Cisco WAFS 3.0 コマンド リファレンス
K および L コマンド
K および L コマンド
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

K および L コマンド

kernel

less

line

lls

logging

ls

K および L コマンド

この章では、文字 K および L で始まる Cisco WAFS 3.0 ソフトウェア コマンドについて詳しく説明します。 各コマンドの説明は、構文、デフォルト値、コマンド モード、使用上の注意事項、および使用例で構成されます。

CLI コマンド モードの使用方法については、 第 1 章、 「WAFS コマンドライン インターフェイスの使用方法」 を参照してください。

この章で説明するコマンドは、次のとおりです。

kernel

less

line

lls

logging

ls

kernel

カーネル デバッガ(kdb)へのアクセスを有効にするには、 kernel kdb グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 kdb は、有効にしておくと、カーネルの問題が発生した場合に自動的にアクティブ化します。または、WAFS デバイスのローカル コンソールから、必要なキー シーケンスを押して手動でアクティブにできます。

kernel kdb

no kernel kdb

 
構文の説明

このコマンドには引数やキーワードがありません。

 
デフォルト

カーネル デバッガは、デフォルトで無効に設定されています。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

kdb は、有効にしておくと、カーネルの問題が発生した場合に自動的にアクティブ化します。 アクティブ化すると、kdb が手動で無効にされるまで、WAFS デバイスのすべての通常機能は一時停止します。 kdb のプロンプトは次のようになります。

[0]kdb>
 

kdb を無効にするには、kdb プロンプトに go を入力します。 カーネルの問題のため kdb が自動的にアクティブになった場合、システムはコア ダンプを生成して再起動します。 診断目的で kdb を手動でアクティブにした場合、kdb をアクティブにしたときの状態に関係なく、システムは通常の機能を再開します。 いずれの場合も、 reboot を入力するとシステムは再起動し、通常の動作を再開します。

kdb はデフォルトで無効に設定されているので、有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで kernel kdb コマンドを入力します。 kdb が有効になっている場合は、no kernel kdb グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力すると無効になります。 kdb を有効にしたら、 Ctrl-_ の後に続いて Ctrl-B を押すと、ローカル コンソールから手動でアクティブ化できます。

カーネル デバッガを無効にする理由には次の 2 つがあります。

WAE ネットワーク モジュールには、シリアル コンソールがない。 したがって、WAE ネットワーク モジュールが kdb モードを開始した場合、簡単な回復方法がありません。 また、フランス語のキーボードの場合、通常の入力時、誤って Ctrl-_ キーを押しやすく、これによりデバイスが kdb モードになります。 このため、 Ctrl-_ キー シーケンスを無効にする必要があります。

WAE は多くのサイトで無人になることが多く、コア ダンプの生成後、ユーザの手動操作を必要とせず、WAE が自動的にリブートするのが望ましい。 カーネル デバッガを無効にすると、自動回復が可能になります。

WAE(config)# kernel kdb
WAE(config)# no kernel kdb
 

less

LESS アプリケーションを使用するファイルを表示するには、 less EXEC コマンドを使用します。

less file_name

 
構文の説明

file_name

表示するファイルの名前

 
デフォルト

デフォルトの動作や値はありません。

 
コマンド モード

EXEC

 
使用上の注意事項

LESS は、テキスト ファイルを一度に 1 ページずつ表示するアプリケーションです。 LESS を使用してファイルの内容を表示できます。ただし、編集はできません。 LESS は、type などの従来のテキスト ファイル ビューア アプリケーションと比較した場合、追加機能を備えています。 追加機能には次のものがあります。

後方移動:表示されたテキストの後方に移動できます。 後方移動には、 k Ctrl-k y Ctrl-y を使用します。 詳細は LESS コマンドの要約を参照してください。要約を表示するには、LESS でファイルを表示中に h または H を押します。

検索および強調表示:表示しているファイル内のテキストを検索できます。 前方と後方に検索ができます。 LESS では検索に一致するテキストを強調表示して、一致している位置を見つけやすくします。

