Cisco Wide Area Application Engine 512/ 612 ハードウェア インストレーション ガイド
Cisco Wide Area Application Engine の設置
Cisco Wide Area Application Engine の設置
発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Cisco Wide Area Application Engine の設置

必要な工具および部品

Cisco Wide Area Application Engine の設置

2 支柱ラックへのシャーシの設置

4 支柱ラックへのシャーシの設置

卓上へのシャーシの設置

ケーブルの接続

電源の接続とシステムのブート

LED のチェック

Cisco Wide Area Application Engine の削除または交換

Cisco Wide Area Application Engine の設置

この章では、Cisco Wide Area Application Engine(WAE)512 および WAE 612 を装置ラックに設置する方法について説明します。また、卓上や作業台の上に装置を設置するための一般的な手順についても説明します。この章の構成は、次のとおりです。

「必要な工具および部品」

「Cisco Wide Area Application Engine の設置」

「ケーブルの接続」

「電源の接続とシステムのブート」

「LED のチェック」

「Cisco Wide Area Application Engine の削除または交換」

設置作業を開始する前に、装置に付属の『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco Content Networking Product Series 』をお読みください。


警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。


必要な工具および部品

スライド レール式ラックマウント キットおよびケーブル管理アセンブリは、輸送用容器のアクセサリ ボックスに収納されています。ラックマウント キットを使用すると、48.26 cm(19 インチ)幅の 4 支柱装置ラックに装置を設置できます。

輸送用容器には、2 支柱ラックに装置を設置するためのアングル ブラケットも入っています。

装置をラックに設置するには、次の部品と工具が必要です。

マイナス ドライバ

プラス ドライバ

ラックマウント キット× 1

マニュアル

Cisco Wide Area Application Engine の設置

目的とする場所に装置を置きます。装置は、必要に応じて、ラックに取り付けることもできれば、硬い安定した表面に設置することもできます。装置を装置ラックに設置する予定ではない場合は、「卓上へのシャーシの設置」に進んでください。

ラックには、垂直方向に 4.44 cm(1.75 インチ) 間隔でマークが付いています。この間隔をラック ユニット(RU)と呼びます。1 RU の装置とは、高さ 4.44 cm(1.75 インチ)であることを意味します。


警告 ラックに装置を取り付けたり、ラック内の装置のメンテナンス作業を行ったりする場合は、事故を防ぐため、装置が安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を確保するために、次の注意事項を守ってください。

ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。

ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。

ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックにスイッチを設置したり、ラック内のスイッチを保守してください。


 

2 支柱ラックへのシャーシの設置

シャーシの側面に付いているブラケットを使って、シャーシを 2 本のラックの支柱に取り付けます。このブラケットは 48.26 cm(19 インチ)幅の装置ラック用で、ブラケットごとに 4 本ずつネジが必要です(図 3-1 を参照)。

図 3-1 ラックマウント ブラケット

 

 

シャーシを 2 支柱ラックに設置する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 シャーシの片面にブラケットを取り付けます。このとき、ブラケットの前面フランジがシャーシ側面のハッシュ マークに合うように位置を調整します(図 3-2 を参照)。

図 3-2 ラックへのシャーシの設置

 

ステップ 2 同じ方法で、2 番めのブラケットをシャーシのもう一方の側面に取り付けます。

ステップ 3 ブラケットをシャーシに固定したら、次にそのシャーシの両側にあるブラケットのフランジを通して少なくとも 2 本のネジでラックの両側の対応する穴に留め、シャーシをラックに取り付けます。シャーシのラックへの設置は必ず 2 人で行ってください。1 人がシャーシを持ち上げ、もう 1 人がそれをラックに固定します。

シャーシの前面に空気取り入れ口、シャーシの背面に排気口があるため、縦方向にほとんど隙間を開けずに複数のシャーシをスタックできます。


 

4 支柱ラックへのシャーシの設置

4 支柱ラックマウント システムは、ラックに装置を搭載した状態で輸送する場合以外は工具が不要です。ラックに装置を搭載して輸送する場合は、プラス ドライバが必要です。図 3-3 は、4 支柱ラックにシャーシを設置するために必要な部品を示しています。部品が欠けていたり、損傷したりしている場合は、購入先にお問い合わせください。

図 3-3 ラックマウント インストレーション キット

 

 

1

スライド レール(2)

2

輸送用ブラケット

3

M6 ネジ(6)

4

ケーブル ストラップ(6)

各スライド レールの両端には、バネ付きロック ピンがあります。装置ラックにスライド レールを取り付けるには、ピン キャリッジを引き戻し、ラックマウント用フランジの穴にピンを合わせ、ピン キャリッジを離してラックの支柱にピンを固定する必要があります。レール調節ブラケットを使うと、ラックに合わせてスライド レールの長さを調節できます(図 3-4 を参照)。

2 本のレールから成る取り付け棚にシャーシを載せ、レールに沿って出し入れします。

シャーシを 4 支柱ラックに設置する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 まず、左スライド レールの前面と背面にあるピン キャリッジを開きます。

