Cisco 7600 シリーズ ルータ Cisco IOS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 15.0S
マルチキャスト サービス リフレクション
マルチキャスト サービス リフレクション
発行日;2012/10/11 | 英語版ドキュメント(2012/10/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 17MB) | フィードバック

目次

マルチキャスト サービス リフレクション

マルチキャスト サービス リフレクションの機能アーキテクチャ

マルチキャスト サービス リフレクションの制約事項

マルチキャスト サービス リフレクションの設定

マルチキャスト サービス リフレクション

マルチキャスト サービス リフレクション機能は、外部で受信したマルチキャスト宛先アドレスを組織の内部アドレッシング ポリシーに準拠したアドレスに変換できます。この機能を使用すると、リバース パス転送(RPF)を正常に機能させるために、変換境界の自社のネットワーク インフラストラクチャにルートを再配信する必要はありません。さらに、ネットワークの 2 つの入力点から同じフィードを受け取り、個別にルーティングすることができます。

マルチキャスト サービス リフレクション機能は、仮想インターフェイスで設定されます。パケットが仮想インターフェイス(元の IP)に転送される場合、この機能は内部 IP アドレスに元の IP アドレスをマップし、トラフィックは内部 IP アドレスに転送されます。したがって、組織はプライベートとパブリックのマルチキャスト ネットワークを論理的に分離できます。

マルチキャスト サービス リフレクションの機能アーキテクチャ

マルチキャスト サービス リフレクションでは、マルチキャスト ツリーを構築するために変換する必要があるグループにスタティックに参加するように仮想インターフェイスが設定されています。仮想インターフェイスは、次の情報を維持します。

入力インターフェイス

プライベートからパブリックへのマルチキャスト グループ マッピング

プール範囲を定義するマスク長

変換済みパケットの送信元

パケットが仮想インターフェイスに転送された場合、変換に反映されます。送信元 IP アドレスは RPF 障害を防ぐ仮想インターフェイス サブネットの IP アドレスに変更されます。最後に、宛先 IP アドレスは新しいマルチキャスト グループ IP アドレスに変換されます。

図 70-1 に、マルチキャスト サービス リフレクションの機能アーキテクチャを示します。

図 70-1 マルチキャスト サービス リフレクションの機能アーキテクチャ

 

マルチキャスト サービス リフレクションの制約事項

次の制限は、マルチキャスト サービス リフレクション機能に適用されます。

仮想インターフェイスは、ボーダー ルータにインストールする必要があります。

マルチキャスト サービス リフレクションでは、双方向マルチキャストはサポートされていません。

Protocol Independent Multicast(PIM)/IGMP の制御パケットは変換されません。

マルチキャスト サービス リフレクションは、P2P GRE トンネリングをサポートしません。

マルチキャスト サービス リフレクションは、IPv6 マルチキャストをサポートしません。

1000 サービス リフレクション変換のみサポートされます。

マルチキャスト サービス リフレクションは、PIM デンス モードではサポートされません。

マルチキャスト サービス リフレクションの設定

マルチキャスト サービス リフレクション機能を設定するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ip multicast-routing [ distributed ]

4. interface loopback loopback_id

5. description description

6. ip address ip_address subnet_mask

7. ip pim sparse-mode

8. exit

9. interface gigabitEthernet slot/port

10. ip address ip_address subnet_mask

11. ip pim sparse-mode

12. exit

13. interface gigabitEthernet slot/port

14. ip address ip_address subnet_mask

15. ip pim sparse-mode

16. exit

17. interface vif_id

18. ip address ip_address subnet_mask

19. ip pim sparse-mode

20. ip service reflect interface_id destination destination_ip1 to destination_ip2 mask-len subnet_mask_length source source_ip

21. ip igmp static-group {* | group-address [ source { source-address | ssm-map }]}

22. exit

23. ip pim rp-address rp_address

24. end

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

enable

 
R1> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

R1# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ip multicast-routing [ distributed ]

 

R1(config)# ip multicast-routing

IP マルチキャスト ルーティングをイネーブルにします。

ステップ 4

interface loopback loopback_if_number

 

R1(config)# interface Loopback0

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

description description

 

R1(config-if)# description Rendezvous Point for Public Net

インターフェイスについての説明です。

ステップ 6

ip address ip_address subnet_mask

 

R1(config-if)# ip address 22.22.22.22 255.255.255.255

IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

ステップ 7

ip pim sparse-mode

 

