Cisco IOS サービス品質(QoS)ソリューション コ ンフィギュレーション ガイド
ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用
ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用
発行日;2012/02/01 | 英語版ドキュメント(2011/04/29 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用

機能情報の確認

目次

ATM リンク上でマルチリンク PPP を使用するための前提条件

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する制約事項

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する情報

MQC と ATM リンク上でのマルチリンク PPP

バーチャル テンプレート インターフェイス

マルチリンク グループ インターフェイス

ATM リンク上でマルチリンク PPP を設定する方法

バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定

前提条件

マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定

前提条件

この次の手順

バーチャル テンプレート インターフェイスとマルチリンク グループとの関連付け

バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定の確認

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用の設定例

バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定:例

マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定:例

バーチャル テンプレート インターフェイスとマルチリンク グループとの関連付け:例

バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け:例

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定の確認:例

関連情報

その他の関連資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する機能情報

用語集

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用

マルチリンク PPP は、リアルタイム トラフィックに対する遅延とジッタの低減に使用される方式です。このモジュールでは、ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に必要な概念情報と設定作業について説明します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する機能情報」 を参照してください。

プラットフォームのサポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

ATM リンク上でマルチリンク PPP を使用するための前提条件

知識

Reducing Latency and Jitter for Real-Time Traffic Using Multilink PPP 』モジュールの概念についての知識が必要です。

キューイング メカニズムのイネーブル化

マルチリンク PPP は、ファーストイン ファーストアウト(FIFO)キューイングを使用して、パケットのキューイングとインターリーブを行います。Low Latency Queueing(LLQ; 低遅延キューイング)、Weighted Fair Queueing(WFQ; 重み付け均等化キューイング)、および Class-Based Weighted Fair Queueing(CBWFQ; クラス ベース重み付け均等化キューイング)などのその他のキューイング メカニズムを使用できます。これらの代替メカニズムのいずれかを使用する場合は、マルチリンクを設定する前にイネーブルにします。

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する制約事項

VoIP のサポート

Voice over IP(VoIP)のみがサポートされています。Voice over ATM はサポートされていません。

サポートされている ATM ネットワーク モジュール

ATM 上でのマルチリンク PPP では、次の ATM ネットワーク モジュールを使用する必要があります。

ATM 上で逆多重化を使用するマルチポート T1/E1 ATM ネットワーク モジュール

ATM OC-3 ネットワーク モジュール

拡張 ATM ポート アダプタ

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する情報

ATM リンク上でのマルチリンク PPP を使用するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「MQC と ATM リンク上でのマルチリンク PPP」

「バーチャル テンプレート インターフェイス」

「マルチリンク グループ インターフェイス」

MQC と ATM リンク上でのマルチリンク PPP

ATM リンク上でマルチリンク PPP を使用する前に、ポリシー マップを作成する必要があります (「前提条件」を参照)。ポリシー マップは Modular Quality of Service(QoS)Command-Line Interface (CLI)(MQC)を使用して作成されます。

MQC は、トラフィック ポリシー(ポリシー マップを作成し、そのポリシー マップをインターフェイスに適用できる CLI 構造です。ポリシー マップには、1 つのトラフィック クラスと 1 つ以上の QoS 機能が含まれます。トラフィック クラスは、トラフィックを分類するために使用します。トラフィック ポリシー内の QoS 機能によって、分類されたトラフィックの処理方法が決まります。

MQC の詳細については、『 Applying QoS Features Using the MQC 』モジュールを参照してください。

バーチャル テンプレート インターフェイス

バーチャル テンプレート インターフェイスは、特定のユーザに共通の特定の目的または設定に関する汎用設定情報、およびルータ依存情報を使用して設定される論理インターフェイスです。テンプレートでは、必要に応じてバーチャル アクセス インターフェイスに適用される Cisco IOS インターフェイス コマンドのリスト形式を使用します。

