Cisco IOS IP ルーティング: OSPF コンフィギュレーション ガイド
OSPF エリア中継機能
OSPF エリア中継機能
発行日;2012/01/30 | 英語版ドキュメント(2011/04/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

OSPF エリア中継機能

この章で紹介する機能情報の入手方法

この章の構成

OSPF エリア中継機能について

OSPF エリア中継機能の動作

OSPF エリア中継機能をディセーブルにする方法

エリア境界ルータでの OSPF エリア中継機能のディセーブル化

参考資料

関連資料

規格

MIB

RFC

シスコのテクニカル サポート

コマンド リファレンス

OSPF エリア中継機能の機能情報

OSPF エリア中継機能

OSPF エリア中継機能は、通常では仮想リンク パスを通過する必要のある転送トラフィックが、中継エリアを介してより短時間で通過できるパスを検出する機能を、OSPF エリア境界ルータ(ABR)に提供します。この機能により、Cisco IOS ソフトウェアは RFC 2328 に準拠したものとなります。

この章で紹介する機能情報の入手方法

お使いのソフトウェア リリースが、このモジュールで説明されている機能の一部をサポートしていないことがあります。最新の機能情報および警告については、ご使用のプラットフォームおよびソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。この章に記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「OSPF エリア中継機能の機能情報」 を参照してください。

プラットフォームのサポートおよび Cisco IOS および Catalyst OS ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスしてください。Cisco.com のアカウントは必要ありません。

OSPF エリア中継機能について

OSPF エリア中継機能を使用するには、次のセクションで説明する概念を理解する必要があります。

「OSPF エリア中継機能の動作」

OSPF エリア中継機能の動作

OSPF エリア中継機能はデフォルトでイネーブルになっています。RFC 2328 では、OSPF エリア中継機能が、OSPF エリア自身において発信と着信のいずれでもないデータ トラフィックを伝送するエリアの機能として定義されています。この機能により、OSPF ABR は中継エリアを介した短いパスを検出できるようになり、最適ではない仮想リンクまたは仮想パスを使用する代わりに、検出されたパスでトラフィックを転送できるようになります。

OSPF エリア中継機能の詳細については、次の URL にある RFC 2328「 OSPF Version 2 」を参照してください。

http://www.faqs.org/rfcs/rfc2328.html

OSPF エリア中継機能をディセーブルにする方法

ここでは、次の手順について説明します。

「エリア境界ルータでの OSPF エリア中継機能のディセーブル化」(必須)

エリア境界ルータでの OSPF エリア中継機能のディセーブル化

このタスクでは、OSPF ABR で OSPF エリア中継機能をディセーブルにする方法について説明します。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. router ospf process-id [ vrf vpn-name ]

4. no capability transit

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

router ospf process-id [ vrf vpn-name ]

 

Router(config)# router ospf 100

OSPF ルーティングをイネーブルにして、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。

process-id 引数は OSPF プロセスを示します。

ステップ 4

no capability transit

 

Router(config-router)# no capability transit

OSPF エリア中継機能を、ルータが処理するすべてのエリアでディセーブルにします。

参考資料

ここでは、OSPF エリア中継機能に関する参考資料を紹介します。

関連資料

関連項目
参照先

OSPF の設定

Configuring OSPF 」モジュール

規格

規格
タイトル

なし

--

MIB

MIB
MIB リンク

なし

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 2328

OSPF Version 2

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。

テクニカル サポートを受ける

ソフトウェアをダウンロードする

セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける

ツールおよびリソースへアクセスする

Product Alert の受信登録

Field Notice の受信登録

Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索

Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する

トレーニング リソースへアクセスする

TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/techsupport

コマンド リファレンス

次に示すコマンドは、この章に記載されている機能に導入、または変更されたものです。これらのコマンドの詳細については、 『IOS IP Routing: OSPF Command Reference』 を参照してください。Cisco IOS の全コマンドの詳細については、 http://tools.cisco.com/Support/CLILookup にあるコマンド検索ツールを使用するか、または『 Cisco IOS Master Command List 』を参照してください。

OSPF エリア中継機能の機能情報

表 1 に、この機能のリリース履歴を示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートする Cisco IOS および Catalyst OS のソフトウェア イメージを判別できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 1 に、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリース群で特定の機能をサポートする Cisco IOS ソフトウェア リリースだけを示します。特に明記されていない限り、Cisco IOS ソフトウェア リリース群の後続のリリースでもこの機能をサポートします。



) Cisco 12000 シリーズ インターネット ルータのソフトウェア イメージは、Cisco IOS リリース 12.0(27)S1 まで延長されました。


 

表 1 OSPF エリア中継機能の機能情報

機能名
リリース
機能情報

OSPF エリア中継機能

12.0(27)S
12.3(7)T
12.2(25)S
12.2(27)SBC
12.2(33)SRA
12.2(33)SXH

OSPF エリア中継機能は、通常では仮想リンク パスを通過する必要のある転送トラフィックが、中継エリアを介してより短時間で通過できるパスを検出する機能を、OSPF エリア境界ルータ(ABR)に提供します。この機能により、Cisco IOS ソフトウェアが RFC 2328 に準拠したものとなります。