Cisco 7600 シリーズ ルータ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 15.0S
Supervisor Engine 720 の設定
Supervisor Engine 720 の設定
発行日;2012/10/11 | 英語版ドキュメント(2012/10/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 17MB) | フィードバック

目次

Supervisor Engine 720 の設定

Supervisor Engine 720 におけるブートフラッシュまたはブートディスクの使用

Supervisor Engine 720 でのスロットの使用

Supervisor Engine 720 ポートの設定

スイッチ ファブリック機能の設定とモニタリング

スイッチ ファブリック機能の機能概要

スイッチ ファブリック機能の概要

レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定

スイッチング モード

スイッチ ファブリック機能の設定

スイッチ ファブリック機能のモニタ

スイッチ ファブリック冗長ステータスの表示

ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示

ファブリック ステータスの表示

ファブリック使用率の表示

ファブリック エラーの表示

Supervisor Engine 720 の設定

この章では、Cisco 7600 シリーズ ルータに搭載された Supervisor Engine720 を設定する手順について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。

「Supervisor Engine 720 におけるブートフラッシュまたはブートディスクの使用」

「Supervisor Engine 720 でのスロットの使用」

「Supervisor Engine 720 ポートの設定」

「スイッチ ファブリック機能の設定とモニタリング」


) • この章で使用しているコマンドの構文および使用方法の詳細については、次の URL にある『Cisco 7600 Series Routers Command References』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps368/prod_command_reference_list.html

3 スロットのシャーシの場合、Supervisor Engine 720 はスロット 1 またはスロット 2 のいずれかに搭載します。

6 スロットまたは 9 スロットのシャーシの場合、Supervisor Engine 720 はスロット 5 またはスロット 6 のいずれかに搭載します。

13 スロットのシャーシの場合、Supervisor Engine 720 はスロット 7 またはスロット 8 のいずれかに搭載します。


 

Supervisor Engine 720 におけるブートフラッシュまたはブートディスクの使用

Release 12.2SR では、Supervisor Engine 720 64 MB ブートフラッシュ デバイス( sup-bootflash: )がサポートされます。
Release 12.2(18)SXE5 とリビルド、および Release 12.2(18)SXF で使用可能な WS-CF-UPG= の使用方法については、次の資料を参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat6000/cfgnotes/78_17277.htm


) Release 12.2SRB およびそれ以降を実行するには、すべての Sup720 モジュールでは、最小で 128 MB ブートフラッシュが必要です。512 MB のブートフラッシュが搭載された CompactFlash(CF)アダプタは、Release 12.2(18)SXF およびそれ以降のリリースの Sup720 モジュールで使用できます。注文の場合は、Cisco Part Number CF-ADAPTER= を使用してください。


Supervisor Engine 720 でのスロットの使用

Supervisor Engine 720 には Type II のコンパクト フラッシュ スロットが 2 つあります。CompactFlash Type II スロットでは、シスコが販売する CompactFlash Type II Flash PC カードがサポートされます。アクティブな Supervisor Engine 720 のスロットのキーワードは、 disk0: および disk1: です。冗長 Supervisor Engine 720 のスロットに対応するキーワードは、 slavedisk0: および slavedisk1: です。

Supervisor Engine 720 ポートの設定

Supervisor Engine 720 のポート 1 には、Small Form-Factor Pluggable(SFP)コネクタが 1 つ装備されています(ほかに特別な設定オプションはありません)。

Supervisor Engine 720 ポート 2 には、RJ-45 コネクタおよび SFP コネクタ(デフォルト)が装備されています。RJ-45 コネクタを使用するには、設定を変更する必要があります。

Supervisor Engine 720 のポート 2 が RJ-45 コネクタまたは SFP コネクタのいずれかを使用するように設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

ステップ 1

Router(config)# interface gigabitethernet slot/ 2

設定するイーサネット ポートを選択します。

ステップ 2

Router(config-if)# media-type { rj45 | sfp }

使用するコネクタを選択します。

Router(config-if)# no media-type

デフォルト設定(SFP)に戻します。

次に、RJ-45 コネクタを使用するように、スロット 5 に搭載された Supervisor Engine 720 のポート 2 を設定する例を示します。

Router(config)# interface gigabitethernet 5/2
Router(config-if)# media-type rj45

スイッチ ファブリック機能の設定とモニタリング

ここでは、スイッチング モードの設定手順、および Supervisor Engine 720 に組み込まれたスイッチ ファブリック機能のモニタ手順について説明します。

