Cisco インターフェイスとモジュール : Cisco トランシーバ モジュール

Cisco 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュール インストレーション ノート

Cisco 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュール インストレーション ノート
発行日;2012/01/21 | 英語版ドキュメント(2011/09/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

Cisco 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュール インストレーション ノート

マニュアルの内容

概要

安全性

警告の定義

必要な工具

10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールの取り付け

10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールの取り外し

マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびシスコのセキュリティ ガイドライン

Japan TAC Web サイト

Cisco 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュール インストレーション ノート

このインストレーション ノートでは、 表1 に示す 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールの取り付け手順を説明します。X2 トランシーバは 10 ギガビット イーサネット ポートにプラグインするホットスワップ可能な Input/Output(I/O; 入力/出力)デバイスです。X2 トランシーバは、システムのモジュール ポートを光ファイバ ネットワークまたは銅線ネットワークのいずれかに接続します。

 

表1 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュール

X2 トランシーバ
モジュール製品番号
説明

X2-10GB-SR

Cisco 10GBASE-SR X2 トランシーバ モジュール、MMF 対応、デュアル SC コネクタ付き

X2-10GB-LR

Cisco 10GBASE-LR X2 トランシーバ モジュール、SMF 対応、デュアル SC コネクタ付き

X2-10GB-ER

Cisco 10GBASE-ER X2 トランシーバ モジュール、SMF 対応、デュアル SC コネクタ付き

X2-10GB-CX4

Cisco 10GBASE-CX4 X2 トランシーバ モジュール、CX4 ケーブル対応、InfinBand 4x コネクタ付き

X2-10GB-LX4

Cisco 10GBASE-LX4 X2 トランシーバ モジュール、MMF 対応、デュアル SC コネクタ付き

X2-10GB-LRM

Cisco 10GBASE-LRM X2 トランシーバ モジュール、MMF 対応、デュアル SC コネクタ付き


) X2 トランシーバのデュアル SC コネクタは、Physical Contact(PC)研磨面タイプまたは Ultra-Physical Contact(UPC)研磨面タイプのどちらかのネットワーク インターフェイス ケーブルをサポートします。X2 トランシーバのデュアル SC コネクタは、Angle Polished Connector(APC; 斜め研磨コネクタ)面タイプのネットワーク インターフェイス ケーブルはサポートしていません。


概要

10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールは、10 ギガビット イーサネット ポートにプラグインするホットスワップ可能な I/O デバイスです(図1 を参照)。X2 トランシーバは、システムの電気回路を光ネットワークまたは銅線ネットワークに接続します。

図1 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュール(光)

 

1

送信用光ボア

6

モジュール コネクタ

2

受信用光ボア

7

ラッチ(伸ばした状態)

3

ラッチ スリーブ(縮めた状態)

8

ラッチ スリーブ(伸ばした状態)

4

EMI ガスケット

9

ラッチ(縮めた状態)

5

トランシーバのヒート シンク

表2 に、10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールに対応するポート ケーブルの仕様を示します。 表3 に、X2 トランシーバの光伝送および光受信の仕様を示します。

 

表2 X2 トランシーバ ポート ケーブルの仕様

X2 製品番号
波長(nm)
ケーブル タイプ
コア サイズ
(ミクロン)
モード帯域幅(MHz/km)
最大ケーブル長

X2-10GB-SR

850

MMF

62.5

62.5

50.0

50.0

50.0

160

200

400

500

2000

26 m(85.3 フィート)

33 m(108.3 フィート)

66 m(216.5 フィート)

82 m(269 フィート)

300 m(984.3 フィート)

X2-10GB-LR

1310

SMF

G.652 光ファイバ

--

10 km(6.21 マイル)

X2-10GB-ER

1550

SMF

G.652 光ファイバ

--

40 km(24.84 マイル)

X2-10GB-LX4

1310

MMF

62.5

50.0

50.0

500

400

500

300 m(984.3 フィート)

240 m(787.4 フィート)

300 m(984.3 フィート)

X2-10GB-CX4

--

InfiniBand
(銅線)

--

--

15 m(49.2 フィート)

X2-10GB-LRM

1310

MMF

62.5

50.0

50.0

500

400

500

220 m(722 フィート)

100 m(328 フィート)

