Cisco IOS ワイドエリア ネットワーキング コンフィ ギュレーション ガイド
X.25 バージョン設定
X.25 バージョン設定
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

X.25 バージョン設定

マニュアルの内容

X.25 バージョン設定について

X.25 バージョン設定

x25 version コマンドの一般的な用途

Cisco IOS X.25 動作セットの説明

Cisco IOS の 1980 X.25 動作セットの実装

Cisco IOS の 1984 X.25 動作セットの実装

Cisco IOS の 1988 X.25 動作セットの実装

Cisco IOS の 1993 X.25 動作セットの実装

X.25 ファシリティのサポート

X.25 バージョンの指定方法

インターフェイスまたは X.25 プロファイルで使用される X.25 動作セットの指定

インターフェイスまたは X.25 プロファイルの X.25 動作セットの確認

X.25 バージョン設定の設定例

ハント グループのインターフェイスで使用される X.25 バージョンの指定例

ハント グループの両方のインターフェイスで使用される X.25 バージョンの指定例

インターフェイスまたは X.25 プロファイルの X.25 バージョンの確認

参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

X.25 バージョン設定

X.25 バージョン設定機能に x25 version コマンドが追加されました。 x25 version コマンドでは、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)の X.25 勧告および対応する動作セットをインターフェイスまたはプロファイルで使用するように指定できます。

X.25 バージョン設定機能の機能履歴

リリース
変更点

12.3(8)T

この機能が追加されました。

12.3(9)

この機能は、Cisco IOS リリース 12.3(9) に統合されました。

プラットフォーム、および Cisco IOS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索するには

プラットフォームのサポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 http://www.cisco.com/go/fn にある Cisco Feature Navigator にアクセスしてください。アクセスには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウントを持っていないか、ユーザ名またはパスワードが不明の場合は、ログイン ダイアログボックスの [Cancel] をクリックし、表示される指示に従ってください。

X.25 バージョン設定について

X.25 バージョンを設定する前に、次の概念を理解する必要があります。

「X.25 バージョン設定」

「x25 version コマンドの一般的な用途」

「Cisco IOS X.25 動作セットの説明」

「X.25 ファシリティのサポート」

X.25 バージョン設定

Cisco IOS の X.25 サポートは、当時展開されていた最大数の X.25 デバイスを網羅していたことと、1984 年の標準へのプロトコル準拠テストが即座に利用できたことから、国際電信電話諮問委員会(CCITT)の 1984 X.25 勧告に準拠するように設計されています。

x25 version コマンドの導入により、1980、1988、または 1993 X.25 勧告で定義された代替 X.25 動作セットを指定できます。デフォルトでは、Cisco IOS は CCITT 1984 X.25 勧告に従って動作します。 X.25 version コマンドを使用して、X.25 クラス サービス(X.25 や Connection-Mode Network Service(CMNS; コネクションモード ネットワーク サービス)など)と X.25 設定プロファイルの両方のバージョンを変更できます。

X.25 version コマンドは通常、1980 X.25 動作セットを指定して、その勧告で定義されていないファシリティのシグナリングを抑制するために使用されます。この機能は、後続の標準で定義された 1 つまたは複数のファシリティを正しく処理できない X.25 デバイスを接続した顧客に便利です。


) Cisco IOS の 1980、1988、および 1993 X.25 動作セットの実装では、勧告への準拠がテストされませんでした。たとえば、x25 version 1988 コマンドでインターフェイスを設定しても、1988 勧告に完全に準拠した X.25 接続を提供するインターフェイスが作成されるとは限りません。Cisco IOS X.25 実装でサポートされている 1988 標準から機能を選択できるだけです。


x25 version コマンドの一般的な用途

x25 version コマンドは、通常、他の X.25 動作セットで利用できる機能にアクセスし、ネットワークが非標準または古い動作セットを使用している X.25 デバイスに接続されているときに発生する問題を防ぐために使用します。 表 1 に、特定の X.25 動作セットを指定することで解決できる一般的な問題を示します。

 