バーチャル テンプレート インターフェイスの詳細については、『 Configuring Virtual Template Interfaces 』モジュールを参照してください。

マルチリンク グループ インターフェイス

マルチリンク グループ インターフェイスは、マルチリンク PPP 設定と一緒にまとめられるインターフェイスの集まりです。マルチリンク グループ インターフェイスを使用すると、インターフェイスを論理マルチリンク グループにまとめることができます。

マルチリンク グループ インターフェイスとマルチリンク グループの詳細については、『 Configuring Media-Independent PPP and Multilink PPP 』モジュールを参照してください。

ATM リンク上でマルチリンク PPP を設定する方法

ここでは、ATM リンク上でマルチリンク PPP を設定する手順について説明します。


) 最初の 2 つの手順は任意と記載されていますが、ネットワークで使用している Cisco ルータに従ってどちらかの手順を選択する必要があります。


「バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定」(任意。この手順が適用されるのは、Cisco 7500 シリーズ ルータまたは Cisco 7600 シリーズ ルータを使用している場合だけです)

または

「マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定」(任意)

「バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け」(必須)

「ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定の確認」(任意)

バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定

バーチャル テンプレート インターフェイス上において ATM リンク上でのマルチリンク PPP を設定するには、次の手順を実行します。


) 次の手順が適用されるのは、Cisco 7500 シリーズ ルータまたは Cisco 7600 シリーズ ルータを使用している場合だけです。Cisco ルータの別のシリーズを使用している場合には、次の手順を実行しないでください。次の手順ではなく、「マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定」へ進んでください。


前提条件

この作業を開始する前に、ポリシー マップを作成する必要があります。ポリシー マップには、Distributed LLQ(dLLQ; 分散型 LLQ)などの特定の QoS 機能をネットワーク トラフィックに適用するために使用される設定パラメータが含まれます。ポリシー マップを作成し、適切な QoS 機能を設定するには、「MQC と ATM リンク上でのマルチリンク PPP」の説明に従って MQC を使用します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface virtual-template number

4. bandwidth kbps

5. ip address ip-address mask [ secondary ]

6. service-policy output policy-map-name

7. service-policy input policy-map-name

8. ppp multilink

9. ppp multilink fragment delay milliseconds [ microseconds ]

10. ppp multilink interleave

11. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface virtual-template number

 

Router(config)# interface virtual-template 4

バーチャル テンプレートを作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

バーチャル テンプレート番号を入力します。

ステップ 4

bandwidth kbps

 

Router(config-if)# bandwidth 32

インターフェイスの帯域幅値を設定します。

帯域幅値をキロビット/秒単位で入力します。

ステップ 5

ip address ip-address mask [ secondary ]
 
Router(config-if)# ip address 10.10.100.1 255.255.255.0

インターフェイスに対するプライマリ IP アドレスを設定します。このコマンドでは、インターフェイスに対する任意のセカンダリ IP アドレスも設定できます。

プライマリ IP アドレス(必要に応じて、セカンダリ IP アドレスも)を入力します。

ステップ 6

service-policy output policy-map-name
 

Router(config-if)# service-policy output policy1

前に作成した QoS トラフィック ポリシー(ポリシー マップ)を適用します。「前提条件」を参照してください。ポリシー マップは、インターフェイスから 送信される トラフィック向けの QoS 機能を評価して適用します。

ポリシー マップ名を入力します。

ステップ 7

service-policy input policy-map-name
 

Router(config-if)# service-policy input policy1

前に作成した QoS トラフィック ポリシー(ポリシー マップ)を適用します。「前提条件」を参照してください。ポリシー マップは、インターフェイスで 受信される トラフィック向けの QoS 機能を評価して適用します。

ポリシー マップ名を入力します。

ステップ 8

ppp multilink

 

Router(config-if)# ppp multilink

インターフェイス上でマルチリンク PPP(MLP)をイネーブルにします。

ステップ 9

ppp multilink fragment delay milliseconds [ microseconds ]

