Cisco Wide Area Application Services コンフィギュレーション ガイド ソフトウェア バージョン 4.4.1
SNMP モニタリングの設定
SNMP モニタリングの設定
発行日;2012/06/28 | 英語版ドキュメント(2011/09/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

SNMP モニタリングの設定

SNMP について

SNMP 通信プロセス

サポートされている SNMP バージョン

SNMP セキュリティ モデルおよびセキュリティ レベル

サポートされる MIB

MIB ファイルのダウンロード

WAAS デバイスでの SNMP エージェントの有効化

SNMP を設定するためのチェックリスト

SNMP モニタリングの準備

SNMP トラップの有効化

SNMP トラップの定義

SNMP トリガーの集約

SNMP ホストの指定

SNMP コミュニティ ストリングの指定

SNMP ビューの作成

SNMP グループの作成

SNMP ユーザの作成

SNMP 資産タグ設定の構成

SNMP 連絡先設定の構成

SNMP トラップ ソース設定値の設定

SNMP モニタリングの設定

この章では、SNMP トラップ、受信者、コミュニティ ストリングおよびグループの関連性、ユーザ セキュリティ モデル グループ、ユーザ アクセス権を設定する方法について説明します。


) この章では、ネットワークに存在する WAAS Central Manager と Wide Area Application Engine(WAE)を総称する用語として「WAAS デバイス」を使用します。WAE という用語は、WAE アプライアンス、WAE ネットワーク モジュール(NME-WAE ファミリのデバイス)、および WAAS を実行する SM-SRE モジュールを指します。


この章の内容は、次のとおりです。

「SNMP について」

「SNMP を設定するためのチェックリスト」

「SNMP モニタリングの準備」

「SNMP トラップの有効化」

「SNMP トラップの定義」

「SNMP ホストの指定」

「SNMP コミュニティ ストリングの指定」

「SNMP ビューの作成」

「SNMP グループの作成」

「SNMP ユーザの作成」

「SNMP 資産タグ設定の構成」

「SNMP 連絡先設定の構成」

「SNMP トラップ ソース設定値の設定」

SNMP について

簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)は、SNMP エージェントからの WAAS デバイスの外部モニタリングを可能にする、相互運用可能な標準ベースのプロトコルです。

SNMP-managed ネットワークは、次の主要コンポーネントで構成されます。

管理対象デバイス:SNMP エージェントを含み、管理対象ネットワーク上に存在しているネットワーク ノードです。管理対象デバイスには、ルータ、アクセス サーバ、スイッチ、ブリッジ、ハブ、コンピュータ ホスト、プリンタなどがあります。WAAS ソフトウェアを実行している WAAS デバイスごとに SNMP エージェントがあります。

SNMP エージェント:管理対象デバイスに存在しているソフトウェア モジュール。エージェントは、ローカルの管理情報を持ち、エージェントはその情報を SNMP と互換性のある形式に変換します。SNMP エージェントは、Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)からデータを収集します。MIB は、デバイス パラメータとネットワーク データに関する情報のリポジトリです。また、エージェントは、トラップ、つまり特定イベントの通知を管理システムに送信することもできます。

管理ステーション:SNMP ホストと呼ぶこともあります。管理ステーションは、SNMP を使用して SNMP エージェントに SNMP Get 要求を送信して、WAAS デバイスから情報を取得します。管理対象デバイスは管理情報を収集して保存し、SNMP を使用してこの情報を管理ステーションで使用できるようにします。

事前に、SNMP 管理アプリケーションが管理ステーションで展開されていないと、この SNMP 情報にはアクセスできません。この SNMP 管理ステーションは、SNMP を使用して SNMP Get 要求をデバイス エージェントに送信して WAAS デバイスから情報を取得するため、SNMP ホストと呼ばれています。

ここでは、次の内容について説明します。

「SNMP 通信プロセス」

「サポートされている SNMP バージョン」

「SNMP セキュリティ モデルおよびセキュリティ レベル」

「サポートされる MIB」

「MIB ファイルのダウンロード」

「WAAS デバイスでの SNMP エージェントの有効化」

SNMP 通信プロセス

WAAS デバイスに存在している SNMP 管理ステーションと SNMP エージェントは、SNMP を使用して次のように通信します。

1. SNMP 管理ステーション(SNMP ホスト)は SNMP を使用して、WAAS デバイスの情報を要求します。

2. このような SNMP 要求を受信すると、WAAS デバイス上の SNMP エージェントは、各デバイスの情報が含まれるテーブルにアクセスします。このテーブル、またはデータベースが、MIB と呼ばれます。


) WAAS デバイス上の SNMP エージェントは、異常状態にある SNMP ホストとの通信だけを開始します。そのホストに送信する必要があるトラップが発生すると、通信を開始します。この項目の詳細については、「SNMP トラップの有効化」を参照してください。


3. MIB 内の特定の情報を検索した後、このエージェントは SNMP を使用して情報を SNMP 管理ステーションに送信します。

図 17-1 に、個々の WAAS デバイスに対するこれらの SNMP 動作を示します。

図 17-1 WAAS ネットワークの SNMP コンポーネント

 

サポートされている SNMP バージョン

WAAS ソフトウェアは、次の SNMP のバージョンをサポートします。

バージョン 1(SNMPv1):SNMP の初期の実装です。この機能の詳細については、RFC 1157 を参照してください。

バージョン 2(SNMPv2c):SNMP の 2 番めのリリースで、RFC 1902 に規定されています。データ タイプ、カウンタ サイズ、およびプロトコル動作に追加があります。

バージョン 3(SNMPv3):最新バージョンの SNMP で、RFC 2271 ~ RFC 2275 に規定されています。

WAAS ソフトウェアを実行している各シスコ デバイスには、デバイス構成や SNMP プロトコルを使用するアクティビティについての情報を通信するために必要なソフトウェアが含まれています。

