Cisco WAFS 3.0 コマンド リファレンス
W コマンド
W コマンド
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

W コマンド

wccp access-list

wccp cifs-cache

wccp flow-redirect

wccp router-list

wccp shutdown

wccp slow-start

wccp version

whoami

windows-domain(EXEC)

windows-domain(グローバル コンフィギュレーション)

write

W コマンド

この章では、文字 W で始まる Cisco WAFS 3.0 ソフトウェア コマンドについて詳しく説明します。 各コマンドの説明は、構文、デフォルト値、コマンド モード、使用上の注意事項、および使用例で構成されます。

CLI コマンド モードの使用方法については、 第 1 章、 「WAFS コマンドライン インターフェイスの使用方法」 を参照してください。

この章で説明するコマンドは、次のとおりです。

wccp access-list

wccp cifs-cache

wccp flow-redirect

wccp router-list

wccp shutdown

wccp slow-start

wccp version

whoami

windows-domain(EXEC)

windows-domain(グローバル コンフィギュレーション)

write

wccp access-list

着信 WCCP GRE カプセル化トラフィックの IP アクセス リストを設定するには、 wccp access-list グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

wccp access-list { acl-number | ext-acl-number | acl-name }

no wccp access-list [ acl-number | ext-acl-number | acl-name ]

 
構文の説明

acl-number

標準 IP アクセス リストの番号(1~99)

ext-acl-number

拡張 IP アクセス リストの番号(100~199)

acl-name

アクセス リストの名前(最大 30 文字)

 
デフォルト

WCCP アクセス リストはデフォルトでは設定されていません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

wccp access-list numberグローバル コンフィギュレーション コマンドは、アクセス コントロール リストを設定して WCCP アプリケーションにアクセスできるようにします。 number 変数は、1~99 の範囲の数値で標準アクセス コントロール リストを示し、100~199 の範囲の数値で拡張 アクセス コントロール リストを示します。 WCCP は、着信パケットを、指定されたアクセス コントロール リストでチェックしてから、受け入れるか、またはドロップするかします。

WAE で標準 IP ACL を使用して WAE での WCCP アクセスを制御する方法の段階的な説明については、『 Cisco WAFS CLI Configuration Guide 』を参照してください。

次の例は、IP アクセス リスト番号 10 を着信 WCCP トラフィックに適用するように WAE を設定します。

WAE(config)# wccp access-list 10
 

次に、WAE での show ip access-list EXEC コマンドによる出力例を示します。WAE ではいくつかの WCCP アクセス リストが設定されています。

WAE# show ip access-list
Space available:
40 access lists
489 access list conditions
 
Standard IP access list 10
1 deny 10.1.1.1
2 deny any
(implicit deny any: 0 matches)
total invocations: 0
Standard IP access list 98
1 permit any
(implicit deny any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list 100
1 permit icmp any any
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list 101
1 permit ip any any
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list 102
1 permit icmp 0.0.1.1 255.255.0.0 any
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list 111
1 permit gre 0.1.1.1 255.0.0.0 any
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list 112
1 permit ip any any
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list 113
1 permit gre 0.1.1.1 255.0.0.0 any
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list ext_acl_2
1 permit gre any any
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
Extended IP access list extended_ip_acl
1 permit tcp any eq 2 any eq exec
(implicit fragment permit: 0 matches)
(implicit deny ip any any: 0 matches)
total invocations: 0
 
Interface access list references:
PortChannel 2 inbound extended_ip_acl
PortChannel 2 outbound 101
 
Application access list references:
snmp-server standard 2
UDP ports: none (List Not Defined)
WCCP either 10
Any IP Protocol
WAE#
 

