Cisco IOS サービス品質(QoS)ソリューション コ ンフィギュレーション ガイド
ATM PVC Bundle Enhancement — MPLS EXP-Based PVC Selection
ATM PVC Bundle Enhancement -- MPLS EXP-Based PVC Selection
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2011/04/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

ATM PVC Bundle Enhancement -- MPLS EXP-Based PVC Selection

機能の概要

VC バンドル サポートおよびバンドル管理

利点

制約事項

関連機能およびテクノロジー

関連資料

サポートされているプラットフォーム

サポートされている規格、MIB、および RFC

設定作業

MPLS のイネーブル化

VC バンドルの作成

バンドルへのパラメータの適用

バンドルレベル パラメータの設定

この次の手順

VC バンドル メンバを直接設定する

バンドルに適用する VC クラス パラメータの設定

バンドルへのクラスの適用

設定の確認

設定例

VC クラスを使用した VC バンドルの設定例

Bundle-Class クラス

Control-Class クラス

Premium-Class クラス

Priority-Class クラス

Basic-Class クラス

new-york バンドル

san-francisco バンドル

los-angeles バンドル

コマンド リファレンス

ATM PVC Bundle Enhancement -- MPLS EXP-Based PVC Selection

機能の履歴

リリース
変更点

12.2(8)T

この機能が追加されました。

このマニュアルでは、Cisco IOS Release 12.2(8)T の ATM PVC Bundle Enhancement -- MPLS EXP-Based PVC Selection 機能について説明します。次の項で構成されています。

「機能の概要」

「サポートされているプラットフォーム」

「サポートされている規格、MIB、および RFC」

「設定作業」

「設定例」

「コマンド リファレンス」

機能の概要

ATM PVC Bundle Enhancement -- MPLS EXP-Based PVC Selection 機能は、IP-ATM 間サービス クラス(CoS)機能スイートを拡張したものです。仮想回線サポートとバンドル管理を使用する IP-ATM 間サービス クラス(CoS)機能スイートは、IP と ATM 間で Quality of Service(QoS)特性をマッピングします。複数の VC(同じ宛先に対してさまざまな Quality of Service を提供する)を使用するユーザは、QoS ディファレンシエーテッド ネットワークを構築できます。

IP-ATM 間サービス クラス(CoS)機能スイートでは、IP precedence レベルをパケット転送の選択基準として使用できました。この新しい機能では、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Experimental(EXP)レベルをパケット転送の追加選択基準として使用できるオプションがあります。


) パケット転送の選択基準が選択されない場合(パケットにラベルがない場合)、この新しい機能では、IP precedence レベルをデフォルトの選択基準として使用します。


IP-ATM 間サービス クラス(CoS)機能スイートの詳細については、『 Configuring IP to ATM Class of Service 』モジュールを参照してください。

VC バンドル サポートおよびバンドル管理

ATM VC バンドル管理では、ATM 接続のルータのペアで QoS 特性が異なる複数の VC を設定できます。図 1 に示すように、これらの VC は 1 つのバンドルにグループ化され、バンドル メンバと呼ばれます。

図 1 ATM VC バンドル

 

ATM VC バンドル管理を使用すると、ATM VC バンドルを定義して、そのバンドルに VC を追加できます。バンドルの各 VC には独自の ATM トラフィック クラスと ATM トラフィック パラメータがあります。属性と特性を個々の VC バンドル メンバに適用することも、集合的にバンドル レベルで適用することもできます。

VC バンドルを使用すると、異なる VC バンドル メンバに MPLS EXP レベルを柔軟に分散させて、ディファレンシエーテッド サービスを作成できます。単一の MPLS EXP レベルまたは一連のレベルをバンドルの各 VC に個別にマッピングすることで、バンドルの個々の VC が異なる MPLS EXP レベルがマークされたパケットを運ぶことができます。Weighted Random Early Detection(WRED; 重み付けランダム早期検出)または分散 WRED(dWRED)を使用して、異なる MPLS EXP レベルを持つトラフィックにわたって、さらにサービスを差別化できます。

