Cisco IOS IP ルーティング: OSPF コンフィギュレーション ガイド
RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新 の拡張
RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張
発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2011/04/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張

この章の構成

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の前提条件

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の制約事項

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張について

RFC 1850 をサポートするための OSPF MIB の変更

OSPF MIB

OSPF トラップ MIB

CISCO OSPF MIB

CISCO OSPF トラップ MIB

OSPF MIB の利点

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張をイネーブルにする方法

OSPF MIB サポートのイネーブル化

前提条件

この次の手順

特定の OSPF トラップのイネーブル化

ルータ上の OSPF MIB トラップの確認

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の設定例

OSPF MIB サポート トラップのイネーブル化と確認

関連情報

参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の機能情報

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張機能では、Open Shortest Path First(OSPF)ルーティング プロトコルに、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)による監視機能が追加されます。MIB オブジェクトを使用すると、プロトコル パラメータに関連する情報や、移行状態の変化などの重大なネットワーク イベントの発生を示すトラップ通知オブジェクトを収集できます。これによって、OSPF ネットワークの状態変化を、より効果的な方法で常に監視できるようになります。OSPF の MIB オブジェクトおよびトラップ オブジェクトによって収集したプロトコル情報からは、ネットワーク全体のパフォーマンスの監視と改善に役立つ統計情報を生成できます。

この章で紹介する機能情報の入手方法

お使いの Cisco IOS ソフトウェアが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていないことがあります。 このモジュールに記載されている機能に関するドキュメントへのリンク、および各機能がサポートされているリリースに関するリストについては、「RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の機能情報」を参照してください。

プラットフォームと Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポート情報の検索

Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォーム、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、および Cisco Catalyst OS ソフトウェア イメージの各サポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の前提条件

ルータで OSPF が設定されていること。

通知(トラップ)の設定、または、SNMP GET 動作を実行する、ルータで Simple Network Management Protocol(SNMP)がイネーブルになっていること。

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の制約事項

Cisco IOS リリース 12.0(26)S、12.2(25)S、12.2(27)SBC、12.2(31)SB2 および以降のリリースを実行するルータでは、OSPF の最初のプロセスだけに対して(仮想リンクおよび模造リンクに関連する MIB オブジェクトの場合や、複数のトポロジがサポートされる場合を除く)、OSPF MIB および CISCO OSPF MIB がサポートされます。何らかの OSPF プロセスに関連する OSPF イベントが発生すると、SNMP トラップが生成されます。この問題の回避策はありません。

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張について

ここでは、RFC 1850 の中で標準化され、OSPF-MIB および OSPF-TRAP-MIB で定義された、MIB オブジェクトについて説明します。また、シスコの 2 種類のプライベート MIB(CISCO-OSPF-MIB および CISCO-OSPF-TRAP-MIB)で定義される、RFC 1850 オブジェクトの拡張についても説明します。

「RFC 1850 をサポートするための OSPF MIB の変更」

「OSPF MIB の利点」

RFC 1850 をサポートするための OSPF MIB の変更

ここでは、RFC 1850 をサポートするための新しい MIB オブジェクトについて説明します。

「OSPF MIB」

「OSPF トラップ MIB」

「CISCO OSPF MIB」

「CISCO OSPF トラップ MIB」

OSPF MIB

ここでは、RFC 1850 の定義によって新しく追加された MIB オブジェクトについて説明します。これらの OSPF MIB 定義は、以前の RFC 1253 をサポートする標準 OSPF MIB にはなかった機能を、新しく提供します。すべての OSPF MIB オブジェクトを確認するには、OSPF-MIB ファイルを参照してください。

表 1 に、RFC 1850 の定義によって新しく追加された OSPF-MIB オブジェクトを示します。OSPF-MIB ファイルに記述されている順序で、オブジェクトが書き込まれるテーブルごとに示してあります。

 