次に、WCCP アクセス リストが WAE に定義されているときの、 show wccp gre EXEC コマンドによる出力例を示します。

WAE# show wccp gre
Transparent GRE packets received: 366
Transparent non-GRE packets received: 0
Transparent non-GRE packets passed through: 0
Total packets accepted: 337
Invalid packets received: 0
Packets received with invalid service: 0
Packets received on a disabled service: 0
Packets received too small: 0
Packets dropped due to zero TTL: 0
Packets dropped due to bad buckets: 0
Packets dropped due to no redirect address: 0
Packets dropped due to loopback redirect: 0
Connections bypassed due to load: 0
Packets sent back to router: 0
Packets sent to another CE: 0
GRE fragments redirected: 0
Packets failed GRE encapsulation: 0
Packets dropped due to invalid fwd method: 0
Packets dropped due to insufficient memory: 0
Packets bypassed, no conn at all: 0
Packets bypassed, no pending connection: 0
Packets due to clean wccp shutdown: 0
Packets bypassed due to bypass-list lookup: 0
Packets received with client IP addresses: 0
Conditionally Accepted connections: 0
Conditionally Bypassed connections: 0
L2 Bypass packets destined for loopback: 0
Packets w/WCCP GRE received too small: 0
Packets dropped due to IP access-list deny: 29
L2 Packets fragmented for bypass: 0
WAE#
 

 
関連コマンド

show ip access-list

show wccp gre

wccp cifs-cache

どの WAE が、ブランチ オフィスの WAFS ネットワークで CIFS トラフィックを透過的にリダイレクトして処理するかを設定するには、 wccp cifs-cache グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 設定を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

wccp cifs-cache { mask {[ dst-ip-mask hex-num ] | [ src-ip-mask hex-num ]} | router-list-num num [ assign-method-strict ] [ hash-destination-ip ] [ hash-source-ip ] [ l2-redirect ] [ mask-assign ] [ password key ] [ weight percentage ]}

no wccp cifs-cache { mask }

 
構文の説明

mask

WAE 割り当てに使用するマスクを設定します。 指定できる範囲は 1~4 です。

dst-ip-mask

(オプション)パケットの宛先 IP アドレスの照合に使用するマスクを設定します。

hex-num

0x00000000~FE000000 の 16 進数で定義された IP アドレス マスク。
dst-ip-mask
のデフォルトは 0x00000000 です。 src-ip-mask のデフォルトは 0x00001741 です。

src-ip-mask

(オプション)パケットの送信元 IP アドレスの照合に使用するマスクを設定します。

router-list-num

ルータ リスト番号を設定します。

num

ルータ リストの番号(1~8)。

assign-method-strict

WCCP は必ず、設定済みの割り当て方法のみを使用するようにします。 詳細は、『 Cisco WAFS CLI Configuration Guide 』を参照してください。

hash-destination-ip

(オプション)宛先 IP アドレスのロードバランシング ハッシュを定義します。

hash-source-ip

(オプション)ソース ポートのロードバランシング ハッシュを定義します(デフォルト)。

l2-redirect

(オプション)レイヤ 2 リダイレクトによるパケット転送。

mask-assign

(オプション)WAE 割り当てにマスク方式を使用します。

password

(オプション)クラスタ内のWAE 間のセキュア トラフィックおよび CIFS サービスのルータに使用する認証パスワードを設定します。 クラスタ内の残りすべての WAE とルータは、同じパスワードで有効にしてください。

key

WCCP サービス パスワード キー。 パスワードは 8 文字以内にしてください。

weight

(オプション)ロードバランシングの重量比率を設定します。 詳細と例は、『 Cisco WAFS CLI Configuration Guide 』を参照してください。

percentage

比率の値(0~100)。

 
デフォルト

WCCP CIFS キャッシュ サービスはデフォルトで無効です。 設定すると、次のデフォルト値が適用されます。

dst-ip-mask :0x00000000

src-ip-mask :0x00001741

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

WCCP バージョン 2 を設定してください。 どのハッシュ オプションも指定されていない場合は、デフォルトの送信元 IP ハッシュ ロードバランシング方式が使用されます。

