Cisco IOS マルチプロトコル ラベル スイッチング コ ンフィギュレーション ガイド リリース15.1
L2VPN 擬似回線冗長性
L2VPN 擬似回線冗長性
発行日;2012/01/16 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 14MB) | フィードバック

目次

L2VPN 擬似回線冗長性

機能情報の確認

この章の構成

L2VPN 擬似回線冗長性の前提条件

L2VPN 擬似回線冗長性の制約事項

L2VPN 擬似回線冗長性に関する情報

L2VPN 擬似回線冗長性の概要

L2VPN 擬似回線冗長性 の設定方法

擬似回線の設定

L2VPN 擬似回線冗長性の設定

前提条件

バックアップ擬似回線 VC への強制的な手動切り替え

L2VPN 擬似回線冗長性設定の確認

L2VPN 擬似回線冗長性の設定例

L2VPN 擬似回線と AToM(Like to Like):例

L2VPN 擬似回線冗長性と L2VPN インターワーキング:例

レイヤ 2 ローカル スイッチングを使用する L2VPN 擬似回線冗長性:例

その他の関連資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

L2VPN 擬似回線冗長性の機能情報

L2VPN 擬似回線冗長性

L2VPN 擬似回線冗長性機能を使用すると、ネットワークの障害を検出し、継続してサービスを提供することが可能な別のエンドポイントにレイヤ 2(L2)サービスをリルートするように、ネットワークを設定できます。この機能によって、リモート Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータで発生した障害、または PE ルータと Customer Edge(CE; カスタマー エッジ)ルータ間のリンクで発生した障害から回復できます。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「L2VPN 擬似回線冗長性の機能情報」を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

L2VPN 擬似回線冗長性の前提条件

ここでは、基本的な L2 Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)の設定方法を理解している必要があります。この情報については、次のマニュアルを参照してください。

『Any Transport over MPLS』

『L2VPN Interworking』

L2VPN 擬似回線冗長性機能でネットワークの障害を検出するには、次のメカニズムが設定されている必要があります。

Label-Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)Ping/Traceroute および Any Transport over MPLS Virtual Circuit Connection Verification(AToM VCCV; AToM 仮想回線接続検証)

Local Management Interface(LMI; ローカル管理インターフェイス)

Operation, Administration, and Maintenance(OAM; 保守運用管理)

L2VPN 擬似回線冗長性の制約事項

全般的な制約事項

プライマリ擬似回線とバックアップ擬似回線で同じタイプの転送サービスが実行されている必要があります。プライマリ擬似回線とバックアップ擬似回線に AToM が設定されている必要があります。

スタティックなオンボックス プロビジョニングだけがサポートされます。

L2VPN 擬似回線冗長性を L2VPN インターワーキングと同時に使用する場合は、プライマリ擬似回線とバックアップ擬似回線のインターワーキング方式が同じである必要があります。

Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)擬似回線上での Experimental(EXP; 検出ビット)ビットの設定がサポートされます。

MPLS 擬似回線上で、異なる擬似回線カプセル化タイプはサポートされません。

mpls l2transport route コマンドはサポートされません。 xconnect コマンドを代わりに使用します。

プライマリ擬似回線の動作中にバックアップ擬似回線を完全に動作させる機能はサポートされません。バックアップ擬似回線がアクティブになるのは、プライマリ擬似回線に障害が発生した場合だけです。

AToM VCCV 機能はアクティブな擬似回線上だけでサポートされます。

複数のバックアップ擬似回線はサポートされません。

レイヤ 2 トンネル プロトコル バージョン(L2TPv3)Xconnect 設定の制約事項

インターワーキングはサポートされません。

擬似回線冗長性によるローカル スイッチング バックアップはサポートされません。

PPP、HDLC、および Frame-Relay Attachment Circuit(AC; 接続回線)タイプの Layer 2 Tunnel Protocol Version 3(L2TPv3; レイヤ 2 トンネル プロトコル バージョン 3)擬似回線冗長性はサポートされません。

