Cisco IOS マルチプロトコル ラベル スイッチング コ ンフィギュレーション ガイド リリース15.1
MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート
MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート
発行日;2012/01/16 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 14MB) | フィードバック

目次

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート

機能情報の確認

この章の構成

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの前提条件

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの制約事項

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの概要

グレースフル リスタートの動作

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの設定方法

グレースフル リスタートのイネーブル化

DSCP 値の設定

Hello リフレッシュ間隔の設定

リフレッシュ失敗制限の設定

グレースフル リスタート設定の確認

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの設定例

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタート:例

その他の関連資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタートの機能情報

用語集

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート機能を使用すると、隣接する Route Processor(RP; ルート プロセッサ)が、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)フォワーディング ステートを失うことなく、コントロール プレーン サービス(具体的には、Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)コンポーネント)の中断から回復できます。この機能には、次の利点があります。

グレースフル リスタートを使用すると、RP 障害が発生した場合や、デバイスの Stateful Switchover(SSO; ステートフル スイッチオーバー)が行われた場合に、ステート情報をネイバーから回復できます。

グレースフル リスタートを使用すると、ネットワークの中断を最小限に抑えながら、セッション情報を回復できます。

ノードは、グレースフル リスタートを実行して、ネイバーがそのステートを回復することを支援できます。ラベル バインディングおよびステート情報を保持することによって、現在転送されているトラフィックに影響を及ぼすことなく、障害が発生したノードをすばやく回復します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタートの機能情報」を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの前提条件

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート機能を設定する前に、ルータに対して次の作業を実行します。

Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)を設定する。

MPLS をイネーブルにする。

Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)を設定する。

グレースフル リスタートをイネーブルにする。

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの制約事項

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート機能には、次の制約事項があります。

グレースフル リスタートでは、ノード障害だけがサポートされる。

ネイバー ルータがノード Hello をサポートしていない場合にだけ、インターフェイス Hello を設定することが推奨される。

番号が付いていないインターフェイスはサポートされない。

同じインターフェイス上で、グレースフル リスタート用にインターフェイス Hello を設定し、同時に高速リルートまたは Hello State Timeout(HST)用にインターフェイス Hello を設定することはできない。

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの概要

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタート機能を設定するには、次の概念を理解する必要があります。

「グレースフル リスタートの動作」

グレースフル リスタートの動作

RSVP グレースフル リスタートを使用すると、RSVP TE 対応のノードでは、ネットワーク内でノード障害が発生したあと、障害回復後の RSVP ステートは、可能なかぎり迅速に復元され、正常に回復できます。ノード障害を、ネットワーク内の他のノードに対して完全に透過的にできます。

RSVP グレースフル リスタートは、ラベルの値と転送情報を維持し、サードパーティ製ルータまたは Cisco ルータとシームレスに連携します。

RSVP グレースフル リスタートでは、ネイバーが停止したことは、RSVP Hello メッセージに基づいて検出されます。Hello メッセージには、2 つのネイバー間の Hello Request オブジェクトまたは Hello Acknowledgment(ACK)オブジェクトが含まれます。

グレースフル リスタートがグローバルに設定され、ネイバーへの最初の LSP が作成されると、ノード Hello が送信されます。

インターフェイス Hello の設定は任意です。インターフェイスでグレースフル リスタート Hello コマンドを設定した場合、インターフェイス Hello は、ネイバーとの追加の Hello インスタンスと見なされます。

次のすべての条件が満たされている場合、ルータはグレースフル リスタートのための Hello インターフェイスを送信します。

グレースフル リスタートがグローバルに設定されている。

インターフェイスでグレースフル リスタートが設定されている。

ネイバー ルータへの LSP が作成され、インターフェイス上を通過する。

ネイバーでノード Hello がサポートされている場合は、ノード Hello を使用することを推奨します。インターフェイス Hello を設定するのは、ネイバー ルータでノード Hello がサポートされていない場合だけにしてください。

インターフェイス Hello とノード Hello の違いは、次のとおりです。

インターフェイス Hello :Hello メッセージの IP ヘッダー内にある送信元アドレスには、Hello メッセージが送信されるインターフェイスと一致する IP アドレスが含まれます。IP ヘッダー内の宛先アドレスは、リンクのもう一方の側にあるネイバーのインターフェイス アドレスです。直接接続されたネイバーに対しては TTL として 1 が割り当てられているため、各インターフェイス Hello に 1 が使用されます。