複数ファイルのサポート:LESS では、異なるファイル間で切り替えができ、各ファイルでの位置を記憶しています。 処理している全ファイルにまたがって検索を行うこともできます。

WAE# less syslog.txt
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>sym0:0: FAST-40 WIDE SCSI 80.0 MB/s ST (25.0 ns, offset 31)
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <4>SCSI device sda: 71687340 512-byte hdwr sectors (36704 MB)
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>Partition check:
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6> sda: sda1sda2 sda3 sda4 < sda5 sda6 sda7 sda8 >
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>Fusion MPT base driver 2.02.01.06
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>Copyright (c) 1999-2002 LSI Logic Corporation
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>mptbase: 0 MPT adapters found, 0 installed.
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>Fusion MPT SCSI Host driver 2.02.01.06
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>md: raid1 personality registered as nr 3
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>md: md driver 0.90.0 MAX_MD_DEVS=256, MD_SB_DISKS=27
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>md: Autodetecting RAID arrays.
Jul 29 14:32:41 NO-HOSTNAME syslog_bootup_msgs: %CE-SYS-5-900001: <6>md: autorun ...
/local/local1/syslog.txt
 

line

端末回線設定を指定するには、 line グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

line console carrier-detect

no line console carrier-detect

 
構文の説明

console

コンソールの端末回線設定を設定します。

carrier-detect

キャリア検知信号をチェックしてからコンソールに書き込むように、デバイスを設定します。

 
デフォルト

デフォルトの動作や値はありません。

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

WAE(config)# line console carrier-detect
 

lls

ディレクトリ名の長いリストを表示するには、 lls EXEC コマンドを使用します。

lls [ directory ]

 
構文の説明

directory

(オプション)長いファイル リストを表示させたいディレクトリの名前

 
デフォルト

デフォルトの動作や値はありません。

 
コマンド モード

EXEC

 
使用上の注意事項

このコマンドは、現在の作業ディレクトリに格納されているファイルとサブディレクトリに関する詳細な情報(サイズ、作成の日付時刻、SYSFS名、ファイルのロング ネームなど)を提供します。 この情報は、dirコマンドでも表示できます。

WAE# lls
size time of last change name
-------------- ------------------------- -----------
4096 Wed Oct 8 18:59:42 2003 <DIR> actona
4096 Wed Oct 8 18:59:50 2003 <DIR> core_dir
4096 Wed Oct 8 18:59:24 2003 <DIR> crash
4096 Wed Feb 9 18:20:36 2005 <DIR> errorlog
4096 Wed Oct 8 19:00:08 2003 <DIR> logs
16384 Wed Oct 8 18:59:14 2003 <DIR> lost+found
4096 Tue Feb 1 03:26:00 2005 <DIR> sa
4096 Mon Jan 31 11:44:29 2005 <DIR> service_logs
4096 Wed Oct 8 18:59:41 2003 <DIR> spool
700390 Fri Apr 1 01:44:39 2005 syslog.txt
4096 Wed Oct 8 18:59:48 2003 <DIR> var

 
関連コマンド

dir

ls

logging

システム ロギングを設定するには、 logging グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 ロギング機能を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

logging { console { enable | priority loglevel } | disk { enable | filename filename | priority loglevel | recycle size } | facility facility | host { hostname | ip-address } [ port port_num | priority loglevel | rate-limit message_rate ]}

no logging { console { enable | priority } | disk [ enable | filename | priority | recycle ] | facility | host { hostname | ip-address } [ port port_num | priority loglevel | rate-limit message_rate ]}

