PA-A3 Enhanced ATM Port Adapter インストレーション コンフィギュレーション ガイド
PA-A3 の概要
PA-A3 の概要
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

PA-A3 の概要

ポート アダプタの概要

機能

LED

ケーブルおよびコネクタ

T3/E3 のケーブルおよびコネクタ

OC-3c マルチモード/シングルモードのケーブルおよびコネクタ

その他の情報

SONET の距離制限

SONET のフレーム構造

パワー バジェット

PA-A3 パワー マージンの概算

十分な伝送パワーがあるマルチモード パワー バジェットの例

分散限界のマルチモード パワー バジェットの例

シングルモード伝送

統計を使用したパワー バジェットの計算

減衰量およびパワー バジェットの査定に関する資料

サポート対象プラットフォームでのポート アダプタ スロットの位置

Catalyst RSM/VIP2 のスロット番号

Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのスロット番号

Cisco 7100 シリーズ ルータのスロット番号

Cisco 7200 シリーズ ルータと Cisco 7200 VXR ルータのスロット番号

Cisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット番号

Cisco 7201 ルータのスロット番号

Cisco 7301 ルータのスロット番号

Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card のスロット番号

Cisco 7401ASR ルータのスロット番号

Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP スロット番号

インターフェイス アドレスの識別

Catalyst RSM/VIP2 のインターフェイス アドレス

Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのインターフェイス アドレス

Cisco 7100 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータのインターフェイス アドレス

Cisco uBR7200 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7201 ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7301 ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card のインターフェイス アドレス

Cisco 7401ASR ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP インターフェイス アドレス

PA-A3 の概要

この章では、PA-A3 Enhanced ATM Port Adapter の概要を説明します。内容は、次のとおりです。

「ポート アダプタの概要」

「LED」

「ケーブルおよびコネクタ」

「サポート対象プラットフォームでのポート アダプタ スロットの位置」

「インターフェイス アドレスの識別」

ポート アダプタの概要

PA-A3 は、高度な ATM ハードウェアおよびソフトウェア機能を提供するシングル幅、シングル ポートの ATM ポート アダプタであり、RSM/VIP2 を搭載した Catalyst 5000 ファミリー スイッチ、FlexWAN モジュールを搭載した Catalyst 6000 ファミリー スイッチ、Cisco 7100 シリーズ ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、Cisco 7304 ルータに搭載した Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card、Cisco 7401ASR ルータ、および VIP を搭載した Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータに対応しています。

PA-A3 には、5 つのハードウェア バージョンがあります。これらはそれぞれ次の標準ベース物理インターフェイスをサポートします。

E3 ― PA-A3-E3(図1-1を参照)

OC-3c/STM-1(図1-2を参照)

マルチモード ― PA-A3-OC3MM

シングルモード中距離 ― PA-A3-OC3SMI

シングルモード長距離 ― PA-A3-OC3SML

T3 ― PA-A3-T3:デジタル信号レベル 3(DS-3)フレーミング仕様をサポート(図1-3を参照)


) 各図ではポート アダプタの前面プレート全体を示すために、ポート アダプタ ハンドルは省略しています。


図1-1 PA-A3-E3

 

図1-2 PA-A3-OC3SMI

 


) PA-A3-OC3MM および PA-A3-OC3SML の前面プレートは、図1-2に示す PA-A3-OC3SMI と同じです。


図1-3 PA-A3-T3

 


) 複数の ATM ネットワーク インターフェイスからのトラフィックにより、CyBus の帯域幅を超過することがあります(Catalyst RSM/VIP2、Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュール、および VIP のみ)。その結果、パケットが消失する可能性があります。同じ Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載できる VIP および ATM PA-A3 の組み合わせ数には、シャーシでサポートされる最大数を上限として、物理的な制限はありません(たとえば、Cisco 7513 には最大 11 の VIP を物理的に搭載できます)。ただし、Cisco 7500 シリーズ ルータのバックプレーン帯域幅には限界があります。VIP および ATM PA-A3 を組み合わせたものを 3 つ以上搭載する場合には、Cisco 7500 シリーズの帯域特性に配慮する必要があります。帯域幅関連の資料については、「関連資料」を参照してください。


機能

PA-A3 は、次の機能をサポートします。

合計最大 4096 の Virtual Circuit(VC; 仮想回線)を同時に使用可能


) Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールの場合、1 つの PA-A3 で最大 1024 の VC をサポートします。


最大 1024 の同時 Segmentation And Reassembly(SAR; セグメンテーション リアセンブリ)

データ トラフィック用の ATM Adaptation Layer 5(AAL5; ATM アダプテーション レイヤ 5)

物理インターフェイス:DS-3 および E3 の電気的同軸ケーブル(モデルはそれぞれ PA-A3-T3 および PA-A3-E3)ITU G.703、SONET/SDH(ソフトウェアで選択可能)光ファイバ(OC-3c または STM-1)

VC 単位でのトラフィック シェーピング

IP-ATM 間の Class of Service(CoS; サービス クラス)

Non-real-time Variable Bit Rate(nrt-VBR; 非リアルタイム可変ビット レート)、Unspecified Bit Rate(UBR; 未指定ビット レート)、および Available Bit Rate(ABR; 使用可能ビット レート)の QoS(Quality of Service)

Operation, Administration, and Maintenance Alarm Indication Signal(OAM AIS)セル

Cisco 7100 シリーズ ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、Cisco 7401ASR ルータでの Online Insertion and Removal(OIR; ホットスワップ)

LAN Emulation(LANE; LAN エミュレーション)


) PA-A3 を Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールに搭載した場合、LANE はサポートされません。