ノード Hello :Hello メッセージの IP ヘッダー内にある送信元アドレスには、送信側ルータの TE ルータ ID が含まれます。IP ヘッダーの宛先アドレスには、このメッセージの送信先のネイバーのルータ ID が含まれます。1 よりも大きい TTL が使用されます。

図 1 に、これらのメッセージに対するグレースフル リスタート拡張機能を示します。障害が発生すると、Restart_Cap という名前のオブジェクトによって、再起動可能なノードがネイバーに通知されます。2 つのネイバー間のリンクが停止しても、代替パスを介して隣接を維持できるように、これらのメッセージ内の Time-to-Live(TTL; 存続可能時間)は、255 に設定されています。

図 1 グレースフル リスタートの機能

 

Restart_Cap オブジェクトには 2 つの値があります。1 つは再起動期間であり、障害発生後に送信側が RSVP_TE コンポーネントを再起動して Hello メッセージを交換するための時間です。もう 1 つは回復期間であり、送信者によって要求される、受信者が RSVP と MPLS データベースを同期化するための時間です。

図 1 では、ルータ 1、ルータ 2、ルータ 3、およびルータ 4 でグレースフル リスタートがイネーブルになっています。便宜上、すべてのルータが再起動可能になっていることを前提とします。TE Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)は、ルータ 1 からルータ 4 にシグナリングされます。

ルータ 2 とルータ 3 は、10,000 ミリ秒(10 秒)ごとに定期的なグレースフル リスタート Hello メッセージを交換します。また、ルータ 2 とルータ 1、およびルータ 3 とルータ 4 でも同様の処理が実行されます。次の例に示すように、ルータ 2 がその再起動期間を 60,000 ミリ秒(60 秒)、その回復期間を 60,000 ミリ秒(60 秒)としてアドバタイズするとします。

23:33:36: Outgoing Hello:
23:33:36: version:1 flags:0000 cksum:883C ttl:255 reserved:0 length:32
23:33:36: HELLO type HELLO REQUEST length 12:
23:33:36: Src_Instance: 0x6EDA8BD7, Dst_Instance: 0x00000000
23:33:36: RESTART_CAP type 1 length 12:
23:33:36: Restart_Time: 0x0000EA60, Recovery_Time: 0x0000EA60

) 再起動時間と回復期間は、最後のエントリで太字で表されています。


このことは、ルータ 3 によってデータベースに記録されます。また、両方のネイバーで、ネイバー ステータスが UP に保たれます。ただし、ルータ 3 のコントロール プレーンには、ある時点で障害が発生します(たとえば、プライマリ ルート プロセッサ障害など)。その結果、RSVP と TE のシグナリング情報およびステートは失われます。一方、ラインカードによってデータ パケットの転送が続行されます。

ルータ 2 からの ACK メッセージの受け取りに 4 回失敗した(40 秒)時点で、ルータ 3 はルータ 2 との通信が失われたことを宣言し(「LOST」で示される)、再起動期間を開始して、前にルータ 2 でアドバタイズされて記録されている時間(60 秒)だけ待機します。ルータ 1 とルータ 2 は、Hello を除く、ルータ 3 へのすべての RSVP メッセージを抑制します。ルータ 3 は、LSP のステートが期限切れにならないように、RSVP Path メッセージおよび Resv リフレッシュ メッセージをルータ 4 およびルータ 5 に送信し続けます。ただし、ルータ 3 は、ルータ 2 に対してはこれらのメッセージを抑制します。


) ノードで ACK の受け取りに 4 回失敗した場合、またはその Hello src_instance(そのネイバーに送信された最後の送信元インスタンス)が変更されてその再起動期間が 0 になった場合、ノードは再起動されます。


再起動期間が満了する前に、ルータ 2 はその設定を再起動してロードします。ルータ 2 の設定により、グレースフル リスタートが行われ、新しい送信元インスタンスを持つ Hello メッセージが、接続されているすべてのデータ リンクに送信されます。ただし、ルータ 2 では、ネイバー ステートを失っているため、これらのメッセージ内に使用する必要のある宛先インスタンスを認識できません。このため、すべての宛先インスタンスは 0 に設定されます。

