Cisco IOS マルチプロトコル ラベル スイッチング コ ンフィギュレーション ガイド リリース15.1
MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動 トンネル プライマリおよびバックアップ
MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ
発行日;2012/01/16 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 14MB) | フィードバック

目次

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ

機能情報の確認

この章の構成

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの前提条件

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの制約事項

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する情報

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの概要

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能の利点

MPLS トラフィック エンジニアリング

MPLS トラフィック エンジニアリング バックアップ自動トンネル

リンク保護

ノード保護

明示パス

バックアップ自動トンネルの範囲

MPLS トラフィック エンジニアリング プライマリ自動トンネル

明示パス

自動トンネルの範囲

MPLS トラフィック エンジニアリングのラベルベース転送

MPLS トラフィック エンジニアリング保護の利点

同じインターフェイスを保護する複数のバックアップ トンネル

スケーラビリティ

RSVP Hello

SSO 冗長性の概要

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの設定方法

高速リルートが可能な TE LSP を保護するための MPLS バックアップ自動トンネルの確立

すべてのネイバーへの MPLS 1 ホップ トンネルの確立

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの設定例

高速リルートが可能な TE LSP を保護するための MPLS バックアップ自動トンネルの確立:例

ネイバーへの MPLS 1 ホップ トンネルの確立:例

その他の関連資料

その他の参考資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する機能情報

用語集

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能を使用すると、ルータがバックアップ トンネルをダイナミックに構築したり、Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)トンネルが設定されているすべてのインターフェイスで 1 ホップ プライマリ トンネルをダイナミックに作成したりできるようになります。

プライマリ 1 ホップ自動トンネルおよびバックアップ自動トンネルを使用するルータには、Stateful Switchover(SSO; ステートフル スイッチオーバー)冗長性を設定できます。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースによっては、この章に記載されている機能の中に、一部サポートされていないものがあります。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する機能情報」を参照してください。

プラットフォーム サポートと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージ サポートに関する情報を入手するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

この章の構成

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの前提条件」

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの制約事項」

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する情報」

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの設定方法」

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの設定例」

「その他の関連資料」

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する機能情報」

「用語集」

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの前提条件

ルータに TE を設定する。

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの制約事項

TE 自動トンネルを介してトラフィックをルーティングするようにスタティック ルートを設定することはできません。自動トンネルの場合、トンネルの選択に自動ルートだけを使用する必要があります。

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する情報

自動トンネルを設定するには、次の概念を理解する必要があります。

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの概要」

「MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能の利点」

「MPLS トラフィック エンジニアリング」

「MPLS トラフィック エンジニアリング バックアップ自動トンネル」

「MPLS トラフィック エンジニアリング プライマリ自動トンネル」

「MPLS トラフィック エンジニアリングのラベルベース転送」

「MPLS トラフィック エンジニアリング保護の利点」

「SSO 冗長性の概要」

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの概要

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能には、次の特長があります。

バックアップ自動トンネル:ルータがバックアップ トンネルをダイナミックに構築できるようにします。

プライマリ 1 ホップ自動トンネル:ルータが、MPLS TE トンネルが設定されているすべてのインターフェイスで 1 ホップ プライマリ トンネルをダイナミックに作成できるようにします。

バックアップ トンネルが存在しない場合、次のタイプのバックアップ トンネルが作成されます。

Next hop(NHOP; ネクストホップ)

Next-next hop(NNHOP; ネクストネクストホップ)

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能の利点

バックアップ トンネルは自動的に構築されるため、ユーザが各バックアップ トンネルを事前に設定し、保護対象のインターフェイスにそのバックアップ トンネルを割り当てる必要はありません。

1 ホップ プライマリ トンネルのダイナミック作成により、保護対象のトンネルに対して Fast Reroute(FRR; 高速リルート)オプションを使用して MPLS TE トンネルを設定する必要がなくなります。

保護は拡張されます。ただし、TE トンネルを使用していない IP トラフィック、または TE トンネルを使用していない Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)ラベルは FRR で保護されません。

MPLS トラフィック エンジニアリング

MPLS は、Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)により指定されたフレームワークであり、ネットワークを介するトラフィック フローの効率的な指定、ルーティング、フォワーディング、およびスイッチングを可能にします。

TE は、ハイプライオリティのトラフィックに常に十分な帯域幅が確保されるように、帯域割り当てを調整するプロセスです。

MPLS TE では、上流のルータが特定のトラフィック ストリームのネットワーク トンネルを作成してから、そのトンネルに使用可能な帯域幅を設定します。

MPLS トラフィック エンジニアリング バックアップ自動トンネル

MPLS バックアップ自動トンネルは、高速リルートが可能な TE Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)を保護します。LSP の保護に MPLS バックアップ自動トンネルを使用しない場合、次の作業を行う必要がありました。

