Cisco IOS ネットワーク管理コンフィギュレーション ガイド
Embedded Event Manager 概要
Embedded Event Manager 概要
発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2011/04/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

Embedded Event Manager 概要

この章の構成

Embedded Event Manager について

Embedded Event Manager

Embedded Event Manager 1.0

Embedded Event Manager 2.0

Embedded Event Manager 2.1

Embedded Event Manager 2.1(ソフトウェア モジュール方式)

Embedded Event Manager 2.2

Embedded Event Manager 2.3

Embedded Event Manager 2.4

Embedded Event Manager 3.0

Embedded Event Manager 3.1

Cisco IOS Release ごとの利用可能な EEM イベント ディテクタ

イベント ディテクタ

Cisco IOS ごとの利用可能な EEM アクション

Embedded Event Manager アクション

Embedded Event Manager 環境変数

Embedded Event Manager ポリシー作成

関連情報

その他の参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

Embedded Event Manager 機能情報の概要

Embedded Event Manager 概要

Embedded Event Manager(EEM)は、イベント検出と回復を Cisco IOS 内部で直接行うための分散型でカスタマイズされた手法です。EEM では、イベントを監視し、イベント発生が検出されたとき、およびしきい値を超えたときに情報通知や是正などの任意の EEM アクションを実施できます。EEM ポリシーは、イベントとそのイベント発生時に実行するアクションを定義するエンティティです。

この章では、EEM の技術的概要を説明します。EEM は単体でも使用できますが、ネットワークの監視とメンテナンスのための他のネットワーク管理テクノロジーと合わせて使用することもできます。EEM の実装を開始する前に、この章に示される情報を理解することが重要です。

この章で紹介する機能情報の入手方法

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。 この章に記載されている特定の機能に関する説明へのリンク、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「Embedded Event Manager 機能情報の概要」を参照してください。

プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報の入手

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

Embedded Event Manager について

ネットワークで EEM を使用するためには、次の概念を理解しておく必要があります。

「Embedded Event Manager」

「Embedded Event Manager 1.0」

「Embedded Event Manager 2.0」

「Embedded Event Manager 2.1」

「Embedded Event Manager 2.1(ソフトウェア モジュール方式)」

「Embedded Event Manager 2.2」

「Embedded Event Manager 2.3」

「Embedded Event Manager 2.4」

「Embedded Event Manager 3.0」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

Embedded Event Manager

従来、イベント トラッキングおよびイベント管理はネットワーキング デバイスの外部のデバイスによって実施されてきました。Embedded Event Manager(EEM)は、イベント管理を Cisco IOS デバイス内で直接実施できるように設計されました。一部の障害ではルータと外部ネットワーク管理デバイスとの通信を損なわれることがあるため、ルータ外ですべてのイベント管理ができるわけではないことから、EEM のデバイス上での予防的なイベント管理機能は有用です。このような状況でルータの状態をキャプチャすることは、迅速な回復アクションの実行、および根本原因分析実施のための情報収集にとって非常に貴重です。ルーティング デバイスの完全なリブートの必要なしに自動回復アクションが実施されれば、ネットワーク可用性も向上します。

EEM は、イベント ディテクタと呼ばれるソフトウェア エージェントを使用してステム内の異なるコンポーネントのモニタリングをサポートする、柔軟で、ポリシードリブンのフレームワークです。図 1 に、EEM サーバ、コア イベント パブリッシャ(イベント ディテクタ)、および、イベント サブスクライバ(ポリシー)の関係を示します。基本的に、イベント パブリッシャはイベントをスクリーニングしてイベント サブスクライバから提供されたイベント仕様に一致したときにイベントをパブリッシュします。イベント ディテクタは、注目するイベントが発生したときに EEM サーバに通知します。Cisco IOS Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)を使用して設定された EEM ポリシーは、現在のシステムの状態と、該当するイベントのポリシーで指定されたアクションに基づいて回復を実施します。

EEM には、イベントの監視機能、および、イベント発生検出時またはしきい値到達時に情報を取得するか是正アクションを実施する機能があります。EEM ポリシーは、イベントとそのイベント発生時に実行するアクションを定義するエンティティです。EEM ポリシーには、アプレットとスクリプトの 2 つのタイプがあります。アプレットは、CLI 設定に定義された、ポリシーの単純な形式です。スクリプトは、Tool Command Language(Tcl)で記述されたポリシーの形式です。

図 1 Embedded Event Manager コア イベント ディテクタ

Embedded Event Manager 1.0

EEM 1.0 は、Cisco IOS Releases 12.0(26)S、12.3(4)T およびそれ以降のリリースでサポートされ、Embedded Event Manager が追加されました。EEM 1.0 は次のイベント ディテクタを追加しました。

SNMP:Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)イベント ディテクタによって、標準 SNMP MIB オブジェクトを監視し、オブジェクトが指定された値と一致するとき、または指定されたしきい値を超えたときにイベントを生成することができます。

Syslog:syslog イベント ディテクタは、正規表現パターン マッチに対して syslog メッセージをスクリーニングできます。

EEM 1.0 は、次のアクションを追加しました。

優先化された syslog メッセージの生成。

Cisco Networking Services(CNS)デバイスによるアップストリーム処理に対し CNS イベントの生成。

Cisco IOS ソフトウェアのリロード。

完全冗長ハードウェア構成におけるセカンダリ プロセッサへのスイッチング。

Embedded Event Manager 2.0

EEM 2.0 は Cisco IOS Release 12.2(25)S 以降でサポートされ、新しい機能が追加されました。EEM 2.0 は次のイベント ディテクタを追加しました。

Application-Specific:Application-Specific イベント ディテクタによって、Embedded Event Manager ポリシーはイベントをパブリッシュできます。

Counter:Counter イベント ディテクタは、名前付けられたカウンタが指定されたしきい値を超えたときにイベントをパブリッシュします。

Interface Counter:Interface Counter イベント ディテクタは、指定されたインターフェイスの汎用 Cisco IOS インターフェイス カウンタが定義されたしきい値を超えたときにイベントをパブリッシュします。

Timer:Timer イベント ディテクタは、absolute-time-of-day、countdown、watchdog、および CRON の 4 種類のタイマーのイベントをパブリッシュします。

Watchdog System Monitor(IOSWDSysMon):Cisco IOS Watchdog System Monitor イベント ディテクタは、Cisco IOS プロセスの CPU またはメモリの利用率がしきい値を超えたときにイベントをパブリッシュします。

EEM 2.0 は次のアクションを追加しました。

名前付きカウンタの設定または変更。

アプリケーション固有イベントのパブリッシュ。

SNMP トラップの生成。

Tool Command Language(Tcl)を使用して記述された、Cisco 定義のサンプル ポリシー実行機能が追加されました。システム ポリシー ディレクトリに格納可能なサンプル ポリシーが提供されました。