ルータ 3 は、ルータ 2 からの Hello を確認すると、ルータ 2 の再起動期間を停止し、ACK メッセージを戻します。ルータ 3 は、ルータ 2 の Hello メッセージ内の新しい送信元インスタンス値を確認すると、ルータ 2 にコントロール プレーン障害が発生したことを認識します。ルータ 2 はルータ 3 の送信元インスタンス値を取得し、それを宛先インスタンスとして使用します。

また、ルータ 3 は、ルータ 2 からの Hello メッセージ内にある回復期間の値も確認します。回復期間が 0 の場合、ルータ 3 は、ルータ 2 がその転送情報を保持できなかったと認識し、ルータ 2 に関連するすべての RSVP ステートを削除します。

回復期間が 0 より多い場合、ルータ 1 は、以前にルータ 2 経由で送信した LSP ごとに、ルータ 2 に Path メッセージを送信します。これらのメッセージは、以前にサマリー メッセージ内でリフレッシュされていなければ、回復期間中に個別に送信されます。これらの Path メッセージにはそれぞれ、Recovery_Label オブジェクトが含まれています。このオブジェクトには、障害発生前にルータ 2 から受信したラベル値が含まれます。

ルータ 3 は、ルータ 2 から Path メッセージを受信すると、Resv メッセージをアップストリーム送信します。ただし、ルータ 3 は、Path メッセージを受信するまでは Resv メッセージを抑制します。

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「グレースフル リスタートのイネーブル化」(必須)

「DSCP 値の設定」 (任意)

「Hello リフレッシュ間隔の設定」 (任意)

「リフレッシュ失敗制限の設定」 (任意)

「グレースフル リスタート設定の確認」 (任意)

グレースフル リスタートのイネーブル化

グレースフル リスタートをイネーブルにするには、この作業を実行します。


) インターフェイスでのグレースフル リスタートの設定は、任意です。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp signalling hello graceful-restart mode help-neighbor

4. interface type number

5. ip rsvp signalling hello graceful-restart

6. exit

手順の詳細

 

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp signalling hello graceful-restart mode help-neighbor

 

Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart mode help-neighbor

再起動機能を持つネイバー ルータで、DSCP Hello メッセージの数を設定します。

ステップ 4

interface type number

 

Router(config)# interface POS 1/0/0

(任意)インターフェイスのタイプおよび番号を設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

ip rsvp signalling hello graceful-restart

 

Router(config-if)# ip rsvp signalling hello graceful-restart

(任意)ネイバー ルータで RSVP TE グレースフル リスタート機能をイネーブルにします。

ステップ 6

exit

 

Router(config)# exit

終了して、特権 EXEC モードに戻ります。

DSCP 値の設定

DSCP 値を設定するには、この作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp signalling hello graceful-restart dscp num

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp signalling hello graceful-restart dscp num

 

Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart dscp 30

グレースフル リスタート対応のルータで、DSCP Hello メッセージの数を設定します。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

終了して、特権 EXEC モードに戻ります。

Hello リフレッシュ間隔の設定

Hello リフレッシュ間隔を設定するには、この作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh interval interval-value

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh interval interval-value

 

Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh interval 5000

グレースフル リスタートがイネーブルになっているルータで、Hello リフレッシュ間隔を設定します。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

終了して、特権 EXEC モードに戻ります。

リフレッシュ失敗制限の設定

リフレッシュ失敗制限を設定するには、この作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh misses msg-count

4. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh misses msg-count

 

Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh misses 5

グレースフル リスタートがイネーブルになっているルータで、リフレッシュ制限を設定します。

ステップ 4

end

 

Router(config)# end

終了して、特権 EXEC モードに戻ります。

グレースフル リスタート設定の確認

グレースフル リスタート設定を確認するには、この作業を実行します。

手順の概要

1. enable

2. show ip rsvp hello graceful-restart

3. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

show ip rsvp hello graceful-restart

 

Router# show ip rsvp hello graceful-restart

グレースフル リスタートのステータスおよび関連パラメータの情報を表示します。

ステップ 3

end

 

