Cisco WAFS 3.0 コマンド リファレンス
WAFS コマンドライン インターフェイ スの使用方法
WAFS コマンドライン インターフェイスの使用方法
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

WAFS コマンドライン インターフェイスの使用方法

コマンド モードの使用方法

WAFS CLI の構成

EXEC モードの使用方法

グローバル コンフィギュレーション モードの使用方法

インターフェイス コンフィギュレーション モードの使用方法

その他のコンフィギュレーション モードの使用方法

コマンド モードの要約

コマンドライン処理の使用方法

コマンド構文の確認

no 形式のコマンドの使用方法

システム ヘルプの使用方法

設定変更の保存

WAFS コマンドライン インターフェイスの使用方法

Cisco Wide Area File Services(WAFS)ソフトウェア command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)は、WAFS Manager GUI と組み合わせて使用し、WAFS File Engine と Wide Area Application Engine(WAE)を設定、モニタ、および管理します。 Cisco File Engine または WAE 上の CLI は、接続した PC のコンソール ポートを介して直接、または端末エミュレーション ソフトウェアが稼働している PCでの Telnet セッションを介してリモートでアクセスできます。


) Cisco WAFS 3.0ソフトウェアは、 FE-511 File Engine、また WAE-611 および WAE-7326 Wide Area Application Engine で動作します。 わかりやすいように、説明文および使用例のコマンド プロンプトでは WAEを使用しますが、特に明記しない限り、3 つのプラットフォームすべてに適用されます。


この章では、CLI コマンド モード、ナビゲーションと編集の機能、ヘルプ機能の説明など、Cisco WAFS CLI の使用方法の概要について説明します。

この章の具体的な内容は、次のとおりです。

「コマンド モードの使用方法」

「コマンドライン処理の使用方法」

「コマンド構文の確認」

「no 形式のコマンドの使用方法」

「システム ヘルプの使用方法」

「設定変更の保存」


この章のユーザ インターフェイス コマンドの詳細については、『Cisco WAFS 3.0 コマンド リファレンス』を参照してください。


コマンド モードの使用方法

WAFS ソフトウェアの CLI は、Cisco IOS ソフトウェアの CLI に似ています。 Cisco IOS ソフトウェアと同様に、WAFS CLI は各種のコマンドとコンフィギュレーション モードで構成されています。 各モードでは特定のコマンド セットにアクセスします。 ここでは、WAFS ソフトウェア CLI が備えている各コマンド モードについて説明します。内容は次のとおりです。

「WAFS CLI の構成」

「EXEC モードの使用方法」

「グローバル コンフィギュレーション モードの使用方法」

「インターフェイス コンフィギュレーション モードの使用方法」

「その他のコンフィギュレーション モードの使用方法」

WAFS CLI の構成

WAFS ソフトウェア CLI は、4 つのコマンド モードで構成されています。 各コマンド モードには固有のコマンド セットがあり、WAFS WAE の設定、管理、およびモニタリングに使用します。 その時点で使用できるコマンドは、その時有効になっているモードによって決まります。システム プロンプトに疑問符(?)を入力すると、各コマンド モードで使用できるコマンドの一覧が得られます。

4 つの WAFS コマンド モードは次のとおりです。

EXEC モード:システム動作の設定、表示、テスト用。 ユーザと特権の 2 つのアクセス レベルに分けられます。 特権アクセス レベルを使用するには、ユーザ アクセス レベルのプロンプトで enable コマンドを入力し、パスワード プロンプトが表示されたら特権 EXEC パスワードを入力します。

グローバル コンフィギュレーション モード:デバイス全体に対する WAFS ソフトウェア機能コンフィギュレーションの設定、表示、テスト用。 このモードを使用するには、特権 EXEC モードから configure コマンドを入力します。

インターフェイス コンフィギュレーション モード:特定インターフェイス コンフィギュレーションの設定、表示、テスト用。 このモードを使用するには、グローバル コンフィギュレーション モードから interface コマンドを入力します。

その他のコンフィギュレーション モード:特定機能の管理用にグローバル コンフィギュレーション モードからいくつかのコンフィギュレーション モードが利用できます。

特定コマンドの使用により、あるコマンド モードから別のコマンド モードにナビゲートできます。 ユーザがアクセスするモードの標準的な順序は、ユーザ EXEC モード、特権 EXEC モード、グローバル コンフィギュレーション モード、特定のコンフィギュレーション モード、その他のコンフィギュレーション モード、となります。