Embedded Event Manager 2.1

EEM 2.1 は、Cisco IOS Release 12.3(14)T、12.2(18)SXF5、12.2(28)SB、12.2(33)SRA、および以降のリリースでサポートされ、新しい機能が追加されました。EEM 2.1 は次の新しいイベント ディテクタを追加しました。

CLI:CLI イベント ディテクタは、正規表現に合致するコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドをスクリーニングします。

None:None イベント ディテクタは、Cisco IOS event manager run コマンドが EEM ポリシーを実行したときにイベントをパブリッシュします。

OIR:Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)イベント ディテクタは、特定のハードウェアの挿入または削除のイベント発生時にイベントをパブリッシュします。

EEM 2.1 は次のアクションを追加しました。

Cisco IOS CLI コマンドの実行。

イベント発生時のシステム情報要求。

ショート メールの送信。

手動による EEM ポリシーの実行。

EEM 2.1 は、新しい event manager scheduler script コマンドを使用して、複数の共存ポリシーを実行できます。SNMP イベント ディテクタ比率ベース イベントのサポートは、Tool Command Language(Tcl)を使用してポリシーを作成する機能として提供されます。

Embedded Event Manager 2.1(ソフトウェア モジュール方式)

EEM 2.1(ソフトウェア モジュール方式)は、Cisco IOS Release 12.2(18)SXF4 以降のリリースの Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式イメージでサポートされます。EEM 2.1(ソフトウェア モジュール方式)は、次のイベント ディテクタを追加しました。

GOLD:Generic Online Diagnostic(GOLD)イベント ディテクタは、GOLD 障害イベントが指定されたカードおよびサブカードで検出されたときにイベントをパブリッシュします。

System Manager:System Manager イベント ディテクタは、Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式プロセスの開始、通常停止、異常停止、および再起動のイベントに対してイベントを生成します。System Manager によって生成されたイベントによって、ポリシーはプロセス再起動のデフォルトの動作を変更できます。

Watchdog System Monitor(WDSysMon):Cisco IOS Software Modularity Watchdog System Monitor イベント ディテクタは、Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式プロセスにおける無限ループ、デッドロック、メモリリークを検出します。

EEM 2.1 ソフトウェア モジュール方式は、EEM 信頼性メトリック データの表示機能を追加しました。


) EEM 2.1 ソフトウェア モジュール方式イメージは、Resource イベント ディテクタおよび RF イベント ディテクタを EEM 2.2 に追加しましたが、Enhanced Object Tracking(EOT; 拡張オブジェクト トラッキング)イベント ディテクタ、またはトラッキング対象オブジェクトの読み込みおよび設定のアクションをサポートしません。


Embedded Event Manager 2.2

EEM 2.2 は、Cisco IOS Release 12.4(2)T、12.2(31)SB3、12.2(33)SRB、および以降のリリースでサポートされ、次の新しい機能が追加されました。EEM 2.2 は次のイベント ディテクタを追加しました。

Enhanced Object Tracking:Enhanced Object Tracking イベント ディテクタは、トラッキング対象オブジェクトが変更されたときにイベントをパブリッシュします。拡張オブジェクト トラッキングは、トラッキング対象オブジェクトと、トラッキング対象オブジェクトが変更されたときにクライアントが実施するアクションとを全面的に分離します。

Resource:Resource イベント ディテクタは、Embedded Resource Manager(ERM)が、指定されたポリシーのイベントをレポートしたときにイベントをパブリッシュします。

RF:Redundancy Framework(RF)イベント ディテクタは、デュアル Route Processor(RP; ルートプロセッサ)システムにおける同期の間に、1 つ以上の RF イベントが発生したときにイベントをパブリッシュします。RF イベント ディテクタは、デュアル RP システムが一方の RP からもう一方の RP に継続的にスイッチしている(ピンポン状態と呼ばれる)ときもイベントを検出できます。

EEM 2.2 は次のアクションを追加しました。

トラッキング対象オブジェクトの状態の読み取り。

トラッキング対象オブジェクトの状態の設定。

Embedded Event Manager 2.3

EEM 2.3 は、Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの Cisco IOS Release 12.2(33)SXH 以降のリリースでサポートされ、その製品での Generic Online Diagnostics(GOLD)イベント ディテクタのための拡張を追加しました。

GOLD テスト障害および条件への反応を改善するために、 event gold コマンドが拡張され、 action-notify testing-type test-name test-id consecutive-failure platform-action 、および maxrun キーワードが追加されました。

次のプラットフォーム全体の GOLD イベント ディテクタ情報には、新しい読み込み専用 EEM 組み込み環境変数を通じてアクセスできます。

起動診断レベル

カード インデックス、名前、シリアル番号

ポート数

テスト数

次のテスト固有 GOLD イベント ディテクタ情報は、新しい読み込み専用 EEM 組み込み環境変数(EEM アプレットだけが利用可能)を通じてアクセスできます。

テスト名、アトリビュート、総実行回数

テストごと、ポートごと、またはデバイスごとのテスト結果

合計障害カウント、最終障害時間

エラー コード

連続的障害の発生

これらの拡張の結果、オートメーションと障害検出が改善され、Mean Time To Recovery(MTTR; 平均修復時間)が削減され、可用性が向上しました。

Embedded Event Manager 2.4

EEM 2.4 は、Cisco IOS Release 12.4(20)T、12.2(33)SXI、12.2(33)SRE、および以降のリリースでサポートされ、複数の新しい機能が追加されました。EEM 2.4 は次のイベント ディテクタを追加しました。

SNMP Notification:SNMP 通知イベント ディテクタには、ルータが受信した SNMP トラップおよび SNMP インフォーム メッセージを代行受信する機能があります。SNMP 通知イベントは、受信 SNMP トラップまたは SNMP インフォーム メッセージが指定された値に一致するか、指定されたしきい値を超えたときに生成されます。

RPC:Remote Procedure Call(RPC; リモート プロシージャ コール)イベント ディテクタには、EEM ポリシーを Secure Shell(SSH; セキュア シェル)を使用して暗号化された接続経由でルータの外から起動する機能があります。RPC イベント ディテクタは、XML ベースのメッセージ交換に Simple Object Access Protocol(SOAP)データ エンコーディングを使用します。このイベント ディテクタは、EEM ポリシーの実行および SOAP XML フォーマット化された応答内の出力の受信に使用できます。

EEM 2.4 は、次のイベント ディテクタに拡張を追加しました。

インターフェイス カウンタ 比率ベース トリガー:この機能によって、インターフェイス イベントが期間中の変更の比率に基づいてトリガーされる機能が追加されました。entry 値または exit 値の両方に対して比率が指定できます。この機能は、現在、SNMP イベント ディテクタに存在する比率ベースの機能をコピーします。