Router# end

終了して、ユーザ EXEC モードに戻ります。

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタートの設定例

ここでは、MPLS TE - RSVP グレースフル リスタート機能の設定例を示します。

「MPLS TE - RSVP グレースフル リスタート:例」

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタート:例

次の例では、グレースフル リスタートをイネーブルにし、DSCP 値、リフレッシュ間隔、リフレッシュ失敗制限などの関連パラメータを設定しています。

Router# configure terminal
 
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart mode help-neighbor
Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart dscp 30
Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh interval 10000
Router(config)# ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh misses 4
Router(config)# end
 

次の例では、グレースフル リスタートのステータスおよび設定されているパラメータを確認しています。

Router# show ip rsvp hello graceful-restart
 
Graceful Restart:Enabled (help-neighbor only)
Refresh interval:10000 msecs
Refresh misses:4
DSCP:0x30
Advertised restart time:0 secs
Advertised recovery time:0 secs
Maximum wait for recovery:3600000 secs

その他の関連資料

ここでは、MPLS TE - RSVP グレースフル リスタート機能の関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

RSVP コマンド:完全なコマンド構文、コマンド モード、デフォルト、使用上のガイドライン、および例

『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』

Quality of Service(QoS; サービス品質)分類

『Classification Overview』

QoS シグナリング

『Signalling Overview』

QoS 輻輳管理

『Congestion Management Overview』

ステートフル スイッチオーバー

『Stateful Switchover』

MPLS ラベル配布プロトコル

『MPLS Label Distribution Protocol (LDP)』

ステートフル スイッチオーバー、Cisco ノンストップ フォワーディング、グレースフル リスタートに関する情報

『NSF/SSO--MPLS TE and RSVP Graceful Restart』

RSVP Hello ステート タイマー

『MPLS Traffic Engineering: RSVP Hello State Timer』

規格

規格
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格または変更された規格はありません。またこの機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 3209

『RSVP-TE: Extensions to RSVP for LSP Tunnels』

RFC 3473

Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Signaling Resource Reservation Protocol-Traffic Engineering (RSVP-TE) Extensions

RFC 3478

『Graceful Restart Mechanism for Label Distribution』

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

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以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

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Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/techsupport

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタートの機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS ソフトウェア イメージおよび Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その機能は、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースの以降のリリースでもサポートされます。


 

表 1 MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタートの機能情報

機能名
リリース
機能情報

MPLS トラフィック エンジニアリング - RSVP グレースフル リスタート

12.0(29)S
12.4(20)T
12.2(33)SRE

MPLS TE - RSVP グレースフル リスタート機能を使用すると、隣接する Route Processor(RP; ルート プロセッサ)が、MPLS フォワーディング ステートを失うことなく、コントロール プレーン サービス(具体的には、Label Distribution Protocol (LDP; ラベル配布プロトコル)コンポーネント)の中断から回復できます。

この機能は、Cisco IOS Release 12.0(29)S で導入されました。

この機能は、Cisco IOS Release 12.4(20)T で統合されました。次のコマンドが導入または変更されました。 ip rsvp signalling hello graceful-restart dscp、ip rsvp signalling hello graceful-restart mode help-neighbor ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh interval、ip rsvp signalling hello graceful-restart refresh misses show ip rsvp counters show ip rsvp counters state teardown show ip rsvp hello show ip rsvp hello client lsp detail show ip rsvp hello client lsp summary show ip rsvp hello client neighbor detail show ip rsvp hello client neighbor summary show ip rsvp hello graceful-restart show ip rsvp hello instance detail show ip rsvp hello instance summary

Cisco IOS Release 12.2(33)SRE では、ノード単位の Hello により、Cisco IOS Release 12.0S との相互運用性がサポートされています。

用語集

ASBR Autonomous System Boundary Router(自律システム境界ルータ) 。複数の自律システムを接続し、これらの間で情報を交換するルータ。

DSCP :Differentiated Services Code Point(DiffServ コード ポイント)。IETF によって定義された IP ヘッダー内の 6 ビット。これらのビットにより、IP パケットに提供されるサービス クラスが決まります。