EXEC モードの使用方法

EXEC モードは、システム動作の設定、表示、テストに使用します。 通常、ユーザ EXEC コマンドにより、リモート デバイスへの接続、一時的な端末回線設定の変更、基本的なテストの実行、システム情報の表示ができます。

EXEC モードは、ユーザと特権の 2 つのアクセス レベルに分けられます。 2 つのモード間での切り替えには、enable および disable コマンドを使用します。 ユーザレベル EXEC コマンドラインのアクセスには有効なパスワードが必要です。 ユーザレベル EXEC コマンドは、特権レベル EXEC コマンドのサブセットです。 ユーザレベル EXEC プロンプトはホスト名の後に右山形カッコ(>)が続きます。 ホスト名は、 hostname グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して変更できます。 特権レベル EXEC コマンドラインのプロンプトは、ポンド記号(#)です。 EXEC コマンドを実行するには、EXEC システム プロンプトでコマンドを入力し、 Enter キーを押します。 次の例では、ユーザレベルから特権レベル EXEC コマンドラインにアクセスします。

WAE> enable
WAE#
 

EXEC プロンプトでコマンドを入力するときは、 Delete または Backspace キーを使用してコマンドを編集します。

大部分のEXECコマンドは、 show more コマンド(現在のコンフィギュレーション ステータスを表示する)、および clear コマンド(カウンタまたはインターフェイスをクリアする)のように、1回限りのコマンドです。 EXEC モード コマンドは、WAE の再起動時に保存されません。

コマンドは、ショートカットとして、他のコマンドから区別できる最小文字数に簡略化できます。 たとえば、 show コマンドに対しては、 sho と入力できます。

特定の EXEC コマンドは、画面下部にある次のプロンプトでさらに複数の画面を表示します。

--More--
 

Spacebar を押して出力を続行するか、 Enter を押して次の行を表示します。 どれか他のキーを押すとプロンプトに戻ります。 また、--More-- プロンプトで ? を入力するとヘルプ メッセージを表示できます。

EXEC モードを終了するには、システム プロンプトで exit コマンドを使用します。

WAE# exit
WAE>
 

EXEC コマンドは EXEC モードで入力します。

グローバル コンフィギュレーション モードの使用方法

グローバル コンフィギュレーション モードは、デバイス全体に対する WAFS ソフトウェア機能コンフィギュレーションの設定、表示、テストに使用します。 このモードを開始するには、特権 EXEC モードから configure コマンドを入力します。 グローバル コンフィギュレーション モードのプロンプトは、WAE のホスト名とその後に続く (config) およびポンド記号(#)から成ります。 グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始しておく必要があります。

WAE# configure
WAE(config)#
 

グローバル コンフィギュレーション モードで入力されたコマンドは、入力されると同時に実行コンフィギュレーション ファイルをアップデートします。 この変更がスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存されるのは、 copy running-config startup-config EXEC モード コマンドの実行後です(「設定変更の保存」を参照)。 設定が保存されると、WAE の再起動後も保持されます。

グローバル コンフィギュレーション モードを使用して特定のコンフィギュレーション モードを開始することもできます。 グローバル コンフィギュレーション モードから、さまざまなプロトコル固有または機能固有のコンフィギュレーション モードを開始できます。 CLI 階層構造では、このような特定のコンフィギュレーション モードは、グローバル コンフィギュレーション モードを介してでなければ開始できません。 ここでは、例として、広く使用されているコンフィギュレーション モードであるインターフェイス コンフィギュレーション モードについて説明します。

コンフィギュレーション モードから、コンフィギュレーション サブモードを開始できます。 コンフィギュレーション サブモードは、指定されたコンフィギュレーション モードの範囲内にある特定の機能の設定に使用されます。 ここでは、例として、インターフェイス コンフィギュレーション モードのサブモードであるサブインターフェイス コンフィギュレーション モードについて説明します。

グローバル コンフィギュレーション モードを終了するには、 end グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

WAE(config)# end
WAE#
 

exit コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押して、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。

グローバル コンフィギュレーション コマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードで入力します。

インターフェイス コンフィギュレーション モードの使用方法

インターフェイス コンフィギュレーション モードは、特定インターフェイスでのWAFS ソフトウェア機能コンフィギュレーションの設定、表示、テストに使用します。 このモードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードから interface コマンドを入力します。 次の例は、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。