SNMP セキュリティ モデルおよびセキュリティ レベル

SNMPv1 および SNMPv2c には、SNMP パケット トラフィックの機密性を保持するためのセキュリティ(つまり、認証またはプライバシー)機能がありません。その結果、回線を通過するパケットが検出され、SNMP コミュニティ ストリングが危険にさらされる可能性があります。

SNMPv1 および SNMPv2c のセキュリティ上の欠点を解決するために、SNMPv3 では、ネットワークを経由するパケットを認証および暗号化することで、WAAS デバイスへの安全なアクセスを実現ています。WAAS ソフトウェアの SNMP エージェントは、SNMPv3 はもちろん、SNMPv1 と SNMPv2c もサポートします。

SNMPv3 で提供されるセキュリティ機能は、次のとおりです。

メッセージの完全性:伝送中にパケットが一切妨害されていないことを保証します。

認証:有効な送信元からのメッセージであるかどうかを判別します。

暗号化:パケットの内容をスクランブルして許可されていない送信元から見えないようにします。

SNMPv3 は、セキュリティ モデルだけでなく、セキュリティ レベルも備えています。セキュリティ モデルは、ユーザと、ユーザが所属するグループに対して設定される認証プロセスです。セキュリティ レベルとは、セキュリティ モデル内で許可されるセキュリティのレベルです。セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの組み合わせによって、SNMP パケットの処理時に使用されるセキュリティ プロセスが決まります。SNMPv1、SNMPv2c、および SNMPv3 の 3 つのセキュリティ モデルを使用できます。

表 17-1 に、セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの組み合わせを示します。

 

表 17-1 SNMP セキュリティ モデルおよびセキュリティ レベル

モデル
レベル
認証
暗号化
プロセス

v1

noAuthNoPriv

コミュニティ ストリング

No

ユーザ認証の照合にコミュニティ ストリングを使用します。

v2c

noAuthNoPriv

コミュニティ ストリング

No

ユーザ認証の照合にコミュニティ ストリングを使用します。

v3

noAuthNoPriv

ユーザ名

No

ユーザ認証の照合にユーザ名を使用します。

v3

AuthNoPriv

Message Digest 5(MD5)
または Secure Hash Algorithm(SHA)

No

Hash-Based Message Authentication Code(HMAC)-MD5 または HMAC-SHA アルゴリズムに基づく認証を提供します。

v3

AuthPriv

MD5 または SHA

Yes

HMAC-MD5 または HMAC-SHA アルゴリズムに基づいて認証します。Cipher Block Chaining(CBC; 暗号ブロック連鎖)-Data Encryption Standard 56-bit(DES-56; データ暗号規格 56 ビット)に基づく、DES-56 暗号化(パケット認証)を提供します。

SNMPv3 エージェントは、次のモードで使用できます。

noAuthNoPriv モード(パケットに対してオンになっているセキュリティ メカニズムはありません)

AuthNoPriv モード(プライバシー アルゴリズム(DES-56)を使用して暗号化する必要がない、パケット用)

AuthPriv モード(暗号化する必要があるパケット用。プライバシーを保持するには、パケットに対して認証を実行する必要があります)

SNMPv3 を使用すれば、ユーザは、データが改ざんされるおそれを抱くことなく、SNMP エージェントから管理情報を安全に収集できます。また、Content Engine の設定を変更する SNMP 設定パケットのような機密情報を暗号化して、コンテンツが回線上で外部に公開されるのを防ぐことができます。グループベースの管理モデルでは、さまざまなユーザが異なるアクセス特権で同じ SNMP エージェントにアクセスできます。

サポートされる MIB

この項では、WAAS がサポートしているシスコ固有の MIB について説明します。MIB は、アルファベット順に掲載されています。サポートされているシスコ固有の MIB は、次のとおりです。

ACTONA-ACTASTOR-MIB

CISCO-CDP-MIB

CISCO-CONFIG-MAN-MIB

CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

CISCO-SMI

CISCO-WAN-OPTIMIZATION-MIB

ENTITY-MIB

EVENT-MIB

HOST-RESOURCES-MIB

IF-MIB

MIB-II

SNMP-COMMUNITY-MIB

SNMP-FRAMEWORK-MIB

SNMP-NOTIFICATION-MIB

SNMP-TARGET-MIB

SNMP-USM-MIB

SNMPv2-MIB

SNMP-VACM-MIB

ACTONA-ACTASTOR-MIB

この MIB は、WAAS 内の CIFS 透過的アクセラレータの統計情報を提供します。次のオブジェクトが含まれます。

cfIsConfigured

cfIsAlive

cfUpTime

cfTotalBytesRead

cfTotalWrittenBytes

cfRemoteRequestCount

cfLocalRequestCount

cfTotalRemoteTime

cfTotalLocalTime

cfConnectedSessionCount

cfCifsOpenFiles

cfMaxCacheVolume

cfCurrentCacheVolume

cfMaxCacheResources

cfCurrentCacheResources

cfResourceEvictedNum

cfLastEvictedTime

cfVolHiWatermark

cfVolLoWatermark

cfAmntHiWatermark

cfAmntLoWatermark

cfEvictedAge

cfEvictedLastAccess

CISCO-CDP-MIB

この MIB は、ローカル インターフェイスの ifIndex 値を表示します。リピータ ポートに ifIndex 値が割り当てられていない 802.3 リピータでは、この値はポートの固有値であり、リピータでサポートされる ifIndex 値より大きくなります。この例では、特定のポートが cdpInterfaceGroup と cdpInterfacePort の対応する値によって示されています。この場合、これらの値は、RFC 1516 のグループ番号値とポート番号値に対応します。