「スイッチ ファブリック機能の機能概要」

「スイッチ ファブリック機能の設定」

「スイッチ ファブリック機能のモニタ」

スイッチ ファブリック機能の機能概要

ここでは、スイッチ ファブリック機能の機能について説明します。

「スイッチ ファブリック機能の概要」

「レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定」

「スイッチング モード」

スイッチ ファブリック機能の概要

スイッチ ファブリック機能は Supervisor Engine 720 に内蔵された機能です。ファブリック対応モジュール間の専用接続を作成し、これらのモジュール間で連続的なフレーム伝送を行います。スイッチ ファブリック機能によって提供されるファブリック対応モジュール間の直接接続のほかに、ファブリック対応モジュールは、32 Gbps 転送バスへの直接接続も行います。

レイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送の決定

PFC3 または Distributed Feature Card 3(DFC3)は、次のようにレイヤ 3 スイッチド トラフィックの転送について決定します。

PFC3 は、DFC3 を搭載していないモジュールを介してルータに着信する各パケットの転送先をすべて決定します。

DFC3 は、次の場合に、DFC3 対応モジュールを介してルータに着信する各パケットの転送先をすべて決定します。

出力ポートが入力ポートと同じモジュールにある場合、DFC3 はパケットをローカルに転送します(パケットがモジュールの外部に送信されません)。

出力ポートが別のファブリック対応モジュール上にある場合、DFC3 はパケットを出力モジュールに送信し、出力ポートから送信します。

出力ポートが別のファブリック非対応モジュール上にある場合、DFC3 はパケットを Supervisor Engine720 に送信します。Supervisor Engine 720 のファブリック インターフェイスが 32 Gbps スイッチング バスにパケットを転送し、パケットは出力モジュールで受信されたあと、出力ポートから送信されます。

スイッチング モード

Supervisor Engine 720 が搭載されている場合、モジュール間のトラフィック転送は、次のいずれかのモードで行われます。

compact モード:ルータにファブリック対応モジュールだけが搭載されている場合は、すべてのトラフィックに対してこのモードが使用されます。このモードでは、スイッチ ファブリック チャネルを通じて DBus ヘッダーのコンパクト版が転送され、最良のパフォーマンスが得られます。

truncated モード:ルータにファブリック対応モジュールとファブリック非対応モジュールが両方とも搭載されている場合は、ファブリック対応モジュール間のトラフィックに対して、このモードが使用されます。このモードでは、ルータはスイッチ ファブリック チャネルを通じて、切り捨てた形のトラフィック(フレームの最初の 64 バイト)を送信します。

bus モード:ルータは、ファブリック非対応モジュール間のトラフィックや、ファブリック非対応モジュールとファブリック対応モジュール間のトラフィックに対して、このモードを使用します。このモードでは、すべてのトラフィックがローカル バスとスーパーバイザ エンジン バス間で送受信されます。

表 3-1 に、搭載されているファブリック対応モジュールおよび非対応モジュール別に、使用されるスイッチング モードを示します。

 

表 3-1 スイッチ ファブリック機能のスイッチング モード

モジュール
スイッチング モード

ファブリック対応モジュール間(ファブリック非対応モジュールが搭載されていない場合)

Compact1

ファブリック対応モジュール間(ファブリック非対応モジュールも搭載されている場合)

truncated2

ファブリック対応モジュールとファブリック非対応モジュール間

bus

ファブリック非対応モジュール間

bus

1.show コマンドを実行すると、DFC3 を装着したファブリック対応モジュールの場合は dcef モードとして表示され、それ以外のファブリック対応モジュールの場合は fabric モードとして表示されます。

2.show コマンドを実行すると、fabric モードとして表示されます。

スイッチ ファブリック機能の設定

スイッチング モードを設定するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router(config)# [ no ] fabric switching-mode allow { bus-mode | { truncated [{ threshold [ number ]}]}