 
構文の説明

console

コンソールへのシステム ロギングを設定します。

enable

コンソールへのシステム ロギングを有効にします。

priority

どのプライオリティ レベルのメッセージを Syslog ファイルに送るかを設定します。

loglevel

次のいずれかのキーワードを使用します。

alert :ただちに対策が必要です。 プライオリティ 1。

critical :ただちに対策が必要です。 プライオリティ 2。

debug :デバッグ メッセージ。 プライオリティ 7。

emergency :システムは利用不能です。 プライオリティ 0。

error :エラー状態。 プライオリティ 3。

information :情報メッセージ。 プライオリティ 6。

notice :正常ではあるが注意を要する状況。 プライオリティ 5。

warning :警告状態。 プライオリティ 4。

disk

ディスク ファイルへのシステム ロギングを設定します。

enable

ディスク ファイルへのシステム ロギングを有効にします。

filename

Syslog ファイルの名前を設定します。

filename

Syslog ファイルの名前を指定します。

recycle

syslog.txt がリサイクル サイズを超える場合、上書きします。

size

バイト単位の Syslog ファイルのサイズ(1000000~50000000)。

facility

Syslog メッセージのファシリティ パラメータを設定します。

facility

次のいずれかのキーワードを使用します。

auth: 許可システム

daemon: システム デーモン

kernel: カーネル

local0: ローカル使用

local1: ローカル使用

local2: ローカル使用

local3: ローカル使用

local4: ローカル使用

local5: ローカル使用

local6: ローカル使用

local7: ローカル使用

mail :メール システム

news :USENET ニュース

syslog :Syslog 自身

user :ユーザ プロセス

uucp :UUCP システム

host

リモート ホストにシステム ロギングを設定します。

hostname

リモート Syslog ホストのホスト名。 最大 4 つまでリモート Syslog ホストを指定します。


) 複数の Syslog ホストを指定するには、複数のコマンドラインを使用します。1 つのコマンドにつき 1つのホストを指定します。


 

ip-address

リモート Syslog ホストの IP アドレス。 最大 4 つまでリモート Syslog ホストを指定します。


) 複数の Syslog ホストを指定するには、複数のコマンドラインを使用します。1 つのコマンドにつき 1つのホストを指定します。


 

port

(オプション)ホストにロギングする際に使用するポートを指定します。

port_num

ホストにロギングする際に使用するポート。 デフォルト ポートは 514 です。

priority

(オプション)ホストにメッセージをロギングする際の、メッセージのプライオリティ レベルを設定します。 デフォルト プライオリティは warning です。

loglevel

次のいずれかのキーワードを使用します。

alert :ただちに対策が必要です。 プライオリティ 1。

critical :ただちに対策が必要です。 プライオリティ 2。

debug :デバッグ メッセージ。 プライオリティ 7。

emergency :システムは利用不能です。 プライオリティ 0。

error :エラー状態。 プライオリティ 3。

information :情報メッセージ。 プライオリティ 6。

notice :正常ではあるが注意を要する状況。 プライオリティ 5。

warning :警告状態。 プライオリティ 4。

rate-limit

(オプション)ホストにメッセージを送信するためのレート制限(1 秒当たりのメッセージ数)を設定します。

message_rate

ホストにメッセージを送信するためのレート制限(1 秒当たりのメッセージ数) (0~10000)。レート制限を 0 に設定すると、レート制限は無効になります。

 
デフォルト

ロギング:有効

コンソールのメッセージのプライオリティ:warning

ディスク ログ ファイルのメッセージのプライオリティ:debug

ホストのメッセージのプライオリティ:warning

ログ ファイル:/local1/syslog.txt

ログ ファイル リサイクル サイズ:10,000,000 バイト

 
コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

 
使用上の注意事項

logging コマンドを使用して、システム ログ ファイルの特定のパラメータを設定します。 システム ロギングは、内部的に常に有効になっています。 デフォルトでは、システム ロギングは、WAE で有効になっています。 システム ログ ファイルは、sysfs パーティションの /local1/syslog.txt にあります。 このファイルには、認証エントリ、特権レベル、および管理用詳細情報が格納されています。