表 1 x25 version コマンドで解決できる一般的な問題

問題
原因
解決策

一部の X.25 ホストが、Internetwork Call Redirection and Deflection Notification(ICRD)または Called Line Address Modification Notification(CLAMN)を含むコールを拒否する。

X.25 ホストは 1980 標準に準拠している可能性があります。この標準ではこれらのファシリティはサポートされません。ホストが非標準の場合もあります。

インターフェイスまたは X.25 プロファイルで 1980 X.25 動作セットを指定します。

Protection QoS ファシリティ(ITU-T 指定の DTE ファシリティ)を含む着信コールが Cisco ルータによってクリアされる。

インターフェイスのデフォルトが、Protection QoS ファシリティを定義していない 1984 X.25 動作セットになっています。

インターフェイスで 1988 または 1993 の動作セットを指定して、Protection QoS ファシリティを符号化し、ルータを通してトランスペアレントに受け渡せるようにします。

64,000 bps のスループットを要求する着信コールは拒否されるが、48,000 bps のスループットを要求する他のコールは受け入れられる。

1984 勧告のスループット ファシリティでは、最大値 48,000 bps を定義しています。

最大 64,000 bps のスループット ファシリティ値を必要とするサービスには 1988 動作セットを、最大 2,048,000 bps のスループット ファシリティ値を必要とするサービスには 1993 動作セットを指定します。

X.25 over TCP(XoT)を介して開始したパケット組み立て/分解機能(PAD)コール後、Call Confirm パケットに変更された宛先アドレスが含まれていると、Call パケットがルータによりクリアされる。

受信側の X.25 アドレスがリモート X.25 ホストにより Call Confirm で変更されましたが、CLAMN ファシリティも符号化してその事実を通知する処理は行われませんでした。潜在的なセキュリティ リスクです。

セキュリティ リスクが許容可能な場合は、XoT 接続用に設定された X.25 プロファイルで 1980 動作セットを指定します。

Cisco IOS X.25 動作セットの説明

次の項では、 x25 version コマンドを使用して設定できる X.25 動作セットについて説明します。

「Cisco IOS の 1980 X.25 動作セットの実装」

「Cisco IOS の 1984 X.25 動作セットの実装」

「Cisco IOS の 1988 X.25 動作セットの実装」

「Cisco IOS の 1993 X.25 動作セットの実装」

Cisco IOS の 1980 X.25 動作セットの実装

1980 X.25 動作セットは、デフォルトの 1984 動作セットと次の点で異なります。

CCITT 1980 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけが、受信パケットで受け入れられます。その標準で指定されてないファシリティの符号化を受信すると、1980 勧告の指定に従って、パケットは拒否されます。

送信されたパケットは、CCITT 1980 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけを使用します。

最大データ パケット サイズは、1024 バイトのユーザ データです。この制限は、設定可能なパケット サイズ(PVC やインターフェイス フロー制御のデフォルト値など)および X.25 スイッチングのフロー制御ネゴシエーションに影響を与えます。

符号化可能な最大スループット ファシリティ値は 48,000 bps です。この制限は、設定可能なスループット ファシリティ値に影響を与え、X.25 Call パケットがサービスに切り替えられる場合は、大きな値が切り捨てられます。

識別可能な最大非公開ユーザ グループ(CUG)は 99 です。この制限は、設定可能な CUG ファシリティ値および X.25 スイッチングの相互運用性に影響を与えます。

X.25 ファシリティの符号化に使用されるファシリティ ブロック(Call パケット内など)の最大サイズは 64 バイトです。

Interrupt パケットには 1 バイトのユーザ データが必要です。

Clear パケットではアドレス ブロックを符号化できません。

Clear Confirm パケットではアドレス ブロックを符号化できません。

受信した Call Confirm パケットは、元の Call パケットで符号化されたアドレスとは異なる宛先アドレスを持つことができます。

さまざまな状況で符号化される原因コードと診断コードは、デフォルトの動作と異なる場合があります。

Cisco IOS の 1984 X.25 動作セットの実装

1984 X.25 動作セットは、Cisco IOS ソフトウェアで使用されるデフォルトの X.25 動作セットで、次のデフォルトのプロトコル手順を使用します。

レイヤ 2 およびレイヤ 3 双方での 1984 X.25 の動作は、NET2 および GOSIP のテスト セットに準拠しているかどうかがテストされています。これは、標準のすべての要素が実装されたということではなく、実装およびテストされたプロトコル機能の準拠が認められたことを意味します。