WAE# configure
WAE(config)# interface ?
FibreChannel Select a fibre channel interface to configure
GigabitEthernet Select a gigabit ethernet interface to configure
PortChannel Ethernet Channel of interfaces
Standby Standby groups
WAE(config)# interface gigabitethernet ?
<1-2>/ GigabitEthernet slot/port
WAE(config)# interface gigabitethernet 1/0
WAE(config-if)#
 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了するには、exit を入力してグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

WAE(config-if)# exit
WAE(config)#
 

インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、インターフェイス コンフィギュレーション モードで入力します。

その他のコンフィギュレーション モードの使用方法

グローバル コンフィギュレーション モードから、いくつかのプロトコル固有、プラットフォーム固有、および機能固有のコンフィギュレーション モードを開始できます。 前述したように、インターフェイス コンフィギュレーション モードは、グローバル コンフィギュレーション モードから開始できるコンフィギュレーション モードの例です。

CLI は、いくつかその他のコンフィギュレーション モードを備えており、これにより、標準および拡張 ACL コンフィギュレーション モードなど、特定の機能を設定するのが容易になります。 このようなコンフィギュレーション モードを使用するには、グローバル コンフィギュレーション モード プロンプトから当該のコマンドを入力します。 プロンプトはホスト名の後に (config-xxx) が続くものに変わります。xxx は開始したモードを表します(たとえば、config-if はインターフェイス コンフィギュレーション モード)。 後続のコマンドはすべて、現在のエントリに適用されます。

グローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、 Exit コマンドを入力します。

コマンド モードの要約

表1-1 にWAFS コマンド モードの要約を示します。

 

表1-1 コマンド モードの要約

コマンド モード
アクセス方法
プロンプト
終了方法

ユーザ EXEC

WAE にログイン

WAE>

end コマンドを使用します。

特権 EXEC

ユーザ EXEC モードから enable EXEC コマンドを使用

WAE#

ユーザ EXEC モードに戻るには、 disable コマンドを使用します。

グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure コマンドを使用します。

グローバル コンフィギュレーション

特権 EXEC モードから
configure
コマンドを使用

WAE(config)#

特権 EXEC モードに戻るには、 exit コマンドを使用するか、 Ctrl-Z を押します。

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface コマンドを使用します。

インターフェイス コンフィギュレーション

グローバル コンフィギュレーション モードから
interface
コマンドを使用

WAE(config-if)#

グローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、 exit コマンドを使用します。

特権 EXEC モードに戻るには、 end コマンドを使用するか、 Ctrl-Z を押します。

コマンドライン処理の使用方法

Cisco WAFS ソフトウェア コマンドは、大文字小文字を区別しません。 コマンドとパラメータは、現在利用されているコマンドまたはパラメータと区別できるだけの文字に簡略化できます。

また、履歴バッファに保存されている直前 20 までのコマンドをスクロールして入力するか、プロンプト上でコマンドを編集することもできます。 表1-2 に、有効な WAFS コマンドライン処理オプションによって実行できる機能をリストして説明します。

 

表1-2 コマンドライン処理キーストロークの組み合わせ

キーストロークの組み合わせ
機能

Ctrl-A

コマンドラインの最初の文字にジャンプします。

Ctrl-B または左矢印キー

カーソルを 1 文字戻します。

Ctrl-C

プロンプトとタスクをエスケープして終了します。

Ctrl-D

カーソルがあるところの文字を削除します。

Ctrl-E

現在のコマンドラインの最後にジャンプします。

Ctrl-F または右矢印キー1

カーソルを 1 文字前に移動します。

Ctrl-K

カーソルからコマンドラインの終わりまで削除します。

Ctrl-L

新しい行に現在のコマンドラインを繰り返します。

Ctrl-N または下矢印キー 1

履歴バッファの次のコマンドラインを入力します。

Ctrl-P または上矢印キー 1

履歴バッファの前のコマンドラインを入力します。

Ctrl-T

カーソルの位置にある文字をカーソルの左側の文字と置き換えます。

Ctrl-U ÅA Ctrl-X

カーソルからコマンドラインの先頭まで削除します。

Ctrl-W

入力された最後のワードを削除します。

Esc-B

カーソルを 1 ワード戻します。

Esc-D

カーソルからワードの終わりまで削除します。

Esc-F

カーソルを 1 ワード前に移動します。

Delete キーまたは Backspace キー

コマンドの入力時、誤りを消去し、このキーを使用した後、コマンドを再入力します。

1.矢印キーが機能するのは、VT100 などの ANSI 互換端末上だけです。

コマンド構文の確認

ユーザ インターフェイスでは、エラー インジケータであるキャレット記号(^)の形式でエラー隔離を行います。 ^ 記号は、コマンド文字列内の、誤ったコマンド、キーワード、または引数が入力された位置に表示されます。