表 1 新しい OSPF-MIB オブジェクト

OSPF-MIB のテーブル
新しい MIB オブジェクト

OspfAreaEntry テーブル

OspfAreaSummary

OspfAreaStatus

OspfStubAreaEntry

OspfStubMetricType

OspfAreaRangeEntry

OspfAreaRangeEffect

OspfHostEntry

OspfHostAreaID

OspfIfEntry

OspfIfStatus

OspfIfMulticastForwarding

OspfIfDemand

OspfIfAuthType

OspfVirtIfEntry

OspfVirtIfAuthType

OspfNbrEntry

OspfNbmaNbrPermanence

OspfNbrHelloSuppressed

OspfVirtNbrEntry

OspfVirtNbrHelloSuppressed

OspfExtLsdbEntry

OspfExtLsdbType

OspfExtLsdbLsid

OspfExtLsdbRouterId

OspfExtLsdbSequence

OspfExtLsdbAge

OspfExtLsdbChecksum

OspfExtLsdbAdvertisement

OspfAreaAggregateEntry

OspfAreaAggregateAreaID

OspfAreaAggregateLsdbType

OspfAreaAggregateNet

OspfAreaAggregateMask

OspfAreaAggregateStatusospfSetTrap

OspfAreaAggregateEffect

RFC 1850 をサポートするため、テーブルには次のオブジェクトが追加されています。

OSPF トラップ MIB

ここでは、FRC 1850 をサポートするために追加されたスカラ オブジェクトおよび MIB オブジェクトについて説明します。

次のスカラ オブジェクトが OSPF-TRAP-MIB に追加されています。OSPF-TRAP-MIB ファイルに記述されている順序で示します。

OspfExtLsdbLimit

OspfMulticastExtensions

OspfExitOverflowInterval

OspfDemandExtensions

ospfSetTrap コントロール MIB オブジェクトには、IOS CLI で OSPF トラップのイネーブル化およびディセーブル化を行う OSPF トラップ MIB オブジェクトが含まれています。これらの OSPF トラップ MIB オブジェクトは、RFC 1850 の標準 OSPF MIB です。OSPF トラップをイネーブルまたはディセーブルにする方法については、「RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張をイネーブルにする方法」を参照してください。

表 2 に、OSPF トラップ MIB オブジェクトを、OSPF-TRAP-MIB ファイルに記述されている順序で示します。

 

表 2 新しい OSPF-TRAP-MIB オブジェクト

OSPF コントロール MIB オブジェクト
トラップ MIB オブジェクト

ospfSetTrap

ospfIfStateChange

ospfVirtIfStateChange

ospfNbrStateChange

ospfVirtNbrState

ospfIfConfigError

ospfVirtIfConfigError

ospfIfAuthFailure

ospfVirtIfAuthFailure

ospfIfRxBadPacket

ospfVirtIfRxBadPacket

ospfTxRetransmit

ospfVirtIfTxRetransmit

ospfOriginateLsa

ospfMaxAgeLsa

CISCO OSPF MIB

ここでは、スカラ オブジェクトと、シスコ固有の OSPF MIB オブジェクトについて説明します。これらは、RFC 1850 OSPF MIB 定義をサポートするための拡張であり、標準 MIB にはない機能を提供します。

次のスカラ オブジェクトが OSPF-OSPF-MIB に追加されています。

cospfRFC1583Compatibility

cospfOpaqueLsaSupport

cospfOpaqueASLsaCount

cospfOpaqueASLsaCksumSum

次に、テーブル エントリごとに、RFC 1850 OSPF MIB 定義をサポートするための拡張として追加された、シスコ固有の新しい MIB オブジェクトを示します。シスコ固有の全 OSPF MIB オブジェクトについては、CISCO-OSPF-MIB ファイルを参照してください。

表 3 に、RFC 1850 定義によって新しく追加された CISCO-OSPF-MIB オブジェクトを示します。CISCO-OSPF-MIB ファイルに記述されている順序で、オブジェクトが書き込まれるテーブルごとに示してあります。

 

表 3 新しい CISCO-OSPF-MIB オブジェクト

CISCO-OSPF-MIB テーブル
新しい MIB オブジェクト

cospfAreaEntry

cospfOpaqueAreaLsaCount

cospfOpaqueAreaLsaCksumSum

cospfAreaNssaTranslatorRole

cospfAreaNssaTranslatorState

cospfAreaNssaTranslatorEvents

cospfLsdbEntry

cospfLsdbType

cospfLsdbSequence

cospfLsdbAge

cospfLsdbChecksum

cospfLsdbAdvertisement

cospfIfEntry

cospfIfLsaCount

cospfIfLsaCksumSum

cospfVirtIfEntry

cospfVirtIfLsaCount

cospfVirtIfLsaCksumSum

cospfLocalLsdbEntry

cospfLocalLsdbIpAddress

cospfLocalLsdbAddressLessIf

cospfLocalLsdbType

cospfLocalLsdbLsid

cospfLocalLsdbRouterId

cospfLocalLsdbSequence

cospfLocalLsdbAge

cospfLocalLsdbChecksum

cospfLocalLsdbAdvertisement

cospfVirtLocalLsdbEntry

cospfVirtLocalLsdbTransitArea

cospfVirtLocalLsdbNeighbor

cospfVirtLocalLsdbType

cospfVirtLocalLsdbLsid

cospfVirtLocalLsdbRouterId

cospfVirtLocalLsdbSequence

cospfVirtLocalLsdbAge

cospfVirtLocalLsdbChecksum

cospfVirtLocalLsdbAdvertisement

CISCO OSPF トラップ MIB

cospfSetTrap MIB オブジェクトは、CISCO-OSPF-TRAP-MIB 内のトラップ イベントを表します。これはビット マップであり、最初のビットが最初のトラップを表します。次の MIB オブジェクトは、RFC 1850 をサポートするために追加されたトラップ イベントです。シスコの全 OSPF トラップ MIB オブジェクトについては、CISCO-OSPF-TRAP-MIB ファイルを参照してください。

