Cisco WAFS 3.0 ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
ディレクトリのナビゲーションおよび ファイルの管理方法
ディレクトリのナビゲーションおよびファイルの管理方法
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

ディレクトリのナビゲーションおよびファイルの管理方法

WAFS ディレクトリのナビゲーション

ディレクトリの説明

WAFS ファイルの管理

ディレクトリのナビゲーションおよびファイルの管理方法

この章では、WAFS ソフトウェアを稼働する File Engine または Wide Area Application Engine (WAE)上で、ディレクトリを変更し、ファイルを管理する方法について説明します。 このようなスキルは、デバッグ機能を使用してソフトウェア アップグレードを実行する場合や、ログ ファイルを表示する場合に重要となります。

この章には、次の項があります。

「WAFS ディレクトリのナビゲーション」

「WAFS ファイルの管理」


) Cisco WAFS 3.0 ソフトウェアは、FE-511 File Engine と、WAE-611 および WAE-7326 Wide Area Application Engine で動作します。 簡潔にするため、説明文の中や使用例のコマンド プロンプトの部分では、単に WAE と記述していますが、特に注釈がないかぎり、3 つのプラットフォームすべてに当てはまります。

この章で取り上げる CLI コマンドの完全な構文と使用方法については、『Cisco WAFS 3.0 Command Reference』を参照してください。


WAFS ディレクトリのナビゲーション

WAFS CLI には、ディレクトリを変更し、ディレクトリの内容を表示するためのコマンドがいくつかあります。 これらのコマンドは、特権 EXEC モードで入力します。 表2-1 は、これらのコマンドとそれぞれの説明を示しています。

 

表2-1 WAFS ナビゲーション コマンド

コマンド
説明

cd [ directory-name ]

ディレクトリの変更―WAFS ツリー内で、現在のディレクトリから指定されたディレクトリへ変更します。 ディレクトリが指定されず cd コマンドのみの場合は、1 つ上のディレクトリへ移動します。

deltree directory-name

ディレクトリ ツリーの削除―指定されたディレクトリ、およびそのすべてのサブディレクトリとファイルを、 警告を表示せずに 削除します。

dir [ directory-name ]

ディレクトリの表示―現在のディレクトリ パス内の指定したディレクトリ(指定されない場合は、すべてのディレクトリ)について、サイズ、最終変更日、および名前を一覧表示します。 このコマンドの出力は、 lls コマンドの出力と同じです。

ls [ directory-name ]

ディレクトリ名の表示―現在のディレクトリ パス内のディレクトリの名前を一覧表示します。

lls [ directory-name ]

ディレクトリの表示―現在のディレクトリ パス内の指定したディレクトリ(指定されない場合は、すべてのディレクトリ)について、サイズ、最終変更日、および名前を一覧表示します。 このコマンドの出力は、 dir コマンドの出力と同じです。

mkdir directory-name

ディレクトリの作成―現在のディレクトリ パスに、指定した名前のディレクトリを作成します。

pwd

現在の作業ディレクトリ―このコマンドを入力したところからの完全なパスを表示します。

rmdir directory-name

ディレクトリの削除―現在のディレクトリ パスから指定したディレクトリを削除します。 最初に、ディレクトリ内のすべてのファイルを削除しないと、そのディレクトリは削除できません。

次に、 dir コマンドの出力例を示します。

WAE# dir
size time of last change name
-------------- ------------------------- -----------
4096 Sun Jan 30 09:17:24 2005 <DIR> actona
4096 Sun Jan 30 09:17:34 2005 <DIR> core_dir
4096 Sun Jan 30 09:16:43 2005 <DIR> crash
4096 Sun Mar 20 00:38:00 2005 <DIR> errorlog
4096 Sun Mar 20 00:38:00 2005 <DIR> logs
16384 Sun Jan 30 09:16:15 2005 <DIR> lost+found
4096 Tue Feb 8 03:25:59 2005 <DIR> sa
4096 Sun Mar 20 00:38:21 2005 <DIR> service_logs
4096 Sun Jan 30 09:17:24 2005 <DIR> spool
585690 Fri Mar 25 20:39:13 2005 syslog.txt
4096 Sun Jan 30 09:17:32 2005 <DIR> var
 

次に、 pwd コマンドの出力例を示します。

WAE# pwd
/local1
 

ディレクトリの説明

WAFS 3.x ソフトウェアのトップレベルのいくつかのディレクトリには、ソフトウェア自体が内部的に使用する情報が含まれます。これらのディレクトリは、管理者にとって特に役立つものではありません。 このようなディレクトリには、 core_dir crash errorlog lost+found sa service_logs spool 、および var があります。