宛先へのパケットの送信に使用するバンドルの VC を決定するために、ATM VC バンドル管理ソフトウェアは、パケットと VC 間で MPLS EXP を照合します(図 2 を参照)。バンドルのすべての VC は同じ宛先を共有するので、IP トラフィックはバンドルの次のホップ アドレスに送られますが、パケットの送信に使用される VC は、ヘッダーのタイプ オブ サービス(ToS)バイトの MPLS EXP レベルでそのパケットに設定されている値によって決まります。ATM VC バンドル管理ソフトウェアは、パケットの MPLS EXP レベルと VC に割り当てられた MPLS EXP レベルを照合し、適切な VC でパケットを送信します。さらに、ATM VC バンドル管理ソフトウェアでは、パケットの最初の送信先の VC がダウンした場合のトラフィックのリダイレクト方法も設定できます。図 2 は、ATM VC バンドル管理ソフトウェアによるパケットの送信に使用する相手先固定接続(PVC)バンドル メンバの決定方法、および同じ VC でのトラフィックの差別化に WRED(または dWRED)がどのように使用されるかを示しています。

図 2 パケット転送に使用する ATM VC バンドル PVC の選択

 

複数の並列 ATM VC をサポートすることで、IP レイヤで強力なサービスの差別化を行えます。たとえば、厳しい制約(固定ビット レート(CBR)または可変ビット レート リアルタイム(VBR-rt)のある ATM VC でリアルタイム サービス クラス(CoS)(Voice over IP トラフィックなど)に属する IP トラフィックを提供するようにネットワークを設定しながら、より弾力性のある ATM の未指定ビット レート(UBR)PVC で非リアルタイム トラフィックを転送するように設定できます。UBR は、ベストエフォート サービスの効果的な ATM バージョンです。このような設定を使用すると、ネットワーク容量をフルに活用できます。

利点

システム パフォーマンスの向上

この機能は、クラスベース サービスに、新しい ATM 網インフラストラクチャに投資することなく適切に機能するソリューションを提供します。これによってネットワークは、ルーティングされた部分だけでなく、WAN 全体でさまざまなサービス クラス( ディファレンシャル サービス クラス とも呼ばれる)を提供できます。ネットワークの使用率が高い時間帯や輻輳している場合には、ミッション クリティカルなアプリケーションを例外として指定することができます。さらに、重要性の低いトラフィックのネットワーク使用を制限でき、重要性の高いトラフィックやユーザ タイプへの QoS が高まります。

追加選択基準

この新しい機能により、ユーザは IP precedence に加えて MPLS EXP レベルをパケット転送の選択基準として選択できます。

制約事項

この機能では、ATM PVC 管理とともに Forwarding Information Base(FIB; 転送情報ベース)および Tag Forwarding Information Base(TFIB)スイッチング機能が必要です。

この機能は、ATM インターフェイス プロセッサ(AIP)や ATM Lite ポート アダプタ(PA-A1)ではサポートされていません。

ネットワークのリモート終端のルータは、MPLS と ATM PVC 管理をサポートする Cisco IOS のバージョンを使用している必要があります。

関連機能およびテクノロジー

この機能は、『 Configuring IP to ATM Class of Service 』モジュールで説明されている IP-ATM 間サービス クラス(CoS)機能スイートと似ています。

サポートされているプラットフォーム

Cisco 3600 シリーズ

ATM Adapter PA-A3 は、Cisco 3620 および Cisco 3640 ルータではサポートされていません。特定の QoS 機能(WRED など)には、ATM Adapter PA-A3 が必要なため、固有の制約が適用されます。プラットフォームおよび機能のサポートの詳細については、Cisco Feature Navigator(下で説明)を参照してください。

Cisco 3725

Cisco 3745

Cisco 7200 シリーズ

Cisco 7500 シリーズ

Cisco Feature Navigator を使用したプラットフォーム サポートの特定

Cisco IOS ソフトウェアは、特定のプラットフォームがサポートされている機能セットにパッケージングされています。この機能のプラットフォーム サポートに関連した更新情報を取得するには、Cisco Feature Navigator にアクセスします。新しいプラットフォーム サポートが機能に追加されると、Cisco Feature Navigator によって、サポートされているプラットフォームのリストが自動的に更新されます。

Cisco Feature Navigator は Web ベースのツールであり、特定の機能セットがサポートされている Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および、特定の Cisco IOS イメージ内でサポートされている機能を素早く特定できます。機能またはリリースごとに検索できます。リリース セクションでは、各リリースを横に並べて比較し、各ソフトウェア リリースに固有の機能と共通機能の両方を表示できます。