各バックアップ トンネルを事前に設定します。

保護対象のインターフェイスにバックアップ トンネルを割り当てます。

LSP は、次の状況で Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)FRR からのバックアップ保護を要求します。

最初の RSVP Resv メッセージを受信した場合

LSP が保護アトリビュートなしで確立されたあと、保護アトリビュート付きの RSVP パス メッセージを受信した場合

Record Route Object(RRO; レコード ルート オブジェクト)の変更を検出した場合

LSP で使用されているインターフェイスを保護するバックアップ トンネルが存在しない場合、LSP は非保護のままになっていました。

バックアップ自動トンネルを使用すると、必要なときにルータでバックアップ トンネルをダイナミックに構築できます。これにより、MPLS TE トンネルをスタティックに構築する必要がなくなります。

バックアップ トンネルは、次の理由で使用できなくなる場合があります。

スタティック バックアップ トンネルが設定されていない。

スタティック バックアップ トンネルは設定されているが、LSP を保護できない。バックアップ トンネルで使用可能な帯域幅が十分でないか、トンネルが別のプールを保護しているか、トンネルがダウンしている可能性があります。

バックアップ トンネルが使用可能でない場合、次の 2 つのバックアップ トンネルがダイナミックに作成されます。

NHOP:リンク障害から保護

NNHOP:ノード障害から保護


) 最後から 2 番めのホップには、NHOP バックアップ トンネルだけが作成されます。



) 2 つの LSP が同じ出力インターフェイスと NHOP を共有している場合、3 つ(4 つではない)のバックアップ トンネルが作成されます。これらは NHOP バックアップ トンネルを共有します。


リンク保護

LSP のパスの単一リンクだけをバイパスするバックアップ トンネルが、リンク保護を提供します。パス上のリンクに障害が発生した場合、バックアップ トンネルは、LSP のトラフィックをネクストホップにリルートする(障害の発生したリンクをバイパスする)ことによって LSP を保護します。これらは、障害ポイントの向こう側にある LSP のネクストホップで終端するため、NHOP バックアップ トンネルと呼ばれます。図 1 に、NHOP バックアップ トンネルを示します。

図 1 ネクストホップ バックアップ トンネル

 

ノード保護

LSP パスに沿ったネクストホップ ノードをバイパスするバックアップ トンネルは、LSP のネクストホップ ノードの次のノードで終端して、結果としてネクストホップ ノードをバイパスするため、NNHOP バックアップ トンネルと呼ばれます。リンク障害またはノード障害のノード アップストリームで、障害を避けて LSP とトラフィックがネクストホップ ノードにリルートされるようにすることにより、LSP が保護されます。また、NNHOP バックアップ トンネルは、障害の発生したリンクおよびノードをバイパスするため、リンク障害からの保護も提供しています。

図 2 図 2に、NNHOP バックアップ トンネルを示します。

図 2 ネクストネクストホップ バックアップ トンネル

 

明示パス

明示パスを使用して、次のようにバックアップ自動トンネルが作成されます。

NHOP では、保護されたリンクの IP アドレスが除外されます。

NNHOP では、NHOP ルータ ID が除外されます。

明示パス名は、_auto-tunnel_tunnel xxx です。ここで、 xxx は、ダイナミックに作成されたバックアップ トンネル ID と一致します。

ip unnumbered コマンドに使用されるインターフェイスのデフォルトは Loopback0 です。これは、別のインターフェイスを使用するようにも設定できます。

バックアップ自動トンネルの範囲

バックアップ自動トンネルのトンネル範囲は設定可能です。デフォルトでは、最後の 100 個の TE トンネル ID(つまり、65,436 ~ 65,535)が使用されます。使用されているトンネル ID は、自動トンネルによって検出されます。ID は、最も低い番号から割り当てられます。

たとえば、トンネル範囲 1000 ~ 1100 を設定し、スタティックに設定された TE トンネルがその範囲内にある場合、ルータではこれらの ID は使用されません。これらのスタティック トンネルが削除されると、MPLS TE ダイナミック トンネル ソフトウェアでこれらの ID を使用できるようになります。