PA-A3 は、次のプロトコル、サービス、および ATM 専用ソフトウェアをサポートします。

User-Network Interface(UNI)シグナリング

Integrated Local Management Interface(ILMI)

RFC 1483


ヒント FlexWAN は、RFC 1483 のハードウェア ブリッジングをサポートしています。設定については、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps368/products_configuration_guide_chapter09186a00801e5c05.html


RFC 1577

PA-A3 は、 表1-1 に示す環境仕様に準拠しています。

 

表1-1 PA-A3 の環境仕様

仕様
説明
環境

動作温度

50 ~ 104 °F(10 ~ 40 °C)

湿度

0 ~ 90%、結露しないこと

LED

PA-A3(図1-4を参照)には、一列に並んだ 3 つのステータス LED および 1 つの ENABLED LED があります。

図1-4 PA-A3 の LED ― 前面パネル

 

システムの初期設定が終了すると、ENABLED LED が点灯します。これは、ポート アダプタが動作可能になったことを示します。

PA-A3 が使用可能になるには、次の条件が満たされている必要があります。

PA-A3 が正しく接続され、電力が供給されている。

ポート アダプタ用の有効なシステム ソフトウェア イメージが正常にダウンロードされている。

システムが PA-A3 を認識している。

上記のいずれかの条件が満たされていない場合、または他の理由で正しく初期設定できなかった場合には、ENABLED LED は点灯しません。

表1-2 に、LED の色と説明を示します。

 

表1-2 PA-A3 ポート LED

LED のラベル
状態
機能

ENABLED

グリーン

点灯

PA-A3 が動作可能であることを示します。

RX CELLS

グリーン

点灯

PA-A3 が ATM セルを受信したことを示します。

RX CARRIER

グリーン

点灯

PA-A3 が受信側ケーブルでキャリアを検出したことを示します。光ファイバ インターフェイスの場合は、光が検出され、有効なフレームが検出されたことを示します。

RX ALARM

レッド

点灯

PA-A3 がアラーム条件を検出したことを示します。

ケーブルおよびコネクタ

PA-A3 のインターフェイスは、全二重です。PA-A3 と外部 ATM ネットワークとの接続には、適切な ATM インターフェイス ケーブルを使用する必要があります。

表1-3 に、PA-A6 のインターフェイス タイプ、コネクタ、およびケーブルを示します。

 

表1-3 PA-A3 インターフェイス ケーブル仕様

インターフェイス
レート(Mbps)
コネクタ タイプ
ケーブル タイプ
TU-T G.957
標準
Bellcore GR-253 標準
波長
最大距離

T3

44.736

BNC

同軸

450 フィート
(137.2 m)

E3

34.368

BNC

同軸

1250 フィート
(381 m)

OC-3c/STM-1
マルチモード

155.52

SC

62.5/125 ミクロン、マルチモード

オフィス間 STM-1 I-1

短距離 OC-3c

1310 nm

1.2 マイル
(2 km)

OC-3c/STM-1
シングルモード、中距離

155.52

SC

9 ミクロン
シングルモード

ショートホール STM-1 S-1.1

中距離 OC-3c

1310 nm

9.3 マイル
(15 km)

OC-3c/STM-1
シングルモード、長距離

155.52

SC

9 ミクロン
シングルモード

ロングホール STM-1 L-1.1

長距離 OC-3c

1310 nm

24.8 マイル
(40 km)


) PA-A3 は、ATM エンドポイント デバイスとみなされます。


T3/E3 のケーブルおよびコネクタ

PA-A3-T3 および PA-A3-E3 Port Adapter は、75 Ω同軸インターフェイス ケーブルを使用して、ルータを ATM T3 または E3 ネットワークに接続します。この同軸ケーブル(図1-5を参照)は、EIA/TIA-612 および EIA/TIA-613 仕様に準拠し、BNC コネクタを装備しています。

図1-5 PA-A3-T3 および PA-A3-E3 ケーブル

 

各 PA-A3-T3 または PA-A3-E3 には、受信用および送信用の 2 つのコネクタからなる ATM T3 または E3 ポートが 1 つあります。シスコの 75 Ω同軸ケーブルには、T3 または E3 ポート レセプタクルに接続する 2 つの BNC コネクタがあります。

T3/E3 75 Ω同軸ケーブルにはフェライト ビーズ(図1-5を参照)が付属しています。このケーブルは、シスコから 10 フィート(3.04 m)単位で提供されています。ステーション間の一般的な最大距離は、T3 伝送の場合は 450 フィート(137.2 m)、E3 伝送の場合は 1300 フィート(396 m)です。


) EMI(電磁波干渉)および放出電流制御に関する欧州基準(EN55022/CISPR22 クラス B 規定の放射レベル)に準拠するには、TX および RX ケーブルを全長でひとつにまとめ、かつ各ケーブルのフェライト ビーズを各ケーブルの TX および RX コネクタに近い位置に取り付ける必要があります。


PA-A3-T3 および PA-A3-E3 は、ATM スイッチング ファブリックへのインターフェイスを提供し、最大 45 Mbps(T3 の場合)および 34 Mbps(E3 の場合)での双方向データ送受信を可能にします。

OC-3c マルチモード/シングルモードのケーブルおよびコネクタ

PA-A3-OC3 Port Adapter は、ATM スイッチング ファブリックへのインターフェイスを提供し、最大 155 Mbps での双方向データ送受信を可能にします。PA-A3-OC3 Port Adapter は、SONET/SDH 155 Mbps マルチモードまたはシングルモード光ファイバに接続します。PA-A3 上の OC-3c ポートは、DTE デバイスとみなされます。