Cisco Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウント情報を忘れたり、紛失したりした場合は、空の E メールを cco-locksmith@cisco.com に送信してください。自動チェックによって、E メール アドレスが Cisco.com に登録されているかどうかが確認されます。チェックが正常に終了したら、ランダムな新しいパスワードとともにアカウントの詳細が E メールで届きます。資格のあるユーザは、 http://www.cisco.com/register にある指示に従って、Cisco.com 上にアカウントを作成できます。

Cisco Feature Navigator は定期的に更新されています(Cisco IOS ソフトウェアの主要なリリース時およびテクノロジー リリース時)。最新情報については、次の URL から Cisco Feature Navigator ホームページにアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/fn

サポートされている規格、MIB、および RFC

規格

この機能によってサポートされる新しい規格や変更された規格はありません。

MIB

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。

プラットフォームおよび Cisco IOS リリースによりサポートされている MIB のリストを入手し、MIB モジュールをダウンロードするには、Cisco.com の次の Cisco MIB Web サイトの URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

RFC

この機能によってサポートされる新しい RFC や変更された RFC はありません。

設定作業

ATM PVC Bundle Enhancement -- MPLS EXP-Based PVC Selection 機能の設定作業については、次の項を参照してください。一覧内の各作業は、必須と任意に分けています。

MPLS のイネーブル化(必須)

VC バンドルの作成(必須)

バンドルへのパラメータの適用(必須)

バンドルレベル パラメータの設定(必須)

VC バンドル メンバを直接設定する(任意)

バンドルに適用する VC クラス パラメータの設定(任意)

バンドルへのクラスの適用(任意)

設定の確認(任意)

MPLS のイネーブル化

MPLS を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始して次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# ip cef

ルート プロセッサ(RP)カードで Cisco Express Forwarding(CEF; シスコ エクスプレス フォワーディング)をイネーブルにします。このコマンドとともにオプションのキーワード distributed を使用して、Versatile Interface Processor(VIP)ベースのプラットフォームに対して分散 CEF(dCEF)をイネーブルにできます。

ステップ 2

Router(config)# mpls label protocol ldp

プラットフォームにデフォルトのラベル配布プロトコルを指定します。

ステップ 3

Router(config)# interface type number [ name-tag ]

インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

Router(config-if)# mpls ip

プラットフォームに通常のルーテッド パスに沿って IPv4 パケットの MPLS 転送をイネーブルにします。

VC バンドルの作成

バンドルを作成し、バンドルおよびそのメンバ VC すべてに属性とパラメータを割り当てることができるバンドル コンフィギュレーション モードに入るには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if)# bundle bundle-name

指定されたバンドルを作成し、バンドル コンフィギュレーション モードを開始します。

バンドルへのパラメータの適用

パラメータ(または属性)は、パラメータをバンドルに直接適用するか、バンドルに割り当てられた VC クラスに適用することで、バンドルに適用できます。

バンドルに割り当てられた VC クラスを使用してパラメータを適用すると、バンドルとそのすべての VC メンバに VC クラスが適用されるので、一度に複数のパラメータを適用できます。この方法では、バンドルのすべての VC にパラメータを適用し、その後、個々の VC についてそのパラメータを変更できます。VC クラスにパラメータを設定した後、VC クラスをバンドルに適用する必要があります。

バンドルに直接適用されたパラメータは、バンドルに割り当てられた VC クラスに適用されたパラメータより優先されます。バンドルに割り当てられた VC クラスに適用されたパラメータは、個々の VC に適用されたパラメータより優先されます。


) VC クラスを通して、またはバンドルに直接割り当てられたパラメータより、バンドル VC コンフィギュレーション モードで個々の VC に直接適用されるコマンドが優先される場合があるので注意してください。


バンドルへのパラメータの適用を開始するには、バンドルレベル パラメータの設定の手順を実行します。

バンドルレベル パラメータの設定

バンドルおよびそのすべてのメンバに適用するパラメータの設定を開始するには、必要に応じて、バンドル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if-atm-bundle)# protocol protocol { protocol-address | inarp } [[ no ] broadcast ]

スタティック マップを設定するか、バンドルの Inverse Address Resolution Protocol(Inverse ARP)または Inverse ARP ブロードキャストをイネーブルにします。