MPLS トラフィック エンジニアリング プライマリ自動トンネル

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能を使用すると、ルータが、MPLS トラフィックが設定されているすべてのインターフェイスで 1 ホップ プライマリ トンネルをダイナミックに作成できるようになります。トンネルは、ゼロ帯域幅を使用して作成されます。ゼロ帯域幅が存在する場合、Constraint-based Shortest Path First(CSPF)は Shortest Path First(SPF)と同じになります。そのため、ルータでの自動ルート 1 ホップ プライマリ トンネルの選択は、あたかもトンネルが存在しないかのようになります。これは 1 ホップ トンネルであるため、カプセル化は tag-implicit になります(つまり、タグ ヘッダーは存在しません)。

明示パス

明示パスを使用して、次のように自動トンネルが作成されます。

明示パスはダイナミックに作成されます。

明示パスには、ネクストホップに接続されているインターフェイスの IP アドレスが含まれます。

明示パス名は、_auto-tunnel_tunnel xxx です。ここで、 xxx は、ダイナミックに作成された 1 ホップ トンネル ID と一致します。

ip unnumbered コマンドに使用されるインターフェイスのデフォルトは Loopback0 です。これは、別のインターフェイスを使用するようにも設定できます。

自動トンネルの範囲

トンネル範囲は設定可能です。デフォルトでは、最後の 100 個の TE トンネル ID(つまり、65,436 ~ 65,535)が使用されます。使用されているトンネル ID は、自動トンネルによって検出されます。ID は、最も低い番号から割り当てられます。

たとえば、トンネル範囲 100 ~ 200 を設定し、スタティックに設定された TE トンネルがその範囲内にある場合、ルータではこれらの ID は使用されません。これらのスタティック トンネルが削除されると、MPLS TE ダイナミック トンネル ソフトウェアで ID を使用できるようになります。

MPLS トラフィック エンジニアリングのラベルベース転送

ルータはパケットを受信し、パケット内の一部のフィールドを調べて転送先を判断し、それを適切な出力デバイスに送信します。ラベルは、パケットの転送に使用される短い固定長の識別子です。通常、ラベル スイッチング デバイスは、パケットをネクストホップに転送する前に、パケット内のラベルを新しい値に置き換えます。このため、転送アルゴリズムはラベル スワッピングと呼ばれます。ラベル スイッチング デバイスは、LSR と呼ばれ、標準の IP コントロール プロトコル(つまり、ルーティング プロトコル、RSVP など)を実行してパケットの転送先を判断します。

MPLS トラフィック エンジニアリング保護の利点

ここでは、MPLS トラフィック エンジニアリング保護の利点について説明します。

「障害時のパケットの配信」

「同じインターフェイスを保護する複数のバックアップ トンネル」

「スケーラビリティ」

「RSVP Hello」

障害時のパケットの配信

NNHOP で終端するバックアップ トンネルは、ダウンストリーム リンクとノードの両方を保護します。これにより、リンクおよびノードの障害に対する保護が可能になります。

同じインターフェイスを保護する複数のバックアップ トンネル

自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能は、ノード保護に必要になるだけでなく、次の利点をもたらします。

冗長性:一方のバックアップ トンネルが停止すると、他方のバックアップ トンネルが LSP を保護します。

バックアップ容量の増加:保護インターフェイスが大容量リンクであり、同じ容量を持つバックアップ パスが 1 つも存在しない場合、その 1 つの大容量リンクを複数のバックアップ トンネルによって保護できます。このリンクを使用している LSP は異なるバックアップ トンネルにフェールオーバーするため、障害発生時にはすべての LSP が適切な帯域幅保護(リルート)を受けることができます。帯域幅保護が必要でない場合、ルータは使用可能なすべてのバックアップ トンネルに LSP を分散させます(つまり、複数のバックアップ トンネルの間でロード バランシングを行います)。

スケーラビリティ

1 つのバックアップ トンネルで複数の LSP を保護できます。さらに、1 つのバックアップ トンネルで複数のインターフェイスを保護できます。これを、多対 1(N:1)の保護と呼びます。N:1 の保護は、保護の必要な LSP ごとに個別のバックアップ トンネルを使用する必要のある 1 対 1(1:1)の保護に比べて、スケーラビリティ上のメリットが大きくなります。

N:1 保護では、たとえば 1 つのバックアップ トンネルが 5000 の LSP を保護する場合、バックアップ パスに沿った各ルータが 1 つの追加トンネルを維持します。

1:1 保護では、たとえば 5000 のバックアップ トンネルが 5000 の LSP を保護する場合、バックアップ パスに沿った各ルータは 5000 の追加トンネルの状態を維持する必要があります。

RSVP Hello

RSVP Hello を使用すると、ネイバーがダウンしてもそのネイバーへのインターフェイスが引き続き稼動している状況をルータが検出できるようになります。ネイバーに到達できないことをレイヤ 2 リンク プロトコルで検出できない場合、Hello が検出メカニズムとなります。これにより、ルータがバックアップ トンネルに LSP をスイッチングできるようになり、パケットの損失を回避できます。

