、そのデフォルト キューイング動作は FIFO になります。異なるキューイング動作を実現するには、class-default クラスで bandwidth fair-queue 、または service-policy コマンドを設定します。

class-default と帯域幅

class-default クラスに割り当てられた帯域幅は、ユーザ定義クラスによって消費されない未使用インターフェイス帯域幅です。デフォルトでは、class-default クラスにインターフェイスの帯域幅の最低 1% が割り当てられます。

シェープ クラスに対するデフォルトのキューイング実装

クラスで shape コマンドを設定すると、シェープ キューのデフォルト キューイング動作は、重み付け均等化キューイング(WFQ)ではなく FIFO となります。異なるキューイング動作を実現するためには、シェープ クラスで bandwidth fair-queue 、または service-policy コマンドを使用できます。

ポリシー マップとインターフェイス帯域幅

HQF では、ポリシー マップでインターフェイスの帯域幅の最大 100% を予約できます。class-default クラスに明示的な帯域幅保証を割り当てない場合、インターフェイスの帯域幅の最大 99% をユーザ定義クラスに割り当て、残りの 1% を class-default クラス用に予約できます。


) Cisco IOS Release 12.4(20)T に移行する場合で、設定済みのポリシー マップで帯域幅の 100% をユーザ定義クラスに割り当てている場合、HQF イメージをブートした後でコンソールにエラー メッセージが表示されます。このメッセージは、割り当てられた帯域幅が許容可能な量を超えており、サービス ポリシーが拒否されることを示しています。HQF で、ポリシーを再設定し、class-default 用に保証された最低 1% の帯域幅を考慮する必要があります。その後、サービス ポリシーをインターフェイスに適用できます。


均等化キューでのフローごとのキュー制限

HQF で、均等化キューイングをイネーブルにすると、デフォルトのフローごとのキュー制限は、クラス キュー制限の 1/4 になります。クラスでキュー制限をイネーブルにしない場合、デフォルトのフローごとのキュー制限は 16 パケット(64 の 1/4)になります。

論理インターフェイス上での複数のポリシーに対するオーバーサブスクリプションのサポート

サブインターフェイスを含む複数の論理インターフェイスにシェーピング ポリシーを適用し、シェープ レートの合計が物理インターフェイスの帯域幅を超えると、物理インターフェイスでの輻輳により、各論理インターフェイス ポリシーに対するバック プレッシャが生じます。このバック プレッシャにより、各ポリシーは、出力レートをインターフェイス帯域幅の各自の相応量に減らします。

次の例では、10 個のサブインターフェイス ポリシーがそれぞれ 2 Mbps にシェーピングされ、物理インターフェイスには 10 Mbps の帯域幅があります(2:1 のオーバーサブスクリプション)。10 個すべてのサブインターフェイスが 2 Mbps で送信すると、各サブインターフェイスのスループットは 1 Mbps(10 Mbps を 10 個のサブインターフェイスで割ったもの)になります。

GRE トンネルでのシェーピング

HQF では、カプセル化後に階層型サービス ポリシーを使用することにより、Generic Routing Encapsulation(GRE)トンネルにシェーピングを適用します。これは、シェープ レートが、トンネル カプセル化と L2 カプセル化を使用したパケットに基づくことを意味します。

トンネル インターフェイスに適用される親ポリシーでシェーピング機能を設定するとき、class-default クラスだけを使用できます。親ポリシーではユーザ定義クラスを設定できません。

次に、GRE トンネル インターフェイスに適用される一般的な階層型ポリシーを示します。

Interface tunnel0
Service-policy output parent
 
policy-map parent
class class-default
shape average 10000000
service-policy child
 
policy-map child
class voice
priority 512
class video
bandwidth 6000
class data
bandwidth 3000