CCITT 1984 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけが、受信パケットで受け入れられます。この標準で指定されていないファシリティの符号化を受け取ると、1984 勧告の指定に従って、パケットは拒否されます。

送信されたパケットは、CCITT 1984 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけを使用します。

最大データ パケット サイズは、4096 バイトのユーザ データです。

符号化可能な最大スループット ファシリティ値は 48,000 bps です。この制限は、設定可能なスループット ファシリティ値に影響を与え、X.25 Call パケットがサービスに切り替えられる場合は、大きな値が切り捨てられます。

識別可能な最大非公開ユーザ グループ(CUG)は 9999 です。

X.25 ファシリティの符号化に使用されるファシリティ ブロック(Call パケット内など)の最大サイズは 110 バイトです。

Interrupt パケットには、1 ~ 32 バイトのユーザ データを符号化できます。

Clear パケットでは、特定の状況で、アドレス ブロックが符号化されます。

Clear Confirm パケットでは、空白のアドレス ブロック(両方のアドレス長が 0 であることが必要)を符号化できます。

受信した Call Confirm または Clear パケットで元の Call パケットで符号化されたアドレスとは異なる宛先アドレスが符号化されている場合、Call Confirm または Clear パケットは CLAMN ファシリティを符号化して、理由を通知する必要があります。

Cisco IOS の 1988 X.25 動作セットの実装

1988 X.25 動作セットは、デフォルトの 1984 動作セットと次の点で異なります。

CCITT 1988 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけが、受信パケットで受け入れられます。その標準で指定されてないファシリティの符号化を受信すると、1988 勧告の指定に従って、パケットは拒否されます。

送信されたパケットは、CCITT 1988 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけを使用します。

符号化可能な最大スループット ファシリティ値は 64,000 bps です。この制限は、設定可能なスループット ファシリティ値に影響を与え、X.25 Call パケットがサービスに切り替えられる場合は、大きな値が切り捨てられます。

A ビットが設定された Call、Call Confirm、Clear、または Clear Confirm パケットは、不良ゼネラル フォーマット識別子として扱われませんが、A ビットで符号化されたアドレスは、それ以外の場合サポートされません。

さまざまな状況で符号化される原因コードと診断コードは、デフォルトの動作と異なる場合があります。

Cisco IOS の 1993 X.25 動作セットの実装

1993 X.25 動作セットは、デフォルトの 1984 動作セットと次の点で異なります。

1993 動作セットは、X.25 スイッチング サービス設定を簡略化するため、XoT サービスのデフォルトとなっています。

ITU-T 1993 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけが、受信パケットで受け入れられます。この標準で指定されていないファシリティの符号化を受け取ると、1993 勧告の指定に従って、パケットは拒否されます。

送信されたパケットは、ITU-T 1993 X.25 勧告で定義されたファシリティおよびファシリティ値の符号化だけを使用します。

符号化可能な最大スループット ファシリティ値は、拡張スループット クラス ネゴシエーション ファシリティを使用する場合 2,048,000 bps、または旧標準で定義されたファシリティを使用する場合 192,000 bps です。この制限は、設定可能なスループット ファシリティ値に影響を与え、X.25 Call パケットがサービスに切り替えられる場合は、大きな値が切り捨てられます。

Internetwork Call Redirection and Deflection(ICRD)ファシリティは符号化および複合化できます。

Call、Call Confirm、Clear、または Clear Confirm パケットでは、合計 259 バイト長まで符号化できます。

A ビットが設定された Call、Call Confirm、Clear、または Clear Confirm パケットは、不良ゼネラル フォーマット識別子として扱われませんが、A ビットで符号化されたアドレスは、それ以外の場合サポートされません。