WAE に CIFS キャッシュ サービスを設定する方法に関する詳細は、『 Cisco WAFS CLI Configuration Guide 』を参照してください。

次の例は、宛先 IP アドレス マスクに一致する WAE が CIFS トラフィックを処理するように設定します。

WAE(config)# wccp cifs-cache mask dst-ip-mask 0x00005384
 

次の例は、設定したばかりの宛先 IP アドレス マスクを無効にしますが、CIFS キャッシュ サービスは無効になりません。

WAE(config)# no wccp cifs-cache mask
 

次の例は、宛先 ハッシュ ロードバランシング方式に一致する WAE が CIFS トラフィックを処理するように設定します。

WAE# wccp cifs-cache hash-destination-ip
 

次の例は、CIFS トラフィックが ルータ リスト 2 に含まれている WAE によって処理されるように設定します。

WAE# wccp cifs-cache router-list-num 2
 

 
関連コマンド

show wccp masks

show wccp services

wccp flow-redirect

WCCP フロー リダイレクションを有効にするには、 flow-redirect enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 フロー リダイレクションを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

wccp flow-redirect enable

no wccp flow-redirect enable

 
構文の説明

enable

フロー リダイレクションを有効にします。

 
デフォルト

有効

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

WCCP フロー保護は、WAE が新たにオンラインになるか、サービス グループから削除されたときに、既存のフローが切断されないように保証するメカニズムです。 透過的なトラフィック代行受信またはリダイレクションが最初に始まると、WCCP フロー保護は、以前から存在する確立された HTTP フローが継続できるようにすることで、既存の HTTP フローが切断されないように保証します。 また、WCCP フロー保護は、新しい WAE が既存の WAE グループに加入したときに、クラスタ内の以前から存在する WAE によって処理されていた既存のフロー が引き続きそれぞれの既存のフローを受信できるように保証します。

WCCP フロー保護が使用するメカニズムは、フロー単位の状態情報を中央で集中的に管理することによる利益のすべてをもたらします。フロー単位の状態情報をスイッチング レイヤーに管理した場合のオーバーヘッドやスケーリングの問題、冗長性や復元力の問題(たとえば、非対称トラフィック フロー)などは一切発生しません。

wccp flow-redirect グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、WCCP フロー保護を実装します。 フロー保護は、WAE の最初の起動時または新しいトラフィックが割り当てられたとき、TCP フローを過剰に受信しないだけでなく、損傷のない状態に保持するように設計されています。 この機能は、WAE がそれぞれの容量に応じて負荷を担うスロースタート メカニズムも備えています。


) バイパスが有効になると、クライアント自身は発信元の Web サーバに到達しようとします。 すべてのバイパス オプションを無効にして不要なネットワーク負荷をなくす必要があります。


次の例は、WAE での WCCP フロー保護を有効にする方法を示します。

WAE(config)# wccp flow-redirect enable

 
関連コマンド

wccp slow-start enable

wccp router-list

ルータ リストを WCCP Version 2 用に設定するには、 wccp router-list グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 この機能を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

wccp router-list number ip-address

no wccp router-list number ip-address

 
構文の説明

number

ルータ リストの番号(1~8)

ip-address

リストに追加するルータの IP アドレス

 
デフォルト

無効

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

WAE への WCCP Version 2 サービス設定の一環として、WCCP Version 2 対応ルータのリストを作成します。このルータは、WAE 用の CIFS キャッシュサービスをサポートするものです。

各ルータ リストには、最大 8 つまでルータを指定できます。 ルータ リストを 8 つと、各リストにつき最大 32 の IP アドレスを追加できます。


ip wccp グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ルータ リストに含まれている各ルータで WCCP を有効にする必要があります。


次の例では、ルータ リスト番号 7 を作成します。ここには、単一のルータが含まれています(IP アドレスが 192.168.68.98 の WCCP Version 2 対応ルータ)。