エッジ インターフェイスについては、次の Shared Port Adapter(SPA; 共有ポート アダプタ)を備えた Cisco 7600 シリーズ SPA Interface Processor-400(SIP-400)ラインカードだけがサポートされます。

Cisco 2 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ(SPA-2X1GE)
Cisco 2 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ バージョン 2(SPA-2X1GE-V2)
Cisco 5 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ バージョン 2(SPA-5X1GE-V2)
Cisco 10 ポート ギガビット イーサネット共有ポート アダプタ バージョン 2(SPA-10X1GE-V2)
Cisco 2 ポート OC3c/STM1c ATM 共有ポート アダプタ(SPA-2XOC3-ATM)
Cisco 4 ポート OC3c/STM1c ATM 共有ポート アダプタ(SPA-4XOC3-ATM)
Cisco 1 ポート OC12c/STM4c ATM 共有ポート アダプタ(SPA-1XOC12-ATM)
Cisco 1 ポート OC-48c/STM-16 ATM 共有ポート アダプタ(SPA-1XOC48-ATM)

L2VPN 擬似回線冗長性に関する情報

L2VPN 擬似回線冗長性機能を設定する前に、必ず次の概念を理解してください。

「L2VPN 擬似回線冗長性の概要」

L2VPN 擬似回線冗長性の概要

L2VPN によって、ルーティング プロトコルを介した擬似回線の復元力が得られます。エンドツーエンドの PE ルータ間接続で障害が発生すると、指定した LDP セッションの代替パスとユーザ データが引き継がれます。ただし、このリルート メカニズムによってサービスの中断から保護できないネットワーク部分があります。図 1 に、サービスの中断に関して脆弱なネットワーク部分を示します。

図 1 L2VPN ネットワークの潜在的障害ポイント

 

L2VPN 擬似回線冗長性機能を使用すると、図の 1 つまたはすべての障害が発生した場合でも、図 1 の CE2 ルータで常にネットワーク接続を維持できます。

L2VPN 擬似回線冗長性機能によってバックアップ擬似回線を設定できます。冗長 Pseudowire(PW; 擬似回線)および冗長ネットワーク エレメントを持つネットワークを設定できます。図 2図 3、および図 4 にその例を示します。

図 2 に、冗長擬似回線および冗長接続回線を持つネットワークを示します。

図 2 冗長 PW と冗長接続回線を持つ L2VPN ネットワーク

 

図 3 に、冗長擬似回線、冗長接続回線、および冗長 CE ルータを持つネットワークを示します。

図 3 冗長 PW、冗長接続回線、および冗長 CE ルータを持つ L2VPN ネットワーク

 

図 4 に、冗長擬似回線、冗長接続回線、冗長 CE ルータ、および冗長 PE ルータを持つネットワークを示します。

図 4 冗長 PW、冗長接続回線、冗長 CE ルータ、および冗長 PE ルータを持つ L2VPN ネットワーク

 

L2VPN 擬似回線冗長性 の設定方法

L2VPN 擬似回線冗長性機能を使用すると、プライマリ擬似回線で障害が発生した場合に備えて、バックアップ擬似回線を設定できます。プライマリ擬似回線で障害が発生すると、PE ルータによって、バックアップ擬似回線への切り替えが行われます。プライマリ擬似回線は、アップ状態に復帰したら動作を再開するように設定できます。

デフォルトの Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)セッションのホールドダウン タイマーを使用すると、ソフトウェアで約 180 秒以内に障害を検出できます。この時間を変更すれば、より早く障害を検出できます。詳細については、 mpls ldp holdtime コマンドを参照してください。

ここでは、L2VPN 擬似回線冗長性機能を設定する方法について説明します。

「擬似回線の設定」(必須)

「L2VPN 擬似回線冗長性の設定」(必須)