さまざまな状況で符号化される原因コードと診断コードは、デフォルトの動作と異なる場合があります。

X.25 ファシリティのサポート

表 2 に、X.25 標準ファシリティと、これらのファシリティを各パケット タイプで符号化できる X.25 バージョンを示します。欄内のダッシュ(--)は、ファシリティがどの標準でも許可されていないことを示します。

 

表 2 X.25 標準ファシリティのまとめ

ファシリティ
ファシリティを使用できるパケット タイプ
コード
Call Request
Incoming Call
Call Accepted
Call Connected
Clear Request
Clear Indication
DCE Clear Confirm

Flow Control

パケット サイズ

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

--

--

--

42

ウィンドウ サイズ

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

--

--

--

43

拡張ウィンドウ サイズ

--

--

--

--

--

--

--

D5

Throughput

基本

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

--

--

--

02

拡張

1993

1993

1993

1993

4C

Closed User Group

基本

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

--

--

--

--

--

03

拡張

1984
1988
1993

1984
1988
1993

--

--

--

--

--

47

CUG/OA 基本

1984
1988
1993

1984
1988
1993

--

--

--

--

--

09

CUG/OA 拡張

1984
1988
1993

1984
1988
1993

--

--

--

--

--

48

Bilateral

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

--

--

--

--

--

41

Reverse Charging1.1

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

--

--

--

--

--

01

Fast Select

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

--

--

--

--

--

01

ICRD Status Selection

1993

--

--

--

--

--

--

01

NUI Selection

1984
1988
1993

--

1984
1988
19932

--

--

--

--

C6

Charging Information

要求

1984
1988
1993

--

1984
1988
1993

--

--

--

--

04

金額レポート

--

--

--

--

--

1984
1988
1993

1984
1988
1993

C5

セグメント レポート

--

--

--

--

--

1984
1988
1993

1984
1988
1993

C2

期間レポート

--

--

--

--

--

1984
1988
1993

1984
1988
1993

C1

ROA Selection

基本

1980
1984
1988
1993

--

--

--

--

--

--

44

拡張

1984
1988
1993

--

--

--

--

--

--

C4

Call Deflection Selection

--

--

--

--

--

1988
19933

--

D1

Call Redirection/Call Deflection Notification

19934

1984
1988
1993

--

--

--

--

--

C3

Called Line Address Modified Notification

--

--

1984
1988
19935

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
19936

--

08

Transit Delay

1984
1988
1993

1984
1988
1993

--

1984
1988
1993

--

--

--

49

Marker

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
1993

1980
1984
1988
19937

00

Reserved

--

--

--

--

--

--

--

FF

1.Reverse Charging、Fast Select、ICRD Status Selection 値は、このファシリティ コードのシングル バイト値のビット フィールドとして符号化されます。

2.NUI Selection ファシリティは、NUI Subscription オプションと一緒の場合だけ Call Accepted パケット(それを許可する勧告の場合)で符号化できます。

3.DTE は同じ Clear Request パケットで Call Deflection Selection ファシリティと Called Line Address Modified Notification ファシリティの両方を符号化することはできません。

4.Call Redirection/Call Deflection Notification ファシリティは、Call Request パケットで理由「Calling DTE originated」だけを符号化できます。

5.Called Line Address Modified Notification ファシリティは、Call Accepted または Clear Request パケットで理由「Called DTE originated」だけを符号化できます。

6.注 3 と 4 の両方が適用されます。

7.1988 CCITT 勧告 X.25 テーブル 29/X.25 は、Marker ファシリティは DCE Clear Confirmation パケットでは許可されないことになっていますが、その解釈は勧告のテキストに記載されず、旧勧告にそのような制約はないようです。許可することを推奨します。

表 3 に、X.25 ITU-T 指定 DTE ファシリティと、これらのファシリティを各パケット タイプで符号化できる X.25 バージョンを示します。欄内のダッシュ(--)は、ファシリティがどの標準でも許可されていないことを示します。

 