WAE(config)# wccp router-list 7 192.168.68.98
 

次の例は、上の例で作成したルータ リスト番号 7 を削除します。

WAE(config)# no wccp router-list 7 192.168.68.98
 

次の例は、ルータ リストを作成し(ルータ リスト 1)、それからルータ リスト 1 の WCCP Version 2 対応ルータからのリダイレクトされた CIFS トラフィックを受け入れるよう WAE を設定する方法を示します。

WAE(config)# wccp router-list 1 10.10.10.2
WAE(config)# wccp cifs-cache router-list 1
WAE(config)# wccp version 2
 

 
関連コマンド

wccp version 2

wccp shutdown

WAE がWCCP のクリーン シャットダウンを実行する最大時間間隔を設定するには、 wccp shutdown グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 クリーン シャットダウンを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

wccp shutdown max-wait seconds

no wccp shutdown max-wait

 
構文の説明

max-wait

クリーン シャットダウン時間間隔を設定します。

seconds

秒単位での時間(0~86400)。 デフォルトは 120 秒です。

 
デフォルト

クリーン シャットダウン前の最大時間間隔は、デフォルトで120 秒です。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

TCP 接続の切断を防ぐため、WAE は、 reload または wccp version コマンドの発行後、WCCP のクリーン シャットダウンを実行します。 WAE は、すべての接続が処理されるか、または設定した max-wait インターバルが経過するまで、リブートしません。

クリーン シャットダウン中、WAE は処理中のフローについては引き続きサービスを提供する一方で、新しいフローのバイパスを開始します。 フローの数が 0 になると、WAE は、リード WAE に自分のパケットを他の WAE へ再割り当てさせることで、自分自身はクラスタから脱退します。 WAE が損傷するか、WCCP をクリーン シャットダウンせずにリブートされた場合には、依然として TCP 接続が切断される可能性があります。 クリーン シャットダウンは、進行中に打ち切られることがあります。

WAE の特定ポートの個々の WCCP サービスはシャットダウンできません。WAE 上で WCCP をシャットダウンする必要があります。 WAE 上で WCCP をシャットダウンすると、WAE はその WCCP 構成設定およびサービス プロキシ型要求(たとえば、FWAE がクライアント ブラウザから直接受信する HTTP 要求)を保存します。

次の例は、1000 秒待機するように WAE を設定する方法を示します。

WAE(config)# wccp shutdown max-wait 1000
 

次の例は、 no wccp version 2 コマンドを入力して WAE 上の WCCP Version 2 をシャットダウンする方法を示します。 この場合、 no wccp version 2 コマンドを実行すると、WAE は 1000 秒待機してから WCCP Version 2 をシャットダウンします。

WAE(config)# no wccp version 2
 

カウントダウン メッセージが表示され、WAE の WCCP がシャットダウンされるまでの残りの秒数が示されます。

Waiting (999 seconds) for WCCP shutdown. Press ^C to skip shutdownn
 
The clean shutdown can be aborted while in progress by simultaneously pressing ^C after the countdown message appears.

 
関連コマンド

wccp version

wccp slow-start

wccp flow-redirect

wccp slow-start

WAE 上のキャッシュ サービスのスロースタート機能を有効にするには、 wccp slow-start enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 スロースタート機能を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

wccp slow-start enable

no wccp slow-start enable

 
構文の説明

enable

WCCP スロースタートを有効にします。

 
デフォルト

有効

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

WAE のサービス グループ内で、ユニットが追加または削除されると、TCP 接続は、他の WAE にリダイレクトされます。 WAE は、新しいトラフィックの再割り当てが早すぎるか、突然太いパイプに導入されると過負荷になることがあります。

WCCP スロースタートは、次のタスクを実行して、WAE がオンラインになったときまたは、新しいトラフィックが再割り当てされたときに、過剰に受信しないようにします。