レールの前面側で、図 3-4 の(2)と(3)のタブを押し、レールの背面方向にピン キャリッジをスライドさせ、正しい位置でラッチ タブ(2)を離します。

レールの背面側で 2 個の背面タブを押し、レールの前面方向にピン キャリッジをスライドさせ、正しい位置でラッチ タブを離します。この手順中にレール調節ブラケット(図 3-4 の 1)が動かないように、親指で押さえてください。


) スライド レールには、正しく配置するために RIGHT/FRONT および LEFT/FRONT というマークが付いています。


図 3-4 バネ付きピン キャリッジを開く--左側のスライド レール

 

 

1

レール調節ブラケット

2

ラッチ タブ

3

スライダ タブ

4

ピン キャリッジ

ステップ 2 スライド レールの長さを調整するには、リリース タブ(図 3-5 の 1)を上げ、スライド レールの背面側からレール調節ブラケットを、カチッと音がするまで完全に延ばします。

ステップ 3 装置ラックにスライド レールを固定するには、スライド レールの背面側にあるピンを背面マウント フランジの穴に合わせます。ラッチ タブ(図 3-5 の 2)を押して、ピン キャリッジを解除します。


) ピンが完全にマウント フランジとスライド レールのピン ブラケットを貫通していることを確認します(図 3-5 を参照)。


図 3-5 背面マウント フランジへのスライド レールの取り付け--左側の前面レール

 

 

1

レール調節ブラケット用のリリース タブ

2

ラッチ タブ

ステップ 4 装置ラックにスライド レールの前面を固定するには、フロント ピン キャリッジにあるピン(図 3-6 の 1)をフロントマウント フランジに合わせます。レールの長さを調節した場合は、スライド レールの背面方向にピン キャリッジを押し戻します。ラッチ タブ(図 3-6 の 2)を押して、フロント ピン キャリッジを解除します。


) ピンが完全にマウント フランジとスライド レールのピン ブラケット(図 3-6 の 3)を貫通していることを確認します。


図 3-6 フロントマウント フランジへのスライド レールの取り付け--左側の前面レール

 

 

1

ピン

2

ラッチ タブ

3

スライド レールのピン ブラケット

ステップ 5 右スライド レールについて、この手順を繰り返します。シャーシがラックで水平になるように、最初のスライド レールと同じ高さで 2 番めのスライド レールを取り付けます。

ステップ 6 ラックにシャーシを設置するには、スライド レールにシャーシを載せ、完全にラックに押し込みます。非脱落型ネジ(図 3-7 の 1)でフロントマウント フランジにシャーシを固定します。


) シャーシの設置の妨げにならない場合、輸送用ブラケット(図 3-7 の 2)はスライド レールに取り付けたままにしてください。輸送用ブラケットを外す必要がある場合は、ステップ 7 に進んでください。


図 3-7 スライド レールへのシャーシの設置

 

 

1

非脱落型ネジ

2

輸送用ブラケット

ステップ 7 輸送用ブラケットを取り外すには、輸送用ブラケットに記載されているようにリリース タブ(図 3-8 の 1)を押して、スライド レールから輸送用ブラケットを取り外します。他の輸送用ブラケットについても、この手順を繰り返します。将来使用する場合に備え、輸送用ブラケットは保管しておいてください。


) シャーシを設置したラックを輸送する場合は、スライド レールに輸送用ブラケットを取り付ける必要があります。輸送用ブラケットを取り付けるには、この手順を逆の順序で実行してください。


図 3-8 輸送用ブラケットの取り外し

 

 

1

リリース タブ

ステップ 8 電源コードとイーサネット ケーブルを装置の背面に接続します。(背面側から見て)シャーシの左隅にケーブルをはわせ、ケーブル ストラップを使用してスライド レールにケーブルを固定します(図 3-9 を参照)。

図 3-9 ケーブルの固定

 


) 束ねるときは、装置をラックの内側や外側へスライドできるように、十分なゆとりを残しておきます。


ステップ 9 シャーシを設置したラックを別の場所へ輸送するには、シャーシをラックに固定する必要があります。

a. 図 3-10 に示すように、片方の取り付けネジを外し、他方の取り付けネジをゆるめます。

図 3-10 ラックへのシャーシの固定(輸送用)

 

b. 必要なら、シャーシの背面からケーブルを外し、シャーシをラックから 150 mm 外へスライドさせます。

c. レールを完全に延ばし、各スライド レールに M6 ネジを再挿入します。レールを固定するために、すべてのネジを締めます。レールをラックの背面側に完全に延ばし、輸送用ブラケットを取り付ける必要があります。

d. M6 ネジでラックにシャーシを固定します。

シャーシをラックから取り外すには、この手順を逆の順序で実行してください。設置手順に関するこれらの説明は、将来使用する場合に備え、製品のマニュアルと一緒に保存しておいてください。


 


) 4 支柱ラック マウント システムは、ネジきり穴のないラック用に設計されています。ネジきり穴のある装置ラックを使用している場合、ピンはラックを貫通しません。代わりに、各スライド レールの両端にあるピン ブラケットにネジを通して、スライド レールをラックに固定します(図 3-11 を参照)。


