Cisco IOS ワイドエリア ネットワーキング コンフィ ギュレーション ガイド
分散型マルチリンク フレームリレー(FRF.16)
分散型マルチリンク フレームリレー(FRF.16)
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

分散型マルチリンク フレームリレー(FRF.16)

機能概要

マルチリンク フレームリレー バンドルおよびバンドル リンク

リンク完全性プロトコル コントロール メッセージ

ロード バランシング

利点

制約事項

関連資料

サポートされているプラットフォーム

サポートされている規格、MIB、および RFC

前提条件

設定作業

マルチリンク フレームリレー バンドルの設定

マルチリンク フレームリレー バンドル リンクの設定

マルチリンク フレームリレーの確認

分散型マルチリンク フレームリレーの監視および保守

設定例

分散型マルチリンク フレームリレーの設定例

コマンド リファレンス

用語集

分散型マルチリンク フレームリレー(FRF.16)

機能の履歴

リリース
変更点

12.0(24)S

分散型マルチリンク フレームリレー機能が追加されました。この機能により、VIP イネーブル Cisco 7500 シリーズ ルータにマルチリンク フレームリレー(FRF.16)が追加されました。

12.3(4)T

VIP イネーブル Cisco 7500 シリーズ ルータで、この機能が Cisco IOS リリース 12.3(4)T に統合されました。

このマニュアルは、Cisco IOS リリース 12.0(24)S および Cisco IOS リリース 12.3(4)T の Distributed Multilink Frame Relay (dMFR; 分散型マルチリンク フレームリレー)機能について説明しています。dMFR 機能により、VIP イネーブル Cisco 7500 シリーズ ルータに MFR が追加されます。その他のプラットフォームの MFR については、 Multilink Frame Relay (FRF.16) の資料を参照してください。

このマニュアルは次の項で構成されています。

「機能概要」

「サポートされているプラットフォーム」

「サポートされている規格、MIB、および RFC」

「前提条件」

「設定作業」

「分散型マルチリンク フレームリレーの監視および保守」

「設定例」

「コマンド リファレンス」

「用語集」

機能概要

分散型マルチリンク フレームリレー機能により、フレームリレー フォーラム マルチリンク フレームリレー UNI/NNI 実装合意(FRF.16)に基づく機能が VIP イネーブル Cisco 7500 シリーズ ルータに追加されます。分散型マルチリンク フレームリレー機能は、複数のシリアル リンクを帯域幅の単一バンドルに集約することで、特定のアプリケーションでの帯域幅を増やす費用有効な方法を実現します。マルチリンク フレームリレーは、フレームリレー ネットワークの User-to-Network Interfaces(UNI; ユーザネットワーク インターフェイス)および Network-to-Network Interfaces(NNI; ネットワーク間インターフェイス)でサポートされます。

マルチリンク フレームリレー バンドルおよびバンドル リンク

マルチリンク フレームリレー機能で、 バンドル または バンドル インターフェイス と呼ばれる仮想インターフェイスを作成できます。バンドル インターフェイスは、フレームの転送に使用する物理インターフェイスをエミュレートします。フレームリレー データ リンクは、バンドル インターフェイスで動作し、フレームリレー仮想回線がその上に構築されます。

バンドルは、 バンドル リンク と呼ばれる複数のシリアル リンクから構成されます。バンドル内の各バンドル リンクは物理インターフェイスに対応します。バンドル リンクは、フレームリレー データリンク レイヤからは見えません。従って、フレームリレー機能はこれらのインターフェイス上では設定できません。これらのリンクに適用する正規のフレームリレー 機能は、バンドル インターフェイス上で設定する必要があります。バンドル リンクは、ピア デバイスからは見えます。ローカル ルータおよびピア デバイスは、リンク完全性プロトコル メッセージを交換し、どのバンドル リンクが動作中かを特定して、どのバンドル リンクをどのバンドルと関連付けるかを同期します。

リンク完全性プロトコル コントロール メッセージ

リンク管理機能では、バンドル リンクの両端は MFR リンク完全性プロトコルに続いており、リンク コントロール メッセージをそのピア(バンドル リンクのもう片端)と交換します。バンドル リンクを確立するには、リンクの両端が ADD_LINK および ADD_LINK_ACK メッセージで終わる必要があります。このリンクを維持するため、両端で定期的に HELLO および HELLO_ACK メッセージの交換を行います。この HELLO メッセージと確認応答の交換は、リンクのキープアライブ メカニズムとして動作します。ルータが HELLO メッセージを送信しても、確認応答が受信できない場合、設定した最大回数まで HELLO メッセージを再送信します。最大リトライ回数に達した場合、バンドル リンク回線プロトコルは停止していると見なされます(動作停止)。