WCCP 2 が有効になり、WAE がサービス グループに入るときのTCP フロー保護

WCCP 2 が無効になり、WAE がサービス グループから抜けるときのTCP フロー保護

起動時にフル負荷を課すのではなく、徐々に増分していく WAE への負荷割り当て

スロースタートは次のような場合にだけ適用します。

サービス グループにまだ WAE が存在しないときの初期起動。

新しい WAE が、フル負荷を処理していないサービス グループに追加されたとき。たとえば、サービス グループによって削減されているバケットがあるとき。

それ以外の状況ではスロースタートは不要で、すべての WAE にはただちにトラフィックの担当分が割り当てられます。

次の例は、WAE のキャッシュ サービスのスロースタート機能を有効にする方法を示します。

WAE# wccp slow-start enable
 

次の例は、WAE のキャッシュ サービスのスロースタート機能を無効にする方法を示します。

WAE# no wccp slow-start enable
 

 
関連コマンド

wccp flow-redirect

wccp version

WAE が使用するべき WCCP のバージョンを指定するには、 wccp version グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 現在実行しているバージョンを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

wccp version 2

no wccp version 2

 
構文の説明

このコマンドには引数やキーワードがありません。

 
デフォルト

デフォルトの動作や値はありません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

reload または no wccp version 2 コマンドの実行後、WAE によりクリーン シャットダウンが実行されます。 クリーン シャットダウンは、TCP 接続の切断を防止します。

次の一連のイベントは、WAE と、WCCP Version 2 を実行するよう設定されたルータ間の相互作用について詳しく説明します。

1. 各 WAE はルータ リストで設定されている(「wccp router-list」を参照)。

2. 各 WAE はその存在と、通信が確立しているすべてのルータのリストを通知する。 ルータは、グループ内の WAE のビュー(リスト)で応答する。

ルータと WAE は相互に認識するようになり、管理プロトコルを使用して WCCP サービス グループを形成します。 WAE も定期的に「Here I am」のメッセージをルータに送信して、ルータが WAE を再度検出できるようにします。 ビューを正しく示すため、プロトコルにはサービス グループ内のルータのリストをメッセージの一部として入れる必要があります。

3. WAE クラスタ内のすべての WAE でビューの整合がとれると、ある WAE がリード WAE として指定される。 WAE のグループがある場合、すべてのルータによって認識され、最低位の IP アドレスを持つ WAE がリード WAE になります。

このリード WAE の役割は、WAE のグループ内の WAE 全体にトラフィックを割り当てる方法を決定することです。 リード WAE は、このクラスタ内の WAE にパケットをリダイレクトするときに WCCP 対応ルータが守るべきポリシーを設定します。 割り当て情報は、指定された WAE からサービス グループ全体に渡され、サービス グループのルータがパケットを正しくリダイレクトし、サービス グループの 各WAE がそのロードを正しく管理できるようにします。

次の例は、WAE で WCCP Version 2 を有効にする方法を示します。

WAE(config)# wccp version 2
 

 
関連コマンド

wccp router-list

reload

whoami

現在のユーザのユーザ名を表示するには、 whoami EXEC コマンドを使用します。

whoami

 
構文の説明

このコマンドには引数やキーワードがありません。

 
デフォルト

デフォルトの動作や値はありません。

 
コマンド モード

EXEC

 
使用上の注意事項

このコマンドを使用して現在のユーザのユーザ名を表示します。

WAE# whoami
admin

 
関連コマンド

pwd

windows-domain(EXEC)

Windows ドメイン ユーティリティにアクセスするには、 windows-domain EXEC コマンドを使用します。

windows-domain diagnostics { findsmb | getent | net | nmblookup | smbclient | smbstatus | smbtree | tdbbackup | tdbdump | testparm | wbinfo }