SSO 冗長性の概要

SSO 機能は、Cisco IOS ルータで構成されているネットワークのアベイラビリティを向上させるためのプログラム全体における段階的ステップです。

SSO は特にネットワーク エッジで役立ちます。これは、ネットワーク設計におけるシングル ポイント障害、およびネットワークの停止によりカスタマーのサービスに損失が生じる可能性がある場所を示す二重 Route Processor(RP; ルート プロセッサ)を備えたネットワーク エッジ デバイスの保護を提供します。

二重 RP をサポートしているシスコの特定のネットワーク デバイスでは、SSO は RP 冗長性を活用してネットワークのアベイラビリティを向上させます。この機能は RP の一方をアクティブ プロセッサとして確立し、もう一方の RP をスタンバイ プロセッサとして指定します。次に、これらの間の重要な状態情報を同期します。2 つのプロセッサの初回同期後、SSO はこれらの間の RP 状態情報をダイナミックに維持します。

アクティブ RP で障害が発生するか、アクティブ RP がネットワーク デバイスから取り外されるか、メンテナンスのために手動でダウンされた場合、アクティブ プロセッサからスタンバイ プロセッサへのスイッチオーバーが行われます。

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの設定方法

ここでは、次の各手順について説明します。

「高速リルートが可能な TE LSP を保護するための MPLS バックアップ自動トンネルの確立」(必須)

「すべてのネイバーへの MPLS 1 ホップ トンネルの確立」(必須)

高速リルートが可能な TE LSP を保護するための MPLS バックアップ自動トンネルの確立

MPLS バックアップ自動トンネルを確立して高速リルートが可能な TE LSP を保護するには、次の作業を実行します。


) ステップ 1 ~ 3 だけが必要です。ステップ 3 のあとの追加の手順を実行する場合は、任意の順序で実行できます。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. mpls traffic-eng auto-tunnel backup

4. mpls traffic-eng auto-tunnel backup nhop-only

5. mpls traffic-eng auto-tunnel backup tunnel-num [ min num ] [ max num ]

6. mpls traffic-eng auto-tunnel backup timers removal unused sec

7. mpls traffic-eng auto-tunnel backup config unnumbered-interface interface

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

mpls traffic-eng auto-tunnel backup

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup

NHOP および NNHOP バックアップ トンネルを自動的に構築します。

ステップ 4

mpls traffic-eng auto-tunnel backup nhop-only

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup nhop-only

ダイナミック NHOP バックアップ トンネルの作成をイネーブルにします。

ステップ 5

mpls traffic-eng auto-tunnel backup tunnel-num [ min num ] [ max num ]

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup tunnel-num min 1000 max 1100

バックアップ自動トンネル用のトンネル インターフェイス番号の範囲を設定します。

ステップ 6

mpls traffic-eng auto-tunnel backup timers removal unused sec

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup timers removal unused 50

タイマーでバックアップ自動トンネルをスキャンし、使用されていないトンネルを削除する頻度を制御します。

ステップ 7

mpls traffic-eng auto-tunnel backup config unnumbered-interface interface

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup config unnumbered-interface ethernet1/0

明示アドレスを使用せずに、指定したインターフェイスでの IP 処理をイネーブルにします。

すべてのネイバーへの MPLS 1 ホップ トンネルの確立

すべてのネイバーへの MPLS 1 ホップ トンネルを確立するには、次の作業を実行します。


) ステップ 1 ~ 3 だけが必要です。ステップ 3 のあとの追加の手順を実行する場合は、任意の順序で実行できます。


手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. mpls traffic-eng auto-tunnel primary onehop

4. mpls traffic-eng auto-tunnel primary tunnel-num [ min num ] [ max num ]

5. mpls traffic-eng auto-tunnel primary timers removal rerouted sec

6. mpls traffic-eng auto-tunnel primary config unnumbered interface

7. mpls traffic-eng auto-tunnel primary config mpls ip

8. clear mpls traffic-eng auto-tunnel primary

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

mpls traffic-eng auto-tunnel primary onehop

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary onehop

すべてのネクストホップへのプライマリ トンネルを自動的に作成します。

ステップ 4

mpls traffic-eng auto-tunnel primary tunnel-num [ min num ] [ max num ]

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary tunnel-num min 2000 max 2100

プライマリ自動トンネル用のトンネル インターフェイス番号の範囲を設定します。

ステップ 5

mpls traffic-eng auto-tunnel primary timers removal rerouted sec

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary timers removal rerouted 400