バンドルの同じリンクを使用するピア デバイスの確認応答があった場合に、バンドル リンク インターフェイスの回線プロトコルが起動している状態(動作中)だと見なされます。回線プロトコルは、ローカル ルータからの HELLO メッセージに対し、ピア デバイスの確認応答があった場合も起動しています。

バンドル インターフェイスの回線状態が起動になるのは、最低 1 つのバンドル リンクの回線プロトコルが起動状態になったときです。バンドル インターフェイスの回線状態が停止になるのは、最後のバンドル リンクが起動状態ではなくなったときです。この動作は、FRF.16 で定義されたクラス A 帯域幅要件に準拠しています。

Local Management Interface(LMI; ローカル管理インターフェイス)がイネーブルで、ローカル ルータとピア デバイスのフレームリレー データリンク レイヤが LMI を使用して同期している場合、バンドル インターフェイスの回線プロトコルが起動状態だと見なされます。バンドル回線プロトコルは、LMI キープアライブが成功している限り起動状態にあります。

ロード バランシング

分散型マルチリンク フレームリレーで、バンドル内のバンドル リンク間のロード バランシングを行えます。転送に選択されたバンドル リンクが長いパケットの送信しているためビジーな場合、ロード バランシング メカニズムが他のリンクに試行し、遅延に影響されやすいパケットが待機になってしまう際の問題を解決します。

利点

帯域幅のフレクシブル プール

複数の物理インターフェイスを 1 つのバンドルに結合することで、単一の物理インターフェイスで使用できるよりも大きな帯域幅のフレームリレー インターフェイスを設計できます。例えば、複数の新しいネットワーク アプリケーションで、T1 回線よりも大きな帯域幅が必要な場合などです。1 つの選択肢として、T3 回線にするという方法がありますが、T3 回線は高価で、場所によっては使用できません。分散型マルチリンク フレームリレーでは複数の T1 回線を 1 つの帯域幅のバンドルに集約できるようにすることで、この問題に対して費用有効なソリューションを実現します。

リンク障害の際のサービス復元力の向上

複数の物理インターフェイスが 1 つのバンドルとして提供されると、サービス復元力が向上します。リンク障害の際も、バンドルの残りのリンクで送信することにより、バンドルはフレームリレー サービスのサポートを継続します。

制約事項

分散型マルチリンク フレームリレー機能には、次の制約事項があります。

ISDN インターフェイスおよびすべてのタイプの仮想インターフェイスは、バンドル リンクにできません。

分散 CEF は IP トラフィックのみに限定されます。他のすべてのプロトコルは、Route Switch Processor(RSP; ルート スイッチ プロセッサ)を使用して処理されます。

フレームリレー フラグメンテーション(FRF.12)はサポートされません。

マルチリンク フレームリレー MIB(RFC 3020)はサポートされません。

マルチリンク フレームリレーでの FRF.9 ハードウェア圧縮はサポートされません。

バンドルの各リンクは、同じポート アダプタに存在し、バンドルのすべてのリンクが同一の設定である必要があります。バンドルの各リンクの帯域幅も同じにすることを推奨します。個々のリンクが異なる帯域幅でバンドルに含まれていると、パケットの処理の効率が下がります。

フラグメンテーションは、分散型マルチリンク フレームリレーと一緒に使用する場合、送信インターフェイスでサポートされません。

最大遅延差は 50 ms です。

T1 回線はすべて、1 つのバンドルに結合することができます。4 MB または 8 MB の SRAM の VIP2-50 は、1 つの VIP あたり 16 までの T1 のバンドル、2 MB の SRAM の VIP2-50 は 1 つの VIP あたり 8 までの T1 のバンドルをサポートしています。1 つの VIP あたり最大 40 の T1 のバンドルは、VIP4-80 で行えます。

E1 回線はすべて、1 つのバンドルに結合することができます。4 MB または 8 MB の SRAM の VIP2-50 は、1 つの VIP あたり 12 までの E1 のバンドル、2 MB の SRAM の VIP2-50 は 1 つの VIP あたり 8 までの E1 のバンドルをサポートしています。1 つの VIP あたり最大 32 の E1 のバンドルは、VIP4-80 で行えます。

関連資料

Cisco IOS Wide-Area Networking Configuration Guide , Release 12.3』

Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference , Release 12.3』

Multilink Frame Relay (FRF.16) 』(非分散型マルチリンク フレームリレーに関する情報を提供)