Router(config-if-atm-bundle)# encapsulation aal-encap

ATM Adaptation Layer(AAL; ATM アダプテーション レイヤ)およびそのバンドルのカプセル化のタイプを設定します。

この次の手順

次に、VC バンドル メンバを直接設定するか、バンドルに適用される VC クラスを使用するかを決定します。VC バンドル メンバを直接設定するには、「VC バンドル メンバを直接設定する」の手順を実行するだけです。バンドルに適用された VC クラスを使用するには、「バンドルに適用する VC クラス パラメータの設定」「バンドルへのクラスの適用」の両方の手順を実行します。

VC バンドル メンバを直接設定する

個々の VC バンドル メンバを直接設定するには、必要に応じて、バンドル VC コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。バンドル VC コンフィギュレーション モードに入るには、 pvc-bundle コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if-atm-member)# ubr output-pcr [ input-pcr ]

UBR QoS の VC を設定し、出力 Peak Cell Rate(PCR; ピーク セル レート)を指定します。

Router(config-if-atm-member)# vbr-nrt output-pcr output-scr output-mbs [ input-pcr ] [ input-scr ] [ input-mbs ]

Variable Bit Rate-nonreal time(VBR-NRT; 可変ビット レート非リアルタイム)の VC を設定し、出力の PCR、出力の平均セル レート、および出力の最大バースト セル サイズを指定します。

Router(config-if-atm-member)# mpls experimental [ other | range ]

VC の MPLS EXP レベルを設定します。

Router(config-if-atm-member)# bump { implicit | explicit precedence-level | traffic }

VC のバンピング ルールを設定します。

Router(config-if-atm-member)# protect { group | vc }

VC がバンドルの保護されたグループに所属するか、個別に保護された VC バンドル メンバになるように設定します。

バンドルに適用する VC クラス パラメータの設定

クラスがバンドルに適用されるときに、バンドルのすべての VC メンバを設定するコマンドを含めるように VC クラスを設定するには、VC クラス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。VC クラス コンフィギュレーション モードを開始するには、 vc-class atm コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-vc-class)# oam-bundle [ manage ] [ frequency ]

バンドルのすべての VC に対して、エンドツーエンドの F5 Operation, Administration, and Maintenance(OAM; 運用管理および保守)ループバック セル生成および OAM 管理をイネーブルにします。

oam-bundle コマンドに加えて、 broadcast encapsulation inarp oam retry protocol コマンドを、バンドルの設定に使用する VC クラスに追加できます。これらのコマンドの設定作業やコマンド構文などの詳細については、『 Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide, Release 12.2』および『 Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference , Release 12.2』を参照してください。


) VC クラスを使用してバンドルを設定する場合は、VC クラスをバンドルに割り当てる必要があります。それには、バンドルへのクラスの適用の手順を実行します。


バンドルへのクラスの適用

バンドルレベルのコンフィギュレーション コマンドを含む VC クラスをバンドルに適用するには、バンドル コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。バンドル コンフィギュレーション モードに入るには、 bundle コマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-if-atm-bundle)# class-bundle vc-class-name

指定された VC クラスに含まれるバンドルレベルのコマンドでバンドルを設定します。

設定の確認

機能の設定を確認するには、必要に応じて、EXEC モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router# debug atm bundle error

PVC バンドル エラーのデバッグ メッセージを表示します。

Router# debug atm bundle events

PVC バンドル イベントを表示します。

Router# show atm map

ATM 網のリモート ホストへの設定済みの全 ATM スタティック マップのリストを表示します。

Router# show atm bundle bundle-name

各 VC メンバに割り当てられたバンドル属性と VC メンバの現在の動作ステータスを表示します。

Router# show mpls forwarding-table

MPLS FIB の内容を表示します。

設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

VC クラスを使用した VC バンドルの設定例

VC クラスを使用した VC バンドルの設定例

この例では、IP ルーティング プロトコルとして Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)を使用するルータで、VC バンドル管理を設定します。

Bundle-Class クラス

まず、この設定では、VC パラメータを設定するコマンドを含む「bundle-class」と呼ばれる VC クラスを定義します。バンドル レベルで bundle-class クラスを適用する場合、これらのパラメータはバンドルに所属するすべての VC に適用されます。バンドル VC モードでバンドルの個々の VC に直接適用されたコマンドは、バンドル レベルでグローバルに適用されたコマンドより優先されます。階層の優先ルールを考慮すると、クラス bundle-class が適用されるバンドルに属する VC は、aal5snap カプセル化、ブロードキャスト オン、Inverse ARP を使用した IP アドレスの解決、OAM のイネーブル化などのパラメータを特性として持ちます。

router isis
net 49.0000.0000.0000.1111.00
 
vc-class atm bundle-class
encapsulation aal5snap
broadcast
protocol ip inarp
oam-bundle manage 3
oam 4 3 10
 