WAFS では、SCSI ディスクおよび SATA ディスクの単一の障害のあるセクションに関連した、複数の Syslog メッセージをフィルタリングできます。

さまざまなレベルのイベント メッセージを外部 Syslog ホストに送信するよう WAE を設定するには、 logging host オプションを使用します。 ロギングは、 logging console priority オプションを使用すると、さまざまなレベルのメッセージをコンソールに送信するよう設定できます。

no logging disk recycle size コマンドは、ファイル サイズをデフォルト値に設定します。 現在のログ ファイル サイズがリサイクル サイズを超えた場合は必ず、ログ ファイルが交代します。 ログ ファイルは最大で 5 回循環し、元のログと同じディレクトリに ログ ファイル名 .[ 1~5 として保存されます。 交代するログ ファイルは、 logging disk filename コマンドを使用して設定したファイルです。

リモート Syslog ホストへのシステム ロギングの設定

さまざまなレベルのメッセージを最大 4 つのリモート Syslog ホストに送信するよう、WAE を設定できます。 次のように logging host hostname グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

WAE(config)# [no] logging host hostname [priority priority-code | port port |rate-limit limit]
 

説明:

hostname は、リモート Syslog ホストのホスト名または IP アドレスです。 最大 4 つまでリモート Syslog ホストを指定します。 複数の Syslog ホストを指定するには、複数のコマンドラインを使用します。1 つのコマンドにつき 1つのホストを指定します(ACNS 5.1.x と以前のソフトウェアでは、1 つのリモート Syslog ホストにしかメッセージを送信するよう WAE を設定できませんでした)。

priority-code は、指定されたリモート Syslog ホストに送信するメッセージの重大度です。 デフォルトの priority-code は「warning」(レベル 4)です。 各 Syslog ホストは、さまざまなレベルのイベント メッセージを受信できます。


) Syslog ホストの冗長性は、WAE で複数の Syslog ホストを設定し、設定済みの各 Syslog ホストに対し同一のプライオリティ コードを割り当てること(たとえば、「critical」レベル 2 のプライオリティ コードを、Syslog ホスト 1、Syslog ホスト 2、Syslog ホスト 3 に割り当てる)で必然的に達成されます。


port は、WAE がメッセージを送信するリモート Syslog ホストの宛先ポートです。 デフォルト ポートはポート 514 です。

rate-limit は、リモート Syslog ホストに送信することが許可された 1秒当たりのメッセージ数を指定します。 帯域幅と他のリソース消費を制限するため、リモート Syslog ホストへのメッセージは、レートを制限できます。 この限度を超えた場合、指定されたリモート Syslog ホストはメッセージをドロップします。 デフォルトのレート制限はありません。デフォルトでは、すべての Syslog メッセージはすべての設定済み Syslog ホストに送信されます。 レート制限を超えた場合、どの CLI EXEC シェル ログインでも「Message of the Day(MOTD; 日付メッセージ)」が表示されます。

次の例では、WAE はプライオリティ コードが「error」(レベル 3)のメッセージをコンソールに送信するよう設定されています。

WAE(config)# logging console priority error
 

次の例では、WAE はプライオリティ コードが「error」(レベル 3)のメッセージのコンソールへの送信を無効にするよう設定されています。

WAE(config)# no logging console error
 

次の例では、WAE はプライオリティ コードが「error」(レベル 3)のメッセージを、IP アドレスが 172.31.2.160 のリモート Syslog ホストに送信するよう設定されています。

WAE(config)# logging host 172.31.2.160 priority error
 

 
関連コマンド

clear logging

show logging

ls

ディレクトリ内のファイル名やサブディレクトリ名のリストを表示させるには、 ls EXEC コマンドを使用します。

ls [ directory ]

 
構文の説明

directory

(オプション)ファイル リストを表示させたいディレクトリの名前

 
デフォルト

デフォルトの動作や値はありません。

 
コマンド モード

EXEC

 
使用上の注意事項

特定のディレクトリ内のファイル名やサブディレクトリをリストさせるには、ls directory コマンドを使用します。現在の作業ディレクトリのファイル名やサブディレクトリをリストさせるには、ls コマンドを使用します。 現在の作業ディレクトリを表示させるには、pwd コマンドを使用します。

WAE# ls
/local1
 
WAE# ls /local1
actona
core_dir
crash
errorlog
logs
lost+found
sa
service_logs
spool
syslog.txt
var

 
関連コマンド

dir

lls

pwd