図 3-11 M6 ネジを使用したスライド レールとシャーシの取り付け

 

卓上へのシャーシの設置

シャーシを作業台の上や卓上に設置する場合は、表面がきれいで安全な場所であることを確認してください。その際、次の点を考慮してください。

シャーシは、床面から離して設置する必要があります(床面にたまったほこりが、冷却ファンによってシャーシ内部に吸い込まれてしまいます。装置の内部にほこりがたまると、過熱状態やコンポーネントの障害を引き起こすことがあります)。

ネットワーク ケーブルや装置の作業を容易にするため、シャーシの前後には、48.26 cm(19 インチ)ほどの空間を設ける必要があります。

装置は適切に通気する必要があります(通気が不十分な閉鎖型キャビネットには設置できません)。

シャーシを作業台の上または卓上に設置する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 卓上または作業台の上、およびその周辺からごみやほこりを取り除きます。また、装置と新たな設置場所との間に、作業者が行き来する上で障害となるものがないことも確認してください。

ステップ 2 シャーシを卓上または作業台の上に載せます。

ステップ 3 その他の装置からの排気がシャーシに吸い込まれないことを確認します。また、シャーシの前面と背面に適切な空間があることを確認します。


 

ケーブルの接続

ネットワーク ケーブルおよびコンソール ケーブルを装置に接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 ネットワークに接続する場合は、カテゴリ 5 UTP ケーブルを装置の背面パネルにあるイーサネット 1 またはイーサネット 2 レセプタクルに差し込みます(図 3-12 を参照)。

ステップ 2 ネットワーク ケーブルのもう一方の端をネットワーク内のハブまたはスイッチに接続します。

ステップ 3 コンソールに接続する場合は、シリアル ケーブルを装置の背面パネルにあるシリアル ポートに差し込みます。

ステップ 4 コンソール ケーブルのもう一方の端を、コンソールまたはコミュニケーション サーバに接続します。

図 3-12 WAE-512 および WAE-612背面パネルのコネクタとレセプタクル

 

 

1

AC 電源レセプタクル

2

マウス コネクタ1

3

キーボード コネクタ 1

4

シリアル ポート

5

モニタ コネクタ 1

6

イーサネット 2 ポート コネクタ

7

イーサネット 1 ポート コネクタ

8

USB 1 ポート(非サポート)

9

USB 2 ポート(非サポート)

1.通常の運用には必要ありません。トラブルシューティング用に使用できます。


 


) システム ソフトウェアは、キーボードまたはマウスの使用をサポートしていません(PS/2 または USB)。ただし、キーボードおよびマウスは、power-on self-test(POST; 電源投入時自己診断テスト)およびトラブルシューティングを目的として、BIOS によってサポートされています。


電源の接続とシステムのブート

電源を装置に接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 「安全上の警告」の情報を再確認してください。

ステップ 2 AC 電源コードを装置の背面にある電源コード レセプタクルに差し込みます(図 3-12 を参照)。

ステップ 3 電源コードのもう一方の端を設置場所の電源に接続します。

ステップ 4 外部接続されたすべての装置の電源を投入します。

ステップ 5 装置の前面にある電源制御ボタンを押します。

システムはブートを開始します。一旦、オペレーティング システムがブートすれば、基本的なソフトウェア設定を開始することができます(ソフトウェアの設定に関する資料については、「関連資料」を参照してください)。


) 装置に電源が投入されている間、シャーシの前面の電源 LED はグリーンになります。



 

LED のチェック

装置が起動し稼働している間は、前面パネルの LED に留意してください。システムが正常に動作しているか確認するには、 「LED インジケータ」 を参照してください。

Cisco Wide Area Application Engine の削除または交換


警告 シャーシを取り扱う場合や電源装置の近くで作業する場合は、事前に、電源コードを AC ユニットから外してください。



警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。


装置をネットワークから削除するには、まず、その電源を切り、電源コードとネットワーク ケーブルを抜いてから、シャーシをラックから取り外します。

装置は、常時、ネットワーク上のルータと通信しています。ルータは、装置が応答しなくなったことを認識すると、装置への要求の送信を停止します。この動作は透過的で、ユーザがそれに気付くことはありません。他の装置がルータに接続されている場合、ルータは他の装置に対しては引き続き要求を送信します。

装置を削除すると、その装置にキャッシュされていたページは、それ以降、ルータや他の装置から使用できなくなり、発信 Web トラフィックが増加する場合があります。これは削除された装置が、削除されていなければ処理するはずだったトラフィックです。ただし、しばらくすると、ルータや他の装置に Web トラフィックの負荷が再分散されます。

ネットワークから最後の装置を削除する場合は、ルータの装置サポートをディセーブルにすることもできます。ただし、これは特に必要ありません。装置が接続されていないときに装置サポートがイネーブルになっていても、ルータのパフォーマンスには影響しないからです。

装置を交換するには、ネットワークから装置を削除し、新しい装置をインストールします。削除した装置と同じコンフィギュレーション パラメータ(IP アドレスなど)を使用して、新しい装置を設定します。