SONET/SDH マルチモードおよびシングルモード接続には、1 つのデュプレックス SC コネクタ(図1-6 を参照)または 2 つのシンプレックス SC コネクタ(図1-7 を参照)を使用します。各 SC コネクタには、取り外し可能ダスト カバーが付属しています。


) 光ファイバ伝送に関する SONET 仕様、パワー バジェットの概要、およびマルチモード/シングルモード伝送におけるパワー マージンを概算する方法については、「その他の情報」を参照してください。


図1-6 デュプレックス SC コネクタ

 

図1-7 シンプレックス SC コネクタ

 

適切な光ファイバ ケーブルを使用して、PA-A3-OC3 を ATM スイッチまたは回線に接続する必要があります。シスコのケーブルまたは市販のケーブルをご利用ください。

シングルモード/マルチモード ケーブルは、 表1-4 に示す仕様を満たしている必要があります。


) 1 つのシングル ファイバ リンクに 62.5 ミクロンと 50 ミクロンのケーブルを混在させないでください。


 

表1-4 光ファイバ ケーブルの仕様

標準
最大パス長
ケーブル

ISO/IEC 9314-3

接続に使用する全ケーブル(エンドツーエンド)で 1.2 マイル(2 km)

62.5 ミクロン コア(光損失 0 ~ 9 dB)または 50 ミクロン コア(光損失 7 dB)

IEC 793-2

SML 24.8 マイル(40 km)および SMI 9.3 マイル(15 km)

9 ミクロン コア

ANSI/TIA/EIA-492CAAA

SML 24.8 マイル(40 km)および SMI 9.3 マイル(15 km)

9 ミクロン コア

その他の情報

ここでは、光ファイバ伝送に関する SONET 仕様について説明するとともに、パワー バジェットの定義を示し、マルチモードおよびシングルモード伝送のパワー マージンを概算する方法を説明します。ここで説明する内容は、次のとおりです。

「SONET の距離制限」

「SONET のフレーム構造」

「パワー バジェット」

「PA-A3 パワー マージンの概算」

「十分な伝送パワーがあるマルチモード パワー バジェットの例」

「分散限界のマルチモード パワー バジェットの例」

「シングルモード伝送」

「統計を使用したパワー バジェットの計算」

「減衰量およびパワー バジェットの査定に関する資料」

SONET の距離制限

光ファイバ伝送に関する SONET 仕様では、2 種類のファイバが定義されています。シングルモードおよびマルチモードです。モードとは、特定の角度でファイバに入射する光線の束と考えることができます。シングルモード ファイバでは、1 つのモードの光だけがファイバを通じて伝播されます。一方、マルチモード ファイバでは、複数のモードの光がファイバを通じて伝播されます。複数のモードの光がファイバを通じて伝播される場合、入射角度によって光が移動する距離が異なるため、それぞれの光が宛先に到着する時間にずれが生じます(「モード分散」と呼ばれる現象)。したがって、シングルモード ファイバはマルチモード ファイバより広い帯域幅と長いケーブル距離に対応できます。

SONET で定義されているシングルモードおよびマルチモード伝送の一般的な最大距離を、 表1-5 に示します。接続された 2 ステーション間の距離が、この最大距離を超える場合には、かなりの信号損失が生じ、伝送の信頼性が低くなります。

 

表1-5 SONET の光ファイバ最大伝送距離

トランシーバ タイプ
ステーション間の最大距離

シングルモード長距離(SML)

最大 24.8 マイル(40 km)

シングルモード中距離(SMI)

最大 9.3 マイル(15 km)

マルチモード(MM)

最大 1.2 マイル(2 km)

SONET のフレーム構造

SONET は、階層化アーキテクチャを使用するレイヤ 1 プロトコルです。次の図は、SONET の 3 つのレイヤであるセクション、ライン、パスを示しています。セクション オーバーヘッド(SOH)とライン オーバーヘッド(LOH)によってトランスポート オーバーヘッド(TOH)が構成され、パス オーバーヘッド(POH)と実際のペイロードによって Synchronous Payload Envelope(SPE; 同期ペイロード エンベロープ)が構成されます(図1-8 を参照)。

図1-8 SONET フレームの 3 つの SONET レイヤ

 

各レイヤで SONET フレームにいくつかのオーバーヘッド バイトが追加されます。

表1-6 に、SONET フレームのオーバーヘッド バイトを示します。

 

表1-6 SONET フレームのオーバーヘッド バイト

パス オーバーヘッド
セクション
オーバーヘッド

A1 フレーミング

A2 フレーミング

A3 フレーミング

J1 トレース

B1 BIP-8

E1 オーダーワイヤ

E1 ユーザ

B3 BIP-8

D1 データ コム

D2 データ コム

D3 データ コム

C2 信号ラベル

ライン
オーバーヘッド

H1 ポインタ

H2 ポインタ

H3 ポインタ

G1 パス ステータス

B2 BIP-8

K1

K2

F2 ユーザ チャネル

D4 データ コム

D5 データ コム

D6 データ コム

H4 インジケータ

D7 データ コム

D8 データ コム

D9 データ コム

Z3 グロウス

D10 データ コム

D11 データ コム

D12 データ コム

Z4 グロウス

S1/Z1 同期ステータス/グロウス

M0 または M1/Z2 REI-L グロウス

E2 オーダー
ワイヤ

Z5 タンデム接続

パワー バジェット

効率的な光データ リンクを設計するには、パワー バジェットの査定が重要です。パワー バジェットは、光リンクの減衰量を見込んだうえで、レシーバが仕様に従って動作するのに必要な最小限以上のパワーを提供できる光の量です。レシーバに到達した変調光に十分なパワーがあり、正しく復調できることが、光データ リンクが正常に動作するための必要条件です。