) 一部の QoS 展開には、トンネルまたは仮想インターフェイス レベルで適用したキューイング機能を持つサービス ポリシーか、物理インターフェイス レベルで適用したキューイング機能を持つサービス ポリシーが含まれます。Cisco IOS Release 12.4(20)T では、キューイング機能持つサービス ポリシーを、これらのインターフェイスのいずれかだけに適用できます。Cisco IOS Release 12.4(20)T に移行する際、両方のインターフェイスでサービス ポリシーを含むルータ設定では、物理インターフェイスに適用されたサービス ポリシーだけが残ります。


FRF.12 と FRF.9

HQF の実装では、FR PVC または FRF メイン インターフェイス上でフレームリレー フラグメンテーション(FRF.12)をイネーブルにすると、プライオリティ クラスのパケットはフラグメンテーションの対象にならなくなります。プライオリティ パケットは、パケット サイズにかかわらず、常にデータ フラグメント間でインターリーブされます。

FR PVC またはメイン インターフェイス上でフレームリレー圧縮(FRF.9)をイネーブルにすると、プライオリティ クラス パケットは圧縮されなくなります。FRF.12 と FRF.9 の両方をイネーブルにすると、プライオリティ クラス パケットはフラグメント化も圧縮もされなくなります。

論理インターフェイスに適用されたポリシー マップに追加されたユーザ定義クラス

ポリシー マップは複数のユーザ定義クラスを使用して設定でき、class-default という名前のデフォルト クラスを含めることができます。次に示すように、必要に応じて、ポリシー マップに class-default だけを含めることもできます。

policy-map parent
class class-default
service-policy child
 

一般には、この時点でポリシー マップをインターフェイスに適用します。ポリシー マップをインターフェイスに適用した後、HQF では、ユーザ定義クラスをポリシー マップに追加できます。

しかし、論理インターフェイスに対してこのような変更ができないように、HQF の動作が変更されました。ユーザ定義クラスをポリシー マップに追加する場合(かつそのポリシー マップがすでに論理インターフェイスに適用済みの場合)、まずポリシー マップを論理インターフェイスから削除する必要があります。その後ユーザ定義クラスをポリシー マップに追加し、ポリシー マップを論理インターフェイスに再度適用します。


) この動作変更は、論理インターフェイスだけに適用されます。物理インターフェイスには適用されません。


ネストしたポリシーと子ポリシーの基準帯域幅

HQF では、親シェーピング クラスの下に子のキューイング ポリシーがあるネストしたポリシーを設定する場合、子のキューイング ポリシーの基準帯域幅は、親シェーパー レートと、親クラスの暗黙的または明示的帯域幅保証のうちの小さいほうになります。親クラスの帯域幅を定義しない場合、インターフェイス帯域幅は、暗黙的な帯域幅保証としてすべての親クラスに均等に分割されます。

次に、1536 Kbps のシリアル インターフェイスにネストしたポリシーを適用する例を示します。1536 Kbps が、暗黙的な帯域幅として親クラス parent-c1 と class-default に均等に分割されます。親クラスでは、最大が 1200 Kbps のシェーピング レートとなるのに対し、最小は暗黙的な保証の 768 Kbps になります。

interface serial 0/0
service-policy parent
policy-map child
class child-c1
bandwidth percent 10
policy-map parent
class parent-c1
shape average 1200000
service-policy child
 

子ポリシー child-c1 で親のシェーピング レートを基準帯域幅とするためには、シェーピング レートよりも大きな明示的な保証で親クラス parent-c1 を設定します。次に例を示します。

policy-map parent
class parent-c1
bandwidth 1300
shape average 1200000
service-policy child
 

オーバーサブスクリプションを使用して親クラスの明示的な帯域幅を設定する場合、「ポリシー マップとインターフェイス帯域幅」の制限事項が適用されます。

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「サービス ポリシーの設定」(必須)

「MQC ポリシーのマップ クラスへの適用」(必須)

「HQF の設定の確認」(任意)

サービス ポリシーの設定

サービス ポリシーを設定しメイン インターフェイスに適用するには、次の手順を実行します。この操作により、インターフェイスに HQF もインストールされます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. policy-map [ type access-control ] policy-map-name

4. class [ class-name | class-default ]