次の例では、クロックを設定するものとします。 状況依存ヘルプを使用してクロック設定用の構文を確認します。

WAE# clock 1222
^
%Invalid input detected at &slq;^&srq; marker.
WAE# clock ?
read-calendar Read the calendar and update system clock
set Set the time and date
update-calendar Update the calendar with system clock
 

ヘルプの出力で、 set キーワードが必要なことが示されます。

時刻を入力する構文を確認します。

WAE# clock set ?
<0-23>: Current Time (hh:mm:ss)
 

時間、分、秒をコロンで区切った24時間表記で現在時刻を入力します。

WAE# clock set 13:32:00
% Incomplete command.
 

このコマンドを完成させるには、さらに引数が必要なことがシステムによって示されます。 上矢印 キーを押すと以前のコマンド エントリが自動的に繰り返されます。 ここで、スペースと疑問符(?)を追加すると追加の引数が表示されます。

WAE# clock set 13:32:00 ?
<1-31> Day of the month
april
august
december
february
january Month of the Year
july
june
march
may
november
october
september
 

プロンプトに従って月日を入力し、次の指示のため疑問符を入力します。

WAE# clock set 13:32:00 23 December ?
<1993-2035> Year
 

年を入力することで、コマンドのエントリが完成します。

WAE# clock set 13:32:00 23 December 05
^
%Invalid input detected at '^' marker.
WAE#
 

キャレット記号(^)とヘルプの応答は、05 のエントリにエラーがあることを示します。 正しい構文を表示させるには、 Ctrl-P または 上矢印 キーを使用します。 コマンド文字列を再度入力してから、スペース、疑問符を入力し、 Enter を押すこともできます。

WAE# clock set 13:32:00 23 December ?
<1993-2035> Year
WAE# clock set 13:32:00 23 December
 

正しい構文で年を入力し、 Enter を押してコマンドを実行します。

WAE# clock set 13:32:00 23 December 2005
WARNING: Setting the clock may cause a temporary service interruption.
Do you want to proceed? [no] yes
Sat Dec 23 13:32:00 EST 2005
WAE#
 

no 形式のコマンドの使用方法

ほとんどすべてのコンフィギュレーション コマンドに no 形式が備わっています。 no 形式のコマンドは、通常、特性や機能を無効にするのに使用されますが、特性や機能をそのデフォルト値に設定する目的でも使用できます。 no キーワードなしでコマンドを使用すると、無効になった機能が再度有効になるか、またはデフォルト設定で無効になっている機能が有効になります。 コマンドの no 形式の機能と no 形式が利用できる状況については、『 Cisco WAFS CLI Command Reference 』を参照してください。

システム ヘルプの使用方法

次の方法でコマンドを入力すると、ヘルプが表示されます。

状況依存ヘルプ システムの簡潔な説明を表示するには、 help を入力します。

あるコマンド モードに対応するコマンドをすべてリストするには、システム プロンプトで疑問符( ? )を入力します。

特定の文字セットで始まるコマンドのリストを表示するには、簡略化したコマンドに続けて疑問符( ? )を入力します。

WAE# cl?
clear clock
 

コマンド キーワードまたは引数をリストするには、コマンドに続けてスペースと疑問符( ? )を入力します。

WAE# clock ?
read-calendar Read the calendar and update system clock
set Set the time and date
update-calendar Update the calendar with system clock

設定変更の保存

新しい設定が失われないようにするには、次の例に示すように copy または write コマンドを使用して NVRAM に保存します。

WAE# copy running-config startup-config
 

または

WAE# write
 

copy running-config startup-config および write コマンドの詳細、コンフィギュレーション モードの実行および保存については、『 Cisco WAFS 3.0 コマンド リファレンス 』を参照してください。