 

Router(config-if)# ppp multilink fragment delay 20

MLP バンドル上のパケット フラグメントの最大サイズを時間単位で指定します。

最大時間をミリ秒単位で入力します。

(注) 次の式を使用して、フラグメント遅延を計算できます。

フラグメント遅延 = (フラグメント サイズ * 8)/帯域幅

ステップ 10

ppp multilink interleave

 

Router(config-if)# ppp multilink interleave

マルチリンク バンドル上での大型パケットのフラグメント間へのパケットのインターリーブをイネーブルにします。

ステップ 11

end

 

Router(config-if)# end

(任意)インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定

マルチリンク グループ インターフェイス上において ATM リンク上でのマルチリンク PPP を設定するには、次の手順を実行します。


) Cisco 7500 シリーズ ルータまたは Cisco 7600 シリーズ ルータを使用している場合には、次の手順を実行しないでください。次の手順ではなく、「バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定」の手順を実行してください。


前提条件

この作業を開始する前に、ポリシー マップを作成する必要があります。ポリシー マップには、Distributed LLQ(dLLQ; 分散型 LLQ)などの特定の QoS 機能をネットワーク トラフィックに適用するために使用される設定パラメータが含まれます。ポリシー マップを作成し、適切な QoS 機能を設定するには、「MQC と ATM リンク上でのマルチリンク PPP」の説明に従って MQC を使用します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface multilink multilink-bundle-number

4. ip address ip-address mask [ secondary ]

5. service-policy output policy-map-name

6. service-policy input policy-map-name

7. ppp multilink fragment delay milliseconds [ microseconds ]

8. ppp multilink interleave

9. ppp multilink multiclass

10. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface multilink multilink-bundle-number

 

Router(config)# interface multilink 1

マルチリンク バンドルを作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

マルチリンク バンドル番号を入力します。

ステップ 4

ip address ip-address mask [ secondary ]
 
Router(config-if)# ip address 10.10.100.1 255.255.255.0

インターフェイスに対するプライマリ IP アドレスを設定します。このコマンドでは、インターフェイスに対する任意のセカンダリ IP アドレスも設定できます。

プライマリ IP アドレス(必要に応じて、セカンダリ IP アドレスも)を入力します。

ステップ 5

service-policy output policy-map-name
 

Router(config-if)# service-policy output policy1

前に作成した QoS トラフィック ポリシー(ポリシー マップ)を適用します。「前提条件」を参照してください。ポリシー マップは、インターフェイスから 送信される トラフィック向けの QoS 機能を評価して適用します。

ポリシー マップ名を入力します。

ステップ 6

service-policy input policy-map-name
 

Router(config-if)# service-policy input policy1

前に作成した QoS トラフィック ポリシー(ポリシー マップ)を適用します。「前提条件」を参照してください。ポリシー マップは、インターフェイスで 受信される トラフィック向けの QoS 機能を評価して適用します。

ポリシー マップ名を入力します。

ステップ 7

ppp multilink fragment delay milliseconds [ microseconds ]

 

Router(config-if)# ppp multilink fragment delay 20

マルチリンク PPP(MLP)バンドル上のパケット フラグメントの最大サイズを時間単位で指定します。

最大時間をミリ秒単位で入力します。

ステップ 8

ppp multilink interleave

 

Router(config-if)# ppp multilink interleave

マルチリンク バンドル上での大型パケットのフラグメント間へのパケットのインターリーブをイネーブルにします。

ステップ 9

ppp multilink multiclass

 

Router(config-if)# ppp multilink multiclass

(任意)インターフェイス上でマルチリンク マルチタスク PPP(MCMP)をイネーブルにします。

(注) このコマンドは、マルチリンク バンドルに複数のリンクがある場合にだけ使用してください。

ステップ 10

end

 