SNMP デルタ値:モニタ開始時点でモニタされた Object Identifier(OID)値と、イベントがパブリッシュされた時点の実際の OID 値の差は、SNMP イベント ディテクタと Interface Counter イベント ディテクタの両方の event_reqinfo データで規定されます。

EEM 2.4 は次のアクションを追加しました。

複数イベントのサポート:複数イベントの実行機能が追加されました。さらに、 show event manager コマンドが、複数イベントを表示するように拡張されました。

パラメータのサポート: event manager run コマンドに parameter 引数が追加されました。最大 15 個のパラメータを使用できます。

Job ID および全体的なステータスの表示: show event manager コマンドの一部は、Job ID および全体的なステータスを表示するように拡張されました。

Bytecode サポート:Tcl 8 は、専用の Bytecode Language(BCL)を定義し、Tcl スクリプトを BCL に変換するジャストインタイム コンパイラを備えています。バイト シーケンスが「virtual machine」、Tcl_ExecuteByteCode()、または TEBC によって、必要に応じて短縮して実行されます。現在、EEM は、ユーザ ポリシーのファイル拡張子として、*.tcl を、また、システム ポリシーのファイル拡張子として *.tm を認めています。bytecode スクリプトの Tcl 標準拡張子は、*.tbc です。現在、EEM は *.tbc を有効な EEM ポリシーとして認めます。

登録置換拡張:単一の環境変数によるイベント登録文での複数のパラメータの置換をサポートします。

Tcl パッケージのサポート

Embedded Event Manager 3.0

EEM 3.0 は、Cisco IOS Release 12.4(22)T、12.2(33)SRE、および以降のリリースでサポートされます。

EEM 3.0 は次の新しいイベント ディテクタを追加しました。

Custom CLI:Custom CLI イベント ディテクタは、既存の CLI コマンド構文を追加、拡張するためにイベントをパブリッシュします。

Routing:Routing イベント ディテクタは、Routing Information Base(RIB; ルーティング情報ベース)のルート エントリが変化したときにイベントをパブリッシュします。

NetFlow:NetFlow イベント ディテクタは、NetFlow イベントがトリガーされたときにイベントをパブリッシュします。

IP SLA:IP SLA イベント ディテクタは、IP SLA 応答がトリガーされたときにイベントをパブリッシュします。

EEM 3.0 は、次の機能を追加しました。

クラスベース スケジューリング:EEM ポリシーは、登録されるときに class キーワードを使用してクラスを割り当てます。クラスなしで登録された EEM ポリシーは、デフォルト クラスに割り当てられます。

ハイ パフォーマンス Tcl ポリシー: event_completion event_wait および event_completion_with_wait の 3 つの新しい Tcl コマンドが追加されました。

インタラクティブ CLI サポート:同期アプレットが、ローカル コンソール(TTY)とのインタラクションをサポートするように拡張されました。ユーザがコンソールで直接入力し、入力を表示できるように、2 個の新しい IOS コマンド、 action gets action puts が追加されました。

アプレットの可変ロジック:EEM アプレットの可変ロジック機能によって、EEM アプレット内で条件付きロジックを利用できるようになりました。条件付きロジックは、アプレット内のアクションのフローを条件式に従って変更する制御構造を追加します。

デジタル署名サポート:新しい API は、Tcl スクリプトの実行の前に、スクリプトが Cisco によって署名されていることを確認するために、Tcl スクリプトのデジタル署名検証を実行します。

認証 E メール サーバのサポート:オプションのユーザ名とパスワードを含めるように action mail コマンドが変更されました。

SMTP IPv6 サポート:IPv6 アドレスか IPv4 アドレスかを指定するために、Tcl メール テンプレートに sourceaddr が追加されました。

SNMP ライブラリ拡張:SNMP getid、inform、trap、および set-type 操作の機能を含めるように、EEM アプレットの action info コマンド、および Tcl の sys_reqinfo_snmp コマンドが拡張されました。

SNMP 通知 IPv6 サポート:送信元 IP アドレスと宛先 IP アドレスでの IPv6 アドレスがサポートされます。

CLI Library XML-PI サポート:異なるシスコ製品間で矛盾のない方法で、IOS コマンドライン インターフェイス(CLI)show コマンドを XML 形式にカプセル化した、プログラム可能なインターフェイスを提供します。XML-PI を使用するお客様は、既知のキーワードを使用して IOS show コマンドの出力を Tcl スクリプトから解析できます。正規表現サポートを使用する必要はありません。

Embedded Event Manager 3.1

EEM 3.1 は、Cisco IOS Release 15.0(1)M 以降のリリースでサポートされ、次の項目が追加されました。

EEM 3.1 は、新しいイベント ディテクタを追加しました。

SNMP Object:Simple Network Management Protocol(SNMP)Object Trap イベント ディテクタは、指定された SNMP オブジェクト ID(OID)を持つ SNMP トラップが特定のインターフェイスまたはアドレスで発生したときに、値を置き換えるように拡張されました。

EEM 3.1 は、次のイベント ディテクタに拡張機能を追加しました。

SNMP Notification:SNMP 通知イベント ディテクタは、出力 SNMP トラップおよび SNMP インフォームを待ち、代行受信できるようになりました。

EEM 3.1 は、次のアクションに拡張機能を追加しました。

ファシリティの指定: action syslog コマンドは、syslog ファシリティを指定するように拡張されました。

EEM 3.1 は、次の機能を追加しました。

登録されたポリシーの簡易説明を作成する機能:Cisco IOS CLI および Tcl ポリシーで簡潔な説明を付けてポリシーを登録するために、新しい description コマンドが追加されました。 show event manager policy available コマンドおよび show event manager policy registered コマンドは、 description キーワードを追加し、登録されたアプレットの説明を表示するように拡張されました。

EEM ポリシーで Authentication, Authorization, and Accounting(AAA; 認証、認可、アカウンティング)認証をバイパスできるようにする: event manager application コマンドは、AAA を無効にする authorization キーワードおよび bypass キーワードが追加されました。

CLI Library 拡張機能の追加:CLI ライブラリに 2 個の新しいコマンド、 cli_run および cli_run_interactive が追加されました。

Cisco IOS Release ごとの利用可能な EEM イベント ディテクタ

EEM は、イベント ディテクタと呼ばれるソフトウェア プログラムを使用して、EEM イベントの発生したときを判断します。一部のイベント ディテクタは、すべての Cisco IOS Release で利用できますが、イベント ディテクタの多くは、特定のリリースに導入されています。 表 1 を使用して、特定の Cisco IOS Release でどのイベント ディテクタが利用可能かを判断してください。ブランク エントリ(--)は、そのイベント ディテクタが利用できないことを示します。「Yes」の文字はイベント ディテクタが利用できることを示します。 表 1 に示されるイベント ディテクタは、同じ Cisco IOS Release トレインの最新のリリースでサポートされています。各イベント ディテクタの詳細については、「 Embedded Event Manager Overview 」の章のイベント ディテクタの概念を参照してください。