5. shape [ average | peak ] cir [ bc ] [ be ]

6. interface type number

7. encapsulation frame-relay [ cisco | ietf ]

8. service-policy [ type access-control ] { input | output } policy-map-name

9. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

policy-map [ type access-control ] policy-map-name

 

 
Router(config)# policy-map shape

作成するポリシー マップの名前を指定します。ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。

オプションの type access-control キーワードは、対象となるプロトコル スタック内で探す正確なパターンを決定します。

ポリシー マップ名を入力します。

ステップ 4

class [ class-name | class-default ]

 

Router(config-pmap)# class class-default

ポリシーを設定または変更できるようにクラスを指定します。ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

class-name 引数または class-default キーワードを入力します。

ステップ 5

shape [ average | peak ] cir [ bc ] [ be ]

 

Router(config-pmap-c)# shape average 256000

指定したアルゴリズムに従って、指示されたビット レートまでトラフィックをシェーピングします。

average または peak レート シェーピング を入力します。

Committed Information Rate(CIR; 認定情報レート)を bits per second(bps; ビット/秒)単位で入力します。

(任意)Committed Burst(BC; 認定バースト)サイズまたは Excess Burst(EB; 超過バースト)サイズをビット単位で入力します。

ステップ 6

interface type number

 

Router(config-pmap-c)# interface serial4/3

指定したインターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

インターフェイス タイプと番号を入力します。

ステップ 7

encapsulation frame-relay [ cisco | ietf ]

 

Router(config-if)# encapsulation frame-relay

インターフェイス上でフレームリレー カプセル化をイネーブルにします。

(任意) cisco または ietf を入力し、カプセル化方法を指定します。

ステップ 8

service-policy [ type access-control ] { input | output } policy-map-name

 

 
Router(config-if)# service-policy output shape

インターフェイスに適用するポリシー マップの名前を指定します。

(注) 入力または出力ルータ上でポリシー マップを設定し、インターフェイスの入力方向または出力方向に適用できます。ポリシー マップを適用する方向(入力または出力)と、ルータ(入力または出力)は、ネットワーク構成に応じて変わります。

オプションの type access-control キーワードは、対象となるプロトコル スタック内で探す正確なパターンを決定します。

input または output キーワードの後にポリシー マップ名を入力します。

ステップ 9

end

 

Router(config-if)# end

(任意)インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

MQC ポリシーのマップ クラスへの適用

MQC ポリシーをマップ クラスに適用するには、次の手順を実行します。この操作により HQF もイネーブルになります。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. map-class frame-relay map-class-name

4. service-policy [ type access-control ] { input | output } policy-map-name

5. interface type number

6. frame-relay class name

7. frame-relay interface-dlci dlci [ cisco | ietf ] [ voice-cir cir ] [ ppp virtual-template-name ]

8. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

map-class frame-relay map - class-name

 

Router(config)# map-class frame-relay shape

作成または変更するフレームリレー マップ クラスの名前を指定し、マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

マップ クラス名を入力します。

ステップ 4

service-policy [ type access-control ] { input | output } policy-map-name

 
Router(config-map-class)# service-policy output shape

インターフェイスに適用するポリシー マップの名前を指定します。

(注) 入力または出力ルータ上でポリシー マップを設定し、インターフェイスの入力方向または出力方向に適用できます。ポリシー マップを適用する方向(入力または出力)と、ルータ(入力または出力)は、ネットワーク構成に応じて変わります。

オプションの type access-control キーワードは、対象となるプロトコル スタック内で探す正確なパターンを決定します。

input または output キーワードの後にポリシー マップ名を入力します。

ステップ 5

interface type number

 

Router(config-map-class)# interface serial4/3

指定したインターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

インターフェイス タイプと番号を入力します。

ステップ 6

frame-relay class name

 

Router(config-if)# frame-relay class shape

マップ クラスをインターフェイスまたはサブインターフェイスに関連付けます。

マップ クラスの名前を入力します。

ステップ 7

frame-relay interface-dlci dlci [ cisco | ietf ] [ voice-cir cir ] [ ppp virtual-template-name ]