表 4 に、CISCO-TRAP-MIB 内の cospfSetTrap MIB オブジェクトに書き込まれるトラップ イベントを示します。

表 4 CISCO-OSPF トラップ イベント

CISCO-OSPF-TRAP-MIB トラップ イベント
トラップ イベントの説明

cospfIfConfigError

非仮想 OSPF ネイバーが隣接関係を確立する際に、MTU パラメータのミスマッチ エラーが発生した場合に生成されます。

cospfVirtIfConfigError

仮想 OSPF ネイバーが隣接関係を確立する際に、MTU パラメータのミスマッチ エラーが発生した場合に生成されます。

cospfTxRetransmit

非仮想インターフェイスから送信されたパケットが、不透明 LSA である場合に生成されます。不透明リンクステート アドバタイズメント(LSA)は、ネットワークのリンクの容量やトポロジなどのアトリビュートを配信するときに、MPLS トラフィック エンジニアリングで使用されます。この LSA のスコープは、ローカル ネットワーク(タイプ 9、リンクローカル)、OSPF エリア(タイプ 20、エリアローカル)、または自律システム(タイプ 11、AS スコープ)に限定できます。不透明 LSA の情報は、OSPF ネットワークで外部アプリケーションにより使用できます。

cospfVirtIfTxRetransmit

仮想インターフェイスから送信されたパケットが、不透明 LSA である場合に生成されます。

cospfOriginateLsa

トポロジに変化が生じた時に、ルータから不透明 LSA が送信された場合に生成されます。

cospfMaxAgeLsa

不透明 LSA の場合に生成されます。

cospfNssaTranslatorStatusChange

OSPF タイプ 7 の LSA を OSPF タイプ 5 の LSA に変換するルータの能力に変化が生じた場合に生成されます。

OSPF MIB トラップをイネーブルにする方法については、「RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張をイネーブルにする方法」を参照してください。

OSPF MIB の利点

以前の RFC 1253 OSPF MIB ではサポートされなかったテーブル オブジェクトやトラップ通知オブジェクトが新しく追加されたため、ネットワーク管理者は、OSPF MIB(OSPF-MIB と OSPF-TRAP-MIB)およびシスコのプライベート OSPF MIB(CISCO-OSPF-MIB と CISCO-OSPF-TRAP-MIB)を使用して、OSPF ルーティング プロトコルをより効果的に監視できるようになりました。

OSPF MIB サポート オブジェクトや、シスコ固有のエラー、再送信、および状態変化のトラップに関する SNMP 通知をイネーブルにするために、CLI コマンドも新しく追加されています。SNMP 通知は、OSPF ネットワークのエラーや重大イベントに関する情報を提供します。

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張をイネーブルにする方法

この項では、OSPF MIB サポート機能の設定タスクについて説明します。一覧内の各作業は、必須と任意に分けています。

「OSPF MIB サポートのイネーブル化」(必須)

「特定の OSPF トラップのイネーブル化」(任意)

「ルータ上の OSPF MIB トラップの確認」(任意)

OSPF MIB サポートのイネーブル化

SNMP サーバを設定し、CISCO-OSPF-MIB および OSPF-MIB をイネーブルにするには、このタスクを実行します。

前提条件

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張機能を使用する前に、ルータに対して SNMP サーバを設定しておく必要があります。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. snmp-server community string1 ro

4. snmp-server community string2 rw

5. snmp-server host { hostname | ip-address } [ vrf vrf-name ] [ traps | informs ] [ version { 1 | 2c | 3 [ auth | noauth | priv ]}] community-string [ udp-port port ] [ notification-type ]

6. snmp-server enable traps ospf

7. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

snmp-server community string1 ro

 

Router(config)# snmp-server community public ro

MIB 内の全オブジェクトに対する読み取りアクセス権をイネーブルにしますが、コミュニティ ストリングへのアクセスは許可しません。

ステップ 4

snmp-server community string2 rw

 