スイッチング モードを設定します。

スイッチング モードを設定するときには、次の情報に注意してください。

ファブリック非対応モジュールの使用、またはファブリック対応モジュールで bus モードの使用を可能にするには、 fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。

ファブリック非対応モジュールの使用、またはファブリック対応モジュールで bus モードの使用を防止するには、 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力します。


注意 no fabric switching-mode allow bus-mode コマンドを入力すると、ルータに搭載されたファブリック非対応モジュールへの電力供給が停止します。

ファブリック対応モジュールで truncated モードの使用を可能にするには、 fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。

ファブリック対応モジュールで truncated モードの使用を禁止するには、 no fabric switching-mode allow truncated コマンドを入力します。

bus モードの代わりに truncated モードを使用する場合に、事前にインストールしなければならないファブリック対応モジュールの数を設定するには、 fabric switching-mode allow truncated threshold number コマンドを入力します。

デフォルトの truncated モードのしきい値に戻すには、 no fabric switching-mode allow truncated threshold コマンドを入力します。

スイッチ ファブリック機能のモニタ

スイッチ ファブリック機能は、モニタ用に多くの show コマンドをサポートしています。完全に自動化された起動シーケンスによってモジュールがオンラインになり、ポート上で接続診断テストが実行されます。

ここでは、スイッチ ファブリック機能をモニタする方法について説明します。

「スイッチ ファブリック冗長ステータスの表示」

「ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示」

「ファブリック ステータスの表示」

「ファブリック使用率の表示」

「ファブリック エラーの表示」

スイッチ ファブリック冗長ステータスの表示

スイッチ ファブリックの冗長ステータスを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric active

スイッチ ファブリックの冗長ステータスを表示します。

Router# show fabric active
Active fabric card in slot 5
No backup fabric card in the system
Router#

ファブリック チャネルのスイッチング モードの表示

特定のモジュールまたは全モジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric switching-mode [ module { slot_number | all ]

特定のモジュールまたは全モジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示します。

次に、全モジュールについて、ファブリック チャネルのスイッチング モードを表示する例を示します。

Router# show fabric switching-mode all
%Truncated mode is allowed
%System is allowed to operate in legacy mode
 
Module Slot Switching Mode Bus Mode
5 DCEF Compact
9 Crossbar Compact
Router#

ファブリック ステータスの表示

特定のスイッチング モジュールまたは全スイッチング モジュールのファブリック ステータスを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric status [ slot_number | all ]

ファブリック ステータスを表示します。

次に、全モジュールのファブリック ステータスを表示する例を示します。

Router# show fabric status
slot channel speed module fabric
status status
1 0 8G OK OK
5 0 8G OK Up- Timeout
6 0 20G OK Up- BufError
8 0 8G OK OK
8 1 8G OK OK
9 0 8G Down- DDRsync OK
Router#

ファブリック使用率の表示

特定のモジュールまたは全モジュールのファブリック使用率を表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric utilization [ slot_number | all ]

ファブリック使用率を表示します。

次に、全モジュールのファブリック使用率を表示する例を示します。

Router# show fabric utilization all
Lo% Percentage of Low-priority traffic.
Hi% Percentage of High-priority traffic.
 
slot channel speed Ingress Lo% Egress Lo% Ingress Hi% Egress Hi%
5 0 20G 0 0 0 0
9 0 8G 0 0 0 0
Router#

ファブリック エラーの表示

特定のモジュールまたは全モジュールのファブリック エラーを表示するには、次の作業を行います。

 

コマンド
目的

Router# show fabric errors [ slot_number | all ]

ファブリック エラーを表示します。

次に、全モジュールのファブリック エラーを表示する例を示します。

Router# show fabric errors
 
Module errors:
slot channel crc hbeat sync DDR sync
1 0 0 0 0 0
8 0 0 0 0 0
8 1 0 0 0 0
9 0 0 0 0 0
 
Fabric errors:
slot channel sync buffer timeout
1 0 0 0 0
8 0 0 0 0
8 1 0 0 0
9 0 0 0 0
Router#