表 3 X.25 ITU-T 指定 DTE ファシリティ(X.25 Annex G)のサポートの要約

ファシリティ
ファシリティを使用できるパケット タイプ
コード
Call Request
Incoming Call
Call Accepted
Call Connected
Clear Request8
Clear Indication1. 1
DCE Clear Confirm

Calling Address Extension

1984
1988
1993

1984
1988
1993

--

--

1988
1993 9

--

--

CB

Called Address Extension

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

--

C9

Minimum Throughput Class Qos

基本

1984
1988
1993

1984
1988
1993

--

--

1988
1993 2

--

--

0A

拡張

1993

1993

--

--

1993 2

--

--

4D

End-to-End Transit Delay QoS

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993 2

--

--

CA

Priority QoS

1988
1993

1988
1993

1988
1993

1988
1993

1988
1993 2

--

--

D2

Protection QoS

1988
1993

1988
1993

1988
1993

1988
1993

1988
1993 2

--

--

D3

Expedited Data Negotiation

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993

1984
1988
1993 2

--

--

0B

nullnull

X.25 バージョンの指定方法

ここでは、次の作業について説明します。

「インターフェイスまたは X.25 プロファイルで使用される X.25 動作セットの指定」

インターフェイスまたは X.25 プロファイルで使用される X.25 動作セットの指定

インターフェイスまたは X.25 プロファイルで使用される X.25 動作セットを指定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface type number

または

x25 profile name { dce | dte | dxe }

4. x25 version { 1980 | 1984 | 1988 | 1993 }

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface type number

 

または

x25 profile name { dce | dte | dxe }

 

Router(config)# interface serial 1

 

または

Router(config)# x25 profile

インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

または

X.25 プロファイルを設定し、X.25 プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

x25 version { 1980 | 1984 | 1988 | 1993 }

 

Router(config-if)# x25 version 1980

X.25 動作セットを指定します。

動作セットは、CCITT 1980、1984、1988、および ITU-T 1993 X.25 勧告で定義されています。

インターフェイスまたは X.25 プロファイルの X.25 動作セットの確認

インターフェイスまたは X.25 プロファイルで使用されている X.25 動作セットを確認するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. show interfaces [ type number ]

3. show x25 profile [ name ]

4. show x25 context [ xot | interface serial number [ dlci number ] | cmns-interface-type number [ mac mac-address ]]

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show interfaces [ type number ]

 

Router# show interfaces serial 0/1

ルータまたはアクセス サーバで設定されているすべてのインターフェイスの統計情報を表示します。

ステップ 3

show x25 profile [ name ]

 

Router# show x25 profile profile1

ルータの X.25 プロファイルの詳細を表示します。

ステップ 4

show x25 context [ xot | interface serial number [ dlci number ] | cmns-interface-type number [ mac

mac-address ]]

 

Router# show x25 context interface serial 1/1

X.25 リンクの稼動設定ステータスの詳細を表示します。

X.25 バージョン設定の設定例

ここでは、次の例について説明します。

「ハント グループのインターフェイスで使用される X.25 バージョンの指定例」

「ハント グループの両方のインターフェイスで使用される X.25 バージョンの指定例」

ハント グループのインターフェイスで使用される X.25 バージョンの指定例

X.25 ハント グループ機能では、Call Redirection/Call Deflection Notification(CRCDN)ファシリティを使用してコールを転送することで、Call の宛先デバイスにハント グループ処理を通知します。さらに、Call の発信デバイスには、Called Line Address Modified Notification(CLAMN)ファシリティを使用して、Call Confirm を返送することで通知します。

次の例では、1980 X.25 動作セットを使用するようにインターフェイスを設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface serial 3/2
Router(config-if)# x25 version 1980
Router(config-if)# end
 

このインターフェイスは、ハント グループを通して処理される Call パケットを受信すると、次の x25 debug コマンドの出力が示すように、戻される Call Confirm で CLAMN ファシリティを抑制します。