次の設定の 4 つのセクションでは、特定の VC クラスを定義します。これらの各クラスには、パラメータの指定に使用されるコマンドが含まれます。これらのパラメータは、バンドルの個々の VC にクラスを割り当てることで、その VC に適用できます。

Control-Class クラス

「control-class」と呼ばれるクラスが VC に適用されると、VC は MPLS EXP レベルが 7 のトラフィックを送受信します。このクラスを割り当てた VC がダウンした場合はバンドルも一緒にダウンします。これは、このクラスが VC を保護された VC にするためです。このクラスを使用する VC の QoS タイプは vbr-nrt です。

vc-class atm control-class
mpls experimental 7
protect vc
vbr-nrt 1000 5000 32

Premium-Class クラス

「premium-class」と呼ばれるクラスを VC に適用すると、VC は MPLS EXP レベルが 6 と 5 のトラフィックを送受信します。この VC では他のトラフィックのバンピングを許可しません。このクラスが適用されている VC がダウンすると、バンプされたトラフィックは MPLS EXP レベルが 7 の VC にリダイレクトされます。このクラスは、VC をバンドルの保護されたグループのメンバにします。保護されたグループのすべてのメンバがダウンした場合は、バンドルもダウンします。このクラスを使用する VC の QoS タイプは vbr-nrt です。

vc-class atm premium-class
mpls experimental 6-5
no bump traffic
protect group
bump explicitly 7
vbr-nrt 20000 10000 32

Priority-Class クラス

「priority-class」と呼ばれるクラスが VC に適用されると、VC は、MPLS EXP レベルが 4 ~ 2 のトラフィックを送受信します。VC は暗黙のバンピング ルールを使用し、トラフィックのバンピングを許可します。また、VC はバンドルの保護されたグループに所属します。このクラスを使用する VC の QoS タイプは ubr+ です。

vc-class atm priority-class
mpls experimental 4-2
protect group
ubr+ 10000 3000

Basic-Class クラス

「basic-class」と呼ばれるクラスが VC に適用されると、VC は mpls experimental other コマンドを使用して適用され、プロファイルで MPLS EXP レベルが指定されていないトラフィックを送受信します。このクラスを使用する VC は、バンドルの保護されたグループに所属します。このクラスを使用する VC の QoS タイプは ubr です。

vc-class atm basic-class
mpls experimental other
protect group
ubr 10000
 

次のコマンド セットは、ルータのサブインターフェイスが 3 つのネイバーへの接続に使用する 3 つのバンドルを設定します。これらのバンドルは、「new-york」、「san-francisco」および「los-angeles」と呼ばれます。バンドル new-york には 4 つの VC メンバ、バンドル san-francisco には 4 つの VC メンバ、バンドル los-angeles には 3 つの VC メンバが属しています。

new-york バンドル

この例の最初の部分では、サブインターフェイスの IP アドレス、ルータ プロトコル(ルータは IS-IS を IP ルーティング プロトコルとして使用)を指定し、「new-york」という最初のバンドルを作成し、バンドル コンフィギュレーション モードを開始します。

interface a1/0.1 multipoint
ip address 10.0.0.1 255.255.255.0
ip router isis
bundle new-york
 

次の設定部分では、バンドル コンフィギュレーション モードから 2 つのプロトコル コマンドを使用し、バンドルでの IP および Open Systems Interconnect(OSI)トラフィック フローをイネーブルにします。OSI ルーティング パケットでは、バンドルの最上位の MPLS EXP VC を使用します。OSI データ パケットがある場合は、バンドル内の最下位の MPLS EXP VC を使用します。Internet Packet Exchange(IPX; インターネット パケット交換)や AppleTalk など、他のプロトコルが設定されている場合は、常にバンドル内の最下位の MPLS EXP VC が使用されます。

先行および後続コマンドのインデントされたレベルが示すように、バンドル new-york の下部には、そのプロトコルを設定するコマンドと「bundle-class」というクラスをそのプロトコルに適用するコマンドがあります。

protocol ip 1.1.1.2 broadcast
protocol clns 49.0000.0000.2222.00 broadcast
class-bundle bundle-class
 