 
構文の説明d

diagnostics

Windows ドメイン診断ユーティリティの選択を有効にします。

findsmb

NetBIOS 名前解決およびブラウズのトラブルシューティング用ユーティリティ。

getent

ローカルと PDC 両方のユーザとグループの統合リストを取得するためのユーティリティ。

net

リモート CIFS サーバの管理用ユーティリティ。

nmblookup

NetBIOS 名前解決およびブラウズのトラブルシューティング用ユーティリティ。

smbclient

Windows 環境および統合のトラブルシューティング用ユーティリティ。

smbstatus

Samba サーバのステータス、接続されたクライアントなどの検査用ユーティリティ。

smbtree

Windows ネットワーク ネイバーフッド構造およびコンテンツの検査用ユーティリティ。

tdbbackup

Samba データベース ファイルのバックアップ、確認、復元用ユーティリティ。

tdbdump

Samba データベース ファイルの検査用ユーティリティ。

testparm

smb.conf ファイルの正確性を検証するためのユーティリティ。

wbinfo

Winbind およびドメイン統合のトラブルシューティング用ユーティリティ。

 
デフォルト

デフォルトの動作や値はありません。

 
コマンド モード

EXEC

 
使用上の注意事項

このコマンドを使用して選択した Windows ドメイン診断ユーティリティをアクティブにします。

次の例は、Get Entity ユーティリティで利用可能なオプションを示します。

WAE# windows-domain diagnostics getent --help
Usage: getent [OPTION...] database [key ...]
getent - get entries from administrative database.
 
-s, --service=CONFIG Service configuration to be used
-?, --help Give this help list
--usage Give a short usage message
-V, --version Print program version
 
Mandatory or optional arguments to long options are also mandatory or optional
for any corresponding short options.
 
Supported databases:
aliases ethers group hosts netgroup networks passwd protocols rpc
services shadow
 
net lookup to lookup host name or ip addressed due to loopback redirect: 0
Superbl
net user to manage usersd due to load: 0
net group to manage groupssent back to router: 012,
net groupmap to manage group mappingss sent to another CE: 0
net join to join a domainfragments redirected:
net cache to operate on cache tdb files failed GRE encapsulation: 0
net getlocalsid [NAME] to get the SID for local named fwd method: 0
display WCCP services configured tables:
net setlocalsid SID to set the local domain SID
md: sda7 [event
net status Show server status
net usersidlist to get a list of all users with their SIDs
net ads <command> to run ADS commands
net rap <command> to run RAP (pre-RPC) commands
net rpc <command> to run RPC commands
 
Type "net help <option>" to get more information on that option
Valid targets: choose one (none defaults to localhost)
-S or --server=<server> server name
-I or --ipaddress=<ipaddr> address of target server
-w or --workgroup=<wg> target workgroup or domain
 
Valid miscellaneous options are:
-p or --port=<port> connection port on target
-W or --myworkgroup=<wg> client workgroup
-d or --debuglevel=<level> debug level (0-10)
-n or --myname=<name> client name
-U or --user=<name> user name
-s or --configfile=<path> pathname of smb.conf file
-l or --long Display full information
-V or --version Print samba version information
-P or --machine-pass Authenticate as machine account
 

次の例は、NetBIOS 名前解決およびブラウズのトラブルシューティング用の NMB Lookup ユーティリティで利用可能なオプションを示します。

WAE# windows-domain diagnostics nmblookup -h
Usage: [-?TV] [--usage] [-B BROADCAST-ADDRESS] [-f VAL] [-U STRING] [-M VAL]
[-R VAL] [-S VAL] [-r VAL] [-A VAL] [-d DEBUGLEVEL] [-s CONFIGFILE]
[-l LOGFILEBASE] [-O SOCKETOPTIONS] [-n NETBIOSNAME] [-W WORKGROUP]
[-i SCOPE] <NODE> ...
 