CISCO-CONFIG-MAN-MIB

この MIB は、さまざまな位置に存在する設定データのモデルを表します。

running:実行中のシステムによって使用中

terminal:端末として接続されているハードウェアに保存

local:NVRAM またはフラッシュ メモリにローカルに保存済み

remote:ネットワーク上のサーバに保存済み

この MIB には、設定に明確に関連する操作のみが含まれています。ただし、一部のシステム機能は一般的なファイルの保存と転送に使用できます。

CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB

これは、米国シスコの Cisco WAE デバイス用の MIB モジュールです。この MIB の次のオブジェクトがサポートされています。

cceAlarmCriticalCount

cceAlarmMajorCount

cceAlarmMinorCount

cceAlarmHistTable

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

この MIB は、ENTITY-MIB(RFC 2037)entPhysicalTable の資産情報項目をモニタします。この MIB は、MIBentPhysicalTable に表示される関連するエンティティの注文可能製品番号、シリアル番号、ハードウェア リビジョン、製造番号およびリビジョン、ファームウェア ID およびリビジョン(存在する場合)およびソフトウェア ID およびリビジョン(存在する場合)を表示します。

このデータが使用できないエンティティは、この MIB に表示されません。この MIB の表はほとんど埋まっていないので、特定の時点で特定のエンティティに一部の変数が存在しない場合があります。たとえば、電源がオフのモジュールを表す行は、ソフトウェア ID(ceAssetSoftwareID)とリビジョン(ceAssetSoftwareRevision)の値を持たないことがあります。同様に、電源モジュールは、表にファームウェアやソフトウェア情報が表示されません。

データに他の項目がエンコードされている可能性がありますが(たとえば、シリアル番号に製造日)、すべてのデータ項目が単一のものと見なされます。項目を分解したり、項目を構文解析しないでください。文字列の等価および非等価演算だけを使用してください。

CISCO-SMI

これは管理情報構造(SMI)の MIB モジュールです。この MIB では何も照会できません。これは Cisco MIB の構造を説明しています。

CISCO-WAN-OPTIMIZATION-MIB

この MIB は、アプリケーション最適化装置に関するステータスや統計情報についての情報を提供します。この MIB の次のオブジェクトがサポートされています。

cwoAoStatsIsConfigured

cwoAoStatsIsLicensed

cwoAoStatsOperationalState

cwoAoStatsStartTime

cwoAoStatsTotalHandledConn

cwoAoStatsTotalOptConn

cwoAoStatsTotalHandedOffConn

cwoAoStatsTotalDroppedConn

cwoAoStatsActiveOptConn

cwoAoStatsPendingConn

cwoAoStatsMaxActiveOptConn

また、この MIB は TFO 統計情報についての情報も提供します。次のオブジェクトがサポートされます。

cwoTFOStatsTotalHandledConn

cwoTFOStatsActiveConn

cwoTFOStatsMaxActiveConn

cwoTFOStatsActiveOptTCPPlusConn

cwoTFOStatsActiveOptTCPOnlyConn

cwoTFOStatsActiveOptTCPPrepConn

cwoTFOStatsActiveADConn

cwoTFOStatsReservedConn

cwoTFOStatsPendingConn

cwoTFOStatsActivePTConn

cwoTFOStatsTotalNormalClosedConn

cwoTFOStatsResetConn

ENTITY-MIB

これは、1 つの SNMP エージェントがサポートする複数の論理エンティティを表すための MIB モジュールです。この MIB は、RFC 2737 で文章化されています。この MIB の次のグループがサポートされています。

entityPhysicalGroup

entityLogicalGroup

entConfigChange 通知がサポートされています。

EVENT-MIB

この MIB は、ネットワーク管理目的でイベント トリガーと処理を定義します。MIB は RFC 2981 として公開されます。

HOST-RESOURCES-MIB

この MIB は、ホスト システムを管理します。「ホスト」という用語は、インターネットに接続している他の同様なコンピュータと通信する任意のコンピュータを示します。HOST-RESOURCES-MIB は、主要な機能が通信サービスであるデバイス(ターミナル サーバ、ルータ、ブリッジ、モニタリング機器)に必ずしも適用されるとは限りません。この MIB は、すべてのインターネット ホスト(たとえば、UNIX のバリエーションを実行するパーソナル コンピュータやシステム)に共通する属性を提供します。この MIB の次のオブジェクトはサポートされていません。

HrPrinterEntry

hrSWOSIndex

hrSWInstalledGroup

IF-MIB

この MIB は、64 ビットのインターフェイス カウンタを含み、インターフェイス関連の統計情報のクエリーをサポートします。これらのカウンタにはデバイスのインターフェイスで送受信されたオクテット、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト パケットが含まれます。ifCounterDiscontinuityTime を除き、ifXEntry のすべてのオブジェクトがサポートされています。この MIB は、RFC 2233 で文章化されています。

MIB-II

MIB-II はインターネット標準 MIB です。MIB-II は、RFC 1213 に規定され、TCP/IP に基づくインターネットのネットワーク管理プロトコル用です。この MIB は、ダウンロード サイトの v1 ディレクトリの RFC1213-MIB ファイルにあります(他の MIB は v2 ディレクトリにあります)。この MIB の次のオブジェクトはサポートされていません。

ifInUnknownProtos

ifOutNUcastPkts

ipRouteAge

TcpConnEntry group

egpInMsgs

egpInErrors

egpOutMsgs

egpOutErrors

EgpNeighEntry group

egpAs

SNMP-COMMUNITY-MIB

この MIB は、RFC 2576 で文章化されています。

SNMP-FRAMEWORK-MIB

この MIB は、RFC 2571 で文章化されています。

SNMP-NOTIFICATION-MIB

この MIB は、RFC 3413 で文章化されています。

SNMP-TARGET-MIB

この MIB は、RFC 3413 で文章化されています。

SNMP-USM-MIB

この MIB は、RFC 2574 で文章化されています。

SNMPv2-MIB

この MIB は、RFC 1907 で文章化されています。WAAS では、この MIB の次の通知がサポートされています。

coldStart

linkUp

linkDown

authenticationFailure

SNMP-VACM-MIB

この MIB は、RFC 2575 で文章化されています。

MIB ファイルのダウンロード

WAAS ソフトウェアが稼動しているデバイスでサポートされるほとんどの MIB について、MIB ファイルを次の Cisco FTP サイトからダウンロードできます。

ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/v2

RFC1213-MIB ファイル(MIB-II 用)を次の Cisco FTP サイトからダウンロードできます。

ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/v1

それぞれの MIB で定義される MIB オブジェクトは上記の FTP サイトにある MIB ファイルで説明されており、明確です。

WAAS デバイスでの SNMP エージェントの有効化

デフォルトでは、WAAS デバイス上の SNMP エージェントが無効になっており、SNMP コミュニティ ストリングは定義されていません。SNMP コミュニティ ストリングは、WAAS デバイス上の SNMP エージェントへアクセスするときに、認証用のパスワードとして使用されます。認証されるには、WAAS デバイスに送信された SNMP メッセージの Community Name フィールドが、WAAS デバイスに定義された SNMP コミュニティ ストリングに一致している必要があります。

デバイスに SNMP コミュニティ ストリングを定義すると、WAAS デバイス上の SNMP エージェントが有効になります。WAAS Central Manager GUI を使用すると、デバイスまたはデバイス グループに SNMP コミュニティ ストリングを定義できます。

SNMP 要求に SNMPv3 プロトコルが使用されている場合は、次のステップで、SNMP ユーザ アカウントを定義します。このアカウントは、SNMP を使用して WAAS デバイスにアクセスするために使用できます。WAAS デバイスで SNMPv3 ユーザ アカウントを作成する方法の詳細については、「SNMP ユーザの作成」を参照してください。

SNMP を設定するためのチェックリスト

表 17-2 で、WAAS デバイスまたはデバイス グループで SNMP モニタリングを有効にするためのプロセスについて説明します。

 

表 17-2 SNMP を設定するためのチェックリスト

タスク
追加情報と手順
  1. SNMP モニタリングの準備をする。

詳細については、「SNMP モニタリングの準備」を参照してください。

有効にしたい SNMP トラップを選択する。

WAAS Central Manager は、WAAS デバイスまたはデバイス グループで有効にできるさまざまなトラップを提供しています。

詳細については、「SNMP トラップの有効化」を参照してください。追加のトラップを定義するには、「SNMP トラップの定義」を参照してください。

SNMP トラップを受信する SNMP ホストを指定する。

WAAS デバイスまたはデバイス グループがトラップを送信する必要がある SNMP ホストを指定します。異なる WAAS デバイスが異なるホストへトラップを送信できるように、複数のホストを指定できます。

詳細については、「SNMP ホストの指定」を参照してください。

SNMP コミュニティ ストリングを指定する。

外部ユーザが MIB の読み取りまたは書き込みを実行できるように、SNMP コミュニティ ストリングを指定します。

詳細については、「SNMP コミュニティ ストリングの指定」を参照してください。

SNMP ビューを設定する。

SNMP グループを特定のビューに制限するには、グループに表示したい MIB サブツリーを指定するビューを作成する必要があります。

詳細については、「SNMP ビューの作成」を参照してください。

SNMP グループを作成する。

任意の SNMP ユーザを作成する、またはグループが特定の MIB サブツリーを表示するように制限したい場合は、SNMP グループを設定する必要があります。

詳細については、「SNMP グループの作成」を参照してください。

SNMP ユーザを作成する。

SNMP 要求に SNMPv3 プロトコルが使用されている場合は、SNMP を使用して WAAS デバイスにアクセスするために、少なくとも 1 つの SNMPv3 ユーザ アカウントを WAAS デバイスに定義する必要があります。

詳細については、「SNMP ユーザの作成」を参照してください。

SNMP 連絡先設定を構成する。

詳細については、「SNMP 連絡先設定の構成」を参照してください。

SNMP モニタリングの準備

WAAS ネットワークを SNMP モニタリング用に設定する前に、次の準備作業を完了します。

WAAS デバイスが SNMP トラップを送信するために使用する SNMP ホスト(管理ステーション)を設定します。

すべての WAAS デバイスがトラップを同じホストに送信するか、別のホストに送信するかを決定します。各 SNMP ホストの IP アドレスまたはホスト名を書き留めます。

SNMP エージェントにアクセスするために使用するコミュニティ ストリングを入手します。

グループ別にビューを制限できるように SNMP グループを作成するかどうかを決定します。

必要な追加の SNMP トラップを決定します。

WAAS ネットワーク内のデバイス間でクロックを同期することが重要です。各 WAAS デバイス上で、クロックを同期するために Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)サーバが設定されていることを確認します。

SNMP トラップの有効化

WAAS デバイスが SNMP トラップを送信できるようにするには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。選択に応じて、[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP トラップを設定したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Device Dashboard] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [General Settings] を選択します。[SNMP General Settings] ウィンドウが表示されます (図 17-2を参照)。 表 17-3 で、このウィンドウのフィールドについて説明します。

図 17-2 [SNMP General Settings] ウィンドウ

 

 

