Cisco File Engine 511 ハードウェア インストレーション ガイド
Cisco File Engine 511 アプライアンス の概要
Cisco File Engine 511 アプライアンスの概要
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

Cisco File Engine 511 アプライアンスの概要

はじめに

機能の説明

中央集中型のネットワーク モニタリングおよび管理

中央集中型の管理

File Engine の管理

ハードウェアの機能

前面パネルのコントロール ボタン

LED インジケータ

入力/出力ポートとコネクタ

イーサネット ポート

シリアル ポート

Cisco File Engine 511 アプライアンスの概要

この章では、Cisco File Engine 511(FE-511)アプライアンスの基本機能の概要と、File Engine ハードウェア、主なコンポーネント、前面および背面パネルのインジケータとコントロールについて説明します。

この章には、次の項があります。

「はじめに」

「機能の説明」

「中央集中型のネットワーク モニタリングおよび管理」

「ハードウェアの機能」

はじめに

FE-511(図1-1 を参照)は、セグメントレベルのファイルおよびメタデータのキャッシング、プロトコル固有の遅延の短縮、WAN 転送レベルの最適化、ポリシーベースの事前配置、グローバルなロッキングとコヒーレンシ(一貫性)、ネイティブなエンドツーエンドの CIFS/NFS サポート、Web ベースの中央集中型の制御と管理、ブランチ ファイル サーバの交換などのファイル ベースのサービスを提供するインターネット ファイル配信装置です。

図1-1 FE-511 の前面図

 

FE-511 は、AC 入力電源用に設定されており、単一の AC 入力電源装置を備えています。

File Engine は、統合 2 ポート イーサネット コントローラを搭載しています。 このコントローラは、10 Mbps、100 Mbps、または 1000 Mbps ネットワークへ接続するためのインターフェイスを提供します。

File Engine には、RJ-45 レセプタクル付きの 2 個の 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-TX イーサネット ポートがあります。 どちらのイーサネット ポートも、速度モードの自動検知と、イーサネット LAN 上でのデータの送信と受信を同時に実行できる全二重操作をサポートしています。

図1-2 は、ファイバ チャネル アダプタを取り付けた状態の FE-511 の背面を示しています。

図1-2 FE-511 の背面(ファイバ チャネル アダプタの取り付け時)

 

FE-511 は、小規模から中規模のエンタープライズ ネットワークにサービスを提供するベースエンドの File Engine です。

機能の説明

File Engine は、次の WAFS コンポーネントを 1 つまたは複数実行できます。

Cisco Edge File Engine(EdgeFE)は、リモート サイトとブランチ オフィスでクライアント要求を処理するクライアント側のファイルキャッシュ モジュールです。

Cisco Core File Engine(CoreFE)は、データ センタに常駐し、1 つ以上のファイル サーバまたは Network Attached Storage(NAS; ネットワーク接続ストレージ) File Engine に接続し、リモートにある Edge File Engine の代わりに WAN 最適化ファイル要求を実行するサーバ側のコンポーネントです。

Cisco WAFS File Engine Manager は、Cisco WAFS File Engine の制御とモニタリングを可能にする Web ベースの管理モジュールです。

Cisco WAFS Central Manager は、すべての File Engine をリモートで管理およびモニタリングします。

各 File Engine は、EdgeFE、CoreFE、または WAFS Central Manager として設定できます。 リソースや容量が適切であれば、これらの File Engine コンポーネントを同一のアプライアンス上で同時に稼動することも可能です。 たとえば、比較的小規模な構成では、1 つの File Engine アプライアンスを CoreFE および WAFS Central Manager の両方として設定することができます。 大規模な構成の場合には、各種コンポーネントを個別のアプライアンス上で稼動する必要があります。