*14:14:51.899: Serial3/2: X.25 I R1 Call (13) 8 lci 1024
*14:14:51.899: From (6): 170093 To (2): 91
*14:14:51.899: Facilities: (0)
*14:14:51.899: Call User Data (4): 0xCC000000 (ip)
*14:14:51.899: Serial3/3: X.25 O R1 Call (22) 8 lci 1
*14:14:51.899: From (6): 170093 To (6): 170091
*14:14:51.899: Facilities: (7)
*14:14:51.899: Call redirection/deflection notice, reason 0x80 specified by source (6): 170091
*14:14:51.899: Call User Data (4): 0xCC000000 (ip)
*14:14:51.903: Serial3/3: X.25 I R1 Call Confirm (3) 8 lci 1
*14:14:51.903: : X.25 Stripped facility: Called Line Address Modified notice
*14:14:51.903: Serial3/2: X.25 O R1 Call Confirm (9) 8 lci 1024
*14:14:51.903: From (6): 170093 To (2): 91
*14:14:51.903: Facilities: (0)

ハント グループの両方のインターフェイスで使用される X.25 バージョンの指定例

次の例では、ハント グループに参加する両方のインターフェイスで 1980 X.25 動作セットを設定します。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# interface serial 3/2
Router(config-if)# x25 version 1980
Router(config)# interface serial 3/3
Router(config-if)# x25 version 1980
Router(config-if)# end
 

インターフェイスは、ハント グループを通して処理される Call パケットを受信すると、次の x25 debug コマンドの出力が示すように、転送された Call パケットの CRCDN ファシリティと、戻される Call Confirm の CLAMN ファシリティの両方を抑制します。

*14:16:33.167: Serial3/2: X.25 I R1 Call (13) 8 lci 1024
*14:16:33.167: From (6): 170093 To (2): 91
*14:16:33.167: Facilities: (0)
*14:16:33.171: Call User Data (4): 0xCC000000 (ip)
*14:16:33.171: : X.25 Stripped facility: Call redirection/deflection notice
*14:16:33.171: Serial3/3: X.25 O R1 Call (15) 8 lci 1
*14:16:33.171: From (6): 170093 To (6): 170091
*14:16:33.171: Facilities: (0)
*14:16:33.171: Call User Data (4): 0xCC000000 (ip)
*14:16:33.171: Serial3/3: X.25 I R1 Call Confirm (3) 8 lci 1
*14:16:33.171: : X.25 Stripped facility: Called Line Address Modified notice
*14:16:33.171: Serial3/2: X.25 O R1 Call Confirm (9) 8 lci 1024
*14:16:33.171: From (6): 170093 To (2): 91
*14:16:33.171: Facilities: (0)

インターフェイスまたは X.25 プロファイルの X.25 バージョンの確認

次に、X.25 バージョン設定の確認に使用できるコマンドの出力例を示します。

show interfaces のサンプル出力例

Router# show interfaces serial 1/1
 
Serial1/1 is up, line protocol is up
Hardware is CD2430 in sync mode
Description: connected to stroll Serial1/1
Internet address is 1.0.0.2/8
MTU 1500 bytes, BW 128 Kbit, DLY 20000 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation X25, loopback not set
X.25 DCE, version 1984, address 170092, state R1, modulo 8, timer 0
Defaults: idle VC timeout 0
cisco encapsulation
input/output window sizes 2/2, packet sizes 128/128
Timers: T10 60, T11 180, T12 60, T13 60
Channels: Incoming-only none, Two-way 10-100, Outgoing-only 200-210
RESTARTs 1/0 CALLs 0+0/0+0/0+0 DIAGs 0/0
LAPB DCE, state CONNECT, modulo 8, k 7, N1 12056, N2 20
.
.
.