表 17-3 SNMP 一般設定

GUI パラメータ
機能

Traps

Enable Snmp Settings

SNMP トラップを有効にします。

WAE

SNMP WAE トラップを有効にします。

[Disk Read]:ディスク読み取りエラー トラップを有効にします。

[Disk Write]:ディスク書き込みエラー トラップを有効にします。

[Disk Fail]:ディスク障害エラー トラップを有効にします。

[Overload Bypass]:WCCP 過負荷迂回エラー トラップを有効にします。

[Transaction Logging]:トランザクション ログ書き込みエラー トラップを有効にします。

SNMP

SNMP 固有トラップを有効にします。

[Authentication]:認証トラップを有効にします。

[Cold Start]:コールド スタート トラップを有効にします。

[LinkUp]:リンク アップ トラップ。

[LinkDown]:リンク ダウン トラップ。

WAE Alarm

SNMP アラーム トラップを有効にします。

[Raise Critical]:クリティカル アラーム設定トラップを有効にします。

[Clear Critical]:クリティカル アラーム消去トラップを有効にします。

[Raise Major]:メジャー アラーム設定トラップを有効にします。

[Clear Major]:メジャー アラーム消去トラップを有効にします。

[Raise Minor]:マイナー アラーム設定トラップを有効にします。

[Clear Minor]:マイナー アラーム消去トラップを有効にします。

Entity

SNMP エンティティ トラップを有効にします。

Event

イベント MIB を有効にします。

Config

CiscoConfigManEvent エラー トラップを有効にします。

Miscellaneous Settings

MIB Persistent Event

SNMP Event MIB の永続性を有効にします (このチェックボックスは、選択されているデバイスが Central Manager の場合には表示されません)。

Notify Inform

SNMP notify inform 要求を有効にします。inform 要求は、トラップより信頼性に優れていますが、ルータとネットワークのリソース使用量が増えます。

受信者がトラップを受信したときに受信確認を送信しないため、トラップの信頼性は低くなります。送信側は、トラップが受信されたかどうかを決定できません。ただし、inform 要求を受信する SNMP マネージャは、SNMP 応答でメッセージの受信を確認します。送信側が応答を受信しない場合、inform 要求を再び送信できます。したがって、情報が目的の宛先に到達する可能性が高まります。

ステップ 4 SNMP トラップを有効にするには、該当するチェックボックスを選択します。

ステップ 5 [Submit] をクリックします。

デフォルトまたはデバイス グループ設定を適用したあとでまだ保存されていない変更があると、現在の設定の横に、「Click Submit to Save」メッセージが赤い色で表示されます。また、[Reset] をクリックすると、すでに設定したウィンドウ設定に戻すことができます。[Reset] ボタンは、デフォルトまたはデバイス グループ設定を適用して現在のデバイス設定を変更し、まだ設定を送信していない場合だけ表示されます。


 

CLI から SNMP トラップを有効にするには、 snmp-server enable traps グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

外部 SNMP サーバによる SNMP へのアクセスを制御するには、 snmp-server access-list グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して SNMP ACL を適用します。


) SNMP サーバ ACL を使用している場合は、ループバック インターフェイスを許可する必要があります。


特別な設定に関連した他の MIB オブジェクトの追加 SNMP トラップを定義するには、「SNMP トラップの定義」を参照してください。

SNMP トラップの定義

特別な設定に関連した他の MIB オブジェクトの追加 SNMP トラップを定義するには、次の手順に従って追加の SNMP トリガーを作成してください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。選択に応じて、[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP トラップを定義したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Device Dashboard] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Trigger] を選択します。[SNMP Trigger List Entries] ウィンドウが表示されます。このウィンドウの列は、 表 17-4 で示すパラメータと同じです。

ステップ 4 タスクバーで、[Create New SNMP Trigger List Entry] アイコンをクリックします。[Creating New SNMP Trigger] ウィンドウが表示されます。 表 17-4 に、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。

 

表 17-4 新しい SNMP トリガー設定の作成

GUI パラメータ
機能

MIB Name

モニタするオブジェクトの MIB 変数名

Wild Card

(任意)[MIB Name] 値がワイルドカードの場合、このチェックボックスを選択します。SNMP トリガーを編集するときは、このチェックボックスは無効になります。

Frequency

トリガー サンプルの間で待機する秒数(60 ~ 600)

Test

SNMP トラップを開始するのに使用するテスト。次のいずれかのテストを選択します。

[absent]:最後のサンプリングで存在した指定の MIB オブジェクトが、現在のサンプリングでは存在しない。

[equal]:指定された MIB オブジェクトの値が指定されたしきい値と等しい。

[falling]:指定された MIB オブジェクトの値が、指定されたしきい値より低くなった。この状態に対してトラップを生成したあとに同じ状態が発生しても、サンプリングした MIB オブジェクトの値がしきい値を超え、再び下限しきい値より低くなるまで、別のトラップは生成されません。

[greater-than]:指定された MIB オブジェクトの値が、指定されたしきい値より高い。

[less-than]:指定された MIB オブジェクトの値が、指定されたしきい値より低い。

[on-change]:最後のサンプリング以降、指定された MIB オブジェクトの値が変更された。

[present]:以前のサンプリングでは存在しなかった指定の MIB オブジェクトが、現在のサンプリングで存在する。

[rising]:指定された MIB オブジェクトの値が、指定されたしきい値を超えた。この状態に対してトラップを生成したあとに同じ状態が発生しても、サンプリングした MIB オブジェクトの値がしきい値より低くなり、再び上昇しきい値を超えるまで、別のトラップは生成されません。

Sample Type

(任意)サンプル タイプ。次のとおりです。

[absolute]:0 ~ 2147483647 の範囲内の固定整数値に対して、テストが評価されます。

[delta]:現在のサンプリングと以前のサンプリングの間における MIB オブジェクトの値の変動に対して、テストが評価さされます。

Threshold Value

MIB オブジェクトのしきい値。[Test] ドロップダウン リストで [absent]、[on-change]、または [present] が選択されると、このフィールドは使用されません。