Router(config-if)# end

(任意)インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

この次の手順

マルチリンク グループ インターフェイス上において ATM リンク上でマルチリンクを設定した後の次の手順は、次の項の手順を実行することで、バーチャル テンプレート インターフェイスをマルチリンク グループに関連付けることです。

Cisco 7500 シリーズ ルータまたは Cisco 7600 シリーズ ルータを使用している場合には、「バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け」へ進み、手順を続行します。

バーチャル テンプレート インターフェイスとマルチリンク グループとの関連付け

バーチャル テンプレート インターフェイスをマルチリンク グループに関連付けるには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface virtual-template number

4. no ip address [ ip-address mask [ secondary ]]

5. ppp multilink group group-number

6. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface virtual-template number

 

Router(config)# interface virtual-template 2

バーチャル アクセス インターフェイスの作成で動的に設定して適用できるバーチャル テンプレート インターフェイスを作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

バーチャル テンプレート インターフェイスの識別に使用される番号を入力します。

ステップ 4

no ip address [ ip-address mask [ secondary ]]

 

Router(config-if)# no ip address

IP アドレスを削除するか、IP 処理をディセーブルにします。

ステップ 5

ppp multilink group group-number

 

Router(config-if)# ppp multilink group 1

指定されたマルチリンク グループ インターフェイスにのみ加入するように物理リンクを制限します。

マルチリンク グループ番号を入力します。

ステップ 6

end

 

Router(config-if)# end

(任意)インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け

バーチャル テンプレート インターフェイスを ATM PVC に関連付けるには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface type number [ name-tag ]

4. pvc [ name ] vpi / vci [ ces | ilmi | qsaal | smds | l2transport ]

5. abr output-pcr output-mcr

6. vbr-nrt output-pcr output-scr output-mbs [ input-pcr ] [ input-scr ] [ input-mbs ]

7. protocol ppp virtual-template number

8. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface type number [ name-tag ]

 

Router(config)# interface atm2/0/0

インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

インターフェイス タイプと番号を入力します。

ステップ 4

pvc [ name ] vpi / vci [ ces | ilmi | qsaal | smds | l2transport ]

 

Router(config-if)# pvc cisco 0/16

名前を ATM 相手先固定接続(PVC)に作成または割り当て、ATM 仮想回線コンフィギュレーション モードを開始します。

ATM PVC 名、ネットワーク仮想パス ID、およびネットワーク仮想チャネル ID を入力します。

ステップ 5

abr output-pcr output-mcr

 

Router(config-if-atm-vc)# abr 100 80

(任意)使用可能ビット レート(ABR) QoS を選択し、ATM PVC の出力ピーク セル レート(PCR)と出力最低保証セル レート(MCR)を設定します。

出力 PCR と出力 MCR を入力します。

ステップ 6

vbr-nrt output-pcr output-scr output-mbs [ input-pcr ] [ input-scr ] [ input-mbs ]

 

Router(config-if-atm-vc)# vbr-nrt 1100 1100 100

(任意)Variable Bit Rate-Nonreal Time(VBR-NRT; 可変ビット レート非リアルタイム)QoS を設定し、ATM PVC の出力ピーク セル レート(PCR)、出力平均セル レート(SCR)、および出力最大バースト セル サイズ(MBS)、PVC 範囲、相手先選択接続(SVC)、VC クラス、または VC バンドル番号を指定します。

出力 PCR、SCR、および MBS を入力します。

ステップ 7

protocol ppp virtual-template number

 

Router(config-if-atm-vc)# protocol ppp virtual-template 2

指定したバーチャル テンプレートからの設定を使用して PPP が ATM PVC に確立されることを指定します。

バーチャル テンプレート番号を入力します。

ステップ 8

end

 

Router(config-if-atm-vc)# end

(任意)ATM 仮想回線コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定の確認

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定を確認するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. show atm pvc [ vpi / vci | name | interface atm interface-number [ . subinterface-number multipoint ]] [ ppp ]

3. show interfaces [ type number ] [ first ] [ last ] [ accounting ]