Cisco IOS Release 12.3 T command references 』(12.0 S および 12.3 T コマンドに関する情報)

サポートされているプラットフォーム

VIP2-50 以上の機能付き Cisco 7500 シリーズ ルータ

この機能は、次のポート アダプタで動作します。

PA-MC-T3

PA-MC-2T3+

PA-MC-E3

PA-MC-2E1

PA-MC-2T1

PA-MC-4T1

PA-MC-8T1

PA-MC-8E1

PA-MC-STM-1

PA-MC-8TE1+

PA-4T+

PA-8T

Cisco Feature Navigator を使用したプラットフォーム サポートの特定

Cisco IOS ソフトウェアには、特定のプラットフォームをサポートする機能セットが同梱されています。この機能のプラットフォーム サポートに関連した更新情報を取得するには、Cisco Feature Navigator にアクセスします。新しいプラットフォーム サポートが機能に追加されると、Cisco Feature Navigator によって、サポートされているプラットフォームのリストが自動的に更新されます。

Cisco Feature Navigator は特定の機能セットがサポートされている Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および特定の Cisco IOS イメージ内でサポートされる機能を見分けることができる Web ベースのツールです。機能またはリリースごとに検索できます。リリース セクションでは、各リリースを横に並べて比較し、各ソフトウェア リリースに固有の機能と共通機能の両方を表示できます。

Cisco Feature Navigator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウント情報を忘れたり、紛失したりした場合は、空の E メールを cco-locksmith@cisco.com に送信してください。自動チェックによって、E メール アドレスが Cisco.com に登録されているかどうかが確認されます。チェックが正常に終了したら、ランダムな新しいパスワードとともにアカウントの詳細が E メールで届きます。資格のあるユーザは、Cisco.com のアカウントを作成できます。次の URL にある指示に従ってください。

http://www.cisco.com/register

Cisco Feature Navigator は定期的に更新されています(Cisco IOS ソフトウェアの主要なリリース時およびテクノロジー リリース時)。最新情報については、次の URL から Cisco Feature Navigator ホームページにアクセスしてください。

http://www.cisco.com/go/fn

Cisco IOS ソフトウェア イメージの可用性

特定の Cisco IOS ソフトウェア リリースをサポートしているプラットフォームは、そのプラットフォーム用のソフトウェア イメージがあるかどうかによります。一部のプラットフォームのソフトウェア イメージは、事前の通知なしに延期、遅延、または変更される場合があります。各 Cisco IOS ソフトウェア リリースのプラットフォーム サポートおよび利用可能なソフトウェア イメージの更新情報は、オンライン リリース ノートまたは Cisco Feature Navigator(サポートされている場合)を参照してください。

サポートされている規格、MIB、および RFC

規格

Multilink Frame Relay UNI/NNI Implementation Agreement 」(FRF.16.1)(2001 年 7 月)

MIB

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB の場所を検索してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://tools.cisco.com/ITDIT/MIBS/servlet/index

Cisco MIB Locator で必要な MIB 情報がサポートされていない場合、サポート対象 MIB のリストを取得し、次の URL にある Cisco MIB ページから MIB をダウンロードすることもできます。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

Cisco MIB Locator にアクセスするには、Cisco.com のアカウントが必要です。アカウント情報を忘れたり、紛失したりした場合は、空の E メールを cco-locksmith@cisco.com に送信してください。自動チェックによって、E メール アドレスが Cisco.com に登録されているかどうかが確認されます。チェックが正常に終了したら、ランダムな新しいパスワードとともにアカウントの詳細が E メールで届きます。資格のあるユーザは、Cisco.com のアカウントを作成できます。次の URL にある指示に従ってください。

http://www.cisco.com/register

RFC

この機能によってサポートされる新しい RFC や変更された RFC はありません。

前提条件

分散型 Cisco Express Forwarding(CEF; シスコ エクスプレス フォワーディング)がグローバルでイネーブルになっている必要があります。

マルチリンク フレームリレーは、ピア デバイスで設定してください。

マルチリンク フレームリレー ピア デバイスで、アセンブリが必要なフレームを送信しないでください。

設定作業

分散型マルチリンク フレームリレー機能の設定作業については、次の項を参照してください。一覧内の各作業は、必須と任意に分けています。

マルチリンク フレームリレー バンドルの設定(必須)

マルチリンク フレームリレー バンドル リンクの設定(必須)

マルチリンク フレームリレーの確認(任意)