MIB Var1
MIB Var2
MIB Var3

(任意)通知に追加する最大 3 つの代替 MIB 変数の名前。これらの名前の検証はサポートされないので、必ず正しい名前を入力してください。

Comments

トラップの説明

ステップ 5 上記のフィールドには、MIB 名、周期、テスト、サンプル タイプ、しきい値、および説明を入力します。


) 読み取り/書き込みおよび読み取り専用 MIB オブジェクトだけに有効なトリガーを作成できます。読み取りと作成 MIB オブジェクトにトリガーを作成する場合は、1 データ フィードのポーリング サイクル後に Central Manager 設定から削除されます。


ステップ 6 [Submit] をクリックします。


 

新しい SNMP トリガーが [SNMP Trigger List] ウィンドウに表示されます。

[SNMP Trigger List Entries] ウィンドウの MIB 名の横にある [Edit] アイコンをクリックすると、SNMP トリガーを編集できます。

MIB 名の横にある Edit アイコンをクリックしてから、[Delete] タスクバー アイコンをクリックすると、SNMP トリガーを削除できます。


) デフォルト SNMP トリガのいずれかを削除した場合、それはリロード後に復元されます。


CLI から SNMP トラップを定義するには、 snmp trigger EXEC コマンドを使用できます。

外部 SNMP サーバによる SNMP へのアクセスを制御するには、 snmp-server access-list グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して SNMP ACL を適用します。


) SNMP サーバ ACL を使用している場合は、ループバック インターフェイスを許可する必要があります。


SNMP トリガーの集約

個々の WAE デバイスは、カスタム SNMP トリガーを定義できます。また、他のカスタム SNMP トリガーが定義されているデバイス グループに所属することもできます。

[SNMP Trigger List Entries] ウィンドウ内の [Aggregate Settings] オプション ボタンは、個々のデバイスでの SNMP トリガーの集約方法を次のように制御します。

デバイスの設定にそのデバイスとそれが所属するデバイス グループに定義されたすべてのカスタム SNMP トリガーを使用する場合は、[Yes] を選択します。

デバイス自身に定義されたカスタム SNMP トリガーだけに制限する場合は、[No] を選択します。

設定を変更すると次のメッセージが表示されます。「This option will take effect immediately and will affect the device configuration.Do you wish to continue?」。[OK] をクリックして続行します。

SNMP ホストの指定

ホストは、作成順に表示されます。作成できる SNMP ホストの最大数は 4 です。

SNMP ホストを指定するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP ホストを定義したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Device Dashboard] ウィンドウまたは [Modifying Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Host] を選択します。[SNMP Hosts] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーで、[Create New SNMP Host] アイコンをクリックします。[Creating New SNMP Host] ウィンドウが表示されます。 表 17-5 に、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。

 

表 17-5 SNMP ホスト設定

GUI パラメータ
機能

Trap Host

WAE から SNMP トラップ メッセージで送信される SNMP トラップ ホストのホスト名または IP アドレス。これは必須フィールドです。

Community/User

WAE から SNMP トラップ メッセージで送信される SNMP コミュニティまたはユーザの名前(最大 64 文字)。これは必須フィールドです。

Authentication

SNMP トラップ動作の受信者へ通知を送信するために使用するセキュリティ モデル。ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。

[No-auth]:セキュリティ メカニズムなしで通知を送信します。

[v2c]:バージョン 2c セキュリティを使用して通知を送信します。

[v3-auth]:SNMP バージョン 3 AuthNoPriv を使用して通知を送信します。

[v3-noauth]:SNMP バージョン 3 NoAuthNoPriv を使用して通知を送信します。

[v3-priv]:SNMP バージョン 3 AuthPriv を使用して通知を送信します。

Retry

inform 要求に許される再試行回数(1 ~ 10)。デフォルトは、2 回です。

Timeout

inform 要求のタイムアウト(1 ~ 1000 秒)。デフォルトは 15 秒です。

ステップ 5 SNMP トラップ ホストのホスト名または IP アドレス、SNMP コミュニティまたはユーザ名、通知を送信するためのセキュリティ モデル、および inform 要求の再試行回数とタイムアウトを入力します。

ステップ 6 [Submit] をクリックします。


 

CLI から SNMP ホストを指定するには、 snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

SNMP コミュニティ ストリングの指定

SNMP コミュニティ ストリングは、WAAS デバイスに存在する SNMP エージェントにアクセスするために使用するパスワードです。コミュニティ ストリングは、group と read-write の 2 種類あります。コミュニティ ストリングは、SNMP メッセージのセキュリティを強化します。

コミュニティ ストリングは、作成順に表示されます。作成できる SNMP コミュニティの最大数は 10 です。デフォルトでは、SNMP エージェントは無効で、コミュニティ ストリングは設定されていません。コミュニティ ストリングを設定すると、デフォルトですべてのエージェントへの読み取り専用アクセスが許可されます。

SNMP エージェントを有効にし、SNMP エージェントにアクセスできるコミュニティ ストリングを設定するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP コミュニティ設定を構成したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Community] を選択します。[SNMP Community Strings] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーで、[Create New SNMP Community String] アイコンをクリックします。[Creating New SNMP Community String] ウィンドウが表示されます。 表 17-6 に、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。

 

表 17-6 SNMP コミュニティ設定

GUI パラメータ
機能

Community

WAE の SNMP エージェントにアクセスするときに認証用のパスワードとして使用するコミュニティ ストリング。認証されるには、WAE に送信された SNMP メッセージの「Community Name」フィールドが、ここで定義した SNMP コミュニティ ストリングに一致している必要があります。コミュニティ ストリングを入力すると、WAE 上の SNMP エージェントが有効になります。このフィールドには、最大 64 文字を入力できます。