4. show ppp multilink [ active | inactive | interface bundle-interface | [ username name ] [ endpoint endpoint ]]

5. show policy-map interface interface-name [ vc [ vpi / ] vci ] [ dlci dlci ] [ input | output ]

6. exit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show atm pvc [ vpi / vci | name | interface atm interface-number [ . subinterface-number multipoint ]] [ ppp ]
 

Router# show atm pvc

(任意)すべての ATM PVC とトラフィック情報を表示します。

ステップ 3

show interfaces [ type number ] [ first ] [ last ] [ accounting ]
 

Router# show interfaces

(任意)ルータまたはアクセス サーバで設定されているすべてのインターフェイスの統計情報を表示します。

ステップ 4

show ppp multilink [ active | inactive | interface bundle-interface | [ username name ] [ endpoint endpoint ]]
 

Router# show ppp multilink

(任意)マルチリンク バンドルに関するバンドル情報を表示します。

ステップ 5

show policy-map interface interface-name [ vc [ vpi / ] vci ] [ dlci dlci ] [ input | output ]
 

Router# show policy-map interface serial0/0

(任意)指定されたインターフェイスまたはサブインターフェイス、またはインターフェイス上の特定の PVC のどちらかで、すべてのポリシーに対して設定されたすべてのクラスのパケット統計値を表示します。

ステップ 6

exit

 

Router# exit

(任意)特権 EXEC モードを終了します。

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用の設定例

ここでは、次の例について説明します。

「バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定:例」

「マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定:例」

「バーチャル テンプレート インターフェイスとマルチリンク グループとの関連付け:例」

「バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け:例」

「ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定の確認:例」

バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定:例

次に、バーチャル テンプレート インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定例を示します。

Router> enable

Router# configure terminal

Router(config)# interface virtual-template 4

Router(config-if)# bandwidth 32

Router(config-if)# ip address 10.10.100.1 255.255.255.0

Router(config-if)# service-policy output policy1

Router(config-if)# service-policy input policy1

Router(config-if)# ppp multilink

Router(config-if)# ppp multilink fragment delay 20

Router(config-if)# ppp multilink interleave

Router(config-if)# end

マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定:例

次に、マルチリンク グループ インターフェイス上における ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定例を示します。

Router> enable

Router# configure terminal

Router(config)# interface multilink 1

Router(config-if)# ip address 10.10.100.1 255.255.255.0

Router(config-if)# service-policy output policy1

Router(config-if)# service-policy input policy1

Router(config-if)# ppp multilink fragment delay 20

Router(config-if)# ppp multilink interleave

Router(config-if)# ppp multilink multiclass

Router(config-if)# end

バーチャル テンプレート インターフェイスとマルチリンク グループとの関連付け:例

次に、バーチャル テンプレート インターフェイスとマルチリンク グループとの関連付け例を示します。

Router> enable

Router# configure terminal

Router(config)# interface virtual-template 2

Router(config-if)# no ip address

Router(config-if)# ppp multilink group 1

Router(config-if)# end

バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け:例

次に、バーチャル テンプレート インターフェイスと ATM PVC との関連付け例を示します。

Router> enable

Router# configure terminal

Router(config)# interface atm2/0/0

Router(config-if)# pvc cisco 0/16

Router(config-if-atm-vc)# abr 100 80

Router(config-if-atm-vc)# protocol ppp virtual-template 2

Router(config-if-atm-vc)# end

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の設定の確認:例

次に、 show ppp multilink コマンドの出力例を示します。この例では、7206-2 と呼ばれる 1 つのマルチリンク バンドルがシステム上にあります。このバンドルには、アクティブ リンクと非アクティブ リンクの 2 つのメンバー リンクがあります。