 

表 1 Cisco IOS Release ごとのイベント ディテクタの可用性

イベント ディテクタ
12.2(25)S
12.3(14)T 12.2(18)SXF5
12.2(28)SB
12.2(33)SRA
12.4(2)T
12.2(31)SB3
12.2(33)SRB
12.2(18)SXF4
Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式
12.2(33)SXH
12.4(20)T
12.2(33)SXI
12.4(22)T
12.2(33)SRE
15.0(1)M

Application-Specific

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

CLI

--

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

Counter

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

Custom CLI

--

--

--

--

--

--

あり

あり

Enhanced Object Tracking

--

--

あり

--

あり

あり

あり

あり

GOLD

--

--

--

あり

あり

あり

あり

あり

Interface Counter

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

IPSLA

--

--

--

--

--

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あり

あり

NF

--

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あり

あり

None

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あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

OIR

--

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

Resource

--

--

あり

あり

あり

あり

あり

あり

RF

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あり

あり

あり

あり

あり

あり

Routing

--

--

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--

--

--

あり

あり

RPC

--

--

--

--

--

あり

あり

あり

SNMP

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

SNMP Notification

--

--

--

--

--

あり

あり

あり

SNMP Object

--

--

--

--

--

--

--

あり

Syslog

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

System Manager

--

--

--

あり

あり

あり

あり

あり

Timer

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

IOSWDSysMon (Cisco IOS watchdog)

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

WDSysMon (Cisco IOS Software Modularity watchdog)

--

--

--

あり

--

--

--

イベント ディテクタ

Embedded Event Manager(EEM)は、イベント ディテクタというソフトウェア プログラムを使用して EEM イベントの発生したときを判断します。イベント ディテクタは、モニタされるエージェント(たとえば、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP))と、アクションが実施される EEM ポリシーの間のインターフェイスを提供する、独立したシステムです。一部のイベント ディテクタは、すべての Cisco IOS Release で利用できますが、イベント ディテクタの多くは、特定のリリースに導入されています。各 Cisco IOS Release でサポートされるイベント ディテクタの詳細については、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using the Cisco IOS CLI 」または「 Writing Embedded Event Manager Policies Using Tcl 」の章の Cisco IOS Release ごとの利用可能な EEM イベント ディテクタについての記述を参照してください。EEM には次のイベント ディテクタが含まれます。

Application-Specific イベント ディテクタ

Application-Specific イベント ディテクタによって、任意の Embedded Event Manager ポリシーがイベントをパブリッシュできます。EEM ポリシーがイベントをパブリッシュするとき、任意のイベント タイプで、798 の EEM サブシステム番号を使用する必要があります。既存のポリシーがサブシステム 798 と指定されたイベント タイプに対して登録されている場合、同じイベント タイプの第 2 のポリシーは、指定されたイベントがパブリッシュされたときに第 1 のポリシーをトリガーして実行します。

CLI イベント ディテクタ

CLI イベント ディテクタは、コマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドを正規表現に一致するかスクリーニングします。一致が見つかったとき、イベントがパブリッシュされます。コマンドが正常に解析された後、コマンドが実施される前に、完全に展開された CLI コマンドで一致ロジックが実施されます。CLI イベント ディテクタは次の 3 種類のパブリッシュ モードをサポートします。

CLI イベントの同期パブリッシング:CLI コマンドは、EEM ポリシーが終了するまで実行されません。EEM ポリシーは、コマンドが実行されるかどうかをコントロールできます。読み取り/書き込み変数、_exit_status によって、ユーザは、ポリシー 終了時に同期イベントからトリガーされたポリシーの終了ステータスを設定できます。_exit_status が 0 の場合、コマンドはスキップされ、_exit_status が 1 の場合はコマンドが実行されます。

CLI イベントの非同期パブリッシング:CLI イベントは、パブリッシュされ、続いて CLI コマンドが実行されます。

CLI イベントの非同期パブリッシングかつコマンド スキップ:CLI イベントがパブリッシュされますが、CLI コマンドは実行されません。

Counter イベント ディテクタ

Counter イベント ディテクタは、名前付きカウンタが指定されたしきい値を超えたときにイベントをパブリッシュします。カウンタ処理に影響を与える関係タスクが 2 つ以上あります。Counter イベント ディテクタは、カウンタを変更でき、1 つ以上のサブスクライバは、パブリッシュされるイベントを発生する条件を定義します。カウンタ イベントがパブリッシュされた後、カウンタ モニタリング ロジックをリセットして、すぐにカウンタのモニタリングを開始できます。また、2 番目のしきい値(exit 値と呼ばれる)を超えたときにリセットすることもできます。

Custom CLI イベント ディテクタ

Custom CLI イベント ディテクタは、既存の CLI コマンド構文を追加、拡張するためにイベントをパブリッシュします。特別なパーサー キャラクタである Tab、?(疑問符)、および Enter が入力された場合、パーサーは処理のために入力を Custom CLI イベント ディテクタに送信します。続いて Custom CLI イベント ディテクタは、この入力を登録された文字列と比較して、新しい、または拡張された CLI コマンドかどうかを判断します。一致したとき、Custom CLI イベント ディテクタは、? が入力された場合はコマンドのヘルプを表示する、Tab が入力された場合は入力されたコマンドを表示する、Enter が入力された場合はコマンドを実行するといった適切なアクションを行います。一致しなかった場合は、パーサーはコントロールを回復し、通常どおりに情報を処理します。

Enhanced Object Tracking イベント ディテクタ

Enhanced Object Tracking(EOT)イベント ディテクタは、トラッキング対象のオブジェクトのステータスが変更されたときイベントをパブリッシュします。オブジェクト トラッキングは、当初、ユーザがインターフェイスのラインプロトコル ステートをトラッキングできるだけの単純なトラッキングメカニズムとして、Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)に導入されました。インターフェイスのラインプロトコル ステートがダウンになった場合、ルータの HSRP 優先度は削減され、より高い優先度のもう 1 つの HSRP ルータがアクティブになることができます。

オブジェクト トラッキングはトラッキング対象オブジェクトと、トラッキング対象オブジェクトが変更されたときにクライアントが実施するアクションとを全面的に分離するように拡張されました。したがって、HSRP、Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)、または Gateway Load Balancing Protocol(GLBP)などの複数のクライアントが、トラッキング プロセスの対象を登録でき、同一オブジェクトをトラッキング可能であり、さらに、オブジェクト変更時に異なるアクションを実行できます。各トラッキング対象オブジェクトは、トラッキング コマンドライン インターフェイス(CLI)で指定された一意の番号で識別されます。クライアント プロセスはこの番号を使用して特定のオブジェクトをトラッキングします。トラッキング プロセスは定期的に、トラッキング対象オブジェクトをポーリングし、値の変更を確認します。トラッキング対象オブジェクトの変更は、すぐに、または指定された遅延後に、対象のクライアント プロセスに通知されます。オブジェクトの値は、アップまたはダウンとして報告されます。