IGP :Interior Gateway Protocol(内部ゲートウェイ プロトコル)。自律システム内でのルーティング情報の交換に使用されるインターネット プロトコル。一般的なインターネット IGP の例として、IGRP、OSPF、および RIP を挙げることができます。

LDP :Label Distribution Protocol(ラベル配布プロトコル)。ラベルとネットワーク プレフィクスの間のバインディングを配布することによって、MPLS ホップバイホップ転送をサポートするプロトコル。このプロトコルのシスコ独自のバージョンは、Tag Distribution Protocol(TDP; タグ配布プロトコル)です。

LSP :Label Switched Path(ラベル スイッチド パス)。パケットの伝送に MPLS が使用される、2 台のルータ間に設定された接続。1 つ以上のラベル スイッチド ホップを連結して作成されたパスです。これにより、MPLS ノードからのラベルを別の MPLS ノードにスワップして、パケットを転送できます。

MPLS :Multiprotocol Label Switching(マルチプロトコル ラベル スイッチング)。ネットワークを介してパケット(フレーム)を転送する方式。MPLS により、ネットワークのエッジにあるルータはラベルをパケット(フレーム)に適用できます。ネットワーク コア内の ATM スイッチまたは既存のルータは、ラベルに従ってパケットを切り替えることができます。

PLR :Point of Local Repair(ローカル修復ポイント)。バックアップ トンネルのヘッドエンド。

RSVP :Resource Reservation Protocol(リソース予約プロトコル)。IP ネットワークのリソースの予約をサポートするプロトコル。IP エンド システムで実行されているアプリケーションは、RSVP を使用して、受信するパケット ストリームの特性(帯域幅、ジッタ、最大バーストなど)を他のノードに示すことができます。

RP :Route Processor(ルート プロセッサ)。ルータで使用される CPU、システム ソフトウェア、およびほとんどのメモリ コンポーネントが含まれる、ルータ内のプロセッサ モジュール。監視プロセッサと呼ばれることもあります。

TE :Traffic Engineering(トラフィック エンジニアリング)。ネットワーク上で、標準的なルーティング方法が使用された場合に選択されるパスとは異なるパスを経由してトラフィックがルーティングされるようにするために使用する技術やプロセス。

インスタンス :特定のルータ インターフェイス アドレスおよびリモート IP アドレスに対して RSVP Hello 拡張機能を実装するメカニズム。アクティブな Hello インスタンスは、定期的に Hello Request メッセージを送信し、応答として Hello ACK メッセージを予期します。予期されている ACK メッセージを受信できない場合、アクティブな Hello インスタンスは、そのネイバー(リモートの IP アドレス)が到達不能である(つまり失われている)ことを宣言します。これにより、このネイバーを通過する LSP の高速リルートが行われることがあります。

グレースフル リスタート :ノード障害の発生後にネイバー ルート プロセッサを再起動するためのプロセス。

高速リルート :リンク障害およびノード障害から MPLS Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)LSP を保護するためのメカニズム。障害ポイントで LSP をローカルに修復することによって、ヘッドエンド ルータがエンドツーエンド LSP を確立してそれらを置き換えようとしたときにデータのフローを継続できるようになります。FRR は、障害が発生したリンクまたはノードをバイパスするバックアップ トンネルを介してリルートすることによって、保護されている LSP をローカルに修復します。

自律システム :同じルーティング プロトコルを共有し、同じシステム管理者の管理下にあるネットワークの集合。

ステート :ルータが各 LSP に関して保守する必要のある情報。この情報は、トンネルをリルートする場合に使用されます。

テールエンド :LSP が終端するルータ。これは、LSP のパス上の最後のルータです。

トポロジ :企業ネットワーキング構造内のネットワーク ノードおよびメディアの物理的な配置。

トンネル :2 つのピア(2 つのルータなど)の間のセキュアな通信パス。

バックアップ トンネル :リンクまたはノードの障害発生時に他の(プライマリ)トンネルのトラフィックを保護するために使用される MPLS トラフィック エンジニアリング トンネル。

ヘッドエンド :特定の LSP の起点となり、その LSP を管理するルータ。これは、LSP パス上の最初のルータです。

マージ ポイント :バックアップ トンネルの終端。

ラベル :スイッチング ノードに対してデータの転送方法(パケットまたはセル)を指示する短い固定長のデータ ID。