 

Router(config-if)# frame-relay interface-dlci 16

Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)をルータ上の指定したフレームリレー サブインターフェイスに割り当て、フレームリレー DLCI インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

DLCI 番号を入力します。

(任意)カプセル化タイプとして cisco または ietf を入力します。

(任意。Cisco MC3810 だけでサポート) voice-cir および cir を入力し、この DLCI に対して予約可能な音声帯域幅の上限を指定します。デフォルトは、フレームリレー マップ クラスで設定した認定情報レート(CIR)になります。

(任意) ppp を入力して、回線がフレームリレー カプセル化で PPP を使用できるようにします。

(任意)バーチャル テンプレート名を入力し、PPP 接続を適用するバーチャル テンプレート インターフェイスを指定します。

ステップ 8

end

 

Router(config-fr-dlci)# end

(任意)フレームリレー DLCI インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

HQF の設定の確認

HQF がインストールされ、インターフェイスでイネーブルになっていることを確認するには、次の手順を実行します。


) 次の show コマンドは、ユーザ EXEC モードか特権 EXEC モードで使用できます。


手順の概要

1. enable

2. show policy-map interface [ type access-control ] interface-name [ vc [ vpi / ] vci ] [ dlci dlci ]
[
input | output ]

3. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

(任意)特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

コマンドをユーザ EXEC モードで使用する場合は、この手順を省略します。

ステップ 2

show policy-map interface [ type access-control ] interface-name [ vc [ vpi / ] vci ] [ dlci dlci ]
[ input | output ]

 

Router# show policy-map interface serial4/3

指定したインターフェイスまたはサブインターフェイス上か、インターフェイス上の特定の PVC に対し、すべてのサービス ポリシーに対して設定されているすべてのクラスのパケット統計情報を表示します。

インターフェイス名を入力します。

ステップ 3

exit

 

Router# exit

(任意)特権 EXEC モードを終了します。

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の設定例

ここでは、QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)機能の設定例を示します。

「QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の設定例」

「HQF の設定の確認例」

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の設定例

この機能を設定するには、大きく次の 2 つの手順を実行します。

ポリシー マップの設定

ポリシー マップのマップ クラスへの適用

次に、ポリシー マップ shape をシリアル インターフェイス 4/3 上で設定し、出力方向に適用する例を示します。そのパラメータには、クラス class-default、トラフィック シェーピング平均 256000 bps、フレームリレー カプセル化が含まれています。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# policy-map shape
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# shape average 256000
Router(config-pmap-c)# interface serial4/3
Router(config-if)# encapsulation frame-relay
Router(config-if)# service-policy output shape
Router(config-if)# end

 

次の例では、ポリシー マップ shape をシリアル インターフェイス 4/3 の出力方向に適用し、マップ クラス shape に関連付ける例を示します。DLCI 16 に関連付けられている PVC もあります。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# map-class frame-relay shape
Router(config-map-class)# service-policy output shape
Router(config-map-class)# interface serial4/3
Router(config-if)# frame-relay class shape
Router(config-if)# frame interface-dlci 16
Router(config-fr-dlci)# end

HQF の設定の確認例

次の例では、シリアル インターフェイス 4/3 でシェーピングがアクティブになっており、HQF がインストールされています。すべてのトラフィックは class-default キューに分類されます。

Router# show policy-map interface serial4/3
 
Serial4/3
 
Service-policy output: shape
 
Class-map: class-default (match-any)
2203 packets, 404709 bytes
30 second offered rate 74000 bps, drop rate 14000 bps
Match: any
Queueing
queue limit 64 packets
(queue depth/total drops/no-buffer drops) 64/354/0
(pkts output/bytes output) 1836/337280
shape (average) cir 128000, bc 1000, be 1000
target shape rate 128000
lower bound cir 0, adapt to fecn 0
 