表2-2 は、管理者がトラブルシューティングやモニタリングを実行するために役立つ情報を含むディレクトリとその説明が示されています。

 

表2-2 WAFS ディレクトリの説明

ディレクトリ/
ファイル名
内容

actona

このディレクトリには、File Engine または WAE にインストールされている現在のソフトウェア イメージと、過去にインストールされた以前のイメージが含まれます。

logs

このディレクトリには、トラブルシューティングに使用されるアプリケーション固有のログが含まれています。 actona サブディレクトリには、一般に使用される Manager.log Utilities.log Watchdog.log といったログ ファイルが含まれます。 これらのログ ファイルの使用方法の詳細については、 第13章「WAE のトラブルシューティング」 を参照してください。

syslog.txt

このファイルは、ログ メッセージの中央リポジトリです。 ときどき、WAFS またはそのコンポーネントの動作に関する重要なメッセージが、このファイルにログされます。 この重要なメッセージには、通常、管理者が対処する必要のないルーチン メッセージが混在しています。 お客様は、問題の発生時に、このファイル、 show tech-support EXEC コマンドの出力、またはその他の出力を Cisco TAC の担当者に提示するように要請されることがあります。

WAFS ファイルの管理

WAFS CLI には、ファイルを管理し、その内容を表示するためのコマンドがいくつかあります。 これらのコマンドは、特権 EXEC モードで入力します。 表2-3 は、これらのコマンドとそれぞれの説明を示しています。

 

表2-3 WAFS ファイル管理コマンド

コマンド
説明

copy { source | image }

コピー―選択したソース ファイル、イメージ、またはコンフィギュレーション情報をコピーします。

cdrom―CDROM からファイルをコピーします。

compactflash―コンパクト フラッシュ カードからファイルをコピーします。

disk―ディスクからコンフィギュレーションまたはファイルをコピーします。

ftp―FTP サーバからファイルをコピーします。

ftp―HTTP サーバからファイルをコピーします。

running-config―現在のシステム コンフィギュレーションからコピーします。

startup-config―スタートアップ コンフィギュレーションからコピーします。

system-status―デバッグ時の参照用としてシステム ステータスをコピーします。

tech-support―テクニカル サポート用にシステム情報をコピーします。

tftp―TFTP サーバからイメージをコピーします。

cpfile source-filename destination-filename

ファイルのコピー―ソース ファイルのコピーを作成し、現在のディレクトリに配置します。

delfile filename

ファイルの削除―現在のディレクトリ パスから指定したファイルを削除します。

less filename

LESS を使用したファイルの表示―LESS プログラムを使用して、指定したファイルを画面上に表示します。 ファイル名は、大文字と小文字を区別します。 q を入力すると、ファイルの表示が中止され、ディレクトリに戻ります。

mkfile filename

ファイルの作成―現在のディレクトリ パスに、指定した名前のファイルを作成します。

rename old-filename new-filename

ファイル名の変更―指定したファイルの名前を新しいファイル名に変更します。

type filename

ファイルの表示―指定したファイルの内容を画面に表示します。

type-tail filename [ line | follow | | { begin LINE | exclude LINE | include LINE }]

ファイルの終わりの表示―指定したファイルの最後の数行を表示します。 ファイルの最後の数行に続けて新しい行を追加したり、ファイル内の特定の行から開始したりするために使用することもできます。また、ファイルに特定の行を含めたり、ファイルから特定の行を除外したりするためにも使用できます。

find-pattern pattern

ファイル内の検索―特定のパターンについてファイルを検索します。

次の例は、 copy コマンドを使用して、現在の実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存する方法を示しています。

WAE# copy running-config startup-config
 

次の例は、 rmfile コマンドを使用して、ディレクトリ test からファイル sample を削除する方法を示しています。

WAE# cd test
WAE# ls
sample
sample2
WAE# rmfile sample
WAE# ls
sample2
 

次の例は、 Watchdog.log ファイルの最後の数行を表示する方法を示しています。

WAE# cd logs
WAE# cd actona
WAE# ls
Watchdog.log
WAE# type-tail Watchdog.log
[2005-01-30 15:13:44,769][FATAL] - System got fatal error going to restart.
[2005-03-19 18:43:08,611][FATAL] - System got fatal error going to restart.
[2005-03-19 19:05:11,216][FATAL] - System got fatal error going to restart.
WAE#