Router(config)# snmp-server community private rw

MIB 内の全オブジェクトに対する読み取りおよび書き込みアクセス権をイネーブルにしますが、コミュニティ ストリングへのアクセスは許可しません。

ステップ 5

snmp-server host { hostname | ip-address } [ vrf vrf-name ] [ traps | informs ] [ version { 1 | 2c | 3 [ auth | noauth | priv ]}] community-string [ udp-port port ] [ notification-type ]

 

Router(config)# snmp-server host 172.20.2.162 version 2c public ospf

SNMP 通知操作の受信者(ターゲット ホスト)を指定します。

notification-type が指定されていない場合は、イネーブルになっている全通知(トラップまたは応答要求)が、指定されたホストに送信されます。

指定されたホストに OSPF 通知だけを送信するには、オプションの ospf キーワードを notification-types の 1 つとして指定します (例を参照)。 ospf キーワードを入力すると、ospfSetTrap トラップ コントロール MIB オブジェクトがイネーブルになります。

ステップ 6

snmp-server enable traps ospf

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf

OSPF MIB 内に定義されている全 SNMP 通知をイネーブルにします。


) このステップが必要となるのは、全 OSPF トラップをイネーブルにする場合だけです。no snmp-server enable traps ospf コマンドを入力すると、全 OSPF トラップがディセーブルになります。


ステップ 7

end

 

Router(config)# end

コンフィギュレーション セッションを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

この次の手順

一部の OSPF トラップだけをイネーブルにする場合は、次の項のステップに従い、1 つまたは複数の OSPF トラップのタイプを選択してイネーブルにします。

「特定の OSPF トラップのイネーブル化」

特定の OSPF トラップのイネーブル化

snmp-server enable traps ospf コマンドを入力して全 OSPF トラップをイネーブルにする代わりに、この項に記載するコマンドを 1 つまたは複数使用して、各トラップを個別に選択するか、またはトラップのサブセットを選択してイネーブルにすることができます。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. snmp-server enable traps ospf cisco-specific errors [ config-error ] [ virt-config-error ]

4. snmp-server enable traps ospf cisco-specific retransmit [ packets ] [ virt-packets ]

5. snmp-server enable traps ospf cisco-specific state-change [ nssa-trans-change ] [ shamlink-state-change ]

6. snmp-server enable traps ospf cisco-specific lsa [ lsa-maxage ] [ lsa-originate ]

7. snmp-server enable traps ospf errors [ authentication-failure ] [ bad-packet ] [ config-error ] [ virt-authentication-failure ] [ virt-config-error ]

8. snmp-server enable traps ospf lsa [ lsa-maxage ] [ lsa-originate ]

9. snmp-server enable traps ospf rate-limit seconds trap-number

10. snmp-server enable traps ospf retransmit [ packets ] [ virt-packets ]

11. snmp-server enable traps ospf state-change [ if-state-change ] [ neighbor-state-change ] [ virtif-state-change ] [ virtneighbor-state-change ]

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

snmp-server enable traps ospf cisco-specific errors [ config-error ] [ virt-config-error ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf cisco-specific errors config-error

シスコ固有の OSPF 設定ミスマッチ エラーに関する SNMP 通知をイネーブルにします。

snmp-server enable traps ospf cisco-specific errors コマンドに、オプションの virt-config-error キーワードを指定して実行すると、仮想インターフェイスに関する設定ミスマッチ エラーの SNMP 通知だけがイネーブルになります。

ステップ 4

snmp-server enable traps ospf cisco-specific retransmit [ packets ] [ virt-packets ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf cisco-specific retransmit packets virt-packets

パケットの再送信に関するシスコ固有の OSPF エラーに対するエラー トラップをイネーブルにします。

snmp-server enable traps ospf cisco-specific retransmit コマンドに、オプションの virt-packets キーワードを指定して実行すると、仮想インターフェイスに関する再送信パケットの SNMP 通知だけがイネーブルになります。

ステップ 5

snmp-server enable traps ospf cisco-specific state-change [ nssa-trans-change ] [ shamlink-state-change ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf cisco-specific state-change

シスコ固有の OSPF 移行状態の変化に対する全エラー トラップをイネーブルにします。

ステップ 6

snmp-server enable traps ospf cisco-specific lsa [ lsa-maxage ] [ lsa-originate ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf cisco-specific lsa

不透明 LSA に対するエラー トラップをイネーブルにします。

ステップ 7

snmp-server enable traps ospf errors [ authentication-failure ] [ bad-packet ] [ config-error ] [ virt-authentication-failure ] [ virt-config-error ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf errors virt-config-error