障害が発生したプライマリ自動トンネルを削除するまでの秒数を設定します。

ステップ 6

mpls traffic-eng auto-tunnel primary config unnumbered interface

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary config unnumbered ethernet1/0

明示アドレスを使用せずに、指定したインターフェイスでの IP 処理をイネーブルにします。

ステップ 7

mpls traffic-eng auto-tunnel primary config mpls ip

 

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary config mpls ip

プライマリ自動トンネルで LDP をイネーブルにします。

ステップ 8

clear mpls traffic-eng auto-tunnel primary

 

Router(config)# clear mpls traffic-eng auto-tunnel primary

すべてのプライマリ自動トンネルを削除し、再作成します。

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップの設定例

ここでは、次の設定例を示します。

「高速リルートが可能な TE LSP を保護するための MPLS バックアップ自動トンネルの確立:例」

「ネイバーへの MPLS 1 ホップ トンネルの確立:例」

高速リルートが可能な TE LSP を保護するための MPLS バックアップ自動トンネルの確立:例


) 自動トンネリングではバックアップ トンネルを作成できないため、この例には mpls traffic-eng auto-tunnel backup nhop-only コマンドは含まれていません。


バックアップ トンネルが存在するかどうかを調べるには、 show ip rsvp fast-reroute コマンドを入力します。この例は、スタティックに設定されたプライマリ トンネルが存在し、バックアップ トンネルは存在しないことを示しています。

Router(config)# show ip rsvp fast-reroute
 
Primary Protect BW Backup
Tunnel I/F BPS:Type Tunnel:Label State Level Type
------ ------- ------- ------------ ------ ----- ----
R3-PRP_t0 PO3/1 0:G None None None
 

次のコマンドでは、自動トンネルで NHOP および NNHOP バックアップ トンネルが自動的に設定されるようにします。

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup
 

show ip interface brief コマンドの出力に示すように、自動トンネリングによってトンネル ID 65436 および 65437 の 2 つのバックアップ トンネルが作成されています。

Router# show ip interface brief
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
POS2/0 10.0.0.14 YES NVRAM down down
POS2/1 10.0.0.49 YES NVRAM up up
POS2/2 10.0.0.45 YES NVRAM up up
POS2/3 10.0.0.57 YES NVRAM administratively down down
POS3/0 10.0.0.18 YES NVRAM down down
POS3/1 10.0.0.33 YES NVRAM up up
POS3/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
POS3/3 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/0 10.0.0.37 YES NVRAM up up
GigabitEthernet4/1 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
Loopback0 10.0.3.1 YES NVRAM up up
Tunnel0 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel65436 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel65437 10.0.3.1 YES unset up up
Ethernet0 10.3.38.3 YES NVRAM up up
Ethernet1 unassigned YES NVRAM administratively down down
R3-PRP#
 

次のコマンドでは、自動トンネリングで NNHOP バックアップ トンネルが作成されないようにします。

Router# mpls traffic-eng auto-tunnel backup nhop-only
 

次の show ip rsvp fast-reroute コマンドの [Type] フィールドは、NHOP トンネルだけが存在することを示しています。

Router# show ip rsvp fast-reroute
 
Primary Protect BW Backup
Tunnel I/F BPS:Type Tunnel:Label State Level Type
------ ------- -------- ------------- ------ ------- ----
R3-PRP_t0 PO3/1 0:G Tu65436:24 Ready any-unl Nhop
 

次のコマンドでは、最小トンネル インターフェイス番号と最大トンネル インターフェイス番号をそれぞれ 1000 と 1100 に変更します。

Router# mpls traffic-eng auto-tunnel backup tunnel-num min 1000 max 1100
 

show ip rsvp fast-reroute コマンドと show ip interface brief コマンドを入力することによって、ID 番号と自動トンネル バックアップ範囲 ID を確認できます。この例では、1 つのバックアップ トンネルだけがプライマリ トンネルを保護しています。

Router# show ip rsvp fast-reroute
 
Primary Protect BW Backup
Tunnel I/F BPS:Type Tunnel:Label State Level Type
------ ------- -------- ------------- ------ ----- ------
R3-PRP_t0 PO3/1 0:G Tu1000:24 Ready any-unl Nhop
 