パッシブなメディア コンポーネント(ケーブル、ケーブル スプライス、およびコネクタ)が原因で発生する減衰は、マルチモード伝送とシングルモード伝送のいずれにも発生します。

マルチモード伝送でレシーバに送出される信号(光)のパワーは、次の変数によって減少します。

波長分散(光波長の速度が異なるために、信号が時間的に分散すること)

モード分散(ファイバの伝播モードが異なるために、信号が時間的に分散すること)

光ファイバは、他のメディアと比較して減衰量が著しく低いのが特色です。マルチモード伝送の場合、システムが使用できるパワーは、波長分散およびモード分散による合計ペナルティ分だけ減少します。データ リンク全体で損失するパワーは、コンポーネント損失、分散損失、およびモード損失の総和です。

表1-7 に、一般的な光ファイバ ケーブルでの減衰量および分散量の要因を示します。

 

表1-7 一般的な光ファイバ リンクにおける減衰量および分散の限界

限界
シングルモード
マルチモード

減衰量

0.5 dB/km

1.0 dB/km

分散量

限界なし

500 MHz/km 1

1.帯域幅と距離の積が 500 MHz/km 未満でなければなりません。

PA-A3 パワー マージンの概算

マルチモード伝送の光源に使用される LED は、パス長および光ファイバ通過所要時間が異なる複数の伝播パスを作ります。そのため、信号分散(スミヤ)が発生します。LED の光がファイバに入射し、ファイバ クラッディングに放射される結果、Higher-Order mode Loss(HOL)が発生します。マルチモード伝送におけるパワー マージン(PM)のワーストケース値は、最小トランスミッタ パワー(PT)、最大リンク損失(LL)、および最小レシーバ感度(PR)に基づいて計算します。ワーストケース分析で導き出されるのは、エラーの限界です。実際のシステムでは、すべての部分がワーストケース レベルで動作するわけではありません。

パワー バジェット(PB)は、伝送可能なパワーの最大量です。パワー バジェットの計算式は、次のとおりです。

PB = PT - PR

PB = -20 dBm -(-30 dBm)

PB = 10 dBm

パワー マージンは、次のように、パワー バジェットからリンク損失を引いて計算します。

PM = PB - LL

パワー マージンが正の値であれば、原則としてリンクは動作可能です。

表1-8 に、リンク損失を引き起こす要因と、これらの要因によるリンク損失の推定値を示します。

 

表1-8 リンク損失の要因および推定値

リンク損失の要因
リンク損失の推定値

HOL

0.5 dB

CRM

1 dB

モード分散および波長分散

使用するファイバおよび波長によって異なる

コネクタ

0.5 dB

スプライス

0.5 dB

ファイバ減衰

1 dB/km

パワー バジェットからデータ リンク損失を差し引いた結果は、ゼロより大きくなければなりません。結果がゼロより小さくなる場合には、パワー不足のためにレシーバが動作しない可能性があります。

SONET 仕様では、信号が 表1-9 に示すワーストケース パラメータを満たしていることを要件としています。

 

表1-9 PA-A3 Port Adapter の SONET 信号要件

シングルモード(SML)
シングルモード(SMI)
マルチモード

PT

-5 dBm

-15 dBm

-20 dBm

PR

-34 dBm

-31 dBm

-30 dBm

PB

29 dBm

16 dBm

10 dBm

十分な伝送パワーがあるマルチモード パワー バジェットの例

ここで示すマルチモード パワー バジェットの例は、次の変数に基づいて計算されています。

マルチモード リンクの長さ = 3 km

4 つのコネクタ

3 つのスプライス

HOL

Clock Recovery Module(CRM; クロック リカバリ モジュール)

パワー バジェットは、次のように計算します。

PB = 10 dB - 3 km(1.0 dB/km)- 4(0.5 dB)- 3(0.5 dB)- 0.5 dB(HOL)- 1 dB(CRM)

PB = 10 dB - 3 dB - 2 dB - 1.5 dB - 0.5 dB - 1 dB

PB = 2 dB

2 dB は正の値なので、リンクには十分な伝送パワーがあります。

分散限界のマルチモード パワー バジェットの例

次の例は、マルチモード リンク距離が 4 km である点を除いて、前の例と同じパラメータを使用しています。

PB = 10 dB - 4 km(1.0 dB/km)- 4(0.5 dB)- 3(0.5 dB)- 0.5 dB(HOL)- 1 dB(CRM)

PB = 10 dB - 4 dB - 2 dB - 1.5 dB - 0.5 dB - 1 dB

PB = 1 dB

1 dB という値は、リンクに十分な伝送パワーがあることを表しています。ただし、リンクには分散限界(4 km × 155.52 MHz > 500 MHz/km)があるため、このリンクはマルチモード ファイバを使用すると、動作しない可能性があります。このケースでは、シングルモード ファイバが適しています。

シングルモード伝送

シングルモードの信号源は、インジェクション レーザー ダイオードです。シングルモード伝送では、ファイバ内に伝送パスが 1 つしかなく、スミヤが発生しないので、長距離に適しています。さらに、レーザー光は基本的に単色なため、波長分散も抑えられます。