Service-policy : LLQ
 
queue stats for all priority classes:
queue limit 64 packets
(queue depth/total drops/no-buffer drops) 0/0/0
(pkts output/bytes output) 0/0
 
Class-map: c1 (match-all)
0 packets, 0 bytes
30 second offered rate 0 bps, drop rate 0 bps
Match: ip precedence 1
Priority: 32 kbps, burst bytes 1500, b/w exceed drops: 0
 
Class-map: class-default (match-any)
2190 packets, 404540 bytes
30 second offered rate 74000 bps, drop rate 14000 bps
Match: any
 
queue limit 64 packets
(queue depth/total drops/no-buffer drops) 63/417/0
(pkts output/bytes output) 2094/386300

その他の関連資料

ここでは、QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)機能に関する関連資料について説明します。

関連資料

内容
参照先

フレームリレー コマンド:コマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上のガイドライン、および例

『Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference』

QoS コマンド:コマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上のガイドライン、および例

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』

MQC

Applying QoS Features Using the MQC 』モジュール

規格

規格
タイトル

この機能がサポートする新しい規格または変更された規格はありません。また、この機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

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http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

コマンド リファレンス

次のコマンドは、このモジュールで説明した機能で導入または修正されたものです。これらのコマンドの詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/qos/command/reference/
qos_book.html
にある『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』を参照してください。すべての Cisco IOS コマンドについては、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup で Command Lookup Tool を使用するか、 http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mcl/allreleasemcl/all_book.html にある『 Cisco IOS Master Command List, All Releases 』を使用してください。

bandwidth(policy-map クラス)

fair-queue (WFQ)

max-reserved-bandwidth

police (two rates)

queue-limit

random-detect

random-detect atm-clp-based

random-detect cos-based

random-detect prec-based

random-detect precedence

shape-max buffers

show policy-map

show policy-map interface

show queue

show queueing

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS、Catalyst OS、Cisco IOS XE ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの以降のリリースでもその機能はサポートされます。


 

表 1 QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)の機能情報

機能名
リリース
機能情報

QoS--階層型キューイング フレームワーク(HQF)

12.2(28)SB
12.4(20)T

QoS--Hierarchical Queueing Framework(HQF; 階層型キューイング フレームワーク)機能を使用すると、物理インターフェイス レベル、論理インターフェイス レベル、クラス レベルのスケジューリングの 3 つのレベルで QoS を管理できます。Modular Quality of Service(QoS)Command-Line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)(MQC; モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス)を使用して QoS キューイングとシェーピング メカニズムを適用することで、よりきめ細かく柔軟な包括的 QoS アーキテクチャが得られます。

この機能は、Release 12.2(28)SB で、Cisco 7200 シリーズ ルータ上での QoS:フレームリレー QoS 階層型キューイング フレームワークのサポートとして導入されました。

次のコマンドが導入または変更されました。 bandwidth (policy-map class)、fair-queue (WFQ)、max-reserved-bandwidth、police (two rates)、queue-limit、random-detect、random-detect atm-clp-based、random-detect cos-based、random-detect prec-based、random-detect precedence、shape-max buffers、show policy-map、show policy-map interface、show queue、show queueing

用語集

MQC:Modular Quality of Service(QoS)Command-Line interface(CLI)(モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス)。QoS ポリシーとは独立してトラフィック クラスを指定するための方法。

QoS :Quality Of Service。転送システムのパフォーマンスの尺度の 1 つであり、転送品質とサービスのアベイラビリティを反映したものです。QoS は、ベストエフォート型のパフォーマンスよりも優れている、ネットワーク アプリケーションの適切なネットワーク パフォーマンスを達成することを主眼にしています。

遅延(latency) :デバイスがパケットを受信して宛先ポートから送出するまでの、ルータ上の遅れ。

ポリシー マップ :ネットワーク内のリソースの使用方法を決定する定義済みのルール。QoS ポリシー マップは、それが適用されるトラフィック クラスと、そのトラフィックに対してして実行される 1 つ以上のアクションに対する指示を識別します。