Router# show ip interface brief
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
POS2/0 10.0.0.14 YES NVRAM down down
POS2/1 10.0.0.49 YES NVRAM up up
POS2/2 10.0.0.45 YES NVRAM up up
POS2/3 10.0.0.57 YES NVRAM administratively down down
POS3/0 10.0.0.18 YES NVRAM down down
POS3/1 10.0.0.33 YES NVRAM up up
POS3/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
POS3/3 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/0 10.0.0.37 YES NVRAM up up
GigabitEthernet4/1 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
Loopback0 10.0.3.1 YES NVRAM up up
Tunnel0 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel65436 10.0.3.1 YES unset up up
Ethernet0 10.3.38.3 YES NVRAM up up
Ethernet1 unassigned YES NVRAM administratively down down
 

自動トンネル バックアップ トンネルのデフォルト トンネル範囲は 65,436 ~ 65,535 です。次の show ip rsvp fast-reroute コマンドでは、トンネル範囲 ID を変更します。

Router# show ip rsvp fast-reroute
 
Primary Protect BW Backup
Tunnel I/F BPS:Type Tunnel:Label State Level Type
------ ------- -------- ------------- ------ ----- ------
R3-PRP_t0 PO3/1 0:G Tu1001:0 Ready any-unl N-Nhop
 

結果を表示するには、 show ip interface brief コマンドを使用します。

Router# show ip interface
Router# show ip interface brief
Interface UP-Address OK? Method Status Protocol
POS2/0 10.0.0.14 YES NVRAM down down
POS2/1 10.0.0.49 YES NVRAM up up
POS2/2 10.0.0.45 YES NVRAM up up
POS2/3 10.0.0.57 YES NVRAM up up
POS3/0 10.0.0.18 YES NVRAM up up
POS3/1 10.0.0.33 YES NVRAM up up
POS3/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
POS3/3 unassigned YES NVRAM administratively down down
Loopback0 10.0.3.1 YES NVRAM up up
Tunnel0 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel1000 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel1001 10.0.3.1 YES unset up up
Ethernet0 10.3.38.3 YES NVRAM up up
Ethernet1 unassigned YES NVRAM administratively down down
 

次の mpls traffic-eng auto-tunnel backup timers removal unused コマンドでは、タイマーで 50 秒間隔でバックアップ自動トンネルをスキャンし、使用されていないトンネルを削除するように指定します。

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup timers removal unused 50
 

次の mpls traffic-eng auto-tunnel backup config unnumbered-interface コマンドでは、POS インターフェイス 3/1 での IP 処理をイネーブルにします。

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup config unnumbered-interface POS3/1
 

POS3/1 で IP 処理がイネーブルになっていることを確認するには、 show interfaces tunnel コマンドを入力します。

Router# show interfaces tunnel 1001
 
Tunnel1001 is up, line protocol is up
Hardware is Tunnel
Interface is unnumbered. Using address of POS3/1 (10.0.0.33)
MTU 1514 bytes, BW 9 Kbit, DLY 500000 usec, rely 255/255, load 1/255
Encapsulation TUNNEL, loopback not set
Keepalive not set
Tunnel source 10.0.0.0, destination 10.0.5.1
Tunnel protocol/transport Label Switching, sequencing disabled
Key disabled
Checksumming of packets disabled
Last input never, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/0, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out

ネイバーへの MPLS 1 ホップ トンネルの確立:例

自動トンネリングによってすべてのネクストホップへのプライマリ トンネルを自動的に作成する場合、次のコマンドを入力する必要があります。

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary onehop
 

この例では、4 つのプライマリ トンネルが存在し、バックアップ トンネルは存在しません。その設定を確認するには、 show ip rsvp fast-reroute コマンドと show ip interface brief コマンドを入力します。

Router# show ip rsvp fast-reroute
 
Primary Protect BW Backup
Tunnel I/F BPS:Type Tunnel:Label State Level Type
------ ------- -------- ------------- ------ ----- ------
R3-PRP_t65337 PO2/2 0:G None None None
R3-PRP_t65338 PO3/1 0:G None None None
R3-PRP_t65339 Gi4/0 0:G None None None
R3-PRP_t65336 PO2/1 0:G None None None
 
Router# show ip interface brief
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
POS2/0 10.0.0.14 YES NVRAM down down
POS2/1 10.0.0.49 YES NVRAM up up
POS2/2 10.0.0.45 YES NVRAM up up
POS2/3 10.0.0.57 YES NVRAM administratively down down
POS3/0 10.0.0.18 YES NVRAM down down
POS3/1 10.0.0.33 YES NVRAM up up
POS3/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
POS3/3 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/0 10.0.0.37 YES NVRAM up up
GigabitEthernet4/1 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
Loopback0 10.0.3.1 YES NVRAM up up
Tunnel0 10.0.3.1 YES unset administratively down down
Tunnel65336 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel65337 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel65338 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel65339 10.0.3.1 YES unset up up
Ethernet0 10.3.38.3 YES NVRAM up up
Ethernet1 unassigned YES NVRAM administratively down down
R3-PRP#
 