これは必須フィールドです。

Group name/rw

コミュニティ ストリングが属するグループ。[Read/Write] オプションを使用すると、このコミュニティ ストリングに read または write グループを関連付けることができます。[Read/Write] オプションは、MIB サブツリーの一部へのアクセスだけを許可します。ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。

[None]:コミュニティ ストリングに関連付けるグループ名を指定したくない場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、[Group Name] フィールドは無効のままになります。

[Group]:グループ名を指定したい場合は、このオプションを選択します。

[Read/Write]:コミュニティ ストリングに関連付けられたグループへの読み取り/書き込みアクセスを許可したい場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択すると、[Group Name] フィールドは無効のままになります。

これは必須フィールドです。

Group Name

コミュニティ ストリングが属するグループの名前。このフィールドには、最大 64 文字を入力できます。このフィールドは、前のフィールドで [Group] オプションを選択した場合にだけ使用できます。

ステップ 5 適切なフィールドに、コミュニティ ストリングを入力し、グループへの読み取り/書き込みアクセスを許可するかどうかを選択し、グループ名を入力します。

ステップ 6 [Submit] をクリックします。


 

CLI からコミュニティ ストリングを設定するには、 snmp-server community グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

SNMP ビューの作成

ユーザのグループを特定の MIB ツリーを表示するだけに制限するには、WAAS Central Manager GUI を使用して SNMP ビューを作成する必要があります。ビューを作成したら、後続の項の説明に従って、このグループに属する SNMP グループと SNMP ユーザを作成する必要があります。

ビューは、作成順に表示されます。作成できるビューの最大数は 10 です。

バージョン 2 SNMP(SNMPv2)MIB ビューを作成するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMPv2 ビューを作成したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [View] を選択します。[SNMP Views] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーで、[Create New View] アイコンをクリックします。[Creating New SNMP View] ウィンドウが表示されます。 表 17-7 に、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。

 

表 17-7 SNMPv2 ビュー設定

GUI パラメータ
機能

Name

このビュー サブツリーのファミリ名を表す文字列(最大 64 文字)。ファミリ名は、ENTITY-MIB のような有効な MIB 名である必要があります。これは必須フィールドです。

Family

MIB のサブツリーを識別するオブジェクト ID(最大 64 文字)。これは必須フィールドです。

View Type

ビューから MIB ファミリを包含するか、除外するかを決定するビュー オプション。ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。

[Included]:MIB ファミリをビューに入れます。

[Excluded]:MIB ファミリをビューから除外します。

ステップ 5 適切なフィールドに、ビュー名、ファミリ名、およびビューの種類を入力します。

ステップ 6 [Submit] をクリックします。

ステップ 7 あとの項の説明に従って、このビューに割り当てる SNMP グループを作成します。


 

CLI から SNMP ビューを作成するには、 snmp-server view グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

SNMP グループの作成

任意の SNMP ユーザを作成する、またはユーザのグループが特定の MIB サブツリーを表示するように制限したい場合は、SNMP グループを設定する必要があります。

グループは、作成順に表示されます。作成できる SNMP グループの最大数は 10 です。

ユーザ セキュリティ モデル グループを定義するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP グループを作成したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Device Dashboard] ウィンドウまたは [Modifying Device Group] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Group] を選択します。[SNMP Group Strings for WAE] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーで、[Create New SNMP Group String] アイコンをクリックします。[Creating New SNMP Group String for WAE] ウィンドウが表示されます。 表 17-8 に、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。

 

表 17-8 SNMP グループ設定

GUI パラメータ
機能

Name

SNMP グループの名前。最大 64 文字を入力できます。これは必須フィールドです。

Sec Model

グループ用のセキュリティ モデル。ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。

[v1]:バージョン 1 セキュリティ モデル(SNMP バージョン 1 [noAuthNoPriv])

[v2c]:バージョン 2c セキュリティ モデル(SNMP バージョン 2 [noAuthNoPriv])

[v3-auth]:ユーザ セキュリティ レベル SNMP バージョン 3 AuthNoPriv

[v3-noauth]:ユーザ セキュリティ レベル SNMP バージョン 3 noAuthNoPriv

[v3-priv]:ユーザ セキュリティ レベル SNMP バージョン 3 AuthPriv


) SNMPv1 または SNMPv2c セキュリティ モデルに従って定義されたグループは、SNMP ユーザには関連付けないでください。それらは、コミュニティ ストリングだけに関連付ける必要があります。


Read View

エージェントの内容を表示できるビューの名前(最大 64 文字)。デフォルトで、ビューは定義されません。グループのユーザに読み取りアクセスを提供するには、ビューを指定する必要があります。

SNMP ビューを作成する方法については、「SNMP ビューの作成」を参照してください。

Write View

データを入力し、エージェントの内容を設定できるビューの名前(最大 64 文字)。デフォルトで、ビューは定義されません。

SNMP ビューを作成する方法については、「SNMP ビューの作成」を参照してください。

Notify View

notify、inform、または trap を指定できるビューの名前(最大 64 文字)。デフォルトで、ビューは定義されません。

SNMP ビューを作成する方法については、「SNMP ビューの作成」を参照してください。

ステップ 5 適切なフィールドに、SNMP グループ設定名、セキュリティ モデル、および読み取り、書き込み、および通知ビューの名前を入力します。

ステップ 6 [Submit] をクリックします。

ステップ 7 あとの項の説明に従って、この新しいグループに属する SNMP ユーザを作成します。


 

CLI から SNMP グループを作成するには、 snmp-server group グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