220 m(722 フィート)

 

表3 X2 トランシーバ光伝送および光受信の仕様

X2 製品番号
トランシーバ タイプ
伝送パワー(dBm)
受信パワー(dBm)
伝送および受信波長(nm)

X2-10GB-SR

10GBASE-SR、
850 nm MMF

-1.2(最大)

-7.3(最小)

-1.0(最大)

-9.9(最小)

840 ~ 860

X2-10GB-LR

10GBASE-LR、
1310 nm SMF

0.5(最大)

-8.2(最小)

0.5(最大)

-14.4(最小)

1260 ~ 1355

X2-10GB-ER

10GBASE-ER、
1550 nm SMF

4.0(最大)

-4.7(最小)

-1.0(最大)

-15.8(最小)

1530 ~ 1565

X2-10GB-LX4

10GBASE-LX4 WWDM 1300 nm MMF

-0.5/レーン(最大)

-6.75/OMA のレーン(最小)

-0.5/レーン(最大)

-14.25/レーン(最小)

4 レーンの場合の全範囲:1269 ~ 1356

X2-10GB-LRM

10GBASE-LR、
1310 nm MMF

0.5(最大)

-6.5(最小)

0.5(最大)

-8.4(最小平均)および
-6.4(OMA の最小)

1260 ~ 1355

安全性

誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。

警告の定義


警告 安全上の重要事項

危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。

これらの注意事項を保存しておいてください。



警告 クラス 1 レーザー製品です。



警告 光ファイバケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。



警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。



警告 指定された以外の制御や調整を使用したり手順を実行したりすると、危険な放射にさらされる可能性があります。


必要な工具

10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールを取り付けるには、次の工具が必要です。

X2 トランシーバ ソケット カバーを取り外すための小型のマイナス ドライバ

ESD の発生を防止するためのリスト ストラップまたはその他の個人用アース装置

トランシーバを置くための静電気防止用マットまたは静電気防止材

光ファイバ端面のクリーニング ツールおよび検査機器。光ファイバ接続を検査およびクリーニングする方法の詳細については、次の URL のホワイト ペーパーを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk607/technologies_white_paper09186a0080254eba.shtml

10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールの取り付け

10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールは、バネ付きラッチ スリーブまたはバネなしラッチ スリーブのいずれかを備えています。どちらのトランシーバ タイプも機能は同じです。


) 次の取り付け手順は、バネ付きとバネなしの両方の X2 トランシーバに適用されます。



注意 X2 トランシーバは、静電気の影響を受け易いデバイスです。X2 トランシーバを取り扱う場合やシステム モジュールに触れる場合には、必ず、ESD リスト ストラップまたは同様のアース用装置を使用してください。

X2 トランシーバを取り付ける手順は、次のとおりです。


ステップ 1 小型のマイナス ドライバを使用して、システム モジュール前面プレートの X2 トランシーバ ポート カバーを慎重に取り外します。

ポート カバーの 2 つの矢印を確認しながら、ドライバのブレードを挿入します。ポート カバーは将来の使用に備えて保管しておきます。

ステップ 2 保護パッケージから X2 トランシーバを取り出します。


) あとの手順で指示されるまで、光ボア ダスト プラグは外さないでください。


ステップ 3 X2 トランシーバ本体のラベルをチェックし、ネットワークに適したモデルであることを確認します。

ステップ 4 X2 トランシーバを取り付ける手順は、次のとおりです。

a. X2 トランシーバをシステム モジュールの前面パネルのトランシーバ ソケットに挿入します(図2、上図を参照)。X2 トランシーバ EMI ガスケットがシステム モジュールの前面プレートにしっかり装着するまで、X2 トランシーバをソケット方向に押し続けます。これで、X2 トランシーバ コネクタがソケット コネクタに結合されます。

b. トランシーバのラッチ スリーブをシステム モジュールの前面プレート方向へスライドさせ、X2 トランシーバのラッチが完全にはめ込まれ固定されたことを確認します(図2、下図を参照)。


注意 ラッチが完全にはめ込まれていないと、誤って X2 トランシーバが切断されてしまうことがあります。

図2 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールの取り付け

 


) 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバには、不完全な装着を防ぐためのロック機構が付いています。