拡張オブジェクト トラッキングは、現在、EEM と統合され、EEM はトラッキング対象オブジェクトのステータス変更を報告できます。さらに、拡張オブジェクト トラッキングは、EEM オブジェクトをトラッキングできます。新しいタイプのトラッキング オブジェクト、スタブ オブジェクトが作成されます。スタブ オブジェクトは、既存の CLI コマンドを使用して操作でき、既存の CLI コマンドは、トラッキング対象オブジェクトも操作できます。

GOLD イベント ディテクタ

GOLD イベント ディテクタは、GOLD 障害イベントが指定されたカードおよびサブカードで検出されたときにイベントをパブリッシュします。

Interface Counter イベント ディテクタ

Interface Counter イベント ディテクタは、指定されたインターフェイスの汎用 Cisco IOS インターフェイス カウンタが指定されたしきい値を超えたときにイベントをパブリッシュします。しきい値を絶対値または増分値で指定できます。たとえば、増分値を 50 に設定すると、インターフェイス カウンタが 50 ずつ増加したときにイベントがパブリッシュされます。

インターフェイス カウンタ イベントがパブリッシュされた後、インターフェイス カウンタ モニタリング ロジックは 2 つの方法でリセットされます。インターフェイス カウンタは、2 番目のしきい値(exit 値と呼ばれる)を超えたとき、または、期間の経過が発生したときにリセットされます。

IP SLA イベント ディテクタ

IP SLA イベント ディテクタは、IP SLA 応答がトリガーされたときにイベントをパブリッシュします。

NetFlow イベント ディテクタ

NetFlow イベント ディテクタは、NetFlow イベントがトリガーされたときにイベントをパブリッシュします。

None イベント ディテクタ

None イベント ディテクタは、Cisco IOS event manager run CLI コマンドが EEM ポリシーを実行したときにイベントをパブリッシュします。EEM は、ポリシーそのものに含まれるイベント仕様に基づいてポリシーをスケジューリングし、実行します。EEM ポリシーは特定される必要があり、手動での実行が許可されるように、 event manager run コマンドが実行される前に登録される必要があります。

OIR イベント ディテクタ

Online Insertion and Removal(OIR)イベント ディテクタは、次のハードウェアの挿入または削除のいずれかのイベント発生時にイベントをパブリッシュします。

カードが削除されました。

カードが挿入されました。

ルートプロセッサ(RP)、ラインカード、またはフィーチャ カードは、OIR イベントでモニタリングできます。

Resource イベント ディテクタ

Resource イベント ディテクタは、Embedded Resource Manager(ERM)が指定されたポリシーのイベントをレポートしたときにイベントをパブリッシュします。ERM インフラストラクチャは、リソースの減少および、プロセス間とシステム内のリソースの依存状態をトラッキングし、各種のエラー条件を処理します。各種のアプリケーション間でのリソースの公平な共有を実現することで、エラー条件は処理されます。ERM フレームワークは、リソース エンティティの通信メカニズムを構築し、これらのリソース エンティティ間の通信を多数の場所から可能にします。ERM フレームワークは、CPU およびメモリ関連の問題のデバッグにも役立ちます。ERM は、CPU、バッファ、およびメモリなどのリソースに対してユーザがしきい値を設定できるようにすることで、スケーラビリティ ニーズを理解するためにシステム リソース利用率をモニタリングします。ERM イベント ディテクタは、Cisco IOS ソフトウェアのリソースをモニタリングするためのより望ましい方法ですが、ERM イベント ディテクタは、ソフトウェア モジュール方式イメージをサポートしません。ERM の詳細については、「 Embedded Resource Manager 」の章を参照してください。

RF イベント ディテクタ

Redundancy Framework(RF)イベント ディテクタは、デュアル ルート プロセッサ(RP)システムにおける同期の間に、1 つ以上の RF イベントが発生したときにイベントをパブリッシュします。RF イベント ディテクタは、デュアル RP システムが一方の RP からもう一方の RP に継続的にスイッチしている(ピンポン状態と呼ばれる)ときもイベントを検出できます。

RPC イベント ディテクタ

リモート プロシージャ コール(RPC)イベント ディテクタには、EEM ポリシーをセキュア シェル(SSH)を使用して暗号化された接続経由で、ルータの外から起動する機能があります。RPC イベント ディテクタは、XML ベースのメッセージ交換に Simple Object Access Protocol(SOAP)データ エンコーディングを使用します。このイベント ディテクタは、EEM ポリシーの実行および SOAP XML フォーマット化された応答内の出力の受信に使用できます。

Routing イベント ディテクタ

Routing イベント ディテクタは、ルーティング情報ベース(RIB)のルート エントリが変化したときにイベントをパブリッシュします。

SNMP イベント ディテクタ

SNMP イベント ディテクタによって、標準 SNMP MIB オブジェクトを監視し、オブジェクトが指定された値と一致するとき、または指定されたしきい値を超えたときにイベントを生成することができます。

SNMP 通知イベント ディテクタ

SNMP 通知イベント ディテクタには、ルータが受信した SNMP トラップおよび SNMP インフォーム メッセージを代行受信する機能があります。SNMP 通知イベントは、送受信 SNMP トラップまたは SNMP インフォーム メッセージが指定された値に一致するか指定されたしきい値を超えたときに生成されます。SNMP 通知イベント ディテクタは、出力 SNMP トラップおよび SNMP インフォームを待ち、代行受信できます。

SNMP Object イベント ディテクタ

Simple Network Management Protocol(SNMP)Object Trap イベント ディテクタは、指定された SNMP オブジェクト ID(OID)を持つ SNMP トラップが特定のインターフェイスまたはアドレスで発生したときに、値を置き換えるように拡張されました。

Syslog イベント ディテクタ

syslog イベント ディテクタは、正規表現パターン マッチに対して syslog メッセージをスクリーニングできます。選択されたメッセージはさらに限定され、指定された時間内での特定の数の発生についての記録が要求されます。指定されたイベント基準への一致によって、設定されたポリシー アクションがトリガーされます。

System Manager イベント ディテクタ

System Manager イベント ディテクタは、Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式プロセスの開始、通常停止、異常停止、および再起動のイベントに対してイベントを生成します。System Manager によって生成されたイベントによって、ポリシーはプロセス再起動のデフォルトの動作を変更できます。

Timer イベント ディテクタ

timer イベント ディテクタは、次の 4 種類のタイマーのイベントをパブリッシュします。

absolute-time-of-day タイマーは、指定された絶対日時になったときにイベントをパブリッシュします。

countdown タイマーは、タイマーがカウント ダウンしてゼロ(0)になったときにイベントをパブリッシュします。

watchdog タイマーは、タイマーがカウント ダウンしてゼロ(0)になったときにイベントをパブリッシュし、自動的にタイマーを初期値にリセットして、再びカウント ダウンを開始します。