Single-Mode Intermediate Reach(SMI; シングルモード中距離)レシーバは、SMI トランスミッタによって過負荷になることはありません。また、最小ファイバ ケーブル長またはロスも必要ありません。Single-Mode Long Reach(SML; シングルモード長距離)の最大受信パワーは -10 dBm であり、最大送信パワーは 0 dBm です。したがって SML レシーバは、ファイバ距離が短い場合、過負荷になる可能性があります。レシーバが過負荷になった場合、レシーバが故障しなくても動作の信頼性が低くなる可能性があります。短距離のファイバ リンクに接続された SML レシーバの過負荷を防ぐには、リンク上で SML トランスミッタおよびレシーバの間に、最低 10 dB の減衰器を挿入します。

統計を使用したパワー バジェットの計算

統計モデルを使用すれば、ワーストケース方式よりも正確にパワー バジェットを査定できます。統計的な手法でリンク損失を算出するには、データ リンクのさまざまなコンポーネントに関する正確な知識が必要です。統計的なパワー バジェット分析については、このマニュアルで扱う範囲を超えているので省略します。詳細については、UNI Forum 仕様、ITU-T 標準、および使用する機器の仕様を参照してください。

減衰量およびパワー バジェットの査定に関する資料

減衰およびパワー バジェットを査定する際には、次の資料を参考にしてください。

T1E1.2/92-020R2 ANSI, the Draft American National Standard for Telecommunications 『Broadband ISDN Customer Installation Interfaces:Physical Layer Specification』

Power Margin Analysis, AT&T Technical Note 』 TN89-004LWP, May 1989

サポート対象プラットフォームでのポート アダプタ スロットの位置

ここでは、サポート対象プラットフォームでのポート アダプタ スロットの位置について説明します。各プラットフォームのスロットの位置を図で示します。

「Catalyst RSM/VIP2 のスロット番号」

「Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのスロット番号」

「Cisco 7100 シリーズ ルータのスロット番号」

「Cisco 7200 シリーズ ルータと Cisco 7200 VXR ルータのスロット番号」

「Cisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット番号」

「Cisco 7201 ルータのスロット番号」

「Cisco 7301 ルータのスロット番号」

「Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card のスロット番号」

「Cisco 7401ASR ルータのスロット番号」

「Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP スロット番号」

Catalyst RSM/VIP2 のスロット番号

Catalyst RSM/VIP2 は、スーパーバイザ エンジン モジュールを格納する上段スロットを除き、Catalyst 5000 ファミリー スイッチの任意のスロットに搭載できます。Catalyst RSM/VIP2 は、インターフェイス プロセッサのスロット番号を使用しません。したがって、スロットに番号は振られません。PA-A3 は、Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 0 またはスロット 1 のいずれかに搭載できます。図1-9 に、2 つのポート アダプタを搭載した Catalyst RSM/VIP2 を示します。


) Catalyst 5500 スイッチには、13 のスロットがあります。スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン モジュール専用です。冗長スーパーバイザ エンジン モジュールを使用する場合は、スロット 2 に取り付けます。使用しない場合、スロット 2 は他のモジュールに使用できます。スロット 13 は、ATM スイッチ プロセッサ モジュールの専用スロットです。Catalyst RSM/VIP2 のスロットに関するその他の制約については、『Catalyst 5000 Series Route Switch Module Installation and Configuration Note』を参照してください。


図1-9 Catalyst RSM/VIP2 にポート アダプタを搭載した Catalyst 5000 ファミリー スイッチ

 

Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのスロット番号

Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールは、スーパーバイザ エンジン専用のスロット 1 を除き、Catalyst 6000 ファミリーの任意のスロットに搭載できます。PA-A3 は、FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 または 1 のどちらにでも搭載できます。図1-10 は、2 つのブランク ポート アダプタを搭載した FlexWAN モジュールです。


) スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン専用です。冗長スーパーバイザ エンジンを使用する場合は、スロット 2 に取り付けます。使用しない場合、スロット 2 は他のモジュールに使用できます。


図1-10 FlexWAN モジュールにポート アダプタを搭載した Catalyst 6000 ファミリー スイッチ

 

Cisco 7100 シリーズ ルータのスロット番号

PA-A3 は、Cisco 7120 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット 3、および Cisco 7140 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット 4 に搭載できます。図1-11 に、Cisco 7120 シリーズ ルータのスロット番号を示します。図1-12 に、Cisco 7140 シリーズ ルータのスロット番号を示します。

図1-11 Cisco 7120 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット

 

図1-12 Cisco 7140 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット

 

Cisco 7200 シリーズ ルータと Cisco 7200 VXR ルータのスロット番号

Cisco 7202 ルータには、2 つのポート アダプタ スロットがあります。それらのスロットは左から右へ、スロット 1 およびスロット 2 として番号が付けられています。ポート アダプタは、スロット 1 またはスロット 2 のどちらのスロットにも搭載できます。

Cisco 7204 ルータと Cisco 7204VXR ルータには、ポート アダプタ用に 4 つのスロット、Input/Output(I/O; 入力/出力)コントローラ用に 1 つのスロットがあります。それらのスロットは左下から右上へ、スロット 1 ~ 4 として番号が付けられています。ポート アダプタは、スロット 1 ~ 4 のうち任意のスロットに搭載できます。スロット 0 は I/O コントローラ専用です。Cisco 7204 ルータと Cisco 7204VXR ルータの図は示されていません。

Cisco 7206 ルータと Cisco 7206VXR ルータ(Cisco AS5800ユニバーサル アクセス サーバ内のルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR を含む)には、ポート アダプタ用に 6 つのスロット、I/O コントローラ用に 1 つのスロットがあります。それらのスロットは左下から右上へ、スロット 1 ~ 6 として番号が付けられています。ポート アダプタは、スロット 1 ~ 6 のうち任意のスロットに搭載できます。スロット 0 は I/O コントローラ専用です。