マルチリンク フレームリレー バンドルの設定

分散型マルチリンク フレームリレーでバンドル インターフェイスを設定するには、次のコマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface mfr number

 

マルチリンク フレームリレー バンドル インターフェイスを設定します。

ステップ 2

Router(config-if)# frame-relay multilink bid name

 

(任意)バンドル識別名をマルチリンク フレームリレー バンドルに割り当てます。

コマンドを、インターフェイス コンフィギュレーション モードで使用することです。

マルチリンク フレームリレー バンドル リンクの設定

マルチリンク フレームリレーでバンドル リンク インターフェイスを設定するには、次のコマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで使用します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface serial number

 

物理インターフェイスを選択し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

Router(config-if)# encapsulation frame-relay mfr number [ name ]

 

マルチリンク フレームリレー バンドル リンクを作成し、このリンクをバンドルに関連付けます。

ヒント パケットが到着する順番によって起こる遅延を最小にするため、1 つのバンドルには同じ回線速度の物理リンクを組み込むことを推奨します。

ステップ 3

Router(config-if)# frame-relay multilink lid name

 

(任意)バンドル リンク識別名をマルチリンク フレームリレー バンドル リンクに割り当てます。

コマンドを、インターフェイス コンフィギュレーション モードで使用することです。

ステップ 4

Router(config-if)# frame-relay multilink hello seconds

 

(任意)バンドル リンクが HELLO メッセージを送出する間隔を設定します。デフォルト値は 10 秒です。

ステップ 5

Router(config-if)# frame-relay multilink ack seconds

 

(任意)バンドル リンクが、HELLO メッセージを再送信する前に HELLO メッセージの確認応答を待機する秒数を設定します。デフォルト値は 4 秒です。

ステップ 6

Router(config-if)# frame-relay multilink retry number

 

(任意)確認応答を待つ間に、バンドル リンクが HELLO メッセージを再送信する最大回数を設定します。デフォルト値は 2 回です。

マルチリンク フレームリレーの確認

マルチリンク フレームリレーの設定を確認するには、 show frame-relay multilink コマンドを使用します。

次は、 show frame-relay multilink コマンドの出力例です。特定のバンドルまたはバンドル リンクが指定されていないため、すべてのバンドルとバンドル リンクの情報が表示されます。

Router# show frame-relay multilink
 
Bundle: MFR0, state up, class A, no fragmentation
ID: Bundle-Dallas
Serial5/1, state up/up, ID: BL-Dallas-1
Serial5/3, state up/add-sent, ID: BL-Dallas-3
 
Bundle: MFR1, state down, class B, fragmentation
ID: Bundle-NewYork#1
Serial3/0, state up/up, ID: BL-NewYork-1
Serial3/2, state admin-down/idle, ID: BL-NewYork-2
 

次は、 serial number オプションを使用した show frame-relay multilink コマンドの出力例です。指定したバンドル リンクに関する情報を表示します。

Router# show frame-relay multilink serial3/2
 
Bundle links :
Serial3/2, HW state :Administratively down, Protocol state :Down_idle, LID :Serial3/2
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0

 

次は、 serial number および detail オプションを使用した show frame-relay multilink コマンドの出力例です。指定したバンドル リンクに関する詳細情報が表示されます。最初の例は、バンドルリンクが「アイドル」状態にあることを示しています。2 番目の例は、バンドルリンクが「起動」状態にあることを示しています。

Router# show frame-relay multilink serial3 detail
Bundle links:
 
Serial3, HW state = up, link state = Idle, LID = Serial3
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
Cause code = none, Ack timer = 4, Hello timer = 10,
Max retry count = 2, Current count = 0,
Peer LID = Serial5/3, RTT = 0 ms
Statistics:
Add_link sent = 0, Add_link rcv'd = 10,
Add_link ack sent = 0, Add_link ack rcv'd = 0,
Add_link rej sent = 10, Add_link rej rcv'd = 0,
Remove_link sent = 0, Remove_link rcv'd = 0,
Remove_link_ack sent = 0, Remove_link_ack rcv'd = 0,
Hello sent = 0, Hello rcv'd = 0,
Hello_ack sent = 0, Hello_ack rcv'd = 0,
outgoing pak dropped = 0, incoming pak dropped = 0
 
Router# show frame-relay multilink serial3 detail
Bundle links:
 