 
Router# show ppp multilink
 
Multilink1, bundle name is 7206-2
Endpoint discriminator is 7206-2
Bundle up for 00:00:24, 1/255 load
Receive buffer limit 12000 bytes, frag timeout 1000 ms
0/0 fragments/bytes in reassembly list
0 lost fragments, 0 reordered
0/0 discarded fragments/bytes, 0 lost received
0x0 received sequence, 0x0 sent sequence
Member links: 1 active, 1 inactive (max not set, min not set)
Vi3, since 00:00:24
PPPoATM link, ATM PVC 2/101 on ATM2/0/0
Packets in ATM PVC Holdq: 0 , Particles in ATM PVC Tx Ring: 1
Vt1 (inactive)

関連情報

フレームリレー上でマルチリンク PPP を使用するには、『 Using Multilink PPP over Frame Relay 』モジュールを参照してください。

ダイヤラ インターフェイス上でマルチリンク PPP を使用するには、『 Using Multilink PPP over Dialer Interface Links 』モジュールを参照してください。

シリアル インターフェイス リンク上でマルチリンク PPP を使用するには、『 Using Multilink PPP over Serial Interface Links 』モジュールを参照してください。

その他の関連資料

ここでは、ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する関連資料について説明します。

関連資料

内容
参照先

QoS コマンド:コマンド構文、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上のガイドライン、および例

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』

LLQ、WFQ、CBWFQ、PQ、CQ、FIFO およびその他のキューイング メカニズム

Configuring Weighted Fair Queueing 』モジュール

MQC

Applying QoS Features Using the MQC 』モジュール

マルチリンク PPP の設定

Configuring Media-Independent PPP and Multilink PPP 』モジュール

バーチャル テンプレート インターフェイス

Configuring Virtual Template Interfaces 』モジュール

マルチリンク PPP の概要モジュール

Reducing Latency and Jitter for Real-Time Traffic Using Multilink PPP 』モジュール

フレームリレー上のマルチリンク PPP

Using Multilink PPP over Frame Relay 』モジュール

ダイヤラ インターフェイス リンク上のマルチリンク PPP

Using Multilink PPP over Dialer Interface Links 』モジュール

シリアル インターフェイス リンク上のマルチリンク PPP

Using Multilink PPP over Serial Interface Links 』モジュール

規格

規格
タイトル

新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

新しい MIB または変更された MIB はサポートされていません。また、既存の MIB に対するサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 1990

『The PPP Multilink Protocol (MP)』

RFC 2686

『Multiclass Extension to Multilink PPP (MCML)』

シスコのテクニカル サポート

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この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する機能情報

表 1 に、この章に記載されている機能および具体的な設定情報へのリンクを示します。

ここに記載されていないこのテクノロジーの機能情報については、『 Reducing Latency and Jitter Using Multilink PPP Roadmap 』モジュールを参照してください。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージが特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの以降のリリースでもその機能はサポートされます。


表 1 ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する機能情報

機能名
リリース
機能情報

Cisco 7500 シリーズ ルータ上でのフレームリレーおよび ATM インターフェイスに対する Distributed Link Fragmentation and Interleaving(dLFI; 分散リンク フラグメンテーションおよびインターリービング)

12.2(4)T

Cisco 7500 シリーズ ルータ上でのフレームリレーおよび ATM インターフェイスに対する分散リンク フラグメンテーションおよびインターリービング(dLFI)機能では、リンク フラグメンテーションとインターリービング機能が、VIP 対応の Cisco 7500 シリーズ ルータに拡張されます。

この機能は、ATM インターフェイス リンク上でのリンク フラグメンテーションとインターリービングにマルチリンク PPP を使用するという観点から、大幅に書き換えられています。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する情報」

「ATM リンク上でマルチリンク PPP を設定する方法」

専用線上での分散リンク フラグメンテーションとインターリービング

12.2(8)T

専用線上での分散リンク フラグメンテーションとインターリービング機能では、分散リンク フラグメンテーションとインターリービング機能が専用線に拡張されます。

この機能は、ATM インターフェイス リンク上でのリンク フラグメンテーションとインターリービングにマルチリンク PPP を使用するという観点から、大幅に書き換えられています。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する情報」

