Cisco IOS ワイドエリア ネットワーキング コンフィ ギュレーション ガイド
フレームリレー IP RTP プライオリティ
フレームリレー IP RTP プライオリティ
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

フレームリレー IP RTP プライオリティ

機能概要

利点

関連機能およびテクノロジー

関連資料

サポートされているプラットフォーム

サポートされている規格、MIB、および RFC

前提条件

設定作業

フレームリレー IP RTP プライオリティの設定

フレームリレー IP RTP プライオリティの確認

フレームリレー IP RTP プライオリティの監視および保守

設定例

フレームリレー IP RTP プライオリティ設定の例

コマンド リファレンス

フレームリレー IP RTP プライオリティ

この機能モジュールでは、フレームリレー IP RTP プライオリティ機能について説明します。次の項で構成されています。

「機能概要」

「サポートされているプラットフォーム」

「サポートされている規格、MIB、および RFC」

「前提条件」

「設定作業」

「フレームリレー IP RTP プライオリティの監視および保守」

「設定例」

「コマンド リファレンス」

機能概要

フレームリレー IP RTP プライオリティ機能は、フレームリレー Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)で、遅延に影響されやすいデータ(音声など)に対し、厳密なプライオリティ キューイング スキームを提供します。音声トラフィックは、その Real-Time Transport Protocol (RTP; リアルタイム転送プロトコル)ポート番号によって識別され、 frame-relay ip rtp priority コマンドで設定されたプライオリティ キューに分類されます。この機能を使用すると、音声が厳密なプライオリティに従い、他の非音声トラフィックに優先して転送されます。

この機能は、フレームリレー PVC をサポートすることで、 ip rtp priority コマンドにより提供される機能を拡張します。この機能を使用して、同じ出力インターフェイスを使用したその他のキューやクラスで音声トラフィックの厳密なプライオリティ サービスが保証される User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)ポートの範囲を指定できます。厳密なプライオリティとは、パケットがプライオリティ キューに存在する場合、そのパケットのキューが解除され、最初に送信されるということです。キューが解除された他のパケットよりも先に送信されます。

利点

厳密なプライオリティ キューイング スキームにより、遅延に影響されやすいデータ(音声など)をキュー解除し、最初に送信することができます。つまり、キュー解除された他のキューのパケットよりも先に送信されるということです。遅延に影響されやすいデータは、他のトラフィックで優先的に扱われます。この処理は、インターフェイス レベルではなく PVC 単位で実行されます。

関連機能およびテクノロジー

フレームリレー IP RTP プライオリティ機能は、次の機能と関連しています。

IP RTP プライオリティ

Class-based Weighted Fair Queueing(CBWFQ; クラスベース WFQ)

プライオリティ キューイング

Weighted Fair Queueing(WFQ; 重み付け均等化キューイング)

関連資料

Quality of Service Solutions Configuration Guide , Cisco IOS Release 12.0』

Quality of Service Solutions Command Reference , Cisco IOS Release 12.0』

Class-Based Weighted Fair Queueing

IP RTP Priority

サポートされているプラットフォーム

Cisco 1003

Cisco 1004

Cisco 1005

Cisco 1600 シリーズ

Cisco 2500 シリーズ

Cisco 2600 シリーズ

Cisco 3600 シリーズ

Cisco 3800 シリーズ

Cisco 4000 シリーズ(Cisco 4000、4000-M、4500、4500-M、4700、4700-M)

Cisco 5200 シリーズ

Cisco 7000 シリーズ

Cisco 7200 シリーズ

Cisco 7500 シリーズ

この機能は、一覧に示したプラットフォームで実行されます。しかし、Cisco 2600 シリーズ、Cisco 3600 シリーズ、Cisco 7200 シリーズ、および Cisco 7500 Route Switch Processor(RSP; ルート スイッチ プロセッサ)シリーズなどの音声がサポートされているプラットフォームで最も有用です。

サポートされている規格、MIB、および RFC

規格

なし

MIB

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。

RFC

なし

前提条件

Frame Relay Traffic Shaping(FRTS; フレームリレー トラフィック シェーピング)および Frame Relay Fragmentation(FRF.12)を、フレームリレー IP RTP プライオリティ機能を使用する前に設定する必要があります。

設定作業

フレームリレー IP RTP プライオリティ機能の設定作業については、次の項を参照してください。一覧内の各作業は、必須と任意に分けています。

フレームリレー IP RTP プライオリティの設定(必須)

フレームリレー IP RTP プライオリティの確認(任意)

フレームリレー IP RTP プライオリティの設定

フレームリレー PVC での厳密なプライオリティ キューを、UDP 宛先ポートの範囲内の一連の RTP パケット フローで予約するには、マップクラス コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

Router(config-map-class)# frame-relay ip rtp priority starting-rtp-port-number port-number-range bandwidth

UDP 宛先ポートの範囲内の一連の RTP パケット フローで厳密なプライオリティ キューを予約する。


frame-relay ip rtp priority コマンドは、他のトラフィックに対して絶対的なプライオリティを得るため、慎重に使用してください。輻輳時の場合、トラフィックが設定した帯域幅を超えると、超過したトラフィックがすべてドロップします。


フレームリレー IP RTP プライオリティの確認

フレームリレー IP RTP プライオリティ機能を確認するには、次のいずれかのコマンドを EXEC モードで使用します。

 

コマンド
目的

Router# show frame relay pvc

フレームリレー インターフェイスの PVC に関する統計情報を表示します。

Router# show queue interface-type interface-number

特定のインターフェイスの均等化キューイング設定と統計情報を表示します。

Router# show traffic-shape queue

特定の時間に VC Data Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)レベルのキューイングされた要素に関する情報を表示します。

フレームリレー IP RTP プライオリティの監視および保守

プライオリティ キューがドロップする場合に、RTP 帯域幅の調整や RTP トラフィックの減少を行うには、次のコマンドを EXEC モードで使用します。

 

コマンド
目的

Router# debug priority

パケットがプライオリティ キューからドロップした場合に、プライオリティ キューイング出力を表示します。

設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

フレームリレー IP RTP プライオリティ設定の例

フレームリレー IP RTP プライオリティ設定の例

次は、最初に voip というフレームリレー マップ クラスを設定し、そのマップ クラスを PVC 100 に適用して、RTP パケットが一致する厳密なプライオリティ サービスを提供する例です。

map-class frame-relay voip
frame-relay cir 256000
frame-relay bc 2560
frame-relay be 600
frame-relay mincir 256000
no frame-relay adaptive-shaping
frame-relay fair-queue
frame-relay fragment 250
frame-relay ip rtp priority 16384 16380 210
 
interface Serial5/0
ip address 10.10.10.10 255.0.0.0
no ip directed-broadcast
encapsulation frame-relay
no ip mroute-cache
load-interval 30
clockrate 1007616
frame-relay traffic-shaping
frame-relay interface-dlci 100
class voip
frame-relay ip rtp header-compression
frame-relay intf-type dce
 

この例では、16384 から 32764 までの範囲の UDP ポートがある PVC 100 の RTP パケットが一致し、厳密なプライオリティ サービスが与えられます。

コマンド リファレンス

次に示すコマンドは、このモジュールに記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/wan/command/reference/wan_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドを参照する場合は、参照先( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )の Command Lookup Tool を使用するか、または『 Cisco IOS Master Commands List 』にアクセスしてください。

frame-relay ip rtp priority