プライマリ自動トンネルのデフォルト トンネル範囲は 65,336 ~ 65,435 です。次の mpls traffic-eng auto-tunnel primary tunnel-num コマンドでは、範囲を 2000 ~ 2100 に変更します。

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary tunnel-num min 2000 max 2100
 

次の show ip rsvp fast-reroute コマンドと show ip interface brief コマンドの出力例は、トンネル ID が 2000、2001、2002、および 2003 であることを示しています。

Router# show ip rsvp fast-reroute
 
Primary Protect BW Backup
Tunnel I/F BPS:Type Tunnel:Label State Level Type
------ ------- -------- ------------- ------ ----- ------
R3-PRP_t2001 PO2/2 0:G None None None
R3-PRP_t2002 PO3/1 0:G None None None
R3-PRP_t2003 Gi4/0 0:G None None None
R3-PRP_t2000 PO2/1 0:G None None None
 
Router# show ip interface brief
 
Interface IP-Address OK? Method Status Protocol
POS2/0 10.0.0.14 YES NVRAM down down
POS2/1 10.0.0.49 YES NVRAM up up
POS2/2 10.0.0.45 YES NVRAM up up
POS2/3 10.0.0.57 YES NVRAM administratively down down
POS3/0 10.0.0.18 YES NVRAM down down
POS3/1 10.0.0.33 YES NVRAM up up
POS3/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
POS3/3 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/0 10.0.0.37 YES NVRAM up up
GigabitEthernet4/1 unassigned YES NVRAM administratively down down
GigabitEthernet4/2 unassigned YES NVRAM administratively down down
Loopback0 10.0.3.1 YES NVRAM up up
Tunnel0 10.0.3.1 YES unset administratively down down
Tunnel2000 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel2001 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel2002 10.0.3.1 YES unset up up
Tunnel2003 10.0.3.1 YES unset up up
Ethernet0 10.3.38.3 ' YES NVRAM up up
Ethernet1 unassigned YES NVRAM administratively down down
 

次の mpls traffic-eng auto-tunnel primary timers コマンドでは、タイマーで 50 秒間隔でバックアップ自動トンネルをスキャンし、使用されていないトンネルを削除するように指定します。

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary timers removal rerouted 50
 

次の mpls traffic-eng auto-tunnel primary config unnumbered コマンドでは、POS インターフェイス 3/1 での IP 処理をイネーブルにします。

Router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel primary config unnumbered POS3/1
 

自動トンネリングによってすべてのプライマリ自動トンネルを削除し、再作成するには、次のコマンドを入力します。

Router(config)# clear mpls traffic-eng auto-tunnel primary

その他の関連資料

ここでは、MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能に関する関連資料について説明します。

その他の参考資料

関連項目
参照先

バックアップ トンネル

『MPLS TE: Link and Node Protection, with RSVP Hellos Support (with Fast Tunnel Interface Down Detection)』

リンク保護

『MPLS TE: Link and Node Protection, with RSVP Hellos Support (with Fast Tunnel Interface Down Detection)』

MPLS トラフィック エンジニアリング コマンド

『Cisco IOS Multiprotocol Label Switching Command Reference』

SSO

Cisco IOS High Availability Configuration Guide

規格

規格
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格または変更された規格はありません。またこの機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

この機能によってサポートされる新しい RFC または変更された RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

--

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

テクニカル サポートを受ける

ソフトウェアをダウンロードする

セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける

ツールおよびリソースへアクセスする

Product Alert の受信登録

Field Notice の受信登録

Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索

Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/techsupport

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、Cisco IOS ソフトウェア イメージおよび Catalyst OS ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、機能セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 には、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースのうち、特定の機能が初めて導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけが記載されています。特に明記していないかぎり、その機能は、一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースの以降のリリースでもサポートされます。


 

表 1 MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップに関する機能情報

機能名
リリース
機能設定情報

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ

12.0(27)S
12.2(33)SRA
12.2(33)SXH
12.4(20)T
12.2(33)SRE

MPLS トラフィック エンジニアリング - 自動トンネル プライマリおよびバックアップ機能を使用すると、ルータがバックアップ トンネルをダイナミックに構築したり、MPLS TE トンネルが設定されているすべてのインターフェイスで 1 ホップ プライマリ トンネルをダイナミックに作成したりできるようになります。