CRON タイマーは、UNIX 標準 CRON 仕様を使用してイベントをパブリッシュするときを指定して、イベントをパブリッシュします。CRON タイマーは、1 分あたり 1 回を超えてイベントをパブリッシュしません。

Cisco IOS の Watchdog System Monitor(IOSWDSysMon)イベント ディテクタ

Cisco IOS Watchdog System Monitor イベント ディテクタは、次のいずれかが発生したときにイベントをパブリッシュします。

Cisco IOS タスクの CPU 利用率がしきい値を超える

Cisco IOS タスクのメモリ利用率がしきい値を超える


) Cisco IOS プロセスは、現在、Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式プロセスから区別するために、タスクと呼ばれています。


同時に 2 つのイベントがモニタリングされることがあります。指定されたしきい値を超えるために 1 つのイベントを必要とするか、両方のイベントを必要とするかを、イベント パブリッシング基準で指定できます。

Cisco IOS Software Modularity の Watchdog System Monitor(WDSysMon)イベント ディテクタ

Cisco IOS Software Modularity Watchdog System Monitor イベント ディテクタは、Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式プロセスにおける無限ループ、デッドロック、メモリ リークを検出します。

Cisco IOS ごとの利用可能な EEM アクション

イベント ディテクタがイベントを報告したときに実行される CLI ベースの是正アクションは、強力なオンデバイスのイベント管理メカニズムを実現します。一部のアクションは、すべての Cisco IOS Release で利用できますが、アクションの多くは、特定のリリースに導入されています。 表 2 を使用して、特定の Cisco IOS Release でどのアクションが利用可能かを判断してください。ブランク エントリ(--)は、そのアクションが利用できないことを示します。「Yes」の文字はアクションが利用できることを示します。 表 2 に示されるアクションは、同じ Cisco IOS Release トレインの最新のリリースでサポートされています。各アクションの詳細については、「 Embedded Event Manager Overview 」の章の Embedded Event Manager アクションの記述を参照してください。

 

表 2 Cisco IOS Release ごとの可用性

アクション
12.2(25)S
12.3(14)T 12.2(18)SXF5
12.2(28)SB
12.2(33)SRA
12.4(2)T
12.2(31)SB3
12.2(33)SRB
12.2(18)SXF4
Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式
12.2(33)SXH
12.4(20)T
12.4(22)T
15.0(1)M

CLI コマンドの実行

--

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

CNS イベントの生成

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

優先化された syslog メッセージの生成

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

SNMP トラップの生成

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

手動による EEM ポリシーの実行

--

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

アプリケーション固有のイベントのパブリッシュ

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

トラッキング対象オブジェクトの状態の読み取り

--

--

あり

--

あり

あり

あり

Cisco IOS ソフトウェアのリロード

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

システム情報の要求

--

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

ショート メールの送信

--

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

名前付きカウンタの設定または変更

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

トラッキング対象オブジェクトの状態の設定

--

--

あり

--

あり

あり

あり

セカンダリ RP へのスイッチ

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

あり

Embedded Event Manager アクション

イベント ディテクタがイベントを報告したときに実行される CLI ベースの是正アクションは、強力なオンデバイスのイベント管理メカニズムを実現します。一部の EEM アクションは、すべての Cisco IOS Release で利用できますが、EEM アクションの多くは、特定のリリースに導入されています。各 Cisco IOS Release でサポートされる EEM アクションの詳細については、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using the Cisco IOS CLI 」または「 Writing Embedded Event Manager Policies Using Tcl 」の章の Cisco IOS Release ごとの利用可能な EEM アクションについての記述を参照してください。EEM がサポートするアクションは、次のとおりです。

Cisco IOS コマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドの実行。

Cisco CNS デバイスによるアップストリーム処理に対し CNS イベントの生成。

名前付きカウンタの設定または変更。

完全冗長ハードウェア構成におけるセカンダリ プロセッサへのスイッチング。

イベント発生時のシステム情報要求。

ショート メールの送信。

手動による EEM ポリシーの実行。

アプリケーション固有のイベントのパブリッシュ。

Cisco IOS ソフトウェアのリロード。

SNMP トラップの生成。

優先化された syslog メッセージの生成。

トラッキング対象オブジェクトの状態の読み取り。

トラッキング対象オブジェクトの状態の設定。

EEM アクション CLI コマンドには、任意の文字列値が可能で一意の ID である EEM アクション ラベルが含まれます。アクションは、ラベルをソート キーとして使用して、英数字のキーの昇順(辞書順)にソートされ、実行されます。ラベルとして数字を使用している場合は、英数字ソートは、10.0 は 1.0 よりも後ですが、2.0 よりも前になることに注意してください。このような場合、01.0、02.0 のような数字を使用する、または頭文字の後に同様の数字を続けることを推奨します。

Embedded Event Manager 環境変数

EEM では、EEM ポリシーに環境変数を使用できます。Tool Command Language(Tcl)では、Tcl スクリプト内のすべてのプロシージャで既知のグローバル変数を定義できます。EEM では、EEM ポリシー内で使用するために CLI コマンド、 event manager environment コマンドを使用して環境変数を定義できます。EEM 環境変数は、Tcl スクリプトの実行前に、Tcl グローバル変数に自動的に割り当てられます。Embedded Event Manager に割り当てられた環境変数には次の 3 種類があります。

ユーザ定義:ユーザが記述したポリシー内の環境変数を作成する場合にユーザが定義できます。

シスコ定義:特定のサンプル ポリシーのためにシスコが定義しました。

シスコ組み込み(EEM アプレット内で利用可能):シスコが定義し、読み取り専用、または、読み取り/書き込みができます。読み取り専用変数は、アプレットの実行開始前にシステムによって設定されます。読み取り/書き込み変数、_exit_status によって、ユーザはポリシー終了時に同期イベントからトリガーされたポリシーの終了ステータスを設定できます。

シスコ定義環境変数( 表 3 を参照)およびシステム定義環境変数は、1 個の特定のイベント ディテクタまたはすべてのイベント ディテクタに適用されます。ユーザ定義またはサンプル ポリシーのシスコ定義の環境変数は、 event manager environment コマンドを使用して設定されます。EEM ポリシーで使用される変数は、ポリシーを登録する前に定義する必要があります。Tcl ポリシーには、ポリシーの実行前に必要な環境変数がすべて定義されているかどうかを確認するために定義される「Environment Must Define」と呼ばれるセクションがあります。

