Cisco IOS サービス品質(QoS)ソリューション コ ンフィギュレーション ガイド
Subnetwork Bandwidth Manager の設定
Subnetwork Bandwidth Manager の設定
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

Subnetwork Bandwidth Manager の設定

Subnetwork Bandwidth Manager の設定作業リスト

Designated SBM 候補としてのインターフェイスの設定

NonResvSendLimit オブジェクトの設定

SBM 状態の設定の確認

Subnetwork Bandwidth Manager 候補の設定例

Subnetwork Bandwidth Manager の設定

ここでは、Subnetwork Bandwidth Manager(SBM)機能の作業について説明します。これは、IEEE 802 スタイルのネットワーク上で Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)ベースのアドミッション コントロールをイネーブルにするシグナリング機能です。

詳細な概念情報については、『 Signalling Overview 』モジュールを参照してください。

この章の SBM コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』を参照してください。この章に記載されている他のコマンドのドキュメントについては、コマンド リファレンス マスター インデックスを使用するか、オンライン検索してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージが特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

Subnetwork Bandwidth Manager の設定作業リスト

SBM を設定するには、以下の項で説明する作業を実行します。最初の項の作業は必須ですが、残りの項の作業は任意です。

Designated SBM 候補としてのインターフェイスの設定(必須)

NonResvSendLimit オブジェクトの設定(任意)

SBM 状態の設定の確認(任意)

Subnetwork Bandwidth Manager 候補の設定例については、この章の末尾を参照してください。

Designated SBM 候補としてのインターフェイスの設定

SBM は RSVP とともに使用されます。そのため、Designated SBM(DSBM)候補としてインターフェイスを設定する前に、RSVP はそのインターフェイスでイネーブルにされます

DSBM 候補としてインターフェイスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# ip rsvp dsbm candidate [ priority ]

DSBM ダイナミック選択プロセスの候補として、参加するインターフェイスを設定します。最もプライオリティが高い候補が選択されます。

NonResvSendLimit オブジェクトの設定

NonResvSendLimit オブジェクトは、有効な RSVP 予約なしでマネージド セグメントに送信できるトラフィックの量を指定します。

NonResvSendLimit オブジェクト パラメータを設定するには、必要に応じてインターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# ip rsvp dsbm non-resv-send-limit rate kBps

DSBM 候補の平均レート(kbps 単位)を設定します。

Router(config-if)# ip rsvp dsbm non-resv-send-limit burst kilobytes

DSBM 候補の最大バース サイズ(KB 単位)を設定します。

Router(config-if)# ip rsvp dsbm non-resv-send-limit peak kBps

DSBM 候補のピーク レート(kbps 単位)を設定します。

Router(config-if)# ip rsvp dsbm non-resv-send-limit min-unit bytes

DSBM 候補の最小ポリシング済みユニット(バイト単位)を設定します。

Router(config-if)# ip rsvp dsbm non-resv-send-limit max-unit bytes

DSBM 候補の最大パケット サイズ(バイト単位)を設定します。

有効な RSVP 予約がない状態で送信できるトラフィックの量についてフローごとの制限を設定するには、 rate burst peak min-unit 、および max-unit キーワードを有限値 0 から無制限までの値に設定します。

有効な RSVP 予約がない状態ですべてのトラフィックを送信できるようにするには、 rate burst peak min-unit 、および max-unit キーワードを無制限に設定します。パラメータを無制限に設定するには、コマンドを省略するか、コマンドの no バージョン(たとえば、 no ip rsvp dsbm non-resv-send-limit rate )を入力します。無制限がデフォルト値です。

NonResvSendLimit オブジェクトがない場合、有効な RSVP 予約がない状態で、任意の量のトラフィックを送信できます。

SBM 状態の設定の確認

インターフェイスが DSBM 候補として設定されたかどうか、およびどちらの候補が DSBM に選択されたかを判断できる情報を表示するには、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# show ip rsvp sbm [ detail ] [ interface ]

ルータ上の特定の RSVP 対応インターフェイスまたはすべての RSVP 対応インターフェイス用に設定された SBM に関する情報を表示します。

detail キーワードを使用すると、NonResvSendLimit オブジェクトの値を表示できます。

show ip rsvp sbm コマンドの出力結果ではインターフェイスを名前および IP アドレスで識別し、インターフェイスを DSBM 候補として設定したかどうかを表示します。そのインターフェイスが候補の場合、DSBM Priority フィールドにプライオリティが表示されます。DSBM の選択プロセスはダイナミックで、参加者として設定されている新しい候補に対処します。その結果、常に現在の DSBM は高いプライオリティが設定された候補で置き換えられる可能性があります。次に、 show ip rsvp sbm コマンドの出力例を示します。

Router# show ip rsvp sbm
 
Interface DSBM Addr DSBM Priority DSBM Candidate My Priority
Et1 1.1.1.1 70 yes 70
Et2 145.2.2.150 100 yes 100
 

detail キーワードを使用する場合、異なる形式で出力が表示されます。左側のカラムには、ローカル DSBM 候補の設定が表示され、右側のカラムには、現在の DSBM の対応する情報が表示されます。次の例では、ローカルの DSBM 候補が選択に勝ち残り、最新の DSBM になります。

Router# show ip rsvp sbm detail
 
Interface:Ethernet2
Local Configuration Current DSBM
IP Address:10.2.2.150 IP Address:10.2.2.150
DSBM candidate:yes I Am DSBM:yes
Priority:100 Priority:100
Non Resv Send Limit Non Resv Send Limit
Rate:500 Kbytes/sec Rate:500 Kbytes/sec
Burst:1000 Kbytes Burst:1000 Kbytes
Peak:500 Kbytes/sec Peak:500 Kbytes/sec
Min Unit:unlimited Min Unit:unlimited
Max Unit:unlimited Max Unit:unlimited

Subnetwork Bandwidth Manager 候補の設定例

SBM の設定については、この章の「Subnetwork Bandwidth Manager の設定作業リスト」を参照してください。

次の例では、RSVP および SBM がイーサネット インターフェイス 2 でイネーブルです。RSVP をイネーブルにした後は、プライオリティが 100 の DSBM および SBM 候補としてインターフェイスを設定します。設定したプライオリティは high で、このインターフェイスは DSBM ステータスの強い候補になります。ただし、設定可能な最大のプライオリティ値は 128 なので、高いプライオリティが設定された別のインターフェイスが選択に勝ち残り、DSBM になる可能性があります。

interface Ethernet2
ip address 145.2.2.150 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
ip pim sparse-dense-mode
no ip mroute-cache
media-type 10BaseT
ip rsvp bandwidth 7500 7500
ip rsvp dsbm candidate 100
ip rsvp dsbm non-resv-send-limit rate 500
ip rsvp dsbm non-resv-send-limit burst 1000
ip rsvp dsbm non-resv-send-limit peak 500
end