図1-13 に、Cisco 7206 ルータのスロット番号を示します。

図1-13 Cisco 7206 ルータのポート アダプタ スロット

 

Cisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット番号

Cisco uBR7223 ルータには、1 つのポート アダプタ スロット(スロット 1)があります。スロット 0 は I/O コントローラ専用です(使用する場合)。Cisco uBR7223 ルータの図は示されていません。

Cisco uBR7246 ルータと Cisco uBR7246VXR ルータには、2 つのポート アダプタ スロット(スロット 1 とスロット 2)があります。スロット 0 は I/O コントローラ専用です(使用する場合)。

図1-14 に、Cisco uBR7246 ルータまたは Cisco uBR7246VXR ルータのポート アダプタ スロット番号を示します。

図1-14 Cisco uBR7246 および Cisco uBR7246 VXR ルータのポート アダプタ スロット

 

Cisco 7201 ルータのスロット番号

図1-15 は、ポート アダプタを搭載した Cisco 7201 ルータの前面図です。Cisco 7201 ルータのポート アダプタ スロットは 1 つ(スロット 1)だけです。

図1-15 Cisco 7201 ルータのポート アダプタ スロット

 

Cisco 7301 ルータのスロット番号

図1-16は、ポート アダプタを搭載した Cisco 7301 ルータの前面図です。Cisco 7301 ルータのポート アダプタ スロットは 1 つ(スロット 1)だけです。

図1-16 Cisco 7301 ルータのポート アダプタ スロット

 

Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card のスロット番号

Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card は、Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 2 ~ 5 に取り付けます。図1-17 に、ポート アダプタを搭載した Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card を示します。Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card には、シングル幅のポート アダプタを 1 つ取り付けることができます。

図1-18 に、Cisco 7304 ルータのモジュール スロット番号を示します。ポート アダプタ スロット番号は、モジュール スロット番号と同じです。スロット 0 とスロット 1 は、NPE モジュールまたは NSE モジュール専用です。

図1-17 Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card ― ポート アダプタを搭載

 

図1-18 Cisco 7304 ルータのモジュール スロット

 

Cisco 7401ASR ルータのスロット番号

図1-19は、ポート アダプタを搭載した Cisco 7401ASR ルータの前面図です。Cisco 7401ASR ルータのポート アダプタ スロットは 1 つ(スロット 1)だけです。

図1-19 Cisco 7401ASR ルータのポート アダプタ スロット

 

Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP スロット番号

ポート アダプタは、Cisco 7000 シリーズおよび Cisco 7500 シリーズ ルータで使用される Versatile Interface Processor(VIP)でサポートされます。Cisco 7010 ルータと Cisco 7505 ルータでは、VIP マザーボードは VIP スロットに水平に取り付けます。Cisco 7507 ルータと Cisco 7513 ルータでは、VIP マザーボードは VIP スロットに垂直に取り付けます。ポート アダプタは、VIP 上のベイ(ポート アダプタ スロット 0 または 1)のどちらかに搭載できます。VIP のベイは左から右へ番号が付けられています。図1-20 に、VIP のスロット番号を示します。

図1-20 VIP スロットの位置 ― 部分図、水平方向

 

Cisco 7010 ルータには、ポート アダプタ用に 3 つのスロット、Route Switch Processor(RSP; ルート スイッチ プロセッサ)用に 2 つのスロットがあります。スロットは、下から上へ番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0 ~ 2)に搭載できます。スロット 3 および 4 は RSP 専用です。Cisco 7010 ルータの図は示されていません。

Cisco 7505 ルータには、ポート アダプタ用に 4 つのスロット、RSP 用に 1 つのスロットがあります。スロットは、下から上へ番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0 ~ 3)に搭載できます。スロットのうち 1 つは RSP に使用します。図1-21 に、Cisco 7505 ルータのスロット番号を示します。

図1-21 Cisco 7505 ルータの VIP スロット

 

Cisco 7507 ルータには、ポート アダプタ用に 5 つのスロット、RSP 用に 2 つのスロットがあります。スロットは、左から右へ番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0、1、4、5、6)に搭載できます。スロット 2 および 3 は RSP 専用です。Cisco 7507 ルータの図は示されていません。

Cisco 7513 ルータには、ポート アダプタ用に 11 のスロット、RSP 用に 2 つのスロットがあります。スロットは、左から右へ番号が付けられています。ポート アダプタは、任意の VIP インターフェイス スロット(スロット 0 ~ 5 またはスロット 9 ~ 12)に搭載できます。スロット 6 および 7 は RSP 専用です。Cisco 7513 ルータの図は示されていません。

インターフェイス アドレスの識別

ここでは、サポート対象プラットフォームで PA-A3 のインターフェイス アドレスを識別する方法について説明します。インターフェイス アドレスで、ルータまたはスイッチ上の各インターフェイスの物理位置を指定します。

ルータまたはスイッチに搭載された PA-A3 のインターフェイスは、他のポート アダプタの取り付けまたは取り外しに関係なく、常に同じアドレスを維持します。ただし、ポート アダプタを別のスロットに移した場合は、インターフェイス アドレスの最初の数値が新しいポート アダプタ スロット番号に変わります。

VIP または FlexWAN モジュールに搭載された PA-A3 のインターフェイスは、他のインターフェイス プロセッサやモジュールの取り付けまたは取り外しに関係なく、常に同じアドレスを維持します。ただし、VIP または FlexWAN モジュールを別のスロットに移した場合は、インターフェイス プロセッサまたはモジュール スロット番号が新しいインターフェイス プロセッサまたはモジュール スロットの番号に変わります。