「ATM リンク上でマルチリンク PPP を設定する方法」

ATM 上の MLP LFI 設定スケーリング

12.2(25)S
12.2(27)SBA
15.0(1)M

ATM 上の MLP LFI 設定スケーリング機能は、低速なフレームリレーおよび ATM Permanent Virtual Circuits(PVC; 相手先固定接続)上での、リアルタイム トラフィックに過剰な遅延を生じさせることなく、リアルタイム(音声)および非アリルタイム(データ)トラフィックの転送をサポートします。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「ATM リンク上でのマルチリンク PPP の使用に関する情報」

「ATM リンク上でマルチリンク PPP を設定する方法」

この機能により、次のコマンドが導入または変更されました。 ppp multilink group

用語集

ATM :Asynchronous Transfer Mode(非同期転送モード)。セルリレーの国際規格です。複数のサービス タイプ(音声、ビデオ、データなど)が固定長(53 バイト)のセルで転送されます。固定長セルの場合は、ハードウェアでセルを処理できるため、伝送遅延が短縮されます。高速の送信メディア(E3、SONET、T3 など)を利用するには、ATM を指定します。

PVC :Permanent Virtual Circuit(相手先固定接続)、または接続。永続的に確立される固定回線です。PVC を使用すると、特定の仮想回線が常に存在する必要がある状況で、回線の確立と解放に関する帯域幅が節約されます。ATM 用語では、相手先固定接続と呼ばれます。

バーチャル テンプレート インターフェイス :特定のユーザに共通の特定の目的または設定に関する汎用設定情報、およびルータ依存情報を使用して設定される論理インターフェイスです。テンプレートでは、必要に応じてバーチャル アクセス インターフェイスに適用される Cisco IOS インターフェイス コマンドのリスト形式を使用します。

CCDE, CCENT, CCSI, Cisco Eos, Cisco HealthPresence, Cisco IronPort, the Cisco logo, Cisco Lumin, Cisco Nexus, Cisco Nurse Connect, Cisco Pulse, Cisco StackPower, Cisco StadiumVision, Cisco TelePresence, Cisco Unified Computing System, Cisco WebEx, DCE, Flip Channels, Flip for Good, Flip Mino, Flipshare (Design), Flip Ultra, Flip Video, Flip Video (Design), Instant Broadband, and Welcome to the Human Network are trademarks; Changing the Way We Work, Live, Play, and Learn, Cisco Capital, Cisco Capital (Design), Cisco:Financed (Stylized), Cisco Store, and Flip Gift Card are service marks; and Access Registrar, Aironet, AllTouch, AsyncOS, Bringing the Meeting To You, Catalyst, CCDA, CCDP, CCIE, CCIP, CCNA, CCNP, CCSP, CCVP, Cisco, the Cisco Certified Internetwork Expert logo, Cisco IOS, Cisco Press, Cisco Systems, Cisco Systems Capital, the Cisco Systems logo, Cisco Unity, Collaboration Without Limitation, Continuum, EtherFast, EtherSwitch, Event Center, Explorer, Fast Step, Follow Me Browsing, FormShare, GainMaker, GigaDrive, HomeLink, iLYNX, Internet Quotient, IOS, iPhone, iQuick Study, IronPort, the IronPort logo, Laser Link, LightStream, Linksys, MediaTone, MeetingPlace, MeetingPlace Chime Sound, MGX, Networkers, Networking Academy, Network Registrar, PCNow, PIX, PowerKEY, PowerPanels, PowerTV, PowerTV (Design), PowerVu, Prisma, ProConnect, ROSA, ScriptShare, SenderBase, SMARTnet, Spectrum Expert, StackWise, The Fastest Way to Increase Your Internet Quotient, TransPath, WebEx, and the WebEx logo are registered trademarks of Cisco Systems, Inc. and/or its affiliates in the United States and certain other countries.