「バックアップ擬似回線 VC への強制的な手動切り替え」 (任意)

「L2VPN 擬似回線冗長性設定の確認」 (任意)

擬似回線の設定

PE ルータの設定によって、PE ルータ間でレイヤ 2 フレームを正常に転送できるかどうかが決まります。ルータ間に擬似回線と呼ばれる接続を設定します。

擬似回線クラス コンフィギュレーション グループには、トンネリング メカニズムの特性を指定します。指定する内容は次のとおりです。

カプセル化タイプ

制御プロトコル

ペイロード固有のオプション

AToM VC が正しく動作するには、擬似回線クラスの一部として encapsulation mpls コマンドを指定する必要があります。 encapsulation mpls コマンドを xconnect コマンドの一部として指定しなかった場合は、次のエラーが表示されます。

% Incomplete command.
 

擬似回線クラスを設定するには、次の作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. pseudowire-class name

4. encapsulation mpls

5. interworking { ethernet | ip }

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

pseudowire-class name

 

Router(config)# pseudowire-class atom

指定した名前で擬似回線クラスを作成します。擬似回線クラス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

encapsulation mpls

 

Router(config-pw-class)# encapsulation mpls

トンネリングのカプセル化を指定します。AToM の場合、カプセル化タイプは mpls です。

ステップ 5

interworking { ethernet | ip }

 

Router(config-pw-class)# interworking ip

(任意)異なるレイヤ 2 カプセル化間の変換をイネーブルにします。

L2VPN 擬似回線冗長性の設定

L2VPN 擬似回線冗長性機能を設定するには、次の手順を実行します。

前提条件

xconnect コマンドの設定は転送タイプごとに少しずつ異なります。次の設定手順ではイーサネット VLAN over MPLS を使用します。これは、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードで設定します。他の転送タイプの xconnect コマンドを設定する方法を決定するには、『 Any Transport over MPLS 』を参照してください。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. interface gigabitethernet slot /subslot/ interface . subinterface

4. encapsulation dot1q vlan-id

5. xconnect peer-router-id vcid { encapsulation mpls | pw-class pw-class-name }

6. backup peer peer-router-ip-addr vcid [ pw-class pw-class-name ]

7. backup delay enable-delay { disable-delay | never }

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface gigabitethernetslot /subslot/ interface . subinterface

 

Router(config)# interface gigabitethernet0/0/0.1

ギガビット イーサネット サブインターフェイスを指定し、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

隣接 CE ルータのサブインターフェイスは、この PE ルータと同じ VLAN に属している必要があります。

ステップ 4

encapsulation dot1q vlan-id

 

Router(config-subif)# encapsulation dot1q 100

サブインターフェイスが 802.1Q VLAN パケットを受信できるようにします。

Ethernet over MPLS を実行している CE と PE ルータ間のサブインターフェイスは、同じサブネット内にある必要があります。他のすべてのサブインターフェイスおよびバックボーン ルータについては、その必要はありません。

ステップ 5

xconnect peer-router-id vcid { encapsulation mpls | pw-class pw-class-name}

 

Router(config-subif)# xconnect 10.0.0.1 123 pw-class atom

接続回線を擬似回線 VC にバインドします。

このコマンドの構文は、他のすべてのレイヤ 2 トランスポートのコマンドの構文と同じです。

xconnect コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

backup peer peer-router-ip-addr vcid [ pw-class pw-class-name ]

 

Router(config-if-xconn)# backup peer 10.0.0.3 125 pw-class atom

擬似回線 VC に冗長ピアを指定します。

擬似回線クラス名は、擬似回線クラスを作成したときに指定した名前と一致する必要があります。ただし、 backup peer コマンドでは、プライマリ xconnect コマンドで使用した名前の擬似回線クラスとは異なる擬似回線クラスを使用できます。

ステップ 7

backup delay e nable-delay { disable-delay | never }

 