) インターフェイス ポートは、左から右へ、0 から順番に番号が付けられています。


ここでは、サポート対象プラットフォームのインターフェイス アドレスのフォーマットについて説明します。

「Catalyst RSM/VIP2 のインターフェイス アドレス」

「Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのインターフェイス アドレス」

「Cisco 7100 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス」

「Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータのインターフェイス アドレス」

「Cisco 7201 ルータのスロット番号」

「Cisco 7201 ルータのインターフェイス アドレス」

「Cisco 7301 ルータのインターフェイス アドレス」

「Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card のインターフェイス アドレス」

「Cisco 7401ASR ルータのインターフェイス アドレス」

「Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP インターフェイス アドレス」

表1-10 に、サポート対象ルータのインターフェイス アドレスの形式を示します。

 

表1-10 インターフェイス アドレスの識別

プラットフォーム
インターフェイス アドレスの形式
番号
構文

Catalyst 5000 ファミリー スイッチに搭載の Catalyst RSM/VIP2

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 0 または 1

インターフェイス ポート ― 0

0/0

Catalyst 6000 ファミリー スイッチに搭載の Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュール

モジュール スロット番号/ポート アダプタ ベイ番号/インターフェイス ポート番号

モジュール スロット ― 2 2 ~ 13(スイッチのスロット数によって異なる)

ポート アダプタ ベイ ― 0 または 1

インターフェイス ポート ― 0

3/0/0

Cisco 7120 シリーズ ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 常に 3

インターフェイス ポート ― 0

3/0

Cisco 7140 シリーズ ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 常に 4

インターフェイス ポート ― 0

4/0

Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 1 ~ 6(ルータのスロット数によって異なる) 3

インターフェイス ポート ― 0

1/0

Cisco 7201 ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 常に 1

インターフェイス ポート ― 0

1/0

Cisco uBR7223 ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 常に 1 2

インターフェイス ポート ― 0

1/0

Cisco uBR7246 および Cisco uBR7246 VXR ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 1 または 2 2

インターフェイス ポート ― 0

1/0

Cisco 7301 ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 常に 1

インターフェイス ポート ― 0

1/0

Cisco 7304 ルータ内の Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card

モジュール スロット番号/インターフェイス ポート番号

モジュール スロット ― 2 ~ 5

インターフェイス ポート ― 0

3/0

Cisco 7401ASR ルータ

ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

ポート アダプタ スロット ― 常に 1

インターフェイス ポート ― 0

1/0

Cisco 7000 シリーズ ルータまたは Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載の VIP

インターフェイス プロセッサ スロット番号/ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号

インターフェイス プロセッサ スロット ― 0 ~ 12(ルータのスロット数によって異なる)

ポート アダプタ スロット ― 1

インターフェイス ポート ― 0

3/1/0

2.スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン専用です。冗長スーパーバイザ エンジンを使用する場合は、スロット 2 に取り付けます。使用しない場合、スロット 2 は他のモジュールに使用できます。

3.ポート アダプタ スロット 0 は、I/O コントローラ(使用する場合)のファスト イーサネット ポート専用です。

Catalyst RSM/VIP2 のインターフェイス アドレス

Catalyst 5000 ファミリー スイッチでは、Catalyst RSM/VIP2 は、スーパーバイザ エンジン モジュールを格納する上段のスロットを除く任意のスロットに搭載できます。Catalyst 5000 ファミリー スイッチに搭載された Catalyst RSM/VIP2 は、インターフェイス プロセッサのスロット番号を使用しません。したがって、搭載スロットには番号がありません。ポート アダプタは、Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 0 またはスロット 1 のどちらかに搭載できます。図1-9 を参照してください。

インターフェイス アドレスは 2 つの番号からなり、アドレス形式は、 ポート アダプタ スロット 番号 /インターフェイス ポート番号 です。 表1-10 を参照してください。たとえば、Catalyst 5000 ファミリー スイッチに取り付けられた Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 1 にシングル ポートの PA-A3 が搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。

Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールのインターフェイス アドレス

Catalyst 6000 ファミリー スイッチでは、Catalyst 6000 ファミリー FlexWAN モジュールは、モジュール スロット 2 ~ 13(ルータのスロット数によって異なる)に搭載できます。スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン専用です。ポート アダプタは、FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 またはベイ 1 のどちらかに搭載できます。図1-10 を参照してください。

インターフェイス アドレスは 3 つの番号からなり、アドレス形式は、 モジュール番号/ポート アダプタ ベイ番号/インターフェイス ポート番号です。 表1-10 を参照してください。

最初の番号は、FlexWAN モジュールが搭載されるシャーシのモジュール スロットを特定します(シャーシのスロット数に応じて、スロット 2 ~ 3、6、9、または 13)。これらのモジュール スロットは通常、上から下へ、1 から順番に番号が付けられています。

第 2 の番号は、ポート アダプタが搭載される FlexWAN モジュールのベイを特定します(0 または 1)。FlexWAN モジュールのベイは、左から右へ番号が付けられています。

第 3 の番号は、ポート アダプタの物理ポート番号です。PA-A3 はシングル ポートのポート アダプタであるため、ポート番号は常に 0 です。

たとえば、シングル ポートの PA-A3 が、モジュール スロット 3、ポート アダプタ ベイ 0 の FlexWAN モジュールに搭載されている場合、そのインターフェイス アドレスは、3/0/0(モジュール スロット 3、ポート アダプタ ベイ 0、インターフェイス 0)です。


) FlexWAN モジュールの物理ポート アドレスは、従来の Catalyst 6000 ファミリーのスロット 1 から始まるポート アドレスとは異なり、スロット 0 から始まります。