シスコ組み込み環境変数は、シスコ定義の環境変数のサブセットです。組み込み変数は、EEM アプレットでだけ利用できます。組み込み変数は、読み込み専用であるか、または読み込みおよび書き込み可のいずれかです。これらの変数は、1 個の特定のイベント ディテクタまたはすべてのイベント ディテクタに適用されます。シスコ システム定義変数の詳細と、一覧表については、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using the Cisco IOS CLI 」の章を参照してください。


) シスコ定義環境変数は、アンダースコア(_)で始まります。名前付けの競合を防止するために、ユーザが同じ名前付け規則を避けることを強く推奨します。


表 3 に、サンプル EEM ポリシーで使用されるシスコ定義変数の説明を示します。一部の環境変数は、対応サンプル ポリシーで実行のために指定される必要はありません。これらは任意として示されています。

 

表 3 シスコ定義環境変数および例

環境変数
説明

_config_cmd1

実行される 1 番目のコンフィギュレーション コマンド。

interface Ethernet1/0

_config_cmd2

(任意)実行される 2 番目のコンフィギュレーション コマンド。

no shutdown

_crash_reporter_debug

(任意)tm_crash_reporter.tcl のデバッグ情報がイネーブルであるかどうかを決定する値。

1

_crash_reporter_url

クラッシュ レポートが送信される URL 位置。

http://www.yourdomain.com/
fm/interface_tm.cgi

_cron_entry

ポリシーが実行されるときを決定する CRON 仕様。cron エントリを指定する方法の詳細については、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using Tcl 」の章を参照してください。

0-59/1 0-23/1 * * 0-7

_email_server

E メール送信に使用される Simple Mail Transfer Protocol(SMTP; シンプル メール転送プロトコル)メール サーバ。

mailserver.yourdomain.com

_email_to

E メールの送信先アドレス。

engineer@yourdomain.com

_email_from

E メールの送信元アドレス。

devtest@yourdomain.com

_email_cc

E メールのコピーの送信先アドレス。

manager@yourdomain.com

_email_ipaddr

受信者の発信元 IP アドレス。

209.165.201.1 または
(IPv6 address) 2001:0DB8::1

_info_snmp_oid

SNMP オブジェクト ID。

1.3.6.1.2.1.2 または iso.internet.mgmt.mib-2.interfaces

_info_snmp_value

割り当てられた SNMP データ エレメントの値文字列。

_show_cmd

ポリシーの実行時に実行される CLI show コマンド。

show version

_syslog_pattern

ポリシー実行時を決定するために syslog メッセージを比較するために使用する正規表現パターン マッチ文字列。

.*UPDOWN.*FastEthernet 0/0.*

_tm_fsys_usage_cron

(任意) event_register キーワード拡張で使用される CRON 仕様 指定されない場合、_tm_fsys_usage.tcl ポリシーが 1 分に 1 回、トリガーされます。

0-59/1 0-23/1 * * 0-7

_tm_fsys_usage_debug

(任意)この変数が値 1 に設定された場合、システムのすべてのエントリのディスク利用率情報が表示されます。

1

_tm_fsys_usage_
freebytes

(任意)システムまたは特定のプレフィクスの空きバイト数しきい値。空きスペースが所定の値を下回ると、警告が表示されます。

disk2:98000000

_tm_fsys_usage_percent

(任意)システムまたは特定のプレフィクスのディスク使用割合しきい値。ディスク使用割合が所定の割合を超えると、警告が表示されます。指定されない場合、すべてのシステムのデフォルトのディスク使用割合は、80% です。

nvram:25 disk2:5

Embedded Event Manager ポリシー作成

EEM は、Cisco IOS ソフトウェア システムで障害またはその他のイベントが発生したときに EEM ポリシー エンジンが通知を受け取るポリシー ドリブン プロセスです。Embedded Event Manager ポリシーは、システムの現在の状態に基づいて回復を実行し、該当するイベントのポリシーに指定されたアクションを実行します。回復アクションはポリシーが実行されたときにトリガーされます。

同一の EEM CLI 設定と show コマンドがありますが、ポリシーの作成によって EEM が実行されます。EEM ポリシーは、イベントとそのイベント発生時に実行するアクションを定義するエンティティです。EEM ポリシーには、アプレットとスクリプトの 2 つのタイプがあります。アプレットは、CLI 設定に定義された、ポリシーの単純な形式です。スクリプトは、Tcl で記述された、ポリシーの形式です。

EEM ポリシーの作成には次の項目が含まれます。

ポリシーが実行されるイベントの選択。

イベントの記録およびイベントへの対応に関連付けられたイベント ディテクタ オプションの定義。

必要に応じて、環境変数の定義。

イベント発生時に実行されるアクションの選択。

EEM ポリシーの作成には 2 つの方法があります。第 1 の方法は、CLI コマンドを使用してアプレットを記述することで、第 2 の方法は、Tcl スクリプトを記述することです。シスコは、Tcl に EEM ポリシー開発を促進する Tcl コマンド拡張機能を加えました。ネットワーキング デバイスから離れて、ASCII エディタを使用してスクリプトを定義します。続いてスクリプトはネットワーキング デバイスにコピーされ EEM に登録されます。Embedded Event Manager にポリシーが登録されると、ソフトウェアはポリシーを調べ、指定されたイベントの発生時に起動するために登録します。ポリシーは、未登録または中断にできます。両方のタイプのポリシーとも、ネットワークの EEM 実装に使用できます。

Cisco IOS CLI を使用して EEM ポリシーを記述する方法については、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using the Cisco IOS CLI 」の章を参照してください。

Tcl を使用して EEM ポリシーを記述する方法については、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using Tcl 」の章を参照してください。

関連情報

Cisco IOS CLI を使用して EEM ポリシーを記述するには、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using the Cisco IOS CLI 」の章を参照してください。

Tcl を使用して EEM ポリシーを記述するには、「 Writing Embedded Event Manager Policies Using Tcl 」の章を参照してください。

その他の参考資料

ここでは、EEM に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連トピック
参照先

Cisco IOS コマンド

『Cisco IOS Master Commands List, All Releases』

ネットワーク管理コマンド(EEM コマンドを含む):コマンド構文の詳細、デフォルト設定、コマンド モード、コマンド履歴、使用上のガイドライン、および例

『Cisco IOS Network Management Command Reference』

CLI を使用して Embedded Event Manager ポリシーを記述する

Writing Embedded Event Manager Policies Using the Cisco IOS CLI 」の章

Tcl を使用して Embedded Event Manager ポリシーを記述する

Writing Embedded Event Manager Policies Using Tcl 」の章

Embedded Resource Manager

Embedded Resource Manager 」の章

規格

規格
タイトル

新しい規格または変更された規格はサポートされていません。また、既存の規格に対するサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

CISCO-EMBEDDED-EVENT-MGR-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS Release、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

新しい RFC または変更された RFC はサポートされていません。また、既存の RFC に対するサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