中央集中型のネットワーク モニタリングおよび管理

Cisco WAFS の Web ベースの管理ツール(Central Manager および File Engine Manager)を使用することで、IT 管理者は、使用量の割り当て、バックアップ、障害の回復、復元、アクセス コントロール、およびセキュリティなどのポリシーを、File Engine ごとに中央で集中的に定義、モニタリング、および管理することができます。 また、IT 管理者は次のことも実行できます。

リモートでの、個々の File Engine または File Engine のグループのプロビジョニング、設定、およびモニタリング

包括的な統計、ログ、およびレポーティングによるシステム パフォーマンスと利用率の最適化

SNMP ベースのモニタリング、トラップとアラート、デバッグ モードなどのツールを使用したトラブルシューティング タスクの実行

中央集中型の管理

Central Manager によって、FE に関する情報の表示や、FE に対する選択した操作の実行など、FE-511 アプライアンスをネットワーク全体に渡って管理できます。 また、Central Manager を使用することで、ユーザは、ロードバランシングやフェールオーバーを目的に CoreFE クラスタを作成し管理したり、コンフィギュレーションの配布を容易にするために Edge FE グループを作成し管理することができます。 Central Manager を使用して、EdgeFE と CoreFE 間の接続、EdgeFE のキャッシュに格納されているファイルの有効度を判別するコヒーレンシ ポリシー、およびスケジュールされた時刻に選択されたファイルを EdgeFE キャッシュに予防的に移動する事前配置ポリシーを定義できます。 さらに、Central Manager を使用して、EdgeFE および CoreFE のグループを管理したり、ユーザを管理したりするために、各 FE に必要となるライセンスを配布することもできます。

File Engine の管理

FE Manager により、コンポーネントの起動と停止、FE 設定パラメータの操作など、FE-511 を完全に管理できます。 また、FE Manager を使用して、各種システム統計を表示するグラフの生成、メンテナンス ユーティリティの実行、イベント ログの表示も行えます。

ハードウェアの機能

ここでは、FE-511 の前面および背面パネルのコントロール、ポート、および LED インジケータを図示し、それぞれについて説明します。

前面パネルのコントロール ボタン

図1-3 は、FE-511 の前面図を示しています。 表1-1 で、前面パネルのコントロール ボタンについて説明しています。

図1-3 FE-511 前面パネル

 

 

1

CD イジェクト ボタン

3

リセット ボタン

2

電源制御ボタン

 

表1-1 前面パネルのコントロール ボタン

項目
説明

CD イジェクト ボタン

ドライブから CD を取り出します。

電源制御ボタン

File Engine をオンにします。

リセット ボタン

LED インジケータ

図1-4 は、前面パネルの LED の位置を示しています。 表1-2 で、それぞれの機能について説明しています。

図1-4 前面パネルの LED

 

 

1

CD-ROM ドライブ アクティビティ

4

ハード ディスク ドライブ アクティビティ

2

システム エラー

5

電源

3

システム ロケータ(CoFilentent Engine モデルではサポートされていない)

 

表1-2 前面パネルの LED の説明

LED
カラー
ステート
説明

CD-ROM ドライブ アクティビティ

グリーン

点灯

CD-ROM ドライブは使用中です。

システム エラー

オレンジ

点灯

システム エラーが発生しました。

ハード ディスク ドライブ アクティビティ

グリーン

フラッシュ

関連付けられたハード ディスク ドライブは使用中です。

電源

グリーン

点灯

電力は File Engine に供給中です。

フラッシュ

File Engine はスタンバイ モードです。

図1-5 は、背面パネルの LED の位置を示しています。 表1-3 で、それぞれの機能について説明しています。

図1-5 背面パネルの LED

 

 

1

イーサネット 1 リンク

3

イーサネット 2 アクティビティ

2

イーサネット 1 アクティビティ

4

イーサネット 2 リンク

 