Serial3, HW state = up, link state = Up, LID = Serial3
Bundle interface = MFR0, BID = MFR0
Cause code = none, Ack timer = 4, Hello timer = 10,
Max retry count = 2, Current count = 0,
Peer LID = Serial5/3, RTT = 4 ms
Statistics:
Add_link sent = 1, Add_link rcv'd = 20,
Add_link ack sent = 1, Add_link ack rcv'd = 1,
Add_link rej sent = 19, Add_link rej rcv'd = 0,
Remove_link sent = 0, Remove_link rcv'd = 0,
Remove_link_ack sent = 0, Remove_link_ack rcv'd = 0,
Hello sent = 0, Hello rcv'd = 1,
Hello_ack sent = 1, Hello_ack rcv'd = 0,
outgoing pak dropped = 0, incoming pak dropped = 0

分散型マルチリンク フレームリレーの監視および保守

分散型マルチリンク フレームリレー を監視し、保守するには、次のコマンドを 1 つまたは複数、特権 EXEC モードで使用します。

 

コマンド
目的

Router# debug frame-relay multilink [ control [ mfr number | serial number ]]

マルチリンク フレームリレー バンドルおよびバンドル リンクのデバッグ メッセージを表示します。

Router# show frame-relay multilink [ mfr number | serial number ] [ detailed ]

 

マルチリンク フレームリレー バンドルおよびバンドル リンクに関する設定情報および統計情報を表示します。

Router# show interfaces mfr number

 

バンドル インターフェイスの情報およびパケット統計情報を表示します。

設定例

ここでは、分散型マルチリンク フレームリレーの設定例を示します。

分散型マルチリンク フレームリレーの設定例

次は、バンドル「MFR1」の設定例です。シリアル インターフェイス 5/0 と 6/0 は、バンドル リンクとして設定されています。

interface MFR1
frame-relay multilink bid first-bundle
frame-relay traffic-shaping
frame-relay class ocean
 
interface MFR1.1 point-to-point
ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 100
 
interface Serial5/0
encapsulation frame-relay MFR1
frame-relay multilink lid first-link
frame-relay multilink hello 9
frame-relay multilink retry 3
 
interface Serial6/0
encapsulation frame-relay MFR1
frame-relay multilink ack 4

コマンド リファレンス

次に示すコマンドは、このモジュールに記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Wide-Area Networking Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/wan/command/reference/wan_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドを参照する場合は、参照先( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )の Command Lookup Tool を使用するか、または『 Cisco IOS Master Commands List 』にアクセスしてください。

debug frame-relay multilink

encapsulation frame-relay mfr

frame-relay multilink ack

frame-relay multilink bid

frame-relay multilink hello

frame-relay multilink lid

frame-relay multilink retry

interface mfr

show frame-relay multilink

用語集

BID :Bundle Identification(バンドル識別名)。BID は、バンドルの特定に使用する名前です。BID は割り当てることも、デフォルトを使用することもできます。

バンドル :1 つまたは複数の物理インターフェイスの、マルチリンク フレームリレーの形式と手順を使用した論理グルーピング。バンドルは、物理インターフェイスをフレームリレー データリンク層にエミュレートします。また、バンドルは MFR インターフェイス とも呼ばれます。

バンドル リンク :バンドルのメンバーである個々の物理インターフェイス。

DLCI :Data-Link Connection Identifier(データリンク接続識別子)。フレームリレー ネットワークの Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)を識別する値です。

HELLO メッセージ :ピア エンドポイントにローカル エンドポイントが動作状態(アップ)にあることを通知するメッセージ。

HELLO_ACK :ピア エンドポイントに HELLO メッセージの受信を通知するメッセージ。

LID :Link Identification(リンク識別子)。LID は、バンドル リンクの特定に使用する名前です。LID は割り当てることも、デフォルトを使用することもできます。

LMI :Local Management Interface(ローカル管理インターフェイス)。フレームリレーの基本仕様の拡張セットです。LMI には、データが流れていることを確認するキープアライブ メカニズム、ローカル DLCI およびマルチキャスト DLCI を使用したネットワーク サーバを提供するマルチキャスト メカニズム、DLCI にフレームリレー ネットワークでローカルな重要性ではなくグローバルな重要性を与えるグローバル アドレッシング、スイッチと呼ばれる、DLCI での現在のステータス レポートを提供するステータス メカニズムのサポートが含まれます。

NNI :Network-to-Network Interface(ネットワーク間インターフェイス)。両方がプライベート ネットワークに存在する、またはパブリック ネットワークに存在する 2 つのフレームリレー デバイス間のインターフェイスです。

UNI :User-to-Network Interface(ネットワーク間インターフェイス)。パブリック ネットワークのフレームリレー デバイスとプライベート ネットワークのフレームリレー デバイス間のインターフェイスです。