Router(config-if-xconn)# backup delay 5 never

プライマリ擬似回線 VC が停止したあと、バックアップ擬似回線 VC が引き継ぐまでの待機時間(秒単位)を指定します。値の範囲は 0 ~ 180 です。

プライマリ擬似回線がアクティブになったあと、バックアップ擬似回線 VC を引き継ぐまでのプライマリ擬似回線の待機時間を指定します。値の範囲は 0 ~ 180 秒です。 never キーワード を指定すると、プライマリ擬似回線 VC はバックアップ擬似回線 VC を引き継ぎません。

バックアップ擬似回線 VC への強制的な手動切り替え

バックアップ擬似回線またはプライマリ擬似回線にルータを強制的に切り替えるには、特権 EXEC モードで xconnect backup force switchover コマンドを入力します。切り替えるプライマリ Attachment Circuit(AC; 接続回線)のインターフェイス、またはピア ルータの IP アドレスと VC ID を指定できます。

手動切り替えを実行できるのは、コマンドで指定したインターフェイスまたはピアが実際に使用可能で、コマンド入力時に xconnect が完全にアクティブな状態に移行する場合だけです。

手順の概要

1. enable

2. xconnect backup force-switchover interface {interface-info | peer ip-address vcid }

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

xconnect backup force-switchover { interface interface-info | peer ip-address vcid}

 

Router# xconnect backup force-switchover peer 10.10.10.1 123

ルータがバックアップ擬似回線またはプライマリ擬似回線に切り替わるように指定します。

L2VPN 擬似回線冗長性設定の確認

L2VPN 擬似回線冗長性機能が正しく設定されていることを確認するには、次のコマンドを使用します。

手順の概要

1. show mpls l2transport vc

2. show xconnect all

3. xconnect logging redundancy

手順の詳細


ステップ 1 show mpls l2transport vc

この例では、プライマリ接続回線が稼動しています。バックアップ接続回線は使用可能ですが、現在は選択されていません。 show 出力の表示は次のようになります。

Router# show mpls l2transport vc
 
Local intf Local circuit Dest address VC ID Status
------------- ----------------------- --------------- ---------- ----------
Et0/0.1 Eth VLAN 101 10.0.0.2 101 UP
Et0/0.1 Eth VLAN 101 10.0.0.3 201 DOWN
 
Router# show mpls l2transport vc detail
 
Local interface: Et0/0.1 up, line protocol up, Eth VLAN 101 up
Destination address 10.0.0.2 VC ID: 101, VC status UP
.
.
.
Local interface: Et0/0.1 down, line protocol down, Eth VLAN 101 down
Destination address 10.0.0.3 VC ID: 201, VC status down
.
.
.
 

ステップ 2 show xconnect all

この例で使用するトポロジは、接続回線 1 と、バックアップとして擬似回線 2 を持つ擬似回線 1 です。

Router# show xconnect all
 
Legend: XC ST=Xconnect State, S1=Segment1 State, S2=Segment2 State
UP=Up, DN=Down, AD=Admin Down, IA=Inactive, NH=No Hardware
XC ST Segment 1 S1 Segment 2 S2
------+---------------------------------+--+---------------------------------+--
UP pri ac Et0/0(Ethernet) UP mpls 10.55.55.2:1000 UP
IA sec ac Et0/0(Ethernet) UP mpls 10.55.55.3:1001 DN
 

この例で使用するトポロジは接続回線 1 と接続回線 2 で、接続回線 2 には擬似回線によるバックアップがあります。

Router# show xconnect all
 
Legend: XC ST=Xconnect State, S1=Segment1 State, S2=Segment2 State
UP=Up, DN=Down, AD=Admin Down, IA=Inactive, NH=No Hardware
XC ST Segment 1 S1 Segment 2 S2
------+---------------------------------+--+---------------------------------+--
UP pri ac Se6/0:150(FR DLCI) UP ac Se8/0:150(FR DLCI) UP
IA sec ac Se6/0:150(FR DLCI) UP mpls 10.55.55.3:7151 DN
 