Cisco 7100 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7120 シリーズ ルータでは、ポート アダプタはポート アダプタ スロット 3 に取り付けられます。図1-11 を参照してください。Cisco 7140 シリーズ ルータでは、ポート アダプタはポート アダプタ スロット 4 に取り付けられます。図1-12 を参照してください。

インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、アドレス形式は、ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号です。 表1-10 を参照してください。たとえば、シングル ポートの PA-A3 が Cisco 7120 ルータに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 3/0 になります。シングル ポートの PA-A3 が Cisco 7140 ルータに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 4/0 になります。

Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7200 シリーズ ルータと Cisco 7200 VXR ルータでは、ポート アダプタ スロットは左下から右上へ、スロット 1 ~ 2(Cisco 7202)、スロット 1 ~ 4(Cisco 7204、Cisco 7204VXR)、およびスロット 1 ~ 6(Cisco 7206、Cisco 7206VXR)として番号が付けられています。ポート アダプタは、ポート アダプタ スロット 1 ~ 6(ルータのスロット数によって異なる)のうち利用可能な任意のスロットに搭載できます(スロット 0 は I/O コントローラ専用)。図1-13 を参照してください。

インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、アドレス形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-10 を参照してください。たとえば、シングル ポートの PA-A3 が Cisco 7200 シリーズ ルータのスロット 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。

Cisco uBR7200 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス

Cisco uBR7223 ルータでは、ポート アダプタを搭載できるスロットは 1 つだけであり、スロット 1 として番号が付けられています。

Cisco uBR7246 ルータと Cisco uBR7246VXR ルータでは、ポート アダプタは 2 つのポート アダプタ スロット(スロット 1 とスロット 2)に搭載できます。スロット 0 は I/O コントローラ専用です(使用する場合)。図1-14を参照してください。

インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、アドレス形式は、ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号です。 表1-10 を参照してください。たとえば、シングル ポートの PA-A3 が Cisco uBR7223 シリーズ ルータのスロット 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。シングル ポートの PA-A3 が Cisco uBR7246 または Cisco uBR7246VXR ルータのスロット 2 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 2/0 になります。

Cisco 7201 ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7201 ルータでは、ポート アダプタを搭載できるスロットは 1 つだけであり、スロット 1 として番号が付けられています。図1-15 を参照してください。

インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、アドレス形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-10 を参照してください。たとえば、シングル ポートの PA-A3 が Cisco 7201 ルータに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。

Cisco 7301 ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7301 ルータでは、ポート アダプタを搭載できるスロットは 1 つだけであり、スロット 1 として番号が付けられています。図1-16 を参照してください。

インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、アドレス形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-10 を参照してください。たとえば、シングル ポートの PA-A3 が Cisco 7301 ルータに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。

Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card のインターフェイス アドレス

Cisco 7304 ルータでは、ポート アダプタは、Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 2 ~ 5 に取り付けた Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card に搭載できます。ポート アダプタ スロット番号は、モジュール スロット番号と同じです。図1-17図1-18 を参照してください。

インターフェイス アドレスは 2 つの番号からなり、アドレス形式は、 モジュール スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-10 を参照してください。たとえば、シングル ポートの PA-A3 が Cisco 7304 ルータのモジュール スロット 3 の Cisco 7304 PCI Port Adapter Carrier Card に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 3/0 になります。

Cisco 7401ASR ルータのインターフェイス アドレス

Cisco 7401ASR ルータでは、ポート アダプタを搭載できるスロットは 1 つだけであり、スロット 1 として番号が付けられています。図1-19 を参照してください。

インターフェイス アドレスは、2 つの番号からなり、アドレス形式は、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-10 を参照してください。たとえば、シングル ポートの PA-A3 が Cisco 7401ASR ルータに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0 になります。

Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP インターフェイス アドレス

Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータでは、ポート アダプタは、インターフェイス プロセッサ スロット 0 ~ 12(ルータのスロット数によって異なる)に取り付けた VIP に搭載できます。ポート アダプタは、VIP 上のベイ(ポート アダプタ スロット 0 または 1)のどちらかに搭載できます。図1-20図1-21 を参照してください。

VIP のインターフェイス アドレスは 3 つの番号からなり、アドレス形式は、 インターフェイス プロセッサ スロット番号/ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号 です。 表1-10 を参照してください。

最初の番号は、VIP が搭載されるスロットを特定します(ルータのスロット数に応じて、スロット 0 ~ 12)。

2 つめの番号は、ポート アダプタが搭載される VIP 上のベイ(ポート アダプタ スロット)を特定します(0 または 1)。VIP のベイは、左から右へ番号が付けられています。

3 つめの番号は、ポート アダプタの物理ポート番号(インターフェイス ポート番号)です。ポート番号は常に 0 から始まり、左から右へ番号が付けられます。追加されるポートの番号は、ポート アダプタのポート数によって決まります。PA-A3 はシングル ポートのポート アダプタであるため、ポート番号は常に 0 です。

たとえば、シングル ポートの PA-A3 がインターフェイス プロセッサ スロット 3、ポート アダプタ スロット 1 の VIP に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 3/1/0(インターフェイス プロセッサ スロット 3、ポート アダプタ スロット 1、インターフェイス 0)になります。


) プロセッサ スロットは、7 スロットの Cisco 7000 および Cisco 7507 シャーシと 13 スロットの Cisco 7513 および Cisco 7576 シャーシでは垂直方向であり、5 スロットの Cisco 7010 および Cisco 7505 シャーシでは水平方向です。スロットおよびポート番号の付け方は、すべての Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータで共通です。