SNMP ユーザの作成

ユーザは、作成順に表示されます。 作成できるユーザの最大数は 10 です。

SNMP エンジンにアクセスできるユーザを定義するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP ユーザを作成したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [User] を選択します。デバイスまたはデバイス グループ用の SNMP ユーザのリストが表示されます。

ステップ 4 タスクバーで、[Create New SNMP User] アイコンをクリックします。[Creating New SNMP User] ウィンドウが表示されます。 表 17-9 に、このウィンドウ内のフィールドについて説明します。

 

表 17-9 SNMP ユーザ設定

GUI パラメータ
機能

Name

デバイスまたはデバイス グループにアクセスできるユーザの名前を表す文字列(最大 32 文字)。これは必須フィールドです。

Group

ユーザが属するグループの名前(最大 64 文字)。これは必須フィールドです。

Remote SNMP ID

リモート SNMP エンティティのグローバルに一意名識別子(10 ~ 64 文字)。SNMPv3 メッセージを WAE へ送信するには、WAE にリモート SNMP ID を持つ少なくとも 1 人のユーザを設定する必要があります。SNMP ID は、オクテット文字列形式で入力する必要があります。このフィールドに入力できるのは、16 進数文字とコロン(:)だけです。入力した文字列に何らかの色がついた場合、それはページの送信後に削除されます。

Authentication Algorithm

送信中の SNMP パケットの完全性を保証する認証アルゴリズム。ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。

[No-auth]:SNMP パケット用にセキュリティ メカニズムをオンにする必要がありません。

[MD5]:ハッシュに基づくメッセージ認証コード MD5(HMAC-MD5)アルゴリズムに基づく認証を提供します。

[SHA]:ハッシュに基づくメッセージ認証コード安全なハッシュ(HMAC-SHA)アルゴリズムに基づく認証を提供します。

Authentication Password

ユーザ認証(HMAC-MD5 または HMAC-SHA)パスワードを設定する文字列(最大 256 文字)。表示制限を超える場合、文字数が表示領域に合わせて調整されます。特殊文字のスペース、左一重引用符(`)、一重引用符(')、二重引用符(")、パイプ(|)、疑問符(?)は使用できません。

認証アルゴリズム用に [no-auth] オプションを選択した場合、このフィールドはオプションです。そうでない場合は、このフィールドに値を入力する必要があります。

Confirmation Password

確認用の認証パスワード。再入力するパスワードは、前のフィールドに入力したパスワードと同じである必要があります。

Private Password

SNMP エージェントが SNMP ホストからパケットを受信できるようにする認証(HMAC-MD5 または HMAC-SHA)パラメータを設定する文字列(最大 256 文字)。表示制限を超える場合、文字数が表示領域に合わせて調整されます。特殊文字のスペース、左一重引用符(`)、二重引用符(")、パイプ(|)、疑問符(?)は使用できません。

Confirmation Password

確認用のプライベート パスワード。再入力するパスワードは、前のフィールドに入力したパスワードと同じである必要があります。

ステップ 5 適切なフィールドに、ユーザ名、ユーザが属するグループ、ユーザが属するリモート エンティティのエンジン ID、SNMP トラフィックの改ざんから保護するために使用する認証アルゴリズム、ユーザ認証パラメータ、およびパケット用の認証パラメータを入力します。

ステップ 6 [Submit] をクリックします。


 

CLI から SNMP ユーザを作成するには、 snmp-server user グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

SNMP 資産タグ設定の構成

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB に値を作成する SNMP 資産タグ設定を構成するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP 資産タグを定義したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Device Dashboard] ウィンドウまたは [Modifying Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Asset Tag] を選択します。[SNMP Asset Tag Settings] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 [Asset Tag Name] フィールドに、資産タグの名前を入力します。

ステップ 5 [Submit] をクリックします。


 

CLI から SNMP 資産タグ設定を構成するには、 asset tag グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

SNMP 連絡先設定の構成

SNMP 連絡先設定を構成するには、次の手順に従ってください。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices](または [Manage Device Groups])を選択します。[Devices] または [Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP 連絡先を設定したいデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Device Dashboard] ウィンドウまたは [Modifying Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Contact Information] を選択します。[SNMP Contact Settings] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 提供されるフィールドに、連絡先の氏名と住所を入力します。

ステップ 5 [Submit] をクリックします。


 

CLI から SNMP 連絡先設定を構成するには、 snmp-server contact グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

SNMP トラップ ソース設定値の設定

SNMP トラップの送信元になるソース インターフェイスを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 WAAS Central Manager GUI ナビゲーション ペインで、[My WAN] > [Manage Devices] を選択します [Devices] ウィンドウが表示されます (この設定は、デバイス グループではサポートされていません)。

ステップ 2 SNMP トラップ ソースを設定するデバイスまたはデバイス グループの横にある [Edit] アイコンをクリックします。[Device Dashboard] ウィンドウまたは [Modifying Device Groups] ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 ナビゲーション ペインで、[Configure] > [Monitoring] > [SNMP] > [Trap Source] を選択します。[SNMP Trap Source Settings] ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 [Trap Source] ドロップダウン リストから、トラップ ソースとして使用されるインターフェイスを選択します。使用可能な物理、スタンバイ、およびポート チャネル インターフェイスから、IP アドレスを持つものだけがリストに表示されます。vWAAS デバイスでは、IP アドレスが割り当てられた仮想インターフェイスがリストに表示されます。


) トラップ ソースとして割り当てられたインターフェイスは、トラップ ソースとしての割り当てを解除するまでは削除できません。


ステップ 5 [Submit] をクリックします。


 

CLI から SNMP トラップ ソースの設定値を設定するには、 snmp-server trap-source グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用できます。