テクニカル サポートを受ける

ソフトウェアをダウンロードする

セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける

ツールおよびリソースへアクセスする

Product Alert の受信登録

Field Notice の受信登録

Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索

Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html

Embedded Event Manager 機能情報の概要

表 4 に、この章に記載されている機能および具体的な設定情報へのリンクを示します。表には、Cisco IOS Release 12.3(14)T、12.2(25)S、12.0(26)S、12.2(18)SXF4、12.2(28)SB、12.2(33)SRA、12.2(33)SXH、12.2(33)SXI、12.4(20)T、12.4(22)T、15.0(1)M、12.2(33)SRE 以降のリリースで導入または変更された機能だけを記載しています。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator により、どの Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージが特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートするか調べることができます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 4 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 4 Embedded Event Manager 機能情報の概要

機能名
リリース
機能設定情報

Embedded Event Manager 1.0

12.0(26)S
12.3(4)T

EEM 1.0 は、Embedded Event Manager アプレット作成を SNMP イベント ディテクタ Syslog イベント ディテクタとともに追加しました。EEM 1.0 は、次のアクションも追加しました。優先化された syslog メッセージの生成、Cisco CNS デバイスによるアップストリーム処理に対し CNS イベントの生成、Cisco IOS ソフトウェアのリロード、および完全冗長ハードウェア構成におけるセカンダリ プロセッサへのスイッチング。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 1.0」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能によって、 action cns-event action force-switchover action reload action syslog debug event manager event manager applet event snmp event syslog show event manager policy registered の各コマンドが追加されました。

Embedded Event Manager 2.0

12.2(25)S

EEM 2.0 は、Application-Specific イベント ディテクタ、Counter イベント ディテクタ、Interface Counter イベント ディテクタ、Timer イベント ディテクタ、および IOSWDSysMon イベント ディテクタを追加しました。新しいアクションには、名前付きカウンタの設定または変更、アプリケーション固有イベントのパブリッシュ、SNMP トラップの生成が含まれます。環境変数定義機能、および、Tcl を使用して記述されたサンプル EEM ポリシー(ソフトウェアに含まれる)の実行機能が追加されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 2.0」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能によって、 action counter action publish-event action snmp-trap event application event counter event interface event ioswdsysmon event manager environment event manager history size event manager policy event manager scheduler suspend event timer show event manager environment show event manager history events show event manager history traps show event manager policy available show event manager policy pending の各コマンドが追加されました。

Embedded Event Manager 2.1

12.3(14)T 12.2(18)SXF5
12.2(28)SB
12.2(33)SRA

EEM 2.1 は複数の新しいイベント ディテクタおよびアクション、EEM ポリシーを手動で起動する新しい機能と複数の共存ポリシーを起動する機能を追加しました。簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)イベント ディテクタ比率ベース イベントのサポートが、Tool Command Language(Tcl)を使用してポリシーを作成する機能として導入されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 2.1」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能によって、 action cli action counter action info action mail action policy debug event manager event cli event manager directory user event manager policy event manager run event manager scheduler script event manager session cli username event none event oir event snmp event syslog set (EEM)、 show event manager directory user show event manager policy registered show event manager session cli username の各コマンドが追加されました。

Embedded Event Manager 2.1(ソフトウェア モジュール方式)

12.2(18)SXF4
Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式イメージ

EEM 2.1 ソフトウェア モジュール方式イメージは、GOLD、system manager、および WDSysMon(Cisco IOS Software Modularity watchdog)イベント ディテクタ、および Cisco IOS ソフトウェア モジュール方式プロセスとプロセス メトリックを表示する機能を導入しました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 2.1(ソフトウェア モジュール方式)」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能により、 event gold event process show event manager metric process の各コマンドが導入されました。

(注) EEM 2.1 ソフトウェア モジュール方式イメージは、Resource イベント ディテクタおよび RF イベント ディテクタを EEM 2.2 に追加しましたが、EOT イベント ディテクタ、またはトラッキング対象オブジェクトの読み込みおよび設定のアクションをサポートしません。

Embedded Event Manager 2.2

12.4(2)T
12.2(31)SB3
12.2(33)SRB

EEM 2.2 は、Enhanced Object Tracking、Resource、および RF イベント ディテクタを追加しました。トラッキング対象オブジェクトの状態の読み取りおよび設定のアクションも追加されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 2.2」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能により、 action track read action track set default-state event resource event rf event track show track track stub-object の各コマンドが追加されました。

Embedded Event Manager 2.3

12.2(33)SXH
12.2(33)SB

EEM 2.3 は、Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの Cisco IOS Release 12.2(33)SXH 以降のリリースでサポートされ、その製品での Generic Online Diagnostics(GOLD)イベント ディテクタのための拡張を追加しました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 2.3」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

GOLD テスト障害および条件の反応を改善するため、 event gold コマンドが拡張され、 action-notify testing-type test-name test-id consecutive-failure platform-action 、および maxrun の各 Tcl キーワードが追加されました。

Embedded Event Manager 2.4

12.4(20)T
12.2(33)SXI
2.2(33)SRE

EEM 2.4 は Cisco IOS Release 12.4(20)T 以降のリリースでサポートされ、複数の新しい機能が追加されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 2.4」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能により、次のコマンドが追加されました。

attribute(EEM) correlate event manager detector rpc event manager directory user repository event manager update user policy event manager scheduler clear event manager update user policy event owner event rpc event snmp-notification show event manager detector show event manager version trigger(EEM)

Embedded Event Manager 3.0

12.4(22)T
12,2(33)SRE

EEM 3.0 は、Cisco IOS Release 12.4(22)T 以降のリリースでサポートされ、複数の新しい機能が追加されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 3.0」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能により、次のコマンドが導入または変更されました。

action add action append action break action comment action context retrieve action context save action continue action decrement action divide action else action elseif action end action exit action foreach action gets action if action if goto action increment action info type interface-names action info type snmp getid action info type snmp inform action info type snmp oid action info type snmp trap action info type snmp var action multiply action puts action regexp action set(EEM) action string compare action string equal action string first action string index action string last action string length action string match action string range action string replace action string tolower action string toupper action string trim action string trimleft action string trimright action subtract action while event cli event ipsla event manager detector routing event manager scheduler event manager scheduler clear event manager scheduler hold event manager scheduler modify event manager scheduler release event nf event routing show event manager policy active show event manager policy pending 、および show event manager scheduler

Embedded Event Manager 3.1

15.0(1)M

EEM 3.1 は、Cisco IOS Release 15.0(1)M 以降のリリースでサポートされ、複数の新しい機能が追加されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「Embedded Event Manager 3.1」

「イベント ディテクタ」

「Embedded Event Manager アクション」

「Embedded Event Manager 環境変数」

「Embedded Event Manager ポリシー作成」

この機能により、次のコマンドが導入または変更されました。

action syslog description(EEM) event manager applet event manager policy event snmp-notification event snmp-object show event manager policy registered 、および show event manager policy available

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