次の例は、Windows 環境および統合のトラブルシューティング用の Samba Client ユーティリティで利用可能なオプションを示します。

WAE# windows-domain diagnostics smbclient -h
Usage: [-?EgVNkP] [--usage] [-R NAME-RESOLVE-ORDER] [-M HOST] [-I IP] [-L HOST]
[-t CODE] [-m LEVEL] [-T <c|x>IXFqgbNan] [-D DIR] [-c STRING] [-b BYTES]
[-p PORT] [-d DEBUGLEVEL] [-s CONFIGFILE] [-l LOGFILEBASE]
[-O SOCKETOPTIONS] [-n NETBIOSNAME] [-W WORKGROUP] [-i SCOPE]
[-U USERNAME] [-A FILE] [-S on|off|required] service <password>
 

次の例は、TDB Backup ユーティリティで利用可能なオプションを示します。

WAE# windows-domain diagnostics tdbbackup -h
Usage: tdbbackup [options] <fname...>
 
-h this help message
-s suffix set the backup suffix
-v verify mode (restore if corrupt)
 

 
関連コマンド

windows-domain(グローバル コンフィギュレーション)

windows-domain(グローバル コンフィギュレーション)

Windows ドメイン サーバ オプションを設定するには、 windows-domain グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

windows-domain { comment string | netbios-name name | password-server { hostname | ipaddress } | wins-server { hostname | ipaddress } | workgroup name }

 
構文の説明d

comment

Windows ドメイン サーバのコメントを指定します。

string

テキスト文字列。

netbios-name

WAE の NetBIOS 名を指定します。 これは、Edge FE がプリント サービスに対する可用性を通知するときに提供される名前です。

name

NetBIOS 名。

password-server

クライアントのパスワードの確認に使用するパスワード サーバを指定します。

hostname

パスワード サーバのホスト名。

ipaddress

パスワード サーバの IP アドレス。

wins-server

Windows Internet Naming Service(WINS)サーバを指定します。

hostname

WINS サーバのホスト名。

ipaddress

WINS サーバの IP アドレス。

workgroup

WAE が所属するワーク グループ(またはドメイン)を指定します。

name

ワーク グループまたはドメインの名前。

 
デフォルト

Windows ドメイン オプションはデフォルトで無効です。

 
コマンド モード

EXEC

 
使用上の注意事項

このコマンドを使用して、Windows ドメイン サーバ パラメータを設定します。

次の例は、 myFileEngine の NetBIOS 名で、 Cisco ドメインに 10.10.24.1 で、Edge FE用のWindows ドメイン サーバを設定します。 また、パスワード サーバも識別します。

WAE(config)# windows-domain wins-server 10.10.24.1
WAE(config)# windows-domain password-server 10.10.100.4
WAE(config)# windows-domain netbios-name myFileEngine
WAE(config)# windows-domain workgroup Cisco
 

 
関連コマンド

windows-domain(EXEC)

write

スタートアップ コンフィギュレーションを保存するには、 write EXEC コマンドを使用します。

write [ erase | memory | mib-data | terminal ]

 
構文の説明

erase

(オプション)NVRAM からスタートアップ コンフィギュレーションを削除します。

memory

(オプション)コンフィギュレーションを NVRAM に書き込みます。 これがデフォルトの設定です。

mib-data

(オプション)MIB の持続的設定データをディスクに書き込みます。

terminal

(オプション)コンフィギュレーションを端末セッションに出力します。

 
デフォルト

コンフィギュレーションはデフォルトで NVRAM に書き込まれます。

 
コマンド モード

EXEC

 
使用上の注意事項

このコマンドを使用すると、NVRAM に実行コンフィギュレーションを保存したり、メモリ内の設定を消去したりできます。 write erase コマンドを実行すると、メモリ内にコンフィギュレーションは保持されず、WAE のリブート後に、設定の各項目の入力を求めるプロンプトが表示されます。

write terminal コマンドを使用すると、端末セッション ウィンドウに現在の実行コンフィギュレーションが表示されます。 同等のコマンドが show running-config です。

WAE# write memory
WAE#

 
関連コマンド

copy running-config startup-config

show running-config