R1(config-if)# ip pim sparse-mode

インターフェイスで PIM スパース モードをイネーブルにします。

ステップ 8

exit

 

R1(config-if)# exit

 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 9

interface gigabitethernet GigabitEthernet_interface_number

 

R1(config)# interface GigabitEthernet2/0/0

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 10

ip address ip_address subnet_mask

 

R1(config-if)# ip address 2.1.1.1 255.255.0.0

IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

ステップ 11

ip pim sparse-mode

 

R1(config-if)# ip pim sparse-mode

インターフェイスで PIM スパース モードをイネーブルにします。

ステップ 12

exit

 

R1(config-if)# exit

 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 13

interface gigabitethernet GigabitEthernet_interface_number

 

R1(config)# interface GigabitEthernet4/13

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 14

ip address ip_address subnet_mask

 

R1(config-if)# ip address 23.1.1.2 255.255.0.0

IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

ステップ 15

ip pim sparse-mode

 

R1(config-if)# ip pim sparse-mode

インターフェイスで PIM スパース モードをイネーブルにします。

ステップ 16

exit

 

R1(config-if)# end

 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 17

interface interface_name

 

R1(config)# interface Vif1

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 18

ip address ip_address subnet_mask

 

R1(config-if)# ip address 1.1.1.1 255.255.0.0

IP アドレスとサブネット マスクをインターフェイスに割り当てます。

ステップ 19

ip pim sparse-mode

 

R1(config-if)# ip pim sparse-mode

インターフェイスで PIM スパース モードをイネーブルにします。

ステップ 20

ip service reflect input-interface destination destination-address to new-destination-address mask-len number source new-source-address

 

R1(config-if)# ip service reflect GigabitEthernet2/0/0 destination 239.1.1.100 to 225.1.1.100 mask-len 32 source 1.1.1.2

仮想インターフェイスにルーティングされたマルチキャスト パケットを照合し、リライトします。

照合およびリライトされたパケットは、マルチキャスト パケット ルーティング(または宛先がユニキャストの場合はユニキャスト ルーティング)に戻され、インターフェイスから到着した他のパケットのように処理されます。

ステップ 21

ip igmp static-group {* | group-address [source {source-address | ssm-map}]}

 

R1(config-if)# ip igmp static-group 239.1.1.100

インターフェイス上で指定グループのスタティックに接続されたメンバとしてルータを設定し、マルチキャスト グループ宛のトラフィックをインターフェイスに転送します。


) この手順は、マルチキャストからマルチキャストおよびマルチキャストからユニキャストへのシナリオのみに適用されます。


ステップ 22

exit

 

R1(config-if)# end

 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 23

ip pim rp-address rp-address

 

R1(config)# ip pim rp-address 22.22.22.22

 

 

特定のグループの PIM RP のアドレスを設定します。

ステップ 24

end

 

R1(config-controller)# end

 

 

コンフィギュレーション セッションを終了します。

設定例

次に、マルチキャスト サービス リフレクションを設定する方法について説明します。

R11>enable
R11#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
R11(config)#ip multicast-routing
R11(config)#interface Loopback0
R11(config-if)#description Rendezvous Point for Public Net
R11(config-if)#ip address 22.22.22.22 255.255.255.255
R11(config-if)#ip pim sparse-mode

R11(config-if)#exit

R11(config)# interface GigabitEthernet2/0/0

R11(config-if)# ip address 2.1.1.1 255.255.0.0

R11(config-if)#ip pim sparse-mode

R11(config-if)#exit

R11(config)#interface GigabitEthernet4/13
R11(config-if)#ip address 23.1.1.2 255.255.0.0
R11(config-if)#ip pim sparse-mode

R11(config-if)#exit

R11(config)#interface Vif1
R11(config-if)#ip address 1.1.1.1 255.255.0.0
R11(config-if)#ip pim sparse-mode
R1(config-if)#ip service reflect GigabitEthernet2/0/0 destination 239.1.1.100 to 225.1.1.100 mask-len 32 source 1.1.1.2
R1(config-if)#ip igmp static-group 239.1.1.100
R1(config-if)#exit
R1(config)#ip pim rp-address 22.22.22.22

R1(config)#exit

マルチキャスト サービス リフレクションの設定の詳細については、「 Configuring Multicast Service Reflection 」を参照してください。