表1-3 背面パネルの LED の説明

インジケータ
カラー
ステート
説明

イーサネット 1 リンク

グリーン

点灯

イーサネット LAN の速度は 1000BASE-TX です。

消灯

イーサネット LAN の速度は 10BASE-T または 100BASE-TX です。

イーサネット 1 アクティビティ

グリーン

点滅

イーサネット ポート 1 の 10/100/1000BASE-T インターフェイスにアクティブなリンク接続があります。

イーサネット 2 アクティビティ

グリーン

点滅

イーサネット ポート 2 の 10/100/1000BASE-T インターフェイスにアクティブなリンク接続があります。

イーサネット 2 リンク

グリーン

点灯

イーサネット LAN の速度は 1000BASE-TX です。

消灯

イーサネット LAN の速度は 10BASE-T または 100BASE-TX です。

入力/出力ポートとコネクタ

File Engine は装置の背面で次の I/O コネクタをサポートしています。

イーサネット コネクタ

シリアル コネクタ

ファイバ チャネル コネクタ(オプションのアダプタ上)

ビデオおよびオーディオ コネクタ(オプションのアダプタ上)


警告 感電を避けるため、Safety Extra-Low Voltage (SELV; 安全超低電圧)回路を Telephone-Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路に接続しないでください。 LAN ポートには SELV 回路が含まれ、WAN ポートには TNV 回路が含まれています。 一部の LAN ポートと WAN ポートはどちらも RJ-45 コネクタを使用します。 ケーブルを接続するときには十分に注意してください。


図1-6 は、FE-511 背面パネルのポートと レセプタクルの位置を示しています。

図1-6 FE-511 背面パネルのポートとレセプタクル

 

 

1

AC 電源レセプタクル

5

イーサネット 2 レセプタクル

2

マウス ポート

6

USB ポート(非サポート)

3

キーボード ポート

7

モニタ ポート

4

イーサネット 1 レセプタクル

8

シリアル ポート


) Cisco WAFS ソフトウェアは、File Engine と一緒に、 キーボードまたはマウス(Personal System 2 [PS/2] または Universal Serial Bus[USB])を使用することはサポートしていません。 ただし、キーボードとマウスは、POST および設定またはセットアップ ユーティリティ用に、BIOS によってサポートされています。


表1-4 は、背面パネルのポートとレセプタクルについて説明しています。

 

表1-4 背面パネルのポートとレセプタクル

項目
説明

AC 電源レセプタクル

AC電源コードを、このプラグに接続します。

イーサネット 1 ポート

この 10/100/1000BASE-T ポートは、速度を自動検知し、全二重機能があり、File Engine をイーサネット LANへ接続します。

イーサネット 2 ポート

この 10/100/1000BASE-T ポートは、速度を自動検知し、全二重機能があり、File Engine をイーサネット LANへ接続します。

シリアル ポート

コンソールまたは端末に接続する標準のシリアル ポートです。

イーサネット ポート

FE-511 は、統合 2 ポート イーサネット コントローラを搭載しています。 このコントローラは、10 Mbps、100 Mbps、または 1000 Mbps ネットワークに接続するためのインターフェイスを備えており、イーサネット LAN 上でのデータの送信と受信を同時に実行できる全二重(FDX)機能を提供します。

イーサネット ポートにアクセスするには、カテゴリ 3、4、または 5 Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイスト ペア)ケーブルを、装置の背面の RJ-45 コネクタに接続します。


) 100BASE-TX/1000BASE-TX イーサネット標準の要件として、ネットワーク内のケーブル接続にはカテゴリ 5 またはそれ以上を使用することが規定されています。


図1-7 は、イーサネット RJ-45 ポートのピン番号の割り当てを示しています。

図1-7 イーサネット ポート コネクタ

 

シリアル ポート

FE-511 には、装置の背面に配置された 1 個の標準シリアル ポート コネクタがあります。

図1-8 は、装置の背面の 9 ピン、オス型 D シェル シリアル ポート コネクタのピン番号の割り当てを示しています。 このピン番号の割り当ては、業界標準に準拠しています。

図1-8 シリアル ポート コネクタ