バンドル new-york に適用される「bundle-class」というクラスは、 protocol ip inarp コマンドを使用します。継承ルールに従って、バンドル レベルで設定される protocol ip は、bundle-class クラスに指定された protocol ip inarp より優先されます。

さらに下位の pvc-bundle ny-control 207 で始まる次のコマンド セットは、4 つの VC(「ny-control」、「ny-premium」、「ny-priority」、「ny-basic」)をバンドル new-york に追加します。特定のクラス、つまり、この設定例で事前に定義されたクラスの 1 つが各 VC に適用され、クラスに含まれるコマンドで指定されたパラメータを使用して設定されます。

この設定の場合と同様、バンドルに属する個々の VC を設定するには、ルータがマザー バンドルに対してバンドル モードである必要があります。バンドルに所属する各 VC では、下位のモードは特定の VC の pvc モードです。

次のコマンドでは、バンドル new-york の個々の VC を設定します。

pvc-bundle ny-control 207
class-vc control-class
pvc-bundle ny-premium 206
class-vc premium-class
pvc-bundle ny-priority 204
class-vc priority-class
pvc-bundle ny-basic 201
class-vc basic-class

san-francisco バンドル

次のコマンド セットでは、「san-francisco」と呼ばれるバンドルを作成および構成します。バンドル設定レベルで、クラス bundle-class に含まれるコンフィギュレーション コマンドはバンドル san-francisco とバンドルに属する個々の VC に属します。そのため、 pvc-bundle コマンドはバンドルに追加するために個々の VC に対して実行されます。VC が追加され、バンドル VC コンフィギュレーション モードが開始されると、特定の事前設定済みのクラスが VC に割り当てられます。そのクラスを構成するコンフィギュレーション コマンドは、VC の設定に使用されます。階層ルールはこの時点で適用されます。適用されたクラスに含まれるコマンド パラメータは、バンドル コンフィギュレーション レベルで適用された同じパラメータによって置き換えられます。このパラメータは、VC に直接適用された同じパラメータによって置き換えられます。

bundle san-francisco
protocol clns 49.0000.0000.0000.333.00 broadcast
inarp 1
class-bundle bundle-class
pvc-bundle sf-control 307
class-vc control-class
pvc-bundle sf-premium 306
class-vc premium-class
pvc-bundle sf-priority 304
class-vc priority-class
pvc-bundle sf-basic 301
class-vc basic-class

los-angeles バンドル

次のコマンド セットでは、「los-angeles」と呼ばれるバンドルを作成および構成します。バンドル設定レベルで、クラス bundle-class に含まれるコンフィギュレーション コマンドはバンドル san-francisco とバンドルに属する個々の VC に属します。そのため、 pvc-bundle コマンドはバンドルに追加するために個々の VC に対して実行されます。VC が追加され、バンドル VC コンフィギュレーション モードに入ると、VC に MPLS EXP レベルが設定され、VC は保護されたグループ(保護グループ)のメンバまたは個別に保護される VC として設定されます。次に、特定のクラスが各 VC に割り当てられ、さらに特徴付けられます。階層ルールが適用されます。VC に直接かつ個別に適用されたコマンドのパラメータは、クラス内でバンドル VC コンフィギュレーション レベルの VC に対して適用された同じパラメータよりも優先されます。このパラメーターは、バンドル コンフィギュレーション レベルでバンドル全体に適用された同じパラメータよりも優先されます。

bundle los-angeles
protocol ip 1.1.1.4 broadcast
protocol clns 49.0000.0000.4444.00 broadcast
inarp 1
class-bundle bundle-class
pvc-bundle la-high 407
mpls experimental 7-5
protect vc
class-vc premium-class
pvc-bundle la-mid 404
mpls experimental 4-2
protect group
class-vc priority-class
pvc-bundle la-low 401
mpls experimental other
protect group
class-vc basic-class

コマンド リファレンス

次のコマンドは、このモジュールで説明した機能で導入または修正されたものです。これらのコマンドの詳細については、 http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/qos/command/reference/qos_book.html にある『 Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference 』を参照してください。すべての Cisco IOS コマンドの詳細については、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にある Command Lookup Tool を使用するか、Cisco IOS マスター コマンド リストを参照してください。

新しいコマンド

mpls experimental

変更されたコマンド

show mpls forwarding-table