ステップ 3 xconnect logging redundancy

show mpls l2transport vc コマンドおよび show xconnect コマンドだけでなく、 xconnect logging redundancy コマンドを使用して xconnect 冗長性グループのステータスを追跡することもできます。

Router(config)# xconnect logging redundancy
 

このコマンドが設定されていると、切り替えイベント中に次のメッセージが生成されます。

プライマリ メンバがアクティブ化された場合のメッセージは次のとおりです。

00:01:07: %XCONNECT-5-REDUNDANCY: Activating primary member 10.55.55.2:1000
 

バックアップ メンバがアクティブ化された場合のメッセージは次のとおりです。

00:01:05: %XCONNECT-5-REDUNDANCY: Activating secondary member 10.55.55.3:1001
 

L2VPN 擬似回線冗長性の設定例

ここでは、L2VPN 擬似回線冗長性機能の例を示します。次の設定例は、L2VPN 擬似回線冗長性機能を AToM(like-to-like)、L2VPN インターワーキング、およびレイヤ 2 ローカル スイッチングの各機能とあわせて設定する方法を示しています。

「L2VPN 擬似回線と AToM(Like to Like):例」

「L2VPN 擬似回線冗長性と L2VPN インターワーキング:例」

「レイヤ 2 ローカル スイッチングを使用する L2VPN 擬似回線冗長性:例」

各設定例で参照している擬似回線クラスは次のいずれかです。

AToM(like-to-like)擬似回線クラス

pseudowire-class mpls
encapsulation mpls
 

L2VPN IP インターワーキング

pseudowire-class mpls-ip
encapsulation mpls
interworking ip

L2VPN 擬似回線と AToM(Like to Like):例

次に、バックアップ擬似回線を持つ High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク コントロール)接続回線 xconnect の例を示します。

interface Serial4/0
xconnect 10.55.55.2 4000 pw-class mpls
backup peer 10.55.55.3 4001 pw-class mpls
 

次に、バックアップ擬似回線を持つフレームリレー接続回線 xconnect の例を示します。

connect fr-fr-pw Serial6/0 225 l2transport
xconnect 10.55.55.2 5225 pw-class mpls
backup peer 10.55.55.3 5226 pw-class mpls

L2VPN 擬似回線冗長性と L2VPN インターワーキング:例

次に、L2VPN IP インターワーキングおよびバックアップ擬似回線を持つイーサネット接続回線 xconnect の例を示します。

interface Ethernet0/0
xconnect 10.55.55.2 1000 pw-class mpls-ip
backup peer 10.55.55.3 1001 pw-class mpls-ip
 

次に、L2VPN IP インターワーキングおよびバックアップ擬似回線を持つイーサネット VLAN 接続回線 xconnect の例を示します。

interface Ethernet1/0.1
encapsulation dot1Q 200
no ip directed-broadcast
xconnect 10.55.55.2 5200 pw-class mpls-ip
backup peer 10.55.55.3 5201 pw-class mpls-ip
 

次に、L2VPN IP インターワーキングおよびバックアップ擬似回線を持つフレームリレー接続回線 xconnect の例を示します。

connect fr-ppp-pw Serial6/0 250 l2transport
xconnect 10.55.55.2 8250 pw-class mpls-ip
backup peer 10.55.55.3 8251 pw-class mpls-ip
 

次に、L2VPN IP インターワーキングおよびバックアップ擬似回線を持つ PPP 接続回線 xconnect の例を示します。

interface Serial7/0
encapsulation ppp
xconnect 10.55.55.2 2175 pw-class mpls-ip
backup peer 10.55.55.3 2176 pw-class mpls-ip