この機能は、Cisco IOS Release 12.0(27)S で導入されました。

この機能は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRA で統合されました。

サポートは、Cisco IOS Release 12.2(33)SXH で追加されました。

この機能は、Cisco IOS Release 12.4(20)T で統合されました。

この機能は、Cisco IOS Release 12.2(33)SRE で統合されました。プライマリ 1 ホップ自動トンネルおよびバックアップ自動トンネルを使用するルータには、SSO 冗長性を設定できます。

用語集

IP アドレス :TCP/IP を使用するホストに割り当てられている 32 ビット アドレス。IP アドレスは、5 つのクラス(A、B、C、D、または E)の 1 つに属し、ピリオドで区切った 4 オクテットとして記述されます(ドット付き 10 進表記)。各アドレスはネットワーク番号、オプションのサブネットワーク番号、およびホスト番号で構成されます。ルーティングにはネットワーク番号とサブネットワーク番号を組み合せて使用し、ネットワーク内またはサブネットワーク内の個別のホストのアドレス指定にはホスト番号を使用します。IP アドレスからのネットワーク情報とサブネットワーク情報の抽出には、サブネット マスクを使用します。

IP 明示パス :IP アドレスのリスト。それぞれの IP アドレスは明示パス内のノードまたはリンクを表します。

LDP :Label Distribution Protocol(ラベル配布プロトコル)。パケットの転送に使用されるラベル(アドレス)をネゴシエーションするための、MPLS 対応ルータ間の標準プロトコル。

LSP :Label Switched Path(ラベル スイッチド パス)。ラベル付きパケットが複数のホップを介して通過するパス。このパスは、入力 LSR から開始し、出力 LSR で終了します。

LSR :Label Switch Router(ラベル スイッチ ルータ)。パケットにカプセル化されたラベルの値に基づいてパケットを転送するレイヤ 3 ルータ。

MPLS :Multiprotocol Label Switching(マルチプロトコル ラベル スイッチング)。ネットワークを介してパケット(フレーム)を転送する方式。ネットワークのエッジにあるルータがパケットにラベルを適用できるようにします。ネットワーク コア内の ATM スイッチまたは既存のルータは、最小限のルックアップ オーバーヘッドでラベルに従ってパケットを切り替えることができます。

インターフェイス :ネットワーク接続。

高速リルート :Fast Reroute(FRR)。リンク障害およびノード障害から MPLS Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)LSP を保護するためのメカニズムです。障害ポイントで LSP をローカルに修復することによって、ヘッドエンド ルータがエンドツーエンド LSP を確立してそれらを置き換えようとしたときにデータのフローを継続できるようになります。FRR は、障害が発生したリンクまたはノードをバイパスするバックアップ トンネルを介してリルートすることによって、保護されている LSP をローカルに修復します。

最後から 2 番めのルータ :最後から 2 番めのルータ、つまり、出力ルータの直前にあるルータ。

出力ルータ :パケットが発信されるネットワークのエッジにあるルータ。

スケーラビリティ :ネットワークの拡大に伴って、リソース使用量の程度がどれだけ迅速に増加するかを示すインジケータ。

トラフィック エンジニアリング :ネットワーク上で、標準的なルーティング方法が使用された場合に選択されるパスとは異なるパスを経由してトラフィックがルーティングされるようにするために使用する技術やプロセス。

トンネル :2 つのピア間(2 台のルータ間など)のセキュアな通信パス。トラフィック エンジニアリング トンネルは、トラフィック エンジニアリングに使用されるラベル スイッチド トンネルです。このようなトンネルは、通常のレイヤ 3 ルーティングとは異なる方法で設定されます。レイヤ 3 ルーティングの場合にトンネルで使用されるパスとは異なるパスにトラフィックを転送するために使用されます。

ノード :ネットワーク接続のエンドポイント、つまりネットワーク内の複数の回線に共通する接合部。複数のノードをリンクで相互接続することができます。これらのノードは、ネットワーク内のコントロール ポイントとなります。

バックアップ トンネル :リンクまたはノードの障害発生時に他の(プライマリ)トンネルのトラフィックを保護するために使用される MPLS トラフィック エンジニアリング トンネル。

プライマリ トンネル :障害が発生した場合に LSP を高速リルートできる MPLS トンネル。

ホップ :2 つのネットワーク ノード間(たとえば、2 つのルータ間)のデータ パケットの通路。

リンク :隣接するノード間のポイントツーポイント接続。

ルータ :1 つまたは複数のメトリックを使用して、ネットワーク トラフィックを転送する最適なパスを決定するネットワーク レイヤ デバイス。ルータは、ネットワーク レイヤ情報に基づいて、ネットワーク間でパケットを転送します。