show x25 profile のサンプル出力例

Router# show x25 profile profile1
 
X.25 profile name: profile1
PROFILE DTE, version 1993, address <none>, state R/Inactive, modulo 8, timer 0
Defaults: idle VC timeout 0
input/output window sizes 2/2, packet sizes 128/128
Timers: T20 180, T21 200, T22 180, T23 180
Channels: Incoming-only none, Two-way 1-1024, Outgoing-only none

show x25 context のサンプル出力例

Router# show x25 context interface serial 1/1
 
X.25 DCE, version 1984, address 170092, state R1, modulo 8, timer 0
Defaults: idle VC timeout 0
cisco encapsulation
input/output window sizes 2/2, packet sizes 128/128
Timers: T10 60, T11 180, T12 60, T13 60
Channels: Incoming-only none, Two-way 10-100, Outgoing-only 200-210
RESTARTs 0/0 CALLs 0+0/0+0/0+0 DIAGs 0/0
LAPB DCE, state CONNECT, modulo 8, k 7, N1 12056, N2 20
T1 3000, T2 0, interface outage (partial T3) 0, T4 0
VS 2, VR 2, tx NR 2, Remote VR 2, Retransmissions 0
Queues: U/S frames 0, I frames 0, unack. 0, reTx 0
IFRAMEs 2/2 RNRs 0/0 REJs 0/0 SABM/Es 1/0 FRMRs 0/0 DISCs 0/0

 

Router# show x25 context xot
 
XOT
station DXE/DTE, version 1993, address <none>, state R1, modulo 8
Defaults: idle VC timeout 0
input/output window sizes 2/2, packet sizes 128/128
Timers: T20 180, T21 200, T22 180, T23 180
RESTARTs 0/0 CALLs 0+1/0+0/0+0 DIAGs 0/0

 

Router# show x25 context interface serial 1/0
 
Serial1/0 DLCI 16
PROFILE dxe/DTE, version 1993, address 2001510, state R1, modulo 8, timer 0
Defaults: idle VC timeout 0
input/output window sizes 2/2, packet sizes 128/128
Timers: T20 180, T21 200, T22 180, T23 180
Channels: Incoming-only none, Two-way 1-4095, Outgoing-only none
RESTARTs 0/0 CALLs 0+0/0+0/0+0 DIAGs 0/0
LAPB dxe/DTE, state CONNECT, modulo 8, k 7, N1 12056, N2 20
T1 3000, T2 0, interface outage (partial T3) 0, T4 0
VS 1, VR 1, tx NR 1, Remote VR 1, Retransmissions 0
Queues: U/S frames 0, I frames 0, unack. 0, reTx 0
IFRAMEs 1/1 RNRs 0/0 REJs 0/0 SABM/Es 1/0 FRMRs 0/0 DISCs 0/0

参考資料

ここでは、X.25 設定に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

X.25 設定情報

Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide , Release 12.3 Wide-Area Networking Protocols

X.25 コマンド

Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference , Release 12.3 T』

X.25 ファシリティ処理に関する情報

Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide , Release 12.2 』の付録「 X.25 Facility Handling

規格

規格
タイトル

CCITT 1980 X.25 勧告

Interface Between Data Terminal Equipment (DTE) and Data Circuit-Terminating Equipment (DCE) for Terminals Operating in the Packet Mode and Connected to Public Data Networks by Dedicated Circuit」

CCITT 1984 X.25 勧告

Interface Between Data Terminal Equipment (DTE) and Data Circuit-Terminating Equipment (DCE) for Terminals Operating in the Packet Mode and Connected to Public Data Networks by Dedicated Circuit」

CCITT 1988 X.25 勧告

Interface Between Data Terminal Equipment (DTE) and Data Circuit-Terminating Equipment (DCE) for Terminals Operating in the Packet Mode and Connected to Public Data Networks by Dedicated Circuit」

ITU-T 1993 X.25 勧告

Interface Between Data Terminal Equipment (DTE) and Data Circuit-Terminating Equipment (DCE) for Terminals Operating in the Packet Mode and Connected to Public Data Networks by Dedicated Circuit」

MIB

MIB
MIB リンク

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB の場所を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能によってサポートされる新しい RFC や変更された RFC はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

TAC のホームページには、3 万ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/public/support/tac/home.shtml

コマンド リファレンス

次に示すコマンドは、このモジュールに記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/wan/command/reference/wan_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドを参照する場合は、参照先( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )の Command Lookup Tool を使用するか、または『 Cisco IOS Master Commands List 』にアクセスしてください。

x25 version