ステップ 5 光 X2 トランシーバをケーブル接続する場合は、次のサブステップを実行します。CX4 X2 トランシーバをケーブル接続する場合は、ステップ 6 に進みます。


) ダスト プラグを取り外し、光接続を確立する前に、次の注意事項に留意してください。

接続の準備が整うまで、プラグされていない光ファイバ ケーブル コネクタとトランシーバ光ボアには保護ダスト プラグを取り付けたままにしておきます。

SCコネクタの端面は、接続する直前に必ず検査しクリーニングします。光ファイバの検査およびクリーニングに関するホワイト ペーパーの参照先は、このページのヒントを参照してください。

光ファイバ ケーブルをプラグまたはアンプラグするときは、必ず SC コネクタのハウジング部分をつかみます。


 

a. 光ネットワーク インターフェイス ケーブルの SC コネクタからダスト プラグを取り外します。ダスト プラグは将来の使用に備えて保管しておきます。

b. SC コネクタの光ファイバ端面を検査しクリーニングします。光ファイバの検査およびクリーニングに関するホワイト ペーパーの参照先は、次のヒントを参照してください。


ヒント 光ファイバ接続を検査およびクリーニングする方法の詳細については、次の URL のホワイト ペーパーを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk607/technologies_white_paper09186a0080254eba.shtml


 

c. X2 トランシーバ モジュールの光ボアからダスト プラグを取り外します。

d. すぐに、ネットワーク インターフェイス ケーブルの SC コネクタを X2 トランシーバ モジュールに接続します(光 X2 トランシーバ モジュールのケーブル接続については図3 を参照)。

図3 光 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールのケーブル接続

 

ステップ 6 CX4 X2 トランシーバ コネクタに InfiniBand ケーブル コネクタを差し込みます(図4 を参照)。InfiniBand ケーブル コネクタと X2 トランシーバの位置が合っていることを確認します。

図4 CX4(銅線)10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールのケーブル接続

 

ステップ 7 慎重に InfiniBand ネットワーク ケーブルをシステムのケーブル管理ブラケットに通します。図5 に、InfiniBand ケーブルを横型ケーブル管理ブラケットまたは縦型ケーブル管理ブラケットに通して、適切なたるみを持たせ、コネクタの垂れ下がりや曲がりを防ぐ方法を示します。


) CX4 X2 トランシーバをケーブル接続する場合、InfiniBand ケーブルをケーブル管理ブラケットに通し、適切なたるみを持たせケーブルを支えるようにします。InfiniBand ケーブルは重さがあります。適切な支えがないと、InfiniBand ケーブルはケーブル コネクタの垂れ下がりや曲がりの原因になることがあります。ケーブル コネクタとトランシーバ コネクタの位置が合っていないと、ケーブル コネクタのピンと CX4 X2 コネクタのピンの接続が一時的に切断する原因になることがあります。


図5 InfiniBand ケーブルのサポート

 


 

10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ モジュールの取り外し


) 次の取り外し手順は、バネ付きおよびバネなしの両方の X2 トランシーバに適用されます。



注意 X2 トランシーバは、静電気の影響を受け易いデバイスです。X2 トランシーバを取り扱う場合やモジュールに触れる場合には、必ず、ESD リスト ストラップまたは同様のアース用装置を使用してください。

X2 トランシーバを取り外す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ネットワーク インターフェイス ケーブルを X2 トランシーバ コネクタから取り外しします。これが光 X2 トランシーバの場合は、すぐに、X2 トランシーバ光ボアと光ファイバ ケーブルの SC コネクタに再度ダスト プラグを取り付けます。

ステップ 2 X2 トランシーバのラッチ スリーブの両側を親指と人差し指でつかんで、ラッチ スリーブを引き出し、X2 トランシーバをソケット コネクタから外します(図6、上図を参照)。

ステップ 3 ソケットから X2 トランシーバを抜き取ります(図6、下図を参照)。すぐに、X2 トランシーバを静電気防止用袋に入れます。

ステップ 4 空のソケットに X2 トランシーバを取り付ける予定がない場合は、再度ソケット カバーを取り付けます。

a. ソケットの開口部の前面にソケット カバーの位置を合わせます。

b. ソケット カバーをパチンと留めます。

図6 10-Gigabit Ethernet X2 トランシーバ の取り外し

 


 

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