OSPF 設定エラーに対するエラー トラップをイネーブルにします。

snmp-server enable traps ospf errors コマンドに、オプションの virt-config-error キーワードを指定して実行すると、仮想インターフェイスに関する OSPF 設定エラーの SNMP 通知だけがイネーブルになります。

ステップ 8

snmp-server enable traps ospf lsa [ lsa-maxage ] [ lsa-originate ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf lsa

OSPF LSA エラーに対するエラー トラップをイネーブルにします。

ステップ 9

snmp-server enable traps ospf rate-limit seconds trap-number

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf rate-limit 20 20

各 OSPF SNMP 通知のレート制限ウィンドウで、SNMP OSPF 通知の数に対するレート制限を設定します。

ステップ 10

snmp-server enable traps ospf retransmit [ packets ] [ virt-packets ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf retransmit

再送信パケットに関する SNMP OSPF 通知をイネーブルにします。

ステップ 11

snmp-server enable traps ospf state-change [ if-state-change ] [ neighbor-state-change ] [ virtif-state-change ] [ virtneighbor-state-change ]

 

Router(config)# snmp-server enable traps ospf state-change

OSPF の移行状態の変化に関する SNMP OSPF 通知をイネーブルにします。

ルータ上の OSPF MIB トラップの確認

この手順で、OSPF MIB サポートがイネーブルになっていることを確認します。

手順の概要

1. enable

2. show running-config [ options ]

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

show running-config [ options ]

 

Router# show running-config | include traps

現在の実行コンフィギュレーション ファイルの内容を表示します。イネーブルになっているトラップに関する情報が含まれています。

イネーブルになっているトラップを確認します。

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の設定例

次の例では、全 OSPF MIB トラップをイネーブルにし、その設定を確認します。

「OSPF MIB サポート トラップのイネーブル化と確認」

OSPF MIB サポート トラップのイネーブル化と確認

次の例では、全 OSPF トラップをイネーブルにします。

Router# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)# snmp-server enable traps ospf
Router(config)# end
 

show running-config コマンドを実行して、トラップがイネーブルになっていることを確認します。

Router# show running-config | include traps
 
snmp-server enable traps ospf

参考資料

ここでは、RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張機能に関する参考資料を紹介します。

関連資料

規格

規格
タイトル

この機能によってサポートされる新しい規格または変更された規格はありません。またこの機能による既存規格のサポートに変更はありません。

--

MIB

MIB
MIB リンク

CISCO-OSPF-MIB

CISCO-OSPF-TRAP-MIB

OSPF MIB

OSPF-TRAP-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 1850

OSPF MIB Support

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

シスコのテクニカル サポートおよびドキュメンテーション Web サイトには、数千ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、ツール、技術マニュアルへのリンクもあります。Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/techsupport

コマンド リファレンス

次に示すコマンドは、この章に記載されている機能に導入、または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、『Cisco IOS IP Routing: OSPF Command Reference』を参照してください。Cisco IOS の全コマンドの詳細については、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にあるコマンド検索ツールを使用するか、または『 Cisco IOS Master Command List 』を参照してください。

snmp-server enable traps ospf

snmp-server enable traps ospf cisco-specific errors

snmp-server enable traps ospf cisco-specific lsa

snmp-server enable traps ospf cisco-specific retransmit

snmp-server enable traps ospf cisco-specific state-change

snmp-server enable traps ospf errors

snmp-server enable traps ospf lsa

snmp-server enable traps ospf rate-limit

snmp-server enable traps ospf retransmit

snmp-server enable traps ospf state-change

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の機能情報

表 5 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートする Cisco IOS および Catalyst OS のソフトウェア イメージを判別できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 5 に、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリース群で特定の機能をサポートする Cisco IOS ソフトウェア リリースだけを示します。特に明記されていない限り、Cisco IOS ソフトウェア リリース群の後続のリリースでもこの機能をサポートします。


 

表 5 RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張の機能情報

機能名
リリース
機能情報

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張

12.0(26)S
12.3(4)T
12.2(25)S
12.2(27)SBC
12.2(31)SB2

RFC 1850 の OSPF MIB サポートおよび最新の拡張機能では、Open Shortest Path First(OSPF)ルーティング プロトコルに、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)による監視機能が追加されます。MIB オブジェクトを使用すると、プロトコル パラメータに関連する情報や、移行状態の変化などの重大なネットワーク イベントの発生を示すトラップ通知オブジェクトを収集できます。これによって、OSPF ネットワークの状態変化を、より効果的な方法で常に監視できるようになります。OSPF の MIB オブジェクトおよびトラップ オブジェクトによって収集したプロトコル情報からは、ネットワーク全体のパフォーマンスの監視と改善に役立つ統計情報を生成できます。