レイヤ 2 ローカル スイッチングを使用する L2VPN 擬似回線冗長性:例

次に、イーサネット セグメント E2/0.2 に擬似回線バックアップを持つイーサネット VLAN-VLAN ローカル スイッチング xconnect の例を示します。E2/0.2 に関連付けられたサブインターフェイスが停止すると、バックアップ擬似回線がアクティブ化されます。

connect vlan-vlan Ethernet1/0.2 Ethernet2/0.2
backup peer 10.55.55.3 1101 pw-class mpls
 

次に、フレームリレー セグメント S8/0 150 に擬似回線バックアップを持つフレームリレー相互間ローカル スイッチング connect の例を示します。S8/0 上の Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)150 が停止すると、バックアップ擬似回線がアクティブ化されます。

connect fr-fr-ls Serial6/0 150 Serial8/0 150
backup peer 10.55.55.3 7151 pw-class mpls

その他の関連資料

ここでは、L2VPN 擬似回線冗長性機能に関する関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

Any Transport over MPLS

『Any Transport over MPLS』

AToM のハイ アベイラビリティ

『AToM Graceful Restart』

L2VPN インターワーキング

『L2VPN Interworking』

レイヤ 2 ローカル スイッチング

『Layer 2 Local Switching』

PWE3 MIB

『Pseudowire Emulation Edge-to-Edge MIBs for Ethernet and Frame Relay Services』

パケット シーケンス

『Any Transport over MPLS (AToM) Sequencing Support』

規格

規格
タイトル

なし

--

MIB

MIB
MIB リンク

なし

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

なし

--

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コマンド リファレンス

次のコマンドは、この章に記載されている機能または機能群において、新たに導入または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Command Reference 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mpls/command/reference/mp_book.html )を参照してください。Cisco IOS の全コマンドを参照する場合は、Command Lookup Tool( http://tools.cisco.com/Support/CLILookup )を使用するか、または『 Cisco IOS Master Command List, All Releases 』( http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/mcl/allreleasemcl/all_book.html )にアクセスしてください。

backup delay(L2VPN ローカル スイッチング)

backup peer

show xconnect

xconnect backup force-switchover

xconnect logging redundancy

L2VPN 擬似回線冗長性の機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS ソフトウェア イメージおよび Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その機能は、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースの以降のリリースでもサポートされます。


 

表 1 L2VPN 擬似回線冗長性の機能情報

機能名
リリース
機能情報

L2VPN 擬似回線冗長性

12.0(31)S
12.2(28)SB
12.4(11)T
12.2(33)SRB
12.2(22)SXI

この機能を使用すると、ネットワークの障害を検出し、継続してサービスを提供することが可能な別のエンドポイントにレイヤ 2 サービスをリルートするように、ネットワークを設定できます。

L2VPN 擬似回線冗長性機能は、Cisco IOS Release 12.0(31)S で Cisco 12000 シリーズ ルータの Any Transport over MPLS(AToM)に導入されました。

この機能は、Cisco IOS
Release 12.2(28)SB に統合されました。

この機能は、Cisco IOS
Release 12.4(11)T に統合されました。

この機能は、Cisco IOS
Release 12.2(33)SRB に統合されました。

この機能は、Cisco IOS
Release 12.2(33)SXI に統合されました。

この機能に関する詳細については、次の各項を参照してください。

「L2VPN 擬似回線冗長性の概要」

「擬似回線の設定」

「L2VPN 擬似回線冗長性の設定」

「バックアップ擬似回線 VC への強制的な手動切り替え」

「L2VPN 擬似回線冗長性設定の確認」

次のコマンドが導入または変更されました。 backup delay(L2VPN ローカル スイッチング) backup peer show xconnect xconnect backup force-switchover xconnect logging redundancy

L2TPv3 の L2VPN 擬似回線冗長性

12.2(33)SRE

この機能によって、L2TPv3 xconnect 設定に L2VPN 擬似回線冗長性が提供されます。

この機能は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE で Cisco 7600 シリーズ ルータに実装されました。